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電脳兎 ラヴィ は 学生 エレオノーレ に投票した
学生 ゾフィヤ は 学生 エレオノーレ に投票した
青年 シェットラント は 学生 エレオノーレ に投票した
学生 エレオノーレ は 一人暮らし マレンマ に投票した
議長の養女 アイリ は 学生 エレオノーレ に投票した
少年 ハンス は 学生 エレオノーレ に投票した
盲目の少女 ユーリエ は 学生 エレオノーレ に投票した
一人っ子 ヒース は 学生 エレオノーレ に投票した
一人暮らし マレンマ は 学生 エレオノーレ に投票した
劇団員 アレクシス は 学生 エレオノーレ に投票した
学生 イェンス は 学生 エレオノーレ に投票した
学生 エレオノーレ に 10人が投票した
一人暮らし マレンマ に 1人が投票した
学生 エレオノーレ は村人の手により処刑された。
少年 ハンス は、一人っ子 ヒース を占った。
次の日の朝、一人っ子 ヒース が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、電脳兎 ラヴィ、学生 ゾフィヤ、青年 シェットラント、議長の養女 アイリ、少年 ハンス、盲目の少女 ユーリエ、一人暮らし マレンマ、劇団員 アレクシス、学生 イェンスの9名。
[揺らめく視界を正すべく、顔の左半分を左手で押さえて。
ぼやける世界の中、マレンマ>>3:319が走り出すのを見た]
エレオノーレの、位置を……。
[未だ疲れの残る中、第三層のシステムに介入して配置図を引き出し。
端末から得られる信号を頼りにエレオノーレの位置を探す。
その場所が分かればマレンマに伝えるつもりだったけれど、マーカーはしばらく移動した後にどこかへと消えてしまっていた]
……ダメ、見つからない……。
[焦りもあったため、それらは全て口に出されていて。
眩暈が治まった後もきつく眉根を寄せていた]
[エレオノーレの言葉に、足が止まった。
彼女の振るった能力は、
おそらくアリアンナの裡に眠るものと似通っている。
エレオノーレの事情は聴いていないが、
もしかすればアリアンナのような人物の血を
彼女は受けたのだろうか。]
――……っ、
[呪縛が解けた時には、既に時遅く。
連れ去られていくエレオノーレと、
助けようとしてドロイドに捕まるマレンマの姿があった。
近場に転がる鉄パイプを拾って、第二層の時と逆、
ひとまず間に合う位置にいたマレンマを掴むドロイドに向かって、
横薙ぎにそれを振るった。]
エレオノーレ! 待って………え、レン?
[『力』の効果時間が過ぎて自由になった途端、
ドロイドに連れ去られたエレオノーレを追おうと開いた障壁の向こうへ走り出そうしとしたけれど、レンが別のドロイドに掴まって暴れている>>326ので、その向こうへ行けず]
(まずはこのドロイドを、何とかしなきゃ…)
[焦りから、咄嗟に左手の手袋を外すと、
レンを捕えているドロイドの体に当てる。
あまり強いとレンまで感電するかもしれないと
寸前で何とか手加減をしたので、派手な音はせず、
青白い電流の流れがドロイドの体を一瞬走り抜け、
しばし動きが止まった程度だっただろう。
レンも軽い衝撃しか感じなかったかもしれない]
[その直後にアレクシスの鉄パイプ>>1が振るわれれば、
巻き込まないように、慌ててドロイドから手を離す]
けど、エレンがっ。
あれじゃ発作を!
[ハンス>>2に叫び返しながら、それでも少し理性が戻って一時抵抗を弱めた。高く持ち上げられるが、その分ドロイドも隙を見せる形になったようで]
― 第三層 ―
[どうするか、どうすればいいのか。
ぐるぐるとしていた部分は、一先ず和らいだ、けれど。
先へ進む上での不安は、まだあって、だから]
……ヒース、ちょい。
[駆け出したエレオノーレ、彼女を追って駆けたマレンマ。
彼らを巡る混乱の中、そ、と弟分に近づいた]
……ほんとは、こーゆー理由でこーゆー扱いとかしたくないんだけど。
[後ろからぎゅう、と抱えるようにしつつ、紡ぐのは小さな呟き]
んでも、この先考えると、ウチにはこれしか選べんの。
……ごめんねぇ?
[それだけ言うと、左手首の黒耀石に意識を集中させる。
──空間の、歪む感触。
デバイスのこの機能を自分で使うのは、初めてだったけれど。
確かにきついなぁ、なんて。
そんな感想が、ふと、過ぎった。*]
くっそ、この…!
[何とかマレンマを捉えているドロイドを止めようと掌をくっつけるも、あの力は発動しなかった。
まだ覚醒しきっていないから自分の意思で使えないというのもあるが、エレオノーレを追って走り出す直前ヒースの身体に偶然手が触れて。
その瞬間、あの力が流れていってしまった。
もっともヒースに与えられたのはイェンスと同じく微弱な電流だけだが。
クロには少し影響が出たかもしれない。]
ぐっ。
[掴まれた部分から痺れるような衝撃>>3が伝わる。
次いで鉄パイプの鈍い音>>1が響いて、掴みあげられていた手からも開放され落下した。
受身を取り損ねて腰を打ってしまい、小さく呻く]
/*え、ハンスさん、別に電流ダブルでもいいんですよー?
レンさんが感電さえしなければ。
ご遠慮なく、ばーん!とどうぞー、わくわく♪
[男役を演じているとはいえ、腕力は女のもの。
アイリの手助けがなければ、ドロイドを倒すほどのものではなかっただろう。]
王子役が捕まるのは、如何なものか、ね。
[ぜいっと息吐いて、腰を打ったマレンマに対し放つ言の葉は、
同じような能力に触れた所為か、力ある声。
暗に今無茶をせずに、体勢を立て直し、彼女を助け出そう、と。
それは、お前の役目だろうと、叱咤するもの。
けれど、力の源である右眼がふさがっていれば、それほど強い力でもなく。
言葉よりむしろ、転ぶ彼に差し出す手に、アリアンナの意思は乗る。]
[そのままエレオノーレの端末の信号が途切れた場所と時間の解析を始める。
先程の隔壁に対する解析で、猫の庭には十分足を踏み入れたあとだったため、深追いすることは厭わなかった]
この信号…こっちはドロイドね。
じゃあエレオノーレはドロイドに連れ去られたのかしら…。
となると、ジルの時も、もしかしたら。
[ジルの時は踏み込めなかった部分を解析し、ドロイドが関与していたことを掴む。
それはつまり猫によって連れ去られたことを意味していた]
信号が途切れたってことは、遮断されるような場所に連れて行かれたってことね。
階層間で繋がるのかは試していないから分からないけど…。
ここでもジルとアデルの信号は無いから、それ以外の場所になるわね。
メインブリッジがそうなのかしら。
[式典の時に為された説明を思い出しつつ、この艦の断面図を出そうとして。
検索をかけた折に、少し前にラヴィから得た情報>>3:167が引っかかった]
[恐る恐る出されたヒースの手が、しかし、いざ触れてみると夢中でクラーラを撫でる(>>3:323)のを彼女越しに見て、ニコニコしていたが、]
そう、ロボット犬。
でも、これだけ普通の犬と変わらないんだもの。
きっとそんなことは些細な違いでしかないと思うんだ。
[彼がはたと我に返って手を離せば、お気遣いなく、と返したか。]
[アリアンナ>>9の声に、頭に上っていた血が少し引く。
それは能力のせいだったのかもしれないし、差し出された手から意思を感じ取れたためかもしれない]
……ああ。
手間を掛けさせた。
[躊躇うことなくその手を借りて立ち上がる。
身長差も少なく細身なこともあって、女性であるアリアンナでもよろけさせるようなことにはならないだろう]
ハンス君とアイリも。悪かった。
[腰を擦りながら、助けてくれたハンス>>10達に言う。
消えない苛立ちは横の壁を蹴ることで散らした]
───え。
もうひと………────っ。
[言いかけて、慌てて口を噤んだ。
この情報は口に出して良いものではない。
大きく息を吸い、吐き出して。
早まる鼓動を落ち着かせるのを優先した]
[そんなことをしていたため、周囲で起きた異変には気付くことは無く。
また、ヒースが姿を消したことよりも、ラヴィが蹲る方>>11が先に目に入った]
ラヴィ、どうしたの?
大丈夫かしら?
[先程見つけたものの仔細を調べるのは落ち着いた時にしようと決め、解析を中断してラヴィへと近寄った]
エレンは、わざと捕まったんだ。
捕まった先であの力を使ってどうにかしようと思ったんだろう。
無茶しやがって。
[怒っているのはエレンに対してではない。
その真意に気付けなかった自分が腹立たしくて情けない]
[そうして、クラーラを胸元に抱き締め直した時、優しく響く声(>>3:305)が耳に届く。]
え……?
[何の力も持たない彼女にはそう呟くのが、やっと。
そうして呆けた彼女の腕の中。クラーラは必死に這い出ようとしていたか。]
[アリアンナの能力は、人工的に植えつけられたものでなく。
故にエレオノーレのように自らの意識で、どうとできるものでない。
また、力の大小もその時々で変わるようである。
今、それが僅かにでも出たのは、
エレオノーレの能力に共鳴したからだろう。]
――……なるほど。
なら、猶更、早く体勢を立て直して奪還すべきだろうよ。
[助け起こしたマレンマの言葉に、
叶うならばぽんっとその肩を軽く叩く。
共にドロイドに立ち向かったアイリとハンスにも視線を向け]
アイリさん……だったか。
さっきの戦闘で、どこか痛めたのか?
[どこか痛みをこらえるような顔をアイリがしていることに気が付き、声を掛けるアリアンナは、後方で起こったことにはまだ気が付いていない*]
[一分後。言霊の効果が切れ、ハッと我を取り戻すと、]
エレオノーレちゃん!?
[ほかの面々と共に、慌てて彼女の後を追うか。
……慌てていたため、隣にいたヒースの動向と、そこに歩み寄る人物(>>5>>6)には気が回らなかった。]
― 第四層・ラヴィ管理エリア コンピュータールーム ―
[歪んだ空間が導いた先は、煌めくパネルの浮かぶ小さな空間。
転移が無事に完了すると、は、と一つ息を吐く]
…………。
[第三層の状況は気にかかってはいたが、あのタイミングを逃すと動くのは難しそう、と思ったから。
だから、とっさに動いていた……のだが]
さぁてぇ、とぉ。
……どっから説明すればいいんかなぁ。
[ふる、と首を横に振り、気持ちを切り替えようと試みる。
向けられる感情如何によっては、表情はかなりへにゃり、とするだろうが]
まず、ここがどこかから、かな。
ここは、シュヴェーアトの第四層……一番、下、ね。
この場所は、うさ……ラヴィのお膝元。
今のこの艦で、唯一安全な場所。
……あんたをここに連れて来たのは、別に、足手まといになるとか、そういうんじゃないつもり。
[結果的にはそう取られても仕方ないだろう、とは思う。
けれど、それだけではない、というのは自分の中にはあって]
あそこから先に進むのは、多分、すごくきつくなると思う。
あんたが頑張ってるのも、クロっちも凄く頑張ってたっていうのも、聞いてた、けど。
……でも、やっぱり心配なんよ。
子供だから、じゃなくて。
あんただから、心配なん。
……勝手言うてるのは、わかるんだけどねぇ……。
[は、と一つ息を吐いて、へにゃり、と眉を落とす]
だから、ウチに怒るのは、構わんの。
幾らでも怒ってくれて構わん、から。
[そこで少しためらうものの。
間を置いて、言葉を紡ぐ]
もし誰かが……っていうか、この場だとうさとかアデルちゃんとか、フレデリカ……だっけ。あのこになるかな、とは思うんだけど。
手を貸してほしい、いうたら、力になってあげて、ね?
それだけ、お願い。
[紡いだ願いへの答えはどうだったか。
ともあれ、ぶつけられるものがあれば、ちゃんと受け止めて、再度、黒耀石に組み込まれたジャンプ・ドライブを発動させた。*]
ああ。まったくその通りだ。
[アリアンナ>>21に肩を叩かれて溜息を吐く]
大丈夫か?
[もう一人消えてしまったことも同じくまだ気付かないまま、アリアンナの声を聞いて心配そうにアイリを見た]
/*
一度出したものを無しにしてやり直し、はあんまり好きじゃないのだけれど、ログの見え方的に。
場合により、ではあるのよねぇ。
― 第三層 ―
[空間を渡り、再度、三層へと移動する。
現れたのは、皆とはやや離れた場所。
戻った頃には騒動は既に収束していたか。
不在が気取られていませんように、と念じつつ、一つ、息を吐いて]
……ほんとに、きっつ……。
[空間転移で受けた衝撃に、近くの壁にくたり、と寄りかかって目を閉じた。**]
いや。助かったよ。
もっと俺も冷静に動くべきだった。
[ハンス>>22が頭を振るのに軽く頭を下げる。言葉を選んでくれたのは、そうと気付けなくてもありがたかった]
……ラヴィの言う通りであってくれ。
[拳を握り締めて燻る焦りを奥へと沈める。
エレン>>3:267は信じきれないといっていたが、今はそれを信じるしかなくて祈るように呟いた]
……でも、わからない、で止まってしまっているわけにはいかないのだわ。
先へ。
スノウをとめなくては、なのよ。
[そんなぐるぐるとした状況だからか、優先するのはそれ。
スノウをとめれば、この感覚は晴れるんじゃないだろうか、とか。
そんな思いが、宿っていたから。**]
生まれた時から知ってるからさ。
[アイリ>>26の疑問は、何故そんな推測ができるのかという意味かと思って、簡単に答える。
疑問を抱いていたのに予測できず、事が起きてから分かっても仕方がないという自嘲が苦笑の形になって唇を彩った]
そう?アイリも無理しないで。
俺は大丈夫だよ。
[謝るアイリ>>30に首を振って笑顔を向けた。
彼女がその力を疎んでいるのは出会った時から知っていたから、問題ないことを強調するように手を握って開く動作を繰り返した]
[ドロイドとの戦闘は、邪魔にならないよう後方に控えていたか。
戦闘は何とかドロイドを沈黙させることに成功し、しかし既にエレンは拉致された後。
マレンマの言葉(>>19)には、驚きの表情を浮かべ、]
え、そんな。どうしてそんな無茶なこと……
[ポツリそう呟いた**。]
ラヴィ…。
[メモリがいっぱい>>29と聞いて浮かぶのは、容量オーバーでフリーズしかけたと言うこと。
兎の姿をしていても、コンピューターであることは間違いないのだ]
ゾフィヤ、ヒース君を保護してくれたの?
いつの間に……おつかれさま。
ヒース君も、きっと…分かってくれる、といいわね…
[デバイスから聴こえてきたゾフィヤの声に、周囲を見回してヒースがいないことを確認し、その素早い保護に驚きつつ、労りの言葉を呟く]
…ジャンプ、けっこうきつい、でしょう?
大丈夫? 無理はしないでね…。
[ジャンプ時の独特のきつさは
これまでの5回のジャンプで実感していた]
ねぇ、ラヴィ。
今はスノウにしてやられてるけど。
最終的に皆を護れたら、ラヴィは使命を果たせたことにならないかしら。
この艦をスノウに掌握させない。
それが出来れば、アタシ達は帰ることが出来るんでしょ?
勿論、これは結果論でしかないだろうけど。
それもまた護ったと言う事にならないかしら。
[続けられた言葉>>31に合わせるように、そんなことを口にする。
だから今は進みましょう、とそんな想いを載せて]
[さらり、とラヴィを一度撫でてやる。
触れる感触は本物の兎と寸分違わない。
むしろこちらの方がふわもこなくらいだ]
[けれど]
(…やっぱり、電脳兎だわねぇ)
[拍動が感じられないのは当然と言えば当然か。
あまりにも疲れが酷かったため、端末信号の解析や情報の再確認は中断したまま。
ラヴィの準備や他の者達が戻って来るまでは、一時の休息を取ることに*する*]
ああ。従妹というより妹みたいなね。
[家に戻っている時は一緒に食事をすることも多く。時には隣なのに相手の家で寝ることもあるような生活。一人暮らしを決めた時も、どうせなら一緒に住めばと言われていたくらい両家の行き来は多かった。
案じてくれるアイリ>>38の思いやりに、硬さの残っていた表情を和ませる]
この状況に思い詰めてしまったのが大きいんだろうと思う。
それに普段は大人しいけれど、一度こうと決めた時の行動力は人一倍あるから。
[ユーリエ>>34の疑問は別のところにあったのかもしれない。
けれどアイリに答えた延長で、自分の知る従妹像から答え]
一度さっきの場所まで戻ろう。
ラヴィの協力がなければ先にも進めない。
一人で先走っても無理なことはあるって、良く分かったから。
[他にも追ってきてくれた人達に声をかけ。
一度通路の奥を睨んでから、今は道を戻った**]
[マレンマ>>41達よりも一足先にラヴィたちの方へ戻れば>>24。
ラヴィとシェットのやり取り>>29>>31>>35>>36>>37が見えて。
シェットがラヴィを撫で終わった後>>37、
拒まれなければラヴィをそっと抱き上げ]
……ありがとう。
ラヴィが、私達を護ろうとして、
頑張ってくれているの、ちゃんと知っているわ。
とても頼りに思っている。
でも、ラヴィひとりで頑張りすぎなくてもいいのよ?
皆で…スノウを止めましょう。
[ラヴィの瞳を見つめながら、そう囁いて。
人工知能だとわかってはいても、ラヴィの中の何処かにある、
心に似た何かを労わるように、そっと抱きしめた]
……エレオノーレは大丈夫かしら。
『グロリアス・チャイルド』と知れれば、逆に酷いことはされないだろうけれど、そういう問題ではないのだわ……。
[やっぱり、何とかして経路図を転送するべきだろう、と。
うさぎはちょっと、決意を固めた]
[そうこうしている間に、離れていた面々も戻ってくるか。
全員が動けるようになると、うさぎはぴこり、と耳を揺らす]
……それでは、行きましょう、なのだわ。
ゆっくりしたいけれど、そんなに時間はないのよ。
[そういって、とてとて、先に立って進みつつ、直通エレベーターを起動するコードを本体を介して送ろうとして。
気が逸れた時に、その異変は齎された]
『……にぃ』
『みゃあ』
『……にゃーん』
[不意に、響いてきたのはか細い猫の声。
直後、周囲に白い霧のようなものが立ち込める。
周りに居たはずの皆の姿は見えなくなり、声も聞こえない]
[……そんな中、聞こえてきたのは、懐かしい声]
[本来ならここにはいない、或いは、二度と会えないはずの誰かの声が、呼んでいる。
そう、認識した直後に見えたのは、そんなあいたい、あえない人の姿]
[それが幻覚と、心のどこかはわかっていたかも知れないけれど。
引き寄せられるのは、とめられなかった──]
……。………。
…クラーラも、大丈夫?
[戻ってきた人たちの中にユーリエの姿を見つければ、
何か言いたげに唇を開いて…少しだけ悲しげな表情を浮かべてから、はっとしたように噤み]
[結局、エレオノーレの『力』が効いている間、ぼんやりとした意識の視界の端に、ユーリエの腕から這い出ようとしていたクラーラ>>20が映っていたのを思い出したので、それを尋ねるにとどめ]
[ゾフィヤの方をなるべく見ないようにしながら、マレンマ達の到着を待つ。もう一人のいないくなった人について、自分から言及できるような強い心臓は持ち合わせていないので、何も言い出せず]
☆4dイベント:スノウの幻覚を打ち破れ!
隔壁を開いて進む途中、スノウのかけた催眠に引っかかり、各自ばらばらになってしまった。
なんとか幻覚を打ち破り、皆と合流しなくては……!
・判定方法
幻覚を払おうとする描写の後、actで1d20。
この判定を5回繰り返し、合計数値がもっとも低かった一人が連れ去られる。
数値の合計が70を越した場合、自力で幻覚を打ち破れるが、そうでない場合は、後半のイベントでラヴィに起こされるまで催眠状態のまま。
※拉致該当者の催眠は完全に解除されません。
催眠解除後(自力・全体イベント問わず)は、捕獲に来ていたドロイドとのエンカウントが一人一回発生する。
※判定リミットは、7/18 23:30です。
☆注意事項
今回のイベントは、基本、単独進行です。
結果が出るまで、他との合流や連絡取りはできません。
※赤通信も、催眠が解けるまでは能動的には行えません。
後半に入れば合流してもOKですが、合流できるのは最大3人までです。
あえて合流せずに1人で進むのもあり。
/*きゃあっ、天声挟んでしまってごめんなさい〜〜
ある意味、タイミングがよすぎ><。
それにしても、村建てさん、
毎回楽しいイベントを考えて下さってありがとうございます!
今回は心理系…会いたい人…亡くなった両親、かしら?
/*うーん皆さんまだヒース君についてのやり取りもありそうだし、
さすがに徹夜でぼーっとしてきたので、
ちょっと仮眠とろうかな…おやすみなさい〜
/*
〜もしもアデルがヴァイス・スノウ側の人間だったら〜
…バカなガキ達ねえ。
[病弱な振りをして、グロリアスチャイルドに保護される
作戦はまんまと成功した]
…さて、どこから破壊してあげようかしら。
[ファイルを捏造した薬をその場に捨て、内部破壊に向かった]
/*
この手の設定全然考えて無かったのでどうしようか悩んでる人の数(1)
引き寄せられるので良いなら電脳世界とかでもやろうかしら。
もしくはここで幼女を出す。
/*よしっ、3日間のホテル缶詰お仕事終了〜〜
…普段から、ぼけぼけではあるのですが、
この3,4日は輪をかけて寝不足ぼけでログ読みミスしてたり、
夜も作業中だったりで、反応遅かったりの時もあって、
ごめんなさいでした〜〜><。
まさか、缶詰になっちゃうとは思わず…
狼希望してご迷惑おかけしてごめんなさい〜〜
24時間どころか、72時間以上ほとんどPC前にいられたので、
発言はできたけど…発言ミスがひどすぎ><。
あ、ログは共同作業の待ち&休憩時間に…←言い訳><。
ちょっとだけ仮眠><。 今夜ちゃんと眠れたら、
明日からはもうちょっとミス減ると思うので、がんばります。
ええ、そう。
スノウはこの艦をどこかに飛ばそうとしているのでしょう?
必要以上に『力』を求めているって人のところに。
だったら、それを防げたら、ラヴィは皆を護ったことになると思うわ。
スノウの目的がその人のところへアタシ達を連れて行くことなんだったら、スノウに連れ去れた人だって必要以上に危険な目には遭ってないと思うの。
連れて行けない状態になったら元も子もないもの。
大丈夫、まだ間に合うわ。
[そう信じるのも必要だと言うように、ラヴィ>>44に言葉を返して。
もう一度ラヴィを撫でるとその場をアイリ>>42に譲った]
[戻って来る人を待つ間、残った人達見回した後、側頭部に手を当てた。
鈍い頭痛は未だ治まっていない。
そのせいで思考が鈍っているのか、ヒースの姿が無いのはマレンマ達の方に行っているのだと思い込んで。
配置図内のマーカーが消えていることに気付くのも遅れていた]
ああ、アイリ。
あなたもお疲れ様。
…ん、ちょっと疲れたわね。
頭を使いすぎて頭痛がしてるわ。
[声をかけてきたアイリ>>43に気付いて、労いの言葉を返して。
調子を問う言葉には、疲れの含んだ苦笑を浮かべた]
/*
霊判定をどうするかに悩んでいるなう。
狼さん達全員出てるから要らないかなーなんてwww
アタシの見せ場はパスコード解析だったのよ(
……そっかぁ。
[ここが一番安全な場所。
そう聞いた時、少年はすべてを理解した]
そう……だよ、ねぇ。
[理解した、気になった]
…う、ううん。私は何も…
頭痛…? ああ、それで……
[疲労だけでなく頭痛もあると教えられれば、自分達のせいで巻き込んでしまったようなものなので、疲れの滲む苦笑>>49に、
少し胸を痛めて]
……ひどく痛む?
もしそうなら、鎮痛剤もあったと思うわ。
作用の緩やかなものだから、
すぐに効果があるかは分からないけど…
[中を確認してはいないが、メディカル・ルームから持ち出した治療セットの中にも鎮痛剤が入っていたようなのを思い出して、そう言った。自分の鎮痛剤は強めのものなので、体質に合わない場合を考慮すれば、最初からは勧めにくく]
― 第四層・艦首側 ―
[ドロイドに連行される時、特に抵抗をしなかった事がよかったのか何事もなく第四層へと連れて来られた。
自分を放置すると、監視を置くわけでもなくどこかへとドロイドは消える。
ずっと吸入器を口に当てていたため、呼吸は随分と落ち着いていた。
まだ濁る音は時々混ざるが動けない程ではない。
思ったよりも酷い発作は起きなくて僥倖だと思うべきなのだろう。]
[きょろり、と辺りを見回してみるが当然のごとく見知らぬ場所だったので見た所で何も分からない。]
…ジルさん、いないのかな。
[探せば見つかるだろうか。
大人しくここで待つ為に捕まったわけではない。
自分も探索を開始しようと歩き出した**]
あら、だって今ドロイドとやりあってきたんでしょ。
あんまり無理しちゃダメよ。
[>>50 エレオノーレの信号を探った時に何人かがドロイドと遭遇していたのは把握している。
その中にアイリの反応もあったからそんなことを言って]
んー。
鈍痛、って感じね。
立っていられないほどじゃないわ。
治療セットならアタシも持ってるから、どうしても痛みが引かない時は飲んでおくわね。
[大丈夫、と言うように微笑んだ。
その後また、無理を押して解析を再開するのだけれど]
― 第四層・ラヴィ管理エリアのみにうさぎ ―
……できる事。
[向けられた問い>>+0に、うさぎはこてり、と首を傾ぐ。
ここに保護された経緯は知っているから、荒事をさせるわけには行かない。行かないが]
……そうね。
コンピューターの扱いはどのくらいできるかしら。
[身体に負担をかけない事ならば、と。
思い至るのは、そんな事]
うさは、データに直接干渉はできるけれど、端末を介する操作はできないのよ。
それが必要な時に、操作してくれるひとがいてくれると、とても助かるのよ。
[ここで一度、言葉を切る。
本体とのデータ・シンクロ。
それにより、状況が変化した事を、分身も知る]
……またひとり、スノウに捕まってしまったようなのよ。
助け出すために、こちらからできるだけの事をしたいのよ。
もうひとり、ここに保護されたこがいるようだから、そのこと一緒に、バックアップを手伝ってくれるかしら?
[首を傾げたまま、じい、と見上げてといかける。
表情的な変化はわかり難いが、真摯な様子は伝わるか]
/*うーん…肩の怪我、最初はメディカル・ルーム探すフラグで、
その後は、独りになれたり、吊フラグだったりで便利なのですが、
いい加減治療RPしたい…
しかし、いつできるかしら……個室に入れそうにないですよね。
鎮痛剤でがんばるべき?
コンピューターの操作…
[病院での生活が続き、外の世界は無縁だと思っていたために、あまり操作したことがない。
しかし、最低限のことはできるはずだ]
…やれるだけ、やってみる。
…捕まった人が…
[それが友人だということを知らないが、]
…早く、行こう。
新しく保護された子が第四層のどの辺りにいるか、わかる?
[とにかく足手まといにならないように、自分がやれるだけのことをやりたかった]
― 第三層 ―
[閉じていた目を、薄く、開ける。
身体が重いなあ、と思うのは、移動の齎した疲労によるもの……だけでは、ない。
自分の不在は、気づかれていたのか、どうか。
それがわからないから、自然、周囲を見回す視線には伺うようなものが宿る]
(……まあ、バレたらバレた時、か)
[既に、事情の一端は明かしている状態なのだから、と。
そんな割り切りもできつつあったけれど]
(この艦、もう1つ階層があるのね…。
もしかしたらそこが、隔離場所になってるのかしら)
[得た情報から自動演算を使って階層の探知を行う。
その間にラヴィから得た情報を改めて確認した]
(──『グロリアス・チャイルド』?
異能保持者…。
プロテクトが掛かったデータが3つ、か)
[第四層があることが書かれている他に、見慣れない単語が並んでいる。
読み込んでいけば読み込んでいくほど、今回の事件にはそれらが主要因であると思考は働いていった]
(この様子だと、この中にその異能保持者が居るってことね。
軍の管理下に置かれたことがある、か…。
……もしかして、今回のことってそれが狙いなのかしら?
必要以上に『力』を求める人が居る、のよね)
[本来なら知り得ない情報。
流石に口に出して整理は出来ず、頭の中だけでその情報をそれぞれ分析していく]
(ん、第四層については引っ張り出せないか。
プロテクトが物凄い硬いわね…。
信号が拾えるか試したかったのだけど)
[自動演算では突破しきれず、第四層の探知は中断を余儀なくされる。
今度はエレオノーレの信号から探ろうと解析を始め、改めて配置図のマーカーを確認した時だった]
……え。
ヒースが、居ない…?
[ヒースの端末信号が見当たらず、思わず辺りを見回す。
他の者は確認出来るのに、ヒースの姿は見当たらない。
またか、と思いながら保存していたヒースの端末信号からの解析を並行して行い始めた。
その頃か、ラヴィ>>46から移動の号がかかったのは]
ええ、そうね。
急がないと。
[解析は続けつつ、ラヴィの後に続こうとする。
けれど、また猫の声>>#0が聞こえて、ハッと辺りを見回した]
― 幻覚の中 ―
[周囲を取り囲んだ白い靄を振り払うも、他の者達の姿は見えて来ない]
くっ……何なのよ、これ!
[視界不良の状態で動き回るのは拙いかと、動かずその場で手を払い続けていたのだが。
その靄の奥に垣間見えたものに、払っていた手が止まった]
───ヴィア?
[靄の合間にさらりと流れる長い黒髪。
幼い少女が靄の奥へと駆けて行くのが見える。
その姿には見覚えがあった。
忘れることは無い、後姿]
うそ、でしょ。
こんなところにヴィアが居るわけが…。
[エレオノーレが去っていくのに周囲から反応が反瞬遅れ、エレオノーレを追うマレンマの後を追うハンスやアリアンナやアイリの後を追う。]
邪魔だ。
[マレンマが暴れるのにも、また近くのドロイドにも、どちらにもよびかけ、電磁トンファーで殴り倒す]
― 幻覚の中 ―
《──…シー…──》
[幼い時の呼び名を呼ぶ声が聞こえる。
ハッと靄の奥を見ると、髪と靄で目元が隠れた少女が、口許を緩めて手招きをしていた]
ヴィア……───。
本当に、ヴィア、なの──?
[どう考えてもここに居るはずが無いのに。
もう二度と会えないと思っていた少女の姿を見て、ふらりとそちらへと足を向けた]
何、怪我したん?
怪我したなら我慢しててもいーことないし、ちゃんと手当せんとダメだぜ。
[アイリの表情>>12は見ていなかったが、アリアンナとマレンマが彼女にかけた声>>21>>25に自分も声をかけて。
大丈夫だと二人に返す言葉>>30に、自分はそれ以上言いはしなかったが。
マレンマから頭を下げられる>>28と、軽く頬をかいた。]
や…そりゃ俺も落ち着けとは言ったけど、さ。
身内があぶないっつー時に冷静でいられるヤツってそういないだろ。
…だからさ。
あんま、抱えんなよ。
止められんかったのは、俺らも同じなんだし。
[壁を蹴りつけ、口に出した苛立ち>>19は恐らく自分自身に対してだろう。
軽々しく受け取られるかもしれないと迷ったけれど、一人で責任感じることはないと告げて。]
― 少し前 ―
え?
マレンマ達の方に行ってたんじゃないの?
アタシはてっきりそうなんだと…。
[イェンスの言葉>>64に浮かべるのは困惑の色。
こちらに居たのだとすれば、その異変に気付けないほどに消耗していたのかと眉尻を下げた。
この階層に居る可能性を持ち出さない辺りも、疑いが向く要因となっていたか]
/*
さて、幼女設定(
スタンダードに初恋の子にしておくのよ。
お隣さんで、9歳の時に引っ越してそれ以降音沙汰無し。
電脳世界にすると凄まじく訳分からないことになりそうだったので止めたわw
…やりあってきた、というか…
アレクシスが、やっつけてくれたようなものだから…
私はあんまり……
[『力』を使った後ろめたさから、少し俯いて、もにょもにょ、
と言葉を濁して答え]
鈍痛? そう…。
うん、痛む時には、無理せずちゃんと鎮痛剤を飲んでね。
[大丈夫、という微笑み>>51に、まだ少し心配そうな表情を
しつつも、シェットへの信頼から、それ以上は言わず。
自分自身も、休憩中はフレデリカの保護で手いっぱいだったのと、
ジャンプの影響で気を失ってしまっていたので、
手当できなかった左肩の痛みを感じながら、
どこかでちゃんと手当てしないと…とため息を一つ]
― 少し前 ―
…あまり周囲を見ていなかったのは、あるわ。
隔壁を開けてから頭痛がしたりしてたから。
[それ以外にも要因はあったけれど、それが主な原因ではあって。
イェンスの言葉>>73にはそう返して、注意が向くゾフィヤに視線を向けたりする。
何か言うことは無かったのは、解析を始めていたのもあってのこと。
その後移動も始まって、白い靄に囲まれることになる]
― 幻覚中 ―
っ…、んだよ、これ…!
ゾフィヤ!アリィ姉ちゃん!ロレッタ兄ちゃ…ん?
良かった、やっぱ近くに居たんな。
[周囲は白い靄に包まれ、すぐ近くにいたはずの皆の声すら聞こえなくなった。
それでも、近くにいるはずだからと名前を呼びながら辺りを見回したところで、ふと人影に気付き。
一緒に移動していた誰かだろう、そう思って傍へと歩み寄った。]
― 回想 ―
[アリアンナ自身は、同性愛者という訳ではないが。
イェンスに答えた言葉は、アレクシスという役として。
しかし、そのような説明は、戦闘に入ったことでなされることはなく。
また、誤解されたままでも、アリアンナにとっては、大した問題でもないのかもしれない。]
そうか……―――。
[そしてなんやかんやとあった後。
アイリの様子を心配すれば、かえってくる言の葉に、隻眼を細めた。
そんな表情をした理由は2つ。
1つは、彼女が思うほど彼女の顔が痛みに歪んでいた訳ではなかった故、おそらくは大したことはないのだろうという安堵。
もう1つは、彼女の言葉にマレンマとのつながりを見たことに対して。]
……っ!
や…………やだっ!
[白い霧に触れた直後に感じたのは、こちらを取り込もうとするかのような、意思。
その感触に、とっさに紡いだのは拒絶の言葉。
けれど、それは間に合わず。
周囲は白に飲まれ、意識も一瞬、その色に包まれ、そして──]
だからといって倒れられることも、いざというとき動けないというのも困るものだ。
……少しふらついたら担ぐからな。
[先々のことを考えるように、大丈夫と強がってるようにいうゾフィヤ>>75に、またじろっとみていう。疑念が消えるわけではない。でもゾフィヤと一緒のグループとして行動したとき、ハンスとゾフィヤ。二人きりになるときもあったというのもあった。]
そうか。いや、疲れていただろうから仕方ない。こっちでもっと注意しておけばよかった…
[そういってシェットラント>>78をねぎらう。
どちらにしても、また一人。いなくなったのだ。会話をしたわけではないが、一人一人消えていくたびに、希望的観測が消えていくようで]
― 少し前 ―
まあね…。
[ハンスの言葉>>68に苦笑する。
それでもなお、と思ってしまうのは性格的なもので。もう一度ありがとうの言葉が出ない程度には、まだ感情を制御しきれていなかった]
優しすぎるんだ。
[痛みを知るからこそ、他者のそれを思いやりすぎてしまう。エレンにはそんな所があると知っていたのに。
イェンス>>63に首を振りなが答え、再び燻りかける焦燥を唇を噛んで飲み込んだ]
― 幻覚中 ―
なぁ。
この白いのってやっぱあのスノウってやつの…
…… え ?
[この白い靄にどう対処すればいいか相談しよう、そう思って近付いた相手の顔は間近に来てようやくはっきり見えて。
その顔を見た瞬間、固まった。]
ばーちゃん。
なんでここにいるんよ。
― 幻覚内 ―
『……ゾフィ……』
[どこからか、声がした]
『ゾフィ、おいで』
『ほら、こっちよ』
……ふぇ?
[交互に呼びかけてくる、声、二つ。
忘れた事なんてない、優しい声。
けれど、その声の主は、もう、いないはず]
……とーさん……かーさん?
[呟きに対するマレンマの返答(>>40)に僅かに顔を曇らせ]
思い詰めて……か。
だからって、自己犠牲は……嫌だよ。
[ぽつり、そう呟いたか。]
― 回想 ―
[元いた場所へ戻ろうと促されれば、拒否する理由もなく。
そして、そこで、ヒースの姿もまたなくなったことを知る。]
――……くそっ!!
[小さくぼやき、実は先ほどドロイドを鉄パイプで殴った時から、
しびれている手を握りしめた。
ハンスはすごいと云ってはいたが、
己の知らぬところでアシストがあったから倒せた。
それでなくとも、一つを倒すだけでこの様である。
――……本当に自分は、無力だ。
裡に秘めた能力知らねば、その思いは強くなる一方。]
[立ち止まっているわけにもいかない。ラヴィの先導ではしっていれば。
幾たびめかの猫の不快な鳴き声]
今度はなんだ!?
[隔壁でもなく、ドロイドでもなく。湧き出たのは白い煙。
催眠ガスか?と咄嗟に口元を抑える。霧にかくれたように誰の姿も見えない。仕方なく。ただ前と思うほうへと走って]
― → 幻覚の中 ―
― 幻覚中 ―
[信じられないと、何度も瞬きをする。
だって、有り得ない。
もう5年も前に、この人は。
そう思いながらも、大好きだった人と久しぶりに会えたのは、単純に嬉しくて。
何も言えぬまま、ただ目を見開いて見つめていたら、目の前の人が皺くちゃの顔に笑みを刻んだ。]
『どうした、鳩が豆鉄砲喰らった顔して。』
[あぁ、ばーちゃんだ、と。
その物言いに、思わず泣きそうになった。]
[ふるふる、と首を振る。
それから、声のした方へ目を向けた]
……うそ。
[零れたのは、小さな声。
軍服姿の父と、淡い桜色のドレス姿の母。
『あの時』に、最後に見た姿と、寸分違わぬふたりが、わらっている]
なんで……どして?
だって……とーさんと、かーさんは……。
― 現在軸へ ―
[周りを見れば、調子の悪そうな者も多い。
自身に何ができるか……と、云えば]
皆、こんな状況だから無理はするな、とは言えないが。
もう、捕まってくれるなよ。
[そんな願いを紡ぐことだけ。
そして、それは、己に自信持てなければ、言霊が宿ることもなく。
その言葉を放ったすぐ後、電脳兎の後を追って進む中、
聴こえる猫のあざ笑うかのような鳴き声。]
ハンス!?
[名を呼ばれて、呼び返した。
伸ばす手は触れ合うことなく、白く煙る空を掻く。]
[そうして、他の面々とともにラヴィたちのところへと戻ってくる。
アイリの逡巡(>>47)には、こちらも一瞬悲しげな表情を浮かべるも、ついと視線を外し、]
…………うん、大丈夫。
[短くそれだけを返すに止まる。
腕の中のクラーラは、「くぅん……」と心配そうに鳴いていたか。]
― 少し前 ―
ああ、そうだね。
助けたら、エレンはちゃんと叱らないと。
[ユーリエ>>86の呟きが聞こえると、クラーラを見て頷いた。
叱ると言っても、頭をなでながらとかそんな形になってしまうのが常ではあるけれど。
先に戻ったアイリの後を追うように、一度戻る]
― 少し前 ―
ヒース君が?
…………。
[戻ってみると、ラヴィが耳を揺らす姿や、アイリがシェットを労う姿、ゾフィヤの座り込んでいる姿が見えた。
一人足りないと思うのと、不在が話題>>70>>73に上がるのは殆ど同時。
腕を組んで考え、恐らくはアデルと同じなのだろうと思い沈黙を保った。
ジルを助けに行ったエレン。アデルが危ない状況にないと自分で確認できていなければ、そうはしなかっただろうから。
ラヴィの号令>>46に頷いて先へと進む]
― 幻覚の中 ―
──ねぇ、なまえ、ながいからシーでいい?
──わたしもながいから、ヴィアでいいわ!
[幼い頃、親の都合で隣に越して来た女の子。
金髪ばかりの中で育った自分にとって、その子の黒髪はとても珍しく、美しく見えた。
それに目を惹かれて、声をかけて。
彼女を知って更に惹かれた。
所謂初恋だったのだろう。
その時はそんな自覚はこれっぽっちも持っていなかったけれど]
ヴィア、ねぇ、待って。
[成長した自分と昔のままの彼女。
どう考えてもあり得ない状況だったけれど、隠れたままの顔を見たくて。
その後姿を追いかけて、名前を呼び続ける]
ねぇ、ヴィア。
顔……見せて。
[囁くように声を向けると、少女が身に着けているスカートがふわりと舞った。
回転によるそれが収まる頃、遅れて揺れた長い黒髪の合間から、懐かしい眼差しが覗く]
[ああ、この瞳だと、胸の奥から懐かしさが込み上げてくる]
……変わらないのね。
アタシ、あなたの髪と瞳がとても好きだったわ。
[別れた時のままの姿。
9歳のままの彼女。
そう、彼女はもう、家の隣には住んで居ない]
― 幻覚の中 ―
[どこか遠くでうっすらと声がする。誰の声だったかな。誰の声だったか。いつのまにか風景がかわり、それがすとんと自然なことだと脳が解釈してしまう。]
……ん?かあちゃんにとおちゃん。なんで…こんなところに?
[ここにはいない人。旅行中の人が目の前にいる。
目の前で、楽しそうにしてる母と熊に首から上を甘噛みされてる父。
む?旅行中だったような]
……え、ヒースくん、が?
そ、そんな。私、ついさっきまで……だって、ヒースくん。クラーラの頭を嬉しそうに……
[ヒースの消失について聞くと、動揺した様子でそう呟く。
そうして、そろそろ移動しようということになり、動き出すまで呆けていたか。]
ばーちゃん。
…何で、ここにいるんよ。
[掠れた声で問いかける。泣くのは堪えた。
目の前の人から、男は簡単に涙を見せないものと教えられたのだから。]
『何でって。
ヨハンに呼ばれたからに決まってるだろ。』
…俺?
や、呼んでねー、けど…
[どきりとした。
心の中で、こんな時祖母がいたらな、とか片隅で思うことはあったから。
でも、その度にそれはもう無理だとも、思っていたのに。]
スノウ!
でも、鳴き方が…?
[哂い声ではなく、か細い声>>#0に目を瞬いた。
その間にも白い霧は他の者達の姿を隠して、視界を閉ざす]
― 幻惑の中 ―
なんなんだ、これは……―――。
[手で空を掻けども掻けども、そこに広がる白。
舌打ちを一つ打ったまではアレクシスであれた。
けれど、嗚呼、独りになると、
擡げてくるのは弱いアリアンナ(自分)。
闇雲に歩いていた足が止まる。
まるで泣き出したかのように、左顔半分を手が覆う。]
― 幻覚の中 ―
[よくわからない。わからないがどっちにしても見逃せない事態がある]
とおちゃん……ネクタイ曲がっているぞ!
[急ぎ近寄って治してあげる。顔も近づけばよくみえた。熊でかいなぁ。もこもこだなーとか思いつつネクタイを直す...をみて二人は静かに笑っていた]
『駄目だったわねー』
『イェンスはなかなか表情が崩れないなー』
[そんな言葉が耳へと滑り、ぐにゃりと溶けて消える目前のそれらに、気づくことなくやはり自然のものとして次の光景も入っていく]
― 幻覚の中 ―
アイリ。シェット。
ユーリエさん。ハンス君。ゾフィヤさん。
イェンス君。
[声なら通るかと名前を呼んでも応えがない]
アレ…アリアンナさん。
[一人、今までと呼び方を変えてみても同じ。
自然ならざる状況に自然と眉が寄りかけたとき。
苦しそうな咳の音が聞こえた、気がした]
[そうして、エレベータへの通路を歩いていたのだが、再び響く猫の哂い声(>>#0)。
それと同時、白い霧があたりに立ち込め始める。]
…………今度は何?
[不安そうにそう呟き、あたりを見渡していたが]
(ぶつりっ)……え!?
[突如視界に暗幕が落ち、しかも辺りの音も聞こえなくなる。]
― 幻覚の中 ―
[山だった。山だった。山だった。
旅行中じゃね?いや、一緒に来ていたのだったか。確かキノコ狩りにきていて、穴場を教えてくれたという、白色の仮面にチェーンソーをもった木こりの人にお礼を――]
― 幻覚の中 ―
『まーくん』
[その呼び方をする者は極端に少ない。
両親や叔母達からそう呼ばれるのは、一人暮らしを始めた頃から拒否しているからだ]
いきなり連れ去られた?
いや、そんな馬鹿な。
―幻惑の中―
……みんな、どこ?…………どうしたら……。
『――・・・・・When ・・・was・・・girl…♪』
―――…? 歌声? 誰?
[白い霧のような世界の中、彷徨うように歩いていると、
どこからか、何故かひどく懐かしいような歌声が微かに聞こえた
ような気がして。ふらり、とそちらへ足を踏み出した]
― 幻覚中 ―
『何泣いてんだい。
男が簡単に泣くもんじゃないって口酸っぱくして言ったの忘れたのかい?』
な…、泣いてねぇ…っ
[目を押さえたまま強がってみたけれど、無駄だった。
どんどん目頭が熱くなって、押さえた指が濡れていくのが解る。
止まらない─いや、止められない。
もう会えないと思っていた、あんな別れ方をした人とまた会えたんだから。]
ばーちゃん…こそ。
さよならも、ちゃんと、言わんと…っ
[地図の転送を考えてくれてる様子のミニウサの頭を指先でちょんちょんっと撫で]
ん、ありがとな。
って、やっぱだめかー
[ダストシュートへのコメントに、残念そうに頭をひっこめるのだった。]
入れそうなダクトは3つ…かな。
いまのとこ
[頭の中で歩き回って得た情報を整理してつぶやく。
狭い所もはいっていけるのは子供の特権だった。]
そいえば、あのトラップの向こう側って何があんの?
[実は3層に戻ることばっかり考えていたので、それを聞いていないことに今気づいたのであった。
人が増えていることなど、まだ知る由もない**]
ヴィンセントさん……――。
[はっと顔を上げると、アリアンナが演劇の道を志す切欠となった人が居た。15歳の時、見た舞台で男役で主演をはっていた彼女。
けれど、彼女は……―――]
里帰り、なさっていたんですか?
[異性間結婚をして、よその星へと旅立ち、2年前に退団した筈だ。
180pを超えていた彼女も、200pオーバーが当たり前の星では、
小さい部類になると聞いて驚いたことを思い出す。]
― 幻覚の中 ―
『助けに行くのが当然だ』
[今度は背後から。演奏旅行中の父の声だ]
『エレンのお兄ちゃんだものね』
[叔母の声もする。
聞き覚えがある。過去の会話にあったものか]
― 幻覚の中 ―
《何言ってるの? シーだって変わらないじゃない》
[視線の先で微笑む少女。
声もあの頃のまま]
…そうかしら?
だいぶ、成長したと思うのだけど。
[懐かしい声に瞳を細めながら、少女に小さく笑いかけた]
《そぉ? 話し方とか、全然変わらないじゃない》
………それは、不可抗力よ。
[その後瞬時にして遠い目になったが]
― 幻覚内 ―
[『あの時』──とは、10年前。
父の生家があるコロニーからの帰途におきた、事故。
定期船の航路上に、貨物船が侵入する、という普通ならば『あり得ない』その状況は、大事故を引き起こした。
衝突した二隻は共に大破。
定期船からは、辛うじて脱出艇が射出された。
その脱出艇に乗っていたのは、兎のぬいぐるみを抱えた少女がひとりきり。
脱出艇は、当初は行方不明とされていたものの、半年後に無事に発見保護された──という事に、表向きはなっている]
[実際には、脱出艇は直後に軍によって回収されていて。
唯一の生存者である少女は、とある施設に留め置かれる事となる。
類稀なる、思念感応力。
感情の昂りにより、物理干渉及び物理的具象可能な念動力への昇華も可能な、特殊能力の保有者として。
その力の軍事利用を検討する者たちの元へ。
そこから助け出したのが、事故の不自然な状況を調査していた情報部のとある将校である事は、当人は未だに知らぬままなのだけれど]
(声も仕草も、ヴィアに間違いない。
でも───)
[やはり、お互いの姿の違いは、目立つ。
自分は成長したヴィアの姿を知らない。
彼女とは別れた後、全く連絡が取れなくなっていたのだ。
会おうにも、ヴィアは別の星に行ってしまったのもあり、どうにも出来なかったのを覚えている]
……だから、いない、はず、なのに。
[声が震える]
『何をいってるの?』
『ほら、こっちにおいで。
この間のお話しの続き、ようやく手に入ったんだよ?』
『あら、その前に、こっちのお花を見せてあげないと』
[ふるふる、と首を横に振れば、優しい声が呼びかける。
懐かしいやり取り。
無意識、歩みがそちらへとむいた]
― 幻覚の中 ―
………いや、その人木こりじゃないだろ!
『十三日の金曜日じゃないから紳士だったわよ』
[あっけらかんというかあちゃん。]
とりあえず電池パックにしよう。それ動かないみたいだしな
[チェーンソー。メータ的なものがもう飯くれ。状態だったのでそういった。
いいことしたなーと、メールを打ちながら思ったもので―――メール?]
─ ??? ─
「………エ、……リエ」
ん。んぅ?
「もう、ユーリエったら。いつまで寝てるのさ。もう授業終わったぞ。」
…………え?
[聞きなれたクラスメートの声で告げられた言葉に、ハッと顔を上げる。]
あれ? ここは……学校? 私、確か宇宙艦に乗って遭難したんじゃ……
「あはは、なに言ってんのさ。小説の読みすぎだって。」
そんな…………あれ?
[呆然とそう呟くが、そこでふと気付く。
『見えて』いるのだ。自分の視界で。自分の目で。]
― 幻覚の中 ―
[記憶の声を再現されているだけに。
抑揚から何から手が加わってはいないために。惑わされる]
でも、俺一人の力じゃ足りない。
さっきだって、一人じゃ邪魔になるばかりだったんだ。
[声に出して否定してみるが]
『大丈夫だから』
[あの力が宿っていなくても。
今さっき聞いたばかりの声がリフレインする]
―幻惑の中―
(…起きなきゃ…?)
(だって−−−が呼んでる……)
(……でも、ああ…)
(瞼が重い…どうして?)
[いつの間にか、眠っているらしく、瞼の重さを感じて、
ふと、そんな疑問がぼんやりした頭をよぎる]
[それでも何とか、歌声の主を見たくて、瞼を開けて…。
まぶしさを感じつつ、自分の横にいる人をぼんやりと見つめる]
……ママ?
[考えるよりも先に、そう呼びかけていた]
[そんなところかな……と、笑う彼女は、
相変わらず麗しい物語の中の王子のよう。
それでいて、女性特有の柔らかさもあり、
ほぅっとアリアンナは感嘆の息を吐いた。]
いえ、私はまだまだヴィンセントさんの足元にも及びません。
折角、追いつけるとお墨付きを頂いていたのに……。
[その後、演劇は頑張っているのか?という問いかけに、
しゅんっと肩を落とせば、伸びてくる白魚のような指先。
髪を優しく梳かれれば、ぽっと顔が赤らんでしまう。]
― 幻覚中 ―
[自分の言葉に、困ったように下がる眉。
苦笑するとより深く刻まれる皺も、懐かしくて拭ったはずの涙がまた、溢れる。
何度も腕で目を擦りながら、それでも面前の人から目を逸らせず。]
『…あぁ、そうだった。
あんたにも誰にも、言えずじまいだったね。』
…、そう、だよ。
俺も、とーちゃんも、かーちゃんも、みん、な。
ばーちゃんが、いなく、なって、どんだ、け…、…っ
― 幻覚の中 ―
『もーいーかい』
『まーだだよ』
[メールってなんでだ?とそう思ったところで、また遠くから声がした]
『新しい名前が欲しい。』
『そんなこと急にいわれても…』
『じゃあね。君の父親と母親の名前を教えてもらえるかな?』
『ちょっと!』
― 幻覚の中 ―
《ねぇシー、2人で植えた花はどうなってる?
綺麗に咲いてるかしら》
ええ、色とりどりの花が咲いたわ。
2人の家の間に、沢山植えたのよね。
《そうそう。
私の好きな花ばかりを植えたんだから、大事にしてよね》
───ええ、大事にするわ。
[会話の中の微妙なズレ。
少女もシェットラントも植えた当時のことを話しているのに、その経過時間には差がある。
少女は植えた直後で話していて、シェットラントは9年前の記憶として話していた]
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