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風詠み リュカは黒焔の剣士長 ヴェルナーに投票を委任しています。
風火精霊師 ギィは黒焔の剣士長 ヴェルナーに投票を委任しています。
現在新入り海賊中 カシムは黒焔の剣士長 ヴェルナーに投票を委任しようとしましたが、解決不能でした。
黒焔の剣士長 ヴェルナー は 現在新入り海賊中 カシム に投票した
気功士 シュテラ は 現在新入り海賊中 カシム に投票した
風詠み リュカ は 現在新入り海賊中 カシム に投票した
精霊師 リヒャルト は 駆海の白銀狼 ジェフロイ に投票した
駆海の白銀狼 ジェフロイ は 現在新入り海賊中 カシム に投票した
風火精霊師 ギィ は 現在新入り海賊中 カシム に投票した
海賊団員 フェリクス は 海賊団員 フェリクス に投票した
現在新入り海賊中 カシム は 精霊師 リヒャルト に投票した(ランダム投票)
精霊師 リヒャルト に 1人が投票した
駆海の白銀狼 ジェフロイ に 1人が投票した
海賊団員 フェリクス に 1人が投票した
現在新入り海賊中 カシム に 5人が投票した
現在新入り海賊中 カシム は村人の手により処刑された。
駆海の白銀狼 ジェフロイ は、黒焔の剣士長 ヴェルナー を護衛している。
次の日の朝、風火精霊師 ギィ が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、黒焔の剣士長 ヴェルナー、気功士 シュテラ、風詠み リュカ、精霊師 リヒャルト、駆海の白銀狼 ジェフロイ、海賊団員 フェリクスの6名。
投票を委任します。
海賊団員 フェリクスは、黒焔の剣士長 ヴェルナー に投票を委任しました。
― 医療船・廊下 ―
[怒鳴りあいになる前。
聞こえた言葉>>3:+89に、緩く首を傾ぐ]
おとぎばなし……おひめさま?
それ、一体……?
[りゅうぐうの、という、ある意味肝心の部分は、かき消されていたけれど。
二つの言葉は、妙に強く、意識の内に刻まれていた。]
― 医療船 ―
[ゲオルギーネとは一旦わかれることとなる。彼女は治療だが、私は違う役目だからだ。その役目はというと
俺はまだやれるー!とかいってる怪我した水軍の面子とか。元気になって抵抗をしようかなんてしている海賊を、関節を外すなどして容赦なく鎮圧させたりして治療させるのを促したりなどするためだ。
...は治療も出来つつあらくれものどもを制圧もできるからと、意外と重宝されたものであったりした]
― 医療船・廊下 ―
……先に怒鳴ったの、誰だよ。
[声を荒げはしなかったが、そこにはきっちり突っ込みを返した。>>3:+91
まあ、やっぱり向かっている人のことは、知らないわけだが。
いや、それより何より]
……あ、いや。
休んではいたんだが。
[低くなった声の問いかけ>>3:+93の方が、問題だった。
とっさ浮かんだのは、ひきっつった笑顔]
クロが急に外に出たもんで、何かあったのかなー、と思って。
[とりあえず漆黒の仔犬に転嫁してみるが、果たして効果があるかどうか]
「で、手当てしたら後は中で大人しくしててくれ」
「頼むから妙なことはするなよ?」
[先に潜り込んできたグレートヒェンの例があるから。
念を押しつつ、医療船の中へと疲労してるカシムを連れて行った*]
― 医療船・廊下 ―
ru…
[ 一旦は落ち着いたものの、新たな乱入者との喧嘩?が始まった様子に、また首をすくめる。けれど、もう泣き出す事は無かった ]
なんか…どっちもどっちに見える…
[ ぽそっと呟いたあたり、早くも環境に慣れてきたのかもしれなかった ]
[慌てるシメオンをなだめたり]
貴方の方がよっぽどお休みが必要じゃないですか?
[笑顔でもろもろの人物に変わる突っ込み、そして…]
ねっ、ヴェルナーさん♪
[初対面の相手、顔を知るわけではない。
けれども状況などから出した推測。
確信をしてるかのように呼べばいかにも知ってる風に聞こえるだろうか。
シメオンのその後の反応やローシェンの乱入などにより、それはほぼ確信になるか]
[それから休めとか治療とかのお話に]
まぁまぁ、私がしっかりついておきますから。
[いかにもこの医療船のメンバーです的な態度でそう言ってから]
ちゃんと大人しくするようにしますから。
[シメオンに対してするかのような言葉は、
そういうことにしておけば自分が大人しくしますよの意でもある。
ジェフロイかローシェンのどっちかには最低伝わるだろうか]
病は気からって言いますし、安心できることも重要だとおもいますよぉ〜♪
[さらにもうひとおし、シメオンの自分に対する態度からそれは説得力に十分だっただろうか]
[しかし]
なあ、
[引き攣った笑顔は、良く知っている。
昔からの誤魔化しの癖だ。とても良く知っている]
…それ、理由になると思うか?
[いつもそれに対抗してきた、満面の笑み浮かべて見遣った]
― 医療船・廊下 ―
「指がぁ、指の間接が一つ増えたぁぁ」
[結果的にだがほとんど拷問のようなものになってしまったのはストレスのようなもの。
海賊だか水軍だか。分け隔てなく血を一滴も流さない苦悶を与えていたのであった]
― 医療船・甲板 ―
お。自動解除?じゃないか。
危なかったかな。
[引き上げられるとすぐ繭は融けてゆく。>>1
尤も海上で溶けてもウンディが居たから、大事にはならなかっただろうが。]
はーい。暴れる理由なんて無いからねぇ。
[頼むから、と念押す部分>>2に何かあったのかなと思いつつ。
全く逆らわずに連れて行かれるまま、後を付いていった。]
あ、おじさん、血止めしたら、精霊読んで治療って出来る?
― 医療船 ―
…なんか暴れてる人多いんだねぇ。
[どっかから聞こえる悲鳴>>*4とか、怒声とか>>3:*54を耳にして感想ぽつり。
こりゃ念押しもされるよねぇとか当たらずとも遠からずな面持ちだった。]
/*
メモにちょっと意地悪書きつつ。
本日の投票デフォはフェリクス、守護デフォはシュテラだった。
ところで今日俺がバトル出るときっと脱落すると思うんだが、どう思う?(
駆海の白銀狼 ジェフロイは、黒焔の剣士長 ヴェルナー を能力(守る)の対象に選びました。
― 医療船・廊下 ―
[にっこにこと笑っている女性>>+1には、こちらも見覚えがないが。
……救援した相手の外見特徴は聞いてるし、何より。
医療船の所属であれば、捕虜扱いの者とぽてぽて歩いている、というのはないわけで]
ま、懐いてるのを無理に引き離す必要はないだろうさ。
任せるのは構わんが……。
[ここで、一度言葉を切って]
……何かあった時、何か必要な時は、必ず武器職人のトゥム女史の指示を仰ぐように。
これが、絶対条件かね。
[そこを通さず何かやったら怖いぜ、と。
そんな態度を滲ませ言い切った後。
視線は、ある種の難敵へと向き直るわけである]
― 医療船・廊下 ―
[そんなふうに歩き回っていたからこそ。出会ってしまった。上司二名。
他にトゥム家のものや、看護服をきたおそらくこの医療船の一員でありそうなものと、フードがやぶれヒレ耳を覗かせる半妖。など多彩な面々が揃っているが]
ご機嫌いかがですか?皆さん
[未だ濡鼠のままそれでも動いていたものは淡々と挨拶をした]
[ちなみに、あれこれの詮索を避けたのは、まあ、場の混沌具合もあるのだが。
……正直な所、『国の災禍の種』にならないなら、そんなに目くじら立てる事はなかったりするのである。
その可能性が見えた場合はまあ、推して知るべし、だが]
― 医療船・廊下 ―
なろうがなるまいが、それ以外に理由はないっ!
[見慣れた笑み>>+5を向けられて、それでもこう言いきる。
ここで曲げたら負けだ、という意地が出てくるのは昔からの事。
どっちもどっち、という突っ込み>>+0には、一瞬、なんともいえない視線が向いたりもするが。
敢えて、何も言わずに態度も崩さなかった……のだが]
― 医療船甲板→ ―
それもそうだねぇ。
あはは、ごめんごめーん。
[繭玉については尤もかと頷いて。
力説してるって事は年下かなとか予想つけたりしつつ(当たってたし>>*7)。ぺちーんされても慣れているのか笑っていた。
精霊術が使えると聞くと、良かったと口の端を上げた。他意はない。]
そりゃ助かる。
あ、でも治してもらえるってならお願いしようかな。
やっぱちょっと疲れたや…。
[ウンディを呼ぼうかと思っての質問だったが予定変更。
ちゃかり体力温存かねて治療される事にした。]
― 医療船・廊下 ―
……あれ?
なんで、お前まで来てるかな?
[更に増えた声>>*8に、笑みが引きつる。
誤魔化しにくい二大巨頭が揃った、とか。
内心で冷や汗かいていたのは、余談]
[一応、治療も終わり統領たちからは遠めの個室で、ぐだぐだ寝台で横になりながら考える事は]
…ヴェルナーとロー来るだろーなぁ…。
[まずこの場で来て、なんかかんか言いそうなのが
その二人だと認識しているのだが、さて。]
……面倒だなぁ。
[寝返りを打ちながら、どうしようかと考えている*]
― 医療船 ―
[どこかで50歩100歩戦が繰り広げられていたり、早速暇を持て余してる女傑がいたり>>+7しているなんて知らないが。
どこかしみじみと達観した声に>>*7、医療船団員の苦労が忍ばれた。]
まぁ怪我してる間じーっとしてるから、体力は余るだよね。残念な事に。
苦労してるんだねおにーさん……。
[肩ぽむしておいた。
とか呑気な会話しながら治療室へ。
血止めと精霊術はかかったが、切れた神経は上手く繋がらず微妙な動きになった。いつもは守護してくれる精霊が離れているのも影響しているのだろうか。]
(む、ウンディ呼ぶべきだったかな……。)
[後でかけ直してもらおうか、とは思いつつ。
治療には礼を言って治療室を出た。]
― 夜/主船レイルーポルッジート・食堂 ―
そういうこった。
[フェリクス>>3:317の言葉に頷いて、口端を持ち上げる]
決まりだな、夜明け前に夜襲を決行する。
最低限の見張りだけ残して他は休め。
寝ぼけたまま参加すんじゃねぇぞ。
[団員達にはそう指示を出して。
他に何かあるならばその場で提案や作戦を練ってから解散となった]
― →夜/主船レイルーポルッジート・船長室屋根上 ―
[解散した後はジェフロイも船長室へと戻って休息を取り。
夜襲決行の1時間ほど前に目覚め、船長室の屋根上で夜風に当たった]
…シメオンが医療船に居るってことは、おそらくはアイツも──。
[捕まった者が同じ場所に居る可能性は高い。
昼に捕まったカシムも、おそらくそこに居るのだろう。
屋根上に立ち、暗闇の中、敵旗艦のある方を見詰めていると、頭上で翼が羽ばたく音がした。
見れば、グレートヒェンの騎竜がまた船を抜け出しやって来ている]
まぁた抜け出してきたのかよ。
[それを見上げ、ジェフロイは呆れたように息を吐いた]
[ジェフロイはそのまま上空をホバリングする騎竜を見詰める。
自由なる翼、リベルヴェリタの象徴とも言えるそれ。
見詰めているうちに、不意にあることを思いついた]
──…おい、お前。
アイツに戻って来て欲しいんだろう?
[騎竜に問うたのはジェフロイの勝手な想像。
どう言う想いで騎竜がこの場に居るのか、それはジェフロイには判らない。
そして、グレートヒェンが騎竜に望んだ内容も。
今、ジェフロイには敵艦を叩き潰すことの他に、『救出』を望む意思がある。
それを為すため、使えるものは何でも使って事を為したいと考えていた。
だから]
戻ってきて欲しいんだったら───俺に、手を貸せ。
[ジェフロイは宙に佇む騎竜の瞳を見詰めて望み、彼に手を*伸ばすのであった*]
― 医療船・廊下 ―
……血?
[ぼそぼそ声>>+11に、きょとん、と瞬きひとつ]
いや……怪我人から血を抜く必要なんてないだろ。
何の心配してんだか。
[声やら何やらから、察しているものはあれど。
それには触れずにさらっと言い切った]
はぁーい♪
[わかってるんだか、わかってないんだか軽い返事、
そっと口元に指をあてて]
お互い面倒ごとはさけたいですよねー♪
[なにかがあるのだろうことを二人の態度から伺えたので、いかにもなにか知ってます風な感じでそう言っておいた。
ある意味でマレンマとは違った様子で読めない笑顔、奥まで見透かそうとするならば逆に引きずりこんでしまわれそうな…、
二人も自ら地雷に飛び込むかのようなこともしないだろうと推測もある]
あ、マレンマちゃん♪
[会話の中にでてなかった名前をあっさり口にして、いろいろと隠す気があるのか無いのか。
ある種堂々としてるかのようなそれは、やましいことなどないように見えるだろう]
― 医療船・廊下 ―
……勿論、お前も休むんだよな?
それを見届けんと、落ち着かん。
[状況はある種の危機だが、そこは譲れねぇ、とばかりに返しておいて。>>+14
向けられたシュテラの問い>>*13に]
いや、そーんな事はない、ぜ?
ただ、前線はどーなったのかなー、大丈夫なのかなー、ってな。
うん。
[一体、何が「うん」なのか]
[血をとシメオンの言葉ににこにこと笑いながら]
大丈夫ですよ〜♪
戦場で主に血を流すのが男の人の役目、
戦場以外では血を流すのは主に女の人のお仕事ですから〜♪
[突っ込みどころ満載過ぎる言葉に、一部の人間は呆れさせただろうか、
ある意味は意味すら通じなかった相手もいたかもしれないが]
はじめましてぇ♪
[シュテラの自己紹介にぺこりと丁寧に頭を下げて]
戦場の天使グレーテちゃんです♪
[一応本名は名乗らないでおいた、一応]
…い…っ、つ…………
[低く、低くシュテラへと向けて唸る。
シメオンの話だとか。グレートヒェンの態度だとか。
見ておくべきものは幾つかあったようにも思えるのだが]
…… お、ま、え、なあ……
[じろりとシュテラを見上げてしまったのも、止むを得ないことだったろう]
[じっと見透かそうとするかのようにジェフロイを見下ろし見つめる目、
伸ばされる手とその顔を交互に眺めるようなしぐさはそこに確かな意思を持つ者がいることを相手に思わせることだろう]
『くるぅ……』
[小さく返事をするかのように鳴く声、ジェフロイの傍に降り立つと屈みその背に乗ることを許すように、
力を貸す意思を示す。
そこにあるのは主の救出より、ジェフロイが仲間を助けようとする意思に呼応したもの。
もっとも、ジェフロイにその意思が伝わるかどうかはわからないが。
背に乗るか手をかけたならば再度の鳴き声、それから時が来るまでその場でじっと、大人しくまっていることだろう]
怪我人状態続行です。
[新たに怪我させたのはどこのどいつだとかあるが、膝をつき痛みに唸るロー・シェン>>+19をみてあっさりというが]
ロー殿。
[じろりと睨むロー・シェン>>+21に臆することもなく]
無茶をするのは結構とまでは申しませんが、性格的に仕方なのないところはあるのでしょう。
この世に安全な場所がないから常に無事であることなど不可避であるため怪我をするなともいいません。
ですが聞き入れてもらうべきところは聞き入れていただきます。
もしあなたが必要のない無茶をなされて、更に怪我をしたり、あるいは亡くなってしまえば、水軍の者やリュカ殿とて一生後悔するでしょう。
ですので、無理をなさるならばこちらも容赦はいたしません。
[その程度ならば睨まられることなど露ほども恐ろしくはない。と眼光鋭くにらみ返す]
― 医療船 ―
流石に中立地で攻撃術は使わないよー。
[ってことはそれ以外は使えるのね。回復と補助…は内容次第かな?
と、言葉から裏を読むのは癖のようなものだった。
とはいえすぐに何かする予定は無いが。]
睨まれたくないしね。
[くしゃりと無事な手で頭を掻く。
一瞬切り落とされた耳が見えたが、また直ぐに髪の下に隠れた。
>>*16治療が終われば礼を言って治療室を出て廊下を歩いて――]
[廊下通りがてら>>*12>>+21何かちらっと見えた。]
……ああいう攻撃は良いのね……。
[あれは何だ、愛なのか。
そんな事を考えていたので、その近くにシメオンらが居るのには、気づいていなかったとか**]
投票を委任します。
風詠み リュカは、黒焔の剣士長 ヴェルナー に投票を委任しました。
皆さん大変ですねぇ〜♪
でも仲良しさんのようでなによりですね〜♪
[目の前のやり取りにそんな感想の言葉もらしてから、シメオンの反応に頭を優しく撫でて]
もののたとえですよ〜♪
[そう笑顔のまま答えておいた]
……いや、明らかにお前の方が重症だろうが。
[意地は続くよどこまでも。>>+24
今のが避けられなかった、というのを見れば、そのくらいの推測はつく]
俺のダメージは、いつものアレだ。
物理的なモンは、お前より遥かに軽いから、問題ねぇ。
[いつものアレ、が魔精霊憑依後の疲労なのは、言うまでもない事、と触れはせずにこういいきり、それから]
手が空いてなくてなんなら、片方は私が治療しましょうかぁ〜?
[二人の言い争う様子にそう進言してみたり]
そのほうが効率的ですし〜♪
なにより〜、無茶する人の譲り合いも解決ですよ〜♪
[いかにもこのままでは二択です的な感じで言ってみたり]
…………。
わかってる、よ、それは。
[睨む視線>>*18から、目を逸らす事無く静かに、言いきる。
わかっていてあれか、と言われそうだが。
背負っているものの重さ、意味。
公的にも私的にも、己が立場が示すもの、求めるもの。
それらを知るからこそ、己の未熟さが歯痒くもあるのだから]
ん……そう、か。
そうなると……。
[幾つか、巡る思考はあるが、ここでは口に出すのは避けておいた]
あははぁ〜♪
まぁ、なんでも万能な人なんていませんしねぇ〜♪
[シメオンが眉を下げる様子に頭をそっと一撫で、
それからかけられた言葉には変わらずの笑顔で]
恋する乙女は百人力なのですよ〜♪
[なによりも自分の実力はなみのもの相手ならまったくひけととらないことはシメオンもしっていることだろう]
『双聖魔』振るのに差し支えねぇんだから、大丈夫だってぇの!
[問題、と突っ込まれて切り返す。>>+30
確かに問題はない。物理的には、だが。
……実は、中々回復しない理由の一つが、以前打ち込まれた『針』の影響だったりするのは、本人も予想外なのだが、それはそれ]
……で、二人はいつごろ休みますか?
[じとーっとみた。まあ特に移動もせず、まだまだ言い合いを続けるならば、大の男。しかも頭領とその副官が首根っこつかまれて運ばれていく姿が*見えるかもしれない*]
……ん。
それも、重々承知の上だよ。
[苦言>>*25の言わんとする所には、少しだけ苦いものを滲ませる。
一瞬だけ、伏した瞳に宿ったものは他者の目に触れる事はなく]
……で、だ。
ギィと、リュカは、どうしてる?
[とりあえず、姿の見えぬ二人の事を聞き。
ギィの話を聞いたら、一瞬、すっげぇいい笑顔になるのはきっと、予定調和。**]
大怪我直したりとかはできないですけど、応急手当と簡単な延命措置、止血くらいならできますよ〜♪
[にこやかにローシェンに答えながら、どこでそんな技術覚えたのか聞かれたらレディーのたしなみと答えるだろうか]
ああ、でもシメオンくんの面倒も見なきゃいけないので、海賊の人何名かくらいしか一緒に面倒みきれませんよ〜♪
[さりげなく、海賊同士固めるのとか了承得にくいこと匂わせたり]
― 医療船 ―
[ やがて、シュテラによってか、グレートヒェンによってか、或いはマレンマの介入もあったか、怪我人達はそれぞれ、病室や治療室に追いやられたことだろう ]
[ 人魚の子も、動いて開きかけた傷の手当を改めて受けた後、暫しの眠りに落ちた筈だ** ]
いまのシメオンくんにしかできないことだってあるとおもいますよ〜♪
[ぎゅっとシメオンのこと抱きしめて]
それに、みんなシメオンくんに元気もらったりしてますし〜♪
[それからじっと顔を覗き込む、ちょっと顔が近かったかもしれない]
私もいっぱい元気もらったりしてますしぃ〜♪
[はたから見れば仲のいい姉弟のようにも見えたかもしれない]
あはぁ〜、好き嫌いはしないつもりですけど〜、
シメオンくんとしてはそっちのほうがいいかなぁって〜♪
[とはいえ、ローシェンの言葉を断るつもりもなく、
シメオンの様子を気遣いながら、カシムのことを知るか、あるいは何かあるまではそちらの手当てへと*向かうだろうか*]
……通らなくても、通す。
[とか無茶返しつつ>>+39も、限界が近い事くらいはわかる。
それでも、首根っこ掴まれるのだけは避けよう、と周囲の物に掴まりながら立ち上がる。
念の環を介しての状況説明>>*31には、浮かびましたいい笑顔。
とはいえ、突っ込みは後回し、となるのだが。
何せ余裕が以下略]
[そんなやり取りの一方。
ペースを全く崩す事のないグレートヒェンの様子は、視界の隅には止めていた。
警戒は、旗艦でのあれそれもあり消す気はないが今は強める事もない]
(……ウチのが油断やらなんやらあったとはいえ、あーだからなぁ)
[第一艦隊は最も場慣れした者を集めた集団、旗艦船員の錬度は高い。
それが見事に薙ぎ払われたのだからまあ、警戒するな、というのが無理な相談だろう。
それでも強硬な態度出ないのには、人魚の子──シメオンの、懐いている様子が地味に大きかった。
半妖にはつい甘くなる気質は、ここでも有効であったらしい]
― 医療船・個室 ―
……あ。
なんか、どっと疲れた。
[明らかに自業自得です、という突っ込みの飛ぶ色々を経て、医療船の個室に戻り。
一人になると、はあ、と深く息を吐いた]
どちらも相応ダメージ受けて、睨み合い続行……なら、いいが。
[把握できた前線の状況を頭の中で纏めつつ、ぽつりと呟く]
……そんなに、大人しくしてるヤツかねぇ、アレ?
[そう、思うのは何か感じるものがある相手だからか]
……気は、抜けんな……早めに、ヴィルベルヴィントにもどらねぇと。
[そのために何が必要なのか、といえば、休息なのだが。
それを素直に取らずにいた挙句に疲れていりゃあ、世話はない、という現実は見ない振りをしておいて。
代わりに意識を向けるのは、人魚の子がこぼした幾つかの言葉]
……『おとぎばなしの、おひめさま』、ねぇ……。
なんで、そんな言葉が出てくんだか。
[自分が海に縁ある者、と気づいた上での言葉。
思う所、ないわけではのだが、それでも]
ま、気にしても始まらん。
それに。
[呟きながら、右手は軽く、左の肩を──刻まれた痕を、撫ぜる]
……望んで業を背負った身で……今更、な。
[自ら負った業の一つ──『親殺し』のそれを思えば。
追い求める気持ちには、どうしても、なれず。
振り切るように一つ息を吐いて、訪れる眠りの内へと沈み込む。**]
― 閑話・竜の答え ―
[じっと見透かそうとするかのようにジェフロイを見下ろし見つめる目、
伸ばされる手>>5とその顔を交互に眺めるようなしぐさはそこに確かな意思を持つ者がいることを相手に思わせることだろう]
『くるぅ……』
[小さく返事をするかのように鳴く声、ジェフロイの傍に降り立つと屈みその背に乗ることを許すように、
力を貸す意思を示す。
そこにあるのは主の救出より、ジェフロイが仲間を助けようとする意思に呼応したもの。
もっとも、ジェフロイにその意思が伝わるかどうかはわからないが。
背に乗るか手をかけたならば再度の鳴き声、それから時が来るまでその場でじっと、大人しくまっていることだろう**]
…おい。お前さんも怪我人なんだろうが。
[ただ、人魚の子の様子に息をつく。
意外と馴染んだ風で案外元気に喋っているが、
これもまた結構な怪我をしているのだろう]
あんた、そっちの治療をしてやれよ。
俺はどうにか…… っ。
[意地と気力を総動員して立ち上がった。
壁に手をつき、部屋へと足を向ける。
無様に病室に引っ張り戻されるのは回避したかった。
最後、念押しのようにヴェルナーへと視線を向けたが、
さてそれに多少の効果はあったか*どうだったか*]
― 個室に戻る前の一幕 ―
[他の事なら大抵は受け流せるのだが。
その宣言>>+46は効いた、とにかく効いた]
くっ……てめっ……。
[やる。
こいつはやると言ったら絶対やる。
わかっているからこそ]
誰が、倒れるかっ!
[やたら真剣にこう返す。が、甘味停止宣言でそれはどうなのか]
……休まなきゃならんのは、わかってんだから。
そこは、心配すんなっての。
[それでも、念押しのような視線>>+48に対し、最後にぽそ、と呟いたのは。
一応心配かけてる事と、限界近い自覚はあるから。**]
/*
だからなんでそうたのしい返しをwww
いや、きりがないから止めるけど、止めるけど!
さて、ここらで出したい回想があるし。
ちっと気合入れよう。
― 夜明け前/主船レイルーポルッジート・船長室屋根上 ―
[騎竜の瞳がジェフロイを捉えた>>9。
自らで判断するような仕草をして、彼はジェフロイの傍へと降り立つ]
……………… ありがとよ
[まるで乗れと言わんばかりの仕草を見て、伸ばした手を彼の首筋に当てて撫でた。
極小さく紡がれた言葉は、騎竜に届いたかどうか。
撫でてやると、騎竜は再び小さく鳴く]
お前の出番は夜襲が始まった後だ。
それまではここで待機してろ。
[ぽんぽんと首筋を軽く叩いて、騎竜に指示を出す。
自分の言葉を理解出来ると判断してのことだった。
元々の大人しさもあるためか、騎竜はその言葉に従い、船長室の屋根上に留まる。
それを確認すると、ジェフロイはその場から甲板へと飛び降りて行った]
[ごく小さな呟きは聞こえていたが、本調子ならばあの程度避けれないロー殿ではないでしょうというような笑み>>+38を浮かべ]
それでは私も一端失礼いたします。
ロー殿の酒の手配はこちらでしておきますのでご心配なさらずに
[さて、美味しい薬酒かまっっっっずい酒かは判定する医者のみぞ知る。]
二人ともあまりふざけてばかりですと、頭領の取り置きのお菓子が制圧されてしまいかねませんし、ロー殿の部屋の酒も水夫たちがのんでしまうかもしれませんよ。
[冗談めかして、何やら冗談に聞こえないことを残し、その場にいた面々に礼をして、また医療の手伝いのほうに戻った]
……ぉ。まだ効いてるのかアレ。
[漫才みたいなやりとりをほど遠くから眺めながら、
気づくのは>>*27少し前に風精に頼んだ封じの呪い。]
ウィンディ嫌がらせみたいな呪い得意だからなー。
[「あんたのせいでしょ」とかいう声は今は届きません。
自然解凍はまだかかるかな?とか思いながら暫く視線が固定されたので妙に思われたかもしれない。
それから漫才途中でようやく気づいたシメオンとグレートヒェンに、手を振って存在を伝えておいた。]
シメオンにグレートさん、やぁ元気そうで何よりだよ。
[シメオンは少なくとも、水精が言ったほど消耗はしていないらしく、その辺り胸中ほっとした。
うっかり怪我した方の手を振ったもんだから動きが少しぎごちなかったが。]
― ヴィルベルヴィント・船室・夜 ―
[医療船で戦場の天使グレーテちゃんなる人と少し話したり、まあ色々と、まだやれると血気にはやる怪我人の関節を外して強制的に休ませたりなどしたりした後に戻る。
船員への指示はヴェルナーがおそらくやっただろう。腹が膨れたときは気が緩むときだからと、食事をするタイミングをずらすことぐらいはいったか。
何か話があれば聞いたりなどもするだろうがその後部屋へと入りしばしの休息をとって*いた*]
― 遠い夢・王都奪還後 ―
[諸々の疲労によって眠りに沈んだ意識は、夢の淵。
垣間見るのは、遠い時。
──それを思い出したのは、左の肩に刃の熱を感じたからか、それとも]
……だーめーだ!
なんと言われようと、これだけは譲れねぇ!
[王都奪還成功後、王宮の一室に響かせた怒声が向いた先は乳兄弟]
奪還した王都に、王たる者が不在でどーするっ!
後の戦いは、単なる掃討戦に過ぎん。降伏勧告に従わん連中の、言わば討伐だ。
……そんな作戦の指揮に、総大将のお前が立つ必要がどこにある!
[王都奪還後、反乱の首謀者の一部は国外へと逃れ。
後は、未だ抵抗を続ける一部の軍勢とのケリをつければ完全な終戦となる、という時期。
軍務総括マテウス・ファサン率いる残存兵力が、古い海防砦に陣を張っている、という報を得た乳兄弟は、自ら出向く、と言い出した。
マテウスとの一騎討ちの果てに倒れた、亡き父王の仇をとりたいのだと。
突然言い出されたそれに、何かがキレた]
キリク、お前、今まで何のために戦ってきた?
誰のために、何のために、何を目指して進むって、あの時に言ったんだよ?
……フリート様やライにぃの目指した、そして、自分が作りたい、新しいユウレンのために……そう、言ったよな!?
[早口に捲くし立てる。問いの形を取っていても、反論はさせない]
なのに、なんで。
なんでここに来て、戦う理由が敵討ちになるんだよ?
最後の最後で、なんで、私闘を理由にする!
[理由なんてわかっている。敵討ちは口実で、本心は違う。
自分を、戦わせたくない──父と刃を交えさせたくない。
優しすぎる乳兄弟らしい……らしすぎる理由。
けれどその優しさが、そんな風に気遣わせている自分が。
この時は言いようもなく、腹立たしかった]
それで、皆が納得すると思うか?
お前の信念にかけてきた連中が、それをどう思うか。
……わかんねぇ、とか、言わせねぇぜ!?
[一気に捲くし立てた後、一つ、息を吐く。
ヴェル、と名を呼んでへにゃりと眉を下げる乳兄弟の様子に、僅かに表情が緩んだ]
……ばーか。
余計な事、考えるんじゃねぇよ。
お前は、今、ここでやる事が山ほどあんだろ?
だから、面倒事は、俺やメルにぃ……メル殿に任せとけ。
……泥被るのも、血に塗れるのも、怨嗟の声を受け止めるのも。
全部、俺が引き受けるから。
……お前は、光を導く澄んだ風でいろ。
[そう、願いを紡いで、それから。
ヴィルベルヴィントと共に、最後の戦いへと赴き、そして──]
[父と戦うという事に、抵抗がなかったわけじゃない。
それでも、やらなければ、という意思は強かった。
始まる前に止められなかったから。
終わりにするなら、自分の手で。
一族の不始末を、とか、そんな事じゃなくて、ただ。
他の誰にも任せたくない、という、思い。
その時の自分を動かしていたのは、それだけ。
容易く崩れそうな脆い均衡。
それを支えてくれたのは──信を置いてくれる者、友の思いと。
──自分が一番自分らしくあれる場所、それを築く皆が。
その時も、共に進む事を当たり前だと言ってくれた事が──他の何よりも、大きかった]
― 医療船・個室 ―
ん……。
[ふ、と、夢が途切れる。
目覚めの気だるさに、しばし、身を委ねて。
それから、ゆっくりと身体を起こした]
……ん。
いける、な。
[疲れは大分抜けていた。
本調子か、と問われると、やや疑問は残るが動くには十分。
これなら上等、と小さく呟き、ベッドから降りる。
医療船の中は、一部はまだ賑やかだが大半が寝静まっているらしい]
……クロ、行くぞ。
[小さく呼びかけ、傍らに立てかけられてた『双聖魔』を手に、個室を出る。
仔犬はわふ、と鳴いて、後を着いて来た]
― 医療船・甲板 ―
[甲板に出て、見上げた空はまだ暗い]
あ……月……は。どうだったっけ?
[ふと零れるのは、僅かに焦りを帯びた呟き。
幼い頃、育ての親である先代王妃がいつも言っていた戒めが、過ぎる。
『ルナは、月のない夜に一人で星を見てはダメ』
今もって意味不明極まりない戒めだが、破ると恐ろしい目に合わされた事もあり、未だに破った事はない。
少なくとも、覚えている限りは]
まあ……ある意味、一人じゃないからいいか。
[とりあえず、何となく自己弁護的に口走る。
一人じゃない、の論拠──漆黒の仔犬は、わふ、と鳴いて、緩く尾を振った]
[とか、やっていたらすっ飛んできた人影。
個室にいないのに気づいた治療師が探しにきたらしい]
ああ、大丈夫。
この通り、もう動ける。
……いつまでも寝てるわけには行かんしな、俺はヴィルベルヴィントへ戻る。
てわけで、小船の手配頼むわ。
はねっ返りどもにばっかり無茶させて、大将の俺がそっくり返ってるわけにも行かんだろ?
[軽いながらも有無を言わせぬ口調で言うと、治療師は思いっきり眉を寄せたが。
結局、小船を手配するためにその場を離れて行く。
ここで止めると無茶して帰る、と思ったのかも知れないが、まあ、それはそれとして。
その姿が見えなくなると、は、と一つ息を吐いた]
……にしても。
久し振り見たな……あの頃の夢。
[ふと、思い返すのは、目覚めに見ていた夢の事]
やれやれ、全く。
……どーにも、調子狂ってるなぁ……。
しっかりせにゃ、ならんのに。
[なんて呟きを漏らしつつ。
準備が出来たと報せが来たなら表情を引き締め、向かうは旗艦ヴィルベルヴィント。]
/*
……しょーじき、自分でも。
ここまで長くなるのは予想外じゃった……!
しかし、うん。
できれば、本ログのどこかに織り込みたかったネタなんだよ、ね。
このキャラの根幹とも言うべき部分に関わるから、うん。
国に帰る時に連れていければいいんだけど、さすがに無理でしょうね。
[あるがままにあるのを望む性質のせいか、決断を下すのも早かった。
この国のトップ三人のうち、天と海への発作を起こす二人を見ている影響もあるだろう。
一つ息を吐いて考えるのは次の事。
これが終わった後のことだ。]
…まず、母様はここの同盟や交易を切るような事はしない。
こちらから申し出たものを切れば、事情を知らない中央や他の国が不審に思う。
と、なれば最悪自国に強制帰還、か。
[それは自業自得ではあるのだが、
恐らく数年は
戻ってこれたとして、その頃には恐らく―――。]
……リュカは驚くだろうなぁ。
[他の船員たちも驚くものはいるだろうがソレはソレ。]
……めんどくさいなぁ。
[自業自得を棚にあげて呟いた。]
― 少し前/医療船・廊下 ―
[ 捕虜になった経過自体は、あまり詳しく語られなかったかもしれないが、主船そのものは(一応)無事なことは、カシムの口から聞けただろう ]
そっか…良かった…
[ ほっと息をつくと、忘れていた痛みが戻ってきて ]
ふえ…いたあい…
[ 涙目になって、結局、治療のやりなおしに連れていかれたとか ]
― 日暮れ前/旗艦ヴィルベルヴィント ―
あっ、医療船行くの?
僕もっ。
[シェンやヴェルナーがどうしてるか知りたかった。
カシムが無事に回収されてるか確認して、出来ればこの困った状態を解除してくれと迫りたかった。
騒いでいたという女性や、保護されたという人魚のひとのことも直接確認しておきたかった。
やりたいことは幾らでもあった。のだが]
ごめん、シュテラさん。
貰った力に僕の方が追いつけてないみたい。
ちょっとここで休んどく。
[座り込んで目を瞑ったまま、ひらひらと手を振った]
大丈夫。多分だけど。
前みたいに力が抜けちゃってるわけじゃないし。
夜には何とかなるはず。うん。
[封じられたままの風は、直接原因であるウィンディと会話してみようかなどと考えて]
風もずっとこのままじゃない、と思うから。
リベルヴェリタも優秀な精霊師を抱え込んでたんだね。
ここまでやられるなんて思いもしなかったよ。
[捕虜になってるはずのカシムのせい、とは言わなかった。
手加減されていたは分かってる。酷く悔しい反面、やっぱりいいひとだよなあ、とか思うわけで。
医療船で居心地悪い思いをさせても悪いなあと、この時は沈黙を選んだのだった]
あ、いいのいいの。このままで。
風の力使えなくても、風に吹かれてる方が僕は気持ちイイから。
[体内で内圧が高まっていようとなんだろうと。
触れられないことの方が精神的に悪いからと、部屋まで連れてこうという気遣いは全て断り、甲板で転寝モードを貫いた。
途中では深く眠り込んだりもして]
[今は船尾近くで船縁に凭れ。ぼんやりと夜風に吹かれている]
― 夜/旗艦ヴィルベルヴィント・甲板船尾付近 ―
― 夜になる前/医療船・廊下 ―
あーうん、ちょっとね。
リュカ……っと。
向こうの精霊師が主船まで乗り込んできて捕まっちゃってねぇ。
[おそらく名前を言っても通じないだろうから言い直しつつ。
ジェフロイの身を案じるシメオンには捕捉するように]
御頭なら大丈夫だよ。なんかすごい元気そうだったし。
それから、その主船に乗り込んできた精霊師には、別れ際に術封じかけといたから、船の方は大事になってないんじゃないかなぁ。
乗り込んできたの、その一人だったし。
[ここまで言っておけば安心するだろうかと、自分がリュカらと別れる間際の事を話して聞かせた。]
― 夜明け前/主船レイルーポルッジート・甲板 ―
そろそろ時間だ。
準備は良いか?
[船全体の灯りを消したまま、甲板に団員を集合させ、最終確認を取る]
開始の合図を出したら全速前進、一気に射程まで距離を詰めろ。
目標は敵旗艦ヴィルベルヴィント。
他の船には構うな、奴だけを狙え。
[一点集中で旗艦に大ダメージを与えるのが目的であるため、他に気を取られてしまえば火力が落ちてしまう。
そのため、他の敵船は捨て置くよう指示を出した。
敵船を捨て置くことは即ち、それらからの妨害が強くなることが推測されるが、それは承知の上。
多少被弾しようとも、敵旗艦へ与えられるダメージを考えれば軽いものだろう]
よし、行くぜ野郎共。
派手に暴れまわってやれ!
[団員を各持ち場へと配置した後、出発の号を発した。
陽が顔を覗かせる少し前。
未だ闇の帳が落ちる昏い海を海賊団の艦隊が疾駆する。
海を渡るのはレイルーポルッジートとボッカルーポ、そしてもう1つの副船の3隻。
修理させていた副船の内1隻は医務船と共に待機させた。
波のざわめき、風を切る音。
艦隊が近付くにつれ、敵艦隊に届く音は徐々に大きくなっていくことだろう]
全砲台、ヴィルベルヴィントに照準を合わせろ!
連中に目覚めの一撃をお見舞いしてやれ!!
[それは一斉射撃の合図。
船腹砲台と甲板砲台の両方から、ヴィルベルヴィントに向けて狼王の咆哮が放たれた]
― 医療船 ―
[ 治療を受けた後は、しばらくまた眠っていた。恐れていた水軍の頭領が、子供のように甘味に執着する姿を見たり、ロー・シェンに大人しくしていれば何もしない、と告げられたり、で、恐怖が薄れたせいだろう、傷の治りを阻んでいた闇の気配も薄れ、眠る間にも傷は徐々に塞がり始めている ]
― 医療船 ―
[ けれど、やっぱり、緊張は解けていないのか、それとも思い出す切欠があったからか、夢に見たのは、過去の恐怖体験 ]
[ 海賊団をまとめていた前の団長が亡くなり、半ば壊滅しかけたリベルヴェリタを、何とか再建しようとジェフロイもフェリクスも必死で、人魚の子は、そんな二人の役には立てないと思い込み ]
― 夜/旗艦ヴィルベルヴィント・甲板 ―
「大将、お戻りですか」
[船に戻ってすぐ、声をかけて来たのは航行長]
ん、ああ。
長く開けて、悪かった。
「……そう思うんなら……ってのはま、恐らく散々言われてるだろうからいいやしませんよ」
[ぼやくような物言いへの答えはまあ、お察しを、という所か。
滲んだ苦笑が物語る答えに、航行長は軽く、肩を竦める]
……戦況については確認してる。
で、ヴィルベルヴィントの状況は?
「舵の方はほぼ直ってますよ。
船体は、浸水の危険がある箇所の被弾は補修完了。
……フォアが朝までに間に合えば、てとこですかねぇ」
あー……ま、メインが無事なら、どーにかなるだろ。
動きは多少、鈍るだろうけど。
「ゆったり贅沢に直してる余裕がある……なんて。
甘い事はないでしょうからねぇ。
……ああ、船員連中には、三交代で休憩取らせてます。
先に戻ってきたマーズ殿のご意向も取り入れながら、ね」
ん、そうか。
[シュテラの名前に、また、苦笑いをしつつ、その場は一先ず航行長と別れ、そして──]
― 夜明け前/旗艦ヴィルベルヴィント・甲板 ―
[一度は船室に戻って休息したものの、眠りは浅くすぐに目を覚まし。
備蓄の小月餅で甘味分補充をちまっとした後、また、甲板へと出ていた、のだが]
……んなっ!?
[不意に伝わる轟音と、衝撃。
頭の上に乗っていた漆黒の仔犬が、ちたちたあわあわしながらバランスを取る]
砲撃……あんにゃろっ……!
[視線を向けた海の上。
狼王の姿を捉えたなら、す、と目が細められる]
総員、戦闘配備! 寝てる連中は叩き起こせ!
被害状況、速やかに知らせ!
[ 食料を買い出すための船に潜り込んで、一人で港に彷徨い出し、人魚の子だと気付かれて攫われた ]
…やだ…
[ 身体も商品だからとか、訳の判らない事を言われて、傷つけられこそしなかったけれど、沢山の血を抜かれて意識はもうろうとしていた ]
やだ……
[ だから、その人達が助けようとしてくれているのだとは気付かずに、ただ怯えた ]
― 夜になる前/医療船・廊下 ―
?
あれまだ怪我してたの?
[急に痛みだした>>+58シメオンに眉下げて。
治療に連れて行かれるなら見送る事になる。]
あ、ウンディに頼むって手もあったか…。
まぁ、いっか。
治療してくれるって言うんだし。
[そんなわけでそれから、休憩できる場所を教えてもらって少し休んだ。残念ながら夢は見なかったが。]
[環を介して怒鳴りつけるが、初動の出遅れと動揺で反応は鈍い。
即動いているのは、やはり古参たちで]
「……うわー、まともに入ってるなぁ」
「右舷砲門一部被弾、寝床ごと持ってかれた連中もちょいちょいと!」
「最下層は……今んとこ、無事です!」
ハデにやってくれやがって……精霊師、大気流と海流を押さえろ!
のんびり止まってるヒマはねぇ!
取舵から全速前進、一度距離開ける!
各艦、旗艦の援護を!
[敵艦隊の意思──強い思念が向けられているのは、ヴィルベルヴィント一隻。
それが何を意味するかは、嫌でもわかる]
……わかり易いんだが、効果的なやり方だよな、っとに!
[ 怯える人魚の子を宥め、救い出してくれたのはグレートヒェンともう一人。助けられたと判って安心したのも束の間、名と家を尋ねられて困惑した ]
ボクは、シメオン……海から…船で、来たの…
[ あまりと言えばあんまりな自己紹介だとの自覚はさすがにあったが、陸の人に海賊だとは口に出来ない事くらいは判っていたので仕方なかった ]
[ その言葉で何かを察したらしいグレートヒェンに送られて、港に向かい、丁度探しに来たジェフロイと再会した時には、とても叱られた ]
ごめんなさい…
[ 叱る口調や表情には、怒りよりも酷く心配していたのだという気配が濃く現れていて。本当に悪かったともちろん反省もしたけれど ]
― 夜明け前/主船レイルーポルッジート・甲板 ―
舷を常にヴィルベルヴィントに向けろ!
砲撃の手を休めるな!!
[損傷の少ない船腹をヴィルベルヴィントへと向け、周囲を囲うように旋回しながら弾込めの指示を出す。
一斉射撃を行うためのしばしの間。
相手に体勢を整える時間を与えることになるが、一撃目の奇襲が成功しただけでも効果は高い]
動き出したな。
無理に追うな!
船尾に向けて一発撃ち込んどけ!!
撃て────っ!!
[再度の斉射は、動き出した敵旗艦>>30の船尾を狙った]
砲手は弾込め継続!
面舵を取れ!
旋回後、反航航路からの一斉を行う!!
[後ろから追うのではなく、正面へ回り込んで接近しようと、操舵士に指示を出す。
速度ではヴィルベルヴィントに敵わない。
だから、射程距離内に敵艦隊を収めるには、相手の旋回に合わせて正面に回り込む航路を取る必要があった。
もし上手く射程距離内に収められたなら、再び斉射を試みることだろう]
─主船レイルーポルージット・食堂─
はいはい、りょーかい。
[リーダーからの夜襲決行指示>>3には軽く頷いて。
グレートヒェンからの地図はこの時に見せてもらえたか。
最も、口頭の説明であっても船の構造は大体解る。
敵船内の見取り図を頭に入れて、少し考え。]
─主船レイルーポルージット・食堂─
リーダーさ、ずっとここにいてお客さんお迎えしてばっかだったから暴れ足りないっしょ。
お目当てと遊ぶ時邪魔が少ないよーに、俺がよけーなの引き付けてもいーよ?
多分俺に食いつく魚は多いと思うし。
[シェンとゲオルギーネ、一騎打ちで二人を戦線離脱させた自分は格好の餌だろう。
シメオンやグレートヒェンを助けるにも邪魔は少ない方が良いからと、囮になると申し出たが返答はどうだったか。
他にも提案は出ただろう、それらも吟味した上で作戦を練ってからボッカルーポへと戻った。]
─ → 副船ボッカルーポ─
─副船ボッカルーポ─
つーわけで、本丸に遊び行くことになったんで。
皆迷子にならないよーにしっかり地図は頭に叩き込んどいてねん?
見張り役は疲れないよーにこまめに交代して、後は時間までしっかり休んどいてー。
[副船に戻り、船員達に作戦の説明と指示をして。
自分も時間まで休んでおこうと船室に向いかけたところで、困惑したような顔の精霊師から報告を受けた。]
─副船ボッカルーポ─
…は?
[ゲオルギーネからの、シメオンを医療船で保護している>>3:271という、その内容に思わず目を見開く。
捕虜の居場所を教えるなんて、普通じゃ考えられないことだ。]
─副船ボッカルーポ─
……これがシェンなら、十中八九罠だろー、けど。
あのお嬢さんのことだから、多分わかってないんだろーねぇ。
あぁ、リーダーには報告しなくてもいーや。
下手に警戒して動き鈍くなったら困るし。
[恐らく彼女は、純粋に気遣いとして教えてきたのだろう。
それは直接対峙した自分だからこそ思うことであり、会ったこともない者には理解しにくいはず。
シメオンが医療船にいること自体は既に知っていることだったから、ジェフロイには敢えて報告しないで作戦決行の時間まで船室で身体を休ませていた。]
─夜明け前/副船ボッカルーポ・見張り台─
さってと。
みんな、寝ぼけてないよねぇ?
[甲板に集めた船員達の顔を見て、笑いかける。
主船にちらりと視線を向けてから、戻し。]
二度も俺らの本丸にツッコまれてやり返さない道理は無ぇ。
…派手に暴れて、倍返しにしてやろーぜ?
[あくまで落ち着いた声に、溢れんばかりの戦意を込める。
各々を持ち場へとつかせると、主船と共に海を走り。]
…主船にばっか楽しませんなよ?
俺らもでっかい挨拶かましてやろーぜ!!
[号を発し、ヴィルベルヴィントへと一斉砲撃を始めた。]
― 医療船のどこかの部屋 ―
[それから暫くして目を覚ますと、まず精霊の名前を呼んだ。]
ウンディ。
[水の乙女はどこからか、ふわりとやってきて隣に尾を下ろす。
まずは手をきっちり治療してもらおうと出したが、乙女は眉を下げて緩く首を振る。一端治療が施された後だから、自分がやっても変わらない、そういう意味の篭った表情をされた。]
あー、じゃあウィンディに中から頼むしかないのか…。
ちょっと不便だけど、まぁ仕方ないか。
[戻るまでの辛抱と割り切って、座っているままは暇なのでふらりと部屋を出た。
水精はほど近くを泳ぐように、ぷかりと浮いてついてきた。]
― 夜明け前/主船レイルーポルッジート・甲板 ―
弾ぁ食らっても怯むな!
損傷具合を確認して軽微ならほっとけ、航行に支障が出かねん場合だけ修理しろ!!
[攻撃主体の指示。
体勢を立て直す敵艦隊の援護をする敵船からの砲弾が飛んで来ていたが、怯むことなく攻勢に出ていた。
主船にはその指示を継続させ、ジェフロイはボッカルーポに対して伝言を飛ばす]
フェルに伝えろ。
『予定通り連中を引きつけとけ。
俺はヴィルベルヴィントに行ってくる』
ってな。
[言うや否や、踵を返して船尾側へと歩き出した。
進む先は、船長室の屋根上]
― 夜明け前/主船レイルーポルッジート・甲板 ―
[静かに、迅速に、海賊団は水軍の船団へと近づいていく。
精霊術での補佐はしない。
相手の精霊師に気付かれてしまうかもしれないから。
熟練の操舵手や甲板員の手腕で、滑らかに進む3隻の船。
主船の甲板にあって、夜風に吹かれながら、
青年は、やるべきことを繰り返し頭の中でなぞっていた。]
夜襲の目的の第一は、水軍の旗艦にダメージを与えること。
第二は、捕まっている仲間を解放すること。
[どちらかというと、救出の方に重きを置いているんじゃないか、
という気もするけれども、
船で医療船に襲撃を掛けるわけにもいかないだろう。
医療船を攻撃するのは、海の仁義に悖る、と
いつだったか小耳に挟んだ気がする。]
―――じゃあ、こっそり連れ出すしかないよね。
周りが混乱している隙に。
[仄かに、唇に笑みをのせる。]
― 夜明け前/旗艦ヴィルベルヴィント・甲板 ―
っつーか、頭数揃ってねぇのがいってぇなっ……。
[ここまでの戦闘で、他の艦のダメージは蓄積している。
そういう意味では、ヴィルベルヴィント以外が狙われないのは助かるが、援護効果が薄い、というのは厳しい。
のだが]
ま、見方をかえりゃあ。
……好き勝手にやれる、ともいうわけだが、な。
[それもどうかと]
[突っ込みどころ満載の呟きは、どこまで本意なのか、そさておき]
……ち、足止め狙いかよ!
[船尾から伝わる衝撃。
もたらされた被害報告>>43に、舌打ち一つ]
「大将、敵さん頭抑えに来てる!」
は、囲い込みで来るってか!?
船首砲門、遠慮はいらねえ、全力でさっきのお返ししてやれ!
大人しく頭取らせてやる必要もねぇし……面舵、反転!
撃てる砲座は、お返し忘れんじゃねぇぞ!
精霊師は、風、取られるな!
飯抜きくらいたくなかったら、死ぬ気で船体支えろ!
速度落としたら、喰われると思え!
[囲まれたなら撃沈必至とわかる状況。
前へ回り込もうとする動き>>33に、反撃と共に、更なる反転、という無茶を振る。
お仕置きが飯抜きというのもある意味暢気ではあるのだが、地味に効くのがこの一言でもあった]
―夢の中―
[ぐだぐだしている内に寝てしまったようで。
その中で夢に見たのは、
「態度だけじゃ好意―特に『愛』とか―は相手が女性の場合は伝わらない」
「この国は甘え下手の集まりですか。」
と、不満げに誰かに文句を言っている姿だった。]
/*
うむ。
まあ、なんだ。
無茶ですまんと思いつつ、思いつつ。
回想でpt使いすぎた俺は、正座反省もしないといけないと思った。
[一人だけ桁違いすぎますよねorz]
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