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帰国子女 イングリッドは、不良学生 タイガ と 帰国子女 イングリッド を能力(結ぶ)の対象に選びました。
/*
あ、あとこれ言っておく。
魔王グラジークムントwwwwwかよ!!!wwww
wwwwwwwwwwwくっそおおおwww
見るのがそこはかとなく、辛い……
>>61
ツェーヴル三大奥義のひとつっ!
ツェーザルインフェルノ!!
?????wwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwww
なに……?www
― 馬術部厩舎:冬の魔王の至るより前 ―
モーント、すまぬ。また負けてしまったな。
[月毛の愛馬の鼻面を撫で、声を掛ける。
ぶるると鼻を鳴らす馬の仕草に、紫水晶の瞳を細めた。
ジェフロイとの練習>>0:98の後である。
声には言葉ほどに悔しがる響きはない]
……先輩に、言いそびれてしまった。
[ぽふ。と、愛馬に寄り添って呟く。タイガのことだ。
彼氏にだけと言われた時、一瞬頬が熱くなった気がしたものだが、
きっと、ジェフロイには気付かれなかった……のだと、思う]
秘密。で、良いと思うか?
[馬は答えず、優しい瞳だけを向けてくる。小さく息をついた。
タイガ・ツー・ダンテ。
ジェフロイの言うところの、”彼氏”である。
女生徒に絶大な人気を誇る彼の、
写真の配信がなされていることまでは知らずとも、
付き合いが知られれば大変な騒ぎとなることは想像に難くない。
ゆえに、今はまだそれを知る人々は多くはないが]
…タイガのこと。
[その面影を思い浮かべると、ほのりと頬がまた熱くなった。
慌てて頬に手を当て、耳を指に挟んで冷やす。
こんな一人百面相、誰かに見られたら笑い者だ]
でも…、先輩にはいつか話したいな。
[兄のようなひとである。
両親の都合で海外に居り、やがて帰国したイングリッドに、
何よりも親しく接してくれた人は、ジェフロイだった。
仲の良いウェルシュという弟分の従兄弟がいて尚、
当時は少し心細かったのだ。
そんな時、妹のように扱い、支えてくれたのは彼だった]
まずは、先輩を抜けるようにならなくてはな。
[こつん。と、額を愛馬に預ける。
肌に伝わる温もりに少し笑って、やがて厩舎を後にする。
アイリとエドナがやって来たのは、それより少し後の話であった*]
― 冬の魔王の至りし時 ―
Frohe Weihnachten und einen guten Rutsch……
ああ、そこはRだ。
[冬至祭りの準備である。
教室に戻ったところをせがまれて、
クラスメイトにクリスマスの文言など教えていた。
雪を模した飾りに縁取られた愛らしいカードに、
装飾的なアルファベットを書き込む。
女生徒らから満足の声が上がった、その時────]
……ウェルシュ?
[スピーカーから、聞き慣れた声が流れた>>21
緊急放送を告げる従兄弟の声に、紫水晶が大きく瞠られる。
思わず席を立ち、慌しく廊下へと駆け出した。
窓の外、向こうに見える学園の塔を見上げる。
遠く、白き魔王が春の具現を手中に収めるが微かに見えた]
────── ……っ!?
[天使が][堕ちる]
[世界が]
[凍りつき]
[何かが、
────────── 変わる ]
…っ、暴走!?
[白昼夢を破ったのは、一騎の暴走であった>>50
女生徒らを背に乗せて駆ける馬の姿に、走り出す。
間に合わずとも、そのまま見過ごせるものではない。
駆ける。世界は凍りつくのような寒さへと変わっていた。
それでも走る向こうに、人と馬の姿が見えてくる]
────タイガ!!
[真っ先に呼んだのはひとつの名。
人前というのに、先輩とつけるのを何故だか忘れた。
暴走した馬の先に居たらしき彼の姿に、
唇が震えたのは寒さだけによるものではない。
夢中で駆け寄ると、次第に辺りの人々の姿も見えてきた]
あっ…、先輩。
アイリ先輩も、ライナー先輩も、アバァウンテイン先輩も。
[次に先輩と呼びかけたのは、兄と慕う人へと向けてのことだ。
ジェフロイの様子にもほっと息をつき、居並ぶ人々へと目を向ける。
馬術部の厩舎に度々訪れるアイリとエドナは知らぬではないし、
タイガと親しいライナーにしても、やはり知らぬ仲ではない]
ご無事でしたか。
何が起きている───…ウェルシュは?
[息をつき、短く落とした言葉遣いの揺らぎに意識はない。
自然とタイガの元へと歩み寄り、
従兄弟の姿を求めて紫水晶の双眸を彷徨わせた**]
>>131
りあ 充、爆発?
[そのネットスラングは非常に耳慣れたものだった。
でも、そっちの孤独に疎い――というか、まだピンとこない身だから、その根の深さには思いいたらず]
な、何だかよくわからないけれど……
この先輩、すごく大物……!?
[オーラが。スーパー●ターマンを見るようなまなざしで、ツェーザルを見ていた]
[何というか、魔王という超常現象――もう自分は、ゲームの世界のアレ、という別世界の現象として理解しないことにした 交渉はするけれど――と向き合って、まともにわたりあっているように見えなくもない]
リア充爆発……
[その言葉をそのまま実行すれば大量殺人犯というか、シャレにならない気がするのだが、何故だろうか]
[何か、そう熱っぽくもあり語る先輩を見ていたら]
[小指の先の血流が悪くなった気がした。見えない糸が、きりり、と締まったように]
あれ、何かすごく切なくなってきた……
[自分で自分の感情をもてあます年頃のまま、何か勝手にいろいろ想像して涙が出てくる始末であった**]
ん……?
おいどうした少年!?
そこまで感動させるようなことを言ったわけではないぞ?
我がいかに
[隣にいる中等部の男の子が、話を聞いて急に涙を流し始めた。(>>143)
自分の発言にドン引かれることはあったが、こういう反応をされたのは初めてで、おろおろとしながらヒースの顔を覗き込んだりして状況をなんとか把握しようと。]
[……いろいろとねじ曲がった人生経験を総動員して、思い至った説は]
リア充か!?
貴様まさかリア充なのか!?
[それしか発想はないのか]
[>>113
「怪我させたら許さん。」
の言葉に内心どきりとする。
気遣ってもらっている事が、うれしくて――
だけどなかなかそれを、伝える事が出来ずにいた。]
いや、年齢イコール彼女いない歴だし!女子とか面倒くさいし!
付き合うならウェルシュみたいな女の子と付き合いたいし!
[趣味を邪魔しないという意味です。]
そんなんじゃなくって、あぁ、でも、説明できないけれど先輩がリア充呪うたびに哀しくなる
わけわかんない!
/*
しまったあああ!
おやまさん居るんだから、ここはヒース軸にしてツェーザルと繋ぐべきだったんじゃないか!!
なんてこったい。今弾かれて心底残念だと思ったよ恋天使…。
[何か酷かった]
本当に、わけわかんない!
恋人たちがどうなろうと、地球は変わらず廻ってるし
何でこんなにもにゅもにゃもんなんだか!
[>>146エドナの説明を聞いていると、
いつの間にかイングリッドの姿もある。
ヒースの事は相変わらず心配で、やや気もそぞろだが
意識はひとまず屋上に居る何かに行っていた。]
…何あれ。
[屋上の上に居る何か。
明らかに何か変なモノ、に警戒心は募り視線は嶮しい。
周囲の変化も、より警戒を強めていた
のだが。]
――――――!!!? ? !!?
[突然、表情固まると
フードのように、頭からライナーに借りた上着をがばりと被った。
その下の顔色は、青いを通り越して、白い。]
(……え、なにこれ)
[フードの下、他人から見えないそこで
突然の“何か”に、一人困惑と言うか焦りと言うか]
(どうしよう……)
[とにかく頭の中ではそればかりがぐるぐる周っていた。
困り果てた挙げ句]
た、タイガ、ごめんちょっと………
[幼なじみの裾を引いて、少し離れた場所へ連れて行こうとした。
理由は告げないが、とても珍しい、泣きそうな顔で訴える様が、
何より“緊急事態”と、雄弁に語っていただろう**]
/*
帰宅して改めて見る。
……でぃあさん女子度高えええええええ!!!(ごろんごろんごろ
いやはや外で見るもんじゃなかった。
お兄ちゃん、妹の門出を見送れるよう頑張るよ!(何をだ
哀しくなるのはリア充のせいなのだ。
リア充を呪うたびに哀しいのなら、それはリア充があるからだ。
年齢=彼女いない歴の何がいけない。
それを恥ずかしい経歴だと考える価値観が問題であり、もてない男を蔑んで優越に浸るリア充こそが諸悪の元凶なのはもはや明白だ。
だからこそリア充は爆発しなければならん。
[ヒースにむちゃくちゃな理論を投げかけると、いったん話題を変えて]
ま、リア充の爆発を押し付ける気はない。
リア充は学園の悪の巣だが、どうこうするのは我の思想であり命題だ。
邪魔立てするのでなければ別にどうこうしてくれなくてもいい。
逆に貴様はこっち(魔王)側を選んだ理由に従って動いていればいいから、いちいち泣かずともよいのだ。
リア充大爆発しろ、だったら手を貸すぞ?
[やはりその発想しかなかった]
― ??? >>120 ―
い …や …
[篭に囚われた小鳥は、ふるふると首を振って細く鳴く。
仄かに暖かい石を、ぎゅっと胸に抱きしめて。]
[その後に見せられた不思議な光景>>123と、
脅す言葉に、震えもしたけれど、]
……はい?
[名前を連呼する中等部の先輩>>125に、律儀に返事をし、
その頼もしい言葉に、少しだけ目を輝かせた。
一緒に来た高等部の先輩の言葉は、
難しくて、よくわからなかったけれども*]
―塔の下―
[事件を目撃して騒ぐ生徒たちに激…というか怒声?まあとにかく避難を促させる。
その際初等部どころか中等部まで怖がられていたがまあ仕方がない。
後は勝手にまとまるだろうというところで、塔の元まで戻ってきてみれば、新たな顔ぶれとして、高等部のマドンナ、鮮紅の宝石。などと言われているイングリッドが増えていたが、アイリとはすれ違ったか。軽く怪訝にはみたが、特に追うわけでもなく。]
無事に済んだようだな。
[暴れ馬は落ち着きを取り戻し、乗っていた二人…の内一人は挙動不審だったが無事ということだけ確認をおえた]
― 塔の前 ―
褒章だったら、俺がこれもらうみてーじゃねーか。
ちょっとあったまったらすぐに返すよ。
……クリーニングしたほうがいいか?
[エドナ>>144に若干ズレているような返答をした。
呟いた内容は聞き取れなかったようで]
ん?何かいったか?
[そう訊き返す]
[そうだ、自分には程度は低いが切実な問題があるのだ]
なんか先輩を困らせてゴメンナサイ。別に僕はリア充というか、彼女いないことに困ってないから。リア充爆発はちっとも僕には手伝う気はないけれど、えーと、爆発頑張ってください?
― 塔の上 ―
[実際、気を失っていた時間はそれほどのものではないだろう。
だが、その少しの間に魔王も春の天使も友人も、
学園きっての暴走盲目特急も、屋上からいなくなっていた。
その代わり、というには奇妙かつ威圧的すぎるものが、
目の前に浮かんでいる。]
えー。学園のみなさん。
私は、みなさんに、お別れを言わなくてはいけないかもしれません。
[かちり、マイクのスイッチを入れ、
空中の一点を凝視したまま、静かに校内へと語りかける。]
この状況を、一体どう表現すべきか、私にはわかりません。
ですが、ありのままを言葉にするなら―――
そんでと……おい、アレどーするんだ?
そのガキんちょが従わなければ壊すって言うのもな……。
リア充以外には罪は無いんだぜ?
[魔物の姿が映る氷の鏡(>>123)のほうへと顎をしゃくる。
非リア充民たちが過ごす学園生活まで否定するわけではなく、魔王の圧力には難色を示した]
あれがリア充を発見してくれるのならこっちも助かるのだがな……知能とかあるのかこいつ?
[とてもそうには見えないが、姿を表したまま動く気配はない。
あるいは誰かの命令によってはじめて活動を起こす類かもしれない]
・・・・・・・・・
何悠長に放送してんだよ!さっさと降りろ!無理なら飛び降りろ!!
[浮かんでいるシロクマに気づいたのは放送>>161>>162を聞いてであり、見上げたところで現状の報告をしているウェルシュに呆れを帯びた怒声をあげた]
[それは確かに、シロクマというのが一番近い表現だった。
なに。ちょっと背中から翼を生やしていて、
爪と牙が異様に長いだけだ。
白いのだから、おおむねシロクマでいいだろう。]
このような状況ですが、緊急放送は続けます。
魔王と名乗る人物は、この場から立ち去った模様です。
春の天使も、その人物に連れ去られたと思われます。
現在、気温が急激に低下しており、
また、シロクマのような危険な生物が
学園内を徘徊している危険性もあります。
緊急の用事がない場合は、建物内から出な……ぃ…
[こちらを向いた仮称シロクマと目が合って、
思わず小さく息を飲み込んだ。]
……イングリッド。
お前も来たのか。
[玲瓏な声が響いた方向に視線を遣ると、
紫水晶の煌きが印象的な、学園のマドンナの姿を認める。
イングリッドが学園に転入後、妙に付き合いの悪くなったタイガを、
ある時こっそり尾行したのは、いつの頃だったろうか。
わざわざ駅を四つ離れた街でデートをしていた彼らを
見つけたことで、二人の付き合いが発覚したのだった。
それ以来、タイガの彼女なら、自分にとっても
友人である、というような態度をとっていた]
俺もわからんが……。
どうやら、初等部のエリオットと、中等部のヒース。
それに2年のツェーザルが消えたらしい。
[エドナの話>>109から見るに、そういうことなのだろう。
ウェルシュのことはわからなかったので、口にはしなかった]
……ウェルシュが目を回している?
[現状を教えてくれたエドナに、一度目を向けた。
言いかけた単語には紫水晶を軽く瞬いて、首を傾ぐに留める。
そのまま頭を巡らせて、気がかりな表情で塔を見上げた]
なら、助けないと。
[呟いて、傍らへと視線を流す。
が、アイリの動き>>153に気付いて、続く動作を止めた]
― 図書室 ―
[開いては閉じて積み、再び開いては閉じて積み上げる。
そんな単調な動作を繰り返していれば、自然彼女の周りは本で小さな塔が出来ていく。
埋もれるように、未整理の蔵書を改める。]
[そうしているうちに、とうとう見覚えのある古い本を見つけた。
ほんの表面に張り付いた霜をさっと払い、開いた。]
……、
”学園へと、春を呼ぶ太陽の石。
春の石を捧げる、優しき天使。
ふたつを冬の魔王が手にした時、冬の世界が訪れる。
ゆめ忘れるなかれ。
石と天使なくば、春は二度と訪れぬ。”
まるで予言ですねー…。
[今さっき起こった事が否が応でも脳裏に蘇る。てゆーか、寒い。]
[下からなにか怒鳴り声が聞こえてきた気もするが、
内容までは聞き取れない。
聞き取れたところで、動けたかどうかは怪しいが。
なにしろ、クマはでかかった。
一瞬でも動けば、視線を逸らせば飛び掛かって来るような
そんな威圧感もあった。
だから睨み合いは、互いに友情が芽生えるまで続く
……のかもしれない。]
/*
もぐもぐ(ご飯中)
そしてタイガ待ち。
イングリさんより先に帰ってきてくれる事を願いつつ…。
そしてタイガを引っ張って悪いと思いながらも
この場で話せるのがタイガしか居ないのでしたとさ。
ジェフロイは絶対無理だ。見せたくないもん。
…―――姫さん。
[駆け寄ってくるイングリッドの姿を捉えた時。
最初に唇から零れたのは、何故か一度も呼んだことのない呼び名だった]
ヴェルナー…、エドゥアールト先輩。
[視線を返せば、生徒たちを誘導していた人物の姿がある。
バスケ部の鬼、疾風の戦鬼、黒髪鬼。
様々に渾名される男子生徒に目を留めて、名を口にする。
一瞬、その名が酷く大切な気がして、
少しだけゆっくりと音を口に転がせた。
やがて、頭上に響くウェルシュの声を聞く>>162]
[一通り古文書に目を通していると、放送が聞こえた。]
はぁ、空飛ぶシロクマですか。
[それはまた随分ファンシーな。
誰かが探しにきたらすぐわかるようにと古文書を閲覧机の上に丁寧に置いておく。
バリバリと霜の張った窓を開けて見上げると…]
しろ、くま…?
[にしては、随分アレな何かがいた。]
って、――あれ? 何言ってんだ俺。
[はたと我に返り、大きく数度瞬く。
自分でもよく分からなかった]
ええと、イー…
[リィ、と続けようとして、周りに人がいることをギリギリで思い出す]
…イングリッド、あんたは無事か。
[ひとまず胸を撫で下ろす]
よう、イングリッド。
[こちらに気づいたマドンナ殿>>174に軽い返事をするが、それ以上は今は時間が惜しい。
現状を正確に言い当てるように説明できるのはさすが放送部員ということだろうか。
なんて感心をしたいが、呆れのほうが強かった。]
厄日だ。
[遠目にみてもでかいうえに浮いているなんて非常識な存在とかしたシロクマとにらめっこしているウェルシュを一度見上げた後ぼそりと呟いた後、塔の上へと駆け上がっていく]
─────…
[タイガ先輩。と、呼ぶ筈だった。
けれど何故、あんあ風に呼んでしまったのだろう。
ほっとしたからかも知れない。安堵したからかも知れない。
けれど、それ以上に
───────懐かしい、]
…、うん。
[名を呼ばれて、それだけ小さく頷いた>>176
けれどそれ以上は言わず、アイリの裾を引く様子に視線を逸らす]
[体液>>166、などという単語に呆れ顔をしながら]
そーいうこと言わないんなら、
したくもなるだろうけどな。
[モテる?少数精鋭で密かに活動している
エドナファンクラブの方々に、呼び出されるの間違い
じゃないのか?と思ったが、それは心に留めておいて]
……ま、それなら安心して借りておく。
それより……。
ウェルシュのヤツ起きたみたいだな。
[よく通る声で、塔の最上階から聞こえてくる放送。>>162
足元を蹴ると、霜がぱりんと音を立てて割れた]
ウェルシュ……
………ばか…っ!!
[従兄弟へあげた声は、丁度ヴェルナーの怒声に被った>>165
きゅ。と、一瞬唇を引き結ぶ。
そうして、振り返らずにヴェルナーに続いて塔へと駆け出した]
なんていうか……
一度落ち着いて、話し合ってみないか?
[再びマイクのスイッチを切って、
一見、落ち着いた、穏やかな声を掛ける。シロクマに。]
話し合おう。胸を開いてじっくりと。
そうすれば、きっと分かり合える。
君に、私の言葉がわかれば、だけど。
[シロクマがじわりとこちらを向く。
自分も、半歩くらい下がる。じわりじわり。]
…元気なこったな。
[二人が従姉弟であるということを知らぬ...は自分の後ろから駆け上がるイングリッドにぼそりと呟くが、半ばまで登ったところで、足の速さを緩める。
後ろから追い抜こうとするのであれば静止するように腕を横にして止まるように示すだろう。
止まった理由は、威圧、緊迫感。その二つがこちらにまで伝わってきたからだ。
確かにこれは動けないだろうと思わせるもので]
おい、いくなら慎重にいくぞ。焦らず急げ。
[変な刺激を与えてはまずいだろうか。そんな思いも有りつつ、無茶なことを平然という鬼なことをいいながら頂上を目指していく]
ヴェルナー。
お前、一人で美味しいトコもってこうとしてんじゃねーだろうな!
[俺も混ぜろ、という風に叫ぶと、
ヴェルナーの後を追って塔に向かう>>177]
[タイガの友人である、ライナー。
何故だか趣味が合う、二人とも空を眺めるのが好きなんだと、
笑ってタイガが教えてくれたのは、付き合って程なくのこと。
訳知り顔ということもなく、心地良い距離で
暖かく友人として遇してくれる彼と、言葉を交わすようになって久しい]
人が消える……?
[その彼の言った言葉>>168
普段なら一笑に付すほどの冗談だが、そうはさせない雰囲気がある。
塔へ駆け上がる刹那、彼へも目を向けた。
口に出して何かを言ったわけではないけれども]
美味しいとかまずいとかこの状況で関係あるのか?まあ勝手にしろっ!
[まあどこか、いつもとは違う世界に、何も思わないところはないが、まぜろというライナー>>184に何を言っても仕方ないのは重々承知のために、とやかくはいわなかった]
……、…。
[逸らした目は、ほんの少し早かったから、
琥珀の瞳の意を捉え損ねた>>185
唇を少し引き結んだまま駆け上がる塔の階段、
そこで行く手を塞ぐように差し出されたヴェルナーの腕に、
ハッとしてその足を止める>>183]
焦らず急ぐ……?…。分かった。
[首を傾げたが、その口調に真剣な響きを聞いた。
だから逆らわず、その仕草を慎重に見習うようにして上へと向かう。
一瞬何故だか、酷く懐かしいような心地がした]
[もう一人、ヴェルナーの後を追っていく少女の姿。]
やっと……。こうしてお会い出来た。
[不意にそんな想いが湧き上がり、刹那脚を止める]
えっ……。
[塔の内部が、どこか別の風景と重なる。
取り押さえられ、それから――
だがそれ以上、白昼夢を見ることはなく]
先鋒はそなたらに任せる!
無理をするなとは言わぬが、無駄な怪我をせぬ事を重視せよっ!!
[塔に向かう面々に言い捨て、自分は校舎の方へと駆けて行った]
(登った時、あの
[今日は判断ミスが続く。己の不甲斐なさに舌打ち]
[―――馬が好きなのか?]
[数年前。
訓練の為に訪れた厩舎の前で中を窺うように佇んでいた娘に、入部希望者かと何の気なしに声をかけた。]
[なある。他の部活との兼ね合いが、ね……
運動部の掛け持ちは厳しいわな。
何なら、後ろで試乗だけして行くか。
ウォーミング兼ねて、これから軽く流すつもりなんだが。]
[入部ではないと知れば、残念そうに頷くも。
何故だろうか、その時は常になくそんな誘いを投げたのだった。
揺れる榛の髪と瞳に、何か――否、ただの気紛れかもしれない。]
いや……。
大体が、今の状況も夢みてーなモンだよな。
[不思議な体験に首をひねりながら]
ああ。もう勝手に来ちまったから。
[平然とヴェルナー>>187に言い返したが、
それでも焦らず急ぐという物言いには、
一理あると納得し、慎重に階段を昇る。]
[それじゃ、待ってろ。準備してくる]
[首肯してくれたのか、半ば強引にであったか。
とにかく、初対面の娘を馬に触れさせる算段を付けたなら]
[ああ、そうだ。
――――名は?]
[振り返って、問う。
それが、出会い。
以来、部員を交えたりイングリッドに引き合わせたり、神出鬼没に現れるエドナを交えたり、それなりに親交を温めて来たけれども。
………何やかやあって、忙しい大学生活を送るうち。
いつからだろうか、どこか硬化してしまったように見える彼女の態度に、どう接して良いか今は分からずに、いる。]
……イングリッド!
[必死な様子で駆け込んで来た“妹”。
無事であったことに隠すことなく安堵を滲ませつつ、
彼女が真っ先に呼んだ名を聞けば、対象にちらと目を向ける。
多少の違和感を覚えなくもないが、今は横に置いた。]
……知り合いだったのか。
ああ、何とか。馬の暴走の方は―――な。
―――…
世界の方は、無事とはいかねえようだが。
[凍り付き、白く染め上げられてゆく学園を示す。
彼方此方に蠢く、異形のものの気配も。]
[イングリッド>>188へと静かに頷いて返し、エドナ>>190の声に返事もできぬが、軽く手を挙げて届いていることだけを示して進む。
音をたてぬように気を配りながらできるだけ速く。
最も作られた塔の頑丈さによっては大きな意味をなさなかったかもしれない。
しかしこうして行動をともにするということはさしてないはずだが、妙にしっくりと来る妙な感覚を覚えていた]
― 高等部校舎・校内 ―
(気配がおかしい……)
[緊急時の為、土足で駆け上がったが、校内にまで霜がびっしりと張っていて、何よりも人の気配がしなかった]
誰かおらぬのかっ!!
[校内中に響けとばかりに大声を上げるが、どこまで届いたか]
チッ。
[塔の事もあり、気にはしたまま目的地へとひた走った]
誤解のないように言っておくが、私はこの小鳥が危なくないように、ここへ入れて守っているのだ。
[エリオットを納めた鳥籠に指をかけて小さく揺らす。]
だから、安心するがよい。
[顔を出すとつららが降ってくるかもしれないので窓からは早々頭を引きつつ。
さて、自分も皆に習って寮で大人しくすべきか、古文書の内容を誰かに話すべきか…否、話したところでどうなるというものでもないか。
気が付いたら、傍にあったもう一冊古い本を手にしていたのだが、妙に気になるので後で読もうと思う。]
にしても。
[軽く目を伏せる。
情報の欠片を集めて整理しなおしたものを、小さな羊皮紙片へと小さく書き込んでいる女の姿。
「…情報料はお帰りになってから…す」
「…―――ナー様…ですから…潜入中に私が捕えられるようなことがあれば…切り捨てて頂いて結構…」
彼女は悠然と微笑んでいる。
断片的なイメージと途切れがちな会話イメージは、正直まどろっこしい。しかし、イメージの中の彼女がなんとか様と呼ぶ相手の顔には、見覚えがあった。]
なんですかねー、これ。
[首をかしぐものの、あまり深刻に考えている顔ではなかった。]
[夢みたいというライナー>>192に言葉には、否定の要素のかけらもなく頷いて]
まぁ…そうなんだがな。
どうやら―ファンタジーな世界にいきなり殴り込んだらしい。
……そういや、冬至祭りは太陽の石を帰すことで春を呼ぶとかいう儀式だったっけか。
[ついさっき司書室で聞いたような事を口にしつつ、イングリッド、ライナーとともに登っていけば、そろそろウェルシュとの距離も、そして異形のシロクマとの位置も近くなっていく]
君らのいうことはよくわからないが、白くも冷たくもないものなら、いくら破壊しても私は気にしない。
[ツェーザレに鞭を差し出す。]
塔に
その鞭を使えば君の指示にも従うだろう。
君がいかなる者か、示してみせよ。
[ツェーザレとクリフの足下を指させば、そこに丸い穴がぽっかりと開いた。]
私はその間に、小鳥に歌を教えていよう。*
[ヴィジョンに、音声が混線した。]
[……に、わけわかんない!
恋人……ちが…………と、地球は変……廻ってるし
何でこんなにもにゅもに……なんだか!]
…………ヒース?
[聞き覚えのある声に、目を瞠った。]
?ライナー、
[ふと、背後で気配が揺らいだ。
いや、揺らぐというほどもない微かな歩調の乱れだ>>189
ただ、何故だか気に掛かって一瞬振り返って足を止める。
薄暗い通路の光が逆光になって、少しの間互いの表情を隠した]
────また会おう。
[遠い約束]
……、先輩?
[果たされなかった約束が、再び巡る]
[>>181お目付け役、といわれてこくりと頷く。
頼るのは馬術部の誰かになるのだろうが、出来ればジェフロイに頼めれば、という思いも少しあった。
そう都合よく、鉢合わせる機会は多くないのだろうけど。
優しいな、とは胸中だけで呟く。
そんな風にいい所をひとつづつ見つけていって
見つけるたびに、心の中に小さく積み重なる物が増えていった。
その理由、答えなんて決まっているのに、
それを形ある行動に移せない理由は只一つ。
自分に自信が無いという、呆れた理由、ではあるのだが。
今では逆に、どうしていいのか分からない所まで来ていた。]
― 教頭室 ―
テオドール!!
[学園教頭でさえも呼び捨てにして、ドアを蹴破る勢いで飛び込んだ]
「っ エドナか……」
いるならいるで返事をせぬか!!
放送もあって外の様子は知っておるであろう?!
何故、対処せぬ!!
「私とてその心算であったがな」
[食って掛かるが、そこで彼から校内の異常と、彼ら僅かに動ける者が対処に当たっている旨を聞く]
― 保健室 ―
[ヒースを探さないとという心配と不安、
ウェルシュの放送も一応聞いてはいるが、
今は自分の身に起きた事の方がおおごとだった。
出来れば二人になれる場所がいい、と内心思っていた所に>>185タイガのフォローが入り、ほっとしながら。
連れられるままに保健室まで向かう。
保健室は幸い保険医不在。
それを確認すると、フードにしている上着を取って見せた。]
………ね、頭、どうなってる…?
[と、言う当人の頭、両側から、
果たして前世、食べまくった呪いか、それとも何か他の理由か
髪と同じ色したふさふさの長い耳が生えて、
ロップイヤーさながら垂れていた。
時折ひくひく動く様子は、
飾り物でない事を主張しているかのようだった。]
[校舎内に唐突によく通る声が響いてエコーしたので]
はぁーい、いますけどー?
[一応返事をしてみたが、そういえば皆非難を始めたにしても、妙に早いというか、人気がないなと思った。
とりあえず灯油ストーブの上で餅を焼きながらぬくぬく。]
そりゃあ地球が廻るのは変だが……
じゃなくて!
お前、一体何処に居る?
天使役の坊主と一緒に消えたって、こっちは大騒ぎだぞ?
[彼の“音楽活動”を偶然目撃して以来の縁。
ヒースがアイリの弟であったことを知って驚いたものだが、それはいい。
兎に角今は、無事であるかどうかを確認するのが先決だった。]
/*
あ、そういや能力行使先決めてなかったな。
自分で決めてもいいらしいがここは当然ランダムだろう。
ほいっと。→<<高等部2年 ベルティルデ>>
ならば、そちらは任せる。
私の用事はそれではないからな。
[教頭にはそう言って机に飛び乗り、彼の前で壁に飾って掛けてあるものを片っ端から床に落としていく]
「お、おい、なにをする気だ!」
そなたのコレクションを貸せ!
今すぐだ!
[タイガとイングリッドの関係は知っている。知った当初は驚いた。
「面食いとは思ってたけど…」としみじみ言ったものだ。
あの場に彼女が居たわけだが、そこに気を使える余裕が今は無かった。なにせ耳が生える珍事に見舞われていたのだから。]
………どうしよう………
[何でこんな事にと、途方に暮れたように幼馴染を見上げて。]
と、とりあえず帽子、帽子持ってない?
この頭だと外、歩けない………
[何処の仮装大会だという話。]
["説得"を続けるも、
シロクマは明らかに不機嫌そうな唸り声をあげている。]
お、お互いの意志が通じ合えないのは不幸だと思うよ。
うん。君に、私の心が伝わるといいんだけど。
無駄……かな。やっぱり…?
[この期に及んでも放送機材はしっかり抱えて、
じわじわ、じわじわ階段のほうへと後退する。
そちらから人が来ていることには、気付いていなかった。]
私はこのままここを去る。
君は、ここで好きなようにしていると良いよ。
あまり、暴れられても困るけど。
そういうことで、どうだろうかな。
[提案に対して返ってきたのは、轟くような咆吼だった。]
/*
ウェルシュはきょうだいが良かったのかなあああ!!!
どっちでも良かったんだけどn
現世では仲良しいとこ!もありかと思って。
いとこでもお風呂くらい(ry
捏造してやろうかな……。
[>>208 荷運びと言われ、目を瞬いた。
自分も役に立てるチャンスかもしれない。]
お餅食べてからでも間に合いますかー?
[全く悪びれもせず叫び返した]
さて……さすがにクマ相手に真正面から喧嘩なんてしたくない。
[というか無理だろ。というやつである。]
ウェルシュをこちらに引きずり寄せて上手く逃げるしかないだろ。囮は俺とライナーでやればいいな。イングリッドはウェルシュつれてどっか安全なとこにいけ
[そういって、そのへんの棒状の何かわからない機材を手にとる]
[……お前も、何か感じたのか?
イングリッドにそう問うていいものだろうか。
逆光に照らされた彼女の表情を見ることは出来なかったが、
「先輩」と、間が空いたようにも思われる意味は、
それ故ではないだろうか。]
ああ。悪い。
お前、気をつけないとスカートの中見えるぞ。
[だが、発した言葉は全く別のことだった。>>203]
焼き立てで熱いので無理ですよー。
持っていきますねーお一つどうぞー。
[凍てついた校舎では、てくてく走っているうちに良い具合に冷めた。]
はい、到着。
何をお手伝いしましょう?
[からっと声のした教頭室へとあらわれると、エドナに向けて程よく冷めた磯辺焼きをパスした。]
焼き立てで熱いので無理ですよー。
持っていきますねーお一つどうぞー。
[凍てついた校舎では、てくてく走っているうちに良い具合に冷めた。]
はい、到着。
これを運べばいいのですね。
[磯辺焼きを加えつつ、その場に残っていた武器を持てるだけ抱えてエドナの後を追う。
彼女のように軽やかにとはいかなかったが、少し遅れて屋上へ到着した。]
え……?
[なに?と、彼へ問い掛けようと思った>>215
その続きを聞きたいと思った。
だから薄く唇をを開いて、そして、]
…… ……、…え?
[続いた言葉に、瞳を一度丸くした]
/*
せっかく夜兎取ったんで耳生やしてみた。うさー。
しかしジェフロイへの気持ちを文章に書こうとするとやたら 時間が かかtt………………(*ノノ)
今回は自分から告白できる事、を目標にしようかな…
かなり茨道なんだけd
えええっ!?
─────見ないで、すけべっ!!!
[顔を真っ赤にして言い返す。
ヴェルナーの折角の立案>>213もなんのその。
塔の石壁に、高い声がものの見事に反響した]
ファンタジーっていうか、
リアルでゲームやってるような感じだけどな。
これが夢じゃなかったら、セーブとかリセットとかないんだよなぁ……。
冬至祭りはあんま真面目に参加してねーから知らん。
[ヴェルナーにはそう返して>>201]
了解。囮になりゃいいのね。
[手に何ももたないほうが、動きやすいか、と考えて
何かを拾うのはやめておいた。]
でもってこういう時はこうなんだろ?
取りあえず足並み乱して乱戦だろ?
wwwwwwあと1時間で更新だしな!!!
あっているといいwwww
[シロクマの巨体が、翼の一打ちで軽々と空高く上がり、
ついで、ミサイルかなにかのように急降下してくる。]
わ……っ
[相手の、動きを、良く見極めること。
ふっと頭に浮かんだ言葉に従って、
クマの動きを見続けていたのが功を奏したか、
凶悪な爪の先を辛くも逃れて、
弾かれたように、階段へと走る。
その先に、人影を見つけて、目を丸くした。]
………ドアホ
[反響する声>>219。ライナーが原因というべきか。イングリッドが悪いというべきか]
んなことでいちいち悲鳴上げるな…"嬢ちゃん"
[自然とした呼びかたが自覚もなくふっと口からもれでる。
だがそれを考える余裕もないまま悲鳴がきっかけか、そうでないかはわからぬが、轟くような咆哮が響く。]
んじゃ、リセットなさげの厳しい世界へといくか。
イングリッドは先輩の権限により拒否権なし。
……へまんなよ、ライナー。
[イングリッドへと、ライナーへと呼び掛けて]
は――…? シロクマあ!?
[このような状況下で淡々と仕事をこなす放送部員。
無防備というかズレているというか。
驚きよりも呆れが先立ち、嘆息しかけて――
ああ、何処かで何度か、いや、何度も同じような
危険な状況下にも関わらず思うままに行動して、危なっかしくて。
でも、きっと至って大真面目で、純真。]
――……王子。貴方という人は。
[何処かで誰かが、苦笑した。
仕方が無いなという風に。]
[猫舌なんだなあ、と微笑ましく思っていたのも束の間。
コントロール、と聞かれると、塔との距離を見てうーんと唸った。]
お祭りの射的なんかでは、外したことはありませんね。
塔の方に武器を投げるおつもりでしょうか。
コントロールには自信はありますが、如何せん腕力が足りません。
方角補正位でしたら、お役にたてるかと。
[エドナに向き直り、真顔でそう答えた]
は…? シロクマあ!?
[このような状況下で淡々と仕事をこなす放送部員。
無防備というかズレているというか。
驚きよりも呆れが先立ち、嘆息しかけて――
ああ、何処かで何度か、いや、何度も同じような気持ちを抱いたような気がする。
危険な状況下にも関わらず思うままに行動して、危なっかしくて。
でも、きっと至って大真面目で、純真。]
――……王子。貴方という人は。
[何処かで誰かが、苦笑した。
仕方が無いなという風に。]
止まるな!!
[一気に階段を登りきるとともに、シロクマの攻撃を避けこちらへと逃げるウェルシュ>>222の進路を阻まぬようにして横飛びに飛んで逸れた後、シロクマを睨みつける。
怖い思いはあった。意地も当然あれば、どこか非現実感も伴っていたが、それでも体は動いていた。]
おら、デカブツ!こっちだ!
[鉄の機材を塔の床に思い切り叩きつけて、注意を引きつけるように音をたてた]
そうか。その豪語、受け取った。
[あっさりと信じると]
私は、ヴェルナーらの手に渡るように武器を投げ込みたい。
だが、精度に些か自信がない。
適時、指示せよ。
[そう言って、西洋剣やら槍やらの中から古代中国の戟らしき武器を手にとって構える]
うるさいっ!卿はいつも──…
[制服のスカートの裾を手で押さえ、
頬を染めたまま勢い良く振り返る>>223
釣られたように言い返しかけ、ふと口を噤んだ]
───…?
[けれど思考の先を追うより早く、事態が動く。
シロクマが動き、風が起こった>>222
やって来た”おとうと”の姿に、身体が動いた]
― 保健室 ―
[向かう途中でウェルシュの危機感レスな放送も聞こえたが、
ヴェルナーたちが向かう素振りだったので、そちらは任せた。
あの凶悪な実行力を誇る鬼先輩に掛かれば、大抵のことは何とかなる。
あいつに任せておけば、安心だ。
[…何故か、いつも以上にそう感じていた]
分かった、……任せる!!
[ヴェルナーの呼びかけに、短く頷く>>223
彼らならば問題はない。そう、無条件に思った。
いや、無条件ではない。確かいつか、どこかで───…]
…───ウェルシュ、こちらに!!
[シロクマが咆哮を上げる。
動き出す二人を視界の端に捉え、
律儀に機材を抱えた従兄弟の腕へと手を伸ばした]
……なぁおい、大丈夫か?
[普段の覇気がさっぱりないアイリへ声を掛けつつ保健室到着。
誰もいないのことを念入りに確認する彼女の仕草に、
こりゃあ何かやばいことありそうだな…と、
心にぐっと力を篭めていたの、だが]
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・は?
[人には、想像できない事態というものが、ある訳でして]
………っ!
[離脱したタイガとアイリ。
塔に駆け出す面々。
何か考えがあるのか、校舎へと向かうエドナ。
己は何処に行くべきかと考えて―――
結局、シロクマもとい放送部員の居る塔へと走る。
こんなことは前代未聞どころか、非日常の極み。
まずはそもそもこんな状況に陥っている理由、知識が欲しいところだが、自分の力ではそれは望めない。ならば、事の起きた現場に急行するべきという判断。]
必ずやご期待に添いましょう。
[取り出された戟らしき武器を見て、軽く目を見張る。]
…”イーブルワン”
[目を細めてどこか懐かしげに、そう呟いたのは無意識のようで、すぐに構えるエドナの真後ろに立つ。]
{1}度右、(09)度上に。
…もう少し右です、そう…そこです。
[彼女の眼は、正確に角度を捕えているようだった]
(ん?)
[ところでなぜ自分は武器さえ渡せば大丈夫だろうと信じているのだろうと不思議に思った]
(ヴェルナーの運動神経は身に染みておる)
[いつだったかバスケットで対決させろと乗り込んで返り討ちにあった。だが、それは運動選手としての能力である。裏づけになろう筈がない]
(なぜ、だ?)
[不思議だったが、今はその思考は捨て去った]
お前!そんなでかい声だしたらバレるだろ!
[反応して>>219声を荒げそうになるのを
なんとか抑えるが、時すでに遅し。
この騒ぎを聞きつけたのか違うのか定かではないが、
魔物の咆哮が響いた]
すまん。
[短く謝罪の意を表明すると、ヴェルナーとは反対側に走り、
魔物――ウェルシュ曰くシロクマ、の姿を素早く観察する。
シロクマの攻撃範囲内ギリギリのラインを計算して、
その僅か手前から、シロクマを挑発した。]
ほら!こっちにもいるぞ!
[塔の中へ続く階段から見えたのは、三人。
一度特集を組んだこともあるバスケ部の黒髪鬼と、
強豪揃いの陸上部の、元部長さん、
そして、まるで太陽のような。]
ねえさま!
[白い世界の中、鮮やかに紅い姿へ向けて、
なんの躊躇いもなく手を伸ばした。
―――そうできることに、何故か不意に喜びを覚えつつ]
[エドナの肩にほんのわずか、羽のような軽さで手を当て、微かなずれまで補正する]
大丈夫です、エドナ様。
ヴェルナー様ならば、背後から投げても此れを取り損なうことはございません。
[それは、確信じみた声で囁かれる。]
今です!
あれ、今の声は――ジェフロイにいさん!?
[よく来る客の名前は覚えていた]
何でにいさんの声が……
てれぱすてれぱす?
ああ、こっちは――たぶん、この世?でないところです
みんな無事ですよ。今のところ、あのジーなんとかも、エリオット君に手を出そうという気はないでしょうし
[心に在るのは、“約束”の二文字。
―――それが何処か遠い時代の知らぬ国、知らぬはずの場所で交わされた盟約であること、未だ気付かぬまま。*]
[鞭を渡されると共に、何者か示せという魔王の言葉(>>202)
同時に開いた足元――冷たい風が吹き込んできたのを一瞬感じた直後。
白い空間から落ちて、新しい白い世界へと投げ出された。
冬の魔王の新たな領土へと、自分の学舎へと。
魔王への回答は、重力による加速が始まる一瞬のうちに。]
何者か?
この
俺の名はツェーザル・ツェールン・ツェーヴル!
略して俺Tueeeeだッ!
[転落死などまるで考えず、慌てる素振りもなく自然に落下していった。
自分の名前のスペルがとてもとても間違っているのはさておき]
あっ!
その集音マイク、できたら壊さないでください!
…高いから。
[長い持ち手の付いたマイクを振り回している
黒い先輩に向かって、咄嗟に出たのはそんなひと言。
しかたない。弱小放送部は低予算で活動しているのです]
……〜〜〜!
[言い返そうと口を開いて、声を飲み込む>>237
タイミングが悪い。シロクマさえいなければ、きっともっと]
────気をつけて… …!!
[違う。口をついたのは悪口ではなかった。
大丈夫という思いと、何故だか祈るような思いの言葉が口をつく]
― 保健室>>232 ―
何もなければ大丈夫なんだけど…そうじゃない、よ、ね。
[頭がむずむずすして、何かが増える感覚。
嫌な予感を感じてフードを被った瞬間、顔の横あたりに、何やらふわっとした何かを感じていた。
それから、時折何か、声のようなそうでないような、何かが聞こえてくる。
まだウサ耳パニックのおかげで殆ど知覚できてはいなかった、が。
とにかくこんな頭、誰にも―特にジェフロイには―見せたくなかったので、タイガを引っ張ってきたわけだが。
その幼馴染につっつかれると、
触れられた方の耳がびくっ!と跳ねた。]
ひゃ!
ああ、うん俺だ。
いや、お前に電話かけるかと思ったんだが、それより先に声が聞こえたから……なんだこれ。
念話?みたいなもんなのかね。もう何が起きても不思議じゃねえと思って、深く考えなかったけども。
[てれぱすてれぱす。
思ったより元気な声にうっかり安堵しそうになるが]
―――て、この世じゃないとこって何処だよ。
[死んだんじゃなかろうな、と念押して]
ジーなんとか……ああ、“魔王”か。
んで、その魔王Gは何が目的だってんだ?
氷に閉ざされたのもそいつの仕業なんだろ?
〜〜〜〜〜〜〜!!!
[長い耳を庇うように押さえて、
さーわーるーなー、と目で訴える。
障り心地は最高だが、触れられるととてもくすぐったいのだ。
耳の先までしっかり触覚があった。]
[己の挑発、そしてライナーの挑発。
二つの行為に交互に振り返るようにしている自分は更に奥へと回り込みつつ]
アホいえ!!命のほうが大事にきまってるだろ!!
[低予算で活動という放送部員>>243の気持ちなどわからないというか、さすがに無理な注文である。
シロクマへ挑発するように集音マイクを横に振り空を斬り挑発する。
今のところ、予算的事情は大丈夫そうであった]
>>199
仮にも王を名乗るものの言葉です。信じましょう。
エリオットさん――ちょっと僕は時間を稼ぐ為にいろいろしなきゃならないっぽいですが。
いやなことされたらすぐに呼んでくださいね。
さらってどこまでも逃げますから
[真面目な顔でいいつつ―― その言葉の途中で、孔に落ちた]
名家の娘 エディは、高等部2年 ベルティルデ を能力(誘う)の対象に選びました。
[そして。駆け寄ってくる、若木の姿を認める>>239
その印象は、鮮やかに伸びゆく若木の緑。
太陽を掲げて高く、しなやかに伸びゆく───]
……ウェルシュ!!
[────大切な”おとうと”
躊躇いなく伸ばされる手に、不意に場違いな笑みが零れる]
元陸上部部長 ライナーは、放送部員 ウェルシュ を能力(模倣)の対象に選びました。
放送部員 ウェルシュは、冬の魔王 ジークムント を能力(占う)の対象に選びました。
名家の娘 エディは、学園R.J.B同盟会長 ツェーザル を能力(誘う)の対象に選びました。
あーーーーーれーーーーーーーーーーー!!!!!!
[で、このままならツェーザルと同じところに着地しようもんだったが]
[何か、不思議な未知のパワァ、らしきもので、どこかに飛んだ]
[何か高位の――女神のような存在が、翠の少年の命があまりにもあっけなく失われてしまうのを惜しんだからかもしれない]
→ローゼンハイムの校長室へ
―ローゼンハイムの校長室―
[どすん、と、校長のデスクの前でしりもちをつく]
[何故、どうして、今、ここにいるのか。
説明は自分でもできない]
[幼馴染というのは、ちょっとした変化にすぐ気づくポジションである。
多少付き合いが悪くなったことですぐさまライナーに感づかれた>>168ように、普段と生活タイミングが若干ずれてゆけば、自然と相手の疑問に繋がった。
何かあったのか?と真正面から真顔で聞かれたので、「付き合うことにした」と、こちらも日常の延長のような口調で返した。
ただ面食いと言われた時は、「顔で選んだんじゃねぇ!」と抗議したが。
彼女がどれだけ心優しいかを言葉に尽くそうとしたら、それは惚気、と冷静に指摘されて口を噤んだ――なんていう、ちょっと気恥ずかしい思い出も、まぁある]
うーむ……この異常事態となんか関係あるってことか……?
[どうしよう>>210と言われたものの、こっちも正直どうしようなのだが。
困り果てた幼馴染を助けたいと思うのは、人として自然の心理で]
帽子なぁ。寮の部屋に戻りゃ、あるが……
[すぐ此の場には無かった。
何か隠せるものはないだろうか…と保健室を見回すが、
包帯の類があるばかりで、これといった品は無い]
>>250
…?
はい。
[時間を稼ぐとか、いやなこととかなんだろう?
篭の中でぺたりと座って、きょとんと目を開いて頷く。
穴に落ちていった二人をそっと覗き込んで見送って、
そのまま、心配げに下を見つめていた]
いや、確かに。
さっきまでエリオットさんと、おれつえーさんと一緒に魔王の前にいたけれども。
今は、えーっと、すごく暖房のきいたぬくぬくぅとした部屋にいます。
魔王ジーなんとかさんは、エリオット君と友達になりたいらしいですよ。どうも。
[一度二度か、交互にライナーとこちらをみたシロクマは一度こちらへと標準を合わせたようにみえて、大きく後ろへと飛んだとき。
ぞくりと、底より煮えたぎるほどの灼熱を感じて、集音マイクを落とす。]
ぁん…だ?
[異常を体が訴える。いや、精神のほうが訴えているというほうが正しいのか。
シロクマがこちらへと急接近してくるのがスローモーションに見えて、思考することもなく。
踏み出すように右の足に力を込めていて、右手を背後へと伸びた。]
マイクより、こっちだろう……!?
[シロクマに襲われて尚、資材を気にするウェルシュは大物だ。
呆れたような、笑い出したいような気分が同時に起こった。
だからその中間みたいな顔を、従兄弟へと向ける]
ほら、逃げよう。今のうちに!
[でなくば囮となった者らの足手纏いだ]
────…があれば、
[手にない蒼穹。一瞬過ぎるイメージに微かに眉を顰める]
[キミはー、と声をかけられて]
あ、ローゼンハイム全学園校長先生!
こんにちは!おみぐるしいところをおみせしました
[さすがにこのヒトの顔と名前は忘れない。
礼儀正しく立ち上がってぺこぺこ、と頭を下げ]
[そして、裏でにぃ、と笑う。
これは、チャンスだ。この未曾有の危機に対して、一番権力があるものを、外に追い出せれば。
自分が望む"時間稼ぎ"になりえる]
じつは校長先生にお願いがあってきたんです。
この学園が未曾有の危機に瀕している状況はご存知ですよね?
[かくかくしかじか、と話をし……]
[ 「赤い服に金髪の女性がいましたら…―――エドナ様には注意を―――」
女は、一つ一つ集めた情報を手短に説明か報告でもしているようだった。
ふる、と首を振る。今は集中しなくては]
はい!
(03)度左、(05)度下…そう、そのあたりが邪魔にならないでしょう。
風がでてきましたね…エドナさん、もう少し…
[エドナが投げるたびに、そう指示をしながら、時折やんわりと手で微妙な補正をかけ、正確にコントロールしていった。]
この距離を投げ切るとは…お見事です。
[そして、感心したように言った]
[Tueeeeとクリフが視界から消える。]
何も心配はいらない、私の小鳥。
…まだ、その手のものを渡してくれる気はないのかな?
[エリオットに微笑みかける。]
[ 「赤い服に金髪の女性がいましたら…―――エドナ様には注意を―――」
女は、一つ一つ集めた情報を手短に説明か報告でもしているようだった。
ふる、と首を振る。今は集中しなくては]
はい!
(06)度左、(10)度下…そう、そのあたりが邪魔にならないでしょう。
風がでてきましたね…エドナさん、もう少し…
[エドナが投げるたびに、そう指示をしながら、時折やんわりと手で微妙な補正をかけ、正確にコントロールしていった。]
この距離を投げ切るとは…お見事です。
[そして、感心したように言った]
フハハハハッハハハハハッ!!!
さぁ学園の諸君!
騒げ! 慄け! 笑い飛ばせ!
2人の世界に閉じこもって震えているリア充を爆発させよ!
血沸き肉踊る者たちよ、冷めかけた地上に熱い風を巻き起こすがいい!
今年の夢はでっかいぞッ!!
[勇気ある英雄たちとシロクマ状の魔物との目線が対峙するその脇に、急速に落ちていく――その最中で叫んだ声。
夢と熱気を煽るだけ煽って、魔物に向けて虚空で鞭を振るった。
リア充を狙え、と。]
[空を裂いて飛来した漆黒の戟>>244をつかんだ。なじむ、馴染みすぎるそれを取り戻したようなそんな思いが去来する。]
……はっ!
――エドゥアールトの名とともに、この武器はここに置いていこう。
[熱を吐き出すように笑い、右足に込めた力をそのまま前へ、シロクマが振り上げその力を叩き下ろすよりも速く、速く。
掴んだ戟を下段より斜め上に切り上げながらすれ違うように駆け抜けた]
で、今この学園全体が何か異世界チックなところに放り込まれていて、魔王を倒したりとか何とかしないと、何人たりともここに入ってこられないんです。
この学園は忘れ去られてしまいます。
よた話とは思ってません?
あ、ありがとうございます。
[いろいろ校長も見たのだろう。わりと平静に話を聞いてくれた]
で、校長にお願いがあるのですけれど――
君が素直でないと、世界はもう一段階、変革を迎えることになる。
それは目に見えないものだけれど、運命を変えてしまうほどの──
あと3分で
[ウェルシュの腕を引き、離脱を促す。
いずれジェフロイが駆け来るならば、その姿も見えようか>>234
ふと、寒気がした。
きろりと、シロクマの瞳がこちらを見た
──────気が、した>>262]
― 屋上 ―
[空から――。
いや地上から。
どこから調達したのか、本物の武器が降ってくる。
はじめにヴェルナーへは方天戟。>>244
その後、いくつか飛来する武器。>>248
ヴェルナーと協力して、
シロクマを入り口より奥へと誘導しながら、
武器を――さも当たり前のように、長槍を選んで、
シロクマに向かって構える。]
暴れたりなかったんだ……
[こんな状況なのに。
ふっと笑顔が零れた]
忙しねぇな……。
ま、よく分からんが無事そうだな。何よりだ。
お前に何かあったら遊び相手減っちまって困る。
それに、あんまり姉さん心配させんな。
……俺つえーさんって、あの叫ぶ名物男のことか。
友達ねえ………
[ぴかぴかの初等部男子とお友達になろうとする中年(青年?)男性――とそこまで考えて思考を切った]
んじゃまあ、その魔王を見つけてぶったたけば学園も元通り、エリオットも戻ってくる…で、いいのか。
なんつうか、RPGみたいだが。
あ……
[互いの手がしっかりと繋がって、
鮮やかな従姉の顔を間近に見た途端、
瞳が潤みそうになったのを、慌てて擦って誤魔化した。
緊張がゆるんだか。それとも他の理由か。]
う、うん―――
[シロクマを引きつけている二人へ
―――そして、投げ出されたマイクへと
気遣わしげな視線を投げつつも、
従姉に頷いて、その後に従う。]
[過程はすっとばして、結果だけいうと。
ローゼンハイムは、気がつけば学園の校長室ではなく、学園の外へと移動させられた]
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