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重戦士 マーティン は 元神殿護衛士 ベネディクト に投票した
聖痕者 ツィスカ は 元神殿護衛士 ベネディクト に投票した
伺見の者 シメオン は 元神殿護衛士 ベネディクト に投票した
聖痕者 カレル は 元神殿護衛士 ベネディクト に投票した
イケメン情報屋 ハンス は 元神殿護衛士 ベネディクト に投票した
元神殿護衛士 ベネディクト は 白薔薇 オクタヴィア に投票した
白薔薇 オクタヴィア は 元神殿護衛士 ベネディクト に投票した
黒薔薇 トール は 元神殿護衛士 ベネディクト に投票した
元神殿護衛士 ベネディクト は村人の手により処刑された。
伺見の者 シメオン は、元神殿護衛士 ベネディクト を守護している。
次の日の朝、伺見の者 シメオン が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、重戦士 マーティン、聖痕者 ツィスカ、聖痕者 カレル、イケメン情報屋 ハンス、白薔薇 オクタヴィア、黒薔薇 トールの6名。
イケメン情報屋 ハンスは、白薔薇 オクタヴィア を投票先に選びました。
[でっかいラヴィのこねこね>>4:+8を手伝っているようで、後ろからその毛皮にどーんと飛びついたり。もっふもっふしたり。
どう見ても邪魔している]
……え、邪魔するなって?
そんなに頑張らなくても、だぁいじょうぶだってば、うさちゃん。
使い魔とかじゃないんだし、ちょっとつついてあげれば勝手に再構築されるはず。
――生まれた川に帰るように、ちゃんと思い出せるよ。
ベネディクトさん、シメオンさん、おつかれさまでした。
【オクタヴィアさんに投票セットして下さい】
【ツィスカさんに襲撃セットして下さい】
本日ラスト眼鏡デー。
白薔薇 オクタヴィアは、聖痕者 ツィスカ を能力(襲う)の対象に選びました。
俺はスマタちゃんの長生きバージョンみたいなもんだからねー……。
うさちゃんににんじん食べさせてなかったら、思い出せなかったんじゃないかな。
スマタちゃん、ここにはいないでしょ?
[ラヴィを上からぎゅうっと抱きしめて、頭に口をくっつけて、息をふぉーーと毛皮に吹き入れてやる]
今日は、ベネちゃんとシメちゃんが来るのかなァ。ここ、すぐ見つけられるといいけど。
ルーちゃんはまだ寝てるのか……ねぼすけだな。俺も眠い。うん。
― 蒼い世界。少し前のどこか ―
[もふもふの脇腹にのんびりと頭を乗せて、地上の様子を眺めやる]
うさちゃぁん。痺れたら言ってねぇ?
別の所にあたまのっけるから。
[どくから、とは言わない]
[>>4:3 獣の身に深く潜り込む破片は、呪いは。
身体の奥深くまで喰い込んでいる様子だった]
……おお、痛そう、だなァ。
あんなの食らったら、おれだったらこっぱみじんになってんね。
文字通り無に帰りそうだ。
―――嫉妬、か。
[こがれる思いの、形のひとつ]
[>>4:18 ハンスの言葉に、軽く吹きだして。
くつくつと笑いながら眺めやる]
……案ずるよりナントカって、言うよね。くくく。
確かにねぇ。うさちゃんがいるもんね。
それと同じって考えれば、納得がいっちゃうよなァ。
[ころころしながら笑っていると、長い毛が鼻をくすぐって。
くしっと小さくくしゃみをする]
うさちゃんがその姿になっちゃってたことにも、良い面はあったのかもね。人間のお顔も、一度拝見したくはあるンだけど。
聖痕者 ツィスカは、白薔薇 オクタヴィア を投票先に選びました。
― 鏡の回廊 ―
[鏡と硝子が乱反射する中、気配だけを頼りに走る。
戦いの気配はすぐ近くで感じるのに、迷路がまるで意図的に道を阻んでいるかのように、どうしてもその場に辿りつかない]
皆…同じようにバラバラになっているのかな…
どうしよう…どうしよう…
[壁の硝子に手をつく。うっすらと先が透けては見えるが、そちらへ抜けることができず、壁を壊すという発想が思い浮かばない。]
――きゃっ!
[角を曲がった瞬間、急に柔らかい壁にぶつかる。走っていた速度に比べて衝撃は全くなく、顔を上げると自分を抱き止めてくれているトールと、目があう。]
[>>4:19 戦士の振るう斧は、残っていた蛇の頭を容易く粉砕していく。
纏う鎧は血と汗に濡れ、疲労の色が見える]
重戦車みたい。こっわ。こっわ。
ああ、俺、介錯されてたら、ああなってたのか……。
[ちょっとこう、色んなものが露わになりすぎた状態で逝ったかもしれない。痛みを感じる暇はないのだろうが]
……レーティングの神様がモザイクをかけてしまっただろうなぁ。
[よくわからないことを呟いた]
……ぁ……にいさま…!
よかった……
[誰かに合流できた。それも、信頼できる兄のような存在のトールだった。
安心したように、トールに柔らかい笑顔を向けた。]
…えぇと…全然、わからないの。この部屋に入って、すぐに一人になって……
多分、すぐ近くにいるような気配があるのだけど…どうしても辿りつけなくて…
[小さく首を振り、自分が一人だけであることを伝える。*意図的に、そう仕向けられたとは知らずに*]
[>>4:25 カードをざしゅりと抜く手つきの淀みなさ。
正体がどうだとか言いたい事だとか。そういうものは全て後回しであるようだった]
うーむ。切り替えの早さが素晴らしいな。さすが歴戦の勇者。
ああ、しかし、痛そうだな。
刺さってるのが刃物なら、止血が先だろうけど。
……あれは抜いて正解だわ。
[それは。一秒、一時毎に蝕み続ける、毒のようなもの。
経験が彼に、それを教えたのだろうか]
[――まどろみながらの独り言は続く。
体重を預けている大きなうさぎの寝息が、BGMのように低く響いていた]
……馬鹿って言う方が馬鹿なんですぅ、の法則を思い出すなァ。
その法則に則ると、二人ともお馬鹿ってことになるんだけど。
[>>4:26 痛みに顔を顰めつつも。
とりあえず言い返すベネディクトの表情に険しさはない]
すっかりデレてんな、ベネ。くくく。よかったねぇシメオン。
「また」「頼んだ」だってさ。
……なんだろ、この、なんというか。うん。
見てる方がコレ、照れるよーな。これが若さなのか……。
[毛布をひきあげて、口元を覆い隠し、くつくつと笑う]
[>>4:29 忌むべき存在だと思い。ひたすらに隠し通してきたであろう”それ”を目の当たりにして。
――選ばれし乙女は、ぱああ、と顔を明るくする]
……ッ、く、くくく……!!
あははは、さっすがァ。
そらかわいいわ。
つかあんたらがかわいいわ。あーもー……くくく。
[標準内蔵、もふもふセンサー。動作確認OK]
[>>4:30 マーティンのつっこみに、思わず言葉が漏れる]
……そこ突っ込むのかよ。
なんかちょっとそれも、こう、一番のポイントからズレてっような……。
[家で飼ってたら「なぁんだそっか!」で終わるのだろうか、と思ってしまった。
というか大きさの問題だっけ。つか犬だっけ]
/*
あ。
二人きりのとき死にたいというのは、
ウェットな理由と言うより、
また誰かが来てたら自分も遺言とかの流れになって、展開上ごちゃつきやすいという色気の無い理由でs
あっさり死ぬのが美しいと思ったの
ほんとはオクタにマミられて即死とかでも良かったと思っていた
レーティング的にアレかとおもってやめたがな
――正反対>>4:32、かなァ。
理屈ではそうなのかもしんないし、ハンスのありゃそういう意味なんだろうが。
多分、だいたいあってる。
まあでもわかんないんだろな。本人だし。
……シメちゃんだしな。
[賢いんだけど何かがずれている鈍い彼に、それを説明する事を考えて。――3秒でその想定を放り投げた]
いずれわかるんだろうけど。
[ もう一度変身したら、という言葉に、何かが背中を走り抜ける]
……あっ。
今、SHI-MURA神だか、FU-RAGU神だかが、なんか囁いた気がする。
[何かがクララのように立った事を理解した]
[死にゆくベネディクトの傍らで嘆く面々に、微笑みかける]
……お別れは、お済みになりまして?
[彼らに何が伝えられているのかを、知りもせず]
すぐに、皆さんもご案内しますのに。
[カレルに向けて、光の矢を放った**]
[>>4:41 別行動するだけの、という言葉に。目を細める]
別行動ねぇ。思う壺だと思うけどな。
分断させたいだろうし。
……おそらくはそれを狙って来るだろーし。
[目の前に、ふわりとした毛玉が浮かんでいる。
それをひょいと手にとって。毛玉も十倍なんだな、となんとなく思った。
それに、ふ、と息を吹きかけて。
手のひらほどのブリキのコップと、炒って膨らませた玉蜀黍に変える。
もぐもぐと口を動かしつつ、再び地上の様子に目をやった]
[>>4:43 奇跡を起こそうとするなら、筋を。
語り口からは、マーティンの信念がちらりと顔を覗かせる]
おお。さすが勇者パーティ。
君らの価値観ってやつは、そーいうもンだろうな。
[そして誰何が始まり。>>4:45 >>4:46
シメオンがどこに在り、何を経てここに居るのかが、端的に語られる]
……欲張りってのは、なんだろね。
[>>4:47 桃薔薇の最後にいっていた裏切りモノは、という言葉に。
くすりと笑みが漏れる]
信じねーゾといいながら、信じてるじゃぁん。くっく。
そして答えはYESであり、NOでもある。
……魔族の立場からも、YESではあったな。
[>>4:33 子供じみたやりとりに苦笑しつつ。
その言い回しにぽかんとする]
バチ、ねぇ。罰か。
……ううむ。
それをあてる存在は、彼にとっては一体何なんだろ。
なんかもう、やーいやーいとか言いそうで困るな。
いや困らんけどな。
[>>4:48 マーティンが語る率直な言葉。出会うきっかけ。
ぼんやりと自分のそれを思い出しながら、もぐもぐと口を動かす]
……編集さん、ここ回想シーン入れてくれる?
ちょっと良い絵になりそうな気がする。
魔術の心得がなさげなわりに、本質を見抜く目は持ってんのな。
さすがここまで来た歴戦の戦士だけのこたーある。
失ったふさふさの数だけ、メモリーがあるのだろーなぁ。
[すっかり映画鑑賞のような気分になりつつ。こそりと茶々を入れる。
そこにかつて居た事に、不思議な感覚を覚えた]
>>4:49
お前は貸さないのかYO……!!
って、まあ。
前線に居るからな、このおっちゃん。
[とりあえず作法としてつっこみを口にしつつ。3Fへと向かう一行を眺める]
[>>4:54 迷惑だ。頼むと言ったはずだと、語るベネディクトの口ぶりはまっすぐだった。
もぞもぞと体勢を変えながら、ごろごろする]
……っ、う、うっ……。デ……レ……ッ。
[深呼吸をしてから、コップに口をつける]
フゥ。あぶないあぶない。
なんかツンデレてる美少女が脳内をよぎったわ。
[唇の端を歪めて、試しに口にしてみる。
――できるだけ、かわいらしく]
あっ、あんたを頼りになんてしてないんだからね!
で、でも、みんなを守りたいっていうんなら。
ちょ、ちょっとくらいなら、頼りにしないこともないんだから……。
……ってな感じかね。
別に美少女にしなくとも破壊力は変わらんなァ。
Next Stageは白薔薇サマだね。
あのヒト、ただしくイヤラシイからねぇ。多分面白い事になると思うよォ。
……あ、勿論、褒めてますよォ、やだなァ。
[いない相手に首を竦めて言い訳をしつつ。無数の鏡が配置された部屋を眺める]
[――きゃらきゃらと響く子供の声。
愉しげに鳴る弓と、降り注ぐ矢のきらめき]
ああいうの、簡単に作っちゃえるのが。
こわいねぇ……。
[面白そうな口ぶりで呟きながら、まなざしはどこか冷えている。
アレと自分は多分、そう変わらない]
[>>4:62 気の毒げなシメオンに、またもやSI-MURA神が囁いた]
志村、それ言っちゃらめぇ……!
つか、気の毒そうなのが余計ダメ!
……うんまあ、仲間だとは思ってた。
思い出してもそのスタンスとはねぇ。
ゲームバランス、ちょっと調整した方がよくね?
[くつくつと笑いながら、言葉の続きに耳を澄ます]
[>>4:66 皆と出会って。長い旅を此処まで辿り着いて。
そう呟くシメオンの言葉は、素朴なものだった。
おそらくは彼の本心なのだろう]
―――…。
……んー……。
[――どこに違いが、あったのだろう。
赤い海で咲き誇る薔薇たちや、自分と。この獣と。
力なのか、思い出なのか。性質なのか]
[ごろんと寝返りを打って、ぼそり]
――…まあ、考えたところで答えは出ないか。
別に、――は、………なのだし。
[難しい事を考えようとすると頭が痛い。
とにかく、そういうもんなのだということにする]
[>>4:72 >>4:55 微笑ましいやり取りに、くすりと笑みをもらしながら。
何かが、僅かに引っかかる]
……なんだろ。
どっかで、………ううー……。
[妙な既視感。落としてしまったのか、忘れてしまったのか。
何かを落としたような気がするのだけど。それもよくわからない。
視界の端にちらりとうつる、硬質の輝き]
ざわっざわして、なんかやだなぁ。
何がひっかかるんだろ。
[あんな青春を送った覚えはないのだけれど]
[>>4:73 思わずツィスカの口から出た、弾んだ言葉。
……本当に、思わずぽろり、と本音が出たのだろう。うん]
あー……言っちゃった。
まあでもわんこ属性あるよねぇ。あのもふもふはいちもふもふの価値がありそうだ。
……気づいたか。くくく。
[犬じゃない!と叫ぶツィスカに、たまらずに吹き出して。にやにやと眺めていると]
[>>4:74 であっさりと臨界突破]
……埃なんてついてたっけ。
[ついてなかったら、つけるまでのことかもしれない。
犬じゃない、と口にしつつも。このままではお手やおかわりを覚えさせかねないようなノリである]
/*
昨日の二重表現の多さにふきまくる…
頭痛が痛いレベルの間違いばっかじゃないかよう!うがー!!
スピード重視で書いてて推敲してないんだ…反省
性別なんだが、別に普通に男でもいい気もしてきた…かな?
寧ろ私的にはそのほうがいろいろやりやすい の だが
女性が2人しかいないという現状に こう 少し潤いを与えた方がいいのかと思って性別不明枠なチップを選んだりしたわけで
苦肉の策だったんだがこう、リーゼも可愛いし、ハンスも右側だし、ベネもツンデレなので特に潤いがいらない気がしてきたのだった
寧ろ左側成分が少ない気がするのだ… (……
/*
実は数年に一回くらい決まった固体が女性に変化する少数民族で、14,5の時からもう三回くらい子供産ませられてる(生まれた子供は一括管理されて暗殺者として養成)とかえぐい没案もちょっとあったりしたのだが
とっても 王道ファンタジーから 程遠い
のでやめました うん、流石にな…。。
そういえば歳はたぶん24,5くらい
―蒼い世界 現在―
[冬毛に生えかわるころなのだろう。
もふもふと触れていると、ふわんふわんとやわらかい毛が舞う。
指で梳くようにすると、ごそっとした塊が取れる。
それをまるめて、上着をめくり、お腹の空洞の中に入れてみる]
(――おお……。これは)
[存外におさまりがよい。
嬉しくなって、何度か梳いてはお腹につめる]
[むぎゅむぎゅと詰めていたら、何かがころんころんと出てきた。
良く見ると、ポップコーンだった]
(――……なッ……!!)
[噛んだはずなのに。
仮にこれがOUTなら、INとOUTの距離が近すぎる。
というか身体がちくわにも程がある]
[それとも、毛玉についていたのだろうか。
……そういえば、さっき、うきうきとキャラメルをかけたことを思い出した。
その時についたのかもしれない。
ポップコーンは半分に分け、半分は塩味のまま、もう半分はカラメル味にした。
もちろん交互に食べる]
―再び過去シアター―
[>>4:68 記憶の全ては戻らないながら、シメオンは残る四天王の特徴を語る]
……あー、結構忘れてンのかー。
まあ全部覚えてたらチートにも程があるな。
[ふんふんと頷きながら、毛布にもごもごと包まる]
んーー。
……にやにやしていいのか、いけないのか、迷う所だ。
色んな意味で。
[>>4:76 美しい鬣を持つ一角獣は、乙女の声に答え。
傷を負ったベネディクトを癒していく]
うーん。あいつもチートだなぁ。
処女マニアのくせにいい仕事しやがる。
[一角獣は、関わった女性が処女であることが偽りだと分かった瞬間に怒り狂い、
相手を八つ裂きにしてしまうという言い伝えがあった]
……マニアに失礼か。
[夢魔的には、彼らがちょっとアレな童貞にしか見えないので
わりと嫌いってか、苦手である]
[>>4:191 制止を求める悲痛な叫びは、それほど歪まず。それは距離が近い証で]
そこかぁぁぁぁ!
[また1枚砕く。また現れる硝子と鏡の間]
わかった、ハンス! そっちだな!
[>>4:207 ハンスが示す先は、よく知った仲間の姿を映している。硝子分の光の歪みとともに]
おらおら、行くぜぇぇぇ!
[盾を構えて突っ込み、次々と目前の硝子を粉砕してゆく]
うおおおおおおおおお!!
[距離は近くなってゆくのに。同時に距離は遠くなってゆく]
[正確な位置を知れば知るほど、自分たちは、間に合わない、ということを知ってゆくから]
シメオン、ベネディクトォォォ! 死ぬなよ!!!!!!
…、…ぅ…、…。
[意識は緩やかに揺蕩い。
浮かび。
──また、沈む。
何時から此処にいたのだろう。
今は、何時なのだろう。
……時が失われ、刹那は永劫へ、永劫は刹那へと遷移してゆく。
棘に覆われた薔薇の蔓が、全身を戒めていた。
きつく右腕の付け根を締め付ける、感覚。
鈍い痛みが断続的に襲い、手放し掛けた意識を、引き戻す]
[右肘から先を失い、朱に染まる断面。
棘は緩やかに這い寄り、嬉しそうに流れ出す血液を舐め取っていった。
切り裂かれた左の足首も同じくきつく蔓が巻きつけられ、じんわりと衣服の上から、尽きぬ体液を染み出させている]
…っ、…ん、…ぐ、…、──
[背の傷から侵入する、ひときわ太い蔓。
ぞろりと棘を刃の様に光らせた其れは時々腹腔を舐めずるように暴れ、与えられた呪其の侭に、彼を内側から蝕んでいる。
痛みに途切れる意識は、再び痛みに拠って呼び起され、……其れが、数限り無く続く。]
[何故、こんな目に合っているのだろう。
……何故、こんなに何処もかしこも、痛いのだろう。
解らなくて、ぼんやりと濡れた瞳を中空に向ける。]
……、…、……
(もしかして、贄、だから、なのだろうか)
(──賢者が『そう』ではないことを、獣は、知らなかった)
(それとも魔族だから?)
(──桃色薔薇の少年は、組み立て中のマリオネット其の侭の姿で、観戦中だ)
[>>4:216 仲間との間の最後の一枚を、全身で割れば、そこは濃厚な血の匂いのする死線の上にあった]
[最後の矢を放ち、シメオンの上にベネディクトが倒れる]
[>>4:332 血に汚れた白いドレスを纏う淑女は笑う。ああ、造形はとても嘗てのものにそっくりだった。
いつか平和になれば、彼女も清楚ながらも愛らしいドレスに身を包んで踊る日が来ればいいとは思っていたが、まさかこんな形で彼女のドレス姿を見るとは思いもしなかった]
ハンス! 二人を見てくれ!
[そして、自分はオクタヴィア――否、白薔薇と対峙した]
[しかし、すぐに。砂の流れる音が聞こえ、一人は診ることもできなくなったと知る]
[ぼんやりと、天を仰ぐ。
遥か、遠く。
己を戒める蔓の先、真上。
霞む瞳に、みえるものがある。
固くその蕾を閉じた、
──一輪の、巨大な蒼い薔薇。]
ま、た……、…きく、なってる…、の、か…。
[目にする度に膨らんでゆく蕾。
禍々しい迄に美しい色を湛えて、
獣の脳を、
肺を、
……心臓を、
臓腑を抉る棘よりも更に掻き乱す、其れ。]
『ああ、それとも』
『あの方は最初から、貴方を「贄」に欲しておられたのかしら』
『貴方の迷いも』
『悔恨も』
『希望も』
『苦痛も』
『血も』
『魂も――』
『全てを、御身に迎え入れるために』
そう、…なのかな、……。
[誰かの声が、耳に蘇る。
──何度も、…何度も]
もし、…そうなら、……
(──そうなら、いいのに)
[呟き、羨望の侭に花を見上げる。
その言葉に縋りたくて。
信じて、しまいたくて。
この痛みも。
焦燥も。
絶望も。
疼きも。
全て、かのひとが与えてくれたものならば。
──己、は]
―3F 白薔薇戦―
お前にも、もう人間だった時の良心や呵責など何もないんだな…
悪いが、その誘いには乗れねえ!
また、二つ背負っちまったからな…
と、あぶねえ! カレル!
[身を呈して大盾を構え光の矢からカレルを庇う。
も、光の切れ味はすさまじく。盾を貫通し、男の脇腹を抜く]
っっっ!
威力も洒落にならねーな!
………。
…、……だ、…め、…、だ。
[ゆっくりと首を振る。
纏い付く棘が首筋を刺し、その痛みに、ほんの少し正気が返る]
皆が、止めてくれる。大丈夫。
……マーティンも、いる。
カレルも、ツィスカもいる。トールも。
え、…と、あと、それだけ、だっけ…
[ぼんやりと考え、瞬きする。誰か抜かしている気もしたが、取り敢えず放り投げた]
……、……、──ィクト、は。
[最後の名前を呼ぼうとして。
ずきりと、胸が痛む。
腹腔を掻き混ぜる吐き気の伴う苦痛とは違う、其れ。]
……、逢いたく、ない。
向こうに、いれば、いい。
[ぽたぽたと自分に降りかかる血の熱。
感覚の失われた己にさえ解る、命が、零れ落ちる音]
― 蒼の世界 ―
………うっわ。えっろ。
[桃色の唇が、ひそりと囁いた]
でも変ねぇ。うさちゃんはご無事の様子。――死んでっけどな。
執着ってやつかなァ。過去のいきさつは知らないけど。
気が合いそうな気がするわぁ。
……ん?なんか、こんな話、どっかで。
喋ったこと、あったっけ?
[――誰かと、一緒に。
少しだけ、話をしたことがあったような]
……いつだっけ。誰だっけ?
そもそも、なんで客間を使ってたんだっけ。
──……、……知らない。
[棘の痛みさえも失わせる程の其れに、ぽつりと呟いて]
………なにか、…たのしい、こと。
──……かんがえ、よう。
[意識を奮い立たせるように、左の拳を握り、爪を立てる。
暫く考えるように目を伏せ、唇を開いた]
唄、…とか。
覚えてるかな……。
[幾らか掠れた──柔らかなアルト。
それは美しい故郷と其処に住まう娘の唄。
あどけない、童謡。
暫く詠い続け。
間近に、ふと気配を感じ、唇を閉じた]
……、…?
誰、………、だ…?
[ぼんやりと視界は霞み、姿は、見えない。
鈴の様に可愛らしい、カタチを持たぬ声だけが響く*]
重戦士 マーティンは、白薔薇 オクタヴィア を投票先に選びました。
/*
や、やっぱり
やっぱり、女の子 だったん だ!?
wwwwwwwwwそうかww
いつか気付きたいな、そこwww
[穴のあいた盾。ダメージがすさまじいものであるかのように、膝をつき苦悶の表情を浮かべる。庇うように、それでもかざす、盾]
[そして、盾の影でカレルに、囁く]
[その内容は、ある種の絶対の信頼の上で成り立つもので]
(油断している今のうちに、俺がアイツを止める。
ベネディクトが射抜けなかったモン、お前に任せるぜ)
ぐぅぅ…
[落ちた視線は、それでも白薔薇を見ていた。地面に落ちた、自分がこれまで割って来た鏡の破片を通して]
[慈悲深くも見える笑みすら浮かべ、主の為と光の矢を放たんとする彼女の目線を、鏡で見る。狙いは、自分の胸]
[そこに重なるように、足元の鏡の破片を拾い上げて、胸元にかざす]
[鏡は、歪ながらも光の矢を反射する。その表面は、熱で沸騰していて男の指先を焼いたが、熱さなど知らぬとばかりに]
――シュッ!
[硝子の破片を、白薔薇の顔面へ投的! 不意は付いたが、避けられぬものではない。それには、男に注意の大部分を割かねばならなかっただろう。
カレルと、ハンスに注意がいかない程度には。
同時に、全身の筋肉のバネを使って跳ね起き、硝子の軌跡とは別、地面を這うような大ぶりの水平一閃を見舞う!]
まだまだぁっ!
[だがこれも軽い。血に濡れて重くなったドレスの裾を割き、白に赤線を引くも、止めといくには大ぶりすぎた。男と白薔薇はすれ違い…]
[大きな弧を描いた斧が男の手から飛んで、向こう側の鏡を割る]
[獲物を失った男に向ける彼女の眼差しは、侮蔑だろうか、安堵だろか]
[だが、男の手番は終わらない]
[斧を手放したのも、大ぶりの遠心力で大きな自分の体を無理やり白薔薇の背へと向ける為であり、その斧を話した腕が、白薔薇の、腕輪のない腕を、しっかりと捕まえる]
今だーーーー!!!!!!!
[仲間へと、呼びかけた*]
なあっ、オクタちゃん、もうやめてくれよ!!!
おっ、お願いだから……!
[叫ぶ。
二人を殺したのがわかっていても、訴えずにはいられなかった。
はらはらと、戦いの行方を見ながら]
おっさん、カレルっ……
あ…………
[マーティンの腕が、白薔薇のか細い腕を捕らえるのを見とめ]
カレル……
いっ………いってくれ!
[ぎゅっと目をつぶって、まだ幼い青年に託す。
自分で彼女を倒す、なんてことは考えられない情報屋は、オクタヴィアが倒されるのを止めずにいるだけで精一杯*だった*]
あ、えっとつまり、公開じゃないということで何が言いたかったかといえば、
つまりそこらへんはブラックボックスであろうと予測されるので
多分同じ空間にいないんだろうなということであり、
同じ空間にいないのに声が届いたという事は
ピーピングしてるのであろうなという事を考えつつですね、
時間軸がよく ワカラナイ
とにかく贄がよくわかんないのででちょっと様子見ますね!というような話でありまして
まあでも様子見る必要ないか、ぼそぼそと喋ってればいいのだしと思い、
さてどうしようかなーと思ったら手待ち時間が終わった ← 今ココ
キャラの力が全く足りないので言葉そのものに力が入らんなー
喋る事が本当に難しいキャラだー
きびちい とても
そもそも波風を立てないことしか目指していないからだろうか……っ
/*
しかし今回俺の軽リョナ好きがばれる設定全開、です、ね
あまり猟奇なのは好きじゃない、けれど
昨日今日までの展開は…、中盤戦。1クールアニメで言えば…8話、くらい。ダ込12名しかいないのに、かなり盛り上がる展開に、なっていると思う…。
王道ファンタジーというより、王道戦隊ものっぽい。
/*
仲間の裏切り…
師匠筋の死…
皆を引っ張る歴戦の勇士…
美人に弱いコミカルな荷物役…
小悪魔的な魅力の敵部下と、その策略の果ての死…
元敵側の味方と、それに疑念を抱く知的な味方…
そして最終的に手を結ぶ友情パワー…
清楚で残酷な敵女幹部と、彼女が思いを寄せる大幹部…
男女の双子の勇者と、姉弟の絆…
最も信頼する仲間の裏切り…
熱血村って…こういう要素を求めてる、のかも。
俺は、入ったこと、ないのだが。
/*
そしてオクタヴィアのえろえろさは、限界TOPPA…。
笑って小鳥の首を捻じ切りそうな狂気が惚れる…。
白のドレスを紅で汚せて、満足
[…怖いのは、ほかのこと>>2:314
そう言っていた。
ならば、今は───
自分の死が、友を、怖がらせていなければいいけれど]
[目を閉ざしたのは、自分の意思だった。
どうせ息を引き取るなら、最後まで自分の意思がいい。
別に死にたかった訳じゃないし、英雄になりたかった訳でもない。
死は人並みに怖い。───怖かった。なのに]
…馬鹿。困るなよ。
[笑う。ぐしぐしと顔を拭うハンスへと向け、]
────…出来るだろ?
[彼も、ここまで共に来たのだ。
小突いても、皮肉を言っても、それでもここまで来たこと。
仲間を想っていたこと。知っている。
……そして、その意思をきっと貫ける。
そんな柔らかでしなやかなつよさを持っていることも]
…カレル、
[そう、自分はずるい>>4:255
やりたいことだけやって、欲しい物だけ取って、死んだ。
あとを託すに足る仲間を得た。…希望を、託した。
───これ以上の贅沢があるか?]
[マーティンの動きに身を屈め、オクタヴィアの背後へ回る。
マーティンに腕を掴まれ、オクタヴィアは怯んだだろうか。隙を逃さず、ハンスの声に応えるように。
疾風のごとく一気に距離を詰めると剣を振り上げ、オクタヴィアの髪飾りへと降り下ろす!]
くっ…!
[鈍い音がして、降り下ろした剣が止まる。魔力に守られているのか、硬い感触に阻まれるが。]
うおおおおおおっ!!
[左手の痣が鈍く輝き、そこから力が沸き出すような感覚。より一層力を込めると一気に振り抜いた]
[髪飾りが弾け飛び、束ねられていた美しい髪がゆっくりほどかれてゆくのを見る**]
/*
しかしツィスカの手を握るトールが
犯罪者にしか 見えn
おまわりさーん
こっちでーす
wwwww
手を握られて鏡の中のツィスカがなんとなくおがきちかさんの絵で浮かんできて とてもよい。。
終盤戦は、皆、深夜組、だな。
金曜朝には、エピか…
延長1,2回入るなら、週末、遊べるかな。
―どこか―
[>>+54 遠くから響く声に驚き、ふと言葉を切る。
誰、と言われたような気がした。シメオンからこちらが見えるのだろうか?
言うまでもない気がするのだが。
なんだかひどい事になっていそうなので、よく聞こえないのかもしれない。
口を開いて、名乗ろうとして意識をそこにつなぎ、口を――……]
[久方ぶりに自ら奪った命の芳香に、女は酔っていたのかも知れない。
死にゆく者たちが、彼らの「仲間」と言葉を交わす様子を、ただ己の眼を楽しませる光景と見ていた。
憎き射手と、許されざる裏切り者。
その二人が、互いの存在に囚われ、縺れ合うように死へと落ちてゆく様は、この上なく甘美なものだった。
彼らの死を嘆く声は、その余韻]
[いま自分と戦えるのは、ふたり。彼らの得物は、距離を詰めねば意味の無い、斧と剣。
やっかいな召喚術士の姿は、見えない。道に迷っているのか、黒薔薇がうまく引き離してくれているのだろう。
もうひとりいるといえばいるのだが、あの情報屋は、逃げ回るのがせいぜいだろう]
[戦えるのは、ふたり。術と武器なら、負けるはずもない。
殺すつもりなら、いつでも殺せる。
そう侮っていたから、「お別れ」の場面をしばし堪能してから、ようやく仕上げに入った>>6]
……ふふ。
[カレルの背を狙った光矢の前に、飛び出してくる鎧姿の男。>>11
想定していた展開のひとつ。
傷を負わせられれば、どちらに当たろうが構わない。
ご自慢の盾はたやすく貫かれ、床に血が滴るのが見える>>12]
良心だとか、呵責だとか、皆さん私に何を期待しておられるのかしら。
あの愚かな獣のように、人間ごときのために命を捨てろとおっしゃるの?
[蹲る戦士へ答える声は、血に酔っている]
カレルさんを、先にお招きしようと思っていたのですけれど。
待ちきれないようですから、貴方を先にしましょうか?
その強い闘志、あの方もお喜びになるでしょう。
[戦士の苦悶の声を真に受けて、余裕たっぷりに魔法を放つ。
鏡の破片で跳ね返そうとしてきたのは、少しだけ驚いたけれど>>13]
!
[女の目がくらんだとでも思ったのか、男は破片を投げつけてくる。
難なくそれを躱し、次いで足元に襲い来る、斧の大振りを見切る。
僅かに裾を裂き、足を掠めたのみで、避けてみせる。
そう、男の動きに集中していれば、たやすいこと。
斧が使い手の手を離れ、鏡を砕く音を、笑みを浮かべて聞いていた。
男へと、背を向けたまま]
[――そして]
…………っ!
[次の光矢を放つべく、翳そうとした手を。
無骨な手で、がっしりと掴まれる>>14]
な……にを……無礼な!
[戦士の合図に、若い剣士が床を蹴る。
女が身を護るべく作り出したのは、淡い光の盾。
手を動かせぬ状況では、思うように光を操れない。
咄嗟に覆うことができたのは、心臓と喉だけの狭い箇所]
[よもや、人間たちの狙いが、髪飾りだとは――
魔石のありかを知られているとは、夢にも思っていなかったのだ]
[名前を。……名前?
すぐ出るはずのそれが、口から出てこない。
なんだっけ、なんだっけ]
―………あー!!
[しばしおろおろとしてから、やっと頭文字に辿りつく]
――そうだ。うん。そうだった。どうしちゃったんだろ。
ええとね、リーゼロッテよ。
わかる……?
[不審な間をごまかすように、慌てて口にする。
まだ聞こえているだろうか]
『なあっ、オクタちゃん、もうやめてくれよ!』
[ハンスの声。>>15
それがマーティンやハンスのためでなく、自分を思う故のものであるのだと、女は悟る。
悲痛な叫び。
彼の心を切り刻んでいるのであろう苦痛を思えば、
胸が躍った]
[――そして]
…………っ!
[次の光矢を放つべく、翳そうとした手を。
無骨な手で、がっしりと掴まれる>>14]
な……にを……無礼な!
[女の膂力は、人間とさして変わらない。
まして、鍛え上げた屈強な戦士の腕を、ふりほどける筈もなかった]
『今だーーーー!!!!!!!』
[戦士の合図に、若い剣士が床を蹴る。>>19
女が身を護るべく作り出したのは、淡い光の盾。
手を動かせぬ状況では、思うように光を操れない。
咄嗟に覆うことができたのは、心臓と喉だけの狭い箇所]
[よもや、人間たちの狙いが、髪飾りだとは――
魔石のありかを知られているとは、夢にも思っていなかったのだ]
…悪いな。
[マーティン。と呟いても、もうこの声は届くまい>>10
常に先頭に立って、皆を守り導いてくれた戦士。
きっと彼なら、残されたツィスカを守り、
トールやカレルと力を合わせ、戦い抜いてくれるだろう。
ふわりと意識が飛翔する。
その眼下に、白き薔薇の姿を捉えた]
白薔薇───…
[あんたは気付くか?
魔には銀も十字も効きはしない。けれど効くものは確かにある。
ある。のだと知ったからこそ、俺はこの命を賭けた。
身を挺してくれたひとの、命と想いを無にしないため。
───そしてその先の、未来と希望を繋ぐために]
い……やっ、それは……!
[頭の後ろへ、振り下ろされた刃。
鈍い音と、剣士の雄叫び。
聖痕の熱と、魔石の抗う気配]
あ……っ!
[「それ」が、自分の身から離れたのを感じると同時に、
女の体はマーティンによって突き飛ばされた。
床へ落ちた魔石と、逆の方向に]
――――!
[女の目の前で、重い防具に身を包んだ戦士の足が、躊躇わず魔石を踏み砕く]
──────…
[悲鳴のような、白薔薇の波動>>29
かの余裕は消え去ったろう。
くっと口元に笑みが浮かんだ。
魔には銀も十字も効きはしない。
効くのはただ、ひとの、
────── 心、だけだ ]
[取り留めなく、意識は───魂は形なく彷徨う。
贄として捉われた魂は、この冷たい石の城を出ることがない。
自由はなく、けれど苛まれ続けて来た頭痛は消えた。
あれほどの吐き気も痛みもなく、ただ、茫漠とした闇に漂う]
─────…、うた…?
[どれほどの後であったろう。
唄が聞こえた。柔らかに響く、優しいアルト>>+54
どこか懐かしくて、心落ち着く響きに知らず惹かれた。
その声の源を辿りたいと、心が望む]
あ、
あ、
あ、
あああああああああああアアアアアああああああああ!!!!!!!!
[魔王のかけらたる石との繋がりが切れ、乱れた魔力の流れは、女の精神を灼いた。
床へ座り込んだまま、胸をかきむしり、ほどけた髪を振り乱し、白薔薇は絶叫する]
よ……く……も、よくも……!
[荒い息をつきながら、女は這うように手を伸ばす。
石の破片は遠く、砕けた鏡が白い手を傷つける。
かろうじて掴むことができたのは、石を包んでいた白い布。
それを胸に抱くようにして、女はふらりと立ち上がる**]
[眼下に広がる光景。砕かれる石のかけら。
凄まじい叫びを聞いて、事態を把握するより前に硬直する]
―――…… ひっ。
[ばたばたと手をまさぐると、何かもふっとしたものが指先に触れる。
それをぎゅーっと抱きしめると、顔を伏せて小さくなる]
[どのくらい歩いていただろう。
きらきらと光を反射する回廊を彷徨い歩いていると
時間感覚がじわりじわりと狂ってくる。]
……こうやって手を繋いで歩いてると、昔、近所の森で迷子になってたツィスカを迎えに行った事を思い出すなあ。
覚えてるか? あの時はまだ、お前たちが6つくらいだったっけ。
もう夕飯だっていうのに、森に行ったまま帰って来なくってさ
カレルが泣きながら「お姉ちゃんを助けて!」って、俺を呼びに来て。
ツィスカを見つけたら見つけたらでわんわん泣いてさ。
[光に満ちていた白い空間は、まるで夕暮れの如く
黄色から桃色がかった橙色、それから紫へと変化し
やがて、黒い闇に覆われた森へと変わっていく。]
もう夕飯だっていうのに、森に行ったまま帰って来なくってさ
カレルが泣きながら「お姉ちゃんを助けて!」って、俺を呼びに来て。
ツィスカを見つけたら見つけたらでわんわん泣いてさ。
[光に満ちていた白い空間は、まるで夕暮れの如く
黄色から桃色がかった橙色、それから紫へと変化し
やがて、黒い闇に覆われた森へと変わっていく。]
あの時からだったな
ツィスカが魔法を習いはじめて、
カレルが俺に剣を習いに来るようになったのは。
―― まさかあの時は思いもしなかったよ。
二人が、聖痕を持つ"勇者"だなんてな。
[黒い影となった木々がざわめく。
二人の歩みが止まった場所は、
かつて少女が迷い込んだ森の奥に*似ていた*]
黒薔薇 トールは、白薔薇 オクタヴィア を投票先に選びました。
黒薔薇 トールは、聖痕者 ツィスカ を能力(襲う)の対象に選びました。
[血染めのドレスに身を包み、女は舞う。
振り下ろされる斧を、突き出される剣を。
赤を散らした白い裾を翻し、鶸色の髪を靡かせて女は躱す。
再び身を隠すには、傷の無い鏡が必要だった。
いまや割れ、砕け、罅の入った無数の鏡の中から、それを探すのは難しい。
絶え間なく繰り出されるふたりの攻撃に晒されながら、意識をそちらへ向けるわけにはいかなかった]
……っく!
[魔石を失った動揺は大きい。
常の平静さを欠いた女の頬を、腕を、足を、心折れぬ者たちの刃が時折掠めた]
この……!
[無限の泉が涸れたとはいえ、身の内の魔力が尽きたわけではない。
女もまた、ふたりへ向けて光の刃を、矢を放つ。
それがいつ尽きるのかと、未知の怯えを押し殺しながら]
[三人が、めまぐるしく位置を入れ替えながら動く。
だから妖精たちは、マーティンとカレルに向けて矢を射ることができない。
誤って彼らの主たる女を傷つけでもすれば、縊り殺されるくらいではすまないと知っているから。
だから、誤射の心配のない方向へ、てんでに矢を放っている*]
>>38
鉄底ありがとうwww
魔王の力のかけらとかそんなもん人間が踏んで大丈夫なのかという気もしますが、時間もないのでそれは気にしない!w
人間ごときがよくも、私の大切なものを……!
[斧を拾い上げた剣士へ、光の刃を横薙ぎに飛ばす。
狙いは、慎重なものではない>>39]
[心の乱れが狙いの乱れに繋がったのか、男の口を黙らせようと首を狙おうとしたのだろうが、実際に飛んだのは男の耳たぶだった。焼け焦げてしまえば血すらも滴らない]
それはこっちの台詞だ!
よくも仲間を――
シメオンを、ベネディクトを、そしてオクタヴィアを!!
シメオンはぼーっとしてて何考えているのかよくわからん奴だったが、あいつぁすげぇいい笑顔を持ってる奴だった
ベネディクトはいつもきっちり自分の役割を考えて行動する責任感の強えぇいい奴だった。アイツは本当に最後の最期までッ
オクタヴィアは優しい奴だった。こんな世の中なのに、弱ってる奴がいたら手を差し伸べずにはいられない奴だった。だから、癒しの才を神さんがあの子に与えたんだと思ってた
ハンスが好きになるのもしゃーねえ
それを、全部お前が、お前たちが奪ったんだ!
愛らしい大賢者様も! 賑やかしのリーゼロッテも!
おっとりしたルートヴィヒも! 気障でムカつくローゼンハイムも!
[あちこちから鏡の切り傷に血を流し、光の矢に撃たれた脇腹から血を流しつつも、声を張り上げ]
[人間だった頃の彼女は死んだ。今ここにいるのは、彼女を殺して現れた、魔族]
白薔薇! ここでお前を倒して、哀しみの連鎖を断ち切る!
行くぞ、カレル!
[そして、二人で白薔薇に斬りかかった。
その斧の鋭さ、嘗ての仲間に対する曇りなどなく、絶つ為だけに存在する]
[白薔薇に、シメオンのようなすごい身体能力がないのは、身体を掴んだ時にわかった。彼女は振りほどくこともできなかったのだから
後は、間断なく切りかかり、動きが鈍ったところで――]
[だが、そうも容易くコトは運ばない。
進んで彼女の目線の先に男は選び、光の矢で次々とあちらこちらに怪我を負った。
最初に脇腹、そして耳朶。太股も削られた。
心なしか威力も弱まっているように思うが――
それでも直撃すれば重症で済めばいい気がする。
盾を持つ手も掠って握力に不安が出れば]
これでも食らえ!
[盾を彼女に投げつける。それは難なく交わせるだろうが――大きく避けさせることがその狙いで]
カレル、マントだ!
[彼女の前に立つうちに、ある確信が生まれた。
視界を妨げれば、武道の達人ではない彼女は、対処ができない! まだ幼さの残る顔立ちの仲間が常に身につけているソレを口にし]
[いつかおまえも、かけがえのない相手をみつけるだろう。
旅の途中、ある夕暮れの休息の時。
厳つい顔に、遠い追憶の色を浮かべて、戦士は言った。
いつかきっと、取り戻した平和な世界で――
綺麗なドレスを着て、愛する男の手をとって、幸せなダンスを踊るだろうと]
[けれど、赤い囁きの世界で、女の手をとったのは]
[その男が望んだのは]
『その白いドレスが、もっと人間の血に染まるところを見せてくれ』
[――死の、舞踏]
[尽きせぬ魔力を誇った女が、それを失った今。
少しずつ、そのステップは重くなる。
敵の動きも、鈍りつつはあった。
確実に、ダメージを与えている感触はあったけれど――]
!うぁ……っ!
[重い盾が、投げつけられる。
ふらつき始めた足で躱せば、石の床に落ちて酷い音をたてる。
そして、布が風をはらむ音と共に、視界が失われた>>44]
何、を、
[顔に覆い被さったものを、慌てて取りのけようとしたのだが]
[ぐぁんぐぁん、と盾が石の床で反響する中]
さらばだ、白薔薇!!
[斧を大上段に振り上げ]
ブォン―――
―――――――グシャ!
[マントを被った頭の上から、叩き付ける]
[魔族は血も身体も残さない。
桃薔薇も、黄薔薇も、そして紫薔薇ですら砂になって消えていった。
これは、愛しいものの悲痛な姿を記憶に焼き付けさせないよう、男なりの配慮だったのかもしれない]
あーーー!ぎゃーーーー!!
[誤射の心配のない方向=三人から離れて後方にいる情報屋=的(まと)>>37
小さな弓矢が届かない位置へと、後ろへ距離をどんどん開けるの図。]
オ……オクタちゃん……!
[だいぶ離れた位置から、絞るような声を出す。
相手は白薔薇だ、オクタヴィアだけど自分の知っているオクタヴィアではないのだ。わかっている。わかっているけれど。
マントを被せられ、斧を振り下ろされるオクタヴィアが見えて、思わず近寄りそうになり。>>47
しかし足先に何かが触れて、止まる。]
― 3F 鏡の回廊 ―
>>17
うん!にいさまがいたら、安心。
一人でこの道歩くの…ちょっと怖かったし。
凶暴な妖精さん、ぱたぱたしてたし。
[撫でられてにこーっと笑い、はぐれてから移動していた時の様子を話す。杖で妖精をボカスカ殴ったことだけは、若干控え目な表現に直しておいた。]
えっと、さっき、この先から気配が…
すごく、強い魔力を感じたの。
今も…気配はするのだけど…あちこちに…なんだろう。反射してる?
変な、感じ…。
[杖の先で壁を指す。道の先とは微妙に角度がずれている。マーティンがいれば間違いなく壁を破って移動するところだったが、壁が割れるという認識がなかったのでトールの手をしっかり握って一緒に歩き出した。]
……ここ、普通にみたら…綺麗なのに…
妖精さん、出なくなっちゃった。
[トールと合流したことで余裕ができたのか、周囲の壁をきょろきょろと眺めている。時折音が聞こえる気がしてそちらに視線を向けるが、歩いても歩いても辿りつくことができない。]
…カレル、大丈夫かな…
聖痕の所は熱いけど…すごく熱いけど……まだ、大丈夫。
[杖を持った右手をじっと見る。先ほどから、警戒を示す様に手の甲はじわりと熱い。
普段なら最大限警戒すべき状態なのだが、トールと合流してからもずっとその状態を保ち続けている為に、敵の城の奥深くにいるから…と自分で自分を納得させていた。]
………あ。
[それは、ベネディクトの弓矢。
自分はとても引くことすら出来ない、射手の残した矢。
そして、床に散らばる砂を目にした。
これを扱っていた者は――
そしてもう姿さえもない、あの獣は……
誰に、殺された?]
………………う。
[駆け寄ろうとしたのをやめ、拳をぎゅっと固めて顔を背けた。]
……忘れて……ないの………
お昼間はあんなにきれいだった森や木が……草や動物の声が…
暗くなったら、どんどん怖い何かにかわっていって…
大きな樹に、食べられちゃいそうなすごく怖い気持ちでいっぱいになって…
[周囲の風景は、その頃を思い出させるように徐々に暗く…周囲の色を変えていく。
力強い手を支えにして思い出の世界に浸る少女は、まだそのことに気づいていない。]
にいさまとカレルが来てくれて、本当にうれしかった。
うん。そうだよ。
少しでも、怖くなくなるようにって…
魔法を使えれば、暗くなっても灯りをともすことができるようになるかなって…怖いのを減らすことができるかなって、そんなことを考えて魔法を…「呼び方」を習い始めたんだ。
私も、カレルとお揃いのただの痣って思っていたこれが聖痕だって聞いて、すごくすごくびっくりしたけど…術を使えるようになっていて、よかったなって…
……………あれ?……ここ………外??
[周囲は既に夜の闇。城の中から出ていない…ましてや階段を下りてもいないのに、どう見ても城の中に見えない場所。]
……森が……何で……???
[樹の揺らぐ動きが怪物に見え、繋いだままのトールの手を強く握りしめた。]
――…
[獲物の来訪を喜ぶかのように、ざわざわと木々が揺れる。ただの森を渡る風…だと今では理解できるはずの音が、幼い頃のように*酷く不気味な気配を孕んでいる。*]
聖痕者 カレルは、白薔薇 オクタヴィア を投票先に選びました。
[マントを被った、人の形をしたものが]
[斧の一撃を受けて、崩れ落ちる。>>47
頭と思しき部分から、布が赤黒く色を変えてゆく。
しばしの、静寂の後。
床へと落ちた布を、持ち上げて――人の形をしたものが、ゆらりと、蠢く。
マントが滑り落ち、漏れるのは弱々しい光と、聖句]
人間、ごときに……、
殺されは、しな、い――
[まだ僅かに残っていた、治癒の力。
ただ表面だけが薄くふさがった傷から、じくじくと血が滲む。
かつて自分がシメオンに与えたのと、同じ苦痛を味わいながら。
戦士の心遣いなど知らぬ女は、執念深く立ち上がる]
私は、あの方、の――
[光の矢も、刃も、形作る魔力は残っていない。
己の指先に青白い光を集め、女はそれを、戦士の左目を狙って突き出した]
あ、
ああ、
[届くはずもない。
女の手は虚しく空を切り、その体はゆっくりと、倒れ込む。
床に散らばる鏡の破片が、またその身を傷つけた。
尚ももがき続けるその手は、もうどこにも届かない。
かつて、多くの人間に差し伸べられて、傷を癒やしてきた白い手が、
今は己の血に濡れて、虚空に震える]
く、 ぁ、
申し訳――ありません……
[>>58 手ごたえは致命傷。同じく、致命傷を受けたのにすぐに砂になった黄薔薇と異なる異変に、ぞわり、と鳥肌が立つ]
お、お前、まだ生きて……
[だが、頭のどこかは冷静で。その手がおぼろげながら光を集めても先ほどのような"力"は残っていないのが見て取れた]
[マントの下で、無残な女の顔は自分の左目を射抜いていた。嘗ての仲間の凄惨な姿に、息を呑む]
[そしてそのささやかな努力は身を結ばない。消え行く前の残照のように、白薔薇の身体と同じように揺らいで、倒れた]
[下がろうともせず、ただ、その命が消えゆくさまを見届けて]
――終わったな。
お前ら、大丈夫か?
[心身ともに消耗しただろう。カレルと、ハンスに声をかけ…]
ハンス、きれいな布まだあるか?
ベネディクトもあのまんまじゃな……
ツィスカとトールも探さなきゃな――
[自分の怪我よりも、先に口をついて出るのは、仲間のことだった]
[白薔薇の魔力がなくなり、鏡の間からはしゃぐ子供の声は消え、邪魔だった鏡と硝子は最初からなかったもののように消えてゆく――]
― 過去シアター ―
[眠たくなってしまったので、しぶしぶラヴィの毛皮から頭を離す。
側にいると、何かを確かめるように掴んでしまうので、もぞもぞと起き上がった。
――……眠ってはいけない。
多分。
心細さを覚えたが、毛布をぎゅっと掴みながら、地上がよく見える場所まで歩き。
座り込んで、下を眺める]
[>>4:95 シメオンの過去と正体を聞き。
意外そうな表情を見せたが、いままでと変わらないだろ、と親しげな笑みを浮かべるトール]
……いい笑顔だな。
なんというか、あんたたちは実にお似合いだな。
[ぼそりと呟き、トールがマーティン、ツィスカと共に、3階へあがるのを眺めた]
ああ何か死んだらリアル眠気が激しく襲ってきた
とにかくお風呂には入ろう
でも思ったより早く終わってよかった!
ってマーティンさんが昼間だいぶ動いてくれたおかげなんだけど、無理をさせてないといいなあ……
/*
オクタヴィアうめえなぁ、1000pt近くまで使い切って死んでいる
1500ptだから余裕あるけれどあのPt管理は見習いたい
―4―
子供達も大きくなった。
彼女も俺も年をとった。
ドロシーは困ったことに俺に似た。
家内によく似てかわいい子なのだから、機やそういうものに興味を持ってくれればよかったのだが、彼女はばしばしちゃんばらごっこに明け暮れていた。
エリオットは俺にも彼女にも似なかった。
おっとりとぼんやりとしていて、大丈夫かと思ったが、あの子はあの子なりのペースで物事を進める子だった。
それでいて脱走羊を追いかけるのはものすごく早いのだから、びっくりである。
>>64
すみません
妖精と迷路消さなきゃなあと思って忘れてた
ホントにもう何から何までやって頂いて申し訳ないですorz
こんな日が何時までも続ければいい。
とは流石には言わない。
人は、時の流れには逆らえない。
俺は物騒な仕事をしてはいたが、それでも人として生まれたから、人としての人生の楽しみを見出したかった。
子供らが自分らの人生を生きるように、立ち方を憶えること。
子供が伴侶を連れてくるのを、そして孫の顔を見るのを。
ドロシーを送り出すのはちょっと寂しいが、まぁそれも親の務めである。
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