情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
人里に身を潜めながら、夜毎人を喰らうという恐ろしい人狼。
幾つもの村を滅ぼしてきた狡猾な化け物の噂が、遂にこの地にも訪れた。
震え上がる者、馬鹿馬鹿しいと一笑に付す者、そして…。
様々な思惑を余所に、人々は話し合いのため集うのだった。
1人目、薔薇園芸家 ローゼンハイム が参加しました。
薔薇園芸家 ローゼンハイムは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
■プロローグ
小中高大一貫教育の全寮制巨大学園、私立ルーガルー学園。
ここでは12月、学園挙げての
学園中央にそびえるモミの木の前に祭壇が設置され、
学園中から選ばれた"春の天使"が中から太陽の石を取り出し、
学園の塔で掲げることで、太陽に力を取り戻して春を呼ぶ、
というのが冬至祭りの主旨。
もちろん、現代人である生徒たちにとっては
お祭りのあとに騒いだり、
恋人と暗がりに消えるためのイベントだったのだけれども……
■古文書
学園の図書館の片隅で、
人知れず埃を被っている古文書には、こう書かれている。
学園へと、春を呼ぶ太陽の石。
春の石を捧げる、優しき天使。
ふたつを冬の魔王が手にした時、冬の世界が訪れる。
ゆめ忘れるなかれ。
石と天使なくば、春は二度と訪れぬ。
■進行について《業務連絡》
プロローグの期間中は、冬至祭りの準備期間〜リハーサルです。
1d開始時点で、エリオットが魔王に攫われます。
学園は冬の世界に移動し、一部のPCは過去の魂の記憶(元村の記憶)を得たり、
魔法のような特殊な能力に目覚めたりします。
ひょっとしたら、
魔王に味方する生徒もいるかもしれません。
吊り襲撃は灰でランダムを振ってください。
それ以外の能力は、任意使用でもOK。
2人目、春の天使 エリオット が参加しました。
春の天使 エリオットは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
[初等部の制服を着た少年が、背中に白い翼の飾りをつけて、
大急ぎで校庭に走っていく。]
練習に遅れちゃうよぅ。
[今年、"春の天使"役に選ばれた彼は、
もうすぐやってくる
毎日練習を重ねているのだった。]
3人目、成績ピンチなヒース クリフ が参加しました。
成績ピンチなヒース クリフは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
―体育館裏―
このクリスマスが終わったら……
[ぼーっと、体育館裏の壁にもたれかかってだらだらしている生徒。
その手に握られているのは「再試験通知票」だった]
――このクリスマスが、終わったら……
あーあ。
[学園の生徒らに餌付けされまくって人の手に慣れすぎているふてぶてしいデブ猫を抱っこ。
もふもふと暖をとりつつ]
早く冬休みにならないかなぁ。
4人目、学園R.J.B同盟会長 ツェーザル が参加しました。
学園R.J.B同盟会長 ツェーザルは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
リ ア 充 爆 発 し ろ !
........
[奇声。そしてエコー。
屋上から鳴り響いた、無駄に耳障りな、悲痛とも思えない同情を誘えない、そんなただ奇怪な印象だけ残す叫び。
校舎からの反響がその声を繰り返して、そのまま冷たい風に攫われていった。
冬を迎え、彼の放課後はこの一声から始まるようになった。
意思だけはわかるが、その意図を正確に知る者は誰もいない。
何言ってんのよ――そんな人が誰かいるのならこんなこと言うわけ無いじゃないの]
5人目、高等部三年 ヴェルナー が参加しました。
高等部三年 ヴェルナーは、冒涜者 を希望しました(他の人には見えません)。
― 校庭 ―
寒い。
[誰が近くにいるというわけでもないのに、端的に呟くのは言わないとやってられないから。それでも灰色の暖衣を纏った黒髪に金色の瞳の男はクリスマスの準備に賑わう生徒たちとは別方向の忙しさをもって、歩き回って、探していた。]
6人目、高等部2年 ベルティルデ が参加しました。
高等部2年 ベルティルデは、恋天使 を希望しました(他の人には見えません)。
― 司書室 ―
[暖房機の駆動音が、低く唸るように静かな室内に響く。
紫黒の真っ直ぐな髪を長く伸ばした氷色の目をした少女が、綻ぶように唇を開く]
学園へと、春を呼ぶ太陽の石
春の石を捧げる、優しき天使
ふたつが陽光の塔に捧げられし時、春の誘いとなるだろう
[デスクに向かって書き物をしていた司書が笑みを漏らす。]
『冬至祭りに伝わる古い詩ね。そういえば、そろそろ冬至祭りだったっけ…』
ええそうですよ、先生。
今年はエリオット君が春の天使だそうです。
『あら、可愛らしい天使様だこと』
そうですね。
[司書の言葉に静かに微笑んでそう返すと、手にしていた文庫本を膝に置き、窓の外、寒空を見上げた。]
[何を探し回っているかと言えば、いつのまにか学園の人間に餌付けされる猫>>3がいるように。
抜け穴か。単にセキュリティが甘いのか。寛容なのか。とにもかくにも尋ねて(?)来たらしい
青のリボンを首にまいた。黒のラブラドールのセオトコスが。
そんなわけで現在人の忙しさや慌ただしさや活気、果ては響いてきたかもしれない奇声など別方向で探しているのであった]
[それから、視線を落とすと、今度は制服のポケットから携帯を取り出し、短くメールを送信した。]
『ところでその子どこの子かしら』
知らせておきましたから、じきに迎えに来てくださると思いますよ。
[傍らの艶やかな黒の毛並を持つ大型犬は、撫でてやると気持ちよさそうに目を細めた。]
良い子。
[慣れた手つきで撫でながら、再び開いた手で本を読み始めた]
7人目、弓道部副部長 アイリ が参加しました。
弓道部副部長 アイリは、恋天使 を希望しました(他の人には見えません)。
[最初に目撃談として語られた位置周辺をしばらく見たのだが見当たらず、一旦ここで情報が途切れる。
帰ったか?などと思って、家に電話でもかけるかと携帯を取り出そうとしたところでメール>>8が一通届く。]
…ぉ…
[短く端的に事実だけを述べられた内容に、使った労力と手間をどうこう思うより見つかった安堵が僅かに表情ににじみ出る。
「今からそっちにいく」
そして短文には更に短い文章をもって返信をして、校舎内、図書室目指して入っていった]
― 弓道場 ―
む……
[どうも調子が悪い。
理由は一応分かっているのだが…。
四ツ弽で覆われた手を握っては開くと微かに眉を潜める。
ひとつ、息をついてから。
今日はこれ以上練習するのは諦めるべきと判断すると
弓を降ろして片づけを始めた。]
[校内に入ってからは一直線に、目的地を目指す。
勝手知ったるといっていいのかはわからないが、伊達に小学生の頃から通っている訳ではない」
― →司書室―
失礼します。
[扉をあけて一言述べて入室。
先程のメールの主、紫黒の一年後輩と司書を見つけ、その足元に探し人じゃなくて探し犬をみつける]
迷惑かけたな。見つからなかったんで助かった。
[二人に礼をいいながら、愛犬をお前はなーんでやってきたんだー的で見下ろしたりしていたりした]
/*
もうヒース弟でいいだろうてな勢いです(
こんばんはt_nukeです宜しくお願いします。
役職は悩んだけどとりあえずここにしてみた。
人気ありそうで弾かれそうだけどまぁいっかー。
[傍らの黒いラブラドールが撫でる手にすり寄るように身を寄せてくる。
読書の続行を断念し、今度は両手で抱き込むように耳の後ろを撫でてやる]
よしよし。
寂しくてきてしまったのでしょうか。
[と、ここぞとばかりに大型犬をもふっていたら飼い主が到着したようだ>>12]
早かったですね、ヴェルナーさん。
もう少しセオさんと遊びたかったんですけれども。
『いや、此処私の部屋なんだけど』
[司書の言葉もどこ吹く風で、セオトコスを解放しつつヴェルナーへと笑みを向けて言った。]
8人目、元陸上部部長 ライナー が参加しました。
元陸上部部長 ライナーは、冒涜者 を希望しました(他の人には見えません)。
― 弓道場→体育館裏 ―
[制服に着替えてから、道具一式を背負って弓道場を出た。
外に出ると>>4何やら奇声が風に乗って聞こえたが、出所知れないそれには首を傾げるだけだった。聞いたような気はするのは、声の主が同学年だから覚えがあったのだろう。
ともあれすぐに帰宅せず、まっすぐ迷いもせず向かうのは、弓道場にほど近い体育館のその裏。
予想どうりというかいつも通りというか、緑色の毛玉>>3を見つけると、大股早歩きでそちらの方へと近付いた。]
ヒース、やっぱりここか。
[膝に抱えられている猫を見ると少し表情は緩むが
弟が手にしている物>>2を目敏く見つけると、半目で睨んだ。]
……お前、またか……
…で、今回はいくつだ?
[無論、尋ねているのは追試の数である。]
こっちはこれでも、それなりに探していたんだがな。
[早かった笑みを浮かべていうベルティルデ>>13に肩をすくめて答える。
すっかり暖かい部屋でくつろいでいる。愛犬をみて安堵とは別の意味で嘆息。
でも仕方ない。普段室内犬やってるのだもの]
そういわんでくださいって。
[こちらも長年会いちょくちょく世話になっている司書には悪びれのない笑みを返して]
とりあえず見つけて捕まえといてくれてありがとな。ベル。
[屋上の給水塔の影。
いつものように空を見上げながら寝そべっていたら、
聞こえてきた耳障りな声。
身体を起こして、声の主に抗議をすると、またそこにねっ転がった。]
9人目、不良学生 タイガ が参加しました。
不良学生 タイガは、恋天使 を希望しました(他の人には見えません)。
― 屋上 ―
冬至祭り、ねぇ。
[澄み渡った冬空を見上げる。
頬を過ぎる風は、日に日に冷気を纏って、そこそこ冷たい。
きっと準備に精を出す学生たちは、祭りの気合かその辺のよく分からない精神論で、寒さなど気にしなくなっているのだろうけれど]
……さみー。だりぃー。
[不良学生にとっては、普通に冬であり。普通に寒かった]
[>>16 探していた、という言葉にセオトコスを撫でてやる]
あんまりヴェルナーさんに心配をかけてはいけませんよ?
[そう言い、礼の言葉には小さく首をかしげた]
いえ、別に捕まえたわけではなく、偶然お会いしましたので、こちらにお誘いしたんです。
ね、セオさん
[黒犬と目を見合わせて笑った。]
『まー、私はいいけどさー。
この学園、結構動物迷い込むしね…。
あ、あんたたち、冬至祭りの準備は何かあたってるの?』
[司書が頭をがしがしを掻いて言いながら、手にした一冊を、積みあがった本の山へと加えた]
10人目、就活中 ジェフロイ が参加しました。
就活中 ジェフロイは、瘴狼 を希望しました(他の人には見えません)。
―― 私立ルーガルー学園・敷地内 ――
[小中高大一貫教育の全寮制巨大学園。
広い学園には広い敷地が付随する。
広い敷地には、当然、幅広い年齢層の幅広い部活ニーズに合わせる為の様々な施設があったりするもので―――長く所属する馬術部にも、備え付けの専用グラウンドを頂けていたりする。]
今日も寒イな――……
よう、おはよう。
[朝練という名目の生徒ウォッチングも終わりの時間が近付いたところで、小さな影がひとつ敷地内へと駆け込んできた。>>1
小さな姿で転がるように走る様に少し笑み、握った携帯用懐炉ごとひらと手を振り。]
少年。あんまり急いで転ぶなよー。
[足早に校門をくぐり校庭へと急ぐ彼へと、そう声を投げた。]
普段は手間のかからんやつなんだが、たまーに何か思うとこでもあるのかなんなのか。
[なんとなく仕草とか目線とかで言いたいことはわかる程度には愛犬と傍にいるが全てではない。
セオトコスへと言い聞かせるベルティルデ>>19に苦笑していいながら]
そうか、ならよかった。礼を言い損ってとこか?
[少し冗談めかしていったのち、司書の人の言葉にしばし考えて]
…何かあった…気もしたが…忘れたな。
[答えた。
別に寝ていたとか、そういうのは他に任せてさぼろうだとか。そんなこと思っていたなんてことは――――凄くあった]
― 屋上 ―
ハーッハッハッハ!
我が声を止めたくば、リア充が爆発するための助力を惜しまんことだっ!
些細な目撃情報でもいいぞ? 我がR.J.Bブレードで学園の害悪を成敗してくれようぞ。
[給水塔の陰からの抗議の声(>>17)に対して身体を向け、上着の裾を軽くそして派手にめくると、アクリルの30cm定規がベルトにひっかけられているのが見えるだろうか……見ていればだが。
――声の主がまともに話聞いてくれるわけないのにねー、ほらすぐ寝ちゃった。]
怒号や罵倒なら遠慮するところですが、感謝の言葉ならいくら口にしても損ということはないでしょう。
たっぷり感謝してくださってかまいません。
[冗談に冗談で返すのは日常の光景なのか、司書がぷっと背を向けたまま吹き出していた。
立ち上がるとポットからお茶を汲み、ヴェルナーへと差し出す。]
セオさんとは仲良しですし、懐いてきてくれるのは嬉しいです。
はい、お茶をどうぞ。
探してらしたなら、冷えてらっしゃるでしょう?
[そうして、同じように司書へもお茶をだし、自分の分も汲むと、ふと窓に視線をやった]
セオさんのお散歩にでも、後で行こうと思ったのですが…
雪、降りそうですね…
[返事はあったか否か。
遠ざかる少年の背でふわりと揺れている白い羽を認めると、
金の双眸は自然、学園の中央に飾られたモミの木へと向く。]
ほう、今年の天使役の子は随分小せえとこから選ばれたんだな。
………冬至祭り、か。
今年もそんな季節になったんだ、なあ……。
[大学生活も後半折り返し。
引退を間近に控えながらも未だこの場所に居座っているのは、学園にそこそこ居心地の良さを感じていたことも大きいが、まあ様々な事情もあり、以下略。]
あん?授業はいいのかって…まだ結構間があるんだよ。単位も大体取った、後は残ってる分だけ。
……なんだ、その顔は。
[心底意外そうな顔を向ける後輩に眉を上げてみせるが、
少しの後やれやれと言った態で、立ち並ぶ校舎の方へと面倒臭そうに向かうのだろう。]
……なんだ、誰かと思ったらタイガか。
[感動の薄そうな表情で、声を掛けた人物を見上げた。
この、クソ寒い季節に屋上にあがる物好きなど、
私立ルーガル学園広しといえど、早々いない。
故に、声を掛けるのもタイガくらいなものだった]
さみーに決まってんだろ。
そういうお前だって、寒いのによく屋上に上がってくるよな。
― 屋上 ―
フッ、ここはむさい男のみでリア充の風は感じられないな……
大変結構!
[何がどう結構なのかはさておき、どうやらこの場においては満足行く環境らしい。
人差し指をビッと跳ねさせて、虚空にレ点を入れる。
もちろん彼がここに来ているということは(襲撃目的でない限り)不倶戴天の敵であるリア充がいないからである。
給水塔のほうにいる2人(>>22)もお互い顔は覚えている、名前はともかく。]
/*
若い、若いよwwwww
きらっきらしてるよ皆!(まぶしそう
大学三年だと今の高三とも下手すると面識ないんじゃなかろうか…
最初は警備員で入ろうとしてたんだが、生徒大目で路線変更したのよな……しかしより接触し難いような。
どうするか。
へいへい。とっても感謝してますよ。
もうこれでもかってぐらい感謝してますよ。
追加で二回ぐらいいったからいいか?
[おざなりな感謝な言葉をかけながら、お茶を汲んでくれるのを相伴に預かることとして、暖衣をかけ、手近な椅子に座り]
こいつは人懐っこいし頭いいからな。
[人懐っこいというよりも性格が優しいというのが正しいかと思いながら、セオトコスを撫でれば、心配かけてごめんね。というように手を舐められたりしている]
散歩は一応早朝言ってるんだがな。
[日課らしい]
あー…外寒かったからな。だから冬至祭りとかして春を呼び込むんだっけ?
[昔からある祭り。でもさほどその内容よりも盛り上がりとか寒さとか違う面に思考が傾いていたためうろおぼえのように口にした]
せいぜい暖かくなってほしいところだが…あセオは雪が好きだからな。
セオが愉しむ程度にしばらく雪がふってくれたほうがいいような……
[なんだかちょっと真剣に悩み始めた]
/*
もふかわいいよもふあああああ。
わんこに目がありません。速攻攫って申し訳ない。
反省してるが後悔してない。セオトコスラブ。
ビシイッ!
[...と見つからないように遣り過そうとしたサボり魔(>>28)を指さした。
もちろん「ビシイッ!」を声に出して指さした]
甘いわそこ!
我がR.J.Bアイから隠れられるとでも思っているのかっ!
[裸眼の視力に自信を持ち続けられる人物は、確かに今時珍しいかもしれない。
もっぱらリア充を発見するために使用しているためか、視覚感知力は高いかもしれない。
高笑いと自慢以外に特に用事は無かったので、対象は難を逃れられたのかもしれないが]
もーちょっと情緒豊かに言って欲しいものですが、まあ良いでしょう。
[いいか、と聴かれたのでくすくすと笑いながらそんなことを返す。]
ああ、そうでしたか。
今日お散歩できなかったわけではないんですね。
では、やっぱり寂しくてきてしまったのでしょうか。可愛いですねえ。
ええ、まあ、そんな名目のお祭りらしいですね。
まあなんであれお祭り騒ぎというのは楽しいものです。皆さん活気があって何より。
何でもこの学園が創設される前からこの地に伝わっているとか、なんとか…
『審議の程は定かじゃないけどね…ところで、つまり二人とも、サボりってわけか…』
[ヴェルナーの答えと、答えないベルに司書はお茶を啜りながらじと目を向けた。]
ふふふ。
[笑ってごまかしつつ、茶碗を片付け始めた]
11人目、帰国子女 イングリッド が参加しました。
帰国子女 イングリッドは、恋天使 を希望しました(他の人には見えません)。
― 馬術部専用馬場 ―
────はッ!!!
[寒風を切って、人馬が駆ける。
ここは私立ルーガルー学園、馬術部の専用馬場だ>>20
広々とした馬場に、今は競技用の障害柵が置かれている。
人馬はひらりと軽やかに跳躍して、障害物を軽々と越えた。
たんっ、たんっと幾つかの障害をこなし、やがて駆け戻って来る]
どう。…モーント、良い子だ。
[その名の通り、月毛の馬の手綱を引く。
冬の風に、ふわりと手綱を握る女生徒の夕暮れ色の髪が揺れた。
帰国子女である彼女は、年の割に馬を扱い慣れた印象がある]
ジェフロイ先輩はいないのか?
[身軽な動作で下馬し、周囲の生徒へと声を向けた。
何やら返る答えにふうんと頷き返し、馬を厩舎へと連れて行く]
そんなん欲しけりゃ他のやつに頼め。演劇部だとかにでもな。
[情緒だとかいわれて、そんなもの持ち合わせているつもりのない者は投げやりに答える]
ま、この活気につられて出てきたのかもしれないけどな。
しかし学園が創設される前からか、随分永いことしてるな。
[セオトコスの頬をむにーとのばした、前足をあげて腕の関節部分を狙って乗せられた。手が離れた。なんて、話を聞きながらセオトコスとじゃれている]
ってぇか司書さんでも知らないですね。
ま、冬休み前の恒例のバカ騒ぎでしか結局ないけどな。
[サボリかという言葉には同じように答えず、お茶を啜った]
[タイガの言葉に表情をゆるめると]
ああ、普通の不良は体育館裏に集まって
馬鹿な不良は、高いところが好き……ってね。
[タイガとは1学年違うのだが、初等部の頃、
やはり今と同じように屋上で顔をあわせて以来の
知り合いだった。
不良などといっているが、目の前の人物は、大層文武両道なのだ。
ただ少しサボり癖があるだけで]
で、なに?お前、冬至祭りの準備フケてんの?
悪いヤツだなぁ。
俺もなんだ。
ここは悪いヤツ同士……。
[と、遮るようにツェーザルの声がした。
この状況。どうみても標的はタイガだ。
内心面白がりながら、ここはひとつ静観することにした]
……ハッ!?
聞こえる。
我がR.J.Bイヤーが、リア充が撒き散らす胸くそ悪い喧騒を確かに聞いた!
[ぴくぴくと、特徴的な形状の耳が震える。
風に乗って、空気を伝って、滅する相手の声が飛び込んできたのを感じた。
正確には声ですらない何か、直感のようなものかもしれない]
本日はR.J.Bの精神をたっぷりと伝道しようかと思っておったが、急用ができた。
我は今日もまた学園の平和と正義のためにリア充を爆発させなければならん。
我がR.J.Bイヤーで感じてそこに向かえば、直感が当たっているときは必ずそこにリア充は居るのだ、見過ごすわけにいかーん!
では同士候補諸君、さらばだ!
[ビッと人差し指でタイガとライナーのいる方向をなぞってから、踵の音を立てながら身体の向きを変えると、ダッシュで屋上から階下におりていった。
彼が勝手に掲げた使命に巻き込まれる人にとっては傍迷惑この上ないだろう。
――直感が当たってないときはもちろんいないんだけどねー、当たり前だけど。**]
あら、ヴェルナーさんから聞くから貴重なんでしょう?
[投げやりなもの言いに柔らかくそう言い。]
折角セオさんが来てくれたんです、お散歩に行きませんか?
準備の邪魔をしないように。
[じゃれているヴェルナーとセオトコスに目を細めてそう言うとその傍に屈んでそう尋ねた]
『私は歴史家じゃなくて司書だからね。
そんな昔のことは、詳しくないわ。
ほら、あんたたち、そろそろ準備に行きなさい。
ここは喫茶室じゃないし、私は忙しいの』
はぁーい。先生、今日の分の蔵書整理は、済ませておきました。
『ん、ありがと』
[更に司書からも追い出される雰囲気なので、つんつんとセオトコスとじゃれているヴェルナーの制服の裾を引くのだった**]
……ん。
[馬にブラシをかけ、水を与える。
世話を終えて厩舎を後にし、過ぎる人影にふと紫水晶の瞳を細めた>>1]
[口の中で呟く。ふと紫水晶が校舎の屋上辺りへと彷徨った。
やがて聞こえた声に、慌てて視線を前へと戻す>>41]
ああ、ジェフロイ・ボーストレーム先輩。
…いえ、わたくしはまだ。
[首を振る。
この馬術部で、ジェフロイの技量の高さを知らぬ者は居ない]
早駆けですか?
[練習に来たのだろうかと、緩く首を傾げた。
彼の馬術を見られるならば練習に来た甲斐も、一層にある]
貴重だと思うならゆわすな。
[それだけそんな情緒あふれるとかができない人間だということだ。
柔らかいものいいにそう返して]
散歩な。まあいいが…
[働くのは若人(初等部とか中等部とか)に任せとけばいいとかいう変に年寄りじみたことを考えつつ]
いや、司書さんが知らなけりゃほかの人も知らんだろうなっていうことですよ。
少なくともこの地のことに対する資料はこの学園が一番多いでしょうからね。
[歴史家じゃないという司書に返事をした後]
じゃ、サボリで司書さんに追い出されねー内にもういく。セオ。いくぞ
ってかベルもサボるんだな。
[裾を引くベルティルデに答え。
灰色の暖衣を羽織り、セオトコス呼び掛ければそれに応じて立ち上がるセオトコス。紐もないが自然と傍に寄り添うのを確認した後、ベルとセオトコスとともに適当にぶらつき*はじめた*]
/*
部活な……
何あったっけ、と頭捻ったが似合うのがこれっきゃ思い浮かばなったのよな。
サッカーや野球、陸上→何か似合わない
剣道→無難だが大学部の活動が思い浮かばない、あと剣本編で扱ってない違和感
あとは社交ダンスとか…これはアリだった(←
が、関連付けるなら馬術部辺りだろう、と。
……いつものことだが、全く忙しいヤツだな。あいつも……。
[突然神の神託が聞こえて、崇高な使命のために戦うかのような
ツェーザルを見送ると、そう感想を漏らした。
屋上で度々見掛けたこともあるが、何しろ彼は学園内の有名人なのだ。
今じゃ唐突な動きにもすっかり慣れっこだった。]
アイツ、タイガと同じ学年だっけ?
……今の2年ってホント変なヤツ多いよな。
[ぽつ、と口にした]
ってことは、あんたも馬鹿になるんだけど?
[くつりと軽く笑えば、冬風が響きを攫っていく。
風は代わりとばかりに、学園のどこかで準備中の生徒の賑やかな声を
うっすら届け撒いていった。
ライナーは一学年先輩なのだが、初等部からの付き合いなので、
敬語など、とうの昔に放り投げている。すっかりタメ口だ。
こちらのそんな態度について、この眼前の人物は拘らない。
大らかなのか、面倒くさいのか、実のところは分からないけれど。
気さく。きっとその辺りの評価が正しいのだろう。
そのためか、ひそやかに女性徒から人気があるという噂も聞いたことがあった]
ああ、やっぱあんたも?
だよなあ。あんなの真面目にやるのって、かったる――
[と、其処でツェーザルに発見されたのだが、どうやら彼も忙しかったらしい>>>40。
無事に場を切り抜けることが出来て、ほっと胸を撫で下ろす]
/*
>>47
はい?????女生徒から人気、あるのか?
おい、そんなことしらねーぞwwwwwwwww
何いってるのこの人。半分眠りかけていたのに、この攻撃はつらいわ……
んなことねえよ。
他校からの合同練習なんかでも、お前の話題が必ず出る。
ま、うちのエースだって釘刺してお引き取り頂くわけだが―――
実際、綺麗なフォームだと思うぜ。
世辞じゃあない。
[謙遜からか、首を横に振る様を微笑ましげに見遣り]
俺か?
ああ、ついさっき朝練は終えた。
エーヴァルトの奴が追い出そうとするんでな、一区切り付けて朝食食って適当に時間潰して……それから講義やら何やら。
[お前は?と目で問うた。]
12人目、名家の娘 エディ が参加しました。
名家の娘 エディは、冒涜者 を希望しました(他の人には見えません)。
― 中庭 ―
「はい。エディお姉さん、あーん」
あーん♪
「先輩。こっちのもどうぞ!」
「ボクのも!」
うむ、うむ。皆美味しいぞ。
[初等部の生徒達の輪に混ざって、「お巡りさんこっちです」笑顔で会食をしている女子生徒がいた。指定の制服の上から赤いジャンパーを羽織り、スカートからは生脚を惜しみなく晒しながらも、どこか上品に座っていた]
ほんとだよなあ。つーか、なんであんなことに情熱燃やしてるんだか…。
[青春を何処に費やすかは人それぞれだが、と独りごちつつ。
標的にされる可能性のある自分にとってみれば、実にいい迷惑である。
思わずげんなりした顔になっても誰も文句は言えまい]
あー、そう。
つか…そうだよっ。あいつもサボってんじゃねーか。
[はた、と気づいた。
このやろーと舌打ちするが、自分を棚に上げすぎである]
というか、それ酷くね?
3年だって充分名物いるじゃねーか。
ヴェルナーとか。
[いの一番に頭に浮かんだ、バスケ部元部長の名前を口に出してみる。
鬼のようなスパルタで後輩をしごくと大層評判だった。
が、そのお陰もあって、ルーガルー学園のバスケ部は常勝街道を突っ走ってもいた]
わたくしの名前が?
[僅かに見開いた紫水晶が、ぱちと瞬く>>48
やがてふわりと笑顔を浮かべて、くすりと口元に指を当てた]
うむ、これはそなたが頑張って作ったのだな。
[ところどころ見える焦げも気にせずに弁当箱に入った煮物を頬張ると、スカートに挿した扇子を取り出してパッと開いてみせる]
うむ。私好みの甘さだ。
将来、良いお嫁さんになれるぞ。
「それってお姉さまの、ですか」
[褒められた少女は目を輝かせながら、褒めちぎるエディを見る]
くく……そうだな。そなたの可憐さは
私とすれば、将来なんて悠長な事は言わず、
今すぐ食べてしまいたいぐらいだぞ。
ああ、残念ながら俺が馬鹿なのは事実だ。
それに関しちゃ、否定しようがねーな。
[馬鹿といわれても、タメ語で話されても
特に怒ることもなく、軽口で返す。
体育会系の部活をしている以上、
上下関係にうるさいのかと思いきや、いたってルーズだった]
なー。あんな面倒くさいこと張り切ってやるヤツラに任せておけばいいんだ。
[そもそも、真面目にやったことがないので、12年目の今年も何を準備するかもわかっていなかった]
ジェフロイ先輩にそんな風に言われたら、信じてしまう。
調子に乗っても、知りません。
[悪戯めいた光を双眸に浮かべて微笑んだ。
続く問いに、笑みは一層深くなる]
わたくしも練習です。
ほら、大会も近いし──…ということ、で。ね?
[教室にいれば、どうせ祭りの手伝いだ。
それよりも馬と共に駆けている方が余程良い。
が、要は体の良いサボりであるのかも知れなかった]
「ひゃ、ひゃう!」
「ヒナちゃん、ずるい!」
「エディ姉。ボクは?ボクは?」
うーむ残念だが、そなた達は嫁にはできぬ。
その代わり、今存分に愛でてやろう。
[線の細い少年二人の頭を代わる代わる撫でる]
今日も皆、ご苦労であった。
それ、男子は順番に高い高いをしてやろう。
女子はお姫様だっこである。
[食後の腹ごなしとばかりに、食べ終われば両手を広げて、遊びに誘う。そんな、昼休みのほほえましいふうけいであったとおもうよたぶんね]
[タイガのげんなりした表情に気づくと、にんまりとして]
いやぁ、リア充はホント大変だよなぁ。
その点、俺なんかは非リア充だから、実に楽だ。
[自分に関する噂には疎いのか、全く自分には関係ない
という風を見せる]
あー。ヴェルナーね。
あれも、名物といやあ名物だが、
何の関係もない一般生徒が被害を蒙るわけじゃねーぞ。
あくまで鬼の被害者はバスケ部員だけだ。
[
それはもう評判以上のもので、中にはそのスパルタに憧れて、
高等部から編入してきたものもいるのだから、
人間とはわからないものだ]
/*
( д) ゜゜
[黒髪鬼《ブラックヘアードデビル》とも渾名される
[黒髪鬼《ブラックヘアードデビル》とも渾名される
wwwwwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
wwwぶらっくへあーどでびるwwww
「あ、あのエディ姉さま」
ん、なんだ?
[腕を繋いでぐるぐると廻して遊び終え、午後のチャイムが近くなった辺りで尋ねられる]
「冬休みのこと、聞いてますけど、クリスマスの予定はどうするんですか」
くく、一人を選ぶ訳にはいかぬ日だからな。
[ばっと扇子を広げると]
多くのものと――賑やかに過ごすつもりだ。
[高笑い**]
残念!先輩の馬術、見たかったのに。
[朝練は終わったとの言>>48に、さらりと笑って肩を竦める。
やがて何か思いついた表情で瞳を輝かせ、首を傾げた]
適当に時間を潰して…今も暇なのかしら?
ね、先輩。わたくしと一緒に競争しましょ。
そうしたら、講義まで時間もあっという間よ。
[名案とばかりに人差し指を、一本立てた。
何のことはない。負けず嫌いのいつもの勝負だ。
華やかな笑顔を浮かべて、ジェフロイを厩舎へ誘う。
こうして練習をせがむのも、良くあることだ。
───もっとも、彼に勝てるのはまだ先の話*だろうけど*]
ったく。そうやってさらっと返すんだからなー、あんたは。
[くしゃりと人懐っこく笑った。
相手の…こういうあっさりとした態度に触れると、肩の力が自然と抜ける。
だから居心地が良くて。
なんだかんだと、一緒に遊ぶ機会が増えていったのだろう。
しかし体育会系の部長だったとは、時々やっぱり信じられない]
だよな。サボってりゃ、勝手に準備されていくし。
どっちかっつーと、後夜祭の方が楽しみだぁな。
[冬の寒さを吹き飛ばすかのように、わいわいと賑やかに盛り上がる後夜祭。
学園のあちこちに置かれるキャンドルライトには、夜になると明かりが灯されて。
柔らかな橙で学園を彩る煌びやかな様子は、
去年見たその光景を思い出しつつ、タイガは口元を緩ませる]
おう、乗っておけ乗っておけ。
優しいジェフロイ先輩に褒めて貰えるのは今のうちだぜ?
[来年になれば、講義もほぼゼロ。
学園に顔を出すことも、今よりもずっと減るのだろうから。
自分の問いに稚気踊る瞳を見れば首を傾げたが、続く答えを聞けば噴き出して。]
………くくっ。
意外と世渡り上手なのな、イングリッドも。
[ある程度以上の自由が許される大学部と比べ、高等部はそうも行かない。祭りともなれば西へ東へ駆り出され走らされ……それも、よき思い出になるのだが。
サボりもまた、青春の一ページといえる。]
わーかった。大会に向けて熱意を燃やして練習してる――…と、言っておいてやるよ。
その代わり、結果期待してるからな。
……なら、鐘が鳴るまでだ。
期限きっちり決めておかないと、イングリッドはへたるまで諦めんからな。
[初めて放課後の練習に付き合った日に、この後輩の負けず嫌いを身をもって思い知った。
駆けること数時間、終了を宣言したのは結局、空が彼女の髪色と同じに染まる頃だったのだから。
厩舎へと引き返す。
また暫くは、せがまれるままに練習に勤しむことになろう**]
あの、なんか含みねぇか? なあ…。
[ライナーには知られているので、まあ、まあ。
言わんとすることは分かるので、ぼそぼそ歯切れの悪い返事になる]
つうか、あんただってリア充になれるだろうがっ。
その気になりゃ、普通に居そうなのによ。
[あの飄々とした態度が格好いい!憧れる!!…とかとか。
陸上部の試合の時など、こっそり黄色い悲鳴は上がっていたのだが。
タイガ自身、目撃したこともあるのだが。
…奥ゆかしいお嬢さんが多かったのか、相手をリア充たらしめんと行動に移っていないのが勿体無い限りであった]
まあ、そうだなあ。
被害の範囲は限定されているな。
[その点については頷く。
最初はぐったりしていたバスケ部員が、徐々に妙な熱を帯びていく様子は、何も知らない人間が見れば、一種の新興宗教のようでもあった]
/*
つうか、ライナー破壊力たけぇよ!!!
黒髪鬼《ブラックヘアードデビル》って、すげえwwww
敵わない。俺は全然敵わないっっ。
/*
あれ、そしてタイガがちょっと照れ気味か??
姫さんとのことは開き直ってもいいかなと思っていたのだけど(←
まあ、いいか。プロの時点では、照れ気味にしておくかなあ。
で、本編始まって記憶思い出してきたら、強気になるの。
そういう変化にしようかな。
だから、プロはちょっとぶっきらぼう。良しよし。
[後夜祭――
もしカップルがいるのならば、
学園のあちこちに灯されたキャンドルライトの中を
寄り添って歩くのは、中々ロマンチックで特に女子生徒には
人気があったし、中央のモミの木には春の天使以外に
もう一つ伝説があった。
二人でキャンドルを中央のモミの木前の祭壇に掲げて、愛を誓うと、
その二人は永遠に幸せになれるという――
タイガがそれを知っていたかどうかさておき、
後夜祭が大事、という彼を微笑ましく眺めた]
/*
伝説のモミの木の下wwwwwwwwww
ときメモwwwwwwwwww
いかん、プロの時点でもう腹筋いたい。
ライナー怖いこわいwwwwwwww
が、やっぱ好きだなあ。すげーー楽しいっ。
ん?含みなんて何もねーよ。
ただ、お前がそういう表情をするのが楽しいだけだ。
ま、頑張れよ。
高等部の男どもの
誰かに掻っ攫われないようにな。
[応援しているのは本心だった。が、そんなことはおくびにも出さない]
……俺がリア充?
そうだなぁ。頑張ればなれないこともないかもしれないが、
まだまだ一人に絞るのがもったいなくてなぁ。
[などと言っているが完全に冗談だった]
[ヴェルナーについての話はうんうんと頷いた。]
……しかし、マジでさみーな。
そろそろ中に戻らねぇ?
[タイガにそう提案すると、昇降口に向かって*歩き出した*]
>>65
謎のwwwwあるあるな伝説wwww
wwwwwwwwwwwwww
wwwwwwww
あるある、あるある……
wwwwやれというのwwwwwww
>>66
高等部の男どもの憧れの姫君《マドンナ》
まどwwんなwww
なんなんだい。今回のしゃるさんはなんなんだい。
殺す気なのかい?
ひどいwwwww
―おはようございます
体育館裏の普通の不良―
>>15
あ、ねえさんおはよう。
もうそろそろHRはじまるよ。
[家では朝顔をあわせない。朝練している姉とは違って、基本的帰宅部の少年は朝はゆっくりである。
シャカシャカいってるイヤホンを外し、舌を出す、翠の少年。
それを察してか、デブ猫が、ひょい、と腕の中から抜け出してよたよたと走ってゆく。
なかなかかわゆらしいおけつを見送った後、視線を姉へと向けて]
えーっと、今回は6教科。
[再試験通知表――それはサーモンピンク色の紙でやってくる。
人によってはこれを【レッドカード】と呼ぶ]
最高記録樹立まであと1つだって。
[6教科の内訳は、国語、数学、社会、第一外国語、技術家庭科、美術、である]
今年も冬休みはまだまだお預けになりそう。あーあ。
ま、ずっと部活の姉さんとかわらないっちゃー、かわらないけれども。
それに、どうせどこか旅行に行くとかそういうこともないし、高校生みたいにバイトするとかもできないしねー。
ま、姉さんが心配することないよ。
また追試前までにいつも通り、高等部に進める程度には勉強しとくから。
じゃーねー
[すく、と立ち上がる、中学3年生。
鞄は置き弁しているから薄っぺらく、そしてもう一つ担いでいるギターケースはいつもぎっしり]
[やればできる子なのに―― そう、教師も親も泣かせる少年は、中学入ってから音楽活動とやらに傾倒していたのであった**]
今のうち……もう来なくなってしまう?
でも遊びには来られるのでしょ?
[大学生も4年ともなれば、顔を出す率は下がる。
ましてや社会人ともなれば、殆ど会えなくなるのだろうが]
先輩が居なくなったら…、詰まらない。
[だから、本当は居なくならないで欲しい。
軽く唇を尖らせて、そう我侭を言った。
僅かに瞳を伏せて、息を落とす。けれど、続く言葉に>>61]
───今日こそは負けませんから。
[鐘が鳴るまで。
そう区切ったジェフロイは実に正しい。
以前、空が茜色に染まるまでの時を彼と駆けて過ごし──、
それ以来一層、この先輩に懐いてしまった。
が、勝負の話は無論別である。
今も昔もずっと、真剣に向かっていくのは変わりがない]
[かつて、────…と剣を交えたように]
だって今日は、いつもより調子がいいんです。
この間だってもう少しだったんだもの。
あれから頑張ったんだから…、ね?
[生き生きと輝く紫水晶の双眸が、金の瞳へと微笑む。
勝負というよりも、練習の成果を見せたいのかも知れなかった。
馬と共に冬の風を切り、息を弾ませる。
タイミングを計り、天へ馬を駆けさせる。躍動する。
暫し。グラウンドにふたつの騎影が*駆けた*]
ー 体育館裏にいるけどわりと優等生 ー
分かってるから呼びにきたんだろう。
[自分が教えたんだよと言わんばかりに舌を出す弟を呆れたように睨む。
ふか猫が去るときは、見送るように視線はそれたが
6との返事と見せられたレッドカードに額を軽く押さえた。]
また増やして……
別にお前が何しようと構わないけど、赤点はとるなっていつもーーー
って聞いてるのか。
あと数ヶ月で高校生なんだから、バイトは我慢。
お小遣い増やしたいんなら、父さんか兄さんの手伝いすればいい。
[苦言や提案はやっぱり右から左なのかもしれないが、それでも言い続けるのを止めないあたり、面倒見は悪くなかった。]
心配するに決まってるだーーーちょっとまて。
ーゴン
[さっさと逃げ出すもとい立ち去ろうとする弟を、手にしていた弓で頭を叩いて止めた。
これで食い改まる頭に変わるとよいなと思った事もありました。]
[頭を抱えてるかもしれないヒース横目に、鞄の中から緑色のふかふかしたマフラーを取り出すと、ヒースの首に巻いた。]
寒くなってきたからしておきなさい。
…それじゃ、行ってらっしゃい。
[そう声かけてから自身も不良のお気に入りの場所を去った。
何だかんだで、兄弟のうち唯一の弟には甘くもあるようで**]
[授業を早く終わらせての冬至祭りの準備の賑やかな声を遠く耳にしながら、ヴェルナーと反対側のセオトコスの隣を歩く。
手に吹きかける息は白い。]
…やっぱり寒いですね…
皆さん体操着でよくがんばられますこと…
[言いながら、ふと通りすがりに視線をやった先には食事を終えたらしきエドナの姿。
見かけるたびに美少女美少年を侍らせてる気がするが気のせいだろうか。(いや、ない。)]
あ、お昼…
それにしても、華やかですねぇ
[そういえばまだ食べてない、そんなことを思い出しつつ。
微笑ましく、そんな感想を呟いて、冷えた手で温もりを求めてセオトコスをもふった*]
/*
エドナ姉さま、このタイミングで煮物でヒナちゃんは作為を感じます…あ、気のせいですかすみません(笑)
ちなみにあれは揚げ煮なのでわざと焦げ目をつけるんですよ。
13人目、放送部員 ウェルシュ が参加しました。
放送部員 ウェルシュは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
[ポップで軽快な音楽がフェードアウトしていくのに被せて、
ぱちりとマイクのスイッチを入れる。]
はい。『ふり☆ひらマジカル1000%』でした〜。
では次の曲は、リクエストから。
去年の冬の想い出に、忘れられないこの一曲。
後夜祭のキャンドルライトに揺れていた、
『雪の中のロンリーエンジェル』を、どうぞ。
[流れるように話しながら次の曲を準備して、
イントロが始まるのと同時くらいにマイクを切り、
曲の調節をしながら購買のパンをかじる。
昼休みの彼は、なかなかに忙しい。
なにしろ、たったひとりの放送部員なのだから。]
[うぐ、と声が喉に詰まる。
言い返したいのに、うまく言えない。この辺りは1年とはいえ年季の差か]
〜〜〜〜…っ、
[くしゃくしゃ、と代わりに黒髪をかき回して。
細めた目で、少しむくれるように相手を睨んだ]
フン、俺はそんなヘマしねぇよ。
[誰の視線をも自然と集めてしまう華やかな後輩。
ルーガルー学園に咲いた
外見の魅力だけでなく、頭もよく語学堪能。
さらに馬術の腕も一流な帰国子女の彼女は、高等部1年で最も有名な生徒の一人だった]
…へえ、あんたが?
んじゃ今度紹介してくれよ。
[一瞬驚きそうになったが、口調の端から漂う言葉の軽さに気づいて、
紹介できるものならしてみろ、とばかりに揶揄を返した]
って、あー…確かに。
[さみぃ、と口に出すと、一層風の冷たさを意識してしまった。
ぶるっと身体が震える]
だな。あったかいもんでも飲もうぜー。
[ライナーと肩を並べるように歩きながら、屋上を後にした**]
そろそろ冬至祭り特集の企画も進めないと。
リハーサルの取材予定がここで、
天使への独占インタビュー予定がここで、
あと、実行委員と当日の打ち合わせをして…
[ぷつぷつ呟いていた口をしっかり閉じて、
曲の終わりに合わせてもう一度マイクのスイッチに指をかける。
声の調子も綺麗に整えて、絶妙なタイミングで語りを入れた。]
静かな夜に聞いてみたい、
『雪の中のロンリーエンジェル』でした。
それでは、そろそろお別れの一曲を聞きながら、
放送を終わりにいたしましょう。
今日最後の一曲は、『とまらないレッドカード』
みなさん、午後も良い時間を。
[マイクを切って、曲を流し、
もろもろの準備をして放送室を飛び出す。
ぎりぎり一杯まで放送したあと、
午後の授業に遅れないように全速力で戻る。
それもまた日常の光景だった。]
/*
ウェルシュが登場してから容赦なく僕を刺してくる件についてwwwwwwwwwwwwwww
しばがとまらないwwwwwwwwwwwww
レッドカードよりもしばですよしばwwwwwwwwwwwwwww
[走っている途中で声を掛けられて、>>20
ぴゃんと短く飛び上がる。
一緒に声も出てたかもしれない。]
は、はいっ …
[大学部の人に声を掛けられたこと自体に動揺して
そこはかとなく挙動不審になりながら一礼し、
ふたたび、ぱたたぱたと走っていった。
背中でふうわりと翼が揺れる*]
ウェルシュのwwwwwwww
せんwwwきょくwwwwwwww
たいがあああああ!!!!!
お前一体 なにを
wwwwwwwwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwころすきかやめろwwww
>>75
あらら、わざわざありがとうございます。
いやー、増やすつもりはなかったんですけれど、うっかりテスト中に寝ちゃって。
この時期の教室の暖房は本当に眠くて。
[涎のしみで減点されたことを話そうか、話すまいか悩む一瞬]
[呼びに来たという姉に、表面上はにこやかに。
そして内心、ああ、午前の予定が狂ったなぁ、と思いつつ]
ほら、僕が赤点とって姉さんが何か困りますか?
どうせ僕の冬休みがちょっと短くなっちゃっても、家族みんなでどっか行くとか、父さんと兄さんが忙しい限りはないんですから。
父さんと兄さんの手伝いとか、まっぴらごめん。
あのひとたち、現物支給ですませようとして現金にならないですもん。
事務所の雑用(※父です)も、誤字添削(※兄です)も面倒くさいですし。
[そしていちいち返すあたり、こちらも決して聞こえていないわけではなかった]
[頭を叩かれて大げさなそぶりで頭を押えてみせる]
あいたっ! 暴力反対
そんなんだから彼氏ができない――
[でもその言葉を、姉が出したマフラーで、ああ、しまったな、と後悔する]
――でも、弟思いのいい姉さんです。
ほんとごめん、ありがとう。
[猫はいなくなったけれど、ぬくぬくにはなった]
[姉に免じて、朝の授業くらいはちゃんと出るかー、と。そろそろ出席日数もやばい]
[小走りで中等部のクラスルームへと**]
成績ピンチなヒース クリフ が村を出ました。
13人目、成績ピンチなヒース クリフ が参加しました。
成績ピンチなヒース クリフは、呪狼 を希望しました(他の人には見えません)。
―そしてお昼休み―
[いそいそと教室を出ていくウェルシュを見送る]
大変だなぁ、毎日毎日。
[中等部 軽音部も一人だからいい勝負である]
[芸に凝り過ぎた母故に、誰にも見られたくないお弁当箱。
それを持って、中庭へ。
体育館裏じゃ音楽が聞こえないのだ]
ぶふっ
[ステキなサンタさんキャラ弁を食べ、お茶のんで一服。
だらだらと今夜はどうしようかと物思いに耽っていたところ、かかる最後の曲に思わずお茶を噴いた。]
やってくれたな、このっ
[そして、気持ちよくげらげら笑った**]
― 図書館 ―
R! J! B! ブレーキ!!
[靴の踵が0.28ミリすり減るほどの摩擦による白煙をあげ、慣性で前のめりになる身体をもう1本の足で踏みとどまり、かろうじて停止した。
グラウンドを抜けここに急行する彼の疾走と爆止の姿を見れば、彼の身体能力自体はとても高いことは分かるだろう。
しかしどこの運動部も彼をスカウトしないのは――こいつの心技体が揃うわけないじゃん]
― 図書館内 ―
なんだよ、もういないのか。
我がR.J.BイヤーとR.J.Bノーズも良し悪しだな……。
くそっ、あいつらに構っていたせいか。
リア充だったら絶対に爆発させてやる。
[リア充のかけらを探知した(気になった)彼がここに駆けつけたときにはもうそこには残り香しかなかった。
小さく肩を落とし、屋上で時間を食っていなければ間に合ったかもと軽く悔やんだ]
― 初等部・昼休み ―
[教室の隅の方、床の上に座って
男子たちが携帯ゲームを突き合わせている。
その中に、今年の天使もいた。]
今日の放課後ー? えー。無理だよ。
だって、今日が最後のリハーサルだって、呼び出されてるもん。
[そうなのかよー。たいへんだなー。
明日、冬至祭りだもんなー。
なんていう周りの連中に合わせて、うんうんと頷く。]
うん。最後に、あの変な石持って塔に登るんだってさ。
本番とおんなじことやるって。
もー、大変だよー。
[ゲームしながらそんな話をしていたけれども、
誰かが、「先生が来た!」と言ったとたんに、
ささっとゲームを片づけて解散する。
見つかったら、没収なのだった**]
そんな顔されたら、後ろ髪引かれて敵わん。
引退後にあんまりOBが居座るのもよろしくないから、顔出しが減るのは間違いないけど。
たとえ忙しくなろうが大会は見に行くし、…たまになら、遊んでやるからさ。
[“遊び”は当然、馬上での話になるのだろうが。]
懐いてくれるのはそりゃあ嬉しいが、
他の奴らとも仲良くしてやってくれ。
…でないと、気掛かりばっかり増えて俺も卒業出来ねえだろ。
[駄々っ子のように我侭を口にする様は、何処か大人びた容貌とはミスマッチで、実に可愛らしい。
編入して以来恐るべき早さで高等部の
某ネットワークから小耳に挟んだところによれば、親衛隊の護りもより強固なものになりつつあるようで、冬至祭と後夜祭は今年も水面下で王女を巡る激戦が行われそうだとか。
因みにイングリッド派の学生は「天陣営」などと呼ばれている。所以は知らぬ。]
[故に。まあそういう子に臆面も無く好意を示されれば男としては満更ではない、が、]
ばあか。
そういうのは彼氏にだけ口にすりゃいいんだよ。
[低い位置にある頭をぽふ、と撫でた。
軽口のように言いはするが、大事な妹のような後輩にそんな相手が出来たのなら、そりゃあもう立会い面談が必要だとすら思っている。
嫁にくれと言うなら俺を通せ!な勢いである。]
―――よし、いい返事だ。
それでこそ馬術部の秘蔵っ子。
[大会へ向けた頼もしい言葉には、そう返して]
……卒業前に、俺を抜けるようになっておけよ。
[練習を頑張ってるのは、知っている。
この後輩は、何よりも努力を惜しまない。
だから、音に乗せるのは真直ぐな期待。
何気ない会話を交わしながら馬場で馬の調整を行い、後は真剣勝負になろう。
風を突き抜け、蹄が地を蹴った。**]
/*
なんというシスコン(ちょっと違う
持ち上げに芝が映えたので、
色々捏造&倍プッシュでお返ししておきますからね……wwwww
ら行、ら行……えーとここからか。
ら、ら……ら、……り!
り、りり………りぃ〜………る!?
[このまま帰るのも癪であるし、せっかく図書館に来たのだからと資料を探索中。
頭文字が合致する棚を流し見るけれど、該当するタイトルが見当たらない。
何度も見渡し直して、そのうちじっくりとゆっくり1冊1冊目で追っていく。
探し方が悪いのか、あるいはタイトルが間違っているか……なんにしても、見つからず唸る姿はしばらくその場にあるだろう**]
就活中 ジェフロイ が村を出ました。
13人目、就活中 ジェフロイ が参加しました。
就活中 ジェフロイは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
― 昼・食堂―
[ぱき。割り箸を割る。
明るい日差し差し込む硝子窓から校庭や中庭まで広く見渡せる、共用のただっ広い食堂。
教室や校庭、屋上などなど敷地内で弁当を広げる者も多く見られるが、時節柄か外で食事を摂るものは常よりも少ない。
それ故か、目立つ深紅のジャンパーの為か。一人の女子学生に目を引かれ、暫し眺めることとなる。>>49]
この寒い中素足とは…、
懐かれてんだなあ、あんなにちびっこいのに囲まれて。
[定食の角煮を箸で挟みつつ、会食風景に心和み呟いた。
邪な会話が為されていたとしても、ここからは聴こえない。聞かないほうがきっと幸せだろう。]
/*
役職希望に凄く悩んでいる。
経験したことのない役職ばかりだから、なあ…。
一先ずお任せにしておく。
もう少し考えよう。出入り済まないな。
[賑やかな学生達の雑談の裏を、お昼の放送が流れてゆく。これは構内どこでも共通らしい。
何とはなしに『雪の中のロンリーエンジェル』に耳を傾けながら、箸を置いて茶に口を付けた。]
去年の―――…だな。
[瞳を細めれば、浮かぶのは。]
今年は………何がBGMになるの、かね。
[サボリという問いは上手くスルーされたか。外を歩けば、先程司書室で温もった体がまた冷えていく。]
だらけているやつもいれば働く奴もいる。
ちょうどバランスが取れているだろう。
[元気に冬至祭りの準備に興ずるものたちを見ながら、ベル>>78にそんな感想を述べ
色ものがいると思うべきか。子供に慕われていると思うべきか悩む光景>>49なんかも見えたが、当人同士がいいならいいだろうという結論を出し]
そういやそんな時間だな。俺は食堂にでもいくがベルはどうする?
[セオトコスをもふるベル。
尻尾をぶんぶん振りながら手に擦りつくようにして撫でられるセオトコスを見つつ聞いた]
― 体育館裏 ―
[>>86弟の言い様にはぁと溜息つくのはもう何度目になるか。数えない方が精神的に良いのでやらないが。ついでに悩んだ一瞬は、語られないほうがきっといい。
内心に何か不穏な物が流れたのを察知してかじっと見つめながら。
理にかなってるんだかないんだかの意見に、額を指先で突いた。]
屁理屈を言わない。
ここで小言を言われずに済むし、父さんたちは嘆かなくなる。
十分恩恵はある。
まぁ、父さんたちと旅行なんかは期待できないだろうけど。
…そんなに皆で行きたかった?
[その点は同意できて少し残念だが。父兄が働いてくれているおかげで、下二人は金銭面ではわりと優遇されていた。
最後の問いかけに返る答えは曖昧だったかもしれない。]
[聞いてないようで聞いてる弟にが、父兄の手伝い>>87について不満を述べる弟には、きょとりと瞬いた。]
……そうなのか?
わたしが前に手伝った時は、けっこうな額くれたんだけど…。
[文武に励む一人娘と、放蕩してる末っ弟では対応がだいぶ違うらしい。
もっとも臨時収入を手に入れたとしても、その使い道の大半は貯金だったりするので、その点親も安心しているのもあるのだろう。
キャラグッツやマスコットなんかとも無縁で、鞄や携帯は素っ気無い。
可愛げがない自覚は無くはない。
だから>>88いつもだったら、彼氏の話を持ち出されると五月蝿いくらいは言うのだが、今回はじろりと睨むだけ。
だがマフラーを渡した時の素直な反応に、ようやく笑みを浮かべるのだった。]
働き蟻の群と同じですね。
[肩を竦めて言う。要するに働かない二割だった。]
そうですね、私もお腹がすきました。
お弁当を持ってきているのですが、食堂でご一緒しても?
[幸い弁当を入れた鞄は今手に持っていた。
そうして二人と一匹で連れだって食堂に着く頃、スピーカーからは『雪の中のロンリーエンジェル』が流れていた。
お茶を啜る青年の姿を見つけ、目を瞬いた。]
あら、あの方…
[口許に手を当ててそう言い、ヴェルナーの方を見上げた]
そういうこと。
断る理由もないから好きにしろ。
わざわざこんなときに外で食う馬鹿なことする必要もないしな。
[外で寝ていた馬鹿はどこぞにいたらしいがそれはそれとして、食堂へと入る
ちなみにセオトコスも当然のように一緒である。
食堂のおばちゃん的に、お残しをしなかったりあまりにも騒がしくない限りは問題ないらしい。が、もしもその逆鱗に触れることがあったならば……まあそれは、うん。]
―食堂―
[放送部員による『雪の中のロンリーエンジェル』が流れる中、ひとりの人物を発見し驚いたようにしてこちらを見上げるベル]
ぁあ、ジェフロイ先輩だな。
[馬術部のエース。馬上の貴公子。馬に一緒に乗せてもらいたい。というか攫って欲しい。だとか。他にもなんか色々あったような。非公式のファンクラブがあるだとか、どこまでが背びれで尾びれで、どのあたりが本物の身なのかわからぬがつまり、さほどそういう噂に疎い自分でも色々耳にする。そんな人がいた。
それに軽く目を細めただけで、特に顕著な反応もせず、何食べたい?とばかりにセオを見たりする]
― 食堂 ―
[ヴェルナーの首肯に、再び彼の人の姿に目をうつした。
一度だけ、馬上の姿を見たことがある。
貴公子の名に遜色を見せないその端麗な容姿、己の手足のように馬を駆る姿はまるで一陣の風。
何気なく立ち寄っただけの自分ですら、思わず目を奪われる程の流麗さと力強さを持ち合わせていた。
なるほどクラスの女子が騒ぐのもさもありなん、と妙に納得したものだった。]
席とっておきますね。
[食事を取りに行くヴェルナーに端的にそうとだけ告げると、一人で先にテーブルへと向かう。]
…お向かいにご一緒してもよろしいでしょうか、ボーストレーム先輩。
[ジェフロイの向かいの席へと赴くと、そう問いかけた。]
― 昼休み・馬術部 ―
[弟と分かれてこちらはしっかりと授業を受けた後、こちらは弟と同じ母特製のキャラ弁を持って馬術部にいた。
部員がいるかも知れないが、おそらく放課後や朝よりは少ないだろう。
顔見知りの何人かと挨拶を交わしてから、仲良くなった馬に声をかけて鼻先を撫でた。]
久しぶり…かな。
[何故か昔から馬がとても好きで、しょっちゅう小屋を訪れては撫でさせてもらう。
そんなに好きなら馬術部に入ればいいと誘われた事はあったが、弓道部と両立は難しく、どちらを選ぶとなると小さい頃からやってきた弓の道へと進んで今に至る。]
― 昼休み・馬術部 ―
[弟と分かれてこちらはしっかりと授業を受けた後、弟と同じ母特製のキャラ弁を持って馬術部にいた。
部員がいるかも知れないが、おそらく放課後や朝よりは少ないだろう。
顔見知りの何人かと挨拶を交わして中に入ると、仲良くなった馬に声をかけて鼻先を撫でた。]
久しぶり…かな。
最近練習優先だったから。
[何故か昔から馬がとても好きで、しょっちゅう小屋を訪れては撫でさせてもらう。
そんなに好きなら馬術部に入ればいいと誘われた事はあったが、弓道部と両立は難しく、どちらを選ぶとなると小さい頃からやってきた弓の道へと進んで今に至る。
馬に弁当はあげられないので、飼葉をひとつ摘んで口元に持っていったりしながら楽しげに戯れていた。]
お。ヴェルナーだ。
[見知った顔を見つけ、向こうから見えるかどうかは知らないが、ひらと手を振ってみる。
元・元バスケ部部長――つまりは彼の先輩に当たる人間が友人で、よく後任の辣腕ぶりを聞かされていた。
互いに良くは知らずとも、顔を合わせたことは数えるほどにはあったかも知れない。]
[そうこうしていれば、連れの女性が此方に向かってくる。
同席の許可を求められれば、鷹揚に頷いて]
ああ、構わないよ。
ええと、図書館の司書さん―――…じゃあ、ねえな。図書委員さん、か。
[落ち着いた佇まいに年齢を見誤りかけるが、
近くで見るとなるほど高校生のようだ。
彼女の冴え冴えと澄んだ瞳に、笑みを返した。]
何処かで会ったか?
名が知られていたとは、思わなかった。
[手元の茶はもう少しで空になろうかと言うところ。
二人が先に自分を見つけていたことは知らない。]
[席をとるといったベル>>108に軽く頷いて返した後、こちらに気づいたジェフロイ>>110へと手を振り返し、目的の食券コーナーへと脚を運ぶ。
なぜか当たり前のようにあるドッグフードを当然のように購入したりしたところで、一つ気になるボタンがあって]
なぁなぁ、おばちゃん。このスペシャルって何?
「ああ、これかい?サイコロを四回振ってその数字に出たものを出すっていうお遊びメニューだよ」
じゃあこの、ミルクセーキ一リットルとかいうの四回でたら?
「もちろん残さず飲んでもらうさね」
[なんていう賭けメニュー]
[だがそれがいい!!]
よし、セオ用にこれと、んで、どうせならこれで!
[そして、賽は本当に投げられた。
{5}{6}{1}{1}
(1.ミルクセーキ一リットル 2.セロリ 3.唐揚げ
4.かき氷。5.鮭オニギリ 6.タマゴサンド。)]
ってか、なんか内訳に外れ多くなかったかおいっ!
「普通誰も頼まないからね。」
[振ったあと気づく。
内容はちゃんと見ましょう。]
[だがとりあえず地雷チックなかき氷とかセロリとだけかかれたのはいかなかったらしい。
しかし甘いもの得意ではない。むしろ苦手な...はミルクセーキたっぷり状態ににがむしを百匹ぐらい噛み潰したような顔を作った。]
[まあなにはともあれ、注文して得たもの、それなりに普通なものをトレイに片手で、セオトコス用のごはんも片手にのっけて、食事待ちでるんるんのセオトコスとともに、ベルがとったという席を目指して、件の人と、相席したのだな。と思いつつ]
ども、ジェフロイ先輩。俺も相席よろしくお願いします。
[わんこづれの珍妙な光景かもしれないが、まあ気にしなかった]
[返る笑みと言葉に、くすりと笑う。]
お気になさらず、よく間違われます。
いえ、直接お話しするのはこれが初めてになります。
少なくとも私のクラスでは、先輩は有名人ですから…
お名前くらい存じておりますわ。
[許可を得、するりと席に着くと、鞄から弁当の包みを出してほどき始める。
やたらデカイ包みから出てくるのは2段重ねの重箱。]
ボーストレーム先輩が馬に乗られているところ、拝見いたしました。
とても素敵で見惚れてしまいましたわ。
昔から馬がお好きだったんですか?
あら、ヴェルナーさん…
ミルクセーキお好きですねえ。
私が以前お弁当を忘れて注文した時は、{6}{6}{1}{5}でしたっけ。
[懐かしげに目を細めた。
しかしまあヴェルナーがミルクセーキが苦手なのは一目瞭然だったので。]
お一つ引き受けますよ。
代わりにローストチキンあげます。
[やたら充実した弁当からひょいっとヴェルナーの皿に適当に何品かよそった、がそれでもまだまだなかなかのボリューム。]
[相席の許可を得ると席につく。
ベルとちょうど真ん中の位置にセオトコスはいた。
とりあえずセオトコスにもらったドッグフードを置くと、むしゃむしゃと食べはじめて]
確かにマシっちゃマシな選択結果になってよかったような…若さゆえの過ちというべきか。
[対して年齢変わってもないのにジェフロイ>>118答えつつ、ジェフロイの注文もきついよな。ってちょっと同情の眼差しを送ったりして]
馬鹿やれる内にやったほうがいいよな
[半分ぐらいは本音でもあるが、もう半分はそうおもって自分を慰めることにした。]
[基本弁当食だが、お弁当がない時に頼んだスペシャルメニュー>>113は
{5}{3}{3}{6}だったとか。]
/*
食堂が遠いんで振ってみた。
お前も、んなことしてたのか。
[自分でやっておきながらちょっと呆れ気味ベル>>119にいいつつ、目を細めたのが遠い所を見てるような気がしたので、深く触れないでおこうとおもった。]
ん…悪い。腹減ったらなんか今度は普通に頼めばいいだけなんだが…
[正直二リットルは無理である。あの世にいってしまうとか大げさに思わんでもなかったので受け取ってくれるだけでもありがたくはあったが、ベルの弁当のおかずを譲ってくれるのにはいいのか?というように首をかしげ見た]
― 学園厩舎 ―
今日も、腹ごなしに馬を借りるぞ。
[中庭で少年少女達と戯れていた赤ジャンの女が、管理をしている中の馬術部部員達に欠片も遠慮する様子なく、厩舎に入り込む]
ふむ、今日はイングリッドもジェフロイも己が馬を駆けさせた様だな。
やはり、一駆けさせてこその乗馬。
歩くだけでは詰まらぬ。
[それぞれの馬を眺めながら、判断する]
有名人!? ………、何かしたか、俺。
[共有部分の多い学園とはいえ、大学部の校舎は分かれている。
故に、彼女の言葉は寝耳に水の話ではあった。]
馬、ああ……そっちの関係か。
馬場のあるグラウンドは、通り道に近いしなあ。
[それならば、名と顔くらいは覚えられていることもあるだろう。
納得したように頷きながら、華奢な娘の取り出す弁当の大きさに目を軽く瞠った。]
昔から――…かな。
この学園に馬術部があったから、馬に触れるのは早かった。
何でかは知らんが、馬の上にいると落ち着くんだよ。
ええと……名前何たっけ。聞いていなかった。
まあ、案外普通に食べれましたけどね。
[ミルクセーキ2杯の伝統は男子だけなのかもしれない]
かまいませんよ。
普通の量でも足りますから。
美味しいですか?
[微笑んで小さく首をかしいだ。
ベルティルデは細身からは想像もつかないほど食べる人だった。
クラスメイトからは食べたものは異次元に消えているに違いないと言われていることは涼しい顔で流している。
甘ったるいミルクセーキとごはんを何ら苦も無く一緒に食べているのだった。]
へーえ。図書委員サンも、意外とチャレンジャーだったらしい。
引きの良さは俺らより数段良いみたいだが。
[可笑しそうに笑いながら、飲み終わった茶をトレイに乗せた。
引き当てたという、メインディッシュ多目のスタミナメニュー>>119。
食べきれたのかどうかという疑問は、色取り取りバランスの良さそうな、それも重箱入りの弁当を前にしては霧散してしまう。]
ああ、馬鹿なこと出来るのは今のうち、だからな。
――にしても、久しぶりに見かけたとおもったら、美人さん連れで昼食とはな。
このリア充。
[ミルクセーキと交換でヴェルナーの前に現れたローストチキン。
遣り取り見つつ、にやと笑った。]
― 馬術部厩舎 ―
[ひとしきり馬を撫でた後、きょろと周囲を見回す。
だがいくら見回しても、今は馬しか居なかった。]
…やっぱり居ない、よね。
[ほっとしたような寂しいような。
胸中複雑なまま、隅に座ると弁当を広げて食べ始めた。
以前教室でキャラ弁広げた時にクラスメイトの注目浴びて、ちょっとした人だかりになって以来なるべく教室は避けるようにしていた。母の試行と愛が溢れる弁当は、やっぱりちょっと恥ずかしい。]
[ぼんやりと、考え事をしながらサンタクロースを解体していた最中、ふと突然派手な装いの人>>122がやって来て目が合った。]
っ、エディせん………(ごほごほ)
[驚いて口に入れていたものが喉に転がりかけて、むせた。]
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