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[軽く誘いを仕掛けるものの、敵が乗ってくる気配は無い>>260
寧ろ此方を誘い込むかのように、
その走力を減することなく一糸乱れぬ艦隊運用で、撤退してゆく。
率いる将官の能力に加えて、王国軍の兵の質が高いことの証明であろう]
…頃合ですかね。
[此れ以上離れると危ない――その少し手前で、追撃の糸を引き上げる]
全艦隊、戦線を維持したまま減速。
前方敵軍を警戒しながら待機しなさい。無論、砲撃の準備は忘れずに。
相手が逃げるつもりなら、勝手に距離は開くでしょう。
反転してきたら?
その時はまあ、それなりに痛い目を見てもらうだけですよ。
……カムフラージュとは言え、良くまぁ毎度こんなタイトル考えるよな。
[そんなタイトルに興味を持って、最初にメールを開いた自分も自分だが。
毎度続くと呆れを通り越して感嘆の思いを抱いた。
そうしてしばらくは開いた兵器ファイルに目を通している]
『総司令、遊撃隊のザトゥルン大佐より通信です。』
[起こすな、と言った総司令の言葉をあっさり無視して、
オペレーターが通信文を読み上げる。]
ふぇ…
……っ、鉄拳艦長から?
[思わず姿勢を正したのは、
散々聞かされていた怖い話の賜物だった。]
[一時期、軍に入隊していた上の兄から、
それはもう、これでもかこれでもかと聞かされたものだ。
『トーマス・ザトゥルンって鬼軍曹がいてな。
そりゃあもう、恐ろしいなんてもんじゃないぞ、あれは。』
…とかなんとか。
『おれは悟ったね。あのシゴキは、無理だ。
だから軍人はやめたんだよ』
そう言って笑ったのは多分冗談だろうけれども、
それ以来、トーマス・ザトゥルンの名は
怖い人、としてインプットされている。
だから昔、友が「親父さん」の所に配属されたと聞いて、
本気で心配したものだった。
今となっては、笑い話ではあるが。]
ってぇ、と。
[水霊と交差した地点から距離を置いて、散開していた部隊と合流する]
敵さんも、引かせ始めたな……俺らも本隊に合流する!
っても、気ぃ抜くなよ!
[連邦の戦闘機部隊が帰還していく様子に指示を出しつつ、愛機の状態をチェックする]
っかしまあ、さっきのパイロット。
大抵は、焦っての即時回避でポイント晒すのに、いい判断してくれたよなぁ……。
[同時、思い出すのは先の機動]
……わかってた心算だが。
こいつは、色々と忙しくなりそうだな。
[一人、呟く表情は、笑みを帯びる]
とはいえ……それはそれで。
気を入れる理由にもなり易く……ってね。
[呟きながら、急ぐのは本隊との合流。
ここでのんびりとしているのは、あらゆる意味でよろしくない、とわかっているから]
うん。
鉄拳艦長の名前を聞いたら、
兵たちが従わないわけはない。
さすが、だよね。
[期待していた以上の結果に頬をゆるめ、
ひとつあくびをしてから、もう一度指揮卓に突っ伏した。
数秒後には、もうすやすやと寝息を立てている。]
攻撃は最大の防御、ってとこか。
確かに、護るだけでは何も進まん。
[それは女王の思想とはまた少し違う解釈だったやもしれない。
これは覇道としての考え方ではなく、戦い方としての考え方であるために]
ああ、嬢ちゃん───ミツルギ補佐官が上手いことやってくれたと聞いている。
…が、その話は初耳だな。
[玉座だけでなく部屋にある椅子も王宮から持ち出したとは露知らず。
道理で座り慣れた感があると一人納得していた]
懐かしいな、もう10年も前か。
座り心地は変わらん。
当時と錯覚しそうになるな。
[その当時は目の前の女王は王女で、今とは真逆の印象を纏っていた。
懐かしげに瞳が細まる]
/*
>>262
なんか 持ち上げられて るぞ。
果たして見合うこと出来るのか、僕(はわわ
うむ、そしてのんびり気質の連邦軍の口煩い担当です(←
― 艦内 ―
この距離で沈む船はねぇ。
[敢えて言い切った。それが嘘であったとしても後で恨む者は彼自身を含めて、この世にはいないのだ。敵味方のレーザーによる閃光が飛び交う中、エネルギーバリアを前面に張りながら単艦突出も辞さない勢いで飛ばす。]
味方の火力支援を信じろ! 戦闘機への道を作ってやれ!
鉄鋼弾準備!
[集中砲火を浴び、バリアで受け止めきれず被弾を受けながらも速度を止める事は許さない。実弾兵器の射程圏内までひた進む。]
「中軍本隊、戦列中央より後退していきます!」
[が、そこに飛び込む報告に後ろの自軍の動きを確認する。]
[どこまで続くかと思われた追撃>>270は、
戦場からさほど離れていない宙域で途切れる]
……ふん。
血迷った馬鹿が追ってきたわけじゃなかったな。
まあいい……。
準備はできてるな。
敵の前列中央に集中して撃ちこめ!
[反応のあった艦は3割ほど。
尚も全速力で逃げながら、
最後に少しは、とばかりに敵艦隊に火線を叩きつけて。
一路、ヴァレールを目指して航行した]
大軍が寡兵に引きの戦略か。
相手次第だが、餌がいるだろ。
[ぶつかり合う王国軍を袋に包みこむように動く中央本隊の動きをモニターで確認すると]
速度を落とせ!!
前進は続けて、このまま戦闘機の支援に回る。
鉄鋼弾から誘導ミサイルの準備切り替え、早く!!
「敵艦隊、緩やかに後退していきます!!」
チッ。餌にはなれなかったか……。
まあ、後ろに大魚が控えてて小魚に食いつく阿呆はいねぇわな。
[本隊の誘導につられる事もなく、一糸乱れぬ用兵で敵艦隊が後退していくのをモニターで確認しながら舌打ちをする。]
遊撃隊に名をあげさせただけか…。
[睨み合うような格好で拮抗している横からの味方の一撃。それによる敵艦隊の乱れも一瞬。支援砲火を浴びせながらも、どこか忸怩たる思いを抱えたまま戦況を見守った。]
「敵艦隊、全速後退!! 戦場を離脱していきます!!」
「本隊より通達。"深追いはするな"とのことです!!」
まだだ、まだ追撃しろ!!
負け犬の背には石を投げるのが礼儀だ!!
[撤退にまだ移らない追撃する両翼の味方に歩調を合わせながら、離脱する敵艦隊に嫌がらせのように火線を浴びせ続けた。]
わかっちゃいるが、このまま何もしないのはねぇ。
何より、面白くねぇだろ。
[流石にここではそれ以上できず、機を見て離脱する。*]
― 戦艦シュバルツ ―
あー。うー。
クワガタムシが無茶してくれたんですってば。
[どこが軽微だと、整備主任に怒られた。
航行上に重要な機能は問題なかったが、装甲的な意味では結構派手にやられていた]
……ごめんね。ありがとう。
[腹部装甲の焼けている部分に手を伸ばしてなでた。命を預ける機体を粗末にする操縦士はあまりいない。
じゃじゃ馬な反応もされなかったし。感謝は深い]
さすが、慣れている。
[感嘆の声は右翼を担うイクリプス中佐へと向け。
追い込む手際と、勝利に浮かれない手際は鮮やかなほどだった。
長く友の麾下にあるという、その呼吸もあるであろうか]
普通の王朝であれば、王女が軍学など嗜めば跳ねっ返りとかお転婆とか眉を顰められたろうし――余も学ぶことがなかったやも知れぬ。
ウィレム1世から続くヴァレール王家ゆえの僥倖であるな。
[あるいは、覇王となって統一戦争に乗り出すことも無かったやもしれないが――]
10年か――
グレーテほどではないにしろ、そなたはあまり変わらんな。
もう不惑の歳であろう?
[残念、ちょっと早い]
[一方、放った攻撃は敵の後尾を僅かに抉るように見えたものの、
整然たる撤退の乱れる風はない。
離れ行く輝きを見る瞳に、僅かに微妙な色が揺らいだ。
あの艦隊の指揮を執るのは───。
…感傷に繋がりかねない物思いを、意識して追い払う]
全艦減速。損害艦の修理、負傷者の収容準備急げ。
損害艦は後方に下がって良し。
本艦並びに損害軽微なる艦は、引き続き警戒を。
うん、あとは…大体任せても良さそうだけど。
[優秀な右翼の艦隊を見遣って小声で呟く。
一瞬サボる場面を夢想して、次の瞬間には渋々諦めるのだが]
― 航宙母艦ヴァルフィッシュ ―
[最後の撃ち合いの合間を縫い、母艦へと着艦する。
先に戻していた2番、3番、4番は既に帰還をしていた]
ヒュルシュケーファ・リーダーより艦橋へ。
ヒュルシュケーファ中隊、帰還完了。
迅速に、各機整備に移る。
[艦橋へ向けて短い報告を投げ、それへの了解返ったところで、は、と溜めていた息を吐く]
……毎度の事だが。
結構、やられたなぁ。
[上がってきた被害報告に、滲むのは苦笑。
戦闘機隊が無傷で帰還できるなど、この戦場ではありえない。
わかっているから、大きく感情を乱す事はないが。
それでも、自分が命を預け、自分に命を預けてくれるものたちを失うことには、少なからぬ痛みはある。
勿論、そこに囚われることはないのだが]
─ Willem-I・回想 ─
[リエヴルと女王のやりとりはすぐ側で聞いていたことだろう。とはいえその会話に口を挟むようなことはなかったし、大きく反応を示すことも避けていた。
リエヴルが取り出す航海図>>118には流石に驚き覗き込みたくなる衝動に駆られたが、実際は自身以上に驚いた様子の王女の様子に>>137、軽く眉を動かした程度でその場を抑える]
では航空管制塔の指揮権限、7,000の艦隊運行の指揮権委譲の件併せて早急に手配致します。少将閣下。
[少佐から少将への特進というのは流石に前代未聞ではあったが、お国柄通常ありえないような展開はままあるわけで……手続きは意外な程に簡略化されている。良くも悪くも手続きに要らぬ時間を取られることもないので出征時には滞りなく事は進んでいるだろう。──手続きは。
各所の識見移行と、艦隊編成はそういうわけにもいかない。
リエヴルと会釈を交わし>>171その場を離れるのに併せ、私もまた業務に奔走することになる。
まあ自身以上に大変な目に遭うのは事務方でもあるのだが…
宴の時間はまだ半ば程残ってはいたが、以降楽しめることは叶わないか……内心少しだけ残念ではあった]
あ……マリー
[中座する間際、素っ頓狂な?声>>165が耳に届き、振り返ればそこには見慣れた撫子の髪が飛び込んできた。
ローズマリーとは士官学校からのつきあいだ。同期で年も近い、軍としては少ない部類に入る同性ということもあり、卒業後も交友は続いていたが、最近は逢うこともままならない。
最後に二人で落ち着いて話をしたのは、嗚呼そうだ兄の葬儀の後だったか──あの時は確か]
……出立してしまったら、また暫く逢えないのかしら?
[一瞬だけ懐かしむような表情を浮かべれば、女王からお呼びのかかった彼女が緊張の面持ちでそちらへ向かっていった。>>187
待って話をという時間は得られそうにないことを悟れば、小さく溜息をも漏れてしまったか。
遠巻きにすれ違う形となった際、小さくだけれど手を振ってもみせたが、流石にあの様子では気付いたとは思えなかった。]
― 航行中:女王自室 ―
普通の王朝ならそうだろうな。
喩え王子が居なくても、学ぶことは無かっただろう。
人類統一を目指したウィレム1世…。
その人物を祖に持つが故のこと、か。
[少し考えるようにしながら同意と呟きを口にする。
次いで歳のことを言われると、軽く口端を持ち上げた]
残念だがまだ1年早いな。
まぁ、切り上げちまえば同じだが。
30から40になる程度なら、外見は然程変わらんだろうよ。
ああ、中身も変える気はねーぜ。
[周りからすれば歳相応に落ち着けと言われそうな態度ではある]
戦闘機の権限を依願?
[と、このように後ろ髪を引かれる思いでその場を辞したわけだったので、後ほどことの顛末を>>201、>>206伝え聞いたときは驚きを隠せはしなかった。配属がWillem-Iであったかは確認できなかったが、違うようなら出立前にも顔を見に伺ったことだろう。
とにもかくにも慌ただしい一夜が終わり、 Willem-Iはイーゼルを目指すこととなった]*
はぁ、男子は得じゃのう……。
グレーテが傍におるから女も変わらぬものと勘違いしてしまいそうじゃ。
[わざとらしく小さなため息。
自分でどれぐらい気を遣っているかは永久に機密事項]
――余はそなたと違って結婚の義務があるのじゃぞ?
[女王であるから、世継ぎを産まなければならない。
四散している他の王族を呼び戻すのはあくまで最終手段。
国家の一大事といえる項目であるが、女王自身にとっては身内の笑い話扱い]
反撃は不要。負傷者の収容急げ。
あと、スヴァローグに回線開いて。
[慌しく命令が実行される中、旗艦へと通信回線が開かれる]
マサリク総司令。敵全軍の撤退を確認した。
念のため警戒を行いながら、順次艦隊を後方に下げる。
細かい報告は、また後ほど。
[敬礼から始まった報告を簡単に締める。
続いてオペレーターに、ヴェーダンタとの回線を開くよう要求した]
こちら、フランツ・フォン・バルテン少将です。
お疲れさま。
見事な運用でした。おかげでやりやすかった。
撤収作業終わり次第、警戒を配備して後方に下がります。
また後で、直接にでもお会い出来れば。
[幾分砕けた口調で挨拶を向ける。
映像が繋がった際、思わず目を見開いてしまったのは気付かれたか。
既に情報を得ていたとはいえ、驚くほどの相似であった。
短い通信を終え、デスク前の椅子に座り込む]
とりあえず、戦闘配備解除。
交代で休めるように、上手いことやってくれ。
あー…、君ちょっと。
フローリス産の紅茶を淹れてきてくれないかな。
あんまり濃くなく、熱いお湯で。
うん、よろしく。
[色々と注文をつけて送り出し、息をついた。
スクリーンの向こうには、星が輝きを取り戻しつつある**]
得って言うのかね、これは。
個人差はあるだろう。
男だろうが女だろうが、変わる奴は変わるし、変わらん奴は変わらん。
[目の前の女王について思うところはあるが、それはまだ問いには出せぬまま]
……まぁ確かに俺は三男だし結婚の義務はねーけど。
[長兄も次兄も既に結婚しており跡継ぎも居る。
そう言うことに悩まなくて良いのは楽と言えば楽だった]
陛下の場合は国家も関わってくるからな。
俺と比べちゃならんだろ。
[一貴族の末子でしかないシロウと女王では立場が違いすぎる。
思わず苦笑して肩を竦めた]
― 航行中:女王居住ブロック ―
失礼いたします。お食事をお持ちいたしました。
[ノックと承諾を待ってから礼と共に女王の部屋へ入出する。
甘味の配膳ならば給仕でも良かったのだが>>*21、極力その役も担うようにしていた。
シロウの来訪となれば尚のことだろう。]
レヴィアから取り寄せましたアールグレイとザッハトルテでございます。
[手慣れた手つきで二人に紅茶とケーキを運べば、深々と頭を下げ先の侍従に代わり外の扉の前へ向かおうとした]
……やれやれ。
[敵の更なる反撃>>293は来なかった。
ようやく敵の姿が見えなくなると、
安心したように用意された椅子に座り込んだが、
まだ休んでいい時期ではなかった]
調査船はどうなった?
[真っ先に気にかかることを副官に尋ねると、
無事に逃げることができたとの報告を受ける]
そうか。
[一つ頷くと、全艦隊に向けて通信回路を開いた]
― 戦艦シュバルツ ―
あの、さっきのヒルシュケーファ。
随分と思い切り良い、ううん、良すぎでしたよね。
[同じく戻ってきたβ隊の小隊長に確認してみる。
階級は同じでも所属年数ならずっと先輩な男は肩を竦めた。恐らくは隊長機だろうと]
あれが中隊長? あんな風に突っ込んでくるのが?
でないとあそこまで周囲がついてけない……なるほど。
不意打ちでなくても体勢崩せるような方法考えておかないと、また厳しいことになりそうですね。
[流石は最前線、と耳の後ろを掻いた]
おや、あちらも出ましたか。
[左翼の方角からも火花が散る様子に、くすりと緩い響きが零れた。
フランツ少将。ゲルト総司令の友にして、その優秀さは折紙つきだ。
的確な範囲できっちりと追撃を行う手並みは、流石に鮮やかだった]
/*
紅茶じゃなくコーヒーにすれば良かったか。
何となくあのひとを思い出して被るものなあ……
まあ紅茶でいいや。酒も混じるし(
諸君。
まずは、ご苦労さまだ。
諸君らはこの戦いを負け戦と認識しているだろう。
だが、忘れるな。
我々の任務は調査船を王都まで無事に帰すこと。
そして、それは無事に達成された。
つまり……我々の出陣は成功だった、というわけだ。
本当に諸君はよくやってくれた。
陛下に代わり礼を述べよう。
当面の脅威は去ったのだから、まずは十分な休息をとるように。
以上だ。
[そう告げて、全艦隊向けの通信を終わらせる。
連邦軍は当初から調査隊を気にしていなかったのかもしれない。
だが目に見える現実は、任務の成功を示しており、
また負けたという意識を払拭するためにも、これくらいは言っておいても構わないだろう]
[此方の艦隊が、減速から停止に移りかけた丁度そのタイミングに]
『敵艦隊の一部が砲撃準備! きます!!』
[反撃の対応を整えていた艦隊は、即座にエネルギーバリアを展開する。
が、集中業火>>280を受けた艦の幾つかが、流石に耐え切れずに宇宙の塵と化した]
まったく、抜け目のない――…
全速力で退却しながら、主砲を集中させて
ささやかなりとも成果を上げていきますか。
[感嘆と嘆息の複雑に混じった感想を零す間に、
敵艦隊は躊躇うことなく撤退を続けてゆき、
やがて感知レーダーの範囲を超えた]
覇王でもままならぬ事があるのものぅ……
[愚痴りかけたところで]
お、やっと来たか。
……グレーテ?
[ノックの音に視線を移せば、そこにはもう一人の近臣の姿。
侍従から仕事を引き受けたらしいことを理解した頃、彼女はもう頭を下げたところで]
待て待て。
何を遠慮しておる、そなたも話に混ざれ。
[覇王となって以降、お互いの立場と関係が難しくなったせいもあり、雑談の数も減った。
久しぶりにと誘ってみた]
さて、こちらも戻りますよ。
勤めは充分果たしたでしょう。
これ以上やっても残業代はつきませんから。
[負傷者の回収を指示して、ふう…と硬い息を吐いた]
― 航宙母艦ヴァルフィッシュ ―
……ってぇ、と。
何はなくとも、機体整備、と。
のんびり休んでられる状況でなし。
[感じた痛みを押さえ込むように、軽く、胸元を押さえた後、愛機から降りる。
待ち構えていた整備班に被弾状況などを伝えて]
「無事に戻ったか、クワガタムシ」
[一息入れるか、と思った所にかけられる声。
振り返った先には、ケーファ中隊の隊長の姿があった]
カブトムシさんも、ご無事なよーで、何より。
……お互い、悪運だけは相変わらずだよなぁ。
[にっこり笑って、向けるのは軽口めいた言葉]
「悪運でも幸運でも、呼び寄せたもの勝ちだからな」
そりゃ確かに。
それに、さすがに初戦で隊長機が、ってのは、お互いねぇ。
[幾らなんでもないわ、と。
笑うことで、互いに気を紛らわせる。
そんな光景は、ヴァルフィッシュではいつものこと]
「ところで、帰還が殿になった理由は?
……いつものことと言えばそうだけど」
[何かあったんじゃ、と。
言外に含ませた問いに、は、と短く息を吐く]
中々、いい動きするのが向こうの戦闘機隊にいてねぇ。
ちょっとばかし、ご挨拶をしてたら手間くっちまった。
……ああ、後でデータ照会しとかないとな、アレ。
この先も、出くわす事になるだろうし。
[青に彩られた機体を思い返し、ひとつ、息を吐く。
その様子に、ケーファの隊長は、何故か大げさに眉を寄せた]
……なんだよ?
「いや……難儀だな、と思って」
難儀って、何が?
「そのパイロット。
……よりによって、お前さんに目ぇつけられるなんてなぁ」
……おいっ。
どーゆーイミだ、それっ!
[問いに対する答えは、なかった]
― スヴァローグ艦橋 ―
[気持ちよく寝ていた所を再び容赦なく起こされて、
モニター越しに敬礼する友を見る。
答礼は、いささか寝ぼけ眼だった。]
お疲れさま。
こちらからも敵艦隊撤退は確認した。
うん。報告はあとで。
[ともかく今は眠い、とあくびを噛み殺し、
モニターが消えるや否や、また夢の中へと戻っていく**]
ありがとよ、嬢ちゃん。
[運ばれるケーキと紅茶に視線を向け、グレートヒェンへと視線を移して礼を言う]
おぅそうだな、嬢ちゃんも混ざれ。
[女王の言葉尻に乗って手招きもしてみた]
[副官に、被害の調査および修理、補給の必要な艦を
リストアップするように命じると、再び回線をつなぐ。
今度は総旗艦《Willem-I》に報告のためだった]
こちらは、アレクシス・フォン・ハイツマン。
イーゼル星系より帰投中です。
既にそちらにも連絡がいっているようですが、
調査団を脱出させる任務は無事終了。
被害は現在調査させておりますが、
最小限に食い止めました。
今後は新たな指示がなければ、マールスに戻りますが、
いかがいたしましょうか。
[そんな、漫才のようなやり取りをしている所に入る、全艦隊への通信。>>301
更なる突っ込みは押さえ、少将の言葉を聞く]
……確かに。
果たすべき任務は果たされたんだから、負けてない、って言っていいよな。
[放送の後、一瞬生じた静寂を破るように大き目の声を上げる]
元々、敵艦隊の撃破が目的だったわけじゃないし。
被害を抑えて、やることもきっちりやったんだから。
[負けたわけじゃない、と繰り返す。
テンションの上がった状態で臨んだ戦いが撤退戦となった事に凹むものは少なくはないだろうから。
ここで落ち込ませて、士気を下げるのは回避したかった]
[扉の前へ足を向けようとすれば、呼び止められる。ひとつひとつ数えたわけではないけれど、思えばこのように雑談のお相手は随分久しぶり。シロウを交えてとなると、果たして即位後にあっただろうか?
王女の即位後私が今の任に就いた頃には、当時知っていた彼女の姿と変わりすぎてどう会話を重ねれば良いのか苦慮した憶えもある。
ましてや兄の死や彼女の台頭もあって、家が微妙な立場になっていた当時は、いらぬ気も張っていたわけで──]
はい……ではお言葉に甘えて。
[一瞬だけ躊躇しそうになるが、すぐに小さく笑みを浮かべる。
業務の時はあまり見せないゆるかな一礼をすれば、空いている椅子へ腰掛け二人をゆっくりと眺めた。
──少しだけ時が戻ったような…そんな思いにも駆られる]
/*
……ザッハトルテの食べ方どうだったっけ、と思い出そうとしてたのだが。
とある村でザッハトルテの中から動く人型のチョコが出てきたのを思い出した( ノノ)
出てこないから、ここでは出てこないから。
また机で寝てたのか……
寝るなら引っ込めって言ってるだろ?
士気に関わる。
[ズルいとまでは言わないが、じとりと目が細くなる。
眠そうな友に、小型通信機経由の容赦ない突っ込みが飛んだ**]
さて、ハイツマン少将もああ仰ってくれた事だし!
機体チェックと点呼が終了した小隊から、順次休息。
休める内に、ちゃんと休めよ?
[集まってきた部隊の面々を見回し、告げる]
ん?
ああ、俺もちゃんと休むさ……だから、先に休め。
[隊長は? という問いかけにも笑って返すものの。
最後に休んで、最初に目覚めて待機をするのは、いつのも事。**]
>>78
おっと…これはようこそ。
俺より早く「面倒」という上官殿は久し振りだ。
んじゃ、お言葉に甘えさせてもらいますよ。
[もらったレーションに口を付けつつ、相手の人となりをさっと観察する。]
(レオンハルト…辺境の飛ばされ組か。
典型的な叩き上げっぽいな。
手配が間に合ってないのは、上の息がかかってないからか…)
[電子ノートを受け取りながら、苦笑混じりに肩をすくめる。]
…艦長!ってガラでもないんですがね。
何せクレメンス少将も良いお年で、怪我の治りも遅いもので。
まあ、死なない程度にはやってみますよ。
(地位に固執してないのは、面倒事が一つ減ってありがたい)
[そんなことを思いながら、最後の軽口に真顔で答え。]
…その点に関しては、ホントに残念ですよ。
麗しき上官殿なら、やる気200%アップだったんですがねぇ。
[冗談めかして、敬礼した。]*
グレートヒェン・ミツル…
…いえ、嬢ちゃんで構いません。ここではですけど。
どうぞ召し上がってください。
少し甘めにしておりますので殿方のお口に合えば良いのですが。
[近しい者以外で公私で切り替えができる程器用ではない。が、今は訂正を諦めることにした。
あまり畏まって気を遣われるのも本意ではない。]
陛下の愚痴?
……でしたらいつでもお伺いしますのに?
[二人が何の話をしていたのかは知る由もない。シロウに手招きされるままおずおずと座り二人を眺める。
どうやら会話のネタが軍議の類でないことを悟れば、更に僅かに表情も崩れたか]
[極秘回線を開くと、アレクシスの率いた艦隊の情報が入ってきた。
――兵力差と状況を考えれば、彼の艦隊運用は実に巧みであった。
損害等の報告を眺めつつ、こちらの状況を伝えるべく、コンソールを叩く。差出人の階級がおかしな事になっていることに、少将は気づくだろうか]
……署名に謎の恥ずかしさが付きまとうな。
武勲でも立てれば、払拭されるかな?
[容易ではない事を無造作に呟きつつ。
脳裏には、とあるエリアでの実戦の光景が蘇っていた。
かつて、共和国の艦隊と共に、宙賊を掃討したことがあったのだ]
[>>179 >>180
特段打ち合わせをしたわけでもないのに、ひどく動きやすかった事を覚えている。
あれはおそらく、彼が不慣れなこちらにあわせて動いてくれたのだろう。
当時は、王国と連邦、'中立'エリアが偽りなく残っていた。
多少の小競り合いはあったが、互いに限度を心得ていた頃―――]
……トーマス・ザトゥルン大佐。
お元気だろうか。
こうなる前にお会いして、教えを乞いたかったものだ。
[冷戦状態の両国で、そんなことが実現したはずはないのだが。仮に実現したとすれば、その手腕は彼の国に向けられる事になっただろう。
……まあ、逆にこちらの癖を読まれて、勝負にさせてもらえない気もするが]
[並べられた紅茶とケーキ。
先に手に付けたのは紅茶だった。
カップを口に運んで紅茶を含み、喉を潤す]
公の場以外で3人揃うのは久々だな。
軍事指導してた時以来になるか?
[それ以降となると、女王の即位やグレートヒェンの兄のことだけでなく、シロウ自身の昇級等もあってあまり時間は取れて居なかった]
/*
こちらの状況を〜 とか
適当なタイミングで現れる〜 とか
色々確定させないようにしている俺です。こんばんみ。
腰が痛いです。寝ようか……
ぁ……面目次第もございません。
[王女の言葉と視線に>>*37申し訳なさそうに赤面する。
と言ってもどう接すればいいのか? 砕けた物の言い様は士官学校で仲の良かった者にしか使ったこともなく……いやもう一人いたにはいたが、それは“なかったこと”になっている。]
リラクゼーションですか……
[肩でももんで差し上げるべきなのだろうか? いやいやそういうものではないのだろう。ではいったいどうすれば……巡る思いに、ものすごく困ったように目が泳ぐ]
ははは、ありがとよ。
[訂正を諦めるような言葉>>*38に笑って感謝を紡いでおいた。
公私の切り替えを必要としないシロウがこのように呼ぶ相手はほとんど居ないことに相手は気付いているだろうか。
相手はどうだか分からないが、そう呼ぶくらいには近しい者であるとシロウは認識している]
[尚、訂正されたところで完全には直らないため、グレートヒェンが気にしていることは恐らく起きることは無いだろう]
[愚痴については、そうそう、と相槌を打って、勧められたザッハトルテをフォークで切り分け口に運ぶ]
ん、美味い。
[グレートヒェンの言う通り甘めではあったが、忌避するほどではない。
短く感想を紡いだ後に紅茶を口に含むと、甘さが丁度良く緩和された]
ふふ、その都合をつけてくるであろう。
そなたの働き、期待しておる。
[無茶な要求ではある――が、艦隊を任せても総旗艦から離れた任務を滅多に与えないのは、本当にどこか期待しているのかもしれない]
遠い過去であるし、余の封じた記憶の中の風景である――が、やはり3人揃ってこうしているのは良いものであるな。
[シロウに釣られるように喉を温めれば、今この場をそう評した]
それは随分前になりますね。
[シロウの言葉に>>*39宙を眺める。
父の元艦隊勤務に従事しだした頃だったか、縁あって軍事指導を王女と共に受ける機会を何度か得ただろうか?
それだけ父も彼の腕を買っていたのだろう。また、王女への指導に娘を一緒させられるくらいにはアマツキ家との繋がりはあったのかもしれない]
あ、はい! 陛下。
私に出来ることでしたらなんなりと仰ってください!
[在りし日に思いを巡らせていたら休息の件に戻ったらしい。シロウの言葉に>>*40慌てたように身を乗り出した]
/*
………
これは単独出撃は無理かwwwwww
まぁ戦艦指揮が主なんだから、戦闘機はまず乗れないよな、うん。
白兵戦はしてみたかったところなんだが、まぁ良いか。
相手が乗り込んでくる場合はある。
そうじゃな……グレーテが元気に明るく余に接してくれることが何よりの薬じゃ。
そなたが哀しい顔をしているとき、おそらく余が何かしら間違っているのであろう。
[困惑するグレーテに助け舟を出すかのように。
ただ、リラクゼーションという単語が木霊して来ると自分でも思いを馳せて――同じく、もうひとりいたのだが……同じく"なかったこと"になっている。
紛らわすようにザッハトルテを口に運び――]
うむ、これは良い働きである。
[勉強疲れとかすかな悩みを吹き飛ばす甘味に喜んだ]
― 戦艦シュバルツ ―
以上の交戦において、ヴィーラα
[全体損傷を確認し、整備の手配をして。
報告書を書き終えると、最新の軍広報を読みにいった]
ロー・シェン・フェン少佐が、艦長代理。
……あの人の船かあ。
[ちょうど他にも女性士官がいて。
ハーレム艦じゃないでしょうね、という言葉に小さく吹き出す]
今はまだ代理ですから無理じゃないですか。
正式に昇格されたら、どうでしょうね。
[本人に聞く機会はあるだろうかと、ぼんやり思った**]
了解しました。
では、被害のない艦は合流して再編いたします。
……陛下の元へですか?
はい、畏まりました。
[やがて王国軍と合流すれば、
指示通りWillem-Iに乗艦して、女王に*拝謁した*>>312]
元気に明るく…ですか?
それは勿論。
あ…陛下が間違ってるとかそんなことは全くありません。
ありませんから。
[性格や立場的に元気はともかく明るくというのは確かにあまり見せてはいなかっただろう。というか、年より幼く見られがちな見た目のに少なからぬコンプレックスを持っていた手前、しかめっ面が多かったはずだ。]
あ、明るくですね!
[にぃっと口元を締めて笑ってみる。
努めての笑みで、どこかぎこちなさは残っただろう。当の本人も自覚している。
ただまあ精一杯笑ってみせる様は…やはり年より遙かに幼く見えたことだろうと…少し恥ずかしかった]
/*
>メモ
亡命が二年前というのを見落としてました…。
というか脳内が5年とか謎変換を(汗
2年前だと卒業後の話になってしまうなと。
こちらが1年卒業年齢高くしてもいいのですが、そうすると戦闘機乗りとしての経験が浅すぎることにもなりそうで。
こっちから振ったのに我侭言い出してごめんなさい。
うん。頭リセットしてきます。明日はもっと頑張る…!
封じた記憶か…。
[小さく繰り返し、一度瞑目する。
どのような思いでそうしているのかまでは知らないが、それを聞いて去来したやや寂しい感情を心の奥へと押し込む]
一度に女子二人に軍事指導する羽目になるとは思ってなかったな、あの時は。
陛下に指導することになっただけでも驚きだったのに。
[軍事指導の任を受けることとなった背景に、アマツキ家当主の介入があったのだが、それを知るのは極僅か。
グレートヒェンも共に、と彼の父に頼まれ、受けるようにと勧めたのもアマツキ家当主だった]
各艦隊の支援機の帰投が済み次第、被害状況の報告を纏めて本隊と少佐に提出しておけ。
俺への報告は後でいい。
[機体の大まかな損傷や、怪我人の報告を受けながら前哨戦を終えた艦を帰投させるべく指示を出すと後は用が済んだとばかりに、ブリッジを後にする。]
最前線、やっぱ違うな。
[自軍の右翼左翼、それに遊撃。そして敵の動きなど、辺境での自軍、小競り合いの相手とは格がまるで違った。身体に纏わりついた錆が動きを鈍くしているように思える。]
……あー、やだやだ。
面倒事は少佐に任せてしまうかねえ。
[挨拶を交わした限り>>313は、ただの亡命少佐には見えなかった。殊更冷遇されていたのは機会を得ないだけならば、得させてしまえばいい。]
野心があるなら、俺が楽ができるしな。
[彼の女性士官に対する素行を思い出し、自分の若かりし頃を思う。他人の事等ろくに考えた事などなかった。ただ闇雲に前へ進んでいた。駆け足で駆け上がり、早足で上り詰めることしか頭になかった。]
(はぁ……。)
……若い連中でも見に行くとするか。
[様子見に近い前哨戦を彼らがどう感じているのか、空気を直に感じ取るためにデッキの方へと覗きに行った。**]
教え上手で理に適い、余に気後れせず、かつ無礼を働かず、将来的にも信頼の置ける人物を――とは人選に軽い注文をつけた憶えがあるぞ?
どう選ばれたのかは知らぬが、そなたが来たことには今も感謝している。
[人脈づくりのための政治工作等があったにせよ、女王にとっては望みどおりの師を得たとは今でも疑いようのない真実であった]
ふふ、グレーテはそのほうが良い。
覇王に仕える者が厳しい顔である必要など無い。
……。
…………無理はせずとも良いぞ?
[いちおうリミッターだけかけておいて、微笑んだ。^**]
はは、俺の指導で拙いことになってないならそれで良い。
俺も滅多に無い経験をさせてもらった。
[このように近臣になれたことは、兄であるアマツキ家当主にとって予想外なことだったろう。
あわよくば、とは考えて居ただろうが、実現するとは思っていなかったはずだ。
シロウ自身、このようになれたことに最初は驚きを隠せなかった]
『中佐! シュバルツより通信が入っております』
[スヴァローグに回線を繋げるよう命じようとした矢先、
オペレーターが別の相手からの着信>>295を告げた]
ああ、こちらに繋いでください。
[回線が開くと、柔和な青年が映像の向こうで微笑んでいた。
ゲルト総司令も肩書きを想像させない容姿だが、
類は友を呼ぶ…のだろうか。
映像の彼もまた少将という雰囲気のしない気さくな外見である。
私服姿であれば、雑踏にすんなり溶け込みそうだ。
既にその外見的特性を任務>>0:24に生かしている(?)という事実は流石に知らない]
[その相手の眼差しが、挨拶よりも何よりも先に小さく見開かれる>>296。
…程度は、ほんの僅か。
だが、こういう反応に慣れた自分にとっては、気づくに充分な量だ。
別に今更どうこう言うこともない。
慣れと諦め、心を薙ぐ苦い笑み。それだけのことだ]
お疲れ様です。
こちら、ラートリー・イクリプス中佐です。
ご丁寧に連絡をどうも。
自分こそ、そちらの的確な運用に助けられました。
確か…あのザトゥルン大佐の直伝でしたか?
此方も撤収作業が完了次第、帰投の予定です。
ええ、そうですね。
また後ほど御挨拶に伺いたいと思います。
ところで…ゲルト総司令への報告は既にお済みですか?
[訊ねたのは、半ば確信があってのことだった。
何故ならフランツ少将が自分に先に連絡する理由がないからだ。
――しかもその内容は挨拶ときている。
そして報告が既に為されているのであれば、
ゲルト総司令に無理に出てきてもらわなくてもいい。
これを確認したかった。
まあ、つまり結論を言えば。
ゲルト総司令が、またさっさと寝ているんじゃないかという予想の為の問いだった]
― 重武装航宙母艦レントゥス ―
[アレクシスからWillem-Iへと通信が入って少しして。
レントゥスにも先遣隊帰投の報が入る]
無事だったか。
どれ、戻って来たら立役者の顔でも拝むとするかね。
[レントゥスの指揮は一時的に副官へと任せて、シロウは用意されたシャトルに乗り一足先にWillem-Iへと移る。
アレクシスが戻って来たなら、労いの言葉の一つでも掛けることに*なるだろう*]
[報告済みとの言質が得られれば、通信を終えて、
今度こそスヴァローグに回線を繋ぐ]
総司令はおやすみですか?
[ゲルト総司令の麾下の経験が長いだけに、この手のことは慣れていた]
ああ、起こさなくて構いません。
イクリプス中佐からも、
バルテン少将と同様の報告――敵全軍の撤退確認と、艦隊を後方に下げる旨――があったと、
お目覚めになった時にお伝えください。
既にバルテン少将から報告が入っていたようでしたので、叩き起こすのは省略しました、と。
[通信を切ったラートリーの脳裏に浮かんだのは、
昼寝魔のゲルトに向かって以前言い放った言葉>>263だ。
ゲルトの力量そのものは信頼も尊敬もしているものの、
その態度は時々余計な口を挟みたくなってしまう。
向こうは口煩い奴とでも思っているのだろうが、]
まあ、1人くらい麾下にこういう奴がいてもいいんじゃないんですか。
[しれっと開き直るようになって今に至る]
閣下の指導は貴重な財産です。
[王女の希望>>*50で自身に関係があるとすれば、教え上手で理に適う部分のみだけだが、それだけでも得難い経験を貰ったと思っている。士官学校では格闘戦術に次いで艦隊戦術に自信を持っていたにもかかわらず、彼の指導で井の中の蛙というものを痛感させられた。これが机上と実践の感覚の違いというものなのだろうか?
井の中の蛙という点では、王女自身のセンスにも驚かされたか?
同年相手には負けぬと自信を持っていたはずが、何度も驚かされた。
これが天賦の才というものなのかと彼女に畏敬の念を抱いたのもこの時からだ。]
それに陛下の才覚を間近で拝見できたことも……
[そして、なにより当の女王陛下と肩を並べる機会は常ならばあり得るはずもなく、それもまた財産となっていた。
数日前王宮でお目にかかった王女とまさかこんなところでと、にわかに信じられない気分で指導に臨んだことは、今でも記憶に残っていた。
間近で王女の才を見ることができたからこそ忠心を抱き、尊敬と共に全幅の信頼を持てているのは間違いない。
必要以上に王家に取り入るような真似は父の性格を考えればあまり似つかわしくない。それなのにこうなったのは、アマツキの当主に対して何か思惑でもあったのだろうか? 推し量ることはできなかったが、今こうして近臣としてここにいられるのも、全てではないにせよあの時のことがあってのことだろう。]
陛下がそう仰ってくださるのなら、無理にはなりません。
陛下の安らぎの一助となれるのは私にとっての僥倖ですから。
[流石に公の場でにこにこしてばかりはいられないだろうが、少なくとも気むずかしい顔は控えようと心に決める。]
もう少し練習が必要かもしれませんが……
[気恥ずかしさを多分に含みながらクスリと笑う]**
ああ、そうだ。
先程の敵艦を率いた将の名前は分かりますか?
『アレクシス・フォン・ハイツマン、軍位は少将ですね』
成る程…敵軍の有能な将官の名、覚えておきましょう。
おそらくまた手合わせする機会もあるでしょうし、ね。
[厄介な相手だが、これからを思えば対立しない訳にもゆくまい]
しかし…王国にはあの少将級の将校がわんさか居るんですかね。
やれ、まだまだ大変な日々は続きそうです。
[嘆息して、ささやかな気分転換にと近くの者に珈琲を注文した**]
――回想:長く暗い通路――
[ブリッジを後にしながら。]
…これで何人目の「上官殿」か。
器用に立ち回るようになったもんだ。俺も。
[自嘲を込めてつぶやく。]
─ ??? ─
ローズマリー・リク・アルディヴァーグ中尉。
これがその戦闘機免状だ。
女王陛下御自らの免状故、戦闘機の操縦運営上貴官の行動においてその自由は保証される。
貴官の上司、また配属部署には伝達してあるが、もし行動の自由が阻害されることがあればこちらに伝えてくれ。
早急に対処の方を行うことを約束しよう。
尚、特例の類になるので有事の際は携帯してくれることを望む。以上だ。質問は?
[免状の発行に際し呼び出した先で、私は淡々と免状の説明を告げる。
戦闘機の単独飛行はそう多い事象でないにせよ、ほぼ現場の判断で行えるものと思っていた。
わざわざこのような免状を持たねばならないということは、なんらかの理由でつっぱねられていたのだろう。
流石に短い期間で調べ上げる余裕はなかったが、その代わりに免状の手配を急がせることにした。
最速で手配したのは相手がローズマリーであったというのもあったのだが、これで彼女の行動を阻むのなら、女王に刃向かうに等しき行動となるだろう]
無茶しないでよ?
[きりりと気むずかしそうな表情だったのは儀礼を経て免状を彼女に託す時まで。
それが終わった途端、軍務においては見せることがない表情で心配そうに常磐色の眸を覗き込む。]
調査隊の一件でイーゼルにいたのでしょう?
無事に戻ってこられてほっとしたわ。
……うん。無事で良かった。
えと……久しぶり。
[覗き込んだまま、安堵の溜息と共に目を細める]*
― 王国軍基地:某所 ―
[思わぬ形で女王との謁見を果たしたのち、宴は幕を下ろし。
総旗艦Willem-Iに続き、率いるスペルブーケ小艦隊も出撃の準備に取り掛かる。
―――…よりも僅か前のこと。]
直々の免状とのこと、その光栄を謹んで拝領致しますわ。
グレートヒェン=ドラクスラー=ミツルギ補佐官。
質問… ひとつ。
もしもこの免状で権利を行使して万一のことが起きた場合も、その責は誰にも問われることはない という認識で良ろしいですか?
[そう問いながら、両手で受け取った免状を身分証明IDと共に胸元に収めて。そうして、ふと友に微笑みかける。
事務的な淡々とした口調から、常の声色への変化を捉えたため。]
ふふ。そんな表情しないで頂戴、グレーテ。
無茶は十八番… なんて冗談を言ったら怒られてしまうかしら。
…大丈夫よ。普段は小隊指揮に務めるつもりで、これはいざという時の為のものですの。
許可が下りなかったのは、ね。
以前あなたにもお話した通り、わたしの父が今の上官と親しいからで… いい年なのに、心配性なのですわ。
[正確には本当の父親からの働きかけだろう、とは心の内で。
“養父”が血の繋がった父とされているこの国では、口が裂けても出生を語ることは出来ない。それは自らの命を脅かすことにも、庇護下に置いてくれた人のありとあらゆるものを失墜させることに繋がりかねないためだ。
彼女だけでなく、同期の友人であるコンラートにも同じなのだった。今でこそ慣れたものの、少し深い話をしようとすると必ず突き当たる柵。友人達に秘密を抱くのは心痛むけれど…彼女には、此度の申願についての説明に心を砕く必要があった。]
ありがとう。お陰様で無事に戻れました。
あの時、イーゼルを諦める判断しか出来ないのかと迷ったの。
わたしだけでも残るべきかとも考えた、けれど――…
[少し遠くを見るように、窓の外に一度瞳を向けて]
…、陛下のご判断が素晴らしかったからですわ。
[言葉を切って、見慣れた瞳と自分の瞳とを合わせる。
おんなじ様に細めて、すこし首を傾けた。]
でも、ほんとうに…ほんとうに久し振りね。
きちんとお話が出来るのは…確か、そう、 お兄様の、
[彼女の悲しみが余りに深かったこと、記憶に遠くない。
数年が過ぎた今でも口にし難く、続く言葉は音にならぬまま噤まれた。]
[ふたつの黒い式服の裾が、風に翻る。
グレートヒェンの兄に当たるヘイゼル氏は、友人としての付き合いが始まった頃から自分にとっても知らぬ人ではなくて。
訃報を耳にした時は、その日の予定を反故にしてでも急ぎ駆けつけたのを覚えている。
葬儀を終えた後、ふたり並んで語り合ったのだった。
グレートヒェンの背を撫でて、人口庭園に投影された青空を見上げて。
生前の思い出。これからのこと。
ヘイゼルの親しくしていたご友人達のこと。それから――…]
[首をひとつ横に振れば、過去は掻き消える。
語るべきは過去でなく、先のこと、今のこと。]
――…グレーテはきっと、今まで以上に忙しくなるのでしょうね。
「無茶しないで」に代わって、「無理しないで」って、言わせて。
こうやってぷすっと釘でも刺しておかないと、あなたは頑張り屋さんだから心配なのですわ。
[免状の手配も交付も担当の部下に任せておけば良いものを、そうはせず直接手渡しに来てくれた友人の額に、ぴたりと指先揃えた掌の先を押しあてた。*]
― スペルブーケ小艦隊旗艦:Aldebaran ―
スペルブーケ小艦隊はこれよりイーゼル星系に向け航行に入ります。全兵速やかに配置に着くよう。
[端末の片隅に流れ続ける膨大な量のデータへと目を通しながら、回線を通し通達を行う。
心なし早口ではあったが、声の調子はどこかのんびりと。
有事と区別はしても、出立だけは常と変わらぬよう心がけて。]
発進は三機、鏃隊列を崩さぬように総旗艦の後背に付きます。
指揮はアルデバラン艇、――変更無し。
遊撃隊の戦闘機は小隊ごとに各機格納済みですの。
大丈夫だとは思うけれど、間違わないように気をつけて下さいませね。
うっかりさんがいても、先行軍と合流するまでは愛機と離れ離れになってしまいますから。
……エルナトI、エルナトIIの報告を受信。
主砲、計器共に異常なし確認。
それでは、Willem-Iに倣い前進。
[スペルブーケは平時は直属の上官の指揮下にある幾つかの「小艦隊」のひとつ。
アルデバラン艇は自分の管轄下にある。
といっても、端末の確認と細かな指示が多く、実戦で連携指揮を執るのは初めてのこと。表情に緊張は隠せない。
摂り損ねた食事をと部下がトレーを運んで来たけれど、とても喉を通る気がしなかった。熱いハーブティを口にして、ほうっと息を吐いた。
先導隊が総旗艦への帰投を完了したと連絡が入るまでは、端末の前でじっとモニタを見上げて*いる*]
― 回想 ―
[>>77じとめしてたら、相手からあっさり謝罪をされたので、眉間の皺は回避される。
が、相手の微妙な反応に、今度は逆にこっちが微妙首をかしげた。]
あれ、私そんなにヘンな顔してたかな…。
[すぐに上官に怒鳴られ、その場を離れた為それについて問う事はできなかったが。
呟いていると、整備士仲間が歩きながら、
「黒か赤じゃね?」「白は無いな。」と口々に反応していて
何の話だっけと、反応は一拍遅れた。]
― 回想 ―
[思い出すと―――顔を真っ赤にしながら。]
馬鹿っ、そういうの、女の子がいる前で言わないでよっ。
[こぶしを振りかざし追いたてて、整備士たちは持ち場へと戻っていった。
遠くで父親が盛大にくしゃみしていたなどとは露知らず*]
― 回想・イーゼル上空攻防前 ―
[片付けが終わった後は、小休憩を貰い暫くの間身体を休めていた。]
(かりかりかりかりかり…。)
[はずもなく。
空いた時間に再びペンを取り紙に描き殴るように人の姿を描き込んでいた。
前に描き掛けていた人物の続きではなく、今は新しい人物画を紙に描いている。
時折指を使い薄い色を伸ばし、重ね、何度も塗りこめ深みを増す。
ただの白黒でしか描かれきれない人物は、一気に出来上がった。
その靡く髪の毛一本からは、うっすら色が見えるように繊細に。
どこか意思強く見える瞳は、髪と同じく薄い色。
描いたのは、一度顔を見ただけの男、ゲルト・マサリクだった。
当人より幾分凛々しく描かれているのは、それが自分が見て切り取った場面が、希望を与えてくれるような輝く物だったからに他ならない。]
― 回想・イーゼル上空攻防前 ―
[同僚らからの「またやってる」の声など気にも留めず。
出来栄えに満足げに微笑むとポケットにしまう。
一度目にし、記憶に焼き付けられた物を描くのは得意で。
だから人物画や風景画への評価は特に高かった。
だが本当に描きたい物、仕事にしたい絵は他にある。
それなのに、本当に描きたい物は、ちっとも上手にならなかった。]
― 回想 ―
『これを君が描いたのか。上手いなあ…!』
[>>107そう褒められた時、頬を高揚させて無邪気に喜んだ。
でも特に気に入られたのが、当時女の子の間で流行していた、マスコットキャラクターの『ラビットラッド』、といういかにも女の子うけしそうなふわふわで甘い絵柄だったので、ちょっと驚いたが。
その絵はいつもの絵とは違い、気晴らしと練習兼ねて描いた、ただ“真似ただけ”の物で。
あんまり気に入ってくれたように見えたから、思わずあげると言ってしまったけれど、自分としては満足できた物ではなくて。
後日、改めてフランツの似顔絵をプレゼントしようと描いたのだが、何かとタイミングが悪かったりして結局渡せなかった。
当時の出来事を思い出すと、淡い憧れとちょっとした苦味が甦る。]
― 回想 ―
[まだフランツと出会ったり、父親が左遷されるずっと前。子供のころ。
少し年の離れた弟が生まれた時、弟のお守りが自分の仕事だった。
その時沢山の絵本を読み聞かせて、触れて―――
『絵本作家になりたい』
そう思ったのは、軍学校に入る前のこと。
ただその夢をかなえるためには、致命的な欠点があった。]
/*
当人より幾分凛々しくの部分が、涙誘われるねww
ふふ。いいなぁ。
[見てました]
[これからどうしようか悩み中なうです]
― 回想 ―
[一度でも見たもの、風景や人物を描くのは得意だった。
だけれど、見た事もない想像上の産物や、子供向けにデフォルメチックにしたものなんかを描くのが壊滅的に下手くそで。
何せウサギを描けば三連団子に、お菓子の家はただクッキーが並んでいるだけの何かという、別の方向で評価受けそうな代物に成り果てるのだ。
練習する為時折描く事もあるのだが、少し前に描いたウサギに犬も、大した成長がみられない。
技術が無いのに描けない。つまるところ自分の性格か意識の問題で。
生来の癖に近いそれは直る兆しが見られない。
文才は並よりやや下だから、絵柄でどうにかするしかないのに。
自分の才能では将来がふあんになるほど、絵本作家には向いていなかった。]
― 回想 ―
[そんな事情を知らない人からは「絵描きにならないのか?」と聞かれた事がある。返事は曖昧なものだっただろう。
考えた事もあったのだが、昔あるコンクールに出して高い評価を得た大事な絵が、主催者側の手違いで行方不明になって以来、そういう場所に絵を出すことを厭うようになっていた。
ある種の転機になったともいえるその絵は、昔両親とシャトルで他の星に旅行に行った時に、目に焼きついた景色を思い出しながら、等身大より大きなキャンバスに、青い母星を描いたもの。
タイトルは『孤独なルー』という。
なぜそんなタイトルにしたかは、当人だけの秘密だった*]
/*
いくらなんでも戦力差このままなのはあれだから
ヴィラーの20000は呼び寄せた方がいいかな。
イーゼルでは一戦して負ける形で撤退するつもりではいるけど
(↑PC思考)
あんまり戦力差ある形で負けると、向こうがすっきりしないかも。
(↑PL思考)
主星の10000はそのまま置いておくとして、
ヴィラーの20000を、援軍が来るぞという形でゆっくり進撃、
各地から5000をイーゼル方面軍に糾合して、20000で当たる……
うーん。それでも、見えてる分だけで敵の半分か。
細かいこと考えずに、全軍で行く方がいいかな。
[戦闘中何度かそわそわすることはあったけれど、緊急招集がかけられない限り、待機場所からは動かなかった。
連続勤務は効率が落ちるし、いざという時に困るんだぞ、ちゃんと休め…的な事を言ったのは、軍属してややはりきりすぎている感のある娘に対する、父なりの心配と苦言だったのだろう。
休憩中に絵を描いているのだから、しっかり守っているとは言い難いが。
そんな事をしてる間に、戦闘状態終了の放送が流れ、今度こそ召集がかけられた。]
さ、私たちの仕事はこれからだね。
[無論一部の整備兵は、戦闘中もあわただしく動いていたのだろうが。
同じく休憩していた仲間らと共に持ち場へと向かった。]
[破損艦多数。とはいえ思っていたよりは少ない方だろう。
それはこの戦闘は決して負けてはいなかったというしるしにもなり、整備兵たちの意気も上がる。
ふと整備リストを見ると、知った名前が見えた。]
あーっ、ユーリエさん、早速壊したんだ。
暫く名前聞かないとおもったのになぁ…。
[リスト常連である女性仕官の事を思い出して、こっそり笑った*]
[とくに陣形らしきものもなく散開していた遊撃艦隊はイーゼルに向けて徐々に編成を組み直しつつ移動する。
故障した艦のいくつかは曳航を余儀なくされていたが、急がせる場面でもない。]
女房と整備兵を怒らせると我が身に跳ね返ってくるモンがデカいからなぁ。
[恋愛結婚の妻と整備兵の娘をもつ男の実感。]
[イーゼルが近づくと、トーマスはゲルトに会いにゆくために身支度を整えた。
愛用の小型鋏で髭を整え、固い髪にも櫛をいれる。]
襟足が伸びたな。
ローレルに会えたら刈ってもらうか。
当番兵にやらせるのも悪くはないが、やはりローレルの器用さには敵わんからな。
[ゲルトへ申し込んだ面会の理由は「辞令の公式交付」としてあるが、画面越しではなく会っておきたいというのが本音だ。
マサリク首相の三男、というプロフィールくらいは知っている。
宣戦布告演説も聞いた。
艦隊運用の手並みも見た。
あとは、「性根」を掴みたい。]
「喧嘩」のできる男かどうか、 をな。
[マオルヴルフを副艦長に委任し、小型艇でゲルトの旗艦へ向かう。]
…ほう、こいつがスヴァローグ。
[仰ぎ見る深紅の船体はどこか太古の生き物を思わせた。]
色は総司令官の趣味かね?
/*
トーマスのメモ、ずっと「BABAの絵」になってるんだが、突っ込むべきなのかなぁ(
発言ではちゃんと「PAPAの絵」になってたんだけどな。
だいじょうぶ。
これで下がるような士気なら最初から無いって。
[突っ込みに、うにゃむにゃくてりと寝言混じりの声を返す。
すうすう、と寝息まで入っていた、かも*]
持つべきものは、優秀で気遣いのできる部下だよね。
[なんて言っているそばから、オペレーターに
―――呆れられているだけの可能性もありますが。
なんて言われて、少々凹んだけれども。]
『それと総司令。
本艦にザトゥルン大佐がお見えになるそうです。
もうまもなくシャトルが本艦に到着すると
先ほど報せがありました。』
[続けて伝えられた内容に、飛び跳ねて起きあがる。]
それは、早く言ってくれないと困る。
あの、鉄拳艦長だよ?
寝ていたらなんて言われるか…!
[慌てて身支度を整え、艦橋の出入り口へ向かう。]
大佐が到着したら、作戦会議室に来てもらって。
私は先に行っている。
[連絡事項を投げておいて、足早に艦橋を出て行った。]
――イーゼル星域・戦闘前――
[自軍の情報を眺めつつ、開戦の時を待つ。]
右翼は…おー、愛しのラートリーじゃん♪元気してっかな。
真ん中めんどくせーし、こっち行っちまうか?はは♪
左はバルテン…?あー……
[見知った顔を思い出して、苦笑を浮かべる。]
…こっちはピンチになっても助けねーことにしよ。
で、遊撃にマオルヴルフ…オヤジの船か。
これ、フツウ探査船にやらせる任務じゃねーだろ。
けど…
[手を口元にあて、少し考える。]
…オヤジの腕があれば、こなせるな。で、無駄がない。
その辺見えた上でやってるなら、あの総司令…やっぱちょいと違う匂いがするな。*
― 作戦会議室 ―
[スヴァローグの外形は、おおよそ標準の戦艦と同じだった。
ただし、内装・装備は指揮艦としての役割に特化している。
強化された通信設備、膨大な情報を処理する演算機器、
通信妨害された場合にも円滑な連絡が行われるようにと
搭載されている、何機もの連絡シャトル。
戦場と言わず、全宇宙からの軍事情報を
一元的に管理、閲覧できる端末を備えた作戦会議室は、
まさにスヴァローグの中枢と言ってもいい。
その作戦会議室で、様々な情報を眺めながら
総司令はザトゥルン大佐の到着を待っていた。]
――イーゼル星域・戦闘中――
『誰よりも速く!何処よりも先に、だ!』>>212
[指揮するレオンハルトの威勢の良い激が、逆に自身の神経を冷めさせて行く。]
…そこは誰よりも速く、何処よりも先に「撃たれる」位置でもあるんだぜ、上官殿。
やる気満々、だねぇ。
こりゃ生粋の戦好きだな。
ま、今はお手並み拝見と行くか。
[上官が座らないのを良い事に、星図を観るフリをしてカードを引く。]
EからKへ展開。
損害は…こんなもんか。
タイミングは昼過ぎ。
女王陛下の夕べの衣装は パレオの水着 、と。
[一見、カードに従っただけの乱雑なシミュレーションが、不思議と的確な形をなぞって行く。]
『斉射!』>>215
[始まりを告げる声に顔を上げ。]
…ビンゴ。
戦勘はさすが。司令との波長も合ってる。
あとは、引き際を心得ててくれりゃ楽だがな…
[オフェンシブな上官の動きを悟り。
早々に撤退と逃げ道の計算をすべく、両陣の情報を広げた。]*
― 連邦軍旗艦スヴァローグ号 作戦会議室 ―
[到着すれば手際良く作戦会議室へと案内される。
数多の情報の集積するそこは連合艦隊の脳幹とも呼ぶべき場所だ。
そこで面会するとの指示は、ゲルトからの充分な信用を感じさせた。]
マオルヴルフ号艦長、トーマス・ザトゥルン大佐 入ります。
― 航宙母艦ヴァルフィッシュ ―
ヒルシュケーファ各隊の今回の損害は、以上。
待機人員と予備機からの補充の後、一部人員を再編。
再編後の名簿は、次の作戦行動前には提出します。
[被害状況のチェックと、それを纏めた文書の作成、提出。
そんな事務仕事が一段落すると、は、とひとつ息をはいた]
……しっかし、まあ。
前回よりも損害率が上がっちまったのは、仕方ないって言えば、仕方ないんだろうな。
あの規模に慣れてないのも、多かったし。
[これまでの出撃は、小競り合いや反乱鎮圧、宙賊討伐などの比較的小規模な戦闘が多かった。
大規模な艦隊の砲火をすり抜けて飛ぶ、というのに不慣れなものもいる。
自重は促したものの、上がりすぎたテンションのままに突っ込んだものもいたらしい]
「それでも、上出来な方だと思いますよ、ケーファも、ヒルシュケーファも」
[ぼやくような口調に、事務方の士官は笑いながらこんな言葉を返してくる]
そりゃどうも。
……ま、これから更に規模は拡大するだろうし。
アマツキの御大将も当然来るんだろ?
あちらの飛行隊に、遅れとりたかないしな……実地で慣らすわ。
「そう言えば大尉、最初はあちらへの配属話もあったんですよね」
ああ……ま、丁重にお断りさせてもらったけど。
「なんで、わざわざこっちこられたんです?」
ん?
まあ……何となく、かな。
[何気ない風の問いに、言葉を濁して返す。
彼の大将の気質は伝え聞いているし、幼い頃には『挨拶』の名目で父に連れられた先で、顔を合わせた機会もあったか。
もっとも、当時は重度の人見知りだったから、ろくに挨拶もせずに後ろに隠れていたが。
ともあれ、『今』の自分からすれば、彼の大将の下が「あわない」ということはないだろう、とも思ったのだが]
ま、あちらの水も合わない、ってことはなかったとは思うけど。
俺としては、こっちの方が居心地よく思えた、ってことでひとつ。
カブトムシ──エーヴァも、こっちの配属だったしね。
[冗談めかした口調で言うが、結局は、家の影響を受け難い環境を求めての選択肢。
こちらは助力を拒み、表面的には父も非干渉を通しているが、全く何もしていない、とは思い難かったから。
士官学校からの付き合いがあるケーファ・リーダーがこちらに配属される、と聞いていたのも大きかったのは確かだが]
「そういえば、甲虫隊長お二人は同期さんでしたか」
その言い方、やーめれって。
あ、それより、敵機のデータ照会頼みたい。
撤退間際にやりあった機体なんだけど、どこの所属かだけでも知っときたいから。
[忘れない内に、依頼をひとつ投げておく。
それに返された表情がケーファ・リーダーのそれと似ていたのに気づくと]
……なーにかなっ?
[にっこりわらった]
「い、いいえ、何でも。照会後、レポートを送ります。
ああ、そう言えば」
ん?
「調査隊の脱出が迅速に行えたのは、スペルブーケ小艦隊の尽力があったからだそうですよ」
へーえ……いい動きしたのがいたんだなあ、とは思っていたけど。
ま、ある意味、こっちも助けられたよな。
[話題を変えるためにか、唐突に振られた話。
先の話題を続けるのは、ある意味泥沼なので、こちらもさらりと乗って]
「ええ。
陣頭指揮を執られたのは、アルディヴァーグ中尉と仰いましたか」
……は?
アルディヴァーグ……って、まさか、ローズマリー・リク・アルディヴァーグ?
[直後、さらりと告げられた、覚えのある名にひっくり返った声を上げていた]
「……ええ、そうですが……大尉?」
……ん、ああ、何でもない。
知った名前だったんで、ちょっと驚いた。
[士官学校の同期であり、気軽に話せる存在、と捉えていた相手。
その名をこんな形で聞くとは思っていなかった。
その後、必要な事務事項についてのやり取りを幾つかした後、少しでも休むべく自室へと向かう]
……やれ、やれ。
ま、聞いた感じ、無事だったみたいだけど。
[自室へと戻る道すがら、小さく呟く]
……無茶するよなぁ、あいつも。
顔あわせる機会があったら、突っ込みのひとつも飛ばしとくか。
[無茶に関しては、お互い様だろう、とは。
一応、思っているのだが。*]
[名乗りに遅れず扉が開けば、ゲルトはすでに待っていた。
女王の対の指し手。
その外観的な第一印象はといえば、細い髪と薄い水色の目が子猫みたいだなとか。
懸垂は20回で根をあげるがぶら下がるだけならもういいというまでやっていそうだなとか。
わりととりとめないこと。]
――イーゼル星域・戦闘中――
あちらさんの先鋒はだーれだ?
ん?アレクシス…?あー…あのムナクソ悪いメガネか。
女王陛下万歳大好きなヤツ。
メガネはホント、ロクなもんじゃーねーな。
[王国軍を思い出し、あからさまに嫌悪の表情を浮かべる。]
…つっても、初っ端で万歳突撃するよーなヤツじゃねぇ。
ムカつくが、戦場を見る目はあった。
ってことは…先陣はまず様子見か?
[しかし強襲揚陸艦艇には、指揮官レオンハルトの激が飛び続ける。]
『この距離で沈む船はねぇ』>>279
嘘だー!
馬鹿言うなよ!
当たる距離ならどんな船だって沈む可能性があるぜ!
ちょ!?出過ぎだろ!
いや、この船なら正しい使い方なんだけどよ。
[修理したばかりの装甲が、バリアで受け切れない火線に次々とさらされて行く。]
実弾使う気かよ!
コイツ、マジもんの戦艦乗りだ。
おい准将、これ以上は…
[損害を叫ぼうとしたところで…待ちかねた命令が入ってきた。]
『戦列中央から徐々に後退』>>154
…おー、来た来た♪
悪いね准将。突撃はまたの機会な。
こんな序盤じゃ、壊した分だけ損なんだよ。
[素早く「後ろ過ぎず前面には出ず」の位置をキープし、後退を始める。]
…乗ってこねーな。
逆に下がるとは…これで包囲はほぼ無理か。
ち、あのメガネ、やっぱ見る目はあるな。
さて、次は…
[冷めた目をしながらも。
いつしか戦場の熱気に包まれて。]
― 作戦会議室 ―
[ザトゥルン大佐が到着したとの報せから間を置かず、
会議室へ入室のコールが入る。
いつもの、どこか抜けた空気に若干の緊張を加えて、
たたき上げの武官を出迎えるために立ち上がった。]
良く来てくれた、大佐。
急な転属要請に即応してくれたこと、嬉しく思う。
先の戦闘では、事前準備も無い部隊で、
あれだけの戦果を上げたのは、さすがだった。
[敬礼と、ねぎらいの言葉に続いて、手近な椅子を指し示す。]
『深追いはするな』>>232
そうそう、わかってるぜ司令殿。
今回は、オヤジの隊が一発入れられた時点でこっちの勝ちだ。
あとは如何に損害を出さないか、だぜ。
[不満そうな准将を横目でチラ見する。>>282
砲門を閉じさせる様子はなかったが…黙認した。]
座標軸を右翼に合わせろ。
前線維持しつつ後退。
今回、俺たちの出番はなしだな。
…おい、ちょっと何か飲むもんくれ。
[いまだにあちこちで瞬くフラッシュを見ながら、緩んでいた襟元を更に緩めた。]**
― 《ヴィーゼル》艦橋(Willem-Iに乗り込む前) ―
[総旗艦への通信を終えると、シートに深々と身体を埋める。
航行中の警戒はレーダーや小型衛星からの情報に
任せておけばいい。
ずっと気を張り詰めてばかりもいられないのが人間だ]
『閣下もお休みになられては』
[副官からの言葉に頷くと]
いつもの
[と命じる。
ほどなくして、ミルクと甘味料たっぷりの珈琲。
それにりんごのタルトが指揮卓の上に並んだ。
頭を働かすには糖分は必須だろ?と常々口にしているのだが、
その実、甘党なのを誤魔化しているだけなのだった]
/*
おはようさんでございます。
あーリエヴルグラ、今日もすっげえイケメソじゃないすか、やだー!!相変わらず超かっこいいぜ。たぎるぜ。
見れば見るほどこのグラ好きになるなぁ。
うゆたんのキャラは、ぱっと見も可愛い(かっこいい)んだけど、長い事一緒に遊んでると(目の前の入力部分のひだりにいるのをじっと見てると)、ますます素敵になってくるんだよね。
はーいけめんだわー…… ぱないわ……
しかし自分が入るとなんていうか、こう、萌えなくなるよなあ……
[自分が乗り込むと発生する、そこはかとない場の緊張の気配は「よくあること」なので気にしなかった。
初対面でつっかかってきたレオンハルトのような事例がむしろ珍しい。
あのやんちゃくれもいまや一児の父だというが… 閑話休題。
立ち上がって出迎えたゲルトに敬礼を返し、ねぎらいの言葉に白い歯を見せる。]
失望させずにすんだようでなによりです。
この作戦にあたって自分を引き抜いた理由はいずれお聞きしたいところですが、
まずは、そうですな──珈琲を。
[勧められた飲み物を選び、巨躯を椅子にどっかりとおろす。]
― 王国総旗艦 Willem-I ―
そうか、手続きは済んだか。
余の決定に不満がある者がいるならば、余に文句を言いに来れば良い。
――まず来ないが。
[女王が珍しく自分の採った措置の以後について気にしたのは、ローズマリーの恩賞要望――戦闘機乗りのロマンのようなものを理解しきれずどこか引っかかっていたせいであろうか。
グレーテからは直接取り計らった旨を聞かされたかどうかに関わらず、処置された報告に満足の表情を浮かべた。
ただ……
功ある者には恩賞は惜しまない。
才ある者には旧例に囚われず抜擢する。
女王は気前は良かったが、それが漏れなく行われるのは女王に至った場合の話であり――そうでない者はその恩恵にあずかることはできない。
『戦死するよりも特進した男』や『配置転換をゴリ押しした女』など、周囲の見方によっては著しく公平性を欠いているとも言えた。
女王は不平不満を携えて至って来た者には対応する腹積もりであったが、他人の成功を妬むような者が女王の前に生死を賭けて現れることは無く……結果として、王国内であっても潜在的には女王への心象が両極端になりつつあった。]
[被害のチェックで艦橋はまだ慌ただしい。
そのなかでマイペースに白手袋を脱いで優雅に珈琲を飲みながら、
どこまでも広がる音のない暗黒の世界に目を向ける]
こんなに広くとも、実際に使えるのはほんの僅か……。
[この針路も、先人がやっとの思いで探し当てた安全地帯なのだ。
など考えていると、アラームの音とともに極秘回線に通信が入る>>317
差出人は、輸送船の艦長であるアザーシュリング『少佐』
ディスプレイに表示されている重大な内容を、一度で頭に叩き込んで]
[綴られている署名に、驚きの声をあげてしまった。
何かの冗談かと一瞬思ったが、
確かに7千もの艦隊を率いるには少佐の階級では足らない。
ならば戦時特例というやつか。
聞いた本人は一体どんな顔をしたのだろうと想像すると、
笑ってしまった。
もう一度確認の為に読み返すと、その通信内容は完全消去した]
― 王国総旗艦 Willem-I ―
ハイツマンが来たか。
閣議は終了じゃ、通せ。
[御前会議で各部門や各艦隊での報告をまとめて受けていた女王は、アレクシスの帰還を聞けば即打ち切り、場を解散させた――迷惑な話であるが、女王の気まぐれなどいつもの話である。
アレクシスが総旗艦を訪れ拝謁したとき、本人のみであろうかそれとも誰か伴って来たろうか。
どちらにしても開けられた扉に現れた姿が遠くに見えたとき、王錫を握りなおす手と両足が、うず、と動きたそうに揺れることになる]
/*
あああーっと、これ忘れてた。
うゆきさん軍服ありがとう!(ぎゅむぎゅむ)
実はちょびっと実装を期待していたので、無理して書いてくださったのはすっごく嬉しかったのでした。
[間近で見る大佐のがっしりとした体躯と厳つい容貌は
資料写真で見るよりもなお威圧感に溢れていた。
とはいえ、無駄に威を振りまく人物ではないというのは、
穏やかな表情の端々に感じられる。
厳しくするにも、受け止めるにも、
全て、自己の信念に基づいて行うのだろう。]
それじゃ、珈琲と紅茶、ひとつずつ。
[ドリンクサーバーに声を掛ければ、
すぐに珈琲と紅茶が出てくる。
プラカップ入りのインスタント、という味気なさだったが++]
それでは、さっさと事務処理を済ませてしまおうか。
[珈琲を大佐に回し、自分は紅茶をひとくち啜ってから、
幾分、緊張の取れた顔で書類を用意する。
そもそも、緊張を持続させるのは苦手だった。]
これが今回の異動の、正式な辞令。
こっちが今作戦に於ける貴官の所轄部隊の書類と、
私からの一定範囲の作戦行動裁量権委譲の書類。
[未だに紙媒体で綴られているそれらの書類が意味するのは、
遊撃艦隊として、ある程度独自判断での行動を望むもの。]
実際に指揮してもらう艦隊数は5000。
機動力を重視して再編成させた部隊を、
今、ヴィラーにいる部隊から先発させている。
操船能力に関しては、大佐の満足いく者たちを集めたつもりだ。
他になにか必要なものがあれば申請してほしい。++
[ひと揃いの書類をテーブルに置き、大佐の目を見る。]
大佐の、これまでの戦績、
辺境地域での調査記録から、
この役割に、あなたが必要だと判断した。
受けてもらえるだろうか。
[命令ではなく依頼の形を取ったのは、
単なる年長者に対する礼というだけではなく、
尊敬すべき先達への敬意を含むものであった。//]
― 王国総旗艦 Willem-I ―
[小型のシャトルが、《ヴィーゼル》から《Willem-I》に音もなく滑りこむ。
シャトルの操縦手は別室待機させ、士官の案内に従って艦内を進む。
その足取りはさほど重くはなく、
この度の拝謁に過度の緊張をしていないことを物語っていた。
扉の前の兵の礼に軽く頷くと、それを合図に扉が開かれた。
見るなり王のほうから動き出しそうな気配に、
僅かに頬をゆるめ。
彼女の御前まで進むと片膝をつく]
陛下。
アレクシス・フォン・ハイツマン
ただいま戻りました。
― 王国総旗艦 Willem-I ―
[アレクシスが膝をつくさまを受けて、玉座から立ち上がる]
うむ、ご苦労であった。
任務を果たしてくれたこと嬉しく思う――余の忠臣としての責務を果たした栄誉については充分に讃えよう。
[そこで小さく頷いた後、王錫を手にしたままゆっくりと階段を降りて歩み寄りながら]
我が覇道の先陣としての、戦の報告とそなたの心情を聞こう――。
[威圧的な声は、誰を責めたものであろうか。
アレクシス当人か、それともこの場にいる全員の空気であろうか、あるいは抜擢した女王自身に向けてのものだろうか。
女王はアレクシスの5歩手前で立ち止まり、答えを待つ]
詳細は後ほど提出させていただきますが、
艦船およそ八百を失いました。
申し訳ございません。
[どれだけ被害を食い止めようとしても、
やはりゼロというわけにはいかない。
ただ、それを必要以上に謝罪するつもりもなかった]
実際に戦闘を行なって実感したものですが、
前面に展開した敵と、横あいからの別働隊の連携は
敵ながら見事でしたし、
撤退時に必要以上の深追いもありませんでした。
やはり噂通りに良く出来る司令のようです。
ゲルト・マサリクという男は。
[部屋内に響く威圧的な声は、
周りの空気を凍りつかせるには十分だったが、彼には届かない。
勝つつもりだったのなら、初めからもっと艦隊を出せばよい。
彼の認識はそのようなものだった]
/*
32文ロケットとかwwww ジョンBなにを言っているwwww
そこはライガーの一生に一度あったかなかったかのスターダストプレスを推すわw!
ふむぅ…陛下はYuunnさんなのかなぁ
シロウ閣下はえんじゅさんかしら?
[以前、地上勤務に回されていた時分に、マサリク首相の長男を指導したことがある。
あれはえらく要領のいい青年だった。
この「弟」はどうなのか。
検分しながら用意されたプラカップの贅沢仕様ではない珈琲を口に運ぶ間にも、テーブルの上には様々な書類が並ぶ。]
/*
第二次イーゼル戦(勝手に名付けた)配置予定。
イーゼル駐留軍:20000
総司令本隊:7000
イクリプス中佐:3000
ヴィンターニッツ准将:5000
ザトゥルン大佐遊撃軍:5000
ヴィラー駐屯軍:バルテン少将指揮予定
20000→うち5000を大佐の軍へ
→5000を首都から合流。
→20000に戻して、イーゼル方面へ進軍。
ヒューグ駐屯軍:10000→5000
各方面軍:10000→ヴィラー方面へ一部を移動予定。
こんなもんか。
一定範囲の作戦行動裁量権委譲?
[遊撃艦隊として、ある程度独自判断での行動を許す──いや、「望む」との意志を伝えるその手配に、わずかに口角があがった。]
大盤振る舞いですな。
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