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[ウェルシュとしての口調に戻っての答え>>133には、大きく息を吐いた]
答えてくれないと困るんだがな。
俺も、色々考えたかったから。
問いを変える。
……お前がそうやって自己を保ち続ける理由は。
その望みを叶えるため、なのか?
[ぽつりと思考の一端を零しつつ、改めてウェルシュにも問う]
[手に返る、冷たく硬質な鱗>>+160の感触。
ヒヤリとしたそれは、以前のような恐怖ばかりを齎すものでなく。拒絶も感じなかったので、一度サラリと撫でて。
ただ、やはり自分は同じものではないのだとも、確認をした]
……ええ。
もっと近くで。
[肌に感じられるような場所で、行末を見届けよう。
移動しようとするカーク>>+161の後を追おうとして。もう退いているのにツヴィンガーの袖を掴んだままなことに気がついた]
い、行きます。私もっ。
[慌てて手を離し。意識ごと移動するのではなく、足を使って第五層へと降りていった]
[まあ、現実に足で移動しなければいけないはずはなく。
その場から逃げ出したい気分がそうさせただけなのだが]
[俺の魂は、どこまでいっても、白竜の眷属だから。]
[だからウルズと呼び続ける。
だからシメオンと呼び続ける。
けれどカークと呼び続けるのは、
彼が黒竜の眷族だからだろうか。
今は敵ではないと、その思いを込めて。]
― 黒竜の領域 ―
……難儀だな、怠惰なアレに見初められしものどもは。
[返された言葉>>137に、『御魂』は薄く、笑う。
そこにあるのは、己と対なす存在への、絶対的な嫌悪]
そう……異界のそらを翔ける船。
……貴様も、見たであろう? 鋼の騎士どもは。
『我』らの在るこの『世界』においては、未だ未知なる領域の『力』。
それを得る事で、『我』は旧き在り方より変容する。
……そうする事で、繰り返されし白との『螺旋』を崩す。
旧態を越え、新たなる存在へと転ずるがために、『天』へと『還る』。
[『古神』と呼ばれる存在、それそのものからの脱却と昇華を目指すのだと。
重ねられた問い>>138へは静かに返し、それから]
[それほど深い存在であった母親を。
アリーセに重ねた理由は。
おそらく本当に、理想だったから。
理想だったんだ。
小さい頃見た、母子の姿。
羨ましいと思った、その姿に似ていて。
でもそんな事はいえないから。
もっともっと、
長い人生があったなら違ったかもしれない。
感じ方も、”思い方”も。]
……困るって、言われてもなあ。
[大きく息を吐いた後の言葉>>139に、へにゃり、と眉が下がった。
けれど、言わない、いえない。
──言えば、止められる気がするから]
そう、だよ。
……消えられない、っていう部分も、少なからずあるけれど。
……飲まれたら、なくすって、わかってるから。
[何を、とは、言わない、けれど。
それが『光』たる少女であると。
未だ喰らわぬ事、これまでの事を重ねれば、たどり着くのは容易いか]
“な………泣きたくなんかねーよっ”
“泣いてもいねえ!”
[ひどく罰の悪そうな、そしてムキになった声が、アデルに向けられた。その声は、生前のカークそのままで。]
“つかお前ここにいたのかよ、味方がいないもんだから、
俺ツヴィンガーに踏まれまくって大変だったんだぞ”
[アデルが上にいたからとて、助けてくれたかどうかは怪しいと思いつつも文句は言う。]
― 第五層 中央南の開けた部屋 ―
……っつ…ぁー…剣だけかと思ったら腕もつかってくるなんて…な。
[甲冑騎士の残骸を椅子変わりに座りながらぼやく
周囲には寸断された甲冑や、ナイフで文字通り影に縫いつけられ活動すら停止させられたものが転がっている。
打撲により熱をもった肌を冷やしつつ、人差し指を弾くようにして星(star)のタロットを縦回転をさせてはまた手の中に落ちる。その繰り返し
掠めただけで頬に作られた切り傷はそのままに、垂れる血を舌で舐めとる]
そう聞こえる声を出す方が悪い。
[きっぱりと言い切り。
姿がどうであれカークはカークであり、何ら変わりはないと思っている。
踏まれたとの言葉(>>+178)に軽く首を傾げる。]
私は何もされなかったが?
そもそも殺された当の本人のタイガが恨んでないとか吐かしたからな。
[踏まれたというのなら治癒魔法をかけてもいいのだが、カークは魔法を反射する。
カークの側に屈みこんでその背中をそっと撫でた。
手の平に冷たさを感じる。]
…再会するには早かったな。
[会うのなら出来るだけ遅く。
10年――いや、100年後に、そう思っていたのに。]
星屑。
天から流れ落ちたモノ。
[あの刀ではなく、二本の短剣を手に舞う人>>17を見た。
非情で、同時に熱くも感じられる、二極を一つ身に宿す人]
ディークさん。
最初から知っていた人の辛さって、どれほどなんでしょう。
[まだこの廃鉱に踏み入る前、最初に光で癒して貰った時から。きっと彼は多くを知っていて。けれど何も言わずに。
人としての心も失わずに、皆が選択するのを見届け、共に来た人]
……御武運を。
[スッと頭を下げ、タイガの通っていった道を辿った**]
……星が降ってきた、あながち嘘じゃないかもな。
[天災というよりももっと遠くの力、異物。転がってる残骸]
落ちちまったらただの鉄屑。しかもいいように使われて、損な役回りだな。まったく。
[第四層と第五層を繋ぐ道で黒い大トカゲを見つけたなら]
アロイス・オースティン・グランツ・フィンスターニス・カーク・リンドでいい?
[歩きながらそう問いかける。
それは、正体を確かめるような。
足した名の位置を確かめるような、そんな響きで]
そろそろ…守護者は黒竜のもとについたところか。
[立ち上がる。まだ始ったわけではないだろうが、今からいけばちょうどいいぐらいだろう。
そう思いながら、呑気に北方面の通路を通り道なりに進みながら、黒竜の領域を目指して歩きだした]
[>>+144 ごく小さな呟きには、にっこり笑って]
冗談です。
……タイガさんの決意を遂げられるだけの強さを得るための力に、少しでもなれていたら良いとは思いますが。
わたし、薄情ですね。
この結果がどう終わっても、もうかまわないって、思ってしまうんです。
死んじゃったからかな…もう、わたしの居場所、あそこにはないって、わかってしまうからかな。
[首を傾げて、どこか現実感のないような口調で呟く。
姉と慕った大好きな人も。
きっと、ディークは黒竜がどんなことになろうが、そのこと自体では死にそうな人ではないし。
なにせ、天秤に見初められた人なのだから。]
― 少し前 ―
[>>+163>>+164>>+165 ロシェルと、少しだけ苦い笑みを交わしあって。
もう一度だけ、まだお互いの存在が此処に在ることを確かめるように、ぎゅううっと抱き締めた。勿論シェイごと。
残酷なことをした、という自分に首を振ってくれるロシェルには、眉を寄せて笑って]
優しくしてくれました。
―――最期まで。
[最期が終わった後もそう、自分の髪をロシェルの手首に巻いて。
きっと、寂しがりの自分が、寂しくて泣かないようにと*]
[擦り寄って来るカークの冷たさが心地よい。
僅かに目を細め、その冷たさを堪能する。]
あぁ…そういえば夢中になると周りが見えなくなる事がよくあったな。
[言いながら思い出すのは最初に彼に会った時の事。]
― 回想:とある仕事中の出来事 ―
[それはどこぞの森に現れた魔獣退治の依頼での出来事だ。]
待て!
突っ込むな…ってなんだあいつは……。
[こちらの静止も聞かずに三ツ首を持つ魔獣を見て、嬉々として剣を振るうカークがいた。
呆れたような視線を向けつつも、こちらも魔法で応戦していたがその時相手していた魔獣はかなり強かった。
苦戦しつつも、そろそろ倒せるかという頃。
魔獣は死に際に力を振り絞ったのだろうか、今までにない速度でカークの肩へと食らいついた。]
―――っ!!
[こういう時こそ冷静に。
カークから流れる血の量に顔を顰めながらも治癒魔法の呪文を唱える。]
………。
[淡い光がカークを包んで傷を癒す――はずだった。
魔獣の傷がみるみるうちに癒え、どこか嬉しそうに唸る魔獣と。
へらりと笑うカークと。
頬を引き攣らせるアデルの姿がそこにあった。]
魔法を反射するとかそういう事は最初に言え!!
[思わず怒鳴ったのは仕方のない事だろう。
その後、回復した魔獣に散々苦労しそれもまたいい思い出、なんて事になるはずもなく。
苦々しい記憶として残っている*]
[痛々しい姿?
今がチャンスじゃねーか!
黒竜は弱りきってる!
トドメだ!
トドメだ!
こっちには白竜の力は揃ってる!]
タイ…、ガ ――…
[ぐっと握りこぶしを作った。
名を呼ぶ声は切実な色をしている。
けれど、それに込める思いは。
耳に入る二人の会話に、今は何も言わず。
ただ聞いていた。]
― 黒竜の領域 ―
怠惰、ね。
俺もそう思うよ。
[主たる『
嫌悪が込められた『
ああ、ご丁寧に挨拶もされたよ。
中身は、今まで見たことも無いもので埋め尽くされていた。
…あれが、異界から堕ちてきたモノ、か。
[為された説明には納得したようなそうじゃないような。
信じられないが、目の当たりにしたために不可思議であっても受け入れるような態を見せる。
けれど、続いた言葉には軽く眉根を寄せていた]
『螺旋』を崩す……均衡を崩す、か。
やっぱただ帰って大人しくする、ってわけではないんだな。
古神同士の喧嘩なんざ勝手にやってくれと言いたいところだが。
かつてのように大掛かりに地上でやられちゃ堪ったもんじゃない。
……俺達みたいに、古神の勝手で巻き込まれるような奴が増えるのは、ごめんだ。
[聞いた答えに嫌悪感を示したのは、今度はこちらだった]
それに、そのためにウェルシュやフランツィスカさんが犠牲になるのもごめん蒙りたい。
そんなくだらないことのために
[譲れない意思、想いを口にする]
[少年の口調で眉を下げる>>141のに、そこにいつも通りのウェルシュの姿を見た。
僅か、表情が穏やかに緩む]
……そうか。
護りたいんだな。
[何を意味するものかは直ぐに理解出来たから、言葉短くそう返した。
本当は、『終わり』にすると聞いてから、思い浮かんでいる予測がある。
それは自分にとって許容出来ない結末。
ウェルシュが少女を護りたいと思うのと同様、自分も護りたいものがあるから]
魔法跳ね返し体質だって、言ってなかったっけ?
………あ?言ってなかったか、俺。あはははっ。
………よっしゃー!やる気でてきたー!
まだまだ行くぜー!
[俄然元気になった魔獣にカラ元気で突っ込んでいって、新しく怪我をこさえながら、一生懸命倒した。
しばらく後、今となってはいい思い出だよなー、とアデルに笑ったら、足を踏まれたのもいい思い出だ*]
[>>+161 カークの言葉を期に第五層、黒竜の領域へと向かった者も多いだろうか。
自分も同じように向かった。
>>37>>57遥か下方に眠る存在を見る。
傍にロシェルが居たのなら…無意識にその服の裾を握っていただろう。
…禍々しい。
強く感じるのは、おそらく白竜の血のためでもあるのだろう。
肉体を失った今でも、存在は白竜の眷属であることを嫌でも自覚させられる。
ウェルシュと話すタイガの声。]
―――…
[救うことを諦めない声は、やっぱりどこか遠い。
願いも、祈りも、絶望も、反発心も。
全て彼の身体を再形成する材料として、捧げてしまったから、きっと自分はからっぽなのかもしれない。
自分を此処に繋ぎとめているのは、多分、欠片程残された未練。]
遅いですね。
迎えに行ってきます。
[ふわりと領域を後にすると、甲冑騎士の残骸の上に座るディーク>>+142の傍に現れる。
頬の血を拭おうと伸ばした指には、何もつかなかった。]
わぁ。大量ですねー
[生前と変わらない調子で、子供のような声を出して言う。
―――違うのは、返る返事は決してないという事。
それでも、かまわないと思った。
>>144やがて黒竜の領域に向かって歩き出したならば、背後霊よろしくふわりと浮いて後ろからついていくのだった]
― 黒竜の領域 ―
[そして辿り着いた場所。
対峙する者達の足元に、異端の姿をした黒竜の姿>>41を見る。
思うのは、カーク>>+171のそれと似て非なるもの。
シェイ>>+190のような反発を感じることはないけれど]
こんなところに、おちてこなければ良かったのにね。
[帰りたいのは、異邦なる魂>>132とやらの願いでもあるようだ。その想いは人の尺度で計ってもいいなら分からなくもない気がする。
ただ、それによって齎された黒竜の変質と目覚めは自分にとって快くないものだったから。若干の嫌悪も交え呟いた]
[カークの内心までは読み取れずとも、含まれるニュアンスには思い至るものもあって、それについては何も言わず。]
…まあ、私も人の事は言えないしな。
結局生き返ってるわけだし、死に損だ。
[言いつつもタイガが蘇った事が悔しいと思うよりも。
もう死ぬなという思いの方が強い。
それはカークにもこの場にいるウェルシュにも言えないけど。
そういえば自分が死んだ時に二人はどう感じたのだろう。
捨て駒如きの死など悲しくもなかった。
そうならいいのに、とカークを撫でながらぼんやりと考える。
きっとこれを聞かれたら怒られるに違いないと、そう思った。]
― 黒竜の領域 ―
[皮肉げな同意>>145に、『御魂』はく、と低い哂い声を漏らす]
丁重に持て成すよう、命じておいたからな。
[さらり、楽しげに告げた後。
嫌悪感を示しながらの言葉>>146に、ふ、と息を吐いた]
……ひとの子には、わからぬだろうさ。
『我』らの『我』らたる所以……そして在り方の根本は。
[示されたものを否定するでなく、それでいて、自身の在り方を語る事はせず。
『御魂』はただ、語られた意思、想いに目を細め]
[『御魂』にとっては取るにたらぬ想いでも、少年にそれは重い。
だからやはり、へにゃり、としながら、短い言葉>>147に小さく頷いて。
タイガとツィスカとのやり取り>>148 >>149に、はあ、とひとつ息を吐いた]
(……それでも)
[譲れない。
譲る事ができない。
それができるのは、自分だけだと思うから。
思っているから。
非同一にして同一であるからこそ、叶うのではないか──と]
/*
うむ、これは読まれてる、かな?w
……いやあ、ツィスカの反応とかいろいろで、ね、うん。
一番ややっこしい帰着点ふらぐが、すっげー早い段階で成立してしまったという、ね……!
まあ、分岐次第ではある。
成立するのは、ウェルシュ勝ちのパターンだけだからなぁ。
あと、流れ次第ではぎりぎり相討ちでもいけるかも。
[会話するカークとアデルの傍には寄らなかった。
彼らとは近しくて遠いから。
タイガの問い、
それらにじっと耳を傾けていたが]
ツィー。
[妹>>149がタイガに答えるのを聞いて。
不意におかしさが込み上げてきた]
ああもう。
本当に、我侭よね。
[勝ち誇ったような笑みを見て。
ああ、確かに自分の妹なのだと実感しながら、笑った。
心の片隅で、二人してごめんね、とウェルシュに謝りながら。
それでも譲る気にはなれないのだから。
自分もツィスカもしょうがない、と]
ついでに、あなたも。
[白梟>>152に向けて呟けば、バサと一度羽が動いた。
お前だってその象徴みたいなもんだろうが、とでも言いたそうだったが、それは自分の知るところではない]
そうか聞いてないのか。
おせっかいの塊が沢山いたのに踏まれただけなのか、可哀想に。
[言いつつ薄らと笑顔。]
シメオンがそういった能力らしい。
私も本質を視たわけではないし、現場も
[続く言葉(>>+202)にはぱちり、と瞬きをして笑った。]
そのうちって何言ってるんだ。
いいんだ、今カークが…アロイスって呼んだ方がいいのか?
まあ、どっちでもいいがあんたがこうやって話してくれるだけで嬉しいよ。
[幽玄の世界へと来て、同じく死んだ者達と会ったが誰も自分の気持ちなど分からないと感じていた。
視えているモノが違うし、視点が違う。
お互いに心底理解出来るものではない。]
/*
なんかこわいこといわれてーら。
まあ、なんだ。
すまん!
月囁ライヒとか封じ絵コンラートと同じ系列だからなあ、この子……。
本音吐かすのは、簡単だけどめどいのよ、ねw
つか梟、お前はwwwww
よもやと思っていたが、やっぱりそうなのかwwww
[カークと傷を舐めあう気などはない。
愚痴を言いたいわけでもなく、ただ話せるだけでよかった。
一人寂しく死んでいくものだと思っていたから。
――本当は会いたくなかったが。
カークもウェルシュも死んでほしくはない。
だが、こうやって再会してみて分かったのは本当は独りでこの世界にいる事が寂しかったのだ。
それがようやく分かったのだった。]
― 少し前 ―
[>>+166ウルズに声をかけられば、はぁいとひらり手を振り返す。
当然足はそのままだが。
>>+182彼女の胸の内は聞こえないが、
ほどほどにとの言葉には、そうねぇ、と言った。
言うだけだった。
その証拠に長々と踏む事になるわけだが。]
― 少し前 ―
[>>+154反論にもニヤニヤしっぱなしだった。
そんなに全力否定しなくってもいいじゃない、とか言いながら。]
あらそれはいいわね。とっても世界平和って事じゃない。
[いい所だけ摘んで聞いて、いいように解釈する暴挙。
うぜえとかまったく気にした様子もなかった。だって自分はうざくない。
問いかけ>>+145に聞こえた>>+148返事に、はたりと瞬いて下を向く。
期待していなかったので、少々驚いた。]
あらアンタやっぱり喋れるのねぇ。
いーじゃないの、アンタだってシェイの事好きなんでしょ?
[無論色恋を言っているわけではなく、シェイと争う前の、彼への呪いの言葉>>4:269の事を指してだ。
シェイに聞こえてないようなら>>+154、解説してやるだろう。]
― 少し前 ―
[>>+152踏んでる最中にアリーセから同意を求められれば、年の割にはね、と片目を閉じて返す。
>>+153>>+157聞こえない所は聞こえないままだが、何か感じ取ったのか、
急な身じろぎに>>+151ついつい強めに押さえ(踏み)込んだり。
>>+160長い事踏みっぱなしでいたら、抗議されるようにびたんと尾が振られ、足が離れた。
そして>>+161声一つ。それにはそうねと思ったものの。]
あらもうお仕舞い?ざーんねん。
じゃ、アリーセも離さないといけないじゃない。
[と言う。何が、と誰かに聞かれれば袖の事>>+173。
彼女が慌てて手を離せば、「あら残念。」と笑み言って自分も向かうだろう。]
/*
梟動かしたものか、悩みつつ。まあ、最後くらいはと。
実はあまり好きでないのです、こういう深いところに絡んできそうな設定なのに分かり難いタイプは。
白竜側の人達も扱いに悩んでたように感じられましたし。
まあ、私が勝手にそう感じてただけかもしれませんが。
反応しておいてこういうの残すのもあれかもですが。ちょっと複雑な気分なので、変質しないうちに埋めさせといて貰います。
それはまた。
[きっぱりと、強き意思を持って答えるツィスカ>>149に、軽い微苦笑が漏れた。
けれどそこに、しっかりとした想いを感じる]
諦めては居ない……アリーセさんが言った通りですね。
[ただ、彼が彼であることについては、タイガは別の解釈をも持ち合わせる。
その選択肢は自分が一番厭うものではあるのだけれど]
それなら、俺がやることは、一つだ。
[ウェルシュの想い、ツィスカの想い、自分の想い。
その全てに一致するであろうことは、唯一つ]
そうだろうな、ご丁寧に魔力まで込められていた。
[楽しげな声>>150にはそう返すに留め]
ああ、分からんね。
そんなものが分かっちまって同類にされても敵わん。
[理解しようとも思わない。
そんな態で言い放つ]
『
俺は、お前らを止めてみせる。
絶対に。
[強き意志を伴う言葉。
胸元に留めてあった砂塵の塊を左手で、握った]
/*
>>+206アデル
……キャラが、ですよね?
PCレベルでもだったら、ごめんなさいです(汗
つい心配になってしまうこの兎心臓。
[思念体に、距離の概念は余りないらしい。
>>149ツィスカの声が聞こえると、静かに目を伏せる。]
………。
あなたは何を以って、私を私といい、其を其と言うのでしょう。
思考や感情が脳という臓器の活動の産物以上のものであるならば。
[それは、今自分がこうして此処に在ることで自分に対して証明されている]
―――…”自分”とは、一体何でしょうね?
[例えば肉体が必要な行為を望まないのであれば、生物としての死など些細なことでしかないのだろうか。
それとも肉体、現世の依り代を失った魂は不安定に消えゆくものだとしたら、些細でもないのかもしれない。
生まれて初めて死んだので、色々と思考が巡る。
ふわり、幽体は、くるりと回る。]
“何か聞く雰囲気じゃなくってさー……”
“可哀想だろ……って何笑ってんだよ”
[薄っすら笑顔なのをばっちりと見咎めて。>>+206]
“あ、ああ…色々合点が行った”
[シメオンがどこかへ行こうとしていた理由。タイガが生き返った理由。やっとわかって状況についていけるようになった。命を蘇らせる代価があるならば、それはやはり命、ということだったのだろうか。]
“おー。本名はアロイスなんだけどさ。ぶっちゃけ、カークの名が馴染みすぎててな。俺もどっちでもいいんだ。…ていうか聞いてたのな…”
[…あの名乗りを。少々気恥ずかしい。]
― 少し前か ―
[>>+188シメオンの冗談には目を丸く。]
あらアンタそんな冗談も言えるのねぇ。
[もっと大人しい、深層の令嬢のようなイメージだったので、驚いた様子で。
彼女のどこか凪いだような静かな声には、いいえと緩く首を振り。]
死んでしまったら、そんなものなのかもよ。
執着が無いのは……良い事かもしれないわねぇ。
[未練が無いわけではないのだろうが。
死にたくなかったと、泣くよりはずっと良いだろうと。
まぁ自分は若いときに死にたくないと大泣きしたクチだがそれはさておいて。]
[歩いている、というよりはただ移動しながら。
黒竜の領域に入っても、嫌悪も安らぎも感じはしなかった。
ただ見覚えのある物に時折目をやるくらいで。
なおアデルの声>>+179や、カークの声が>>+181聞こえたら。]
ヒント。タイガは全然、恨んでなかったわよねぇ。
[とでも言うだろう。]
[フランツィスカの決意と、
シメオンの言葉と、
聞こえたなら緩く眉を寄せた。
自分が、自分である事。
ウェルシュへ視線を送った。
ウェルシュ、シュトラール。
非同一にして同一の存在。]
[理解を拒否する態>>155に、『
元より、それは想定の内]
……止められると思うのであれば、止めてみるがいい。
黄昏の力帯し、ひとの子。
[意志伴う言葉>>156に返す、その背でぱきり、という音が響く。
蒼き月光が冷たい光を放ち、直後、少年の背に光伴う黒が、開く。
鋼で造られた、漆黒の翼。
そこから零れ落ちた硬質の羽が床に落ち、かつん、と乾いた音を立てるのに、重ねて]
……Tanz!
[紡がれる、呪の言霊。
それに応じて、空間に生じた3つの光の弾が乱れ舞うようにタイガへと襲い掛かる。
触れれば弾け、軽い衝撃を与える小さな光弾。
その間隙を縫うように踏み込み、突きの一閃を繰り出した]
― 回想・ちょっと前 ―
名乗ってたじゃない。
[>>+187長いから嫌だと言ったくせに、短くなれば半眼になる。覚えきれるか、と飛んでくる思念に、ぽそりと返した。
自分の両親が付けた名が、彼にどんな意味があったのかは知らない。ただいらぬと言われなかったことが、少しだけ不思議で、少しだけ嬉しかった]
どっちも、ね。
[そう言うことではないのだろうけれど。
どっちも、と言われると二つの名が別れているような気がして少し歯がゆい故に、何とかならぬものかと思ったりもするのだが――
それは本当に素っ気ないほど短い会話だった*]
/*
ちなみに、翼の形状は、「ラジアルウィング ブラック」でありまする。
……いやあ、五次覚醒までレベル上がったから、さ……!
四次覚醒で終わってたら、「セイントエタニティウイング ブラック」だったんだけど。
[わかるひとにしかわからん上にここで言っても伝わりませんよ]
― 少し前 ―
[>>+209ここで全力否定しなくてどーすんだよ!とじとり顔。
平和とか言われると、少しの沈黙の後、うっかりツヴィンガーみたいな思考のやつが蔓延る街を想像してしまって、すごく嫌そうな顔をしてしまった。
その盲目的な自信にはいっそ感服する思いだったが誰がなんと言おうとお前はうざいと思う。主に俺にとって。
>>+216トカゲとのやり取りは知らずただにらんでただけだった。
解説してもらったところで同じ言葉を返すだけだろうし。
アリーセとの様子になんとなくケッとなりながらも、*意識は別の箇所へと向かった*]
――……歌いたまえ
大いなる哀しみをもたらした神々の戦
『世界』の覇権を求めて争いし秩序なき黒き爪の正義と正義なき白き翼の秩序を
[ウェルシュの背に展開する、どこか異質さを伴う漆黒の翼>>157。
瞳を細めて見詰めながら、左手の砂塵を握り潰す。
砕けたそれはタイガの周囲を取り囲んだ]
防げ!
[砂塵を乱れ飛ぶ光の弾>>158に合わせ展開し、迎撃に使用する。
近くで聞こえる破裂音。
ツィスカの防御魔法の効果>>162も合わせ、それが身に届かぬようにする代わりに、突きの一閃を生身で相対した]
っく…!
[身を捩り、刃が左脇側を通るように軌道から逸れる。
しかし完全に避けるには至らず、左脇腹から紅が散った。
痛みに耐え、近付いた相手を逃がすまいと細剣を握る手を左手で掴もうとする]
そういや頼まれもんがあるんだよ。
[にぃと口端を吊り上げると、強化も何もしない状態の右の拳でウェルシュの頬目掛けて殴りつけた]
「バカヤロ」だとよ!
いつの世も気まぐれに、運命の輪は転がり落ちていく。
太古の争乱の再来。死の狭間より宿命を果たさんと戻り、終端へと落ちていく。
夜明けのは光か太陽か。審判は何を選ぶのか。
[裁定の神はマイペースで、争いの音、力を感じし黒竜の領域へと足を踏み入れた]
― →黒竜の領域 ―
[少しばかり浮かれた気分は、イリス>>+211の言葉で鎮まった。
本質とは何か。自分とは何か。
そのままであるとはどういうことか。
そうした思いまで妹と同じとは限らない]
……。
[揺れる。揺れる。
妹ほどの強さで言い切れないのは、その身に宿したものの違いか。自由の代償は、すがるものの喪失。
人として助けてくれる手は沢山あったけれど、その本質は一人彷徨うものと、心のどこかでは思っていた]
/*
近付かないと出来ないことなので捻じ込んでみた。
ギリギリに入れるよりは良いかな!と思って。
[反応出来る的な意味で]
[まるで生きている人間が、少し考えるような仕草をする。
非常にマイペースだ。]
…もしも、黒竜とその人を分離できたとして
もう、なにもかも元通りにはなりません。
死んだ人は、殺してしまった愛しい人たちは、普通は生き返らないんです。
彼はもとの彼ではいられない。
生き延びたとて―――その生を終えるまで、その咎に苦しむのではないでしょうか。
誰が赦したとて、自分自身の罪は自分が一番よく覚えているもの。
それに添い、共に苦しむ覚悟があるのでしょうか。
あなた自身も―――今感じているその苦しみ、抱え続ける続ける覚悟が。
全て忘れて、もしくは抱えて、それでも前を向いて生きていけばいいのでしょうか?
言葉にするほどに簡単ではない…とても…とても、苦しい茨の道です。
もしもの話を、今いくら考えても詮方ない事。
さて…一体、どういう結末を迎えるのでしょうね?
[終焉を歌うディークの傍、呟くように囁く。
単なる、霊体として見ている事柄の感想でしかない。
なにせ、自分は彼女のことを殆ど知らないのだから、実際どう思っているか、本当のところどれほど苦しんでいるかは想像の域を出ない。
もし聞いていた者がいるのならば、辛辣な言葉に聞こえるのかもしれないが。
どちらかといえば、物語の主人公の結末に思いを馳せるような態で首を傾げていた。]
…最初のアレは最悪だっただろ。
敵を回復するとか汚点にも程がある。
[思い出して顔を顰め。
照れたように横を向くカークにやはり笑った。]
…どう決着がつくのか。
私はどちらにも死んでほしくないんだが、そうはいかないだろうしな。
[ウェルシュの望みを叶えてやりたいとは思っても、タイガの死は望まない。
そうは思えど幽玄の住民である自分ではただ見ている事しか出来ない。
もし、自分の魔法が生者にも届くのなら。
ウェルシュがやるよりも先に自分が殺るのに、などと物騒な思いで二人を見守っている。]
/*
延々悲劇をやってくものかとおもったが、もしかして最後は悲劇じゃない気配になったりするんだろうか、そうすると俺ってとっても場違いだぜっ。
心配……しないのは無理よ。
でも、信じてる。から。
[心揺らしながら、ツィスカの声>>162に小さく答えた。
信じることしか出来ないだけでもあったりはするけれど。
外に出てこなかった言葉が聞こえていたら、馬鹿、とも言っただろう]
/*
色々返答してもらって嬉しいわぁ。
んでも返すとあれだから切ってよいかしら(キリよく見えるし
表がクライマックスだしねぇ。
ありがとうってここに置いておくわー。
― 少し前 ―
[>>+213 ツヴィンガーに驚かれた]
元々こんなです。
ディークには結構、ろくでもないことばかり覚えてって呆れられたりしてました。
[執着が無いのは良い事、というツヴィンガーに目を細める]
死ぬ前に。散々死にたくないって泣き喚きましたから。
………気が済んだつもりじゃなかったんですけども。
あの死に方なら、いいか、って思えたのかもしれません。
[ツヴィンガーの若い時の話は知らなかったが。
水死でぶよぶよになって魚に食われるのをこんなふうにして見てたなら、死にたくないと大泣きもしたかもしれなかった。]
[戦いが映る位置にいったところで止まる。
先に黒竜《シュトラール》にはいっていたように、二人の戦いに関与をする気はない。]
[姉の形見でもある剣を構え、
右手の薬指にはめた指輪と共振させる。]
―――シャン
[人の手によって作られた剣は、紅く陽の光のように輝きだす。]
……アレの対、って訳じゃないよね。
[ウェルシュの持つ月光とは違う光。
血と唄を除けば、少女と自分の家族とを結ぶ唯一の物。
少女は、タイガの援護を中心に動いている。]
……なにっ!?
[展開する砂塵>>163、それに重なる光の力。>>162
元より、牽制目的でもあったそちらが無力化されるのは想定内ではあったが。
剣持つ手を押さえられると、苛立ちを帯びた声が上がった]
この程度で……!
[捕らえた気になるな、と。
言いかけた言葉は、伝言、という言葉>>165に途切れた]
……っ!
[振るわれた拳は違わず頬を捉える。
衝撃によろめきながらも、手首を掴む手を、人ならざる力を持って強引に振り払い、距離を取る]
― 少し前 ―
[>>+224 重なる手は、血も通った肉体があるわけでもないのに、やっぱり温かい。
落ち着くと同時に、不思議だと思う。
けれども、其の場を離れる前、一度ぎゅうと握った。*]
― 現在 ―
[ディークが黒竜の領域に到達すると、ロシェルの傍へとふわりと戻り寄り添うように傍らへ。
見守るのは、始まってしまった戦い。
タイガの身を直した自分の血が―――呪いを呼ばないことを願いながら]
黄泉からの言伝、とは。
……死せる者どもは、相当に暇であるようだなっ!
[ぐ、と口元を拭って吐き捨てる。
ほんの一瞬だけ瞳に浮かんでいた、泣きそうないろは、もう見えない]
そう言われて止まれるくらいなら、最初から走らない……Nadel des Lichtes……Ungestümer Tanz!
[そうして紡ぐのは、光の針の乱れ撃ちを導く呪]
[そう、"二人"の争いには関与はしないが]
……邪魔はすんなよ、フランツィスカ。
[援護に動こうとするツィスカ>>168をにらみながら倭刀を抜き、一歩一歩近づいていく]
[それでも。
彷徨うのが運命>>+226だったとしても、孤独ではなかった。
一人で歩くのではなくていいと教えてくれたのは。
一番孤独な時に慕ってきてくれたフレデリカと。
初めて自分から求めて父を越えようとした時に、共に先を目指そうと歩んできたシェイと。
二人が寄せてくれた心によるところは大きかった。
だから今も揺れながらまだ、消えることなくここに在り]
[少し前のあれそれには、それ相応の笑顔を返したりしつつ。
足を止めずに歩いて行けば、従兄弟の姿が見えてくる。
その向こうにはあの子の姿も。
梟は特に気に止めず、視線を遠くにやればディークの姿も見えるところか。
始まれば目を逸らさない、事も無く。
何時もと変わらぬ様子であちらそちらを見ていた。]
――…ッ
[始まりの合図>>158に息を飲む。
近くで同じような音>>+229がするのを耳にしつつ。
握った手と心を震わせながら、それでも目は逸らさない。
それは、願いをタイガに託した者として最低限の礼儀であり。
ここに在る資格だろうと、思いながら]
[>>+227シメオンの声に、視線は一度ツィスカの方へ。
残るのは嫌だという彼女。
もし彼女だけ残った場合は、どうするのだろうと思いはしたが。]
タイガは、フランツィスカなら越えられると言ったけど……さて、ねぇ。
[どうなるか。まずはタイガとウェルシュがどういう結末を迎えるか、が重要なのだろうと思いながら。
ツィスカがタイガに防御魔法をかけるのを見ると>>162、少し目を細めた。]
…タイガなら、ウェルシュをどうにかしてくれると思ったのかしらねぇ。
[>>+235 カークの思念に、頷く]
そうですか。
…苦しいですね。
[ちなみにウェルシュとも一度も話せなかったので、やっぱり今見ている現象からの想像でしかなかったので、共に歩んできた人の言葉は素直に受け入れる。]
ええ。
もし、ウェルシュさんを望み、その望みが叶えられるのであれば。
―――覚悟をもって臨めると、良いですね。
[ただ、そう口にする。そうでなければ、道をともには出来ないだろうから。
己の自覚する罪は、幾ら他人に否定されたところで、消えるものではない。
赦しもまた―――ある種の罪悪感に対する否定だ。
愛しい者たちを殺して歩んできた事を赦されるのもまた、望まないのではないだろうか。
自分だけが赦され、生きているという事実は、彼を苦しめはしないか。
全ては、ただの憶測。]
[紅い陽のような光>>168を帯びる剣。
使い方は違っても、やはり自分より自由に力を引き出せるみたいだなと思った。
対なる剣などではないだろう。
そこまでのものを一介の人間が鍛えられるとは思わない。
ただ、父は蒼月剣を一番美しい剣と呼んでいた。
その実物を知る前であっても理想がそこにあったなら、なにか通じるものの欠片くらいはあったかもしれない]
/*
う、うむぅ。
ツィスカとリセ、キャラの目指す方向性は同じと思うのだけど。
ツィスカが実際にはどうしたいのかは、兎猫が分からない!
……ちょっと苦しい(汗
[>>+243 握られる手を握り返して、その肩に頬を寄せるようにして寄り添って見守る。
ウェルシュと、タイガの戦う様を。
フランツィスカと、ディークの在り様を。]
願わくば
[ロシェルにならって祈ろうとして、途中でやめて、ゆるく首を振った]
………わたしは。もう、祈るのはやめます。
ただ…信じたい。
[そうつぶやき。
幽霊になって見えるようになった視界に焼きつけるのは、戦いの行く末]
[フランツィスカの剣を見る。
あれがオリジナル。
指輪の共振に視線が向かった。
だけどもどこか、思考が遠い。
興味深いはずなのに、
思考がそこへと纏まらない。
カークの鱗だってそうだ。
普段の自分なら確実にひとかけくらいほしがったはずだ。
いやひとかけとは言わないかもしれない。
けれど、そんな事はどうでもいいくらいに。
―――― … どうでもいいくらいに…。]
― 少し前 ―
あらそうだったの。
なら………フフ、もっと話してれば良かったわねぇ。
[そうすれば、生きているうちにいろんな面白そうな事に気付けもしただろう。
彼女に>>+234そう返しながら、生前の事には、そう、と一言、目を閉じた。
死に際が良いという事は未練にならないのだろうと、ふと自分の最初の死に際が、思い出されては消えてゆく。]
……ありがとうね。
お礼、言うのもどうかと思ったんだけど…。
やっぱり言っておくわ。
タイガを助けてくれて。この結末に、導いてくれて。
[ありがとう、と。
赤い軍帽を取り、腰を深く折った。]
[自分は、どこまでいっても、白竜の眷属であり。
そこから外れる事はできない。
魂まで白竜のものであり。
それを強く望む事しかできない。
(――白竜様の力を持っているのだから)
(――白竜様には貴方が必要なのです)
(――白竜様のために、生まれてきたのです)
ちくしょう、声が、やまない。]
[誰がどんな願いを持っていようと、届くかどうかはわからない。
願いはあれど、結局のところ、生きた者にしか運命は動かせないし、より強いモンが勝つんだろう、と思っている。
だから、どんな結末になろうとも、構わない。
ただ、最後まで見守っていよう。]
[放った右の拳はウェルシュへと届いた>>171。
直前の表情はまさに少年のもの。
それも直ぐに消えてしまう>>172のだが]
ああ、暇だろうよ。
なんたって見てるしか出来ないんだからな!!
[自分も
そう、彼らは見守り、想うことしか出来ないのだ]
ずっと見てんだよ。
お前のことも。
これでお前が止まるなんざ、これっぽっちも思っちゃいない。
だが託されたからな、伝えない道理は無いんだよ。
[振り払われるのは想定内。
ウェルシュが距離を取る間に砂塵を引き寄せ、再び周囲に展開する]
ちっ、数が多い…!
[放たれた光の針に舌打ちをし、地を蹴りながら砂塵を腕と足に絡ませる。
右手を横に薙いで正面から来る光針を払い相殺させ。
一歩前に出たところで左足を軸足にし、回し蹴りの要領で追撃の光針を打ち消す。
左右から舞うものには眼もくれない。
頬や腕、足を掠めて行ったが、前へと進むのを優先した]
はあっ!!
[更に距離を詰めるべく、軸足を交代してもう一度回し蹴りを放つ。
その蹴りで左足に残っていた砂塵をウェルシュへと飛ばし、眼晦ましを狙った。
直後、地を滑るように駆け、眼晦ましの砂塵を突破して、強化した左手でウェルシュに対して掌底を繰り出そうとする]
タイガ…
[がんばれ、と。
詰まる言葉は音にはならない。
祈りの言葉が聞こえる。
信じたいとおもう言葉が聞こえる。
ただ、胸に痛くて。]
ねぇ、
貴方の目的は、なんですか?
[少女は己が中にある黒竜の『力』を、
身体が保つ限界ぎりぎりまで、閃光として使いきろうと。
ツィスカへ攻撃しようとしたら、
モーントシュテルンが攻撃しては逃げる、という攻撃で邪魔をしようとするか。]
─ 回想 ─
うん。
似てたんだろうね。
[リセ>>+143に、頷く。
どこが似てるという訳ではなく、雰囲気や空気が似ていたと思う。
優しくて、厳しくて、頑固そうなところとか。
そんなことを思い出しつつ。
もう一人の妹>>+152と言われると、ぱちり、瞬き。]
…ありがとう。
僕も、そう言ってもらえて、嬉しい。
[嬉しそうに微笑んだ。]
― 少し前 ―
[>>+248 深い礼に、ゆるりと首を振る]
………わたしは、わたしの使命と…望みのためにそうしたに過ぎません。
お礼を言われるような、純粋に人助けをしようというような、褒められるようなことをしたわけじゃないんです。
わたしは、自分のためにタイガさんをもう一度、親しい人と敵対するという苦しみの世界に呼び戻したんです。
アデルさんと対峙したときに、彼を傷つけられなかった姿をみていたのに、です。
…やっぱり、お礼を言われるようなことではありません。
すみません、もしもタイガさんが生き返ることを望んでくれていたなら。
ただの結果オーライなんです。
…むしろ、そうでなければわたしは謝らねばならないことをしました。
[だから―――これ以上祈るのはやめよう、と思った。]
─ 回想 ─
[蜥蜴に視線を向けたものの、自分を殺した相手と何を話すか思いつかない>>+150のはこちらも同じ。
目と目が合って微笑んだのは、睨んだりする理由がなかったのと。
化け物って言ってたけど、よく見ると見た目は可愛いなぁとか思ったからだとか。
グレイヴを一緒に探しに来てくれたことだって、それ自体が嬉しかったから、そっちの思惑なんて関係ないとか。
カークが話せると解っていれば口にも出したけれど、黙ったままだったからこちらも声には出さなかった。
何か考えてた>>+153>>+157のを知ればぺちぺち背中くらい叩きに行ったかもしれないんだが、心を読めるわけもないのでここでは何もせず。
ツヴィンガーが踏んずけたままでいるから自分までしなくても良いかな、とか思ってるのもあったのは否定しない。
きらいとは言ったが、恨みも憎みもしてはいないから。
上官の足下からようやく解放された蜥蜴が移動しようとするのに気付いて、少しどうしようか、悩んで。
幼馴染が傍にいるなら、彼の手を引いて、行こう?と問いかけるように見上げた。
彼が頷いてくれたなら一緒に、そうでなければ少し悩みながら、手を離して先に向かった。]
─ 回想 ─
カークさん。
[移動途中、カークが一人というか一匹でいるのを見て、少し目を伏せるも傍に駆け寄った。
こちらを見ていなくても、構わず話しかけて。]
…お願い、守ってくれてありがとう。
できればあの場で割ってもらいたかったけど。
でも、シメオンさんに伝えてくれたから、割ってもらえた。
[シメオンに委ねられて、幼馴染の手に渡ってしまったけれど。
願いは、叶った。
彼がシメオンに伝えてくれた御陰で、幼馴染に少しでも返すことができた。
それだけは、お礼を言っておきたかったから。
返事はあったかなかったか、どちらにしても言うだけ言って傍を離れ。
黒と白の決着の場へと、向かった。]
─ 回想終了 ─
/*
終わる前に。
最終日組の方々お疲れ様でした。
終始もだもだして上手く動けて無くてすみませんでした。
あと独り言消したい……っ
[近くにアリーセが居るのは解っていた。
近付こうかと思ったけれど。
―― だめだ。
だめだ。
だって彼女は、薄いとはいえ、黒竜の眷属で。
自分とは敵対していて、
今の自分は、彼女まで敵視してしまいそうで。]
[タイガの名を呼ぶ声>>+250が聞こえた。
視線は闘うウェルシュとタイガから外さぬまま。
…時折、ツィスカとディークの方に走ることはありつつも。
その行末から外さないまま]
シェイ君…。
[その胸の奥に秘められたもの>>+247を汲み取ることは出来ない。そんな力は持っていないけれど。
そっと、握っていた手を解いてシェイの手に触れようとした]
[控えめな声援に、
――アロイス、と。眷属としての名を呟く。
アデルに、ウェルシュに、フランツィスカ。
ああ早く。
早く――、 早く、 終わればいいのに!]
[>>+251 かみさまをころしたかった、と言うロシェルをきょとりとして見上げた]
………どうしてですか?
[自分自身も、白竜への感情は複雑ではある。
けれども、ロシェルがそのように思っていたのは、意外だった。]
そうか、嫌…か。
[名前は既にどちらでもいいと反応>>174は薄く
また一歩、一歩と、ツィスカへと近づき。
一度ゆるりとタイガとウェルシュのほうへと視線が移った後]
[問い>>179には無言。
その名に反応もしないのか。視線を戻す途中一度、梟が飼い主のもとに戻ったのだなというようにみながら、倭刀を地面へと立てる。
手をかける気もまたなかった。ただ邪魔をする邪魔立て。閃光に合せかき消すように影をつくりだす]
[見てるしかできない。
その言葉>>175の意を、正確に汲む術はない。
だが、言葉を託した者の想いは、少年の内には、大きく響く]
それでも、俺は……。
[掠れた呟きは、放たれた砂塵によって阻まれる。
視界を失し動き止るその間に、近づく気配。>>178
逡巡の時間は、短かった]
[泣きそうな顔を堪えて。]
アリーセ…
[ぐっと、呼吸を整えると。
彼女の手をぎゅっと握り締めた。
そして視線は、タイガ達へとむかい。
以降はそれる事はない。]
[たどり着いた先。
神様の力も加護も干渉も無い身でも、いや、そんな身だからか。
その地から感じるものは、何もなかった。
見えるものをそのままに受け止める。]
…タイガさん。
[ウェルシュと対峙している人の名を呟く。
僕の分も背負ってとお願いした。
でも、言っておけば良かった。
重いと思ったら、僕の分は降ろしていいよ、と。
きっぱりとした意思>>156を口にする彼を見つめた。]
死してなお、
業が深いというか、結局のところ私も彼らも同じなんだな。
[神を殺したかったなどと言ってみても、それに縛られている。
なんて哀れな存在なのだろう。]
それでも、俺は、この道を進む。
[繰り出される一撃、避ける事はできたかも知れないが。
それよりは、と敢えて避けずに蒼き月光を振り上げる]
……自分の意思で、決めた事、だから!
[月光から放たれるのは、透き通った明るい光。
先とは違う──少年の意思を乗せた刃は、躊躇う事無く、タイガへと振り下ろされた]
[そういえば――、
悔しいとたくさん思ったけれど。
カークとウルズの戦いを見ていた時だけ、
一番大きな悔しい、が違った。
あのときの悔しいは、
あの二人が、あの二人らしく、
あの二人のままで、
向かい合い、解り合っているように見えて。
改めて思ったのだ。 ――― かなわない、 と**]
― 少し前 ―
分かってるわ。
[>>+253シメオンが、礼を言われる事じゃないと言えばそれにはこちらも苦笑する。]
分かってる。タイガがまた苦しむだろう事も、また苦しんで死ぬかもしれない事も…分かってる。
それでもね、生きれば出来る事がある。
あの子は何も出来なかったって、とても後悔していたから、
生き返れた事を、きっと後悔はしていないわ。
[そうでしょうと問うように、一度視線はタイガの居るだろう方向へと向けられる。]
そんなに小難しく考えなくてもいいのよ。
単純に、死にたくないってアンタを泣かした事と…それなのにあの子を行きかえらせてくれた事。
それは、アタシのお礼なんかじゃすまない事だから。
…謝るのは、むしろこっちの方よ。
[泣かせてごめんなさいねと、呟いた。]
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