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美しく月の昇る晩、君は自らの本当の姿を知った。
智恵を絞り、活路を開く勇気。
人狼を見抜き、妖異を滅ぼす力。
死者の声を現世に届ける異能。
頼りなく怯える人々を守る技。
互いの正体を知覚し合う絆。
自らの胸を裂いても仕うるべき主。
赤く染まる牙――長い咆哮。
さぁ、どうする?
まずは何から始めよう?
どうやらこの中には、村人が2名、呪狼が1名、悪戯妖精が1名、夜兎が1名、魔術師が1名、恋天使が1名、狙撃手が2名、瘴狼が1名、冒涜者が1名、夢魔が1名、仮面師が2名いるようだ。
薔薇園芸家 ローゼンハイムが「時間を進める」を選択しました
学園R.J.B同盟会長 ツェーザルは、冬の魔王 ジークムント を能力(模倣)の対象に選びました。
― 塔 ―
[不意に降りてくる冷たい気配に、ふっと上を向く。
それを待っていたかのように、強い風に巻かれ、]
――――――ぁ
[体が、宙に浮いた]
── 学園の塔 上空 ──
[冷たい烈風が巻き、声が響く。]
捧げものは嘉したぞ。
これよりこの地は、冬の魔王ジーザスクライスムントの直轄下におかれる。
腐敗なき永遠の凍土。
そこに
高等部2年 ベルティルデは、不良学生 タイガ を能力(手繰る)の対象に選びました。
―校庭 塔の前で
>>0:185
ありがと、その時はお互いメンツがたくさんいるといいなー。
高校にはたくさんいればいいんだけれど。
[一人でライブをやるのも大変だし、一人で機材を扱うのも大変である]
ああ、今リハーサルやってるのか……
すごいなぁ。
で、その柵のないところにこの重いのを運んでいかなきゃならないわけか。
気をつけないといけな――
[突如吹く風の余波にあおられ、砂が口の中に入る>>0:186]
なにこれ!?
/*
まずいかなーと思って入り直したら狼さんきt
うわこの能力行使欄…!!
支配、ですってよ。支配。
で、狼仲間は多分ヒース、かな。ヒースだな。
高等部2年 ベルティルデは、高等部三年 ヴェルナー を能力(手繰る)の対象に選びました。
― 塔の上 ―
や……、
たすけ……て …
[風に巻かれ根しっかりと太陽の石を抱きしめながら、
少年はか細く声を振り絞る。
だがそれも、烈風に遮られて、外に届くことはない。]
――そなたは馬に好かれておる。
家の都合などで、仕方なく学んでおるものなんかよりも――ん?
[馬上にて駆けさせるまでのタイミングを計っていると、不意に寒さが増した気がして――
高等部三年 ヴェルナーは、弓道部副部長 アイリ と 就活中 ジェフロイ を能力(結ぶ)の対象に選びました。
― 校庭 >>3 ―
ほんと、もっと部員増えるといいんだけどね。
でも、街頭の弾き語りくらいだったら、二人でも大丈夫だよ。
[リハーサルが始まっている横でそんな話をしながら、
立ち位置と、放送内容を確認している内に、
主役の少年が石を持って移動していった。
それを追いかけて塔に向かったところで、
急に強い風が吹き下ろしてくる。]
え、なにが?!
[俄然、目が煌めく。]
……ん?
[弁当を片付けはじめるベルを横に自分もトレイを一人と一匹分片付けに立つ。
外の異常には未だきづかず、だが不意に、寒さが、増したような気がした]
[>>0:175 謙遜にしか聞こえない言葉にも柔らかな笑みを返すのみで。
手早く弁当箱を片付けると、立ち上がった]
さて、私たちも午後の授業ですよ。
セオさんは…どうしましょうね。
お留守番でしたら、司書室でも大丈夫だと思いますよ。
と、私、先に行きますね。
[司書が聞いたら『私はペットシッターじゃない』と言いそうなことをさらっと言い、
3年生のヴェルナーがまだ授業があるのかは知らなかったが、自分は小走りで教室へと向かった。]
ああ、ベルもまたな。授業がんばれよ。
[既に進学も決まっており、サボリとは別にほとんど暇な状態のヴェルナーはベルティルデ>>8を見送る。
同じように周囲にいた生徒たちは次第にまばらになっていって]
[教室に向かう途中、吹きすさぶ風と急激に冷えていく空気に脚を止めた。
窓でも開いているのだろうか。
そう思い窓の方をに視線をやるのと同時に、>>9が聞こえた]
あ、あれは!?
[そこにいるのは 冬の魔王 ジーなんとか!
そして、エリオット少年のピンチ!]
/*
ジーザス…… ………
ジーザスクライスムントwwwwwwwwww
wwwwwwwwwww
このセンス……流石としか言いようが無い。
[そして、同時に気付く]
[先ほどまで、ウェルシュと一緒に話をしていた初等部の今年の子の体が、浮いている]
ちょっと行ってくる!
[断ってから機材を置いて、間にあうかどうかもわからないけれども、呆然としている人らを掻きわけて塔を駆けのぼる]
[浮かんでるその子の足を引っ張れば、連れ戻せるかなぁ、とかそういう短期的な考えとかがあったわけでもなく。
ただただ夢中で]
― 図書館 ―
フッ……フハハハハハハッ!!
これだ! このとおりだ!
我がひとつ念じただけでリア充を爆発させる魔王とやらが具現化されてきおったわ!
冬の魔王が支配する時代っ!
春はリア充の隠語!
その2つが符合するものは……!
リア充が死滅する世界だ!
うぉぉおぉ燃えるぜええっ!!
[彼の妄想が完全に妄想である……かは誰にも証明できないことだが、彼はひとつの奇跡を起こした。]
―ちょっと前のこと―
[>>188 図書委員は確かにいなかったが、叫んだ挙句に本棚に八つ当たりをする生徒に]
<b>『やかましいいいぃぃ!
よそでやらんかいっ!』</b>
[という司書の怒号と辞書が飛んできたとかなんとか。
その声はツェーザルの声よりうるさかったとか。]
―ちょっと前のこと―
[>>188 図書委員は確かにいなかったが、叫んだ挙句に本棚に八つ当たりをする生徒に]
『やかましいいいぃぃ!よそでやらんかいっ!』
[という司書の怒号と辞書が飛んできたとかなんとか。
その声はツェーザルの声よりうるさかったとか。]
[彼があの古びた本を覗き込み、リア充を滅ぼす具体的な方法をイメージできた瞬間(>>0:188)のこと。
そのとき、ちょうど冬の時代の訪れとなった。
――それが彼にどんな影響を、力を与えたのだろうか。
歓喜のあまり投げ飛ばした古文書がまた未整理の本の山に紛れ込んでしまったことに気付くことなく、彼は駆け出した。
魔王のもとに……自分がその生み出した源であると信じきって*]
/*
しかし、この能力はあれだな。
隷従者って勝利条件が変わるだけなんだよな…?
知らん役職だと不安だ。
気にしないで良いなら良いが、ちょっと色々見てくるか…
[馬を右に左に、最初はゆっくりだったそれは
いつしか早駆け程度までになり、
その中で会話も容易に出来るようになっていった。]
いえ、弓は――
[弓を学ぶのも好きだから、と言いかけた矢先。
エドナが寒さを感じる少し前に、馬の挙動が変わり始めた。
何かおかしいと、思った時には時遅く
馬が突然立ち止まり、後ろ足で立とうとして馬体が斜めになり大いにバランスが崩れた。]
え…?
あっ、ちょっ……!
[体が傾いだところでエドナの手が伸び手綱は奪われるが
先も調子の悪かった馬は、それだけでは鎮まらない。
無茶振り>>10にええ!?と叫びながらも
このままだとエドナごと振り落とされかねないと、
言われるままに首元を撫でた]
駄目、落ち着いて、あぶな……!
[馬慣れしているとはいえ騎乗なれはしていないためか
なかなか思うようにはいかずに暫く馬は危険なダンスを披露するはめになったか。]
― 塔 ―
あ、ちょっとまってヒースっ!
[重い機材もなんのその。
友人の後を追って塔に駆け上がり、
校内放送に直結させてあるマイクのスイッチを入れる。]
………こちら、塔の、上から、
緊急放送をお送り、しています。
ただいま、冬至祭りのリハーサルをしている塔の上ですが、
なんと、上空に人が浮いています!
冬の魔王、と名乗る人物が塔の上空に浮いて、
今年の学園のアイドル、春の天使エリオットくんを
さ、攫おうとして、います…?!
[なんとか息を整えながらの放送が、
学園全体に流れだす。]
―校内 廊下―
[未だ外の異変にまでは気づかずに、どこぶらつくかな。セオトコスとともに歩いていたが、徐々に異変に気づいた生徒たちのざわめきが聞こえ、極めつけに聞こえたのが放送>>21]
空に人が浮いてる?…何をいってる。
[物見遊山程度に学園中央が見えるところまで歩いていく]
エリオット君!?ヒース君!?
[顔と名前を見知っていた程度だが、二人が宙に浮く―――正確には、浮いたエリオットにヒースがつかまっている様子を見て思わず叫んでいた。]
ど、どういうことなの…
[言いながら、寒さに両手で身を抱き、茫然と立ち尽くした]
―塔 駆けあがれ 一番上まで!―
[>>21 待ちません。そんな分別、前世から持ち合わせてなかったぜ!残念ながら!]
ちょっと待った!そこの冬の魔王 ジーなんとかさん!
ちっさいエリオットくんをどうしようっていうんですか!
[と、ばーん、と魔王を指さし―― たりはしない]
[宙に浮かんじゃっているエリオットを引き戻しはできないかと、ぴょーんぴょーん、している]
[ヒースがつかまってると思ったのは見間違いだった。
その足元で跳ねているのを見間違えたようだ。
どうにせよ、異様な光景にはかわりなく、ぽかんと見上げていた]
[何処からか聞こえるざわめき、どよめき。
突風の中でも明瞭に響く放送部員の声に、漸く何が起きているかを知る。
その内容は、俄かには信じ難いものであったが、説明の付かぬ事態が起きていることは感じ取っていた。]
人が浮いてる………!?
んな訳あるか!魔王ってどんなドッキリだ……!!
[小さく舌打ちし、真偽を確かめる為に塔の方へと駆け出す。]
[魔王は下界を見下ろす。]
これは歓呼の声か、 いや、抗うものか?
その息さえも、氷の欠片となって我が領域に属するものを。
/*
うおっと、プロ間に合わんかった。
とりあえずイベント起こったの把握。追いつくっ。
そして狙撃手かー。希望弾かれたか、残念(←
まあでも、護衛役としては、らしいの引いたよなあっと。
[外のざわめきは更に大きくなり、自然と足は速くなる。
そこでみたのは、ちょうど、塔のてっぺんをのぼっているひとりの生徒と、放送通りの内容]
…ヒースにエリオット…それにあれが、ちっ、本気かっ!
― 塔 ―
フハハハハハ!
どけどけどけどけどけぇ!
我が道を開けよ! リア充でなくば危害は加えん!
[様子を見に来て集まっているだろう人混みをかき分けて、塔を登る階段を駆け上がっていく。
その速さは、意図せず得た力なのか、あるいは持ち前の身体能力が高揚によって十二分に発揮されているだけなのか――とにかく速かった。
行く手を遮っていた人の壁は、彼の邪魔とならなかった。
彼とは関わるべきではないという日頃の判断基準が働いたか、無辜の生徒たちの群れは割れるように道を作った、あんなのに巻き込まれるほど馬鹿らしいことはないからだ]
白き世界に染まぬならば、追って来い。
我が冬の王国の墓地まで!
[マントにエリオットを包み込み、ダイヤモンドダストを煌めかせて消えた。*]
― 塔の頂上・絶賛放映中 ―
[そりゃあわかっていたけどね。
待てと言って聞くなら、数年前の春の天使に選ばれそうになって、
喜んだこっちを尻目に行方を眩ませたりはしない、と思う。
ヒースが天使なら、好き放題独占取材できたのに、
と思ったとかなんとか。]
塔の上空に現われた人物は、
冬の魔王ジー……なんとかと名乗っています。
これはいったい……彼が何者なのか、
徹底調査が待たれます。
[ぴょんぴょんと跳ねるヒースを手伝うでもなく、
放送の使命に燃えている]
学園の中を、冷気を帯びて煌めく風が吹き抜け、
学園の門を、周囲を厚い氷が押し包む。
私立ルーガルー学園は、雪と氷に閉ざされ、
外界と切り離された。
冬の魔王の手より、春の天使と太陽の石を取り戻さなければ
学園は、永遠に冬の世界に閉じこめられたままになる。
事態を知るものは皆、それを悟ることだろう。
■状況について《業務連絡》
春の天使と太陽の石が冬の魔王に奪われたため、
学園は冬の世界に閉じこめられました。
敷地の外は厚い氷で覆われていて、出ることはできません。
学園内も寒冷地になりますが、燃料や食糧の心配は当分必要ないでしょう。
もちろん、学園の寮も敷地内にあるので生活には困りません。
敷地内には魔王配下の魔物の姿も確認されたようです。
一般生徒・教職員は危険なので、あまり寮から外には出ないでしょう。
もちろん、通常営業の強者もいるかもしれません。
学園が冬の世界へ移動したため、一部の生徒には異変が起きたようです。
過去生の魂の記憶を思い出したり、魔法めいた超常能力に目覚める者もいます。
■墓下について
墓下は学園の外です。
何らかの方法で学園の外に出たか、或いは致命傷を受けた・大怪我をした等の状況になると外の世界に出るようです。
外の世界に帰れば、傷ひとつありません。
街では学園は人々の記憶から消え、厳しい寒波に見舞われています。
学園の中に残る皆が早くエリオットと石を見つけ出さないと、
このまま学園は忘れ去られてしまうでしょう。
外にいても、学園の中にいる何人かとは、なんらかの手段で会話できます。
あ、ウェルシュ、そこの位置でお願い。
一回やってみたかったんだ。
[人間踏み台にして飛ぶやつのことです]
[そして助走をつけて
ウェルシュの背中をふんづけて
ジャンプ!!!]
[が、その途中で信じられぬ物を見た。]
人どころか馬まで浮くってか。
ばっ………かやろ!!
[見れば、魔王だなんだよりも背筋の凍る光景。
二人乗り―――それも、神経の細く扱いの難しい馬が突っ込んでいて]
振り落とされんじゃねえぞ……!!!
そのまま走り抜け、何とかする!!
[騎乗者を確かめる間もなく大声を投げ、急遽向きを変えようとして――――またしても、異変。]
塔…っつってたな。
[とりあえず面倒ごとが起こったことだけは理解した]
やぁれやれ…――
[ぼやきつつ、だが足は自然と駆け足になる。
目指すは塔。
――なんらかの勘が、この事態は拙いと心の裡で警鐘を鳴らしていた]
― 屋上 ―
[さらさらとして触り心地のよさそうな黒髪をくしゃくしゃと
かき回しながら、むすっとした顔をしたタイガに、
素早く携帯のカメラを向けて、かしゃりとシャッターを押す。
綺麗に撮影出来たかどうかは、タイガ次第だが。]
タイガ。
今の表情は良かったな。
お前のファンクラブの子に今の写真を有料配信すれば
一体いくらの儲けになるか楽しみだ。
[竹刀を振るっている時の、猛禽を思わせるような鋭い琥珀の瞳。
しなやかな筋肉から繰り出される動作。
それでいて、普段はノリが良くて、優しく愛想もよい。
新聞部がアンケートした結果で、
大学部の
……消えた?
[ダイヤモンドダストに紛れるように消えた、自称冬の魔王。
消えた太陽の石と春の天使。
それが意味をするところはまだわからない]
おるぁぁああああっ!
2段ジャンプだぁぁあっ!!
[ウェルシュを踏んづけてヒースクリフが跳躍しようとする(>>39)のに気付き、そこに殺到する。
ウェルシュを踏み台にし、さらに空中のヒースクリフをも足場にしさらに高く遠く飛ぶつもりで――ウェルシュのほうへ駆け込んだ。
――そんなに都合よく行くわけないのにねー。]
[その後、タイガに紹介しろ、と言われた時には、そのうちな、などと適当なことを答えて――。
さて、どうしようか、と廊下で考えていると]
― 塔の上 ―
え………?
うわっ、ちょっとヒースっ!
[ヒースに踏み台にされて思わず抗議の声。
もちろん、マイクは握ったまま。]
/*
っとおおお。やべ、ライナーと時間軸が…っ。
と思ったら、屋上レスの返しかっ。
つうか、何撮ってんのwwww
そしてまた、何捏造持ち上げしてんのwwwwww
いかん、昨日からライナーの発言にいちいち噴く…(爆)
[あ、とどいた。足首、つかめた]
[でもそれは最悪のタイミングだったかもしれない]
[ダイヤモンドダストが吹き荒れた後――]
[翠の髪の少年の姿は、塔の上にも、下にもなかった**]
→どっか
[パキリ
…パキリ
凍てついていく周囲の壁を、戸惑うように見回す。]
………あ
[ふと、視界が揺らいだ。へたり込んだ床も、霜が蔓延り始めて酷く冷たかった。
―――…ご武運を…
呆けていたのは一瞬だけ。なにせ長々とそうしていれば間違いなく凍傷だ。
我に返って立ち上がれば、ふらりと塔に向かって歩き出した。]
思う。
確かに運動神経は悪いほうでもなかったけれど。
こうも体が思う通りに動けたものだろうか。
何か、夢中で走ったけれども、脳内麻薬の効果というやつか?
いつもよりも、すっごく、力が出たような
余計に跳んだような
[続けてやってきた暴走特急>>44に、
踏まれたか体当たりに終わったか。]
……きゅぅ。
[衝撃で目を回し、視界が真っ暗になってその場に倒れこんだ。
倒れる前にマイクのスイッチを切ったのは、
賞賛されてもいいところだろう。
こうして、
ハウリング音が全校放送される危機は回避されたのだった。**]
/*
ちょっ待て、動き方わかんねえwww
ぴょーんぴょーんしてるとこにつっこんだら不味いだろと芝が生えたので声かけたが、エディの狙いがどうなのか。
とりあえず止めないと死ぬよな(まがお
── ??? ──
[すべてが白い空間。
魔王は、呪文の
我が領土の冷たき刃とならんと欲する者には力を。
求めよ、さらば与えん。**
―――ッ。
そこのお前!!ちょっと手ェ貸せ!!!
[馬を顎で指し示し、駆ける。
一刻の猶予もない中、その青年を指名したのは―――偶然か、それとも。]
[今度こそ連なって寒空に消えていく少年たちと、魔王を名乗る謎の青年。
茫然と空を見上げて立ち尽くす]
……まるで、フェアリーテイルですね…
[塔から見える、閉ざされた学園の周囲も。
消えた彼らも。
やがて人が集まりだせば、戸惑ったままその面々の顔を見ただろうか]
[窓に手をかけて改めて外に飛び降りた。エリオットとヒース、それにツェーザルがいる塔。その近くで宙に浮く馬。乗っているのは、エドナにアイリ。]
えらい光景だな。
[ぼやき。足はとまらず、駆けていく。
主に、馬から投げ出されたものがでたらそれを拾うため]
― 学園内・廊下 ―
[聞こえてきたのは、校内放送。
祭りの準備で賑わう廊下。
碌に放送内容が聞き取れたわけではなかった。
なのに、妙に胸の裡に溢れる高揚感]
――ヒマだ。
何か起きて欲しい――
[ふっと、そんな想いが頭を掠めると同時に、
廊下を走り出していた]
[冬の世界――…
そう言えば、いいのだろうか。
塔に向かうため外に出れば、其処は明らかな異変に満ちていた。
………――ッ、
不意に。心に、何かの違和感が過ぎる。重なる。
空の蒼さと……伸ばした手と、
そして……]
/*
さてひとしきり反省したところで、どうすっかな。
参加するってなった振られたネタを完遂すべく導入を初めてみたが、うまくいくかどうか。
これやらな、なんでおるのかわからんしね。
それにしても、魔王側に行くのも楽しそうだったが、どうせ非戦闘員だから空気感を読もう。バランスとろうっと…
[頷きと同時に、足はもう動いていた。
ジェフロイの傍に駆け寄って、琥珀をひたと相手に据える]
――――何すりゃいい。
[問いは端的に]
[背中に全体重をかけられたウェルシュが崩れ落ちるのがはっきりと分かった。
時間がとてもゆっくり動くような、空を飛んだ時のあの感覚。
不安定な足場で跳躍し、さらにその先に飛んでいる動く足場に乗ってさらに跳ぶなど神業に等しい――が、今の彼にはできないことなど何もなかった。
ただ、ヒースクリフを蹴落として自分だけ跳ぶことはせずに]
ツェーヴル三大奥義のひとつっ!
ツェーザルインフェルノ!!
[空中でヒースクリフに追いつきその背中に飛び乗ると、そのままサーフボードに乗ったような状態で空を滑っていく。
それが彼の力なのか、あるいはダイヤモンドダストに伴う風の流れに奇跡的に乗ったのかは、誰にも判別できることではなく……本人は正しくない確証があったがさておき、そのままどこかに――]
/*
馬、が、どうなっているかまだ把握してねえ(←
いかん、ログ読み急げ俺。
って、浮いているのか、そうなのか。
やべ。ジェフロイが指した馬って、それか!
[真直ぐに据えられる琥珀。見返す金。
こいつなら大丈夫だと、
何故か、識っていた気がして―――――]
……あれを止める。
見たとこ塔に突っ込んでいるようだが、大惨事になる。
[助かる、と、駆けながら。]
そこまで力の強いやつじゃあない。
が、馬は馬だから、な……――――来るぞ!
[暴れ馬はもう、間近に迫っていた。]
手を、離すなよ!!
[各々動く面々を見て、早々に踵を返す。
運動がそう得意ではない自分が此処にいても、邪魔になるだけだという判断だ。
一目散に目指す場所は図書室。]
―――…フェアリーテイル。
古い、古い言い伝え…
[未整理の蔵書を分類すべく、一通り題目を眺めていた時のこと。
結局、途方もない量だったのでその全てに目を通すことはできなかったのだが、一冊だけ妙に印象に残るものがあった。]
なぜかしら…すごく、気になる…!
[白い息を吐きながら、何度か足を滑らせて転んで青たんを膝に作りつつ、図書室へとたどり着くと、未整理の蔵書を一つ一つ改め始めた]
そこの中等部生徒!
君の功績は忘れぬ、リア充とならぬよう切に願うぞ!
[吸い込まれる直前、昏倒しているウェルシュの姿にそう声を投げかけた。
彼なりに恩義を感じているのかもしれない……かけた言葉は彼なりに前途を願ったつもりなのかもしれない。
……それは呪いではないかという話はともかく。
――ウェルシュの近くの陰に、足首まである長いスカートを履いた女生徒の姿がちらりと見えたが、誰かは覚えていなかった。**]
[氷に閉ざされた壁の中、騒動やまぬ内に、一つの映像が浮かんでくる
「死体の山を築きあげろ」
戦鼓の音が鳴る。
「血の池で大地を埋め尽くせ!!」
落雷の如く轟く中。
「大気を悲鳴と絶叫で震わせよ!!」
―――声が響く。]
[走りぬけていく間にも、巨大な学園の建物は
ぴしりと音を立て、透き通った白い氷に包まれる。
外に出れば出たで、先ほどの寒さとは比べ物にならない、
身体の芯から凍りつくような冷気。]
さむっ……。
[本能が命じるままに塔に向かうと、
目の前にクラスメートの姿が見える]
ヴェルナー!
[後ろからありったけの声を出して叫ぶと、
併走するべくスピードをあげた]
[男はそれを肯定していた。
居並ぶ麾下の兵は全てが顔を覆い隠す覆面を被っていた。それは誰一人例外なく、誰一人の個別認識もできない。
戦場で顔を晒しているのはその男だけであった。
ばさりと風にはためく、黒の外套。
唯一顔を晒した。己と同じ顔、同じ名前…同じ声の、異なる人間。
「ここを戦場だと思っている腑抜けどもに知らしめよ!!」
「ここは地獄!!我ら、鬼が棲まう地獄であるとな!!!」
背に朱で刻まれる悪一文字
「ヴェルナーの名に置いて命ずる。倫理を捨てよ!良心を捨てよ!!俺とともに鬼となり目に映る全てを破壊し尽せ!!!」
「貴様らの悪は―――俺が背負う」
男は必要悪を肯定していた]
/*
おおう。ヴェルナー様が覚醒なされておる。
結構がっつり覚醒するのね。
朧げに思い出しつつも、現代っこっぽく携帯で遣り取りするのかと思ってたよ(←
……ライナーか!?
[僅かに浮かんだビジョン。生々しいその光景に一瞬ライナー>>66からの呼び掛けへの反応が遅れる。]
まー、よくわかんねーが、馬が暴れてる、あいつらが先いってるから、俺らは補佐だ。
ってぇーか、お前ら
邪魔なんだよ!!
[周囲で先程まで観客をしていて、そして今の騒動で落ち着かず混乱している群集ともいえる生徒たちに、これ以上騒動となって怪我人でも出たら鬱陶しい。]
整列しろ!ぐちゃぐちゃ動くな!!高等部のやつらは初等部や中等部先導して校舎につれていけ!!
[黒髪鬼の呼び名に違わない鎮静を呼びかける咆哮を一つ*上げた*]
……ええと、確か…
[未整理の本を積み上げながら、脳裏に流れ込むイメージに、眉根を寄せる。
―――女は丘の上に立ち、流れくる戦の香の濃い風を受けている。
「ええ、――――様。
地獄《戦場》を制するのは亡者ではなく、鬼でございます。
そして正義は常に勝者に有り―――歴史は敗者を認めません。」
遠くに聞こえた高らかな鼓舞に、薄紅の唇に弧を描き、瞑目してそう独白し。
ひらりと馬に乗ると、その戦況を見届けることはせず、その場を去る。
女の戦場は此処には無く、当然のように再び裏方へと消えてゆく…
自分によく似た、しかし少し年齢が上のように見えるこの女性は一体誰なのか。
少女には、未だ確信が持てない。]
無いですね…
[ツェーザレが放り投げたために山の後ろにいったとは気づかず、探し続けるのだった。]
[ヴェルナーに声を掛けてから、返答が来るまでの間は、
いつもの彼の反応より僅かに遅い気がした。
が、ヴェルナーに告げられ、自分の目でも確認した現実に比べれば、些細な問題であった]
マジ……か?
[暴走している馬の背中から、鮮やかな赤いものが、
飛び降りるのが見えた。]
大丈夫か!
[霜の降りた大地の上を転がる、
その人物のほうに近づき声を掛ける。
さらにその先を駆ける男たちは、学園の名物男どもに違いない。
ならば、そちらは大丈夫だろう、と判断をしたのだった]
――くっ!
[思うように受身が取れず、息が詰まる。が、一番アイリを安全にするにはと思い切った。二人を信じていないというよりは、自分の中の確実性を取った。振り落とされる前ならば、どう落ちても守る自信がある]
(私が言った事は、必ず――だ)
[安請け合いにする気はなかった]
/*
さてと、希望は外れたわけだが(ざんねん)
夢魔ってなんだっけ、と今更調べる俺だった。
なるほど。
とりあえず、仮面師コピーだと、悲しいことになることは把握した。
[必死に馬を宥めいたら感じる浮遊感と、寒さ。
何事かと戸惑いが先に立つばかりで手は役に立たない。
何で、どうして、そんな意識の中で
一つだけ、馴染みのある何かの気配に、
一瞬視線は向こう側に向いた。]
―――……?
[何、と。
呟こうとすると、今度は急に体が引っ張られて―――]
きゃあっ!?
[短い悲鳴をあげると、エドナと共に馬から落とされた。>>69
幸い彼女に抱かれていた為、目立つ所に怪我をするような事はなかったが、落下の衝撃に、くわんと意識が回る。
それだけ意識は揺れていたか。
どこからか声をかけられて>>75、それに応えるように]
………、何とか……大丈夫、です。
エドナ先輩は………?
[そう告げた。くらっとするが、手を動かすと痛みはない。
一緒に落ちたエドナは無事だろうかと彼女を見ると
ハンカチで汚れを拭いてくれていたのでほっとする。
立ち上がらせてもらい、土埃を払って
そこでようやく周囲の様子を見回した。]
あのなぁ。
お前の腕の中の子も、そうだけど、
お前も大丈夫か、って聞いてんだよ。
手なんか貸したって、取りたくねぇだろうから貸さねーけどな。
[エドナから素早い返答>>78が返って来たところを見ると、
頭を強打したわけではなさそうだ。
表情に安堵の色を浮かべながら、そう言い返す。
捻挫やら骨折やら心配もあるが――]
ま、後でちゃんと保健室いってみてもらえよ?
元陸上部部長 ライナーは、冬の魔王 ジークムント を能力(模倣)の対象に選びました。
あっ、タイガ…………と。
[周囲に知った顔――同じく日本武道系の部活に属する同い年のタイガとは、昔からの友人である。
そっちを見て、助かったと合図篭めてひらと手を振り。
その近くに立つもう一人にも気づくと、そちらには一拍置いてから、ぺこりと頭を下げた。]
ん。アイリは、大丈夫だったか。
ならよかった。
エドナなら……さほど心配することもないとは思うけどな。
[アイリにも声を掛けた。>>81
アイリのことは、運動部の部長の会合で顔を合わせたこともあり、
多少は知っていた]
しっかし、どうなってるんだろうな…この事態。
[今更のように、周りを見回してみる。
馬を繋いだ木の幹に、うっすら霜がまとわりついていた。
足を踏みしめれば、さくりと地中の霜柱が崩れる音がする。
吐く息も一層白くなっており、
指先がかじかんでいるのを今更のように感じた]
[急ぎ振り返れば、騎乗者らは無事のようだ。
駆け寄る青年>>75も恐らく、対処に走ってくれた一人だろう。
そしてつい先頃別れたばかりのヴェルナーが、それはもう見事な采配でビシバシと生徒を避難させている姿にも感謝しながら、そちらにも歩みを進める。]
………怪我は無いか。
[エドナと、アイリ。
ある意味で有名人、しょっちゅう厩に顔を出すエドナは兎も角。
奇妙な空白を挟んでのアイリの会釈には、ごく僅か沈黙が漂う。
念を押すような、どこか静かな響き。]
で、何があった。
あいつが暴れるってのは余程だぞ。
………この異常な事態の所為か。
/*
どんな顔をしたらいいのか分からないの状態。
面倒だから大体顔見知りでいいよな、と思っていたがタイガはイングリッドのこともあるし初めましての方がおいしそうだ。
[弓道部の現部長は、天才肌故にサボる人で。
正月明けにある大会を最後に引退する予定なのだが、部長業務をほぼ放棄してくれる為に、毎回副部長の自分が会合なりに顔を出していた。
その為ライナーの事は知っている。タイガと仲が良かったよな、という認識もあった。]
ライナー先輩……。
ええと、何がどうなって。
[こっちは気づいたら馬が暴れて宥めるのに必死で、周囲の状況はよく掴めていない。
冷静になると急に冷え込んだ外気は肌寒く、自分の腕で身体を抱えた。息が白い。
そんな会話の最中、私の天使発言するエドナにはきょとりとするものの、馬の事を頼まれるとこれにはひとつ、頷いて、背を見送ることに。]
[好意なら受ける、との言葉に珍しいな、
と思いながら、立ち上がるために手を差し出そうとした。
――が。
エドナの行動はそれよりも素早かった。>>88
ぽかーんとして見送った後、くっくっと笑いを漏らす]
ホント、相変わらずなヤツだな……。
……エリオット?
[その固有名詞が引っ掛かったように、すぐに真顔に戻った。
アイリに問われると>>92]
ああ、俺も実はよくわからない。
ウェルシュだっけ?
アイツがなにかよくわからんけど緊急放送流してて、
それから、校舎があの通り凍っちまって、外も……
ほら、よ。
受け取れ。
[アイリが自身の身体を抱えていることに気づくと、
制服の上着を脱いで、放りなげた]
ジェフロイ、さん。
[先輩と呼ぶには歳が離れていたし、馬術部でも無い為彼への呼び方は自然そうなる。正されたかもしれないが、今はついそう敬称が出た。
>>91問いかけにはこちらもひとつ、頷きと共に返す。]
エドナ先輩のおかげで、何とか。
何が………ええと
エドナ先輩と一緒にその子に乗っていたら、途中から言う事を聞かなくなって暴れだして…。
わたしは宥めるのに必死で、他の事はよく覚えてません
[飛んでいたのに気づくのにも遅れたくらいだ。
困惑した様子で、そう伝えた。
ただその戸惑いは、異常事態のせいだけではなかったわけだが。]
/*
ジェフロイはあえてさん付けしてみるこころ。
イングリッドに先輩って呼んでもらってるからいいよね…?
というちょっとした何か という わけでは ない はずなんだ が…(←
/*
しまった。位置的にさほど変わらないのならば、上着放りなげは、ジェフロイさんにやらせたほうがよかったかな。ちょっと離れているのかと思ってた。
ぇ……………わ!
[ライナーに校舎が、と言われて
そこで初めて向こうも大変な状態になっているのに気がついた。
何で?と顔に出るが、ライナーが答えられるのは先に言葉にした部分だけだろう。>>96
震えていると上着をもらった。
だが受け取るも、すぐに着れずに両手で抱える。
これ着た場合、ライナーの方が気がかりだからだ。]
え、その、あり難いんですが、ライナー先輩が寒く…。
[ふるふるしながら言うもんだから、説得力は薄いわけだが。]
/*
そういや説かされる可能性があるから兎COは止めといた方がいいんだっけこれ!(占いは任意のはず)
がくぶる。
[アイリと会話するタイガにちらりと目をやってから、>>95
もう一人の男――には会釈する。>>94
なるほど、これが貴公子か。と改めて思う。
整った顔立ちに、後ろで結わえられた長髪。
均整のとれた長身に大きな手。
これで馬術服を着た姿は、確かに女子の注目の的になるだろう。]
[なんだか視線を感じた>>94が、よもや大学部まで写真が回っているとは予想もつかず、内心で首を捻るに留める]
ああ、俺もその放送聞いて同じく塔を目指してたんだが…。
[放送も今は止んでいる。
塔の様子は分からないが、一見すると沈静化したようにも見える。
だがそれは、見る者を不安にさせるような…空白のような静寂であった]
――って、ジェフロイ…? ああ、あんたが…。
[アイリが彼の名を呼ぶ声>>97を聞き、改めてまじまじとジェフロイを眺める。
そういえば先程のエディも同じ名前を呼んでいた>>69、と思い出す。
あの時は馬に集中していたので、聞き流していたが。
ジェフロイの名前は、イングリッドから聞いたことがあった。
曰く―――馬の扱いが大変に上手い、憧れの先輩であるのだと。
いつも特別に練習に付き合ってくれるのだと、にこにこと笑顔で話してくれた]
こういう時は、男は寒くねーんだよ!
[当然、この気候の中で、制服一枚では寒いに決まっている。
が、上に2人の姉。下に1人の妹、という女系家族であった。
故に、男の子なんだから我慢しなさい!との教えが
身についていたのだった]
そうか。
あいつは意外と繊細だからな。異変をいち早く察知したのかも知れない。
………しかしまあ、誰も止めなかったのか。
[咎める響きは無い。
無いが、何もこんな時にタイミング悪く、慣れぬ馬に彼女が乗っていなくとも――という気持ちは少し、あった。]
突っ込んで行くのを見た時、心臓が止まるかと思ったぜ。
……とにかく、無事だったのが何よりだ。
[敬称は、やりにくいならばとかつて色々と試行錯誤した覚えがあるが。この場で滑り出した呼び名に関しては、特に今正すことはせず。
寒さに震える様に上着がかけられたのを見れば、ライナーと呼ばれたその男に軽く会釈を返した。
自分の与り知らないところで名が売れていることなど思いもよらぬ。]
[家が男所帯な為か、異性と打ち解けるのはわりと早い。
タイガともそんな風に、仲が良くなってからもう随分たった。
やっかみの類に晒された事もあったが、当人わりと何処吹く風というマイペースさも、付き合い長い理由の一つだったかもしれない。]
馬術部には、馬を見によく来るんだ。
それでたまたまエドナ先輩に会って、乗るかって誘われたから…
[>>95無事、との問いには同じように頷いて返し。
慣れのあるタイガには、普段の調子でそう経緯を語った。]
/*
ライナーもタイガも、やめてくれッww
貴公子とか似合わ ね え!!!( ノノ)
逆なのよ、どっちかっていうと猛禽類よ?
ふあんていになるww
/*
というか、もう半分使ったのかpt。
本編に慣れてっと、1000ptが少なく感じる不思議。
つうことで、actで代用してみようと思った(←
え、あ、はいっ!
それじゃすみません、お借りします!
[>>103おもいっきり良く言われると、勢いに気押されて借りた上着を羽織る。上背のあるライナーの上着はだいぶ大きく、袖から手の先が辛うじて出るくらいだった。だがおかげで暖かい。
体がぬくくなると、少し表情が緩んだ。]
[>>104誰も止めなかったのは、エドナ先輩相手ですから、と
>>105先にタイガに話した内容絡めて告げた。]
すみません…。
[咎められていないのは分かっているが、口からはつい謝罪が落ちる。対応がぎこちないのは、意識せざるを得ないからだ。
無事を喜ばれると、また小さく頷いた。]
タイガもジェフロイさんも、ありがとうございました。
[そう二人にも改めて礼を述べた。
一度、さん付けに戻ってしまうとなかなか外すのは難しい。]
しかし、問題はエリオットである。
ヒースとあの戯け……日夜リア充がどうとか叫んでおる非生産的な不毛な輩ともども、何処に消えたのだ?
[冷え込みが厳しくなるなか、忌々しげに空を見上げた**]
[塔での事態と放送は、己も気掛かりであったが。
得心したかのような様子で名を口にされれば驚いて]
……ん?
今日はやけに、一方的に名を知られてるヤツに会う日だなあおい。
[妹分である後輩と、タイガと呼ばれたこの青年の間に何やかやあることは知らない。
知っていたらすぐさま個人面談に縺れ込むところだが、そうはならないだろう、恐らく。]
馬術部のグラウンドが目立ちすぎるってのも問題だな。
[明後日の方向に解釈し、
タイガとライナーに向けて肩を竦めた。]
[後ろから、ふわりと肩にかけられたジャンパー>>106は大きめなのか、
肩の全部を覆う、とまではいかなかったが、それでもとても暖かい。]
俺がこれを借りたら、お前が寒いだろ。
っていうか、こんな派手な赤いジャンパー着てたら何を言われるか……。
[といいながらも、すぐに脱ぐ気にはなれなかった。
他の生徒はヴェルナーの指示によってあらかた避難したから、
目撃者もほとんどいないことだし]
サンキュー。
ちょっとだけ、貸しといて、くれ
[クラスメイトの大半の女子とは違う、何処かサバサバした気負い無いアイリの態度は、一緒にいて居心地が良かった。時には彼女の兄弟ぐるみで遊びに行ったこともある。
男がやるような遊びに物怖じせず混じってくる様子は、本人にとってみればマイペースな所作なのかもしれないが、何処か格好よくも見えたものだ]
そっか、そんで変な事態に馬が興奮した、っつー感じかねぇ。
まあ、そんなら不可抗力だぁろ。
[相槌を挟みつつ、経緯>>105を一通り聞き終えて。
さりげなくそんなフォローの言葉を添えた]
なに、俺はたいしたことしてねぇよ。
[礼>>108には軽く肩を竦めた。気にすんな、を目線に篭める]
[何時の間にか戻ってきていたエドナ。
大学部で密かに行われた人気投票で、「黙っていれば美女で賞」を獲得した娘。
彼女の神出鬼没さにはもう驚かない。]
ああ、お前のそれ、そういうアレだったのな……
[赤いジャンパーは目印の為、という言葉に、妙に納得したような呆れたような声を出した。]
………分かってる。
お前が好き勝手馬使うのも認めちまってるしな、もう。
だが、怪我させたら許さん。
[嘆息し。]
資質アリと見たか。
まあ、望むなら構わないが…手解きがいるな。
アイリ。掛け持ちは難しいだろうが、乗りたい時は好きに出入りして良いぜ。
部員に言っておく。
特例だから、こっちが引退後にどうなるか分からんが、
エドナの口添えもある、文句は出ないだろう。
[とはいえ怖い思いをした後だろうし、
資質ありと知っても、別に強いる心算もなかった。]
………謝罪はいい。
[前もって危険を知るのは、悪いことではない。
謝罪には首を振る。
―――それに、現状。
危機は、馬などではないのだろうから**]
アイリ。掛け持ちは難しいだろうが、乗りたいようなことがあれば付き添い付きで試乗させられるよう、部員に言っておく。
特例だからこっちが引退後にどうなるか分からんが、エドナの口添えもある、文句は出ないだろう。
[とはいえ怖い思いをした後だろうし、
資質ありと知っても、別に強いる心算もなかった。]
………謝罪はいい。
[前もって危険を知るのは、悪いことではない。
謝罪には首を振る。
―――それに、現状。
危機は、馬などではないのだろうから**]
で……。結局どうなってるんだ?
さっぱり状況が……。
[エドナの問いに、逆に問い返しながら>>109
視線を塔のほうに向けて]
……おい。あれ、屋上に何かいないか?
[それは人と同じような体つきで、
でも人ではないなにか――。
異形の魔物が、塔の屋上から、攻撃するでもなく、
ただ見張るように、*見下ろしていた*]
[>>112剣道に熱を入れる様とサボリ癖のある所なんかは、どこかヒースをだぶらせて親近感があった。男兄弟が多いから、感覚としてはそれと似ている。尤もどっちが兄か姉なのかは、きっと随時入れかわるはず。
タイガの見解にはこくりと頷いたが、不可抗力にはそうだと分かっていながらも微妙な顔のままだった。
とはいえフォローされてるのに気づかないはずもなく。
目線に篭められた物に、眉を下げたままだが少し笑った。]
[>>114ジェフロイの特別な処置を聞くと、こんな時ではあるが、嬉しそうに表情が明るくなる。
馬の事になると、反応は素直だった。]
ありがとうございます、……嬉しい。
[その表情と様子から、恩恵あずかろうとしているのは明白か。]
[いつの間にか戻ってきたエドナの無事は安堵したが。
なにやら呟いた言葉>>109には目を丸くした]
え……ヒース?
ヒースがどうかしたんですか?
[問えば弟も消えた事が帰ってくるだろうか。
それを知れば顔色は優れなくなるだろう**]
― ??? ―
[ 白い鳥篭にエリオットを入れ、眺めている。
少年が抱きしめているものを見て、ゆるりと首を振った。 ]
可愛い白い小鳥。
その手の中のものを私におくれ。
― ??? ―
うわぁぁあああああああああああああ!!!!!
[>>61 エリオットの足をつかんだのはいいものの、その上、何というか、頭から真っ白い空間に突っ込んで、無様に転がる]
[本当に、ダイヤモンドダストの向こうが壁でくてよかった!
もうちょっとで壁から体が生えるところだったよ!]
あいててててて……
エリオット君、大丈夫?
[でも、その手に官職は残ってない。顔をあげれば、取りかごの中にエリオットが]
ちょっと酷いじゃないですか!
こんな小さい子を高いところに連れてって。
その上閉じ込めて。親御さんも皆も心配するじゃないですか。
速く解放してあげてください。
[銀色の魔王にそういって、ずかずかと籠の前へ。がちゃがちゃしたらあかないかと]
素直に私のいうことを聞かないと…
[ パチンと鞭を鳴らす。
学園上空に、魔物が召還されたのが、室内の大きな氷の表面に映る。>>115 ]
皆、壊してしまうよ? **
これはまた活のいい少年だ。
おっと、私の可愛い小鳥を世俗的な名で呼ばないでおくれ。
君もこの子が好きで追ってきたのか?
しかし、この子の傍にいたいのならば、それなりの働きを見せてもらわねば。
君は何をしてくれるかな? **
いや、好きとかそーゆーのじゃなくって。
[ぱたぱたと手を振って]
というか、貴方は好きなんですかい。
[――女か、それとも……そこに考えが至った時に寒気が走った]
何を? えー……
[顎に手をあてて考えて。
というか、塔に駆けこんでからよーやく、考える時間ができました。]
[>>123 大きな氷の表面にうつる今の様子に、ギョギョ!とするも]
[ポケットが振動した]
あ、メールだ。
[電波入ってました]
[携帯の液晶に表示される、青い文字のメール]
To:ヒースクリフ
From:母
今日の夕飯は鍋にするんだけれど、何鍋がいい?
[そして、学園が隔絶されて氷に閉ざされている映像を、氷鏡?的なものから把握し]
あー、なるほど。そういう事態ですか。
――どうしたら元に戻るのかは、まぁ、RPGだったらお約束の展開?
[ぽん、と手を打ち、ほうほうと頷き]
ひとつ。
エリオット君がいやがることはしないこと。
ちゃんと本人に不自由な思いはさせないこと。いや、もう今で十分している気もしますけれど……
ふたつ。
[――それから、いくつかの"冬の世界"のルールの確認。後々都合よくねつ造するんだから、ここで出すのは勘弁な]
これが満たされるなら。
このまま時間を停滞させるために、微力を尽くしましょう。
[ただし。――時が満ちるまで、なのだが]
何だろ、何かオカシイなぁ。
冒険のドキドキ?
RPGのような。
魔王だっていたし、お姫様……じゃなくて、春の天使もいるし。
でも、違う。何か、ぐっちゃり、とまじってくるような。
[多様な可能性満ち溢れる平行世界を旅した魂]
[いきなり全てを思い出すのは、未熟な精神では耐えられず]
[今は{3}
1.白詰草の箱庭
2.紫木蓮の家
3.無憂華の糸
4.翠の剣聖の生涯
5,6.漠然としたイメージ が流れこんで来ていた]
― ??? ―
[ダイヤモンドダストを抜けると、白と銀の世界が一瞬広がり――床らしきものに自分の足場(※ヒース)が接するとそのまま前に投げ出された。
気合一閃で体制を立て直し、綺麗に着地する。
後ろで縛った髪を直しながら、周囲を見やると……魔王を名乗る青年と、鳥籠と、その中身。
そして、さっきまで下にいて、今は隣にいる中等部の少年]
フン……魔王だか知らんが好きにすればいい。
我はリア充が爆発して学園から死滅すればそれでいい――小難しい取引など好かん。
[魔王が現れて、学園がどうなっているか……氷の鏡に映った状況が何を表しているのか、彼は飲み込むのが早かった。
理解力に優れていたというわけではなく、今この状況をイメージして具現化したのは自分だと思い込んでいるせいである。
そのため、魔王の前だとしても恐れ慄くこともなく、むしろ自分のほうが格上だと]
力を与えると言ったな。
よかろう、我は貴様をこの世界に召したが、リア充をより具体的に爆発させる手法となると持ち合わせていない。
[それを引き換えに取引としよう……と、腕を組み、顎をしゃくるように魔王を見据えた。
その無駄に堂々とした姿は、威風漂う――わけもなく、ただひたすらその場から浮いていて。
反骨心の塊な隣の人物からはどう映ったかはともかく]
/*
そして今更全寮制なのにお弁当という矛盾に気付いたワタクシ
アワワ まぁいいや
きっと実家が近所なんだYo!
それで、対価として何をすればいい?
我は寛大だ、もらう力に相当する条件を呑んでやるぞ。
えぇっと……なんとかライスかんとかさん?
[こういう高圧的な態度をとってどうなるかなどまるで頭になかった。
少なくとも彼の中では立場とか格とかで自分が劣るとは欠片すら思い描いていなかったからだ。
強いて言えば見た目上の長幼の序ぐらいは気にしたかもしれない――彼とて学校内では教師に対してぐらいは敬語を使うのだ。
ただそれでも人と魔王の間柄としてありえない接し方なのは、彼の妄想の中では魔王は召喚物であり、あるいは創造物かもしれないからだ。
ただそれでも個人として魔王として認め、自分と対等の立場の相手として遇した。
理屈はどうあれ、一個の意思があって目の前に立っているのだから、人であろうと魔であろうと関係がない――ある意味で彼は懐が深い人物かもしれない。
――深い代わりにどうしようもなく狭いんだけどねぇ。**]
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