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『緑の髪の娘より、強力なエネルギー砲を感知しました!
衝撃きます!』
総員!
気合をいれて、腹に力をいれろ!
グレートヒェンの腹筋攻撃に備えよ!
/*
妥当だなちくしょう。
ホントは表で振りたいが、( )が付くの嫌なんで裏で振る。
fortune振るのは怖すぎるwww
― ヴィラー・イーゼル間 ―
『大将、今のは……』
気にするな。
今の交戦での被害状況を纏めろ。
[副官からの問いかけは一蹴し、編成建て直しのための下調べに入る]
『イムベル艦、痛いのを数発喰らいました。
左舷の装甲が5割おしゃかです』
左舷5割で済んだなら上々だ。
バリア用のエネルギー残量確認しておけ。
『ベックス艦、総エネルギー残量3割です。
航行には問題ありませんが、交戦は難しいですね』
イーゼルでの大掛かりな整備が必要だな…。
損傷の酷い防御艦と共に一旦下がれ。
現時点で修復可能な箇所は手をつけておけ。
『エールプティオー艦、こちらも流れ弾が数発。
航行に問題はありませんが、砲艦もいくらか被害を受けています』
損傷が酷い艦が居るなら下がらせろ。
残りはその場で待機だ。
『今の交戦で撃破された艦艇数はおよそ2800。
内7割強がデコイです』
実害は700ってとこか。
デコイ無しだとヤバかったな。
『ですが損傷艦も多く、戦力として稼動可能なのは実質3200程です』
寡兵で大軍を押し退けたんだ、戦果としては悪くない。
レントゥスの被害は?
『特にありません。』
爆撃時の衝撃波に煽られ揺れた程度です』
よし、イムベル艦の鉄壁防衛の賜物だな。
[配下の手腕に満足げに頷く]
[しかし]
『ですが、揺れに耐え切れなかった大将の秘蔵の酒が6本落下し飛び散りました』
ちくしょう……。
『机に出しっぱなしにしてるからです』
[艦隊被害の報告に加え、プライベートな被害報告まで届いていた。
どうやら飲んだ後片付けていなかったらしい]
敵艦隊の様子は?
『戦闘領域を抜けました。
こちらに向けての布陣は継続。
しばらく睨み合いですかね』
向こうも痛手を喰らっただろうからな。
しばらくは動くまい。
[物理戦と情報戦、その両方を駆使することになったこの戦闘。
相手が動くまではこちらも動く様子は見せない*]
― 第三陣:王国総旗艦 Willem-I ―
さすが、よぅやるわ。
じゃがこのままの数なら彼奴らも音を上げるであろう。
――敵軍に増援の気配は無いか?
[多大な犠牲を払ってでも速戦速攻を選んだのだ、そうすぐに数は増えないとは見込んでいるが――足を止めての撃ち合いで粘られると時間との勝負にもなりかねない]
第三陣前軍へ。
敵右翼を足止めしつつ、徐々に中央に寄れ。
狙いは我等を牽制する右翼と、第二陣と撃ちあっておる中軍との継ぎ目じゃ。
関節に楔を打ち込み、敵右翼を分断させてみよ。
[それまで広く陣形を取り、単純火力で撃っていた第三陣の前軍の火線が少しずつ収斂するように変化し始めた]
後軍は小煩い別働隊じゃ。
まず足を止めよ。
砲艦は後ろに下がり待機。
必殺の一撃を見舞わせる、エネルギーの再充填に勤しめ。
完了を見計らい、総旗艦は後軍の直接指揮を採る。
[回廊の通過のため10000の親衛艦隊を前後の二軍に分けたせいか、総旗艦からの指揮は困難も多く、いないほうへは伝達と状況認識に僅かな遅れがあった。]
― オルヴィド宙域 飛行隊戦 ―
[コンラート機の唐突な機動のすぐ脇を光の帯が擦り抜けてゆく。>>265
上方で待ち構えていた僚機が連携してすかさず対応する ── 予定だったのだが、援護に入ったエーヴァルト機の精密な射撃が王国軍ケルビム2の尾翼を灼いた。
コントロールを失ったケルビム2は墜ちてゆきながらも獲物を探し、母艦へ向かう王国爆撃機に特攻して巻き込み、もろともに散華する。]
[連携を崩されたケルビム3は、僚機を失いながらもコンラート機に押しかぶさるように高度を落として圧をかけようと食らいついたが、コンラート機の細かい機動に振り切られた。>>266
諦めて旋回し、今度はエーヴァルト機を探す。
ケルビム2の仇を討つつもりであった。]
[コンラート機に背後をとられたケルビム1へと放たれる攻撃。>>266
ケルビム1の機体がグラリとぶれ、傾いて墜ちてゆく。
が、それはフェイクであった。
撃墜されたふりをして油断を誘う、その手がコンラートに通じるものか、ともあれケルビム1はコンラートの視界から外れたところで態勢を立て直して再度攻撃を敢行するべく、宙を滑った。]
― 航宙母艦シュメッターリング ―
[一方、航宙母艦シュメッターリングは護衛艦に囲まれ、本陣右翼にいた。
自分たちの帰る母艦を失うまいと、小さい蝶たちは光のナイフを閃かせる。
不退転の決意も固い王国軍の進撃は苛烈だ。
そこかしこで一点突破を狙うがごとく押して来る。
やはりまだ全体的な数では優勢という強みもあろうか。
敵第4陣のアヴェ艦隊がこちらに標的を定めたとみて、>>277
トーマスは、ロー・シェンの乗り込んだ強襲艦ビルトシュバイン号に連絡をとる。]
ロー少佐、 出番は近いぞ。
― 旗艦ヴェーダンタ ―
『敵軍主力艦隊、移動します。>>276
方角は、オルヴィドに至る回廊出口』
あちらは…右翼艦隊が守っている筈です。
[刻一刻と様相を変えるメインスクリーンを見据えながら、
受け取った戦局を材料に思考がフル回転する。
薄色の唇に添えた人差し指を、小さく噛んだ。]
鉄壁を誇っていた防御艦隊が突出した――…
この宙域は一方通行の細い一本道。
位置的には、もう少し突撃すれば
敵本隊が露出している筈…。
[「…気をつけて」
ゲルトの言葉>>180が脳裏を過ぎる。
だが、同時にこれは千載一遇の好機でもある。]
こんな戦は早く終わらせなきゃ…いけません。
[先のリエヴルの通信が蘇る。
あんな思いは、もうたくさんだ。
失われる命は、ひとつでも少ない方がいい。だから]
[総司令への通信回路を開く。
すぅと息をひとつ吸い込んで、]
相手艦隊が移動して、敵本隊への道が出来ました。
――…見逃す手はありません。
左翼部隊の支援を受けながら、
イクリプス遊撃部隊、このまま突撃します。
[いくら地の利があるとはいえ、
戦力的には此方が不利だ。
艦橋に入ってくる情報には、
オルヴィド本隊の苦境の報も含まれている>>201]
/*
ちょっと位置がわからなくなってます が。
第四軍は、敵後方、でいいの、かな。
となると僕は随分突出してしまった感なのです が。
ま、まあアバウトに、曖昧にいくか…。
という結果のなにか。
― 回想・士官学校 ―
[あの日は、そう。
学科の特別講習とやらで呼び出されていたんだった。
大量の課題 ―――あれは絶対に
教官の嫌がらせだったに違いないと
今でも思っているけれど ―――を片づけて、
休憩室で伸びていたとき、]
『――食べますか?』
[チョコレートを置く手と、
こちらを見る月色の瞳に、出会ったのだった。]
[彼のことは、耳に届いていた。
亡命してきたという境遇、
何事もそつなくこなす才覚、
そしてなにより、ヴァレールの女王に似ているという噂。
ただ、初めて間近で見上げた顔は、
似ているというよりなにより、
―――綺麗だな、と
そんな感想しか浮かばなかった。]
[ラートリー、ラートリー、と
見かければ声を掛け、軽く話をしたりもした。
亡命してきた相手に、興味があったというのもある。
いつも一人で歩いていたから、というのもある。
一番の理由は、最初にチョコをくれた人だから、
―――というものだったが。
高価な贈り物で気を引くか、
こちらの懐を窺って、たかろうとするか。
そんな連中ばかり見てきた中で、
チョコレートひとつ、なんの思惑もなくくれた相手は、
実に新鮮に映ったのだった。]
[それから、彼が士官学校を主席で卒業したと聞き、
ほんの少し無理を通して、彼を麾下に迎えた。
辺境の警備や、宙賊討伐。
時には、ヴァレール王国との小競り合い。
あちらこちらを点々と戦い歩く中で、
自分も彼も、階級が上がっていった。
名前ではなく、階級で呼ぶのに慣れたのは、
いつ頃からだったんだろう。]
[いつも気付けば後ろにいて、
いつも小言を言ってくれていた。
小心者だの、臆病者だの言う幕僚もいたが、
それらはいつの間にか姿を消していたように思う。
戦いが終わり、緊張の糸が切れた時に、
気を緩めすぎないようにと、ひと言入れる。
皆の気持ちに、軽い緊張感が戻る。
自分にはできないことだったから、とてもありがたかった。
それにすっかり甘えすぎている気もするけれど。]
/*
なるほど、この隙を突いて今夜の大イベントに入るわけか。グレートヒェンうまい。
というか笑った、俺はすげえ笑ったwwwwwwww
/*
てか、あれか。
だからゲルトの突出云々の台詞になった、のか…?
なんか僕の感覚がもっと手前を攻撃している感だったから、その辺の感覚ズレがあったのやも。
最初に攻撃したのが第一軍だった、てのもあって。
まあいいや。曖昧だいじ。それっぽさでGO。
[あの人の血縁だと、弟だと告げる彼の顔を、
馬鹿みたいな顔で、しばらく見つめていた。
やがて、ようやく唇に笑みを浮かべて
幾度か小さく頷く。]
他人の空似にしては似すぎているなと思ったけど、
……そっか。
[一度だけ出会った後、会うこともなかった二人。
約束したと告げる声の軽さと裏腹に、
薄れされることなく抱え続けてきた想いの強さに、
自然と、眉が下がる。]
[諦めたわけじゃないと語る晴れやかな月の面。
あなたを掴んだと、その言葉に体が熱くなる。
伸ばされる二つの手。
一方が自分と繋がって、
一方が、あの人の手を握るのなら、
そのとき、起こるのは―――]
……ほんとうに、君は欲張りだな、ラートリー。
[感嘆に、ほんの少し呆れたような色を乗せる。
それも、ちょっとした照れ隠し。]
でも―――だから、僕は君を欲しいと思ったんだ。
そうやって、未来を掴まえようとする力は、
誰よりも強いから。
[微笑に、同じ表情を返す。]
僕はね。
人はもっと自由に生きて良いと思っているんだ。
好きな人と一緒にいて、したいことをして、
居心地の良い場所を選べればいい。
[納税先を選べるべきだ、と、
共和国の祖たる人物が言った言葉を、
そんな風に、解釈している。]
だから君も、あの人も、
もっと自由に、生きられればいい
ほんとうに、
―――― そうなればいい。
[心の底からの想いを、細く吐き出した。//]
シロウ、戦況はどうじゃ?
見事防いでおると聞いておるが、立て直しはできそうか?
[征服王朝であるヴァレール王国は、艦艇も使い捨てに近い思想が根強く、修理工作艦があまり多くないという欠点があった。
だからこそ修理を諦めて爆破工作船に転用する発想が生まれたのではあるが]
/*
うや、ログが増えてるどうなった…(ごそごそ
軍の配置とか図が欲しいなぁ…。
と思いながらちょっとダイブしてくるっ(ざぶん*
/*
ゲルトから お返事 きた!!!
わああ あああああ(ごろごろした)
いかん嬉しい。
とても嬉しい。
がっつりきてもらえて、ほくほくすぎる。
― オルヴィド宙域 ―
『相変わらず、ウチのリーダー鮮やか……』
『って、気ぃそらすな、こっち来てるっ!』
[コントロールを失したケルビム2。>>285
その軌道上にいたのはアインス所属の4番機組だった。
突っ込みながら撃墜を試みるヒルシュケーファ機に対し、艦隊防衛の迎撃機が火線を浴びせる。
回転によって回避することで生じるタイムラグは、特攻を許すこととなり。
紅のカブトムシが一機、閃光となって消え失せた]
『ちっ!
ヒルシュケーファ・アインス・フィーアより、各機へ。
相方取られた、迎撃と友軍支援に切り替える!』
『……ケーファ・リーダー、了解』
[撃墜の報に短く返しつつ、エーヴァルト機は機体を立て直す。
先ほど取り損ねた一方が、僚機の動きを封じ損ねたのは、視界の隅とレーダーに捉えていた。>>286]
『そこで、頭を抑えられはしなかったか。
上出来だ』
勝手な評価をしつつ、こちらを探すケルビム3の進路を予測し、その前へと飛び出すように上昇をかける──これもこれで、かなり無茶だが。
こちらをロストさせて連動されては、という思考から、あえてその視界へと飛び出した。
そのまま急上昇をかけ、誘うように上へ、駆ける]
[上出来、などと評されているのは気づかぬまま。
一撃を加えたケルビム1、その姿が視界からロストすると軽く、息を吐く]
……とった? いや……。
[それにしては、爆発の反応が軽くはなかったか、と。
そう、思いながら機体の平行を保つ]
とりあえず、他の被害状況……。
[呟いて、データをチェックする。
部隊損害は、両隊合わせて三割ほどか。
相方を落とされ臨機応変な組み換えや、独立機動を起こしているものも少なくない]
ヒルシュケーファ・リーダーより、全機へ。
被弾した機体は状況データ上げつつ、ヴァルフィッシュへ速やかに帰投。
忘れんな、俺らの仕事は、帰るまでが1ミッションだからな!
[そんな激を飛ばす合間。
それは、攻撃を仕掛けるには十分な、隙。//]
フランツ・フォン・バルテン少将率いる10000の艦隊と衝突した。
戦力差はデコイで補ったが1割強の損害を受けている。
今は距離をとってお見合い状態だな。
損傷艦の修理は同乗している整備兵にさせているが、いざと言う時は無人艦にしてデコイ代わりにする予定だ。
実働可能は3200まで減ったが、まだ何とかなるだろう。
そっちの戦況はどうだ?
/*
ああ、…うん、うん。
これで此方の想いを伝えたし、
ゲルトの気持ちも聞けたし。
やりたいことが果たせた。
幸せでしみじみするなあ。
― ヴィラー・イーゼル間 ―
[中軍後方に下げられたままの艦にも、敵大将からの通信は届いて。戦況確認しながら待機していた各飛行小隊のメンバーも、驚きながら聞いていた]
「さっきの、マジかね」
「少将殿が王国からの亡命貴族なのは事実だな」
[フローリスでの任務についていたことは全員が知っている。
自然と視線が集まった。首を大きく横に振る]
そんな人じゃない。
「でもなあ?しっかり褒めてもいたぜ、あの敵大将」
「チャチな嘘には聞こえなかったよな」
[事実に混ぜられた虚像というのは厄介だ。
疑心暗鬼の種は、少将の人となりを知らない者にはしっかり蒔かれてしまったようだ]
わざわざ「気をつけろ」とまで言うなんて、逆に怪しいわ。
それに、少将はこの戦争を、火の粉を振り払ってるだけと言ってた。
戦争にしない手段を探してギリギリまでフローリスにいた。
だから、ありえない。
[机の下で両手の拳を握り、強く言い募る。
他隊の者達は互いの顔を見合わせ、水霊α隊の生き残り、アルフレッドだけが苦笑しながら肩を竦めた]
「まあ、敵の言った事だし。鵜呑みにするのもどうかだな。
気にしすぎて肝心の力が出せなかったらあちらさんの思うツボさ。
お偉いさんたちも、一先ずそこに落ち着くんじゃないかね」
[確かに、という空気が生まれて、肩に入っていた力を抜いた。
一級戦闘態勢解除の報が入り、散会の流れになる]
アル、ありがとう。
「いや。俺も違うとは思うけど……な」
[必ずしも信頼しきっているわけじゃないと告げて出て行った。
誰もいなくなった部屋の沈黙がやけに重たく感じられた]
『出来れば戦争より、話し合いが導になれば一番だったけど。』
[自分は、あの言葉が嘘でないと信じられるのに。
連邦と王国の間にある溝の深さを思い知らされて溜息を零す。
直属の旗艦以外で、こんな会話は幾つ交わされたことだろう**]
― 第三陣・後軍 ―
[後方を脅かす敵別働隊に対しては第四陣アヴェ・リール艦隊が主に対応し、第三陣後軍の一部が足止めのため援護していた……が。
第四陣の主力が敵左翼艦隊へ向かうため前進し、中央に僅かな隙間ができた。(>>276 >>277)
折しも、ちょうど総旗艦が後退し、後軍を直接指揮しようと移動していた最中であって――]
『敵別働隊との正面が開いています!』 (>>291)
慌てるでない。
足止めさせている各艦に打電、突撃して来るであろう敵艦隊に立ち塞がれ。
回頭は無用、左右からそのまま飛び込み、蓋をさせよ。
余の盾となれ、働きは必ず活かすと伝えよ。
後軍全砲艦、始動させよ。
余と共に蓋の真裏まで進め。
[ビームバリアの許容から考えて、側面の防御力は正面で受ける場合に比べて遥かに落ちる。
緊急事態とはいえ、文字通りに盾となるよう飛び込めという命令が通用するのは、女王自らの言葉でなければ成立しなかったろう。
それと同時に、女王は待機させていた砲艦(>>284)を始動させ、総旗艦と共にその生命の防護壁の裏へと急行した。//]
修理する時間があるのなら、民間の技術者を臨時で雇い入れて整備力を上げてはどうかと思うのじゃが……
戦況、この後どう動くと見る?
こちらは攻勢である、遠からず連邦軍に限界が来よう。
ただ彼奴らが予想以上に粘りおる。
この潜伏場所は死守するようなものではないと思っておったのだがな……。
[このときは、この次の決戦についての話がなされていた。]
[それはゲルトへの通信が終わった直後のこと]
『先程の敵軍が大周りしています。
目標は左翼艦隊!』
[どうやら連邦右翼を攻撃すると見せかけて>>289
本命は左翼艦隊だったらしい。]
左翼艦隊の司令に通信。
そちらに向かった艦隊の足止めを頼みます。
僕らは当初の予定通り―――突撃しますので。
[左翼艦隊の支援を差し引けば、
その劣勢は尚増して明らかである。
最早ほとんど決死隊の域だ。
それでも、ラートリーの意思は変わらない]
左翼はそのまま、敵第四陣の攻勢を支えて。
装甲の厚い艦で固めて、抜かせないように。
中軍は敵第二陣をそのまま抜けさせて。
前進して再合流の後、右に回頭。
デブリを背にして防御陣を組む。
右翼は中軍と連動して動きつつ、
斜形陣で相手の攻撃を逸らすように。
…ここが耐え時だ。
各艦―――頼む。
[全体としてみれば、連邦軍本隊はデブリ地帯を背に陣を縮小し、
自ら包囲される形になりつつある。]
[厚みを増した敵の攻勢により、
こちらからの援護は届かない。
2000を割り込んでいるだろう少数で、
敵本隊へ―――女王へと剣を向けて届くのか。
届いたとして、戻ってこられるのか。]
―――…僕は、欲張りなんです。
[浮かんだ声に、短く息を吐く。]
[厚みを増した敵の攻勢により、
こちらからの援護は届かない。
当初の数を割り込んでいるだろう少数で、
敵本隊へ―――女王へと剣を向けて届くのか。
届いたとして、戻ってこられるのか。]
―――…僕は、欲張りなんです。
[浮かんだ声に、短く息を吐く。]
わかった。
じゃあ、―――任せた。
[いつもの台詞に、いつもとほんの少し違う色が滲む。
通信の切れたモニターを半瞬の間眺めて、
振り払うように本隊への指示を飛ばす。]
イクリプス中佐の遊撃隊が、敵本隊を突く。
各艦、総砲門開け。
こちらに来ている敵を放すな。
王国軍の目を全て引きつけるつもりで撃ちまくれ!
[指令を受け、連邦軍の各艦が、
エネルギーを空にする勢いで、射撃を*開始した*]
一触即発のところに喜んで来る民間なんざ居ないだろうよ。
修理の時間は……まぁ、あちらさんが一旦引いたからだな。
こっちは攻めるにはちと火力が足りん。
防衛に徹して向こうの戦力を削る。
重要なのはそっちの本隊を打ち破ることだからな。
ただまぁ、本隊を討ち取り、もしくは降伏したとしても、連邦のトップは別──ヒューグに居る。
降伏勧告を受け入れないなら、残る艦艇を率いて防衛、もしくは攻勢に出て来るだろう。
その場合目指すことになるのはヴィラーだ。
あそこは連邦の軍事拠点。
こちらもそれなりの準備が必要になろう。
[戦況についてはそう答えを返す]
それこそ民間の業者を雇い入れて、物資他の調達をしなきゃならんかもな。
戦線が長くなりすぎている。
敵本隊は粘ってやがるのか…。
何か待ってやがるのか?
この辺りのデブリについては奴らの方が詳しい。
俺達の知らない何かがあるのかもしれん。
油断するなよ。
増援が近付いて来ているのではないかと思っておる。
イーゼル方面はシロウが食い止めてくれたが、フローリス方面回りで裏から艦艇を差し向けているかもしれぬ。
……シロウ。
もし増援をこちらによこしていたのなら、そのぶんヴィラーは手薄になる。
イーゼル待機の5000、そして回廊入り口で警戒中のアーヴァイン艦隊4500をそちらに回せばヴィラーを落とせるか?
彼奴らがここに固執するのであれば……余を囮とした陽動に引っかかりつつあると言っていいやもしれぬ。
……あり得るな。
両方から援軍を向けて挟撃する心算だったのかもしれん。
イーゼル待機分とアーヴァイン艦隊分で9500、レントゥスの残存を合わせて12700か。
目の前に邪魔な小蝿は居るが……。
/*
リエヴル + アー
アナグラムすると
アヴエ リール
ってなるから、俺はアヴェさんに近づいてはいけないと思った。
……というどうでもいい事を考えている俺をよそに、地上はざわざわと女王とラティの一騎打ちへと
[敵第三陣の陣容が変形する様は、
まるで巨大な獣が貌を大きくもたげて
牙を振り上げるかのようだった>>283。
対して、此方は遊撃の少数精鋭。
数はリエヴル艦隊との交戦、
更にアヴェ艦隊の反撃も加わって、
その数を1500隻まで減らしていた。
敵主力の親衛艦隊に比べると、
まるで象に歯向かう鼠のようなものだ]
[それでも艦内に漂う士気は
こちらも決して負けてはいなかった。
…覚悟を、していた。
ラートリーだけでなく――艦隊の兵士たちも、皆。]
ふふっ、よう言うた。
いつであっても余の望みを任せられるのはやはりそなたしかおらぬ。
そなたを労りはするが、無理難題を押し付けるのに余は遠慮せぬぞ?
『敵総旗艦への道、依然として健在』
『ただ道の左右から敵艦隊が次々に向かってきます>>315』
身を賭して女王の盾になります、か。
まったく、人望の厚いことです。
[嘆息を零す口調に、つい苦々しげな色が滲む。
流石にそう簡単には
女王の白い首を曝してはいただけないらしい]
本来であれば避けて通りたいところですが…
そんな悠長なことをしていたら、
本丸に刃は届きませんね。
…仕方ありません。
[きつく唇を噛んでから、全艦へ通信を繋げる]
遊撃隊全艦に告ぐ。
これより我が艦隊は、敵総旗艦を目指します。
防御装甲艦を最前方へ、
砲艦を左右に二段として紡錘陣を再編成。
中央には強襲揚陸艦を配備し、
いつでもいけるように準備していてください。
…此処が正念場です。
ありがたき言葉。
喩え無理難題であろうと、達成してみせるのが俺の役目だ。
いつ如何なる時でも陛下の望む結果を示してみせよう。
[銃口から放たれた銀の弾丸が、
王国軍中枢の艦隊を穿つように突き進む。
突撃を阻止せんと割り込んできた敵艦隊方面へ、
左右に配置した砲艦の主砲から白熱の閃光が迸った。
だがそれは戦艦ひとつひとつ狙い撃ちするものではない。
寧ろ邪魔になりそうな位置目掛けて発砲しつつ、
基本は防御艦を前面に押し出して、
速力を頼りに、敵数が揃わぬうちに抜き切ろうという算段だった//]
― 幕間 ―
[リエヴルの訪問を終えて、ほんの短い時間。
再び連邦軍リストに目をうつしていた。
思わぬところでのロー・シェンとの再会。
――陛下こそ、この銀河を統べるのに相応しい方だ。
常々、そう公言していた自身と、彼は何かと衝突していた。
彼の想いを理解しようとしたこともなく、
また彼にも自身を理解してもらおうともしなかった。
自身の想いは誰にも理解されないでいいと思っていた]
/*
……戦力結集させて動いて良いのかにゃー。
姫さんの方で何かあるかと思ったけど、今は多分ラートリーの返答書いてるだろうし。
でもその中に混ざってると齟齬出かねないから、発言待ってから決めよう。
[本当に――。
誰にも理解されないでいいのだろうか。
例えばフランツにも。
フランツの身に起きた出来事から端を発した思想であったのに、
結果的にその思想のために、フランツと戦うことになる。
苦笑せざるを得ない現実]
……皮肉だな。
[ぽつりと呟いた言葉に、副官が怪訝な顔をした]
/*
ロー・シェン。
俺の新造艦引き継いでくれたか。
俺の呼ばわりする期間短すぎだがw
折角あるんだし、盛大にやってくれると嬉しい。
>>308
しりって、ひらがなはわざとかなw
>>+123
いや、俺は「>>0:-」から始めるぜw
……大尉は家族は?兄弟はいるのか?
『あ……はい。
2つ下の妹がおりますが』
そうか。大尉の妹ならさぞかし美人だろうな。
『……それは、紹介して欲しいとか、そういうことなのでしょうか』
[副官の顔は心なしかひきつっている。
妹を男に紹介したくないのか、
それとも上官と親戚づき合いしたくないのか。
なんとも判別し難い]
そういう意味じゃない。
……待っている人がいるなら無事に返してやらないとな。
[複雑な心境になりながら、彼にそう答えた]
[――自分は王国軍の士官だ。
個人的な感傷は脇に置いておこう。
既にこの身には、
何万人もの兵の命と幸福が掛かっているのだから――]
― 第三陣:後軍 王国総旗艦 Willem-I ―
[連邦遊撃艦隊に対し砲艦のみを下げて待機させていたのは、その高火力と高機動を活用するためである。
それと同時に、装甲の薄い砲艦では盾に向いていないからでもあるが――女王が砲艦を下げた時点では正面突破の危機には陥っていなかった。
必殺の一撃のために温存できていたのは……単なる偶然かもしれないし、あるいは女王の苛烈で奔放な軍事センスによる閃きだろうか。
それとも回廊で襲いかかってきた遊撃艦隊への意趣返しをするつもりだったか。
――そして女王に至ろうという意思(>>327)を予感したゆえか]
各砲艦へ、総旗艦を中心に円形陣を取らせよ。
そなたらの生命は、身を呈して盾となっている彼らによって敵の突撃から隠されている。
砲身を揃え、突破してきた瞬間を一撃必殺で葬り去る!
[あらゆる方向を守る球形陣ではない。
中央に厚みをもたせつつ前面への攻撃を行う半球陣でもない。
女王が乗る総旗艦を中心に、文字通りに円形に砲艦を並び揃えた。
連邦の遊撃艦隊から見れば、数多の砲艦が一斉に牙を剥く大艦隊に見えるが――それはあくまで正面から見た場合である]
[真横からはただの線のように見えるかもしれない。
あるいはレーダーで陣容を確認すれば薄い膜のように映るかもしれない――
女王が敷いた布陣は厚みが無い、完全に平面の陣形だった。]
宇宙よ、歴史よ、人類よ――刮目せよ。
これが覇王の戦である。
[王国と連邦どちらの士官学校であっても、この布陣に0点以外をつける教官は皆無であろう。
全艦が同時に射撃できるため瞬間火力だけならば最強かもしれないが、この薄くてペラペラの布陣では僅かに触れられるだけで破れて四散するであろう――諸刃の剣と表現するより遥かにハイリスクなものである。
いわば、ド素人どころか子供が思いついた「ぼくがかんがえたさいきょうふじん」と言えるものであった。
女王は戦上手かという観点で言えばさほどのものではないだろう。
しかし、誰にも縛られぬ奔放な発想は――宇宙を轟かした覇気は、時として常識を覆すことになる]
全砲艦、砲撃用意ッ!!
エネルギー充填、リミッターをカット!
限界まで溜めよ!
[女王の王錫が上がる。
致命的弱点である防御の弱さを、盾として使うことで補った。
回頭は無用(>>315)という非情な女王命令は、無防備であるかわりに横腹を向けたほうが遮蔽物として大きくなるからという、単純明快な冷酷さであった。
それだけの利点のために、強いる犠牲が大きくなる横向きに飛び込ませたのだ。
その遮蔽物の陰に砲艦を並べ、突破してきた瞬間を狙い、一撃必殺の先制攻撃で全て仕留めようというものであった。
戦闘に犠牲はつきものである。
しかし一部隊を丸ごと捨石にするのを最初から組み込んだ戦術を享受できるか別問題で……優秀でかつ歴戦の名将ほど、この発想から遠ざかっていくだろう。
行く手を遮る遮蔽物扱いの壁を突破した遊撃艦隊(>>328)は、ビームエネルギーを最大限に溜めて涙の粒子を零して待ち受ける、第三陣後軍の親衛艦隊全砲艦の青白い瞳の群れが正円を描いているのと目が合うことになる]
[振り下ろされた女王と王錫の号令を引き金に――
一斉に、同時に放たれた青白い光の束は――その比類なき密度により戦場において類まれな輝きを発したことだろう。
その苛烈な威力は連邦遊撃艦隊を悉く光の彼方に消し去るだろうか。
最大限の放出でエネルギーを使い果たすほどの砲撃を受け――それでもなお、女王に至ろうとする意思をもつ者を除いては。//]
うぅむ、この一撃をシロウに採点してもらえぬのが残念じゃ。
師の度肝を抜くことほどの歓びは無いのに。
[ずっとあたためていた戦術だったのだろう、近臣が傍にいないことを珍しく本気で悔やんだ]
というわけでグレーテ、如何に思う?
[というわけでもう一人の近臣に振った。
我が儘な女王はどうしても賞賛してもらいたいらしい]
/*
>>333
敵の攻撃は喰らう主義。
なんですがね。
流石にレーダーで陣容は確認すると思うので、
それなら先に情報出してほしかったなあ、とも。
軽い確定ですよねっと。
まあ僕も周り確認とまでは書いてないですけど。
/*
いやしかしこれ賞賛出来るだろうか…w
確かに度肝は抜かれるけどwww
さて、フランツそろそろ来ねーかなー。
こっちの描写進めておかないとな。
落とすタイミングはどの辺りが良いのやら…。
/*
@4時間
あちらは遺言など最後のロールに
時間かかるであろうことを鑑みると、
まあここでこちらが壊滅しかかって、
敵艦特攻しないと厳しいか。――よし。
びっくりしました。
とても……
[常ならば恭しく賞賛するなら最大限の賞賛を、批評するならオブラート60枚に包んで何か言うところが、鳩が豆鉄砲をくらったような顔で、素の声で返してしまう。
良くも悪くもくそまじめな戦術に陥りやすい自身としては、この想像の斜め上どころか360度回って更に90度回転して突き抜けていくような戦術は驚愕以外の何物でもなかった]
今度は何やらかしたってんだ。
[通信機からは音──声しか伝わらない。
傍に居ない以上、何をやったかまでは知ることが出来なかった]
うむうむ、愛いやつじゃ。
[素直で健気なグレーテの、素の表情での感想に大満足してわしゃわしゃと頭を撫で回した。
本当に嬉しかったらしい。]
― 《ヴィーゼル》艦橋 ―
[エネルギー同士のぶつかり合う色。
あちこちで光り輝き、瞬く間に消える。
漆黒の宇宙は、広大なキャンパスのようだった。
連邦軍の緻密な砲火に、一つまた一つと爆散してゆく。>>210
穴をこじ開けようと攻撃に特化しているだけ、被害は大きい。
それにも構わず進む姿は、まさに『力押し』
これこそが女王の命を体現するために相応しい。
そう思っていたこともある。
また同僚の死。
それがなにをしてでも、必ず目的を成し遂げようとさせてもいた]
艦橋士官以外は白兵戦の準備をしておくよう伝えてきてくれ。
遊撃艦隊に揚陸艦が見える。近づく前に落とせるならよし。
落とせなんなら…
…万が一だ。
[防御装甲艦を盾に強襲揚陸艦が見えた時、近くの士官にそう耳打ちする。
やすやすとそんな状況にさせられるとは思っていない。
予想の450度上を行く陛下の戦術、それは揚陸艦にはこれ以上ないくらい効果的だろう。
見たことのないような光の帯を目の当たりにすれば尚更のことだ。
所詮は心配性故の備えあればの算段に他ならない。
だが一方でここまでの接近を許した時点で万が一が千が一になっていることもわかってはいた。
現実的な問題あるとも認識していた。…その時の目からは余裕が消えていたのは間違いなかっただろう。]
うむ、頼むぞ。
この宙域の艦隊も、余剰戦力となったところから順次離脱させそちらに向かわせよう。
[その一瞬までは――油断があったのかもしれない。
現時点ではまだ女王に至ろうとする者などいない、と。]
しかしまた円とは……
[指示通りに伝達しながらも、何度考えても理解の範疇を超えていた。性分的に模範的な戦術に目が向く……つまりは典型的な0点を付ける側の人間からすれば、考えても普通実行しないだろう。いや実行しようとしてもリスクが高すぎて誰かが何か言うんじゃないかと思うしかない。
まさに誰かが何も言わないし言えない女王陛下だからこそできた布陣。
宇宙史上最初で……きっと最後であろう陣形、その常識破りの威力にただただ]
びっくりした
[驚くほか術がなかった]
女王 アプサラスは、連邦中佐 ラートリー を投票先に選びました。
閣下が勝利を手に戻られたら祝杯のの肴としてお聞かせいたします。
御武運を。
[最大火力の光の帯を呆けたように見つめ、わしわしされながらそれだけどうにか返せたか。
もしものためを準備するのは、職務としてに他ならない。
伝達を一人の士官に、それも正式にではなく行ったのも今の攻撃を見ればやはりどこかに油断と楽観はあっただろう。
この光の帯をかいくぐって突っ込んでこれる者がいようとは、常識的には考えられなかった]
/*
灰ログはAAいいんだよな。
円形ってことはつまり
\ │ /
/ ̄\ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
─( ゚ ∀ ゚ )< 撃てィッ!!
\_/ \_________
/ │ \
ってことでいいのか。
/*
そして投票セット忘れてたてへ。
一撃ロールに合わせてセットした形になってなんかカッコイイなぁとかはたった今思いついた(←
/*
円形てことは、いわゆる方円って奴なんだろうかな。
長くは持たない陣形だが、なんかこう、太陽っぽくてかっこいい……!!
[宇宙有史以来初とも言えるその輝き──
この光の帯をかいくぐって突っ込んでこれる者がいようとは、私は無論、人ならば常識的には考えられなかった。]
これを見てどこかに油断と楽観はあっただろう。
でなければ、アレクシスに一言多い…とかローズマリーに心配性だと言われるようなこの自身が、職務としては勿論、危惧した事項の伝達を一人の士官に、それも耳打ちで行うなどあるはずもない。
私に至ってこの様だ。周囲の士官達もその圧倒的且つ荘厳な、まるで覇道そのものを体現する光の道に、心奪われていた。
よもやこれで終わらないなどということはないだろう。
そんな心の隙間は、来るべきその瞬間に至って僅かな影を落とすこととなるかもしれない]
/*
リエヴルってベルギーのうさぎなんだよね、たしか。
俺は今クリスティ読み返し週間をやってたもんだから、
ベルギーって事はポアロだなぁ、ということで、自分の艦隊はエルキュールになった。
輸送船マープルは、ミスマープルからだね。
オーエンはU.N.オーエンから来てる。
ウィンザーは先日遊びに行った城の名前。ドイル読み返し週間も到来していたので、イギリスでもいいだろ、ということになりました。でもベイカーストリートは露骨過ぎるかなと思って自粛。
ということで、ネーミングは本当に適当です。
イギリスの駅名から拾うのも考えたけど、これもなんとなく露骨になりそうだったのでそれはやめました。
アザーシュリングは、なんとなくこう、思いついたのをぽっとつけた。
これはなんも元ネタはありません。
/*
方円ってどんなだ円だと思って画像検索かけたら、
BL絵が出てきて吹いた…。
予想外の出現はびっくりするよ!
[メインスクリーンの端々で閃光が煌く。
そのひとつひとつが、命の灯火の消失を意味していた。
損傷した護衛艦が、それでも気力尽きぬとばかりに
前へ…前へ進む。
交互に灼熱の粒子を発砲していた、とある駆逐艦は、
次の瞬間、敵艦の砲撃に悲鳴を上げて、散った。
視界の脇には敵味方の艦影を映す
モニターが映っている。
女王の総旗艦が、敵艦隊の奥に
逃げんとする>>315のは捕えていた。
だが、流石に総旗艦の周囲…というべきか、
電子妨害の電磁波が流されているようで、
その動きは、電子レーダーでは正確に
捉えきることが出来ない。
結局、ある程度は肉眼で戦局を捕えるしか無いのが
現状であった]
[更に盾であり壁――
そう。それは文字通り、壁だったのだ。
攻撃を耐え抜く壁という意味だけでなく、
視界を遮断する壁という意味を有する、
王国側の、非情だが有効な一手。
やっとのことで捨て身の敵艦の壁を抜けた先……
其処に待っていたのは、
悲鳴すら上げる間のない、地獄絵図だった]
/*
表が激化する前に追悼へのお返事灰ログを書ききっておこう。
中身発言だと思っていただいてOKです。
ロールっぽいところは、ロールだと思うならロールだし、そうでないと思えばそうでないです。って感じ。
つか真の中身発言だと、ぎゃ、ぎゃーー!!らぶ!!うっひょおおおお!!と叫んでるだけになりそうなので……。
でも多分、ロール自体はまた別にまわせるものはまわすだろうなと。
中身発言というよりは、私の隣にリエヴルがいて、私と同じ程度に状況を把握していてキーを打っている、という感じでしょうか。
[半瞬の差を置いて、艦体が大きく揺さぶられる。
悲鳴と怒声。そして衝突音。
艦体の中と外の両方で、
大嵐が吹き荒れたかのような感覚だった。
咄嗟に護衛艦が展開したバリアは
あっという間に白い咆哮に飲み込まれた。
もっと脆い装甲の駆逐艦は、
更に易々と薙ぎ切られ爆破し、
集中砲火により光の中に消えた。
多くの命が、ほんの瞬きする間に――――失われた]
[すぐさま上昇離脱を命じた旗艦ヴェーダンタや、
主に中央に配置していたいくつかの戦艦は、
命からがら上宙域に逃げ延びた。
その数はもうほんの僅かである。
しかし――…]
― オルヴィド宙域 飛行隊戦 ―
[鋼の翼をもつ者たちの攻防は続く。
復讐に燃える
だが、そのまま戻ることはなかった。]
[一方、偽りの失墜で危機を逃れたケルビム1は、執拗にコンラート機をつけ狙っていた。
コンラート機の下方から浮上し、有効射程にまで斬り込むと、斜め逆噴射をかけて仰角を得、編隊長としての仕事に意識を割いたコンラートの隙を突くようにビームを放つ。>>311
射撃の後に旋回離脱しなかったのは、コンラート機が爆散するのを見届けてやろうとした慢心。]
………通信、 使えますか?
[殊更に静かな声が問う]
『分かりません…。
機能は生きています。でも電波障害で、どうなるか…』
…構いません。
スヴァローグへ、回線を繋いでください。
[そうして、届いているかも分からぬ言葉を、
気の優しい先輩で、頼もしい上司で、
これから未来を担うと信じているひとに、送った]
[敬礼の形を取った。
多分これがもう、最後だから]
イクリプス艦体壊滅。
旗艦ヴェーダンタは、
これより敵総旗艦Willem-Iに突入せり。
― ヴィラー・イーゼル間 ―
[敵艦隊の様子を窺っていたシロウだったが、不意にオペレーターに指示を出した]
イーゼルに待機している艦艇を全て呼び出せ。
我が艦隊に合流させる。
それとアーヴァイン艦隊に通信を繋げ。
[次々と飛ぶ指示に艦橋は俄かに慌しくなる。
レントゥス艦隊の布陣に変化はない。
艦内だけに変化は訪れていた]
聞こえるか、アーヴァイン少将。
こちらレントゥス艦隊、シロウ・アマツキ大将。
現在イーゼル・ヴィラー間で連邦軍と交戦中。
回廊入口での警戒を中止し、レントゥス艦隊に合流しろ。
これは陛下の御意思である。
繰り返す、警戒を中止しレントゥス艦隊に合流しろ。
[打診した通信は合流を指示するものだった。
イーゼル駐留隊5000、アーヴァイン艦隊4500。
合流すれば、レントゥス艦隊は12900の大艦隊となる]
全艦艇に告ぐ。
我らレントゥス艦隊はこれより連邦領ヴィラーに向けて発進する!
先ずは目の前に居る目障りな小蝿の排除だ。
交戦の準備を始めろ!
イーゼル駐留隊、アーヴァイン艦隊が合流次第、奴らに仕掛けるぞ!
[専守防衛から一転、進撃の号令を全艦艇に発布する。
しばらくすれば連邦軍からも王国軍の”異変”を目にすることが出来るだろう*]
[ヴィーゼル艦隊は、3割近い損害を出しながらもなおも突き進む。
古い古い物語の出来事のように、さっと道が開いた>>318]
な……っ
[咄嗟に考えつくのは、陣形を左右に分けての挟撃の可能性]
全速前進!
このまま抜けながら、反転!
[最大速度で敵の後ろへと駆け抜ける]
先輩。
誰もが笑顔で、逢いたい人に逢えるような、
[僕とリエヴルのようになりませんように。
僕とあの人のようになりませんように。
そう、祈りながら]
『人はもっと自由に生きて良いと思っているんだ』
自由な未来を――… 頼みます。
このエリア、
強襲艦ビルトシュバイン号
飛行隊ヒルシュケーファ
航宙母艦シュメッターリング号
が集まっているのであった。
独語にて、
ビルトシュバイン(猪)
ヒルシュ(鹿)
シュメッターリング(蝶)
なんという役札。
[心の隙間>>340の一つは光の道が消えた時に訪れた。
閃光が全てを包んだかに見えたその一瞬、撃ち込まれた光の渦を多くの士官が半ば惚けるように見つめていた。
──故に僅かに逃れた敵艦隊>>346に気付くのが遅れる]
/*
>>+151
[どういたしまして、と笑顔で返して。]
うさりんごいいねー。
あ、引っ込んでる間に絵は描いたよ!
[真っ白い紙は蒼と黒の混ざった斑色に塗りつくされて、所々に滲んだ斑紋が広がる。
そして小さな白い粒子が散りばめられていた。
いくつかの大きな白点は、ある規則通りに置かれている。]
一応、ヒューグからヴァレールあたりまで描けたつもり。
あ、多少零しても大丈夫なようにフェキサチーフ(定着液)かけてきたよー。
[おかげで若干固いが敷物なら問題ないだろう。]
/*
おかえりローレル。
上は痺れる戦いが続いているなぁ。
描いてくれたか?どれどれ。
[覗き込んだ先には、小さな星々の瞬く漆黒の空が、微妙な濃淡をもって広がっている。
そこに浮かぶ、きらめくいくつかの星は、よく眺めていた航路図の並びになっている]
………いいね。いいな。
乾くまでもう少し待って、それから準備しようか。
[懐かしいそれを、目を細めて眺めている]
[高速で流れる艦隊の後ろ。
レーダー上には一旦別れた連邦軍を指し示す光点が、
通り抜けた先から再度一つに合流し、右方向へと動いてゆく。
一方、障害物による寸断を抜けた味方の第三陣。
およびアヴェ・リール隊も、敵本隊への間近に迫っていた。
彼らと連携を出来れば、連邦軍を包囲することは可能――。
むしろ自ら包囲されるようにも見える、連邦軍の動き>>318]
/*
フランス語で野うさぎ?なのかな?<リエヴル
ぴょんぴょん
いまいちよく判ってないけど欧州圏だからいいや!(いいのか!
/*
長らくお付き合いいただいて、
どうもありがとうございました。
何かを選んでいただき、届けることができるというのは、私の喜びでした。
ライフワークについては、ユーモア、の一言で語れるものではなく、なんとも恐縮というか、何故俺はあれを始めちゃったんだ、みたいな妙な気持ちでおりますが。
くだらなさに笑っていただけていたら、これに勝る喜びはありません。
/*
……というか、恥ずかしがってたんですか。
あんまりきわどい単語は用いていなかったつもりだったのですが。
いつもカウンターで来る題名にのけぞっていましたし。少し意外でした。
ああ、でも。あの日。
通信の最後に発送を口にしたら、慌てていましたね。
あんな感じだったんだろうか、と思うと、見たかったなぁと思ったことをここに正直に告白しておきます。
心のこもったメッセージを、ありがとうございました。
― 旗艦ヴェーダンタ ―
君たちも…すみません。
僕に最後までつきあわせてしまって。
[くるりと艦橋を見渡して、
ずっと配下となり献身してくれた者たちに声を掛ける。
すると副官が、小さく笑って首を振った]
『中佐、そういう時は、』
…?
『「すみません」じゃなくて、
「ありがとう」って、言うんですよ』
[ゲルト・マサリク。
彼を斃せれば――。
その絶好の機会に。
彼がなぜ敢えてこのような采配をするのか。
それに思考が至ることはなく。
彼の狙い通りに意識は敵本隊に向いた>>321]
敵を包囲、殲滅せよ!
[その時宇宙を駆けたのは、
神風特攻とも言うべき一陣の旋風。
無傷のWillem-Iを太陽とするならば、
大破しかけたヴェーダンタは月影の闇。
あたかも日蝕を引き起こすかのように、
稲妻が頭上に落ちたかのような轟音と、
激しい衝撃が両艦を襲った。]
/*
というところで動揺しつつログを読む作業……
国家転覆でそこまで動揺wwww
もしかして信用ないのか、そうなのかwww
つらいなw
『敵残存艦隊接近! 回頭間に合いません』
[悲鳴に近いオペレーターの声に敵艦隊迫る。>>364
一瞬冷たい汗が頬を伝う]
副砲にて迎撃!
全弾ありったけをぶつけろ!!
護衛艦はぶつけてでも進入を許すな!
[回頭していては終わった頃には衝突を免れない。総旗艦もこのスピードでは逃げることも叶わないだろう]
― 航宙母艦シュメッターリング ―
[連邦軍本隊右翼。
雪崩れかかるごとき王国軍の第3陣前衛部隊を受け止めるも、消耗は無視できない規模となっている。]
親征というのは怖いものだな。
[額の汗を拭う。
ゲルトに対する信頼と、女王に対する忠誠は非なるもの。
こればかりは連邦政府には切れないカードである。]
/*
上を見つつ過去ログ見て返事も考えつつ…。
>>+157
上は大一番だからねー。女王様も熱い!
姉弟対決いいなぁー。
[美味しいねと思いながら上を見ている。
リエヴルの評価に嬉しそうに目を細めた。]
いっつも宇宙にいる人にそう言ってもらえると嬉しいな。
うん、じゃ2枚ともこっち置いとくね。
[ぱたぱた乾かしながら、邪魔にならない所に斜めがけしておいた。]
[猛攻に削られ、軋むかのごとき戦列。
そこへゲルトからの通達が届く。>>318
「右翼は中軍と連動して動きつつ、
斜形陣で相手の攻撃を逸らすように。」と。]
了解。
[容易くはなかろう。
それでも、その先にある未来を見据えて、トーマスは麾下の部隊に陣の変容を伝える。]
[王国の必死の抵抗に突撃する殆どの艦の足止めは出来ただろう。
だが、ヴェーダンタは別だった]
『戦艦一 間に合いません!!』
総員耐衝撃防御!
[叫ぶと同時に女王の元へ駆け上がり着席を促せば]
失礼いたします
[その身を支えつつ、直後に轟く衝撃を歯を食いしばって耐えた]
/*
>>+158
うん、球形だったら防衛陣としちゃアリなんだろうけど、
宇宙で円形組むと上か下から攻められやすくなるよねー(というのが狙いなんだろうけど
女王様面白いよ女王様wwwwちゅうにびょうwwwwww
吹いてしまうね…wwww
[艦内に異常を告げるアラームが鳴り響く。
漂いだした擦れたような匂いが、火の手を感じさせる。
確認するまでもない。Willem-Iは敵の侵入を許したのだ>>366]
白兵戦用意! すぐにくるぞ!
女王陛下を御守りせよ!
/*
@2時間ちょい
あ。//って打ったけどこっちの被害描写しなきゃだし、正確には//じゃなかったかも。お互い勝手にログどんどん打ってこうぜ的な。
まあいいか。うんたぶん伝わる(
[――…アレクシス・フォン・ハイツマン少将へ、
某日に送られたメール。
お得意様へのメッセージが終わり、そのままスクロールしてゆくと。
さらに、以下の文章が記載されている]
――こんにちは。
……これがそのまま届いているということは、
俺は貴方と飲みに行けなかったってことになりますね。
アップルタルトの事を教えてもらって。
貴方とゲームができて、満足だなと思っていたのですが。
心残りというものは、次々に出てくるものだな、と思います。
約束を破って、申し訳ありませんでした。
口惜しいです。
/*
あ、パパがんばれ!がんばれ!(ひょこひょこ手を振った
>>+160
届いてもお返し出来ないしねー…。
死んでると切ない。
努力の甲斐あっておもいっきり各方面に拾われてるよ!
気付いたら連邦にもメール行ってるよ!w
そう?リエヴルさんが落ちたのはメモできつそうにしてたのと、顔出せなかったのもあってじゃないかな。じゃなかったら別の人だったかもしれないよっ(そんなに大差はついてなかったし)
まぁでも墓に来たらゆっくりできるから、着てよかったとは思うんだよね。私も(
[撃ち漏らしたことにまず気付くのが遅れた。
油断もあったろう、慢心もあったろう――しかしそれは、それだけの絶対の意志と力で放った一撃においてそれを想定した余力を残す気がなかったゆえでもあったか。
想像を越えた輝きにセンサーやレーダーにも支障があったやもしれない、単純に艦橋オペレーターの目が眩んだかもしれない。
そして、この一撃を目の当たりにして、なお立ち向かう者がいると思うほうが少数派であったろう。]
…――益荒男たちよ、さぁ来るが良い。
余に至ってみせよ。
[それを受けたわけではないだろうが――親衛艦隊の誰をもの虚をついて、蝕が起こった。
頭上から月が、太陽のもとへ降り落ちてきた。
エネルギーを切らした各艦の散発的な対空射撃は全てを叩き落すことはできなくて。
躍起になって撃つ円形陣は、前進して盾となるには僅かに反応が遅かった。
女王を守ろうと身を支えるグレーテのあたたかさをどこか他人ごとのように、その瞬間を眺めていた――//]
今は女王陛下のおはからいで階級が同じようなことになっていますが、ハイツマン少将はずっと上の階級にいらしたので。
なんだかすごく、奇妙な感覚です。
調子に乗っているらしい俺の口調が、徐々に砕けていくことを不快に思われていないといいのですが。
友人のような感覚になっているらしく、ついつい口調がおかしな事になりがちです。
実のところ、階級云々のせいではなく。
多分ビリヤードとか、タルトのせいです。すみません。
とても、嬉しかったので。
貴方と友人になれたら、楽しいだろうなと、思いました。
飲みにいけたら、言ってみようかな、なんて。
[遠くから爆発音が聞こえる。異常を示した計器が、もはや艦としての走行不能状態を非情にも表していた]
応援は……
[この状況下では指揮系統も乱れ、錯綜した艦隊は思うようにも動かないだろう。]
ハイツマンに繋げ。
ハイツマン少将聞こえるか? こちら総司令部グレートヒェンだ。
Willem-Iに敵の侵入を許した。
至急応援を講う!
[悔しさを滲ませながら回線に向かって叫ぶ]
陛下! 防護服をお召しになってください。
それから……退艦のお支度を……
恐れながらWillem-Iは…持ちません。
[その言葉を吐きながら苦渋に顔を歪める。
縛り出すように告げながら、自らも武器を手に取った]
そういえばさっき(今の俺にとってはさっきなんです)
好きなものを聞かれて、……慣れない質問だったので、驚いて。
失礼な態度を取ったように思います。
思えば、俺の好きなものを誰かに語ることって、あまりない事に気づきました。
確かに不公平ではありますね。情報開示がアンバランスです。
一緒に飲みに行ければ、そのあたりも話すつもりでいます。
別に面白い話題でもないですけどね。
準備した後、ぽっかりと時間が空いたので、こんなものを書いていますが。
これが貴方に送られない事を祈ります。
どうか、お元気で。
――リエヴル・フォン・アザーシュリング
― オルヴィド宙域 ―
『ケーファ・リーダーより、ヒルシュケーファ・アインス・フィーアへ。
援護を頼む……こちらは、ヒルシュケーファ・リーダーの援護へ戻る』
[後を着いてくる青の翼を捉えつつ、エーヴァルト機は僚機を撃墜され単独行動を取っている4番機へと短く指示を出す。>>348
上昇状態から一転、機首を下げての急降下。
虚を突く動きは隙を生んだか──紅のカブトムシはそのまま、下へ。
入れ代わりに飛来したクワガタムシが、青へと喰らいつく]
……んなっ!?
[各機に指示を出した後、響いたのはアラート。
それが告げるもの──敵機の接近と、ロックされたという事実。>>349。
大きく動いて回避するには、距離が近い]
……んなろっ!
[判断は、一瞬。
推力を一時的に上げ、その勢いに乗せて右方向へと大きく機体を回転させる。
それでも完全には往なしきれず、翼には衝撃が伝わった]
……やって、くれんじゃ、ねぇかっ……!
[衝撃に遠のきかける意識は強引に引き戻し、スラスター制御とバーニアの調整でこれまた強引に機体の水平を保った先──見えたのは、離脱せずにそこにある、青翼の天使の機影]
……てめえ……上等、だっ!
[その様子に、何かがキレた。
隊長職に就いてからは無茶はしても、それでもキレて動く、ということはほとんどなかった──自重していた。
が、さすがにこれは、癪に障った]
……あの世で教本、読み返してきやがれっ!
[素早く、かつ細かい旋回を加えて漆黒を駆け、回り込むのは青の後方。
レーダーターゲットにロックオンの表示が出るのとほぼ同時、煌めく光がケルビム1へと放たれた]
[銀雨のような副砲による迎撃>>367。
身体を張った護衛艦の肉壁。
それらによって、ひとつ、またひとつと、
周りの艦体は、死の虚空にその身を委ねた。
死神に微笑まれた仲間の残骸を振り返ることなく
ヴェーダンタは往く。
真横で爆発が過ぎる。
メインスクリーンを覆う閃光は止むことを忘れた。
けれど、視線は―――逸らさない]
[本隊が包囲攻撃を受けつつある間、
イクリプス中佐が率いる遊撃隊は、
王国軍の本隊へと肉薄していった。
スヴァローグの戦術コンピューターは
その光景を克明に捉え続ける。
王国軍が円形の陣を組み、
その最大火力を遊撃隊へ叩きつけるところまでをも。]
―――――…っ …!
[回廊の奥で白い爆発が起き、
音無き衝撃波が、遠く伝わってくる。]
『遊撃艦隊、被害甚大。』
『損耗率8割を越えたと推定されます。』
[淡々としたオペレーターの声が、僅かにうわずる。]
/*
@二時間かな。
ラートリーの設定見た時にこうなったら熱いなぁが起こりつつあって俺満足。
女王は向日葵の花を咲かしたが、顔の部分ががら空きとかそんな一斉射撃の方円陣か。方円は俺も序盤の偽装撤退のシーンで考えたけど、立体だとどうなるんだろとか思った記憶が。判り易く使って来たなぁ。
『総司令。ヴェーダンタより通信です。』
[唇を噛む総司令の下へ、オペレーターが告げる。
程なくして繋がった通信は、
映像が酷く乱れ、音声も途切れ途切れなものだった。]
『電波障害の影響を受けています。調整を試みます。』
[オペレーターの声を意識の外に置き、
画面に映る中佐の声に、耳を傾ける。]
/*
不規則覗き中。
他の人は知らないが、俺はあの日リエヴル投票はなかったなぁ。
奇襲作戦からの激戦帰還から即連戦になるし、特殊部隊として使い勝手良さそうだったし…というか縁故広かった気がするのだが?w それでそうなら俺どうなるw
[ほんの一瞬だけ。
その追突の衝撃に意識を手放していた。]
…っ、う、
[…はっと周りを見渡す。
艦橋の正面右半分の壁がひしゃげて半壊し、
幾つもの計器がエラー音の協奏曲を奏でている。
床には剥がれた壁や機材が転がり、
煙くさい異臭も何処からか漂ってくる。
燦々たる有様だった。
顔に手をやると、左手がべったりと紅く濡れた。
どうやら追突の衝撃で、左のこめかみを切ったらしい。
血が溢れて頬を伝って流れてゆく、どくどくという感触が。
自分はまだ生きているのだと自覚させた。]
/*
ええええええええと
じゃあ、離脱するつもりで指示したけど留まったのか。
なんでだ。なんでだろう。
分からんwww
ならぬ。
覇王の背とは、余の後を追う者に見せるものであり、余に至ろうと立ち向かう者に向けて逃げるものではない。
覇王はこの玉座で余に至る者を迎える。
グレーテ、それはそなたに移設を命じた時から決まっていることじゃ。
[頭を振ってこの期に及んで駄々をこねた。
軍の総司令官としては最悪の決断と言えるだろうが、統率するのは司令官ではなく覇を唱える女王であった。
武器を手にするグレーテ(>>373)を両肩を掴み、視線を合わせる。]
艦がもたぬのはわかった、ただちに退艦命令を出せ。
非戦闘員を先に脱出シャトルに乗せよ。
親衛艦隊に回収を命じよ。
……時間がないなら手際が重要じゃ、そなたは慌てず精励せよ。
『中佐!』
[部下のひとりが防護服と武器を携えてきて、
此方に渡した。
…それをしかと受け取り、身に着ける]
行きましょう。
…やっと此処まで、辿りついたのですから。
まあ、取っ掛かりになったらいいなってのと、
後に補完できたらええなぁ!みたいなのがね、ありました。
がんばったよーーwありがとう!
あんな題名にしなきゃ、もっと早く書けたのにね………
ありがとね。
あの日は大変だったからあれでよかったとは思っているけど、投票とかちゃんとできなかったのは申し訳なかったなぁ……。
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おお、内部突入。
女王陛下はあそこから動かない。ガチンコだ……!!
逃がすつもりか、やっぱり。
そうよなぁ。
二人の会談がどうなるか……。
女王陛下のファン&ラティのお兄ちゃん的ともだちとして、俺はもう、もう、……うう。
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