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少女 リーザ は、楽天家 ゲルト を占った。
次の日の朝、楽天家 ゲルト が無残な姿で発見された。
ついに犠牲者が出た。人狼はこの村人達のなかにいる。
しかし、それを見分ける手段はない。
村人達は、疑わしい者を排除するため、投票を行う事にした。
無実の犠牲者が出るのもやむをえない。村が全滅するよりは……。
最後まで残るのは村人か、それとも人狼か。
現在の生存者は、司書 クララ、パン屋 オットー、ならず者 ディーター、羊飼い カタリナ、村娘 パメラ、少女 リーザ、青年 ヨアヒム、神父 ジムゾン、旅人 ニコラス、シスター フリーデル、負傷兵 シモン、行商人 アルビン、農夫 ヤコブ、宿屋の女主人 レジーナ、仕立て屋 エルナ の 15 名。
──リーザ・夢の中──
[夢の中で、少女は自由だった。怖いものがいれば全速力で走って逃げるし、遊ぶ時は身軽に飛び跳ねる。今日の少女は、探偵だ。「ある人」の後をこっそりつけながら息を潜めている。]
(ふっふっふー。やっぱりゲルトさんは超夜行性だったのね。夜遊びの現場を押さえましたっ。
昼も夜も寝てばっかりで会議で意見も出さないのに、夜中に遊び歩いてるなんて、悪いんだー。皆に報告しなきゃ♪)
[夢の世界で、ゲルトはしっかりとした足取りでどこかへと歩いている。その姿はハッキリ見えるのに、周りの風景はやけに曖昧で……森の中のような、湖の周辺のような、時には屋内のようにも見える。けれど少女は気にしない。少女が知りたいと思ったのはゲルト自身の事だったから。そもそも夢の中だもの、この世界のリーザは難しい事は考えないよ♪]
(でもでも、ゲルトさんってばどこに行くのかな?)
[少女が首を傾げた、その時。見つめていた先…ゲルトとその周辺が急に暗くなった。いや、正確には──影が差したのだ。人の影ではない。頭上で尖った耳、長い爪と鋭い牙のシルエット。そして突然。【三つの黒い影が、ゲルトを覆った。】]
おはようございます…と言っていいのでしょうか(笑)
皆様遅くまでお疲れ様です。無理しちゃダメですよー。
昨日まで若干窮屈だったでしょうが、すいません。
今日から【PL視点で全役職オープンをお願いします】
メモにて役職COをお願いします。
PC視点でのCO・潜伏・騙りはご自由にどうぞ。
─宿屋・二階の角部屋─
きゃああああああーッ!!!!
[悲鳴を上げて飛び起きる。現実と夢の区別がつかないまま、その場を離れようと動いてベッドから盛大な音を立てて転がり落ちた。足にまとわりつく毛布を訳も解らないまま必死に外し、上手く立ち上がれず四つん這いに近い体勢でドアまで辿り着くと必死の形相でドアを開いて二階の廊下に倒れ込む。]
ゲルトさんが、ゲルトさんがっ…!! 誰か、誰か誰か誰かっ。ゲルトさんがゲルトさんが、あ…あっ。うぁ、ああーっ!!
[少女のその状態は、錯乱しているとしか言いようがない。自分が見た光景を説明したいのに、凄惨を極めた殺害イメージが頭に浮かぶたびに恐怖とショックで混乱する。同じ部屋にパメラがいるはずである事も頭から飛んでいて、例え誰かに何かを尋ねられても今はゲルトの名前以外ロクに伝えることができない。]
三匹、が、ゲルトさっ…ゲルトさんをっ…… ──ッ ……!
[少女の叫びが唐突に途切れたかと思うと、少女は自分の胸元と喉を両手で押さえつけるようにしながら短い呼吸を不規則に繰り返し始めた。早鐘のように激しく鼓動する心臓も規則正しいリズムを刻んでくれない。普段ならもう少し冷静に対処できたはずなのだが、冷静な判断など今のこの少女にできるはずもなく。──やがて目の前が真っ白になり、意識を失った。]
[──極端な興奮状態によって引き起こされた発作は幸い軽いものだったようで、少女が意識を失った事によって次第に治まっていく。しばらくすれば*呼吸も落ち着くだろう。*]
―― 回想・5年前 ――
[タンッ!と火薬の弾ける小振りな音が、空に響く。
音の収束する先では、立った今、弾を打ち込まれたばかりの、巨大な獣が、ぐらり、と揺らめき――倒れ付した]
『満点だぞヤコブ!よくやったな!』
[記憶の中の僕が振り返る先には、精悍な面立ちに、少し無精髭を生やした、格好良く、凡そ中年には見えない程の男が頷いて見せた。
――そう、確かこの日は、一匹で彷徨っていた、弱い人狼を始めて、二人で倒した時だったろうか]
[十年前のあの日から、行く当てもなく、彷徨うかと思われた。
そんな中、行き倒れた自分を拾い、助けてくれたのが、この男だった。
聖堂付の武官である彼は、人狼等の、悪魔祓い専門の『狩人』で。
声も出せず、手の掛かったろう自分を置いてくれ、気づいた時には、何故か、自分まで、『狩人』の訓練を受けていた]
『お前の腕があれば、もう充分に戦うこともできるぞ!』
[確か……聞かれるまま、慣れない筆先で、答えたからだろうか。
『次こそは、護りたくないか?』
そんな言葉に、頷いたような気もする]
[子供にしては、自分の腕は非常に優秀だったらしく、通常使う弓や、非常に高価で、濫りには使えない。しかし、いざと言う時強力な銃の扱い。――こっちは普通だったけど、一応、刃物の扱いも叩き込まれた。
特に、コレと言う気概は、最初は無かった]
『持って居たら、絶対に良い事あるぜ?近い将来にでもな』
[そんな事を言われても、あの時はまだ分らなかった。
けれど]
(今なら……僕は、戦える……)
―― 現在・ヨアヒムの部屋 ――
[目が覚め、視界を開くと、いつも通り、腕の中にヨアヒムの姿があった。
……いつも通りではあるが、大事なのは、そのいつも通りか
目を巡らせると……ヨアヒムの目に付かないように仕舞いこまれた、弓一式と、既に銀の弾を篭められている、二丁の銃]
(今なら……例え、何が来ても)
[護りたいと思う人を護る程度の力は、手に入れたハズだ。
四年前の、新たな居場所を探して旅立った日まで、自分を護ってくれた。今はもう、遠い地に居る彼の男に、感謝を]
[既に、目覚めていた。
ベッドの下の物――腕の中で眠っていた、友人の名誉に掛けて、断じて、ソウイウ物ではないと言って置こう――を覗き見、その内の一つを、後で部屋から出る時にでも、服に忍ばせるだろう。
今は一歩も動くつもりはなく、また、寝なおすつもりも無かったが、またベッドの中で、隣で眠るヨアヒムの髪を梳いては眺めていた。
――時折思うのだが、本当に男にしては綺麗な茶髪だと思う。
十年ほど前は、さぞかし可愛い男の娘だったろう――それは、彼の幼少期を知る物の記憶にしか、仕舞われては居ないだろう]
[――先程の追憶のお陰だろうか。
ヨアヒムの髪を梳いていた...の脳裏にふと再び巡って来た二つの顔。
一つは――彼の男。
もう一つは――それ以上前の、明るい茶を讃えた友達の]
(……そっかぁ……何時の間にか、もう十年も経ってたんだっけ……)
[通りで、自分も年を食ったわけだ、と人知れず笑みを溢しながら、また、目の前にある、茶色の髪を飽きもせずに梳く。
それ以上の感傷を覚える事もなく、ただぼんやりと、今日の朝食は何かと、考えていた]
[鏡の前に立ってみる。愕然とした。
人狼の気配は感じるのに、薄いオッド・アイはそのままの色。
やはり自分には何の兆候も出ないままだったのだ。
「力を受け継がなかったのか…」
両親に言われ続けた言葉が蘇る。
だから、だからこそ能力に頼らずに人を助けられる道を選んだ]
[霊能者の家系だった中で自分は落ちこぼれ。
でも人狼については教え込まれてるし、この宿屋に呼ばれたのは、まさに「呼ばれたのかも」と思っていた。
けれど何の能力もないただ人にすぎなかった彼には、何故あのような手紙が手紙の束の中に紛れ込んでいたのかさっぱりわからなかったのだ]
手紙…ヤコブの誤解を解かないと…。
[手紙の存在に気づいたのは宿屋に着いて荷物整理をしていたときのこと。
この宿屋に必要とされていたと信じたくて、「1週間前に受け取った」などと嘘を言った。それは嘘というよりは見栄]
つくづく、器の小さい男だな。
[ただため息をついた。今現在宿屋でどのような事態が発生しているのか、旅人はいまだ知らず**]
― 宿屋・寝室 ―
[眠りは少女の叫び声によって妨げられた。
元々眠りが深いほうではない。がばっと跳ね起きると悲鳴のあがった部屋に向かう。廊下でみたものは……]
リーザ!
どうした!おい、しっかりしろ。
[声を掛けて身体を揺さぶるも、ゲルトという言葉しか聞き取れない。]
ゲルトがどうしたって?
誰か!早く起きろ!
[様子を見に行こうとするが、リーザをほっていくわけにはいかない。誰かが来ればリーザを任せてゲルトの様子を見に行くつもり]
―カタリナ・夢の中―
お父さん、お母さーんっ!
[羊達と共に、両親を呼びながら、牧場で戯れている、十歳くらいの金色の髪の少女。
誰だろう。私は知らない。会った記憶がない。]
[――記憶?]
[そうか。
これ、は。
もしかして。]
[この少女は、この光景は。
私の、過去。]
[お父さん。
逞しくて、いつも私に元気を分けてくれる人。]
[お母さん。
優しくて、そばにいると温かい気持ちになれる人。]
[そうだ。私は。
この人達と、村の外れの、小さな牧場で。
幸せに、暮らしていた。]
――お兄ちゃーん!
[そして、もう一人。
妹のように、私を、可愛がってくれた人。
私と、外見が、そっくりで。
本当の、お兄ちゃんみたいに、思っていた人。]
…っ!?
[目覚めると、いつものように、夢の内容がすっぽりと抜け落ちて…は、いなかった。
今日、初めて、はっきりと覚えている!]
あれは…お父さんと、お母さん。
もう一人、もう一人は…
[…と思っていたが、残念なことに、お兄ちゃんと呼んだもう一人が、視界に入る前に目覚めてしまったようだ。]
でも…私、記憶を取り戻したんだわ。
…断片、だけど…
[思わず部屋を飛び出す。妙にうきうきとした気分で。今にも廊下で踊り出さん勢いだった。]
[だが。]
『きゃああああああーッ!!!!』
…えっ!?
この声…リーザちゃん!?
―宿屋・二階角部屋―
[……うつら、とまどろむ意識を突如切り裂く少女の悲鳴>>2に、彼女は跳ね起きた]
……!? …………リーザ? どうしたの、リーザ!?
[もがき、苦しみ、這いつくばるように廊下へ躍り出る少女に駆け寄り、必死に呼び掛けるも。返ってくるのは、ゲルトの名と《三匹》という単語のみ]
……ゲルトがどうしたの、リーザ……リーザ!?
[……やがて。彼女が意識を失った>>4のに気付き、呼吸を確める。もしニコラスの姿が見えれば、彼に脈を取ってもらい詳しく様子を見て貰ったかもしれない。いずれにせよ、気を失っただけである事を知り]
…………良かった、生きてるのね……!
[彼女は、心から安堵した]
―――っ!!
[夜明けと共に訪れた悲鳴。
絹を引き裂くような少女の声は――リーザか。
思わず、飛び出そうとしたが……ヨアヒムは、起きたのだろうか?もしまだ眠りの中にあれば、彼を一人にしない為、その場を動く事はしなかっただろう。
――しかし、この叫びで、予感はいよいよ、確信へと変わった]
(また、僕から皆奪いに……悪魔が来た……っ!)
[少女には、村娘と旅人がついている。
二人に任せておけば、大丈夫だ。そう判断して。]
お二人とも…、リーザちゃんを、お願いします!
[楽天家の部屋まで、駆けて行った。]
―夜明け前?? 宿屋 二階―
[そこで見た何かに、悲鳴をあげることはなかった。なぜなら、あまりに予想通りの状態だったから。
――何度も何度も、見た事があった光景だったからだった。
床に、ベッドに、それに手を伸ばし、まさぐるようにしながら、小さく呟く。なつかしむように、いとおしむように]
………、わぁ………。
やっぱり、そうだ。あの時とおんなじ……。
これは、ゆめなのかしら。
でも、すごくあったかい……。
[何かを掴み、指から滑り落とす。暗がりでよく見えないが、それは温かかった]
きっと、待っていればいいんだよね………?
逃げなければ。
連れてってくれる、はず……
[いつの間にか流れている涙を拭い、そう小さく呟くと、ゆっくりと部屋から出て、自室に戻って行った。白い足先に、指先に、拭った頬に、ぬめる何かが付いているのにも、構わないまま**]
[また、既に事態をハッキリと察してしまっている...に取って、心配事は……申し訳無いとは思いながらも、ゲルトは後回しだった。けして、ゲルトだからと蔑ろにしてるわけではないが]
(……ペーター……)
[もし、万が一にも、傍らの存在が、あの少年の死を見せ付けられたら――――きっと、保てないほどに擦り切れてしまう。
でも、もし本当に殺されてしまったら……きっと、この村のどこかに、見せ付けるようにその死体をバラ巻かれているだろう]
(……それだけはダメだ……)
[部屋から出たら、まっさきに、エルナを頼ろう。
そう、昨日話したばかりの、一番頼り甲斐のあると思われた、彼女を思い浮かべて、また、押し黙った]
カタリナ。一人で先に行くな!
[ここではない場所で慣れ親しんだ匂いがどこからか漂ってくる。女の身で先に行かせるわけにはいかなかった。
ゲルトの部屋の前は異質な匂いはますます濃くなり。]
ゲルト!いるか!あけるぞ!
[がちゃりとドアノブを回すとそこには――]
シモンさんっ?
[負傷兵に呼び止められ、到着を待ちつつも、楽天家の安否を気にかける。
まさか。まさか。まさか。
そんな。杞憂であればいいと――]
[負傷兵がドアノブを回せば]
[そこから漂うは]
[あのとき感じた]
[血の、香り]
/*
しかしフリーデル、楽しすぎる……今日の課題は、如何にして彼女を殺さないで済むかにならないだろうか。
だがしかし、ヨアヒムの動向と役職も非常に気にはなる……
あ、あ、あ
[こんな光景を、以前にも見たことがある。]
[強い情動反応を受け、羊飼いは、]
うッ………
[頭を抱え、そして]
……………
ひいいぃぃいいああああああああああああああああ
[目を見開き、悲痛な叫び声を上げる。]
[昇りはじめた太陽がうっすらと室内を明るくしている。その光に照らされている「モノ」は――]
無残にひきちぎられた……。
そして傍らの存在。
[脳が事態をはっきりと認識して。]
カタリナ!見るな!
[カタリナを遠ざけようとした。]
う、…っ
あ、いぎっ…
[苦しみながら、自室へと駆け込む。
あまりにも強い衝撃をドアノブに与えた為、扉が壊れたかもしれない。]
[何なの、これは。]
[何なの、これは!!!]
[村人達に射殺される父親。]
[断頭台へ連れて行かれる自分。]
[自分を助け出そうと、村人達に襲い掛かり、返り討ちに遭う母親。]
[そして、事切れてもなお終わらず――、――される母親。]
うあ、うああああぁぁああ
――――……っ……!
[視てしまったのだろう……昨日、笑っていた、彼女の悲痛な叫びがまた、響き渡ってくる]
(……耐えろっ!……耐えろっ!)
[一瞬でも、今すぐ、傍らのヨアヒムが眠っていたら、叩き起こしてでもカタリナの元へ走りたいと思う。
だが――記憶にある、全ての死体は、慣れてしまえば、人一人、壊すくらい造作もない光景]
――――っ……!
[誰か、必死に見ないように食い止めてくれてる事を祈り、恐らく...は終始、傍らの青年が起きたとしても、持てる力で、全力で押し留めただろう]
[そして。そして。ああ、そうだ。]
[気がついたとき、私は、温かな白銀の腕の中にいた。]
(人狼…)
[辺りを見渡せば、両親を殺した村人達が、肉の塊となって転がっている。]
[そう、ちょうど、先の楽天家と同じように。]
[幼い羊飼いは悟る。この人が私を助けてくれたのだと。]
[人狼の瞳が妖しく光ると、羊飼いの意識は闇に飲み込まれていく。]
(そうだわ、私の記憶は、ここで)
[記憶を失う前に残っていた感情は]
[人狼への、心からの感謝と]
カタリナっ!
[彼女は悲鳴をあげて、突如立ち去ってしまった。カタリナも心配だったが、そちらは恐らく誰かが駆けつけるだろう。
それよりまずは。]
……ゲルト……。
[そっと近寄る。近づくと明らかに獣にやられたと思しき傷。
とてもじゃないが女子供に見せられるような状態じゃない。
乱れたベッドの端に丸まっていた毛布を被せてやると目を閉じてしばらく黙祷する。]
/*と、狂人?
それはそれでまた敵対陣営恋愛RPかよw
味方陣営どうしでGJ出して恋愛RPしたいものです←
さぁて。カタリナPC視点で狼演じるか(何*/
うふふ…
あはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは
[あくまで、部屋の外にいる者に聞こえないように、笑う。]
[そして。]
あは、あはは…
[笑いながら、両の頬を濡らす。]
[その涙は、同じ村の“仲間”だった、楽天家に捧げるものなのか。]
/*
うんうん。狂人COはやっぱ女の子がやってこそだと思う。
最初はパメラでF狂希望しようかと思ったが、ちょうどぐだぐだ時期だったので、迷ってるうちにパメラ埋まってたので、狂人は諦めた!
[どれくらいそうしていただのろうか。
長い時間だったようだが実際はほんの少しだったのかもしれない。
とにかくわかっていることは……。
再び、あれが始まる。
頭を振ると、部屋を出て埋葬準備をする為の男手を呼びに行く。ジムゾンとも会えれば、ひとまず教会に運ぶ旨。そして墓所の話などもするだろう**]
/*
ちなみにメモでのシスターに対するネタは、少し前の『花帰葬』と言う少しコアな女性向けPCゲーム。
女性向けとは言っても、BL(ボイーズラブ)ではなくBF(ボイーズフレンド)に当たる。もちろん、18禁でもなかったハズ。女性向けなので、BLと素で間違われることに定評のある作品とも言える。
[程なく、シモン辺りがやってきて、いい加減に、ヨアヒムを起すだろう。
――もう、大丈夫だろう。死体も、毛布か何かで、目には当たらないようにされているだろうし……衝撃は、最低限に、抑えられていると思う。
そして、埋葬が終わった頃にだろうか。
恐らく、ヨアヒムが無事に宿で皆と居る事を確認した後にでも、エルナを探し出し――姿の見えない村人全員を探し出そうとするだろう。
勿論、ヨアヒムにだけは気付かれないように。注意を払って**]
は、は…
[頬を濡らしたまま、ベッドの上へ倒れ込む。]
[幸いにも、ドアは壊れていないようで、誰かが入ろうとすれば、扉はあっさり開くだろう。]
[目覚める事は、暫くは、ないのだろうが。]**
投票を委任します。
宿屋の女主人 レジーナは、村娘 パメラ に投票を委任しました。
宿屋の女主人 レジーナは、ここまで読んだ。
― 宿屋 宿室 ―
[リーザの叫び声が耳に届くと、ぱっと跳ね起き、廊下へと出て行った]
やあやあやあ、…。やあやあ。
[すでに人が集まりかけている。リーザのことはパメラが見ているようなので、シモンがゲルトの無残な姿を毛布で隠そうとしていた。
きちんと挨拶をしてはいなかったので、ゲルトがどんな人物かは分からない。
……なぜ、ゲルトは襲われたのだろう?]
シモンさん、私も埋葬のお手伝いをします。
その前に、……私の馬の確認をしてきてもいいですか?
念のために…。
[そういうと、こわばった顔で馬小屋へと急いだ]
[顔は青ざめていた。息を切らしながら宿屋を出ていき、馬小屋へと向かう。普段ののんびりとしたアルビンとはまったく異なるその様子に気づいたものはいたかどうか。]
―宿屋 馬小屋―
右馬くんっ!左馬くんっ!
[馬は…いた。だが……]
……かわいそうに。こんなに怯えていては……人を乗せ、まともに走ることはもうできない……。
[人狼、という人外の存在に感づいているのだろう。もはやまっすぐ立てなく、床にすわりこんで身を寄せ合いぶるぶると震えている馬たちをそっとなでて]
君たちを死なせることはできない。
……逃がしてあげるよ。本当に、今までありがとう……。
[思い出せば、自分が親方のもとから独立した時からずっと、無鉄砲にあちこちへと顔を出す『死に急ぎの商人』に、よくぞついてきてくれた、と感謝の思いと、それ以上に申し訳なさがふくらんでいく。
今まで…戦地であろうとも、気丈にアルビンと一緒にいてくれた。その二頭が…ここまで中てられるとは……]
/*
やー、みなさんキャラが濃い。
素朴だいすき素朴思考なのでおとなしく素朴にしてます
それなんてザコ
序盤吊り対象だよねー;
[馬小屋で何事かを終えると、皆のもとへと戻っていく。
村のことも、村人のことも分からない……常にだれかと一緒に行動をしようとするだろう。
必要とされるものは売り、力仕事が必要ならば、それなりに働くだろう。
表情は穏やかであろうが、昨日までとは違い、から元気のような雰囲気はあるかもしれない。
それは人狼への恐怖よりも、親友であり、忠実なしもべであった馬たちをここまで恐怖させてしまった…自分の好奇心を呪う気持ちから来ていた。
誰が人狼?自分には分からない。だが、噂が確かなら…何か能力に目覚めた者がいるはずだ。
『不思議と、何かが出来る力がわいてくる』…それがどんなものかはよく知らない。
完全な部外者である自分を、強く怪しむ人物もいる。アルビンは誰も信頼しきることはできないかもしれない。
狼を滅ぼすため…一晩に、一人ずつ、処刑していかなくてはいけないという決まり事があるらしい
それは犠牲者が出なくなる日まで続けなくてはいけない。
このことを知っているものは他にもいるだろうか?
知っている人がいろうとなかろうと、アルビンはこの約束事を、議事録に記しておくだろう**]
−夢・幻日に掴むは未来への糸−
[親友の……ローラントの死
変わりゆく時の狭間
溶けてゆく日常の世界
死は…少年を青年へと
肉体を 精神を……いや魂までも
変質させ昇華させる
彼の遺した最期の言葉は
そう、近い未来の先に
まるでこの日が来るのを
初めから知っていたかのように
強く 強く]
守れ 皆を信じて守れと
友の遺した心の欠片は
やはり友が愛したこの村を
同じように愛する者へと……
手を伸ばす 今度こそ
今度こそ 守れるようにと
黄昏はまだ遠く]
ああ……わかってるって
いや、判ってますって。あんたがどれだけ村を大切にしてるかなんて
判りすぎるくらいわかってますって
以心伝心ってやつっしょ?
[悲鳴が……その刻を告げる
目を見開く それは予見 覚悟
その世界の果てを
未来の果てを見据えるように
俺は空へ手を伸ばした]
─宿・自室─
!
[その悲鳴がどちらのものかはわからない。
プレゼントなどという馴れぬことをしようとしたせいだろうか
それとも、傍らの…彼の思念が
ここに押しとどめることを、そう懇願したからなのか?
夢から現への上昇は、普段より遙かに遅くなってしまう。
飛び上がって扉へ向かおうとすれば、彼によって制止される>>29]
何があった!?
[我を忘れて彼の胸ぐらを掴まんばかりにたぐり寄せる。力づくでどうにかもできただろう。
けれど、彼の必死の形相と、そして…自身に向けられる『守りたいと』そんな思念は、...自身の全力を無意識に拒んでしまう
押し問答のまま、誰かが部屋へ来れば>>37。ようやく解放される]
何があった?
[幾分落ち着いた口調で、来た者に状況を聞き、ヤコブを再度眺めれば]
……後で質問タイムな
[無理に笑って見せながら扉をくぐり抜ける。ようやく部屋の外に出れば、もう亡骸は移されていただろうか?
死臭が立ちこめる中、ゲルトのいた部屋へ赴く。死者の住処に未だ残る者、訪れる者はいただろうか?]
く……
[亡骸がなくとも、惨劇は残された夥しい血痕と、……残骸を呆然と眺めながら歯を食いしばった]
/*危うく表で喋ろうとしてしまったような気が。
そしてやっぱなーという所ですね。敵さんは、まあ、そうでしょう。まあ人数的にも、そうだとは……
さて表出るか*/
/*
聖職者ふたりがすきすぎてまいったねこりゃ
昨日の「無自覚に人狼化」というのは、自分のポカミスをごまかすためのものであったとは…私以外、だれもしらないことなのである まる
やあ図ったようにキャラ濃いところが役職もっていきますなあwwwwwwwwwwwwwwwww
共有者で一応出してた もし通ってたら「ここは私の真の故郷だ!!!」とがんばってこじつけてたところでs
この村には、勘のいい子がいるみたいだねえ…
こんなに早く、ゲルト君が見つかっちゃうなんてね。
一番最初に叫んだのは、誰かなあ…
[くすくすと、笑うような気配。**]
―宿屋・二階の自室―
[シスターベールと上着をを取り払い、薄手のブラウス一枚になると、窓を全開に開けた。カーテンが風に煽られ、心地よい風が入ってくる。
いつもするように、窓枠に腰掛けて、外に足を投げ出した。
聞こえてくる羽音が耳をくすぐり、膝の裏に涼やかな風が通る。朝の光は心地よいものだった]
すぐに騒がしくなるでしょうけど。
……これで、最後。そう思うと、嬉しいわ。
思えば、兄さんさえ、きちんとお弔いしていなかったんだわ。あの後には、色んな事がありすぎたから。あそこに戻れはしなかったから。
パパも、ママも、おにいちゃんも。
ゲルトさんと一緒に、送ってあげましょう。
[そうしてまた、歌を紡ぐ。
遠い国のおくりうた。幾人もの命に対する鎮魂歌だった。
澄んだ声音が抜けていく先に、美しい青空が覗いていた。
――厚い雲と濃い霧の先に見えたそれは、歌を終えると同時に、また幾重にも隠され、見えなくなってしまった]
[パメラからリーザの様子を聞いたり、誰かからカタリナの話を聞けばそちらも不安に駆られたりはしたが、両者には付いてくれる人がいるようで…ならば自分は自分の出来ることをしなければならないだろう]
……部屋の掃除、後で俺がしておくから。
あんまり見て気持ちの良い物じゃないし、何か犯人の手がかりも見つかるかもしれない。
[強く言い出されなければ、一人で……若しくは男手を借りて行おうと、そう思っていた]
リズのこと頼むよ。
……すごく不謹慎なのわかってるけど、少しだけ安心した。君やリズ、おばさんが無事で
俺は、ゲルト……連れて行ってくる。
[そう言って踵を返し、ゲルトを運ぶ列に加わっていった。]
―宿・二階自室―
[いつの間にか眠ってしまっていたらしい。
ここは…宿の部屋か。あー、体が重い
昨晩は、ヤコブの話を聞いた後に空いている二階の部屋を探し、そのまま倒れ込むように寝てしまった。
よほど疲れていたのか、頭は完全に覚醒しておらず、部屋の外で何が起こっているのまだ知らない。
誰かが部屋のドアを叩けば、彼は不機嫌そうに応対し、部屋の外にでるだろう。
力仕事があれば、手伝うはずだ**]
神父 ジムゾンは、宿屋の女主人 レジーナ を投票先に選びました。
―宿屋・2階角部屋―
[……傍らで、いつ彼女が起きてもいいようにとその手を握り締め見守るレジーナの姿を見つめる。
リーザの叫びからややあって駆けつけた彼女>>39はリーザを抱きとめ、優しくなだめ、気を失う瞬間までその背を撫で……その姿はまさしく、彼女の朧な《母親》というものを象った物で。
……こんな。こんな優しい目をする人を、人狼という化け物だと呼ぶつもりなのだろうか。
そうだ、きっと全て何かの偶然に違いない。手紙の件だって、村長やトーマスの件だって……食糧の件だって、何かの偶然が重なった結果に過ぎないのだろう。ならレジーナの知る全てを説明して貰えば、きっと誤解は解けるはずなのだ。
パメラは、何の特別な力も持たない人間だ。
だからこそ……せめて、目の前の女主人や少女、そして何より、共に宿で働く青年の事は、信じたかった。
意を決し、彼女は言葉を紡いだ]
―宿屋・2階廊下―
[飛び出した自分の姿に一瞬息を呑み、そして大きく息を吐くヨアヒムの姿>>54に、彼女もまた安堵の吐息を漏らした]
……無事で、良かった……。
[……彼の口からゲルトの訃報を告げられリーザの様子を問われれば、突如苦しみだして現在は気を失っている事や『三匹がゲルトを』という謎の言葉を発していた事>>1>>2を伝えた。
部屋の検分とゲルトの弔いへ向かうと告げるヨアヒムから、リーザの事を任され]
……そんな事無い。あたしも、ヨアヒムの顔見て、ちょっと安心したから。
こっちの事は任せて。…………ゲルトのこと、お願いね。
[そう言って微笑みを作り彼の背を見送ると、彼女は再びリーザの元へと戻った]
―宿屋・2階角部屋―
[部屋に戻ればリーザはまだ目覚めておらず。心配そうにこちらを見つめるレジーナに、手短にゲルトの訃報を伝えた。
ショックを隠せないのであろう……若干青ざめたその表情に、偽りの影は見当たらない。
…………結局、先の話はうやむやになってしまった。そう感じつつも、今はただ、2人共にリーザの目覚めを待つのみであった**]
[昨日は、なし崩しのうちに皆が食事に突入してしまった。激しい肉や野菜の奪い合いが繰り広げられている傍らで、...は手の届く範囲のものを遠慮がちに口に運んでいた。
普段からたくさん食べる方でもなかったし、まして人と争ってまで、という性質ではない。
やがて食事を終えると、泊まりの用意をすると周囲に告げて――肉に夢中の面々に、聞こえていたかどうかはわからないが――、一度自宅へ戻り、鞄を手に戻ってきた。そして、割り振られた部屋で眠りについたのだ]
[無残にも引き千切られた、楽天家の躯。
あれは、間違いなく人狼の手によるものだ。
そう、父と母の、仇を討ってくれた――人狼の。]
お父さん…
[村人達が小屋を取り囲みながら『人狼野郎を差し出せ!』『人狼を殺せ!』と叫んでいたのを思い出す。
当初の羊飼いには、何の事だか分からなかったが…
今なら分かる。父は、人狼で――どこからその噂を聞きつけたのか、人間の何倍もの力を持つ人狼を恐れた村人達は、父を、不安要素を取り除こうとしたのだ。]
どうして。お父さんはずっと、おまえたちと一緒に、一人の村人として暮らしてきたのに。
ただ、人狼であるという、それだけの理由で。
あいつらは、お父さんの胸に、銀の弾丸を撃ち込んだ。何度も。何度も。
[愚かで、傲慢で、汚い、人間。
母を――された時、羊飼いは、断頭台の上で、彼らの“死”を願った。]
[果たして、その願いは、叶えられたのだ。
父と同じ、人狼の手によって。]
私、
[恐怖の対象であるはずの人狼は――羊飼いにとって、神のような存在に映った。
『私、あなたのためにできる事、ないですか?』人狼へ、第一声を投げかける。
黙って首を横に振る。『何もかも忘れて、今度こそ、幸せになりなさい。』]
[そして羊飼いは――この“若葉の村”の入り口に倒れていた。
“真紅の村”とは、ずいぶん離れている。わざわざ、人狼が連れてきたのだろう。
だが、一体、なぜここに――]
[けれどそれは今考える事ではない。
今羊飼いがするべきことは…]
人狼を、助けなきゃ…
[少女は、“三匹”と言った。つまり、人狼は、三人、いる。
けれど、それが誰なのか――何の能力も持たない羊飼いには、分からなかった。]
― 宿屋・談話室(ゲルト埋葬後) ―
[嫌な一仕事を終えると、宿屋に戻る。
恐らく人間ではないものの仕業。このことを知ればみなどう思うだろう。怯えさせるだけかもしれない。
それでも告げないわけにはいかない。事実を知らなければ身も護れないだろうから。
そう思うと宿屋にいる皆を集める。その中にはリーザもいたのだろうか。朝の様子を思い出すと不憫だとは思う。
ぎゅっと唇を噛んだ後話しはじめる。]
―羊飼いの部屋―
[ぱちり、と目を覚ます。夢心地なのか、その目は宙を泳いで。]
[――いや、羊飼いは考えていた。]
……
[あの時とは、状況が違う。
あの、罰を受けて当然の村人達と違い、――楽天家は、何もしていないのだ。]
あの人…皆の話によると、ずっと寝ていただけ、みたいだった。
[もし――人狼をこのままにしておけば。
皆、食い殺されるのだろうか。
神父も。旅人も。農夫も。心の底から愛しいと思い始めていた村人達は皆。みんな。]
…迷ってはダメ。
[人狼。羊飼いにとって、絶対の存在。
彼らのする事に、間違いなどあろうはずがない。]
[そう、楽天家だって、“殺された”わけではない。
あの汚れた村人達では無理だが、罪なき楽天家は、人狼と肉体と魂の融合を果たし、人狼の生命の一部になった。
それは人狼と何もかもを共有するということ。これほどまでに幸福なことはない。]
そうだ…これは、皆の幸せのため。
だから、私もその手助けをしよう。
[ドアを激しく叩かれている事に気がつくと、ゆっくりと立ち上がり、ドアノブを回す。
そこには、羊飼いを心配して飛んで来たのか…旅人>>28の姿があった。]
[……自分達で仲間を殺したという告白。みなはどう受け止めているのだろうか?
一人ひとりの表情を見渡す。]
俺は……自分の身に起きたことしか話せねーから。
だからこれ以外に方法がないのかどうかわからない。
もしこの他にやりようがあるならこんな手段は取りたくない。
だが……これしかないのなら……そうするしかないと思う。
昨日の森でのおかしな出来事。手紙とその手紙が消失していること。やたらと深い霧。
そして今日……。明らかに人狼の仕業とわかる形での遺体の放置。
[人ならあんなに食いちぎられた跡はない。そしてただの獣なら……もっと遺体は無残になっているはず。ゲルトは顔は綺麗なままだったから。]
−回想−
[恐る恐るゲルトの部屋の前に行くと、見えたのは楽天家の無惨な姿]
……ゲルトっ!
[その名を呼ぶが、彼の目線はゲルトの姿から逸らしている。
彼の無惨な姿を見る事は、すなわち起こって欲しくなかった出来事を認める事に繋がるから]
そう言えば、人狼達もよく自慢そうにこんな事を……。
[過去の事を思い出す。その昔何度も見ていた物でも、積極的に見たい物ではない]
あ、ニコラスおに……、……ニコラスさん。
ごめんなさい、私…錯乱してしまって。
自分からゲルトさんの様子を見に行ったのに、…情けないです。
[自分が眠りに就いてから、少し時間が経っていることに気がつくと]
…埋葬、もう、終わったんでしょうか。
一階から、人の気配がしますし…降りましょう、か。
[旅人からの返事がどうであれ、羊飼いはふらふらと階段を降りる。]
[やがて談話室へ到着すると、昨晩の明るい表情は消え失せ、沈痛な面持ちで中へ入る。暫くは、声を掛けられても、黙って泣いているだけだろう。]**
ヤツラは。
俺達を外部から隔絶して一人づつ殺すつもり……だろう。
そのほうが俺達が恐怖する様を……じっくりと味わえるだろうから。
[押し殺した声でそう告げた。
人狼は――半分狼。半分ヒト。
何も腹を膨らませるためだけに、人狼は人間を襲撃するわけじゃない。
人の恐怖や疑念……。そういった感情すら味わえるのは、彼らが知性をもっている証なのだから。]
僕も手伝うよ。
こういう事は男の僕がしなきゃいけないだろう?
[そう口にしつつ、ゲルトの遺体を運び埋葬するのを手伝った。
彼なりのゲルトへの追悼の気持ちである。
けれども、その目線はどこかに他の皆とは異なる色合いがあった]
[ゲルトの冥福をその前で心から祈りつつ彼は呟いた]
……何もしない、なんて彼に失礼だしね……。
[誰にも聞こえないように小さく呟く]
……シモンさん。
辛かった、でしょうに……どうして、二度も、こんな……
[目を伏せ、掠れた声で呟いた。膝の上で、両手が震えている]
/*
ご主人様は神父、クララ、オットーか!
…助けてくれた人狼が神父様だったらいいのに><
クララやオットーとは親交を深めるチャンス…かもしれない…
*/
/*
エルナ共有。縁故おいしいなあ。
とりあえずクララが偉そうな狼なのはまだ表では伏せ。
(タイミング掴み損ねてるだけとも言う)
―二階・自室―
[リーザの悲鳴もカタリナの悲鳴も、女には聞こえていない。
地響きしそうな鼾をかいて……
ベッドから落ちた痛みでようやく目覚めた。]
……ッて。
このベッド、狭いっつうの。
[女の口は、文句を吐くためにあると言ってもいい。
朝から機嫌悪そうに頭を掻き、口周りの涎を拭う。
開けっ放しの窓からは既に強い光が差し込んでいて]
憎らしいほどいい天気だな。
[煙草に火をつけ、窓の縁に腰掛ける。
アルビンは放した二頭の馬が何処かへと走り去るのを、もう乗ることはできないとは思いもせずに、頬笑みながらみつめていた。]
/*
ていうか能力者COどうしよう…(まだ決めてないのかYO
過去のRP村の狂人は皆C狂なんだよなぁ。むぅ。
Cなら別に何か騙ったりしなくても、議論をかき回せるけど、情報ないと難しいのう。
*/
/*
カタリナ占騙ってくれないかなー
そしたら仲悪いフラグ立ってるわたしが霊騙りに出たい。そんでシモンとも対立する。
シモンの親友のエルナのリアクションも見たい。
―宿・廊下―
何だよ、お前ら朝っぱらから。
言っとくが私は今機嫌が……
[悪いんだ、と言葉は最後まで音にならず。
シモンとジムゾンをみつけると、一発ぶん殴ってやろうと歩み寄るも、運んでいる″モノ″を見て絶句する。
鼻をつく、鉄錆の臭い。眉間の皺が深くなった。]
…………、
[変わり果てたゲルトを見ても、女は悲鳴すら上げず。
ただ無言で視線を奪われるだけ。
まるで信じられないといった面持ちで。]
私も行く。
[シモンはきっと断らなかっただろう。
親友にとって、自身は女ではないのだから。
他にも誰か居たか、数人で教会へと向かうのだった。]
―教会―
[教会の敷地内にある墓にゲルトを埋葬する。
宿を出てから、女は何も話さなかった。
ただ無表情で土を掘り起こし、ゲルトを眠らせた。]
私は今でも神の存在は信じていない。
祈るなんて弱いヤツがすることだ。 ……でも、
[親友が先に宿に戻り、二人きりになった教会。
ジムゾンと視線は合わさずに、十字架をみつめながら呟く。
暫くは沈黙の時。
そして、一歩前に出て胸の前で手を組んだ。]
これでもう、私に″ちゃん″付けはやめろよな。
[どこまで捻くれたら気が済むのか。
心の中で、村を護るための力を貸してくれ、神よ。
そう祈りながら、静かに目を瞑るのだった。]
/*
しかしなんだろう…これ、絶妙すぎる役職配分な気がするんですが。
羊飼い的に。
者兵服の中にもしかして狼いるんじゃね?とか思ってたけど全員村側だったのかー!
そして屋書がご主人様ということで比較的会話をしやすくなる…はず。
旅は霊能者希望だったのね…うぅ残念。敵対してみたかった←
*/
─宿屋・談話室─
[皆と戻った後、シモンの話をだまって聞くことにする>>69。彼の語る凄惨な話は、彼に残された数々の傷……中には一見して人の作りし凶器のそれちは異にする物とも相成って、何の疑問も覚えずに聞くことが出来た]
ゲルトの傷跡が人狼の物だってことなんだね。……それはわかった。
[現場での姿は見てはいない。運ぶ際にもシーツで覆われて、詳しくは見ることはできなかった。
けれど、埋葬する間際、少し見えた彼の亡骸。引きちぎられた腕、深い爪で抉られたような胸。
とても人間ができる代物ではない。
一見すれば大きな猛獣に蹂躙されたような亡骸…けれど、顔は全く言っていい程に綺麗で
……それは部位を考えて襲ったと思えなくもない。……そもそも、何人もが近くにいたのだ。
獣の仕業なら気付かれずにこんな真似などできようはずもないだろう]
>>76
じっくりと味わうなんて、随分と悪趣味だな。俺たちが怖がって、近しい人を疑って、憎んで……そういうのを愉しむ程に破綻してるってことなのか? でも、アルビンさんの話だと突然変異とか、生まれつきとか、そういうのもあるって。
仲良くやってたのが、突然そんなことになるんならそれは……
[初めから精神が破綻しているのか、それとも深い憎悪の焔を宿しているのか?
あいにく人狼の流儀とやらは知るはずもない
けれど、ごく普通の人間の尺度から考えれば、それはどうにも理解しがたい。
憎悪……それに関しては覚えがない。
けれど精神の破綻と思えば、真っ先に頭に浮かぶのは一人……そう、あの人は昨日何をしていた?
ゲルトの元でいったい何を……]
あ、確か成り代わったり……てのもあるんでしたっけ?
[アルビンをちらりと眺める。それなら、今までと言動が変わるのではないか? どこか挙動などが……
この商人もだが、もう一人の旅人の“いつもどおり"などは判らない。
手紙の件もある。嘘だということを知らない...には、いや知っていたとしても、それはそれで何故という別の疑念が吹き上がるだろう。
では村人達ならどうだろう…
一瞬飛来した不安をすぐに振り払う。強引に。
あの人はまだ何も話していないだけだそれを短絡的に結びつけるなど、よりにもよってあの人をそんな対象とみなすなど、あってはならない。聞けば氷解するはずだ。昨日のヤコブの時のように。]
でも、むやみやたらに疑うとか…そういうのは辛い。雲を掴むような話すぎて、頭が整理できねぇ。
せめて人狼に対する知識を、もうちょっと……オットー
[噂で聞いた彼の過去。人狼事件の生き残り……確かそんな話だった。
凄惨な過去を蒸し返すのも気が引けたが……
一昨日、リーザを連れての道すがら、彼が見せた決意の表情を思えば]
お前も、ゲルトの姿見てたよな? なぁ……そのお前の時となんか関連性とか、あと人狼ってのがどういうものなのか、もうすこし詳しく聞かせてくれないか?
日頃行いが悪い貴女でも、こうして祈っている以上、
私も慈悲の心がないわけではありません。
分かりました。
力を貸してあげましょう。
与える力は以心伝心―――互いに人間だと分かる力。
[何処からか聞こえてくる声。
幻聴かと、耳に指を突っ込むも、音は確かに鼓膜に残る。]
アイツが人間?
そりゃぁ、アイツが猫には見えないけど。
ってか、皆人間だろうが。
宿に居るヤツらの中に人狼なんかいねぇよ。
[ぶつぶつと呟く様子に、ジムゾンは何を思っただろうか。
問われたらこう答える。
―――攻撃力が100倍になったと。常のように笑いながら。]
あ。おいこら。
どうせなら、誰がゲルトを殺したのか、人狼を教えろよ。
おい、聞いてるのか、馬鹿神!
[次第に小さくなっていく声に、怒りを露わにする。
口ほど怒っているわけではないけれど。]
……ッチ、やっぱり神なんか居ない。
しょうもないこと教えやがって。
おい、ジムゾン。代わりに殴らせろ。
[逃げようとするジムゾンを羽交い締めする。
男は女の手から逃れる為に、あれこれと思索しただろう。
結局は殴れずに、女は不機嫌そうに唾を吐きだして、宿へと戻るのだった。]
くそっ、まるで弱み握られてる感じだぜ。
―→宿―
─宿屋・二階角部屋─
[ちょうど、ゲルトが埋葬されている頃。ベッドで眠っていた少女が薄く目を開いた。右を見て、左を見て。顔を上げるとレジーナとパメラの姿>>63が。…これは、夢じゃない。]
レ、ジーナおばさん……パメラ、さん。
[二人の名前を呟くと、少女は今度はちゃんと目を開いてから半身を起こした。二人から水を受け取ったり薬を飲んだりしつつ、体調について「もう大丈夫です」などと答えるだろう。]
……ごめんなさい、朝の事は、ぼんやりとしか覚えてなくて……。みんなに、謝らないと…。
[自分が大声で叫んでいた事は何となく覚えているが、錯乱していたので誰が助けてくれたのか記憶がハッキリしない。それでも、パメラとレジーナがずっと側についていてくれた事を知ると。]
いつも、迷惑かけてごめんなさい。…………本当に、ありがとう。
[今日だけじゃない。いつも、ずっと、前から。この人達には、多忙な父親からよりも家族の温かさを貰っている気がする。]
[少女は、自分の手首に触れた。脈拍は少し速いけれど比較的落ち着いているようだ。体は重いが、息苦しさは今は感じない。ただ、心臓が脈打つ音がやけに頭に響いて……何かを、急かされているような、そんな気がした。]
……私、皆に知らせないと。
[ゆっくりとしか動いてくれない足をベッドから降ろし、多少フラつきながらも談話室へと向かう。]
―― 回想・埋葬 ――
[死体は――凄惨だった。
最後見た時とは違い、幾つか中身の食べ残しがあったか。
しかし、今はまだ――その惨劇の主が誰かなど、気付くよしも無く。ただ黙して、ゲルトの破片だけでも、埋葬した]
(エルナさんは……)
[ヨアヒムは無事に帰っただろう。
ならば、次に自分がやるべき事は、もう決めていた。
やがて、エルナの姿を見つけ、目が合う時には、何時に無く、真剣な趣で、頷き返すだろう]
─宿屋・談話室─
[階下へと降りた少女は、皆の話す内容や様子などからゲルトが部屋で殺されていた事、既に埋葬された事を知る。]
……やっぱり。
[なら、自分のすべき事は──。]
[……ヒトを怯えさせ、嬲るために食べる?
ヒトを苦しみから解き放つために、食べる?
それはただ、本能。
ヒトが食事を摂るのと同じこと。
けれど、ヒトが料理の味を、彩りを、時には希少な食材の価値を楽しむように、狼の中にも「楽しむ」者はいる。
ジェイドと、アルトと、自分。
共にゲルトの血肉を喰らいながら、感じたことはそれぞれに、異なるのだろう]
/*
ちなみに、過去編、狩人の能力を仕込んでくれた聖堂騎士様のお名前は考えるつもりなしです。
でも、多分、格好とか雰囲気で考えると、トールなんか、一番似合うかもとは思っている
[人間への憎しみが失せたと言えば、嘘になる。
羊飼いが村人との接触を避けるように生活していたのは、心の奥底で人間への憎悪を覚えていたから。
だけど――そう、羊飼いにとって、人狼は神以上の存在だが、ここに居る人間達だって、特別なのだ。
そしてそれは、人狼にとっても同様のハズ。]
(だから、あなたたちは、ゲルトさんを)
…楽園へ…
(連れて行ってくれたんですよね?)
[無意識に口から漏れた声は、誰かに聞こえていただろうか?]
―宿・談話室―
[談話室に入ると、テーブルの上に置かれた議事録を読む。
様々な筆跡。
名前がなければ誰が書いたものか分からない。
けれど、知らない情報を得ることはできる。]
お、ヤコブ。
ちょうどいい。昨日の話だが……
[傍に歩み寄ってくるヤコブに気がつくと、議事録を置いた。
昨夜、肉を目の前に戦った時とは違う面持ち。
真剣なその様子に、話を聞く態勢の男へと距離をつめる。]
此処に居ないヤツらを探す?
いや、その前にだな。
ああでも……手紙よりも今はそっちの方が先か。
[談話室で、やがてシモンの話が始まる。もう、信じざるを得ない。人狼の存在。しかし、処刑…!? そうでもしなければならないほど、人狼は巧妙に正体を隠していたのか。それでも処刑に踏み切れるなんて、シモンは兵隊さんだから感覚が違うのかもしれない、と少しだけ思った。それ以外に方法がないのなら処刑しかない。という話を聞いて、少女は声を上げた。]
待って下さい!
[立ち上がり、真剣な表情で皆に伝えよう。]
シモンさん。処刑は……待って欲しいです。するとしても、三回で終わるはずです。
私、今朝、夢の中で……
【三人の人狼らしき影がゲルトさんを食べるのを見ました。】
人狼は、三人だけです。それ以外、誰も処刑しないで下さい!
シスター フリーデルは、神父 ジムゾン を投票先に選びました。
[今朝、悲鳴を上げた後は流石に臥せっていたのだろう。
そんなリーザの言葉に、思わず心で首を傾げて――その言葉の意味を一度砕いてから、もう一度頭の中で組み立てる]
(――――――…………占い……師……?)
[いや、違う。少女の形態は、伝え聞いた事のない――凡そ始めて伝え聞くが、その夢の内容は、予見の力を持つ人間と、少しだけ似通っていた。
その力を持つ彼等が居ると、その村は人狼の恐怖を和らげる。そして、狩人とは、それを守護する物だ、とも。教えてくれたのは彼の男。
――が、希薄に過ぎる。今日、たまたま正夢になっただけと考えたほうが、ずっと説得力はあるだろう]
(明日も……占い師紛いの夢を見るなら……)
[シモンに必死に言い募る少女の姿を、少し淡白だったかもしれない。しかし、興味深そうな視線をただ、注いでいた]
何だよ、お前。
私と二人きりになるのが怖いのか。
殴るようなことはあっても、襲いはしないぜ?
[頷いた後、揶揄するように口の端を上げる。
女はまだ知らない。
若葉の村に居る村人は、此処に居るだけだということ。
だから、ヤコブと二人きりになることは構わなかったが…]
何でヨアヒムは駄目なんだよ。
お前ら、喧嘩でもしてんのか?
[同行を求めようとしていた相手を先に拒まれる。
以心伝心の間柄なら、人捜しをするのに楽なのではと思ったのに。]
おい、そこの暇そうなヤツ。
お前だ、ディーター。付いて来い。
[シモンも誘おうと思ったが、リーザと話をしているようで。
声を掛けた男は、憎たらしい、けれど気心知れた相手。]
[エルナと言葉を交わす中、ふ、と視線を見やると。
ひっそりと会話していたハズなのに、カタリナが、手紙に視線を向けている……!?]
――っ!?
[一部は読まれたかも知れない。しかし、彼女に好奇心でついてこられて――また倒れられてしまっては、さすがに今は溜まったものじゃなかった。
ごめん、と手を合わせながら、それでも、それ以上の言葉を、カタリナに見せようとはしなかっただろう]
[自分が見た夢のどこからが真実で、どこまでが私の空想だったのか…。証拠も根拠も何もない。けれど、少女は確信していた。ゲルトが人間であり、その殺害シーンは私に、この村に紛れ込んだ人狼が何人いるかを教えてくれたのだと。]
私は……以前から、眠る直前に強くイメージしたものの夢を見る事ができました。なくした物の事を考えながら眠ると夢の中で在り処が解ったり、夢の中で、眠る前に読んだ旅行記の風景を巡ったり。お父さんが手紙を書いている夢を見た数日後に手紙が届いた事もありました。
…今までは、偶然かと思っていました。でも、今朝見た夢でそうではないと確信しました。
シモンさん、私、毎晩一人ずつ夢の中に呼んで、人間か人狼か調べます。だから…処刑は待って欲しいです。
[話を終え、少女は再び椅子に座った。疑問や質問を投げかけられれば答えようと周囲を見回す。]
[>>105の声が耳に入る。エルナと…ヤコブ。
ディーターにとって、それは異色の組み合わせだった]
お前が俺を呼ぶなんざ、珍しいにも程があるなァ。
何の用だ? 瓶の蓋がきつくて開けられないってか?
[ディーターはエルナとヤコブから、この場所にいない人間たちの捜索をしたいという話を聞く。ヤコブと同じく、リーザの声>>108は彼には届いていなかった。
二人に続き、宿を出る事を決める]
[道すがら、エルナに、昨日の手紙の事を聞かれれば、迷わずもう一度、昨日話した事を答えるだろう。
事実、彼としては、この件にそれ以上の事実はない。
――宿から一番ほど近い、村長だろうか。モーリッツの家だろうか。
もし、腐った肉と鉄くさい臭いが交じり合った――汚物よりも酷いソレが高く薫ったならば、顔を強張らせ、戸口まで走り出し、それを一気に開いただろうか?]
―宿屋のすぐ外 自室の下あたり―
[ぶらりと宙に浮かべていた爪先が、気がつくと湿った地面を踏みしめている。いつの間に下に降りたのだろう。身体がやけに軽い。
――肩に乗った鳥たちが囁く。嵐が来るよ、と]
……今更ですわ。
思えば風はもう、赤い色をしていましたもの。人がひとり、ふたりと消え始めた時に。
[かくり、と首を揺らす黒い目は、ただ同じ事を伝える。嵐が来るよ。嵐が来るよ……、と]
そう……そうね。獣が人を食らうのも、大きな輪の中のひとつだわ。たしかに昨日までは、そこから出てはいなかった。ただ、それが起こっていただけ。
だけど、今は……。
……ああ、そうか。今だからこそ、貴方たちの心は騒ぐのね。
人が人を食らう……。その気配を感じ取ったのだわ。
[そう呟いていると、>>105エルナとヤコブが話しているのが耳に入った。草を踏みしめ、そちらへ向かう]
すぐ戻るからよ。大丈夫だって、心配無用。
[宿を出る直前、クララにはそう声をかける。
昨日、心配をかけてしまった妹的存在に。
そしてヨアヒムを一瞥した。]
(何かあったら頼んだぜ。)
[果たして、この思い伝わっただろうか。
宿を出てすぐに、ヤコブに手紙のことを問う。
返ってきた言葉は、議事録に書かれていた事と同じ。
歩きながら横顔をみつめる。]
お前が嘘ついてるとは思いたくないが。
村長は何でお前に頼んだんだ?自分で書きゃいいだろうに。
[丁度その時、そのヴァルターの家が前方に見えた。
村の長らしき、大きな屋敷。
見えると同時、駆け出すヤコブに驚く。]
[村長、モーリッツ、トーマス、ペーター。この場にいない者達を探しに行こうと発案したのがエルナではなく、ヤコブだった事は、ディーターにとって意外な事であった。
彼はゲルトがああいう目に遭い、すぐに行動を開始するような人間には見えなかったからだ。
のんびり畑で野菜を作っては、たまに宿やパン屋に寄っていって作物を置いていく。
常に厄介事を引き起こしているエルナならともかく、ヤコブがこれほど柔軟に対応できるものなのだろうか――
手紙に関しても彼への疑念は尽きない。ディーターが四人の探索を引き受けたのは、ヤコブを見張るという意味も少なからずあった]
って、おいっ…!?
[村長の家が見えると同時に、ヤコブは一目散に駆け出す。ディーターは急いで彼の後を追い、村長の家の戸口を開いただろう]
『待って!
リーザちゃんは嘘を吐いている可能性があります!
私、人間を人狼を見分ける力、持ってます、から。』
[――そう叫ぼうとしたが、結局、それは、できなかった。]
[このままでは、“神”が殺されてしまうかもしれないというのに。]
(――何の冗談だよ――)
[視界に飛び込んできたソレ――最早、無残だった。
茶目っ気のあった彼らしく、中は兎も角。やたら小奇麗で少し豪華な玄関口には、何時も大きな三叉の燭台がある。
そこに――
見ない方が良い。一言で言えば、悲惨な]
(アレはなんだ腕だろうか赤黒い筋繊維が剝き出してそれが二本燭台の両脇に突き刺さって足はどこ見当たりもしないあぁ間違えた右側のはあれ腕じゃなくてソレなんだそして何だろう下の裂け目から液を滴らせている丸っこいのに繋がって中央一際大きなそれにぶっさされて仰け反らせている骨と肉片の繋がった――)
[そう。一言で言えば 『無残すぎる死体』]
リーザちゃん!?
[突然大きな声を上げた少女に、驚きの表情を向ける。今朝の悲鳴は別としても、普段物静かなリーザが、これほど強い語調で何かを主張するのは珍しい]
待って、夢、って……いえ、まさか。
人間と人狼を、見分けられる、って……
どうして、ここでそんなことを言うの!?
この中に狼がいて、今の話、聞いていたら……
え? 何でですか? え、私、何かマズい事言ったんですか?
[襲撃はほぼ確実に毎晩起こるという事を知らない少女は、クララの言った言葉を理解できないようで。周りにも確認を求めるように見回しながら返事を。]
[羊飼いは考える。]
[要は――“神”が処刑されてしまう前に、彼らが少女を、楽園へ連れて行けばいいのだ。]
[けれど、きっと、邪魔をしようとする者が居るだろう。そう…昔、故郷の図書館で、人狼に関する文献を、読んだ事がある。
もちろん、幼い羊飼いにとっては、ちんぷんかんぷんだったのだが。]
(何と…言われていたっけ。そう、――狩人。)
[それは、特別な訓練を受けた猟師。“村”を守るために、必要不可欠な存在。]
[狩人、と呼ばれる者を先に楽園へ連れて行けば、“神”は無事にこの村を、極楽浄土へと変えるだろう。]
―ヴァルターの家―
[ディーターは目の前に広がった光景―>>118―を見て、その場に倒れそうになった。
足が、これ以上進む事を拒むのだ]
なんだってんだよ、こりゃァ……!
[先に入ったヤコブが足を止めている。
無理もない……なんて光景だ。
言葉にするのもおぞましい…あぁ、これほどの死体を、今までに見た事があっただろうか?
ディーターの性格やその友好関係上、“惨たらしい”死体は何度も見た事がある。
だが…そのディーターですら吐き気を催すほどの、その室内…
彼は棒立ちのまま、しばし絶句するしかなかった]
―村長の家 扉の前―
[慌てて中へ入って行く彼ら>>115を見ながら、扉の前で足を止める。ここに何があるのか、想像はついていた。
ここだけ、ではない。それはまだ始まりなのだと鳥たちは教えている]
……貴方たちの浄化の手は、中までは届かないものね。
[そう呟いて、彼らが出てくるのを待つ。扉を開けた彼らは、目の前で待っている姿に気づくだろう]
(僕――何気に、コレを見たの、まだたった二回目だったんだっけ)
[目の前の光景が、あの日の夜とフラッシュバックする。
腹の痛みに耐え、縋ろうとした。無視され、泣き喚く声が木魂して。少しだけ力を篭めたのかと思った時には
何かの燻製でも無理やりに引き千切った、骨を引き裂いたような音もあった。目の前で文字通りに千切られ、映えた茶髪もばらばらに散らされて――]
――――っ!!!
[堪え切れなかった。少なくとも、身体は。
その場に蹲り、その奮えを、その光景が通り過ぎるその時まで、やり過ごしただろう。
しかし、泣けはしなかったが]
人狼は、自分たちを見分ける力を持った人間を、怖れる……。
……間に合わない。
みんなで、リーザちゃんを守ったとしても。
リーザちゃんの力が本当で、今夜、もし人狼を見つけたとしても。
その間に、誰かがまた、人狼に殺されてしまうかも知れない。
[膝の上で、こぶしを握る。誰かの姿を求めるように彷徨わせた視線は、エルナ達の姿が消えた戸口で止まり……また膝の上へ]
[狩人を探し出し、それとなく――今は、方法が思いつかないが――“神”に伝えよう。]
[もしも、少女と同じ能力を持つ者であると偽れば、もしかすれば、先に、楽園へ連れて行かれるかもしれない。
きっと、それは、羊飼いにとっては、すごく、幸せな事なのだろうけど、“神”は困るだろう。]
[となれば、私の役目は――狩人を探す以外に、もう一つある。]
/*
ここで早速、カタリナが狩人騙りとか…………?
もしそうなれば、物凄くヤコブをチェックに持って行っている功労者に……
[ヤコブとディーターの後で、家の中に入る。
鼻をつく鉄錆の臭い―――今朝と同じもの。]
な、何だよ、これ……
[豪華なペルシャ絨毯に広がる血の海は、今では赤黒く固まっているように思えた。
けれど、臭いは薄れることなく室内を侵食していて]
うっ、
[思わず吐きそうになるのを堪える。
ぽた、ぽた、と血の滴が落ちる間隔は長い。
床に転がった村長の目玉と目が合うと、更に嘔吐感が増した。]
(まさか、他のヤツらも……)
[そう思い、家を出ようとしたところで、ヤコブが蹲る。
硬直していた体は解け、駆け寄って体を支えるも……酷く震える体、そのわけを正確には捉えられない。]
……大丈夫かよ。
[どれくらい、そうして蹲っていただろう。
ようやく、思考がマトモに働くようになって――改めて、村長の死を確認させられた]
《用心だよ。五日後にでも、私が事情を話そう》
[三日前、宿から出て行く前――そんな事を言っていただろうか。後二日無事だったなら、元気な姿を見せていただろう。]
《村は……ローラントの事を忘れてはいかん》
[そんな事も言って、彼なりに村の皆の心配をしていたが――
――とりあえず、彼自身の口から、それが説明される機会は――今世では、残念ながら失われただろうが]
(……大丈夫……覚悟は――昔から)
[やがて、よろめきながらでも、立ち上がれただろう。
エルナに促され、館の外に出る時には――鳥達とその様を見守る、フリーデルの姿に気付いたのだろうか>>123]
/*
あたまがこんらんしてきたお
どうやって動けばいいんだろ…狩人探しとかもう。
あと羊の世話やってこなきゃ。
*/
―村長の家前―
[真っ青な顔で扉から出てくる三人>>128に、低い声で語りかける。何故ここに居るのか、と問うようなまなざしを気にかけた様子もなく、淡々と]
……その顔を見ると、想像通りだったみたいね。
他にも何人かいるようだけれど、少し休んでから行った方がいいかしら?
多分、あちらと……あちらに、もう一人、二人……。
[指さした方向に、何羽かの鳥が飛んでいくのが見えた。何かを知らせるような、けたたましい鳴き声と共に]
[クララの言葉に、ハッと青ざめる。]
……あ。
[そうか。この力があれば大丈夫と思っていたが、逆に言えば人狼に一番命を狙われるという事なのだ。それに夢で見るという性質上、私は毎晩一人以上の人間は調べられない。複数の物や人を夢に見ようとするとイメージが分散して上手く行った試しがないのだ。
そして──その間にも、誰かが殺されるかもしれない? 少女は困惑気味の表情でうつむいた。]
ご、ごめんなさい…。
[どうしよう。どうしたらいいんだろう。どうしたら…!]
[今のヤコブの状態では、筆談など無理だろう。
自力で立ち上がる様子を見て、何とか意思を汲み取った。
ディーターも一緒に外へと促した後、外で待つフリーデルに気がつくと、青白い表情のまま、やや鋭い視線で問う。]
……フリーデル
お前、此処で何してる。
[問いに答えることなく、口を開くフリーデル。
常の不思議ちゃん的な雰囲気を醸し出しながらも、眉を下げる様子に、女もまた眉を下げた。]
村長だけってことはないだろうな。
恐らく皆……
[青い空に溶け込む黒い鳥。
不相応な光景を見上げながらぽつりと呟く。]
確認してくる。
フリーデル、ヤコブを宿に連れ帰ってくれ。
お前はどうする…?
―村長の家前―
[あまりにも――余りにも衝撃的だった村長の家から出てきた彼の前にいたのは、他でもない、あのシスター・フリーデル>>130。
話を聞けば、想像通りだとか、他の場所にもだとか、良く分からぬ事ばかり]
お前……何を知っている?
[昨日はゲルトの部屋で、ゲルトを揺すっていた。今日もこうして村長の家の前に現れた。
何かを知っているとしても……おかしくはない]
あの…
「みんなで守る」って、…無理だと思うんです。
[司書>>125と少女>>131の会話に、口を挟む。]
夢で、人間と人狼を見分けるということは、それは夜に守る必要があるということなんでしょう?
――人狼の、活動時間も、夜なのではないですか?
もし、少ない人数でリーザちゃんの護衛にあたった時…リーザちゃんの言う“三人”が全員その中に居たら――きっと、リーザちゃんも、他の護衛の人たちも、食べられちゃいます。
それに、だからといって、全員が一つの場所に集まって、見張り合ったところで…ずっと、起きてるなんて、不可能でしょうし…。
[ディーターはフリーデルに問うた>>135が、その答えがどうあれ、怪訝な顔つきで彼女を見ていただろう]
……行くさ。ヤツの言う事も気になるしな。
[ディーターはフリーデルを一瞥すると、モーリッツの家へと向かう]
[やけに冷静とした佇まいで、自分たちを見守る>>130シスターと、その言葉に、思わず呆然としてしまった。
――儚いイメージと裏腹に、胆力があるといえばいいのか……いや、それは寧ろ、死に対するイメージが、余りにも違いすぎたからなのだろう]
――――!!
[>>134気遣うように、エルナが...を宿に返そうとするのを、必死で首を振って拒否した。
元々、この話を持ちかけたのは他でもない自分――それに、今の自分には、確かめる義務もある。
エルナとディーターを追う様に。また、一人にしないために、シスターも伴っただろう。彼女が拒否しない限りは]
―村長の家 前―
[>>135の言葉に、うっすらと笑って]
経緯は知らないけれど、何かがおかしいって、この子たちが教えてくれたのよ。
……多分、あってるわ。消えた人たちは、冷たい地面の上で、弔われるのを待っている。
[>>134エルナの気丈さに驚きながらも、二人の顔をじっと見つめて]
あなた方は大丈夫なの?
……まあ、大丈夫なわけはないと思うけれど。
行けるなら……早く、行ってあげて。
わたくしは、ヤコブさんを宿に連れていくわ。
[苦しげなヤコブの後ろに、ぴとっとくっついて、その身体を支えた。そして、ひっそりと囁く]
……大丈夫。みんな、見つかるわ。心配しないで。
―そんちょの家の前―
[>>138ヤコブが首を必死で振るのを見て、肩をすくめた]
……そう。行くのね。では、わたくしも行くわ。
こういうのは慣れているから。
[そうして皆で、モーリッツの家に向かった。不吉な鳥の鳴き声と共に]
[ディーターに頷くと、暫くは同じ道を二人で歩く。
時に文句を吐き合い、時に殴り合い。
時に場所構わず寝転がる男を蹴り飛ばした道。]
ジジイの家か。
なら、私はトーマスとペーターを確認してくる。
殺られるなよ。
[分かれ道まで来ると、足を止めた。
分かれ際に、珍しくそんな一言を漏らして……]
前言撤回。
お前など、殺られちまえ。
[背を向けたまま、からりと笑った。]
/*
うーむしかしグロ描写ってどこまで許されるんでしょうねえ実際?
ゲームの性質上、どうしても仕方が無い部分はあると思うのですが。
*/
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