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ううん。
こんな時だから……ね。
[彼女がこちらに背を向けていた時の表情は、見えずとも想像に難くない。
謝るクララにこちらも首を振って]
うん。こちらこそ。
[歩き出したクララが、そっと差し出した片手。
迷わず握り締めると、一度大きく頷いて。
彼女と共に、宿への道を辿った]
―朝・教会―
[ペーターの歌を聞きなながら、ディーターの最後を見送る]
ああ、奴ならきっと天国に言ってるよ。あいつは、人間だったからな。
…ペーターくん?
[声に振り向くと、そこには自分を心配げな顔で見つめる少年。
そうだ…彼やリーザが村人なら、再び疑われる対象になるかもしれない怖さを抱えているんだ。
自分だけが落ち着かない気分なわけではない。
だから、できるだけ落ち着いた声色で返す]
……大丈夫、カティは一人で溜め込んでなんかないよ?
一人で何もかも考えられるなら、みんなに霊能者だって名乗っていないもん。
[自分に、言い聞かせるように。
――呪いのように]
カティは……ダイジョウブ。
……
…………
[カティの声が一瞬、暗く染まったのを感じ取る。
この一月を経て、随分と感情の起伏を感じ取る事が出切る様になった。これも感情をコントロールすべき人狼の血か]
…………
[一瞬、村長に偽物だと名乗り出ないよう言おうかと思った程。
彼が協力者――惨劇を招いたものの一員と知って。
カティの心が保つか、一瞬考えてしまったが]
……………………
[何も言う事は出来なかった]
……そうか。
しかし、冥府の神様を殺すとは大胆な事を考えたな。
そんな事をしたら、冥府が大変なことになってしまうんじゃないか?
[ディーターの最後を見届け、教会を出ると、宿まで向かう途中にそんな軽口を叩く]
<……ありがとう>
[迷い無く握られる手の温もりに、また薄い月が滲んで消えそうになる。
擦った目元は、スケッチブックに隠れ。
露天風呂へ着けば、自分から誘っておいて、なんだか照れてしまって。
入り口であわあわと、少し手間取ったりしたけれど、脱いでもう無い袖を捲るような仕草をして、謹んでお背中を流させていただくつもり]
次の人が繰り上げになるんじゃなーいー?
Concrave
それとも冥府でも教皇選定でもしてるのかな?
僕は本当にそうした所で別に?
新しい冥府の世界の神になる!なんて事は面倒臭そう。
[ディーターよりはマシな程度の嫌な奴は、わんさか居るだろうし]
―宿の前―
[宿の前に立つと、立ち止まり]
ペーター。今日の占いの事なんだが…
………いや。なんでもない。約束だしな。
[ディーター以外を占ったことにすれば、厳しくとも誤魔化し続ける事は出来ただろう。しかし、覚悟を決めると、心の中ですまないと呟いて、宿の中へと向かう]
―朝―
[教会でディーターの最後を見送り、宿へと向かう。宿の前に立つと、暫く宿を見上げて]
約束だしな。
[覚悟を決めると、ドアを開けて宿の中へ]
……ならいいんだけど
[却って少年を元気付けるようなカティの様子に。
す、と少年の視線が一瞬狭まったが]
考えてあげてね。
村長さんが一番最初にカティを占った事。
[ただそれだけ言うが。
果たしてこの声がしっかりと届いたか。疑わしいとは思い]
[クララの表情を横目でちらりと見て。
そこからはずっと前だけ見ながら、繋いだ手は必要以上に大きく振った]
不思議な感じだね。
この歳になって、こうやってお風呂入るなんて。
[風呂に着いたなら、脱衣所で照れる彼女にこう話し掛ける。
でも、自分もやっぱり照れ臭くて、一緒にあわあわしたかもしれない]
あ、ありがとうー。
[クララに背中を流してもらって、気持ち良さそうに微笑む]
じゃあ、私からもだねー。
[今度はクララを座らせて、同じように背中を流した]
……ん?どうしたの。
約束……
あぁ、そういう事。
[言いたい事を理解はしたが、少年は、たとえディーターが死んだ今でも――今だからこそ、それを撤回するつもりはさらさら無く]
……もう一つ、村長さんに聞いて欲しいことがあるんだった。
……必要以上の事は、言わないで。
――『人狼』を、庇ったりは。しないでね
[それがどう言う意味か。
問い返されても、少年は黙して語るのみ]
― 談話室 ―
[議論の前に。改めて、昨日の投票結果と処刑先とを書きとめる。
何故かアルビンを指名した彼の瞳に、拒絶の色を見て。結局、彼は処刑には立ち会わず、その背をただ見送った。どこにも男の気配が無い事から察するに、処刑は無事遂行されたのだろう。
……従妹と幼馴染とが互いに票を入れあっている事や、エルナが自殺票を入れた事も確認し。もし従妹の姿が見えれば、]
……おはよ。言っとくけど、あれはアイツの早とちりだからな? ……そんな子居るんだったら、こっち来る時に嫁に貰って戻ってたよ。
[何事も無かったかのように、今更昨日の件>>68の弁明でもしてみせただろうか。**]
[確かに、ちいさな頃は、恥ずかしいなんて思わなかった。
と言うか、先日ペーターと少し一緒させて貰った時も。
同年代で、同性だから、かえって気になるのかな、なんて。
パメラの頬も、まだ湯に入る前なのに色づいていれば、照れつつふにゃりと笑うのだった]
<かゆいところは ありませんかー>
[見えていないのは承知で、そんなことを口にしながら、背中をこする。
ちらりと見えた、気持ちよさげな微笑みに嬉しくなって、いっそう丁寧に、こしゅこしゅと彼女の背を擦っていたが]
!?
[自分も流されると思ってなくて。
だいじょぶ、だいじょぶ、とぶんぶん首を振るも、そのうちに大人しく背中を向け。
おねがいします、と神妙に。
そうしてさっぱりしてから、湯船に浸かれば。
身振り手振りで、ぽつぽつと、薬草粥を結局食べてしまったことを白状したり]
……でも、良かった。
[やりとりが落ち付いた頃に、ぽつりと呟く]
こうやって、前と同じみたいにして、約束を果たしてくれて。
私は――まだ、疑いが晴れた訳じゃ、ないのに。
[むしろ。ディーターが処刑された今、最有力候補ですらあるだろうに]
[果たして談話室に居た人たちの反応はどうだっただろうか。調子の悪そうなカティの姿を見つけると、傍へと近づき]
調子が悪そうだが、大丈夫か?
[カティに声を掛ける]
[義父から近寄られて声をかけられても、なるべくいつもの調子で応対した。
そう、『カティ』はイツモドオリ、なのだ。
義父はいつものヤサシイままの、家族]
大丈夫だよ…。
朝が早いせいかな。ちょっと寝不足はあるかもしれないけど。
[同行を厭がる男の語調には、怒気すら含まれていたかもしれないが。
それでも、と]
頼む。
[ただ。それだけを、告げる]
[結局、ディーターからの了承は得られなかったが。アルビンも、何を謂う事も無かったが。
処刑場へと向かい始める二人を、女は少し距離を置くようにして追いかける。
二人は振り返ることも、言葉を発する事もなく。黙々と、その場所へ足を進めていた]
― 宿屋→湖 ―
え、……!?
[視界が、黒く染まった]
[呻き出し、膝を落とすディーター。
彼の身体から発せられる、黒い焔]
[そして、空を。大地を。湖を震わせる、獣の咆哮]
な、……な……っ
[ディーターの身体が、勢い良く。黒い焔に包まれ]
ディーター……!!
[思わず駆け寄ろうとすれば、突如起こる爆発]
……ぅあっ
[爆風によって、女の身体は吹き飛ばされ。背後の木に打ちつけられた]
な んだ ……?
[女の理解の範疇を遥かに超えた光景に、ただ眸を瞬かせる事しか、出来ない]
[アルビンに襲い掛かろうとしている、黒い焔の獣は]
[ディーターであって、ディーターでは、ない――]
[ディーターを蝕む、“それ”を。女は鋭く、睨み付ける]
アルビン……どうか、
[彼を、救ってと。願いながら]
けほっ……
[酸欠で。意識を手放しそうになるのを堪えて。
アルビンが、焔に包まれる男の心臓を貫くところまでを、目に焼き付けて]
[――そこで、女の意識は途切れた]
[みんなは談話室に集まっただろうか――もしかしたら、まだこの場に来ていない者もいたかもしれないが。
談話室にいる面々に呼びかけると、昨日と同じく精一杯声の平静を保ちながら判定を告げた]
……ディーターさんは…人狼だったよ。
[生涯ヒトを襲わなかったディーターの真相を知らない赤ずきんには、人狼である…としか告げようがなかく。
また自分の票が優先されたことで人狼を続けて処刑できても、気分は全く晴れなかった。
村は少しずつだが、平和へと近づきつつあるというのに。
……あれ、平和って?]
そうか?最近あまり寝てないみたいだしな。
辛かったら無理せず休むんだぞ。
[カティの様子に無理をしているんではないかと心配そうに見つめながらも、そう言って]
カティ、一つ聞きたいんだが…
ディーターの結果は…どうだった?
[昨日の処刑を見ていた者なら聞くまでもない話題ではあるが、それでも、少し聞きづらそうにしながらもカティに聞く]
そうか?最近あまり寝てないみたいだしな。
辛かったら無理せず休むんだぞ。
[カティの様子に無理をしているんではないかと心配そうに見つめながらも、そう言って]
― 回想/朝―
[犠牲者の出た朝は、現場を見ずとも直ぐにそれと察する事が出来るものだ。
表情固く宿を訪れる者に温かい茶を差し出して、シモンの死を告げる。
ゲルトの部屋で血を流した少年。
知っていることなら話すと言ってくれた少年。
――遂に護ってやれなかった少年。]
もう少し、話が出来てりゃあ………
[口に仕掛けて噤む。]
いや。今更、何の意味もねえな……
[フリーデルの祈りに合わせ黙祷を捧げる。
ただ、安らかにと。]
― 回想/朝―
[犠牲者の出た朝は、現場を見ずとも直ぐにそれと察する事が出来るものだ。
表情固く宿を訪れる者に温かい茶を差し出して、シモンの死を告げる。
ゲルトの部屋で血を流した少年。
知っていることなら話すと言ってくれた少年。
――遂に護ってやれなかった少年。]
もう少し、話が出来てりゃあ………
[口にしかけて噤む。]
いや。今更、何の意味もねえな……
[フリーデルの祈りに合わせ黙祷を捧げる。
ただ、安らかにと。]
― 談話室 ―
[昨日。処刑に向かうディーターとアルビンについて宿を出たものの、自然と足が止まってしまい、後を追うことが出来なかった。
どれくらいだかその場にとどまって、湖の方が赤く明るくなってそれが収まるまで、その場に立ちつくしていた。
今日も、誰かを処刑しなければいけない。
終わるまで、終わるまで、繰り返し、繰り返し]
……。
[椅子に腰掛けて待っているとと、ヴァルターが来て、カタリナが話し始めただろうか]
[みんなが集まった頃。カタリナからディーターの結果を聞くと>>120、静かに頷いて]
……そうか。
聞いての通り、カタリナの結果ではディーターは人狼だった。
[先ほどカタリナが言った結果を大声で繰り返し]
私の占いの結果を言おう。
…ディーターは人間だった。
[一瞬戸惑ったものの、はっきりと、ディーターは人間だったと偽の。ある意味では本当の情報を告げて]
みんなを騙してしまってすまなかった。
私は人狼の協力者だった。だが、今はもう役目を果たしたとして解放された。
これを信じるかどうかはみんなの自由だ。
[言うべき事をすべて言うと、これでいいだろう。戸でも言うよに一度仲間へと視線を向ける]
― >>72 ―
おう、どーした。
[身を縮こませるパメラの頭を、何時もの様に。撫でる。
見上げる瞳は、泣き出しそうにも見え。]
ッ、はは。
ホント。変わンねェな、お前は。
[構わず、撫でる。撫でる。]
……元気で、な。
[善かった。逆で、善かった。
自分の替わりに、彼女が殺される様な事が、無くて。
本当に、善かった。 ――心の底から、そう。思った。]
…………え?
[霊視の結果を繰り返しただけだと思った義父が、続けて言った言葉は。
理解、できなかった。
――蘇る感覚。
共有者の青年が、自分の姉を人狼と確信した言葉を聞いた時と、同じ感覚]
え…………どうしたの、ヴァルターさん?
変なものでも食べた……じゃなくて、なんで処刑先のディーターさんを占ってるの?
なんでカティと判定が違うの!?
冗談も場を選ばないと、信用をうしな――――
[そこで、言葉が停止した]
…………
[そう。村長が一時、窺うように巡らせた視線が合い。
ゆっくり。とてもゆっくりと、重い瞬きを一度した。
頷くように]
― 談話室 ―
[……それにしても。]
……どうして、シモンが?
[埋葬を手伝い、こうしてこの席へ着くと。どうにも解らないのが、シモンが襲われた理由。
村長ではなくシモンが、という事が何を示すのかは薄々察しも付いたが。……それが意味する事まで、考えてしまうと。どうしても、受け入れられぬまま。
と、そこへ。姿を現した髭を蓄えた村長が、カタリナに声を掛けるのを、見て]
…………。
[何故だか。普段通りの光景に、胸が締め付けられた。]
[そして。カタリナの口から【人狼】という単語が紡ぎ出され。
……やや間を開けて、昨日処刑された彼が人狼であったと悟った。]
……そう、か。
[やっぱり、でも。まさか、でもなく。すっと、脳裏に入り込んだ単語。
……ただ。あの赤毛を思い返し。あんな赤毛の狼、さぞ目立つだろうなぁ、とか。そんな事を思っただけで。
結局、何一つ知る事の無かった存在を。……今はただ、瞼に浮かべた。]
[考えてみた。
疑う、とか。信じる、とか。
それはどういうことだろう と。
そして思い至る。
また、誰かに、処刑を告げる自分が――もしかしたら、彼女かもしれない のに。
すき、とか。しんじてる、とか。
そういう積み重ねは、裏切りとして、相手のこころを傷つけるんじゃないかと。
ならば、好意など潜めて、淡々となすべきことだけに集中すべきかと。
考えてみた。
けれど、その付け焼刃はきっと、今以上に無様なことになるだけで。
すぐにぽっきりと折れるだろう想像しか、つかなかった。
だって、湯に包まれていても感じる、握られた手の暖かさは、こんなにも愛しくて大事。
それを守りたいと想う気持ちに蓋をしたら、何も残らない。
『心を強く持って』と、遺されたニコラスの言葉が蘇る。
彼女が願ってくれた強さは、こういうことではないかもしれない。
それでも他に、負けないで居られる術が、自分には考え付かなかった]
人狼の…………協力、者?
[姉が自分にヤサシイ言葉をかけて負わせた役割。
愚かな自分が、姉に言われるまま遂行しようとしていた役割]
嘘……嘘……嘘だよッ!
ヴァルターさん、人狼に騙されたか脅されたんでしょ!?
そんなの、自分の意志じゃないんでしょうッ!?
[役目を終えて解放された、なんて言葉は耳に入っていない。
完全に取り乱した少女は、叫ぶようにヴァルターに問い掛ける]
……そう……か……
[そう、素直に喜べる話ではない。
少年自身からすれば、自身と少女の二人は、また疑われる危険を孕むことになったのだから]
……でも、オト兄ちゃんとシスターは。
人間、なんだね。
[救いはそれくらいか。
彼等が、確実な人間とされた事]
/*
(……)
(今此処で、エルナ姉ちゃんかオト兄ちゃんに、洋梨のパイを焼いてもらおうとしたら、怒られるよね……)
とか考えてごめんなさいwww
シリアスな空気でもネタを入れたくなる奴なんですwww
[今日占い師と名乗ったシモンが死んで。
カタリナがディーターを人狼と告げる]
……ヴァルターさま?
[そしてヴァルターが、ディーターを人間と宣言して、すぐにはその言葉を理解出来なかった。
矢継ぎ早にも思える口調で、告げられる内容に。
これで全てだというように、周りを見回す仕草に。
ただきょとりとして、相手を見返すことしか出来ない]
― >>91 ―
……あー?
[相手が洩らした、謝罪の言葉に。
男は。]
[ スコン。 ]
[手刀を、一発。]
――――好きに、しろよ。
[断りは、しない。]
[――内通者。
其れは。人狼に従ずる、人間。
そして。男が記した、名。]
――俺は、謝らん。
[彼にだけ、聴こえる様に。
初めて、彼に向けて。鳴いた。
――だから、お前も謝るな。 と。]
/*
しかしせっかくヴァルターさんが占い騙りに出たのに、早速吊り票積むって、自分鬼だよなとしか言いようがない。ごめんなさい。
やっぱり昨日はどうしたって灰に積むべきだったなあ……
[パメラが水音を立てる>>139のに、視線は向けなかった。
さっき、見て見ぬ振りをして貰ったから。
行こう、と掛けられた声に頷いて。
最後に、露天からの景色を振り返ってから、脱衣所へ向かい。
服に袖を通すと、ぺち、と自分の頬を挟み込んで気合を入れてから、スケッチブックを手に、談話室へと歩んでいくと]
……?
[カタリナの叫ぶような声>>136が響く。
あんな風に声を荒げるのを聞いたことがなくて、少し戸惑いを窺わせてパメラを見つめてから。
出来るだけ足早に、談話室へ向かえば。
カタリナの判定と、村長の告白とを、誰かから教えられただろうか]
― 処刑場・回想 ―
[エルナが後ろを歩いていることは分かっていた。
エルナだけではない、同行を申し出た何人かも。>>113>>114
処刑が終わり、横たわるディーターの腕を冷たい水に浸してやる。
彼の頬に伸びる手の主に気づけば、痛みや異常はないか問う。同行した者たちも、怪我は無いだろうか。
顔を見ることは出来ず、骸に視線を据えた儘。]
……話か。
分かった。
[従妹の言葉には頷きを返す。
こんな時にでも何か出来ることはと働くエルナの背が痛々しいが、男はそれを止めることはしない。
応急処置をと言われれば、任せただろう。*]
[村長の口から伝承>>2:165が語られ。初めて出会った兄弟子が、『月読の……』と呟いていたのをふと思い返した。
……兄弟子は、何か知っていたのかもしれない。が、今はソレよりも、目の前で淡々と謝罪の言葉を述べる村長の姿に目が行き。
確かに人間。そう断言した村長の声>>142に、きょとんとした表情で彼を見つめるフリーデル>>140の姿を、思わず見てしまう。]
……そ、っか。……そうなのか。
[……実感の沸かないその事実をしっかり受け止めるには、少し時間が掛かりそうだったが。談話室へ足を踏み入れた従妹とクララの姿>>143を見れば、手短に判定と村長の告白の件とを、告げたかもしれない。]
ヴァルターさん……?
[自分から一切目を逸らさずに、真実を告げる義父。
『自分の意志で』協力――していた?
何かが自分の中で、壊れたような音がした。
それは硝子が割れる時のように、あっけない音]
ヴァルターさん…………。
[人狼である姉に最後に愛していない、と拒絶された心の痛み。
知らず知らずのうちに人狼に加担していたことへの罪悪感。
自分は誰かに愛されるに足りない存在ではないかと思う劣等感。
今までずっとずっと、誰にも言えずに抑圧してきたそれらは――今、混ぜ合わさって解放された]
[クララと、パメラも談話室に姿を現しただろうか。
誰も事情を説明しなければ、カタリナの判定>>120とヴァルターの話し>>127を説明する。
なんだかわかるけれど理解出来ない、そんな表情で]
― 処刑場・湖・回想 ―
[処刑を湖で……そう申し出るディーターはクリームパンを執行人に選び、他の同行に難色を示した。それでも同行を申し出る者もちらほらといただろう。クリームパンは特に何も言わず、私はさも当然のように二人の後を歩く。ちらりと目があったディーターはに、やはり何も言われることはない。
そうだろう……私は見届けなければならない。人狼騒ぎの処刑に立ち会うことと、今回は意味合いを少し異とするのだ。
少なくとも私にとっては]
ここまでのモノを貴方はずっと抑えていたの?
ヒトとしての魂を溶かしながら、その痛みに耐えながらどうして……
そこまでこの村のことを……
[私なんかよりよほど辛かっただろう
人間に絶望しながら人間であることにあぐらをかいていた私が、酷くみすぼらしく見えるほど
彼の様は美しく……そしてその漆黒の焔は神々しくも禍々しかった]
……
[断末魔の咆哮と共に、彼の焔、命の灯火が四散する。
巻き上げる火の粉が辺りに飛び散り、その一つは私へと降りかかった
無造作にそれを掴む。皮膚を焦がしながらに未だ未練を残す焔をじっと眺める]
[後から来た二人への説明は、オットーがしてくれたようで。
自分が二人に向けた顔は、たぶん酷く混乱していたのだろう]
……。
[なにか、言おうとした気がするけれど。カタリナの様子に言葉がかき消えた。
思わず駆け寄るべきなのか、するべきではないのか、無意識に椅子から腰を浮かせる]
貴方が喰らうには、私はまだ未熟でいてよ?
ううん、違うね。
貴方と私とは違う……今はね。いずれ会いましょう? 炎の子
素敵だったわ。人間の子
[恍惚とした表情で黒き焔を握りつぶす
炎は消えた
私の内にひとつの火種を残して]**
― 談話室 ―
<やくめ……>
[説明してくれたオットーに、ありがとうございます、と礼を述べて、考える。
占い師の重要性は、勿論分かっている。
けれど、あまりに、あっさりし過ぎているように感じる顛末に、靄のようなものを感じて。
シスターの表情と、似たような顔をしていたかもしれない。
とりあえずは、経過を記そうと、議事録を引き寄せ、ペンを取った。
慣れた手は、紙面を見ずとも文字を記せるけれど。
その視線は、義父の名を繰り返すカタリナへ、吸い寄せられていた]
[――人狼とそれに与する者への、不信として]
ヴァルタアアァアアアァァアァァァッ!!
[赤ずきんは15年生きてきて今、初めて。
声の限りを尽くして叫ぶ。
それは憤怒の感情からかと、端から見ているものは思ったかもしれない。
――実際は、魂の底からの絶望だった]
― 談話室 ―
村長。
[ヴァルターの告白に、男の顔は驚きで強張った。]
協力者………? ってことは村長が占い師を騙っていたのか。
シモンが本物の……。
[視線が彷徨い、手元に落ちる。
自身の浅はかさに自嘲の笑みすら浮かぶ。]
……は。何てこった。
何から何まで空回りやがる。
― 湖 ―
[母の時は、直ぐ傍に自分が居た。
奴は次の依代へと、その身を移した、だけ。
いまは。
“次”は、居ない。
――易々と亡ぶとは、微塵も思っては居なかった。]
デート向け、か。
ッ、は。 成る程ねェ。
善いコト教えて遣ンよ。
コレが、俺の初デートだ。
……野郎とは、な。
[続く言葉>>82には、なにも返さない。
覚悟など、とうに出来て居る。
刃が―――― 迫る。]
カティ…
[男の名を呼ぶ義娘にただ声を掛ける事しか出来ず、見守る。]
…え?
[ペーターの声に振り向こうとすると、義娘の今まで聞いた事もないような叫び声が響き]
カティ……?
[唖然とした様子で義娘の名を呼ぶ]
[声の出せない女には、厳密には、どういう感情を篭めた時に、どういう声が出せるものなのか、分からない。
けれど、カタリナの叫びが、とても痛いものだということは、感じて]
<カタリナ さん……>
[俯く彼女に、ぱたぱたと駆け寄るも。
そっとその肩に手を伸ばすことしか出来ないし、僅かでも拒否の反応があれば、すぐ離してしまう]
[――――来た。]
――、ッ……
[がくり、と膝を付く。
――流石は。 死。自らの、消滅。を 目前にした。
侵食。 ――は。]
/*
初デート噴いたwwwwwwwwwwww
ああ、墓下に顔を出せないのは墓下ロールがとても苦手だから…orz
墓下では中身と芝解禁ってとこが多かったので慣れない!
――――憎らしや
あな憎らしや 憎らしや
憎き憎き人の子らよ 忌々しき人の子らよ
滅せよ 朽ちろ
亡べ
亡べ 亡べ 亡べ 滅べ 亡べ
滅べ滅べ滅べ滅べ滅べ滅べ滅べ滅べほろベ滅べ滅べほロベ
[>>159パメラの声、安堵の息に、思わずごめんなさいと呟きが漏れた。ずっと、言わぬようにと思っていた言葉を耳にして、唇を噛んだ。
>>148カタリナの咆哮は、恐い声で。
思わず腰を浮かせたままの姿勢で、びくりと身体をすくませた]
カタリナさん。
[だらりと俯いた彼女に駆け寄るのはクララで。
物問いたげな視線をヴァルターに向けた]
[ ――其れは。
ひと の耳には。
猛り狂う咆哮>>87として届いただろう。]
[ 謡うように、詠うように。
ひと を 呪う
けもの の 『声』 ]
クララにはすべてを教えていくべきだった?
それとも、何も知らないままで良かった?
[自問自答してみるが、いまだに答えは出ていない。
ヨアの最期を看取ってくれた、その言葉を伝えてくれた優しい彼女。
ただ守りたいがために、村からの疑惑の目に晒されないために結社の証を。
だが、肝心の「何を共有すべきだったか」がいまだにわかっていなかった]
汚れ役は私一人で良かった……。
[だが、結局のところ、自分は心が折れて押しつぶされて。
自分より一回りほど幼い少女にすべてを託すことになってしまった。
今更、知識を共有できなかったことが悔やまれてならない]
ッ、ぐ――
[――炎上。
そして。 爆ぜる。]
[焔の熱さは、無い。
唯。
脳の。身の内側、から。
じわりじわり、拡がる、どす黒い程の、熱さ。]
[――――身体依りも先に、精神が焼けて逝く。]
――させ、る、か……ッ
[その慟哭は……いつの日かの私と被り
そう……怒りを超えた先に待つ絶望の扉
その扉を潜れば……そこにあるのは]
ヴァル…この子の過去に何があったの?
聞いてはいない?
貴方の所業はきっと一つの呼び水……
もっと深淵に…
[再び迫る刃>>89。
其の切っ先が。
確りと、心の臓を、貫く様に。
煤け堕ち灰に成りそうな意識を。
其の身に、焼き付ける。
――――其れが。
恐らく、最初で、最後の。
男、自身の。 炎。
……そうなんだ。
[俯いていた少女は、顔をゆっくりと上げる。
リーザに間に割って入られようと、もう知ったことではなかった。
赤ずきんは絶望のあまり、義父に危害を加えることについてすら頭が回っていない。
顔を上げた赤ずきんの瞳の白砂には。
――光が、宿っていなかった]
ヴァルターさんも、アイツと一緒だったんだ。
わたしのことなんか……家族として愛してくれてなかったんだ。
[常の一人称は、どこかに行ってしまっている]
[ヴァルターの名を繰り返すカタリナの声も耳に入っていたが、クララと従妹の声に一つ、無言で頷き。
……今更ながらに、占い師が喪われた事実に向き合った。
結局、人間と解ったのはクララとフリーデル、そして自分。供述を信じるならばヴァルターは人間かもしれなかったが、人狼に組していたという事から、勘定に含めるべきか否か逡巡する。
村に潜む人狼の数も判らない今。
ただ、二匹の狼が村から消えた事だけを頼りに。死臭の消える朝を祈り、処刑を続けていかなければならないのか。それを思い、呆然もしたが。]
……カタリ、ナ?
[絶叫>>158が聴こえれば。その視線はただ、力なく俯くカタリナへと向けられた。]
…え?
[唖然としたまま突っ立っていた男を再び動かしたのはリーザの言葉]
いや、私はただ、彼女が人狼の事件に巻き込まれたらしいとしか…
[戸惑い気味にリーザに話す。人狼事件に巻き込まれたからこそ。男の父のに連絡があり、男が養子として迎え入れる事になったのだ]
― 談話室 ―
[心は虚ろだったが、女は談話室へと足を運ぶ。きっと自分にはまだ、やるべき事が残っているからと]
[そこで、シモンが襲撃された事を知るだろうか。まともに会話をした事など、殆ど無かったが。ただで泊めてやると謂った時に、僅かに頬を緩ませながら「ありがとう」と謂っていた彼の顔は、今でもはっきりと覚えていて]
[カタリナが霊能の結果を、告げる。ディーターは人狼であったと]
…………
[あの時の光景を思えば、その判定が出るのも至極当然だとは思った。けれど彼は……]
[するとその時、ヴァルターが。ディーターは人間であったと、告げるか]
え……
[カタリナと異なる判定。議事録には、シモンがもう一人の“占い師”と書かれてあった。つまり、襲撃されなかった方――ヴァルターは……
だからこれは、贋の判定なのだろう。けれど]
……ありがとう、村長。
[ある意味での真実を告げてくれた事へ、ぽつりと礼を述べた]
――――――――、 ひらり。 ]
[火の粉のように、闇を舞った、なにかが。
ひらり、ひらり。 そのまま、宙を漂ったかと、思うと。]
[ 業。 ]
[炎が渦巻き。
青のなかに、紅を形象る。]
――僕だけは知ってるっ!
ううんっ!『僕じゃなくても』わかるっ!
皆そうだっ!
トーマスさんもっ!ディーターもっ!村長さんもっ!!
皆の事大好きな気持ちは本物なんだよっ!!
なんでそんなことわからないのっ!!
[遣り切れない思いに、少年もまた、一人称が戻る。
偽っているのは、自分ただ一人なのに]
ッ、は。
――ああ。
そうだ、な。
[大馬鹿、と呼ぶ声>>95に。
それはそれは、愉しそうに。
笑みを浮かべたのだった。]
……わたしのこと、人狼側に都合がいい駒になるよう利用するつもりだった?
……ごめんね?
ヴァルターさんの意図にさえ気づけなかった、出来の悪い娘で。
[解放された、など耳に入っていないから。
ただ自分の思うままのことを口にする。
ペーターが肩をつかんでこちらを向かせようが、リーザが自分の瞳を覗きこもうが……何もわからない。
親のことも親と呼んでない、とリーザに指摘されれば…身体は一瞬だけぴくりと反応したが]
[トーマスが人狼だったと知った時から。女にとって、人間と人狼の違いなど、どうでも良いものとなっていて。
だからディーターが人狼なのなら、それでいいと思っていた。けれどそれは、人狼としての彼が“ディーター”であれば、の話で。
あの時アルビンを襲おうとしていた獣は、ディーターではなくて。彼を蝕む、何か]
…………
[だから、女の中で立てられた、ただひとつの誓いは――]
カタリナ…。
アイツ………?
[彼女の過去を知らない。
義理の父親である村長に対しどの様な思いを抱いていたのかも、知る由もない。
ただ、「ヴァルターさん」と呼びかける声、父に向けるものにしては何処か距離を置いたようなそれを気にかけてはいたのだが。
家族として愛してくれていなかった、と。
村長に向けた言葉を聞いたなら、先刻の彼女の絶叫が、なぜか何処かすんなりと受け入れられる気は、して。
第三者ながら、村長の愛情は確かだろうと思う。
けれど、きっとカタリナの心の傷はもっと―――
絶望を味わった者の、それだ。]
──回想・造られた占い師の話──
ああ、ああ……これは神への冒涜 だ。神によって創られた秩序を、人を、破壊し造り変えるなど思い上がりも甚だしい!! そいつらは悪魔だ、悪魔に違いない。人狼による死を恐怖する『人々の願いを利用した悪魔』だ! 彼らが同じ人間だなどと、私は思いません。彼らには、必ず!遠くない未来、神が裁きを下すでしょう。神がすぐに裁定を行われないと言う事なら、私が。私が自らの手で悪魔の巣窟を破壊してやる!
忘れない。私は絶対に忘れない。このこと魂に刻み付けて、次に生を受ければ必ず真実を見極めてみせる。人々の純粋な恐怖や生への執着の背後に隠れ、神にしか許されない生命の創造と破壊を行う悪魔達を、表に引きずり出し、裁きを!
[絆を見ようともしない。寄せられる心にを見ても居ない
過去に何があったのかはわからない。
おそらくは凄惨な過去があるのだろう。
けれど、今彼女が見ているのは彼ではなくて
ただ、自分の世界で築いた偶像、残像……杓子定規
私の持ち得なかったものを全て手に入れて
更に何を望むの?
何で私の大切なこの人を見ようともしてくれないの……
少女に宿った思いもまた自分の世界で築いた偶像なのかもしれない
けれど、彼女の様は、私の世界を浸食し否定し愚弄されたように見え……
殺意すら芽生えてくる……]
ぐ……
[あの時埋め込まれた黒い炎が私の中で広がっていく
バチバチと血管を破り…そうあの炎が掌に宿る]
っ……リーザ……?
[自分に割って入るように、カティの瞳を覗き込む少女の。
その深く響きそうな声に目を剝こうかと思ったが。
続けられたカティの言葉を聞いて]
――――っっっ!!!!
[気付いた時には、広げた手を振りかぶっていた]
カティ……。
[もはやカティの周辺は口出し出来る状況ではなかったが。
ただ、『家族』という言葉を聞くと、少しだけ目を伏せて]
人狼や、その仲間である事と。
愛する事――家族であろうとする気持ちは。
きっと、関係ないよ。
[クララの言葉を思い出しながら呟いたが、声はごく小さく、周囲の叫びに掻き消されてしまうだろう。
それに――カティの深い絶望を打ち砕く力は、その言葉にはきっとない]
[カティの過去も、裏切られた絶望も、娘は知らなかったのだから]
/*夜の第一声がこれとか。いきなりハイテンションでお送りしております。
…………中の人は無宗教ですよ?
深夜コアのシモンさんと思う存分喋るために仮眠とってきました。仮眠のつもりが結構寝てましたが…やはり連日の睡眠不足が溜まってたようで。休日前なのでホッとしています。次のRP村ではもうちょっと睡眠時間考慮しよう…。
さて、早い事ディーターさんの処刑シーンを回想しないとディーターさんとお話ができないぞ。急がねば。*/
お前どれだけ人を悪者にすりゃ気が済むんだよっ!!
人を殺したかっ!?
誰かを人狼と言って罪を擦り付けたかっ!?
それでも村長さんを悪者だと思うなら処刑するのかっ!?
そしてその後で後悔するのがオチに決まってるのもわからないのかっ!!
『俺』でもわかることだっ!!
死神は『人狼』だけで充分なんだよっ!!
[はぁはぁ、と荒い呼吸を繰り返して。
それでも収まらない怒りを、両手の中で握りつぶして]
お前どれだけ人を悪者にすりゃ気が済むんだよっ!!
人を殺したかっ!?
誰かを人狼と言って罪を擦り付けたかっ!?
それでも村長さんを悪者だと思うなら処刑するのかっ!?
そしてその後で後悔するのがオチに決まってるのもわからないのかっ!!
『俺』でもわかることだっ!!
死神は『人狼』だけで充分なんだよっ!!
[はぁはぁ、と荒い呼吸を繰り返して。
それでも収まらない怒りを、両手の中で握りつぶして]
…………。
[ペーターに平手打ちされて痛む頬を抑えながら、羊柄のポシェットから写真を取り出す。
取り出された一枚の写真は床にはらりと落ちる。
映っているのは10歳の誕生日を迎えた自分と、父親]
今までわたしと「家族ごっこ」をしてくれてありがとう…たとえ嘘でも、幸せだったよ。
/*ログ読み返してたら、シモンさん既にいるし。え、早い。
談話室も盛り上がってるなー。カタリナさんの絶叫に燃えました。*/
…………馬鹿だ……
今ので……『俺』が人狼だってバレたら……
どうしようもない、馬鹿なのに。
……はは……本当に、俺って馬鹿だ……
[煮え滾る怒りはまだあるが。
それよりも少年を襲う自嘲に、思わず額を押さえて]
/*
リーザとカタリナの関係。
カタリナとペーターの関係。
村長とリーザ、カタリナとペーターの関係。
なんてーか、それぞれに良いね。
……あれ、ヴァルターさん。
なんでそんな顔してるの?みんなも。
くすくすくすくす……あはははははは!
馬鹿なわたしを笑ってよ。
前似たような時、むやみやたらに周りから同情されたけどさぁ、疲れちゃったの。
だから一緒に笑おうよ?
あはははははははは…!
[ペーターの怒鳴る声は今の少女には聞こえているの。
赤ずきんは壊れた声で、笑ったが]
あははは…は……。
[なぜ、笑ってるのに視界が滲んでいるのだろう?
なぜ、笑ってるのに頬をあたたかい雫が伝っているのだろう?]
…………!
[それに気づいてしまった赤ずきんは、談話室を勢いよく飛び出してバタバタと走り去っていった。
空いている客室に飛び込む]
ペーター……?
おい……落ち着け、よ……
[普段とは全く異なる、荒い口調で。ペーターがカタリナを叱りつける。人狼は死神……全てがそうとは、思わないけれど]
……あれ?
[けれど彼のこんな姿を、以前にも一度、目にした気がして。奇妙な既視感に、軽く頭を抑える]
[身動きの取れぬまま。何故か親しげに、否……親密な様子で村長に問いかけるリーザに村長が答える>>173のが聴こえると。
……朧気に、事態を把握した。それはまさしく、信じていた家族が、友人が、恋人が、人狼であると告げられた時の、嘆きの咆哮で。
もし、あの絶望を。カタリナも、経験していたとしたら。
確かに、ヴァルターの言葉>>181は、本物なのだろう。
事実、その意図としか取れない占い先ばかりだ。実際に、人狼を探すだけであれば、先に警戒すべきなのは弁の立つ幼馴染や発言に力がある樵、或いは底の見えない赤毛辺りだろう。逆に言えば、人間と判っている自分やフリーデル、クララ当たりを潰すのも簡単だったはずで。
それが、まず身内と、そして子供とに向けられ、あまつさえこうして処刑を恐れず名乗りでたのは。愛情が故、としか思えず。
しかし。身を焼く感情は、絶望は。決して、言葉には出来ない類の物。]
[人狼であった者が憎いか、と問われれば。否と返す。
ただ。【人狼】という存在に奪われるのは。単純に、命だけとは限らない。
……かつて、身を以て、味わったように。
例えば、誰かを疑い投票する度に。
例えば、誰かの粗を探して、糾弾する度に。
例えば。誰かがその身を巨狼と転じ、親しい者を屠る姿を、思い描く度に。
磨耗する心と絆は、決して戻りはしない物。
誰かが人狼であるという事は即ち。その誰かが、まず【人狼】に食われたに等しく。
その誰かへの愛があればこそ、【人狼】は恐れられ……憎まれる。
……そして。……自分も、その存在を、憎んでいる。]
[信じるものがあればいい、そのことに偽りはない。
信じることは力になる。そう、立場が違えば人をあやめることが出来るほどに。
だから。今のカタリナのように。
同じだと信じていた立場から、違うと気づかされた時に生まれる力も、また、強いものなのだろう、と。漠然と想像する。
ペーターがカタリナの頬をはって。
けれど正気に戻らず笑い出す少女に、顔を歪める]
…………
[談話室を飛び出すカティを見送りながら。
声に振り向くと、少女が、涙を流しながらも、カティへと明確な侮蔑を投げつけているが]
……
リーザ。少しだけこうして置いた方がいいかな……
[少女もまた、痛々しい表情をしていたから。
されると一番落ち着く事を。
ぎゅ、とリーザの身体を抱きしめると、ふわりと香りが漂う]
村長さんに、任せてよ……?
[>>189カタリナが飛び出していって。
追って、とヴァルターに言う前に、彼は飛び出したのかもしれない。その姿を見れば、ようやく、わずかに息を吐いて、ぽすりと椅子に腰を落とした]
[村長もまた、常の穏健さからかけ離れた声を上げたが、今度は戸惑うような眼差しを向けはしなかった。
彼が娘を愛しているという事実が、手放しで喜べないことは分かっている。
けれど、ほっと緩む胸のうちは、止められるものではなかった。
そこに。
大きく、乾いた音が響き。
あんまりに近くだったから、最初、それが何の音か分からなかったのだけど]
<ペーターさん>
[叫ぶ少年の手を、労わろうと手を伸ばす。
あれだけの音を、少年の手が出したなんて。
そう思えば咄嗟の動きではあったが、少年がリーザを抱きしめれば、慌てて手を引っ込めた]
[昨夜、力なく談話室を去ったエルナと、違う筈なのに似た雰囲気を漂わせて走り去るカタリナと、それを追う村長を見送ってから]
『敬愛する、月読の村 ヴァルター村長。
Clara』
[投票用紙に、そう記した。
決めた自分の方針に揺らぎは無い。
けれど何故か、その名を書くことが。
人狼に、申し訳ない、と今まで感じたことの無い感情を呼び起こしたのは、何故だったのだろう*]
司書 クララは、村長 ヴァルター を投票先に選びました。
少年 ペーターは、村娘 パメラ を投票先に選びました。
[カタリナが飛び出し、村長が後を追う。
その姿に安堵が浮かぶものの、偽者だと…人狼に加担していたと告白した彼の処断を思えば心は曇る。
皆は何を思うのだろうか。少なくとも自分は、あのような遣り取りを見た後で村長にあっさりと票を投じられるかと言われれば首を振ってしまうだろう。]
一人の犠牲と引き換えに、他の者の潔白を知る。
一人の告白で、幾人もが苦しむ。
[ぽつりと呟いて、意味があるのかと自問する。
人狼騒動は事故みたいなもんだ、誰もがそう言う。男も半ば諦めを篭めてそう思ってきた。
しかしこの村で起きた騒動は、まるで月に呼ばれた必然の出来事のようで――やるせなさと苛立ちが募るばかりだ。]
あっ……
[涙を流しながら、バタバタと走り去るカタリナ>>189。後で温かい紅茶でも淹れて持って行ってやろうかと思ったけれど。きっと今の彼女は、それどころではない程に混乱しているのだろう。
ヴァルターが彼女を追い掛けて行くのを見て>>197。彼に任せるべきか、と思い]
[何かを思い出しかけて、ずきりと痛む頭を抑えながら。女もまた、席を立つ]
……ごめん。
あたしもちょっと、部屋で。休んでくる。
開票までには、また来るから。
[彼女達が部屋を出て、どっと疲れが押し寄せる。
そう本来は。誰かを気遣える程の心の余裕なんて無かった。今頃になってそれを思い出して、心の中で苦笑する]
[ちらりとアルビンに視線を送ってから。
女は自室へと、ふらりと戻って行った]
……リーザ、大丈夫。
……うん、大丈夫だから。
[何が、とも言わないで。
ただその言葉だけを繰り返して、小さく震えているリーザの頭を何度も梳く様にして撫でる]
[しばらく温もりを感じていれば、どこかに置いてきた“我”も次第に戻ってきて……]
ありがとう……もう大丈夫
[彼からゆっくりと身体を離し周囲を見渡す]
ヴァルターさんを殺さないであげてください。
カタリナさんを守りたかっただけなんだから。
お願いします。
[しゃくりあげるようにそう懇願するとふらふらと談話室を出て行く]
少女 リーザは、少女 リーザ を投票先に選びました。
…………。
[飛び込んだ客室。しかし義父に追いつかれて。
再び平手打ちをくらうも、その頬をさすることもしなかった]
ただ一人の、大切な……?
でも…あの人も、同じことをわたしに言ったよ?
[必死の表情でそう言って、自分を抱きしめる父親に。
白砂の中の光が、わずかにだが灯る。
……赤ずきんは、心の底ではわかっていたのかもしれない。
月に八つ当たりして、チカラを授かったのと全く同じ。
心の傷も、罪悪感も、劣等感も、全部全部自分の弱さが招いたもの]
/*
>>193wwwwwwwwwwwwwwwwwwww
妹乙wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
[それにしても、ディーターの死の様子は……あれは一体、なんだったのだろう。トーマスは、カタリナの言葉があるまで人狼とは解らなかった。だがディーターは…一体、その身体に何を抱えていたのか。神父には見当もつかなかった。]
…ディーターさんにお会いできたら、尋ねてみたいものですね。
[一人、そんな事を呟く。……それにしても。ニコルには会えたのにトーマスの姿が一向に見当たらない。なぜゲルトを殺したのか、人狼としてどういう思いで生きてきたのか…聞けるならば知りたかったのだが。お互いに命を失った今ならば殺すも殺されるもないのだし、会う事に恐怖はなかった。そして死した時こそ違えど、同じく姿が見当たらないシモン。]
──…そろそろ、探しに参りましょうか。もしかしたら…道に迷っているのかもしれない。
[迎えに行こうと思っても、どこに行けば良いのか解らなかったから。ニコルのように魂の気配を察知する事ができない神父は、こうなれば闇雲に歩くしかないか…と振り返って。]
…あ。
[声が聞こえた。>>+61 その方向に、歩き出す。]
…………ふぅ……
[カティが、村長が、そしてエルナやリーザが出て行くと、大分談話室も閑散として。
思わず一目も気にせず怒鳴り散らしたのが少し気恥ずかしかったか、思わず横目で辺りをちろちろを窺ってしまう]
……あ…………
[視線を巡らした時、オットーと目が合ったら。
思わず、目を背けてしまうが]
[談話室から出れば、そのままふらふらと宿の外へ出て行く。扉の前の階段にぽつりと腰を下ろし、ただじっと月を眺めていた]
……何が出来損ないよ。出来損ないは私の方じゃない。
踊れない、見れない、御せない……
[呟けば、掌がずきりと痛む]**
村長……。
[故郷の村を滅ぼし、愛する人も奪う人狼。
その人狼に加担していたという村長。
けれど、憎しみの感情はわいてこなかった。
むしろ……]
哀しいね。
[カタリナと村長の居なくなった談話室。
リーザの様子に心配気な表情を向けるけれども、ペーターが素早くフォローに回るのを見れば安堵と苦笑とが混ざった複雑な表情が浮かぶ。おっとこのこー、とか思ったかも知れない。]
カタリナに何があったかは俺にゃ分からんが。
村長がカタリナを護ろうとしたのは、第三者から見ても親の愛にしか見えねえよ。
……今日だって、自分が次に殺されるかも知れない覚悟で告白してんだぜ。
その心だけは汲んでやらねえと、余りにも村長が不憫じゃねえか。
― 回想・11年前 ―
[街のパン屋に修行に出て、半年。
親方を呼んでくるように、と言い付かった俺は、親方が居る筈の部屋へと向かった。]
――親方! ハンスさんが……あれ。
[しかし。そこで目にしたのは、旅装の、見慣れぬ青年の姿。]
――……親方のお客様、ですか? 初めまして!
――ん? 初めて見る顔だな。名前は?
――はい! オットー=ミューラーです! 半年前、月読の村からこちらへ修行に参りました!
――……、……月読の……。
[……何が失礼をしたのだろうか。自分をまじまじと見つめ、やがて得心したように頷いた青年は。]
[ああ、いた。見つけた。]
……すぐに迎えに来れなくて、すみません。
シモン。
[その肩に触れて、近くに来た事を示す。]
…目が?
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