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ですが、このようなことにお力を使いになりませんように。
神より授けられし力は莫大なものですが、それを使う聖乙女の体力は、決して無尽蔵なものではございません。
休みなく使い続ければ、お命すら危うい。
[たしなめるように囁くと、フェリクスの商品の中からひとつを選んで、その掌に差し出した。]
……魔法の飴です。フェリクスに頼んで私がここに置いて貰っている商品ですが…
ほんの少し体力を回復させる力がございます。
ふたつありますので、もうひとりの聖乙女様とお分けくださいね。
― 現在軸:自室 ―
[いつの間にか、自室に運ばれていた。
気絶から覚めると、再び咳き込んでしまう。
――その結果、またしても血を吐いてしまう。それも、前回より量が増えていた。
この身がいつまでもつか……?それが問題だった。
せめて浄化の儀式を終えるまではもてばいいのだが……
この日は大事をとり、一日休む事にした]
― 回想:中庭 ―
[ギィにたしなめられる。確かに、人の体力は有限。
ゆえに無理が祟れば、大変な事態になりかねない。
半ば凹んでいると、魔法の飴を渡された。]
『ありがとうございます。あとでゾフィヤと一緒に食べますわ。』
[そんな感じで、飴はありがたく受け取る事にしたのだった]
― 回想:了 ―
『ゾフィヤー!
グィードさんから魔法の飴をもらったのですが、一緒に食べますか?
2個しかありませんので1個ずつになってしまいますが……』
飴の材料
蝙蝠の羽
蜥蜴のしっぽ
生き血
なまにく
うそうそ
花の蜜とローヤルゼリー、それに様々な香辛料かな
本当は自分の血を混ぜればこうかはばつぐんなんだが
乙女に黙って食わせるのはちょっと
トール?
[意識を集中させて呼び掛けてみた。]
あのさ……。
口笛の吹き方教えるから。
そのかわり、少し戦い方教えて欲しいなぁなんて……。
あはは。なんだか皆に負担掛けさせてて、悪いなぁとは思ってる。
……ていうか……。
これって、男の沽券に関わるよなぁってね。
― 翌日 ―
[せめて、自分ができる事をしなければ。
自室を飛び出し、アストラル界に送られた騎士たちの部屋をまわり、神聖魔術をかけていく。
強い光を放つ水晶核が、ドロシーの周囲を浮遊していた。
*浄化の力の覚醒まで、あと――*]
聖宮に置いてもらえている理由というのは売血故のもの
万病の薬になり呪いへの耐性も強い医毒の血を、非常時には聖宮に提供する契約
足のことだけでなく、血を抜きまくりでふらふらなので余り外出したくない
早い時点で疫病がきたらやりたかったんだが、今日、できるかな…
ああ・・・、
終わったか。
[崩れる呪いの姿に、ほっと息をつく。今回は走りまわって、叫んで、殴ってただけ。
慣れない奇跡も使わずにすみ、また、相方が近くに来たこともあってか、消耗は最低限ですんだようだ]
(いざとなったら、カスパルの真似をしてでも、って思ってたが・・・)
[ここのところ、晴れることのない眠気に、目をこする]
・・・・。
・・・・で。
・・・・一応教えてやったんだから、代償は払えよ。
どうやって吹けばいいんだ?
[本当は、ちょっと気にしてたらしい]
このグラで血、というとやはりかの紅卿を思い出してしまうので
寧ろ貧血の聖騎士の方向で!(どーん)
あほい。
ひたすらあほい。
そういえば、薔薇セットってラスボス系少ないなあと思ってうゆきさんと話したことがある。
ダーク系美形ラスボスはギィくらいではないかなぁ…
今着手してくれてるセットが形になれば、もう少しボス系増えそうではあるけれど、どちらかというとライトロウ系のボス…かな?
そして新セットの悪役顔キャラのデザインが殆ど自分であった件
どんだけ目つきの悪いキャラ量産すれば気が済む…orz
ギィ
マーティン
ヴェルナー
ヒンメル
ジャン
ベルティルデ
グレートヒェン
ソマリ
タイガ
ジェフロイ
ベレス
ほら目つき悪い orz
さて、ドロシーが儀式ってくれるみたいなんでどうしようかね。
礼拝堂で待っていました、とかするのがいいかな。うむり。
― 礼拝堂・儀式の日 ―
[幾多の時を此処で過ごしてきた男は、
これが最期の儀式になると感じながら。
ただ、じっと。天井に描かれた一枚の絵を見詰めていた。
中央に座すのは二人の聖乙女。
その周りをとりまく10人に騎士を順に追っていく]
…………そちらでは皆、元気にやっていますか。
[苦みをその声に滲ませて。
届かぬ旧友― とも ―達へと手を伸ばす]
[言葉を掛けようとも、返事が返ってくる等とは思っていない。
それでも手を伸ばしてしまうのは、長い時を生きてきた事にもう飽いてしまったからなのか。
永久の眠りに着いた皆へと、紅石榴は微かに憧れを抱いて揺れる]
いつになれば、この身は許されるのでしょうかね。
あなた達と共に眠りに着く事を。
[かつて大罪を犯した自身を悔いるように、
自嘲の笑みを浮かべて呟く]
ああ、そうそう。
この時代の聖乙女は、少しあなた達に似ていましたよ、姫。
[自らの命を差しだす様に力を振るうその姿は、
男の記憶に留まる二人の少女とまさしく同じで。
今まで何人もの聖乙女を見てきたけれど、
彼女たちのように命を削る少女を見たのは、始まりの聖乙女二人以来久しい]
どうにも頑張りすぎる少女と言うのは、
私には気門らしい。
[獣化の呪いの儀式の後、不安に震える少女を抱きしめた温もりと華奢な身体の柔らかさを思い出して、眸を閉じる]
私は弱い人間です。
いえ、人間と呼ぶのもおこがましいのかもしれませんが……。
あの時と同じように。
また過ちを犯さずに済んで、少しだけほっとしています。
[再び開く眸。
酷く疲れた顔をして、男はまるで神に許しを請う咎人のように。
低く、低く呟いた]
――そろそろ時間の様ですね。
[疫病の呪いがこの国の周りを覆っているのを感じ、
男は立ち上がる。
人々を死へと誘う病が、舌を伸ばし襲う前に。
この呪いを払わねばならないと。
きゅっと、拳を握りしめて]
[我々に与えられた時間はもう幾つも残されていない。
すでにこうしている今も、
病に倒れ苦しんでいる民がいるのだから――]
…………。
[欲を謂えば、もう少し彼女たちに休める時間を与えてあげたかった。
けれど―――]
[労いの言葉をかけ、マントを翻しながら皆のいる方に戻ってくる。歩くたびにマントはほつれ、裂かれ、霧散していった]
ふむ、これが封魔の儀式か。天使と聖乙女の力があってこそ初めてなし得る……。
[満足そうに1人頷いていた]
…疲労困憊、のようだな。かくいう私も流石に疲れた。
[厩舎近くで話した以来か。セルウィンをじっと見て一言]
後で、聞きたいことがある。
[礼拝堂へと現れる清浄なる光。
それが少女の姿を象るのを見詰めて]
――――お待ちしておりました。
聖乙女、ダイアンサス。
私は始まりの聖騎士、幻惑のメシュ=オーン。
貴女に我が力、捧げましょう。
[金の髪の聖乙女へと男は騎士の礼を捧げて。
恭しく、銀の滴が流れる頭を*垂れた*]
菫の聖乙女 ゾフィヤは、菫の聖乙女 ゾフィヤ を投票先に選びました。
うーん、……トールさん、うるさいよぅ…
[夢見心地に、むにゃむにゃと寝言。
水晶の感応力が、余計な音まで拾ってきた*みたい*]
― 花火大会の夜 / 中庭 ―
やけに明るいと思ったら…。これはシメオンが?
ほぅ。街の様子を伝えてくれたり、こんな風にも力が使えるんだな。実に…美しい。
[誕生祝いの夜に盛大に打ち上げられた花火を思い出した。あの夜から、何日過ぎたのだろう]
エリオット。
改めて、この招待を嬉しく思う。
[金の髪の少年を見つけると、礼をのべた]
[ゾフィヤとエリオットのはしゃぐ様子に笑みをこぼす]
ほう、君たちの世界にもこういうものがあるのか。
そうだな。馴染みのあるもの、繋がっているものがあるというのは良いことだ。
…帰りたいと、言わないんだな。言っても良いんだぞ。その想いが、活力になるのだから…。
― 呪い発動後 ―
[今度の呪いは、疫病。人々を病により苦しめる恐ろしいもの。
憎悪の呪いの時と同じように、時に死者も出すという。
どうにかしなければなるまい。]
(シメオン様、ただいまよりそちらに向かいます!)
[場所は礼拝堂。そこで5度目の封魔の儀式に挑む。
短剣を提げ、自室を出た]
― →礼拝堂 ―
[……が、すぐに落ち着きを取り戻した。]
『ありがとうございます、我らと意志を同じくする同士よ。
私は、他の聖騎士たちと同じように、私たちを陰で支えてくださった事を知っています。
皆が、この聖宮での日々を笑顔で暮らせるように、尽力してきた事も――』
[花火大会の日のことを思い出していた]
[行商人の男が…にも花火を差し出してきた。自ら足を運んだことはないが、時折自分付きの者に買いに行かせていたから間接的に知っていた]
直接会うのは初めてだな、行商人。
日常雑貨から珍しいものまで幅広く手掛けているそうじゃないか。
この前受け取った本はなかなかに良かったぞ。
…ところで、貴方は西に出向いた事はあるのかな?
[以前屋敷内を出入りしていた者に、面影が似ているような気がして]
『だからこそ私は、あなた様を信じたい。
あなた様の申し出を、受け入れましょう。』
[腰に提げた短剣を抜き、己の指を少し切って血を刃に吸わせる。]
(いきます――!)
[宙を切る切っ先。「詠唱」と、舞を伴って。]
(撫子の聖乙女の名において、そなたに封魔の力を授けん。
幻惑の聖騎士よ、この力をもって呪いを封じたまえ!)
[短剣の剣跡が、白銀の輝きを帯びて繋がる。意識を集中させながら舞っていくうち。
いつしか、忘我の境地――トランス状態へと]
[己がトランス状態になったところで、水晶核がシメオンの近くまで浮遊する。
虚空に描かれる魔法陣。それと水晶核が同時に光り始める。
ドロシーが封魔の力をシメオンに送り込んだのだ。
上手く力を送り込めば、シメオンの意識がこちらに流れ込むか。そして――*]
― 儀式タイム:了 ―
― 無意識下 ―
[その後シメオンの意識を感じ取った刹那、ドロシーは倒れ、気を失い、お付きの者に自室へと運ばれた。
目の前は見事なまでの純白。その中に、自分とよく似た人物が立っていた。
おそらく――数年後の、ドロシー自身。念願が叶った後の自分。]
─聖宮・廊下─
[獣化の呪いが明けて数日。
疫病の悪報がオクタヴィアにより齎される前日のこと。
聖宮の廊下にて杖に身を凭せ掛けながら、女官長たちと立ち話をしている]
……そうか。
お二人とも、体調は芳しくなさそうだと……。
[もっと世界の様々な姿を見て。
もっと多くの人々と接して。
もっと見聞を広めて。
作家として、生きていく。
それが、ドロシーの夢であった。
そのためにも、そして国を救うためにも、浄化の儀式を成功させなければならないのだ。
だが、彼女が儀式に挑む目的は、もう一つあった]
[ゾフィヤが一時的に光を失った経緯。
ドロシーが封魔の儀式のあとに、必ず倒れ込んでしまう事。
星では詳細に知る事は出来ず、聖宮の外に齎されぬ種類の情報を、小さく肯きながら刻み込む]
…有難う。
[粗方聞き終えて微笑むと、
懐に手を入れて小さな薬瓶を取り出す。
色硝子の上から、雁字搦めに呪を書き記した包帯が巻きつけられているそれは、傾けると鈍く重い水音を響かせた]
……約束のものだ。
なるべく多量には作ったが、薄めて、
多くの者に飲ませるといい。
三十倍までの希釈ならばなんとかなるので、
誰を優先するかは補佐官様と相談してくれ。
[女官長に手渡すと、彼女は恭しく銀の盆にてそれを受けた。
呪布をわずかに外れた箇所に銀盆が触れると、
その箇所から燻る様に漆黒が広がってゆく]
……。
[女官長らが下がると、ゆっくりと歩き出す。
こつり、こつり。
義具の軋みと、杖が床を叩く音が絡み合い、しんと、静寂に満ちた聖宮に響き渡った。]
[細い筒の先で、緑と赤の花がパチパチと咲いている。地面に垂れ落ちる花弁に目を奪われていると、ドロシーが近寄ってきた。足音を潜ませることなく]
この花火の煌めきは間もなく消えるけれど。
聖乙女のまとう煌めきは強くなる一方だ。
ああ、ドロシー殿?先程の…話、か?
― 回想:家出前 ―
[ドロシーは孤児であった。良家に生まれたものの、幼少の頃に実の両親を亡くしているのだ。
その後数年間は孤児院で暮らすことになった。
先天的な障害により声を持たぬ彼女が、コミュニケーション手段として選んだのが、筆談だった。
おかげで友達もたくさんできたし、孤児院の関係者とも対話する事ができた。
そんな彼女を引き取ったのは、実の両親と縁の深かった夫妻だった]
……静かだな。
いや……常は、このようなものだったか。
[目を伏せ、微笑する。
この数日、周囲のお祭り騒ぎにすっかり慣れきってはいたが、ここは本来不可侵の聖域。
主を持たぬ聖宮は、時に切り離された永劫の凍土。
それを忘れていた自分を自嘲するように、淡々と、足元だけを見て歩みを進める。
廊下を通り、スロープを渡って中庭へ]
[中庭には誰もいなかった。露店の主は席を外しているのか、商品に幕が掛けられ、店先はきちんと小さく畳まれている]
……タイミングの悪い奴だな。
[苦笑して、店先に小さな布袋を括り付ける。
勝手に木炭と紙を拝借し、一目で分かるようにくっきり書き記す]
そだ!忘れるとこだた!
>ロヴィン
文章使ってくれて、ありがとさん。
上下開通したのも、きっかけはお前さんの能力だし、すげーいいキャラ設定だったと思うぜ!
>フェリクスメモ
伝言あんがとさん!
戦闘終了が昨日くらいになると、コミはまずいな〜と思ったわけよ。
助かるぜ!
[だが育ての両親は仕事に打ち込むあまり、ドロシーの世話をおろそかにしていた。
13歳の時に大病を患ったときも、育ての両親はドロシーを看病してくれたこともなかった。]
『お父様とお母様は、私のこと、嫌いなのですか……?
私のこと、可愛がってくれないのですか……?』
……全く。
本来、陛下と王族、それに高位貴族の面々にしかゆきわたらぬものなのだぞ。
『材料』に限りがあるのだから。
[鬱陶しそうに髪をかきあげれば、襟から見える首もとには、薬瓶に巻きつけられているのと同じ呪布。
──疫病除けの劇毒を体内に持つ呪い師は、大袈裟なため息を付いた。]
[まるで家畜だなと、唇の中で呟く。
血を絞り取られる為に飼われている。
聖宮に身を置き続ける為に自らの血を以って契約に捧げた男は、
曇る空のなかに建つ、清浄絢爛な宮殿を真っ直ぐに見上げた]
[ドロシーの必死の訴えも効果はなかった。
結果、彼女は育ての両親に対し、不信感を抱くようになる]
『お父様もお母様も、大嫌い!!』
[話というのは何だろう。他の聖騎士のように挨拶に訪れぬ私を非難でもするのだろうか…。
僅かに身構えていると、ありがとうと言うではないか]>>5:125
っ!
耳に入ってしまったのか…
いや。
私などが探しに出ずとも、貴女は無事だった。
それだけのこと。
……礼など、要らないよ。結果的になにもしていないのだから。
聖乙女よ。……彼女らを、どうか……
[祈りの言葉は、形にはならなかった。
ただ、口にする。
撫子でも董でもない、聖乙女の名。
まるでそれが、彼の、
ただひとつの神の名前であるように。**]
/*
うわぁ、なんて素敵すぎる設定。
ギィさまにはやっぱり血が似合うなぁ。
ふふふ。呪いが来るたびに血を搾り取られてきたんだね。
幾度も繰り返す悲劇を目の当たりにしながら、
安穏と生きる権力者に飼われて……ふふふふ
(なにか妄想中)
[そしてついにある日の夜、ドロシーは育ての両親を手にかけてしまう。
一瞬の出来事だった。さながら目の前の板ガラスが割れ、無数の光の破片と化すように。
だが、彼女はすぐに己の行為を後悔する。
育ての両親が、生みの両親と同じように、ドロシーを愛してくれていたとしたら……?
ひたすら働いていたのが、ドロシーのためを思ってのことだったとしたら……?]
[二人の遺体が発見された後、すぐに葬儀が執り行われた。
二人の埋葬を終えた後、彼女はすぐに家を出た。
スケッチブックを、しっかりと抱きしめて。
そうして次に身を寄せる事になったのは、聖宮に近い町の教会だった……]
― 回想:了 ―
/*
そうまでして彼が見たいと望むのは、呪いの完全なる終焉。
それが叶ってしまえば、彼が生きている意味もなくなり、
飼い主にとっても不要の存在になる……
…ってことは、完全クリアでギィさま死ぬんじゃない?
あと、シメオンも。
ドロシーも、うっかり死にそうなところが怖いけど。
あ、違うか。
それで、2週目以降、真のエンディングへの道が開けると。
もしくは、ギィルートが選択可能になるとか。
(なおも妄想中)
― 無意識下 ―
[そう、彼女が儀式に挑むもう一つの目的は、【罪の償い】
全ての罪は、いずれ何らかの形で償われなければならない。
彼女のところに御使いが来たのも、それを促すためだったのだろう。
彼女が聖乙女に選ばれたのも、ある種の運命なのだろう。
最後まで果たそう、己の役目を。
運命の輪を廻そう、善き方向へ。
目の前を、様々な色の光が覆い尽くす。
それらは、二人の聖乙女と、彼女たちを取り囲む聖騎士たち、そして他の3人の「支援者」たちを表しているかのようだった]
― 自室 ―
[だが、ドロシーが気絶から覚めるのは、まだ先。
近くで水晶核が強い力を放ち、お付きの者を驚かせている事を、彼女*はまだ知らない*]
ドロシーの裏設定重いなあ。
しかし、女の子がどうやってやったのかな?
・・・ちなみに、トールはシリアス過去なし。
町の不良で、ケンカばっかして過ごしてたところ、タイチョーにコテンパンに負けて自警団に入れられた、みたいな。
だから動きも無駄がおおいし、きれいな戦い方じゃない。
体格と体重、そんで熱量で勝ってきた感じ。
[周囲を舞う水晶核の白い輝き。
それに呼応するように、男の眸が紅く明滅する]
ああ、慣れないな。
[口の中だけで呟く。
何度となく行った儀式。
だけど、身体の中を通り抜けて行く他者の力と言うのは、何度経験しても違和感を覚えて。
僅かに口端を上げる]
[膨大な力の波に飲み込まれ、薄れて行く意識。
力の奔流は男の意識を少女の水晶核へと導いていく]
―――……姫。
どうかこの少女達に、貴女の加護を。
[最後に口にした言葉は音にならずに。
ただ唇だけが紡ぐ。
力の源である水晶核――紅石榴の眸から光が完全に消えると、
男はゆっくりと、その眸を*閉じた*]
幻惑の聖騎士 シメオンが「時間を進める」を選択しました
― トールの部屋 /獣化の呪いの儀式後―
[目を覚ますと、目の前にトールが眠っている……記憶の混乱を鎮めるようにゆっくりと起き上がる]
戻った……のか。
記憶を失くしていたのか幸いだったかもなー
[あの闇の中をよく戻って来れたものだと思う。弱った心に巣食った闇に対して怯まなかったのは、記憶も恐れも失くしてただ聖騎士たちだけを信じていたからだろう]
伝えなければ。
ゾフィヤやドロシー、聖宮に残る全ての人に。彼らは常に側に居てくれている、そしてその一方で呪いを振り払うべく、全力で闘ってくれていることを。
きっと残された者の希望になるはずだ。
[すくっとソファから立ち上がると、トールの額に拳を合わせて]
待ってるからな。
[そう呟いてから、部屋を出た。そう言えば戻った時から侍女たちが慌ただしく走り回っている。適当な一人を捕まえて話を聞けば、『獣化』の呪いを封印する儀式が終わった頃だと言う]
儀式はもう終わっただって!?
アレクシスとエリオット?
俺、寝すぎだろ……。
[本来なら無事に戻って来れただけでも御の字なのだが、後悔の念が押し寄せる。
能力も、記憶も戻ったのに。
そしてその力の使い方のアイディアをくれたのはエリオット、賛同してくれたのはアレクシスだったのに。
侍女に礼を言ってからその場を後にした]
成功したって報告しなきゃな。……夢でも聞いててくれるなら、なおさら。
― 自室 ―
[一度自室に戻り、冷水のシャワーを浴びる。夢から戻ったばかりの疲労感と、熱くなった頭が軽減された気がする]
これは、もう要なし。
[ベッドの枕元に置いておいた自筆の手紙を丸めて捨てる。それからテーブルに置かれたエリオットからの招待状に気付く]
えーーーーーなんだよ、花火大会だって?楽しそうなことやってたんじゃねえかよ!
[夢を見ている間も、時間は容赦なく過ぎる。そしてその精神力の消耗ゆえに、夢見は短命なのだと実感が沸いて来るのだった]
― エリオットの部屋 ―
エリオット。コンラートも聞いてくれ。
俺、見て来たよ。エリオットとは入れ違いになったけど、コンラート達の戦いっぷりをさ。結界はったのはイェンスなのかな、近くまでは行けなかったから具体的にはみえなかったけど、それでもすごい戦いだってのはわかったよ。
今は、エリオットもその中にいるんだな……。
アイディアをくれたエリオットがそっちに行く前に知らせたかったんだけど。間に合わなくてごめんな。
でも個人レベルでは平和な夢をみてるのは確認済みだし、興味あるんだけどなー。ぶっちゃけ帰ってくるまでにどんな夢みてるか興味本位で確認するのは無理っぽいわ(苦笑)
だけど、過去も現在も未来も視て来たから。必ずまた会えるって、確信できたから。
……信じてる。絶対、フルウ・ワを守ってくれるって。
ああ、そうだエリオット。せっかく花火大会の招待状くれたのに参加できなくてごめんな。てかエリオット字覚えるの早い!驚いた。きっと、皆の知らないとこですごく努力したんだろ?ほんと、すごいよ。俺、エリオットと友達になれたこと、誇りに思う。帰って来たら、また遊ぼうな。
[エリオットの額をそっと撫でてから、コンラートに向かって]
時の聖騎士って遠目でどんな戦い方してるのかわかんなかったけど、すげえ気迫は伝わって来たよ。
コンラートがあんな気を出すなんて信じられないくらいでさ。
だってコンラート、こっちにいるときいっつも温和な感じで、どっちか言えば見守るタイプだったろ?
帰って来たら、武勇伝聞かせてくれよな。そういうの、積極的に語るタイプじゃないのもわかるけど、だからこそ聞いてみたいよ。また、ピクニック連れてってくれるよな?
……俺が、あのときあの闇を封じきれてたら。誰も戦わせずにすんだのに……!
ごめん。未熟だった俺を許してくれ──。
[眉間に皺を寄せて、瞳を閉じる。一筋の涙が、頬を伝った]
― アレクシスの部屋 ―
アレクシス、入れ違いになっちまった。遅くなってごめんな。
エリオットのアイディア、試してみたよ。遠目だけど、聖騎士が戦ってるのははっきり感じた。
きっと今頃、そこにアレクシスがいるのも想像できる。
それから…ピクニックのとき、声かけてくれて嬉しかった。
アレクシスってもっと近寄りがたいタイプかと思ってたから。
報告も、ちゃんとしたかったけど──でも、この声届いてるよな?
ドロシーとゾフィヤにも、伝えるよ。聖騎士はいつも側に居てくれてるって。
それから、がっつりお仕事もしてるってさ。
戻って来たら、もっと色々話したいよ。信じて、待ってる。
[ドロシーと、ゾフィヤの部屋へ向かうが、儀式後は二人とも休んでいると、控えの侍女達に告げられる]
そりゃそうだよな。
だけど、早く伝えたいから。聖乙女が目を覚ましたら、伝えてください。
封魔の儀式を受けた聖騎士たちは、常に側で我々を見守ってくれていると。そして聖乙女を信じて、呪いを退けんと戦っていると。
それから──もうすぐ戦いは終わる。呪いは浄化され、フルウ・ワに平穏が訪れる。
だから希望を持って、己の信じた道を進んで欲しい。
[訝しげな侍女達の反応だったが、それももっともだと思い、微笑を浮かべる]
今の状況を考えれば、信じられないのも無理はない。だけど……。
夢見の夢は違えることはありません。
[最後の方は小声で言った。聖乙女たちに届くかどうか*]
― 疫病の呪いが起こるまでのある日/中庭 ―
[ギィの天幕に顔を出す。天幕の中まで入ったのは初めてかも知れない]
こんにちは。うわあ、占いの道具とか、護符とかたくさんあるんだなあ。
[などと感想を漏らしつつ、天幕の主に改めて挨拶をしてから話を切り出した]
あの、個人的なお願いで申し訳ないんですが…俺の未来を占ってもらえませんか?
次代の夢見に会えるかどうか。
夢見は、他者の未来は視えることがあるので、何度か未来を視たことがあります。だけどその夢は確定事項。良い結果であっても、悪い結果であっても本人に知らせるのはあまり積極的になれませんでした。人生の結果を知ってしまったら、面白くないじゃないか…って思ってたから。
だけど、未来を知って、その未来をよりよく迎えられる為に努力することは悪いことじゃないんだってわかったから。だから、ギィさんに占ってもらおうって思ったんです。
夢見は、自分個人の未来だけは視られません。だからギィさんに占ってもらった結果よっては次代の夢見を探しに旅に出ようかなって。
他者の未来が視える夢見が、占い師に占ってもらうっておかしいですか?
でも俺は知りたい。次代の夢見をどう迎えることができるのか。この力は、無駄な力じゃないってわかったから、それを伝えたいんです。
あっ、無理にとは言いません!
未来を知らない面白さも、わかってるつもりだし。
[そこまで一息に言って、占い師の視線を真正面から受け止めた。占い師は、なんと答えただろう]
― エリオットの部屋 ―
[力を取り戻したゾフィヤは癒しの念を送りに、儀式を行った騎士を回り、最後はエリオットの部屋へいく]
エリオットお待たせ。
[エリオットは眠ったように、安らかな顔をしている。
念を送ると、そっと頭を撫でて]
ごめんね。エリオット…
私一つ、嘘をついちゃったよ。
もしかしたら、一緒に帰れないかもしれない…
[視力を失う時間は、確実に長くなっている。
そしてドロシーの体調も、最悪の状況下にある。
考えてみれば当たり前なのだ―
あんな小さな体では術に耐えられないのは、当然のように思えた。
自分も視力だけならいいが、もしかしたらそのまま― ]
エリオット…私はね例え自分が死んでしまうとしても、みんなが、この世界が救われるなら本望だと思う。
でも一つだけ、気がかりなことがあるんだ。
[こうなってみて初めて気が付く。本当の気持ち― ]
私はエリオットみたいに、強くないからちゃんと言えるのか、わからないな。
でも後悔はしたくはないから、勇気をちょうだいね。
[もう一回頭を撫でると、悲しそうに微笑んで部屋を後にした*]
/*
ドロシー……。
そういうのは男の前で告白するんだぜ(真顔)
かくいう自分も、今回ト書きにいれすぎているのだった。
PC的になにか隠しちゃいそーって思ったのかもしれないが、うっかりすぎたわ。
綺麗に書こうとしすぎて、バランス崩してるのかもなー。
― 自室 ―
[さすがに疲れているのと、シメオンとの約束で部屋に休んでいるゾフィヤ。
侍女からロヴィンが来て、伝えたい事を聞くと]
世界は平和に、そうね…よかった…!
[その夢に自分がいるように、切に願いながら横になって、フルートのケースを見つめる]
こういう時に、エーヴァルトがいてくれたらな。
きっと癒されるのに…
[そういうと天井を見つめて]
シメオンは私が聖乙女でなくっても、いいって言ってくれたけど…
あー!何で悩んでばっかなのー!
[エリオットのように素直に、結論を出せたら。ドロシーのように、強くなれたらどんなにいいか―
悩んでばかりの、自分がとても情けなく思っていた]
帰れるかの前に、私は私の意志なくして連れてこられたんだよね。
平和になったら、勝手に戻されたりもするのかな。
[元いた世界に帰りたくないわけでない。
でもこの世界にきて、この世界に根付いている自分も感じとっていた]
私の想いは、望まれるんだろうか―
[儀式の前に悩むのはどうかとは思っていた。
しかしエリオットと話して、素直になりたい自分も感じ取っていた
想いは浮かんでは、消え。また浮かんでは、胸をじんわりと熱くしていた]
雷の聖騎士 カークは、撫子の聖乙女 ドロシー を投票先に選びました。
[聖宮内を散歩しているつもりで、気がつくとゾフィヤの部屋の前だった]
ゾフィヤ、…いるの?
[軽くノックして、声をかけてみた。ゾフィヤにしばらく会ってないと思いながら。彼女がこの声に気付いて出てくれば、話し相手になるだろう]
それ、すげー苦いんだわ。
騙した、とか言って睨まれたら、おれ、傷ついちゃうし。
女の子の涙は見たくないし?
[「泣くほど苦いんですか」と怯む給仕に肩をすくめてみせる。]
だけど、飲めば躯がホカホカ温まるのは保証するぜ。
それと、こっちのハーブは風呂に入れてやって。
リラックスできるから。
[そんな依頼を残して、厨房を出ると、一段抜かしに階段を駆け上がってゆく。]*
次の呪いは必ずくるだろう…
そしたら―
[本当はもう儀式はしたくないと思っていた。
でもきっとそんなことは、望んではいないだろう]
悩んでたら、儀式にならないよね。
はー
[悩んだ末。カークと話そうと心に決めていた]
あと、あって1回か――
[聖騎士は残り2人、呪いに対応できるのはあと1回だ。
誰が選ばれるかもう分かっているし、本人らも心の準備はできているだろう。
ただ……]
[いないのか、気付かないのか。侍女に確認するのも憚られた。]
次は、いつ会えるかな…平和が戻ってからか。
がんばれ、ここが踏ん張りどころだからな。
[そう呟いて、ドアを離れた]
― 自室 ―
[給仕係りが入ってきて、カークに頼まれたハーブティを渡される>>101]
え?カークが!?うれしいな!
[給仕係りは、まじまじと見るのを不思議そうに見て]
ん?どうしたの?
じゃあ遠慮なくいただきまーす!
[うれしそうに飲むと、顔は一変して苦そうに舌を出す]
にがー!これー!!
もうカークってばー
[そうしてるとロヴィンのノックしてる音が聞こえて>>102]
どうぞー
[っとまだ苦そうに、顔をしかめながらいった]
あ、でもなんだかあったまるな。
え?お風呂にも??
じゃあ後で入ってみようかな!
[カークの事を聞かされて>>104カークの気遣いに胸を熱くさせていた]
>>108ロヴィン
ああ、ごめんね…
カークが、苦いものくれてね。
悪戦苦闘してたの!
[ものすごく苦そうな顔をしながら、ロヴィンを見ていた]
[出て来たゾフィヤの顔をみて、ぷっと吹き出しそうになる]
なに、その顔。
カークが苦いもの?この期に及んで嫌がらせ…相当嫌われてるんだな……。かわいそうに。
[真顔で言ってみるが、もちろん冗談]
― 回想:自室 ― >>93 ロヴィン
[獣化の呪いを封じた後、自分が倒れているときにロヴィンが部屋を訪ねてきたらしい。
ロヴィンの言伝を聞くと]
『そう……この国は、世界は、平和に……!』
[ドロシーは笑顔を取り戻した。これで、平穏が取り戻せるなら。それ以上の喜びはなかった。
そしてもう一つ、確かな事。
私たちは、繋がっている。
運命の車輪の外周部分に、全員が立っているが如く。]
え?そうなのかな…
[>>111を真面目に受け取って、しゅん]
伝言聞いたよ。ありがとう…
[平和のこの世界に自分がいなかったら嫌なので、細かいことまでは聞かなかった]
あ、それとこれ見て!綺麗だったんだよ!
[エリオットがロヴィンに見せたいっという、花火の映像を部屋いっぱいに映しこんだ]
[しかし、心配なのは自分の体調の事。
せめてこの身が、浄化の儀式のときまでもてばいいと思っていた。
しかし、今は違う。
何としてでも、生きたい。皆に、会いたい。
そして、自分の幸せも掴みたい。
そう思わずにはいられなかった]
― 回想:了 ―
ウソウソ、冗談だって。カークのことだ、きっと栄養があるものだったんだろ。むしろそんなに苦いのをあえて飲ませるってのは、カークなりの応援なんじゃないかな。
[言ってる最中に、花火の映像が広がる。ゾフィヤの視点だからだろうか、エリオットやカークをはじめ、花火に居た全員の顔も見える]
わ……なんだこれっ、これ、ゾフィヤの力?
すごいな!夢以外でこんな風景が見られるなんて思わなかった!
めちゃくちゃ楽しかったんだな。参加したかったー!
[少し大げさめにリアクション。儀式前のゾフィヤの緊張を少しでも和らげることができれば、と願いながら]
― 現在軸:自室 ―
[ようやく、気絶から覚めた。が、まだ脳内にもやがかかったように、気分はすっきりしない。
獣化の呪いとの戦いの後、カークが持ってきたというハーブティー>>101がまだ残っていたので、お付きの者に頼んで淹れさせた。
それを一口、含んでみる]
ん、見事な剣捌きだったよ。
[草の上、へたり込んだまま近づいてくるアレクシスを見上げ(>>+88)、口元だけで笑う。]
……あはは、だろね。
僕はまだ、この前来たばかりだからこれでもマシな方なんだろうけど……
精神力の回復が追いつかないや。
[眼鏡の向こうの瞳を見つめ返す。]
……丁度よかった。
僕も、聞きたい事があったんだ。
儀式の前だから、長居するのも悪いしこれだけ。
[ゾフィヤの肩を捕まえて、額に自分の額をくっつける]
俺は視て来た。みんなと再会できる未来を。
だから信じて乗り越えて欲しい。自分の弱さを受け入れて、強さに変えるんだ。
俺は、ゾフィヤを信じてる。君が俺を拾ってくれたのも、ただの偶然じゃないって思ってるよ。
[一歩、離れて]
じゃあ、儀式がんばって。うまくいくように、祈ってる。
[強烈な苦さに、しばらく悶絶する。
苦さが収まった頃には、脳内のもやはすっかり消えていた。
どうやらお風呂用のハーブもあるらしい。これは後ほど身を清めるときのためにとっておくことにした。
だが、それにしてもお付きの者たちの様子が少し変ではないか?]
「ドロシー様……!先ほどから、水晶核が強い光を放っているようですが……!?」
[彼らのうちの一人から言われ、水晶核を見る。
――確かに、強烈な光を纏った御使いが、ドロシーの周囲を回っているではないか。
あまりの眩しさに、瞑目しかける。が、すぐに慣れた]
[おそらく、何かの前触れだろう。
希望を――と念じながら、御使いに手を伸ばした刹那]
(きゃあ!?)
[御使いを掴むと同時に、強烈な光が部屋中に満ちる。その光の中、ベッドの上で体勢を崩してしまい――]
>>91 ロヴィン
そっちではどうしても教師になってしまうけど、今は教えたり諭したりって相手じゃないからね。
ピクニックはいつでも。
交流を深められるのはやはりいいことだよ。
[最後、届かない手を伸ばして]
聖乙女の加護を受けた聖騎士でやっとあれぐらいだよ、君が無事だっただけ凄いと思うよ。
むしろ君の武勇伝を聞かせて……エリオットも喜ぶ。
―何時かの夢(>>3:249)の続き―
[乙女達が舞い終えた頃。]
[響くは子供の声。]
ママーっ!
[湖の上、駆けていき。中央にいた乙女に抱きつく。]
[周りの乙女達は一人、二人と水の中掻き消えて。]
[最後に残った乙女と子供も、同じように水の中へ。]
[さて、これは何時見た夢だろうか?]
>>115ロヴィン
そ、そうだといいなー
[花火の映像を見せてから]
そういってくれると、エリオットも喜んでるよ。
エリオット残念がってたから、ロヴィンがいなくって。
[微笑みながら、映像をふっと切った]
あ!うん…ごめんね。
ロヴィン!
[ロヴィンの近づく顔に、びっくりしながら頬を赤らめて]
ありがとう。必ずすべてを乗り越えるよ!
ロヴィン!
[出て行こうとする、ロヴィンに微笑みながら手を振った]
― 未来軸 ―
[悲鳴を聞いて]
ドロシー!!どうしたの!!
何があったのか教えて!!
[意識の低下に、心配してやまなかった]
/*
で……ゾフィヤはカークと、かな?
エリオットじゃないのはわかったが。ローラントも違うっぽいし。
そしてさっぱりわからないドロシー。
コンラート、か?
ドロシーとは孤児で教会にいた、って共通点があったんでその辺で絡みたかったなー、とか。
― でもって迎え撃ち>>*20 ―
『正直に話します!
目が覚めたら御使いが強い光を放っていたので、気になって掴んでみたところ――
部屋全体が光に包まれ、思わず目がくらんでしまって……』
[ベッドから落ちたなんて、口が裂けても言えない]
[正直に話した、ドロシーに唖然]
こらー!心配しっちゃったじゃーん!
[ぽかすか]
浄化の儀式は、呪いを抑えてしばらくたってからでいいわよね?
私、視力を失ってると力が使えないのよ…
最近はすぐには力が戻らなくって…
[嘆いた]
―回想 儀式の日・礼拝堂傍の噴水―
はは、また、か……。
向こうにいる聖騎士は二人だけ……。
ってことは……ここで終わらせなきゃ、なんだよね……。
崖っぷち、ってヤツ、か……。
[少しでも自身の精神力を回復させようと、こまめに此処に来ていたけども。]
[果たしてどれだけ効果があったか。]
―― 厩舎 ――
よう。
[風向きに気をつけて近づき、顔を覗かせる。
アレクシスの愛馬は長い首を曲げてカークを見やった。
しなやかな首筋に絹のようなたてがみが流れ、それだけでも丁重に世話をされているのがわかる。]
― 獣化の呪い封印直後 ―
[眠りに落ちるほんの少し前、
カスパルの声が聞こえた気がした。>>+79]
…カスパル、さん…
[ほんのりと照れたように微笑んで、
静かな寝息を立て始める]
[手は触れられない。
馬は狼の匂いには敏感だから。
距離を保ったまま、話しかける。
カークとアレクシスが話すときも、いつもそうだった。]
──おまえともしゃべれればな。
いつも、あいつの躯を背中に感じていたんだろう?
その気高さも、苛立ちも、優しさも。
あいつはどんな夢を抱いているのか。
領主の息子に生まれなければ、何になりたかったのか。
おまえ、知ってるか?
[馬は前脚で床を叩き、ひとついなないた。]
― 自室 ―
[ロヴィンが去った後、一人。悩んでいた]
部屋に呼ぼうと思ったけど、この服もかっこ悪いな。
髪もぼさぼさだし。
[鏡を覗き込む、うーんっといっていた]
― 儀式の後日 ―
[戦いの後の数日は、ともかくよく眠っていた。
コンラートと一緒に自室で休んでいることも多かったけど、
トールと一緒に草原で寝っ転がったり、
時には猫と一緒に木の上で昼寝していたり。
でも、一番のお気に入りは、
花壇に半分ぐらい埋まりながら、うたた寝すること、だった。]
―― 中庭 ――
[ジョウロを片手に、花壇に水をやっている。]
こんなもんでいいかな、エリオット。
緑の指をもつおまえには敵いっこないが、ちゃんと面倒みておくから。
おっ…
[熟れたベリーを見つけてひょいと摘み、口に放り込む。]
ごちそうさん。
そういや、ここで──
[花壇のラインを割ったら負け、というルールでトールと手合わせした。
トールの動きは、今でもありありと思い出すことができる。
ジョウロを地面に置くと、ゆっくりと腰を沈めて構えをとった。]
── 時計塔 ──
[聖宮の中でもひときわ高い場所にあるその場所へと登り、目の前に広がる光景を眺めていた。
白い鳩が、足下を飛んでゆく。]//
[ふと鏡に映る、箱を発見する。ここへきた時に来ていた服だった。
おもむろに取り出して、開けてみる]
帰りたいっていったら、なんていうのかな?
[ぽつーんっと見つめていた]
― 時計塔 ―
ちゃんと相談すればよかったな。
もしかしたら帰る道が、開けたかもしれないのに―
[おもむろに時計台へ足を運ぶと、そこには話すべく相手の姿があった>>133]
カーク―― !?
[ゆっくりと、歩み寄ってゆく]
― 聖宮内 ―
[次なる呪いの前触れか、今まで以上に慌しい宮殿内を、闊歩する]
いい子でいる事、それは決してイコールいい事ではないぜ。
[人が自分の身体をすり抜けるのも、気にせずに、一人呟く]
大人ってのは、ガキの為にいるんだ。
ガキが心から望む事を、全力で適えてやるのが、正しき大人の役目さ。
物分りのいい大人びた真似は、
大人になってから、
子供に対してやってやりゃいいんだよ。
─ ドロシーの部屋 ─
[両手いっぱいに封筒を抱えた…が入って来る。]
ご覧下さい。
あなたのふるさとからこんなに書状が届きましたよ──
[それでも、時々は聖宮へ遊びに行ったりした。
ちなみに、彼は地に足のついた中学生なので、
飛ぶ、という発想はない。]
あ、ロヴィン。
元気?大丈夫?
[部屋に来たロヴィン>>90へと、話しかける。
向こうに届かないのは分かっていたけれども。]
夢、見に行けたんだ!すごいね!
……ふふ。戦い、すごかったよ。
呪いはとても強くて怖いけれども、
聖乙女様の力があれば平気。
……うん。守るよ。守って、ちゃんと目を覚ますよ。
ロヴィンの見てきた未来がそうなるんなら、安心だね。
えへへ。
字はね、テキストじぃっと見ながら書いたの。
早く、ちゃんと覚えたいな。
―――うん。
全部終わったら、また魚釣りとか花火とかしようよ。
きっと、楽しいから……
[語尾が、ふっと掠れる。
自分は帰りたいと思っていたのに。そのはずなのに。
帰る時のことを思うと、胸がぎゅっと痛んだ。]
よう!
[ゾフィヤの呼びかけに応えて振り向く。
風が飴色の髪をなぶって弄ぶ。
それを押さえることもしないまま、腕を広げた。]
なぁ、覚えてる?
ここ──
//
こんにちわ!カーク…
[急に話したい人に出会えて、照れくさそうにしている]
ここ?
[しばらく考えてから、はっとして思い出し]
ええ!覚えてるよ。
カークと初めて会った場所だね!
[そうだったと、微笑みながら見つめる//]
― 自分の部屋 ―
[自分の部屋で、眠っている自分の体に、
ゾフィヤが話しかけている。>>96
その腕に、頬に、そっと手を伸ばし、
すぐ、火傷をしたみたいに引っ込めた。]
や、やっぱり、よくないよね、こういうの。
[嬉し恥ずかしな悪戯は、ゾフィヤの言葉で中断された。]
し、死ぬなんて、言っちゃだめ!
[生身の体であれば、音を立てて血の気が引いていただろう。
引きつった顔で、首を横に振る。]
一緒に帰るって、約束は約束です!
今さら、嘘だ、なんて無しです!
先輩が死んじゃうくらいなら、世界なんて滅びていいです!
そんなの…いやだ―――っ…
……勇気でも、なんでもあげますから、
死ぬなんて言わないで、ください……!
[叫んでも、やっぱり彼女には届かない。
悔しさに、拳を握る。]
……出歯亀をするつもりはないのだがなぁ。
[時の聖騎士が精神を高めるのは時計塔。
できるだけ聞かないつもり……これでも]
ああ、
初めて会ったとき、君はここに立っていた。
ドレスの裾をなびかせて。
希望に胸を膨らませた小鳥みたいに。
おれは、あそこからそれを見て――
[指を伸ばして正門を指す。]
天の計らいに感謝したものさ。
>>*24
『大変じゃないですか、それ……!』
[ゾフィヤの身に降りかかる代償の話を聞いて返した]
『分かりました。ではそうしましょう。』
[トールの話>>+85を頷いて聞いていた。]
……結局、相手の弱点を見つけて暴れろってことなのかな。随分と単純だけど、トールらしいな。
ああ、でもそうだね。
指を怪我するわけにはいかないから……。
そうなると剣ってのも微妙だなぁ。
やっぱり覚えるとしたら魔法のほうがいいのかもね。
じゃ、教えてもらったお礼に、今度は僕から。
カーク―
そんな風に見えたんだ…
[照れながら手招きに応じて、カークの隣にそっと寄り添い]
頼もしい方が見えたから、降りていったら、耳に息吹きかけられて…
びっくりしたんだから…
[微笑みながら見つめている//]
[気配。][よく知る人。]
[すぐ近く。]
……待ってますよ。
[小さく呟いた後に、彼は金糸雀を閉じ、祈る。]
[杖の先端、水晶核は鮮やかに明滅する。]
[絆の向こうにいた人の、瞳と同じ、*紅石榴に*。]
― 自室 ―
[光が収まりかけたところで、補佐官の姿が目に入る。
いわく、故郷から書状が届いているらしい>>136
慌てて駆け寄った補佐官>>137に、今起こったことを説明する。
御使いに手を伸ばした途端、凄まじい光の洪水が巻き起こったと]
唇の力を抜き、軽く閉じて。合わせた唇の中心を少し開くんだ。
そしたらゆっくりと息を吐きながら、口の中で舌を動かして、音が出る舌の位置を探してみて。
上手くいかなかったら、口の形を少し変えると上手くいくと思う。
だいたい舌の先っぽが、下の前歯の後ろに軽くつけた位のところになるんじゃないかな。
これで上手くいかなかったら……才能がないと思ってあきらめるんだ。
>>*26
『あの後一度倒れましたが、半日ほどで目が覚めました。
強大な力には代償がつきもの。こればかりは、仕方ありません。』
そりゃ、君の驚く顔が見たかったから。
だってなぁ──
おれが何のために聖宮へ来たか、知ってる?
聖騎士になったからじゃない。
「聖乙女と会いたかったから」さ。
[風下にゾフィヤを立たせ、自分の躯を盾にして風を防ぐ。]
[腕を伸ばして、森に包まれた丘と、その頂に生える一本の大きな木を示す。
先日、皆でディキャンプに行った場所だ。]
新たな呪いが訪れれば――おれはあそこで君を待つ。
いいね?
ドロシーは強いんだね!
私は怖かったよ。
儀式成功という希望と共に、訪れる絶望―
シメオンがいなかったら、力を回復しなかったかもね。
彼は何者なの?
そうでしたの──
[ドロシーの説明に、御使いの示した奇跡ならば悪いことではないだろうと安堵する。]
それは何かの予兆、なのでしょうか?
― 中庭 ―
[中庭でぼんやりと花々を見つめている。]
そういえば、初めてお逢いしたのはここだったんだよなぁ。
あの時は不安そうな彼女を励ます為に『メヌエット』を吹いたんだっけ。
[口笛であの時と同じメロディをなぞる。
彼女が残していったフルートのケース>>+98を見つめているとは知らずに。]
>>*28
『私は、強くなんかない。
だって一人だけでは――皆がいなければここまで来れませんでしたもの。
シメオン様は――自らのことを始まりの聖騎士と称しておりました。
おそらく、初代の聖乙女との関わりも深い人物と見て間違いないでしょう。』
―回想・呪い封印直後―
[ナイフに向かって力を叩きこんだ直後、精神力を消耗し切った体が倒れ込みそうになる。
しかし、その体をしっかり受け止める手があった]
……ありがとう……
[なんとかその一言を絞り出す。
そして、獣の断末魔とローラントの高らかな拍手>>+77を、夢現の状態で聞いていた]
[ここからでは、到底届かないとはわかっていても。]
[君の心がいつでも安らかでありますように。]
[この想いと共に。どうか届いて。]
――情けない、な。
[それからしばらくして。
意識を取り戻した青年は、草むらに横たわったまま天を仰いでいた。
傍らにセルウィン>>+81の姿はまだあっただろうか。
もし誰かがいても気付かぬ様子で、そう呟いていただろう]
敵の眼前で倒れる、とは……。
[他の聖騎士に迷惑を掛けた事を悔やみながら、ゆっくりと体を起こす。
そして、そのまま聖宮へと戻っていった]
――なっ……聖乙女様!?
[そこで初めて気付いた。
聖乙女たちが己の生命を削り始めている事に。
ゾフィヤは視力を失い、ドロシーは病が再発して血を吐いている]
ここまで深刻だったとは……。
――俺は、どうしてあの時……。
[過去を悔やんでも仕方がないとはいえ、自身の吐いた心ない言葉を思うと、いてもたってもいられなかった]
どうする事も出来ないのか……浄化の儀式が終わるまでは。
[いつしか国を救う事よりもずっと、彼女らを救う事を強く胸に抱き始めていた]
―回想・了―
聖乙女に会いに?
[そう聞くと顔を少し曇らせながら、ズキンと胸が痛んだ。
風を防いでくれるやさしいカークを見つめながら、指差す大きな木を見て]
う、うん…わかった。
わかったけど…
[泣き出しそうな声で、カークを見つめる//]
>>146 オクタヴィア
『おそらく、何かの予兆と見て間違いないでしょう。
お付きの者たちの様子が変だったので、何があったのかと思ったら、御使いが強い光を放っていて……』
[気になったので掴んでしまった、と]
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