情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
───さぁせっかああああッ!!!
[青年へと肉薄し、左の剣を低く構える。
怒声と同時、右下から切り上げる斬撃が、
バネのように流れる動作で船縁に立つ青年へと向けられた]
[相手が掛けてくる言葉に、反応はしない。
精霊師にとって、言葉は武器だ。
戦いの場に踏み込み、突進してくる男を、風の刃が捉える。
それでも尚、相手の足が緩むことはなかった。]
Ventus―――,
[次の術のために、風精を呼ぶ。
その一呼吸の間に、肉薄される。]
――― fio aspis...!
[叫ぶように術を紡ぐのと、
銀の雷光が天地を逆に駆け上がるのは、同時。
飛び下がり、仰け反って剣から逃れようとするも、
灼熱が一文字に胸を焼いた。]
[相手の攻撃の速さと踏み込みの深さは、
予想を遙かに上回っていた。
噴き出すように展開させた風の盾が無ければ、
どうなっていたことか。
風の圧力を強め、続く剣を押し返すようにしながら、
体をさらに後方へ投げる。
飛び下がった体は、当然ながら船の縁を越え、
揺れるロープの上に留まった。
風の力を借りて危ういバランスを取りながら、
挑発の目で相手を見上げる。]
[胸の痛みは脈打って精神の集中を乱す。
あとどれほどの術を行使できるかはわからなかった。
滴る血が風に散りゆくままに、
唇を小さく動かす。]
Notizfine.
[呼びかけに応じるように、りぃんと音が響いた。]
/*
!!!ここに来て、あれか。
雷光は精霊術ではなかったのかということにwww思いが至る。
すまん、すまん。リヒャルトさんつええから!!!w
[風が、圧力となって吹きつけてくる]
────… ……っ、
[ぐらり。と、足が僅かにバランスを崩した。
青年の首筋を狙った刃は、風の力に逸らされる。
右の腕は既に己の意思を指先まで伝えない。
一瞬失いかけた視界を、意志の力でのみ繋いでいく。
青年の蒼い瞳に、挑発の色を認めた。
男が、再び口元に薄い笑みを刷く]
───礼儀、なってねえなあっ!!!
[赤の軌跡を引き、銀の光が一閃する。
剣は、青年そのものを狙うではなく、
その身体を支えるロープを断ち切るを狙って振りぬかれた]
[男が掛けてくる言葉に、やはり答えは返さない。
ただ、名乗りも無し、との言葉に、眉が上がる。
山育ちとはいえ、かつては支配階級にあった身。
言い返したくなるのを押さえて、小声で術を続ける。]
Commodo vox.
我に力を。
Ut meus lacuna fio verus.
我が言葉を真実と為せ。
[鈴の音が幾重にも連なり、右の目が輝きを帯びる。]
[男の剣が閃く。
こちらには届かぬ距離。狙いは足元と見て、短く風を呼ぶ。
断ち切られたロープが宙に撓って落ちる直前、
風の手に乗って、男の頭上高くへ飛び上がった。]
そこのお兄さん。
[頭上を飛び越し、緩やかに甲板へ落ちていく最中、
静かな声を掛ける。]
そのままだと、死ぬよ?
[声は音の精霊の力を帯びていた。
言葉の全てが真実へと変わる。
相手が、その言葉を真実だと思いこんでしまう。
そんな、力。]
ほら。もう動けない。
足に力が入らない、でしょう?
[言葉を続けながら、甲板へ降り立つ。]
駆海の白銀狼 ジェフロイは、人魚の子 シメオン を投票先に選びました。
駆海の白銀狼 ジェフロイは、人魚の子 シメオン を能力(守る)の対象に選びました。
やっと口を利いたと思えば───…
[りん。…──りぃん。
鈴の音が、幾重にも響く。…この声は危険だ。
脳に直接響くかの声に、心に警鐘が鳴り響く。
抗い難い力に意思を集めて抗しようする男の歯が、かみ締められた]
…っだらねえこと言いやがって、
[両の足を踏みしめる。
青年を振り返ると、今度は此方が舷縁を背負う形となった。
重い腕で剣を支え、双眸に抵抗の意を光らせて、
男は歯の間から低い声を響かせる]
終わらせる───…、なあ?
[ちらと、男の口元にこれまでと違う笑みが過ぎった。
ここで剣を合わせていた時は、いかほどか。
ボッカルーポを引きつけて、船を叩いて稼げた時の意味は。
今もまさに、仲間たちは敵船へと向かっているだろう]
…なあ、
それで勝てると、思っているか…?
[黄金の双眸が恐怖のいろを浮かべることはない。
けれど、そう。両の足は確実に力を失いつつある。
男は、それでもごく愉しげに笑みを浮かべ、
抵抗の
/*
リヒャルト
42回 残1423pt(4)
マジありがとうございます……
あそんだあそんだ!!!!ww
これで海にぼちゃーんだな。
…──こちら、ルフトシュピーゲルング。
[思考が言葉を紡ぐ。
目前の敵へそうは言っても、現状の不利は明らかだ。
それに己の限界も、また]
ボッカルーポと交戦。フェリクスの野郎だ。
奴らの足は止めた──…、が、
[少し、間が空く]
…リュカ。
もうじき、こいつらは引く。呼吸合わせて船を離れさせろ。
砲撃はしてこねえだろ…こっちからも必要はない。
あとはお前の判断で動け。
[妹分へと、念の輪を通じて思考を囁く。
口を開いて指示を送る余裕はもはやなく、
恐らくは、その先を自らが船を指揮することも難しいだろう。
念の輪を通じれば他にも通じるのを承知の上、言葉を送る。
尋常ならざる気配は他の面々へも伝わろうか]
/*
いやあ。
なんつー、楽しいログがwwwwww
うむり、眼福至福。
ていうか、それは拾っていい、って判じますよ!
さて、色々と派生させられるネタが来てるし、頑張って書きますか!
― マールシュトローム ―
被害報告!
[ようやく波を越え、船は安定を保つ。
それまでに砲撃があれば目も当てられなかったが、どうやら確固撃破とならなかったらしい。それは海賊側の暑苦しいものの無茶振りにより潰えていた>>187など露しらぬが]
…なんだ、あの砲弾は…?
[ヴィルベルヴィントを集中的に狙う砲。火の粉なが舞い上がってるように遠目にみえる。たまにこちらの近くにも主格はヴィルベルヴィントなのだろうとみとめる。]
[周囲を見渡す余裕ができたころ。>>216ゲオルギーネより念が入る。
視界にもまた炎の狼に乗って向かう姿が見えた]
了解した。そちらは任せる。
こちらは頭領に我らがきたという派手な合図を送る。
[あんなことまでできるのかと内心舌を巻きつつ、乗り移る手段を講じなくて済んだ...は主船に攻撃をするレイルーポルッジートへと船を寄せるよう指示を出すとともに、砲の角度が上がる]
[船を近づける。まだ近くに。マスト、もしくは甲板に砲弾を落とす。
その際に気づいたのか、流れ弾かでやってくる砲撃が見えた]
構うな。寄せよ
[甲板、剣の柄に手を当てる。ゆっくりと抜く。]
[僅かに蒼色の光を纏う剣は、己の内気が通ってる証
剣を下段に構え、流れるような動きで切り上げ。]
[勢いを亡くし甲板の上に落ちる二つにわかたれた触れるものを燃やす砲弾。]
仕掛けを探れ、その後、海水でもかけよ。
[剣を鞘の中に戻し静かに指示を出す。
その傍ら、砲に弾を込められる。
迅速に及ぶため、狙いは精度は高くない。まだ波が揺れ、更に傷を負った船でどれだけ狙いを定められるかなどわからないが、的はでかく数も打つのだ。構うまい。
また、ヴェルナーを拾いにいくものがいてくれるのならば、砲を狙うなどと地味なことなどする必要はない。
派手な合図を、ヴェルナーはわかってくれることだろう。]
[船の上での決着とその行く末は知らぬまま]
放て!!!!!!!
≪ズドォォォォォォン≫
[轟音を響かせて、レイルーポルッジートに向けての一斉発射という合図を行う。
ロー・シェンからの不振な念の報告はその後聞くことになった]
気功士 シュテラは、人魚の子 シメオン を投票先に選びました。
― 一方その頃・旗艦ヴィルベルヴィント ―
[──場が動き出す、少し前]
「……で」
「おう」
[舵を預かる操舵手と航行長──現状の旗艦責任者は、指示通りの位置に到達すると、ひくーい声を上げていた]
「大将はああいったが……」
「現場の判断は臨機応変、が、ヴィルベルヴィント流だろうよ」
[交わされるのは不敵な言葉と、笑み。
……元より、後方で大人しくする気などは、全く、ない]
「……術師連中、まだいけるな!
大将一人に、美味いとこ持ってかれるわけにはいかねぇ……行くぜ!」
[航行長の激に返るは、同意の雄叫び。
そんな中、古参の操舵手はふう、と息を吐く]
「……ったぁく。
あーいうとこ、ガキの頃とぜんっぜん、変わってねぇよなぁ」
[そんなぼやきは一瞬の事。
後方で僅かな時間停止していたヴィルベルヴィントが戦列に戻るまでの時間は、さして長くはなかったとか。
それでも、舵が本調子でない事もあり、常の軽快さは損なわれている現状。
牽制と援護──それから、砲撃の引きつけに集中する事となるのだが]
「……地味な仕事だが……大将の帰る場所をなくすわけにもいかんしな」
[切り込まないのか、という言葉に、航行長が返すのはこんなぼやき。
ヴィルベルヴィントの名を旗艦に残すと決めた時の様子──『これは、俺にとって一番大事な名前だから』と無邪気に笑っていた姿が、突出と無茶を諌めていた。*]
/*
んー。
砲撃の狙いとか確定とかは結構手加減してやってたんだが。
ここまでやられるってことは、遠慮しないでやって良いってことだよな?
こっちの船があまりにもダメージ食らい過ぎだと思うんだが。
夜襲の時に暴れるかねぇ。
― 主船レイルーポルッジート・甲板 ―
[紡いだ言霊は、自身の高揚を維持するためのもの。
『挨拶』は済んだ。ここに長居はできない。
嫌な予感がする──当たらなくていい手合いの]
状況、どうなってる!
こっちゃ、『挨拶』は済んだ、結果は上々、一度お暇──!
[環を介し、伝えようとした言葉は、不意に聞こえた『聲』。>>238 >>242
人魚の子が思う通り、『痛み喰い』により一部の感覚を遮断している身には、物理的な影響はない──『物理的』、には]
……んなっ……!?
[『聲』の内に込められたもの。
これまで、幾度となく接し──そして、その大半を飲み込み、喰らってきた想いが、内に響く]
……っの……。
そう思うん、なら、なぁっ……。
[想いの強さに、そして、その強さに惹かれる漆黒に飲まれまい、と。
真白をきつく握り締め、吐き捨てたのと同時──派手な『合図』>>304が、響き渡った]
[はっと振り返った先に見えたのは、マールシュトロームの姿]
……ったく……あんの、跳ねっ返りが。
[そこまでやらんでも、と思いつつ。
迎えが来たならば、と現実へ意識を向けようとした刹那──魔精霊とそれに近しき漆黒が、短い刹那、体の動きを制した]
……っ!
黒焔、とまれぇぇぇぇぇっ!
[響く絶叫。
傍目には、何が起きたか、の理解は難しかった事だろう。
近づいてきた人魚の子へ、誘われるよに舞う漆黒。
それを押し止めようと、真白が右の腕へと振り下ろされる。
零れる紅。
手からすり抜けた漆黒は、その思惑のまま、人魚の子の腕へと抱かれる。>>244]
っの、てっめぇ!
死ぬ気かあああああっ!
[そのまま海へと向かう姿に、また、絶叫しつつ。
波打つ碧へと身を翻す子を追って──自分も、落ちた]
― 海の中 ―
[向こうの事情や思惑などは当然、知る由もない。
ただ、意識にあったのは──漆黒を抱いた者が、そのまま剣に喰らわれるのを止めなければ、という、ただそれだけ。
……ようするに、後先全く考えていなかったのだがまあ、それはそれ。
自身は知らずとも、海に近しき血を引くが故にか、水中でも比較的動く事はできる。
できるのだが。
身に負った傷の事は、痛覚を止めていた事もあり、完全に意識から抜けていた。
ゆら、ゆらり。
飛び込んだ辺りの海面には、紅い色が浮かんで消える]
― 主船レイルーポルッジート・甲板、砲台付近 ―
[耳に付く怪音に気を取られて、後ろを振り返っていたせいで、あちらさんの一斉射撃への反応はおおいに出遅れる。>>304
――と言っても砲手が出遅れるだけで、船は何かしらの動きを見せたかもしれないが。
不味い、と思いながらも視線は更なる動きを見せるシメオンらから離れられなかった。時間にして刹那のうちに、シメオンも向こう側の大将も、海のほうへと落ちてゆく。]
!
――――ウンディ!
[咄嗟に呼ぶのは、海の中に待機させていた乙女の名。
今落ちた者らを助けるよう呼びかける。乙女の問いには念のようなもので返す。]
(助けられるんならどっちも!
駄目なら――ああでもちょっと無茶してもAuxilium duo! Absolute!)
[無茶振りが伝染ったのか、守護精霊にも無茶を飛ばし、二人ともを助けるように呪をかける。
魚の尾を持つ水の乙女は、眉下げながらも命に従い、落ちた二人の元へと向かい、叶うならば手を引いて海面へと導こうとするが、叶うかどうか。]
[先に碧へと落ちた子の姿はどこにあったか。
見つけてそちらへと水を掻いた時──何か、聞こえた]
(……っ!?)
[波の音のような。
風の音のような。
ごくごく、ささやかな。
歌う、声。
声は優しげで、でも、哀しげで。
それから──懐かしくもあった]
(助けられるんならどっちも!
駄目なら――ああでもちょっと無茶してもAuxilium duo! Absolute!)
[無茶振りが伝染ったのか、守護精霊にも無茶を飛ばし、二人とも助けるように呪をかける。
魚の尾を持つ水の乙女は、眉下げながらも命に従い、落ちた二人の元へと向かい、手を引くか身体を押し上げようとするが叶うかどうか――。]
(これ……前にも、どこか……で?)
[聞いた気がする。
確か、あれは──16年前に。
家出をして、潜り込んだ海賊船で見つかって。
海で暮らしたいんだ、と訴えて、それから。
テストと称して、海の中へと放り込まれた時に、衝撃で沈みかけた意識を目覚めさせ、海面へと導いてくれたのは、確か──]
(この……声?)
「二人助けて!絶対に!」という
願いは、精霊語で唱えれば命令になる。
絶対、に従い乙女は泳ぐ事になるわけで。
後になって「お願い」が「命令」へと変えて
不味いかったたかなぁと思うのもまぁ何時ものことである。
― 主船レイルーポルッジート・甲板 ―
[闇に落ちた意識の中。
遠くで、誰かが泣く声が聞こえた]
(…── シ メ オン ──…?)
[その中では名を呼ぼうとしても声が出ない。
泣く声は延々と甲高い音として響き続けた]
っつ……!!
「ジェフロイ!」
[目覚めて直ぐに感じたのは、胸に走る鋭い痛み。
耳の傍でフォルテの声が聞こえ、視線だけをそちらへと向けた]
く、っそ…!
「動くなジェフロイ、まだ傷の手当も終わっていない!」
んな、とこ、で、寝て、られっか……!!
[フォルテの制止を振り切り、右手を支えに上半身を起こす。
周囲では耳を押さえて蹲る団員や、それを介抱する団員、放たれた砲弾の対処をする団員など様々居るだけで。
乗り込んできた張本人の姿は見えなかった]
…にゃろぉ…。
[引き上げたのか、と悔しげに唇を噛む。
踏み下すどころか斬り飛ばされ、取り逃がしてしまった自分の力量に腹が立った]
[シメオンが仕出かしたことは知らぬまま、団員に支えられながらどうにか立ち上がり。
手当てを受けるべく船長室へと進みかけたのだが、ふと違和を感じて辺りへと視線を巡らせた]
…おい。
シメオンは、どこだ。
[ジェフロイがこのような怪我をすれば飛んで来そうなものなのに、その姿がどこにも見えない。
身体を支えていた団員が一瞬、言葉を濁した]
──分からねぇって、どう言うことだ!
[言葉を濁す団員から聞き出した内容に怒気を孕んで声を荒げる。
聞けば奇怪な音のせいで皆耳をやられ、何があったかは見ていなかったとのこと。
ただ、ヴェルナーが何かを叫んでいたことから、彼に何かをしたのではないか、と言う推測だけは出来たと言う]
音が止んだ後にはヴェルナーもシメオンも居なかった、ってことか。
………おい、精霊師に命じて海の中を探らせろ。
ここからどこかに行くなんざ、海以外に無ぇ。
…何してやがる、さっさと行け!!
[如何にシメオンが海に慣れていると言っても、この状況では何があるか分からない。
ましてやヴェルナーに何か仕掛けたとするなら。
場合によってはただでは済まない。
自分を支えていた団員に別の指示を出すと、ジェフロイは自分の足でふらつきながら船長室へと向かう。
しばらくの間、レイルーポルッジートのことは団員に任せることとなった。
方針は先に命じたものと変わらず、敵艦隊が仕掛けてきたならやり返すというもの]
[その声が誰のもので、何を思い、歌を紡ぐかは知らない。
知る者の殆どいない、海から来た娘と無骨な剣士の恋物語、その顛末。
──ひとりのこされた子は、その物語を知らず知らされずに、ただ、願い歌を聞くばかり]
(……っ……て、考えてる場合じゃねっ……)
[思考に耽っている場合じゃない、と。
気づかせたのは、視界のブレ。
妖の血は引けども、体は人のそれ、限界はある。
漆黒が手を離れている現状は、魔精霊とのリンクも緩い。
ヤバイ、と。
思う所に差し伸べられたのは──水の乙女の手>>316]
(……精霊?)
[一体何故、との疑問はあるが、手を拒む余裕はない。
差し伸べられた手を取り、導かれるまま、目指すのは──海面]
─ →海面へ ─
― 主船レイルーポルッジート・甲板 ―
[ 漆黒の刃を抱き締める。愛しい者を抱くように…刃のつける傷よりも、宿る魔に内側から命を喰らわれるような感覚の方が強い。意識はすぐに闇に呑まれ、目前で己が血を流してまで、それを止めようとする剣士の姿>>311は、まるで夢の向こうのように遠かった ]
(ジェフ…ごめんね…)
[ それでも、最後にその赤い目に映ったのは、倒れたままの海賊の姿で… ]
ru…
[ 人魚の子の唇から、音無き声が途切れ、漆黒を抱いて波間に沈んだその後に、甲板には、ジェフロイのために(と、彼は気付くだろうか?)数滴の血を残したクリスタルのロケットが、ぽつんと、転がっていた ]
― 主船レイルーポルッジート・甲板、砲台付近 ―
[後は精霊と海賊連中に任せつつ、こっちはこっちで反対向かないときっと暑苦しい制裁を受けるので、振り返る。
括弧撃破しなかったせいで>>301>>302、存外近くに船があった。]
近付いて来てるのは1船だけ?2船?
ああ主船も来てるね。
向こうからの攻撃はわりとおざなり?それともさっきの合図みたいな一発だけ?
あ、それとこっちの副船は?
[状況整理兼ねながら、自分とこの船の位置も確認。
副船は敵の1船と近いが、別に危機的状況という程でもないように見えたのでひとまず置いておいて。]
……どーすんだろ。
船の動かしは仕事の範疇じゃないし…。
とりあえず、砲弾撃って離そっか。
簡単に逃げてくれるとは思えないけど。
僕が渡した弾まだ余ってる?
[作るのにひと手間かかる弾だ、残りはそうある物でもない。
弾を調べられている事>>303までは知らないが、精霊を使っている以外
、複雑な仕掛もない。すぐに概要はバレるだろうが気にする余地はなかった。]
んじゃ相変わらずこっちは足並みそろえなくていいから、
追っ払いかねて撃ってー。
あ、海はなるべく狙わないようにね!
うっかりシメオンに当たったら大変だし。当てて行こー。
[シメオン+もう一人だがそれは口にせず。
微妙にやる気の薄い指示を出しながら、再び主船からは砲弾が、範囲の内にいる船に飛んだ。
打ち込む弾は通常のものの割合が多いが、時折炎弾もまだ混ざってはいただろうか。]
― 海中 ―
[ 海は故郷…母なる場所。産まれ出で、やがては還る永遠の奥都城…… ]
『むかし、りゅうぐうのおひめさまが、ちじょうのひとをだいすきになったの』
[ そのおとぎばなしを聞かせてくれてのは、母だったか、それとも時折訪れていた母の姉妹達だったか ]
『おひめさまは、ちじょうで、こどもをうんだけれど、そのこを置いて、りゅうぐうにもどらなければいけなかったの。だからおひめさまは、いまでも、こどものことをおもって、りゅうぐうのおしろでうたうのですって』
[ 闇に喰らわれる夢のなか、何故、そのおとぎばなしを思い出したのか…聞こえてくる「うた」が、歌であることも認識できなくなった人魚の子には、判らないままだった ]
― 海面 ―
[落ちた時に微か聞こえた、名を呼ぶ声。>>324
極限だった事もあり、気のせいか、とも思っていたのだが]
……あー……と。
ギィ?
なんだ、それ?
[精霊の類なのは見てわかる。
わかるんだが、初見のソレが何かわかるほどには詳しくない。
故に、浮かび上がるなり飛んだのは、ある意味惚けた問いかけだった]
/*
>ギィ
足場にするために1隻奪うならそれなりのリスクを負え、ってことな。
いくらNPC船だったとしても、同じように船に乗ってるわけでもないPC1人で簡単に制圧されてしまうのは頂けない。
― 主船レイルーポルッジート・甲板 ―
[右手で胸の傷を押さえ、覚束ない足取りで船長室へと向かう途中。
コツン、と爪先に当たるものが転がっていることに気付いた]
……これは……。
[足元に転がっていたのは、見覚えのあるクリスタルのロケット>>328。
傷口から右手を離し、膝を突いて転がっているそれを拾い上げる]
アイツ……。
[これを落として行ったのはわざとなのか、偶然だったのか。
ジェフロイにそれを知る術は無い。
だがその中に秘められた効能は、今の自分にはありがたいものだった]
[シメオンとヴェルナーと、手を伸ばしたのはどちらが先だったか。
ともあれ水の乙女がヴェルナーを海面へと引き上げ>>325、問題なさそうなのを見届けると、男に向かってぺこりと一度頭を下げた。まるで敬意を払うかのように。
男の名を呼ぶ者が近付くようなら、乙女は再び海に沈まんと身を翻した。>>335]
シメオン……無事で居ろよ……!
[拾い上げたロケットを握り締め、膝を突いていた状態から立ち上がる。
団員に飲み水を一杯持って来るよう指示し、船長室へと入って行った]
[ ヒレ耳の後ろに、魚と同じエラを持つ、人魚の子が海で溺れる事は無い。
そして深い深い海の底、その身が沈みきる前に、カシムの願いを聞いた水精が、水流をもって押し上げる ]
[ 本来の持ち主の手を離れ、制御されぬ魔と化した漆黒の剣を恐れ精霊達の手も直接には触れてこない。けれど、元より海のものである人魚の子は、容易く水流に乗って海上へと浮き上がった ]
― 海中→海上 ―
― 帆船ルフトシュピーゲルング・見張り台 ―
[当然だが、甲板戦の心積もりだった。
まさかウチの頭領と同じようなことを(もう少し安全にだけど)やる者が相手にいるとは思わなくて、それは驚いたけど]
船に似合った、とでも言えばいいのかな。
大物使いだ。
[手を出すな、と言われたから下には降りなかった。
イザという時には大技を使えるように、風を自分の中に取り込んでいって。
それが少しばかり裏目に出た]
/*
そういや独り言で御頭にいらんことを言った気がするので、遅いと重いつつもここで謝罪しておきます。ごめんなさい。
いやずっとやっちまった感で気になったので気持ちの切り替えの為にも一回入れておかないと、と。
これは…やられたな。
[直撃した。たまは船体より船室を打ち砕き。船に浸水を許す。落ちた船員も今やどこにいるのか―]
最低限の人員をまわし、浸水を防げ。
『ぬぉぉぉぉ、えくぼの素敵なマールシュトロームちゃんがぁぁぁあ』
[指示が飛ぶか同時かぐらいに、あんだけ色々あってもまだまだ元気な船大工が駆けていく。えくぼなんてあったのか?いや、今はそんなことはいい。]
水の精霊術師は落ちた船員を安全な場所まで移動できたらしろ…無理ならばよい。
[他に引き上げられるのを祈るしかない。今はこの状況でできることをするだけ]
距離を取れ。ちんたら動いて二弾目をうけるなよ!!
シェェェンッ!!!
[
ここからは、僕達がっ!
[風を纏い、四足の獣のように宙を駆けて、後方へと下がった男とシェンの間に降る。
体勢を戻すよりも早くフェリクスに打ちかかった味方が倒され、敵方からも増援が乗り込んできて乱戦となった。
これはとても不利だった。精霊術を使えば味方を巻き込むし、短剣はあくまでも身を護れるというレベルでしかない。
一度だけフェリクスの横合いまでも迫れたが、軽くあしらわれ弾き飛ばされてしまった]
― 帆船ルフトシュピーゲルング・甲板 ―
― 海面 ―
[どちらのどの船から飛んだものかはわからないが、近くを漂っていた板を引き寄せ、身をもたせかける。
導いてくれた水の乙女に向けるのは、笑み]
ん……誰に言われて来てくれたのかはしらんけど。
ありがと、な。
[敬意を払うが如き礼>>335にはやや戸惑うものの。
離れてゆくのならば、引き止める事はしなかった]
あ、お帰りなさい?
[と、ズレた返事を返した。]
この仔、私の剣にいた精霊。
色々考えてたんだけど、契約しちゃった。
[あっけらかんと言い放つも、逆切れに近い形だったのは伏せておく。]
そのままだと水に余計な体力奪われるよ。
[と声を掛け。
フレアに頭領ともう一人を背に乗せるように伝えた。]
……ま、それはともかくとして。
[水の力で押し上げられてきた子>>340は、未だ、その腕に黒を抱く。
白は鞘へと戻り、対を呼ぶよにりぃ、と鳴いた]
どーすっかねぇ……離してくれんと、連れてくしかねぇんだけど。
[自身の限界も近いのは、感じている。
何より──嫌な予感も、未だ、続いていた。
戻らなくては、と。
意識が、騒ぐ]
/*
ぷっかぷっか浮かびながら、ログ読んでるわけですが。リヒャくんの表現と拾い方の上手さが相変わらずでトキメく。
そして、しっかり後継いでくれたカシムと聲に反応してくれたリュカ、ありがとうありがとう!愛してる!
…でも駄々捏ねるけどね、このこ(
こちらマールシュトローム。頭領。クラウゼヴィッツ殿。聞こえるか?
どじって被弾した。
無理をするにも後一度といったところだが、そちらはどうであるか?
[目標を果たさずに退くことなどありえない。
それゆえにまだ、砲撃の範囲内から出ていくこともせずに、見えぬ状況に焦りを帯びた念を二人へと飛ばした]
― 主船レイルーポルッジート・甲板、砲台付近 ―
「いやっほおおお!ざまぁみやがれってんだあばずれぇ!」
[ほど近くに居た船に、砲弾は見事に直撃した>>339>>343らしく、他の砲手らが手を叩いて大喜びしていた。あばずれって何ぞ?とか思ったが怖いので聞くのは止めておく。]
「ところで兄ちゃん、普通の弾撃ってんのに火が上がってんだけどありゃ一体何だぁ?」
さー?たまたま火の気のある所に当たったんじゃない?
「おぅ、成る程そうかー。
船の上で火の扱いを注意しねぇとは、奴ら海の男の風上にもおけねぇ!」
[すっとぼけて適当言ったら通用した。
みんなこんなだったら有り難いんだけどねーとか思いつつ。]
/*
昼間動くと追いつくのが大変ですー。
でもでも、リヒャルトさんもシェンもカッコイイので、もっとやってー!という思いもいっぱいあるんですがw
お邪魔はしたくなかったので、乱戦に巻き込まれた相当にしてみたのですよ。
時間があればフェリクスさんとも遊んでもらいたかったケド、接続時間を見るだにあちらも余裕なさそうに見えるので、ちょこっと触れただけに。
さて、風呂鳩だと装飾が大変なわけで。
急いで行水してこなければ!
風詠み リュカは、人魚の子 シメオン を投票先に選びました。
……いや、この状況って、お帰りただいま、でいうとこじゃなくないか?
[砲撃戦は未だに続いており、周囲の波が激しく揺れる。
返された説明>>349には、メル殿がいってったっけか、と。
配属の際、宰相から聞かされていた話を思い出して一先ず納得した]
ああ、そうだな……ちょいと、俺も燃料切れが、近い……。
[水から上がる事は構わないから、頷いて。
引き上げられるのに、逆らう事はしなかった──できない、というのは、置いておく]
……って……。
こちら黒焔、すまん、今浮き上がってきた!
これ以上長居する必然はない、後退後、隊を立て直す!
[焦りを帯びた声>>351に、とっさ、返すのは後退指示]
[自分の力があまり効いていないことに怒ったか、
鈴に似た音がりんりんと忙しなく鳴っていた。
それを一旦宥めて、すらりと姿勢を正す。]
リヒャルト・セレス。
あなたの戦いに、敬意を表して。
[送る礼は略式なれど上流階級のもの。
わかるものであれば、それだけで
大陸中央の出身だと知れよう。
姿勢を戻した青年の衣が、不自然な風に浮き上がる。]
[ぬぉぉぉぉ。俺を砲につめて飛ばせぇぇぇ。やつらをぶんなぐらねぇと気がおさまらねぇぇ!!」
「あほうが!!海の藻屑になるだけだろう!!」
「俺はやるぜ!!俺はやるぜ!!俺はやるぜ!!」
「バ カ ヤ ロ ウ !!!」
[被弾してもなにゆえか元気で暑苦しい集団と、比較的良識なために影が薄いものたち。]
良き旅路を。
Abolesco is.
[吹き飛ばせ。
ごく短い命令に従って、圧縮された気弾が解き放たれ、
唸りを上げて、男へと襲いかかっていった。]
― 海上 ―
[ ゆらり、ゆらり、黒いフードに包まれた銀の髪が波間に揺れる、完全に意識は喪っているはずなのに、その手に抱いた黒の剣は、固く握りしめたまま、手離すことはない ]
[ 抜き身の刃を握る手は、赤い色を海に広げていくばかり…そのうち貧血で自然に手は離れるかもしれないが、その頃には命の方も尽きているだろうと思われた ]
それよりそういやさ、みんなさっきの音の影響ないの?
[音、というのはさっきのシメオンのアレである。
きょとんとした顔で見るも、豪快そうな海の男達は笑み一つ。]
「音ぉ?砲撃手が音の一つや二つで倒れてたまるかってんだ!
気合だ気合ぃ!
気合があれば海の男ぁ、弾にでもなって飛んで行けるんだぜ!」
……………………あー、うん。そうだね…………。
[もやはどこから突っ込めばいいのか。
砲撃手だから音に強い。……だけで片付く問題なんだろうか。
とか一瞬思ったが、まぁちょっと距離があったし、相乗効果だうん。と納得させることで、突っ込むのは暑苦しいのもあって止めといた。
遠くで弾云々実践しかねない勢いの似た人がいるのは、当然知る由もなかった。]
……さて、それじゃ、と。
ヴィルベルヴィント、聞こえるか?
……どーっせ、後ろで寝てなんていなかったんだろ?
マールシュトロームの後退を援護、こっちゃ海上にいるから、適当に合流する!
[短い返答>>360に、すぐさま指示を飛ばすのは旗艦。
返されるのは『大人しく下がるなんて勿体無い事できますかい!』とかいう返事だった。
程なく、始まるのは援護目的の牽制射撃。
旗艦は火精の弾も幾度か喰らったようで、帆が数箇所焦げて外されていた]
[>>347沈む前、向けられた笑みに乙女も淡い笑みを返して一度沈む。
もう一人、命じられた通りにシメオンを>>340水流を使い押し上げる。
カシムがやや慌ててかけた命は「絶対に」という強制付きだった。
だからこそ、水を漂う赤い色>>359に、乙女の眉は下がったまま。
剣の影響で近寄る事は出来ない為に、心配そうに周囲をうろうろと暫くの間泳いでいた。]
[真顔で頷き返され>>361、一瞬、おいっ、という表情になったのは、已む無しという事にしておこう]
……ま、そうとも言うが……ああ、どうやら、そうせんとならんらしい。
黒狼持ってかれるわけにも、黒焔に持ってかせるわけにもいかん。
[波間に揺らめく紅>>359が意味するものはわかるからこそ、こう言って。
漂うその肩を捉えて引き寄せると、しっかりと刀身を握る手、そのやや上の部分を思いっきり、握った]
……いい加減、目ぇ覚ませ、このバカ黒狼。
血が欲しいんなら、いつもと同じく俺がくれてやる。
[なんか物凄い問題発言交えつつ、剣に帰還を命じる。
強制と人魚の子の意思、果たしてどちらが勝るのか。
何れにせよ、時間がないのは確かな事で]
……やれやれ。
なんで挨拶に来て、人攫いまがいの事せにゃならyt,>
[間違いなく、自業自得です]
で、まあ、なんだ。
さすがに、くわえてってのは、問題だろ。
こいつは、こっちで抱えていけばなんとかなりそうだし。
その上で普通に、二人乗りすりゃいいんじゃね?
[問題発言したりため息ついたりした後。
聞こえた違う意味での問題発言に、突っ込みいれておいた]
― 主船レイルーポルッジート・船長室 ―
[用意された水に、クリスタルのロケットから一滴だけ落とし溶かして。
それを一気に飲み干すと、胸の傷が内部から徐々に癒えていく。
しかし傷に対して含む量が少なかったか、完治までは至らず。
胸の表面に傷痕が残ってしまった]
…十分だ、身体が動けばそれで良い。
[失った左腕を思えば傷痕なんて軽いもの。
身体が動くことを確認すると、刻まれた衣服を右手だけで脱ぎ捨てた。
新しい衣服を取り出し身に纏うと、再びフォルテを左肩へと据えた]
「これからどうする。
どうせこのまま、と言うわけには行かぬのだろう?」
当然だ。
この借りは必ず返す。
過去のことも含めてな。
[クリスタルのロケットは首にかけ、踵を返すと共に白銀のファーマントをばさりと翻す。
甲板へ出ようとする足取りは、力強い]
― →主船レイルーポルッジート・甲板 ―
野郎共! 状況を報告しろ!!
[甲板に出るや否や、砲撃に修復にと忙しなく動く団員に声を張り上げる。
姿を現したジェフロイに、先程までの怪我の様子は一切無い]
船腹砲台の修復は最低限に留めろ。
砲台の修理は捨て置け。
連中の動きはどうなってる!
[甲板の縁へと歩み寄りながら、砲撃の続いていた先へと視線を転じる。
見えたのは砲撃範囲から撤退していく船の1隻>>360。
他の敵船も、撤退の指示が出たのか近付く素振りは見えなかった。
代わりに向かって来たのは、撤退援護のためらしい牽制射撃>>363]
ふん、引くか。
もう数発ぶち込んどけ!
だが追う必要は無ぇ!!
こっちも体勢を整える!!
ボッカルーポにも撤退命令出しとけ!!
[新たに指示を出して海上の動きを観察した]
… 悪い、しくった。
[一瞬短く放たれた思考。視界の空と海が逆転する。
剣の行方を見ることも、返るものを聞くこともなく、]
― 主船レイルーポルッジート・甲板、砲台付近 ―
あ、ほら期待されてるだろうから手は止めないで。
範囲外に逃げたら撃ち方止めで。
近付いてこないなら、今はそれでいいよね。うん。
[現状追撃までは難しいだろうと判断し、船が離れていくようなら深追いはせず砲撃はやがて止まってゆくだろうが。>>351未だ離れずといった距離であれば断続的に弾は飛ぶ。]
逃げないねぇ。
向こうさん何してるんだろ。こっちに攻め入るでもなく。
……んー………
[原因を考えて、一瞬、『回収』という二文字が浮ぶ。
そうえば、本気で大将一人で攻めきれるはずもないんだよね。
と思い至るのはその直後。]
……うーん、だとしたら攻撃しっぱなしも不味いんだけど。
いきなり止めるのはちょっとなぁ。
[勢い付いているので不自然だろう。]
……まぁ、何とかするかな。向こうが。
[これも突っ込んできた分相応のリスクなんだし。
と指示と呟き兼ねてる最中に>>360反撃が来た。
再び狙われるのは腹砲らしく、上に損害は殆どない。それは有り難かったが、狙われた位置が位置なだけに、避けるのも難しいようだった。こちらもがりがりと削られてゆくか。]
あれ反撃?てことは捕まえたのかな。
逃げてるなら撃ち方止め―――…って、え、まだ撃つの?
[撃ち方止めの指示を出そうとした所で>>372御頭の指示が伝えられる。]
んじゃもうちょっと撃っとこー。
[そういうわけで後数発、逃げる船へと追撃の数発が打ち込まれた。この辺りにくるともう炎精の弾は切れ気味で、ただの弾が打ち込まれるばかりだっただろう。]
[言葉交わしながらも、海上の流れは追っていた]
……マールシュトロームの離脱を確認したら、ヴィルベルヴィントも速やかに撤収!
あちらさんのお土産なんざ、もらう必要もねぇ!
[『そんな不味いもん、押し付けられませんよ!』と返す航行長の声に、ふ、と一つ息を吐いたのも束の間]
― 主船レイルーポルッジート・甲板 ―
[知らぬうちに敵旗艦がダメージを受けていることを知る。
誰がやったかを聞けば、カシムの名が挙がった]
ほぉ、奴がなぁ…。
[精霊師だと睨んでいる青年。
若干興奮気味に説明する団員の話を聞く限り、やはり精霊の力を借りているように思えた]
さっき撤退してった船もだいぶ食らってたみてぇだな。
初手では手痛く食らったが……まだツキは落ちてねぇ。
他の船が戻ってきたら被害状況を確認しろ。
その状況から次の手を考える。
[更に団員に指示を出し、もう一度敵旗艦へと視線を向けて。
副船帰還の報が入るのを待った]
そこはあれだ、俺とお前じゃ、無理の許容範囲が違う、って事にしとけ。
[問題発言への突っ込み>>375に、一瞬引きつるものの、さらっとこう返した]
それに……ここにいる連中は、俺にとっては、大事なモンに変わりない。
望んで無理してほしい、とは思わねぇよ。
[そんな風に、軽く言って]
怪我って言っても、今は痛みは感じてないんだが……ま、ここは大人しくしとくよ。
[先に、という言葉には>>381、逆らわずにおいた]
うぁっ…
[灼熱感が右肩を貫く。
直前で身をひねらなければ、
胸の真ん中を貫いていただろうそれ。
痛みを堪え、唇を噛み締めて声を殺し、
舷側を見れば、敵手の姿は既に無かった。
遙か下から、波を割る音が聞こえた
―――ような気がした。]
[ともあれ、漆黒も我に返った──と、言っていいのか、人魚の子の命を削るのは思いとどまった様子。>>383
力が緩んだと気づくと、すぐに手から引き離した。
傷から血が溢れるが、刃を当てたままにしておくよりはいい。
主に、精神的なあれそれにおいて]
……早目に、医療船に収容する必要があるな……急ぐか。
あー、なんか、応急処置につかえるもの、あるか?
[そうして、離脱。
ヴィルベルヴィントも撤収を始めるか。]
…手ひどくやられたものだ。直せるか?
[すぐには無理であろうけれども]
『今直してやるからなぁあ!!マールシュトロームちゃん!!俺の熱い思いよ天まで届けぇぇぇ!!』
『俺はやりたいないぜ!俺はやりたりないぜ!!』
[…まあ、しばらく、運行は無理そうである、うん]
………、撤退、を。
船長、は?
[手近な団員に問いかけて状況を確認する。
必要ならば号令を掛けなどしつつ、
自分もボッカルーボへと撤退した。
肩を貫いた剣は、今だそのままに。]
/*
ところで、表で言うと混乱するので、ここで呟いておくのですが。
ほんとは、襲撃で落ちたかったですwww
【聖痕者で喰われは、ろまん】
─ 帆船ルフトシュピーゲルング・甲版 ─
おや、随分つれないねぇ。
わざわざ俺のこと探してまで会いにきてくれたこともあるくせに。
[シェンの答え>>255を残念がる言葉を吐きつつも、軽い笑みは変わらない。
鼻先で笑いながら金の髪が返してきた問いにもその笑みは変えないまま頷き。]
あぁ、寂しかったとも。
だから今度は俺から会いにきてやったんだぜ、アモーレ?
[口にした甘い言葉とは裏腹に、笑みを彩る口元を皮肉に歪めた。]
……は?
あった事あるかも……って。
[引きつりながらの言葉>>392に、きょとり、とする。
海賊団の主船にいた者との結びつきが、脳内でうまくいかなかったらしい]
あー……まあ、話は後、かな。
応急手当して、帰還しよう。
マールシュトロームも引いたし、ヴィルベルヴィントも後退させるし。
─ 帆船ルフトシュピーゲルング・甲版 ─
[決着がついた一瞬の間を置いてボッカルーポに響く歓声>>263。
自分の合図に応え接舷してきたボッカルーポから、帆船へと仲間達が乗り込んでくるのが見えた。]
悪いなぁ、あんまり大勢じゃ失礼だと思ってたんだが。
どーも俺一人だけ楽しんでるのが面白くなかったみたいで。
[シェンの言葉>>266に軽口を返しながら、かかってくる敵船員を切り捨てた。
雌雄は決した、敵陣に長居する気はない。
対峙している金色は未だ強い戦意を放っているが、あと一刀浴びせることができればもう立つことはできまい。
そう思い振り上げた剣は、しかしシェンを切り裂くことはできなかった。]
─ 帆船ルフトシュピーゲルング・甲版 ─
…おやまぁ、随分と熱烈な歓迎ですこと。
そんなに俺に相手してほしい?
[振り上げた剣を、一人の船員のそれが止める。
がら空きになった胴体に向かい斬り付けてくる男に蹴りを放ちながら、くるりと後ろに回転する。
シェンを傷つけさせまいとするか、それともシェンを傷つけた仕返しの為か。
あからさまな殺意を見せる敵船員達に囲まれた男の笑みは、余裕の現れに見えただろう。
相手の感情を逆撫でするよう計算された振舞いは、船員たちには絶大な効果があった。]
─ 帆船ルフトシュピーゲルング・甲版 ─
ったく。
楽しんでるとこを邪魔なんて、なってないねぇ。
[そうぼやきながらも表情は楽しげなまま、船員たちを切り伏せていく。
そんな中、自分に剣を向ける者達のなかに一見この場に場違いな程小柄な姿>>344を見つけた。
一刀に伏すのは簡単だったが、先の怒声の中でシェンの名を呼んだものと同じ声に気まぐれを起こし。]
俺に構ってる暇なんてあるの?
お嬢さん。
[突き出された短剣を軽くいなしながら顔を近づけ、耳元でそう囁く。
リュカが少年か少女かは解らなかったが、どちらであっても嘲る響きは通じただろう。
顔を離すと共にリュカを足蹴にし、彼女を輪から弾き飛ばした。]
─ 帆船ルフトシュピーゲルング・甲版 ─
[どれくらい船員達を相手したか。
仲間が一人、また一人と加勢に入ってきて自分を囲む人の檻は壊れる。
自由になればすることは一つだ。]
もー充分遊ばせてもらった!
これ以上の長居は失礼だ、引き上げよーぜ!
[そう宣言して、仲間達を船に戻そうと甲板を見回す。
そこで目に入ったのは、金の髪が放った何か>>358を受け海に落ちていく金色>>378の姿だった。]
みな、すまぬ。
無茶につき合せた。もっとうまくやれておれば…
[いや、それは言い訳にすぎぬ。言葉を止めて、船員に静かに頭を下げる。
慰めの言葉にも軽く横に首を振りそうになるが。
頭領の下にいればいつものこと。とか。次は十杯で返しましょう。とか。いわれ、その言葉に慰められる。
熱い男たちも何かいっていたが、言葉にならなかったので横においたやつ]
小舟を用意してくれ。
流れ着いたものを探す。精霊術師も何名か力を貸してくれ。
その後、ヴィルベルヴィントへと戻る
[表情を改めて指示をだし、投げ出され運良く近くにいるであろうものたちを探し始めた]
[一先ず状況が動から静へと変わってゆく中。
何気に、違和感を感じていた。
先ほどから何度も念の環を介し、指示を飛ばしている。
つまり、こちらが話せる状態になっているのは、水軍の者には明らかで。
……にもかかわらず、聞こえない。
恐らくは、真っ先に飛んでくると思っていたもの──シェンからの突っ込みの声が、一向に]
…………まっさか、なぁ。
[消えない嫌な予感も相まって、早く状況を把握しなければ、と。
そんな思いが募っていた]
─ 帆船ルフトシュピーゲルング→副船ボッカルーポ ─
…ったく。
俺の手にかかるのがよっぽどお嫌と見えるねぇ。
[シェンが落ちた波間に視線を向けるはほんの一瞬。
すぐに船上に視線を戻すと、仲間達にボッカルーポへの帰投を呼びかける。]
─ 帆船ルフトシュピーゲルング→副船ボッカルーポ ─
おい、のんびりしてんなよー。
手土産も無しにお邪魔したんだからなー?
[動ける者全てが引き上げたのを確認し、自分もボッカルーポへと戻る。
リヒャルトに問われた団員>>393は、その姿を彼に示したろう。
生死問わず、自力で動けないヤツらは置いていった。
足手まといになるのは目に見えているし、手を貸して共倒れになるのも御免だ。
リーダーからの指示>>372は既に届いていたか。
届いていなくとも、万一の追撃を避ける為にも急ぎ離れた。]
― 海中 ―
[男の身体は、意識を失って波の下にある。
流れ出た血は淡く、蒼い波間へと赤を引いて溶けていった]
(ウバワナイデ──…)
[どこかでにぃにぃと仔猫の鳴く声がする。
なくなよ。と、毛並みを撫でてやろうとする指先は動かなかった]
切繩子(縄切って)
推出去!(押し出して!)
[船首から、舷側に向けて走りながら。
風に、船と船を繋ぐ縄を切ってくれと願い、推進と左方転回の助けになるよう帆に当たってくれと頼んでおく。
相手も撤退の構えだったから、縄の方はそう必要ないものだったかもしれない]
僕も後から追いつくからっ!
[シェンを追い海に飛び込もうと甲板を蹴った]
[見れば死体が流れているようにも見えるだろう。
短い金の髪が、波の合間に光を弾いて揺らいだ。
水の中は船上とは違い、静かだ。
時折過ぎる船の影が海中に陰影を齎し、
水中の風景は、よりいっそう神秘的にも映る]
……今回は、て。
そこで素直に受けときゃ、可愛げもあるのに。
[軽口めいた口調で言いつつ、渡されたハンカチで、人魚の子の手に簡単な手当てを施す。>>408
こういう所はヴィルベルヴィントの暮らしで身に着け手なれたもの]
ん……ああ。
それは、わかってる……さ。
[向けられる真摯な光とは対象的に、へにゃり、という感じに眉が下がる。
情けない表情は、余り他者には見せぬものだが。
今は多少、気が緩んでいるのか、素が出ていた]
― 主船レイルーポルッジート・甲板、砲台付近 ―
[>>385一隻の撤退の完了が見えれば、向こう主船の援護も終了し撤退を始めたようだった。御頭の命令どおりこちらは深追いする素振りはない。]
はー……とりあえず終了?
って終了じゃないな。休憩かぁ。
[これで終わるはずが無いと、途中言い切り。]
「兄ちゃんやったなぁ!
新入りでこの成果は大したもんだぜ!」
あ、どーも……。
[機嫌よさそうな砲台手たちからばんばか背中を叩かれてとても痛かった。ここじゃ地味に目立たず生きていきたいのだけど…とかいう願いは、もう遠い彼方に飛んでいっているらしい。
更に遠くでありがた迷惑な事に名前が伝わっていること>>386は知らず。ついでに御頭には当然のように誤魔化し通用してない事も知るはずもなかった。]
/*
手隙に任せて描写してくと、
ロー・シェンがどんどん死にそうになるんだが……
どうしたr
wwwwwwフラグ撒くなという話だな。そうだな。
─ 副船ボッカルーポ・甲板 ─
しっかし、ちょーっと遊びすぎたかね。
一旦主船と合流しよっか。
[操舵手に問うと、元よりそのつもりだと返されて苦笑する。
船上には程度の差はあれどほとんど負傷者しかいない。
かくいう自分も致命傷は無いが、腕や顔に幾筋もの傷をつけられている。]
ったく、顔は男の命なのにねぇ?
…でもまぁ、こっちはあっちの頭をもらったんだしこれくらいは我慢しとくか。
なぁ、リヒャルト?
[冗談めかした物言いに続けて、金の髪の男に問いかけた。]
― 主船レイルーポルッジート・甲板 ―
[副船を待つ間、海の只中に火精の気配を感じた]
海の上に、火だと?
[波間に浮かぶ漂流物の上に居るらしいそれを遠目から見遣る。
誰がそこに居るのかまでははっきりと見て取れなかったが、赤と黒で彩られたその場に、銀糸が垣間見えたような気がした]
───シメオン?
[軽く縁から身を乗り出すようにして目を凝らす。
確認しようとした矢先、火精はそれらを乗せて敵旗艦の方へと駆けて行った]
……シメオンが、ヴィルベルヴィントに。
[縁へとかけた手をぎり、と握る。
あの場所で彼らとの間にどんなやり取りがあったのかは分からない。
ただ、事実としてあるのは、シメオンが水軍に連れて行かれたと言うこと]
[その砲撃手たちも腹砲台付近がやられていると聞けば、そちらの修繕へと向かっていく。]
あ…ててて。ちょっと足の傷が……痛み止めが切れたみたい。
僕ちょっと休憩しててもいい?
[一度折れて当て木したままの足だが、実際は痛みはほとんどない。単純に気疲れしただけである。
とはいえ傍目にそう見えないらしくありがたく免除されて。砲撃手たちが去るのを見送ると、縁を背にしてどかりと座り込んだ。]
あー……ぁ。疲れた。
[海への広範囲の精霊術の使用、ウィンディへのお願い×2に火精の使用にウンディへのお願い。
まだ余力はあるとはいえ、気疲れと足の怪我含めてちょっぴり消耗していた。]
─ 副船ボッカルーポ・甲板 ─
あ、悪いけどちょーっと急いでくれる?
主船に来てたお客さんがどうなったか聞きたいし、さ。
[操舵手に声をかけ、撤退の速度を上げさせる。
邪魔をする余裕はあちらにも無いだろう。]
― 海上 ―
[いくつもの小舟を連ね、船を浮かべる。
途中精霊術師が発見した人を、水軍海賊問わず引き上げる。
そんな余力があるかわからぬが、抵抗をしなければ武装解除やら拘束はされることとなるがそれ以上のことは後方の医療船に輸送されただろう。]
ヴィルベルヴィント、状況知らせ。
ああ、すぐに戻る、戻るから!
[帰還のために動き出したフレアの背で、念を向けるのは帰るべき場所]
で、全体状況は?
各艦の被害状況は、戻るまでにまとめて……。
[言いかけた言葉は、途中で途切れる。
途切れさせたのは、今、一番気にかけている艦からの報告>>415]
現在新入り海賊中 カシムは、人魚の子 シメオン を能力(占う)の対象に選びました。
……ああ、
でっかく…なってんじゃねえか……
[僅かに唇の端が上がる。死の間際の幻影であったろうか。
けれども、たしかに───]
/*
相談パートをひとっつも入れられてないのが悔しいw
1日目からほぼバラバラだったもんなぁ…。
それにしても悪役やっぱ精神食うわー。
すんげぇ気合入れてやら無いと違う方向に行きそうになる(爆
……帰還中に……迎え?
[奇妙といえば奇妙な要請。
その意を問おうとするより先、そちらに向かう、というシュテラの声>>423も届く。
嫌な予感は募るが、自分も満足に動けない状況だけに、今は、逸る部分は押さえつけた]
─ 副船ボッカルーポ・甲板 ─
[主船との合流は無事に終わり、船内にほっとしたような空気が漂う。
軽い口調で良く通る声をその空気の中に響かせた。]
お疲れさん、と言いたいとこだけど。
まーだ家には帰しちゃくれそーにないんで、気は抜かないよーにしてくれよー。
俺はちょーっとリーダーとお話しに主船にいってくる。
怪我人はしっかり手当て、壊れた所は問題無いようにきっちり直しといてねん?
あ、リヒャルトは俺と一緒に主船来てくれる?
その怪我だと、下手な手当より治した方が早いっしょ。
[主船の中にシメオンが居ないことをまだ知らず。
リヒャルトの治癒をシメオンに頼むつもりで、彼も同行させようと声をかける。
断られたなら、手当をうけるようにもう一度行ってから、主船へと向かった。]
─ 副船ボッカルーポ→主船レイルーポルージット ─
リュカ殿なぜ海に……ロー殿!?
[報告の最中に見つかったことで、念と声との両方に漏れでながらも、手を振るリュカと、その影に隠れて、酷い傷を負っているロー・シェンを発見する]
すぐに船を寄せ、彼らを引き上げよ。
[言われずともか、精霊術師が水の道をつくり、櫂をこぐ水夫たちによって、二人の下まで小舟が進む]
…これは……生きておる…よな。
[手を差し伸べながらも思わず言葉が漏れる。
傍目にみてどちらかわからない。リュカの様子から生きていると判断できても、思わずそうときかずにはいれない傷をロー・シェンは負っていた]
やれ、やれ。
……ホントに、真面目だねぇ。
[返される言葉>>424にふ、と息を吐く。
とはいえ、こんな問答で困らせるのは本意ではないから、その話題にはそれ以上は触れず]
……何を仰いますか。
頼ってるよ、ちゃーんと。
一人一人に頼って、立たせてもらって、俺があるんだから。
[隠された言葉には気づいているのかいないのか。
浮かべる笑みは、いっそ無邪気ともいえるもの]
ま、なんだ。
気をつけるのは、了解した。
[1] [2] [3] [4] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新