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― 古道具倉庫前 ―
痛くないように解剖して差し上げることも出来ますが?
…いえ、冗談ですよ。私は精霊さんや、人に害を為さないアヤカシさんを傷つける趣味はありませんので。
[ 痛いのはいや、という相手に、本当に冗談なのか判然としない笑顔で告げて ]
お会いしたかった理由はいくつかあるのですが…
[ 何が目的なのか、とか、いつまでこの遊びを続けるつもりなのか、とか…探し始めた当初は抱えていた疑問はしかし、今となっては聞かずとも良いか、という気分になっていた ]
そうですね、今、お尋ねしたいことは三つ。
まず、隔離空間に居る方々がお元気なのか。
それと、この先飛ばされる方が…例えば妊娠していたとしても、ちゃんと安全は保証して頂けるのか。
ふふ、信用していないようで申し訳ありませんが、少々私にも責任を感じる所がありましてね。確認させて頂きたいのです。
[>>+83 かけられる言葉に、子供の眉が僅かに、下がる。
>>+84 続く静かな言葉に、その視線がこっちに来た……ような気がした。
大きな瞳はすぐに、横へ向かってぷい、とそらされるけれど。
それが向いていたのが、胸元の翡翠であったのは、動き辿れば気づけるか。
……なお、向けられた当人は気づいていない]
……まあ、なんだ。
俺も怒鳴って悪かった。
謝るから、そう、膨れるなよ。
[言いながら、手の中にとりどりの星を出し、目線合わせてひょい、と差し出す。
子供の頃の、仲直り要請はいつもこんな感じだった]
『…………』
[差し出された色とりどりと、手招きするにゃんこ>>+82と。
視線は行き交うものの、子供は動かない]
『……でも。
おきたにいさまが、また、寝れなくなったら、やだ』
[ぽつ、と紡がれるのは、こんな呟き]
……いや、だから。
そうならないようにするためにも、起きたメルと話さないとならんのだって。
『…………』
[また、沈黙された。
白蛇はといえば、物言いたげな様子で、しゅるしゅる、と尾を揺らしていたりする]
[ 二つの問いに対しては、恐らく半ば予想していたのに近い答えが返っただろう。それを確かめてから、再び口を開く ]
そうですか…では、三つ目の質問です。
貴方は、アヤカシと精霊の融合された存在だとお聞きしています。…そして、そのお姿は精霊さんと契約されていた方の姿だと。
各務さん、では、あなたの心は、誰のものです?
存在を作った、アヤカシさんか、精霊さんか…それとも、人であった方の心を引き継がれたのか。
或いは、全く別のモノなのでしょうか?
[ じっと相手を見つめる瞳は、眼鏡の奥で、ゆっくりと赤から青、黒から紫へと色を変える* ]
『それでも、アヤカシからすれば、こわいわよー』
[>>60 笑顔の言葉に、各務さんはくす、とわらう]
『まあ、いいわ。
向こうのこたちは、元気よー。
駄々っ子相手に、色々と頑張ってるわー』
[最初の疑問には、軽い口調で答え。
二つ目には、んん? という感じで、首が傾ぐ]
『複雑で細かいこと、気にするわねぇ。
……各務さんは、誰かを死なせるつもりはないのよー?
これで、答えになるかしら?』
[>>61 三つ目の問い。
僅かに目が細められ、まとう雰囲気が、どこか冷えたものにかわる]
『……それを聞いて、どうするのかしら?』
[返るのは、答えではなく。
低い声の、問い返し]
うん……?
[子どもの大きな瞳が、物言いたげに動く>>+86
その視線の先を追えば、王の胸元。
翡翠を見たような気がして、もう一度少女へと目をやった。
すぐに視線は逸らされてしまったけれど]
…。
[男は再び翡翠と、その上の王の顔を見上げる。
キリクと視線交われば、ひょいと胸元を指した]
それ、何かあるんで?
[男は翡翠の由来を良く知らない。
けれど何かあろうかと、半ば二人へ向け問いかけた]
― 渡り廊下 ―
……んなっ!?
[物思いに耽っていたらかけられた、声。>>62
いつもならば気配に気づかない、ということは余りないのだが、意識が他所に行っていたためか反応は鈍かった]
……ウェルシュ、かっ……脅かすなよ。
……ああ、ついさっきまで、な。
[話していたのか、という問いには、がじ、と頭を掻いてから答える。
先のやり取りが思い出されて、なんだか気が重くなっていた]
確かにな。また眠れなくなったら、俺らも困る。
……これでメルヒオル様が、
無理せず寝るようになってくれたらいいんだけどなあ…。
[結局のところ、宰相を眠らせたいとの思いに
違うところはどちらにもない。
子どもにしみじみと同意を返して、屈んだまま少し唸った]
お嬢ちゃんの言い分は分かった。
しかし…そろそろ当人に聞かんと埒明かねーな。
取りあえず、俺らはメルヒオル様を強制的には起こさない。
そっちは強制的には寝かせない。
ってことで、みんなで目覚めを待ってみる。
……くらいで、どうだ?
[ダメか?と、尾を揺らす白蛇にまで首を傾けてみた]
相変わらず苦手みたいだねぇ?
[各務さんに、と言うよりは、例の精霊に、と言う意味合いが強いのだが。
余裕が無いように見える相手にはどう取られたか]
[沈黙する様子に、さてどうするか、と。
悩んでいたら、問いを向けられた。>>+88]
え? 『対なる誓いの翡翠』……って。
……あー……古い習慣だからなぁ、これ。
[想いあう者同士が、生涯を共に、との誓いかけ、対になる翡翠細工を持つ、古き慣わし。
他国で言うなら、結婚指輪などに該当するものだ、と簡単に説明して]
まあ、なんていうか。
エレオの耳飾りと、対になってる物、だが。
……どうかしたか?
[子供がそこを見たことには気づいていないから。
問い返しは完全に、素だった]
[翡翠に関する問いには、子供は答えず。
それでも、返された同意>>+90には、ちょっとだけ嬉しそうだった。
>>+91 続く提案には、うう、と低く唸りを上げる。
何やら色々と、葛藤しているらしいのは見て取れて]
……レイネ。
メルが心配なのはわかるけど……な。
起こして、それから、ちゃんと話さないと。
……結局、メルはいつまでたっても、ちゃんと眠れない。
……眠るのが、怖いまま、なんだよ。
だから……な?
[畳み掛けるように問いかけると。
子供はじりっ、と一歩、後ろに引いた]
…ねぇ、可愛い子ちゃん。
間違ってたらごめんね?
貴女キリクのこと、好きだった?
[王妃がいなくてよかった、と内心で思いながら、
少女と目をあわせようとしゃがみこんだ。]
― 渡り廊下 ―
[>>65 脅かすつもりはなかった、との弁にはじとん、とした視線を向けるだけ。
気づけなかったのが悔しい、というのは態度に滲む]
……飽きた、って。
ほんとにおま、何しに来てんだよ……。
[言うだけ無駄かと思いながらも、つい突っ込むのは止められない。
そして突っ込み飛ばす様子に、月の小鳥がむだなことしてー、と言わんばかりにぴりり、と鳴いた。
そちらに一瞬、じと、とした視線を送り。
ウェルシュに向き直った所に、問い>>66を向けられて]
……大きな、お世話、だっ……!
[込められた意まで掴む余裕はなく。
返す声にこもるのは、苛立ちの響き]
/*
ぶんぬきおったwwwwwwww
直球ぶんぬきおったwwwwwwwwwww
さすがすぎますwwwwwwwwwwwww
[あの部屋に残った二人がどんな会話を交わしているかは知らず。
まだかたかたしてる箒を保護したまま、アプサラスの撃>>+61に呆気に取られた。
長身ではあるけれど、たおやかに見えていた彼女の変わり様に驚いたから、だが。
そういえばカシムが姉様って呼んでたっけ、とぼんやり思い返しながら現状の打開策を見出そうとしている王達を見遣る。
子供のような応酬>>+70には、思わず苦笑が浮かんだものの、言葉には出さず。
タクマ>>+72やシェン>>+75も呼び掛けるのに少女がどんな反応を返すものかと思い見つめていた。
だから、その視線の動き>>+86も、見逃すことはなく。]
………ぁ。
[その翡翠の持つ意味は知っていたから。
多分同じことを思い当たっただろうゲオルギーネ>>+89に視線ちらりと向け、ちょっと不安げな表情になった。]
対なる誓いの……?ほー。
[なんとも間の抜けた返事になった。
男とてもユウレンの民、ましてや代々続く家柄、
知っていてもおかしくはないのだろうが。
しかし幼少の頃に家を飛び出た身は、そうしたものに疎かった。
解説されて、感心したようにほほうと頷く]
……ん?どうしたもこうしたも、
[続いて子どものほうを見た。
けれど答えが返る風はなく、困惑に眉を下げる。
その先へと思考が進まないのは、いわば通常営業というものだ]
ちょ、キリクさ…
[素で気付いていないっぽい国王>>+92に、思わず声を投げかけようとした、ところで。]
・・・・・・・・・ゲオルギーネ様・・・
[はっきり直球投げた彼女>>+94に、私も同じこと思いましたけど…としみじみ思いつつ、何か脱力した。]
[何やら良く分からん気分のまま、子どもへと目を向ける。
ちょっぴり喜色を見せる様子は、かわいらしい>>+93
その表情に、男の目の色も僅かに和んだ。
内心葛藤するらしき様子に、眉を下げる]
……ま。
心配なら、動けねー 、よなあ…。
[だからといってこのままもやはり困るのだけど。
何か彼女を安心させられないものかと首を捻る]
かくミンも可哀想に。
気に入ってるのにこんな風に邪険にされてさ。
相手を気に入ってなきゃ、ちょっかいなんてかけないよ?
[その点に関しては各務さんもウェルシュも同類なため、自信を持って言える。
ここらについては以前のカークへの態度でほぼ確信していた]
気に入らない相手だったら、嫌がらせのようにちょっかいかけるより、叩き潰した方が早いからね。
[そう思う理由を挙げる時の顔は少しアヤカシの本性が見えていた]
[眠るのが怖い、という>>+93
ならば宰相の不眠は、ただの忙しさだけではないのだろう。
その内面の深きを知らず、踏み込む気もない男は沈黙を保つ。
或いはそこに鍵があろうかとも思いはすれど、
触れること出来ない故に見守るばかりの形となった]
[>>+96 感心したような声に、浮かぶのはしらんかったんだなぁ、という惚けた思考。
ちなみに、宮廷女官の間では、王と王妃の翡翠を廻るエピソードが脚色と尾鰭つきまくりで流れているのは、余談。
ここら、シルキーは耳にした事もあるかも知れないが]
……とにかく、な……。
[ともあれ、更に言葉を重ねようとした矢先。
>>+94 ギィの投げたといかけに、子供が動いた。
ばっと、逃げるように後ろに跳んで、距離を開け]
『しーらーなーいー!』
[そのまま、逃げた。
白蛇はおいたままで]
[翡翠については王妃本人からか、もしくは仲良くなった同僚達から話を聞いていて。
だからこそ、少女の視線の意味に対しては自分の推測もゲオルギーネと同様だった、が。]
あ、ちょ、まって、逃げないで!
[跳んで距離を開けたのを見て、駆け寄ろうと、して。]
― 古道具倉庫前 ―
この国には、細かい事を気にしない方が多すぎやしませんか?
[ 各務さんの答えに返した言葉には、反論したい者も多かったろうが、何せ、自身の扱いにしてから常日頃疑問を抱いているのだから仕方ない ]
…今更、何かをするつもりはありませんよ。
[ 続いた問い返しの声音に、怯む気配もなく、静かに応じる ]
ただ、知りたいだけです。
……っ!!!
[遮るように波打つ白の尾に気付き、箒を抱えたまま咄嗟飛び退く。
そのままこちらに振り下ろされるのを見、剣を取るは間に合わないと判断して。]
……破っ!!!
[タイミングを合わせて足蹴にし、跳ね返した。]
― 渡り廊下 ―
……きっぱり言うなっ!
[>>68 何となく予想はしていたが、ドヤ顔で言い切られると、やっぱり突っ込みたくなった。
仔犬と小鳥が、呆れているのは、見ていない]
……どんな理由でだろうと、ちょっかいかけられる方は嬉しくねぇんだよ。
[>>69 その理由は、口にはしないけれど。
過去の経緯──近くにいながら護りきれず、その死に力を暴走させた一件を知る者であれば。
姿を見ているのが辛い、というのは予測できるだろう]
……って、それ。
極端すぎるだろ。
[>>70 付け加えられる予測には、ぼそっと突っ込みひとつ、飛ばす]
― 古道具倉庫前 ―
[ 何故知りたいのかは、言わない ]
お聞きした事を、誰かに話すつもりもありません。
無理強いするつもりも、です。
私は、ただの異邦人ですからね。
[ 各務さんに微笑みかける瞳は、黄昏の紫から静かな黒に変わっていた** ]
[そういえばマリスから翡翠を要求されたことはない。
女性だから知っているのかも良く分からないけど、
ひょっとしたら知らないような気もしないではない。
そういえば。と、思い出して上着を手で押さえた。
翡翠ならぬ包み>>0:205の感触は、確かにある]
お……。
[場が動いた>>+100
子どもがぱっと身を翻す。
それへ弾けるように立ち上がって、前へと駆けた。
剣は抜かず、先の王と同じく脇を抜けられないかを試そうとし、]
[>>71 ただ知りたいだけという言葉に、沈黙が落ちる。
それを破ったのは]
『……きみは、面白いね。ああ、少しだけ、ハインに似ているかも』
[それまでとは全く異なる、少年のような口調の言葉]
『先にあげられた三者のどれか。
強いていうなれば、ぼくはぼく……『鏡の精霊』と返すが妥当だろうな』
『けれど、ぼくその名を縛し、常に変容する。
今は、『彼女』の想いの昇華が、本質。
故に、その意を、願いを、ココロを映して、『彼女』としてある』
『それ故に三者のどれでもなく、また、どれでもあり。
この先、何者に変容するかも、知れぬ』
『……この答えで、満足するかい? 魔と共にある者よ』
……っと!!!
[だが敵はそう甘くない。
王と同じ試みは、やはり同じく失敗に終わる。
シルキーに一度弾き返された>>+102白蛇の尾は、
鋭く翻って再び前へと振るわれた。
一瞬の判断で飛び下がる。
そのすぐ脇に鋭い音が響いた]
かてー、なあ……。
[それは大蛇へと向け、また少女へと向け。
この障壁が子どもの心の障壁のように思えて、
溜息のような声を*落とした*]
[>>74 異邦人だから、という言葉に、浮かべるのは微かな笑み]
『……異邦人であるのは、ぼくもかわらぬよ』
[小さく呟いた、直後に]
『まあ、北の君は知ってるから、知られるのは構わないのよー。
……あのこたちが、知らないままでいてくれるなら、それで、ね』
[くすり、笑う様子は、先ほどまでと同じ、雲外鏡のそれだった]
………。
[蛇を残して逃げていった彼女の気持ちは、何となく、解る。
自分自身素直になれないというか、意固地になっていた期間は長かったので。]
キリク様。
追いかけられるようなら、追いかけてあげて下さい。
…きっとあの子、心の中ではキリク様に追いかけてきて欲しいって思ってますから。
[ですよね?とゲオルギーネに問うように一度視線を向けてから、国王に戻して。]
シェン様!
[傍らを駆け抜けようとして、自分と同じく足止め食らう>>+105のに咄嗟名を呼んで。
続いた声と吐息>>+106に、こちらも微か、息をついた。]
…どうしても、となったらそうなるんでしょうね。
止めるだけで済ませられたら、良いんですけど。
[この蛇は、あの少女の望みを守る為ここに居る。
そう思うと、余計に気が進まなくなった感は否めなかった。**]
ちょ、レイネっ!?
[逃げ出した様子に、何が何やらわからなくなって、声を上げる。
その間にも白蛇は動き、道を阻む]
僕の周りは付喪神達みたいに、なぁなぁで生きていけるところじゃ無いからね。
自衛の一種だよ。
[それが正しいとは言わないが、そんな生き方もあるんだと言うようにし。
くす、と冷たい笑みを浮かべた]
……そーいう事になる、のか、ねぇ。
[>>+106 息つきながらの言葉に、こちらも一つ、息を吐く。
子供は揺らいでいたようだけれど。
少なくとも、この蛇は、やる気だ、とそう思えたから。
さて、どうしたものか、と思っていた、矢先]
それで、かくミンと何話したの?
[直ぐに、にぱ、と表情を変えて別の話題にしようとする。
結局各務さん絡みであるため、あまり変わっていないとも言えるが]
……え?
[>>+108 シルキーから向けられた言葉に、きょと、と瞬いた。
言われている意が伝わっていないのは、一目瞭然]
……なん、で?
[想い定めると一途な反面。
気づかぬものには、とことん鈍い、風の寵児だった]
…ほー…。
[翡翠の解説にも気付いていなかった男は、
女性陣の会話に、ぱちぱちと数度瞬いた]
お……。あっ?
[殆ど言葉になっていない。
が、ギィの直球>>+114に漸く腑に落ちた顔で、王の顔を見た。
なるほどと納得した様子で、シルキー>>+110に向け頷く]
おう。…ま、やれるだけやってみようぜ。
殴ってりゃ昏倒するかも知れないしな。
っつーことで、どうですかね?
[斬らなければ死なせずに済むかも知れないと、
これまた単純な提案ひとつ。
続いて鞘ごとのカットラスを手に構えた。
追いかけていくつもりかと、王の方へと視線を流す。
彼が進むなら、次こそは壁とならんと剣を*示した*]
― 渡り廊下 ―
……ま、アヤカシの世界は、そーいうもん、だろうけどな。
[>>75 『闇』の奥の傷に触れられぬのであれば、こちらもそこには触れる事はなく。
ぼそ、と返したのは、こんな呟き。
自身もまた、アヤカシの領域に半身を置くようなもの。
言わんとするところ、全くわからぬという事は、ない。
相容れるかは、別問題として]
……ん、ああ。
この騒動の事で、ちょい、な。
[>>77 話題が切り替われば、幾度目か頭を掻き。
先に交わした言葉を簡単にまとめて説明する。
ばらまいた種の数とか、その辺りの事を、話して]
まあ、後は。
向こうの連中は、無事っつーか、元気ではあるらしい。
……なんでか、レイネが出てきてるとか、一筋縄じゃいかんようだけど。
[その昔、海に出たきり戻らなかったカマグィ家の先代当主夫妻と長女の事は、蜘蛛の記憶にもあるだろうから、と。
その名にも一応、触れておいた]
……え……あー……。
[周囲の反応に、どう返したものか、と。
思いっきり困った様子で、頭を掻く。
今ひとつぴん、と来ていない、というのは傍目にも伝わるか]
……ま。
このまま、止まってるわけにゃあいかんのだし。
[それでも、と思うところは、あるから]
メルが眠れないのは、レイネや、ハイン殿や、ヴィア殿の事を。
……家族の夢を見るのが辛いから……だから、な。
それを、解消する手がかりになるかも知れんし。
[ここで一度、言葉を切って]
……て、わけで。
まずはどうにか、突破口を開かんと、だな。
[言いながら、視線を向けるのは。
その場で威嚇を続ける、真白の大蛇。**]
元気なら良かったね。
まぁその辺はかくミンだって影響出す気は無いでしょ。
[自分と違い、意図して害を与えようとしないのは分かっているため、そう紡いで。
レイネ、と言う名が耳に入ると、少し驚くように瞳が瞬いた]
え、そうなの?
レイネが使ってた物とか、まだ残ってたっけ。
[そこから引き寄せられたかと推測して、確かめるような声が紡がれる]
そっかー、きりくん居るところにレイネが出てるのかー。
[どうなってるかは何となーく予想出来た]
― 渡り廊下 ―
ま、自覚についてはなぁ。
キリクもぜんっぜん、それらしい様子なかったくらいだし。
[>>80 言葉交わした時の事を思えば他も、というのは容易く予想がつく]
……ん、まあ。
わかってるけど、な、そこは。
[>>81 傷つける意図がないのは、わかっている。
……だから逆に、厄介ともいうのだが]
……使ってたもの、というか。
[>>82 言いながら、琥珀が向かうのは、湖上庭園の方]
あいつが、さ。
いなくなる前に、みんなで植えた、白牡丹なら、まだ、残ってるはず。
それが、依り代になるかまでは、わからんが。
ま、いずれにせよ。
……賑やかな事になってるだろうな、ってぇ予測は、つくが。
― 古道具倉庫前 ―
[ 魔と共にある者という、呼びかけには小さく笑って ]
ふふ、共に、と言われるとアレは怒りそうですが…ええ、ありがとうございます。十分な答えを頂きました。
[ 異邦人であるのは変わらぬ>>#5という言葉を耳にすると、そうですか?と首を傾げる]
ですが、あなたは、今も、良き友でいらっしゃる。
おかげで、色々と気苦労もありそうですけれど。
[ あのこたち、が、どのあたりを指すのかは自然に読めたから、同情めいた口調になる ]
お話を聞かせて頂いた御礼に、何か出来る事があればおっしゃってください。
ファサン殿をつつくくらいの事なら、喜んでさせていただきますよ。
[ それは、手伝いというより、自分の楽しみなんじゃないか?と、当人でなくても突っ込みそうな笑顔で言った** ]
[>>83 気の毒……と称されたのがカマグィ家の先代当主であるのは、知る者は知る余談。
答え紡ぐ精霊師の姿を見やる、各務さんの様子は穏やかなもの]
『苦労はいいのよ。
同時に、楽しんでもいるもの』
[>>86 同情めいた口調に、くすくす、と楽しげにわらってこう返し。
申し出られた『お礼』に、こてり、首を傾げた]
『それ、あなたが楽しみたいんじゃなーいー?』
[にっこり笑って突っ込むけれど、特に押し止める様子はなく。
それから、ふい、と視線が向くのは、忘れ去られた草履(左)]
『あ、そうそう。
……草履ちゃん、あんまり泣かさないでね?』
[なんて、軽い口調で言った後。
雲外鏡はくるり、とその場で回って、ふわり、と消えた。**]
……ぐ。
[向けられる視線>>+121とか、ため息>>+122が、なんか痛い。
元々、色恋沙汰には疎い、というか。
17の歳の一目惚れを、それと自覚するまでそちらを意識した事がなかった、というレベルなわけで。
……今になって言われてもいろいろと困る、というのが本音なのは、否めなかった]
……ん、ああ。
[それでも、どうにか、というギィの言葉には、頷く。
メルヒオルのためにも、彷徨っているレイネのためにも。
……そして、メルヒオルがエレオノーレに対しひっそりと築いている心の壁をどうにかするためにも]
なんとか、せんと、な。
[その意思は、固い]
― 渡り廊下 ―
……エレオ殿にも、何か起きてるようだが……確信、ねぇしなぁ。
[>>87 龍の島で自分へと飛んだ光を思い出しながら呟いて]
……ああ、確かに。
付喪神を動かすのは思念の力……ついでに、各務さんなんだし。
何が起きても不思議ねぇ、か。
[なんだか酷いまとめをして]
[女三人に囲まれれば、そういう目覚めは早まるのかもしれない、とは思ったが。
敢えて口には出さない。
……や、うん。
女三人寄れば姦しい、というのを実体験として知ってるからな。
そのせいかどうしても、ギィとギィの妹に目が向かなかったのは余談だ。]
[まぁ、多分伝わらないだろうなと思ってはいたから、王の反応>>+113には苦笑を浮かべるのみだった。
この方相手に恋していたなんて、王妃は本当に苦労されたなという思いと、同時。
こんなに鈍い方が自覚できる程王妃が想われているという証明をされたようで、嬉しくもあって。]
…キリク様にとっては、もうあの子は小さな子供に見えるかもしれませんが。
あの子にとっての、キリク様は。
今も変わらず、同じ年頃の男の子、なんですよ。
…きっと、すごく、大切な。
[視線合わせ頷きをくれたゲオルギーネ>>+114に続けるように話すのは、多分同じ、恋をしている女の子としての推測。]
[案の定ぴんと来てない感じの王>>+118には変わらず苦笑を向けていたけれど。
口にする、宰相の眠れない理由>>+119には小さく溜息ついて。]
まったく…
メルヒオル様といいエレオノーレ様といい。
カマグィ家の方は心配かけてる自覚の無い方ばかりで困ったものですね。
[暗にレイネのことも含めながら冗談めかして文句を言ってから。]
突破口は私達が開きましょう。
その内に増援も来るでしょうし。
[カシムはいつまでも動けない程やわじゃない。
荒事に積極的に加わる性格ではないけれど、だからと言って見て見ぬ振りもしない、と思っている。
カシムが動けるようになれば、自分が残していったお願いを叶えてくれている人もこちらに来るだろうから。]
[シェンの言>>+117に頷き、同じように構えながら。]
キリク様。
彼女の元に、たどり着いたなら。
…どうか、彼女の話を聞いて差し上げて下さい。
[少女の想いは、もう決して叶わぬもの。
でも、伝えられぬままに埋もれてしまう想いほど、苦しいものはない。]
それと、叶うなら…
メルヒオル様とあの子が話を出来るよう、計らいを。
[彼女が今も兄を案じていることと、宰相が眠れぬ理由を聞いて。
話せるなら直接話すべきと、そう思ったから。
王に対して、二つの願いを託した。**]
/*
くwwwwwwww
ネタを振った時点で、覚悟はしていたがwwwwwwwwww
女性陣からの突っ込みがいてぇwwwwwwwwwwww
― 龍の島 ―
[>>36マーティンの言葉どおりに将来大物というか巨大になるぬめ太だが、今それを知る者は居なかった。]
キリクにええと…シルキーさんにギィさん、ジェフにローさんタクマさんにカシムさん…でしたっけ。
ああそうだ、あとアプサラスさん。
[既知から縁遠い者らまでを指で折り。
>>37本当に結構な数になったなぁと耳が下がった。]
[>>38竜舎へ、との言葉にはこくり頷く。
各務さんについての話には、少し眉を下げたりもしたか。]
そうですか…流石にそんなに早くは捕まってくれなかったんですね。
…そういえば前も追いかけたんだったなぁ。
[逃げられたと聞けば、1年前を思い出してぽつり。
また追いかけっこが必要なのだろうか、とかも思いつつ。
かといって今からおいかけっこを始めたら、多分怒られるので諦め気味だ。]
[>>40ぬめ太を見送りながら、こっちも隣に並んで手を洗っておいた。]
はい。
[傍らで手を拭きながら頷いて。
竜舎へ戻る道すがら、遠目に緑の龍が見えてはたと手を振ると
フェイツウェの方から近付いてきてくれたので、嬉しそうにただいまのかわりにぎゅっと抱きしめた。
わりと近い所に黒い竜が、主の不在からか所在無さげにしていたので、落ち着かせて、竜舎へと戻す。
中を見ると一部竜舎が破壊されていたので、まだ無事な所に竜は連れておいた。]
― 龍の島 竜舎付近 ―
[戻りはしたものの何の考えも浮ばず。
休憩がてらフェイツウェに背を預けて腰を下ろす。
手持ち無沙汰に困って、ずっと背負っていた荷物の中身を取り出した。
中に入っているのは、少し大きめの文箱で。
箱の中には昔自分が祖母に宛てた書いた古い手紙が何枚も入っていた。]
…もし各務さんに会えたら、
これを見せようかなぁと思っていたんです。
各務さんが、これを見たいと思うかどうかは分りませんが…。
[言いながら手紙の文字をそっと指をなぞった。]
― 渡り廊下 ―
ああ、あれだけじゃあ、なぁ。
[>>91 認識のズレには気づかぬまま、こう返し]
それだけで済ませたくねぇ、ってのが、本音だけどな。
[大げさなため息と共に、こう言って。
けら、と笑って返された言葉>>92に、微かに苦笑を滲ませた]
……ん、ああ。
その手は早めに片しとくと、あと、ラクだからな。
[網の中身がなんだかわかると、特に何か言うでなく頷く。
まあ、何に使われたのかを知ったら、突っ込みも飛んだろうが]
黒焔の剣士長 ヴェルナーは、ランダム を投票先に選びました。
黒焔の剣士長 ヴェルナーは、ランダム を能力(守る)の対象に選びました。
『前』に行く手伝いなら喜んで、いくらでも。
……あの子が『前』へ進むためにも、ね。
[あのままでは、あの子は救われないと思うから。]
『風』は、前に進むための『勇気』であり、『変化』、でしょう?
[自身も風を宿す身だからこそ、口にした。]
[>>+126 シルキーの言葉に数度、瞬く]
そういうもん……なの、かな。
[ぽつり、呟く声にあるのは戸惑い。
確かに、一番身近な存在ではあった……とは。
思う、けれど]
ま、そういう家、なんだろ。
……地属に縁ある血筋だしな。
[>>+127 カマグィ家への評に関しては、軽く、肩を竦める。
それに関しては、同意するしかない、というのが本音だった]
……ああ。
[>>+129 ギィの言葉に、ひとつ、頷く]
俺の風は、『変革』を運び、澱みを払うもの。
[『光導く風』である、と。
それは決して、違えぬ誓い]
俺が受け止めるべきものがあり、澱み払うためにできることがあるなら……全力を、尽くすのが、俺流、だからな。
[>>+128 シルキーの願いにも、確り、頷いた。
戸惑いは、容易くは消えぬが。
動く事には、迷いは、ない]
[不意に、翡翠の嵐龍が身を震わせる。
るぅ、と鳴く、声。
真紅の瞳が、どこかへ向いた。
その視線を辿るなら、緩く煌めく銀の光は見て取れる、か]
― 渡り廊下 ―
……そーだな。それを待つしかない、って言うか。
[>>98 どこまでも認識のズレには気づかぬまま、こう言って]
ああ、また。
[突っ込みいれるべきあれそれは見逃したまま、ウェルシュを見送った後。
琥珀が向かうのは、庭園の方]
……っかし、なぁ。
……エレオ殿とレイネが鉢合わせしないのは。
いいんだか、悪いんだか……。
[ぽそ、と。
零れ落ちるのは、こんな呟きだった]
/*
>>100
あれか、かーくが好きとかそういう理由かっ。
初恋だって言われてるから、違ってたら拗ねるぞっ。
― 古道具倉庫前 ―
ふふ、そうですか。それは何より。
生きている間は楽しまなければ損ですからね。
[ 各務さんの言葉に#6楽し気に同意して ]
おや、ばれました?
[ 突っ込みに対してはにこりと笑った ]
― 龍の島 竜舎付近 ―
…フェイツウェ?
[ぬめ太が居なくなってからは大人しくしていた龍が、
小さく鳴くと顔を上げた。
赤色の瞳を追うと、初めは分からなかったが
陽光に紛れて煌めくのは銀の光。]
あっ。
[思わず立ち上がると、
文箱手に上を見上げたまま後を追いかけた。
マーティンの制止の声が聞こえたとしても、おそらく足は止まらない。]
― 古道具倉庫前 ―
[ 消えた各務さんを、その笑顔のまま見送って、放置されたまま、このまま忘れてくれと言わんばかりに、ぺっとり床に張り付いていた草履(左)を見下ろす ]
ふむ…泣かせるなというのは、泣く暇もないくらい手早く解剖しろということでしょうか?
[ びくびくう!と震えた草履(左)が、必死でふるふる頭ぽい部分を振った。その仕草は、隔離空間に送られた箒とどこか似ていたかもしれない ]
嫌ですかあ?
[ くすくすと笑いながら、手の中でメスをクルリと回す ]
でしたら、この中で大人しくしてらっしゃい。また外に出て来たら…判りますね?
[ 倉庫の中をメスの先で指し示してやると、草履(左)は、ぺたぺたぱたぱたと、ものすごい勢いで駆け込んで行った ]
[>>102 光追うその後を、翡翠の嵐龍も追いかける。
銀の光はちらちらと。
少し離れた場所に立つ、立ち木の上で瞬きを繰り返す。
程なく、枝の上には、金色の髪の付喪神が姿を現して]
『…………』
[ほんの少し、何か思うような様子で、空を見上げた]
― 龍の島 ―
ああ、その8人だな。
残ってる奴ら数えた方が早そうだ。
[エレオノーレ>>93に返して、短く息を吐いた。
それだけの人数が隔離空間に送られている。
どうにかしたくても何も出来ない歯痒さがあった]
まぁ、起きたばっかだったろうしな。
出てきたばっかで帰るなんて聞けない、とか何とか言ってやがった。
あと、今捕まえると宰相殿が出て来れなくなる、とかも言ってたなぁ。
捕まらんための脅し文句だったとは思うんだが。
[各務さんの話>>94にはそう付け加えて。
前も、との言葉には、あー、と聞いた話を思い出したりした]
……仮にそうなったとしても、王妃自身が追いかけるのは無しな。
[一応釘は刺しておく]
[ぬめ太を放して竜舎に戻る途中、程なくして竜舎に辿り着くところで嵐龍がエレオノーレの下へとやってきた>>95。
触れ合う様子に自然、表情が緩む]
[竜舎を改めて見ると、予想通りと言うか何と言うか、結構な破損があって。
思わず遠い目になったのは致し方のないこと]
― 龍の島 竜舎付近 ―
ん? 手紙?
[各務さんに見せようと思って持って来たらしいもの>>96を目にして、一度目を瞬かせる]
王妃が書いたものか?
[宛名等は見えただろうか。
問いながらエレオノーレの動きを見ていた]
[手紙に意識を向けていたせいか、立ち上がるエレオノーレに対する反応>>102がやや遅れる]
あ、おい!
急に走んなって!!
[エレオノーレの視線の先に銀の光があるのにはまだ気付いていない]
ったく、しょうがねぇなぁ!
[1人にするわけには行かないため、慌ててエレオノーレの後を追った]
― 龍の島 ―
[>>#8鳴き声と羽ばたく音と、>>108呼びかける声が聞こえたから、後ろからフェイツウェとマーティンが追ってきているのは分かっていたが。
各務さんっぽいものがあったのだから足は止まれない。
それほど離れていない距離の木の上に、
さっきから話題にしていた人を見つけると、目を丸くした。]
あっ、各務さん!
あ、あの、向こうの人達は…お兄さんやキリクは元気ですか?
[色々いう事聞く事はあれど、
各務さんに会って一番に口から出たのは、大事な人達の安否だった。]
/*
了解!とマーティンにえあー返事。>メモ
各務さんがこなかったらこのまま手紙の話をしたりマーティンに恋話振るつもりだったとか何とか(何
[幼馴染がいなくなって間もなく修行のために風龍峡にこもり、修行が明けたら放浪の旅へと飛び出した身は、そも、女性に接する機会自体が限られていたから。
そういうもの、と言い切られると、納得するしかなかった]
……全力はありがたいが、無茶はナシでな。
それで、お前さんになんかあると、俺がヴェルにどつかれる。
[>>+132 さらり、と返すのはこんな突っ込み]
― 何処かの部屋 ―
[全力を尽くすには、自分の状態も可能な限り整えておかなければ。まずは袖千切ったままの右腕を軽く動かし、遅滞が生じないことを確認して。
次に、動かした力を予定通りに使えないまま鞘に戻していた白と黒の細身の双剣を確認するため、そっと抜いて順番に目の前まで持ち上げた]
……ン。
[とりあえず酷い曇りなどはない。
カシムに見てもらった方が確かだろうか、と横になっている姿に視線を投げ、本末転倒になるなと吐息を零した]
『……んん?』
[ぱちくり。
呼びかけられた各務さんは、そんな感じで瞬きひとつ。
それから、見上げる姿>>109に首を傾げて]
『みんな、元気よー。
……ちょっと、駄々っ子相手に苦戦してるみたいだけどー』
[冗談めかした口調で伝えるのは、仔細は飛ばした概要のみ]
― →古道具倉庫 ―
えいやっ!
[たったか古道具倉庫までやってくると、走る勢いのまま倉庫の中に網を投げ入れた。
小物付喪神が詰まった網は、中で警備していた兵に激突して下敷きにしていたり]
―白蛇前―
[相手と対峙しながら牽制をしつつ、他に攻撃するものや、他の者に攻撃しようとするならば、そちらの援護を行い]
しぶといお方のようだ……
[二度にわたり与えた攻撃が効いているのか警戒は強く、こちらに攻撃をする隙はもらえそうになかった]
……ま、怒るだろうな。
[>>+135 おそるおそる見上げる視線に、返すのは頷き]
去年の討伐でも、弟分が負傷したから、で敵の旗艦にお礼参りまで仕掛けたんだろ、あいつ?
それ以上に大事なものに何かあった、ってなったら、なぁ……。
[続きは、口にはしなかったが。
気質を知るならば、推して知るべし、というところか]
― 龍の島 ―
[問いかけた頃だろうか、るぅと背後で鳴かれて
首を下ろしてきたフェイツウェを片手でそっと撫でながらも、
視線は殆ど各務さんの方を向いていた。
反対の手で、文箱を抱えなおしながら。]
よかった………けど、だだっ子って?
あ、お久しぶりです。…一年ぶりですね。
[>>#9一分も疑いもせずに、安否が確認出来ればまずはほっと一安心。
それから疑問に思ったことに首を傾げたので、挨拶は一番最後になってしまったが。]
[ちなみに国王の鈍さなどに関しては、その場にいても苦笑するだけでツッコミはしなかっただろう。
文官へと転身したことで
それに自分のことはどうかといえば。引き止めておきながら何だかんだと逃げていた辺り、どちらがより酷いか分からない。
そんなこんなで、沈黙は金、だったと思う]
― 龍の島 ―
[あまり長距離を走るようなら強制的に止める必要があるかと考えていたが、程なくしてエレオノーレ>>109の足は止まる。
それに少し安堵したのも束の間、呼びかける先に各務さんが居る>>#9のが見えて、ぐ、と顎を引いて見詰めた。
エレオノーレが各務さんと話したがっていたのは知っているため、ひとまずは口を出さずに成り行きを見守る心算]
『うん、駄々っ子。
まあ、なんとかするでしょうけど、ね』
[>>111 疑問に関しては、さらりとそれだけを返す。
仔細はやっぱり、語るつもりはないらしい]
『ふふ、そおねぇ。
一度遊びに来てくれたときは、メルるんが邪魔しちゃったからねー』
[くすくすと、楽しげに笑った後。
こてり、首が傾いで]
『……あの子とは……クゥとは、ちゃんと、仲良くしてる?』
[投げかけられるのは、こんな問いかけ]
―どこかの部屋―
[名を呼ぶ声>>+63には、何の反応も示さなかった。
自身ではもう切り捨てたと思っている何かを感づかれたのかも知れないけれど、続く無言を遮る事はせず。
漸く口を開いたのは、静かな誓い>>+64を得てからの事]
……その言葉、信じてます。
[相変わらず背は向けたままだったが、短い声には安堵の気配が滲む。
それでも未だ少し寂しく思うのはきっと、例えば巣立つ子を見送る親のような、そんな類の感情だ。――そう思う事にした]
― 渡り廊下 ―
ん、ああ、マリスか。どうした?
[>>112 呼びかける声に数度瞬き、そちらを振り返る]
……そう、か。
[はきと確かめたわけではなかったが、それについてはほぼ確信を得ていたから。
返すのは短い言葉と、苦笑]
[それから青年は目を閉じる。
音は未だ届いていたから、決して眠ることは無かったけれど]
……。
……(01)割。
[暫しの時間を過ごした後、目を開く。右手を軽く握り、開いて。
気絶してからの眠りと、今の休息で回復した力を確かめてから、ゆっくりと身を起こした]
/*
お遊び半分、じゃないか。自己満足。
カシムも戻ったんなら、動くのはそっちと合わせてのがいいかなぁって思ったりもしての、一人遊びだったのでした。
シルキーがト書きで触れてくれてたのも嬉しかったけど、そっちは表で上手く組み込めたら、とか思ったりして。
― 龍の島 ―
……?そうですか、なら良いんですけど…。
[>>#10駄々っ子が何故だか、とても妙に引っかかるものの、
何ともならないわけじゃないらしいので、とりあえずは置いておく。]
そうですね、お兄さん付喪神に色々されて怒ってましたから…
でも、またお会いしたいなと思ってたんです。
…会いたいなーと思って鏡を調べてたら、
お兄さんにお説教されましたけど。
[と騒動が終わって暫く経ってからの事とか思い出して言う。
>>113マーティンが各務さんを追いかけずに黙っていてくれるのには、心の中で感謝した。]
[以前会った時は、あの子、としか聞かされていなかった為、
クゥ、と言われて一瞬、不思議そうな顔をしたが、
そういえばヴェルナーの事はルナだったと思い出して誰だか理解する。]
はい、大事にしてもらっています。
1年前よりも、今の方がきっとずっと仲良くなりました。
[それは胸に残っていたわだかまりが消えたから、という意と
今は鎹があるからという想いが起因している。]
それから、各務さんに会ったら
見せたいなぁって思ってた物があるんです。
[言いつつ文箱の蓋を開けようとして一度手が止まり
今度は逆に問いかけた。]
……各務さんは、キリクとは会いましたか?
先程、銀の光に襲われました。結果は見ての通りですが、どうも…なんというか。
その時親和性のようなものを感じました。
どうやら私も、何か影響を受けていたようです。
[確信を得る何かがないまでも、不可思議なものを帯びていることを知った上で、上役へと報告をする]
『……まあ、メルるんは、ねぇ』
[>>117 マジメだからー、と。
楽しげにわらう。
>>118 問いへの答えには、嬉しげに目を細め、それから]
『……んーん、まだよ』
[>>119 逆に投げられた問いには、首を横に振った]
『今は、無理。
あの子がそれを、望んでいないから』
……大技は無理、ですが。
[短い時間では回復量もたかが知れているけれど、身体の痛みはだいぶ和らいでいたし、いつまでも寝ている訳にはいかない。
思案しながら、問い掛け>>+141には頷いて]
……良かったら、武器の点検でも。
[本格的に動き出すより前に声を掛けた。
大きな異常がないのであれば、時間も精霊の力も然程消費せずに済むはず]
[会えていないと聞くと、少し耳が垂れる。]
そうですか…。
キリクが各務さんに会いたくない理由は、何となく解るんですが。
[1年前は、多分わからなかった。
だけど今は少し、解っているつもりでいた。]
各務さんは、キリクに会いたいですか?
会いたいなら私、キリクにその事話してみようかと思います。
それに私も、各務さんにはキリクに会って欲しいと思ってるんです。
[一度開きかけた文箱は今は手に、そうも見上げながら告げて。]
― 渡り廊下 ―
確信はなかったんだが……ま、ちょっとあってな。
って、お前、なぁ。
[>>120 軽い調子に、呆れたような声を上げるものの。
ほんの少し、気は紛れた……のだが]
……は?
[>>121 続いた報告には、ついひっくり返った声が出た]
影響を受けてたって……。
お前が、かよっ。
[先に、各務さんと交わした言葉が蘇る。
芽吹いたのは三人、と言っていたから。
乳兄弟と、その最愛。そしてマリスで、人数的な辻褄は、合う]
ん、そうしてくれ。
[>>+142 自重を選択する様子に、真顔で頷いた]
本気でキレたあいつ止めるのは、至難の業だからな……。
[それと全く同じ……どころか。
それよりも酷い評価を乳兄弟からされている、というのは、自覚なかったりするのだが]
あの子は違うって言うかもしれませんけど…
私には、そう思えましたから。
[王の戸惑い>>+130に返す声は、柔らかく。
ゲオルギーネ>>+132の言に同意を示すように頷いた。
軽く肩を竦める様には、仕方ないですね、と苦笑しながら。]
『変化』は、必要…ですものね。
[各務さんが呟いた言葉>>1:#15を音に乗せ、軽く目を伏せた、後。]
さ、そうと決まったら善は急げです。
あんまりのんびりしてると、ゲオルギーネ様が無茶なさらずとも爆発しそうな方も居られますし。
[>>+135固まったその人が更に固まるような事を言いつつ、蛇へと視線を向けた。
実際あまり時間はかけられない、というか。
次に誰がこちらに送られてくるか読めない以上、急いだ方がいい─と。]
『……ここで、会いたくない、って言っても、信じてくれないでしょー?』
[>>124 くすくすと、笑う様子は常の雲外鏡のそれだけれど]
『……あの子が、自分から、それを望まない限りは、無理。
だから、各務さんはみているだけ』
[口調は、少し、違ったもの。
陸軍統括には、それが先代王妃のそれと似る事に気づけるだろうが]
『……どうして、会ってほしい、って、思うの?』
ああ。
頼めるか?
[カシムの申し出を受け、腰から双振りを抜いて差し出す。
休む前に預けられた信もあったから、ここで一時預けるのを躊躇うことはなかった]
でも僕もさっきエレたんには迷惑かけられちゃったからね。
それでお相子じゃないかな。
[そう言って賠償請求から逃れようとした]
……自覚に関しては、なぁ。
キリクもぜんっぜんなかったし、わかるもんじゃないってのもありそうだが。
[>>128 説明に、ちょっとだけとおいめをして、それから]
……どうしようって言われてもな。
直接的にどうこうできるわけじゃないようだしなぁ……。
[>>129 とりあえず笑う様子に。
がじ、と頭を掻くしかできなかった]
/*
あれ、でも転変したばっかりだと襲撃先の選択はないんだっけ?
[ごそごそ]
ああなるほど。
襲撃は出来ないけど選択タブには他の人狼も含まれるのかー。
今まで転変っぽい描写がないのを考えると、マリスが銀狼なんだね。
/*
あれ、逆だ。
銀狼のタブには他の人狼の名前が無くて、人狼のタブには銀狼の名前があるんだよね。
マリスが銀狼だったら襲撃飛ばないはずじゃ。
何か変なこと起きてるぞ。
[>>+145 『変化は必要』。
その言葉を誰が紡いだかは、問う事もなく]
……ん、そーだな。
[それを第一として
……さて。
どーおやって、抜けてくか、ねぇ。
[意識は、そちらへ向けた。
隙を突いて走り抜けるのが一番早い、とは思うのだが]
結構、鋭いようだしなぁ、こいつも。
[>>#12ああやっぱり、というのは顔に出た。
各務さん側からは絶対駄目なのも、きっとキリクの事を思っての事だというのは朧気に伝わる。
どうしての問いかけには、また上を見上げながら。]
各務さんが、キリクのお母さんと盟約していた鏡の精霊だっていうのは聞きました。
だったらきっと、キリクが旅に出てからの事を…
キリクが見る事が出来なかった、キリクのお母さんやお父さんやお兄さんの事を、一番よく知ってると思ったから。
だからその時の事を、教えてあげて欲しいんです。
きっとキリクも、知りたいと思っているから。
各務さんがとても会いたいって思ってるって言えば、
少しはキリクも会いたいって思ってくれるかなと思って。
それでも、キリクが各務さんに会う気になるには、
少し時間はかかるかもしれませんが…
ああ、そういう事だな。
意識してどうにかできるなら、何にも苦労はない。
[>>136 そこは、確信としてあるから、きっぱり言い切った]
……確かに、エレオ殿が最後なのが一番いい、とは。
俺も、思う。
[そう思うのは、別側面からの事だけれど、それは言わず。
問いには、各務さんとの遭遇で得た事を、簡単に伝えておいた。
ただし、レイネの事には触れずに、だが]
各務さんは、キリクのお母さんに似てるから。
[ぽつりと言う時には、少し視線がさがった。]
大好きな人が居なくなって、会いたくてももう会えなくて
だけどその人に姿や声がそっくりな、その人じゃない人が現れたら
それは、…きっととても寂しいから。
/*
……く。
さすがだな……!
いや、わかり易いとは思うけど、思うけど!
そこまで仔細には書いてないはず、なんだけどなぁ。
見事に読みきられておる。
[こくと頷いて>>+147、双つを丁重な手つきで受け取った。
先に白、後に黒、それぞれの刃を翳し、近くで眺め、異常がないかを確認し。
グリップの具合なども簡単に見てから、そっと息を吐き出した]
……大丈夫。
……少なくとも、直ちに異常と言えるようなものは。
[時間の都合もあって、点検は簡易なものだったが、術を使う程の傷等は見つからず。
受け取った時と同じように丁寧に、それぞれを返却して]
……行きますか。
[準備が整ったなら、移動を促した]
…だけど、生きていた時のキリクの家族の事を、
お兄さんやヴェルナーさんと同じくらいか、それ以上に
傍で見てたのは各務さんだから。
お兄さんたちが知らない事も、話し難い事も、
各務さんなら話してあげられるんじゃないかなぁって。
そんな思い出が積み重なれば、もう手が届かない人達を
優しい思い出の中で、想う事が出来るようになるって思うから…。
[そう言ってから、もう一度彼女を見上げた。]
― 古道具倉庫前 ―
[ エレオノーレにウェルシュを怖がる余裕が無かった>>135と聞くと、眉根が寄る。しかし、溜め息一つで、その表情は押し込めた ]
疑いはしませんよ。あなたがそんな事で嘘をつくメリットはない。
[ こんな風に普通に話していても、ウェルシュは、実の所、強い力を持ったアヤカシだ。アヤカシを解剖して回る自分を、警戒はしていても、本当の意味では怖がってはいない。だから、自分相手に、嘘までつく必要は無い筈だと思っている ]
ほう、宰相殿の…父上ということですかね?なるほど。
[ 譲る気もなさそうだった相手から、それでも答えが得られると>>138、どこか納得したように頷いた ]
いえ、各務さんが、その方に、少し私が似ている、とおっしゃったので、少々気になりましてね。
ふふ、宰相殿にお伝えしたら、嫌な顔をされそうですねえ。
[ ウェルシュの疑問には、素直に答えて笑みを見せた ]
― 龍の島 ―
[エレオノーレと各務さんの話は多少込み入ったもののようで。
口を挟まないと言うよりは、挟めないと言った感覚があった。
エレオノーレから少し離れた後ろに立ち、二人のやり取りを聞くだけとなる]
[そんな中で見えた、各務さんと重なる面影>>#12。
木の上に居るのは各務さんのはずなのに、先代王妃が居るような錯覚を覚えた]
[ゲオルギーネの様子>>+148には、少し首を傾げかけたけれど。
白蛇に向くのを見れば気のせいかと思いなおし。]
─── はい。
[王>>+149に、確りと頷き。
どうやって抜けるかとの談には、少し考えてから。]
…それぞれ狙う場所を決めて、一斉に当たるというのはどうでしょう。
人数もありますし、キリク様お一人を行かせるくらいの隙は作れるのではないかと…
[宰相の亡くなった妹と、現在の義理の妹との再会を危惧する心はこちらにはわからずにいたが、同じ意見であるためとやかく言うこともなく。]
……ところで、各務さんは、なぜこのような手の込んだ騒ぎを起こしたと思われますか?
宰相殿を休ませるためだけならばこのようなことなさらないと思うのですが額通りそうと受け取ることもできませんので
[純粋に問うようにヴェルナーを碧の瞳が見つめた]
/*
私も地上がいいなとは思うよ!
墓落ちしたらロールきっと大変なんだもん(そこか
明日はお出かけなんだよぉぉ
[>>139 問いへの答え。
受け止める、各務さんの表情は、柔らかい]
『……そうね。
各務さん……ううん。
『鏡の精霊░▓▒▓█▓░░▓▒』の中は、その記憶はある、わ』
[精霊としての名は、掻き消されて届かない。
続く言葉に、各務さんはふ、と目を閉じて]
『……ふふ。
きっとそうだと思っていた、けれど。
やっぱり、やさしいこだわー。
あの子が選ぶのも、メルとルナが認めるのも、当然ねぇ』
[空白を経て、こぼれたのは楽しげな笑い声]
『……あなたのお願いはわかったけれど。
でも、各務さんからは何もできないのよ。
動かすのも決めるのも、それは各務さんじゃないから』
[わかる? と。
そんな感じで、首がこてり、傾いだ]
― 何処かの部屋→離宮への渡り廊下 ―
ありがとう。
これで安心して使えるよ。
[シルキーが携えているユーノとユピテル、あれをずっとメンテナンスしてきたカシムの見立てなら、簡易であっても間違いないだろう。
返された双剣を一度鞘に収め、促しに大きく頷いて部屋を出て離宮のある方へと急ぎ足で向かう]
……入ります!
[角を曲がったらもうそこは渡り廊下。
距離感のおかしさに少々戸惑いつつ、白蛇と対峙してる場所へと踏み込めば、威嚇の声に迎えられた]
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