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高等部1年 シメオン は、薔薇園芸家 ローゼンハイム を占った。
次の日の朝、薔薇園芸家 ローゼンハイム が無残な姿で発見された。
夜が明け、悪夢は現実のものとなった。
人狼は確かに存在するのだ。そしてその血腥い牙で我々を狙っている…。
人々は苦悩の末、最終手段を取る事にした。
投票により、1日に1人ずつ疑わしい者を処刑する。
例え無辜の犠牲者を出すことになろうとも…。
現在の生存者は、中等部2年 ウェルシュ、高等部3年 カーク、高等部2年 アプサラス、高等部3年 ウルズ、中等部2年 ツィスカ、高等部1年 シメオン、高等部3年 ディーク、高等部1年 フレデリカ、高等部3年 アリーセ、養護教諭 ツヴィンガー、高等部三年 リヒャルトの11名。
中等部2年 ツィスカは、ランダム を投票先に選びました。
高等部3年 カークは、ランダム を投票先に選びました。
中等部2年 ツィスカは、ランダム を能力(襲う)の対象に選びました。
高等部3年 ディークは、ランダム を投票先に選びました。
ん…?
[教室へと廊下を急ぐ道中、低く唸るような駆動音を聞いた気がして、とっさにモノアイを撫でた。
モノアイに異常はない。]
んん?
[不思議そうな顔をして、立ち止まってモノアイであたりを見回していた**]
高等部2年 アプサラスは、ランダム を投票先に選びました。
/*
役職がないので学長転送の感知が出来ない悲しさ。
漠然とした不安とか予感とか、フラッシュバックに絡めてやるなら出来るかなぁ。
うーん、でもなぁ。
[個人的にあまりやりたくないらしい]
― 温室 ―
……それは、そう、だけど。
[幼馴染が落ち込んでいたら、心配するのは当然で。
それを比較として提示されてしまうと、反論は難しい。
やっぱりずるいよ、と。
声には出さず、心の奥で呟いていたら、温もりが近くなって。>>1:379]
て、え、ちょ。
[今日これで何度目だっけ、とか。
そんな思考は一瞬。
距離が近いとわた、となるのは、それで感じ取れる明らかな違い──柔らかさとか、そういうものにどきりとしてしまうから。
ある意味、物凄く健全な反応……というのは、当人考える余裕もないのだが、それはそれとして]
……え、と。
[背に触れる手の感触は、気持ちを鎮めてくれて。
完全にはまだ無理だけれど、安定も戻ってくる。
だから、それに対して、ありがと、と。
言おうとしたけれど、声が上手くでなかった。
唐突に、意に反して力が抜けるような、そんな心地がして──視界が大きく揺れたから]
[妙な感覚を認識するのと同時に、身体が大きく震えたから、異変はすぐに伝わるか。
とはいえ、何か問われても、答える余裕はなく]
……ぁ……まず……。
[心身のバランスがとりきれなくなった時に訪れるものと、同じ感覚──気絶の予兆に、こんな呟きが落ちたのを最後に。
意識が、ふつ、と途切れた。**]
中等部2年 ウェルシュは、ランダム を投票先に選びました。
中等部2年 ウェルシュは、ランダム を能力(襲う)の対象に選びました。
高等部3年 ウルズは、ランダム を投票先に選びました。
高等部1年 シメオンは、ランダム を能力(占う)の対象に選びました。
高等部1年 シメオンは、ランダム を投票先に選びました。
村の更新日が延長されました。
― 保健室 ―
そうそう。折角旅行なんだし、
ゆっくりした所で……後はお財布と相談ね。
学生なんだし、安い旅行でいいと思うのよね。
そうねぇ…何だかんだで行き先が決まらなかったら、
そこのパンフレットの会社に電話してみなさいな。
予算が決まってれば、よさげなプランを見繕ってくれるわよ。
あと、そこの担当者にアタシの名前言えば、
少しは融通きかせるなりオマケしたりしてくれるかもよー。
[>>1:376ディークにはそんなアドバイスも投げたりしつつ。
思考が横に逸れてるのには気付いてない。]
[髪型の件でフレデリカとアリーセを誘うと、イリスの同意や褒め言葉も聞こえて>>1:377
モノアイと視線が合うと、何だか小さな生き物に見つめられているようにも思い、にこりと微笑んだ。]
ふふふ、腕によりをかけてやらせてもらうわよー。
[二人の髪を弄るのは稀なので、気合も入るというもの。]
[>>1:385アリーセの方の返事には、了承したようにうなづいた。]
あー、お面被っちゃうとそうねぇ。
じゃ解きやすいようにしつつ後は…
[と、何やら考えつつ、とりあえずは手招いた。]
はーい、じゃアリーセから座って。
フフフ緊張しなくていいのよー。取って食うわけじゃないし。
[先に返事が返ってきた姉の方を、
櫛やらが取りやすい所定の位置に座らせて、後ろに立つ。
何やら気恥ずかしさからか、仕草の硬い彼女を解すべく、
長い髪に櫛を入れてゆく。]
あらそれは大変。
遅れない様にいってらっしゃい。
[>>1:384そんな中、イリスが退出するなら、ひらと手を振り見送る。
ゆれる簪が銀髪によく似合うと、満足そうに目を細めながら。]
― 保健室 ―
あ、日直さんだったんだ
イリちゃんまたね。お仕事ファイト!
[午後の準備に行くシメオン>>1:384に手を振り見送った]
ねー。力の使い方間違えてるよね、カークって。
ロシェみたいな素敵な子が、あれだけ傍にいるのに。
[ディーク>>1:386の追及がなかったのは幸いだ。
こっちはウェルシュを認めるのだからウチの可愛い妹も認めやがれ馬鹿いとコン、という思考が滲んだものだったから。
うんうん、と頷き返して]
アハハ、そーね、バレない程度に。
二人っきりになったのに結局何もありませんでした、じゃ、残念だもの。
何か出来そうなことがあったら。
[ニンマリ、と笑った]
/*
はっ。
学長が消えるところ見れば良いのか。
と思ったけど、学長どこだ(
機械の異常に気付くとなると、部室になるわけだけど。
現状そっちには行かないわねw
くっそーーーーww
― 保健室 ―
へっ?
いやいや、イリちゃんみたいなの期待しても無駄だよ!?
無駄なんだからね!
[結局自習なので、授業開始前に戻ることをそこまで重要視していないのは同じなのだが。サラリと言われた>>1:391ことに焦ってしまい、妙に赤い顔の前で両手を振ってから]
は、ハイ。
宜しくお願いします。
[ツヴィンガー>>9に呼ばれて場所を移動すると、膝の上にちょこんと手を揃えて座る。
何かに集中して静かなことはあっても、こういう大人しさは確かに珍しい姿だった]
/*
よし、一旦教室行って、合間の休みか放課後まで時間飛ばして部室行く方向で。
消えるところを直接目撃出来なくても、機会が稼動してるってことで異変察知は出来る。
他で何か先に出たら、そっちに合わせよーっと。
養護教諭 ツヴィンガーは、ランダム を投票先に選びました。
― 図書室 ―
――っくしゅっ
[騒音御法度の図書館へ入るなり、くしゃみ。
司書教諭の視線が動いた気がして、
(すみません)
とひそひそ謝る。
保健室の相談が一層盛り上がっていることなど、やっぱり気づくはずもないのである]
[司書教諭が手招きするから、謝り方が足りなかったかと思ったりするのだけれど
『アリーセなら入れ違いですよ』
と教えてくれた。
アリーセとは特にテスト前、よくこちらにお世話になった。
図書室で二人静かに勉強……というわけではなく、参考書をばたばたと借りに来て、また教室にもどるという、図書室強襲仲間である。
最近は行っていなかった図書室強襲を、この司書さんは覚えていてくれたらしい]
あ、残念。
[約束があったわけではないけれど、すれ違ったと知ればそんな言葉が漏れた。
(あとで新発売のシャンプー、買ったか聞こうっと)
さぼっていなければ教室で会えますよねというつっこみをする者はいない]
/*
8人村状態で、村人(市民)と人狼のみかぁ。
わざとシンプル化してるのかなぁ。
スマホのアプリでやってるね。
[見てないでログを書け]
[ぴぴ、と、スマホがなる。
図書室でも邪魔にならない短い音とともに表示される、水蛇のアイコン。
Vos protegant
それは発掘物が起動する、少し前の、本の一瞬の出来事**]
― 温室 ―
でしょ?
[にぱらっぱ、と笑みを浮かべて。
相手の内心に落ちたこと>>3は知る事もなく。
ウェルシュに抱き付くのがほぼ常態化しているため、回数までは把握してなく。>>4]
ん?
[言葉を紡ごうとする>>5のが聞こえたため、ウェルシュを見上げると、
抱き締めた相手の体が大きく震え>>6]
ど、どうし――ウェ、ウェルシュ!?
[疑問を完全に口にする前に、幼馴染は気絶してしまったか。
こちらに体を預けるように倒れ込むなら、そのまま座り込んでしまって。
後ろの方へ倒れ込むなら、頭を打たない様にとっさに手を伸ばす。]
い、や……やだ……!!!
[デジャ・ヴュを感じる状況に、何かを思い出しそうになる。]
ほ、保健室行かなきゃ…!
[パニックと恐怖に陥りながらも、保健室、という選択を思い付くのは。
姉二人が委員をしているから、という安心があったから。]
[……ウェルシュの従兄であるカークを呼ぶと、
とんでもなく面倒くさいことになる、という意識がびみょーーにあったのは、否定しない。
とりあえず、時間をかけながらも、
ウェルシュを保健室に連れて行き。
(身長差のあるウェルシュをなんとか連れていけたのは、きっと火事場の馬鹿力だろう。)
目が覚めるまで、できるだけ傍にいようとするが。
諭されれば、授業を受けに教室へと戻る。**]
/*
緑の文字はグレンデールなので。
起動前からグレンデールが「あなたを守る」なので、初回占いからも守る、で呪人、ではあるのだが……
占い師さんが驚かないようにっていうだけの話なんですよ!
― 保健室 ―
[保健室に流れるカークとロシェルの話題は笑顔で聞いていた。
カークの初めてを奪った覚えがある身としては、
ロシェルの方にちょっぴり罪悪感があったとか。
なおカークの方にはなんの罪も感じていなかった。だって男だし。
そこいら思うだけで語らずにおいて、
ディークが残る分には、旅行の話もあったわけだし特に追い出しもせず
>>12アリーセが椅子の前に座ると髪を梳いた。
元々手入れをしていたのか、あるいは体質か、
彼女の髪は引っかかりもなく梳き易いものだった。]
アリーセの髪も綺麗ねぇ。
[こういう髪はサティのように凝った編み方をしたくなるが、
すぐに梳いてしまうのなら解きやすい方がいいだろうと
先ずは下に流すように纏めて縛る。
そこを大ぶりのシュシュで結んで、下方に大きなお団子を作り、
余った分は、軽く逆毛にしつつ、ワックスで固めて横に流した。
一端前にまわると、もみあげの部分は垂らすようにして
ここにもくしゃっとした癖をつけて、前のほうに流す。]
よしだいぶ変わったかしら?
部活の時は全部後ろにひっつめて、シュシュで纏めなおせば良いわー。
[最初の言葉は、変身を期待していたディーク当てだ。
アリーセには鏡を渡して、どう?と後ろの方も合わせて見せてみた。]
[ひとしきり感想やら聞いたり何たりした後、]
じゃ次はフレデリカね。
アンタも今日は部活?
[と、妹の方も遠慮なく座らせる。
まずはお決まりのように髪を梳き、
彼女の方は全部後ろに流すと、やや上のほうにピンを使って縛る
少し窮屈になってしまったが、一端手を止めて衝立の裏に潜ると、
どこで確保したのか、ややカールのかかったエクステを持ってきて、
纏めた上のあたりに繋ぐように乗っけて、ポニーテール風味にした。
つなぎ目は上手い事地毛で隠す。]
お姉ちゃんが長いからねぇ。
フレデリカも長くなったらこうなるのよーって感じで。
これコームタイプのやつだから、
こっちから抜けば、すぐに外れるわよ。
[そう外し方まで指導しておいた。]
― →廊下 ―
[2年の教室へと向かう足取りは最初よりは軽い。
移動の最中、ロシェルと話をしている間に確認出来なかった友人からのメールを見てみると、案の定、「お手洗いに駆け込んだって言っておく^◇^」と言う文章が書かれていた]
…已む無しとは言え、もうちょっとどうにかならなかったのかしら。
[教室に着くまでに言い訳を考えないとと、思考を巡らせながら先を急ぐ。
授業中であるために行き交う人もほとんど居ない廊下。
教室への道と部室への道の分岐点まで来た時、ガタンと、椅子か何かを倒したような音が部室の方から聞こえた]
…………?
何かしら。
[誰かが勝手に入り込んだと言うのは考え難い。
となれば、鍵を開けれる人物がそこにいると考えるのが妥当。
行けば授業をサボっていることがバレる可能性があったが、もし何かあったらと思考が働き、足はそちらへと向く]
― →考古学研究会部室 ―
[扉をこっそり、少しだけ開けて覗き込むと、案の定そこには学長の姿があった。
授業をおサボりしている身、声はかけられないなと、そのままの状態で中を見回すと、学長が座っていたらしき椅子が床に倒れていた。
さっきの音はこれかと推測する]
─────?
[学長に視線を転じれば、とある方向を向いたまま、驚いたような表情で何かを凝視していて。
その視線の先を辿ると、例の発掘物が鎮座していた。
ヴン、と言う音が発掘物から定期的に聞こえて来る。
どう見ても起動しているそれに、何度も瞳が瞬いた]
…え、なん───
[思わず漏らした声。
しまった気付かれる、と思考が働き空いている手で口元を押さえた矢先]
───!! 学長!!
[学長の身体がぼんやりと光り、一度外へと光が広がったかと思うと、急激に収縮して学長の姿を跡形もなく消した。
奇妙な現象に声を上げ、扉を大きく開けて中へと踏み入るも時既に遅し。
後に残るのは静寂の中に響く機械音、そして机の上に散乱する資料と閉じられた状態の手帳だった]
が く ちょ……
[かくん、と膝から力が抜け、驚きの表情のまま扉から1歩中に入った位置に座り込む。
目の当たりにした消失は、心に酷く喪失感を抱かせた]
…私、また、護れな───── ……… ?
[そう呟きかけて、自分が口に出したことに疑問を抱く。
”また”とはいつのことだろう。
学長がこんな風に消えたことは今まで無かったはずなのに]
[呆然としたまま、瞳は起動しているらしい発掘物へと向く。
タイミングを考えれば、これが作用した可能性が高いだろうか。
しばらく呆然としたままだったけれど、少し後に、ぐ、と唇を引き絞り、顎を引いた]
…学長、必ず助けますから…!
[この機械が起動したことが原因なのだとしたら、止めることが出来れば学長も助けられるかもしれない、と。
”また失いたくない”と無意識に思いながら、広げられた資料と手帳を手に取った]
この資料から分かることがあれば良いけれど…。
[機械に関しては下手に弄って悪化させては拙いと、ひとまずはそのままにしておくことにする。
他の誰かに弄られないようにと部室の鍵を探したが、学長が持っていたのかその場には見当たらない。
仕方なく鍵はかけずに扉だけ閉めて、資料と手帳を持って部室を出た]
………他の先生達には伝えておかなきゃダメかな……。
[またやらかしましたと言う情けない報告と、学長が消えてしまったことは、少なくとも教員には伝えなければいけないだろう。
授業中にその報告をしに行くのは、サボっていると言う意味でも非常に気が重かった]
― →職員室 ―
…あのぅ…すみません。
[消え入りそうな声が職員室の空気を震わせる。
授業中であるため、大体の教員は出払っていて、居るのは授業の無い限られた教員だけだった]
え、と……その。
考古学研究会の者、ですが。
[そう切り出すと、応対に出た教員に嫌ーな顔をされた。
何となく、予測出来たらしい]
[考古学研究会が搬入した発掘物により何かが起きるかもしれないと言う情報は、教員・生徒全てに忠告として伝わることになる。
手っ取り早く館内放送がかかることだろう。
学長が消えてしまったと言う話は、生徒の不安を煽らないよう、今のところは教員の間だけで情報を止める方針の*ようだ*]
/*
いやカークが好きなのは勿論ロシェルだが、
組み合わせとして、オネエで男前な保険教諭と、
暴走族の頭でやんちゃな不良って、
ふじょし喜ばんか
薄い本が出回ってそうだ…
「生徒指導のじかん」とかって
― 温室 ―
[名前を呼ぶ声>>18は、物凄く遠くから聞こえるような気がした。
大丈夫、といいたいのに、声が出なくて。
前に向かってふらついた身体はそのまま、座り込んだツィスカに支えられるような姿勢になって、力が抜ける]
(……ダメ、だって、ば)
(『また』……泣かせちゃう、から……)
[途切れかける意識を保とうと念じるものの、急に力を奪われたような身体はそれに応えず、意識は落ちて。
その間に、どうやってか、運ばれたらしいが、その間の記憶はなかった]
― 保健室 ―
[沈んだ意識が僅かに揺らいだのは、場所が変わった後。
それでも、すぐに覚醒には至らぬまま、ぼんやりと夢現を彷徨う]
(……情けない、なぁ)
(だいぶ、体力ついたと思ってたのに……)
[周りが認識している以上に体力勝負の吹奏楽部と剣道部の兼部を一年続けて、それなりに体力もついた、と思っていたのだが、まだ甘かったのか、と。
ふと、過ぎるのはそんな思い]
(そりゃ、まあ。
半端と言えば、そうかも知れないけど)
[それでも、できる限りは、と両立を頑張っていたのだが。
やはり、どっちつかずは拙かったのかな、と。
ふと、そんな思いが浮かんで、消える]
(それ、でも……)
[剣道はやめたくない、と思うようになったのは、いつからだったか。
最初は、ちょっと色々あって、気持ちが折れかけた事もあったのだけれど。
少年なりの志を抱いて入部したものの、最初は空気に馴染めなかった。
兼部しているから不定期にしか出られないし、何より、当人が気にしていなくても、『学長の一人息子』の肩書きは、何かしらの影響を及ぼすもので。
加えて、従兄の庇護の影響もあり、『扱い難い』という印象をもたれていたのは否めない。
それでも、幼馴染の姉たちや、彼女らに近しい人たちは普通に接してくれていたから、それが救いで。
彼女らの幼馴染である先輩に指導を請うようになったのは、自然な流れ……と言えたか。
……もしかしたら、何かしらたらい回しとかもあったのかも知れないが、それはそれとして]
(……と、いうか、倒れてる場合じゃないんだけどなぁ)
[そもそも、今日吹奏楽部を休むと決めたのは、剣道部に引退した高等部の3年生が顔を出している、と聞いたからで。
学院内では数少ない、懐いている先輩に会う機会を逃したくない、と思えばこそ、だったのだが]
(ほんとに、もう……なんだったんだろ、さっきの)
[急に力を抜き取られて、何かに使われたような、そんな感覚。
自分の意思の介在しない力の移動が何を意味するのか、はさっぱりわからないから、一先ず置いといて]
(…………というか。
ここって…………どこ?)
[空気の感触からして、温室ではないのはわかるのだが。
何となく覚える嫌な予感が、意識の完全な覚醒を妨げていた。**]
あ、いけね。
[昼食を終え、席にうっかり黒トカゲのしっぽを忘れかけ。このままじゃどこかに忘れそうだと思って。
とっととロシェルに渡してしまおう、と考える。メールを送って、返信で図書館にいることを知れば、歩きだし。]
― 図書館 ―
おーい、ロシェル、これ。
[あまり縁のない場所なので、静かにしなければならないルールを忘れている。探し人の姿を見つければ、トカゲのしっぽを振って見せた。**]
[そんなわけで姉妹の髪を弄ったりと、暫くは和やかなお茶会が続いていたが。]
あら、ツィスカもいらっしゃ…
[鼻がきくわねほんとに、なんて思ったのは一瞬。]
…ちょっと、ウェルシュ?
[彼女が担いできた物に気付くと、慌てて受け取り寝台へと運ぶ。
身長差から見事に姫抱っこだったが、気にする余裕はないか]
いったいどうして…何があったの?
[とは独りで運んできたツィスカに。
事のあらましを聞き終えれば、全員を保健室から出した。]
寝てる子の隣で騒いじゃ…ね。
フランツィスカも、授業あるでしょ、
ウェルシュはアタシが見てるから、さ、戻りなさい。
あ、保健委員はお仕事忘れないでね。
[該当者には保健だよりを持たせて。
放送が聞こえたのは、その前後になるか**]
高等部1年 フレデリカは、ランダム を投票先に選びました。
高等部1年 フレデリカは、ランダム を能力(守る)の対象に選びました。
限度よねー
[「そんなこと無いと思うわよ」と笑って手を振るにも限界がある。聞かれる度に反対の手に持っているボールペンやらシャープペンやらが折れて、財布の中身も限界だ]
失礼しまーす。
[ノックをして、慇懃に開ける扉は保健室のもの]
先生、教えて欲しいことがあるんですけど。
― 2年教室 ―
[館内放送が終わって少しして、自分の教室へと顔を出す。
手にした大量の資料と先にあった館内放送のお陰で騒動に関わっていたと判断され、教科担当の教員にしこたま怒られた]
すみません……。
……あの。
申し訳ないついでに、例の機械を止める方法を探したいんですけど、良いですか?
後で補習でも何でも受けるので。
[解決のために午後の授業を休みたいと懇願すると、教員はしばらく悩んで。
自分の教科はそれで良いが、他の教科担当には自分で交渉しなさいと答えが返って来た。
この教科担当は騒動を未然に防ぎたいと判断したらしい]
[そんな中、隣に座っていた友人が声をかけて来て]
「なに、結局休むの?
アタシの努力が水の泡じゃん」
あれのどこが努力なのか小一時間問い詰めたいわ。
今はその時間無いから見逃してあげるけど。
[不満げな声に言い返して、代わりと言わんばかりに蟀谷を拳で挟んでグリッとしてやった。
力は加減したけれど、それでも痛みは伴うだろう]
/*
3/5に起きてたパスワード入力ダイアログが出たやつは管理側で何かあったみたいね。
思い出して雑談所見に行ったら書いてたわ。
― 保健室 ―
[保健室まで到達した時、完全に気絶していたのはきっと幸せ。
それが一番理に適っている、とわかっていても、意識している女の子とその姉たちの前で姫抱っこで運ばれた>>41、というのはちょっと辛いものがある。
ともあれ、放送が入ったタイミング>>42ではまだ、意識は落ちていたから、考古学研の部室での異変は知る由もなく。
まして、父の身に起きた事は想像もできていない。
そんな状態で考えるのは、自分では答えの得られない、取りとめもない事ばかりで。
考えている内に苦しくなる、という悪循環ループに陥って──それがきつく思えて、薄く目を開けて]
…………ぇ。
[目に入った天井が見慣れないものだったから、小さく小さく、惚けた声を上げる。
見慣れないけど見覚えがあるそれは、つい無茶をしたり意地を張ったりで限界超えた時に何度か見ているもの──即ち、保健室の天井]
(って、えーっ!?)
(よりによって、なんでここにいるのっ!?)
[お世話になり易い体質ではあるが、個人的には苦手な場所だった。
部屋の管理者である養護教諭が相手だと、普段押し込んでいるものを誤魔化すのに倍以上の労力を要するから、とか。
そんな、突っ込みどころ満載の理由が主ある辺り、情けない、としか言いようがないのだが]
― 図書室の外 ―
[カークの両肩に手を置いたまま、ふう、と一息ついて]
図書館では大きな声出さないの。
[改めて少々眼差し厳しくしてカークを見る。
なんで、とか返事が返ってこようものなら、眼差しが厳しくなるのは常のことだ*]
― 保健室 ―
そうですか?
あ、昨日からシャンプーも新しくしたんです。
悪くなさそう、かな。
[海草系のオーガニックシャンプーは今月の新作。
ツヴィンガーの手で丁寧に梳られると、洗っていた時に漂っていた仄かなカモミールの香りも少し戻ってきた気がした。
ロシェ>>15に報告、と心のメモに残しつつ綺麗に整えてもらい]
わ。ちょっと大人っぽくも見え…る、かな?
はい、ありがとうございます。
[客観的評価にも内心ドキドキしつつ、崩す時のアドヴァイス>>21もメモに書き足しつつ頷いて、妹も可愛くなるのを見学していた]
― 保健室の出来事 ―
ツ、ツヴィンガーせんせぇ…!
[保健室に辿り着いた時、少女は半泣きに近い状態だったかもしれない。
何事かを問う声>>41には、その状態のまま説明をして。
ウェルシュが倒れた時の衝撃が、不可解な『波』を立てながら、
何処かへと響いているとは、気付いていないけれど。]
― 保健室 ―
あら。どうしたの、ツィー?
って、ウェル君!?
[扉の外で声がしたので、怪我でもしたんだろうかと末妹を案じつつ開けてみると、ウェルシュを必死に引き摺ってきていたので目を丸くした。
つい呆然としてしまう間に、素早くツヴィンガーが姫抱きにして奥のベッドへと運んでゆく]
……ウェル君も悩んでたのかしら。
それで夜あまり眠れてなかったりとか。
[ここに来る前に遭遇した学長のことを思い出して、実は見当外れでありそうな意見を呟いた。
どうしてそう思うかを問われれば、考古学の資料を散らかしたまま廊下で困っていた学長の様子を伝えたりもして]
はい。
ツィー、ここはヴィー先生に任せて行こう?
中等部の先生にもウェル君のこと伝えておかないとね。
[一人で不安なら付き合うよと言いつつ、仕事の釘も刺された>>42ので保健便りの束も抱えて、ペコリと頭を下げながら保健室を出ようとした]
― 保健室・ツィーが来る前 ―
ふふっ。新鮮だけどすごく似合ってるよ。
そっかあ、リカが伸ばすとこんな感じになるんだ。
活動的なままで、とっても可愛いの。リカらしくて素敵!
[ポニーテールの妹>>22を見て幸せそうに笑う]
んー、幸せ。
[それからマカロンとお茶もしっかりいただいていたりしたのだが]
……はい。
[保健医の促し>>42もあり、しょんもりとしたまま保健室の外へ出た所で館内放送>>32がかかり。]
前にもあった、よね?
[以前の話は噂として流れていたから、そんなつぶやきが洩れて。
こて、と一番上の姉>>58を見た。]
[トカゲの尻尾に結ばれた文には、
『本日の恋愛運:意中の人との距離がぐっと縮まるイベントがあるかも?
姉様、がんば★』
とだけ妹の字で書かれている。
そのイベントがとんでもないトラブルかもしれないことまでは、星は教えてくれない*]
― 保健室 ―
ですね。助言やら色々ありがとうございます。
とりあえず一旦ここ周辺のを後でネットで調べてみて、よさそうならここで勧めてみようかな。
[いくつかあるが、ここでいうところの"普通"に属するし、せっかくだからという思いもある。
横道にそれていた思考を戻して養護教諭>>7へと礼をいって、一旦パンフレットを自身の影に落とし影の中にしまった]
有り余ってるから別方面に向けてるってのもあるんだろうが、なんていうか俺からみたらお互い様のような気もするけどな。
[いとコンとシスコンのアレコレは考えることなく答える。
一応カークは、好意の言葉をあっけらからんとは伝えている。のだけどあけすけすぎるのかなんなのか。現状維持が続いているのである]
…ばれない程度にならいいが…何かあったとき記念撮影なんかもいいよな。
[同じように、ニンマリとした笑みを浮かべた]
[そんな悪戯めいた表情は慌てるアリーセの前に霧散する]
ん?アリーセはアリーセだろう。イリスみたいなのはイリスに期待する。
それに無駄にはならんだろう。無駄っていったらツヴィンガー先生に失礼だしな。
[妙に赤い顔のアリーセ>>12へと首をかしげながらずれた解答をした。]
[ここでこれだけ気楽にいうのは、良くも悪くもなのか。異性と意識をしない女性だったからであり髪型が変わるというのに純粋に興味をもったというのもあったが、どちらかといえば面白そうという意識が先にたつ。
大人しく椅子に座り、ツヴィンガー>>21に髪を整えるのに不躾にならない程度に見ていたわけだが]
印象って変わるもんだな。…女性不信になるかもしれん。
[髪を纏め髪に隠れていた部分も晒され、お団子を作ることで愛らしさが増した感のあるアリーセを不覚にも可愛いと思ったこのやり場のない何かをどう消化すればいいのか。...はよくわからなかったとか。]
― 廊下 ―
物や人を消す現象から考え得るのは、転送装置、透明化装置、うーん……縮小化装置も入るかしら。
でも透明化と縮小化だったら、相手の声は聞こえるはずね。
それが無いってことは、転送装置が組み込まれてると考えるのが妥当かしら…。
[部室へと向かいながら、起動している機械がどんな働きをするものなのかを推測する。
資料も一度しっかり読み込まなければいけない。
場合によっては図書室にも足を運ばなければいけなくなるだろう]
転送装置なんだとしたら……どこに飛ばされちゃったのかしら。
変なところじゃなきゃ良いのだけれど…。
[案じるのはやはり学長のこと。
助けると意気込んだものの、自分だけであの機械をどこまで解明出来るかは分からない。
不安は募るばかりだ]
[そしてフレデリカのほうへと取り掛かるツヴィンガーをのんびり眺めていたところで、アリーセの妹二号がやってきて、アイゼンドルン三姉妹勢揃いとなる。]
コーギー君?
[女性がウェルシュを運んだことにこれといった違和感も感じないどころか、案外普通に認識してしまいながらも、倒れたという状況に目を瞬く。
状況を聞くツヴィンガーには口を挟まない。親しい人間は他にもいるから邪魔なだけと、保健室から退室を促されるのに反論もなく後にした]
[テンパっていた影響か、姉たちの髪形が変わっていたことに、そこで気づいて。]
お姉ちゃんたちが可愛くなってる。
[と、口にした。
大声にならなかっただけの分別は、ある。]
― 廊下 ―
[ウェルシュに関しては自分よりも他の人間のほうが詳しいだろうからどうにかするだろう。と考えつつ、頭をがしりと掻いたところで放送が聞こえる。]
……またかよ。
[思わずというように嘆息。
学校にそういうの持ち込んでいいのか?というのはここにきて何度も思った疑問を抱きつつ、その場にいたならば、三姉妹には軽く別れをつげる。旅行をどうこういう状態でもないからだ。
そしてその場を後にして、向かう先は中庭]
― 廊下 ―
うん、あったね。
今度は何が起きるのやら。
[6年間通っていると、巻き込まれたこともあったりして。
校舎が巨大迷路化した時は、本気で遭難するかと怖い思いもしていたから、へなりと眉を下げながらツィーに頷いた]
人的被害が少ないといいよねえ。
[既に出てることは知らないので、まだ気楽さも残っていたが]
─ 保健室 ─
[勧められたフィナンシェを口に運ぶ前。
ディークからの説明>>1:364には、そうなんだ、と納得して。
続いて姉>>1:371にも向けられた協力要請>>1:369には、ちょっと微妙な顔になった。
イリスの姉であり姉の友人でもある先輩の為に手伝いをすることが嫌なわけない、が。]
…なんでカーク先輩かなぁ…。
[相手が相手だけに、素直に応援し辛かったりするのだ。
いくら従兄だからってあの過保護っぷりはどうかと思うというか、従弟を可愛く思ってるのならこちらが妹を可愛いと思う気持ちも解れというか。
これ以外ではまぁ悪い人ではないと思うし、何よりロシェル先輩の気持ちが大事だから口出しなんてしないけど。]
内緒だね、わかった。
─ 保健室 ─
[そう頷き、答え。
姉妹三人一緒なら父達も説得できるかな、と姉に視線を向けて首をかしげる。
母は問題無く許可をくれるだろうけれど問題は父と幼い頃から通っている道場の師範だ。
父の友人でもあるその人には子供がいなくて。
だからというか、自分達三姉妹をことのほか可愛がってくれている。
それはとってもありがたいことだし、嬉しくもあるだけれど、まぁ、なんというか。
要は娘たちラブな父親が二人いるような状態なわけで、卒業旅行と言っても年頃の娘が泊まりの旅行なんて!と騒ぐのが目に見えるのだ。
なんせ自分が12年前にしたプロポーズや妹の幼馴染に対する意識の変化、更には姉が髪を伸ばし始めたことに気付いた時ですら二人でぐでんぐでんになるまで飲んでた位なのだし。
ちなみにそんな父達の様子に母と父の友人の奥さんは結構冷めた目で見てたりしつつ。
母などはさんじの母というPNで某ラジオに『うちの主人とその友人がいつか娘達にうざがられそうで心配です。妻として友人としてどうすべきかご助言を。』と投稿したこともあったりとかするのは余談である。]
─ 保健室 ─
[しかしこれについては今心配してもどうしようもないので、ひとまず脇に置き。
目に入った保険便りに、意識と話題は移って。]
うん、駄目。
固くなったり粉っぽくなったりしちゃって、美味しく出来ないの。
[養護教諭からの問い>>1:372に、こくりと頷く。
先日のバレンタインに作ったガトーショコラ、19個もの失敗作を目にしているイリスには、自分がどれだけ苦手としているか解ってるだろう。
20作目が美味しく出来た時は本当に奇跡が起きたと思ったものだ。
一緒に頑張ろうと言ってくれる笑顔の友人>>1:377に頷くも、まだ情けない顔のままで。]
…失敗しても笑わないでね。
[なんて後ろ向きなことをお願いしたり。]
─ 保健室 ─
[でもまぁ美味しいものを口にすれば自然と笑顔になるというもので。
感想求められてたフィナンシェの作り手が誰か聞きながら、嬉しそうに頬張り。]
今日のはアプサラス先輩なんだ。
バターの風味も丁度良くて、美味しい。
今度会ったらお礼言わなきゃ。
[にこにこ笑顔でせんせ>>1:373に言ったところで、こちらも髪を結うかと勧められ、ぱちり瞬き。]
いいの?
でも僕、髪短いからピンで留めるくらいしか…
[と、言ったところで纏めるくらいは出来るといわれて、うず、と。]
─ 保健室 ─
うん、じゃあお願いします!
あ、でも先にリセ姉の髪やってあげて?
[姉は中々髪型変えないのが寂しいと常々言ってるので、こういう時は率先して変えてもらいたいと。
見てみたいというディーク>>1:392に、ねー、とにこにこ笑顔で同意し。
先に戻るという友人>>1:384には解ったと手を振って。]
うん、僕もせんせに髪やってもらったら戻るねー。
[短い髪は弄り甲斐無くてつまんないかなと思って遠慮しがちなので、自分がこうしてもらうのは割と珍しい。
姉は長くて綺麗な髪なのだからもっとやってもらえば良いのにと思ってたのだけれど、緊張してる様子>>12にちょっと瞬き。
だからかな、とか思うのは妹の勘だろうか。
余計な口は挟まずに、姉の髪が可愛いお団子になっていく>>21のをわくわくと見て。]
─ 保健室 ─
やっぱりリセ姉可愛い。
せんせ、今度リセ姉にする時はまた違うのみせてね?
[出来上がった髪型にニコニコ笑顔でお願いして、今度は自分が髪型を変えられる番となり。]
うん、部活ー。
今朝寝坊して自主連出られなかったから、放課後は出ないとなんだ。
[問い>>22に返しつつ、髪が引っ張られる感覚にちょっと慣れないかな、と思ったり。
カールがかったエクステでポニーテールになると、わぁ、とか声が出た。]
すごい、こんな髪長いの幼稚園以来だよ。
─ 保健室 ─
[具体的には道場に通うようになるまで、髪は伸ばしていて。
真っ直ぐでさらさらな髪質の姉(恐らくツィスカもだろう)と違い、自分はくせっ毛なので昔は丁度こんな感じにカールが入っていたのだ。
そんなわけで懐かしくもあり慣れなくもある髪型はちょっとくすぐったい。
姉の賛辞>>59や外し方の指導も受けたりしながら、にっこり笑って。]
ありがとう、せんせ。
これ、部活後で返しに来るね。
[折角なのでこのまま授業を受けたいとお願いして。
さてそろそろ授業に、というところで来訪者>>19に振り向いた。]
─ 保健室 ─
あれ、ツィー…ウェル君!?
あ、と、ベッド準備するからこっちに!
[妹にどうしたのかと問うよりも、まずは彼を寝かせやすいように寝台を整えて。
養護教諭が妹に問う>>41のに合わせて、自分もそちらをみた。
妹の想い人というだけでなく部の後輩でもあるし、幼馴染に懐いてるところも可愛いと思う子で。
急に倒れたと聞くと、大丈夫なのかと心配するのは仕方ないこと、だが。]
うん。
ツィーはツィーの出来ることしなきゃ、ね?
せんせ、ウェル君のことお願いします。
[姉>>58と同じように妹に声をかけ、言われたとおり>>58保険便りを持って保健室を出た。]
─ 廊下 ─
じゃ、僕こっちだから。
リセ姉、ツィー、また後でね。
[と、分かれようとしたところで妹からの指摘>>70に足を止め。]
うん、せんせにしてもらったの。
似合うかな?
[にこっと笑って、首を傾げ。
妹の返答を聞いてから、その場を離れ。
教室に入ったところで聴こえた放送>>32に、思わず眉を寄せた。]
[モノアイの視界が、白く染まる。
よろめいて、近くの窓際に寄りかかった。
血の気が引いていき、手足が冷えていくような感覚に、小さく体が震える。
混乱する意識に、聞こえてくるのは、祝詞のような、何かを呼び戻そうと呪を紡ぐ声。
身に覚えのない、自分の声。
簪の玉に、飾りが当たって小さな音をたてる。
盲目の"彼女"が最期に見たのは]
ぁ…ディー、…?
[なにも理解できないまま、モノアイの動作は正常にもどる。
否、元々モノアイは故障などしていなかったのかもしれない。
そのまま、ずるずると崩れ落ちるようにして気を失ったのだった。**]
─ 教室 ─
……また?
あいかわらずだなぁ、ウェル君のおとーさん。
[息子が保健室で寝てるっていうのに、と思ったところで、ふと。
もしかしてその発掘物のせいでウェル君倒れた?とか。
すぐにまさか、と打ち消したそれが事実だとは、今はまだ知らなくて。
保健室から持ってきた保険便りをクラスメートに配り終わるころには授業も始まったろうか。**]
― 保健室 ―
はぁいアタシよ、いつも貴方の隣に!
DJシュラーフェンの
『テレビがなければラジオを聴けばいいじゃない♪』
前回放送はちょっと興奮しちゃって、
きっちり〆ずに終わってごめんねぇ。
あとそれから先に言っとくけど、
そこ>>115の緑コメント!
シュラーフェンお姉さんじゃないわよー?
シュラーフェン様 よっ。
さてリクエストBGM『暴れん坊白梟』が終了したところで、
今日も今日とてシュラーフェンのお悩み相談コーナー!
ラジオネーム、幼馴染と姉LOVEさんから頂いたわ。
「シュラーフェン様。
いつも楽しく「テレラジ♪」を拝聴させてもらっています。
今日は、ご相談したい事があり筆をとりました。
とても大事で大切で大好きな幼馴染の事です。
幼馴染は昔から物静かなタイプでしたが、
彼の母親が亡くなってから、彼の父親に対して自分の感情というか、
わがままをあまり言わなくなった様に思えます。
……時折、私に対しても壁を感じることがあり、
どうしたらその壁を壊せるのか、
私に何ができるのかを考えてしまいます。
誰よりも彼の力になりたいのですが…。
どうかいい知恵を御貸し下さい。」
あららー、なかなかに深刻そうねぇ。
壁を壊すなら簡単ね。
ガツンと
ガツンと!
とにかくガツンとやることよ。
壁なんて、そもそも構ってちゃんオーラの塊なんだから。
放置して改善する可能性なんて見込み薄よー。
とにかくいけいけ押せ押せで頑張りなさい。
壊し方は自分で考えてね★
さて今日も時間が来ちゃったけど、
『テレラジ♪』は現在不規則に、不定期に!
ノコノコ生放送と同時オンエアー中よ。
またきっとすぐに会えるはず。楽しみに待っててね。
アタシへのお便りは、いつも通りポストに
テレラジ♪のシュラーフェン様って書いてくれるだけで大丈夫。
あとそうそう、メールでも受け付けてるから!
アドレス?シュラーフェン様って書いて飛ばせば多分着くわ。
それじゃあまた次回放送まで★
― 保健室 ―
…アドバイス受けた子が走り出さなきゃいいけど。
[何時も通り投げっぱなしジャーマン的な回答を聞いていたが。
>>53小さな声は耳聡く捉えた。]
あら起きた?
ウェールシュー?
[何か目を閉じてしまった的な顔をしている中学生に、
にっこりこちらは笑顔で覗き込んだ。]
― 廊下 ―
うん、とっても似合うよ!
[教室へと戻ろうとするリカ姉の問い>>81にこくこくと頷き。
ブンブンと手を振って教室へと見送った。
ディークが去っていく>>71のを見送りながら手を振って。
姉の言葉>>72に頷く。]
巻き込まれると大変そう。
[噂程度にしか聞いたことがないから、のほほんとしつつ。
…すでに巻き込まれた人がいるとは、少女も考えていなかった。]
/*
wwwwwwww(中略)wwwwwwww
先に、緑化に走るのは許されろ……!
夢様さすがすぎるぜこんにゃろwwwww
― 保健室 ―
[いろいろぐるぐるしていたりなんだりで、ラジオ放送がまともに聞こえなかったのはきっと幸い。
まあ、聞こえていても、それについて考える余裕はなかったが、多分]
……っ!
夜もちゃんと寝れてるし、食事もちゃんと三食とってるし、無理も無茶もしてないですっ!
[名前を呼ばれて笑顔で覗き込まれ>>89、とっさに口走ったのはそんな事。
……ちなみに上記、過去に担ぎ込まれた時にやっていた前科である]
― 中庭 ―
[ツィスカ>>90へと手を振って返したりしながらたどりついたのは中庭。
穏やかな陽気に誘われたのだろうか。先程から酷い眠気があった。
木陰に腰を下ろして寝転がり目を閉ざす]
― 廊下 ―
あ、と。
そろそろ教室に戻らないと。
[のほほん、としていたところ、ふ、と思い出して。]
じゃ、お姉ちゃん、また後でね!
[と、手を振って別れた。]
― 保健室 ―
あったりまえでしょー?
アンタまでアルと同じ事やって担ぎ込まれるから、
親子そろってそりゃもう昏々とここで説教したのに
また同じ事やってたら…どうしてやろうかしらねぇ。
[>>91とは何時だったかの話を持ち出して、ニタァと笑った。
今度やったら一週間ぐらい止まりこんで説教と体調管理よ、とは
父親の方には釘刺しした記憶はある。]
で?どーしたの。
熱?それともだるいとか?
お昼食べたんなら、貧血とか空腹は無さそうだけど。
[言いつつ額に手を当てて、ざっくりとだが計ってみた。]
― →考古学研究会部室 ―
[部室に向かう前に職員室に寄り、丁度居た午後の教科担当に事情を説明する。
学長のことも伝わっているため、補習と引き換えに解決のための時間を貰うことに成功した。
教科担当に頭を下げ、部室へと急ぐ]
ええと…この時代のものだと推測されるなら、あの辺の資料も参考になるかな…。
それと、転送装置の資料は、っと…。
[鍵が開いたままの部室へと入り、鞄を机の上へと置いて。
資料に目を通して、以前調査に使用した資料も引っ張り出して稼動したままの機械と照らし合わせたりした]
……あぁ、やっぱり組み込まれてる。
形状や回路が似てるわ。
[機械の一部に転送装置の資料と似た形状のものを見つけ、学長を消した原因はこれだと断定する。
動力源を止めればひとまず機械は止まるだろうかと探してみるものの]
─── あら?
もしかして、これ……魔力媒体?
…でも蓄積型とは少し違うような…。
[動力源らしきものを見つけたが、止める方法が分からない。
まさかこれが他と同調して動く物だとは思いも寄らなかった]
― 廊下 ―
ありがとね。
[中庭に行くらしいディーク>>71に軽く手をあげ別れ。
髪型についての説明はリカに任せ、ツィーの感想にニッコリと笑顔を返して、まっすぐ教室に戻る>>81のに手を振って]
まあ、大丈夫よ。
きっとまた学長先生が解決法見つけてくれるでしょうし。
[その学長先生が大変になっているとは以下略。
可愛い妹を怖がらせたくはないので、思い出してしまった過去のことは記憶の底に沈めつつ、ぽふぽふとその頭を軽くなでた。いつも通りのスキンシップ]
うん、また後でね。気をつけて!
[中等部校舎との連絡口までツィー>>93を見送ってから、人数まばらな高3の教室にプリントを置くため、廊下を戻った]
止められないなら、転送記録は残ってないかしら。
[学長がどこに飛ばされたかだけでも突き止めようと、過去の資料も含めて照らし合わせながら探していく。
しばらくそうして機械や資料と睨めっこしていたが、大きく溜息をつくまでに然程時間はかからなかった]
/*
機械についてやり放題。
流石に異空間作ってそこに転送するとか、誰かと同調して動いてるとかは直ぐ分からないと思うの。
この辺りは時間あって表に残ってたら図書室での調査後に判明とかになるかしらね。
― 保健室 ―
……ぅ。
[向けられた笑み>>94に、その時の事を思い出して短く呻く。
合同演奏会で主旋律パートを任されたものの、思うように音を作れなくて。
苛立ちが高じて寝食忘れて打ち込んだ挙句に倒れたのは、夏休み直前の出来事だった。
意識が戻った後に受けた説教の事は今でも忘れてない。というか、忘れられない]
熱とか、そういうのじゃ、なくて、その。
急に力が抜けたというか、力を抜かれたというか……そんな、感じで。
[問われた事にはぽそぽそと、倒れる直前に感じたものを説明する事で答えるが。
何故そうなったか、は自分でもわからないから、その後は続かなかった]
― 中庭 ―
[食事の後、渡り廊下をぶらりと歩き中庭へ赴く。
午後の授業は入れておらず、けれど帰宅には早い。]
……っと。そういえば。
[ふと、制服のポケットに手を突っ込む。
昼食中かその後か、バイブの振動を感じたのだった。
見れば案の定、携帯端末の端にあるランプが明滅し、メッセージの新着を告げていた。
中庭隅のベンチに腰掛けて、イヤホンを繋ぐと端末のスイッチを入れた。]
『神様は多重人格』…って凄い曲だよな、改めて。
[特に、このラジオ番組で流れると尚更かもしれない。
タイトルに負けず劣らずの末期っぷりを漂わせる歌詞に耳を傾けて、それからようやくDJの明るい声が開始を告げる。
そして移ったお悩み相談コーナー。最初に読み上げられた名を聴いたなら、午後の日差しにぼんやりと半分伏せていた瞳をはたと瞬かせた。]
ランチ時間を心穏やかに過ごし隊。
……採用されてら。本当に読まれるのならもっとまともなラジオネームにするんだった……… …?
……っていうか、待て待て。
まだ出していないぞ。
[鞄の中から手帳を取り出す。
確かに葉書は書いたが、投函はしていないはず。
裏表紙を開けば、先刻挟み込んだままの状態で葉書は手元にあり…]
………いや
[“アタシだったら、その先一生悪夢しか見せてあげないわ。”
こころなし声を荒げてのシュラーフェンの力説に、苦笑して。]
ナイトメア、かもな。
― 保健室 ―
ったく、そういう所は似た者親子よねぇ。
[>>100短い呻きは学長の反応とよく似ている。
やれやれと、軽く息を吐きながら、熱を量っていた手は外す。
自己申告どおり、手の平に熱さは感じなかった。]
力が抜けた?
貧血じゃないなら…何かしらね。
[首を傾げるも、基本的に、体の不調は当人の物であるために、
ちょっと前に流れた研究部の放送>>32とは結びついてなかった。]
― 廊下 ―
ディークの言葉って、胸にくるなあ。
意味は微妙にズレてたけど。
[マイペースな日の名残か、歩く途中もぼんやりと考え事をしながら。一部がブツブツ独り言になってるのはご愛嬌。
思い出していたのは保健室での会話>>64
「それはどーゆー意味よ。
まあ、女は化けるって一般的にも言われてるじゃない。
ヴィー先生の腕前だけどさ、これは」
一部>>66には文句も返したりした。
リカ>>78の手放しな賞賛もあったから、本格的に拗ねたりはしなかったけど]
変な病気もらってきた覚えがないなら
あとは…精神的なものかしら。
倒れる前に、何か嫌なことでもあった?
[アプサラスとの事は知らないが。
他に思い当たる事も無い為に、そんな事を訊ねて。]
まーあ、なあ。
……お姉さんだから譲る、って言われても。
オネエサン、オネエサン。 思ってもいないことを言おうとすりゃ、どうしても棒読みになるって。
呼び名の段階でつっかえてるんじゃ、俺にはフェミニストは目指せないな。保健室のツヴィンガー先生…辺りなら余裕っぽいけれど。
[この手の話で女性かと見紛う美貌の保険医を思い出すのは、最初に保健室に赴いた際、偶々居合わせた先客の女生徒への接し方が印象深かったのも原因だろう。
BGMで強制終了されてしまったようだが、ともあれDJの回答を聞き終えたところで、“保存”ボタンを押すのだった。
折角採用されたのだから、記念に取っておこうと。]
[女性への対処は昔から上手くない。
それが親しい人間であれば、尚更だ。
もう10年以上も前、幼馴染三姉妹の真ん中から無邪気なプロポーズを貰った時に返事を保留にしたのも、周囲の好奇の視線に照れてしまってのことであるし。
あれがもし、もう少し人目の無い時――例えば何時ものように二人でままごとでもしている時であれば。
子供の約束とはいえ「うん、いいよ」と頷いてやれたかも知れぬ、とも思うのだが。]
……可愛かったしな、フレデリカは。
[幼馴染三姉妹各々に、思う気持ちはあれど。
素直に、無邪気に見詰められて、あれだけ真っ直ぐな好意を向けてくる真ん中は、昔から自分にとってはきっと“特別”だった。]
が、まあ。
[機を二度も逸してしまうと、今更口にするのも憚られる。
何より、照れる。ああいうのは本来、一度で十分なだけに。]
[二度目の機会は、数年前。
アリーセが何を思ってか悪戯を仕掛けていた日のことだ。
あれは本当に、何故気付かなかったのかと今でも思い出す度頭を抱える。
年が違うにも関わらず、外見や仕草を完璧に近く模倣してしまえば、あの姉妹を良く知る人間でも騙されてしまうほどに彼女らはよく似ている。
それでも。
自分なら、見分けが付く自信があった―――のだが。]
…な…っ、お前、 まさか、アリーセ!!?
[素に戻ったらしい相手の声に、双眸を見開く。
負けぬほどの裏返った声を上げて、目の前の娘をまじまじと見詰めた。>>1:92
自分の身に何が起きたのかを理解したなら、軽く呻いて視線を逸らした。]
いや、―――悪戯。は、お前らしいというか、
対処出来なかった俺がむしろ情けないというか……って、悪い、何言ってるか自分でも分からない。
とにかく、今のは、その。
[つらい。この状況は正直、ツラい。
目の前のアリーセの表情を見れば、彼女もまた相当に居心地悪い心情であろうと推し量る。互いに目と目を見交わす、気まずい沈黙が落ちた。]
忘れてくれ、って訳にも、いかないわ…な。
[珍しく甘えられて。
何が切欠だったか、過去の話などして。
その時ならば、あの時に伝え損なった返事を、流れに託けて口にすることが出来るかと思ったのだ。]
………。
[上手い言葉が見付からぬまま固まること暫し。
気まずく固まったその場は、直ぐに本物のフレデリカが飛び込んで来たことで破られて。>>1:84>>1:92
妹に叱られる姉の姿を見ながら、「怒ってはいない」と伝えるだけで精一杯だった。その事件の後、特に関係がぎくしゃくするようなことがなかったのは、暗黙の了解のように互いに口を閉ざしているからに他ならない。]
/*
えーと、保健室退出組みへの補完は…回想交えてでいいかしら。
現状最優先はウェルシュへの対応。
ウルズへの返事。フレデリカの過去ラジオがらみ…と。
あー…
微妙なことを思い出した、な。
[フレデリカやアリーセの顔を見るたびに思い出すだろう、暫くは。
何の気なしに「良い嫁さんになれる」などと口にしたことさえも羞恥に変わる。
気付けば、イヤホンから流れて来るラジオ番組は取り立てて面白くもない将棋中継に変わっている。電源をオフにして瞳を閉じる。
思わぬところから派生した物思いは、館内放送>>32に気付くまで続いた。*]
― 一年前の後日の話 ―
[一人の悪党をキッスで華麗に絶望の縁に叩き落した後、
男子生徒と話している最中、女子から熱い視線をもらったり、
男子生徒には脅えた目で見られたりしたそんなある日。]
あらロシェル、いらっしゃい。
怪我…はしてないみたいね。お茶でも飲む?
[噂の彼女がやって来た時も、最初の対応は極普通だった。]
なぁに?
[>>45直球の質問には、にっこりとした笑顔のま。]
[…だったのだが、一転眉が下がる。]
あーあれねぇ…。
実はうちのサティ……妹のアプサラスが、
カークに呼び出されて脅されたって言うもんだから、
ちょっと注意しておいたのよ。
あの子空手ならってて、腕には自信があるんだけど…
やっぱり女の子だものね、怖い先輩に呼び出されて、だいぶ脅えて泣いちゃって…。
[ちなみにこの辺りの誇張表現は、
当人的には誇張でないので嘘ついた気ではいない。]
可愛い妹がそんな目にあったもんだから、
ちょーっと近い距離で熱が篭った説教になっちゃったけど。
そこいらが、どうも誤解招いてるみたいなのよねぇ。
[暗にカークに責任押し付けながら、
ロシェルに語って聞かせたのは、真実80%の弁解だった*]
あー…
微妙なことを思い出した、な。
[フレデリカやアリーセの顔を見るたびに思い出すだろう、暫くは。
ついさっき、何の気なしに「良い嫁さんになれる」などと口にしたことさえも、まずいことをしたかのような心持になって頬を掻いた。
気付けば、イヤホンから流れて来るラジオ番組は取り立てて面白くもない将棋中継に変わっている。電源をオフにして瞳を閉じる。ベンチの背凭れにだらりと凭れた。
思わぬところから派生した物思いは、館内放送>>32に気付くまで続いただろう。*]
― 教室 ―
[教室に戻って、先生などに注意を受けつつ。
ウェルシュが倒れた事を説明して。
とりあえず課題を通常の倍、出されただけで済んだ。]
……あとで、コレ持っていかないと……。
[ちょっと遠い目しながらも、保健室にいる幼馴染を思う。]
/*
…一瞬ウルズの本名ミスったと思ったらあってた。ほっ。
名前間違い怖いわよねー…。
今回はあだ名も飛び交ってるから尚のこと。
― 保健室 ―
……その評価、嬉しくないです。
[>>105 似た者と言われるのは、親子喧嘩の後だけあって微妙なものがあり、少しだけ冷えた声でぽつり、と呟く]
病気とかも、ないと、思います、けど。
[中学に上がるまでは、病弱だった母親に似てか体調を崩しがちではあったが。
基礎体力を上げる事で、だいぶ克服できていると思っている。
だから、本当に思い当たる節はなかったのだが]
………………いやな事。
[続いた問い>>107に、視線が泳いだ。それも、思いっきり。
言葉にせずとも、何かあったと態度が物語っている]
― 教室 ―
『私達には最後となる保健便りが届いてます。
ちなみに春休みの特別お菓子講座は卒業生にも資格あり。
貰い損ねてる人はアリーセまで!』
[ちゃんと教室にいた級友達に配った後、各種委員会用の小黒板にお知らせを書いた。
渡せてない保健便りは、南京錠を付けた個人ロッカーに積んでおく。もっと枚数が少なくなったら教卓の棚に置いてしまうが]
んー?何だろこれ。
[図書室で借りてきた雑誌の間から、カードのようなものが転がり落ちた。表面は文様のような何かが描かれている、金属っぽいものだ]
挟んどくとまた落としそうなサイズだなあ。
返すまでこっちに入れとこ。
[謎の金属片。それが学長の落とした資料の一部かもしれないだなんて考えず、胸ポケットに入れた]
― 保健室 ―
あらそう?
[>>119思わぬ冷えた声には、驚いて目を丸くする。
が、今はそこを言及せずに、病気で無い事も確認する。
体調を崩しがちな事も知ってはいるが、
熱がないとなれば、申告どおりに問題ないのだろう。]
…………。
[>>120じゃあ一体何がという答えは、
泳いだ視線の中に見た。]
なぁにアルと喧嘩でもしたのー?
珍しいわねぇ。
[さっきの反抗期的な対応もあってか、
おおよその原因は見えるのでそう言った。]
とりあえず、
お水飲みなさい。水分不足でも困るし。
[と、差し出すのは、さっきお茶を沸かした時
残っていたお湯を、水で割った白湯だった。]
・ ・ ・ ・ ・
[目の見えぬ割りには丁寧でかわいらしい文字を書くわね相変わらず、とか現実逃避しかけて]
占いって言うか!
[★付の手紙を思わずくしゃりとした]
[姉のひいき目をさしおいても、妹の占いは、母の物より当たるのではないかと思う。
(というよりは)
母はあまり占いをしてくれたことがない。
それは自分の前でだけなのかどうなのか、今も確かめたことがないのでわからないのだけれど。
(トカゲのしっぽがカァクを連れてきたっていうか)
占いと言うよりは罠じゃあんという気もするが、どちらにしても、物理的に距離は縮まっていた、確かにね、うん]
まったく、イリスったら――っ
[しょうがないんだから、と続けようとした言葉が途切れる。
名を呼んだ瞬間、灼けるような痛みを感じて胸を押さえた]
― 保健室 ―
[直球で言い当てられて>>123、返す言葉もなく。
差し出された白湯>>124を受け取って口をつける]
……俺だって、言いたく、なかった、けど。
[渇きが癒えると、少しだけ気が鎮まって。
ぽつり、と零れたのは、こんな呟き]
また、忘れられてた、から。
……だから……。
[何を言いたくなかったのかとか、何が忘れられていたか、とかは言わないけれど。
ある程度、家の事情を知られているなら、想像は容易いか]
だから、もう。
どうでもいいや、って思ったら……。
[つい、口をついた言葉が何やら古代遺物と共振作用を引き起こしたとは、さすがに当人にとっても想像の範疇外なわけだが]
ん、何だ?
てがみ?俺も見てえなーっと。
[取り繕うように話題を逸らしたのだが。
内容を確認する前に。]
おい……?大丈夫か?
ジャックした覚えはないけどしょうがないわよねー。
アタシのありがたーいお言葉が漏れてるだけよー。
[>>125放送終了後、マカロン食べながら受け取った電波にぴぴぴ。]
/*
ていうか。
ていうか。
ツィスカアクセルはいってるwwww
いやまあ。
正解だけど、ねw
しかし、あれだなぁ。
記憶戻っても戻らなくても。
後で悶え死ぬ未来しか見えんのは何故だろう……。
― 考古学研究会部室 ―
[こんな短時間で解決の兆しが見えないのは仕方が無いといえば仕方が無い。
一番知識を持つ学長は不在、いつもならば頭を付き合わせて論議する他の部員も居ないのだから、行き詰っても当然のことだった]
…そーだ、マカロン。
[研究の合間にでも食べると良いと言われたマカロンを鞄から引っ張り出し、1つ口に運ぶ。
口に広がるのは優しい甘さと色ごとに異なるフレーバー。
沈んだ気分を引っ張り上げてくれるような味だった]
ふふ、やっぱり兄さんのお菓子美味しい。
[甘いものは幸せを運んでくる。
それを体現するように笑い、兄に感謝しながらしばしマカロンの甘さに癒された]
[女子力の高い兄には思わぬ噂が付き纏うことが多い。
1年前、カークからの呼び出しがあった直後に広まった噂もその1つだった。
噂が噂であるため、その真偽を確かめようと妹である自分に聞きに来る生徒も少なくなく。
兄に直接問いを投げたこともあった。
兄は根も葉もない噂だと言っていたから、そうなのだろうとすぐに信じて。
以後確認に来る生徒には兄から聞いた通りに答えていた。
女生徒の中にはがっかりする者も居たのだが、その理由はさっぱり分かっていない]
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くそーっ
せっかくこの時期にしてくれたのに、参加できねえのが悔しすぎる…!荷造りちっとも終わってないが、明日引越しなんだよーう…!
― 教室 ―
[そしてまた雑誌を捲り読み始めたが、午前中と違って全然集中できなかった。
誰かが過去ログ分になるテレラジを聞いている。
今日はまた特別聞き覚えのあるような話が多いなーと思いながら、ペラリと雑誌のページを捲った**]
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ほんと、ごめんよー
もっとがっつりやりてーよー
まったりってことなので、参加キャンセルもしなかったのだった…
明日からはしばらく箱も使えねえ
スマホ鳩に頼るしかねえ
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取り敢えずいただいたものは拾った、ような。
今日の分まだ読めていないけれど…
そろそろ休まないとなので、明日移動中にでも読もうと思う。
あー…手違いや、万一忘れないためにもランダムだけ振っておこうか。
高等部三年 リヒャルトは、高等部1年 シメオン を投票先に選びました。
― 考古学研究会部室 ―
……あ、そう言えば。
[ふと、資料の他にも拾ったものがあることを思い出す。
鞄に一緒くたに入れていたそれを引っ張り出すと、両手で丁寧に持ち上げた]
手帳、か。
学長のなら、何かヒントになるものが書いてあるかしら…?
[実際はウェルシュの手帳なのだが、そんなことは知る由もなく。
ヒントがあればと思うものの、プライベートにも関わるものであるため、それを開くのはかなり躊躇われた]
― 回想 ―
[数が多ければ良いものじゃない。
それと同じだ。
そして指の数が六本というのはむしろ気味悪がられることのほうが多く、生まれた瞬間から、人との壁を作る要因となりうるものであった。
その要因に漏れずに人の壁というのはあって、それゆえにか、ガキの頃から酷くいらついていた。
運がいいとすれば、殴り飛ばすぐらいの気迫と、関係なく親しくしてくれた姉妹がいたことだろう。
そんな...にとって考えかたが変わったのは他からみればほんの些細なことだったかもしれない]
なぁ…イリス。指が多いって気味が悪くないのか?
[モノアイもない頃より、彼女の手をひいて歩くのは日常の一つ。そんな中のふとした問いは別段救いを求めたわけでもない、なんとなくの言葉であったが問いをむけたイリスは足をとめ、こちらのほうをむいて考えるように首をかしげて答えた]
……そうか。
[朧気な記憶。
彼女の説明は拙かったかもしれないが、目が見えない彼女にとって、自身の手が、自分という存在を証明してくれて一つの手掛かりのように感じたのではないか?
自分が、忌避していた手を、気にしないでいてくれるのが、他人に認めてもらうのが無性に嬉しかったのを覚えている。
それから少しずつ、肩の力が抜け、苛立ちも減っていった。
思い返せばなんのことはない。救われているのは自分のほうなのだと*]
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