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音楽家 フィオン は 調香師 エレオノーレ に投票した
人形使い ゾフィヤ は 調香師 エレオノーレ に投票した
吟遊詩人 セルウィン は 調香師 エレオノーレ に投票した
村民 ディルドレ は 音楽家 フィオン に投票した
元旅楽師 シュテラ は 調香師 エレオノーレ に投票した
調香師 エレオノーレ は 人形使い ゾフィヤ に投票した
音楽家 フィオン に 1人が投票した
人形使い ゾフィヤ に 1人が投票した
調香師 エレオノーレ に 4人が投票した
調香師 エレオノーレ は村人の手により処刑された……
村民 ディルドレ は、人形使い ゾフィヤ を占った。
次の日の朝、村民 ディルドレ が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、音楽家 フィオン、人形使い ゾフィヤ、吟遊詩人 セルウィン、元旅楽師 シュテラの4名。
[抑える手も、そういう感覚をなくして。
ゾフィアが何か言っていても、もう届くこともなくて。
そのとき、ようやく悟ったことに、わずかに口許がほころんだ気がした。
目蓋が落ちたような気がした。
すべては、これで、終わったのだ**]
/*
さて、来たよ最終日……は、いいんだが。
デフォ…………ここで、ゾフィヤって。
ここは、自殺デフォでわらいを取る所だろ!(違
[言葉の意味は掴めなかった]
何言ってるの。
[眉を寄せることもなく、言葉は淡々と紡がれる。
それ以上近づかれることを拒絶するかのように、霧は立ちこめる。
それでも向かってくるならば、容赦なく傷つけた。
苦しもうと、涙を流そうと、少年は顔色一つ変えない]
[だって、ボクはこいつが嫌いで]
[嫌だと言うのに、構ってくるのが鬱陶しくて]
[傷つくならば寄りつかなければいいのに]
[勝手に近寄ってくるのはこいつで]
[だから、ボクは悪くない]
[悪くない]
……馬鹿じゃないの。
[少年の負の感情から構成される霧は、少年自身を傷つけはしない。
その中心から手を伸ばし、義妹の右手首を掴んで、次には思い切り突き飛ばした]
[触れられるのを厭うたのか、――或いはこれ以上触れさせまいとしたのか。
何れにせよ、自分から義妹に触れたことなんて、彼女が迷子になったあの日以来のことだった。
近づく者がいなくなれば、霧はただの霧に戻る。
その中央で、今触れたばかりの手をじっと見つめていた]
― 庭園 ―
[自由になる腕。
吹き上げる紅。
崩れ落ちるディルドレ。
全てがスローモーションの動きに見える中。
その中で、ただ呆然と立ち尽くしていた]
……………。
[視線が倒れるディルドレへと向かう。
不意に、こちらを見た彼女の目と自分の目が合った。
ひゅ、と短く息を飲んだ]
そ、んな……。
……───っぁ!!
[ディルドレを見詰めたまま呟いて。
直後、走った頭への鋭い痛みに耐えるように瞳を瞑った]
[脳裏を巡るのは今まで知らなかった人狼としての記憶。
もう一つの人格のもの。
『場』が出来て人を襲ったこと、死者を見立てて人形を壊したこと。
更には過去に遭遇した『場』でのこと等、全てを見せ付けられ、自分の記憶として手に入れた]
全部 私がやったんだね。
[既に事切れた相手。
自分を人狼と見抜いた者。
動かぬ彼女に近付くと、無造作に掴み上げ、思い切り宙へと放り投げた]
バイバイ、忌々しき『見出す者』。
そこで私が生き残るのを見てると良いわ。
[その先には庭園の傍に湛えられる滝壺。
物の落ちる大きな水音が響いた。
ディルドレの遺体は滝の勢いも相まって、滝壺の底へと沈んでいく]
人形使い ゾフィヤは、音楽家 フィオン を投票先に選びました。
人形使い ゾフィヤは、元旅楽師 シュテラ を能力(襲う)の対象に選びました。
っは。ぁ。
薔薇……?
[部屋の中に広がっていたその花の香りを。
大きく息を吸い込むことで認識して瞬く]
………。
[ソファの上に横たわるエレオノーレの方を見て。
その手に握られた小瓶を見て。
もう一度深く吸い込み、大きく吐き]
フィオンにはもうこれ以上。
偽りを重ねたくなくて。
[若草色を見上げて]
でも我儘でした。
忘れてください。
[それを伝えれば例え生き残れても。
幸せな未来は拓けないだろうことを思い出して。
自分の中に仕舞いこもうとした]
元旅楽師 シュテラが「時間を進める」を選択しました
[ゾフィヤが人狼としての記憶を我が物としたため、幼い聲を持つイサーラは赤い世界から掻き消えた]
真なるイサーラは私。
本来なら、イサーラ(覚醒)の名は私にしか名乗れないのよ。
[別たれていた二つの人格。
今は統合され、それは新たなる人格を作り出す。
不完全な覚醒から完全なる覚醒へ。
18年越しに、ようやく本当の自分を手に入れたのだった]
/*
さてシュテラが→ゾフィアは無理だろうなぁ…。
そしてフィオンが→シュテラも無理。
セルウィンはどう動くかな。
個人的にはシュテラだけ死亡とか、セルウィンVSフィオンとかが熱いんだが(
女子だけ生き残り!(
*/
[朝、起きて。
聴こえてきたのは、フィオンの奏でているものだろう旋律だった。
聞き覚えのないそれを耳にしながらシュテラから託されたアデルの遺品をしまおうと、書机の上に置いたままの鞄を開いた。
この邸に来てからこれを開いたのは、今腰につけているナイフを取り出した時と今、この時だけだ。
この鞄の中に入っているのは、母から渡された父譲りのマンドリンに、自分が幼い頃から使ってきたジャグリングの道具一式。
それと、小さな───黒髪の、可愛らしい少女の人形。
鞄の中にアデルの本をそっとしまい、代わりにその人形を手に取って。
これをくれた彼女────人形と同じ、黒髪の彼女のことを考えていた。]
[あれは、フィオンと再会して暫く経った後のこと。
その時に滞在していた街はあまり良い土地柄ではなく、酔っ払い同士の争いや諍いなど珍しくもなく。
そんなところで歌など歌っても受けるわけもないからと、ジャグリングを披露して路銀を稼いでいた、ある日。
いつものように芸を披露している自分の周囲に出来た人垣の後ろの方で見ている黒い髪の少女が目に入った。
この辺りで女の子が一人でいるなんて珍しいなどと思いながら見ていたら、案の定酔っ払った中年がその少女に近付いてきて。
いつものことだから、と。見るからに嫌そうな顔をしている少女を助けようとするものはいなかった。
その内、男の態度が段々とあつかましいものに変わっていって、少女の手を掴もうとしたのには流石に黙って見ていられなくなって。
つい、手に持っていたナイフを投げていた。]
[男の鼻先を掠めるように投げたナイフは結構な脅しになったのだろう。
情けない悲鳴を上げて男は立ち去っていった。
ひょっとしたら自分の客に迷惑をかけられては困ると言って向けた笑顔も原因だったかもしれないが、それは憶測。
集まっていた客達からは、これも演出の一つだと思われたらしくその日のお代は普段よりも多くもらえた。
こんなにもらえたのは君のおかげだから、と絡まれていた少女を食事に誘って、その席で一人で旅を始めたところだと聞いて。
もし良ければ暫く同行させてくれないかと言ったのは、放っておけないと思ったからだった。
そんな申し出をしたこちらに警戒はされていたと思うけれど、旅に慣れるまで、と言って彼女は頷いてくれた。
それがこんな長い付き合いになるとは、あの時には思っていなかったけれど。]
[何故あの時、放っておけないなんて思ったのか。
女性が絡まれている所なんて珍しくもないし、あの時まで自分から関わったりしたことなどなかった。
ゾーイと同行するようになってからは、そういう場に遭遇したらなるべく助けるようにはなったけれど、それでも一緒に行動したりすることはなく。
お礼の手紙などをもらっても、返事を返したこともなかった。
どうして彼女にだけ、そうしたのか、なんて。
考えずとも、解る。]
[最初は、フィオナと重なって見えていた。
別に似ていたわけじゃない、けれど。
フィオンの態度に、フィオナ達がもう生きてはいないだろうことを察した。
自分の知らないところで彼らに、彼女に。
何かがあって、もうあえなくなったと。それが、辛かった。悔しかった。
だから、目の前で困っている彼女を見過ごすことが、我慢出来なかったのだ。
何かがあって、何とかできるのに、何もしないなんて、できなかったから。
もっともそれに気付いたのは、ゾーイと知り合った後暫く連絡が途絶えた時だったが。]
[そういえば、いつからだろう。
ゾフィヤさんではなく、ゾーイと呼ぶようになったのは。
彼女に対して私ではなく、俺と言うようになったのは。
いつから、ゾーイの存在はこんなにも大切になっていたのだろう。]
[だから、気がつきたくはなかった。
考えたくはなかった。
けれど、可能性はもう、彼女にしか、残されていない。]
──────…くそ …っ
[目を閉じて、舌打ちしたその時。
>>4水音が、耳に届いた。]
な、に…が…
[あった、と口に出す前に。
足は既に、駆け出していた。]
― 客室K→ ―
[未だ聞こえる赤い世界からの声。]
ふぅん?
二人から一人になった、と見るべきか…。
[そして、気付いた変化に内心で呟いた。]
[ 眠っていた ]
[ 朱金の獣に、身体を喰らわれて ]
[ その痛みを感じなくなってから、ずっと ]
[ とてもとても、疲れていたのだ ]
[ その魂は ]
闇の棘の刺さった痕が熱い……。
痛みに意識が奪われ、目が霞む。
ほんの一寸先のことすら近くできないほどだった。
……でも、忘れてくれ、とかいわれると。
はいそうですか、わかりました、って。
素直には、頷きたくなくなる、なぁ。
[それが望めないとわかっているから、こそ、口をつくのはこんな言葉で]
ま、こんな事言うとまた。
……困らせるんだろうけど、さ。
― 庭園 ―
さて、と。
さっきの音、聞きつけて来るのが居るかも知れないわね。
[足元には真新しい紅の跡。
顔や腕にも赤い飛沫が飛んでしまっている。
しかしそれらは敢えて拭うことはせず、そのまま利用することにした。
誰かが駆けつけて来る前、滝壺の方へと身体を向けて、その場にへたりと座り込む。
自分の少し後ろに、紅の溜まりが来るようにして]
[部屋の中にまで届いた水音。
そんな大きな音を出せるのは、此処くらいだろうと検討をつけた場所へと向かい、走った。
手には黒髪の少女の人形を持ったまま。
途中エントランスを通り過ぎる時、ただ一体残されただけで無残に傷つけられた人形たちの姿が目に入ると足は一旦止まったが。
唇を強くかみ締め、頭を振って。
外へと飛び出して、向かったのは。
薔薇の香りに満ちた、庭園。]
― 庭園 ―
[咲き誇る薔薇の香りのなか、この数日で何度嗅いだか知れない鉄錆の臭いに気付く。
今度は誰が───、もしかしたら彼女が、と。
脳裏に過ぎるのは、トールと共に倒れていた獣の姿、だったが。]
────…ゾー、イ。
[朱色の水溜りに座り込んでいた姿は、自分の見慣れた黒髪の、それだった。]
[ アデルの声も、イェンスのわらい声も、聞こえていたのかもしれない ]
[ けれど、目覚めることなく、眠り続けた ]
[ 漸く訪れた藍色の静寂に抱かれて ]
[ここまで来てしまえば自分が人狼であることは気付かれていてもおかしくはない。
それならばと、これまでのゾフィヤがそうだったように、自覚なき人狼を演じようと。
そちらの方がまだ情を誘えるかも知れないと言う打算があった。
いくら本人と言えども、演技でその時と同じ雰囲気を出せるかは定かでは無かったが]
[結局続きを聞くことは叶わなかった]
……何がやりたいんだ。
[傷つき倒れた少女を見る。返事はない。
小さく息を吐いて――眉を顰め、胸を押さえる。
もう一度ちらりと彼女を見て、それからまた何処かへと歩き出した。
また少し薄くなった霧を引き連れて]
[ 魂を絡めとる糸は、ディークに引き裂かれた部分ではなく、背中から伸びていた ]
[ そこに、別の「獣」に抉られた傷跡のある事は、多分、誰も知らない** ]
― 庭園 ―
ゾーイ…
[滝壺の手前で座り込んだまま、こちらを振り向いた彼女の名を呼ぶ。
また、と。
嘆くその姿に、目を伏せる。
手に持ったままだった人形は、彼女の目に映るだろうか。]
[伏せた目を開き、彼女をじっと見つめる。
瞳は、彼女がイェンスを殺してしまったあの時、彼女を案じて言った時と同じ色を湛えて。]
……今度は、誰を?
[そう問う声は、ひどく淡々とした響きだった。]
……っ!?
[駆け抜けたのは、痛み。
覚えのある、そして、一番忘れたい感覚が苛む]
な……これっ……。
[思い出したくないのに思い出すのは。
対たる半身の命が奪われた時の感触]
……また……対……消え……。
[朱花を散らした時とはまた、異なる痛み。
強い眩暈が感じられ、よろめいた身体をピアノに預けるようにして、どうにか支える]
……く。
[頭が痛む。
昨日、ディルドレは、ここで何と言っていたか。
それを、思い起こせば痛みの所以は察しがつく]
まさ、か。
……一人で、突っ込んだ……の、か、よ?
[冷静に考えたなら、それも已む無し──という状況を作ったのは、自分なのだが]
なん、で。そんな……無茶っ!
[つい、悪態は口をついた]
吟遊詩人 セルウィンは、人形使い ゾフィヤ を投票先に選びました。
― 三階・展望室 ―
誰よりも、大切な人。だから。
[虚を突かれて。零れ落ちた言葉。
奏でられる音以上に今大切となっているのは存在そのもの。
けれど確りと自覚する前に、目の前でも変化は起きて]
― 庭園 ―
───…ん?
…あぁ、持ってきちゃったか。
[それ、と言うゾーイの視線の先は自分の片手で。
言われてようやく、彼女からもらったそれを手に持ったままだったと気付き。
自分が思っている以上に、落ち着いてはいないのだと思いながら。
冷静でいられないのは当たり前か、と内心呟いて、微かに自嘲めいた笑みを浮かべた。]
― 三階・展望室 ―
フィオン!
大丈夫…じゃない、ですよね。
まずは座ってください。
[ふらつく身体を支えられるだけの力が自分にはない。
それでも慌てて、今度はこちらが手を伸ばして。
どうにか支えられたのを確認するとピアノの椅子を引き寄せた]
……従えば無上の快楽を。抗えば苦痛を。
[知識の一端は、場がどういうものか知る者には真新しくもなんともない事実だろう]
止めようとしてくれたのに。私が。
大切な人を奪ってしまった後でもあるから。
もし見つけてしまったのなら、止まれなかったことでしょう。
― 庭園 ―
[けれど、浮かべた笑みはすぐに打ち消して。]
────…そう、か。
[彼女が、ディルドレが襲ってきたと、だから殺した、と。
それを聞いて、また、目を伏せた。]
なぁ、ゾーイ。
俺、さ。
ガキの頃は、父さんと母さんと旅してたって、話したろ。
月のいとし子は残る要素全てを壊して。
それによって場を開放したいと。
そう願っているみたいでした。
人形が、そう示していました。
そうして欲しくはないけれど……。
[なのにまだ、望みを優先しても動けない。
待てばその通りにしかならないと、そう思うのに]
[寝ている姿に気づくと膝枕をしてそっとその頭を撫でる]
ふむ…
[寝顔を覗き込んでから]
思えば生きている間は、心はトールに、体はディークにといった感じだったな。
[さらりととんでもないことを告げてから寝ている唇にそっと優しく唇を触れさせる]
ガキの頃は知りもしなかったけど、一人になって初めて、父さんの凄さを知った。
いつだって、父さんの息子だからって、そう言われて。
俺の歌なんか、聴いてくれるヤツいなかった。
[穏やかに語りかけるのは、今の状況と関係のないこと。
ゾーイから戸惑いが見えても、構わずに話し続ける。]
だから。
お前が初めてだったんだ。
俺の歌を聴きたいって、そう言ってくれたのは。
[出会って、共に旅をすることになって。
次に向かった街で、初めて歌った時。
もっと聴きたいと言ってくれた。
嬉しそうな彼女の笑顔に、きっと自分は─]
[ 友はどうしているのだろう。
そう思った次の瞬間に、映し出されたのは朱金色の獣の姿。
先に聞いた銃声の正体を知るのは、その毛並みが赤く染まってから。
既に終焉へと向かっていた状況から、何が起こったかを知るまでには時間がかかった。
己と同じく、物言わぬ身となった三者を瞬きもせずに眺める。
――やがて視界に歪みが生じたかと思えば、彼らの姿は闇に包まれた。]
[ それから、生のあったときには狭い範囲にしか向けていなかった意識を、徐々に広げていく。
己の言葉に呼応した、『朱花』の少女を。
死せる者を見極める青年を。
死を齎した、偽りを紡ぐ娘を。]
真実よりも、絆を選んだということかな。
[ 交錯する思惑の一端を知り、一つの芝居を観る客のように独り言ちる。]
[ それも ―― 対峙する『生ける者を見極めし存在』と『人狼』へと場面が移れば、他人事染みた様相も、一時、鳴りを潜めた。]
……ああ、全く。
[ 無茶をする人だ、と。
呟きは音になりきらずに消えた。]
[ 終わりに、旅人の青年と娘の姿とを垣間見て、世界は再び、藍色の靄の中に鎖される。]
いずれの結末を選ぶかは、『舞台』上の役者――生者次第か。
観るものによっては、喜劇とも悲劇とも言えそうだ。
しかし、あれだな。
場合によっては――
この色惚けどもが、と罵らざるを得ないことになるのか。
物語としては美しいけれど、当事者となると微妙な気分だな。おい。
[ 舞台を下りた人間は場違いな感想を漏らした。視線は遠い。
役者ではなく、演出家でありたかったと溜息を吐く。]
ゾーイ。
俺はお前が好きだ。
出来るなら、許されるなら。
ずっと、一緒に居たい。
[穏やかな声音のまま、まっすぐに彼女を見つめて。]
[ 危うく怨嗟の言葉まで吐きかけたところで頭を振り、]
……誰か、他に居るのかな。
[思考を他へと転じた。
道らしき道もない、藍色に包まれた空間。
繋がりを求めるように、糸を手繰って*歩みだした*。]
……それでも、俺が。
聞き分けてれば、多少は。
違った……かも、な。
[冷静さを失し、結局平行線に終わったやり取りを苦く思い返す。
あの時、受け入れていれば。
そんな、出来なかった仮定には、意味などないのだけれど]
[ディークの特別との言葉にじっとそちらを見てから、小さな笑みとともに]
感謝する。
私は、幸せ者だな。
[生前よりは幾分か感情の色は多く伺えただろうか**]
……ま、そのために何ができるか、なんて、わかりゃしない、けれど。
ここで引きこもってても、仕方ないんだし。
……行く、か?
[目を開けて、問いかける。
若草色に浮かぶのは、静かないろ]
ぁ……、………。
[けれどそれも直ぐに困惑の色へと変わる。
本心に従うなら喜ぶべきもの。
しかしこの状況で、このタイミングで言うと言うことは、おそらく…]
[その予想通り、セルウィンは気付いていた。
自分が人狼であることを。
残った者達が気付く可能性は高かったのだから、当初の予定通り自覚なき人狼の振りをすれば良かったのに]
[何故か、出来なかった]
……………馬鹿ウィニー。
なんで、今言うのよぅ。
[ぽつりと悪態をつき、ぽろぽろと涙を零し始める。
嬉しいのと、悲しいのと、悔しいのと。
色々な感情が混ざり合って、よく分からない状態になっていた]
…うん、ごめんな。
[馬鹿と。
何で今言うの、と。
そう言って涙を流す彼女に、困ったように笑って謝って。
彼女の傍まで来て、その黒髪をゆるく撫でた。
いつものように。]
───……お前に、これ以上。
殺させたく、ないんだ。
それが仕方ないことだとしても、さ。
…うん、ごめんな。
[馬鹿と。
何で今言うの、と。
そう言って涙を流す彼女に、困ったように笑って謝って。
彼女の傍まで来て、その黒髪をゆるく撫でた。
いつものように。]
― 三階・展望室 ―
実に合理的で、暴力的なシステムです。
詳しい理論までは知らないんですけど。
[そういえばハンカチは借りてしまったままだったか。
あの時は自分のを引き出す余裕がなくてそのまま借りて。
ポケットから小振りの布を取り出すと差し出した]
……強情な子供って。
呆れられてましたよね。
[聞く余裕はなかっただなんて言い訳にすぎず。
過去を変えることは誰にも出来ないけれど]
……とりあえず、中に戻らないか?
いつまでも此処にいたら、髪も服も湿って風邪ひいちまうぞ。
[そう言って差し伸べた、手を。
彼女は、取っただろうか。**]
― 展望室→ ―
……はい。
何をするにしても行かないと。
[何をどうすればいいのか。今はまだ選ぶことも出来ていないけれど。静かに問いかける若草色から眼を逸らすことはせず]
逃げることは出来ませんから。
[確りと頷いた**]
― 庭園 ―
[撫でる手が温かい。
優しいそれは涙を止めるどころか、どんどん溢れさせて行く]
私が人狼だって分かってるのに、傍に居たいとか……。
ホントに馬鹿だよ…。
[生き残ったとしても、セルウィンの傍には居られないと思っていたから、その言葉は予想外で。
とても嬉しかったのだけど、今を思うとそれは困難な道にも思えた]
…うん。
血も、落とさなきゃ、ね。
[中へと促されて、差し伸べられた手を握り返す。
移動をしながらこれからどうするかを思案。
『場』を解放するには要素となる者を殺す必要がある。
二人で生きる道を選び取るならば、方法は一つしか選べない。
困難な道を選び歩むことになるのなら。
喩え分が悪くても賭けに出てみようと、心の中で*考えていた*]
― 三階・展望室 ―
何れにせよ、今の俺たちにとっちゃ、迷惑以外の何物でもないけど、な。
[それは、以前にも感じたこと。
は、ともう一つ息を吐いて、差し出された布を受け取り]
……ああ。
散々、言われてた、よ。
[やり取りを思い返せば、責め苦とは違う痛みを感じる。
けれど、それは、押さえつけて]
……死んで欲しくない、っていうのが同じなら、尚更、何かしないと、な。
[静かに言って、ゆっくりと立ち上がる。
痛みはあるが、動けないほどではない]
それじゃ、行くか……って、その前に。
シュテラ。
これだけは、言っとく。
[この得体の知れない場所へ来てから、会った人間は少ない。会いたいわけでもないけれど。
先程見た青年も、その前に見た者も、来ているのだろうか。
歩く少年の無表情の内で、思考はぐるぐると巡る]
[ボクは悪くない]
[――本当に、悪くない?]
[最初に向こう側を見た時、あの女に慰めの声をかけた二人。
彼女は悪くないと。
それはとても気に障る言葉で、だから彼らも強く怨んだ。今も変わっていない。
けれど]
[あの時ボクが隠れなければ]
[きちんと説明していたら]
[こんなことには、ならなかった?]
[何に影響を受けたのかはわからない。
今までになかった思考が生まれ、冥い目が惑うように揺れる。
今更だし、だとしても怨む気持ちは変わらないけれど――]
[3人が死んでから、暫く歩きもせずぼんやりとしていた。
ここが死者の世界なら、弟や母はいるのだろうか
そんな事をふと考えてたが
その場合この糸は必要ない気がする
そういえば何と繋がっているのか
片方が自分の肩だというのは知れたがその先は
導のように、糸の先を探し歩きだした。]
[人の姿は相変わらずまだ見えない
イェンスやユルゲンと離れたのは失敗だったか
などとも思いながら歩くと
再び視界の先に、また情景が見えた。
いくつもの情景が、コマのように流れては消えた。]
[ふと顔を上げた時、靄が開けて窓になる。
そこに映るものを見て、目を瞬かせ、
次に大きく見開いた]
……え、
[見たのは、力を失っていく身体]
なッ、
なんで、なんでなんでなんで……!
[前後の繋がりは分からない。
問うても答えが返るはずがない。わかっていても、繰り返すしかなかった。
触れようと手を伸ばせば窓は消えてしまう。
一度消えた窓が再び開いた時、
少女の身体を運ぶ男の顔が、はっきりと焼き付いた。
腕の中の彼女はもう、動かない]
あ、……あ……
あああああぁあぁあ……ッ!
[叫びに呼応するように霧が動く。
周囲に近づくものはいないのに、針と棘と形を変えた]
なんで、……なんで……ッ
[行き場を迷う黒い凶器は、やがて一所に集まって、]
[少しの間を置き、黒い凶器は霧散して、
少年の姿も忽然と消えた。
人形から伸びる糸を辿っても、それは不自然に途切れ、見つけることはできないだろう**]
[それが治まった頃、場面はまた自分を映し出す
正確には自分の抜け殻を。
死んでから何日経っただろうか
この気候ではもう状態も悪くなりかけているだろう
血塗れた部屋は随分黒ずんでいた。
そんな中に、再び弟子はやって来る>>5:47
衛生上よろしくなくなってきた室内へ
彼女が入り込むのには複雑な顔をした。
彼女が落とした香水の香りはまだ覚えている。
トップからラストまで薔薇の香りを残しながら
サンダルウッドやムスクなどを丁寧に組み合わせた物だった。
まだ少女の範疇にある彼女にそぐわないかもしれないが
そのうちに似合うようになればいい
そんな思いも込めて。]
[銘に気づいて顔を歪めているのをみて
思わず手を伸ばしたら、また消えてしまった。
弟子の様子に眉根が寄る。
あまり休んでいないだろうし、食事も取っていないだろう。
こんな状況でしっかり食べろという方が酷なのかもしれないが。
再び弟子の姿が映るのは、フィオンと共に居る時だった。
不穏なものが流れる会話
空気が張り
嫌な予感がした。]
[絞るような声は届くはずもない
最後まで見ていられずに目を逸らし、ぎりと拳を握った。
黒ずんだ左腕が苛む。
いくつもの後悔が過ぎり――
そして諦めたように目を開けた
もうそこには靄しか無かった。]
何か判らないけれど、奇妙な喪失感を感じて涙が止まらない。
どうして?
さっきまで 見ていた夢……のせい?
それとも……
たぶん、結末は変わらなかったね。
[それでも少し視線を変えれば、横たえられたエレオノーレのなきがらに気が付く。
守ることは、また出来なかった。
――誰一人として、守りたいと少しでも願った人は守れなかった。]
/*
ぐっ
SNSコミュ
つかわせてもらってしまって
ゴメン ね ( ノノ)
と、独り言でひそひそ謝罪しつつ。
ううーん!やっぱり二日目もーしわけなかった
私が時間とっちゃったよなぁ
しかもあれだったし ごろごろすまねえ!
やっぱりやる気みせればよかtt(
/*
さて。
一応の救済策は(後付で)考えてあるのだけども。
結局役職の人形が残ってるのって『月のいとし子』だけだよね?って言うね。
しかしこれを自分でやるかはとても謎なのである。
さて気付ける人は居るのかどうか。
[示唆してないでしょーに]
― 靄の中で ―
[目を、開くと 藍色の空間。
ここはどこだろう。
私は、何をしていたんだっけ?
記憶の混乱、
私の姿は、17歳のもののまま。
右肩に糸は繋がっているけれど、
その存在に、私は今は、気付かない。
ああ
>>104歌が聞こえる……。]
(静かな雨の音聴きつつ)
(ただ過去を想い目を閉じてた)
…
[泣いて、泣いて、泣きつくしたと思っていたのに。]
(いつかは冷たいこの雨も上がるから)
[まだ零れるものがある気がするのはなぜだろう。]
……
[展望室、フィオンさんと、シュテラちゃん…。
二人の様子が見えると、
瞬きもできずに、ほろりとひとつ、涙がこぼれた。]
[>>120泣きそうな、でも、涙はこぼれない、友人の姿が、
ふっと、窓にうつるように見えて。]
…… うん…
[その言葉に、否定ではなく肯定を返す。]
でも わたしの、せいでも あったから
…ごめんね ごめん、
ごめんなさい…
[藍色の靄の中で、繰り返す謝罪は、
響くようで響かない。]
命に意味を。死に意味を。
[>>121聞こえてきた呟きを、繰り返す。
繰り返して、訊ねるような響きで、呟いた。]
いみは …… あった?
[けれどそれは届くことなく靄に、消えた。]
…
[まだ頭はぼんやりとしたままで、
一歩、二歩、足を動かす。
ふと手の中を見ると、何もなくて、
目を見開いた。]
あ
[辺りを探す、探して、また開いた窓に見えたのは、
ソファに横たわる自分の姿と、その手に持った、香水瓶。]
―――…
[消えてしまった景色に伸ばした手を見る。
靄の中、うっすらと見えた糸は、手首をくくっていた。
腕は、いつものとおり、年老いたもの。
何のための糸なのか。
理解することもなく、その糸の先をたどることもない。
周りには映像もとくにはうかばなかった。
見たい光景は、生者のところにはないのだから、それも当然だったけれど、
探しにいこうと思えずに、ただ靄の中、目を閉じた**]
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