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──204号室──
[階段を駆け上がると、自室に入り鍵を閉めた。
ベッドの下から銃を引っ張り出して、誰かが来るまでそれを抱えて怯えている。
とは言え、もしペーターやヨアヒムやパメラ以外の誰かが来たなら、決してドアを開けようとはしなかっただろうけれど。**]
オットーさん!
[飛び出して行くカタリナとそれを追うペーターを横目に、突き飛ばされて倒れ込んだ彼>>185に駆け寄った。
何が引き金になったのか、未だ飲み込めないまま。]
[ごん、と。鈍い音が響いた気がする。
床に倒れる前に、椅子か卓の脚で、ぶつけたらしい]
う、……、
[身体を興しながら、揺れる視界に、頭を振る。ぱたぱたと、血が散った。
どうやら、ぶつけた拍子に、どこか切ったらしい]
なめとけば? でも……。
[>>+98昨日の石よりは、痛くはないのだろうか。
目を閉じる姿に首は傾げるも、そのままに受け止めて。
そして。]
……えっ!?
ペーター、カタリナ……!?
[>>178>>181>>185一瞬の出来事に、目を瞬かせる。]
……まさか。
ふたりとも……オットーが人狼だ、って……?
[ヨアヒムの他に狼が居たとしても……オットー?
……それでも。オットーが何を囁いたか知らないが、人狼ならばもっと狡猾に事を進めるだろう、とは。思うのだが。死者に出来るのは只、去りゆくカタリナとペーターの背を、見送る事ばかり。]
―談話室―
[ヨアヒムは、信じたいし…人狼なら自分を谷川で助けずに食べることもできた。それに、様子に少し心配なところはあっても、あやしい言動は見たことがない。
フリーデルは、先程は一瞬だけ疑ってしまったけれど>>5:70、
やはり違うと信じたい。
カタリナは、リーザの部屋の名前を書かれた紙からして>>5:78、慌てた人狼か…それとも人狼による罠か…。
オットーは…あのラウゲン液は、人狼が持って来るだろうか…でも、そう思わせる為の道具の可能性も…。けれど、リーザの部屋での様子は…とてもそうは…。と考えた時、ペーターの言葉>>89とそれ続くやりとりが耳に入り、瞳を瞠ったのだったか。]
[カタリナか…オットーか…?
どちらか、あるいは両方…?と二人を見比べ。
確実に人狼だったヤコブとの関連から、
何か手がかりはないかと、周囲の話を聞きながら、
記憶の中を探っていた。]
[血が流れるのを見れば>>188青褪めて、ハンカチを取り出そうとして、それを部屋の机の中にしまい込んでしまったのを思い出す。
おろおろと辺りを見回して、パメラさんと目が合ったなら]
ごめんなさい、何か…包帯か何か…
[心細そうにそうお願いしただろう。]
― 談話室 ―
[追う様に階段を駆け上がり、カタリナの部屋へと飛びついた。
ドアノブにしがみ付く様に、両手で扉を開こうとしたが、扉には既に鍵が掛けられていた]
姉さんっ、開けてください!
お願い、ここを開けて……!
[縋る様な声で、扉向こうで震えるカタリナへ呼びかける形となるが。
やがて少年を認識したカタリナが扉を開けてくれるまで、辛抱強く待ち続けている**]
……フリーデルさん、聞いて。
カタリナは……あれは、人狼じゃない。
[揺らぐ視界を、どうにかフリーデルに据えて。語気を強めて、告げる]
さっきの言葉……よく、思い返して。
カタリナは、フリーデルさんに、"守る力がない"って、そう断言した……。
それって、多分……、
……多分、自分が、そうだから。そうじゃなきゃ、断言、なんて……。
[もう一度、頭を振って。ぐらりと、膝をついた]
少年 ペーターは、パン屋 オットー を投票先に選びました。
……となりの、ものおと……?
[>>+101ヤコブの説明に。
狼狽した様子と、あの態度を、合わせて。]
…………。
もしかしたら、だけど。
カタリナ。へんなこといったの、じぶんできづいてて……そのときに、「おまえだったのか」っていわれて。
……そこだけで。あたま、いっぱいに、なっちゃったのかも……?
[>>176自分も以前はそうだった。
言葉は、冷静な時でないと最後まで聴いて解釈する事はできない。そうでない時に聴いた言葉は。より頭に残った所だけ、意識の中に残る時がある。
実際は知らないが、と付け加えつつ。ヤコブの言葉に、項垂れて。]
[オットーは、倒れた弾みでどこかを切ったらしい。
フリーデルがおろおろとパメラに手当てを頼む様子を見つつ、どうなることかと成り行きを見守っている。]
・・・。
[オットーは、多分自分が知っている以上に、情に厚いヒトなのだろう。だからこそ、ゲルトとクララの命を奪った自分が許せなくて、昨日はあれほど強い言葉を使ったのかもしれない。
元々オットーに対して、強い言葉を使ったのは、挑発に乗った振りをして、仲間から周囲の気を逸らすためだ。ましてや動機が分かり、感情が理解可能ならば、ヒトに対して恨む気持ちは全く沸かない。
いまはただ、一刻も早い手当てを祈るのみだ。自分には何もできないのだから。]
[その言葉>>194に、今度は別の意味で青褪めた。]
あ…ぁ………
[ようやく、自分が何をしてしまったかを知る。
あれほど守りたいと思った狩人を、己で人狼の面前に差し出してしまったのだ。
取り返しようが無い…誰が人狼でも、確実に気づかれたに違いない。
体が震え出す…また、殺してしまう………**]
[そうして――そこで、気付いた。
パメラとフリーデルは有り得なくて――、ペーターは状況的に考えにくい。
そして、疑っていたうちのカタリナは、人狼から皆を守れる者らしい。
であれば――あとは、ひとりだけだということに。
その呟きは、間近にでもいなければ、聞こえなかったろうが]
ああ……ヨアヒム、か。
あいつが……皆を、あいつが……、
人狼の子は、やっぱり、人狼か……
[それは、ほとんど偏見でしかなかった。
ヨアヒムの両親が人狼なのかどうかも、人狼が遺伝するのかどうかも、わからない。
けれど、判りやすい理由はそれで――消去法の結論に理由をつけるのに、それだけで充分だった。
とはいえ、その結論は、まず。
いずれにせよ、それを信じてもらえるかどうか――、
――……いや、伝えられるかどうかが、まず、問題だった]
なるほど。
[リーザ>>+102から説明されて、納得した表情を浮かべる。共感する気持ちを込めて、しみじみと。]
おれもわかる。それは、おれにもおぼえがある。
あと、じぶんがちょくせつきいたことばと。
たにんがいわれているとこ、きいただけのことばとでは、ぜんぜんきもちがちがうもんな。
[そして、談話室の外に視線を向ける。
突然叫んで、オットーを突き飛ばしたカタリナは、ものすごい恐怖にとらわれているように見えた。自分がパメラを襲った夜は、果敢に襲撃を退けた狩人だと感じたのに。
・・・だから、カタリナが死の恐怖に怯えていたとは、全く気づけてない。]
[談話室の片隅に佇んだまま。
カタリナが飛び出すのも、突き飛ばされたオットーが頭から血を流すのも、フリーデルが蒼ざめるのも、すべて見ていた。
無実の罪で最後の処刑台に送る相手は、誰か・・・・・・
蒼白く、黒く塗った冷たい指先で、その鎌を誰に突きつけるか・・・・・
俯いた顔を覆い隠すヴェールは、何も見せない、見させない。**]
そう。
ヤコブは、きいてたから。れいせいに、ぜんぶきいてた。
[>>+104更に、恐らくは人狼当事者だから……とは思ったが。それは、言わぬ事として。]
たぶん。
こわくなったんだと、おもう。
ゆうかんな、かりうどなら。……ぎゃくに、きがついたら、ここぞとばかりに。なのりでることも、ある。……から。
[……但しそれは父の場合、予め自分に占わせて見つけておいた人狼を、ここぞとばかりに吊り上げる時に使っていたのだが。
そして、別の誰かを占ったように言いつけられた事も、多々って。結局全ては、父の栄誉と手柄にしかならないのだ。
……だから。カタリナの反応がむしろ、人間的だとはおもったが。それは、言わぬ事として。
ヤコブの頭上。目に入った神父>>197の姿を、見て。……じっと黙り込むその姿と先ほどの言葉に、一番初めに抱いた印象が蘇り。少しだけ、不安そうに*見つめて*]
……う……ぅ
[テレージアの姿は、まだそこにあっただろうか。]
[ぺたりと座り込むと、膝を抱えて]
[7歳児の時間は終わる]
[けれど、元の姿に戻るでもなく]
[その姿は]
[物心つくか、つかないか]
[けれどニカが一番最後に、幸せを感じていた]
[3歳の姿へと――]
しあわせな、おもいでなんて。
ぜんぶ、こわれちゃった、のに……。
[ひっくひっくと、しゃくりあげながら。
小さな小さな少女は、膝頭に頭を押し付けながら泣き続けた**]
[言い終えて、そうして]
……僕のことは、背負わないで。
[処刑されるにせよ、人狼に殺されるにせよ……この傷で死ぬにせよ。
いずれにせよ、自分の死を重荷に思ってくれるなと――意識を失う前、フリーデルに、懇願した]
[リーザが敢えて口にしなかった、自分への印象はさておき。ニュアンス>>+105は理解した。]
そっか。
[自分が人狼と発覚し、初めて仲間となった二人は、本物の占い師を葬った途端、誰が狩人かすぐさま検討しはじめた。となると、狩人の側から見れば、人狼にばれたら即殺されると思っても不思議ではない。ようやくそのことを思い当たって、大きなため息をつく。]
カタリナが、どうして狩人になれたのか、よくわからない、けど。
人狼について、あんまりしらなかったみたいだし、やっぱりリーザのいうとおり、こわくなったんだろうな。
[ぽつりと呟いた。]
[リーザが残した、神父人間の意味も、霊能者が何か知らなかったことも思い出しつつ、リーザに告げる。]
もし、おれが人狼じゃなくてヒトで。カタリナのあのようすをおぼえていたなら。
「なかまとそうだんできる人狼にみえない。なかまぜんいんが、霊能者についてしらないなんて、さすがにへんだ。カタリナがえんぎしているようにも、みえないし。」
って、きっとかばったとおもう。
[リーザのいう勇敢な狩人が、誰を示すのかは全く想像もつかない。だがカタリナはおそらく、対人狼の知識があって、名乗り出を思いついたとしても、実行できるか怪しい。そも、まだ16歳の少女なのだ。
ただ一人、恐怖に震えていたであろう姿を想像して、ついそんな台詞を口にした。]
どんなにしんぷさまが、おれのこといらないっておもっても。おれはしんぷさまがすきだ、よ。
[遠方の言語でぽつりと呟く。リーザにも聞こえたかもしれないが、意思を疎通させようという気は元からなかったから。
自分が馬鹿なせいで、神父の機嫌を損ねているのは気づいているし、意図的にそういう言動を取ったことすらある。
けれど今。生前あれほど懐いているように見えたリーザが、再び神父に対して不安そうな視線をむけていると気づいてしまったから、尚更。神父が自分に対してどんな意識でいようとも、自分だけは・・・と思ったのだ。]
『Je t'aime a' la folie.(ジュテーム・ア・ラ・フォリー)』
[再びあの台詞を呟いて、目を閉じる。]
ううん。きっとおれは、とっくにきがくるってる、よ。
[おそらくは、神父によってロザリオの革紐を結んでもらった、あの瞬間から。
神父はヒトで。
ヒトだから自分を受け入れてもらえないのが当然で。
そして一度も口に出さなかったけれども、自分だって本当の意味では神父を信用しきっていない。
・・・だけどその上で、好きになってしまったのだから、どうしょうもない。**]
―談話室―
………っ。
[リーザが居てくれたら…というヨアヒムの呟き>>92に、
リーザの部屋での考え>>66>>69を思い出して、唇を噛みしめ。
続く言葉>>93に、そういえば…彼は昨夜、眠れる薬を飲んでいたから…と薬を渡した時>>22>>35を思いだし。
もし、あの時…薬を渡さなければ…あるいはもっと弱い薬を渡していれば…もしかして、ヨアに何か隣室の物音が聴こえて、
リーザを助けられていたかもしれない…?
霊能者である私が生きていたせいで…。
強めの薬を渡してしまったせいで……。
リーザは死んでしまった…。
私が殺してしまった…。
心の奥で、自分ではない誰かが囁く声が、聴こえてくるようだった。]
―談話室―
……怨恨…。仲間の仇…?
[もしかして、そう推測するオットー自身が、
誰かを恨む人狼なのでは…と一瞬考えるも。
ゲルトもクララも友達だったと絞りだすような声で言うのを聞けば、やはり、とてもそうは思われず…。
けれど、オットーが人狼なら、友達だからこそ、近しいからこそ……彼らに何かを気づかれて襲わざるを得なかったのではないか…本当はそんなことはしたくなくても…。
リーザは占い師だから、オットーがリーザへの気持ちと自身や仲間の命を秤にかけて、そちらが勝ったのなら、殺してもおかしくはない…?
どうして殺すのかの動機を考えろ、という言葉>>121に、
見当違いとは知る術もなく、そんなひどい疑念を微かに抱きながら、オットーを見つめ。]
―談話室―
……カタリナ、何を言って…!?
[フリーデルが人狼だと疑っているような
カタリナの言葉>>133に、瞳を見開き、]
………っ。
[死んでいった人達を守れず、見殺しにしてしまったというフリーデルの言葉と>>140、カタリナを人狼と思っている様子の問い掛け>>144にはっと息を飲んだ。]
(…誰かの死の上に立つ生…生きている事が罪…)
[フリーデルはずっと、この罪業感を…十字架を背負ってきたのだろうか。ゲルトの部屋とリーザの部屋での呟き>>70を思い出せば、彼女がどうして“自分が殺した”と言い続けていたのか、その理由が胸に落ちて。
あの栗色の髪の少女は…。あの金色の瞳の少年は、もしかして彼女を…。ふとそう思いついた時。]
―談話室―
………元々、無い…?
[カタリナの言葉>>151に、何か大きな違和感を感じて首を傾げば、聴こえてきた神父様の問い>>156で、]
――……!
[はっと何かに気づいた表情でカタリナを見つめ、次いで急いで目線を逸らせた。談話室内の空気の色が変わったような気がした一瞬に、カタリナが狩人だと気づいた人は、自分以外にも何人かいるような気がした。それは即ち、カタリナの身の危険に…と思い至って。]
……カタリナ、待って…っ!
[オットーを突き飛ばし、談話室から飛び出したカタリナ
>>181に、オットーの怪我>>188を心配しつつも後を追おうとしたけれど。フリーデルと目が合い>>191、心細そうなお願いとオットーの出血の様子に、此方の手当てが先だと判断した。]
『幸せな思い出は、幾ら壊れても。
……本当に望むのなら。きっと、ゆっくり繋ぎ直せばいいの。
……何に邪魔をされても。ゆっくり、ゆっくりと。』
[……そうして生涯、思い出の抜け殻に囚われ続けた女に、本当にその言葉が言えたのかは解らないが。
泣き続ける少女の前に、しゃがみこんで。そっと、声を掛けた*]
― 談話室 ―
……現状の姿勢が続く場合、単独の要素でも疑念の対象となる可能性も、あり。
……。…………。
[呟いたのは、祖国の言葉。
神父の様子に、一番初めに抱いた印象>>2:563が蘇る。
……但し今回は、《人間》と知った上での懸念として。
>>59>>60墓場で聞いた言葉が、脳裏に蘇る。
けれども。もし狂人であれども。結局、《人狼》を処刑できなければ、騒動は終わらないのだ。
そもそも>>3:393騒動の後に尚も人を殺すような狂人なら、騒動以前に人を殺していよう。何の理由で荷担するのかはともかくとして、《人間》であると解ったからには、死なれてしまうのが少女に取っては一番困る。
ましてや。自分の結果を問わぬ《狂人》の容疑で処刑されてしまうのが、一番、怖い。
シンプサマだけは、その死は何の終わりにもならない事を知っている分、余計に。]
……うん。
そういえば。カタリナ、ひにちがたつごとに、すこし……ぴりぴりしたかんじだった、かも。
もしかして……もしかしなくても。《狩人》がどういうものか、わからないで……《狩人》になってたのかも、しれない。
[>>+110ぽつり、と。ヤコブの言葉に返す。
最初は《人狼》への恐怖もそこまでなかったのだろう。何せ、彼女は羊飼いだ。羊を襲う狼を追い払うのと同じような感覚で、誰かを護ろうと思ったのかもしれない。
……狼から見た自身もまた『美味しそうな羊』である事に、気付かぬままに。]
……うん。さいしょは、わたしもそうおもった。
あまりに、しらなすぎて、えんぎにもみえなくて。
……ほんとうになにもしらないひとじゃなかったら、こまるから、も。うらなったりゆうの、ひとつ。
[>>+111その言葉に頷いて。]
オットー。
それ、ちがうよ。そうじゃないことも、あるよ。
……けっかは……あたってる、けど。
[>>196オットーの呟きに、首を振る。
あくまでも故郷でのケースだからこちらではどうなっているのかは知らないが、後天的に《人狼》となった者の話も聞いた事があり。
逆に、名の知れた《占い師》により《人間》と判定された夫婦の間に、《人狼》が生まれてしまうケースもあるらしい。
血縁は、真実を見る上では時に禍根となりやすく。また、隠れ蓑にもなりやすく。両方のケースで幾度占い先選定で揉めたか、数えきれぬくらいに。]
でも……それは。
[寧ろそういう言葉は、《人狼》が自身から疑いを逸らす物と捉えられる事がままあって。
ただ。議論の成り行きを見つめるしか、できなかった*]
[“Je t′aime à la folie”――]
[その言葉の国にも、足を運んだことはあった。
だから――意味は知っている。]
[娘にとっては、その対象が母であった。
母にとっては――言うまでもない、父だ。]
[どんなに痛めつけられても、母は常に父を気にかけ、働き……
最後の最期、その瞬間まで父を案じていた。]
[お母さん子だった自分は、元々あまり父には懐いていなかった。
というよりは、父が狩りや商売で家を空けていた為に、一緒に居られる時間が少なかった。]
[父の事は、一般家庭の子供くらいには愛していたと思う。
狂おしいほど、というわけでもなかったけれど。]
[右腕を壊し、母や自分を虐げ始めた父への愛情など、もはやなく。
けれど、父を愛した母の想いがいつか報われて欲しいと――母の死後も、父へ尽くした。]
[そう、報われる――いつかは元通りの家庭に戻れるのだと信じていた。
それは父を“殺した”後すら同様で。]
[だから藍玉を手放すことは、できなかった。
母の少女時代――父から贈られたのだという、藍玉を。]
しんぷさまは、もしかして・・・。
[リーザの、神父への呼びかけと自分に向ける視線>>+119に気づいて、何かを言いかけるも。]
――ごめん。
[神父の生存を望むリーザには酷としか思えず、一旦口をつぐむ。
自分だって神父には少しでも生きていて欲しい。どんなに寂しくても、こちらに来ないで欲しいと心から思う。
・・・だけど、気づいてしまった。本当は永遠に知りたくなんかなかったのに。
神父が常用している角砂糖。人狼である己の命さえも、簡単に奪った。神父が何故あんなものを持っているのか、そして何故使っているのか・・しかも、食事らしい食事をせずに。事情は全く分からない。けれどもあんな生活をしていたら、長生きできるとは到底思えなかったから。]
おれだって、しんぷさまには・・・幸せに。
[なって欲しい、との語尾は、村を包む霧の中に溶けた。まるでリーザからの返事を拒否するように。]
[リーザのカタリナに対する評価>>+120は、なるほど、どれも頷けるもので。おれもそう思うと、返事をしたとき。
”人狼の子は、やっぱり、人狼か……”>>196、オットーがフリーデルに紡いだ言葉が耳に入って、思わず皮肉に笑う。]
結局、ヒトはそれか。
[さっきとはがらりと違う、冷めた目でオットーを睨みつける。
本人は意識しているかどうかなんて知らないし、知りたくもない。だって、そもヨアヒムの両親が人狼かどうかなんて誰にも分からないのに。その前提が完全に正しいとの思い込みの上に、更に人狼の子が必ず人狼になる。そんな偏見を積み立てている。
"小さい頃から知っている、ヨアヒムを疑う気持ち">>142、それが理解できるのかとペーターに訴えた癖に。]
リーザ。おれにはオットー、どうせりゆうはなんでもいいようにしかおもえない。
[その気持ちを継続したまま、リーザ>>+121に話しかける。ひやり。絶対零度の気を纏って。]
そのしょうこに、じぶんのかんがえがただしいかどうかすら、たしかめようとしたように、みえないもの。ただ、おもいこみでつっぱしって。
じぶんがたにんを人狼とうたがって、ころす・・・そのかくごができてなくて、おもいつきにすがっているだけって、そんなふうにかんじてる。だって、ヨアヒムいがいのヒトを人狼でない、ってかんたんにいいすぎているきもするし。
・・・まあ、わかりやすいといえば、そうなのかも、ね?
[人狼と分かった自分を豚野郎呼びしたようにね、と淡々と付け加えた。何の感情ものせることなく。]
/*>>*32
>それもいいかとか思っちゃいそうになるじゃないかw
ヨアヒム、可愛すぎるだろおおお!(ごろごろごろ・・・
[そしてようやく、もうヨアヒムが仲間だと人前で言っても大丈夫なのだと気づいて。てててと傍に駆け寄る。]
・・・ヨアヒム。ヨアヒムっ!
[ただ名前だけを繰り返す。万感の思いを込めて。]
おれがいるよ。やくそくしたとおり。おれは、なにがあってもヨアヒムの味方だから。
[リーザには分からない、遠方の言葉で話しかける。
オットーがいつからヨアヒムを疑っていたかなんて知らない。でも、それを見ていると、今はヨアヒムに直接疑いを向けていない他のヒトが、いつどんな理由でヨアヒムを疑いの目で見るか、分からなくなって。ふるふると恐怖に震えた。]
[抱きかかえるように支えた彼の口からヨアヒムさんの名前が出れば>>196]
彼…が………?
[回らない頭で考える。
オットーさんとパメラさんは、違う。神父様も違う。ペーターも違う。
そして、カタリナが狩人なら…]
ヨアヒムさん………
[奇しくもオットーさんと同じ消去法の果てに辿り着いた結論に身震いする。
彼に、怪しい所はあったか?
彼以外を疑えない、その理由で彼を人狼だと…疑う?]
人狼の子……
[じわりとその言葉が胸に黒い霧を生む。
教会で聞いたパメラさんの昔話>>175が蘇る。
人狼の子と言うのは、それだけで疑う理由になるのか…?]
[微かに動いた手>>198を、握り締めた。
誰のせいでも無い?
ならばなぜ、こんな事に…]
大丈夫、大丈夫です…
私はオットーさんを信じてます、貴方が人狼のはずないもの…
[ヨアヒムを殺せ
昏い誘惑。
彼を守るためにヨアヒムを殺せ
ヨアヒムさんが処刑されなければ…きっとオットーさんが殺されてしまう…
生き残った人狼は、きっと狩人を喰らう。
私は、その死の上に、また生き残ってしまう…]
[背負わないで>>199その言葉は、オットーさんの死を連想させて…]
だめです、だめ…!
お願いだから死なないで………
[ならば、できる事は一つしかない…]
― 墓地:Side Theresia ―
[《Je t'aime à la folie.(ジュテーム・ア・ラ・フォリー)》。
その昔。まだ、恋と愛との区別が付けられなかったそんな頃。時折こちらの言葉に訳され持ち込まれる書物の中、原題にそう刻まれた物があった。
宿の一室で、こっそりと怪我の介抱をする中で。
――――……初めて。その意味を、知った。]
[娘が夫を見限っていた事は、口振りで察していた。
けれども。
どんな目に遭おうと。どんなに此処が恋しくとも。
あの言葉を知った瞬間を思い出す度、信じたのだ。
いつかは報われる。目を覚ましてくれる。
あの日の言葉を再び囁いてくれる、と。
それは。母親としての自覚の無い、安易な思いであり。
只々不幸の連鎖を生む物でしかないと。心のどこかで、気付きながら。
――――……彼女の母親も、同じ思いをしたのだろうか?]
[意識が途切れかける彼に、その言葉は届いただろうか…
彼にだけ集中していた耳に、唐突にパメラさんの声が飛び込んで来た。
そして、ぽとりと彼女の手から零れた包帯が転がるのが見えた。>>205]
…パメラさん………
オットーさんは人よ…
人狼は、ヨアヒムさんだわ。
[あの投票箱を、彼の名前で満たさなくては**]
『それでも。
……昔そうであった《事実》はやがて思い出となって。
いつかは、優しく、笑いかけてくれる。』
[……それは時として、咄嗟の悲劇を生む、悪魔の雫として。
或いは時として、受けた傷を優しく癒す、天使の涙として。]
『全ての霧が取り払われれば、きっと。
霞に隠れた《思い》も。誰かの元へ、届くはず。
……いつだって。信じるなら、きっと。』
[首を振る少女に、声を掛けた。
――――……それはもしかすると、救いではなく。《祈り》と呼ばれる物かも、しれないが。*]
― 談話室:Side Lisa ―
……うん……。
[>>+125>>+126思う事は異なれど。願う結果は、同じなのだろう。
神父の常食を知らぬ少女は、ヤコブが最期飲んだ砂糖の意味には、気付かぬまま。ただ一言だけ答えた言葉は、霧の奥に溶けて。]
…………オットー。たぶん、《人狼》しらないの。
どうすればいいか、なにをすればいいか。わからなくて。ふあんで。
……だから。ああなってるんだと、おもう。
[>>+127冷めた眼差し。>>+129絶対零度の気配。
それでも。静かに、首を振って。思い出すのは>>4:504>>4:509>>0初めて愛称で呼ばれた、最期の会話。]
……オットーね。
きのうでおわればいい、って。そうおもってた、みたい。
しんじることに、すがること。
……【こわい】んだよ、たぶん。なにかにすがらないと、たっていられないくらいに。
[そんな人間の姿は、幾度も見てきた。
哀しい位に呆気なく、都合の良い物を信じる姿は。滑稽と言うよりも寧ろ……ある意味、羨ましくて。
>> +130……ただ、異国の物らしき声で話し掛けるヤコブを、見守っていた。*]
/*
昨日の地震、カタリナに
シスターが人狼でしょ
と言われて震えながらお返事書いてたらがたがたっときて、ひーってなった
なんかもう色んな意味で怖かった…
/*リーザメモ>あっ、リーザ!つーかゆおさん!(何。
おれがわかめ陣営言うと中身が漏れるから黙ってたのに!(それ以前に漏れてましたよあなたとは絶対禁句だ。
/*
>>+134 『全ての霧が取り払われれば、きっと。霞に隠れた《思い》も。誰かの元へ、届くはず。』
……まあでも愛なんて見返り(含:相手へ届く事)を求めた瞬間只の押し付けやら傲慢やらに変わる物と思っている為。テレージアにはこう言わせてはいるが「元に戻る」なんてのは所詮は当人に都合のよい幻想なんだよな……と、ぽつりしてみる。
なるべく、綺麗に書くように、努力はしているが。テレージアって現代日本で言う『スイーツ(笑)』だし。自分が愛されて育ったモンだから、その愛はある意味あって当たり前というのが根底にはありそうではある。
コリント老夫妻がこれ聴いたらきっと、自分らの思いは何も届いてなさそうなのを、号泣しただろうな……。
うけいれるかどうかは。かんぜんに、べつのはなしだけどね?
[大切な仲間であるヨアヒムに矛先が向かっているとなれば、到底容認できる訳がない。自分が思う理屈はこうだ。]
ほら、みてごらん。シスターだって。
さっきまでヨアヒムを疑っていたけはいなんて、ぜんぜんなかったろ?それがオットーのひとことで、ああだ。
『Je t'aime a' la folie.(ジュテーム・ア・ラ・フォリー)』
たぶん、あのふたりはあるいみ、くるいかけてるよ。・・・おたがいあいてに、ね。
[正直オットーとフリーデルがどんな話をして、どんな関係を積み上げてきたかなんて知らない。けれどもあの短いやりとりだけで、感じ取れるものはあった。]
[正直オットーとフリーデルがどんな話をして、どんな関係を積み上げてきたかなんて知らない。けれどもあの短いやりとりだけで、感じ取れるものはあった。]
[誰が誰を思い、何を選択し、どんなことを信じたいと縋るかなんてどうでもいい。他人の考えは、自分にはどうにもならない・・今もまだ濃い霧を晴らすように。
だから、今まではずっと、どんなに己の意思とは違っても、ただあるがままに受け入れようとしていた。]
このときほど、死ぬってことがはがゆくて、くやしいとおもったことない、かも。
[だがその思いは今、ヨアヒムの生存を脅かそうとしている。自分が地上にいれば、何が何でも排除するのに・・・と唇を噛み締めて、ヨアヒムを見上げた。]
/*つまるところは、2d匿名メモの云々で、PL視点人狼が漏れたのも原因なんだけど。
本当に軽率で申し訳ありません。
この場をお借りして、お詫びいたします。
―談話室―
……違います。
ヨアを…血筋だけで人狼だと決めつけるのは、
納得できませんっ。
[フリーデルの瞳を見つめて、小さく叫ぶように答える。]
フリーデルさんだって、先程の話で…知っているでしょう?
……私の父だって、人狼だった。
人狼の子どもが、必ずしも、人狼になるとは限りません。
[教会でフリーデルと交わした告解を思い出しながら、
首を横に振る。フリーデルの方から言い出したなら、認めて頷くだろうけれど、あえて自分からは言わないまま唇を噤んだ。
人狼の子どもが、人狼になる可能性もあることを。
―――…その、半分の確率を。]
・・・だから。
――だったら自分は。
[いっそ、ヒトの言う悪い狼になってやろうじゃないか。そんなことを思ったのは、紛れもない事実。
どうせ何を言っても無駄だ。
個人的な理解を得られる可能性はあっても、自分達が迫害される結論に変わりはない。
ならばいっそ、より悲劇的に。
そんな自己破壊願望を、全く意識しないまま。舞台は幕を開けた。]
/*にゃあ><。告解追いつかず、すみません。
昨夜しかゆっくり打ち明けられそうなリアルタイムなかったのですが…急な移動で申し訳ありません。
[自分とは、何もかも価値観が違う神父と己に、似た点があるとするならばおそらく。]
「自己破壊願望。」
[いつぞや神父が囁きで教えてくれた言葉。
そして、自ら悪い子になって構わないと、堂々と宣言するあの姿。
神父に惹かれたのは、そんなトコロに共感したのも理由の一つだったかもしれない。
生前には決して気づいてなかったけれども。]
/*・・・という訳で。ヤコブはある意味、神父に似ているとこもあるんじゃね?と思った何かを落としてみただ。
ただ、神父は他人を害することに罪悪感はない、と言い切っているけんども。ヤコブは自分は壊したいけど、他人は害したくないし罪悪感もありまくり、なのが正反対っぽいだよ。
……あ、ごめんなさい…。
オットーさん、大丈夫ですか!?
早く手当を…
[フリーデルとはその後も言葉を交わしただろうか。フリーデルが手を握りしめているオットーの意識が薄れたような様子に気づけば、はっとした表情で、包帯を拾い。薬箱と一緒に差し出す。拒まれなければ、治療を手伝おうとしただろう。*]
おやおや・・・・おかしなお話ですねぇ・・・・
[オットー、フリーデル、パメラの話に耳を傾けながら、純粋に不思議に思っているかのように首を傾げる。]
人狼の子供は人狼・・・さもありなん。
・・・ですが、何故ヨアヒムのご両親が人狼だとお思いで?
少々思い込みにしては、無理がありますねぇ・・・・
/*告解…ほぼ書きあがったの、
自宅のPCの中なのです……><。
持って来るの忘れ………此方からお願いしてて、
本当に申し訳ありません。くすん。
/*ジムゾンさん、うんうん。
そうなんですよね…。
でもそれに乗じてパメラのお父さんは人狼って言えたから、
よかった……。
まあ、今日処刑は難しそうですけれど…
ペーターくんも、お父さん人狼だから…
[ガチャリとドアノブが鳴ってビクリとするが、ペーターだと解れば扉を開けて部屋に入れる。鍵をかけると、振り返り。]
ごめ、ん。ペーター……。私、失敗しちゃったよ……。
[はは、と無理に笑ってみせるが、顔の筋肉が上手く動いてくれない。
──ペーターは、人狼じゃない。昨日二人で話したことを抜きにしても、人狼が私ではなくリーザを喰らった状況が、彼が人狼ではないと示している。
私は昨日、ペーターに「誰を守るつもりか」話さなかったのだから。]
どうしようペーター。
シスターもオットーも、どちらも人狼かもしれない……。
今日、一匹殺せても、まだ、一匹……。
[残りが二匹なら、確実に私の命はない。一匹で、あってほしい。残りの狼が。
抱えていた銃を、銃口を上にして床に立て、火薬と弾の装填を始める。]
/*ところで、墓ログのどっかで黒狼わんこに変身できないか、画策なう。
どうでもいいですが、今回の人狼二人の変身シーンは、魔法少○バージョンでお送りしております。
(訳:お前ら服何処行った!?的な。
……そういえば、そうだ。
[>>214神父の指摘に、目を瞬かせた。
オットーの言葉が正しければ、ヨアヒムの両親は《人狼》と言う事になるのだが。オットーはいつ、それを知ったのだろう。
そもそも。その内容は、正しい情報なのだろうか?
……けれども。]
……うん。
だれをころすかかんがえるより、きっと。
……だれをしんじるか、かんがえるほうが。
……そのほうが、いいの。
[死を目前にしたその決断は。何より強く何より確かな、《絆》へと変わる。
……疑い合って死んだ者より、誰かを信じて死んだ者の方が。死して尚、表情は美しかったから。
>>+142ヤコブの真意までは知らぬまま。小さく、頷いた。]
そうだな、リーザ。・・・ほかのひとをうたがいつづけるのは、きっと。こころがつかれるから。
[尚更、信じて縋りたいのかもしれないと暗にほのめかす。]
・・・。
[ただ、信じたい相手と相手が双方向状態ならまだしも。信じて裏切られたときの絶望は、疑って正しいときよりも遥かに大きい。自分は実体験から知っている。
もしかしたらリーザは知っているかもしれない。人狼騒動に巻き込まれたならば、幼い割りにいろんなものを見てきただろうから。
そう思って、これについて言及するのは控えておいた。野暮はあんまり好きではない。
そして、ヨアヒムの両親が人狼と疑われて、処刑された話は覚えていたけれども、今はそれをリーザに話すより。]
・・・はふ。
[突然両腕を大きく伸ばし、あくびをする。]
は〜。なんか、おれ、ちょっとつかれたかも。とうひょう、はじまるまえにはおきる。
だから、ちょっとだけおやすみ。
[ぽんと黒い子狼の姿に変わると、ヨアヒムの足元で丸くなり。すぐさま寝息を立て始めた。起きて、その話が継続していたら、言えばいいかと薄れる意識の中で思う。**]
──回想・小さな女の子だった頃──
[村から少し離れた森の中。
銃声が響き渡ると同時に、大きな猪がどうっと倒れた。
茂みに隠れていたカタリナは、それを見て歓声を上げた。]
すごーい!おじいちゃん、すごい!
[髪を結わえた桃色のリボンを揺らしながらピョンピョン跳ねる孫娘を見て、祖父は「どんなもんだい」という風な顔をしている。]
ねーっ、ねー、おじいちゃん!
あたしも、それやりたい!やらせてー!
[目を輝かせながら「やりたいー!」と言う孫娘を見て、祖父は困り顔。危ないから駄目だと諭される。]
大きくなるまで、がまん……?
[しょんぼりしながら、よく父に言われている言葉を口にした。大きくなれば、良いのかと思って。
けれど祖父は首を振り、「いいや、女の子は駄目だ。こういうのは男の仕事だからなあ」と言う。
──そっか、男の子ならいいんだ。]
じゃあ、あたし、男の子になる!
男の子になって大きくなって、おじいちゃんみたいになるのー!
[おじいちゃんみたいになりたいと言われて嬉しかったらしく、その場では祖父は駄目だとは言わなかった。
後に、この時にカタリナを止めるのだったと祖父は嘆くことになり。
カタリナ自身は、そんな“キッカケ”はもうすっかり忘れ去っているのだった。**]
……でも、あのね。
[はた、と顔を上げ、口を開いて]
いまのみちを、あるいてきたから、
[少女は、また形を変じる。
大人の姿へ――現在の姿へと]
……私は、リーザに出逢えました。
だから今は……全部が間違っていたとは、思わない……思いたくない。
[それは自分へ言い聞かせると同時、彼女へも伝えたくなって――精一杯に、微笑みかけた**]
…………うん。
[>>+144……それは、楽な方への逃げと取られる物ではあるけれど。ヤコブの言葉に、頷く。
片一方だけ信じる、のも。結局相手に裏切られる、のも。
……色んな人を見てきた。
けれども。双方が心から信じ合えるなら、それはきっと。どちらも、願う事は同じなのだろう。……人間なのだろう、と。そう思う事も、確かにあって。]
……うん。
もし、おわるころまで、ねてたら。おこしてあげるね。
[>>+145丸まった姿は、凄くふわふわしていそうな仔狼。
……撫でたら、怒られそうなので。議論渦巻く談話室の中。周囲を伺いつつ、ちらちらと、見つめていただろうか。*]
………………オットーさん。
貴方は、頭の中であれやこれやと考えてばかりで、ペーターの人となりを確かめも、僕に確認しにも何も来ない。
貴方の話は、全て頭の中での推論に過ぎない。
ただの、屁理屈だ。
[低く呟けば、じっとオットーを見据える。]
[そう、冷たく言い放ち。
メモを取り、そこに乱暴に名を書けば、投票箱へと突っ込んだ。
――――――――――――“Otto.”と。]
―― 厨房 ――
[そのまま無言で厨房へと向かい。
ヤコブが運んだリンゴを取り出せば、唯一といえる自分が出来る料理を始めるのだった。]
…………あんまり、火加減は自信ないんだけど。
[芯をくりぬいて、バターを詰めて焼くだけ。
暫く経てば、周囲に香ばしく甘い香りが立ち込めることだろう。]
―― 厨房→204号室 ――
[焼きりんごが出来上がれば、トレイにのせて怖々と階段を上がった。
カタリナの部屋の前に来れば、扉の前から声をかける。]
おーい。カタリナー、ペーター、おやつだぞー。
[場にそぐわぬ呑気な声と、甘く香ばしい匂いが漂う事だろう。**]
青年 ヨアヒムは、パン屋 オットー を投票先に選びました。
―???―
――……、父さん。
ゲルトたちがね、川で遊ぶんだって。それで――……、
[――僕も行きたい、と。
そう続けるつもりだった声は、父の峻厳な眼光の前に尻すぼみになった。
肩を落とし、首を振って。なんでもないと、言いかけたときだった。
行ってらっしゃいな、と。穏やかな、母の声が掛けられた。
父の視線が動いたけれど、もう一度、母は口を開いた。
転ばないよう気を付けて、遊んでらっしゃい。
柔らかだけれど、強い意志の篭った声。きっと、半ばは父に向けたものだったのだろう。
そんなことが、何度もあった――穏やかで優しい、自分を肯定してくれる母。
その記憶はとても大切で。いまでも、鮮明に思い返せた]
―???―
――あの、テレージアさん。
僕、初めて、一人でパンを焼いたんだ。
村のみんなに食べてもらってこいって、父さんが。
[自分の手際をずっと見詰めていた父は。
焼き上がったパンを一切れ口に含んで、一度だけ、頷いた。
そのあとで、そう言ったのだ。
あれは、もしかしたら。息子の成長を村人たちに示したかった、のかもしれない。
いずれにせよ、そのときの自分は、まだ子供だったから。
真っ先に向かった先は、隣家でもなんでもない、彼女の家だった。
テレージアは、死んだ母に似ていた。
いや、容姿はよほど違ったけれど、纏う雰囲気というのだろうか。
いつも遊びに混じれるわけではない自分が、同年代の子供たちから疎外されないように気を掛けてくれた。
柔らかに落ち着いた、大人らしさ。自分を否定しない、守ってくれる女性。
そんなところに、憧れたのかもしれない。その女性は、いまはもう、母と同じ場所に行ってしまったけれど]
/*
しかし、自分で書いておいてなんだけど、
オットーさんが割とマザコンの気があるように読める。
いや、多分そうなんだろうけど、しかし……。
衝撃の事実というか周知の事実として、
フリーデルって年下なんだぜとかいうそういうお話。
……神父様、 そうですよね…。
[信じたくない気持ちと、自分のことを言われているように感じたことから、つい拒否的に言い返してしまったけれど。
リーザによって人間だと保証された神父様の言葉に、肩の力を抜く。
それから、自分の父が人狼だと口にしたことを思いだし、
自嘲めいた苦笑を浮かべ、唇を噛んだ。]
人狼の子が人狼だと言うのならば、其処のパメラも人狼と言う事になる・・・ですが、彼女は霊能者・・・
ならば貴方のその理論は成り立ちません・・・・
そも、ヨアヒムのご両親が人狼だったという証拠は何処にもない・・・・
それとも、ご両親を人狼だった、という事にでもしたいのですか?
[パメラに軽く頷きながらも、冷たい笑みを浮かべて言い募る。
カタリナ、と署名した紙、使う事はなくなりそうだと、頭の隅で考えながら。]
[母の想いが報われればいい。
そう考えているのは、嘘偽りないけれど。]
[それでも――
母をあの男から引き離したいと考えてしまうのは、]
(私のわがまま……だけどね。)
[小さく漏れる苦笑。
赦せない、その自分の想いを止めることはできない。]
[けれど、そうした思ったところで、母の想いを止める事もまた、できはしない。
母が望んでいるなら、きっと、あの男の元に居るのだろう。]
そろそろ……戻ります。
貴女に、また逢えて良かった。
……また、リーザに逢ってあげてください。
[彼女があとどのくらい、ここに居られるのかは解らないけれど。
そう告げると、一礼して、その場を辞した**]
[痛む頭を抑えながら、溜息を吐く。
パメラの親がそうだというなら、神父の言葉どおりなのやも]
……なるほど、成り立たないかもね。
だけど、論点がそもそもね……消去法で、ヨアヒムしか残らないのが、まず最初だから。
[続く言葉には、首を傾げ]
……ヨアヒムの親を人狼にして、僕に何の得があるんだい?
得ならありますよ?
自分の代わりに、そのむちゃくちゃな理論を通してヨアヒムを処刑に持っていかせる事が、ね?
[さも当然の事のように、首をかしげながら答えて。]
今だってそうでしょう?ヨアヒムの親が人狼という確かな証拠はないのに、その理論を振り翳し、そうやってフリーデルを唆したじゃないですかぁ・・・
― 墓地:Side Theresia ―
『……ありがとう。
きっとあの子も、そう思ってるはずよ。』
[>>+152たった3日。それでも、3日。
夫の指示を受ける合間の僅かな時間に、食われ吊られの儚い命ばかり見つめてきた子には、恐らく。それすらも長い時間。
はっきりとしたその言葉に、微笑んで。]
『そうね。……此処に居られる限りは、きっと。
私も……貴女に逢えて、良かった。
行ってらっしゃい。……気を付けてね。』
[>>+153一礼して去りゆく背を、見送って。
その視線を、宿の方へと向けた。
……あの中にはきっと。あの子も居るはず。]
――……じゃあ、折角だから。
――皆にも、味見してもらおっか?
[他の子供たちが遊んでいる間も、修行に励む少年故に。
ほんの少しの時間が取れた時には、ついその背を押して同世代の子たちの輪の中へ入れてしまっていたが。
鬱陶しい、と、思われていなかっただろうか?
その時もまた。共に村を周り、一緒に向かおうと、……身支度をした所までは記憶にあったが。果たして、その後はどうなったか。今はもう、記憶が曖昧で。
それでも。
それは確かに、優しい思い出の一片だった。
姿は揺らめき。再び、少女の母としての姿に戻る。
――――……あの少年も、また。此度の騒動に、巻き込まれているのだろうか?*]
……その理論が成り立たないのは、たったいま、神父さんが自分で証明したばかりでしょう?
[話の順序がおかしい、と。違和感を抱きつつ]
……唆す、って。
カタリナが人狼じゃない理由……あなたが不用意に口にしてしまったことの内容、そこからの消去法を伝えただけだよ。
[誰のせいだと思ってるんだと、溜息吐いた]
[オットーさんの意識が戻った>>230のが分かれば、安心して長く息を吐いた。]
……大丈夫ですよ…
[何も力が無くても、ただの人でしか無くても、守りたいと思って何がいけないのか。]
[パメラさんの言葉>>212には、それを彼女がここで口にした事の驚きと、そして、戸惑い。]
そう…よね…親が人狼だって…
[そこへ追い打ちをかけるように神父様の声を聞けば]
人狼じゃなかった…?
[僅かに混乱したように頭を振った。]
唆した…そんな言い方やめてください。
[けれど、その言葉>>234だけは、はっきり否定した。]
/*
フリーデル吊りかなぁと思ったけど、オットーになりそうか。
襲撃はカタリナ一択だろうなー
最終日メンバーは修年娘青神かな
あらやだ、それを言い出したのは貴方で、それを理由に投票しようとしたのも貴方なのに・・・・私はおかしいところを指摘しただけ・・・・
[頬に手をあて、ふぅ、と小さく溜息をつきながら]
不用意に口にした?私が?
カタリナが何らかの理由でフリーデルに守る力がないと知っただけの者かもしれない・・・もしかしたら、何かの尻尾を出したのかもしれない・・・ただそれを指摘しただけのこと・・・・・
騒いで事を大きくしたのは貴方ですけど?
あぁ、違いますね、私があの内容を口にしなければ、貴方はカタリナをそのまま疑った・・・・
なぁんだ、私、貴方の誤解を晴らしただけじゃないですかぁ・・・それとも、何か不都合でもありました?
[喋り方が、一々、粘っこい――そう思いながら]
……2人はフラットだったから、カタリナを疑ったかどうかは判らないけどね。
まあ、結果としては、不都合はないよ……お陰で、ヨアヒムが人狼だと判ったんだから。
[溜息]
判った・・・ねぇ・・・・・・・
占い師もいないのに、どぉしてわかるんでしょうねぇ・・・・・・その判別方法だって、なーんの確証もない消去法なのに・・・・・・
まぁ、いいんじゃないですかぁ・・・・?
[くすくす、と密やかな笑い声を漏らしながら。
ポケットから角砂糖を取り出し、小さく齧りながら談話室から出て行った。]
姉さん。
もう、これ以上姉さんの正体は隠せないと思います。
貴方の事を守るには。
今日、バケモノを殺す以外に方法はありません。
[結局、それは残された唯ひとつの、そして残酷な最善策。
殺されるよりも前に殺せば、殺されようがないのだ。
もし、どちらもがバケモノである場合は]
…………姉さん。
姉さんは、今すぐ、お二人を――――。
――――――いえ。何でもありません。
[少年は、瞳に宿る昏い思惑を、然し打ち払う]
[――オットーを殺さなければならない。
必要に迫られるなら、フリーデルですらだ。
或いは、もう必要無い。共感と言う言葉の彩りを添えた。
唯の、"同族意識"は。
オットーを殺さなければ。
姉さんが死ぬ。
オットーを殺さなければ。
あの人が処刑される。
僕は二人を守りたい、信じたい。
だから、殺さなければ殺されてしまう。
もしバケモノを殺せず、二人を亡くした時。
保てる?保てると思うの?
どの道終局は破滅だ]
/*
ペーターがどうあがいてもハートフルボッコよな……
明日狼判明イベントでもなければフリーデル吊りにいくかもだろうし、狼勝利もありだと思うんですわ
/*
あっ、しまった。
カタリナこのままだと、オットーとシスター両方SATSUGAIしてしまいそうや…(汗)
一人で止める理由を作らねば。
[談話室から出た先、3階の自室に向かって。
撒き散らされた包み紙や、まだ中身の残る菓子を蹴飛ばしながら机に向かう。
其処でペンを取り、また別の紙にOttoと名前を書いた。
ポケットの中には、カタリナと記した紙もある。
どちらに投票しても、構わない。**]
[香しくも甘い匂い、溜息をつきたい程呑気で優しい声。
カタリナが許せば、代わりに扉の鍵を回す]
ヨアヒムさん。
どうしたのですか?そのリンゴ。
とっても良い香りがします。
[故郷に焼きリンゴ文化は存在しなかった。
物珍しくも甘い香りに綻ばせる表情は、ヨアヒムに対する警戒も不安も無くて]
[ふとそれを自覚してしまったから]
……僕でも気付かないうちに。
貴方たちはもう。
僕の誰より大好きな人になっていたんですね……
[音に拾われる事が恥ずかしい感情を、ひっそりと呟いていた]
[自分の意識が存在が希薄になっていく。
周りの霧に同化していく――…。]
それでも、いい、か……。
[ここはかつて憧れた村。
優しい霧に抱かれた優しい村。
その中で霧の一部になれるのなら、それでもいいかと思えた。]
[かつて、祖母が存命だった頃。
祖母が読んでくれたこの村の物語がある。
それは霧の朝だけに取れる霧のミルクからだけ作られるおいしいチーズの話だったり。
村を守る優しい霧の精の話だったり。
霧の夜に魔法をかける孤独な魔女の話だったり。
どことなく儚く、そして優しい物語。
祖母が作った数々の物語は、そんなものばかりだった。]
[かつての行商人は、それらをいろんなところへ伝えていきたかった。
霧の村の優しい、中には儚く物悲しい物語を。
だが、それも……。]
守り、たかったん、だ……。
[かつての故郷。湖水の村の“狩人”だった父。
自分にも受け継がれていたら、もっとたくさんのものを救えたかもしれない。
力を受け継げなかったとわかった時点で、自分ができたことはたった一つだった。
“狩人”は継げなくても、“行商人”は継げる。
祖母の優しい物語を伝えられる行商人に――…。]
……じゃあ、人間と同じ知性がある連中相手に、好悪や人となりが根拠になるのかい。
……状況証拠や消去法のがよほどアテになると思うけどね……。
[去り行く神父の背に、溜息を漏らした。
好悪でいえば――たぶん、状況はよくない。
先の会話からペーターは論外としても、たとえばカタリナは親しいヨアヒムを疑えるのかどうか。
そう考えるとき、もっとも気になるのは、パメラの動向ではあるのだが――彼女はどう考えているのだろうかと、視線を向けた]
/*
今回は狩人希望がちゃんと居たっぽいので当たることはなかったけど、狩人だったら森番は守護者の力を持ってたって設定になってたと思います。
能力者&赤組全部誰、かしら希望してたっぽいかな?
狩人に集中してそうだけど
……? どうしました?
[神父様とオットーのやり取りを、表情を陰らせて見ていると。立ち去る神父を見送ったオットーの視線を感じた気がして、振り返った。]
/*
狩人・人狼→父親依存の能力
占い師・霊能者→母親依存の能力
C狂→両親から半分ずつ受け継いだ
こんな感じ。
しかし村人とはいえ少しくらい人狼絡みの設定にすればよかったかね……
[もはやそれらすべては霧の彼方の夢。
自ら命を絶った。
元々、大事に想っていたものを救うことができなかった時点で、生きようとする気持ちが希薄になっていたのかもしれない。
だからこそ、今も存在が薄れていくままに任せている。]
ああ、このまま――…。
[談話室の様子が見えた。
今日の議論の行く末はどうなるのだろうか。]
俺、は……。
[今まで人狼騒動に関われず後悔していた分を。
それをようやく思い出し、霧に同化したままで見守り続ける**]
いや、簡単な話だよ……、
[やや霞む視界に、一度首を振って。
パメラが経験者だということを、思い出し。
あえて、直截的な物言いをすることにした]
……ヨアヒムとペーターの投票は僕だろ、あれ。
僕とフリーデルさんは票を固めるにしても、それで同票。
カタリナはヨアヒムと親しくて……神父さんはよく判らない。
だから僕としては、パメラ、君の票が向く先が気になってる……って、ところ。
人狼を殺せるか、自分が殺されるか……分かれ目、だからね。
[疲れたような笑みを、口の端にのせた]
ただいま、リー……
…………?
[議論を見守っているリーザに、声を掛けようとした時に。
別の魂の気配を覚えた。]
[そう、これは、自身が霧――薄い銀灰の霧となっていた時のような。]
…………
[はっきりと姿が見えるわけではないけれど。
近くに、誰かが居る――**]
/* 今ふと展望考察をこっそりしてみた。
今日の処刑は、既にカタリナさんには掛からない。
つまり、よっぽどの流れでヨアヒムさんに転ばない限りは、オットーさん吊り。
襲撃は、外道神父の思惑的にはカタリナさん。ヨアヒムさんが殺せるかどうかが分かれ目。
姉さん死亡後の方向だった場合
僕→姉さん死亡で半壊
フリーデルさん→オットーさん死亡で半壊(しそう)
パメラさん→最後にはヨアヒムさん選びそうな
ジムゾンさま→霊柩車待機中
誰が生き残ろうがBADENDしか見えそうに無い…w
狼勝利もBADENDも人狼騒動村では滅多にみない異色傾向だから物凄く楽しみだなあ。
どうしよう、ギリギリで墓落ち狙えるかな。残3人の最終日くらいか
[夢うつつの中、リーザの言葉が繰り返し蘇る。
……だれをしんじるか、かんがえるほうが。
……そのほうが、いいの。
自分にはその感覚はない。敵と味方、最初から明確に知っているから。そして、味方と思っていても裏切られる可能性すらある。だから信頼するのがより難しくなる。
・・・頭では疑うより信じた方がいい。信じたい。そうは思っていても。――心が拒否する。]
羊飼い カタリナは、パン屋 オットー を投票先に選びました。
[初めてヒトの前でケモノの姿を見せたのは、単に談話室の床で眠るには、ヒトの姿より楽だったから、という理由しかなかった。幽霊だから関係ないといえばそれまでだが、談話室で議論が盛んに行われている最中に、ソファを占領するのは申し訳ないし。
けれども。もしリーザが撫でたら怒られそう>>+148とか、ニコラスが不覚にも>>+164とか思っていると知ったら、少し困惑したあと、撫でなくていい!と低く唸って拒否しただろう。
・・・ケモノの体は、ヒトのぬくもりを知らない。知らないままでいい。
所詮、手の届かない場所にある葡萄は、酸っぱくて食べられないのだ。だから、”この葡萄が欲しいの?”と、目の前に置いてもらう必要なんて――ない。]
/*今回のヤコブやっで思っだごど。
馬鹿と下衆って両立すんの、難しいだ。
悪者は、計略巡らせて、善人の先回りをしないといげない、ってのがよーぐわがっただ。(くてり。
ついでにやこっち、前回の騒動でも人狼姿で襲ったことないですに。カタリナが護衛したときは狼の姿だったけんども、あれはやこっち的に意図的に見せた訳ではないから、カウント外。
アルビンさん……?
[今此処に在る魂、これまでに出逢った魂との気配の違いから、誰のものか察するに難くはなかったけれど。
今にも消えてしまいそうなのは、どうして――]
(――――どうして?)
(ニカ、あんたがそれを問うの?)
……私のせいで……
[変な時間に訪問し、血塗られた金貨を渡したりしなければ、少なくともそれが要因で疑われる事はなかった――
アルビンが今この姿となっている本当の要因はわからないけれど、自分には、数日前の自分の行動が関係しているとしか、思えなくて。]
― 談話室 ―
[>>+167撫でる。それは必然、相手に対してマウントを取るポジションとなる。
人懐こい獣であれば受け入れられるだろうし、家で飼われる者であれば逆にそうやって序列を叩きこんでやればいいのだが。そうでないのならば。只々無神経に威圧し、抑え込み、掻き乱すだけであろう。
……と。少なくとも自分は、そう考えていて。]
……撫でたら怒られるよね……きっと。
[だから。故郷の言葉でそぉっと、呟く。
尊厳に最大限の敬意を払うのならば、そっとしておくのが一番なのだ。まかり間違っても、ぬいぐるみのように扱ったりもふもふしたり、あまつさえお腹をわふわふとか尻尾にピンクのリボンをきゅっとしてみるとか、そんな事してはならないのだ。裸にひん剥いているのも同じなのだ。
……そう、必死で言い聞かせるうちに。]
[二人へと差し入れながらも。
考えるのは、今日の襲撃について。
怨みを抱いていたオットーは、流れによっては今日の処刑に持っていく事も出来そうだ。
ならば、どうする。
今日は、誰を襲撃する。
カタリナが狩人とわかった今、カタリナを襲わない理由はない。
そう、何も悩むことはない――――…。]
[差し入れた時、カタリナはどんな顔をしていただろうか。
いつも通りの笑顔を作るのに、少し、労力を要したが。
もう、止まることは出来ないのだと。
何度も自分に言い聞かせた――…。]
……だ、大丈夫ですか?
座った方が…。
[具合が悪いのか、首を振るオットーの様子に、
咄嗟に案じるような瞳をしてから、]
そう、ですね…。
ペーターくんとヨアの票は、恐らく…。
……人狼を殺せるか、自分が殺されるか…ですか。
[直截的な物言いにも、今更怯える気持ちなどなく。
疲れたような笑みを見れば、本当に人狼なのか…危ぶむ気持ちが頭を擡げる。けれど、この人でなかったら、ペーターかヨアしかいないから。]
……私は、ヨアを信じたい。
生きていてほしいんです。
記憶が戻った今、ヨアを信じられなくなることは、
私が死ぬことと同じですから。
[だから、ヨアに投票することはできない、と言いかけて。
傍にいたならフリーデルの顔を見つめてから。]
……オットーさんが、人間だという証拠は?
[ぽつり、オットーに向かって、そう問いかけた。
誰にとっても、難しいと分かっている問いを。]
[ペーターに、どちらが人狼だと思うか尋ねた。
その答えは。]
シスター……ではなく。か。
……唆す……。そう、だな。あの銀色の銃弾……考えてみれば、人狼がシスターに渡した可能性だってある。銀はお守りになるって聞いたことあるし。
私……狩人の反応を見る為だったとしても、人狼だと思われるかもしれないリスクを考えたら……自分ではやらない、か。
[段々と、オットーが人狼であるとの思いが強くなってくる。
『となりの物音、カタリナだったんだな』
あの言葉>>176。狩人があの部屋を使っているのを知っていて、そしてその狩人が誰なのか、彼は何としてでも知りたいと思っていたのだろう。
私が尻尾を出して、彼は喜んだに違いない。それで思わずあんな風に私に話しかけてきたのだ。]
[そんな時。扉の向こうから、呑気な声が聞こえてきて。>>226]
ヨアヒム……おやつって。……食べるけどさ。
[火薬と弾を装填し終えた銃。銃口を上に向けて床に立てたままのそれ。もう隠す必要は感じないし、相手はヨアヒムだ。
開けて良いかという風な様子を見せたペーターに頷けば、鍵と扉を開けてくれて。]
……いい香り。
ヨアヒム、前より上手くなったんじゃないか? 焦げたりしてねーし。
[焼きりんごを見ながら、懐かしさに少し顔を綻ばせる。
遊びに行った時に何度か食べさせて貰った、ヨアヒムのお祖父ちゃんの焼きりんご。本人のものは、もう食べられないけれど。]
[こうして昔馴染みと懐かしい物を味わっていると、とても今の騒ぎが嘘のようで。
でも、それは全て現実に巻き起こっていることで――
そして、自分がそれに決着をつける立場なのだ。
柔らかく甘酸っぱい林檎の味が。
不思議と、胸を締め付ける気がした――…。]
[ゆっくりと息を吐いて――パメラの問いかけに、応じた]
――今は、ないよ。
[――潔白を主張することもできた。
人間だったニコラスやアルビンを庇ったこと、ヤコブと対立したこと。
言葉を尽くせば、パメラに信じてもらうことは出来たかもしれない。
或いは、パメラの言葉にある希望的観測――"信じたい"という部分から、ヨアヒムへの信頼を崩すことも出来たかもしれない。
――だけど、そこまでの気力が――もう、ない。
疑われ、突き飛ばされ……信じてくれるのは、フリーデルひとりだけ。
これまでの人生を平凡に生きてきた自分には、もう、無理だ。
自分から言い出したこと(>>4:342)を守れそうにないのは、本当に、申し訳なかったけれど]
だけど――明日になったら。
パメラには、判るだろ……それが、証拠だよ。
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