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昼間は人間のふりをして、夜に正体を現すという人狼。
その人狼が、この村に紛れ込んでいるという噂が広がった。
村人達は半信半疑ながらも、村はずれの宿に集められることになった。
1人目、楽天家 ゲルト がやってきました。
楽天家 ゲルトは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
――葡萄色の空が、どこまでも、どこまでも広がる夜。
静かに響く、海鳴りの音。
まるで泡雪の様に漣は花を咲かせ、
透明にも虹色にも見える水が、ひたひたと遠く水平線まで続いています。
ここは何処でしょうか?
とても懐かしい場所です。
優しい潮騒に囲まれた島。
貴方の、記憶の中にある場所。
けれど――どこか違う、不思議な世界。
さぁ、もうすぐ不思議な夜が始まります。
今夜はオール・ハロウズ・イヴ。
精霊や魔女が踊り、
悪魔がこっそりと地上に罪の無い悪戯を仕掛ける日。
其処には、貴方の望む全てがあるでしょう。
お菓子の家、
蜜の湖、
素敵な衣装、
ドキドキする秘密の本、
愛しい人の笑顔。
――死者と生者との境界が混じりあい、
束の間の逢瀬を交わす時間。
……でもご注意を。
とっても悪戯好きの小悪魔たちが、
今日は私たちの周りを飛び回っているのですから。
【この村は『潮騒の村』の再戦村になります】
参加者は全て確定されています。
人狼SNSのメッセージにて参加パスワードをお送りしますので、そちらを使用してご入村ください。
【希望役職について】
見物人の方は[見物人」を選択してお入りください。
本参加者は自由です。ランダム希望でも構いません。
但し「狂神官」は開始時には外す予定ですので、ご了承をお願い申し上げます。
【村の進行について】
ランダ村です。二日目以降の投票、襲撃、能力の行使先はwhoランダムを振って決定してください。
その他の進行予定、役職の言い換え等につきましてはWikiに記載済みです。
ご一読をお願いいたします。
http://melon-cirrus.sakura.ne.jp/wiki/?%CB%FC%C0%BB%C0%E1%A4%CE%C2%BC
2人目、負傷兵 シモン がやってきました。
負傷兵 シモンは、銀狼 を希望しました(他の人には見えません)。
―墓地―
[まるで花畑のように、一面に白い小花が咲き乱れる墓地にて]
…………。
[小花に埋もれるように寝転がっていた男が、目をあけた。
視界に飛び込んでくるのは、葡萄色の夜空と、いつもより大きく感じる月。]
………月、近いな。
[眠気の取れていない声で呟くと、再び目を閉じる。
夢の中だというのに気づいているのかいないのか。
男は未だ、まどろむ。**]
3人目、仕立て屋 エルナ がやってきました。
仕立て屋 エルナは、ランダム を希望しました(他の人には見えません)。
[よつんばいになって、床を這って]
どこにいっちゃったんだろう。
あれが……針がないと、仕事にならないのに。
あ、あれかな。
[視線の先に銀がきらと光ったように感じて]
よかっ……。
/*
元村のキャラ?
そんなのガン無視です。
あれはもう別の意味で再現不可能です。
自分の発言を読むのが面倒になるくらい、句点使ってないことに衝撃を受けた。
4人目、村長 ヴァルター がやってきました。
村長 ヴァルターは、霊能者 を希望しました(他の人には見えません)。
待てよ、村に戻ってきたからには、たまっていた執務を何とかこなさなければな。
それにしても、懐かしいな。皆で楽しく過ごしていた日々が、昨日の事のようだ。
――あの騒動の後、村はどうなったかな。
[そんな独り言を言いながら、村役場があるはずのところへと*向かう*]
5人目、ならず者 ディーター がやってきました。
ならず者 ディーターは、ランダム を希望しました(他の人には見えません)。
―夢・砂浜―
[目を開ければ、彼は白い砂浜に膝を突いていた。
ゆうるりと頭を巡らし、周りを見る。
優しく打ち寄せる、波の音。
葡萄色の空に浮かぶ、目の眩む様な大きな月]
……ここ、…何処だ…?
[眩しげに瞬きし、起き上がろうと砂に手を突いた。
ざくり、とした感触に訝しげに眺めれば、白砂はひとつひとつ、小さな小さな星の形をした結晶になっていた]
………。
なんだこりゃ。…綺麗だな。
[まじまじと見つめ、手についたそれを目映い月に透かす。
白くて、透明で、淡いピンクや水色にも見えて。
飴の様だ、と思ったその瞬間には、舐め取り、舌の上に乗せていた]
―現実・涯の街―
[――寂れた街の安宿。
小さな窓があるだけの室内は暗く、空気は埃っぽく汚れて、
粗末な机の上には乱雑にカードが散らばっている。
狭い寝台の乱れたシーツの上に、彼は背を丸め、横たわっていた]
……う、…ん…。
[小さなうめき声とともに、ぼんやりと目を開ける。
紅い髪がぱらりと枕の上に散らばり、痩せた頬が、僅かに痙攣した。
ひとつ、寝返り。
ぼやけた金色の瞳は薄汚れた天井を見上げると、小さく、つぶやいた]
……金平糖…。
パン屋 オットー が見物人として参加しました。
パン屋 オットーは、見物人 を希望しました(他の人には見えません)。
[気が付くと、暖かい部屋の中にいた。あたりは薄暗いが、隣の部屋の扉の隙間から、ぼんやりと明るい光が漏れている]
あれ……?
ここ、どこだっけ。
[ソファーらしきものに身体を預けながら、ぼーっとあたりをうかがう。
聞こえてくるのは、ささやき声。あかるいざわめき。
扉の向こうには複数の人の気配。……懐かしい、気配たち。
それを知覚して、飛び起きる]
……うそ。
いや、……そうじゃなくて。
夢か。
[頬をつねろうとして、あわててぎゅっと手を握る。そんなことで終わらせるなんて、もったいない。どこか懐かしい空間。心が躍る]
[うろうろしていると、……ふいに、眠気がどすんと襲ってきた。
ここは夢。だから、ここで眠ったら、夢は終わるような気がする]
……なん、だろ。何これ。
俺もうちょっと、ここに……。
[かぼちゃの形をしたオレンジ色の丸いクッションをぎゅう、と抱きかかえながら、どさりとソファーに突っ伏す]
(……すごいすごいすごいねむい。”起こされて”る)
[あちらで、誰かに、起こされるような状況。
眠ってはいけないときに、眠ってしまっているということ。つまり――]
……ううっ。なんか、もう……。
やだよう………、もうちょっと………。
[遅刻しそうな朝に、あと30分寝かせてと言うように呟く。
でも。恋人との甘い朝のやりとりならともかく、見張りが居眠りしていたら即座に叩き起こされるに決まっている。
せめて、5分。もう少しだけ。
あの扉に手が届くまで。
口の中でもごもごと悪態をつきながら、かぼちゃクッションに体重を預ける。もうなんかめちゃくちゃねむい。ひどい。
ごろんと床に転がったのか、ソファーに収まったのか。
よくわからないまま、現実感(夢だけど!)が薄れていく。相手は、いよいよ実力行使に出たらしい。
――ぶちん、と音を立てて、繋がりがちぎれる音がした]
………………??
………――…こんぺい、とう?
[自分の口にした言葉を不思議そうに繰り返し、
寝台に手をついて身を起こした]
痛、ぅ…。
[ガンガンと響く痛みに、顔を顰めて額を抑える]
…飲みすぎたんかね……。
なんか、変な夢見てた気が…。
[もぞもぞと起き出し、机の上から煙草を取り上げて火をつけた。
湿気たマッチはなかなか炎を点さずに、イラつく様に眉を寄せる]
………。
[ぼんやりと暫く紫煙に意識を任せながら、指先で散らばるタロットを混ぜ、ひとつの山に纏めた]
…ワン・オラクル。
[呟きながら、纏められた山から一枚を引く]
――……またコレかよ。
たまにはほかのカードが現れてもいいようなモンだが。
[苦笑しながらカードを指先に挟み、くるくると回した。
落雷する塔の描かれたカード。毎朝の『ちょっとした日課』に、
このカードしか現れなくなってから、もうどれ位経つというのか]
[煙草をにじり消して、額に鬱陶しくかかる髪をかきあげる。
『塔』のカードを元に戻し、もう一度纏め上げようとして、一番下に隠れている『何か』に気づき手を止めた]
……???
何だこれ。
[引っ張り出すと、それは見覚えの無い封筒]
― 夢・自宅 ―
ん……。あれ?
[薄目を開けると、仕事場の机に突っ伏していた。]
夢。だったのかなぁ……。
でも。夢で良かった……。
……ん?
[ふと机の端に白いものを捕らえて、顔だけをあげた格好でそれをひょいとつまみ上げ。]
なんだろ?これ。
[何も書かれていない真っ白なカード。それを裏返してみれば]
かぼ…ちゃ?
やけに可愛らしいけど……。こんなの誰かにもらったっけ?
[首を捻るが、答えは出てこない。]
まっいいか。
[起き上がると、窓辺に寄り、カーテンをしゃっという音とともに開く。]
わぁっ。
[視界に飛び込んできた空の色は、夕焼けというには蒼く。宵闇というには朱く。
中央には明るい大きなお月さま。
吸い込まれそうになるほどのその月を、暫く見つめて。
そのまま光に誘われるように、家を出た]
6人目、神父 ジムゾン がやってきました。
神父 ジムゾンは、首無騎士 を希望しました(他の人には見えません)。
─夢:礼拝堂─
[小さな礼拝堂に、ほのりと灯るは優しきオレンジの蝋燭の火。
木で出来た古びた礼拝堂は、さして豪華なものではないけれど、
村の暖かさを象徴するような、優しい居心地の良さに、
今も変わらず包まれているようでした。
───そう、あの頃と変わらぬように。]
Gloria in excelsis deo.
(いと高きところの神の栄光。)
Et in terra pax hominibus bonae voluntatis.
(それは、地に平和をもたらし、人に良き行いをもたらす。)
Quitollis peccata mundi, miserere nobis.
(この世の罪を取り除き給いしもの、我らを憐れみたまえ。)
Quitollis peccata mundi, suscipe deprecationem nostram.
(この世の罪を取り除き給いしもの、我らの願いを聞き入れたまえ。)
Qui sedes ad dexteram patris, miserere nobis.
(父の右に座し給うもの、我らを憐れみたまえ。)
Cum Sancto spritu, in gloria dei patris, …Amen.
(聖霊とともに、父なる神の栄光のもとに。アーメン。 )
[祈りの声が、礼拝堂に響きます。
どれほどの時を、そうして静かに過ごしたでしょう。
神父は目を開けて、やがてにこりと微笑みました。]
───もう、そんな季節ですか。
[振り返れば、戸口から吹き込む秋の気配。
誘われるように足を向けて、神父はふと足を止めました。]
お、おもくてつぶれる。。。
か、かじるな痛てえ!
でも可愛いんだよなーモフモフ
畜生…モフモフモフモフ
つーことでおひさしこんにちは
ながくてごめん><
メモは片手で書いたのでひらがなだらけのディーターです
…ああ、これはディーターの。
覚えていて、くれるかな…。
[木の机に残された、少し歪なDの文字。
引っかき傷のようなそれに目を細め、指先でそうっとなぞるのです。]
D,i,e,t……、うん?
[呟くようにして、机の傷をなぞったその瞬間。
一瞬、優しく十字架が光った──そんな風に、思えたのです。]
……気のせいかな?
[祭壇から視線を戻すと、机には一通の封筒が届いていました。
手にとって見れば、ハロウィンのカードがひらりと零れたのです。]
────ああ。
[それを目にして、神父は再び納得したように微笑みます。
夢の封筒、懐かしい気配を纏った招待状。
不思議の封筒を、今は不思議と思わない夢の魔法の時間。
教会の外には、風に飴の花を揺らした草花が、
さやと夢への誘いを歌っています。
思えばふうわり、甘い香りも漂っているようでした。]
…あの人にも、……。
[僅かに目を伏せ、唇の形がひとつの名前を紡ぎます。
銀の髪の懐かしき幻影───。
遠く、さざめくような波の音が優しく響いて*おりました。*]
―???―
[ポケットから取り出したいくつかのチョコレートを、ハロウィンのカードに乗せる。誰が出したのか。この筆跡は、どこかで見た覚えがあった。
揺れる火が、カードを明るく照らしている。
そうっとカードを手に取ると、チョコレートを落とさないように、ゆっくりと火にくべた」
……足りないよねぇ。
今は、これしかないんだ。ごめんよ。
帰りゃあいろいろ、あんだけど。
[小さな火がカードを包み、オレンジ色の炎が大きくなっていく。
すぐに燃え尽きるかと思われたカードは、炎の色を徐々に変えながら、いつまでも燃えている]
……こういうの、なんだっけ。オタキアゲとか、言うんだっけ。
うーーーん。……ケーキとかは、燃えねぇよなぁ……。
[色々と思案していると、交代を告げる鳥が来た。ため息を吐いてから、きびすを返す**]
―夢の中・村役場があるはずの場所へ向かう途中 ―
それにしても、この不思議なカード、いったい誰が……
[手に持っているカードを見やり、ふと考える。
道中で拾った謎の封筒。宛名欄には私の名前。
その封筒を開けたところ、出てきた中身が、このカードだった。しかし]
まあ、考えてもしかたないか。
[月の輝く、不思議な色の空の下、私は村役場へと向かう。
道は確か、これで合っているはずだ――]
道は合っているはずなんだが……
[周囲を見渡し、村役場と思しき建物を探すが]
おかしいな。役場はどこだ…?
[確かにここは潮騒の村のはずだ。村で暮らしていたときの記憶は、確かにあるんだ。役場もこの近くにあるはずなのだが――
道に迷ったか、それとも――]
[こつこつこつ]
…………。
[額を“何か”に、突かれているような感触]
[こつこつこつこつ]
…………ってえ
[こつこつこつこつこつこつこつこつ]
痛えっつってんだろ、おい。
[がばっと起き上がり、ざっと花を散らしながら、自分の額を突っつく“何か”へと手を伸ばす。…首を捕まえられ、ぎゃーぎゃーと騒ぐ“それ”は]
……………ペンギン?
[蝶ネクタイを着けたペンギンは、じたばたと暴れて腕から逃れると。ぺぎっ!とシモンにとび蹴りをかました。]
[再び周囲を見渡し、思案する]
……悩んでいてもしかたが無い。この辺に無くても、別の場所を探せば見つかるはずだ。
[何とかして役場にたどり着こうと、別の場所に向かう。
久々の「帰郷」、そしてハロウィンの季節の訪れで、気分が少しばかり浮いていたのは*確かだった*]
…………焼き鳥にしてやろうか?
[ぼそりと呟くと、ペンギンは抗議するように、ばたばたと羽根を震わせ。
蝶ネクタイの後ろからカードを取り出して、ぽいっと上方向に投げると、くちばしでキャッチしてシモンへと差し出す]
……どうやってしまってたんだ。
[大きさからして不可能そうに見えたのだが。
あまり深くは考えない事にして、伝書ペンギンから受け取ったカードを開く]
“Happy Halloween!”
[おなじみのカボチャお化けやゴースト、コウモリのイラストと共に、目に飛び込んできたのはそんな文字。
カードを裏返してみても、差出人の名前はなかった]
…ふぅん。そんな時期か。
…あ。
[しばらくカードを眺めてからふと視線を前にやれば、ペンギンは、役目を終えたとばかりに、ぱたぱたと空を飛んでいた]
……ペンギンって、飛べる鳥だったか。
[首を傾げながら、自分の墓石に腰を下ろす。
生前、義足だった男は、今は生身の足を組む]
ハロウィン、ね。
…今年は、化けて出てみようか?
[かつて居た、『あちらの世界』との境界が薄くなる日。仮装して、生者に混ざって村を歩いてみるのも面白いかもしれない。カードを眺めていると、そんな考えが湧いてきた。]
7人目、シスター フリーデル がやってきました。
シスター フリーデルは、魔術師 を希望しました(他の人には見えません)。
―何処かの木の上―
[さやかな月明りの下。]
[太い枝に横たわる銀の狼。]
[風が懐かしい匂いを運び、狼の鼻先を擽っていく。]
くぅ、ん……?
[緋の瞳を薄らと開きながら頭をもたげれば。はらはらくるり、何かが落ちていくのが見え。]
[視線で追えば、緑の草の上に真白な封筒**。]
8人目、宿屋の女主人 レジーナ がやってきました。
宿屋の女主人 レジーナは、夜兎 を希望しました(他の人には見えません)。
[女は鼻歌を歌いながら、照明に灯をともす]
ミイラの男が手を出した。
魔女が叩いて猫がなく、にゃう。
[カボチャをくりぬいた飾り物にろうそくを入れて、宿の入り口に吊した]
[何故か、チョコを食べて思い出したのは、パン屋の青年のこと。多分、これを届けてくれた者。]
……甘ぇ。
[口の中でチョコを溶かしながら、空を見上げた]
[女は鼻歌を歌いながら、宿を開ける準備をする。いつでも何処でも死んでも生きていても、どんなときだって一緒の手順で]
ミイラの男が手を出した。
魔女が叩いて猫がなく、にゃう。
[掃除、ベッドメイク、風呂、食事、いつもの通り、此処が何処でも変わる事なんてない]
僕の頭はどこ行った。
オレンジ色したパンプキンヘッド。
[カボチャをくりぬいた飾り物にろうそくを入れて、宿の入り口に吊す]
それにしても……人が歩いていないな。
まさか誰もいないなんて、なければいいけど。
[ぶらぶらしていると、突如として墓地に出る。]
あれ……?
[ここに来る道を通ったはずではなかったのに。]
それにしても、さ。
[宿の入り口。自分の名前を冠した宿の入り口で、自分の姿を見下ろして一言]
どうせならもうちょっと、若い頃の姿にしてくれりゃいいのにね。
[不満など、なさげに。くすりと笑うと宿の中へ。談話室の、自分の揺り椅子に腰掛ける*]
[すぐ先には金髪の青年が見えている。
声を掛けようとして、思いとどまる。
生々しい夢――いや、こちらが夢であちらが現実?
足は立ち竦んだままだった。]
9人目、村娘 パメラ がやってきました。
村娘 パメラは、C国狂人 を希望しました(他の人には見えません)。
――では、また一週間後にいらして下さい。
どうぞ、お大事に。
[柔和な笑みを浮かべ、穏やかな声で、目の前の男性にそう告げる。
男性が頭を下げて部屋を出ていくのを見届けてから、壁の時計に視線を移し]
……あと5分、ね。
[呟いて、手元のカルテに几帳面な字を綴っていく]
/*
先ずは何より、同窓会村、全員集合おめでとうございいます、ですね。
村建てのtatsuruさま、お疲れ様です、お世話になります。
忙しい方もそうでない方も、一緒に楽しめるといいなあと言いつつ。レジーナ久しぶりだなあ、よろしく。
……まるで、降ってきそうな月だな。
[独り言として呟いた言葉は、距離の関係ない夢の世界では届いてしまうだろう。
墓石に腰掛けている男を見ている、仕立て屋の元に。
ひらひらと、白い花の周りを季節はずれの蝶が飛んでいる。]
[綴った文を何度か読み返して頷くと、再び時計に視線を戻し]
――……3、2、1。
[カウントダウンを終えるが早いか、すっと立ちあがって、部屋の外に出る。
廊下を突き当たりまで歩き、古びた扉を、軽くノックして]
――先生、起きてらっしゃいます?
開けますよ、いいですね?
[返事を待たずに、失礼しますという形だけの言葉とともに、部屋の中へ]
[聞こえてくる男の声。
普通なら聞こえるはずのない距離なのに。自然と受け入れてしまっていた。]
降ってくる……ね。
それより、掴めそうじゃない?あんなに近くて……。
あそこまで飛べたら……。
[そう声にするだけで、あんなに重かった足がもう軽くなって。羽のようにふわふわと空中に浮いている。]
先生、おはようございます。
お疲れのところすみませんが、起きていただけますか?
交代の時間です。
[寝台の上、丸く盛り上がった布団をそっと揺する。
一度、二度、三度。
布団はなんの反応も示さず、部屋はしんと静まり返っっている]
………先生、起こしますよ?失礼。
[布団の中に手を差し込んで、何かを探り当て、ぐっと指先に力を込める]
[声にならない悲鳴とともに、勢いよく布団が跳ねのけられ、初老の男性が姿を現した]
おはようございます、先生。
そんなに痛がるなんて……やっぱり疲れ、溜まってるみたいですね。
お疲れのところ、大変申し上げにくいんですが…、そろそろ交代の時間です。
[未だ低い呻きを漏らす男性を助け起こし、優しく背中を撫でさすり]
…その前に、ちょっとだけ。
眠気覚ましに、身体の凝り、解しておきますね。
あっ……。
[反応があったことに驚いて。
それでもこうやって顔を見ても落ち着いていられることに安堵し。]
そっか。
なんだか隠し事……出来無そうだね。
[どんなに小声で囁いても聞こえるのだろう。]
じゃあ落ちる時は、シモンの上に落ちることにするよ。
―夢の中―
[今度現れたのは、酷く見覚えのある場所。
なつかしい、宿に現れた自室。
殺風景な内部に、ぽつんと置かれた寝台。
その上に座る自分と、バイオリンケース]
……なんだ、こりゃ。
また変な夢か…?
[かり、と顎を掻けば、指先に当たる髭の感触。――服装も容姿も込みで、自分は、あの頃の村にいるらしい]
悪夢なんだか、いい夢なんだか、なぁ…。
[そう苦く笑む]
[短いマッサージを終えると、立ち上がり]
では、後はよろしくお願いしますね。
お先に失礼します。
[軽く会釈して、二階の自室へと引き上げる。
白衣を脱いで丁寧に壁に吊るすと、寝台にぼすんと身を投げ出して]
ふぁ……、…つっかれたぁー……
[シーツに顔を埋め、細く長い溜息を漏らした]
……受け止め損ねても責任は取らない。
[避けはしないという意思を示しつつ、墓石から下り、エルナへと近づいた。少し距離をあける。]
…死者の祭りらしいな。
[ほら、とエルナに向けて振ってみたハロウィンのカード。そこからまた一粒、チョコレートが転がりでた。地面に落ちる前に、それは宙で止まって]
…誰かが、菓子をくれたらしい。
俺はさっきもらったから、多分これは、エルナの分だな。
確か、あの、妙な招待状を開いて……
それから、馬鹿馬鹿しくなってまた寝ちまった……、ん、だったかな。
……よく、覚えてねぇや。
[がりり、と髪をかき乱してため息をつく。
見回せば、確かに記憶の中と寸分の違いもない自分に与えられた部屋]
………夢だからかも、しんねえけど。
確かにこうだったよな。
清潔に、お客さんが気持ちよく使ってくれるように…、って、よく言われたっけ。
[しみひとつない天井を見上げ、僅かにくすぐったげに笑う。
――目を閉じる前に見た、寂れた暗い安宿の天井を、無意識に脳裏に思い浮かべて]
[窓をこつりと叩く音がする。
はっと顔を上げれば、窓の外には見慣れない生き物]
……猫???
[目をぱちぱちさせて立ち上がる。
窓を開けると、魔女のとんがり帽子をかぶった黒猫が、俊敏に窓から床に降り立った]
……ぅぅ、だめだわ、このままじゃ寝ちゃう。
ごはん食べて、お風呂入って…あとは…
[のろのろと起き上がり、窓辺に置かれた花瓶をそっと持ち上げる。
その拍子に、白い花びらがふうわりと舞い落ちた]
……ぁ、……
[花瓶を窓辺に戻して、花びらを拾おうとしゃがみこむ。伸ばした指先に触れたのは]
――…手紙?
こんなの、部屋に入った時、あったかしら…?
なんだよ、お前。
変な格好してるなぁ…ハロウィンの仮装か?
[思わず苦笑する。
なうううう、と鳴く猫を、床にしゃがんでなでなでなで。]
悪いが、餌はねぇ…、あ、おい。
[暫くおとなしくなでられていた黒猫は、部屋の入り口へと素早く駆け出していく。
入り口の扉はきぃと音を立てて開き、僅かな隙間から、するりと猫が抜け出した]
……そうならないことを期待してるよ。
[シモンの姿を見れば、記憶とは違い。
それなら受け止めたところで、負担にならないないのだろうなと思う。]
ああ……そういえばそんな時期だったね。
じゃあ他のやつらにも逢えるのだろうか。
[死者にも――そして生者にも。
優しくて、そしてちょっぴり哀しいあの記憶の彼にも。
きっと贈り物の主の彼に。]
……チョコレート。いただくね。
[手を伸ばして掴むと、一口に放りこむ。
口の中で転がせば淡雪のように忽ちと溶けて。]
……甘い。
どうだろうな。
少し、探し歩いてみるか?
[一緒に、とは言わず。言えず。
…謝罪はしたが、自分はエルナにとって、「処刑者」である。後ろめたさは拭えない。後ろ頭をがり、とかいた。それでも、口を開く]
……ハロウィンの衣装。
もし良かったら、用意してくれないか。
俺、どんなのでも着るし。
[追って廊下に出る。――壁に飾られた、橙色のランプの灯りがぼんやりと床を照らし、慣れ親しんだ宿の廊下を淡く曖昧な光で包み込んでいる。
ゆれる影を良く見れば、蝙蝠や黒猫や子鬼の姿を映し出していることに気づいただろう]
待て、こら…!
泥足で歩くと俺が後で掃除することになるんだっつの…!!
[無意識にそう呟き、焦って追いかける。
廊下、階段――キッチンの前を抜け、談話室の扉の前で、猫は漸く足を止めた]
……ったく、もー…!
誰の飼い猫だお前っ。世話焼かせる…!
[ベッドに腰掛け、かさりと封筒を開くと、出てきたのはカボチャの描かれた可愛らしいカード]
“Happy Halloween”……そっか、もうそんな時期なのね。
気付かなかったわ。
でも……誰が…?
[封筒の裏にも、カードにも、差し出し人の名前は見当たらず]
まったくお前、あんまり悪戯だと、その帽子ひん剥いてひもぱんでも履かせるからな!?
……なんでひもぱんなのかは、急に何かがビビッときたんで追求しねーで欲しいが。
[よくわからない事をぶつぶつ言いつつ猫を抱き上げようとした。
……が]
……?? 何だよ…。
中、入りたいのか?
[猫は体を凭れ掛けさせるようにして、扉をかりかりと引っ掻いてみせた]
あー。うん。探して見るのもいいかもね。
[シモンにとって自分がどういう感情をもたらすのまでかは気付いていなくても。
意識しないように努めて明るい声でそう言って。]
ああ、仮装の衣装なら任せておいて。
ハロウィンとなると仮面とかマントとか……。
ひもぱん
[大事なことなので、声に出して確認した。]
ああ、そういうのでよかったら喜んで用意するよ。
時間はそうかからないしね。
[目が急にらんらんと輝いたのは、注文されたことに対することである。決して注文の中身に対してではない。]
いいけど…、……何か、あるのか……?
[扉を開けようとして、僅かに躊躇う。
………確かにそこはなつかしい場所。
けれど、何か…酷いことが、そこであった気がして]
………なん、だろうなー…。
……………あれ、…なんか、ここであったような気がすんだけど……
あれ、…なんだっけ?
[夢の中なのか、それが良く思い出せないまま、ドアノブに手をかけて暫く迷う]
[首を傾げながらも、心の浮き立つような可愛らしいカードを見つめていると、自然と表情が和らぐ]
……今度、ヨアヒムたちに会いに行く時は、いっぱいお菓子持っていこうかな。
シモンとか、喜びそう。
まぁ、次の休みがいつもらえるか、甚だ疑問だけれどね……
[呻くように呟いて、とすんとベッドに倒れこむ。
灯りに翳してカードを眺めているうち、いつしか意識を手放していた]
―????―
[粉袋と小さな箱をいくつかとかぼちゃをどさりと地面に置いて、その上にオレンジのカードをひょいと載せる]
ハロウィンと言えばかぼちゃだよなー。村のはずれに野生のカボチャがあってよかった。綺麗に並んで生えてたなぁ。
[白々しく呟いてから、カードの上に火のついた紙を落とし、炎があがるのを待つ]
……終わった終わった。話つけたら、ちっと仮眠しよう。
ああ、疲れてんのに話したくねぇなぁ。どうせろくでもなーい話だし。報酬はスイス銀行に、とか言ってキリッとかしてみてぇ……。
……さぁて、どうかな。無事に届くかな……。
[しばらく見ていると、ぽん、ぽん、と音を立てて袋たちが燃えていく。大きなかぼちゃも、ぽぽぽん!と大きく燃え上がった後に、ふいっと消えうせた。残るはオレンジ色のカード]
しっかし、このカードは燃えないねぇ。燃えてるように見えるんだけどなぁ。
[カードをつまんでしげしげと見つめる。薄い紙は、うっすらと熱を持っているのみで、焦げ目などどこにも見当たらなかった。
ひとつ首を傾げてから、カードをポケットに入れて、だるそうに歩き去った**]
[シモンなら何色がいいんだろうか。
■lavenderblushのひもぱんなんかどうだろうと、早速構想を練っていると。]
口が滑った……?
そう。そうなんだ……。
じゃあ、カンフー着でいい?色はこっちの好きにしていいの?
[ちょっぴり不満そうだった。]
/*
ここでひもぱんを引いてしまうとは、なんておいし……いや、おそろしい子!
私が引いても ░▓▒▓ くらいしか出ないわ。
[躊躇ったまま、そろそろとノブを回す。
かちゃり、と金属音と共に扉は簡単に開き――
暖かな光に包まれた室内が、目の前に現れる]
………。
…………なんだ、……何でもねぇじゃねえか。
なんか、変な想像、しちまっ…………
…………
[漸く意見の一致をしたところで、頷く]
わかった。下着の心配はしなくていいんだね。
じゃあ、色とかは任せといて。
[シモンは、自分の負担を気遣って言ってくれているのだろう。
サービスとして下着も用意しておこうと思った**]
………。
[馴染みの談話室の、一番馴染みの、主の揺り椅子に。
ゆうるりと揺られているその女性の膝に、黒猫はするりと滑り込んだ]
……、−ナ…?
[恐る恐る近づき、声にならない声でそっと呼ぶ。
その人は、うとうとと心地よさそうに目を閉じ、夢の中の浅い眠りに落ちているように見えた]
[ふっと瞬きすると、目に映ったのはよく見慣れた天井。けれど、なにか違和感を感じて]
――…あら…?
あたし、今……、…
[目を擦って視線を巡らせると、やはり見慣れた調度品に取り囲まれていた。
身体を優しく受け止めているのは、幼馴染ふたりと並んで座った、あの談話室のソファー]
………、……あれ、なんでここにレジーナが…
ああ、これ夢なんだから構わねーのかっ、…そうだよな、ええと……
[暫く、どうしていいのかわからないようにおろおろと立ち竦んでいたが、猫がごろごろと喉を鳴らす音でハッとして顔を上げ、音を立てないようにそうっと控え室から毛布を持ち出してくる]
わふ???
[不思議そうに幾度か瞬き。身体を起こし、音も立てず軽やかに草の上飛び降りる。]
[傍に落ちている封筒へと鼻を寄せ、前肢を伸ばしたその時。]
[そっと、レジーナの胸から膝に毛布をかけて]
………ったく。夢の中で風邪とか引いたらバカみたいだぜ?
[憎まれ口を言いながら、泣きそうな顔で微笑った]
あっ。
いや、今仕事も請けたしさ。
そっちを先にやっておきたいから。家に戻るわ。
多分、会いたくなったらすぐ会えるみたい……だしね。
[人を探しはじめた途端に、急にここへ来る道に続いたなんてことを説明して。
家のほうに戻りかけ――]
[もう一度くるりとシモンに向き直る]
……。
[何を言おうとしたのか。それは言葉にならなくて。]
ご注文ありがとうございました!
[職人特有の元気な声で告げると、そのまま家へとふわふわと飛んでいった。**]
[ひとりが欠けてから、座らなくなっていたソファーの柔らかな感触が、これは現実ではないのだと知らせていた]
――……、……
[愛おしむように、ソファーの背をそうっと指先で何度もなぞる。
ふと視界の端に赤いものがちらついて、顔を上げ]
……ぁ。ディー…、……
[久しぶりに見る赤髪の彼が、酷く優しい手つきで、毛布を誰かにかけていた]
[彼が、そんな風に触れるのは。
その揺り椅子に腰かけて、いつもゆったりと笑っていたのは。
椅子の背から見える、明るい金髪。
女性らしいふくよかな身体。]
[音を立てずにゆっくりと立ち上がり、その人に近づいて、足元にしゃがみこんだ]
………気持ち良さそうに、…眠ってる、わね。
レジーナさん。
[膝に置かれたレジーナの手に、そっと掌を重ねて。
泣き笑いのような表情を浮かべているディーターに、息だけで囁いた]
[その瞬間]
………!?
[ハロウィンのカードがピロリロポン♪と軽快な音をたて。
きらっとオレンジ色に輝いた]
でっ……!?
[吸い込まれるような感覚。カードを持ったまま、その場から消え去った]
[眠っているレジーナを起こさないよう、息を殺してその寝顔を見つめていると。
唐突に、重く鈍い音が響いて、暖炉から何かが転がり出てきた]
―――!?
なによ、もう…カボチャ…?
[橙色の実とともに、転がり出てきたのは――]
[軽く頭を振っていたが、部屋を見回してそこがどこなのかがわかり…誰がいるのかを認識すると、視線がそこで止まった]
………パメラ。
………ディー、ター。
[懐かしい顔。…会いたかった顔]
あ。見えてるかな、俺?
[夢の世界らしいが、死者が生者に認識されるかどうか。声の調子をまず、整えて]
……ゴキゲンヨウ?
[懐かしい青い目が自分を捉えて、息を飲む]
――…シモン…?
[彼の背中を最後に見送った、あの日。
彼に言おうと決めていた言葉、言えなくなってしまった言葉]
……、…お帰り…なさ、い。…シモン。
[掠れる声で、それでもはっきりと、笑みを浮かべてそれを紡ぐ]
[懐かしい挨拶に、懸命に浮かべた笑みがふっと和らいで]
……ん。
すごく…、すっごく、ご機嫌よ。今。
シモンは、ごきげんいかが?
[床に座り込んでいるシモンに両手を差し伸べ、顔を覗き込んで笑いかけた]
……ごめんな。帰れなくて。
[それは、二人共に向けられた言葉で。]
いや、
[本当は、あれからずっと、この村に居たのだけど――]
……帰り、遅くなった。ごめん。
…ばか。何を、謝ることがあるっていうのよ。
ばかね。……シモンの、ばか……
[シモンの手を、両手で力を込めて、ぎゅううっと握り返す]
[自分の問いに返ってきた答えが、望むものであったことに、いっそう頬を緩めて]
お帰り、なさい。
…シモンに、会えて。すごく、嬉しい。
…ばか。何を、謝ることがあるっていうのよ。
ばかね。……シモンの、ばか……
[シモンの手を、両手で力を込めて、ぎゅううっと握り返す]
[自分の問いに返ってきた答えが、望むものであったことに、いっそう頬を緩めて]
お帰り、なさい。
…シモンに、会えて。すごく、嬉しい。
…それに関しちゃ、否定できないからな。
[ばか、と呼ばれる心当たりが多すぎる。]
ハロウィンの妖精も、いたずらだけじゃなく…
粋な事もするようだな。
[立ち上がり、一緒に転がってきたカボチャを眺める。たとえ、この再会が一時的なもので、忘れ去られてしまう類のものでも。
それでも、感謝したいと思った**]
…ふふ。自覚、あるんだ?
私、思う存分悪戯できるから、ハロウィンってだいすきなんだけど。
[お菓子をもらっても悪戯は欠かさなかったこれまでのハロウィンを、目を細めて思い返しながら]
今年のハロウィンが、…今までで一番、嬉しいことがありそうだわ。
[なんとなく、手を離したら消えてしまうような気がして。ぎゅっと握ったままの手とシモンの顔を、少し困ったように見比べた**]
― 夢の中・役場を探して三千里 ―
[私は未だ、役場と思しき建物を探していた。
心当たりのある場所は全て調べた。しかし役場と思しき場所は見当たらず]
変だな……また道を間違えたか……?
[ふと呟いた、その瞬間だった。私の視界に、光が差し込んできた気がしたのだ]
――ん?待てよ、今……何か光ったような……
[ふと、手元のカードを見やる。
光っていたのは、それだった]
まさか――
[そのまさかだった。カードがより一層強い光を放った瞬間――]
― 宿屋前 ―
[いったいどれだけの距離を飛ばされただろうか。
視界に飛び込んできた光景に、私は目を疑った]
……あれは……もしかして、レジーナ殿の宿屋なのか……?
[再びその建物に目を向ける。――そこにあったのは間違いなく、レジーナの宿屋だった]
ハハハ、懐かしいな。あの時と全く変わっていない。
[思えば、何かがあるたびにこの宿屋の談話室で皆と語り合ったものだ。
あの人狼騒動のときもそうだった。
「生前の」記憶が呼び覚まされる。私の心は、懐かしい気分に*満たされていた*]
>>97
[後ろから、息の様に掛けられた涼やかな声。
驚いて振り向くと、そこには記憶よりも大人びた瞳をした、亜麻色の髪の女性の姿]
――パメラ……?
アンタも……、ここに?
[これは夢の中の妄想ではないかと、暫く声をかけるのを躊躇っていたが、
包み込むように優しくレジーナに触れる手に、ふぅっと確信する]
……良く、わからねぇが。
ここは夢の中みたいだが、アンタは……たぶん、本物のパメラなんだな。
……ああ。
起きるまで、ほっとこうぜ。
……すぐ顔合わせるのも、なんつーか、なんだしよ。
[照れ臭そうにそう吐いて、見守るようなパメラの表情から慌てて目を逸らす。
その途端聞こえた>>100の音に、ぎょっとしてそちらを振り向いた]
わ、ぷ
[落ちてきた粉袋から粉が舞い上がり、しばらくもわもわと辺りを包む。
それから転がり落ちる正体不明の箱と、南瓜。
それから……]
………。
[靄が晴れた後。
惚けたように、淡い金髪の、今は五体満足な男を見つめる]
うは。どう続けようかwwwww
って二人とも深夜にしか来れないんだったかな。
まあそんときは無理やり現実戻ってリセットでいいか…。
あー………
「Trick or Treat?」
[結局、しばらくかかって思いついたのは、ありふれたハロウィンの挨拶だった**]
老人 モーリッツ が見物人として参加しました。
老人 モーリッツは、見物人 を希望しました(他の人には見えません)。
−現実・老人の家、玄関先−
ふぅ…やっと戻ってきたわい。毎週のこととはいえ、通院はめんどいんじゃ。
じゃがのう、嫌でも続けんと、この腰がますます言うこときかんようになって動けなくなるのはまっぴらごめんなんじゃ。
[ポストをカチャッと開けて]
むむ!?この老いぼれに郵便とは珍しい。医療費か保険料の請求書か!?
と思ったが、封筒に差出人が書いてないのう……なんじゃあ?
[ぶつぶつ呟きながら、家の中へ]
−現実・老人の家の中−
[ぽいっと封筒を机の上へ放り出し、背負っていた袋を下ろして、中身を並べだした]
アップルパイじゃろ、かぼちゃパイじゃろ、マロンパイにレモンパイ。
マドレーヌもたくさん仕入れたぞい。ふっふぉふぉふぉふぉ。
更に!予定外のお化けが来た時用に、ジンジャークッキー(徳用大袋)も買うてきたわ!
わしにぬかりはないんじゃ。ふぉっふぉっふぉ!
さぁさぁ、いたずら坊主のペーターめ、
いつでも爺のところへ”とりっくおあとりーと”しに来るとええんじゃ!
”はろうぃーん”は、坊主と爺のお菓子を巡る真剣勝負なんじゃ!
[...は布団の中で寝言を言っている]
ぶつぶつ……ペーターだけじゃつまらんのじゃ、
リーザも一緒に遊びにくるとええんじゃ……
なんでリーザはちっとも来なくなってしまったんじゃ……つまらんのじゃ……
−夢・屋台−
[なぜか、お菓子を大量に屋台に並べている]
[なぜか、屋台の店主になって大声を張り上げている]
[なぜか、屋台には「すいーつ☆もーりっつ」とドイツ語で看板が掛かっている]
さぁさぁ、いらっしゃいませなんじゃ!
この爺が、たっぷり美味いお菓子を用意したんじゃ!
”はろうぃーん”用のお菓子がほしい子は、
子供も大人もよってらっしゃいみてらっしゃいなんじゃ〜!
*** Menu ***
1. アップルパイ
2. パンプキンパイ
3. マロンパイ
4. レモンパイ
5. ウナギパイ
6. シモンパイ
─村の道─
[さくりと踏むのは、どこか懐かしい村の道。
遠く耳に寄せるは、穏やかな波のさざめき。
見上げれば濃紫の輝く星空。
手を伸ばせば、触れられるよう。]
──あれも、あまいのかな…。
[神父は少し笑って俯きます。
手にしているのは、教会の花。
■chocolate、■mediumaquamarine。■mediumorchid、■darkslategray、■ivory。
とりどりに咲いた、甘い甘い飴の花。]
おや、モーリッツ老。
これは随分……
[感心したように、屋台を見渡してきょとり。
やがて、お菓子に目を留めてにこりと微笑みました。]
では、これを。
モーリッツ老、お礼に花をいかがですか?
とても良い香りがするんです。
[{3}を指差し、代わりに■tomato色の花を差し出します。
甘い香りが、屋台からも花からも香っていました。]
──きっと、あなたにもです。
[花におまけで差し出す、オレンジかぼちゃ。
愉快なかぼちゃが、老人にもにっこり微笑みかけたようでした。*]
夢の中で夢を見る。
夢を見ている夢を見る。
幼いディーターが、私に毛布を掛けて。
幼いパメラが灯りを消して。
二人で「しー」「静かに」と言いながら。
足音を忍ばせて部屋を出て行く。
それを、寝たふりした自分が、薄目を開けて見ている。
ふふ、こんな思い出、あっただろうか。
夢にしちゃあ、気が利きすぎてる。
[夢から覚めても夢の世界。
閉じそうになる目を瞬かせて]
寝てた、か――
[髪をなでつけようと手を挙げて、かけられた毛布に気づく――のだが]
誰だい派手に散らかして。
[目に入った暖炉前の惨事。転がるカボチャに箱に粉袋に散らばる粉に、瞬きして。
揺り椅子から立ち上がる。
誰がやったか誰がいるのか確認するよりもまず。
膝からごろりと落っこちる猫の首を右手でふんづかまえて。左手にはおんなじ様に猫掴みした毛布]
お前が悪さしたのかい、『ディーター』。
[猫に顔を近づけて、言う*]
/*
怒りにしようと思ったけれど、満面の笑みの方が恐い仕様だと思います(にっこり)
そして黒猫の名前ディーターに決定。
─村の道─
ああ、あの花は……。
[道端にささやかに咲く、白い小花。
天の星々を写し取ったかのように、地上に広がる白の花々。]
─────…。
[ふと、神父は道の途中で空を見上げました。
手にした飴の花束を、そうっと差し出してみます。
片手にあるのは、件のカード。]
[ ふうわり ][ きら…]
[天に昇る、色とりどりの飴の花びら。
送るようにちかちかと、ハロウィンのカードが瞬きます。
かぼちゃとお菓子をくれた青年と、夢のどこかにいるのだろう、
懐かしき銀の姿の狼へと。
カードの繋いだ夢は、優しく花の雨を降らせたでしょうか。**]
10人目、行商人 アルビン がやってきました。
行商人 アルビンは、C国狂人 を希望しました(他の人には見えません)。
―現実世界 市街地の教会前―
[黒い衣装に身を包んだ修道士が、出入りの商人らしき相手と談笑中]
…ここ暫くは、随分と賑やかですね。
街のあちこちが橙のカボチャや色とりどりの飾り物で覆われて…
―懐かしいな。
私、商人出身ですので。
昔はよく、こういった細々とした者を仕入れては、故郷の島に持ち帰ったものですよ。
小さな島でしたが若い子や子ども達は、島の宿屋に商品を持ってくる度にすごくきらきらとした目で見に来てくれて…
そういう時、商いをしていてよかったなぁ…って、そう思ったものです。
私、商人出身ですので。
昔はよく、こういった細々とした者を仕入れては、故郷の島に持ち帰ったものですよ。
小さな島でしたが若い娘さんや子ども達は、島の宿屋に商品を持ってくる度にすごくきらきらとした目で見に来てくれて…
そういう時、商いをしていてよかったなぁ…って、そう思ったものです。
あ…今微妙な表情をしましたね。
小麦を安く買付けされたのはその所為だから…ですか?
ふふ。残念ながら覚えがありませんねぇ。
買付けじゃなく、寄進…でしょう?
私は聖職者としてはまだまだ未熟なので、せめて自分の得意な分限…交渉事などで皆様のお役に立とうと、日々一生懸命なのですよ。
[苦笑する相手に軽口を叩きながら、注文通りの品物を受け取る。立ち去る姿を見送り、厨房へと品物を運び込みにきたところで…机の上に可愛らしい動物の形のクッキーの籠を発見。目を細めて笑った。]
…おやおや…子供たちより一足早くお菓子をもらってしまった。誰の差し入れなんだろうか。
でも、私さっきまでここで作業をしていたはずなんだけど…
……あれ。何か挟まってる……
………封筒…?
[自分宛になっている封筒に首を傾げながら封を開く。
中には、
―Happy Halloween―
万世節を祝う文句とハロウィンの図柄の書かれた美しい謎のカード]
何故だろう…とても…不思議な気配を感じる…。嬉しいような…切ないような…懐かしいような…
久しぶりに思い出してしまったから…なのか…
[椅子に座り、カードを片手に持ったまま、自然と目を閉じる。首にかけていた十字架がコト…と音を立ててテーブルに当たったのに気づき目を開けようとした瞬間、何故か昔馴染んだ海の香りと潮騒の音が聞こえてきた気がした]
―夢・??? ―
[目を覚ますと、甘く柔らかい空気が辺りを満たしている。天に目を向けると葡萄酒を零して広げた様な鮮やかな紫色。]
え!?
……ここ……
……あれ……??
[周囲をきょろきょろと見渡した後、もう一度空を見上げる。
紫の空には、砂糖飾りのような原色の星が瞬き、空が紫になるであろう黄昏過ぎの時間にしては大きすぎる真っ白な月。]
えぇ…と……これは……………
もしかして…私、うたた寝中…なんだろうか……
[思わず頭に手をやると、短い髪の先が掌につんつんと当たってくる。最近の自分の髪は、背後でまとめられる程度には長かったはずで、周囲の風景と相まって非現実的な世界にいることを更に強く*自覚した。*]
パン屋 オットーが村を出て行きました。
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