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[>>56 白竜の領域から出て、ロシェルとカークの遺体の場所―――此処に来るディークにふんわりと寄り添う。]
………四次元ポケットみたいですねえ。
[3人分の死体を飲み込んだ影に感心したような声を出しつつ。
聞こえないのだから返るはずもない返事に、少しだけ寂しそうな顔をした]
― 第四層・ゲート前 ―
[傍らに居る白い梟。
聖域から出てきた時の態度は、まさに人と言えるもの>>39だった。
続けた問いかけに対する態度に、野暮はしねーぜ、的な台詞が頭に浮かんだのは、心の奥に仕舞っておくとして。
その態度にツィスカの傍に居なくても彼女は大丈夫なのだろうと判断する。
ウェルシュはまだ『
この先は確か───。
[脳裏に焼きついた、師の記憶を思い出す。
これまでの鉱山とは全く違う、異世界のような空間。
それが、この光の魔法陣の先に広がっていたはずだ]
ものっすげー相性悪いよな、あそこ。
[そう言いながら、そこらに転がっている拳大の岩を2つ、拾い上げる。
それを白梟が止まる左手で持つと、右手で光の魔法陣に触れた]
[ふわりとした笑み>>+73を向けられて。
同じくフワッと微笑み返す]
お疲れ様。イリスさん。
[ごめんなさい、とは言い難くて。
ありがとう、と言うのも、むしろ残酷なような気がして。
この言葉も何か違うようなと思いながら、それでも何も言わずにもいられなかったから。
名前の意味をよく知らなかった生前とは違い、彼女の人としての名前と共に、そう紡いだ]
[>>+76 返るアリーセの笑み、そして名をよび労ってくれる声]
はい、アリーセさんも。
[あんなに怖かった死も訪れ、過ぎ去ってしまったかのような現実感の無さの中にいれば不思議と穏やかな心地だった。
少なくとも理不尽に唐突に命を奪われたのではなく、覚悟する時間があったことも大きいのだろう。
怒涛の生の終わりをねぎらってくれる気持ちは、すとんと心に落ちた。
第五層へと向かうディークの背に、視線を向ける>>58]
―――…無念ですね。
アリーセさんも…こんな思いを、していたんですね。
[アリーセへと顔を戻し、眉を寄せて微笑んで。
きっとシェイを、ツィスカのことは知らなかったが、親しい人の往く背を此処から見ていた彼女も同じだったのではないだろうか。
そんな風に思って、少しだけ首を傾げた]
アリーセさん、が?
……ああ……それで。
最初に会った時、なんとなく似てる、って思ったのか。
[紡がれた名に、僅かに目を細める。
そのお陰でトラウマ級のショックを受けたとかいうのは、余談としておいて]
……って、あのねぇ……。
[さらっと言われた言葉>>61に、は、と息を吐く]
……少なくとも、鋼の鱗は持っていなかった。
[気を取り直して、口にするのは『前』の在り方]
20年前の異変で、空から堕ちてきたものに灼かれて……強引に再生した結果が、今、だよ。
[20年前の異変。
そう、口にすれば、感じないはずの熱が蘇るような心地がする。
『躯』と『御魂』。
天からの焔の痛みは、双方に刻まれていた]
この『世界』のものでもなく、さりとて、『異界』のものでもない、存在。
それが、今の『黎明の黒竜』……。
そうね。
もう、手を伸ばして助けることが出来ないのは。
[無念というイリス>>+77に頷いて]
うん。でも。
私が自分で選んだこと、だから。
[眉を寄せるイリスの頭に手を伸ばし、そろりと撫でた。
見てるだけ、聞いてるだけで心が苦しくなるとしても。最後までついていかなければ。そんな思いは伝わるだろうか]
それに、幸いって言っていいのか分からないけど。
一人じゃないから。なんとか。
[一人では耐え切れなかっただろう自信がある。情けないことながら。
フレデリカやシェイ、ツヴィンガーの方を窺い見て。
イリスに視線を戻すと、ふにゃり、と眉を下げながらもう一度笑った]
あっ、またそんな言い方。
[シェイ>>+78に、めっ、と眉を寄せてみせた。
フレデリカを殺されたこと、シェイを殺されたこと、それらを赦せるほどには聖人君子でもなかった。
ただ、自分の死に関して言えば、利用させてもらった節もあったりするから。
ついでに、ツヴィンガーをこのままにしておくと、知らない誰かにもっと似てしまうような、そんな勘のような何かが働いたから。
弱いながらも制止したのだが]
一発ずつくらいは、当たってもいいと思うけど。
[複雑な心の落とし所は、そんなところになったらしい]
― 第五層・入口 ―
[魔法陣から出た先に広がっていたのは、従兄に見せてもらった師の記憶にあったもの。
おおよそ自然と言えるものが無い、硬質ばかりの空間だった]
出て来た場所もまるっと同じだな。
てことは───例の場所はもっと先、か。
[師がウェルシュを保護した場所。
『
きっと、ウェルシュとツィスカはそこに居る]
さっさと行って話を───って思ったが。
そう簡単にゃ行かないか。
[最初の直線を進み、曲がり角を曲がったところで見たのは、全身鎧を纏った騎士らしき姿>>42。
次の曲がり角のところで立ち塞がるようにして佇んでいる]
手厚い歓迎、痛み入るな。
モートンシュテルン、離れてろ。
[左腕に止まらせていた白梟を宙に放つようにして離し、左手に持っていた2つの岩を握り込んだ]
使えるモノが少ないのはきついが……ここで足踏みしてる場合でもない。
通してもらうぜ、デカブツ。
[握った2つの岩は細かく砕け、薄く、タイガの周囲を取り巻いていく。
鎧騎士の居る場所へと駆けながら、その一部を投げ飛ばし、相手の目潰しを試みる。
その隙に一撃叩き込もうと思ったが、目潰しをものともせず、鎧騎士は大剣を振り被り、タイガ目掛けて思い切り振り下ろしてきた]
っち!
[咄嗟に駆ける軌道を横にずらす。
重々しい一撃が、紙一重で腕の横を通り過ぎて行った]
眼に頼ってない…?
…光の魔力は感じるが…生きては居ない、ってことか?
[それならば、と搦め手は止めて、纏う砂塵を全て攻防に回す。
薄く拳と足をコーティングすると、その強度を上げ。
鎧騎士が体勢を戻す前に大剣を握る腕を足で蹴り飛ばす。
硬いものがぶつかる音が響き、鎧騎士の腕が外へと弾かれた]
はぁっ!!
[その隙に懐へと潜り込み、軸足を切り替えて正面から腹部目掛けて蹴りを放つ。
上体を揺らす鎧騎士に畳み掛けるように右ストレートを繰り出し、その鎧に皹を走らせた]
もう、いっちょ!
[走った皹に更に打撃を与えて崩すべく、一歩踏み込む。
繰り出すのは掌底の一撃。
捻じ込むように力を込めると、皹が更に広がり、その部分がボロボロと崩れて行った。
その中に見えたのは、見たことの無い部品のようなものの塊。
衝撃を受けて、それらはバチリと火花を散らせていた]
何だ、これ…!
っと!!
[驚いていると、鎧騎士はぎこちなく動き、再び大剣を振り上げようとする。
咄嗟にその場から離れたが、火花を散らせていた部品が大きく弾ける音を奏でると、振り上げた体勢のまま鎧騎士は動きを止めた]
……あれが動力源、なのか?
どうなってんだ、この場所は。
[見たことの無い場所、見たことの無いモノ。
正しく未知と言うに相応しい場所に小さく声を漏らした]
― 第四層・ゲート前 ―
無用心なのか、誘っているのか…なぁ?
[白竜の聖域のような妨害もなく辿り着いた事に独りごちる]
自らが出ずに眷属だけ差し向けた白竜が余裕なのか。
あっさりと招き入れることを是とした黒竜が余裕なのか。]
[まだ意識を向けていなかったのに、子守唄>>47が聞こえた。
それと共に笛の音>>44も。何度か聞いたことのある、銀の音色]
ツィー。ウェル君。
[覚えていなかったその先の歌詞。
死の間際、力を渡そうとした時に思い出した]
Doit procéder de la route escarpée.
(旅路がどれほど険しくとも)
Doit se poursuivre même si douloureux.
(苦しみに満ちてても)
Vous êtes la lumière de l'espoir.
(あなたは希望の光)
S'il vous plaît faire briller votre miséricorde.
(輝きなさい 思うまま)
[おそらく人生についてを歌ったものなのだと思う。
ただ、今のこの状況にはちょっとだけ皮肉だな、とも思った。
それでも]
最後まで、諦めずにね。
[結果はどんなことになるのであっても。
悔いだけが残るようなことにはなって欲しくないと、願う]
[似てる、という疑問には頷きで肯定を返し]
……あの、ねぇ。
『俺』を基準に見ると、そうは思えないかも知れないけれど。
一応、神格なんだから……。
[見上げる視線に返しつつ。
自分で言った言葉に、微妙に凹んだ。
それから、ふる、と首を横に振り]
……そう、だね。
痛かったし、今でも、痛い。
[小さく、紡ぐ。
向けられた問い>>64には、小さく息を吐いて。
片膝を突き、『躯』を見た]
俺、は……俺にしか、なれない、よ。
[間を置いて返したのは、曖昧な言葉。
『御魂』も少年も、『自分』であるが故に。
それ以外の言葉が紡げない]
[>>+78 されるままになってくれるシェイに、離れ際、ありがとうと。
>>+79 頷くアリーセに目を伏せる。
死して肉体に依らなくなったために見えるようになった視界よりも、馴染み深い感覚。]
…生きていた時も、助になれた覚えはあまりないのですけど…。
[頭に伸びる手は素直に受けて大人しくしている。
最後まで見届ける―――その想いは、きっと一緒。]
うん。
……そうですね。どこの神様がなんと言おうと、わたしは選んで此処に居る…
[選ばされたのだとしても。それでも最後は自分の意志だと。]
死んだ後にまだ皆さんと会えるなんて、思いませんでした。
[一人じゃないというアリーセに、微笑む。この逢瀬も、いつまでのことかはわからないけれど。]
…………!
[不意に、感じた力の流れ。
す、と表情が、変わる]
やはり……止まっては、くれない、か。
[そうなるだろう、と思っていたから、驚きはなく。
呟く声は、どこか淡々としていた]
― 第五層・入口 ―
[坑道の最下層。転がり落ちていく先は、より深く続くのかどうか。それにつれて、ディークという色を徐々に亡くしていく]
何をして賢と讃え、何を持って愚と嘲る……か。
[夢幻の会話>>5:238。明確な答えはあえて返すことはしなかった。
わかっていることだろう?いや、気づこうとしないだけか?さて、どちらであるか]
…だって、今の神様で可愛く描かれてる人もいるし。
[可愛いは正義だ!という主張は話が脱線するので、
遠くに投げておくとして。]
しっかし、見もしねー場所だな
[壁を軽く手で小突いてみる。硬い。冷たい。
単純な感情を抱きながら]
これが、星の影響ってやつか
[タイガの姿が消えると同時、笑顔が消えた。
タイガが戻っていったということは、シメオンの命が失われたのだと知っていたから。
それから程なくか、それともほぼ同じか。
ウルズとカークの命も、その灯火を消しているのに気付いて。
倒れた男の変貌する身体に、目を伏せる。
元からだったのか、それとも他者の心臓を口にしたからか。
そのどちらかは解らないが、もしも後者なら。
彼を化け物にしてしまったのは、自分だと。そう、思って。]
[きらいだと、幼馴染に吐き出した気持ちは本当だ。
黒竜だけでなく、シメオンやウルズ、シェイ、タイガに辛い思いを強いた白竜も。
幼馴染を殺したウェルシュも、彼に味方するツィスカもアデルもカークも。
きらいだ、ゆるせない。ゆるしたくない。
でも。
覚えている。知っている。
海に投げ出され、この島に流れ着いて。
怪我を治してくれて、優しく笑ってくれたアデルの顔を。
折れてしまったグレイヴを前に、気遣ってくれたカークの優しさを。
その記憶まで、嫌うことなんて、出来ない。
だから、苦しくて、何も、言うことなんて出来なくて。
近寄ることも、出来ない。]
[それでも、こちら側に来た彼と彼女達から視線を逸らすことはしないで。
こちらから声をかけることは、できなかったけれど。
目が合えば、緩く微笑んで頭を下げただろう。]
[タイガへと意識を向けながらも、聞こえた子守唄。]
…
[アリーセの声を、ただ静かに聴いた。
心中は、形にも、言葉にもならず。
ただ、その最後が近い事だけはわかる。]
しょうがないなぁ。
[とっても不服そうなシェイ>>+85に、肩を竦める。
ウルズのこともあってだろうしと、合ってるのか合ってないのかよく分からない解釈をしつつ]
じゃあ、私が我慢する分、三回まで。
[あっさり数が増えた。シェイが既に二度殴ったのまでは理解していなかったが。止めてるようで止めてない、酷い話だった]
[始まりが来る、終わりが来る。
二つの場所で二つの事が終わって一つ始まった証拠に、こちら側には人が増えた。
一人は人でもなかったが。
人じゃないからという理屈ではなく、カークだからという極当然の理由により、踏み出した長い足は盛大に腹だか尾だか、柔らかそうな所を踏んだ。
余談だが軍人の靴は鉄底がデフォルトです。]
あらちょっとくらいは良いじゃないの。
ねぇ?
[>>+72アリーセに袖を掴んで止められても、暫くは手をもとい足を止めなかった。
ねぇ、の部分はシェイ>>+69やシメオン>>+73、ウルズらにかかったか。]
アリーセもちょっとくらいはやっとくと良いわよ?
いまのうちなんだから。後でやっとけば良かったって後悔しても遅いのよ?
[逆にそんな風に誘いもしたり。]
[動きを止めた鎧騎士に再度近付く。
鎧が剥がれた場所からは煙が上がり、熱を持っているようだった]
見ただけじゃ分かんねぇもんばっかだな。
……どう見ても、文献にある『
[鎧の中の異質なものを見詰め、ぽつりと言葉を零す。
加えて脳裏に過ぎるのは、20年前に落ちた”モノ”について。
それが影響を与えた可能性に思い至るには、然程時間は掛からなかった]
20年前、何が落ちてきたんだろうな…。
[それについての調査は詳しく行われていない。
多少行われたのかも知れないが、少なくとも自分に公開された情報は無かった]
[の、だが。]
……ツヴィンガー、さん?
[遠慮無い踏みつけに、思わず目が点になった。
自分も右ストレート入れるとか言ってたこととか忘れて。]
星な…星屑も…いや、ゴミ屑もいるみてーだがな。
[遠くで聞こえる衝撃音。
まだ終端の戦いははじまっていないのだけはわかる。
墓守がいっていた甲冑といったところか。
そう思いながら道なりに進んで歩いていく]
そうかしら。
イリスさんがいるだけで十分助けになってた人も、いると思うわ。
[ウルズ、いや、ロシェルの方を見た。
此岸には目を向けない。もう一人いるけれど。それは表に出さないべきだと思った]
そう。選んだのは私。選んだのはイリスさん。
[だから最後まで。触れて思いを共有して]
うん、私も思っても見なかったわ。
ちょっとだけ、得してる気分?
[微笑み>>+86に、今度はこちらが力づけられ。
フフッと声に出して笑った]
[道なりに進んだところで最初の曲がり角を曲がったところにいたのは、動かなくなった鎧騎士とそれを調べるタイガ]
まだこんなところにいたのか。
[観察が終わると白梟が飛んできて、タイガの左肩へと止まる。
取り巻いている砂塵は一度胸元へ収縮させ、いつでも展開出来るようにしておいた]
早く進まないとな。
……邪魔がこいつ1匹とは思えないが。
[肩に居る白梟を左手で撫でながら、語りかけるように言う。
そんな頃か、ディーク>>85が追いついて来たのは]
手厚い歓迎を受けたもんでな。
調べるのも終わったから、先に進む。
[そう告げて曲がり角を北に進路を取る。
進む道は分かっている。
師の記憶が道順を教えてくれていた]
[笑う様子>>78は、少女の内での姉の存在の大きさを物語るように思えて。
それが微笑ましくもあり、また、羨ましくも思えた。
その後の主張>>79には、ちょっとびみょーな解釈をしていたりしたが、まあ、置いておいて]
…………。
[触れる手>>83は拒まなかった。
痛みを消すための最も端的な術は、少女が厭うものであると知るから。
違う痛みは感じていたけれど]
[>>65>>66五層へと向かったタイガを見守る。
別にツヴィンガーから視線を逸らしたわけではない。]
…あれは…
[鋼を纏う騎士を見る。
感じる雰囲気から、この場所から、その行動から、
>>67でか鎧のタイガへ振り下ろす一撃に、あっ、という顔をした。
紙一重で避けると、ほーっと息をこぼす。
>>68>>69蹴りからの拳、掌底、連続の攻撃を、つえええ…という顔で見ていたけれど。
バチリとした火花に、タイガと同じ言葉を呟いた。]
なんだっあれっ?
[>>70>>71そして動かなくなるでか鎧に視線を送る。]
[>>+81アリーセの勘の鋭さは、知覚できればとても目を逸らす事になるのだが、聞いてなければやる事が変わるわけもなく。
>>+95シェイが後ずさっていく様子には、表情ひとつ変わらない笑みを向けて。]
あらそーう?
長年の恨みってネチネチやるより、今ここですっきりさせとく方が良いわよ。
長い目でみれば、“ちょっと”でしょ。
[神様譲りの凄い解釈を流しながら、ぐりっと踵に力を入れた。
ハイヒールではないので、その点だけは安全だった。]
あらフレデリカ。
アンタも遠慮せずにさくっと殺っちゃっていいのよ?ああリヒャルトも。
[さりげなく危険な文字を交ぜながら、>>+94楽しそうな部下も誘っておく。
ここでイイ笑顔がうかべられるなら素質がある、なんてことは言わない。
何の素質かも内緒だ。]
いや、その。
[容赦ないツヴィンガー>>+92に、うわぁ、と唇が引き攣る。
やるとなったら遠慮なく、は自分もよくやってきたことだが。
軍靴がどういうものなのかも知ってるし]
ねぇ。
[シェイの主張>>+95に同意して頷いた。
ちなみに、今から三回と解釈されたのは気付いてないし、後から気付いても仕方がないと赦してしまうだろう]
……今、シェイ君に譲っちゃいましたから。
[結局、袖口は掴んだまま、フゥ、と諦めたような息を吐いた]
歓迎な。しかしこれが話に聞いてた甲冑の化けもんか。
[調査を終えたというタイガ>>87の後に、しげしげと鎧を眺める。これが動き回っていたということであり先程の衝撃音の招待は戦っていた音というわけだと
専門的な知識はないが、一つの意志に統合されているということだろう。その程度の解釈をしながら、北に向かうというタイガの後をついていく]
[進む気配が感じられる。
遠くなく、彼──彼らは、到着するのだろう。
その先に、何があるのかはわからない、けれど]
……道は。
最後まで違えない。
[言霊のよに、紡ぐ。
同化するのか、分裂するのか。
それすらも定かではない自身の内の揺らぎを感じつつ。**]
私、『ウェルシュ』が好きよ。
[少年がどちらでもあるというのなら、そのどちらも受け入れようと。
『還る』ことに関しては、拒否するのはあいも変わらずなのだが。*]
話?
他のところにも居たのか。
[ディークの言う話>>89は聞いていないため、そんな風に聞き返して。
北への道の突き当たりを左に折れる。
この先はしばらく一本道であるため、進むのに迷うことはないだろう]
/*
──ここから──
[くろねこてしてしたいむ]
──ここまで──
寝ようとしたら、また先に言われてーら。
まあ、最期までいわねぇ、の縛りしてたから、仕方ない、仕方ない。
ここに住んでた生き残り…っていえばいいのかわからないが、墓守に聞いたことだ。
二十年前とかに何かの衝撃の後落盤があって、その後甲冑を着けた騎士のような化けもんがうようよ現れたっていうから、これのことなんだろう。
[話を聞いていなかったらしいタイガ>>93に覚えていることを淡々と語りながら、目的地が同じためそのままついていくようにして道を曲がり、そのまま一本道を進んでいく]
ここに住んでた生き残り…っていえばいいのかわからないが、墓守に聞いた。
二十年前とかに何かの衝撃の後落盤があって、その後甲冑を着けた騎士のような化けもんがうようよ現れたっていうから、さっきのやつがその甲冑の騎士なんだろう。
[話を聞いていなかったらしいタイガに覚えていることを淡々と語りながら、目的地が同じためそのままついていくようにして道を曲がり、そのまま一本道を進んでいく]
ふぇ?
僕、も?
[上官らしいなぁとか笑ってたらこっちにも振られて>>+99きょどったり。
素質があるとか言われてたらよりきょとーんとしただろうけど言われなかったからわからない。
自分と一緒に呼ばれた幼馴染が傍にいるなら彼を見上げてから、カークに視線を向けて。]
え?
[シェイの声>>+97に、そのまま意識を同じ方へと向けた。
タイガの見事な体術に見惚れる暇は殆どなかった。
見たこともないモノが見える。
第二層でも甲冑の話>>89を聞かないままに進んでしまったから、どうしてそんなものがいるのかが分からない。
そも、この五層目からして異質な空間であり、光に通じる血を引きながらも違和感を感じてしまうのだが]
……父さんは、これを知ってた?
[前に借りた力>>+4:126の残滓だろうか。
光に対して父が感じていた恐れ。それはこの違和感に通じるのではないだろうか、と思った。
それは、この場まで来ていた>>+36という事実により、大きく間違ってもいないものだった]
[>>+87>>+88>>+89 フレデリカと目が合い、微笑み返す。
ふわりと傍へ、手を伸ばし、複雑な表情をしているその頬に、霊体が溶け合うように触れる]
………そのまんまで、いいんです。
あなたは、そのままで。
自分と自分の大事な人を殺したことを簡単に許せるわけなんて、ないんだから。
でも、苦しくて辛くて耐えられなかったら…
考えること、止めてもいいんです。
誰もそれを怒ったり責めたりしないです。
赦さなくていい、けれども、憎み続けることを自分に課さなくて、いい。
[そっと頬を撫で]
…ともだちだから。
的外れかもしれないけれど、心配でした。
[少しだけ眉を寄せて、笑った。
けども、別にカークに右ストレートを入れるなら良い笑顔で見とく。]
でも、今のカークさんに右ストレートって入れにくい…
[律儀に上官からの命令を口にしてから、ふと。]
あぁ、そういえば。
返してくれるって、言ってたっけ。
[百倍だったか千倍だったか、幼馴染が口にした言霊を繰り返す。
ディークが言ってた変なもん>>56かもしれない自分の心臓。
別に、返して欲しいとは思っていないけど。]
…ルトがカークさん追いかけ回すのなんて、見たくないし。
[ぽつりと口にしたのは、子供じみたヤキモチ。]
20年前……やっぱりその時の異変で現れたものなのか。
けど、光の魔力も感じる。
つまり『
[確認するように呟いて、その後しばし言葉が途切れる。
考え事をするような間が、移動の間にしばらく続いた]
[道なりに通路を進んで、中央部の分岐点に辿り着いた時。
鎧騎士が2体、通路をうろついているのが眼に入った]
1体でも骨が折れるってのになぁ。
[先程と同じように、白梟を宙へと逃がす。
それからディークへと視線を向けて]
あれは近付くと遅ってくる。
手を出す気が無いなら離れてろ。
[それだけ告げて、前へと出た。
尤も、加勢すると言うなら止めはしないが]
[>>+96 アリーセの言葉に、今度は悩むような顔をして首を傾げる。]
守られていただけなんです。…本当に。
でも…そうだったなら、わたしも少しは役に立ててたのかな…
[選んだのは私、と言えるのは数少ない選択肢とはいえ、アリーセと自分だからかもしれない。
自分の死に方に選択肢すら無かった人もいて。不本意だった人もいるはずで。
自分には僅かでも選ぶ余地があったのだと、小さく頷いて。
アリーセの笑みに吊られるように笑って]
得、ですか。
…うん。もう少しだけ…見て居られるのなら、神様に感謝してもいいかなって気がするから不思議です。
[そんな冗談を言って。
第五層へ進んだディークに意識を向ける。
大丈夫だ、彼は。
平素のように見える姿に、ほっと胸をなでおろした。]
…え?
[目が合い、微笑み返してくれた彼女>>+104がこちらに来て。
その手が頬に伸ばされたのだと気付いたのは、触れた感触によって。]
[>>+100言い澱む声色には、なぁに?と可愛らしく、引く袖を、こっちもついと引いてみたりして答えてみる。
シェイの名前が出ると、笑顔そのままでそっちも見てしまうもので。
空恐ろしさがあるかもしれないが、自分では量れないので変わらない。
譲ったと聞けば、あらそうと、残念そうに軽く肩を竦める。
袖が掴まれたままなのは、気にしなかったのでそのままだった。
震えるような感覚が伝われば、ぽんと金髪の上に手を置いて、あやす様にして。]
[>>+102トラウマ植えつけてるなど知りもしない。
目を逸らして向こうを見ようものなら、すぐさま対象がシェイに移っただろうからこの場合シェイの判断は正しかったと言えよう。]
勿論言ったもの勝ちの理屈よ。
……フフ、先がどうなるかなんて解らないでしょ?
[シェイの思いを知ってか、そんな事もぽつり、落とした。]
[ゆっくりと紡がれる、柔らかな言葉。
ともだちだから、そう言ってくれた彼女を、少し見上げなければいけなかったけれど。]
……僕も、心配だった。
シメオンさんが─…イリスさんが、悲しんでる、苦しんでるって。
見てるしか、できなくて…
何も、できなくて、ごめん。ね。
[泣きそうになりながらも見つめ、笑った。]
[>>+101フレデリカにはこっくり頷いて、]
右ストレートの命令もあるしねぇ。
…あらでもそうね、コレだとちょっと入れにくいわねぇ。
[>>+105声に一度下を向く。
流石にあの時点で、まさか蜥蜴で来るとは思ってなかったので
どうしましょうかねぇと腕組みし、体重を移動させたらまたちょっと足に力が入った。
>>+106解りやすいやきもちの言葉には、あらあらと言いながら。]
じゃあ、そうならない為にはフレデリカが代わりにやるしかないわねぇ。
[そう言いながらまた下を見た。
長い事踏んでいるが、蜥蜴は大人しいままだろうか。]
/*
ちょwwwwwかわいそうにwwwなってきたwwwww
なんか想像するとやたらかわいいんだけどデフォルメオオトカゲ…
おそらくそうだろうな。それまではこんなものはいなかったんだろう。
なにものなのかはわからないが…黒竜《シュトラール》とこいつらは異なるものだろう。
なのに同じ光を宿している……か。
[答えに届かないヒントのようなものを投げながら、タイガ>>95言葉が途切れた時点で二人で並びながら独り言を口にする趣味もなく道を進んでいき、中央分岐点に二体の先程のように停止してるものではなく動いている甲冑騎士>>96を見つける]
なぁ、知ってるか?道に障害があるなら、横に逸れるか、どいてもらうか。あるいは破壊するか。色々あるんだろうが
俺は……いちいち相手の了承など取る気など……ない!
[ただ自分が進む道につったっていたから破壊する。
そこに有無もなければ是非すら問わないと傲慢に言い放つ。
…それに、奥の広い空間にはもっと同じ気配が蠢いているのを察知しながらも、ただそれだけというように無造作に鎧甲冑へと近づく]
[自分から手近にいた一体がその大剣を振り下ろすのをみて、僅かに身をかがめるように前に出ると、倭刀を抜くと落ちてくる剣腹に刀をあてて軌道を逸らし、返す刀で鎧の継ぎ目左肩から切り上げ寸断する]
うん。父さん。私の師匠でもあった人。
こんな場所の話なんて一度も聞いたことなかったし、知らなかったんだけど。
[それは過去を夢を辿る力によって知ったこと。
ツヴィンガーを一瞬見上げ、シェイ>>+107に顔を向けて頷いた]
20年前、調査隊に協力して父はここに来てるの。
それでフェルディナンド様…リカのお父さんと仲良くなったりもしたんだけどね。
[ここまでは元から知っていた話でもあったが]
ここのことを知っていたから。
ツィーのことを隠そうとしたのかもしれないって。
あの直後、島で生まれた娘がいるってことを。
[けれどツィスカは結局ここに来てしまった。
なんともやりきれない気分で溜息を一つ零した]
[さてカークを踏みながら、時折生き返った従兄弟の方も見ていた。
聖域から出ていく従兄弟を、そしてディークを。
>>56ディークの台詞にふと思い当たる事があったが、まぁいいかと口にはせずに、ひっそり何かを心の中に埋めておきつつ。
梟を携え向かった先の>>65第五層。
記憶を覗き見覚えのある場所は、いっそ懐かしくさえ思う。]
[>>+112 泣きそうな顔をするから、ふわっと抱き締めて宥めるように背をぽんぽんと叩く]
大丈夫。
一人じゃなかったから…大丈夫
ありがとうございます、フレデリカさん
何もできなかったのは…お互い様でしょう。
みんな、死んでまで謝りすぎです。
[腕を解いて、少し笑って言った]
[>>56思い当たる事。それは]
カークの食べた、オレンジ色のマカロンだけ古いマカロンだったのよねー…。
うっかり日焼けさせちゃって、黄色くになってたし。
……まぁいっか★カークだし。
[ネタにしてカークをからかってもいいが、一緒に食べた物にまで不安を煽りそうだったので止めておいたのだった。
どのみちただのマカロンにそんな効果はないのだ。多分。]
[>>66鎧の騎士の姿が見えれば目を細める。
だがタイガの流れるような技にはもっと目を細めた。]
なんだか何時もより動きが良いみたいねぇ。
[それはシェイや他の者から少しずつ力を受け取ったせいか。
それとも想いの成せる業か……答えは出ないが、あえて出す必要もない。]
[>>+110向けられた笑顔はこわかった。
>>+111判断が正しかった事は知らぬまま。
ぽつり落とされた言葉に、瞬いて。…うん、と小さく頷いた。]
…でもさツヴィンガー
俺別にカークが酷い目にあうのがいいと思ってるわけじゃないんだ
[ざまあとか言っておいて。]
だから長い目で見るならどっちかっていうと、
俺に対してあいつが頭を下げてる状態の方がおもしれーから、
事あるごとに恩に着せる方向の方がいいな
[こっちの方が酷いんじゃないか。
トカゲが暫く大人しかったのでうしろめたさがあるんじゃないかと思っての言葉だったが、さてトカゲはどうしているだろう。]
守られてくれる人がいるから、守る方も力になれるのよ。
[それは自分にとってはシェイのことであり、ツィスカのことであり、フレデリカのことでもあった。
必ずしも自分の方が強かったり、守りきるための力を持っているわけではなかったが。
イリスの小さな頷き>>+108に、大きくコクリと頷いた。覚悟を持って命を手放したもの同士、響きあうものは確かにあって]
本当ね。
[冗談を言って笑えることにも感謝して、もう一度頷いた]
[>>+117 何時もより動きが良いというツヴィンガーの声が聞こえて]
そうでなくちゃ、困ります。
わたしの全てを捧げたんですから。
[のほほんとあらぬことを言って、タイガの姿に目を細めた。]
[ディークの言葉>>98を耳にしながら考え込んでいたが、鎧騎士が出たとなればそれどころではなく]
…ああ、そうかい。
そう言えばアンタも傭兵だったな。
[言い切る様子>>99に了承と思い出したことを口にした。
ディークが1体に向かい、それに相対する>>100のを見てから、自分ももう1体に近付いて行く]
[近付けば先程と同じように大剣を振り被る鎧騎士。
少し違ったのは、上からではなく横から振り抜いて来たことだった。
斬るのではなく、叩き付けるようなその動きに対し、後ろに飛ぶことで軌道から外れる]
アイツに会うまでに、倒れるわけには行かないんだよ!
[想いを口にし、胸元に収縮させていた砂塵を周囲に纏う。
振り抜かれた大剣が戻る前に、大きく床を蹴って高さを得ると、足──踵部分に砂を集め硬度を上げ。
空中で縦回転をした後に脳天目掛けて踵落としを繰り出した。
重い音が響き、鎧騎士の冑が大きく歪む]
どういう仕組みなんだろうな。
[痛みを発するわけでもなく、動きがそれで一瞬止まることもない。
逸らした大剣が横向きになぎ払われる向きに合わせて軽業師のように横に宙返りの最中一閃。首を寸断して、徐々に光の魔力が落ちていくのをみて、ああ、と小さく呟きながら身体を丸めながら着地]
[着地と、体の筋肉を一気に広げた反動で鋭い侵掠。
胸部と腹部の継ぎ目を思い切り倭刀で突き、中で角度を変え…魔力の一番高く感じる部分を狙い突き上げて、倭刀を引き抜き距離を取ると、ぎしぎしと音をたてて、鎧甲冑は動かなくなったのをみて、笑みを浮かべた]
[向こうからも袖を引かれた>>+110時は、困った顔で首を振りながら、言い訳のように答え>>+100たりもしたのだが。
ツヴィンガーが足を離したら放そうと思っていた袖は、そのままになってしまっていた]
……ままならない、ものですね。
[けれど今を否定する気にはならない。
それはここまできた全員の想いを否定することにもなるから。
暖かな手を頭の上に感じ、どうにか唇にだけは笑みを浮かべた]
上官命令は絶対、でしょう?
だから、右ストレートじゃないと。
[ツヴィンガーの笑顔>>+113を見上げつつ、どこまで本気なのかこてりと首傾げ。
あらあらと言われたのには、自分でも分かりやすすぎると顔がちょっと赤くなった。
未だ踏まれ続けてるカークには、ちょっとだけ大丈夫?とか視線向けたり。]
[リセの話>>+114に、父の名が上がって顔を向ける。
そういえば、20年前の調査隊には自分の父も入っていた。
けれど父はあまり話題に出すことがなくて、だから忘れていた、けれど。]
…もしかしたら。
解ってたの、かな。
[今思い返せば、調査の護衛に選ばれたと知ってからの父は様子がいつもと違っていた。
こうなるかもしれないと、思っていたのかもしれない。
もしかしたら、友人の娘を間接的にでも守ってやりたい、そう思っていたのかもしれない。
父の真意を聞くことは、きっともう出来ないけれど。]
……うん。
みてたから、知ってる。
[>>+116背中をぽんぽんされて、より泣きそうになりながらへにゃりと笑う。
お互い様といわれてたのにはそうかな、そうかも、と首を少し傾げた。
謝りすぎだという言葉には、少し眉を下げて。]
それ。
ルトにも、言われた。
[ちょっとだけ、目尻にたまった涙を拭いながら笑った。]
あらそんな器用な事出来る?
[>>+118シェイの言葉には、少し驚いたように瞬いてみせて。]
恩を着せるって案外大変なのよ。
先ずはカークがアンタに、罪悪感なり恩なり持ってないと始まらないしねぇ。
まぁ出来るならそっちの方がいいのは否定しないけど…
生前のカークの言動とか見てるとあんまりそういうのは感じなかったし。
[ちらと、心なし潰れてきた(気がするだけかもしれない)足元を見る。
それに…とここは口にはしないが、
それ以前に、事あるごとの状態が、どれくらい続くか解らないから、
ここに“今”があるうちに、出来る事は思う存分やっておいた方が良い、という意味もあった。
暫くシェイの方を笑み無く見ていたが、ふっと息を落とし。]
まぁ……分かったわ。
[そう口の端を上げて言うと、カークから足を離す―――――]
[かと思ったか!
とは言わないが当然のようにそのままで。]
とりあえず、シェイが事あるごとカークに恩を着せる為に、
何かにつけカークに会いたくて会いたくて仕方ないってのはよーく分かったわ。
[そういう事よね?
とシェイに同意を求めるように、首を傾けたのだった。]
[ばさりと揺れ動き乱れた赤銅色の髪をかきあげる。
先程アンタもとタイガ>>101に、おそらくアデルでも浮かべたのだろうかと思う。
もしかしたら、死んでるうちにあっていたのだろうか。今更のように思いながら、タイガの援護はしない。必要と感じないというのもあるが、あくまで自分の道に入ったものを破壊する。]
そうだったのよ。
昔は特に、これという品を鍛える時には、そのための鉱石を採掘現場まで捜しに行っちゃうような人だったらしいから。
[そういう拘りは娘に微妙な形で引き継がれたとかなんとか。
言葉を止めたシェイ>>+122の本意は何となく窺えたが、敢えて別の意味での答えを返しつつ。
フランツィスカが妹であったこと。はっきりと誰かにそうと伝えていない事には気付いていないあたりはよくある失敗だった]
……どうなのかしら。
[贄という言葉に目を伏せる。
黒竜の願い。それそのものは忌避すべきものではなかった。
けれど。
唇を噛んで、不安が外に出てくるのを留めようとした]
解って……?
……!
[まさか、という顔でリカ>>+124を見た。
だとしたら自分はリカまで巻き込んでしまったのだろうか。
差し出される好意にずっと甘えて。とうとう]
[>>+119 守られる人と守る人の話には]
…難しいです。
[自分が何を返せたのだろう、まだわからなかったから、少し苦笑して。
>>+125 フレデリカが目尻の涙を拭い笑みを浮かべるのには]
見ていてくれたんですね…ありがとうございます。
ふふ、リヒャルトさんとは、気が合いそうです。
[そんな風に笑い合って。
そっと離れると、意識は自然、第五層で戦う人のところへ向く]
ぐっ
[>>+126できるかといわれたら不明である。
言葉につまる。改めて言われるとぐぐぐぐぐとなりながら。
ここに今があるうちに。
その事は解ってる。でも、ここで終わらせてしまったら。
本当に終わりのような気がするのも事実で。
わかったという言葉にツヴィンガーの言動に視線を送っていたけれど。]
――って、はああ?!なんでそうなんだよ!
あったまおかしいんじゃねえの!?
[>>+127当然のようにそのままの体勢。
しかもそういう解釈がかえってくるとは心底思っていなかったようで。
しかも先程思っていたことが思っていたことなので。
思わず暴言だ。別に図星とかじゃない。ないったらない。]
[歪んだ冑を蹴って離れようとした瞬間、鎧騎士の腕が動き、横から叩き付けるように空中に居る自分目掛けて大剣が振るわれた。
避けるのは難しいと判断し、展開している砂塵を大剣が迫る左側に集中させる。
硬度を上げて衝撃に備えて身を縮めると、大剣が振るわれるままに大きく弾き飛ばされた]
っ、つぅ…!
[運良く足から地面に着地したものの、喰らったが故にダメージは免れず。
防御した左腕がじんと痺れた]
ったく、見た目通りの馬鹿力だな。
けど、速さは然程じゃない、か。
[左手を振りながら半目で鎧騎士を見遣り、再び地を蹴る。
今度は空中ではなく、地を駆け迫り、迎撃の大剣を掻い潜り背後へと回った]
貫け!
[鎧騎士の背に手を当て、言葉にしながら砂塵に念じる。
掌から勢い良く射出された細かい砂は、鋭さを伴い鎧の中へと侵入。
内部の隙間へと入り込み、動力源を掻き乱すように飛び交った後、いくつかの指先ほどの塊となって外へと飛び出した。
鎧騎士がバチバチと弾ける音を鳴らし、動きを急速に緩めていく。
やがて、足元のバランスを崩した鎧騎士は重い音を響かせ地に伏した]
[ギュッと両手を握り締めた。片手には、まだカークから足を離そうとしていないツヴィンガー>>+127の袖を掴んだまま。
……少しはトカゲさんに掛かる力が減ったりもするだろうか]
[自分の死は、結局のところ自殺だ。
ディークに、その幇助をさせたことを、本当は少しだけ悔やんでいる。
もう少し、あとほんの少し自分に勇気があったなら。
自分の喉に刃を突きたてるだけの思いきりがあったなら。
あんな顔をさせることもなかったのだろうか。
そうと知った時にはもう、何もかも遅すぎたけれど。
当主としての未来が確定した時点で、諦めていたはずの、最初で最後の淡い淡い恋心。
避けられない終焉を、その人の手で迎えられたことを幸せに思うと同時に、
苦しめてしまったのだと、あの表情を思い出す度苦い。
嫌ってほしい。
好きだなんて言ってもらえなくていい。
でも―――忘れないでほしい。
与えられた運命の中でしか生きられなかった、彼を慕った愚かな娘がいたことを。
そんな風に思ってしまうから、彼の心にほんの少しでも消せない疵を残せたなら…
と思う自分も同時にいた。]
[
―――いずれ今こうして此処に在る自分と呼べるものは、霧散していくのだろう。
せめてそれまでは。
己の祈りの結末を見とどけようと思う。**
]
[タイガも一体を倒し終えた>>108のを見る。…向かって左――北に行く道と。真っ直ぐ―東に行く道とがあるわけだが。]
なんか続々といんなぁ。
[東の道に多数の金属音が響いていた。軽く感じ取れるだけでも五はいる。]
俺はすぐにシュトラールに用はねーから、先いったら?
[そんな言葉をタイガに投げかけながら、奥の開けた部屋のほうへと足を踏み入れていった]
リセ?
[彼女の驚いた顔に、一瞬きょとんとして。
自分の呟きを聞いたからだと気付くと、違うと頭を振った。]
…違う。
リセのせいじゃ、ないよ。
僕がここに来たのは、任務だもの。
他の人が任されてたかもしれないんだから。
だから、リセのせいじゃ、ない。
ああ、そうそう…知ってるか知らないかわからねーけど。
はやくいかねーと、贄《フランツィスカ》食われちまうかもよ。
[そんな言葉を残して、真っ直ぐの道の方へと行く]
あら、分かってるじゃない。
[>>+123右ストレートに拘る様子がどこまで本気かは不明だが。
物言いは好ましかったので笑顔でいて。
頬に赤い色が見えれば、ちらりとリヒャルトの方を見もした。
反応がないと逆にかわいそうになって足を乗っけていたが、
そろそろ離した方がいいかしらねぇ、とは一応思っていた。
飽きたからというわけではない。決して。]
/*
タイガさんとディークさんの突破描写もカッコイイなぁ、とログを見返してメモ確認して戻ってきたら。
デフォルトのままだったCSSがガラッと変わってビックリした!!
また麗しいのが増えましたねぇ。いいなぁ。
でも今はちょっと他のに変えてこなければ。
気分が変わりすぎてしまいそうなので(苦笑
なるほどそういう所似たんだな、アリーセは
[>>+128採掘現場にまで行くという話に少し笑った。
彼女も拘る箇所にはものすごくこだわるのは知っているから。
家族に似ている、かあ。ぼんやりと思う。
アリーセの死の間際、姉だと言う話を彼女にしていた事を自分は知っているから。誰かに伝えてないという事には気付かないまま。]
アリーセ
…
〜〜〜…
[アリーセの表情に、顔を顰める。]
だけど、あいつ、新たな道を探すっつってた
[大丈夫、だとか、心配するな、だとか。
そんな言葉は言えないし言わない。だからそこで言葉を切った。
アリーセに近付きたかったけど、ツヴィンガーに頭を撫でられたりしていたので、なんとなく近寄りがたかった。]
[塊となった砂塵を引き寄せ、再び胸元へと集める。
続々と居ると言う言葉>>109に奥を見ると、うんざりしたような表情になった]
まぁ、予測してなかったわけじゃないが。
[ただ、東の道は無理に行かなくとも先に進める。
多少遠回りにはなってしまうが。
迷わず東の道へ進もうとするディーク>>109とその言葉に、え、と声を漏らしたが、続く言葉>>110にきつく表情を歪めた]
んなことさせるもんか。
[ツィスカのために、ウェルシュ自身のために。
それだけは阻止すると強く心に誓う。
先へ行こうとするディークに敢えて礼は言わない。
彼は彼の判断であのように動いているのだろうから]
/*
急にすたいるがかわってうおおとなっている私です。
多分皆もじゃね!?
きれい!
だけど!
ふぉんとぶらっくがwwwwwwwwww
ぜんぶみえちゃう!はずかしい!!
モートンシュテルン、行くぞ。
[宙に逃がしていた白梟を呼ぶと、肩へ止めて北の道へと入って行った。
離れている間に白梟が見えない何かに反応していたかも知れないが、見ていないのでそれはタイガの与り知らぬところである]
/*
あとカークにわらった。
そうかそこで甘んじるのか
わらた。
しっぽで攻撃されてもいいとおもっていた。
まあたしかに敵に囲まれてるな。
生け捕り状態だな。
しんでるけど!
お父さんが知ってたかどうかはわかんない。
ここのこと、話してくれなかったから。
[父の考えは知らない、わからない。
自分は父じゃない、推測するくらいしかできない。
でも。]
だけど。
リセが気に病むこと、お父さんはしないと思う。
[少なくとも、彼女が責任を感じるなんて望まない。
父も、自分も。]
ああ、んじゃ、またな。
[後で、会うことになるだろう。或いはこちらが視るだけかまではわからないが、白梟とともに向かうタイガ>>113を見ることもなく送る。
ここがもし湧き出るところだというならば、遠回りにはなるが結果的に早くつきやすくなるだろうが。そこまで面倒を見るものでもない。]
…半端な覚悟でいくんじゃねーぞ。ちゃんと言葉に出せるようになれるようしておけ。
[遠ざかるタイガに呟くようにいった言葉は届いたかどうか]
― 第五層 中央南の開けた部屋 ―
おお、いるな。個別に認識ができんぞこれは。
[しげしげと物珍しそうに眺める。魔物…生物といっていいのかわからぬ亡霊のようにもみえる、異文化の甲冑。
わざわざこちらにきたのは、興味本位とストレス発散。知っておいて損はないし、馴らしておきたいから…とありながらも、甲冑騎士を八体以上からは数えるのをやめた。]
……ま、普通じゃないのはお互い様ってことで…
[ダンと音を立てるほどの強い踏み込みによる急加速。腰のホルスターに収まっている短剣を二本逆手に持つと、風斬り音をたてて、居並ぶ甲冑騎士の脇をすり抜ける。
全身鎧の継ぎ目の隙間に通された刃は首、腕、肩、足の部位を寸断した。
二体の甲冑騎士の体が解体され、手の中でくるくると短剣を回しながら、腰のホルスターに二本短剣を収める。]
…見てるしか、出来なかったから。
[シメオン>>+130に、眉を下げたまま苦笑して。
幼馴染と気が合いそうだと言う彼女に、また微笑んだ。
彼女が、第5層へと意識を向けたと気付くと、少し目を伏せ。
邪魔をせぬようにそっと、その手に触れて、離れた。]
一対十以上?……いいや。一万対十以上だ
[ああ、つまり――]
悲鳴を上げろ。
って、ああ、声でなかったな。
[嗤った**]
……うん。
[リカ>>+135が首を振り、重ねて否定してくれたから。
なるべく大きく息を吸って、吐いた]
そう、ね。
リカはもう立派な、近衛なんだもの。
[もう一度、深呼吸。肩に入った力を抜こうと]
うん。ありがと。
[全てを自分のせいと考えるのはおこがましいこと。
小さく首を振って、頷きを返した]
だって、ツヴィンガーさんの部下だもん。
[上官の笑顔>>+136には、そう言って返し。
幼馴染に視線を向けられたのに気付くと、反応が見れなくて視線を逸らした。
カークと目があったら、複雑な表情で*見たことだろう。*]
そうね。
フェルディナンド様にも、失礼だわ。
[もう一度、リカ>>+139に頷いて]
話してくれなかったのとか、やっぱり似てるよね。
[親戚筋でもない娘二人が似たのは、父親もどこか似てるからじゃないかとか。そんな冗談を言われたことがある。
思い出して、大丈夫、と笑った。
口止めをされていたこととかは知らなかったから。知らなくて良かった、のかもしれない]
……そうねぇ。
[>>+120
だからシメオンがいう事は間違ってないのだが、言い方が変わるだけで、受ける印象も大分違うものねぇ、とはごく小さく呟いた。
再びタイガを見る。
>>106傷つくのが見えれば、ついつい踵を踏む力が増した。
>>+132アリーセに引っ張られる感覚に、丁度相殺されたかは謎だが。]
[>>+131言葉に詰まる様子が見えれば、やっぱりねぇ、というような顔。
心の声は相変わらず聞こえはしないが、それを聞けばまた笑うのだろう。
さっきとはまた違う笑みで。
急に声が変わった様子には、思わずニヤニヤした。
事実はどうであれ、図星を差されたとしか思えない反応だ。]
あらそんな、照れなくてもいーじゃないの。
きっとカークも喜んでるわよぉ。ねぇカーク嬉しい?
あとアタシの頭は至って普通よ。
[さらりと訂正も入れながら、踏んでるトカゲに同意を求めたりもする。
返事は期待してなかったりもするが。]
…うん。
まだまだ、だったけどね。
[深呼吸するリセ>>+141に、苦笑を浮かべながらも頷き。
彼女からのお礼に、微笑みを向けて。]
リセ。
僕、リセのこと好きだよ。
大好き。
だからね。
もしかして、僕が来た理由が今リセが思った通りだったんだとしても─
それは、リセのせいじゃないよ。
僕がリセのこと、まもりたかったからだよ。
[叶わなかったけれど。
ルトだけじゃなく、彼女のことも守りたかったのだと、*伝えた。*]
/*
そういえば、天に帰るといってるのは、振ってきた星を天(宇宙)に返す。的なものかなーとかおもってしまったりを想像
まあ、そういうことなんでしょうねぇ。
母が死んでからは、二人っきりで暮らしてたんだし。
[研究だけでなく興味が向いたものにはトコトン、とか。自覚もちゃんとあるから半分苦笑いでシェイ>>+128に頷く。
ちなみに、妹だということは死に際を見ていれば知れただろうことで。
隠しているわけでは全然なかった]
……うん。そうね。
あの子にも父さんの血は流れてるんだもの。
半端なことじゃ諦めないわ。
[言葉の先は続かなかったけれど。
何となくいいたいことは伝わってきたから。
近寄りがたいと思われてるのは理解していなかったが、フッと顔をあげて表情を緩めた]
星よ……星屑たちよ。
お前たちもまた、天を望むか?
[世界の異物よ。範疇の外にある物体よ。だが同じものを望むのだろうか。そう思いながら刃を走らせた**]
星よ……星屑たちよ。
お前たちもまた、天を望むか?
[世界の異物よ。範疇の外にある物体よ。だが同じものを望むのだろうか。否、元に戻ろうと思うものだろうか。
意思疎通の聞かぬものにそう思いながら刃を走らせた**]
[なので、異形の姿をさらけ出している状態は、フレデリカが気にすることでもなかったのだが、トカゲは聞かれなければ答えないだろう。こちらとて、殺した相手に対する話題はあんまり思いつかない。>>+87
折れたフレデリカの武器を探したのだって、別に優しかったわけじゃない。きっと戦う事になると思ったから、ベストな状態で戦いたかっただけだ。自分が。ウェルシュがツヴィンガーを殺す邪魔をされたら困るから、不意打ちという形になったが。>>+88
目があう。微笑まれた。>>+89
…トカゲは何故微笑を向けられたのか、理解できなかった。]
[はた、と何かが聞こえたようにトカゲは身じろぐ。>>*5
押さえこまれたが。
あなた、と言うのが自分のことを指しているかはわからなかったし、「あれ」が何を指しているのかもわからなかったが、声なき声はまだ聞こえるんだな、と漠然と思った。]
そんなことはないわ。
[ねぇ、とツヴィンガーやリヒャルトに同意を求めたり。
リカの真摯な思い>>+146に触れて、心が温かくなった]
私もリカのことが大好きよ。
大切な、もう一人の、妹。
……嬉しいわ。
[ありがとう、と、もう一度言って微笑んだ]
[北の道は直ぐに左へ折れ、更に進むと右へと折れる。
しばらくは道なりに進み、途中戻る道も目に入ったが、それを通り過ぎて突き当たりを右へと折れた。
この先に鎧騎士の気配はしない。
後ろから追ってくる音もしない。
感じるのは、最奥に居るであろう『
[この先はもはや一本道。
歩く速度は先程よりも速い]
この先か…。
[進んだ先の突き当たり、左へと道が伸びている。
この先に2人が居る、気配ははっきりと感じ取れていた。
脳裏に焼きついた師の記憶が視界に重なる。
あの記憶と同じ光景。
違うのは、その先に居る人物の姿だけ。
師の時のように手を伸ばせることを願いながら、最後の道を*進んで行った*]
――…、そっか
でもそういうアリーセだからこそ、
俺との研究についてこれたんだよな
[>>+147苦笑にうんうんと返した。
母が死んだという言葉には、少し複雑な表情を見せたが。
続く言葉に、もう一つ頷いて。]
そうだな、アリーセと同じ血が流れてんなら
[表情が緩んだのが見えると、ほっとした顔を返して。
改めて、第五層を。戦いながら進むタイガとディークを見守る。
傷付きながら進む様子が見えると、うう、と小さく声を漏らした。
何もできない事に顔を顰める。
あの場に居たら敵の数を減らすくらいなら出来たかもしれないのに。
*見守る視線は、少し眉が寄せられていた*]
[そうしたらフレデリカが自分でやれ、と
自分を踏む奴が提案するので。
何か、右ストレートとかいう不穏な単語も聞こえるわけで。
やっぱ返しとこうかと思ったのだけれども。
ぶっちゃけ、返し方がわからぬ。
さらにいえば、自分の力…心臓はシュトラールに持っていってもらったわけで。彼女の力もそのまま持ってかれたかもしれない。ああ地味にやばいなぁと思いながら、黙っていることにしたのだった。]
ああ。
じゃあ父さんに、もっと感謝しなきゃ。
[複雑な表情を見ると小首を傾げた。
シェイのことだって全てを知っているわけじゃない。
でも話してくれる気になるまではこちらから踏み入ることはせずに]
うん。
[大丈夫とか、心配ないとか、それは言葉にしないまま。
シェイ>>+155に頷き、同じように意識を
[ウェルシュとツィスカのいる場所まで。
タイガ>>122のいる場所から、もう後僅か]
………。
[ツヴィンガーを引き止めた位置から動かないままだったが、カークもまだそこにいただろうか。
手が届くなら、半ば無意識にその黒い背に触れようとした。
異質なれどここにあるのは確かに光だと確認するかのように**]
[そして、邪魔が入らないようなら、移動しようとする。
意識を向けることが出来るようだが、どうせなら間近に在りたいと思う。やはり魂が惹かれているのだろうか…黒竜に。
一度だけ、一行をちらっと振り返った。]
“見届けるなら、傍に行った方が良くね?”
[魔法陣が、魂にまで白と黒を分けるかはわからないが、行ける所に行けるんじゃないかと、そんな気がした**]
私は、ウェルシュが好きなの。
……だから、諦めたくないの。
[少年の反応はどうだったろう。
少女は少年に微笑みながら手を伸ばす。
*何度でも、何度でも。*]
― 黒竜の領域 ―
……他に、いないよ。
この状況で、先に進まない人じゃない。
[小さな声でこう、呟く。
志すものがなんであれ、進まぬ事を選ぶひとではない、と。
そう、いえる。
だから、という部分は繰り返しになるから、言葉としては紡がずに]
……なに?
[名を呼ぶ声。>>91
ひとつ瞬き、ツィスカを見て]
……ツィスカ。
[重ねられる言葉>>123に、は、とひとつ、息を吐く。
伸ばされる手は、取らず。
逆に手を伸ばし、半ば強引に腕の内へと抱き入れた]
……ずるいよ、君は。
そうやって、俺を迷わせて。
でも、君自身は真っ直ぐなんだから。
[ぼやくように言った後、もうひとつ、ため息をつく。
返せる言葉はある、けど、ない。
紡げば更に、迷いは増える。
──だから、少年は言わない道を選ぶ]
[腕の内にぬくもりを捕らえていたのは、わずかな時間。
近づく気配>>122を感じたなら、柔らかく突き放すように少女を解放して、広間の入口へ静かな目を向ける]
……一人、か。
[感じる気配は、ひとつ。
『
左の手に銀が握られ、一瞬の間を置いて、それは透き通る月光へと転じる。
冷たさと温かさを併せ持つ光を携えて。
二つの名を持つものは、来るべきものを待ち受ける。**]
/*
凄まじく野暮をしに行った気分になれるなこれwwww
お兄さんは徐々に『
― 黒竜の領域 ―
[コツ、コツ、と靴が硬質な床を叩く。
その響きも先に居る者達には聞こえていたか。
最後の道を渡り切り、開けた場所の入口へと足を踏み入れると、そこで一度立ち止まった]
ウェルシュに、『
ようやく追いついたぜ。
[彼らを1人の人物としては呼ばない。
2つの名を紡ぎ、静かに見据えた。
その傍にツィスカが無事な姿で居るのを確認すると、短く安堵の息を漏らす。
傍らの白梟はどうしていたか。
自分の傍を離れるなら、止めることはしない]
[第一層の水場で対面して以降、直接会うことは無かった相手。
間合いを図るようにしながら数メートルだけ進み、再び足を止める]
───聞きたいことがある。
『
ただ帰りたいだけなのか、それとも。
[他に理由があるのかを問う声。
大部分が知的興味ではあるのだが、その答えに見えるものもあろうかと考えてのもの。
そして]
……ウェルシュ、お前の望みは、何だ?
何を、『終わり』にしたい。
[
果たして答えは得られるのだろうか。
既に剣を握るウェルシュに対し、タイガは未だ戦う意思を*見せない*]
― 黒竜の領域 ―
[響く靴音。
それが止まった後、投げられた呼びかけ>>128に、薄く、笑った]
……久しいな、というべきかな、ここは。
わざわざ黄泉より還り来たりてまで追ってくるとは……恐れ入る。
そうまでして、黄昏の代行者たらんとするか?
[紡がれた名はふたつ。
代行者としてここに来ているのであれば、ひとつ紡げば十分だろう、とは思うものの。
敢えてこんな言葉を投げて返し]
[進むタイガ>>129に対し、こちらは動きを見せない。
ただ、床に刻まれた光の紋様が、警戒するように明滅を繰り返した]
……在るべき地に還るに何の所以がいるのかと、問いたい所ではあるのだが。
[投げられた問い。
『御魂』は、薄く笑いつつ、問いの答えを紡ぐ]
『天』へ『還り』、『そら』へ『帰す』。
……『異界よりのマレビト』の『
それにより、『そらより堕ちし星船』の『力』は、唯一『我』のみのものとなるが故に。
[それで得る『力』によって何を為すか。
それまでは答える事はせず。
もうひとつ、少年へと向けられた問い>>130。
それへの答えが返るまでは、少し間が開いた]
……そう簡単に、教えると思う?
[くす、と笑う表情は一転、ごく穏やかなもの]
それを知りたいなら。
……俺を、『止めて』。
[こちらはそう容易く答える気はないのだと。
返すのは、緩やかな、けれど強固な意志に基づく回答拒否]
[ウェルシュの命令を受けた巨躯の魔物がタイガへと牙を振るう。
それに臆することなく対峙するタイガに目を細める。]
やれば出来るんじゃないか。
[彼の戦う所を見るのは初めてだ。
それなりに魔法を扱えるのは知っていたが、基本的に会うのは平和な街中だったのでその力を行使する所を見る事はほとんどなかった。
タイガもこちらが戦うのを見たのは、対峙したあの時だけだろう。
ディークがやってきて合流するのを見届ければ、その場から意識を飛ばしてウェルシュの元へと。]
[ウェルシュとフランツィスカが並んでいる姿は微笑ましく、この状況においては少々現実離れをしているように感じられた。
緊迫感がないせいだろうか、どこかほのぼのとした空気がそう感じさせるのかもしれない。]
…ある意味で一番強いのは彼女だな。
[ウェルシュが好きだと微笑むフランツィスカは残酷にも見える。
拒絶して罵られでもされた方がきっとやりやすいだろう。
でもそうでない事に感謝したい気持ちもあった。
ウェルシュに傷ついて欲しくないと、そう思っていたから。]
[ふわっと、黒いトカゲの魂が、第五層へと現れる。
着いたのは、ウェルシュとツィスカがいる場所…シュトラールの身体が眠る場所の手前だった。
ぼんやりと、タイガが倒していった鋼の甲冑騎士を眺める。
自分は、コレと同じ。
黒竜の眷属である魔物が、本能で黒竜に従うのと同じく、シュトラールに従ってきた。無論、本能「だけ」とは言わないが。
人間だと信じて20年生きてきた身だが、波に沈んだ記憶を引き上げた時、自分が人間の心臓を食っていたり、真の姿はトカゲらしい、というのを知った時は、夢であってほしいと思った、ものだ。
そうでないのは、色々な場面で証明されてしまったけれど。]
― 黒竜の領域 ―
黄昏の代行者だの『
俺は最初から『俺』でしか無い。
この島に来たのも、この場所に来たのも、『俺』自身の意思だ。
[今でこそ『
『
……ま、代行者としての役目があるのは否定しないけどな。
[次いでそう言って、軽く瞳を伏せた。
蘇生されたのは自分が『黄昏の白竜の守護者』だからであり、為すべきことが残っているため。
それは否定出来ないし、してはいけない。
想いを、願いを背に受けたために]
[警戒するように光の紋様が明滅する中、『
『異界よりのマレビト』の『
[聞き慣れぬ言葉を耳にし、理解すべく反芻する]
『そらより堕ちし星船』ね…。
20年前堕ちてきたモノってのは、それか。
ふん、結局還るだけじゃないんじゃねぇか。
『
改めて問おう。
『力』を得て、何とする?
[聞かれぬ部分を自ら答えることはしないと考え、更に問いを重ねた]
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