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司書 クララ は、突然死した。
ならず者 ディーター は、少女 リーザ を占った。
次の日の朝、楽天家 ゲルト が無残な姿で発見された。
……そして、その日、村には新たなルールが付け加えられた。
見分けの付かない人狼を排するため、1日1人ずつ疑わしい者を処刑する。誰を処刑するかは全員の投票によって決める……
無辜の者も犠牲になるが、やむを得ない……
そして、人間と人狼の暗く静かな戦いが始まった。
現在の生存者は、パン屋 オットー、行商人 アルビン、負傷兵 シモン、羊飼い カタリナ、村娘 パメラ、少女 リーザ、旅人 ニコラス、ならず者 ディーター、シスター フリーデル、村長 ヴァルター、青年 ヨアヒムの11名。
―玄関―
[扉を開けるなり、目も開けていられないような風雨。
慌てて外へ出て扉を閉める。服が、あっという間にずぶ濡れになったがかまっていられない。
クララが集会所内にいるならなんの問題もない、が。
雨の中、橋の方へ向かって見たものは…………]
―― 台所と広間の中間地点 ――
親父の付き合いで飲んでたし、宿のほうでもちょーっと。
[酒癖が良いか悪いか、までは口にしない。
もしくは当人には覚えがないだけかもしれないが]
……でも、そんな雰囲気じゃなさげ?
[やっぱり首を傾げながら、パメラに言うのだった]
そうですか。良かった。
[ホッと胸を撫で下ろしつつ。]
素性、ですか?
カタリナさんとニコラスさんとお知り合いという事しか。
存じ上げません……が……。
[こてりと首を傾げつつも、球に集中すれば言葉の最後の方は小さくなって。
ボールをしっかりと見つめ。]
[1番の球がポケットに100:70以上で入る。]
……あ、あれ?
調子が、良いみたいです。
いえ。入れ易い所にあったからですね。
で、では。次、3番を。
[3番を打って、100]
[土砂崩れと、落ちる橋と。
落ちる橋の上に、クララらしき髪色の女性を見たような気がした。]
…夢を、見てるんだ。俺は。
[雨の中、呆然と立ち尽くした。時間もわからないまま。]
/*
クララさん…あわわ。大丈夫なのかしら。
中の人も大変なことになってたりしないといいのですが…。
心配です。
でもこれは。うん。出番ですよね。
シスターの強さに緊張を解してもらいながらいってきます。
ならず者 ディーターは、旅人 ニコラス を能力(占う)の対象に選びました。
ならず者 ディーターは、村長 ヴァルター を投票先に選びました。
― 広間 ―
クララちゃん……?
そういえば見てないわね。
[一緒にお茶をしたのは覚えていたが
それ以降は記憶になく首を傾げる]
……外は、嵐だもんね。
何処かで本に夢中になってる、というのが
ありそうだけど……。
――…え。
封鎖、って……そんな……。
[嵐の中取り残された事をオットーから聞き
信じられないといった風情で柳眉を顰めた]
―集会所・一階階段前―
[手摺に寄りかかるようにして、身体を支える。
何も持たずに出てきて良かったかもしれない]
星…?なんで。
どうして今、見えるの?
見えちゃうの……?
[あまりに突然のことだったので。
結局立っていられなくなって、階段前に座り込んだ]
/*
5番ショットHIT率52% ←以下で成功33
巻き込みイン率2/2% ←以下で成功35
巻き込みボール 奇数:6番 偶数:7番 {2}
―広間―
[リーザの声には、おやすみなさいと手を振った]
ちゃんと個室にいるなら、心配しなくていいけど…ねぇ。
[クララを心配する声にはそう挟みつつ、カップを口に運んで]
― 広間 ―
――…っ!?
[風雨にも負けぬ大きな音が聞こえ
そちらへと視線を向ける。
それは外――橋のある方向からの、水音]
な、に……?
…ふぅん。
御伽噺なら、聞いたことあるけど…
それって、『人狼』…僕らと対立するもの、なんだっけ。
[説明には、少し考える間が空いた。
同胞が目の前に現れてから、ゆっくりと言葉を作る]
…そう、なんだ?
[最後の一言には、カップの奥からこっそり目を向けた]
[集会所の玄関。足元に水溜まりを作って俯いて佇む。
扉に手をかけるけど、開けるのを逡巡している。
開ければ、否応無い現実を口に出さなくてはいけないから。
髪を、顔を、雨が伝い落ちる。]
コレハ求メル星デナイ。
[何かの囁きが膝の力を奪った]
モット。モット見定メネバ。
[背中がゾクゾクとしていた]
[場所を空けられるとキューを手に5番ボールに狙いを定め。
撞いた手玉は5番へと当たり、7番の横を過ぎてポケットへと]
ちっ……7は外れたか。
[5番と7番のインを狙ったようだが外れたらしい。
その状態で5番が入ったのは儲けものだったが]
[次いで狙った6番ボール。
今度はそれだけを狙い、確実にポケットへと沈める]
…後は7番と9番だな。
──…何だ?
[続けざまに7番を狙おうとして。
外からの音に隻眸を部屋の扉、と言うよりは玄関のある方へと向ける]
何か、大きな音がしなかったか。
―集会所・一階階段前―
[リーザの声にぎくりと背筋を強張らせる]
あ、リーザちゃん。
ううん、なんでもない。なんでもないの。
[蒼い顔で見つめ返して首を振った]
クララさん、捜さなくちゃ。
クララさんがいれば大丈夫よ…。
[自分に言い聞かせるように繰り返す]
─ →玄関─
[廊下に出て、しばらく進むと、階段の所にカタリナとリーザの姿が見えた。
けれど、先の様子を見ていた事と、今は外へ、という意識が強かった事もあり]
調子悪いんなら、ちゃんと休めよ!
[そんな言葉を投げかけるに止めて、玄関へと向かい。
よもや、その向こうで逡巡するものがあるとは思わず、思いっきり、開いた]
っと、オレも行くって!
[オットーの勢いに負け、出るのは一歩遅れた。
彼が声をかけた先へ目をやると、階段前には別の姿。
目先にあるものへと意識は向いた]
カタリナに、リーザちゃん? 何かあった?
ぎゃ。
[思いっきり開かれた扉に顔をぶつけた。
鼻を押さえて後ろによろめく。]
ふが…
[開いたのがオットーとわかったが、責めもせず橋のほうへ視線を向けた。]
― 広間 ―
最悪に最悪って……?
[微かに耳に留まったオットーの呟きに
じわり、と不安が滲む。]
オットーさんも気をつけてね……
[廊下に向かうその背に祈るように声を掛け
黒猫へと視線を移した]
……ゲイル、いいこで待ってよう、ね。
[アルビンがゲイルの傍に寄れば
小さく語り掛けるのみに留め――]
―階段―
クララさんを、捜すの。
[ヨアヒムの声に少しだけ振り返って一言返す。
それは泣き出す前の顔だと、彼には伝わりやすいかもしれない]
端っこから、お部屋の扉全部開けてみたらいい…かな?
中に居る人が鍵さえかけていなければ、見つけられると思います。ヨアヒムさんも手伝って下さい。
[カタリナに続き、階段を上がって二階へと。二階につけば、コンコンと部屋をノックしながら扉を開けてまわるだろう。]
[『不良シスター』と言われば、クスリと笑っていただろう。
シモンの番になり、次々球をポケットへ入れていくのを見れば。]
んー。シモンさんだって。
お怪我されているといったって、あまりハンデになってなさそうです。
音、ですか?
[集中していたために、聞き逃してしまった音。
それとも、シモンが軍人故に敏感だたのだろうか。
音に対してはそう言って。]
……私、見てきますね。
シモンさんは続けていて下さい。
[そう言って、娯楽室を出ただろう。
けれどシモンも来るならば、一緒に。]
……橋……が。
落ちた?
[零れ落ちるのは、どこか、呆けたような声。
先ほどは、確かにあった、村への道。
それはどこにも見えず、ただ、波打つ水面だけがぼんやりと認識できた]
[玄関先に何やってんの、と言おうと開きかけた口は、切羽詰ったカタリナの声により閉ざされた]
……わかった、クララが心配なのはオレもだし、捜すよ。
何より、カタリナがそんな顔してんのは見てられないもんな。
[無理はするな、と言わないのは彼女の気性を少なからず知っているから。
玄関先の出来事にはそれ以上関与せず、アルビンから渡されたタオルは肩に引っ掛けると、階上へと向かう]
[オットーのいたのかよという言葉に、憮然とした表情で返し、
クララを探すという言葉に首を振る。髪から飛沫が飛ぶ。]
探す必要はない。…クララは
…もう、いないから。
― 広間 ―
[ヨアヒムまでも広間を出れば残るのは――。
アルビンの声にこくりと頷き]
――…何事もなければ良いんだけど。
[差し出された黒猫の頭をそっと撫でて]
ううん。
アルビンさんが抱いてて。
私には未だルークの匂いが染み付いてるだろうから
ゲイルも落ち着かないと思う。
[僅かに笑みを浮かべるも
やはりクララのことが心配で笑みは直ぐに消えた]
[それなりに豪奢な別荘だったとは言え、三人がかりとなれば捜索は早い。
鍵の開いた一室に誰かの居た痕跡を見つけたものの、それは捲れた布団だとか動かされた椅子だとか、その程度のもので荷物は置かれていなかった。クララが使っていたのかもしれないし、他の者かもしれない。
戻った別の誰かの部屋に行き当たっても、今はクララが居ないことを簡潔に告げるだけ。
その部屋を出れば、丁度、全室に行き当たる頃。]
……こっちは使った跡はあったけど、クララはいなかった!
[二人にも聞こえる声を投げかけ、成果の有無を問おうと足を向ける]
―― 二階・廊下 ――
[壁に凭れ掛かるカタリナの姿に、眼を見開いて近付く。
尋常に見えない様子に、つい、彼女の細い肩へと手が伸びた]
……カタリナ、どうしたんだよ?
そりゃ、いないのは心配だけど――……そんなに取り乱すなんて。
何か、あったのか。
−娯楽室→玄関−
[『俺も行こう』の声にこくりと頷いて、玄関へ。
そこにはディーターとオットーの姿があって。
漏れ聞えた言葉に>>41]
……もう、居ない?
どういう……。
[言いかけて玄関の外を見れば、そこには落ちた橋はあり。
予測が頭を掠めるけれど。]
……どういう、事ですか?
まさかそんな。
[言葉が漏れてしまう。]
[振り返るオットー。]
クララは落ちた橋の上に居た。どうやってかはわからんが
…理由はわかる。村へ、帰ろうとしていたんだろうな。
[やや他人ごとのようにいうことで、正気を保とうとし。]
もう少し早く探しに出れば、止められたかもしれない。
―二階廊下―
クララさんの影と、星が。
玄関の向こうに。
[玄関から伸びた道は、島唯一の橋に繋がっていた]
浮かんで、消えて…。
[震える声は細く小さく、どこまで届いたか。
暫くそうしてヨアヒムに肩を支えられていたが]
─ →玄関─
[フリーデルに続いて玄関へと赴き。
ディーターとオットーのやり取りを耳にする。
開け放たれた扉の先に、架かっているはずの橋は無かった]
……落ちたか。
さっきの音はあれが落ちた音だったようだな。
[他の者よりも焦りが無いのは、元よりこの屋敷から出ることが出来ないせいか。
居ない、と言う話には全く心当たりが無いため、特に口は挟まずに]
──文字通りの孤島、か。
[閉鎖された空間になったと、そんな意味を込めて*呟いた*]
─玄関─
[娯楽室から出てきた二人に気づくと、そちらに軽く視線を向け。
返された、答え。
それはどこか、淡々と響くようだった]
……村へ、戻ろうとして。
[団員がいなくなった事で、戻ろうとしたのか。
けれど、村へと通ずる部分は封鎖されていたから、と。
思考はすぐに、そこに繋がって]
……いくらなんでも……無茶、だろっ……。
[橋の落ちた跡を見やりつつ。零れた声は、苛立ちを孕んだもの]
……玄関?
[か細い声は聞き取れても、意味の取り辛いもの。
眉根を寄せながら、かろうじて理解出来た部分を鸚鵡返しに呟く]
外に出て行くの、見たのか?
いや、それなら二階の確認を、なんて言わないか。
[疑問は、自問自答に終わった]
そっか、リーザちゃんもありがとう。
ゲルトさんゲルトさん。
クララさん、知りませんか?
[個室の一つに寝ていたゲルトに近づいて、ゆさゆさと揺さぶってみる。「知らないよー」という寝ぼけた返事が返ってきた。ゲルトの毛布をめくってみても、中にはおらず。「やめてよー」とゲルトの非難を受けながら、廊下へと出て]
一階にいるのかな?降りましょうか。
[彼女が離れようとするのを、無理に引きとめようとはしないけれど]
カタリナが何を感じているのか、鈍いオレにゃわかんないけどさ。
大丈夫だけじゃなくて、たまにゃ弱音はぶちまけてほしーな。
……オレにじゃなくても、カタリナの想う人に。
振られたとしたって、惚れてた女が抱え込む様子は見たくない。
ま、彼氏未満のせめてもの望みってことで。
[締め括りは冗談めかした口調。
手ぐらい貸そうかと差し出して、取られずとも階下へと*向かう*]
― 広間 ―
[アルビンの腕の中の黒猫が小さく鳴いた。
大人しく腕の中に納まる黒猫に目を細め]
ゲイルはいいこね。
オットーさんはきっとすぐ戻ってくるからね。
[語り掛けてからアルビンへと視線を移し]
……待っているだけ、というのも不安ね。
[雨音を聞きながらポツと零した]
/*
こらこらw
襲撃発見の時間軸は翌朝以降推奨、と予め言ってるだろwww
さて、と。
なんつか、あれか。
縁故全員能力者の気配?(汗
[二階にいる間に、微かながら聞こえたゲルトとリーザのやり取り。
表向きには反応を示すことはなかったが、]
……あの神経の図太さは見習うべきかもしれないなぁ。
[階下へに辿り着いた後になり、思わず、感心した声が漏れる]
ゲルトが怖がったり泣いたりすることって、あるのかねえ。
どう思う?
[漏らしてしまった言葉に、返された言葉>>50・>>53]
……。
………。
……そう…です……か。
[知人が今亡くなったとの知らせは、すぐに理解できるものではなく。
やっと出せた声は、どんどん小さくなり。
『孤島』という言葉を聞けば>>53、きゅっと瞳を閉じて。]
[そこへディーターのくさみが聞こえて>>58]
あ、お風呂。お入りになってきたらいかがですか?
風邪、ひいてしまいます。
―回想・玄関前→自室―
ほー、念の入ったこったな。自衛団長の指示なんだろうが。
………あんのヤロウ、今度会ったら覚えてやがれ。
[オットーから話>>1:382>>1:384を聞けば、[05]才ほど{5}(奇数なら年上、偶数なら年下)のその場にいない相手に対して思わずそんな事を呟く。
ここで濡れてても…という言葉には同意して、屋内に戻り。
ヨアヒムががんばって…という話には、きょとりと瞬いた]
オマエでもお嬢ちゃんたちでもなく、ヨアヒムが?
…………女の子の前だったとか、そんなところか?
[ヨアヒムに対するイメージはそんなんだったらしい。
それほど長時間外に居たわけじゃないが、一応髪くらいは拭いとこうかと、タオルを借りに浴室の方に向かったところで。アルビンと遭遇>>1:385した。
片手で頭を軽く拭いながら、手伝える事はないかと尋ねたが、大丈夫と言われて、台所へ向かう]
………薪も水も、必要なもんは一通りありそうだな。
ンじゃ後は、嵐が過ぎるのを待つだけか……ッくしゅ。
[頭を拭いたタオルを肩に引っ掛けて呟いたところで、小さなくしゃみをひとつ。
それほど身体は柔じゃないつもりだが、濡れたままでいつまでもうろうろしててもしゃーないか…と。
一旦、部屋に着替えに戻った]
俺は着替え探してみる。
このままじゃ、あちこちずぶ濡れだし。
[通った後が、ずぶ濡れになっている。
階段を過ぎ、自衛団員が詰めていた部屋に入り込んで物色している。]
―二階廊下―
うん、行こう。
[リーザに頷いて、もう一度目を擦った。
ヨアヒムの自問自答には何も言えないまま]
頼ったら。また泣いちゃうもの。
でも…。
[それは過去のようにか、今の状態からくるものか。
泣く理由までは説明せずに、けれど差し出された手は借りた。
まだ足元が少しおぼつかなかったから、階段を下りるまで]
未満になったのは、誰のせいよ。
[口の中だけで囁いたのはヨアヒムにも届いたかどうか。
階段を下りきると、その手も離してリーザと一緒に広間に向かう]
─ 一階・廊下─
[廊下を進み、広間へと入る前に、足を止めた。
ふ、と視線を落とすのは右手。
一度、ぐ、と強く握ってから、開く]
……橋が落ちて……完全に閉ざされた。
と、いう事、は……。
[掠れた声で呟いた後、くらい予感を振り払うように、首を左右に強く振ってから、扉を開けて中へ入った]
…どう、かなぁ。
僕は見たことない…っていうより、そもそもいつ見ても寝てるし。
[笑みを向ける裏側で、返す『こえ』は]
急に襲われたりしたら、流石にびっくりするんじゃないかな。
[何気なく、そんな言葉を落とした]
― 広間 ―
[アルビンからの心遣いに表情を緩め]
……うん。
大丈夫、って信じなきゃ、ね。
[祈るような気持ちでそう紡ぎ
一度窓の外へと視線を移した。
雨風は相変わらず強く
窓ガラスがカタカタと音を立てていた]
[嫉妬や苛立ちに勝てなかった自分のせいかもしれない。
複雑な気分で呟いた。
あの囁き声は今は聞こえてこない。
少しずつ落ち着いてゆく]
─広間─
[広間に入ると、抱えられた黒猫は、すぐににぃ、と声を上げ。
その声に、僅か、気持ちが緩んだ]
ん。
大人しくしてたか、ゲイル。
[呼びかける声も、先ほどよりは幾分、落ち着いたものだった]
[今まで着ていたのと似たような服を見つけ、着替えた。
乾いた服を着ると、冷えてたから暖かくなったように錯覚した。
タオルで髪を拭きながら広間へ。]
― 広間 ―
[オットーが戻ってくれば僅かに安堵の色を浮かべ]
おかえりなさい。
リーザちゃんもカタリナちゃんも……
[カタリナの目許の赤みに気づけば
声は不自然に途切れ]
――…あ、クララちゃんは見つかった?
[何も知らぬ娘は緩く首を傾げ問うた]
−1F・廊下−
いいえ。なんとかも風邪をひきます。>>67
後で、必ず。入って温まって下さいね。
[そう言ってその場を去る背>>68と、通った後に続く水溜りを見送って。
広間へ戻れば、オットーの姿が見えたので>>73、自分は必要ないかと踵を返し、濡れた廊下を拭き始める。]
[拭いていれば、だんだんと現実味を帯びて湧き上がる知人の死。
涙の粒を水溜りに*落としながら。*]
―回想・自室→玄関―
[着替えを済ませ、ベッドに腰掛けて窓の外を眺める]
………土砂崩れは、大した被害が出てなけりゃいいンだがなぁ。
[そんな事を呟き、窓の外を眺めている内に。
晩酌のスピリタスの影響か、うとうとと舟を漕ぎはじめた。
どれくらいそうしていただろうか。
聞こえてきた音に目を覚まし、杖をついて立ち上がる]
…………今の音…橋が落ちた、か。
[音の聞こえてきた方角は、あの老朽化した橋のある方角だった。
舌打ちをして、様子を見に行こうと部屋を出て階段を下りたところで。ディーターやオットーたちの話が聞こえただろうか]
─広間─
眠い?
確認できたら、先に休んでもいいと思うわ。
[ヨアヒムは前を歩いていたか、後ろにいたか。
欠伸をするリーザに言いながら広間に向かった。
リーザの問いに返すオットーの答えを聞いて目を瞑った。
深呼吸をして、三度、目を擦る]
…そうですか。
[出した声は意外と落ち着いたものに聞こえた。
猫の鳴き声も聞こえて肩の力を抜いた]
二階にもいなかったから。
多分…そういうことなんですね。
[パメラの方を見て首を振った]
そうそう。
ゲルトってば、いっつも寝てるよねえ。
あの夜だって寝ていたのなら良かったのに。
[残念そうな様子はなく、紡ぐ声音はむしろ何処か楽しそうだった]
― 広間 ―
――…クララちゃんが?
[オットーから齎されたのは悪い知らせ。
直ぐには信じられず驚愕に目を瞠り]
橋が、落ちて……
クララちゃんが、巻き込まれ、て……
[繰り返し呟いてきつく柳眉を寄せた。
冗談だと思いたい気持ちもあるが
こんな冗談を言わない事は知っていたから]
……そんな、……。
[茫然とした面持ちで呟いて
ぺたりとその場に膝をついた]
襲ったら。
“目撃者”は消えることになる。
美味しいものが飲めて、食べられて。
ついでに、珍しい顔が見られるかもしれない。
ファルシュは、どう思う?
[主語に当たる人物の部屋は知っている。
けれど敢えて自らは提案しない、
悪戯好きの子供のような*問いかけだった*]
[広間の中へ入り、椅子に鎮座していた熊を抱き上げて、
大事そうに一度だけ抱きしめてからリーザの元へ。]
リーザ、すぐには無理になっちまったけど、全部、終わったら。
こいつを連れ帰って名前をつけてやってくれ。
[熊をリーザに手渡そうとする。]
―玄関→廊下―
………こんな天候の中、あの橋を渡ろうなんて…無茶だろ。
[話が聞こえれば、片手で顔を隠すようにして溜息を零した。
フリーデルが廊下を拭き始めたのを見れば、断られなければ手伝おうと]
………フリーデル。
オマエさんは、少し休んだ方が良いんじゃないか?
[涙を零すフリーデルに気付けば、静かにそう声を掛けるだろう]
/*
まさかディーター…う、占ったね!リーザを!(笑)
初回吊り要員のつもりで動いてたのにwww
どうしようこいつ天然狂人なのにwww
一緒に寝ると心強いから。それ以上の力はないけど。
[体長80センチの熊、リーザの身長の半分以上ある。]
邪魔なら椅子に戻してもいいし。おやすみ、リーザ。
[ぽふっと、姪にするようにリーザの頭を撫でた。]
―廊下→台所→広間―
[廊下を一通り拭き終えれば、一旦台所で手を洗い、ついでにまた酒を用意してから広間へ向かった。
その場に居る面々と、先ほど玄関で見かけた顔ぶれを思い出す。
ヨアヒムは広間に居るんかな。居なくても廊下で見かけたくらいはしてるか?]
………ゲルトの奴は、この状況でも寝てンのか?
[呆れたような、少し羨ましそうな口調で呟いてから。
空いている席について、スピリタスの水割りを]
ゲルトは、広間にはいないな、いつの間にか。
[起こされるのが嫌で個室に行ったのは、見ても聞いてもいないから知らない。]
ま、フリーデルと約束した…つもりはないが、後で風呂に入って寝るか。
―広間―
どうして、と言われても困っちゃうんですけど。
多分そうだろうなって。
[星の話は今はしない。
一つ、両親と約束したのを思い出したのだった。
そうしたことは人前で言うものではないと]
…崖から落ちちゃった羊も。
助けてあげられてことって、ないですし。
[だから嘘ではない、自分なりの理由を考えて出した]
悲しくないわけじゃ、ないですよ…?
[眉を下げてパメラを見ながら言う]
クララが橋ごと濁流に飲み込まれてなにもしなかったのは俺だし
もっと早く捜しに行けば止められたかもしれないのに出遅れたのも俺だ。
責めるならカタリナじゃなく俺にしとけ。
[取り乱すパメラに、表情も変えず淡々と言った。
責められるのは慣れてる。なにかの、誰かのせいにしなければ
…立っているのさえつらい時があるのも…解っている。]
―二階:借りている部屋―
[ベッドの中に、ぬいぐるみのクマと並んで。80センチの巨大なクマさん。ちょっと狭い。]
大丈夫よ。私が犯人じゃないって証明されたら、お家に連れて行ってあげるから。お母さん、邪魔扱いしないかな。それが心配。…ううん。それでも、守ってあげるの。約束したの。大丈夫よ。
[クマに手を伸ばし、なでなでと。]
どうやって証明するか…見抜く力…んと…
『一つの力は生ある者を。
一つの力は死せる者を』
[吟遊詩人の歌い文句を思い出しながら]
…死んでみるのも、方法の一つ?
[思い浮かんだその案をクマに問いかけてみても、返事はない、ただのぬいぐるみのようだ。やがて、眠りへと*落ちていく*]
[負の感情を向けられるのは慣れてる。
慣れたくなんかなかったけど。
そういう、星の巡りに在るのだと、理解している。
だから、大切なものは作れないと思っていた。
姪のカヤは大切だけど、どう足掻いてもあの少女は兄夫婦の保護下に在り…]
ダメだ、暗い考えになってしまう。
― 広間 ―
[ディーターの言葉にゆるゆると首を振るう]
責めてるわけじゃ……
ただ、……クララちゃんが崩落に巻き込まれた
というのは分かるけど、……
怪我をしていたとしても、まだ、生きているかも……
ディーターさんは……
クララちゃんの亡骸を、見たの?
[ことりと首を傾げ問う仕草]
怪我をしても、運良く岸にたどりつけるかもしれない。
そんな可能性、全部なくなるくらい、酷い状況だったの?
俺には、人の死はわからんよ。でも、逆巻く水の怖さなら知ってる。
[為すすべも無く、木の葉のように飲み込まれた、見知った髪の女性。]
運良く岸にたどり着いてるなら、生きてるかもしれないが、ここに居る以上確かめる術もない。
なあ、俺は、嘘を吐いたほうが良かったのか。
クララは橋の崩壊に巻き込まれたけど、向こう側で助けられたのが見えたって、言えば良かったのか。
[顔の疵痕を無意識に触りながら]
[ディーター>>102とカタリナ>>109の話を聞けば、一つ頷いた]
起きてきたら、状況くらいは言っとかねェとな。
……アイツなら、『そのうち何とかなる』とか言って寝なおしそうな気もするが。
[カタリナとパメラに、責めるなら…というディーター>>106が聞こえれば、小さく溜息を吐いた]
バカ言ってンじゃねェぞ。
濁流に飲み込まれンのを見て何もしなかったから、情報を持ち帰れたンだろが。
こんな状況の中で、ヘタに助けようなんてしてたら、オマエも巻き添え食ってた可能性のが高い。
そうなってたら、クララやオマエが居なくなった状況もわからねェまま、この嵐の中でオマエら探して、さらに遭難者が出てたかもしれねェだろうが。
――…誰にもわからない。
だって、誰も今の彼女の姿を見てないんだもの。
[ディーターの声に緩く頷く]
嘘を吐いてほしいわけじゃないの。
見たことを教えてくれたこと、感謝してる。
何も知らないままじゃ……何も出来ないし。
[じ、と傷痕残る眸を見詰め]
私も考えなしだったわ。
貴方の気持ち、考えてなかった。
ごめんなさい。
傷付ける気は、なかったの。
――…貴方の方が辛い光景を見てしまったのに、ね。
[そう告げれば申し訳なさげに眸を伏せた]
―広間―
私、一度部屋に戻ります。
ディーターさん、お風呂終わったら教えてもらえますか。
階段上がって二番目の部屋にいますから。
[嵐になってから外に出たディーターの方がずぶぬれだからと、後から入ることを主張して]
おやすみなさい。
[他の人ともあまり視線を合わせようとしないまま、広間から*出ていった*]
カタリナもパメラも、謝る必要はない。
こんな状況に陥って冷静でいられるほうが珍しいから。
これでも俺はここでは年長なほうで、頼れとは言えないけど、あたるくらいならいくらでも。
見た目通り頑丈だし。
[拳でドンと胸を叩く。
ヴァルターに視線を移し、シラっと]
色惚けで役立たずなおっさんと思ってる。
橋は村長の裁量で直せたんじゃないか。
[確かな情報がなければより正確な判断が出来ない。
――知ることはとても大事な事。
自らの胸へと手を宛がい緩く息を吐く。
吟遊詩人の残した幻燈歌が過る]
――……。
[カタリナが戻ると言えば一度そちらを見遣り]
おやすみなさい。
[その背にそっと声を掛けた]
あーあ、こんな寒い夜は、熱い風呂の後に度数の高い酒とイイ女がいればな。
[ぐっと伸びをする。]
酒は兎も角、イイ女は無理か。
[ディーターの言葉に僅かに笑みを浮かべ]
ありがとう。
でも、頑丈だからって無理はダメだから、ね。
[年上の男に窘めるように言うのは
危険な橋の方へと向かった事が過ったから]
色惚けも役立たずも否定はせん。
[ディーターに真顔で応じてから、溜息を零した]
だがなぁ、橋の修繕には金と人手が掛かるンだよ。
半分よそ者で胡散臭い、こんなオッサンが村長権限振りかざしたって、言う事聞いてくれる奴がそうそういると思うンか?
予算も人手も、人的物的被害が大きく出そうな土砂崩れやら、ガキどもが遊び場にしてそうな廃屋やらの方にまわすのを優先してたんだ。
………老朽化してきてンのがわかりきってる橋を、この天候で渡るなんて無茶する奴が居るなんて、思ってなかったし。
やばそうな天気の時は、大概自衛団をひとりふたり見張りに立たせてたからな。
[――冷静さを欠いていたかはさておき。
カタリナの言葉に違和感を覚えていたのも事実。
曖昧な返事のみであったのは何故かと考えれば
単なる勘か、もしくは秘めたい何かと思い至る]
――…嵐がおさまったら
橋の方、見にいかなきゃ。
[クララが崩落によって命を失っていたら
湖の中にずっと置き去りなのは哀しいから。
暗い外へと視線を向けて哀しげに目を伏せた]
パメラ、実はこの疵痕な。
[顔の疵痕に触れる]
あまり言いたくはないが、女にひっかかれた跡なんだ。
[嘘かホントかそんなことをいって]
俺は悪運強いから大丈夫。さて風呂行くか。
村長。人間は過程より結果に目を向けるもんだ。
[集会所の風呂は男女共用で、男女が一緒に使うことは無いとしても、
何人かではいれる広さはあるだろうが。
スピリタスを村長から受け取り、キープして、村長は誘うのはなんとなくヤだから
ひとりで風呂へ。
上がってからカタリナに風呂が開いたのを伝え、誰も使ってない部屋で眠る*]
[ディーターから告げられる傷の話。
実は、と改まって言われれば
向ける眼差しは真剣みを帯びるが]
――…え、
[予想だにしなかった続きに耳を疑う]
一体何をしてひっかかれたのかしら。
[嘘とも真実とも知れぬ言葉に小さく笑う。
和ませる為の軽口の一つかもしれないと
疑う言葉は口にしなかった]
……ええ。
でも、過信はしないで。
いってらっしゃい。
[案じる言葉を掛けて見送る心算で]
村長 ヴァルターは、負傷兵 シモン を投票先に選びました。
投票先は、初期設定のパメラから、とりあえずシモンに変更。
このオッサンの視点だと、村民や女子供には投票しづらいだろうしなぁ。
明日以降、生きてる保障がない(聖痕者だし)から、その先の事はかんがえない。
[村長が指し示す瓶を見て、瞬く。
度数が高いから飲んだ事は無く
僅かに迷うように視線をめぐらせ]
村長さんも、ありがとう。
お風呂の前に飲んじゃうと大変な事になりそうだから。
目を回して、みんなに迷惑かけちゃ申し訳ないし。
[余り強いわけではないらしくそう言って]
私も一度部屋に戻ります。
村長さんも、あまり無理はしないで下さいね。
[緩く頭を下げてから広間を辞して部屋に戻った**]
―広間→自室―
あぁ、それもそうか。
酒飲んで風呂で溺れて…ってェ話は昔っから時々聞くからな。
おう、おやすみ。
パメラも、ゆっくり休めよ。
[右手をひらりと振って見送ってから。
ツマミがなくなるまで酒を飲んだ後、皿やグラスを台所に運んで洗ってから、部屋に戻る事にした]
ゲルト発見描写の準備中。
ニコラスを同行させるとなると、そん時に女の子だって気付くかなぁ?
{3}
奇数:気付くよ 偶数:鈍感っぷり発揮
―翌朝・自室→2階廊下―
[考え事をしていて中々寝付けなかったが、それでも夜明け頃の1〜2時間くらいは眠っただろうか。
目が覚めて、窓の外を見れば。まだ少し風は強いようだが、雨は止んで青空が見える。
崩落した橋の状況や、他にこの小島に被害が出ていないか、様子を見てこようかと起き上がり。
杖をついて部屋を出たところで、覚えのある匂いを感じた]
………クソッ!
[恐れていた事が現実になったのだと、その血の匂いに察した。
4年前に親友と部下が人狼となってしまったのと同じ事が起きたのだ、と。
片足で杖を必要とする身体では、あまり速くは歩けない。
それでも、急いで匂いの元へと向かおうとすれば、杖をつく音が2階の廊下に響く。
ニコラスがやってきたのは、その杖の音か先ほどの声で起こしてしまったからか。
それとも、同様に血の匂いに気付いたからか。
もしかしたら、他にも起きて様子を見に来た者がいるだろうか]
―2階・ゲルトの部屋―
……………ひでェな。
[匂いを辿って、ゲルトの部屋の前に立つ。
そっと扉を開ければ。濃厚な血の匂いと、血塗られたベッドの様子とに、眉を顰めた。
ニコラスが室内を覗き込もうとするなら、それを片手で制して]
やめとけ。
……女子供が見るようなモンじゃねェよ。
[他の者には聞こえないよう、小さな声でそう告げたなら。ニコラスからはどんな反応が返ってくるだろうか?
それでも、ニコラスが傭兵をしていた事などを聞き、押し切られたなら、一緒に部屋に入って遺体の状況を見るだろう。
ニコラスが来ないようなら、ディーターかシモンあたりの比較的血に強そうな男が来るのを待って、状況確認に付き合わせるつもり。
他の者が覗こうとするなら。相手がシモンやディーターなら止めないが、他の面々には刺激が強すぎるだろうから止めとくように言うだろう。
それでも覗こうとするなら、その先は自己責任なのでほっとくが]
………人間の仕業じゃあねェ、な。
やっぱり、人狼がいやがンのか………
[ゲルトの身に刻まれた鋭い爪痕に、険しい表情で呟く。
もし恐怖や驚きにゲルトの目が見開かれた状態だったなら、その目を閉じさせ。遺体にシーツを被せてから部屋を出る]
…………この季節だ。ここに放っておいたら、すぐに腐っちまう。
運ぶには、男手がいるな。
[自分は片足の身なので除外。怪我人のシモンも当然除外。
ディーターや他の男たちが起きているなら、すぐにでも。まだ起きていないようなら、起きてくるのを待って。
納屋から非常用の担架を持ってこさせて、運び出すよう頼むだろう。
埋めるのは、自衛団と連絡がついてからの方が良いだろうか。
しかし、自衛団と連絡がついたとしても、橋が落ちている事や昨日の態度などを考えれば、すぐに戻ってくるとも思えない。
とりあえずは、集会所の裏手の、風通しがよく比較的涼しい場所に運ばせておいてから。
紅茶でも飲みながら、どうするか考えるとしようか**]
―回想:村長のゲルト発見前―
ん……
[まだ、太陽が昇る前だっただろうか。強い風でかたかたと鳴る窓に目が覚めた。嵐は大分おさまったのか、既に雨は止んでいるようだった]
お水…
[喉の渇きを感じて。ベッドから滑るように降りると、台所に下りようと部屋の戸を開けた]
……?あれ?ゲルトさんのお部屋、ドアが…
[ゲルトの居た部屋が、少し開いていた。自分が出てくる時には、一応閉めておいたはずだ。>>57
何だか気になって、ゲルトの部屋へと入る。部屋の中は、奇妙な臭いがたちこめ、床にぬるりとした液体が撒かれているのに気付いた。あ、と思った時には遅く、その液体で滑って片ひざをついた。何だろう?と思って、窓にかかるカーテンを開ける。
明りの差した部屋。ゲルトは、ベッドの上に倒れていた。毛布とシーツを赤く染めて。身体には爪の痕があり、体の一部もあちこち欠けていた。――獣に食べられたかのように。]
…………。
[思わず、目をみはった。]
[しばらく、その光景に呆然としていたが。ふと、自分の室内着を見て]
……あ。汚れちゃったの。
[先程足を取られたのは、床に流れた血液だったのだ。滑った拍子に、赤く汚れていた。…血の汚れは落ちにくいから、早めに洗わなければいけないと。昔、鼻血を出して汚した服を見せた時に、そう教えたのは母だった。
『洗わなければ、叱られる』。その考えが、少女を支配して。そっとカーテンを戻すと、黙ってゲルトの部屋を後にした。知らせるのも大事だけれど、それは後で。早めに知らせた所で、ゲルトは生き返らないのだから。
自分の部屋から着替えを取ると、こっそりと浴室へ向かい、風呂の残り湯で服を洗った。ぬるま湯が赤く染まるのを、何度も洗い流した]
―― 回想 ――
[カタリナの動きは遮ることはなく、追及することもなかった。
広間に辿り着き、橋の崩落やクララが巻き込まれたらしいことを聞いても、普段のように騒ぎ立ても取り乱しもしない。
外にいたのに気付けなかったと、立ち尽くしたまま、悔やむ言葉を小さく漏らしたきり、暫く黙り込んでいた]
そんな言うなら、オレ、見てくるよ。
[パメラとカタリナのやり取りが一段落着きかけたところで、聞き取り難い低い声を発して、タオルを手近な椅子に引っ掛けると、振り返ることなく広間を出た。
足取りは若干急いていたものの、識を向けていなければ、単に席を立っただけのように見えるそぶりで。]
[雨対策に奔走していたときより数段強い雨風。荒れた水面や土砂崩れの形跡は、視界不良の嵐の中でも近付く前から見て取れた。
ディーターの口から得た以上の情報を得ることは出来ない。現実として実感するだけだった。
幾らか離れた距離で足を止め、天を仰ぎ、地を見下ろす。
重い雲に覆われた空。明暗のはっきりとしない地面]
……見えない、よなぁ。
……ああ、なんでもないよ。
月が見えないもんだから。
[そう、付け足した。
ごまかすような調子だった]
何の話しだっけ、……そうだった。
そう、彼は、あの夜の目撃者。
詩人が襲われるさまを目にした男。
[当初は推測に過ぎなかったことを、確定事項のように扱う。
そうして彼のいらえを聴けば、容易く獲物の在り処を教える]
大丈夫、やり方はすぐに分かるから。
……それにしても、
[顔を上げると滴が目に入りかけて、強く左右に頭を振った。
口を開けばそこにも雨粒が入って来そうになり、再び俯く]
かわいそうな、クララ。
土砂崩れに巻き込まれてしまうなんて。
もう少し大人しくしていたら、その血も肉も、ちゃんと味わってあげたのに。
残念だ。
[恐怖に駆られたのか、残してきた祖母が心配だったのか。
いなくなった彼女を想う呟きは、どこか妙な言い回しの短い台詞になっただけで、それしか声にならなかった。
踵を返して集会場へと戻り、広間のタオルを回収ついで、誰にともなく代わり映えしない情報を告げ、着替えを取りに部屋に*向かった*]
─回想・玄関前─
[オットーやディーター、フリーデルの会話には口を挟まなかった。
クララと言う人物は自分に覚えが無く、橋と共に落ちたと聞いても、そうなのか、と言う程度。
口に出さなかったのは、彼らを不快に思わせなかったと言う点で幸運だったことだろう]
勝負どころじゃ無くなったようだな。
[呟きはフリーデルに届いたか。
返答があっても無くても、それ以上は何も言わずに広間へと向かった]
─回想・広間─
[部屋に入ると出入り口付近の壁に凭れて、オットー達が他の者に状況を説明する様子を見遣る。
落ちたクララが生きているかもしれない、と言う話には口の中だけで、無理だな、と呟いた]
(水のうねりは侮りがたく、ましてや橋まで一緒に落ちたなら、ひとたまりも無いだろう。
島は切り立った崖に囲まれている、高さも相当なものだ。
ただ濁流に落ちただけなら可能性はあるだろうが、障害物も傍にあるとなれば…)
[それがどんな作用を及ぼすかは目に見えている。
ヴァルター>>116の言うことは尤もだと、内心で呟いた]
[その後、大した情報が得られないとなれば広間を出て。
二階の個室へと戻る]
─二階・個室─
[どんな時でも休息は取れた。
しかし眠りは深いものではなく、直ぐに起きることが出来るようなもの。
明け方、不意にこつりと何かが床を叩く音を聞いた]
………人が増えると気配が増えて休むにも休めねぇな。
[ここ2カ月は人の気配も少なく、静かに休める時間を持てていたのだが。
軽く苛ついて身体を起こす。
しかし俄かに慌ただしい声が聞こえ、寄せた眉根の意味合いが少し変わった]
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