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……ふん。
[顔色を変えずに笑う。
左手の剣を床に下ろし、その手で空中の剣を手に取った。
切っ先を下に向けたまま、]
─────ザンッ!!!
[リヒャルトの首元目掛ける形で、振り下ろす。
白刃は、床に食い込み震えて止まった。
青年に、つけた傷はない]
───どうも。ありがとうな。
[目を細める笑みを向ける。
そうして短い礼をおき、立ち上がった。
細かく震える剣を床から引き抜き、双剣を持つ]
おい。こいつに飯と手当てだ。
ああ?拘束は必要ねえ。
ちゃーんと見張りはつけておけよ。風使いだ。
そっちの女も野放しにすんじゃねえ!
[先の術に顔色を変えた水兵に指示を与えて踵を返す。
立ち上がると、先からの急な動きに酷く傷が痛んだ。
もとより瀕死の重傷人だ。
シュテラの技を受けたとはいえ、無茶してるには違いない。
が、視界から消えるまで絶対に弱みを見せるつもりはない。
ぎりと歯を食い縛り、意地で歩調を変えずに歩を*進めた*]
― 医療船より ―
[それが訪れたのは何時の時か。
医療船より、言葉携えた音の精霊が、ジェフロイの元へと舞い降りる]
”案外と、医療船は快適です。
もう少しのんびりしていますけど、
用があったら呼んでください。
内側から、崩してみます。”
[伝言を終えた精霊は、しばしその場に止まる様子。**]
― 念の環 ―
……は?
奇襲され……って……。
[返ってきた最初の声。>>*16
言わんとする所はすぐに掴めず、一瞬ぽかん、としたものの]
…………。
何 や っ て ん だ よ 。
[何やっても何も、報告>>*17の通りなのだろう。
それは、わかる。
わかってはいるが、推察できた状況に、つい低い声が出たのは仕方ない。
と、いう事にしてほしいところだった]
……怪我、ないんだな?
それなら、いい。
[それでも、こう問いかけた時には、僅か、声音は和らいでいたのだけれど]
― 旗艦ヴィルベルヴィント・甲板 ―
……状況、了解。
負傷者は速やかに医療船へ搬送。
……今後の事もある。落ち着いたら、ヴィルベルヴィントに戻って来い。
[念の環から響く報告>>109に、こう指示を出した後、ふ、とため息をつく]
……ったく。
あの、跳ねっ返りも……。
[ひやひやさせる、と。
ぽつり、と零した呟きは、風にさらわれ、空へと消えた。*]
[金の猛獣が剣を手に取ったときも、
その剣が首筋を掠めて床板につき立った時も、
青年は、微動だにしなかった。
―――正確には、できなかった、だが。]
――――― …いえ。どういたしまして。
[返答は、幾分か遅れてのものだった。
斬り飛ばされた髪の先が、首筋をちくりと刺す。]
……縛っても、あんまり意味無いですしね。
[細かく震える剣が抜かれれば、
幾分か調子を取り戻した様子で、茶々を入れる。
船員たちに指示を出して去っていく背を、
見えなくなるまでじっと目で追っていた。]
[やがて、その姿が完全に消えて、
足音も遠くなった後、]
――――――あぁぁ、怖かったぁ〜〜〜
[くてり、と体を前に倒して、盛大に溜息をつく。]
ほんとあの人怖いね〜。
僕もう、心臓ばくばく。もう死にそう。
水兵さんたちは怖くないの?
[命令通りに寄ってくる船員たちへ、そんなことを言って、
呆れられたり同情されたりしながら連れて行かれる。
大人しく従いながら、視線を周囲に配り、
未だ水の乙女がいたならば、こんなことを口にした。]
こんな目に合うんだったら、僕もう海賊やめよっかなぁ。
”友達も、もう家に帰ったしねー。
お祭りの時は連絡してってお願いしてあるんだけど、
はやく連絡来ないかなぁ。"
[あーあ、と空を仰ぐふりをして、
肝心の所だけ、真っ直ぐに水精を見つめて言う。
水精に微笑みかけたあとは視線を前に戻し、
水兵に話しかけたりしながら、船室へと入っていった。
精霊師がいたら気付かれる怖れもあったのだけれども、
残念ながら、そこは確認する暇はなかった**]
― 旗艦ヴィルベルヴィント・甲板 ―
……さってぇ、と。
問題は、ここからどうするか、だが。
[修繕と人員移動完了の報に、ぽつり、呟き、思考を巡らせる]
これ以上撃ち合っても、埒が開かんだろうな。
向こうも手負いだがこっちも手負い……火力と帆が万全なら、懐飛び込んで急所食い破る手もあるが。
今の状態での砲撃戦は厳しい……損害もバカにならん。
[あんまり壊すと予算を超える、とは心の内。
ここではハメを外した暴走姿が主体だが、軍務総括としてのあれこれを完全に投げてはいない。当たり前だが。
なお、防備の要でもある水軍に関しては予算は潤沢に回されているが、一部には頭領の私財が回されているという説もある。
主に、嗜好品のための予算だが]
「なら、どうしやす?」
……さっきのお返しに行くのもわるかあない、と思ってる。
向こうの防御を撃ち抜けんなら、喰い付いて内側から切り崩すのが手っ取り早いだろ?
「……大将……また、やる気ですかい」
[呆れたような航行長の突っ込みに、くく、と低く笑って]
……しーんぱいすんな、って。
今度は、一人で突っ込みゃしねーよ。
そのために、ここに人員集めたようなもんだ。
[軽い口調で言って、軽く、肩を竦める]
速度生かして、あちらさんに取り付く。
こっちが確実に勝っているのは、速さ。それを生かさねぇ理由はねぇだろ?
マールシュトロームとヴィントホーゼは、進路の確保と援護を頼む。
[選ぶ手段は、直球。
ここまで来て、小細工が通用するとも思い難く。
風の勢いのまま喰らいつき焼き尽くす、自身の流儀を通す事を選び取る]
んで、と。
マーズ、お前、どうする?
[方針を定めた後、声をかけるのはヴィルベルヴィントへ戻るように指示しておいたシュテラの方]
俺に付き合うか、マールシュトロームでの援護に専念するのか。
お前が、一番自分らしい、と思う方を選んでいいぜ。
[言葉紡ぐ口調は、常と変わらぬ軽いもの]
どちらを選ぶにせよ、俺の後ろはお前に預ける。
……宛にさせてもらうぜ?
[向けた言葉への答えがどうであれ、離れ際、ぽん、と軽く肩を叩く。
そこに込めるのは、ただ、信のみ。
それから、歩みを向けるのは船首の方。
いつかのように『双聖魔』を構えて目を閉じる]
在碧海,并且做,并且是守护龙王。
那种保护对我们。
[漆黒を天に、真白を海に。
向けて紡ぐは、祈りの言霊]
……それじゃあ、行くぜ!
『祭り』の仕上げ……風の国の
[激の声、応じる声。
渦巻く熱気を後押しするよに、精霊師の起こす風が駆け抜けた]
― 主船レイルーポルッジート・甲板 ―
[それは不意に訪れた。
普段リヒャルトの傍に感じていた気配が、今は自分の傍に感じる。
その気配は静かに言葉>>115を伝えて来た]
ったく、良いご身分だな。
[告げられた内容に、くつりと喉奥で笑いを漏らす]
これから
こっちがおっ始めたのに合わせて中からも掻き乱してやれ。
[精霊の様子からこちらの言葉も伝える心算なのだろうと判断し、語りかけるように言葉を紡いだ]
[日が完全に昇りきった頃に、眼を覚ます。
時間はさほど経っていないように思えたが、仮眠と思えば、まぁ気になるまい。]
『ねーねー、主、主ー。』
なに、フレア。
[寝覚めは悪い方ではない。
ないのだが、この口の軽い精霊に頭を抱えたいのは事実。
ちょっとだけ盟約した事を後悔したのは否定できなかった。]
― 医療船・甲板 ―
[水精は>>+148始め不思議そうな顔をしていたが、ロー・シェンやら他の精霊師の姿を見ると大よその意図を汲み取ったようで、近くに居ながら、どちらに対しても不干渉を取った。>>+201言伝を耳にすると一度瞬き、ちゃぷんと一部にしか聞こえない水音を立てて跳ねて。]
「Festum, draco inhaerens.」
(お祭りには、竜がつきもの。)
[まるで相槌打つように返し。リヒャルトが連れて行かれる前に、もう一度音を立てて、そこから姿を消し、共生者の元へと―――*]
― 念の輪 ―
[でもそのあとの、和らいだ声音をきけば、念の輪ではみえないところでばつがわるそうに顔を歪め]
…ご心配をおかけいたしました。
次はもう少し気を付けます。
[申し訳なさそうに謝罪をした]
[とりあえず個室から廊下へと出て、甲板の方へ向かう。
誰と出会うかは知らないが。]
『主にとって、くーちゃんの盟約者さんて、大事なの?』
[聞こえた問いに思いっきりずっこけた。]
くーちゃん、ってあの、頭領の頭に乗ってる精霊よね?
『うん、くーちゃん。』
[呑気な言葉に少し頭痛がしてきた。]
─ 主船レイルーポルッジート・甲板 ─
…その可能性は、高いと思うんだよねぇ。
[少し考え込んだ後ジェフが口にした懸念>>95に頷きを返してから、溜息をつく。
精霊も使ってと言うのには、そうだな、とだけ返してから副船の現状報告をする。
それを踏まえた上での指示に、軽く頷き。]
─ 主船レイルーポルッジート・甲板 ─
あぁ、りょーかい。
ついでにボッカルーポからも元気なのこっちに何人か連れてくる?
[ジェフの返答がどうであれ、乗り込む前提での問いと伝わるだろう。
休むから暫く船を頼む>>101というジェフには、軽く笑って。]
おぅ、任せろ。
帰ってきたら起こしてやっから。
[誰がとは言わぬまま手を振ると、休息の邪魔にならぬようにその場を離れた。]
─ 主船レイルーポルッジート・甲板 ─
あぁ、シメオン帰ってきた?
仕事増やして悪いけど、こっちに連れてきてくれる?
[シメオンが戻った>>108という報を受け、先に自分の方に顔を出させるように頼む。
程なく団員に伴われてきたシメオンの姿に、目を細めて。]
─ 主船レイルーポルッジート・甲板 ─
なんで誰にも言わずに、出てった?
[問いかけた声は低く、普段の笑みも消し。
シメオンの返答には取り合わず、更に問いを続ける。]
お前が俺らに咎められないと思って出てったとは思わない。
止められると思って言わなかったなら、尚更言ってくべきだったな。
折角助け出したお前に何かあったら、ジェフや皆が命かけたのが無駄骨になってたんだぞ?
─ 主船レイルーポルッジート・甲板 ─
[そう言うと、シメオンの頭に手を伸ばし。]
お前の血は俺らの怪我を治してくれっけどさ。
俺らの血はお前を治しちゃやれないんだから、あんまし無茶すんな。
お前が足でまといになったら、ジェフはお前を切り捨てなきゃならん。
どれだけ大切でも、リーダーとして曲げる訳にはいかねーからな。
…そんな真似、あいつにさせてやるなよ。
[やや乱暴な手つきで頭を撫でていつもの笑みを浮かべ。]
― 旗艦ヴィルベルヴィント・甲板 ―
ただいま戻りました。頭領。
航行長の邪魔はしませんでしたか?
[さりげに酷いことというか共通認識なことを口にしながらも、負傷者の医療船へ搬送も完了などといったことを伝えたりする。
その後方針を話されるのには>>118 >>119 >>120のを邪魔せぬように黙ってきいた後]
今回はヴィルベルヴィントに乗船させていただきます。
何やら色々任されてしまっておりますし。
[こちらについて聞くヴェルナー>>121に応える。
任されたというのは、まあ、主に医療船にいる面々とか色々。それに]
下手な陽動などでは効果的に動けるとは思えませんので。
[最悪。副船が全て沈もうとも、相手の主船が食い破れば勝ち。その逆も然り。
その観点からも、来度は旗艦ヴィルベルヴィントへの乗船を望んだ]
─ 主船レイルーポルッジート・甲板 ─
…ったく。
ジェフにツッコミ入れてやれって頼んだのに、お前がつっこまれる立場になってどーするよ。
[笑みを苦笑に変えながら額をつついた後、ジェフの元へとシメオンを連れていき。
シメオンが掴んできた情報を踏まえた上での決断>>112に、軽く頷き。]
そんじゃ、ボッカルーポの連中に指示回してくるわ。
すぐ戻ってくるから、リーダーはもうちょい休んでろよー?
[そう言って離れると、副船の担当者に今後の指示を任せにいき。
暫く後、主船へと戻った。]
……私だけじゃなくて、『皆』にとって大事、ね。
[と、こめかみを摩りながらフレアに訂正を掛けた。]
『ふぅん?
主、素直じゃない。』
[こて、とフレアは首を傾げた。]
…素直もなにも事実だからね。
[はぁ、とため息を吐いた。
素直に彼の―彼らの手を取ればいいのは分かっている。
いるのだが、他者へ甘える事はどうしても苦手だ。
…ローとシュテラに言う、と決めただけでも前進だろう、多分。*]
― 主船レイルーポルッジート・甲板 ―
シメオン。
[敵旗艦に向けて船を走らせる中。
シメオンを呼び、こう言葉を発する]
お前は海から医療船に向かえ。
こっちが始めるのに呼応してリヒャルトが動くはずだ。
外からも崩してやれ。
連中は俺達で引き付ける。
……グレーテ達の救出、頼むぜ。
[信を乗せた言葉。
右手でシメオンの頭を撫で、小さく笑んだ]
フェル! 準備は良いな!!
連中の喉元に喰らいつくぞ!!
[次いでフェリクスへと声をかけ、団員達にも指示を出した]
敵の速度が落ちるのを見逃すな!
旋回角度は常に鋭角を取れ!!
[相手も接舷を狙っているとは知らぬまま、副船の援護を得ての接舷を狙う。
ややあって見えてくる、ヴェルナー率いる水軍の艦隊。
挨拶代わりの一発が、主船甲板砲台から放たれた]
─ 主船レイルーポルッジート・甲板 ─
リーダー、そろそろ行けるぜ。
[主船に戻ると、先程のようにジェフの代わりに船内の指示を引き受け。
最低限の修繕が終わったところで、ジェフに声をかけた。
集められた甲板にて、団員達と共にジェフの指示を聞き>>113。
持ち場に分かれる団員と異なり、甲板に留まった。]
─ 主船レイルーポルッジート・甲板 ─
奪うのは俺らの十八番だし。
奪られたもんは、奪りかえさなきゃな。
[船内だけでなく空高く響く鬨の声>>114に口端を上げながら、呟き。]
─ 主船レイルーポルッジート・甲板 ─
はいはい、いつでも行けるよん?
[ジェフから投げられた声>>135には常の笑みで返す。
接舷と同時に敵船へと乗り込めるよう、船縁に手をかけて前方を見据えた。]
― 医療船・どこかの部屋 ―
[脱出騒動から時間は大分経った頃。立ててた爪をひっぺがし、猫型もとい虎型のリュカを抱いて撫でながら、窓の外を見ていた。正確には窓の外から見える海と、精霊達を。
部屋の中には二人だけ。なお部屋に押し込まれる前、二人っきりでもいいの?とかけた問いには、リュカは今そんなだしなぁとの返事が返る。まぁそりゃそうだった。
外に見張りも居るしと加えられたので、遠慮なく二人にさせてもらった。その方が都合が良い。
リュカと―――というよりはウィンディと一緒なのが、だったが。]
[時折窓からウィンディではない風精が、中に入り込んでは何事かを囁いて出て行く。それがいくらか終わった頃。]
んぁ。……ああ、おかえり。
[うとうとと船漕いでいたら、ウンディがいつの間にかやって来ていたので手を振る。
リュカが寝てようが起きてようが、リヒャルトから預かった言伝を>>+201口にした。]
あらら、お友達は帰っちゃったんだ。
連絡来るかなー。来るといいなー。
[呑気に言いながら、一度ごろんと横になった。]
ったく…、…ああ。
こんな時も、あいっかーらず綺麗だよなあ…。
[舷側通路に立ち止まって、星を見上げた。
夜襲の動揺は遠くなり、ぽかりと波の音だけが響く暗闇の時。
星々が、しんしんと静かな光を地上に降らせている]
………。
[星は船乗りの道標だ。それだけに馴染みも深い。
幾度となく見上げた夜空、その中に特別な思い出がある。
夜の風は、心にあの時の風景を連れて来た。
あの時も、漆黒の中に星の光が降り注いでいた───]
[黒髪の友の手を引っ張って、二人で甲板に出た。
それが、友に課せられた制約の守りになるなんて知らなかった。
『ルナは、月のない夜に一人で星を見てはダメ』
ぽかんと夜空を見上げた表情をもう一度少しからかって、
でも気付けは、二人とも夢中で星々に見入ってた。
満足の息が、静かに零れる]
……ま。合わせりゃ丁度いいんじゃねーか?
[あっけらかんと言って笑った。
そうして時折、空を見上げればいい。
同じ景色を別の場所から眺めればいい]
ちゃあんとたまには教えてやるし!
[偉ぶって言えば、お互い様だと小突かれた。
大月餅の要求に大笑いをして、けれどそれから、
必ずヴェルナー用の大月餅が用意されるようになっている。
そこのことを、今更何か話をしたことなどない。
今となってはただの習慣のように、当たり前のこととすらなっている。
────遠い日の、約束の証]
― 医療船:甲板 ―
…ま、この風景じゃ台無しだけど。
[苦笑交じりに、波の向こうへと目を向けた。
黄金の瞳は、暗闇の向こうに過去を透かして
夜が明ければ、やがて大きな戦いが始まるだろう]
───早く帰れよ。
[無茶しいは、勝とうがボロボロになって来るだろう。
寝かしつけるための嫌味を練っておこうと心に決めながら、
同時に大月餅を、必ず用意しておいてやろうと決めて小さく笑った**]
半分、か。
[そう評する。半分だ。
剣自体は戻った、それは良い。
けれども敵手から”返還された”という事実は、
どこか男の心に引っかかり続けていた。だから半分。
リヒャルトへ仕掛けた脅しなど、児戯に等しい]
取り戻さねえとなあ──…
[もう半分が返るのは、返ったと思えた時。
散々重ねた借りを、返せたと思えた時。
この剣が再び自らのものだと、心から思えた時だ]
──────…。
[何ともいえない表情で剣を──その向こうに作者の面影を見る。
あれは怖かった。と、心の奥で呟いた]
― 旗艦・ヴィルベルヴィント ―
……お前ら、ほんとに俺を何だと……。
[戻ってきたシュテラの言葉>>131と、それへ大人しかったぜ、と返す航行長に向いたのは、ジト目だったとか。
旗艦に、という言葉にはそっか、と頷いて。
背後を預かる>>133という返事に一瞬浮かんだのは、満足げな笑みだった]
[鬨の声を空へと運ぶ風が、翠龍の旗を閃かす。
幸運を呼ぶとも言われる翡翠、その名を冠する龍を模したもの。
──光導く、奔放なる風の印]
ご挨拶、来るぜ!
取舵、全力回避!
向こうの副船にゃ構うな、足元揺らして動きとめとけ!
[敵主船からの先制の一撃に、出すのは回避の指示。
進路を阻む副船に対しては、牽制の支持を出す]
ヴィルベルヴィントから撃つ必要はねぇ!
精霊師、全力で風を捕らえろ!
敵主船、右舷側へ反航航路から接近、そのまま食いつきにいく!
[砲撃により、動きを鈍らすのは今は愚策、と。
牽制は全て残りの二艦に任せ、速さを生かした接近を試みる。
足元に控える漆黒の仔犬がわふ、と鳴いて尾を振った]
[医療船の船員に連れられて、治療を受けたり、食事をしたりと、
その日は平和に過ぎていった。
余談だが、ロー・シェンに突かれた所は、
しっかりと丸い痣になっている。]
あの人も、もうすこし僕に感謝してくれて
いいと思うんですよね。
あの剣が刺さったまま僕が海に落ちていたら、
今頃、海の藻屑ですよ。
―――あいたっ。
[静かにしろと小突かれて、肩を竦める。
翠髪の彼女はどうしたか。
気に掛けながらも、顔には出さないまま。]
/*
てめえこんにゃろwwwwwwwww
不意うちにすぎるだろwwwwwwwwww
……あ、各務さんのあれそれとのリンク、忘れずにエピでやろう。
―医療船・甲板近くの廊下―
[そ、と目を閉じ念の環にイメージを送る。
頭領の好きな菓子ばかりが乗った皿、それに合わせた茶と調度品の数々。
イメージした本人が映らないソレは寂しげに映るかもしれないが。
お茶会するよ、との意志を見え隠れさせた。]
[口を噤んでからは、注意深く耳を澄ませていた。
音精の力があれば、もっと広範囲の音を拾えるだろうが、
人間の聴力でも、わかることはいろいろとあった。
音を理解し、分析し、光景として組み立てること。
波の音に紛れる足音や話し声に耳を傾け、
自分の見張りの一人が、カードで負けが込んでいて
苛立ってるな、なんて情報を拾い上げていく。
……役に立つかどうかは、さっぱり不明だが。
そうこうしているうちに、やはり消耗していたのか、
いつしか眠りへと引き込まれていた。]
― 主船レイルーポルッジート・甲板 ―
副船は予定通り足止めに専念しろ!
進路への砲撃も忘れるな!
[副船は揺らされながらも敵旗艦の進路を狙って砲撃を放つ。
直撃は狙わない、当たれば御の字程度のもの]
面舵!
反航航路から敵艦隊右舷に突っ込め!
[主船からの砲撃はこれ以上行わない。
元より砲撃戦を狙っているわけではないのだ。
距離を取り速度を持って接近しようとする敵旗艦に対し、相手と同じく右舷に回り込むのを狙い船を走らせた]
───っ!?
[まさか向こうも喰らい付いてくるとは思っておらず。
予想以上の勢いで接触したことに大きく瞳を見開いた]
……くっ、はははははははは!!
まさか同じ事を考えてたとはな。
良い度胸だぜ。
野郎共、乗り込め!!
[楽しげに笑い声を上げ、接舷の機会を逃さんとばかりに団員に指示を出した。
呼応して声を上げながら、団員達が敵旗艦に乗り込もうと駆け込む。
同時に、相手側からも乗り込まんとする水軍兵が現れ始めるだろうか]
[ジェフロイもまた、接舷箇所の縁に立ち、敵旗艦の甲板を睨めつける]
よぉヴェルナー。
そろそろ最後にしようや。
[右手に掴むのは腕輪から出現させた金のタルワール。
切先をヴェルナーへと突きつけ、不適な笑みを浮かべた]
[リヒャルトとローシェンのやり取りは見過ごすのでもなく、手助けするのでもなくただ傍観者の立場。
ただ、視線はしっかりと向けてなんかしたら見てますよーアピールはしといた。
めったな事はしないだろうとおもってはいたが保険の意味もある]
偉い人も大変ですね〜…
[自分もその偉い人に入るわけなのだが]
こっちも準備、しておかないと。
[先ずは見張りをどうするか。
次は、どうやって他の仲間と連絡を取るか。
早く帰ってこないかな、と音精を想いながら、
軽く体を動かして、準備体操を始めた。]
さーてっと…。
省エネしてたお陰であんまり消耗無くて済んだのは良かった。
お腹の一撃のお陰でご飯食べれてないのは痛いけど…。
[ロー・シェンの一撃が地味に響いたらしい。]
でも結界破りとか久々だしなぁ。
やっぱり本気出さないと駄目かな。
[と言いながら、天上を見上げ、もごもごと口の中を動かすと、ごき、と鈍い音が口の中で響いた。あーんと口を開くと、舌の上には親指大の真青の石が転がっている。それを手に取り軽く服で拭いて握った。
ガイナ産の精霊石。幼馴染が持っているのと同じ代物だが、握ればそれは大剣ではなく、杖の形を成す。
旅暮らしをしていると盗難の憂き目に会う事が多いので、一番大切な精霊石だけは、口の中に隠すようにしていた。
とはいえやはり媒体の形を取っていた方が扱いやすいわけで。
ぎゅ、と握り締めると杖はしっくりと手に馴染んだ。]
ん、良好っちゃ良好。
ん〜〜♪心配いりませんよ〜♪
ここにいさせてくれるならぁ〜♪
[ローシェンの命で自分をリヒャルトと一緒に引き連れようとする船員に笑いかけて]
信じられないなら腕組んだり抱きしめたりしててもいいんですよ?
[そんなこと満面な笑みでいわれるとたじろいだ様子見せて]
数分くらいは信じてくださいな♪
[ずっとは過去のあれこれあってさすがにいわなかった。
連れて行かれるリヒャルトにウィンク一つ、いつでも呼んでくださいねとアイコンタクトのつもりだった]
お。
[丁度その頃か、猫がしぱたと動く様子が見て取れたので視線は自然とそちらへと。]
やぁリュカおはよー。元気?
ウィンディは相変わらずー?
[杖握ったまま、目覚めた猫>>+226ににっこりと笑いかけた。]
/*
親父が煩いからと聞き始めた適当にぶち込んである音楽フォルダに「TAKE ME HIGHER」が入っててちょっとテンションが上がった。
ホント特撮曲好きなんだな自分…。
一発目が「DIVE into YOURSELF」だったしなー。
モチベ戻すには良かったかも。
改めてフォルダ見てみたら、特撮とアニソンがほとんどだったwwwww
だがローゼンは今のBGMには合わないよな…w
デカレン、アバレン、マジレンのコンボに期待(
― 旗艦・ヴィルベルヴィント・甲板 ―
「……!? 大将、あちらのあの動き!」
……は。
どーやら、考えてる事は同じだった……てか?
衝撃、備え!
接舷後、白兵戦を仕掛ける!
……ユウレンの護りたる水軍魂、奴さんたちに見せ付けてやれ!
[同じものを狙う動き、それが齎す衝撃が船を揺るがす。
もっとも、それで怖気づくなどはありえず。
飛ばした激に答えて乗り込む水軍兵と、こちらに乗り込む海賊兵。
二者の間で始まる戦いの音が、風を、裂く。
そんな中で自身が探すのは──ただ、一人]
……ああ、そーだなぁ。
[船縁に立ち、こちらを見る姿。>>150
突きつけられた金に、口の端が上がる。
同時、右手がす、と横に上がった]
繰り返しはなんとかの基本……ってぇが、さすがに飽きも入るしな。
[横に伸びた腕の意を察した漆黒の仔犬がわふ、と鳴く。
今の状態では、『痛み食い』は使えぬがいいのか、と。
鳴き声に込められた問いに、小さく頷いて。
右の腕に噛み付き、消えた魔精霊を、己が内にて力と変える]
ってえ、わけで……。
やるとしようか、白銀狼!
[黒焔狼が、咆える。
甲板を駆け、船縁を蹴っての跳躍。
空中で一度回転しながら腕を交差させ。
ジェフロイへ向けて降下しつつ、距離が詰まった所で左右を同時、真横へ振り切った]
[イメージを送り終えると、そのまま甲板へと。
今回フレアは、このまま医療船待機である。]
…おとなしくしてるつもりはないでしょうね…
。
[それは大騒ぎを引き起こした?二人をさして。]
― 医療船近く ―
[ そして今、深く青い海の中を、銀の魚のようなしなやかな影が、密やかに、医療船に近づいていく…… ]
― 医療船・どこかの部屋 ―
ふぅん、そんなの持ってたんだ?
[結界破り云々>>+231というのも聞こえてはいたけれど、今この場ではまだ何も言わなかった。
準備万端と言い切られたからには、動こうとするその隙を突かなければ邪魔しきれないだろうと思ったのだ。
このサイズなら何もできないと侮ってくれてるかもしれないし]
今はまだね。
[相変わらずかと聞かれて>>+233ついそう答えてしまう辺り、まだまだツメが甘いのだが]
どこか行くならついてくよ?
[ちなみに部屋でずっと二人、というか一人と一匹、だったことはトンと気にしていないようだった]
[やがて、遠く洋上で因縁の二隻がお互いを指して走り出し、
音精が、そっとそこを離れて、人魚の子を追うように
医療船に向かい始めたころ。]
ねぇ。船員さん。
今日のご飯なにかな。
[精霊師は、暢気にそんなことを聞いていた。]
[血を噴き出す海賊を乗り込んできた海賊の一人めがけて蹴り飛ばす。
片足を軸に舞うようにして振り向きざまに相手がきりかかるよりも先に袈裟切り一閃。]
散々海戦では辛酸をなめてきたが、白兵では遅れは取らぬ。
[職業柄もそちらが専門。今まで密かにためていた鬱憤を晴らさんとする。
態勢は低く、足に力を込めて蛇のように蛇行で駆け抜け、海賊の脚を鉤爪で切り裂き、起き上がった先にいた海賊の距離を詰め手首の上に手を当てて、絶妙な加減でぐっと押し込み刃を返させ自分の腹につき立たせる。
傍からみれば、自分で自分の腹を刺したようにみえたか。]
― 医療船・一室 ―
───で、状況。どうなっている。
守りは固めたか?……手が足りないいいぃ?
足らせろ!!!ッチ…、どこだ。
[双剣を帯び、右腕を変わらずに固定した男が、
医療船の一角で水兵らを叱り飛ばしていた。
負傷者を収容する医療船の人口は、随分と多くなってきている。
それは即ち実戦部隊の減少を意味し、
医療船の守り…結界も、万全とは言い切れないものになっていた。
密やかに動き回る精霊らは、その綻びを感じ取ったか]
外の様子を見てくる。
おい、恐らくは今日が山だ。抜かるんじゃねえぞ!!
[おう!と返るさまは、海賊とさほどの差がない]
― 接舷部 ―
来いよ、黒焔!!
[相手の声>>155に応じるように吼える。
跳躍を目にし、上空で回転するのを見ると、右手の金を真正面に構えた。
左右に振り抜かれる漆黒と真白。
その軌道を纏めて金で受け、更に後方へ飛び退ることで威力を殺した]
っとぉ。
流石に右だけで受けんのは厳しい、かねぇ?
[零れた言葉に乗るのは愉しげな色。
ぶらりと一度右腕を振ると、今度はこちらから距離を詰めようと床を蹴る]
はあっ!!
[右手の金を低い位置から繰り出し、相手の左下から逆袈裟に斬り上げる。
同時、その軌道の結果を見ぬままに回転をかけ、左腕を伸ばして胴の位置を一閃するような動きに繋げる。
その軌道には茶の籠手、その先にはパタを模した直刀が伸びていた]
/*
お兄ちゃんズに貰った反応が嬉しかったので、もうちょっとこう、裏では色々書いたり消したりしてたんですが、ここはバトルの勢いを削がないために、さらっとね、さらっと。
頭領はいったか。
[では自分はヴィルベルヴィントへと居留まろう。]
皆のものゆくぞ!!修羅となれ!!!
[突き出される凶刃を鈎爪をの間で挟み、手首を返し強引に奪い去り、顎先を蹴り上げ、奪った刃を、頭領近くにいた海賊の背中めがけて投げつけて突き立てる。
そのように、二人の戦いが視界に入る位置にいながら、迎撃をしていた]
/*
最初の部分、「くろわんこ」って叫びかけたのは内緒d
グラヴィオンの曲のテンションの上がり方は異常…!!
アニメは見てないんだが曲は好きだ。
昨日は大立ち回りだったな。
…怪我は。大丈夫なのか。
[フェリクスに刺されたのだと聞いた時、男は一度壁を叩いた。
ぎりりと拳を握り締めるさまは鬼気帯びて、水兵らも押し黙ったほど。
今、それをみせることなどないが]
万全……とは、いかねえだろうけれどな。
[苦笑して続ける。だからこその医療船だ]
― 医療船・どこかの部屋 ―
あれ。リュカには見せてなかったっけ?
[杖をくるんと回して見せる。
覚えが無いのなら、初めて会った時も口の中だったのだろう。]
んー…そだね、ちょっと散歩に行こうか。
[何時事を起こすにしても、個室に居たままでは具合が悪い。
そう判断すると、リュカをつれて外に出た。
見張りの人には杖持つ姿にちょっと驚かれたが、精霊師なんだから媒体持ってるのは当たり前でしょーと言って、さも当然のように言っておいたら一応の納得は得られたか。]
(セレスから連絡来たら一番良いのだけど…。)
[水精にリヒャルトの所に行かそうとしたものの、周囲に水軍の精霊師が多く、怖くて近寄れなかったらしい。
これがウィンディなら気にせず行くんだけどなぁとは思ったが黙っておいた。]
/*
大暴れの匙加減で悩む。
どこまでやるのが一番良いのだろう。
大暴れしすぎておもいっきり反撃食らう、という図が個人的には美味しいのだけd(←
[後ろから聞こえてきた足音に振り返り、笑みを浮かべる。]
あら、私より重傷な人が勝手に動き回って平気なの?
[自身もそれなりに深手なのだが、それについて触れる事はなく。]
今の所は何もないわ。
[ローには言わなければならない事がある。
しかし、その約束をしたもう一人はここにはいないし、
隠し事を話すには甲板は向かない場所でもある。]
― 医療船・甲板 ―
[そうして、ふたたびローシェンが姿を見せるまで甲板のへりに寄りかかりいつまでも水平線の向こうを眺めていた。
彼に命じられた船員は律儀にきちんとつきそって、眠そうにあくびとかしているところで]
おはようございます♪
ローシェンさん、ゲオルギーネさん♪
[最初こちらに気づいてなかった二人にそう声をかける。
あくびしてた船員は慌てて姿勢正してびしっと敬礼だかしていたかもしれない]
― 医療船 ―
[ 離れた場所に停泊する医療船にも、激しい主船同士のぶつかり合いの衝撃は届いていたか、或いは精霊による偵察をした者でも居たか、甲板では幾人かの護衛兵が、船首にたむろし、戦闘海域の方を懸命に窺っている ]
rururu…ririru…ru--
[ 船のすぐ傍に、頭を出した人魚の子は、聞こえるか聞こえないか、ぎりぎりの、ごく小さな声で歌い始める。宥めるように、優しく、柔らかな人魚の歌声が、波の音に混じり風に乗って、船の周囲を巡る ]
― 医療船・廊下 ―
ううん。向こうでは使ってなかったし。
海賊になるから持ってこなかったのかと思ってた。
[見覚えはある、と小さく首を振った。警戒の眼差し]
分かった。
[部屋を出るカシムの足元について歩きながら、結界の様子を気にかけてゆく]
― 接舷部 ―
[初撃を往なされるのは想定の内。
飛び退る>>158のは追わず、確りとした足場を確保する]
そりゃ、こっちも思いっきりやってるし、ねぇ?
[愉しげないろを乗せる声にさらり、と返し。
逆袈裟に切り上げてくる金>>159に真白を合わせて跳ね上げつつ、漆黒を突き出そうとする、が]
……なにっ!?
[それに先んじて駆けるのは茶の一閃。
予想外の動きに僅かに反応が遅れた。
とっさ、後ろに下がるものの、茶の直刀が胴を薙ぐのを避けきる事はできず、紅が微かに風に散る]
……は……器用だ、
[後ろに引いた右足は確り、床につけ]
……なあっ!
[低く身を屈めながら、足元へ向け、漆黒を大きく薙ぎ払った]
[体を横に逸らし、自分のへと向けられた海賊からの斬撃を避ける。
髪が幾本か散ったが構うことなく。腹部へと強引に爪を突き立てる。
そのままひねり抜き去る。
ぼとりと粘着質のある血が爪を覆う。
青の袍は海賊の血で赤く染まっていく。その海賊の両肩を掴み、複数となってかかってくるほうにむけて盾にして構えるようにこちらからも体当たりをするように接近。負傷した海賊をおしつけ、左腰にかけた剣を抜きそのまま海賊数名の胸部をめがけて横一閃にして深く斬り潰す]
死にたくなくば退け!!!
[だが、むしろ、敵を打つとばかりに意気があがるか。バスタードソードを腰に戻し、血塗れの鈎爪を手の甲にし、低く構える。]
―――ごちそうさま。
Bonus nox noctis.
おやすみ
[最後の一文と共に、局所的に空気が変質し、
側についていた見張りたちが、安らかな眠りへと落ちていった。]
……やっぱり、ちゃんと寝ないとダメだよ。
[勝手なことを言って、風精に頼んで彼らを船室の中に運んでもらい、
簡単に隠蔽工作を済ませる。
それから、ふらりと船の中を歩き始めた。]
邪魔なんかじゃねえよ。
ごきげんよう、戦場の天使。
今朝もお元気なようで何よりだ。
[いつもの笑顔を見せる彼女に、
わざわざとユウレンの淑女へ向ける礼を施してみせる。
そうして、ふっと短く笑った]
ほら〜、みんなの活躍が一番に見える特等席じゃないですか♪
[自分の見張りのほかにも先だって事もあり、周囲の警戒の見張りも甲板には何名かいた。
意識が二人に向き水面をみていたわけでもない自分は船首に近づくシメオンには気づくことはなく]
後は風にあたって眺めていたい気分でしたしぃ…
[少しばかり感傷的な様子で、いつもと違った雰囲気を漂わせ]
[それからまたいつものように笑顔で]
あとは、ちょっとした、嫌がらせです♪
ふふふ〜♪
[付き添いさせられた海兵はふざけるなって感じで起こっていた]
― 医療船・廊下 ―
そっか。じゃもうあの時から隠してたのかなぁ。
[旅暮らしが長いと、年表が時々ごっちゃになるもので。
リュカと会った時の事を思い出しながら、船の外の喧騒など知らぬ素振りで歩いた。
リュカが後ろを歩いても>>+245気にしないというか、リュカが後ろを歩いているからこそこちらの監視は緩いようだった。
散歩は無節操に見えて、実は印をつけた箇所を廻っていた。
鼻歌歌いながら印のある箇所を通り抜ける度に、精霊を一人呼んでは待機させておく。いくつかはわざと一本隣や手前の道などを選んでリュカの視界には入れなかった。
もっともバレても、今の所なら問題はない、とは思っているが。]
"花火が上がったよ。"
[たった一言だけだが、それで状況は把握してくれるだろう。
ごく近くに人がいれば一緒に聞かれるかもしれないけど、
それはまあしかたない。]
─ 主船レイルーポルッジート・甲板 ─
[接舷の為近付く敵船に違和を感じたのは、接近する速度がいやに早かったから。
向こうからもこちらに近付いてきていたのだと解ったのは、思いの外強い衝突>>146によって。]
───っ…!?
おいおい、あちらさんもかよ。
─ 主船レイルーポルッジート・甲板 ─
[敵の懐に乗り込んで直に決着をつけようとするは、海賊である自分達ならばよくあること。
けれど仮にも国属の軍が取るには、野蛮とも無謀とも言える戦法。
それを躊躇いなくしてくるとは思っていなかったが。]
……あぁ。
シェンが頭と認めるだけはあるなぁ。
[どこか納得したように呟くと、楽しげに笑みを深め。
敵船へと、乗り込んだ。]
─ →旗艦ヴィルベルヴィント・甲板 ─
― 医療船・廊下 ―
[念の環に意識を向ければ、医療船に回されていなかった負傷者まで来ているようで。伝わってくる熱気からも、最終決戦となるだろうことが感じられる]
カシムさんってさぁ。
[時折変な動きをしてるな、と思った。
たまたま隠しているのが見えてしまった角>>+260には、その後すれ違った見張り兵に「気をつけておいて」と囁いたりもしたが。フェイントのようなものまで混ざっていたならば、どこまで対処できるものになったかは、分からなかった]
見た目と合わずに隠し事、多いよね。
[タシタシと歩くリズムは軽い。
ウィンディも強制的に休ませるつもりなだけだったのか、風もまた身の内に巡ってきている。
― 接舷部 ―
[金は往なされた>>162が、茶には微かな手応え>>163が返った。
回転の勢いで浮いた後髪とファーマントがふわりと背に落ちる]
てめぇに腕を切られたお陰でな!
[器用と言う言葉にくつりと喉奥で笑いを零した。
左腕は精霊石を埋め込むことで、現出させた籠手を自分の腕のように扱うことが出来る。
ただ、精霊と神経を同調させることになるため、金のタルワールを扱う時よりも負担が大きくなるのだが。
今はそんなことを気にしている場合ではない]
[言葉と共に放たれた漆黒に対し取るのは、薙ぐ方向へと合わせた跳躍による回避。
しかし相手の振り抜き速度は速く、踏み抜きの軸足にした右足へと刃の先が掠める。
紅が床へと散ったが、気にせず更に床を踏み切った]
動きが、ワンパターンなんじゃねぇか!
[先に相対した時も足元を狙って来た相手。
そんなことを言いながら接舷した船の縁を蹴り、三角飛びの要領で跳躍の高さを得る。
その状態で右の金をヴェルナーに向けて投擲し、それを追うようにして落下。
左の茶を相手の額目掛けて振り下ろした]
あはぁ〜♪
[二人それぞれの反応に笑顔は揺るがず。ローシェンの挨拶には]
レディー扱いしてくださるだなんて〜♪
[もちろんその作法を知らないわけではないので、笑顔でそう返した]
─ 旗艦ヴィルベルヴィント・甲板 ─
[接舷部に留まり挑発するジェフには一瞬視線を向けるも、声はかけず。
自身は敵旗艦の甲板に飛び込み、敵船の水夫達を一瞥し変わらぬ笑みを浮かべた。]
悪いねぇ、うちのリーダーがあんたらの御頭と遊びたいらしくってさ。
遊び終わるまでは俺らがあんたらのお相手務めさせてもらうんで。
…ま、シェンやあのお嬢さん程は持たないと思うけど?
[そういうと、にやりと口端を上げ一番近い者をぐいと引き寄せ。
すぐにその背を蹴り飛ばして、前方にいた{1}人を巻き込ませた。]
[笑みはそのままローシェンとギィの方を見ながら]
ところでそろそろ中に入ろうかなって〜♪
[聞こえてきたリヒャルトの声>>+262は二人にも聞かれていたかもしれない。
中に連れて行くことは逆にいまからだと躊躇わせることになるだろうか]
それとも、二人が遊んでくれますか♪
― 医療船・廊下 ―
[リュカが>>+266見張りに話しかけるのを見たり、視線先を見ながらこっそり思考を探ったり、見張りの居る場所を覚えていたり、などしつつも、時が来るまでのんびり歩く。]
見た目ってどう見られてるのかなぁ。
僕ふつーの一般人じゃん。何が秀でてるって訳でもなくさ。
あー…精霊術はまぁ、それなりにねぇ。
っても、すごーく秀でてるって訳じゃないんだよ。
僕の故郷には、僕ぐらいの精霊師はいっぱいいるし。
[故郷の事などはわりと真実で。]
って話が逸れたねぇ。
そうね、隠し事。少なくはないよ。多くも無いけど。
[答えはわりとあっさりしたもので。
ちらと視線を猫に向ければ、ウィンディと目が合った。
彼女の顔と様子を見れば、リュカの周囲の風の様子も薄ら知れる。
回復してきてるぽいなー、程度の大雑把なものだが。]
―医療船・個室―
さて。
[修理を終えた武器をそっと置いて]
そろそろ、かしらね。
[ぽつりと呟き。
随分長い間離れなかった席を立ち、部屋の外へと出た]
─ 旗艦ヴィルベルヴィント・甲板 ─
おやま、派手だねぇ。
[自身を囲む水夫達を適当にあしらうように、しかし一撃で意識もしくは命を奪う。
対峙している者達からは、恐ろしいまでの余裕に見えただろう。
笑みを絶やさぬまま、何人目かを床に沈めて聞こえた声>>164に意識だけ向け。
左手のクレイモアを横薙ぎに払うと開いた眼前に身体を滑らせ、声のした方へと向かった。]
[散歩がそろそ想定していた道を一周するくらいまで差し掛かった頃。突然立ち止まると>>+262声が届いた。
にっこりと空に向かって笑みを向ける。
おそらくはリュカの耳にも届いたか。]
―――……そっかぁ。
[幸い、周囲にリュカ以外は居ない。
杖の先が床に触れて、コンと良い音を立てた。]
中へ…、な。
エスコートしようか、お嬢さん。
ギィ。お前さんの炎は…風に良く燃えるな?
[グレートヒェンは、精霊術師ではない。
ならば自分が適任だろう。そう判じて笑みを向ける。
ギィに風。というと、かの金の髪の精霊師は伝わるだろうか]
Rururu…Rariri Ra--
[ 人魚の歌は、少しずつ少しずつ、波音よりも強く深く、聞く者の耳を捉えるだろう。そして、その合間に滑り込むのは呼び声 ]
((リヒャルト…聞こえる?グレーテお姉さん、カシム…ボクはここだよ…迎えに来たよ…))
[ 激突する白銀と漆黒の、決着がつくのと、歌が船の全てを包み込むのは、どちらが先か…? ]
[二人に声を送った後は、いくつかの術を紡ぎ始める。
大半は陽動用のもの。
いくつかは、自分の身を守るためのもの。
いざというときに、ひと言で発動するように、
念入りに準備を行っていく。]
でもローシェンさん怪我してるんじゃないですかぁ〜?
[こてんと首かしげながら]
それに、いい女っていうのは大人しい淑女なだけじゃだめなんですよぉ〜♪
[そう笑顔で告げながらギィの方をちらりと]
にしても、奴は──…向こうか。
[低く独り語ちて、一瞬視線を波の向こうへと放つ。
脳裏に描くは明るい髪の海賊の面影、それに]
……来るなよ?
[届かぬ声を囁いた。場の誰にも意味は分かるまい。
彼は───フェリクスは。この手で、倒す。
他の手に掛かるのは、あまり望みたいとは思えなかった]
― 接舷部 ―
は、そりゃあお疲れさん、と言っとくか!
[腕の話>>167に返すのはこんな一言。
振るった漆黒に返る手応えを感じつつ、くるり、勢いに乗るように回転して立ち上がった]
跳ね回るヤツを相手取るにゃ、動きとめるのが基本だからな!
……ま、そのくらいで大人しくするとは……。
[ワンパターン、との突っ込み>>168に返しつつ、跳躍の動きを追う。
投げつけられた金は、あえて、避けない。
左の肩に一撃を受けつつも、真白で往なそうと試みるのは茶の一撃]
思ってねぇけど、な!
[それと同時、迎え撃つように漆黒で突きを繰り出した]
頃合バッチリかな。
――――ウィンディ。
Graviter opprimi Lucas X secundis.
[何時もより少し力の篭った精霊語の短い命令に、風精は大人しく従う。
リュカをほんの少しの間、本気で封じ込めに懸かった。
風が風を押さえ込むのは易くない、だからごく僅かな間だけを命じて。]
─ 旗艦ヴィルベルヴィント・甲板 ─
さっきの元気な声、お嬢さんのよね?
[手甲鉤から血を滴らせながら立ち回る姿に、飄々とした態で声をかける。
自分の手にあるクレイモアも同じように血に濡れているのが見えただろう。]
死にたくなくば退け、だっけ?
俺らも死にたかないけど、退くわけにはいかないんだよね。
そっちこそ、退いててくんない?
元々そっちから売ってきたケンカをこっちが買ってあげたんだからさぁ。
[軽い口調で言いつつも、瞳に宿す光は鋭く。
その視線は、対峙する彼女だけでなく周囲も油断なく見据えていた。]
うん、ちょっとね。
[リュカに答えたのと>>+287>>+289術を飛ばしたのはどちらが先立ったか。
どのみち時間はあまりない。杖を両手で握り締め、何時になく集中して言葉を紡ぐ。]
Nuper au Undine amicus pro me.
(僕の友達のウンディーネ、僕の頼みを聞いておくれ。)
――― Undine disponens in mare, cum
(海を配する水の精、彼らと共に――――)
Decet draconem, suscitavit ludens cum hoc navis.
(龍に成って、この船で遊んであげて。)
[術が完成すると、すぐ傍に居たウンディは船の外へ出て海へと飛び込む。
再び水精が顔を出すと、そこには水の乙女ではなく
水で作り上げられた、龍が顔を擡げていた。]
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