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─ 副船ボッカルーポ・甲板 ─
色男か。
お嬢さんみたいなベッラにそう言ってもらえると嬉しいねぇ。
[返された軽口>>218にも、口調は変えないままに肩を竦める。
こちらの戯言に対して苛立ちを素直に表す彼女>>219に向ける笑みは、嘲るとも愛でるとも取れるもの。
驚きに目を見開いた後の激昂>>221にも、その笑みは変えぬままだったが。]
面舵を取れ。
敵主船と戦うリュカ殿らを援護するがその前に…
[ボッカルーポへと援護射撃を敵主船からの砲撃が来て波が揺れ。船が揺らぐ]
弾こめ。無理でも無茶でもせよ!砲を敵主船に傾けろ。一刻も早くだ!!
…放て!!!
[ゴォォンと響く轟音。攻撃の意味もあるが半ば以上は好戦の意志を示す音をあげ、軽いゆえの機動性をもって、敵船の動きをみながら、回り込むように船を動かさせ始めた]
─ 副船ボッカルーポ・甲板 ─
───っ、
[息もかかる程近付いた彼女が言葉を紡ぐ>>223。
その言葉が何を操るものかは解らないが、感じる殺気に危険を察した。
だが、身体を引くことはない。
こちらにとっても、この距離は好機なのだから。]
― 主船レイルーポルッジート・船首 ―
[回避専念で逃げ回る敵帆船の動きは機敏で、少しずつダメージを与えられているようではあったが、決め手に欠けた。
その中で放たれる、別方向からの砲撃>>230。
もう1つの敵船はボッカルーポではなく主船へと標的を変えたらしい]
ふん、良い度胸だ。
あっちにも弾ぁお見舞いしてやれ!
[標的とされても慌てはしない。
片方を追う以上、それを止めなければ回避率は下がる。
接近のチャンスを窺うべく、ヴィントホーゼに砲撃を放った後、大きく旋回して一度2隻から距離を取った]
[その頃には甲板砲台付近でのやり合いも終わりに近付いていたか。
様々な風精の動きを感じていたが、船の指示を出している以上、あまりそちらには意識を向けていられなかった。
そのため、リュカが女であることも聞き逃して居たりする]
旋回角度を広角に取れ!
一度離れた後、ルフトシュピーゲルングに向けて前進!!
[もう一度狙いを定め、2隻の動きを様子見る。
どちらの船も射程に入ったら砲撃する指示を出し、ジェフロイは一度甲板砲台付近へと視線を向けた]
……はっ、やられたか。
良い腕してたと思ったんだが。
[視線の先では風の繭に包まれていくカシムの姿。
その最中、リュカに対して何かをしていたようだったが、何をしたかまでは知ることが出来なかった。
カシムの体内に居た風精の動きも、他の風精に紛れて気づくことが出来ない。
そのうち繭は大きく弾み、海へと落ちていった]
さぁて、と。
随分とやらかしてくれたようだな、クソガキよぉ?
[風を封じられているとは知らず、甲板砲台付近へと歩み寄りながらリュカに声をかける。
未だ手に刃は持たぬものの、身体全体から殺気を放っていた]
― 帆船・ルフトシュピーゲルング ―
「ここで距離詰めさせるな。よーそろ!」
「回り込まれンぞい」
「大丈夫だ、向こう見やがれ!」
[切り返しの際、何度か砲弾を喰らって装甲を剥がれつつ。
傷跡のある船腹砲台側をできるだけ確保しながら逃げ続けた
「ったく、なんで誰も彼も」
「アンタに任せても行きかねんじゃろが」
[一瞬だけ、軽口を叩く余裕はできて。再びこちらに向かってくる敵主船>>233との追いかけっこを続けていた]
― 主船レイルーポルッジート・甲板 砲台付近 ―
うわぁ、あんなに追いやられてる。
[大きく揺れながら追いかけっこをしてる帆船を見て、頭を抱えた。海を泳ぎ渡って逃げるにも、このままでは難しい]
ヴィルベルヴィント、ううん、医療船の誰かがいいかなぁ。
風繭がそっち行くから、回収しておいてぇ。
主船にいた精霊師さんが一人入ってるからぁ。
[重たい息を吐くと念の環を使って頼む。
風の繭は破ろうとすれば害意として弾く性質を帯びているから、リベルヴェリタの側では助け難いだろうと思うが。早くに回収してもらうにこしたことはない。
その調子はとても情けないものだった]
― 念の環 ―
うあ、最悪……。
ごめん、戻るの遅れるかも。
でもでも、お菓子は残しといて!
[おじけづきそうな自分を鼓舞するために、報告にもなっていない報告を念の環に向けた]
― 主船レイルーポルッジート・甲板砲台付近 ―
人の船に乗り込んで暴れて、簡単に帰すと思ってんのか?
[逃がさないと、その目が、表情が、殺気が物語っている。
短剣を構える姿>>238>>239を見て、浮かべた笑みが更に深まった]
カシムだけじゃ物足んねぇだろ。
俺が相手してやるよ。
命の保障はしねぇがなぁ!!
[咆えてタルワールを抜き放つと、床を蹴りリュカへと肉薄する。
そのままの勢いで相手の右から左にかけて、タルワールを振り抜こうとした]
/*
なんかこう、かなりイっちゃった系のキャラにしとけばもっと動きやすかった気がするんだけど。
それやったらシメオンやグレートヒェンが可哀想すぎるなw
自分でも「滅べば良い」と思えるキャラをやればかなり気が楽だったろうに(
― 主船レイルーポルッジート・甲板砲台付近 ―
てめぇの用事は終わってもな……。
俺の用事は終わってねぇ!!
[相手>>242は育ての親の仇。
彼女の後見人であるヴェルナーと並ぶ、降すべき相手]
ふんっ!
[振り抜いたタルワールは短剣とかち合い、甲高い音を鳴らす。
右に流したタルワールはそのまま上へと跳ね上げられ、リュカを狙って振り下ろそうと。
しかし右足が伸びてきたため、僅かに距離が足りない。
だったら、と振り下ろしの勢いのまま、ナックルガードをリュカの右足の脛に叩きつけようとした]
/*
……えっと。
とりあえず、今日のランダ神は接戦が好き。で
やっぱりカシムが好きだった、と。
それはさておきぃぃぃぃっ!!!!!
シェン、このやろwwwww
やってくれたなwwwww
と、いろいろあれこれなってるようだが、まずは把握に努めんと。
医療船から投げたいものもあるし。
― 主船レイルーポルッジート・甲板砲台付近 ―
しらない、もんっ!
[武器としての短剣扱いは、素人でもないが達人には程遠い。
多くを語り合う余裕はなかったし、相手もそんなことは望んでいないだろう。
正面から挑んで敵う相手ではないが、いきなり背中を向けて逃げられもしない。それは隙を生みすぎる]
イッ……!
[空中にある足はそうそう自由に動かせるものでもない。
それでもわずかながら捻って、直撃は避けた。掠めていくだけでも痛みはある。着地のバランスが崩れた]
― 主船レイルーポルッジート・甲板砲台付近 ―
[ジェフロイの指揮から離れたレイルーポルッジートは、各団員の判断でその行動が進められていた。
第一目標はルフトシュピーゲルング。
ヴィントホーゼ>>245に気を配っていたものも少なくなかったが、大半は目標へと意識を持ってかれていた。
接近してくるヴィントホーゼに気付いた時は、対処するにはやや遅く。
避けるように舵を切ったが被弾は免れそうに無かった]
[女が下した精霊への命令は実行されるが、
痛みによる術者の意思の揺らぎで、
フェリクスへのダメージは、さほど大きな物にならなかったかもしれない。]
― 一方その頃の医療船 ―
「……前線、波、高いっすねぇ……」
[甲板に出ていた治療師の一人がぽそり、と呟く]
「薬品の備蓄、間に合うのか心配なんだけど……」
「さすがに、この状態だと補給要請もできないもんなぁ」
「いやそれ、間に合わないし」
[そんなぼやきやら突っ込みやらをもらしていた所に届いた、環からの声。>>237]
「あれ、リュカお嬢?」
「……この忙しいのに、また、海面からの回収かああああ!」
[絶叫しつつも治療師たちは、精霊師の手を借りにかけてゆく]
[そんな慌しさの一方で。
医療船からは人魚の子が泣きながら、
「ボクがお姉さん、を、護るから…」
と決意表明する声やら、それに答える女の声が、気儘に飛び回る精霊の元>>175へと届いたか。*]
― 主船レイルーポルッジート・甲板砲台付近 ―
[ナックルガードは狙った先を掠めるだけとなったが、相手の体勢を崩すには十分で。
振り下ろしたタルワールを再び自分の右下側に流すと、その柄を握り直した]
テオの仇……その身で贖え!!
[タルワールが掬い上げるように宙を滑り、リュカを切り上げようとする。
それはレイルーポルッジートの船腹が被弾>>253すると同時。
損傷部位への攻撃は、船全体を揺らすには十分なものだった。
如何にバランス感覚に優れているとしても、突発的なものには対処が遅れる]
ちぃっ…!!
[タルワールは宙を滑り左上へと払われたが、揺れによりリュカからは逸れたやもしれず。
揺れに耐えるのを優先した結果、動きが一旦止まった]
― 医療船・個室 ―
……で、と。
[我関せずー、な漆黒の仔犬から視線を逸らし、はあ、と息を吐く]
治療師連中、わざと状況教えにこないんだろうが……どう、なってんのかな。
[船内の変わらぬ慌しさや、遠くから感じる強い感情の交差から悟れるものはあるが。
今の状況を教えたら、絶対こいつ寝やがらん、という共通見解から、状況報告は一向にこない]
……せめて、シェンと。
ゲルトの状態ぐらいは教えに来いっての……。
[そんなぼやきをもらしつつ、じたばたともがきながら身体を起こす。
それだけで、どっと疲れた]
― 主船レイルーポルッジート・甲板砲台付近 ―
[四足のような着地から慌てて立ち上がって。
体勢を整えられないうちに迫る刃>>256に大きく目を見開いた。
避け切れない。背中を冷たいものが伝う。
それでも、少しでもと後方に左足を滑らせようとしたところで]
うわっ!
[突き上げるような揺れが起こり、また手を甲板に突いたが。
それは九死に一生を拾えそうな間も生み出した]
悪いけど、またねっ!
[ジェフロイの足が止まっているのを見て、低い姿勢のまま今度こそ後ろを向いて、舷側に向け全力で走る。
安全確認する暇はない。そのまま海へと飛び込んだ。
精霊術を使うそぶりもなかったことに気付く者はいただろうか]
[しかし、自業自得とはいえ放置されたら放置されたで落ち着かないのもまた真理。
眠ればいい、というのはわかっているが……と、そこで発生するのは無限ループ]
……あー……やっぱ動くか。
[自重しろ、という突っ込みを飛ばす者は残念、その場にいなかった。
もっとも、立ち上がろうとした所でその場に倒れるオチは自分でも見えているのだが]
─ 副船ボッカルーポ・甲板 ─
…───っ、くっ…!
[彼女に命じられた風が、幾筋もの刃となって全身を斬り付ける。
一気に脳に届けられる痛みに一瞬息を詰め、けれど左手で掴んだ剣は離さぬまま。
自身も彼女から離れるどころかより近づくと、動揺した女の顔>>247がより間近になった。]
─ 副船ボッカルーポ・甲板 ─
そんな顔してどうしたの?
この程度で美人との
[刃を握ったままの左手からも、風に斬り付けられた傷からも。
血を滴らせながら、それでも表情は軽い笑みを象ったままで首を傾げる。
それと同時に右手の内にあるダーツをギィの脇腹へと鋭く突き立て。]
もっとも、お嬢さんから中断するのは構わないけどね?
[ぐ、と深く差し込むと手を離し、ダーツを刺したまま彼女を後ろに突き飛ばした。]
─ 副船ボッカルーポ・甲板 ─
…さ、逢瀬はこれでおしまい。
もうおうちに帰りなよ、子猫ちゃん。
それはお土産としてあげるからさ?
[控えている赤い獣に向けて突き飛ばした為、彼女の身体は床に倒れはしなかっただろう。
深く突き刺した矢を指さし、笑いながら声を投げた。
彼女に刺した矢傷は致命傷とは言い難いが、下手に抜けば身の内に傷をつけるし刺したまま暴れれば言わずもがな。
それは彼女も解っているだろう。
ここで命を奪うのは簡単だが、垣間見せられてきた育ちの良さと『猫』と自称した理由に思うところがあり。
この場で殺すことは、得策とは思えなかった。]
― 主船レイルーポルッジート・甲板砲台付近 ―
[振るったタルワールはリュカに届いたものの、命を奪うには足りなくて。
代わりにその服を引き裂き肌を晒す>>261。
周囲がどよめいた気がしたが、それは直後の揺れに掻き消された。
ジェフロイ自身の目にもそれは映ったが、そうと理解する前に意識は別へと移ってしまう]
くっ、待…!
[振り上げた体勢だったのも相まって、リュカ>>257を追いかけるのも遅れる。
精霊術を使わずに対処していたり、海に飛び込んでいく様子には僅かに違和は残ったが、今はそれどころでは無かった]
くっそ…!!
おい、被害箇所の確認して来い!!
浸水だけはさせんじゃねーぞ!!
[揺れの大きさから1発食らった程度のものではないと判断する。
撃たれ強さはあれど、浸水量が多ければ一巻の終わりだ]
― 主船レイルーポルッジート・甲板砲台付近 ―
射程範囲離脱!
逃げた奴は捨て置け!!
旋回後、体勢を整えた後に反撃に入る!!
[追撃が来ない>>260隙を突き、ヴィントホーゼの射程範囲から離れる。
大きく旋回した後、まだ無事な船腹砲台を敵船へと向け、距離を詰めた後に砲撃を開始する。
その頃にはリュカが引き上げられているやも知れないが]
― 医療船・廊下 ―
ボクの血を少し置いて来たから、気付いてくれてれば大丈夫だと、思うんだけど。
[ ジェフロイの怪我を案じるだろうグレートヒェンには、安心させるように言葉を重ねる。けれど、人魚の子自身も不安は抱えていたから、口調は少し弱かった ]
/*
……あ。
肝心な部分=胸見せじゃないですからね!?
タルワールの一撃への反応を落とすわけにはいかないじゃないですか。うん。
性別誤認はどうしたいのかなと思ってやってみましたけどw
/*
それと。発言数関係。
こっちのバトルがフル使って会話しつつカウントしてたから惑わせたかな。だとしたらギィ姉ごめんねで。
どちらにしても、冗長になりすぎないように、が基本だと思っているのですが。
守れてない感が大きくて、これまたごめんなさいなんですorz
ジェフメモ>やられる隙を見逃したりはしません!(何
― 医療船・廊下 ―
あ、そうだ。ボク、さっき五年前に助けてくれた人に会ったんだよ。えーと…ゲなんとかギィ…ネ?って…
……水軍の人みたいだった。
[ 長い名前は覚えきれなかったらしい。ついでに相手が「敵」の一人であるのだとも思い出して、改めてへこんだ ]
― 医療船・廊下 ―
このフードも破いちゃった。せっかくお姉さんに貰ったの、に…
[ そんな風に話しながら、ゆっくり廊下を進むうち、ふいに、ぴたりと人魚の子の足が止まる ]
あ…
[ ふるりと身体が震えた。命を喰らった、闇の気配を感じて ]
― 医療船・個室 ―
[オチは読めても実行しちゃる、と次の行動につなげようとしたものの、そこまでの余力はなかった]
……っあー!
戦況くらいは報せろってーの!
[ベッドを寄せてある壁に寄りかかり、腹立ち紛れにがん、と拳を叩きつける。
じん、と手に伝わる痛みに、僅かに冷静さが戻ってきた。
騒いだ所で、答える声などはないわけだがまあ、そこらは自業自得である。
置いて行かれる方の気持ちをちょっと味わっとけ、というのもあるのだろうが]
……っとに。
情けねぇ……。
[ぽつり、と零れるのは自嘲の言葉。
こんな所が自分の脆さなのは自覚しているが。
一朝一夕に治るようなら、多分、きっと誰も苦労はしない]
あー……そーいや、すっかり忘れてたなあ、身元確認。
トゥム女史は知ってる風だったけど……。
[はきといわず、濁した様子。
何かある、と伺わせるにはそれで十分で]
厄介事のタネになんなきゃ、いいんだがなぁ……ったく。
ウチの国内だけでさばけるんなら、どーにかなるけど。
中央絡むと面倒通り越すからな……。
[個人的に、中原の大国には良い印象がないのもあるのだが。
それを差し引いても、そちらとの外交丁々発止を思えば頭も痛くなるというもの]
…あ。
シメ、オンの、こと、言い忘れて、た。
…あとで、ボッカルーポ、宛に、風精に、言付け、頼もう。
[旗艦の方へ戻りながら気付いたことは、やはりピントがズレている。
その影響でフェリクスに出身国が推察されているとは知らずにいた。]
― 主船レイルーポルッジート・甲板砲台付近 ―
手を休めるな!
甲板砲手、追撃!
[船腹砲台からの砲撃に続き、甲板からの砲撃を続ける。
それに重なったのは、海への砲撃による強引な方向転換>>267。
着弾した弾により、大きな水柱が上がる]
はっ……やりやがる。
船腹砲台、更に追撃しろ!!
[敵ながらにその咄嗟の方法に感心の念を抱いた。
だからと言って手は休めない。
多少の遅れはあれど、逃がさないように距離を詰めようとしながら再び船腹砲台から斉射を行う]
ま、そこは今考えてても仕方ないよな。
……杞憂かも知れんし。
[そうであってくれ、という願いはちょっと置いといて。
ふう、と一つ息を吐くのと同時に、漆黒の仔犬が何かに気づいたようにわふ、と鳴いて身を起こした]
……クロ?
[どうした、と問うと、仔犬はドアの方へと向かい、わふ、と一鳴き。
声だけ聞くとただの鳴き声だが、それは実際には開閉を制御する言霊で]
あ、こら!
お前だけ外出んな!
[なんかズレた突っ込みはスルーした漆黒の仔犬はとてとて、廊下へと出て]
『わふ』
[離れた場所にいる二人>>+71に向けて鳴くと、はたり、と尾を振った]
黒焔の剣士長 ヴェルナーは、風火精霊師 ギィ を能力(襲う)の対象に選びました。
― 医療船・廊下 ―
[ グレートヒェンは、そんな人魚の子の様子に何を思っただろう。ともあれ、同行者が固まっている以上、共にそこに留まらざるを得なかっただろう ]
[しばらくすれば砲撃も止むか]
リュカ殿。傷の治療をする。
横たわってくれるか?
……おい、お前たち、こっちをみるでないぞ。
[胸付近を切り裂かれたりなどしているリュカを心配したのか、下心かまでは知らぬが、ぎろりと。水夫たちを見据える
お前はいいのか、みたいに見られたがそのようなこと気にせずに、リュカの首裏や
痛みを取り除き、傷口が塞ぐ再生能力を高めるように気を体内にゆっくりと流しながら、船は旗艦ヴィルベルヴィント近くへともどっていった]
こちら、ゲオルギーネ。
これから、旗艦へ戻る。
[旗艦へ戻る途中、念の環による通信を行う。]
………あと、医療班、待機、していてくれると、嬉しい。
できれば、頭領には知らせない方向で。
[最後の願い?はきっと叶えられないと思うが、伝えておいて損はない。]
― 主船レイルーポルッジート・甲板砲台付近 ―
[斉射により上がる水飛沫。
それに紛れ、突然ヴィントホーゼの姿が掻き消えた>>274。
どよめく団員が多い中、ジェフロイは冷静に状況を見極める]
風精と光精の気配…。
目晦ましか…!
[そのカラクリが判っても、砲手が視認出来ていなければ意味が無い]
撃ち方止め!
連中は引いた。
損傷箇所の修理に回れ。
重症を負った奴が居るなら後方に回せ。
[流石にあの状態で更に仕掛けてくることは無いだろう。
そう判断して砲撃を停止し、主船を修復するよう指示を出した]
― 医療船・個室→廊下 ―
[人魚の子の恐れる様子>>+72に、漆黒の仔犬はまた、わふ、と鳴く。
けれど、それ以上何かする素振りも見せずにはたり、と尾を振るだけ]
……何やってんだよ、っとに……。
[その様子に違和感を感じて、は、と短く息を吐く。
廊下に出るくらいなら、多分、何とかなる。
こけたらその時はその時だ、と。
妙な割り切りをしつつ、周囲のものに掴まりながら立ち上がり、ふらつきながら廊下に出て]
担当の連中、後で飯抜き……。
[ぼそ、と。
ある意味酷い宣告を下しつつ。
はあ……、と深く、ふかく、ため息をついて、それから]
っていうかなぁ、おい。
怪我人が歩き回ってんじゃねぇよ……ったく。
[自分完全に棚上げしつつ、こう言った。
漆黒の仔犬が呆れたように、わふり、と鳴く]
― 主船レイルーポルッジート・甲板 ―
[砲台付近で行われていた戦闘への加勢は、
結局、間に合わなかった。
というよりも、別のことに駆り出されていた。
なんだかんだと手が足りず、
操船の助けとなるよう精霊を操り、帆に風を送る。
そうこうしているうちに被弾と、浸水の報告が来て、]
はいはい。今行きます。
[浸水を防ぐ手伝いに走ったりしていた。]
気功士 シュテラは、現在新入り海賊中 カシム を投票先に選びました。
─ 副船ボッカルーポ・甲板 ─
何言ってんの?お嬢さん。
そうでなきゃ、ここにはいないよ。
[信じられないという顔でこちらを見つめる彼女から向けられた言葉>>268に、無茶なんて今更だと笑う。
赤い獣にまたがってボッカルーポから離れる間際、返された声には、その笑みを微か柔らかなものに変えて。]
このくらい刺激的なほーが、俺のこと忘れないでしょ?
物足りなかったらまたおいで、シニョリーナ。
[彼女にそう声をかけ、手を振って見送る。
その姿が手の届かぬ海上を駆け戻っていくのを見届けると、その場に倒れた。]
─ 副船ボッカルーポ・甲板 ─
あー…
ちょーっと調子、乗りすぎた、かねぇ…?
[仲間たちからの大丈夫かという声には心配要らないと手を振るも、それに伴い赤が飛び散る。
駆け寄る船員達の手当を受けながら、失血のせいかゆらりとした目眩を感じ。]
…悪ぃ。
リーダーからお呼びかかるか、お客さんが来るま、で。
ちょっと、寝かせてもら…
[最後まで言い切ることはできずに意識を失い、暫くは目を覚ますことはなく。
この一連の出来事の報告はフェリクスが眠っている間に船員からリーダーへと成された。]
(む……なにやらおかしいものにまとわりつかれておるようだが…)
[リュカの治療をしながら、感じる
精霊など感知できぬが、リュカの体に触れていれば嫌でもそれが伝わる。
だが流れをただそうにもそうすぐにはいかぬ。むしろ・・・と、リュカの生命力を活発にさせる。自分にもかける一時的な力の底上げのようなものを行ったため、リュカは力がわきあがえってくるような感覚を覚えるだろうか。
最も…それでどうなるかまではわからない]
― 主船レイルーポルッジート・甲板 砲台付近 ―
[まぁ極稀に10代に見られる事だってあるんだから、リュカの弁は仕方ない。>>224その後の言い分には、こちらもニッコリ違う意図含めて返しておいたわけだが。
ウィンディの動き>>226には一度瞬くが、彼女の意図に思い至れば結局笑んだままだった。]
若いうちは買ってでも苦労するもんだよ。
頑張れ若人。
そんじゃまたねぇ。
[顔色変えた様子にもさっぱり動じずに、酷い大人は繭に包まれぽーんとボールよろしく海へと投げ出された。]
― →海の上 ―
[勢い良くくるくる回りながら、ざぶーんと一度、海の中ほどまで沈んだものの、空気を内包する風の球はすぐに海面へと浮き上がった。中の状態はお察しというものだ。]
…うぇぇ気持ち悪っ。
ボールってこんな気持ちなのかなぁ…。
[顔色悪いまま、球の動きが大人しくなった頃、床にあたる部分に背をつけ仰向けになった。]
[短剣を握った片手を見ると、血はまだ止まってはいない様子で。
ゆるく拳を握ろうとしたが、上手くはいかなかった。]
おー…神経ちょっと逝ったかなぁ。
[両手で持たなくて良かったなとは内心で。]
これは無茶じゃないよね。良く切れる短剣が悪いんだ。うん。
[誰に対してのいい訳なのか、そんな事を呟いた。]
― 医療船・廊下 ―
[ 腕を掴んだことで、グレートヒェンを護ると誓ったことを思い出し、ぐい、とその腕を引っ張る ]
逃げよう!お姉さん!
[ 動かぬ足を必死で動かし、グレートヒェンの手を引いて恐怖の対象の前から逃げ出そうと試みて… ]
きゃうっ!!
[ 当然のように、コケた ]
― 主船レイルーポルッジート・甲板砲台付近 ―
[ややあってボッカルーポ>>281から伝達が届く]
まぁた直接やりあったんかよ。
弾や資材の消耗が抑えられてるのは良いんだけどよ。
まぁ良い。
こっちで治療すっから帰還させろ。
今後のことも話さなきゃならねぇしな。
[帰還の指示を出し、ボッカルーポへと伝達を返した]
― 医療船・廊下 ―
だって、じゃねーぇの!
うろうろ動き回られて、それで傷が悪化されたら医療船に連れて来た意味がねぇだろーが!
[グレートヒェンには、ほんの一瞬、ものいいたげー、な視線が向くも、それはすぐに逸れて。
震える声>>+74を上げる人魚の子に声をかける様子は、戦場のそれとは完全に様相を違えるもの。
リュカやゲルトら、後見を受けた子供らならばよく見知っている──弟妹分に接する時のそれに近くなったのは、多分、幼い反応にどっと気が抜けたからで]
……て、あ。
[逃げようとする様子への反応>>+75は、見事に遅れた。
まあ、立ってるのがやっとの状態では、手の出しようもないのだが]
いやだから、誰も取って喰わんから。
ちゃんと、病室で休めってば。
[戦闘の音が間遠になる頃、
ようやく作業から解放されて、一息つく。
何事もなければ、船室で一休みする心算だった。
日が落ちかかるころ、音の精が帰ってきたら、
これだけはリーダーに報告することになるだろう。
"シメオンさんは、海軍艦隊の後ろにいる医療船で、
元気にしているみたいです。"
だがそれも、今は先の話**]
― →夜/主船レイルーポルッジート・食堂 ―
[それから夜までは何事も無く時が過ぎ。
船の応急処置や怪我人の治療、特にフェリクスには残されていたシメオンの血でその怪我を治療した。
拾った当初は数人を治す効果を持っていた彼の血。
今ではあと1人か2人、治せるかどうかだった]
おい、フェリクスとリヒャルトは居るか。
[団員達が簡単に腹ごしらえをしている最中。
食堂に現れたジェフロイは2人の姿を探す。
居ない場合は団員を使って食堂に来るよう言付けた]
─ 副船ボッカルーポ→主船レイルーポルージット ─
[リーダーからの指示>>287を受け、意識を失ったまま主船へと運び込まれる。
その際、ギィとの対峙の際に放り投げたクレイモアも鞘にしまわれ共に運ばれ。
最も深く裂けていた左手にだけは包帯がしっかりと巻き付けられたものの、他の傷はそのままでジェフロイの前に差し出された。]
― ヴィントホーゼ・甲板 ―
医療船のみんなには、カシムさんの回収も頼んじゃったし。
この程度の傷で包帯ぐるぐるは勘弁だもんね。
[この程度、と呼べる深さかどうかはさておき。
シュテラ>>275に素直に従ってその場にパタッと仰向けになった。誰から見られようと気にする素振りはないのだが、そこもしっかりフォローしてもらったようだ]
っは、ぁ。
やっぱ、甘く、ない。なあ。
[じわりと癒されていくのに浅い息を繰り返した。
念の環の報告も全てまかせ、旗艦に戻るまで目を閉じて少しでも多く回復するように努める。
更なる後押し>>282もあれば、少なくとも全く使えない状態からは脱することが出来るだろう。
後はウィンディとの根競べというか、そういう世界だ]
駆海の白銀狼 ジェフロイは、現在新入り海賊中 カシム を投票先に選びました。
[これ以上は自分がやっても無理であると判断するところまでリュカ>>293を治療をして、その後ヴィントホーゼは無事帰還をしたのだが
そこで、マールシュトローム近くに船を止めたのがまずかった。
修繕は当然まだ完了とはいえないが、一息はつけたところで、こちらの様相に気づいたのは…あの、例の、見た目も心も熱苦しい船大工]
「ヴィントホーゼちゃぁぁぁん!!なんて痛ましい姿に!!!!ぬぉぉぉぉ、ワシが後十人いればぁぁぁすぐ直してやれるというのに!!!」
[そして、こちらの修繕に急ごうと思ったのだろう。
大工道具を背負うと、船縁に脚をかけると]
『おぉぉぉっと。わが第一水軍が誇る名物船大工が今日も船から船へと空を飛んだーー!!』
[実況する見張り台の船員。わざわざ風精をつかって音響を響かせる精霊術師。]
―医療船・個室前―
あらあら。見事に逃げられてる。
[水軍頭領が敵船の2人と鉢合わせている頃、女は知り合いが監禁されていたはずの部屋の前に立っていた。
扉前にはバリケードが為されていたものの、床を見れば僅かながら移動したらしい跡が残っている]
見張りは怠らない方が良いと言ったのに。
……でもまあ、仕方ないかしら。
─ 主船レイルーポルージット・船室→食堂 ─
[シメオンの血を受けて治癒はしたものの、連戦での疲れのせいか暫く眠ったままでいて。
目が覚めて、ようやく自分が主船に運び込まれたのだと気付いた。
それ程長く眠っていたわけではないのに既に治っている身体に、シメオンの血が使われたのだと悟る。
そこに、リーダーから食堂へ来るようにとの言付けを届けられ。]
ん、今行く。
[常の笑みは浮かべぬまま軽く頷き、食堂に向かった。]
『な、なんと船縁まで足が届いたーーー!!』
[けれども、船大工。お約束を忘れない。やっぱり脚を滑らせた。立ち上がっていたのもと治療を終えて気を抜いていたのが悪かった。ふらつく...は船大工の後をおうように海へと]
『落ちたーーーー!!さあ今のジャンプは何点でしょうか…(10)点(08)点(07)点(03)点(01)点。歴代{4}に入り込んだ]
[実況に答え、律儀に札をあげる水夫たち、いつ用意した?
まあなんにせよ。マールシュトロームはやっぱりいつでも通常運行であった]
― 旗艦・ヴィルベルヴィント ―
「……大将ほどじゃないけど、無茶はしてますよね」
[しれっという一言>>292に、航行長が突っ込みいれた]
「大将、自分の事棚上げして怒りますからねぇ」
「そういうとこ、ガキの頃と変わらんよねぇ……」
「そそ、誰かと一緒に怪我すると、絶対自分よりも相手先、で譲らなかったし」
「やってたやってた。
……で、シェンとお前が先に手当てしろ、でやりあったりとか」
[古参組、突っ込みから昔話大会に入ったりしているが。
なんやかや、戻ってきた事に安堵しているのは、間違いない]
あんなに無茶な人揃いじゃ、人手が幾らあっても足りないでしょう。
[水軍のトップ2人が此処へ運ばれてきたらしいことは、勿論既に耳に入っていた]
─ 主船レイルーポルージット・食堂 ─
と、いたいた。
手ぇ煩わせちゃって悪かったねぇ、リーダー。
[食堂で自分を待ち受けていたリーダーに手を軽くあげ、席に着いた。]
― 念の環 ―
ま、甘いものは無限とはいわぬが、他にもあるのだから、そう落ち込むでない
[特別なものがなにかわからぬまま、リュカを慰めるようにいった]
― 回想 ―
[その光景>>*46を見ていたら、8年前の始まりが思い出されていたかもしれない]
だって、僕も役に立ちに来たんだもん!
[出撃船への潜り込みがシェンに見つかり、当時の団長以下バレてに大目玉を食らい。
それでもヴェルナーとシェンの二人が庇ってくれたから、船倉に閉じ込められるまではされずに船室に押し込められて。
性懲りもなく抜け出して船内をウロつき見つかった時のことを]
あのね。ほんとにね、伝えたいことあったんだ。
風がね、東から重たい雲がきてるっていうの。
半日でいっちゃうから、それでもまにあうなら、すこしおくらせたほうがいいって。
[それから後、風詠みするだけならと船内を自由に歩かせてもらえるようになった。その結果、命知らずなことをまたやらかして。心配と手間をかけることになってしまったのだが*]
― 医療船・廊下 ―
やだやだ言ってる内は、いつまでも痛いまんまだぞー?
[言いながら、膝を突く。
というか、その場にへたった、というのが正しい。
片手は、傍らでわふわふ言っている仔犬の背へ]
ちょいときついが……仕方ねぇ。
[駄々っ子状態>>+78に、選択するのは非常手段。
魔精霊を媒介とした、ごくごく軽い、気を鎮める術。
ふわり、白の光が舞い散り、消える。
これが効かないようなら、救援呼ぶようだなー、とか。
そんな事はちらほら考えているのだが。
ちなみに言うまでもなく救援=マレンマである]
― 海の上 ―
んー。このままたゆってたらいつか陸に帰れる…わけないよね。
何とか出ないとなー…っと。
[リュカが念輪で既に連絡してる事などは知らないので、どうにか出る方法を考えていたら、球の外からてちぺち音がした。]
あ、ウンディ?丁度よかった。
ああごめんごめん。ウィンディの事ね。
無理やりとか人聞き悪い事言わないでよ…。
[一部始終見ていたのか、水の乙女は事の経緯に怒っているようだった。風の球を外からぺちぺち叩いている。叩かれても>>227繭玉効果で全く痛くはなかったが。]
あー…よい。このままヴィルベルヴィントへと向かう
…む?医療船のか?
[海水でびちょびちょにぬれた姿で泳いで、ヴィルベルヴィント近くの小舟に引き上げてもらう
よく目を凝らしてみればサラシのようなものを胸に巻いているのが見えるかもしれないがそれに気づかぬまま、こちらを呼びにきた医療船の人員からの報告をきく。
ある意味内乱からの古巣ともいえる場所では自分のことはよく知られているから声がかかるのもわかるが]
ああ、手が空いたらゆく。
― 医療船・個室 ―
いい……っ、つ…
[顔を顰めながら、ベッドから降りる。
また見つかれば寝ていろと怒られるだろうが]
…それどころじゃねえだろ。
[その理論で動く。念のために、一本だけの剣は携帯した。
実際に振るえるかは、怪しいほどのものではあるが]
………ったく、
[舌打ちする。
もう一本のカットラス、マレンマ=トゥムに鍛えられた剣は、
今は男の手元にはない。
リヒャルト・セレスと名乗った精霊術師に投げつけ、]
…海に落ちる角度でもなかった…、よ、なあ。
[甲板に刺さるくらいにはなるかと思っていたのだが。
よもや敵手の肩を見事に捕らえ、
そのまま持ち去られたとまでは思いもよらぬ。
ただ、もう一本の剣が戻らないと思えば一度長い息が落ちた]
―医療船・個室前―
まあ、暫くは放っといても大丈夫でしょう。
そのうち居場所も割れるでしょうし。
[救援を求められるかもしれないことは知らないまま。
小さく息を吐いたものの、慌てる様子はなかった。
結界がある以上、此処からこっそり抜け出すなどということは不可能に近い。
派手な動きがあればすぐにわかるだろう、と考えての放置だった]
現在新入り海賊中 カシムは、風詠み リュカ を能力(占う)の対象に選びました。
― 夜/主船レイルーポルッジート・食堂 ―
来たか。
フェル、身体と気分はどうだ?
[姿を現したフェリクス>>301見て、治療後の体調を確認する。
その際若干にやにやしていたのは、余談。
団員の口移しでシメオンの血入り酒を飲まされたと気付いているのかは知らない。
返答を聞いてから、ジェフロイの表情は正された。
その時にはもうリヒャルトも食堂に居たか]
昼の戦闘でカシムがやられた。
あの様子じゃ捕まってヴィルベルヴィントに運ばれたんだろう。
フェルのお陰で向こうにも打撃は与えられてるとは思うんだが、このままじゃ決め手に欠ける。
[先ず昼にあったことを告げ、現状についての見解を述べる。
周囲で腹ごしらえしていた団員も、ジェフロイ達の会話を固唾を呑んで見守っていた]
そこでだ。
現状を打破するために、夜が明け切る前に奇襲を掛けようと考えている。
[そう口にすると、周囲の団員が俄かにざわめき始めた]
目標は敵旗艦・ヴィルベルヴィント。
集中攻撃で大打撃を与えるのが第一目標だ。
それと、リヒャルトによれば、シメオンは敵艦隊の後ろに居る医療船に居るらしい。
出来ることなら連中を押し切って救出まで持って行きたい。
[考えを口にするジェフロイの表情は真剣そのもの。
日が落ち、それぞれが休息する前にリヒャルトから聞いた話>>289を交えて話すと、一部団員から熱狂的な声が上がった。
例の、シメオンファンクラブの連中である。
一部テンションの上がった団員は置いておき、作戦についてどう思うかを聞くべく、フェリクスとリヒャルトへ視線を向けた]
……そんなことより、副官殿のお部屋はどちらでしたっけ。
[そんなことで片付けて良いものかは兎も角、今気にして居るのは水軍側の知り合いの方。
より正確に言うならば]
行方不明のもう一本について、お話聞けるかしらね。
[彼の武器についてだった]
― 医療船・廊下 ―
[ 媒介は、魔精霊だとしても、術を使ったのはヴェルナーその人で、だから、感じ取ってしまったものがある ]
ru…?
[ 母と同じ、海の気配。それもとても深く、濃く、大きな…思わず人魚の声が漏れる ]
……海の、産まれ、なの?
[ 意外さに、涙も止まり、呆然と問いかけたが、小さな声は聞こえただろうか ]
投票を委任します。
風火精霊師 ギィは、風火精霊師 ギィ に投票を委任しました。
投票を委任します。
風火精霊師 ギィは、黒焔の剣士長 ヴェルナー に投票を委任しました。
僕も無理はしてないよー。
船長にまで遭っちゃったけど、戦うことはしなかったもん。
だから約束は破ってない。ないったらない!
[勢い込んでそう言った。
大きく裂けている胸元はそのまま…じゃまずいと言われ、小柄な船員の上着をとりあえず借りてきていた。後で着替えよう]
……ヴェルナー!!?
[何やってる。とか、何してる、とか。
諸々を含んだ声が、思い切り語尾をあげた調子で投げかけられた。
…盛大に自分は棚の上、であるのだけれども]
― 医療船・廊下 ―
[とりあえず泣き止んだ様子に、ほっとしつつ。
小さな問い>>+86に、きょと、と一つ、瞬いた]
……え……なんで。
[そんな事を、と。
口をついたのは、戸惑いを帯びた呟き]
……仔細は、知らん。
ただ、俺が海に惹かれるのは、血によるものもある、ってのは……聞いた事はあるがね。
[やや間を置いて、ぽつり、と呟く。
話す必要などはないのだろうが、このまま落ち着かせられるならその方がいい、という思いが言葉を紡がせていた]
俺の母親は、妖の者。
わかっているのは、それだけ。
……何せ、生まれてすぐに、どっかに行っちまったらしいからな。
─ 主船レイルーポルージット・食堂 ─
そうねぇ、そこそこってとこ?
そんなことより何の用よ。
俺の気分聞く為に呼んだわけじゃないっしょ?
[体調と気分を問うリーダー>>307に軽く肩を竦めて答える。
シメオンの血を受けたと気付いた時に、どういう方法で与えられたかも何となく察していた為に若干楽しげな表情を浮かべるジェフにツッコミは入れず問いかけた。]
─ 主船レイルーポルージット・食堂 ─
[日中に起きたことの報告と、現状についての見解>>308。
その後に続けられた打開策>>309を聞いても、暫く目を伏せたまま考えて。]
…いーんじゃない?
考えてみりゃ、ずーっとあちらさんから遊びにきてもらってばっかだし。
こっちからも遊びにいかなきゃ釣り合いとれないもんねぇ。
[軽い笑みと声で答え、頷いた。**]
/*
おおおお、ここは混ざってはまずい場だったか。
そろそろヴェルナーにも会いたくてなあああ!!
念の輪も思ったけれど顔が見たいだろ!?
邪魔してすまん、すまんwww
― 医療船・廊下 ―
……え?
[なんてやってたら、唐突に聞こえた、声。>>+88
は、と視線を向けた先に見えた姿に一つ瞬いた後]
……シェンっ!?
おま、何動きまわってんだ、怪我してんのに!!
[口をついたのは、こちらも完全に自分棚上げの大声だった]
一度医療船へといってくる。
すぐには仕掛けてこぬとは思うが警戒を頼んだ。
最悪でも夜には戻る。
クラウゼヴィッツ殿もゆくか?
[簡単な被害報告に、修繕作業。そして警戒をと旗艦の船員に頼み、小舟を用意してもらいながらゲオルギーネへと聞く。その後特に話もなければ、医療船へといく。
海賊団の思惑を知ることはなく、時は流れる]
― 海の上 ―
へ?どちらさーん?
[声の具合と方向から、多分こっちにかけられているんだろう声>>310にのんびり返事する。抵抗なんてするはずもないまま身体、もとい球は浮いた。ウンディの方はというと、最初は球に添っていたが、綱引きみたいな風の力に一端逃げて、海の中から船の上を見上げていた。]
わちょ、ゆっくり宜しくー!
[球が揺れ始めたので再び顔色悪くなったが、それ以外は特に問題なく船の上へと引き上げられた。
向こうからこっちは見えているのか、すでに術が解かれたのか>>310
海軍に囲まれ質問攻めに遭うと、ちょっと疲れた様子で床に腰降ろしたまま眉下げた。]
あー、ええとそう、です。
1ヶ月くらい前に入ったばっかりで。
腕はまぁ普通なもんで、そんな話にもならなかったんでしょ。
[一部適当いいながら、まだ血の止まらない手のひらを思い出して。]
えっとスイマセン、ちょっと布一枚もらえると有りがたいんですけど…。
[精霊治療も考えたが、とりあえず止血したいなーと当て布一枚くれないかどうかお願いしてみた。]
ふふふ〜、お母さんの前にまずはお嫁さんに私はなりたいですね〜♪
[シメオンと話をしながら、ジェフロイとヴェルナーの一件を聞けば、シメオンを安心させるように]
ジェフロイさんなら、やられてしまうことは早々ないと思いますよ。
[ヴェルナーやくろわんこのことについては、少しばかり考える様子を見せただろうか]
歩けるようになったんだから、いいだろ。
それよりお前も───…
[言いかけて、口を噤む。
見知らぬ女に見知らぬ怪我人。
彼らにヴェルナーの不調を聞かせる気などない]
……休んでるんだと思ったが?
[だから代わりに声だけが低くなった]
[不意に現れた姿、見た目は子犬でも、隙無くそちらを見ていたのはシメオンの様子と、さきほどの話、自分が知る情報、それらがあわさり、さらに女の勘がそうさせていた。
一見普通にした立ち居振舞いも、見るものが見ればただものじゃないと感じさせるだろう]
わんちゃん、どうしましたか〜?
ご主人様が心配してますよ〜
[話しかける言葉や様子は犬に対するものだが、にじませるわかる人にはわかる雰囲気は違うものを漂わせる。
おかげで姿を見せたヴェルナーにはすぐに先だって問題起こした侵入者だと悟らせただろうか。うける視線がそんな雰囲気だった]
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