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>>241
[また誰がハンスの方へ駆け寄ってきた。軍人さんのようだ]
あのー。僕なにかしてしまったでしょうか…。
[ドキドキしながたたずねた]
……ルシエ……?
[木箱の影から様子を伺う。みすぼらしいなりの人間と、子供がひとり。海賊達に取り囲まれている。
話の流れ。面倒臭そうな顔をしつつも、受け入れてしまうのがゲオルグらしいと思う。たぶん、心底面倒臭いと思っているだろうと、思うのに。
泣くな、と叱咤されるその子の瞳が、海賊王に対する恐れではない何かに揺れている気がして、首を傾げた**]
[浜辺に寄せた二艘の小船のところに、一組の男女の姿が見える。小柄な上官と、あまり変わらない背丈の少年。その姿を認め、...は浜辺に下りながら声をかけた。]
上官殿、船を出すならオレも誘ってくれればいいものを。
何か良い獲物でも吊り上げたか?
>>256
それは…。
僕の親方が何者かに、怪我を負わされて…。しかもルシエという幼馴染が、連れ去られてしまって…。それでこれの手がかりを追っているんです。
[っとマークの書いてあった紙を、女性に見せてみた]
って、ん?お前…
[大股に少年…ハンスの元へ歩み寄ると、...はやおらその両肩を掴んでひょいと持ち上げ、その顔をまじまじと覗き込んだ。]
…お前、あの頑固親父の所の見習いじゃないか?
確かハンス。そうだろう?
[そう言って、...は少年の目を覗き込んだ。]//
★―船内・甲板―
…ふう〜。
[青年はそこらに置いてある樽に寄りかかって、空を見上げた。こうして暇になると、嫌でも過去の事が…幽閉されていた頃の事を思い出してしまう。
嫌になるほど教え込まれた島の情報の中に、こういう話があった。
神の子が見せる剣舞は、状況に応じて沢山の種類があるが、全て”敵を倒す”動きを意識して考えられているのだと。何故なら、いざという時になったら、神の子は剣を抜き、戦う事が必要とされるから。その為、単に心が清く、神に近いだけでは駄目だ。高い身体能力を備えてなければならぬ、のだそうだ。
聞いた時は、心の中でげーっとうんざりした声を上げてしまった。
何て面倒くさい。そんなの止めちゃえばいいじゃないか大げさだなあ、と]
★[けれども、少しずつ頭の霧が晴れるに従って、漸く納得出来た。
だからこそバレンチーノは、自分を身代わりにするという、一見遠回りで大変な作戦を考えたのだろう。正面からまともに戦えば、到底敵わない相手だから。
おまけに10年前、最後まで抵抗を続けたのに、結局は神の島を追放された事実もある]
でもあいつら、オレを拾った頃の熱心さと比べると、最近はほとんど来なくなっていたな。
[青年は、ふとその事に気付き、少し眉をひそめた。
そのお蔭で警戒の手が緩み、逃げ出せたようなものではあるが。何だか、手放しで喜べないのではないか。そんな気がしたのだった]
★…他にロクでもない事を思い付いて、これから実行するつもりじゃないだろうな?
[抱えた膝に額を押しつけて、青年は思わず独語した。
それが悪い予感として当たってしまうなんて、全然思いも]
>>261
ヴィクトリア!?なの…。
そうですハンスです。子供の頃だったからすぐに思い出せなかった。お久しぶりです。
[ヴィクトリアにはよく遊んでもらっていたっけな。そう…。いつも僕を持ち上げて、今日のようにまじまじと僕を見ていたっけ]
★…他にロクでもない事を思い付いて、これから実行するつもりじゃないだろうな?
[抱えた膝に額を押しつけて、青年は思わず独語した。
それが悪い予感として当たってしまうなんて、この時の青年は全然思いもしなかった]
あれ?
[不意にうち解ける二人を見て、すこしだけ目を見開く。]
なんだ。知り合いだったのか。
………なら、船がここでも問題ないか。
>>263
海賊王!?ルシエ!!
[あの天下の海賊王に連れ去られた。もしかして、もしかしてルシエはもう…]
はっきりとはわからないのですが…。
ルシエがもし海賊王に捕まっていたとしたら、どうなってしまうのですか!?
[女性に問いただしたあと、ハンスは悲しみに打ち震えてしまっていた。ルシエ…]
あの時は船長に感謝したし、俺もこんな男になりたい!と思ったんだよなぁ。
……今思えばオヤジのことだからただ単に海に放り投げるのも面倒くさかっただけかもしれないけどさ。
けどまあ一応命の恩人つーことになるんだろうから。大事にしてやんなくちゃなぁ。
[などと生意気なことを考えている]
>>265
ああ、しばらくぶりだ。オレも忙しくて、なかなか親父のところには顔を出せなかったからな。
お前がいるということは…親方と一緒にコルトに来たのか?
>>271
[柔らかな顔で問いかけたものの、事情を聞くうちにその表情は険しく引き締まって行った。]
あの親父が負傷…そしてルシエが行方不明だと…!?
>>271
親方…。
[ヴィクトリアに親方が何者かに怪我を負わされた事。親方の子供ルシエが海賊王に連れ去られた事。を話して、また泣いた]
どうしたら、ルシエを助けられるんですか!?
[どうしようもなく、涙がこぼれたハンスだった]
>>268 ゾフィヤ
キャリコの頑固親父のことh、以前話したこともあったろう。
そこの見習いだ。
まさか、こんなところで再会するとは思わなかったがな。
★それに今思えば、よく考えなくったってサ。
「神の子が狂った」って戯言を主張したとしても、神の子が神の剣を抜けて、その刀身が一点の曇りもなく澄んでいたら、そんなの嘘だって、すぐ分かっちゃうジャン。
[ふと顔を上げて、昔教わった知識を思い出した青年は、思わず冷笑した]
ばっかでー。あのバレンチーノの親父。
本当に神官長だったのかね?
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