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黒焔の剣士長 ヴェルナー は 風詠み リュカ に投票した
気功士 シュテラ は 風詠み リュカ に投票した
風詠み リュカ は 風詠み リュカ に投票した
精霊師 リヒャルト は 風詠み リュカ に投票した
駆海の白銀狼 ジェフロイ は 風詠み リュカ に投票した
海賊団員 フェリクス は 風詠み リュカ に投票した
風詠み リュカ に 6人が投票した
風詠み リュカ は村人の手により処刑された。
精霊師 リヒャルト は、人魚の子 シメオン を命を引き換えに復活させた。
人魚の子 シメオン は死の淵から蘇った。
駆海の白銀狼 ジェフロイ は、黒焔の剣士長 ヴェルナー を護衛している。
今日は犠牲者がいないようだ。人狼は襲撃に失敗したのだろうか?
現在の生存者は、黒焔の剣士長 ヴェルナー、気功士 シュテラ、駆海の白銀狼 ジェフロイ、人魚の子 シメオン、海賊団員 フェリクスの5名。
投票を委任します。
海賊団員 フェリクスは、黒焔の剣士長 ヴェルナー に投票を委任しました。
[リヒャルトの声が聞こえるとシメオンの手をしっかりと握り、戸惑ってる様子なら抱えてお姫様だっこもしていたかもしれない]
ちょっとお花詰みにいってきますね〜〜♪
[絶対そうじゃないだろうと突っ込めそうな全力ダッシュ]
わりと大きい声で会話してたり一撃貰ったり、目立ってたからつい目に入って。
[立ち聞きしてましたと>>4:+175悪びれずに口にしながら、ほんの僅か周囲が揺らぐ。水精がふわりと居住まい正し、視線をロー・シェンに留めていた。
グレートヒェンがダッシュしたのを見ればそれを見送り>>+0]
いってらっしゃいお花ー。
[ひらりと手を振りながら、足止めどーすっかなぁと、とりあえず移動の邪魔にはなるように間に入っておいた。]
/*
そしてデフォ投票がくろわんこwwww
変えなくていいかなwwwwwww
あ、でも狙撃分岐使うなら変えなくちゃなのか?www
/*
やりたいことは沢山やれて、医療船にも来れた僕は大満足!
なんですが。リヒャさん待ってる間に作ってるの落としてたら、時間チェックできてなくて、ついでに間が悪く風呂呼び出しで、医療船の中継できなかったのがorz
一番手が空いてたはずなのに申し訳なかったです。
ルフトシュピーゲルングの動きも投下できなかったし。
回想思いついちゃったからついそっちに手が…ごめんなさい。
/*
あともうひとつ。これは展開上自然だし、仕方ないと自分でも思ってますが。
人魚さんとの接点がことごとくないのが哀しいですっ!
と、混乱させないためにメモ反応もこっちに残し。
ヴェル兄急かせたみたいでごめん!Σ
ギィ姉への回想関係とかもできたし。
表優先で勿論良かったんです。ハイ。
― マールシュトローム ―
貴兄らには付きおうてもらうぞ…
[残ったのは操舵ができる最低限の人数と、白兵ようの船員。
あちらも通行料をとる気が満々であろう。
だがこちらも高くぼったくられるつもりはない。]
[青年がその場へ到達したのは、
翠髪の女性が人魚を抱えて走り出した後か先か。]
みんな、ここに―――
[青い髪の新入りさんも見えて、声を掛けようとした矢先、
見覚えある金の髪が視界に入って、固まる。]
………本当に生きてた。
[最初に口を衝いた感想は、そんな言葉だった。]
突撃!!!!
[マールシュトローム、ヴィントホーゼは号令に合わせて突撃をする。
その配置は、マールシュトロームがボッカルーポからの砲撃から壁になるような配置であり、また撃ってこいといわんばかりにただただ愚直に最短距離を詰めるものであった]
急いで!
船の人が集まる前に。
今なら、まだ道は開いてる!
[気を取り直して声を上げ、
自分は、みなの後退を援護する位置に立つ。
さっと視線を滑らせた感じ、
目立つ傷を負っている者がいないのは、
なによりではあった。]
― 主船レイルーポルッジート ―
[防御を捨てたのは装甲に多少なりとも自信があったため。
向こうが速さで勝るなら、その隙を狙うため、回避でタイミングを逃す訳には行かない]
「ヘイヘイヘイ、向こうより遅くても遅れを取るなよ!」
「切り返しの隙狙え!」
「弾ぁ当たっても狼狽えんな! こっちのが頑丈なんだからよ!!」
[サブマスト破損のために、こちらも風は掴みにくくなっている。
切り返しの隙を狙うだけでなく、T字に敵旗艦と交差することがあれば、通り過ぎたその船尾に弾を放つ等、様々な手段を狙うようにして。
手数多く、備蓄の弾を使い切る勢いで敵旗艦を追い回した]
[リヒャルトと顔を合わせると]
私の声、竜のところに届けてください〜♪
[そう伝えて、願いは聞き入れてもらえただろうか。
聞き入れてもらえたなら]
『サルファーっ!ジェフロイさんをお願いっ!』
[そう呼びかける声、騎竜はその象徴たる王者の咆哮とともにジェフロイの傍に降り立ち乗れと催促するように背を許すだろう]
― 旗艦ヴィルベルヴィント・甲板 ―
っかし、こっちもやってくれるが、あっちもやってくれるっ……!
[船の動きの激しさに、口をつくのはこんな一言。
動きは航行長に無言のまま丸投げている状態だが、伝わる振動やら何やらが敵主船の食いつきの激しさを物語る]
こんな調子じゃ、リュカを後ろに下げるのも難しいな……どうするかっ。
[止まれないのはわかっているが、このままでは、という思いから、苛立たしげに吐き捨てたのと、傍らに見覚えある焔の狼が駆けて来た>>4:190のはどちらが先か]
まぁまぁ。
申し訳ないけど一人くらいは見逃してあげてー。
[呪を唱えるより場が動く方が早く。結局精霊術ではなく、どかそうと伸ばされた手を>>+4がしっと掴んで通行の邪魔をしようと試みた。叶うならばそのまま、ふり解かれないよう腕を絡み取る術を紡がんと。
異常に気づいて出てきた者等までは、手が足りなかったが。]
[さて、甲板へとたどり着いたのは、
リヒャルト達とのバタバタが起こっている頃だったか。]
……なんなの?
[何がなんだかさっぱりわかりません。]
お前……フレア、だっけ?
ギィと盟約した。
[お礼参りの際、帰還を手助けしてくれたもの。
リュカを見て、それからこちらを見る様子に、言葉は通じなくともその意図は感じられた]
ん……じゃ、頼む。
リュカを、後方の医療船まで連れて行ってくれ。
あっちの方が、落ち着けるはずだ。
[落ち着けるどころか侵入者騒動が持ち上がっているとは、当然の如く知る由もないが。
願いに応じた狼がリュカを連れて行くのを見送ると、一つ、息を吐く。
自然治癒力を高めた傷は大分塞がり、そろそろ、動くのもできそうだった]
─ 副船ボッカルーポ・見張り台 ─
あぁ、やっぱり食いついてきたかぁ。
良いねぇ、スレてないって。
[一直線にこちらに向かってくる二隻>>1に、思惑通りだと口端を上げ。]
こちらに向かってくる二隻に砲撃対象を切り替えだ。
あ、射程距離は保てるように後退してくれな。
イキの良い魚が二匹も釣れたんだ、釣り糸切れない程度に引っ張ってやれ。
[あの二隻がこちらに向かってくるならば、敵旗艦の相手は主船のみで充分だ。
リーダーが主船に戻るまで、付かず離れずの距離を保って二隻の相手をするつもりで指示を飛ばした。**]
― 医療船から伝わる音 ―
[侵入者騒動巻き起こる医療船。
そこから精霊が運ぶ声が届く]
『サルファーっ!ジェフロイさんをお願いっ!』
[そう呼びかける声、騎竜はその象徴たる王者の咆哮とともにジェフロイの傍に降り立ち乗れと催促するように背を許すだろう]
"救出作戦、少々難航中です。
できれば皆で帰りますが、
遅くなるようなら、先に行っていてください。"
[精霊操る青年の声が、それに続いてジェフロイの元へと、響く]
退くか。
[二隻を分散することも考えたがそうすれば後ろから手痛い攻撃を受けるのはわかっているが]
一度放たれた矢は止まらぬ。
せっかく背を向けているのだ。叩かぬわけにもいかぬ…速さはこちらが上であるしな
[ボッカルーポの巧みな操船術により主船から引き離しにかかられるのを承知の上で、釣り餌を狙って魚が追いかけはじめた*]
― 旗艦ヴィルベルヴィント・甲板 ―
[どれだけの時間その場で水軍兵を相手にしていたか。
時が経つにつれ、囲いの外には負傷兵が増えていく一方。
右腕を封じられた場合の対処法を会得していたお陰で容易に捕らえられることはなかった]
やーれやれ、まぁだ集まってきやがるか。
随分と死にたがりが居るんだな。
[もう既に何人も床に沈めているのだから無理もないだろう。
しかも大半が苦痛だけを残し死なせていない状態。
死んだ方がマシと思えるような傷も中にはあったかもしれない。
一瞬で死なせるのと、意識あるままに苦痛を与え続けるのと、一体どちらが残酷なのだろうか]
[また1人、肩の関節を蹴り砕いて吹き飛ばした時。
突然、ジェフロイの元に精霊が飛び込んできた。
同時に、後方から王者の咆哮が響き渡る]
ちっ、まだ誰も取り返してねぇってのに!
[咆哮に怯んだ水軍兵を余所に、白銀の騎竜が傍へと降り立つ。
催促に僅か戸惑ったが、続き届いた声がジェフロイの背を押した]
必ず全員で戻れよ!!
[その場で叫んだ声はかの青年に届くかどうか。
精霊が運んでくれるならば、それも叶うだろう]
[そうしてジェフロイは騎乗の人となる。
騎竜が飛び立つ羽ばたきは小さな乱気流を作り為し、敵旗艦の甲板に僅かに混乱を齎すか。
その隙を突いて白銀の騎竜は大きく空へと*舞った*]
だからくれぐれも、
取り戻す前に動けなくなる、なんて莫迦な真似は止めてくださいね?
[そう言って有無を言わさない雰囲気と共に、にっこりと笑みを深めて見せたのだった]
[掴んだ腕がたまたま怪我のある方だとは知らず。>>+15
遠慮なく掴んだ後に紡ぐ呪に、水の乙女が動いた。]
Involvit in vinculis accipere, non tollit!
[水で出来た鎖が、ロー・シェンの腕を絡み取らんと動く。片側は手近な扉か柱か、何かに絡めるつもりだったが見当たらず、一番近くに在ったカシムの腕に絡んでしまう。
動いた足に反応は出来ず、蹴り飛ばされるならまともに喰らった。
だが水色の鎖に腕は絡み取られ、吹っ飛ばされる事は無かっただろうが。]
―医療船―
[話が一息ついた頃に、副官の手元に残ったもう一本の点検などもしただろうか。
個室を辞してからはまた武器の整備に戻った。
怪我人が増えれば増えるほど、傷ついた武器も増える。それらの修復に追われながらも、念の環から齎される情報だけは耳に止めようと心掛けてはいた]
それにしても。
金の髪、青の瞳の、中央の精霊師……ね。
[最中に思い返すのは先程副官の部屋で聞いた、精霊師の特徴。
自身が直接見たわけではないが、その昔武闘大会で起こった騒ぎで、弟が対峙したと言った男の特徴と酷似していた]
……まさかとは思うけれど。
[そのまさかが大当たりどころか、張本人が医療船に乗り込んで騒ぎを巻き起こそうとは思ってもみなかったが]
― 旗艦ヴィルベルヴィント ―
「防御捨てても硬い船ってな、一番面倒だよな!」
「文句いいなさんなって!」
「砲門、聞こえるか! 直接撃っても効かねぇんなら、発想変えろ! 十分な距離開けて態勢整えるまで、足止め叩き込んで時間稼げ!」
[撃って崩せぬのならば、とあえての発想転換。
他の船が離れ単独での競り合いとなった現状、速さを生かす距離を稼ぐ事で、ひっくり返せるだろう、と。
幾度目かの切り返しの後、直接狙うものに交えて進路を阻むような砲撃を海面へと加え、風は直進、海面をかける]
[周りの慌ただしさには気付けど、自らの仕事が最優先になる。
騒ぎの要因に気づくのはいつ頃になったか]
あら、今の声は。
[少なくとも聞き覚えのある――ありすぎる程の聖竜の咆哮が届けば、一度手を止めた。
外の様子を伺えば、これまた見覚えのある白銀の翼が空を舞うところで]
何処にいるのかとは思ってたけど、……まさかサルファーまであちら側とは。
[呆れたような表情で、額に手を宛てて溜息。
ひとまず情報を把握しようと耳を傾ける**]
― 旗艦ヴィルベルヴィント・甲板 ―
……派手にやってんな、おい。
[リュカをフレアに託した後、改めてジェフロイへと視線を向けて。
死屍累々、と言えそうな状況>>8に舌打ち一つ]
そろそろ下がれ、無駄に痛い目みんな!
[後を考えたなら、これは厳しい。
自分もそろそろ、動くに支障はない、と立ち上がるのと、王者の咆哮>>9はどちらが先か。
魔精霊との関わりから、精神的な衝撃には強い。
故に大きな影響は受けぬものの、僅かに止まった動きは舞い降りた翼を、それに跨るのを阻むには到らず]
……ちっ!
[翼の起こす乱気流>>10の中、舞い上がる白銀を見送るしか出来なかった]
……ったぁく……。
[苛立たしげに、一つ、息を吐いて。
意識こらすのは、首にかけた念の環。
唐突に飛び立った白銀が向かったのは、先に焔の狼を送り出した方。
それが何を意味するかは、わかるから]
医療船、そっち、どうなってる!
状況、教えろ!
[真っ先に問いかけたのは、こんな言葉だが。
果たして、それに対する応えはあるか。**]
う、く……ッ!
[同時に、繋がれた自らも反動に引かれる。
弱った身体はそれには耐えず、青年へ倒れ掛かるような形になる]
この……
腕、解きやがれ…ッ!!
[このままではあの二人どころか、リヒャルトにまで逃げかねられない。
ゆえに青年へ向く攻撃は容赦なく、
術者の昏倒を狙った肘がみぞおちへと向けられた]
― 念の環 ―
[環を介して聞こえた声。>>+14
対して響いたのは、小さなため息]
……謝る必要はない、あいつ相手に、よく戦ったよ。
俺の方こそ、すまん。
…………ありがとう、な。
[小さく、けれどはっきりと紡ぐ。
その声はごく穏やかなもの。**]
[ローシェンからある程度離れたら、後は甲板までシメオンをエスコートしていく。
ケガをさせることなく転ばせ、あるいは一旦取り押さえてそっと意識を落としたり]
シメオンくん、このまま行きますよ〜♪
[リヒャルトに感謝の笑顔とともに、二人のことを言われれば後で私がどうにかしますからと伝えて、
そのままシメオンが逃げる*手引きをした*]
!!! っ、 ぐ………
[まともに蹴りが入れば、鈍い息と共に後ろに跳ねる。>>+22元々精霊師であり弓兵。近接系とは体力が違う為効果はばつぐんだ。
無様に倒れた上に、繋がっていた為ロー・シェンに圧し掛かられて>>+23、ぐぎゅぅとカエルが潰れたような声を出した。
その間にも、リヒャルトが、シメオンが、他の船員を退けただろうか。
視界にシメオンらの姿が見えなくなったら、ちょっとほっと息を付いた。]
[鎖で絡めとったままなので、こちらも逃げるに逃げられず、まともに鳩尾に肘をあてられ>>+24、ヒッ、と悲鳴のような息が出て、肺の空気と、胃の中の物が全部口から出た。
あー情けな、とか思考の端でぼんやり思う。
もっとも想定より痛みが若干薄かった。結界のせいか、あるいは初撃のおかげで痛覚が鈍ったかは分からないが。]
げほっ。げほ……あーあ、勿体無ぁ……。
[水精が、痛みを和らげ癒す術を施した為、動けないという事はなかったが、縛ったままでは此方が不利だというのは痛感した。
とはいえリヒャルトとロー・シェンの因縁など知らぬままなので。]
やだ、って言っても聞いてくれないよねぇ?
[鎖を切るタイミングを計りながら、どうするかなぁと汚れた口元を拭った**]
― 主船レイルーポルッジート ―
「だあああっ! くそ当たんねぇぞ!!」
「愚痴ってる暇あんなら撃てよ!」
「同系の船なら派手な撃ち合いになるんだがなぁ」
「どっちも守り捨てた場合だけどな、ってぇ…。
頭とケツには食らうなよ!! 舵を切れぇ!!」
[船の構造上、側面の装甲は厚いが前後は弱く。
そこを狙われた場合のみ回避の様相を見せる。
進路を阻むように砲撃が撃ち込まれると、敵旗艦から離れるように船首を巡らせた]
「そーら、敵さん距離取り始めたぞ」
「しゃーねぇ、カウンター食らわせっぞ!」
「敵さんの動きよーく見ろよー!」
[離れた相手に追い縋るは愚策。
長所を使って駆けて来るなら、こちらも長所を以て撃ち返すより他無い。
このやり取りはジェフロイが主船へと戻るまで繰り返されることになるだろう]
― 旗艦ヴィルベルヴィント周辺上空 ―
おい、どこに行く心算だ!?
[引き返すものとばかり思っていたのだが、騎竜はレイルーポルッジートに戻る気配を見せず。
自らの意思───正しくはグレートヒェンの意思だろうか。
それに従い別方向へと空を翔けた]
まさか──居るのか、そっちに。
[騎竜を呼ぶ者が居るのかと、先に聞こえた精霊からの声を思い出す。
金のタルワールを精霊石に戻し、未だまともに動かぬ右腕を騎竜の背に置いて。
培われたバランス感覚のみで騎乗しながら、行く先を彼に*任せた*]
/*
こんなことになるんじゃねーかとは思ってたが、さー困ったぞwww
主に自業自得ですねごめんなさいww
どーやったら、このこがグレーテお姉さんを置いて逃げられるのかというねwww
― 医療船 ―
[ グレートヒェンに引っ張られるようにして、人魚の子は甲板までを駆けた。リヒャルトやカシムが、後に続く様子が無い事に、その足は何度も止まりそうになったけれど、いざとなったらグレートヒェンだけでも逃がさなければ、と、そう思って ]
[ 恐らくは、グレートヒェンの方も、同じ事を考えていたのだろう ]
やだ!グレーテお姉さん!!待って!!
[ 捕虜の脱出を阻もうと迫って来た水兵達の前に身を曝したグレートヒェンを引き止めようとした人魚の子は、海上に飛来する竜の姿を目にして、はっとした ]
[ あれは、グレートヒェンの騎竜のはずだ。ならば、主を救いに来たのだろうか? ]
待ってて、お姉さん!!
[ 一瞬の躊躇いの後、人魚の子は甲板から海に身を躍らせ、竜の飛来する方へと向かう。グレートヒェンの足手まといにならずに、竜を彼女の元へ導く方法はそれしかないと考えて ]
[ 海中ではなく、竜の目にとまるように海上を泳ぐ。それはいつもよりずっと不器用で「鈍い」泳ぎ方だったけれど ]
ジェフ…?!
[ やがて近づいてきた騎竜が、ジェフロイをその背に乗せていることに気付くと泳ぐ事を止め、大きく手を振った ]
お姉さんを…!みんなを助けて!
[ 竜に向かってか、ジェフロイに向かってか、そう叫んだ願いは、しかし果たされることはない ]
任せましたよ〜、サルファー♪
[シメオンが向かう様子と騎竜の姿を見止めてそちらに笑顔、
それからそのまま笑顔は変えずにこちらに向かってくる海軍兵達へと向かい合う]
すみません、この先はちょっと通行止めなのでぇ〜♪
[ふざけるなと向かってきた相手の勢いそのまま床に横方向に向かって転がす、おいてあったタルにぶつかるとぐえって痛そうな声上げていた]
通ろうとする人は容赦しませんよ〜♪
[さらに着た相手の足をひっかけ、軽く抑えつけるようにして床にぐっと沈める。
痛みは結界の力により普段より和らいだだろうが意識を落とされるのまでは防げなかった様子]
駄目だって言ってるじゃないですか〜♪
[ 恐らくは、見た目以上に消耗している筈のジェフロイの状態と、まだ傷の癒えきらぬ人魚の子のために…何よりも二人を助けろという、主の意思を正しく汲んだために、竜は、主を置いて引き返す事を選んだのだろう ]
やだ、どうして?!やだよっ!!
[ 何も知らぬ人魚の子は、その背に引き上げられた後、再び海に飛び込もうとする勢いで、暴れたのだが、それもまた果たされる事はなかった* ]
― 旗艦ヴィルベルヴィント周辺上空→海面傍 ―
[白銀の巨躯が敵旗艦の後方目掛け羽ばたく。
その途中、何かに気付いた騎竜が突然海へと降下していった。
ようやく陽も昇り始めた頃。
昏い海に光が差し、漂う海面に銀が反射する>>18のが見えた]
シメオン!!
[呼び声は届いたか、海面で大きく手を振る姿が見える。
その傍に騎竜は寄り、海面近くにてホバリングした]
他の連中は……あっちに居るんだな。
とにかく乗れ、そのままじゃ体力を消耗する。
[上空にてシメオンを見つけた時、彼の動きはいつもより鈍かった。
何かしら不調を抱えているのだろうと判断し、シメオンに対し右腕を差し出す。
未だ痺れは残っていたが、ジェフロイに残されている手は右手のみ。
掴むことが出来なくても、シメオンが腕を掴んだなら身体全体を使って彼を引き上げた。
その様子はジェフロイが消耗している証拠にもなったことだろう]
よし、このままアイツらも助けに…っ!?
[シメオンを引き上げた後、他の者達も助けに行こうと考えたのだが。
騎竜はその意に反して踵を返した]
おい待て! 戻れ!!
まだグレーテ達が……!!
[今まで呼ばなかった名を紡ぎながら、騎竜に方向転換させようとする。
けれど主でもないジェフロイに従うことなく、また主であるグレートヒェンの意思を汲むままに白銀の騎竜は空へと舞った]
シメオン、落ち着け!!
…もう一度だ、チャンスはまだ、ある。
[欠けた左腕で暴れるシメオンを抱え込もうとしながら、諌める言葉を紡ぐ。
信じたのはリヒャルトが伝えて来た言葉>>6。
そして、ヴィルベルヴィントを、ヴェルナーを降せばすべてが終わる]
一旦レイルーポルッジートに戻るぞ。
体勢を立て直してもう一度、仕掛ける。
[ジェフロイ自身疲労の色は濃い。
傍に居る今、それは容易に見て取れることだろう]
― →主船レイルーポルッジート・甲板 ―
[2人を乗せた騎竜は風に乗り、敵旗艦と交戦中の主船を目指す。
甲板へと降り立った騎竜からジェフロイが一時撤退の号を出し。
ボッカルーポにも指示を出した後、海面に砲弾を撃ち込むことで敵旗艦の目を晦ましながら戦場外への離脱を試みた]
離脱後直ぐに体勢を整えろ!
被弾箇所の修理を忘れるな!!
準備が出来たらもう一度…突っ込む!
[その言葉通り、船自体を*弾として*]
― 少し前/旗艦ヴィルベルヴィント・甲板 ―
[身を擦り付けてくる焔の狼>>+35に、ほんの少し気が緩む。
同じ狼だけど、こっちは可愛げあるなぁ、なんて思っていたら、漆黒の仔犬が不機嫌そうにはたはたと尾を振った]
……ん、頼んだぞ?
[それは無視してこう声かける。
くーちゃん、と呼ばれた漆黒の仔犬はわふ、と鳴いてそれに答え、尾を振った]
に、しても、だ。
[気配が遠のいた後、零れたのは嘆息]
……中々、そうもいかんのだろうけど。
あのっくらい、素直なら、もう少しラクに生きられるだろうに、ねぇ……。
[誰が、とはいわないが。
そんな風に思える者が周囲に多いな、と。
完全に、自分棚上げでそんな事を考えていたりもするのだが。*]
― 医療船 ―
[先へ進む人魚と翠髪の女を追うように
少し離れた後ろから走っていく。
カシムがついて来ていないのに気付いたが、
構っている余裕はなかった。
周囲から、人の声が次々と集まってきている。
前を行く女は危なげない戦いをしていたが、
囲まれればそれも危うい。]
Notizfine.
[走りながら、音の精霊に呼びかける。]
Planto sanus phantasia.
主無き音を
[術の完成と同時に、淡い光が医療船のあちこちへと飛んでいく。]
[ほどなく、各所からさまざまな声がしはじめた。]
『侵入者は前の方に逃げたぞ!』
『操舵室だ!こいつら、船ごと……』
『海に飛び込んだ!右舷!良く探せ!』
[情報を錯綜させて追っ手を混乱させ、数を減らす。
直接出くわした相手には、出会い頭に]
だめだ、相手が強すぎる。
もっと応援を呼んできて!
[などと声を掛けて、一瞬相手を混乱させ、
その間に走り抜けてしまう。
侵入者の風貌を直接知っているものが少ない故の策。
もっとも、両腕が無いというわかりやすい特徴が、
じわりと知れ渡っているようで、
あまり長く使える手でもなかった。]
[追っ手を躱し、甲板に出れば、
視界に真っ白な竜の姿が映った。
白みはじめた空の下、
差し込む陽を受けて燃え立つ聖竜の姿に、
は、と息が零れる。]
良かった。
ちゃんと逃げてくれたんだ。
[竜の背に乗るのがリーダーだとは知らず、
翠髪の彼女と人魚が乗っているのだとばかり信じて、
去りゆく竜の背を見送る。]
[後は、ここから海へ飛び込めば、
自分も脱出できるだろう。
追っ手の声を聞きながら、舷側までの距離を目算する。]
――――――、………。
[すぐにも駆け出さなかったのは、
後ろに置いてきたひとのことを思ったがため。
悩んでいられた時間は、極僅かでしかなかっただろう**]
/*
あ、あははは。
バカやって抉った左親指が疼いてキー打ちの集中が乱れ、る。
……夜までに鎮まればいいなぁ……。
さて、やりたい事は今の内、頑張ろう、頑張ろう。
しかし、痛い(とほり。
Ru…riririri…
[ レイルーポルッジートに戻っていく竜の背から、忍び泣くような人魚の歌が零れ落ちる ]
((ごめんね…ごめん…))
[ 取り残してきた仲間にか、自分達の為に無茶をしたに違いないジェフロイにか、主を置いて自分達を運んでくれる竜になのか…それとも或いは、戦場となった海に居る全ての者へなのか ]
Riri ri rururu ri…
[ 歌は夜明けの風に溶けていった ]
― →主船・レイルーポルッジート ―
― 主船レイルーポルッジート・甲板 ―
[ 船に帰り着き、竜の背から降ろされた途端 ]
「シメオーン!!無事だったかああ!!」
「怪我してんじゃねえかっ!!くそお、ヴィルベルヴィントのド畜生ども!」
「可愛いシメオンの肌に傷をつけるたあ、許さねええ!」
ふえ…?どしたの?みんな???えと、ボクは大丈夫だから…
[ なんだかいきなり、凄い勢いの一団に取り囲まれて男泣きされるやらの熱過ぎる歓迎を受けたりもしたのだが、それは余談として ]
[ 帰船したリーダーの号令一下、狼の爪と牙となる海賊達は、一丸となって動き出す ]
(グレーテお姉さん、リヒャルト、カシム…みんな、待ってて…すぐに行くから!)
[ 戻ってすぐに、失った武器の代わりに、戦線を離脱した団員の一人から人魚の子も武器を借りた。治療をしろとか休んでおけとか、気遣う者もありはしたが ]
ボクは、ここに居る。
[ 本来の持ち場である砲台の傍ではなく、ジェフロイのすぐ傍、その背を視界に入れる甲板を、決して動こうとはしなかった** ]
― 旗艦ヴィルベルヴィント・甲板 ―
[環に向けて怒鳴った後、『双聖魔』を一つ鞘へと収める]
動けるヤツは、すぐに負傷者の手当てに回れ!
後ろも手一杯かも知れん、急げよ!
[指示を出した後、急ぐのは航行長と操舵手の下]
「大将、お客さんは?」
お帰りになられたよ! で、こっちは!
「喰い付いてくるのが、あちらの頭だけになったんでね。
引き離せたんで、ここからキツイの一発入れてやろうかと」
カウンター、喰らうなよ?
「……風の加護がある限り、そんなヘマはしやせんて!」
[やり取りの合間にも、
風と波を捉えて反転し、敵主船の正面から、右側面へと抜けるルートを取りつつ、速さを生かした一撃離脱を試みる]
[その最中、先に怒鳴った問いへの答えが届く]
……金髪と青い瞳の精霊術師?
了解、とにかく、沈静急いでくれ。
……無理は、すんなよ。
[例によっての自分棚上げを交えつつ、こう返して]
いくら忙しなかったとはいえ。
一体、どーやって気づかれずに潜入したんだか……。
[髪と瞳の色以外、その特徴的な容姿も伝えられていたなら或いは、以前の武闘大会での出来事とすぐに結びついたかも知れない。
とはいえ、現状ではそことは結びつく事はない。
……帰還後の乳兄弟がどーにも何か隠し事をしている風に見えたため、肉体言語も交えつつ聞き出した諸々の出来事。
それと結びついたらついたで、また複雑な心境になるのは否めないのだが。
……なお、その肉体言語のお話し合いと事情聞きだしの後、板の間に国王正座させた上で小一時間ほど説教したのは、余談の余談]
ん……あれはっ!?
[意識を切り替え、再び前を見る。
敵主船との距離が近づいた時、目に入ったのは舞い降りてゆく白銀の影。>>23
騎乗している人数などはさすがに目視しきれるものではないが、一人で戻ってきた、とは思い難かった]
……ち……まともに引っかかったって事かっ……。
[今までの動きが、盛大な陽動だったと言うなら。
目的を達した状態で、向こうが取る可能性があるのは]
……面舵!
このまま撃ち合っても分が悪い、一度引く!
[とっさ下した判断に従い、切り返す
海面の揺れが引き起こしたうねりに揺られつつ、風は狼から距離を取る。
敵主船はこちらを追う事無く、戦闘海域からして行った]
……当たりかよ。
各艦、聞こえるか!
お客さんはお帰りになられた!
お見送りはいい、速やかに旗艦に合流しろ!
[指示を一つ投げた後、ぐるり周囲を見回す]
つーか、結構やられたな……被害状況は?
動けるヤツは、可能な限りヴィルベルヴィントに集めろ。
逆に動けないのは一箇所に集めて、後方へ。
[死者こそ少ないが、動けない者が多すぎる現状。
動ける所との入れ替えは必須、と指示を出し]
損傷箇所の修復、急げよ!
医療船の方も気になるが……あいつらがのんびりする時間をくれるとも思えん、今は態勢の立て直しを優先する。
[あちらには結界もあるし、と割り切りをつけておいて。
は、と息を吐いた所で、航行長から声をかけられた]
ん? どした?
「大将は、少しでもいいから、眠ってください」
……いや、でも……。
「修繕やら入れ替えやらで大将がする事はありません。
邪魔になるから、後ろで寝ててください」
……ひっでぇなぁ……。
[きっぱり言い切られ、滲むのは苦笑。
それでも、船室に引っ込むのは、と渋っていたら、毛布と小袋を一つ渡された。袋の中身は、感触でわかる大好物]
……わかった、少し眠ってくる。
ここからが、勝負なのは確かだからな……。
[自己治癒能力を強引に高め傷は塞がったが、万全にはもう一歩、という状態。
少しでも休息が必要な自覚はあったから船尾へと向かい、船縁にもたれてしばし、休息を取った。*]
黒焔の剣士長 ヴェルナーは、海賊団員 フェリクス を投票先に選びました。
黒焔の剣士長 ヴェルナーは、人魚の子 シメオン を能力(襲う)の対象に選びました。
/*
……改行限界警告見飛ばすとか、ね、もう、ね!
ずきずきいうのは鎮まってきたけど、水仕事したらまた痛むんじゃろなぁ……。
あ、肉体言語のお話し>>29は。
ノリ的にはあれです、某カ○城のあれ。
[その略でわかるひとおるんかい]
― 追想・内乱後 ―
ギィさんが、いいんだ。
あのね、僕の風の使いかた、みんなとちょっとちがうんだって。精霊のこえの聞きかたがちがうんだろうって、言われた。
[それから
その剣、精霊がいっしょにいるでしょ?
だからギィさんの使いかたなら、にてるかなって。
さいしょはやっぱり、風のがわかりやすそうだし。
言葉はいっしょうけんめいおぼえるよ。
わぁい、やったあ!
[笑顔での了承>>+160を貰えると、大きく手を広げて挙げて、その嬉しさを表現した。
結局、最初の内こそギィの言葉そのままに精霊を呼んだりしていたものの、その感覚を掴んでからは慣れ親しんだ言葉で呼び出すようになっていくのだが、それはまた別のお話。
時には厳しくて、でも基本的にはやっぱり甘い彼女をいつしか師と仰ぐより姉と慕うようにもなっていったのだった*]
― 医療船・甲板 ―
金髪と青い瞳の精霊師?
それってもしか、ボッカルーポにいた。
[ギィの報告>>+37と前後して、医療船に到着する。
見えたのは、海上をじっと見ている件の精霊師>>+42の姿。
それをギィが確認して、風を紡ごうとしているのが分かったのは、契約結んだフレアに触れていたからか]
ギィ姉、気をつけて。
その人、強い。
[腕はないけど、と言わなかったのは、風に袖が揺らされているのを見れば分かることだと思ったからだ。
伝えていればヴェルナー>>29の判断が変わっていたかもしれないことなど知る由もなく。
今の自分では精霊術合戦になれば邪魔になるからと、振り向いたのはもう一つの騒ぎ>>+33の方]
気功士 シュテラは、海賊団員 フェリクス を投票先に選びました。
― 医療船・甲板 ―
(……できる、かな?)
[消耗を防ぐためのこの大きさではなく、成体ほどではないが虎と分かる大きさになり船員達の援護は出来るだろうかと。
フレアの背から降り、甲板に四足で立ち。
まだ仔猫サイズのまま、スゥ、と息を吸い込んだ]
[一撃は重かったが、向こうの調子も良くないらしい>>+30
そりや医療船に居るんだから当然か、と思いながら。
殺気漂う目の色にも、こちらの調子は変わらない。>>+31
そういう目で見られた事は両手の数じゃ足りないのだから、慣れっこというのが大きかった。逡巡は口を拭う間の一瞬。]
あそーぉ?じゃ解くよ。
[存外あっさりと承諾を見せて、水の乙女に呪をもって命じる。
解除だけを頼むには、少し長い呪文]
Si armis, non omni vinculo,
Ambulans in medio attollat humanus instar paludis.
[唱えた言葉と同時に腕の鎖はすぐに消えたが、同時にかけた新たな術がロー・シェンに襲い掛かる。ごく間近からの距離ではその両足に、汚泥の中にいるような感覚が残るだろう。]
/*
……はっ。
忘れてるわけじゃないよって出したんですが。
どこかで沈没させられたって描写、なかったですよね…?
確認不足ですみません(汗
了解。
…リュカの分はちゃんと残してあげるわよ。
頭領の分は保障してあげないけどね。
[視界に戻ってきたフレアが見えると、念の環でなんか言った。]
直接攻撃する術じゃなきゃ、効きは良さそうねぇ。
[術のかかり具合を見てから、よっこらと立つと]
あ、気合があればちゃんと走れるからね!疲れるけど。
[余計なお世話を残しつつ、ひらりと手を振った。
これでこちらに懸かるにしても、後を追うにしても、全力で駆けた彼らへの時間稼ぎにはもう十分だろうと、笑みながら**]
― 医療船・甲板 ―
にぃ(ウィンディ、ありがとう。でも、ごめん)
[回復に注いで貰った力をまた別に使おうとしていることを、敵だか味方だか分からなくなってきた風精に小さく謝った]
にぃぃ(ちょっとだけだから)
[ここで風を消費することを、無茶、とは思ってない。
ただ足元にでも纏わりついて、足止めを手伝えればと思っているだけだから]
[人魚と思ったよりワイルドなお嬢さんと、そして金の精霊師の姿がもう見え無い事にほっとした。時折精霊術が使われる様子が見れれば、多分リヒャルトなんだろうなぁとか思いながら。
幸か不幸か、リヒャルトが幼馴染にしでかした一件については知る由もないままだった。当事者がふれて回る事はないだろうから当たり前ではあるのだが。
余談に返るが、>>29国王板の間正座説教中、視界に入る中でおろおろとしたり、術にかかったあれそれの時は自分が悪いのだからと言い出す当事従者な耳の長い人を宥めて連れ出した(説教の邪魔になる)のは黒宰相の方だっただろう。それでもきっかり1時間後、入り口からおずおず顔を出し様子見に来た彼女の手には、
それに対してのそれぞれの反応は――余談通り越すのでご想像にお任せして。]
― 医療船・甲板 風精視点 ―
[にぃにぃ鳴くリュカの言葉は一応分かるらしく>>+53
風精は困ったようにその整った眉を下げたが、嫌がりはしなかった。
そろりとその毛並みを撫でて、「ちょっとだけよ?」と念は押したが、何だかんだで甘い事には変わりないのだから。*]
― 念の環 ―
……お前、俺にそれを言うのかっ。
[返された言葉>>+46に、けらり、と笑う。
威張っていう事じゃないのは、わかってはいるのだが]
ま、心配しなさんな、無理してもいい事なしなのはわかってる。
……そっちは、本調子じゃないのが大半だろ?
だから、余計に……な。
[それから一転、静かな口調でこう言って、それから]
俺が言うなといわれそうだが。
……もー少し、自分大事に、な。
[そんな言葉をぽそり、と付け加えていた。
その後のリュカとのやり取りは諸々あって届く事はなかったが。
届いていたら、多分物凄くびみょーな念が乗った事だろう。*]
― 旗艦ヴィルベルヴィント・甲板 ―
[船縁に寄りかかり、甘味分を補給する。
届いた各艦からの報告に、全軍集結も遠くないな、と思いつつ見上げた空は、既に白み始めていた]
……陽が昇る……か。
[闇に近しき身ではあるが、陽が昇ると安堵するのは昔から。
夜の闇は好ましい、けれど、何故か星には惹かれない──否、惹かれながらも恐ろしい、という所か。
それでも、今はさほどでもない、のだけれど]
……さて。そろそろ、互いに手数は尽きてきてるはず。
腹括って行くよう、だな……。
[どちらが先に動く事になるかは、状況次第だが。
どうなろうと、覚悟は確り、決めておかねばならない、と思い定めつつ]
……幸運呼んでくれよ、
[掲げられた国旗、翠地に白で染め抜いた翡翠の嵐龍に向けて呟いた後。
意識はしばし、眠りに落ちる。**]
― 遠き日の一幕 ―
[眠りに落ちた意識は、過去を彷徨う。
星に惹かれて星を恐れて。
そんな心理の理由が、封じられしもの──刻まれた真名にあるのは、今でも知らぬ事。
少年の頃には何故と問われても答える事が叶わずにいて、もどかしくもあったけれど。
それでも、そんな理屈を越えて星を綺麗だ、と思えたのは、確か]
……う……わっ……!
[近衛武官としての修行を始めてから、幾度目かの訪れの際。
夜明け近く、突然起こされ連れ出された甲板で星の雨──流星雨を、目の当たりにした時だった]
すっげぇ……初めて、見た。
[ぽかん、とした表情は間が抜けていて。
それを突っ込まれたなら、さすがにむっとしたりもしたのだけれど。
その内、そんな事も気にならないくらい、空を飾る光に見入っていた]
……星の雨とか、見るの初めてだった。
[流星の最後の一筋が流れた後。
船縁にもたれて潮風に吹かれつつ、ぽつり、呟く]
あー……やっぱりまだまだ、知らないもの、多いなぁ……。
王都から離れれて生きれば、それだけ、色々と見れるんだろうけど。
[そうしたい、という想いのままに駆けて行った乳兄弟を想い、呟く。
けれど、それと同じ生き方は選べなかった。
彼が羽ばたいていったからこそ──という思いが、あるから]
……ああ。
[そうもいかない、という言葉>>3:+51は否定のしようもなく、頷いた]
家……はまあ、あってないようなものだけど。
それより大切なものが、たくさんあるからな。
[だからこそ、その彼らに近しくあり、護れる場所に立とうと。
それが、近衛を志した理由の一つ。
けれど、ここも、奔放な
その思いを見透かしたような言葉。>>3:+52
数度瞬き、それから]
……勿論!
って、お前、その土産要求!
それ持ってこい、っていうなら、ちゃんと大月餅用意しとけよな!
[笑いながら言われた言葉が。
そこに込められた想いが。
言い尽くせないくらい、嬉しかった。
──自分の居場所は、確かにここにある、と。
改めて、感じられた事が。
そして、それを自然に感じさせてくれる友の存在が。
何より得難いものである──と。
色変えて行く蒼と碧の狭間で思った……そんな、遠い日。**]
― 主船レイルーポルッジート・甲板 ―
ち、1隻落とされてたか。
移動用の船でこっちに戻ってくるようなら回収しろ。
そうじゃなければ後回しだ。
離脱出来るチャンス逃すんじゃねぇぞ!
[帰還後に為された報告に返したのは、苦渋の選択と言えるもの。
少し前に食らった一撃>>28のダメージは少なくない。
無論、こちらも甲板砲台からの一斉射撃は行っているため、向こうも無傷ではないだろうが]
[先頭海域から離脱した後、レイルーポルッジートは医務船のある辺りまで戻り。
慌しく修繕と負傷者の治療が為されることになる]
向こうもしばらくは動けないはずだ。
その間にやれることはやっておけ!
余裕が出来たら、各自、休、息、を……。
[そこまで言って、ジェフロイは騎竜の上にうつ伏せになるように崩れ落ちた。
主船に戻って来たことで僅かばかり気が緩んだこともあるのだろう。
蓄積していた疲労がピークに達し、意識が落ちようとしていた]
だい、じょうぶ、だ。
少し、休め、ば……。
[突然のことに駆け寄ってくる団員達にそう告げて、ジェフロイの意識は落ちる。
規則正しい寝息から、単に疲労から来るものであることが伝わることだろう。
集まった団員達は、一眠りすれば問題無い、と判断し、ジェフロイが起きるまでに動けるようにするため各持ち場へと散って行った。
ジェフロイ自身も、目覚めた頃には粗方の疲労が取れているはずだ。
そう判っていても、あまりの無茶ぶりにフォルテはジェフロイの横で呆れたように首を横に*振るのだった*]
[二人を連れて飛び立つ騎竜を満足げに見送る。
隙と見て飛び込んできた海軍をそっと引き倒し]
っと、わぁ…
[そのままもう一人飛び込んでくるのにはタイミングをうまく合わせられず、咄嗟にこぶしを鳩尾に置くように押し当てる。
ぐへぇっとすっごい痛そうというよりは苦しそうな声あげて倒れかかられ、抑えようとしてた相手にぺたりと座り込んでしまう形に]
きゃっ…
[不意にスカートの中見せることになったり体勢崩したりで、思わず軽い悲鳴あげてしまってから。
今がチャンスとそのままいっせいに飛び掛られた]
わっわっ、ちょっと、どさくさにまぎれて胸揉まないでくださいっ!
[抗議の声をあげながらがばっと拘束を振りほどき、そこでリヒャルトの姿を見かけてちょっと恥ずかしそうにしていたとか]
[縛ろうとする風の力に抵抗することはせず、
自ら風を呼ぶこともせず、
にこやかに笑って、赤い術師へと*視線を投げた*]
/*
リーダー倒れてるしw
うむ、しかし、シュテラさんがバトル一度も出来てないのが、とても気になるのだよ。
人魚の子だと実力差が激し過ぎるし、フェルの人は三戦目になっちゃうというね。
…ジェフ寝てる間に特攻して水中戦にでも持ち込むか?(待ちなさい
人魚の子 シメオンは、海賊団員 フェリクス を投票先に選びました。
[僅かに動いた口から言葉が理解できたわけではないし、聞こえたわけでもない。
それでもなんとなく乙女の勘が何かを感じ取ったらしく少し抗議するような視線を一瞬リヒャルトに送ってから]
ふあっ…
[拘束するかのような風、リヒャルトが抵抗なく捕らえられる姿を見て…]
[ ともあれ、今は少しでも休ませておくしか仕方がないとの判断は皆同じで ]
「お前も今のうちに休んどけ、シメオン」
「リーダーの事は俺らが見てっから」
[ それを幸いと、ついでにこちらも休ませようと畳み掛ける団員達に、人魚の子は首を振る ]
ううん、いい。ボクは大丈夫。
[ 実際、海に浸かったおかげで傷の治癒は早まっている。疲労の蓄積したジェフロイや、負傷者よりは、余程動けるという自覚もあった ]
………
[ 夜明けの空は明るく、海も今は、穏やかに凪いでいる。その海の向こうを見つめていた人魚の子は、はたり、とヒレ耳を動かすと、まだ心配して声をかけてくる団員の一人へと振り向いて ]
判った。じゃあ、御飯食べてくるね。
[ にっこり。笑いかけられた団員のいかつい顔が、ぽっと赤くなったのは見なかった……ことにした ]
降参です。
[やっぱりあっさり両手挙げていた。
リヒャルトが拘束される精霊術に自分が対抗できるわけがない]
困りましたね、セレスさん♪
[まぁでもにこやかに語りかけるのは変わらない]
[ そのすぐ後、人目につかない、主船の後部甲板から、もやい綱を伝って海に降りた人魚の子の姿を見た者はあったかどうか。
あったとしても、常のように海に浸かりに行ったのだと考えて見逃していたのかもしれない ]
[ だが、人魚の子が向かったのは、敵船…ヴィルベルヴィントとその僚船の集結する海域。
今は姿の見つからぬように、ゆっくりと密やかに魚群にまぎれるようにして海中を進んでいく** ]
[子猫がなんか暴れて足元で荒い息を立てている。
自分を助けようとしてるようにみえたのでしゃがみこむとそっと頭から背中にかけてのラインをやさしくつぅっと撫でる]
ありがとうございますね♪
[そのまま抵抗されないならば抱き上げて胸元でぎゅって抱きしめたりしたかもしれない]
[5年前と声をかけられ、じっと姿を見ること3秒]
えぇ〜?そうですか〜?
私人魚の男の子なんて助けてないでしぃ〜?
ユウレン海軍の方に知り合いなんていませんよ〜♪
[わざとらしいすっとぼけ方をしてみせたり、以前に名前を聞いていたなら、その名前すらだしてすっとぼけるだろうか]
― ヴィルベルヴィント・甲板 ―
[シュテラの指示で動き、幸いでもないがヴィルベルヴィントが多く狙われていたからこそ被害軽微なマールシュトローム。ヴィントホーゼ。
一撃離脱戦法をとっており、相応の損傷を負ったルフトシュピーゲルングがヴィルベルヴィントへと帰還したところで、航行長を見つけ呼び止める]
帰還した。頭領は?…休ませた。か。
懸命な判断。さすがですな。
[付き合いが自分よりもよほど長い航行長にさすがという。
その後、被害の状態などを報告。またルフトシュピーゲルングの面子や資材などをヴィルベルヴィントへあてがってはどうか?などという提案をする。主船と副官の船の船員たち。最も連携などはとりやすいだろうとおもってのことであったが、どうなったかまではわからぬがヴェルナーのもとに報告>>35として届いたであろうか。]
― 旗艦ヴィルベルヴィント・甲板 ―
[眠りの内、意識は夢を彷徨いつつ。
その一方で、微かな歌を聴いていた。
潮騒に、風の音に。
紛れて届く、願い歌。
海を進む人魚の子にも、その歌声は届こうか。
祈りを込めた歌声と。
最後に紡がれた──呼びかけるような、
あっはぁ、まぁまぁゲオルギーネさん♪
全くもって奇妙な縁ですよね♪
[シメオンのことも知られれば海賊の二人だったのかと誤解もされたかもしれない。
ばらしたことはわざとなのか本気なのか、伺えない様子の笑顔で。
手元から逃げていく子猫はあっさりと解放する]
[ 海中を進む途中、進路を微妙に迂回させて、顔を出したのは、前日、海に落ちた砲手の一人を置き去りにしてしまった岩場 ]
ごめんねー、生きてるー?
[ さすがに海賊だけあって、相手も、ひ弱ではなかった。自力で魚を捕まえるなどして、なんとか生き延びていたらしい ]
あっちも大変で、迎えにもう少しかかりそうだから…はい、これ。
[ 油紙で何重にも包んだ水と食料を渡して、ひらひらと手を振る ]
それじゃ、頑張ってね!
[ ぱしゃん、と水音を立てて海中へと泳ぎ去る人魚の子の向かった先が、来た時と逆方向だったことに気付いたとしても、砲手にはそれをどうすることも出来なかった ]
……ん。
[やがて眠りは破れ、それと共に歌は遠のく。
歌の響きは夢現、記憶の淵へと落ちてゆく。
どれだけ眠っていたのかは、自分でもわからないものの。
少なくとも傷は塞がり、動くに支障はない状態なのは、感じられた。
それでもすぐに動かないのは、寝ぼけているのか全回復に至らぬが故か。
見た目からは、読み難かった]
あちらも、退いている。
あちらもすぐに動きはないだろうが私は海賊の動きを見張っているので皆の治療や休息を。
[医療船の脱走劇やらは応える間もないまま聞いていたり、また自身のことなど頭の中で整理するため、しばらく一人でいようと見張り役を勝手でた]
― →ヴィルベルヴィント・見張り台 ―
―念の環:回想―
………ホントですよ。
………でも、ありがとう。心配してくれて。
[付け加えられた言葉に心からの感謝を伝えた。]
[ 黒い闇を纏う男…願い歌は、その闇に沈むなと、小さな光を護ろうと響くのか?それとも星をその腕に抱こうと呼び寄せるのか? ]
ru…
[ どちらなのか、幼い人魚の子には判らない。判らぬままに小さな吐息のように、歌を零して、ゆらりと海の上に顔を出した ]
[ 見上げる青い空に、星影は無い。代わりにはためくのは翠龍の旗印 ]
/*
……さすが、わかってはるwwwww
いやあ、散々複線は張ったが、どこで落とすか悩んでたのよね、このネタ。
そしてお返しが可愛すぎてちょっと緑化したくなる。るる。
― 主船レイルーポルッジート・甲板 ―
[シメオン>>39の同意を求める様子に、フォルテ肯定する視線を向けた]
「……だが、それだけお主らを大事に想っていると言うことだ。
あまり口には出さないがな。
ジェフロイは、過去だけでなく、きちんと今を見ている」
[呟くような言葉はシメオンに届いたかどうか。
過去にばかり囚われているのならば、今を見ず、シメオン達のことは後回しに突っ走っていたはず。
今だって、仇討ちのためではなく、大切なものを取り戻すために無茶をしたのだ。
それが褒められたことではないのは確かだけれど]
[その後シメオンがジェフロイの傍から離れ、静かに眠るジェフロイだけが残る。
時折団員が様子を見に来たりもしたが、大半は船の修復等に追われていた]
「無茶しいが起きるまでか、向こうが動かぬ限りは静寂が続くか」
[陽も昇り、凪の続く海原。
時折吹く風が海面を揺らし、船の上を翔けて行く。
ジェフロイが目覚めるにはもう少しと言ったところか]
ru…rururi…
[ 今度は捕らえられるわけにはいかないから、弓矢や銛の射程には入らない。たとえ人魚の子を見つけたとしても、海賊に集結場所を教えることになりかねない砲撃はしてこないだろうと判っていた ]
((見つけて、教えて、船の様子を…))
[ 魚達に願うのは、ヴィルベルヴィントが、どれだけの損害を抱えているのか、他の僚船の中で乗員の少ないのはどの船なのかを予想するための…船の揺れ、浮き方の様子 ]
あっはぁ♪
まぁ、お互い探られたくない腹なんて探らずにいきませんか?
[その言葉は受け入れてもらえたかどうか]
/*
両親の記憶が無いことを何とも思わなくなってる設定だから、寝て夢に見ることがないのだよな、こいつ。
色々抱えてるようで抱えてない。
テオやヴィーのことに関しても、比較的割り切ってる部分はあったりする。
ヴェルナーやリュカを目の敵にしたのは、2人を超えるって意味があったりとか何とか。
本当なら直接手合わせして超えたかっただろうからねぇ。
[ 副船で見張りに立っていた一人の兵が、人魚の子を見つけ、魚達の様子でそれに気付いた人魚の子は誘うように微笑んで、一際美しい歌声を響かせる。その歌に、大きな力は無いが、初めて聞く者にとっては捕らえたいという欲を強く起こさせるものだった ]
[ やがて歌声に誘われて、見張り兵を含む数人の水兵が、上官の許可も得ずに小舟で近づいてくる ]
― 旗艦ヴィルベルヴィント・甲板 ―
…………。
[ふる、と首を振る。
直後に浮かぶのは、何やら思い出したような、楽しげな笑み]
「大将、お目覚め……って、なんだ、ご機嫌ですね」
ん? ああ……。
「イイ夢でも見てたんですかい? 飛び切りの美人が出てくる夢とか」
いい夢は当たってるが、そんなんじゃねーぇよ。
「……やっぱり」
……あのな……。
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