情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
[元気づけるために言ってくれてるんだと思うのだけど、アルビンの言葉にポッと頬を赤らめてうつむいた。可愛いかどうかは…ともかく、笑っていた方がいいというのは、うん、そう思うから頷いた。]
>>588 そうなんですか…! …本も売ってるんですか? あ、でもアルビンさんの旅のお話、も聞いてみたいです…。もし、滞在中にお暇な時があったら、少しお話を聞かせてくれませんか?
[クララとアルビンに言葉を返す。本も気になるけど、色んな所を旅してきたというアルビンの事も気になる。彼が時間のありそうな時に、また話しかけてみようと思いつつ。──その時、神父様とシスターが言い争う声が耳に入った。]
[声は掠れてはいなかったか。
目覚めているのに悪夢が脳裏に蘇る。
自分は……忌まわしい記憶から逃げてきたはずなのに。
この暖かい故郷で再び同じ名を耳にするとは。]
>>593
[やっと気付いたように、わたわたと抵抗するが、当然、腕が放される事はなかった。
続いて告げられる言葉には、興味深そうな顔で聞き入る。
この村にやって来て、手入れをするものも居らず、可哀想だった畑に、善意のつもりで勝手に手を掛けさせて貰った時も。
迷惑がられるか驚かれるかのどちらでもなく、村の皆には大層驚かれた。ペーターは目の前で縋りつかれ、号泣もされたし――確か、今腕の中に捕まえている青年も、泣いていたと思う――自分と非常にそっくりだと言う故人。
純粋に興味があっただけで、別に、それ以上ではないが。もう今は大地に還り、空に眠るだろうその故人は、どんな人だったのだろうか。何と無くだが、知っておくと、良い事がありそうな気がするから]
[……どこか苛ついた様子の旅人。エルナの件で気を悪くさせてしまったのだろうか?
どこか気まずい空気を払うようそっと話を振る>>577と、>>595と答えが返されて]
そうだったんですか……言われてみれば、髪の色とか女将さんによく似てますね。
[と、レジーナと目の前の男の姿を重ね合わせ。
……ふと、先のヨアヒム>>502の様子も思い出してしまった。
異性と手を繋ぐのなんて、小さな頃以来だ。気恥ずかしくてうっかり振り払い素知らぬ振りをしてしまったが、彼は気を悪くしてないだろうか?
……そこまで考え、不意に先の気恥ずかしさまで思い返してしまい]
……あ。ら、ラベンダーのポプリ、でしたっけ。ちょっと、下に行って行商さんに聞いてきますね!
[考えを誤魔化すように立ち上がり、階下へ向かった。どこかちぐはぐな会話に旅人は首を傾げたかもしれないが、今の彼女にそこまで思い至る余裕は残っていなかった]
[談話室を見渡せば、エルナとディーター、そしてシモンが、何やら話し込んでいた]
……昔と、同じね。
[小さな声で、呟く。幼馴染みと言うには遠い、年上の三人。...は年の近いヨアヒムやパメラと遊ぶことが多かった。それに、ヨアヒムと親しかった、彼]
……ローラント。
[口にする名は、ペーターの兄。5年前、彼が命を落としたとき、一番近くにいたのは自分だ。ディーターたちが駆けつけた時には、既に、手遅れだった]
―回想・遠い昔―
おぼろげながら思い出し始めていた。
小さな少女の金色の髪を、これまたまだ小さかった自分がなでていたことを。
それはさらさらと流れる絹のような綺麗な髪。
両親から厳しく“教育”を受けていた自分にとって、全面的に信頼してくる幼馴染みは安らぎであった。
あれは確か―
―回想・了―
―宿屋・談話室―
邪教徒が、神を語るなどとはおこがましい。
病は試練などではありません。死は、天国の扉を開き、神に近づく為の通過地点。
…けれど、天の国で再び亡くなった人に会えるまでは、やはり悲しいという感情が存在してしまう。会えないのは、寂しい。それは仕方のない事ですよ。残された人たちは、その日が訪れるまで、辛い思いを抱えていかなければならない。
あなたが病や死を祝福するのは勝手ですが、実際に苦しんでいる人や、親しい者に先立たれた人にまでそれを強要するのはやめるがいい。
[フリーデルの考えは理解されないだろうと。神父は首を振った>>592]
彼女は弱っておりますので。そこを付け込まれたら、万が一ということもありますからね。
[自身が無力である事を、本当は知っているが。睨みつけるに留めておく>>592]
[それから間もなく、...は町へ引っ越し、シモンも村を出たと聞いた。4年が過ぎて、村へ帰ってきた彼女の目の前に、少し前から村に住み着いているという「彼」が現れた]
…………。
[今もヨアヒムと話している、ヤコブ。ローラントではない、別の人間]
[パメラとニコラスは降りてきていないところを見れば、まだカタリナは回復はないのだろう。看病だけでも疲れるものだ。特にパメラは働きづめにさせてしまっている。何か持って行ってやろうか……そう思い立ち談話室を抜けようとする]
大人組は酒の方がいいかな? ああ、宿代はある時でいいですよ。神様に使える人が踏み倒すとかそんな世紀末覇王みたいなコトしませんよねー。
クララとリズはココアでも飲むかい?
ヤコ…何も食べてないだろ? パメラの作ったの持ってきてやるよ。って外行くのか? 気をつけろよ
[外へ出て行くヤコブを見送れば、ちょうど玄関には見ればディーター始め三人は玄関の方で神妙な顔をつきあわせている。声をかけていいものか悩んだところだが、軽く声はかけただろう]
/*
現在のふらぐ
ディタエル
ヨアパメ
ニコリナ
ジムフリ(それはちがう)
ジムゾンメモの「フリーデル:きらい」が何度見ても笑えてしまう。
―再びカタリナの部屋―
[……ややあって、アルビンと名乗った行商人からポプリを買い、彼女はカタリナの部屋へと戻った。
相変わらず真摯な表情でカタリナを見守る彼>>606に声を掛けるか否か数瞬躊躇いつつも、再び傍らの椅子に座りながらポプリを差し出した]
ニコラスさん、ポプリ貰ってきました。
…………お医者様が居らして良かった。こんな症状、初めて見るから……。
えと。カタリナ、容態はどうですか?
[先の様子も踏まえ、当たり障りのない言葉を選びつつ彼女はニコラスに問いかけた。
そこまで深い交友は無いようで、彼女はよもやカタリナが慢性的にこのような発作を抱えている等とは、思いもよらぬようだ]
―宿屋・談話室―
おこがましいのはあなたですわ。神の名のもとに、ありもしない奇跡を振りかざして。
見るべきものから目を背け、神とやらの教えを強要しているのは、むしろ――。
[>>607ジムゾンの言葉をうけ、さらに言い返そうとするが、>>603ヨアヒムの声に、続けようとした言葉を飲み込む。ため息をついてから、ヨアヒムに向き直り]
……ちょっと大人げなかったですわね。今日はこのあたりで勘弁するとしましょうか。
でも、休戦協定なんてありませんわよ。休戦はあっても協定はありませんっ。
[ぐ、と拳を再度握り締めて主張してから、いきなり表情を変える。いわゆる満面の笑顔]
お菓子。お菓子。良い響きですわね。
そこの敵さんの分も食べちゃおうかしら。糖分が足りなくなって、ふらふらしちゃうといいんですわ。
[肌寒い夜風が、身を縛るような冷たさで、...を取り巻く。まるで、夜に属さない者に対する警告の様に]
(――冷たい、夜風は嫌いだ……)
[立て付けの悪い、あの小屋――本当は、村の暖かい所にでも、建てたかった――の風は、今でも夜になると時折、心を締め付ける。
でも、もう耐え切れなくて、この夏にでも、建てようかと思って居たけど]
――――………っ……
[風ではない、脳裏を掠めた情景が、ぶるり、と身震いさせる……でも、それを受け止める。
変わりに思い返した姿は、もうすっかり馴染んだ茶髪]
[少女は、ジムゾンがカタリナの急変に関係してるとは全く思わなかった。何かのキッカケになったという事は考えられるかもしれないが、万が一そうだとしてもそこまで責められる事だろうか…。元々持っていた印象の差も手伝って、少女にはフリーデルが言いがかりをつけているように見える。]
……。
[フリーデルの信じるもの。彼女の言う事は、ある意味正しい。いくら遠ざけても苦しみが無くなる訳ではない。その通りだ。でも…。
苦しみから逃れるために努力する事は、いけないんだろうか。無駄なあがきかもしれない。けど私には…彼女の言う、「喜んで受け入れる」事は「諦め」としか思えなかった。少女は口を開きかけたが、ヨアヒムが二人を止めに入るのを見て言葉を飲み込んだ。
──もし少女が彼女の病について詳しく知っていれば、もう少し違う思いが浮かんだかもしれないのだが……。
>>612 ヨアヒムの言葉には頷いて。ココアを美味しく頂いたら、今度こそ眠るために*部屋へと戻っていこう。*]
>>610
あーカタリナは、どうでしょ? 静かですし大丈夫だと思いますけど……
上の人にも軽くつまむの持って行こうと思いますから、ついでに見てきますよ。
[雑談室の面々に思い思いの飲み物やら菓子を出した後、適当に食べるものを見繕い階段をあがる。静かに戸を叩き中に入れば、心地よい薫りに包まれる]
少し、休憩はしてくださいね。看病してる人がぶっ倒れたらら元も子もありませんから。言ってくれれば交代はしますよ。
[机に、持ってきたものを置き、ポットの量を確認する]
ああ、ニコラス? さん。さっきは大層なこと言っちゃってすみません。
随分慌ててたようでしたから、出しゃばってしまって。的確な処置ありがとうございます。
[礼儀正しく頭を下げる]
うーん…うちはそんなに裕福ではないんだよねえ…
ぜーたくしちゃだめ、だからねえ。ううーん。そりゃ、踏み倒しはしないよ?
[泊まるかどうか、資金と心配の狭間でしばし悩み。>>612]
知り合いのよしみで、割引してくれると嬉しいねえ。
魚もまた、釣ってくるから、その辺りで手を打とう?
それじゃあ、部屋を一つ借りるね。それと…、みっともない所見せてごめんね?
[うん、とヨアヒムに頷いてから。談話室にいる面々へと頭を下げた。フリーデルの協定はありえない、という部分には同意だったが、これ以上言い争う様子を見せるのも何なので、ノーコメントとしておき。>>615]
お菓子か…レジーナさんの分がなくなって怒られても困るから、一つだけ頂くね。
[そして本日は、宿屋のお世話になる事にしたのだった**]
/*
料理参考文献:『新・ドイツの森の料理人』
意外にドイツ料理オンリーな本って少ないんですよねー。まぁ、肉料理メインなイメージはありつつ。
余談ですが、中の人の地元では毎年、アドベントに合わせてドイツのクリスマス市を模したイベントが開催されたりします。その時期だったら、現物見ながらあれこれ描写出来たかもなーと思いつつ……。
今日のご飯のラムアイントップ。レシピは冬向けでしたが、美味しそうなので夏野菜に置き換えて、村中のどっかで実際に作ってみようかなぁ。
*/
[高ぶるような、震えるような心が、冷たい風に縛り付けられる。それが、怖いようで心地いい。
そ、と喉元に手を当てる。
既に慣れてしまった筆談。最早気にしても居ないけれど。
もう記憶とは変わっているだろう、自分の声を思い出して]
(もし、があるなら――)
[景気付けと、決意表明の意味で、その次に繋ぐべき言葉を、ノートに書き記す。
自分で書いた、その言葉に照れ臭さを感じはするものの、けして否定だけはしない]
『今度こそ、全部僕の手に』
―宿屋 談話室―
あら。そういえば宿代。
まだレジーナさんにお支払いしてないですわね。こんな日が来ると思って、少しだけ貯めておきましたのよ。
……あまり滞在も、長くならないでしょうし。
多分足りるでしょう。
[ふ、と微笑みを浮かべながら、胸のペンダントに手をやり]
……明日、お渡ししておきますわ。
ではみなさん、おやすみなさい。
[出された菓子をいくつかつまみ、ヤコブから貰った薬を抱えて、客室へ向かっていった**]
[気が済んだのか。キィ、と扉を静かに開き、また宿の中に戻ると、探していたのだろうか。クララの視線を目が合い、笑い返したかも知れない。
後、甘い香りの菓子には満面の笑みを見せ、高く香る暖かい茶を見ては、今日運んだ菜園の物だろうか、と考えるだろう]
[ニコラスから容態を説明され>>621]
パニック……そう、ですか…………。
[……彼女はカタリナの過去を詳しくは知らない。子供の頃に村に来て、気づけば羊飼いの仕事をしていたという程度の認識だった。
カタリナの事を旅人から説明されるのも、考えてみれば妙な話だ。時折一緒に居る所を見かける神父ならば、或いは何か知っているかもしれないのだが……
……と、考え始めたところに、差し入れを持ってきた青年>>619の姿。瞬間、先程の動揺を思い返しかけ、慌てて小さく頭を振った]
ありがとう、ヨアヒム。こっちは大丈夫よ。
ヨアヒムこそお客様やみんなの対応で疲れてない?
[丁度入れ違う様に、寝室へあがっていったフリーデル>>625には、ニコリと笑いながら、手を振って見せる。
彼女は何かと、その言葉のせいで嫌われ勝ちではあるけど、...当人としては寛容だ。
言葉や思想も、病に侵されている身体から来る所も、恐らく多分にあるだろうから――勿論、反感を買う言葉は全面的に落ち度がある事には、皆と同意だが――真心で接せば、大体は真心で返る思想にある...に取っては、恐らく、交流が浅い事を取っても、常人よりも粘り強いのだろう
それにしても、このさくらんぼのクッキーは、絶品だ。
欠片を口にしているだけで、顔が蕩ける様だ]
/*ここまで医者っぽくなるとは思ってなかったCO。
ついでに言うと、ここまで中の人発言記号忘れてたよCO
ダメすぎです…orz*/
[カタリナの表情を見れば、普通に寝ているのともう差はないだろうか?薫りに即効性はないだろうが徐々に気持ちをほぐしていってもくれるだろう>>621。朝食にはミントでも添えようか?]
神父さんも心配されてましたが、下はだいぶ皆落ち着きました。
……あまり無理はなさらずに。
[部屋を出る間際、パメラの姿を少しだけ眺める。カタリナの件でお互い慌ててもいただろうが、それが過ぎてしまえばやはり思いだしてしまうは、その前の失態>>604。正直気まずく謝ろうかと口を開いた所で声をかけられた。>>628]
ああ、もう殆ど寝てる時間だし、ようやく落ち着いたかな?
俺は平気。今日は本当に助かったよ。ありがとう。
……その…ごめんな。
[最後は少し声がうわずっただろうか? なんのことがごめんなのかも言えぬまま、ともかく無理矢理だったかもしれないが、彼女へは笑顔を作って部屋を後にした]
[恐らく、村では一番の甘党なのかも知れない。
皆の分を三分の二程残して、さくらんぼのクッキーを食べてしまうと、今度は隣の皿に盛り付けられた、ラベンダーの香り高い砂糖菓子に手を出す。
恐らく、ヨアヒムが返って来た時には、それはもう、この上無く最上級の笑みで笑い掛けるだろう
ちなみに、甘くて酸味の効いたイチゴ等は、それらよりもずっと好物だったりする]
病気設定がフリーデルさんと被っていて悩む。
でも、リーザはフリーデルさんほど危機迫った状態ではないので厳密には被ってはいないのですが…。
中世〜近代ヨーロッパの医療技術的な問題も考えると余計に悩む。
詳細は表に出していないからまだ変更できるけど、どうしようかな。もう少し解りやすく…例えば、胸を押さえながら座り込むとかした方がいいのかな?
不謹慎と思いながらも症状はあるサイトを参考にさせて頂いているのですが、意外と心臓関係の症状って解りにくい罠。難しい…。
役職を見てからまた考えよーと思いつつ。なんだか無性にフリーデルさんと友情を築きたくてたまらないリーザの背後でした。
[勿論、春先には畑の区画を用い、村の規模以上の量を作る苺の出荷は、実に60%程度にも関わらず、充分な量が行き届いている。
ヨアヒムと会う時は勿論、もしかしたら一人で居る時も、焼き賃として着服してしまっている40%の苺を、きっと一人で堪能しているのだろう。
荷車に積んできていた苺も堪能しながら、そしてまた、新しくお菓子を摘み、茶を楽しむ。
谷底の村?人狼騒ぎ?それってモーリッツさんの昔話?
今この瞬間の幸せを壊す無粋者でも居るならば、全力でソレを仕留めるだろう]
[そう言いながら階段を上がっていく。部屋に入れば鍵はかけず、椅子に身をあずけた]
おばさんは帰ってきたってのに……なんだろ。もやもやが晴れないな。
[それはレジーナが今朝の態度からしてみたら、あまりにあっけらかんとしていたからだろうか?
カタリナの発作を目の当たりにしたからだろうか?
胸の中にしまい込んでいたはずのフリーデルの冷笑を思い出してしまったからだろうか?
人狼……その言葉に…恐怖したのだろうか……
思いは巡り 不安も巡る]
/*
処刑処刑言うあたり役職希望が透けそうではありますが。役回り的な問題ということでひとつご勘弁を。
初回処刑ってムズくないですか?
まだそんなに人が死んでいない。そんなに場が沸騰していない。みんなの頭も煮えてない。
長老の命令、とか、そういう権力を持った人がいない限りは、処刑にまで踏み切るのは難しい気がする。
とまあ色々やりましたが、他に華々しく散りたい方がいたらそっち優先で〜とか思いながらおやすみなんし
*/
[いずれにせよ、彼女は休む事無く看病を続ける旅人に視線を向けた]
……あの、ニコラスさん。お疲れでしたら、後はあたしが看てましょうか?
[容態が安定しているなら、自分一人でも大丈夫かもしれない。
旅人も長旅の疲れが抜けていないであろう事を踏まえ、控えめに提案した]
先に行っておくから、落ち着いたらあがってこいよ。
ああ一応、部屋も確保しておいたから、狭いと思ったらそっちで休め。
[適当にあてがった部屋の鍵を手渡し。自室へ戻る]
何事もなけりゃいいんだけどな……
[気分の悪さを振り払うように、置いていた書物をパラパラとめくっていれば、
やがて睡魔が訪れる。ヤコブを待ってやるつもりではいたけれど、今日の睡魔は一際強敵のようだ。
まだいちごの甘みに現を抜かしてるようならば、彼が来る頃には...は既に夢の中だっただろう。
もっとも今日に限って言えば、不安の魔の手から逃がしてくれる
神が与えしささやかなご褒美なのかもしれないが……**]
[しかし、カタリナを見守る彼の表情に次の言葉を失い、彼女もまたカタリナを見守るしか出来なかった。
落ち着いた寝息。幾分か和らいだ表情。]
――……ああ、そういえば。カモミール、冷めちゃったかな……。
[二つの優しい香りに包まれ、いつしか彼女の瞼も、ゆっくりと重みを増していった……**]
[ある程度、お菓子や苺を堪能した後、...も寝室に戻るだろう。勿論、迷わずヨアヒムの部屋へ。
既に眠っているヨアヒムの髪をやわらかく撫でて見せて、自分も眠りにつくだろう。
――しかし、男二人では、ベッド、狭いのだが、...は気にしない性格ではある**]
/*
寝る寝る詐欺w
さて、独り言も消化してけばこのまま更新にも立ち会えるかな?
皆さま、たくさんの飴をありがとうございました。頑張りましたが、使いきるのは無理そうです(苦笑)
*/
―夢―
[火の爆ぜる音。泣き叫ぶ人々の声。]
[カタカタ、と。自分を抱き抱え声を殺す青年の温もりを背に感じ]
[彼女は、板の向こうに細く見える母の姿に、手を伸ばした]
――ダメだよ、パメラ。
[ぎゅ、と抱きこまれ、伸ばした手を制される。
声にならない空気の振動の意味は、まだ彼女には解らない]
――……まぁ、ま。
――ダメだ。
[肌を晒し横たわる母は、二度と彼女を抱きしめる事は無いのだと、未だ気づかぬまま]
――やぁ。まぁま、まぁま。
――静かに。いい子だから。……パメラ。
[何故、この青年は自らの邪魔をするのだろう?
不思議に思いながらも、その腕から逃れる手段を、彼女は持ち合わせてはいなかった]
――まぁま。
[……こんなに、呼んでいるのに]
――……まぁま。
[母は、そこに居るのに]
[何故、自分の声に応えてくれないのだろう?]
『……お母さん。』
『パメラに、お歌を歌って?』
『パメラのお名前、呼んで?』
『……お母さん。』
『パメラの事大好きって、笑って?』
――おとう、さん。おか、あさん。
……ス…おにい、ちゃん。
[頬を伝う雫の冷たさに、ふっと意識が現実へと引き戻される。]
[目覚めると、そこはベッドの上――だが、自宅のものではない。
部屋の装飾や、壁紙を見るに、恐らくここは、レジーナの宿屋の一室。
ベッドの横には、椅子に腰掛けながら、うつらうつらと舟を漕ぐ、旅人と村娘。
枕元からは、ラベンダーの香りが漂ってくる。そのせいか、羊飼いは落ち着いた気分で天井を見つめていた。]
[神父と何か、話をしていた。そう、将来の話を、していたっけ。
そこから先に、何があったのか、覚えていない。]
[何者かによって、ここまで運ばれた記憶。
そして、別の何者かが、優しく見守っていてくれた記憶だけが。
おぼろげに、残っている。]
そう、か…
私、きっと、発作を…
皆に、迷惑、かけちゃったのね。
[皆の為にと思って、チーズを持ってきたり、野菜を運んだりと、色々動いてはみたけれど。
結局、自分がしたことといえば、周りに迷惑と心配をかけただけ。]
皆に、謝らないと…
[起き上がろうとするが、まだ体に力が入らない。]
[羊飼いを見守る二つの寝顔に、申し訳ないと思いつつ、安堵したのか、再び眠りに落ちた。
先よりも、安らかな寝顔で。]**
……あ…………カモミール……。
[卓上のポットには、重たく残る温もり。もしカタリナが必要とすれば、また新しく淹れ直そう……そう判断し、ポットとほぼ手付かずの差し入れをさっと手に取り]
……うん。この様子なら、大丈夫そう、かな。
[未だ眠る2人を見やり、彼女は厨房へ向かった]
―宿屋・厨房―
[先のポットを片付け、彼女は厨房の窓を開け放った。
遠く香る芳ばしい風は、オットーの店の方から吹いた風だろうか]
……そういえば、沢山置いてあったパンは、オットーが持ってきたのかなー……。
[……ぼんやりと考え込みながら、重たい足取りで今後は談話室の方へと向かった]
―宿屋・談話室―
[こちらの窓も開け放つと、新緑の薫りと朝のやや冷えた空気とが室内に入り込み、昨夜の熱気に満ちた空気をそっと塗り替えていく]
……いい風、いい天気。今日は、穏やかな日になればいいんだけど……。
[談話室の隅で寝ていたらしいゲルトが冷たい空気にもそりと抗議するのに苦笑しつつ。
彼女は、暫しの間、窓から入り込む風に意識を*委ねていた*]
―― 回想 ??? ――――
柔らかい、水面を漂うような感覚の後、見上げた先に広がる世界はどんな世界だろう。
ううん。考えなくても、世界は一つきりしかない。
やっぱり、また現れたのは、この世界が残した爪痕。
壊れきった堤防を乗り越えて、小屋一つきりの孤島にしてしまう、荒れ狂う流れも、身を切るような凍える夜風も何も変わらない。
また今日も同じ様に、僕達の世界は、引き千切られる。
触れない世界で、それを叫びも止めもせずに、ただ眺める僕は、もしかして、もう、この時間を流れる夜風に、心の深くに楔を打ち込まれているのかな。
――――ほら……鈍色の爪がまた――
―夢の欠片―
[炎に照らされ、逃げ惑う中
目に映ったのは、割れた鏡の欠片]
[覗き込んだその先に見えた自らの瞳は、果たして何色だったのだろうか]
え……?
[夢の中。そんな事を分っていても、唖然とせずには居られなかった。
今まで、永い間、繰り返されてきた。爪の一振りが。]
――断ち………切られた?
[談話室にいた彼もまた、カタリナの異変を見ていた。何とかしたい衝動にかられたが、カタリナに心を許されていない所がある自分が止めに行っても余計にカタリナを苦しめかねない、と見守ることにした]
カタリナ……。
[母親を呼びあそこまで取り乱しているカタリナ。
その過去にあったであろう事は恐らく、彼女にとっては非常に残酷なものであるのが伺える]
カタリナもそう、パメラもヨアヒムもリーザも……。
辛い、苦しい思いをするのなんか見たくはないし、そんな思いをさせたくない。
[自分の言葉は、ただの偽善だと捕らえられるかもしれないが、たとえ偽善だといわれてもオットーの嘘偽らざる今の心境であった]
[意識が覚醒すると、場面が一転したように。
そこは、昨夜眠りについたばかりの、ヨアヒムの部屋だった。
――無理して潜り込んだから、今も真隣でくっつく様にして、ヨアヒムが寝息を立てているのを見る]
――……っ。………っ。……
[無駄な事でも、二、三度。発声を試みるが、当然、その努力はむなしく、ただの息遣いとして終わった]
…………。
[だからこそ、ジムゾンとフリーデルとの諍いもなおさら深い意味を持って響いてくる。
フリーデルは「死や苦しみを祝福」と捕らえているが、一般の考えでは当然そんなものは祝福だとは考えられない。
しかし、フリーデルがそう考えるようになったのも、きっと何かの理由があるのだ。
自分には想像も付かない何かが。
それを考えると、パメラ達を守りたい考えを持つ立場としてはフリーデルの言葉に反発する気持ちはあった物のフリーデルを責めジムゾンの方を持つ気にはなれなかった]
(どういう、意味だったんだろう……)
[隣で寝息を立てるヨアヒムを眺めながら、ただ、今も鮮明に覚えている夢を思い返す。
しかし、考えても栓ないとは分っていても、...は立った今の夢の情景と。そして、ヨアヒムの寝顔を、何度も交互に、しばらくの内は見比べていただろう。
気がつけば、もうすぐ、日が昇ろうとしていた]
[1] [2] [3] [4] [5] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新