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高等部3年 アリーセは、ランダム を投票先に選びました。
― 教室 ―
(頑張って授業受けて。
終わり次第、ウェルシュの所に行こーっと。)
[ルンルン♪と、音譜を飛ばしながら、少女は午後の残りの授業を受けている**]
― 更に回想 ―
[それから随分と時は流れて、自分やロシェルが高校二年生。イリスが中学三年の頃で、もう少しで進級という頃。
ロシェルに話があると呼び出した]
ロシェル。俺、あいつが…イリスが高校生になったら告白しようと思ってる。
[イリスの姉というものや、長い付き合いというのもあったが、過ごした時間はイリスよりも彼女のほうが上。そして子供の頃から知り過ぎてるが故に、おそらく互いに、異性を意識できないであろう関係だから気楽にいえたのもあった。]
そんぐらいになったら自分で判断もつくだろうしな。
[流されるようにイリスからの返事を貰うことになっても嫌だから、彼女が高校にあがってからと決めたこと。]
あいつのことはほっとけないっていうか。……いや、そんなんが理由じゃない。ただ誰かのじゃなく俺の傍にいて欲しいと思っちまったからな。
[そして今までの関係が崩れるかもしれないというものはあっても、諦めれない思いのほうが強かった。]
― 保健室 ―
[少し落ち着いた様子が見られれば、語られる話に耳を傾けて。]
忘れてたって…誕生日?
それともオクタさんの命日?
[むしろこっちが覚えてた。
>>133そこいら忘れてたー、から始まる話は、
学長から後悔や愚痴交じりで聞いて記憶に残っていたのだった。]
ま、そんだけ。
[応援しろとも。助けを求めることもない。了承さえ取らない]
ってことで、振られたら笑ってくれ。
[ただ口にして幾分落ち着いたのは確かにあったから、ありがとな。とでもいうように笑みを向ける。
それからイリスへと告白をしたのはだいたい進級して少しのことであった**]
どうでもいい、ねぇ…。
そんな事言ってると、オクタさんが悲しむわよ?
[そのせいでとばっちりがどっかに行っているかもしれない、という事までしらないので。
とりあえずウェルシュから受けた言葉だけを拾って口にする。]
― 中庭 ―
……ふぁ…タロット…?
[ぼやくように薄目を開ける。急激な眠気は少しずつ治まる。そんな不可思議なものを味わいながら、自分の目の前にくるくると回るカードの群れを見た気がした**]
急に、イリスのことが心配になった、っていうか。
[上手く言えなくて、言いよどんで、カークを見上げると困ったように微笑む]
あ、ありがとね。それ。
[まだ、カークは手に持ったままだったろうか。
トカゲのしっぽに手のひらを差し出した*]
[ロシェルがイリスへの心配を口にしなければ、
『胸撫でてやろうか?』と手を伸ばす所だった。
命拾いした。
ちなみに、万が一いいよと言われたら、
途端に狼狽える男である。]
あ、おう。
[ぺいっとトカゲのしっぽを差し出された掌に乗っけた。*]
― 保健室 ―
……誕生日は、いい、んだ。
他にも、覚えててくれるひと、いるから。
でも、母さんが、眠った日は。
……忘れないで、ほしい、のに。
[>>145 命日、という言葉は使いたくないから、そう呟いて。
母が悲しむ>>147、といわれると、表情はより翳る]
そっちよりも、発掘物の方が大事、みたいな態度とられたら。
……怒りたくなったって、仕方ないじゃない、です、か……!
[途切れがちにそれだけ言うと、ぎゅ、と唇を噛んでそれきり黙りこむ。
怒りたくなった原因はそれだけではない、けれど。
さすがにそれを、ここで言うのは気が引けていた。**]
[もし「胸撫でてやろうか」と言われたら、斜め下からの高速ビンタがとぶところでした。
ちなみに「いいよ」と……は。
多分冗談でも言えない]
手のひらにのるトカゲのしっぽ、指でつまんでぷらーんとする]
これ、今日のラッキーアイテムなんだって。
[確かにラッキーアイテムだった、とぽそりとつぶやいた]
……トカゲのしっぽが、なあ。
黒魔術じゃねえのか。
[どんな幸運をもたらすのか、予想だにできない。
ロシェルにとって幸運をもたらしていたなど、
さらにわからない。]
さーて。どうすっかな。
おっさんが無事か、一応見に行くかねえ。
[特に予定もなかったので、ローゼンハイムでもからかってやろうかと。大変なことになっているなんて、まだまだ知らないのだった。
けれど、ロシェルから何か誘いがあれば、乗るつもり**]
― 考古学研究会部室 ―
─── ごめんなさいっ!
[しばしの葛藤は学長を助けたいと言う想いが勝り、手にした手帳を開くと言う行動に移す。
適当に開いて目に入ったのは、今月のスケジュールが書き込まれたページ。
最近良く開かれるためか、ここに開き癖がついていたのだろう]
……あれ?
学長の文字にしては……。
[幼い、と。
書き込まれた文字に違和感を覚える。
そしてその内容のほとんどは部活についてのもので、明らかに学長のものではないと判じられた]
剣道部と吹奏楽部って…。
[その手帳が誰のものなのかは書き込まれていた部の名前で想像がついた。
どうして学長がこれを持っていたのだろうと疑問は浮かべど、それよりも先に見てしまったことに対する申し訳なさが込み上げてくる]
……何か、色々ダメね。
[やること成すことが裏目になっているように思えて、大きな溜息が落ちた]
……?
[これ以上は見てはいけないと思い、手帳を閉じようとした時。
月末にちかいとある日についた丸印が目に入る。
特に文字は書かれていないが、殊更強調されたそれは重要な日なのだと主張しているように見えた]
───……あ。
もしか、して。
[脳裏に浮かんだのは、ウェルシュのお弁当箱をツィスカに託した時に彼女が呟いていた言葉。
確信はなかったけれど、当てはまるような、そんな感じがした]
……うん、大事な日、だよね。
[手帳を閉じながら、強調された丸印から彼の想いを量る。
両親が健在な自分にはまだ縁遠いものだったけれど、それがどれだけ大事な日なのかは理解出来る心算だ]
…私は、共に研究することで傍に居られれば、それで良い。
[ずっと、好きになったその日からそう想い続けていた。
そう想うだけで留まっていられる理由は自分にも分からない。
確かに学長のことは好きだけれど、生涯の伴侶はおそらく自分ではないと、そう思っている部分もある。
学長に想いを直接伝えない理由の1つがそこにはあった]
これも、返さなきゃね。
[また返却物が出来てしまったと。
解明に行き詰ったのもあって先に返してしまおうと席を立つ。
けれどウェルシュがどこにいるかまでは分からず、それについて悩んだために部室を出るまでに少し時間が*かかった*]
― 保健室 ―
気持ちは分かるけど…
実際発掘の方が大事だ、って思ってはいないんじゃない?
アルの場合、単にど忘れしてるだけでしょ。
[ここいらは付き合いの長さが言わせるのだが。]
っても、紛らわしい態度取るようなアルも悪いけど。
……で、怒って、それで。
お墓参りは一人で行くつもり?
[何時もと違い根の深そうなのを見て、
差し出すのは打開策というか、和解案というか。]
落ち着いたらもう一回、アルとちゃんと話して来なさいな。
揃って顔見せないと、オクタさんだって心配するわよ?
あとね、物事を懲りずに毎回決まって忘れる人は、どー足掻いたって忘れるものよ。
これは本人の気持ちの問題じゃないの。
頭の作りの問題だから、仕方が無いのよ。
忘れないで欲しいんだったら、忘れないように周りが仕向けるしかないわ。
期待を裏切られたって落ち込むくらいなら、
何度もアピールする方が建設的よ。
[って何かこれ、女の子の思考ね…とはウェルシュの手前言わないが
妹の事を聞いていれば、また違った言葉も出ただろうが。]
ま、とりあえず。
お茶とお菓子でも食べていく?
[差し出すのは最後に1つ残ったフィナンシェと、マカロン。
フィナンシェは例に漏れず、口にしたなら感想を聞くか**]
/*
ところで流石にシュラーフェン放送は校内放送にはならないと思うのよ。
いやシュラーフェンだから、でかたずくけど
あんまりに局地的に目立つの(今回授業中も無節操にながれるから)は、
本意じゃないのが。
と言うわけで表にそこいらは出してないのでした。
― 保健室 ―
[語られる言葉>>164が正論なのはわかるけれど、素直に受け入れる気にはなれず。
母が心配する、と言われると>>165、少しだけ眉が下がったが、やはり、言葉は返さなかった]
……だからって、限度あると思いますけど。
[頭の作り云々の話題>>166は否定しないものの。
こんな事を言って素直に受け入れない辺り、いつになく根が深い……というか。
今まで押さえていたのが弾けた分、そう簡単に軌道修正……とは、いかなかった]
……て。
お茶?
[とりあえず、で切り替わった話題>>167には、きょとり、と瞬いて。
差し出されたお菓子をしばし見つめた後]
……いただきます。
[素直に頷いたのは、半分くらいは条件反射だった]
あ……これ、おいし。
優しい感じ、する。
[口にしたフィナンシェの味に零れたのは、こんな言葉。
料理は得意だし、自分でも菓子作りはするけれど、専門的な評価とかは苦手だったから、直感的な印象を言葉にして。
とはいえ、それが誰の手によるものかを聞かされると、ちょっとむせた。
慌ててお茶を飲んだりしてどうにかそちらは落ち着いたものの、思い出した動揺は容易く鎮まらず]
あの……ツヴィ先生。
[やや上目遣いになって見上げつつ、小声で切り出す。
口にするのは、かなり悩んだ。
養護教諭とその妹の仲の良さは自身も知る所。
そこにこんな相談をするのは、とも思いつつ。
けれど、こんな事を聞ける宛ては他にはなく]
……自分の父親の事を、母親とおんなじ物言いで評価するひと相手にする時って。
どんな顔すればいいと思います、か?
[やや、ぼかしながらこんな問いを投げる、けれど]
……やっぱり、いいです。
へんな事聞いて、すみません。
[答えを聞くのもなんだか怖くて、すぐにこう言って問いを取り下げ。
慌ただしく立ち上がると、フルートケースを手に取った]
俺、もう戻ります。
身体、大丈夫ですし。
……ツィスカに、心配かけちゃっただろうから、早く安心させたげないと。
いろいろ、ありがとうございました。
[ぺこり、と丁寧な礼をして、ぱたぱたと駆け出して行く。
足元がやや不確かな心地もしたが、そこは全力でスルーしておいた。*]
/*
ゆったら居るのは我らの仕様wwwwwwwwww
鳩頑張ってるのかなぁ。
てゆうか>>171。
うん、そんな気はしてた、けど。
前世込みで好きになる理由って言ったら、やっぱりそこなんだもん!
― 屋上 ―
[保健室を出た後、すぐに教室に戻る事無く向かったのは屋上。
なんとなく、一人で気を静めたい気持ちがそうさせていた]
…………。
[頭の中は未だにぐるぐるとして、考えがうまくまとまらない。
こんな状態では、誰と話しても、落ち着いては話せないな、と。
そんな気持ちがあるのも否めなかった]
……ほん、とに。
どう、しよ。
[ため息と共に零れるのは、こんな呟き]
― 教室 ―
はぅぅ…。
[ただいま絶賛学生の義務中、ではあるが。
そわそわそわそわと、とても分かりやすく気が散っていた、ら。]
『おい。』
は、はいっ!?
なんでしょうヴェンツェル先生!!
『授業に集中できないんだったら、DE・TE・KE☆
あとでウェルシュともどもみっちり補習してやるからよ。』
[と、魔法学の先生であるヴェンツェル(五つ子の長男)に、
教室からつまみ出されてしまった。]
― 廊下 ―
……ど、どこいこう。
[ふな、と眉を下げて。
このまま教室の前に立っていてもアレなので、ポテポテと廊下を歩き出した。]
/*
さて、落ち着いて箱前に居られるようになったけど。
カーク先輩達と遭遇したいような、イリスちゃん拾いに行きたいような。
どうしようかとても悩むw
ウェルシュ君とはまだ遭遇しない方が良いと思っている←
― 図書室前 ―
黒魔術? ……心臓食べるとか? まさか。
[>>156笑って肩をすくめる。
託したのが妹であれば、やはり占いの結果か、万が一そうじゃなくてもちょっとしたいたずらだろう]
あ、じゃあ私も、イリスの様子見みたら行くわ。
[おっさん、が学長のことだと気づけば、気になるのは先ほどの校内放送の内容。考古学研究会室がどんなことになっているのかは気になるのでそう告げる]
わざわざありがとね。
ああ、学園長、困ってるようだったら手を貸してあげるのよ?
[んじゃあと、歩き出したカークの背中に声をかけておく。
トカゲのしっぽ、ぴろぴろ**]
/*
お、イリスちゃんが選択肢から削れる、と。
カーク先輩か兄さんのところだなぁ。
手帳のこともあるし、カーク先輩に遭遇しておきたいところだけれど。
今日あんまり来られないんだったっけ。
遭遇して学長のこと伝えて、手帳託すのが良いかなぁ。
/*
おおっと、カーク先輩が来る描写込みでやってたけど、どうしよ。
待った方が良いかな。
と言うか箱使えない人多すぎ、大丈夫かしら。
― 屋上 ―
[屋上に足を向けたのは、なんとなく。
誰かいる、とか考えずに。
……保健室にいると思っていた人の姿>>173があれば、眼を見開いて。]
ウェルシュ、もう大丈夫なの!?
[と、口にしていた。]
― それは中学二年生の頃 ―
[小さい頃から泳ぐが好きだ。
もっと言えば、水に触れているのが好きだ。
なぜ自分は水の中で呼吸が出来ないのだろうと悩む程度に、水と共にあることは自然なことだった。
水泳部に入ったのも自然の流れで、ただ部活になれば目的は水に触れるから泳ぐに変わっていく。大会に出ることも、とても好きだった。一等になることもそうだが、これは、妹や幼なじみが応援に来てくれて、一緒にご飯を食べるのが目当てだった気がする]
[大会を控えた中学2年の夏のある日。
剣舞の修練中に足を折った。
当然大会には出られず、当分水泳も禁止となり、挙げ句の果てに父親には怒られ喧嘩して家を飛び出した。
そんな時に声をかけたのがカークで。
どんな話の流れだったか、「海が見たい」とだだをこねた自分に付き合ってくれた。
(たぶん、あのときなんだろうな)
ディークほどではないが、カークとのつきあいもだいぶ長い。ほのかに持っていた恋心をはっきりと意識したのは、多分、そのとき――]
じゃあ……
先生がカァクのこと壁に押し詰めてキスしたとか、その後保健室に連れ込んで×××したとか、あまつさえ に░▓▒▓█ ▓って░░▓▒とかは……
[後半になるにつれて、単語が棒読みなりながら、聞いた噂をそのまま真顔でぽろりしていた*]
/*
とりあえずこれであとはディークのところを返すと回想は追いつくのかな。
アリーセのところはどうにか自然に織り込みたい! 今使ってるシャンプーとか。修学旅行でシャンプー持ち込んだとか。
― 屋上 ―
[あれこれと、取り留めなく物思いに沈んでいたところに聞こえた、声。>>177]
……ツィスカ!?
え、何で……まだ、授業中、じゃ?
[振り返った先に見えた姿は予想外で。
問われた事に答えるより先に、口をついたのは、こんな惚けた問いかけだった]
― 屋上 ―
あ、えーと。
[相手からの問いかけ>>182に、ぽり。と頬を掻いて。]
ウェルシュが心配で、そわそわしてたら。
ヴェンツェル先生に追い出されちゃった。
後で二人揃って補習するからって。
[あははー、と。
笑い事ではないけれど、小さく笑った。]
― 廊下 ―
[>>11 アリーセから激励の言葉とともに見送られたというのに、日直の仕事をこなすことなく気を失っていた。
よって>>32”考古学研究会が搬入した発掘物により何かが起きるかもしれない”という校内放送も聞くことができなかった。
>>128 ラッキーアイテムが無事姉の手に渡ったことは余計に知る由もなく。
母があまり占いをしない理由―――彼女にも語らなかったが、なんとなく、察してはいた。確かめたことはないけれど。
しかしなぜかテレラジは聞いたような気がした。恐るべしシュラーフェン様。]
― 回想:この間の2/13のこと ―
[調理実習室で、彼女の作ったガトーショコ…ラ?とか、ガトー…ショ?
と首をかしげそうになる作品の数々を味見するのももう個目のことか。
何故調理実習室なのかというと、チョコなぞつくっていると知れたら家では面倒なことになるからなのだろう、なんて勝手に思っている。
何せイリスもそう料理が得意なわけではない。
むしろ菓子のようなキッチリ計量カッチリ工程の食物を作ることの殆どなかった部類の人間だ。
つまり、この二人が首をつきあわせて悩んだところで、上手くいくわけもなかった。]
フレデリカさん。
大事なのは、気持ちです。
[真顔で言う当の本人は、ちゃっかりもう少し難易度の低いトリュフをディーク用にすでに完成させていた。]
今までのもガトーショコラかと言われるとちょっと悩ましいですが、
どれもチョコレート菓子にはなってましたし!
[盛大に焦がした1回目を除いて…とは合えて口にしない。]
だから、次の一回に賭けましょう!
でなければフレデリカさんも初心者らしくトリュフということで!
[結果、奇跡の19回目と呼ばれるものが完成するとはこの時二人は良そうだにしていなかった。
えぷ、とちょっと試食のし過ぎがバレたのはご愛嬌、である*]
― 回想:ついさっき保健室 ―
[だから、フレデリカが>>75笑わないでね、と言うのを笑える身分などではないわけで。]
いえ。フレデリカよりもわたしのほうが圧倒的に経験不足です…
むしろわたしが盛大に失敗していたら指さして笑ってください…
[ちょっと深刻な顔をしたとかなんとか。*]
― 回想:子供の頃、指の多い男の子の話 ―
[>>139 隣の家に住む男の子は、指が六本あった。
男の子がまだそれほど荒れていない幼い時から一緒にいた姉妹の妹は、気にしていないというよりはむしり、そのことをいたく気に入っていた。
備わっていない視覚の変わりとなる触覚はとても敏感で触れれば誰の手かはすぐに解る程だったけれど。
>>140 気味が悪くないのか、と聞く男の子に首を傾げて少し考えた後、口を開いた。]
どうして?
ゆびが多い分だけ、こうしてしっかりわたしの手を握ってくれるでしょう?
ディークにしか、できないことなのよ。
[光の宿らない目にはにかんだ笑みを浮かべて、繋いだ手をゆらゆら揺らす。]
それとも、ディークは、目の見えないわたしはきもちわるかったり、かわいそうな子だとおもったりする?
[欠損だったり、多かったり。
そういう平均からの乖離に対する周囲の反応が、幼心にも思う所があるのは、同じだった。]
ディークの手も、わたしの目も、きっと”こせい”ってやつなの。
指の一本多いこの手が、わたしのだいすきな、ディークの手なの。
わたしは皆の見ているものが見えたらいいのになって思うことはあるけれど、わたしをかわいそうだと思ったこと、ないんだ。
[繋いだ手に頬を寄せて、幼い女の子は、にこりと微笑んだ*]
― 回想:1年前の春 ―
[高等部に入学したその日の帰り道。
校門で待ち合わせたディークと、普段のように手を繋いで帰る道すがらの出来事は、今でも忘れられない。
告げられた言葉に、きっと自分は顔を真っ赤にしていたであろうことは想像に難くない。
モノアイを自分に向ければ、自分の顔が見られるのだが、そんなことをする余裕などあるわけもなく。
ただただ、こくこくと頷いていた*]
― 考古学研究会部室 ―
……この時間だと、普通なら授業中、よね。
[ウェルシュが倒れた等は知らないため、授業を受けているだろうと判断。
休み時間や放課後ならまだしも、今教室に行くのは気が引ける。
中等部の教室ともなれば、変に目立ちもするだろう]
良く会う人に渡してもらう方が良いかな…。
[直接渡すのも考えたけれど、今は解明に時間を割きたいところでもある。
今の時間動けて彼と近しい人と言えば、直ぐに思い浮かぶのは1人だけだった。
この人物の居場所も分からないが、探せばその辺に居そうだったため、それを実行に移すべく部室の出入り口へと]
― 屋上 ―
……追い出された、って。
[ヴェンツェル先生らしいな、と苦笑しつつ。
追い出されたその理由>>184に、ひとつ息を吐いた]
心配かけて、ごめん。
でも、大丈夫だから。
― 夏が来ーれば 思い出すー ―
……何、足の骨折ったから海が見たいけど行けない?
逆に考えるんだ、足折ったからこそ俺のチャリに乗れるのだと。
[中学二年生の夏の思い出。
足がまだ本調子でないロシェルを愛自転車・シェイ2号の後ろに乗せて、海へ行ったことがある。
デートみたいで、はしゃいだ。
海の青はロシェル似合う色だと思った。
けれど、浜辺に佇み、海を眺めるロシェルが水に連れて行かれそうで、自身もさらわれるんじゃないかという錯覚に襲われて、少しだけ、怖くなった。
お化けを怖がる子供じゃあるまいし、と首を振って誤魔化した、夏の暑い日。*]
/*
シェwwwwwイwwwwwwwww
こんなところで使われてるwwwwwwwww
私もアデルの名前出したかったけど、性別どうなってるかなーって言う疑問があってだね…(
― 考古学研究会部室―
邪魔するぜっと。
…あれ、いない?
[部室の扉をごんごん叩く。
おじはいつものごとく、研究に夢中で出てこないのだろうか?]
― 屋上 ―
まぁ。
追い出されたのは、あたしがいけないんだけどね。
[けら、と笑って。
大丈夫、と言う少年>>193に首を傾げて。]
…ほんと?
[近くまで寄って、じっと見上げた。]
― 考古学研究会部室 ―
ひゃ!?
[出入り口の扉を開けようとした矢先、大きな音>>195と共に扉が震える。
思わず素っ頓狂な声が出た]
― 屋上 ―
でも、俺が倒れなきゃ、そうはならなかったでしょ?
だから、ごめん。
[こう返して、それから。
見上げながらの問い>>196に、うん、と頷いた]
身体の方は、ほんとに何でもないから。
だから、平気。
[力の抜けた理由はわからないが、体調自体は安定しているからこう返すが。
声や口調の僅かな落ち着きなさは、誤魔化せては、いない]
― 考古学研究会部室 ―
[扉を開くと探そうとしていた人物>>198が立っていた]
……ぁ、カーク、先輩。
[目的の人物と部室の前で鉢合わせると、流石に驚くと言うもの。
しばし、ぽかんとした表情で見上げた]
ああ、困ってるおっさんをからかいに…
…いや、学長の助けになれねえか手伝いに。
[超本音をもらしつつ。]
学長、やっぱ取り込み中?
― 廊下 ―
……ぅ…
[どれほど気を失っていただろうか。
ゆっくりと体を起こすと、軽く額を押さえて緩く頭を左右に振る。
モノアイの接続が切れてしまっていたので、再起動させつつ、ぼんやりとあたりの気配を探った。
すぐに立つことはできなかったので、しばらくそのまま人通りの少ない廊下の隅で座り込んで。]
……学長、あなたは。
[星詠みとして一遍通りの占星術は習得したものの、彼女の占いの精度はどちらかというとその直感にある。
ちなみに、目が見えなくても星詠みになれたのは、熱感知によって視覚よりも正確に星を”視る”ことができたからだ。星の光はすなわち熱量である。
それはともかく。
いつにもまして、直感は酷く何かを訴えているようで、戸惑いを隠せずにいた。]
― 教室 ―
[どうにも落ち着かず、休み時間に入るにはまだ暫くある時間に諦めて雑誌を閉じた]
あれ、先生いない。
パメちゃん、何かあった?
「用事が出来ちゃったからって早々に出てったじゃない」
そだっけ。
じゃ、ちょっと私も。
「何が、じゃ、なのか分かんないけど。いってらっしゃい」
[後の席の友人と簡単な会話を交わして教室を抜ける。
胸いっぱいに風が吸いたい気分で、一番早く外に出られる非常口から外階段に出た]
― 考古学研究会部室 ―
[>>202 学長、と聞けば、眉尻が下がり視線が落ちた]
…その。
あまり口外しないように、って言われてるんですが…。
……─── 学長、消えちゃったんです。
多分、あの機械のせいだと、思うんですけど…。
[後ろを振り返りながら、低く駆動音を響かせる機械をカークに示す]
転送装置みたいなんですけど、止め方が分からなくて。
起動した原因も分からないんです。
学長も、あの機械でどこかに転送されたんだと思うんですが、どこに転送されたのかも、分からないんです…。
[あれこれ模索したと言うのは机に広げられた資料で察せようか。
超本音が出ていることに突っ込む余裕も無い]
……ぁ、機械には触らないでくださいね。
何が起きるか、分からないので。
[はた、と思い出すと、カークにそう忠告を向けた。
もう既に暴走を始めていると言うのにはまだ気付けてはいない]
― 屋上 ―
そっか。
じゃぁ、どういたしまして、でいいかな?
[返礼としてはこれで正しいかは解らないけれど、こう口にして。]
は?消えた?
[目を瞬かせる。]
おいおい、おっさん以外に機械動かせる奴いんのか?
北極にでも飛ばされてねえだろな…って、
だから頑張り中だったか。
[アプサラスの努力のあとを見て。
機械に近づきかけたが、まだ危険は去っていないらしいので慌てて仰け反る。]
んー、俺が力になれそうなことは…ねえかな?
壊せ、ってんなら頑張れるが。
……もー。
体調の方は平気でも、内面の方は全然じゃん。
[僅かな落ち着きのなさ>>199が分かるのは、ずっと傍にいたからか。
そっと距離をつめて、少年の頬へと手を伸ばした。]
あのね。
あたしウェルシュの事、男の子として大好きよ?
だから。
ウェルシュの力に、なりたいの。
[今まではきと告げたことのない想いを口にする。
少年を映す瞳に浮かぶいろは真剣なもの。
しばらくしてから恥ずかしくなったのか、目元が朱に染まったが。]
― 考古学研究会部室 ―
こ、壊すのはダメです!
──…これも、学長の大切なもの、ですから…。
[>>209 壊したくないから止める方法を探して。探して。
見つからなくて、己の無力さに落ち込む]
それに、魔力で動いてるようなので、下手に衝撃を与えると大惨事の可能性も…。
[壊さない、壊せないもう1つの理由も付け加えて、カークの動きを言葉で制止した]
今のところは、手の出しようが無いです。
図書館行って資料探して来ようかな、とは思ってますけど…。
[力になれそうなことを考えてみるも、資料運びくらいしか今のところは思いつかない。
そんな中で当初の目的を思い出し、ぁ、と小さく声を漏らした]
そうだ、機械のことじゃないんですけど…。
[そう切り出して、持っていた手帳をカークに差し出す]
これ、ウェルシュ君のなんですけど…いつ会えるか分からないので、預かってもらえませんか?
カーク先輩の方がウェルシュ君と会う機会が多いと思いますし。
[>>205 背後から聞こえた声に、其方を振り向く]
ロシェ姉様!
[壁に手をついて軽くふらつきながら立ち上がると、ロシェルへと駆け寄って]
あの、あのね、
学長先生は今どこにいらっしゃるか、しってる?
考古学研究室、かしら?
すごく、胸騒ぎがするの。
今なにか変なことがおきてるって、そんな気がするの。
[不安そうな表情で姉を見上げた]
あ、そう?
[アプサラスに釘を刺され、木刀にさりげなくかけていた手を下ろす。]
考古学も機械も、魔術もさっぱりだかんなあ。
マジ俺使えねえ。
[頭かいた。]
おう?ウェルシュの?
なんだ、落としたのかあいつ。
[他ならぬウェルシュの持ち物だ。
断る理由はなく、アプサラスから手帳を預かった。]
― 考古学研究会部室 ―
[木刀に伸びていた手>>216に肝を冷やしたが、実行に移されなかったのでホッと安堵の息を漏らす]
いえ、お気持ちだけでも嬉しいです。
…ええと。
手帳は学長が持ってた、みたいで。
どうしてウェルシュ君の手帳を持っていたのかは、分からないんですけど。
[分からないことだらけだと思いつつ、問いかけに答えて軽く首を傾いだ]
― 屋上 ―
[>>208 ちょっと違うような気もしたけれど、そこには触れなかった。
触れる余裕がなくなったから、と言うのが正しいが]
え……そんなこと、ない、けど。
[内面の指摘>>210に、声が僅か、上擦る。
つい視線を逸らすと、頬に手が伸びて。
その感触に、逸れていた視線を戻した所に告げられた言葉>>211に。
一瞬、思考が止まった]
……なんで、そう……。
ざっくり、言える、かなあ。
……ずるい、よ。
[自分は、それが言えなくているのに、とは口には出さず。
頬に伸びた手に、自分の手を重ねて]
/*
く……!
言葉縛りのおかげで言い回しに悩む……!
しかし、なんというか。
なんでこのこ、こんなに照れ顔使い易いの。
[不安そうな顔に、何があったか気づく]
学長先生になにかあったの?
学長室か……そうね、さっき放送が入っていたし、考古学研究室で遺物の対処をしてらっしゃるかも。
[星詠みである妹は、時にこうして何かを「見る」。先ほどのトカゲのしっぽの様な占いとはまた別の――強制的な勘の様なものだと、自分が解釈している物が、起こったのだと]
無理はしないこと、約束するわね?
[具合の悪いところが見えれば保健室に無理矢理でも連れて行くのだが、勘ぐって探ることはしない。約束すれば、手を貸して考古学研究室の方へ]
[己の身を案じる姉の声にはこくこくと頷いた]
はい、わたしは大丈夫ですっ。
なんだか変な感じがして…意識が遠のいて…それからずっと変な感じなんです。
今は学長に会わないと…連れて行ってくれくれますか?
[伸べられた手を握る。
姉の体温に、困惑していた表情が、少し和らぐ。
触れあう掌からは、不安が伝わるだろうか。]
ま、ウェルシュがどっかで落として、
それを拾ったのがおっさんだったか、
拾った誰かがウェルシュのだと知って、
おっさんに預けたか。そんなとこだろ。
[深く考えずに言って。]
じゃ、預かっとく。
そういや、ウェルシュはおっさん…学長が消えたことは知ってるのか?
― 回想:1年前の春(>>191) ―
[進級。そしてイリスの高等部への入学も恙無く終わる。
気を利かせて二人きりにしてくれたロシェルに感謝をしながらの帰り道。
いつもと同じ道をいつもと同じペースで歩いているのに、いつもと違った。
ああでもないこうでもない。と何をいえばいいのかわからなくなる。]
イリス。
[その結果]
好きだ。…幼馴染としてってのもそうだがそれよりもイリスとはそれより一歩先にいきたい…ぁー…つまり。
俺の、恋人になってほしい。
[洒落た文句などでずに愚直に思いを告げて、じっとイリスを見つめる。
言葉は帰ってこなかった、
頬を染めながら、頷く彼女をみればそれ以上ないほどの答えだ。
安堵と嬉しさとにほっと表情を緩め、人よりも多い指で彼女を離さないようにぎゅっと握り締めた。*]
ええ、何かはわからないんですけれど…
[一番”当たる”直感は、往々にしてその詳細まで見通すことはできない。
イメージ的で抽象的、そしてどこまでも概念的なそれを理解してくれている姉にはとても感謝していた。
人の期待を裏切るのもなんなので、『占いといえばコレ』という感じのこともしたりするのだが、どちらかといえばそっちはオマケだ。]
はい、約束します。
大丈夫…だって姉様が一緒だもの。
[ぎゅ、と手に少しだけ力を込めて、姉について歩いた]
― 考古学研究会部室 ―
そうかも、しれませんね。
[手帳について>>224は同意するように頷いて。
再びの問いかけには緩く首を横に振った]
このことは先生達以外は私しか知りませんから、先生達から聞いていなければ知らないはずです。
口外しないように、と言われたくらいですから、多分聞いていないかと。
/*
んむ、思っていたが、ってか本編のほうの最終日手前でもおもったことだが、美人姉妹と仲がいいってえらい役得だな。
/*
ログ読み、してた、ら…!
>>110ごろごろする超ごろごろする…!
絶対ルトにあらためてプロポーズしようそうしよう。
だって、言わなきゃ伝わらないもの。
[どのくらいウェルシュの事が好きなのかは、
言葉だけでは伝えきれないけれど。
ずるい>>219、には、花の様に笑って。]
どういたしまして?
[途切れがちな言葉>>220にそう返した。]
― 中庭の木陰 ―
ん…
[急激な眠気も治まれば覚醒への道を進んでいく。
寝惚け眼を開けば、日の位置からさほど時間はたっていないようにも思える。]
夢か。
[うっすらと見えた妙に印象に残るカードの群れを思い返しながら、ゆっくりと上半身を起こし、髪から背中を軽く手で払った]
― 考古学研究室前 ―
学長先生、いったい何を運び込んだのかしら。
[イリスの不安が確かな物であるなら、それは学長先生の個人的でささやかなトラブルであるとも思えず、道すがらそんな言葉をこぼす。
自分にはイリスの様な直感はない。ただ現状から、想像するだけだ。
イリスの手を引いてたどり着いた考古学研究室の扉は開けっ放しだったろうか。一応、ノックしておく*]
― 外階段 ―
フーッ!
[踊り場の手摺に寄りかかって、大きく伸びをする。
結ってもらった髪は少々風が強く吹いても崩れず、顔の脇に細く垂らされた部分だけがそよいだ]
………。
[心地好い。落ち着かない気分も忘れられそうなほど。
でも、同時に何だか寂しい。
卒業が近いとこんな気分にもなりやすいものかな、と、ぼんやり空を見上げた]
― 考古学研究会部室 ―
分かりました。
じゃあ、会えたら手帳と学長のこと、お願いします。
[カークが引き受けてくれた>>235ことに感謝しつつ、深く頭を下げる。
自分では避けられる可能性もあるから、やはりカークに任せた方が良いだろう]
[目的の1つは解決したし、図書室に向かおうとした時。
開けたままの扉がノックされる>>237のを聞いた]
ロシェル先輩に…イリスちゃん?
[視線を向けた先に居た2人を見て何度か瞬きする]
― 廊下 ―
[>>236 歩き出す前。
抱きしめられて、無意識に力んでいたらしい肩の力がすとん、と抜けた。]
…姉様…、
ありがとうございます。
[自分からも一度ぎゅうと抱きしめ返し、それから一度首を振ると一つ頷く]
…きっと、また変なものでも巨大化しちゃっただけですよね。
[呟いて、廊下を急いだ。
>>237 中にカークとアプサラスがいるとは知らない。返事はあっただろうか。]
― 屋上 ―
[言わなきゃ伝わらない、の一言>>232に、思う所は多々あるが。
それには触れず、そして内心に秘める想いも表に出す事はなく]
……え、と。
[向けられた問い>>234に、小さく息を吐いた]
……なんでも、ないよ。
ちょっと、喧嘩した、だけ。
― 夏が来なくてもたまに思い出します ―
え……?
[カークの提案は、ごねたくせに想定外で。え、でも、と躊躇う内に愛自転車・シェイ2号の後ろに座らせられる。
サドルにまたがるカークに、ちょっと待って、と言う間もない。恐ろしい加速から始まるサイクリングは、否も応もなく相手の体にしがみつくしかなく。
(……消えるわけ、ない、よね)
触れてはいけないと、ずっと感じていた。理由はわからないが、傷つけてしまうと、そう思っていた。
けれどその背はしがみついても変わらずあって、確かめるようにさらに回した腕に力を込めた]
靴脱ぎたい、肩貸して?
[海は遠かった。坂もあった。
坂道を立ちこぎするカークに、降りると言えばまあ見ておけと返されるから、後部座席から応援を飛ばす。
たどり着いた海は、夏にしては空いていて、松葉杖をついていても邪険にされることはなく。
水際まで行って、やっぱり水の感触がほしくなって、カークを振り返った――そんな夏の一日*]
アプサラスさんと、…カークさん!
[カークがこんなところにいるのは珍しい気がして、モノアイが瞬く。
しかし、すぐにアプサラスに向き直り]
あの、アプサラスさん、学長先生はどこにいらっしゃいますか?
此処にはいらっしゃらないようですが…
[不安をにじませた表情で、そう尋ねた]
─ 回想 ─
えへへ、ありがと。
[似合うと頷いてくれる妹>>90をぎゅむっと抱きしめた後、離れて。
同じくこの場を離れるディーク>>71にも手を振り、そのまま教室に戻ったわけだが。]
─ 回想 ─
……なんでリセ姉と間違えるの。
身長でわかるでしょー?
[教室に入った途端、アリーセ先輩何の用ですか?とか言われてがっくり肩を落とした。
中学の頃ならともかく、今は差が解る程に姉の背の方が高い。
なんせこっちは150cm弱で止まってるのだ。
もう伸びないのかなとか気にしてるからこそ、余計に落ち込むわけだが。
それでも並ばなければ差異が解り難い位似てる自覚もあるから、それ以上は言わない。
多分自分達を完璧に見分けられるのは幼馴染位だろう。
最も彼も中学の時の姉の悪戯には引っかかってるのだが、それはこちらの知らないことで。]
─ 回想 ─
あぁ、これ?
ツヴィンガーせんせがしてくれたの。
あ、保険便り今から配るから。
[髪型の変化を指摘されて、答えついでに保険便りを配り始める。
そうしてる内に今日の日直が戻ってきた、のだが。]
─ 回想 ─
あれ、一人?
イリス、今日日直だからって先に戻ってったんだよ?
[一人で仕事してきたという彼女からイリス知らない?と疲れた顔で言われて、首を傾げた。
何かあったのか、と顔を曇らせたところで授業開始のチャイムが鳴って。
案の定教師からもイリスの不在を指摘されると、手を挙げ。]
─ 回想 ─
先生、僕ちょっと探しに行ってきていいですか?
いつもの頭痛かもしれないから。
[保険委員だからというより、純粋に心配で。
教師からの許可を得ると、友達にノートを頼み教室を後にした。]
─ 回想終了 ─
あー、おっさんなら消えたらしい。
[さらっと答えた。
口止めされていても、この姉妹に秘密にする理由は自分にはない。]
一応、秘密らしいぞ。
― 授業中・廊下 ―
…と、言ったものの…
[教室を出たは良いが、あてがある訳も無く。
授業中ということを考えると携帯鳴らすのも憚られて。
結局、保健室から此処までの移動ルートを辿ってみようと歩き始めた。]
― 考古学研究会部室 ―
[ノックに対するカークの返答と、ロシェルとイリスそれぞれの反応に小さく笑うも]
え? ぁ…。
[ロシェルからの問いかけ>>252と、こちらを向いたモノアイ>>246に眉尻を下げた表情を返す]
え、と。
…学長は、今、居ないんです。
多分、学校中の、どこにも。
[あまり口外するなと言われても、問われて誤魔化せるほど落ち着いても居ない。
校内に転送されたなら顔を出していると思うため、先ずは校内には居ないことをロシェルとイリスに告げた]
― 外階段 ―
あらっ。
[飛んでゆく鳥を視線で追いかけていると、中等部の校舎が視界に入り。そこに人影を見つけた]
あーらーらー?
[多少距離があっても妹を見間違えることはない。
もう一人も何かと気にかけてきた子だから同じく]
……まーだちょっと早いんじゃないかしらね。
オサボリまでしちゃうのは。
[ポケットから携帯端末を取り出して一枚パシャリと写した後、ポチポチ開始]
『To:ツィー, ウェルシュ
Sub:こーらっ!
元気になったらしいのは良かったけどー。
まだお勉強の時間だったはずだよ?
お姉ちゃんは見た!
逢引はもうちょっと大人になってから。
ついでに、もっと人目につかないところでになさいね♪』
[ちょっと釘を刺しておこう。
とはいえ、甘い時間を邪魔しようと思ったのではなく。休み時間になったら送ろうと思って、過去形で本文を書いたのだが]
― 屋上 ―
[思う所も内心に秘めた想い>>242も少女が知る事はないが。]
喧嘩? 小父さんと?
……アプサラス先輩とは?
[こて、と首を傾げて、疑問を次々口にした。
少年がのらりくらりと逃げようとするなら、
徐々に少女の目が据わっていく。]
─ 廊下 ─
[そうやって一人で廊下を歩いていると、教室の中からちょっと不思議そうな目を向けられたりして。]
…なんかさぼってるみたい。
[みたいも何も、授業自体はさぼってるのだが。
どうにも居心地悪いなぁ、と思いつつも歩みは止めない。
こういう居心地の悪さを認識できるようになったのは、そういえば何時ごろからだろう。
少なくとも幼稚園の頃は気にもしなかった。
だからこそ、人前でも素直に好きなんて言えたわけで。]
…今はもう無理だなぁ。
[気持ち自体は変わってないのに。
昔から、ずっと─…守りたいという、思いも。]
[>>254 カークの言葉に、一瞬表情が茫然とする]
消えた、ですか…!?
秘密ってことは…そこの変な機械のせいでよくわからないけとにもかくにも消えたって感じなんですか!?
[すごく説明台詞でまくしたてた。
>>256 アプサラスの答えに、頷いて少し考え込む。]
少なくとも学校の外に消えた、ということは…転送か何かなのでしょうか?
[考古学の知識があったり、オーパーツ大好き!っこではないので目の前の機械が何かなど知る由もなかったが、今の会話でそこまで推測するのは左程難しいことではなかった。
学長がどこに行ったか、それも心配だが]
それは…まだ、動いていますね。
もしかしたら…学長先生一人で、終わりじゃないかもしれない…
[どういう法則で異変が起こるのかはわからなかったが。
モノアイはその機械を一点に見つめて、そうつぶやいた]
[そう、守りたい。
もう無力を嘆きたくはない、と。
そんな思いが、胸を占める。
でもそう思うようになった、理由は。]
…何で、だろ。
[解らない、と。
そう気付いた途端、足が止まった。]
― 少し前・保健室 ―
[>>168更なる反論には軽く肩を竦めるだけだった。
なかなか意固地な中学生を崩す労力使うよりは、
父親の方を攻めた方が早いというのもあるし、
自分が特別にウェルシュをどうこうしなくても、
他に適切な助け手があるのは知っているからだ。
なのでお茶とお菓子で休息を取らせる>>169]
そう?良かった概ね好評ねぇ。
それサティが作った最後の一個なのよー。
[>>170と、二口目を口にしたタイミングで
妹作だというのを告げたら盛大に噎せられて、瞬いた。]
なぁに?
[>>171どうしたの、と問う前に。
下から見上げ問いかけてくるコーギーを、笑顔で見下ろして
ぼかしてるようで暈されてない問いに、一瞬固まった。]
…ウェルシュ、それさ
[ブチッとナニカが切れる音が響きかけた、ところで。
携帯に姉からのメール>>259が届いて。]
ひゃぁ!?
[驚いてより少年に密着するような形になって。]
あ、ちょっと!
[>>172何のことかを尋ねる前に、逃げるように走り去られて、
捕まえようとしたが、子犬のように逃げられた。]
どんな顔とか、そういうのの前に
アンタがどうしたいか、ちゃんと考えて、
まずは相手に伝えなさい!
[駆け出す背にそう声はかけたが、届いてないかもしれない。]
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