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― 西の邸宅 ―
[ローゼンハイムの姿が見えても>>206、今は笑みを浮かべる事が出来た。
告げられた言葉、その意味を少しの間の後に理解して。]
我が国の騎士の献身は、いつもわたくしの胸の中に有ります。
ですが私は、私の自由よりも、今成すべき事を成し、叶えたいと思うのです。それが篭の中でしか叶わない物であるなら、私の居場所はそこなのでしょう。
もしも私自身が大空へ羽ばたく時があるとすれば、それは……
[そう言いかけたが、言葉は紡がれず少し眉を下げた笑みに変わった。]
[少し離れた場所に立つローゼンハイム>>223にも、カップとソーサーを手ずから渡したのだが、触れた先が熱いように思い、ローゼンハイムを見上げた。
紅茶の熱さのせいかとも思っていたのだが、その動作、カップが口元に運ばれてから>>225詰まる様子に、少し慌てた。]
あ……申し訳ありません。
お水を
[そう慌てて水差しに水を入れてローゼンハイムへと渡す。
その際再び手に触れる事になれば、今度は騎士の手が熱い事に気づいて少し眉を下げ、小声で]
ローゼンハイム様、熱があるのでは?
[そう彼の主に聞かれないように、そっと尋ねた。
おそらく彼には隠しているのだろうと思った為。]
[ 言葉の後に、後ろに置いてあった大きな布袋を、ヴェルナーの目の前に、どさりと置いて ]
これがグレゴール殿の分ですね。
試合を見たナツカ国の方々からのお見舞いの品だそうです。
[ 袋の中には、花や菓子に始まり、武具を磨くための高級油や、馬へという意味か砂糖の塊、果ては妙齢の女性の絵姿までが詰め込まれている ]
―試合当日・東の邸宅テラスにて―
[腕に少々の生傷と痛みを覚えて、早朝のテラスで佇んでいる。]
ああ、この瞬間を、ベルティルデ殿下はどうお迎えになっているのでしょう…。
[ため息をつき、木々に抱かれて鳴く鳥の声を聞く。]
確かに。貴方の《飾らぬ心》、お受け取り致しました。
月が昇ると共に馬を飛ばせば、恐らくは、此度の試合で雌雄決するその折迄には……
[手渡された花は、掲げ持ち受け取って。しかし、跪いたまま、その手を取られれば。]
…………!?
……貴方は……?
[鍛錬を詰む騎士の姿からは、咄嗟に連想の出来ぬ柔らかな温もりに、頭を上げ。瞳を瞬かせ。]
[しかし。その手を預けたまま。再び、静かに頭を垂れ、続けた。]
……対の歌声と、大樹の木漏れ日と。
双翼と大樹とが、共に凱歌を奏でるその時が来る事。
私は、信じましょう。
私が、この病院で治療を手伝わせて頂いた方の中にも、ナツカ国が、カイエン、ルスラン両国を援護すれば良いのにと、おっしゃって下さる方がありました。
我が敬愛する、騎士団長の言葉を借りるなら、戦は、戦場にてのみするものに非ず。
試合は終わりましたが、騎士として、我らにもまだ、出来ることはあるはずです。//
[…………そうして。そのまま少し、言葉を選び。]
貴方が何者であったとて。平和を祈る心は、真の物とお見受け致します。
だから。名も無き枝葉のさざめきと、聞き流して下さって構いませぬ。
……今一度。御名を、お聞かせ頂けますか?
其れを、今己が頭を垂れるお方の名と、心に刻みます。
[……月を頂く瞳を、見上げ。]
― 試合当日・第二会場 ―
……っかし、ほんっとに、よく集まるよなぁ。
[試合場に至る一歩手前で足を止め、小さく呟く。
渦巻く熱気は、先日以上か。その高まりに刹那、目を細める。]
ま……何れにしろ、やる事はひとつ……だし、な。
[ふる、と軽く首を振り、留めておいた一歩を踏み出す。
身に着けた鎧は、昨日コンラートに伝えた通りの青褐色の胸鎧と篭手。
それから、鎧よりはやや色味の淡い褐色の、厚手のマント。
背には、柄頭に剣の銘と同じ名の石をあしらった剣。
騎士、というよりは、剣士、と称した方がしっくりくる装いは、果たして周囲にどのように見えるのか。
そこは考える事なく、ゆっくりと試合場へ進み出た。]
― 公園・四阿 ―
お聞き入れいただいてありがとうございます、ギィ様。
[片膝ついて>>217告げる言葉に、ほっとしたように息を零す。
誓いのような言葉の後、騎士の口付けに笑顔で応えたが。
その手が離れる際、こちらからその手を取った。]
それから、改めて御礼を言わせて下さい。
そのままで良いと、耐える事も役目だと言われた事はありましたが、わたくしに他に出来る事があるかもしれない、という事を、おっしゃったのは貴方だけでした。
貴方様が他国の騎士であるからなのでしょうか…。
私は私の可能性を、出来る事を出来る限りは探し行うことを、貴方に、ひいてはカイエンという国に誓います。
たとえ私の声が、陛下に届かなくとも……。
[そう伝え、頭を垂れながらその手を自分の額に当てた。
さらとした紫の髪が、騎士の手を擽る。
騎士が誓いに口付けを落とす如く、それがアイリスの誓いとなるだろう^]
― 闘技場再び ―
[手甲から肘までを覆う篭手、腰までを守る板金鎧、脚は膝を守るのみ。兜はなく、御前試合なら正式にはマントを羽織ることになる白銀の部分鎧姿で控え室に立っていた]
……よし。
[金色の円形盾を手に取り、短く気合を入れると熱気渦巻く闘技場へと踏み出す]
― 試合当日・第二会場 ―
ベルティルデ・ズィーベン・エンフェルリート・ルスラン殿下。
我は貴方の剣。今この場は闘う力そのものとなりて勝利掴み、その御手へと捧げに戻りましょう。
[まずは観覧席のベルティルデに向けて古式ゆかしく宣言し]
我は西国ルスラン使節団が騎士 コンラート・ディス・マイスナー。
神妙にお相手願う!
[対戦相手>>253に朗とした声で名乗る。
わだかまりから謁見場以外では口にしてこなかった貴族当主としての名を騎士として名乗れるようになったのは、一つ揺らぎを乗り越えた印だった]
/*
Σカレル様、多角〆って言ってた。
く、空気読まないヤツでゴメンなさい……しかも乙女村系男子にしては堅すぎな気がするし!(滝汗
そして>>252は、えーと。触れなければ全く触れずに終えるつもりだったのですが、手取っちゃったらこんな感じの反応になっちゃう気がしたのでした……まあ多分カレル様はミヒャエルエンドな感じなのでしょうからどっちに折れても全く問題はないのですが。
理解が早く、そして口やかましくないやつで助かる。
[口調についての変化にむしろ楽しげな様子のギィ>>243に笑みを返したところで
「戦場」を見せるつもりでいるという言葉にほぅと小さく息を吐いた]
俺も、うちの姫さんに「戦場」を見せるつもりでいる。
[王女を姫さん呼ばわりしつつ、そしてギィ>>244同じ意志を告げる。
最も闘技場でやる以上、何もかもができるとはいえない。あくまで雰囲気に留まるのも承知の上であるが]
祭りボケのナツカに刺激を与え…そしてルスランにカイエンに…どうせ情報でも集めているであろうザライに轟かせる。
そして…姫さんや、そちらの殿下にも似合わぬことと承知して、これから何が起こるのかを知ってもらうためにな。
[援軍の有無があれなんであれ、戦は避けられない。楽観的な思考は捨て去って考えている。]
[双方無事でという言葉をもらったというのは、目の前の男が二人で会いたいという手紙を王女に出していたことを知っているために口をはさむでもなく]
俺も無事で戻れといわれてはいるのが困るところなんだがな。
俺自身はいつどこで死んでも構わないように生きてるつもりだったってのによ
[無視しようとして無視できぬものに困ったものだと苦笑する]
ああ、話さずとも意志が通じ合えているようでありがたい。
[殺すつもりでというニュアンスに臆する事もない。
でなければ、自分の棺桶など用意もしない。]
といっても、俺も、貴殿も死ぬつもりなどない。だろ?
―西の邸宅 >>246―
まずはこちらを殿下にお渡ししとうございます。
[差し出したのは、数日前にヴェルナーから受け取った、コブシに似た花の枝。]
これはコブシに似ておりますが、ナツカの国で生まれた「新種」だそうです。コブシは春に咲く花ですが、これは南国の暑く厳しい季節を超えた先に咲く花とのこと。
先日、この新しい花の枝を、グレゴール殿より偶然戴きました。かの方はお花に興味が無いとのお話でしたが、かの方がこれを手にしたのは偶然ではないと思います。
この花をグレゴール殿と僕が手にしたことにはきっと意義がある。
そして今、グレゴール殿の手にあったこの花を、僕の手を介して、貴女に「お返し」します。
―西の邸宅 >>246―
では逆に、今度は僕から貴女にお伺いします。
「殿下が今成すべきこと、そして叶えたいこととは何でしょう」?
僕はカイエンの正使として、「国を護る」ことが目標です。
その為に援軍が必要ならば援軍を得る、それは目標の為の第一歩のひとつです。そして「ナツカ王から援軍を得る」ことは手段のひとつに過ぎず、他の方法で我が国を護ることが最善手なら、僕は迷わずそちらの方法を選びます。
「目標を見誤るな」というのは、僕が生まれた時にこのヘッドを賜った、カイエン国王直々のお言葉にして、僕の座右の銘にございます。
では、ベルティルデ殿下の「成すべきこと」とは?
目の前の手段のひとつたる「ナツカ王から援軍を得る」ことではない、もっと大きな、そして最も大切な「願い」を、お聞かせください。
[>>+17エンデの言葉には、やや考え込む]
政治の話は、俺が介入すべきことではない。
戦うべき相手と戦い、守るべき御方を守るだけだ。
……だが、そうだな。正直なところを言えば、俺は貴君たちの正面ではなく、隣に立ちたいと思う。
……貴君が、手伝い?
そういえば、貴君はさっきから何をしてるのだ?
騎士が医者のまねごとをするほど、さびれた病院でもあるまいに。
― 試合当日・東の邸宅テラス ―
[時間的なものもあってか、静かな邸内を進み、ふと、足を止めたのはテラスへ続く扉の前。
理由は、猫がそこで鳴き止んだから。]
……んー……いる、かな?
[小さく呟き、テラスへと踏み込む。
耳に届くのは、鳥の声。
柔らかくさす朝の光の中、一際映える金の髪>>249に。
一瞬、言葉を無くして息を飲んでいた。]
あ、え、と。
[ふるる、と頭を振り、固まっている場合じゃねぇ、と内心で一人突っ込みを入れて、気を取り直す。]
……カレル、様?
ちょっと、お時間よろしいです、か……?
[それでも何故か、呼びかける声は怖々、としたもの。
一瞬見惚れた気まずさがそうさせている、とは、多分無自覚。]
/*
耐えろとしかいっていないやつ。
実際は耐えるのも戦いだから無力感なんて感じるな。とかいう感じだったがそれ以上はつつく気がないのはきっと前の村が(略
[>>+19>>+20続く言葉には、むむと眉根を寄せて]
戦場以外での戦いは、不得手なのだがな……。
だが、無為の時間を過ごすよりは良かろう。
[ゆっくりと腕を伸ばして袋を受け取り、高級油に目を輝かせる。花は後ほど西の邸宅の広間にでも飾ろうと思い、菓子には露骨に微妙な顔をした]
そういえば、俺の令嬢はどうしているかな。
西の邸宅に戻されていると思うが、ずいぶん重い思いをさせてしまったから、嫌われたかもしれんな。
[小さく笑って]
― 試合当日・第二会場 ―
[呼吸整え、東の観戦席に向け、一礼する。]
……我が剣、ザルドーニクスにかけて。
先へ至る道へと続く、勝利を。
[宣誓はごく短く。
それから、対戦相手>>253へと向き直る。]
東国、カイエン使節団騎士、ミヒャエル・アハート。
互いに担いしもののため……いざ、勝負!
[名乗りと共に、紅の名を持つ銀が構えられる。
常に見える幼さは、今は完全に陰を潜めていた。]
― 東西会談後/東の邸宅の庭 ―
[拗ねられる様子>>248に、何か悪いことでも言ったか、と困り顔。それもカレルが真剣な面持ちに変わるのを見て、引き締められるのであるが]
レイピアか。
それならば丁度、剣の特徴やコツを聞いてきたところだ。
基本はおんしが言うように「突き」を主体とするが、牽制で使用する場合は「払い」を行うのも可能と聞いておる。
[差し出された剣を一度受け取り、一度カレルから離れて示すように横薙ぎに払って見せる。振り抜きと共に空気を裂く音が鳴った]
じゃが相手の剣にて受け止められてしまえば、刃が脆くなったり折れてしまうこともあると言う。
「払い」はあくまで牽制に、攻撃の主体は「突き」で行うのが良かろう。
[注意点を述べてから、剣をカレルへと返すべく柄を相手に向けて差し出す。続く、自決、との言葉には隠すことなく眉が顰められた]
自決、じゃと。
…おんしが如何ほど高貴な身分かは知らぬが、容易く自決には直結させて欲しくはないのぉ。
死して誇りを守り抜くと言うのが否とは言わぬが、な。
[誇りを守るために死地へと向かう。そんな考え方をする時もあるため、手法としては否定はしないが、出来得るならばこの者に自決を決断をさせぬようにしたいと願う]
「いざと言う時の護身用」の剣を得手としてしまえば、自決の可能性も低くなろうか──。
[呟きの後の思考は一瞬。意識を目の前に戻すと、カレルを真っ直ぐに見詰めた]
おんしが先日言うたように、剣の道は一朝一夕極められるものではない。
されど正しく扱う術を学ぶのなれば、今の短い時間でも出来よう。
さて、鍛錬を始めるか。
先ずは剣の正しい持ち方からじゃな。
[そう告げて鍛錬の開始を促した]
私は騎士となる前は、医師を志していましたので、病院のお手伝いを。
互いの国の医術を伝え合うのは、有意義な事ですよ。
それに、ナツカ国の方々に、我がカイエン国の誠実を見て頂くことにもなる。
[ 要は民間交流と宣伝活動を一辺にやっているということなのだが、それを騎士の仕事と断言出来る辺り、あまり普通ではないだろう。
けれど、当人は至って当然という顔で、得手とは見えない戦いに身を投じる覚悟を決めたらしい騎士に、微笑みを贈る ]
― 西の邸宅 ―
貴殿も、同じ―――か。
[戦場の風を、ナツカに示す。
戦う意志と力があるのだと、ザライにまで見せつける。
意を同じくする相手の返答に、自然と唇が上がる。]
知らぬままでいるのと、片鱗なりと触れるのとでは、
その先の覚悟も変わられよう。
実際に戦いに巻きこまれた時、知らぬでは済まされぬ。
[カレルとベルティルデ。
二人に似合わぬことも、その意に添わぬことも、百も承知。
それでも、知っておかねばならないことだと断じている。]
いつどこで、などと言いつつ、
死ぬ気などないのだろうに。
[苦笑する相手の顔に笑い声を零す。
死ぬつもりなどないだろうと問われれば、
無論、と口の端を上げた。]
全力で戦える相手に会えて、これほど嬉しいことはない。
もはや、後は剣を交えるだけ、とみて良さそうだな。
― 離宮、孔雀の間 ―
[目を伏せる>>230様に眉が下がった。]
人質…?
第一王子である貴方様をですか?
そんな……ザライの王は何をお考えに。
[そうすれば南は動かないと思ったのだろうか。
それとも、だからこそ、この競技試合なのだろうか。
そう思えば表情が翳る。
南は援軍を出す意志はないのだろうか、そうとも思えてきてしまう。
どうすれば、そんな思いも胸中に過ぎるが。
>>235ノトカーに手を握られて膝をつかれると首を振った。]
ああ、どうぞ顔を上げて下さい。
私は自分を卑下しても、軽くも見てはしおりません。
……私は私の国を、民を、父と母を、兄弟たちを。
そして私の騎士たちを愛しております。
彼らの為に私が役に立つのでしたら、何処に嫁ぐ事も厭いはしておりませんわ。
[それが本心で、根底にある一番の想いでもあり。]
ナツカの王に、私の事を進言してしまえば、ノトカー様ご自身の身の上が危くなるのではありませんか?
ノトカー様のお気持ちはとても嬉しいです。
ですがその為に貴方の身を危険に晒してしまう事は、私には耐えられません。
……それに、まだどうなるかは決まったわけではありません。
明日の試合次第では、その話そのものが無くなってしまう可能性もあるのですから。
[そうなった場合、今度は別の不安や懸念もあるのだが。
その辺りの事は、昨日の赤毛の騎士への誓いと共に胸の奥にしまっておいた。]
私の力にと仰ってくださるのなら、どうぞ御身を一番に大切になさって下さい。
それが私が、一番に望むことです。
[向けた笑みは少し苦い。
応えられない事への心苦しさがそこにあった。
またザライの王子ならば、国を安定させて欲しい、兵を引いて欲しい。
そう願う事は、しなかった。
自分を人質だと告げた王子にも事情はあるのだろうし、その事を推してまで、自分を妻にと望む人の心はとても嬉しかったが。
今それに応えれば、自分の為にと戦った人を、裏切る事になるのではと。だから首は縦に振ることが出来なかった。]
[ 本来、侍女の相手ということならば、ローゼンハイムやギィの専売特許のようなものだが、本気で口説くのでなければ、それなりの術は持っていた ]
まずは、情報だけを求めるという心をお捨て下さい。
誠実に相手の方の心根を見据え、優しく好ましいと思う女性を探される事をおすすめします。
情報を得るための道具とするのではなく、友となり、真の同情をもって、自ら協力して下さる方を探すのです。
何、今のグレゴール殿であれば、たやすい事です。
あなたの友となりたいと考えている方は沢山居る筈ですから。
…ああ、でも一つだけ。++
―会談後:東の邸宅・テラス >>268 >>269 >>270―
突く…が中心、払うことも…できる。
でも払ってばかりいると、剣が折れてしまうから、牽制を…
そういえばジーク殿と戦った少年騎士さんも、この武器を使っていました。彼のように素早さと軽い身のこなしがあれば、このレイピアもうまく働いてくれる、そういうことでしょうか。
ああそうか…武器を知ることが、強くなることの第一歩。そしてそれをうまく引き出してやることが騎士の務め。ルスランの騎士、グレゴール殿の言ってた意味は、これだったのですね…
これをきちんと使えれば、僕は「自決」をせずに済むかもしれません。僕が死んでしまえば、国が陥落する恐れもある…!
[急に背筋が凍るような心地がして、息をのんだ。]
教えてください、シロウ様。
僕が死んで、民を窮地に追いやらない為に!
[シロウからレイピアを受け取り、片手で持つ。]
――…重い。剣って、こんなに重かったんだ…!
これと決められた女性には、一度でよろしいですから、眉間の皺を消して、微笑みかけられること。
[ 実際のところ、端正と言っていい顔立ちの美丈夫であるヴェルナーが、それを実行出来たなら、大抵の女性は頼みを聞いてくれるはずだった// ]
[>>267見上げる瞳が近付いて。やがて、同じ高さになり。
そうして。耳朶を、金雀の囀りが掠めれば。]
…………!
[にこり、と微笑むその瞳を、思わず見返して。]
……氷室の奥深く。苛烈な夏の陽の元でも決して溶けぬ場所へと、この小瓶を隠しましょう。
やがて、春の訪れと共に。貴女が思うままの、花の園を成せるように。
[先程握られていた手は、そのままであったか、放れていたか。
何れにせよ。
そっと、聞かされた名を微かな風に乗せ、その甲に口付けを落とせば。己に合わせ地に座る姫君に手を貸し、立ち上がるのを支えようと。*]
― 試合当日・第二会場 ―
[呼吸を整え、取る構えは下段。
防御性能ではあちらに利があり、攻撃範囲ではこちらに利がある。
なれば、それを生かすのは必定。]
……それ、じゃあ。
[間合いを測りつつ、半歩、足を前へ。]
…………行くぜぇっ!
[出した足に力をかけ、地を蹴る。
間合いぎりぎりの位置まで駆けて、低く構え。]
せぇいっ!
[気合の声と同時、胴の高さに合わせた剣を、自身の右から左へ向けて、横一文字に振りぬいた。]
/*
俺は!
不可能を!
可能に変える!!
多角どんとこいやオラアアアアア!!!
[※ただし限界寸前]
おわったらもえつきr
/*
orz
お、遅い…!
カレル様申し訳ないですわ…そしてノトカー様もコンラート様も待たせてr
しかしきつい…
― 試合当日早朝・テラス ―
ありがとうございます。
ええ、ちゃんと、休んでますよ。
……さすがに、寝不足で遅れを取った、なんて言われたくはないですから。
[どうにか気を鎮め、冗談めかした口調で問い>>271に返す。
自分の中では認識が改まっている事もあり、少し落ち着かないものもあるのだが、それは抑えて。]
それで、ええと。
……試合の前に、ご挨拶を、と思いまして。
これより、西のコンラート卿との『試合』に赴きます。
それであの……実は、お願いしたい事があるんです、けど……いいですか?
[一瞬、視線を手の中の白へ落とし、それから、こう問いかけた。]
父王は私を差し出して、ナツカ王を安心させ。
その隙をついて、攻撃するつもりなのでしょう…
息子まで使って戦いを優位にさせる。
それが父王のやり方なのですよ。
[ベルの答えにそう苦笑いを浮かべて答え>>274]
…ナツカ王が勝利したとて、王族の姫を返す気があるとお思いか?
[ナツカ王が東と西を味方につけたなら、統一の第一歩になることは明白。そんなチャンスをナツカ王は逃すとは、思えなかったが。ベルを見つめて]
熱… そうですね、
貴女がまっすぐに見られぬほどには。
[軽く言いなしたつもりでいたが、慌てて水差しを用意するベルティルデの心配そうな様子に、カレルにも不調を気づかれたらしい。
落とさぬようにと、まずはティーカップをテーブルに乗せる。]
鬼の霍乱、というヤツで。
[苦笑してみせたが、言うほどに平気ではなかった。
大人しく立っていれば大丈夫かと思っていたが、熱冷ましの薬を飲んだわけでもなく、傷を冷やしてもいないから、外の気温があがるにつれて身体の熱もまた上昇していた。]
/*
バトル描写を連ねると、どーやらそれだけで中が割れるらしいオレですが。
やー、改めて見ると、特徴があるのは確かなのよねー。
まあ、なんだ。
ファーストアタックで横薙ぎ好きすぎだろ、とね……!
ここら、好みの武器の特性的なものもあるんだが。
中身の得手、となりつつあるのは否定できんのよなー。
……そろそろ、新パターン考えよーぜ、オレ。
観覧席で血を求めているだけの客に、間近に感じられるような脅威をな。
[そしてその脅威は情報を外交に利用できることを知っている者同士の会話であるゆえに、話はスムーズで、自然とギィ>>272と同じように口元が吊り上がり]
ああ、実感と知っておいてもらえばここになんのために来たのか。その意味をより深く理解してもらえるだろう。
[その結果、どのように行動をするかまでは知らぬ。王女は無力ではなく、耐えるという戦いをする。無力ではないものだとはいったが、その先を口にするのはまだ速いと感じていたが、目の前の男とか、現在会談で色々言われていることなど知らぬこと]
― 東西会談後/東の邸宅の庭 ―
国が。
…そうか、おんしは王族の出であったか。
[国の正使であるとは聞いたが、出自については聞かず、聞かされても居なかった。カレルの言葉>>277にその身に受ける重圧を知る]
昨日の試合はわしも観覧させてもろうた。
あの時は武器の特性も知らぬ故、ただ観戦するのみとなっていたが、今であればあの少年騎士が良く使いこなしていたのだと分かるのぉ。
レイピアは「突く」ための素早さがそのまま威力となる。
力任せの武器では無いのだ。
これを武器とするならば、素早さを磨くのが第一となろう。
うむ、おんしが生き、国を護るための剣。
この奈蔵嗣郎、謹んで指導を承ろう。
[強く純粋な願いを受け、シロウも指導の決意を新たにする。が、剣を持ち重いと言う様子に、本当に持ち慣れて居ないのだと痛感した]
死んで悔いはなくとも、死にたいかどうかはまた別だ。
まずは命を拾わなきゃ何もできないんでな。
[肩をすくめて>>273答える。
殺すつもりで挑み合い、死ぬ気はないのはどちらも同じであるのを確認し、隣国に同じ考えをもつそれに不思議な感触を覚える]
それはこちらも同じだ。
遠慮なく戦って、お互いの思う結末を導けそうな相手との対戦というのは、目的も達せれる上に、武への楽しみも満喫できる。
決着は無力化か、降伏。それでいいな?
[文字通り殺しから半殺しまで様々な意味をもつ無力化、もしくは降伏。寸で止めるなどできるかはこの相手にはわからぬし、自分は死ぬつもりはないが、こちらは殺すつもりなものが止めるはずもない。
最後の確認というように聞く。
他の面子は武器に何を使うかいいあっているが、話はしないしあちらも口にはしないだろう。戦場なのだから]
[彼女たちの手を煩わせるわけにはいかない──
ただでさえ、重要な会談の場で──
そう思いながらも、思うように身体は動かなくて。]
…ら ず、
[どうやら、その場で意識を失ったらしかった。**]
腕の筋力をつけるのが先のようじゃな。
ふむ───多少厳しい内容となるが、扱いと共に筋力の上昇を狙うとするか。
扱いに慣れるには繰り返し剣を使うより他は無い。
正しき持ち方、正しき姿勢にて素振りを連続で繰り返す方法を取る。
持ち方と姿勢はこうじゃ。
[先ずは自分が何も持たぬままに剣の持ち方と姿勢を示す。武器屋の主に教わったものと、先日の試合にて見た知識のみであったが、それなりの型にはなっていただろうか。
もしカレルが上手く剣を握れないようであれば、手を添えて持ち方と姿勢を伝える心算]
ベルティルデ――
貴女はとても、誠実なお方だ。
お気持ちはよくわかります。私もそうでした。
国のためと思い、ここまできた。
しかし今は良き事だったのか、わからぬ。
現状はよくなっているのかは、定かではないのだから…
[そう寂しそうに、微笑んで]
私の身まで心配してくださるのか?
ほんとうに貴女には、敵いませんね。
ああ、そうだ。少しばかり世間話をしようか。
といっても色っぽい話じゃねぇ。
ルスランはカイエンとの国境に兵を配備している。防衛の、な。
[いくらザライの侵攻の報があろうとも、同盟もなにも結んでいない国に無防備を晒すわけにはいかない。]
同様にナツカとの国境にも…そちらもであろう?ああ、無理に答えなくていい。
そしてナツカ国の、ルスランともカイエンとも領土が接触しているという北の領主の一族、カスパル=フリューゲルというものも、平和を願っているようだ。おそらくそれを遣わせた領主も、な。
その辺りにいる兵を自由に動かせたらいいな。
[それだけで、何をいいたいのか。
どういう意図を持ち望みを抱いているのか。こちらが最悪の場合でもどういう絵を描こうとしているか。ギィにはきっとわかるだろう
。
そしてそれにはまだピースが足りず、それを埋めるために行われる翌日の試合が、二人の本当の意味での戦いとなるのだろうか]
― 試合当日・第二会場 ―
[下段に構えられた剣>>280に左手の盾を引き寄せる。
剣を握る右腕は斜め下へと伸ばされ、左半身を前に駆け込んでくる影を待ち受けた]
……ハッ!
[短い吐息を落としながら、腹の位置で横様に振るわれた一撃を構えた盾に受けた。ギィンと鈍い音が響く。
予想以上の勢いに左腕へと負荷が掛かり眉を寄せるが、動き逆らわず流すように盾も自らの右へと流す]
フゥゥ。
[勢いを殺せたところで盾を跳ね上げ、細く息を吸いながら左足から踏み込む。
すれ違うような動きの途中、鎧薄い相手の右腕を狙い、右手の剣を切り上げた//]
/*
あと1234pt
独り言あと1111pt
何も意図せずこんなんなってるのが珍しくて記念ペタリ。
比喩を やろうとして 忘れて 出来てねええええええorz
って落そうとしたら火狐落ちたorz
何か踏んだり蹴ったりだ(´・ω・`)
― 試合当日早朝・テラス ―
……っ……。
[向けられる笑み>>292に、一瞬どきり、として出かかった言葉が止まる。
しっかりしろよ、と内心自己突っ込みを入れて気を取り直し、そして。]
ありがとう、ございます。
その祈りに応えるためにも。
……オレは、オレの全力を持って、試合の場に臨みます。
[短い宣の後、問いかけられ。
不安げににー、と鳴く猫を、軽く撫でた。]
実は、このちびっこの事。
……留守番してろって行っても聞いてくれなくて……今も、離れようとしないんですよ、こいつ。
だから……試合が終わるまで、見てていただけないかな、って。
多分……カレル様の側なら、落ち着くと思うから。
…ありがとうございます。
急にこのような話をして、申し訳ない。
ナツカ王にベルを正妃にと、進言は今はいたしません。
しかし私の想いは変りませぬ――
その事だけは、お忘れなきよう。
[そういって再度手の甲に、唇を落として微笑んだ]
/*
まあオズ的には、耐えろ以外は今のところいえないけどな。
姫さんが無責任にほっぽりだすと明らかに後悔するのが目に見えているし(PL視点では恋愛に走っておーけーなのだろうけど、PC視点ではね)ならその前に全部不安を取り除くってこったな。
/*
[そろそろねむねむだったりする]
明日はそこそこの力仕事が…。
まぁ何とかなるか(
キリ良いところまではやりたい。
さあ。お茶にしましょうか。
貴女の焼いてくれた、菓子を早速頂きたく存じます。
こうしているだけでも、私はうれしい。
[そういって侍女を呼ぶと、お茶とベルの持ってきてくれたマドレーヌを用意させた。
自分の想いを打ち明けたので照れてはいたが、ベルと一緒の時間に、心踊らせながら話をしていただろう]**
/*
…………。
悩む。
というか、自分で早馬駆ってしまうと、その勢いでVIP席で観覧中の王んトコに殴り込みに行くのが乙女ゲー的展開だよね……という、酷い連想があってだな。
しかし、それなんというか。村建て様がある程度王の意志(まあ何というか大まかに両国融和的な何かだろう)を意図してるんだったら、もの凄くぶち壊しになるのではなかろう、か…………?
後。私のポジションでそんな派手に動いてしまって、良いんだろうか? というのと。いや、超美味しいけど。やりたいけど。うずうず。
/*
地上の話がどんどん複雑化していってる件www
難しい話、に該当するかどうかびみょーなところだけど…てか…るがるに比べればマシってことですか?もしかしてwwww
村建て様、この展開回収できるのだろうか?
― 試合当日・第二会場 ―
[振るった初撃は、盾によって阻まれる。
が、元よりそれは想定内。]
(やっぱ、速い、な!)
[思う所は、言葉にせず。弾かれ、大きく流れた剣を引き戻す。
長い刀身は、慣性に流されるとすぐには戻せず、それが動きを留めるのが欠点。
だからこそ、叶う限りの軽装で、それを補うのが自分の戦い方。]
ん、のっ……!
[態勢を整えきる前に繰り出される一撃。
とっさの判断で右手を柄から離して腕を引き、篭手で繰り出された刃を強引に止めた。
金属が擦れる音を聞きつつ、地を蹴り後ろへ跳んで距離を開ける。
褐色のマントがひらり、翻った。//]
― 西の邸宅 ―
[情報は時に生半可な援軍よりも力になる。
それを知っている者同士の笑みは、
通じ合うと同時に、どこか辛辣なもの。
政略に類する域での好敵手だと認識して、
敵に回したくないと思う一方で、全力で戦ってみたいと感じる。
個の武に於いて好敵手かどうかは、明日の戦いで判明するだろう。
もはや、その力量は疑ってはいなかったが。]
[いつ死ぬとも悔いなく生きる。
その生に対する姿勢に清々しさを感じると共に、
やはり簡単に死ぬ気が無いからこそだろう、とも思う。]
決着は、ああ。それで構わない。
[相手が抵抗の意志を、或いは能力を失うまで。
それこそ、戦場の作法というもの。
当然のように頷いてから、滑らかに姿勢を正した。]
では、「戦場」でな。
[互いの意志と目的は確認した。それ以上のことは必要ない。
軍式の敬礼をして、ゆるりと踵を返した。**]
友、そして真の同情……か。
……そうか。
ナヨナヨしたへっぴり腰の騎士なんぞが、なぜ情報通になれるのか不思議だったのだが、あれは侍女達の方から、喜んで教えているわけか。
む……むう……。
俺と友情を求める者が……。
[自分の額に手をてて、考える。確かにそこには、深いシワが万年染みついてる。
いつからだろうか。見習い騎士だった頃にはもうあった気がする]
……ひとまず。
前向きに善処してみよう。
手ほどき感謝する。
―会談後・東の邸宅の庭 >>288 >>291―
――…はい。宜しくお願いいたします。
[深々と頭を下げ、シロウの指導通りにレイピアを構える。水平に構えようとするが、剣は重く、切っ先が不安定にゆらゆらと揺れる。]
くっ…
[シロウに後ろから支えてもらいながら、攻撃できるような体制を作る。]
僕は剣すらもきちんと構えられない…
僕の前に立ち、戦ってくれている騎士達は、これくらい何でもないのに…!
[そしてシロウの導きに従い、レイピアで突く。赤子が初めて立ち上がった時のようによろよろとした、ぎこちなくて情けない一撃が空を切った。]
けれどわたくしは、本当の意味で民を護りたい…!
口先だけでなく、この手で。だから…この重さを…受け止める…!
[突き出した剣を引くため、肘を曲げる。腰にあった時とは明らかに違う重みが、腕だけでなく身体全体に巡った。]
/*
ふむ、wiki再確認。深刻に論じないように、か。
王権の矛盾あたりまでいっちゃうとアウトな感じかな。
騎士と姫君の物語に留まってれば、おけ?
enju さんプレゼンツの村は初めてなので、ちょっと感覚が掴めてないかもなあ…
― 試合当日・夜 ―
[東国の姫君との会話の後。邸宅へ戻れば、そのまま筆を取って。
しかし。綴る文は、それまでの、情勢報告に終始する物ではなく。]
――兄上。いつか、私に仰いましたね。『己が眼差しで、先を見据えよ。』……と。
――……私の瞳は。その方のお言葉の彼方に、国境を導く標を、見いだしました。
[無論、姫君――……無論、兄への手紙では姫である事を伏せたまま――の言葉を綴り、国境近隣の領へ馬を飛ばすよう書き連ねもしたが。
それよりも、熱が籠もるのは。……弟が兄へ宛てる、《私》の立場からの一文。]
/*
没文として落としておこう……うん。
[世間話、と言うには程遠い、
オズワルドが描いてみせた勢力図の様相に、暫しの検討を加える。]
カスパル=フリューゲルか。
なるほど。それは心強い情報だ。
…北からの侵攻に対しては、
他への国境警備の兵は遊兵にすぎないからな。
[いるとは言わぬまでも、あっさりと認めて頷く。]
―――おそらく、今行われている会談も、
同じ方向を向いているだろう。
あとは、互いの王を如何に説き伏せるか、だな。
[カレルが口にした比翼という言葉は知らぬままに、
同じ絵図を描いているだろうとは類推する。
そして、最後の条件をクリアするためにこそ、
自分たちがいるのだとの認識も、共有している感覚がある。]
[なればこそ、様々な意味で"負けられぬ"。
ふつ、と湧きあがる闘気を僅かに漂わせ、
改めて辞去の言葉を告げて、その場を立ち去った**]
― 東西会談後/東の邸宅の庭 ―
[紡がれる言葉はただじっと耳にし、カレルの手>>308を後ろから支えながら、攻撃の体勢を作る。触れた手や腕が、やはり男児にしては細く。変化した一人称にも何か思うように瞳を細めたが、今は指導に集中することにした。時折姿勢が崩れそうになるならば、それを正すように手を添えるのを繰り返す]
──おんしは強いな。
その想いがあれば、良き君主にもなれよう。
[ただ玉座に座すだけでなく、民を想い、騎士を敬い、自らの手で体感し、それを糧とする。このような主の臣となれればどれだけよいか]
おんしを主として支える者達が羨ましい。
[それは心の底からの言葉。己が命を賭けてもよいと思える相手。それを求め各所を渡り歩いていたため、羨望が出るのは致し方のないことだった]
― 試合当日早朝・テラス ―
あ、いや、熱とかはない、からっ!
[違う熱はあるかも知れない、とは、さすがに言葉にならなかったが、案ずる言葉>>309と哀しげな表情に慌てて否定を返す。
ローゼンハイムの名には、そういえば大丈夫なんだろうか、と思いつつ。
その事を気にかけすぎて剣を鈍らせるのは、彼も望みはしないだろうから、とちょっと無理やり、横に置いた。
それから、気を鎮めるために、ふる、と首を振って。]
大丈夫、です、よ。
……お前も、それなら安心だろ?
[手の中の猫に問うと、返るのはにぃ、という声。
伸ばされる手>>310に白を預けると、猫はもう一度にぃ、と鳴いて、大人しくそこに収まった。]
ん、良かった。
それじゃ、ちびっこの事、よろしくお願いします。
[ほっと安堵の息を吐いた、微かに笑み。
それから少しだけ、表情を引き締めた。]
それでは、オレは今から会場へ向かいます。
国と、そこで待つ皆のために。
望む先に近づくために。
それ、から……。
[言いかけた言葉は、そこで途切れる。
言うべきか、否か。そんな迷いが、瞳に浮かんだ。//]
はい、御武運をお祈りします。
あなたの姫君の為にも。
[ きっと自分同様、彼の姫の存在が、ヴェルナーの力となるに違いないと感じて、そう告げた **]
― 試合当日・第二会場 ―
[移動も含めての一撃は受けきれば>>303バランスを崩しやすい。しかし行けるか、と思った剣先は篭手>>304に当たり跳ね返された]
流石…。
[相手が防御をある程度捨てても軽装を選んでいる意味を知る。
一撃が重い上に身が軽い。厄介な相手だ。
弾かれた右手を戻しながら、三歩目の左足を軸にターンし、飛び離れた方へと向き直る]
[去ろうとするギィ>>307へと投げかけるように世間話>>294をしたか。
我らが勝てぬのは国力の差もあるが、主にルスランとカイエンは三国と接しているから。
そしてナツカに救援を求めたのは、現状だけでいえば第三者であるからだ。
だが状況は流転する。その中での楽観をもたぬ可能性の一つとして描いた己の絵図を正確に読み取った男をやはり侮れないと思いながら、会談>>311の内容を一つ頭へといれ込む。]
ああ…次は「戦場」でな
[最早これ以上の言葉はいらぬ。
まだ言葉を交わした時間は短くも、時の長さを感じる必要のないほど濃厚な挨拶。
武を知らぬとはいえ、好敵手となる確信をもたらす存在に礼を取って、対戦者でありながら共通のことを成さんとする隣国の同志を見送った。]
(長引けば不利はこちらか…)
[こちらも部分鎧に近ければ早々に力尽きることはないだろう。
問題は盾越しに受けた衝撃の強さで。あれを何度も受け止めるのでは蓄積疲労が恐ろしい]
トゥ!
[ならばこちらからも多少強引に攻め入ると。
剣ではなく盾を叩きつけることを頭に、相手の左横の間合いに飛び込むため右前方へと踏み込んでいった//]
― 西の邸宅・会談 ―
[>>245カレルが語る国の有り様を静かに聴く。聴く事で、それが強い意志もつしかるべき者の言葉だという事を理解した。
そして将来見る国の在り方、と言われこくりと頷き続きを待つ。
>>261そしてヴェルナーから受け取ったというコブシに似た花を枝を、カレルから受け取り。
>>262国を守る事が目標とはきと告げる少年、そこに父王と似た物が見えたように思った。]
カレル様、わたくしの事をどうぞお聞きください。
わたくし、ベルティルデ・ズィーベン・エンフェルリート・ルスランは、
これは王位継承権が7位という意味ではありません。
名に数字と入れ選別せねばならぬほど、我が国の王族は多く、そしてそれぞれが他国への手札として準備されている証です。
逆に言えば、この数字を持つ私は、ルスラン王家の駒という証。
駒は駒であり王に意見する者ではありません。
私の成すべき事、それが知りたいと仰いましたね?
私がこの度この国に派遣された理由は、無論ここ南より援軍を賜る為ですが、その対価に、妾姫としてナツカ王に嫁ぐ事を命じられたからです。
[そこで一度言葉を切り、少し苦笑を混ぜた。]
その事について、私は何ら厭う事はありません。
この身が国の為の礎となるのであれば、喜んで国の為に捧げる覚悟はあります。
……ですが、私には願いが出来ました。
昨日、ギィ・ロワイエ・ド・ブランヴィル様より、我が国がこの試合に勝った場合、そして負けた場合、私がどうするのか尋ねられました。
恥ずかしながら、私はかの方に尋ねられるまで、その事を思いもしなかったのです。
[そうして語るのは>>150ギィに告げた事とほぼ同じ事。]
……そう願いはしております。
そして自分の願いをこのまま胸にしまう事は致しません。
叶わず届かなくとも、私の考えを陛下に伝える意志があります。
[その為には鳥篭出ることも厭わないのですと、それはローゼンハイムの方を向いて告げられて。]
ですが先に述べたとおり、私は7番目であり駒です。
わたくしの声が陛下に届くかどうか、分からず、どう届けてよいのか、今は良い方法が思いつかない状態なのです。
父、とも呼べない距離に、陛下はいらっしゃるので。
[そう告げた時の笑みは、少し物悲しかった。]
― 試合当日・東の邸宅 ―
……貴女の歩む道の、先兵となる光栄に。心からの、喜びを。
[乙女の微笑みを、心に焼き付ければ。]
そして。
朝日の中で金雀の音が聞こえるその時を。心の、支えに。
[そっと、微笑みを返し。
― 試合当日・夜 ―
[東国の姫君との会話の後。
邸宅へ戻れば、そのまま旅装に身を包み、伯母の邸宅へ戻されていた、最初の伝令の馬を引く。
装備は最小限に。最高速で馬を飛ばし、雌雄決するその折には間に合うよう。頭の中で手筈を計算し。]
……いつか、兄上が私に仰っていた。
『己が眼差しで、己が行く末を見据えよ。』……と。
[それは今思えば、きっと。
歳の離れた兄を父の代わりと慕い、常に後ろを付き従うよう生きていた弟を、兄として気に掛ける言葉。]
兄上、どうかお許しを。
……私の瞳は。
あの方のお言葉の彼方に、国境を導く標を、見いだしました。
[……あくまでも上奏の結果を待つ兄は。
任の半ばでの自分の帰還を、叱責するだろうか。
しかし。
幾ら文を書いても、表しきれぬ言葉は。伝えきれぬ心は。
誰に任せれば届くのかと、今にも空を駆けようと。]
―会談後・東の邸宅の庭 >>313―
わたくしは、強くなどありません…
前を見て先走りすぎて、気がついたら後ろで誰かが苦しんでいるのもお構いなしで…!
[眼裏に蘇るのは、苦しみ意識を失った、ローゼンハイムの姿。それを振り払うことなく、レイピアを一閃、また一閃、力を込めて振る。]
君主は民に支えられるもの…
わたくしは、民に、騎士に、支える価値があると言って頂ける君主になりたい…!
[少しずつ、ゆっくりではあるが、着実に、レイピアを振る動きが様になってくる。ルスランのヨセフのような俊敏な動きにはほど遠いが、切先を突き出す動きの速度が徐々に増してきた。]
まだ… まだ… もっと…!
…………。
[城門で。穏やかな瞳の駿馬に、目を遣る。
月はまだ、さほど高くはないが。……夜明けまでは、この馬で走れるだろうか?
灯を点したランタンと共に、そのまま馬上へ。]
……はっ!
[そうして、掛け声と共に手綱を駆れば。
夜闇に小さく、嘶く声が*響いて*]
/*
「見る」とタイピングしようとして「みr」で間違って変換したら、「ミール」って出たよ…
もう晩ごはんは食べ終わったよ…(5時間くらい前に)
― 西の邸宅 ―
[こちらの囁きは>>265カレルにも届いてしまったらしい。
申し訳無さそうに両名を見て、>>285ローゼンハイムの様子は明らかにおかしく>>286、視線がおかしいと気づいた時には倒れてしまて>>290]
ローゼンハイム様!?
誰か……!
[顔色変えて、慌てて部屋の外に控えているであろう侍女を呼ぶ。
その間>>296カレルがローゼンハイムにすがり名を呼びながら泣く様、よりもその口調の変わり様に慌てた。
その様はどうみても少年のものではなくて。]
カレル様、どうぞしっかりなさってください。
[侍女に、力のある者らを呼ばせに走ると、今度はカレルの元へと寄り、その背をそっと撫でた。
だが心配は杞憂だったらしく、>>299寝台を貸してくれとはきと言う声には、元よりその旨だった為断るはずもなく、頷き侍女に空いていた部屋を整える指示を出す。
途中、なにやら聞こえた声には藤を開いていた。]
―試合当日―
[自分の防具。そして注文した棺桶は昨日のうちに馬車で闘技場控え室へと運んでもらった。だが武器こと剣だけは置いたまま、出発前に考える。
王女に対してもう一度騎士のように似合わぬ行為をする気はないしこれからやることを考えれば嘘を重ねたことになるのでできれば遠慮したい。]
…考えててもしかたねぇ。
[鞘に治まるのは分厚く幅の広い両刃の長剣。それを背中に背負って、探し始めるが、見つからなければ闘技場に向かうだろう]
……カレル様、ローゼンハイム様ならきっと、大丈夫ですわ。
だからそんなにお嘆きにならないで下さいませ。
カレル様を嘆かせたと知れば、ローゼンハイム様が悲しまれます。
[とは、ヴェルナーの事を少し思い出しながら言う。彼の騎士ならそう思うだろう、というのは容易に想像ついた為。]
ローゼンハイム様には暫く別のお部屋でお休み頂いて構いませんか?東の邸宅へお運びする事もできますが、今はこのままお眠り頂いた方が。
こちらでお休みいただく分には、何時までいて頂いて構いませんので。
[二つの邸宅の間は遠いわけではないが、大人一人を簡単に運べる距離でもない。とはいえローゼンハイムの主はカレルなので、どちらを選ぶかは彼に委ねる事にした。
>>302会談の件に関しては、頷いて同意する。]
……お心のままに。
カロリーナ・マリア・ルーデンベルク・カイエン様。
[侍女が人手を求めに払っている間に、そう短く彼の方の名を告げ、深く礼を取った。]
ところで、「南国の騎士ノッくん」ならアリだけど、
「北国の第一王子ノトカー殿下」が、「西国の姫」を正妻にしたら、下手をすると、
南国・東国VS北国・西国
……な世界情勢になる件。
/*
あ、あはは。
……やられたー。
ここでこれ踏まれるとは予測しとらんかった、ぜ……!
[灰突っ込みしとらんで、レスせいよ、オレ]
[とは言ったものの]
……優しく好ましい女性>>+25かどうかなどと、どうやって判断するのだ……?
皆、我が姫に比べると、どうも何かが足りぬように思う。
[激しく失礼なことを言いつつ、見舞い品の中の肖像画>>+19などを見たりする。
高く髪を結いあげ、華やかなドレスをまとった女性だが]
やはり女性の瞳は、藤色が一番美しいな。
[真顔で言っている]
― 第一試合当日夜/公園 ―
[ギィとの会話を終えると、その場で別れた。送ると申し出があったならば、迎えを待たせあるのでと丁寧に断りを入れるだろう。
それから角を曲がり、コンラートが待っているだろう場所へと向かう>>131]
コンラート様、お待たせしてしまって申し訳ありません。
……すみません、ずいぶん長くなってしまいました。
ナツカの夜風はまだ寒くないとはいえ、お体は冷えておりませんか?
[そう告げて、来た時と同じように手を差し出した。]
[とはいえ、それでは全く善処したことにならないので]
……いつも良い仕事をしてくれて、ありがとう。
この見舞い品の菓子だが、俺は甘い物は食えぬので、君たちで分けてくれないか。
[まずは湿布を換えたり、身繕いを手伝ってくれる看護婦たちに声をかけて見た。
シワの矯正が成功したかどうかは、自分では分からなかった]
― 試合当日早朝・テラス ―
[呼びかけ>>332に、大人しい様子でにぃ、と鳴く猫の様子に安堵しつつ。
途切れた言葉の先を促す呼びかけ>>333に虚を突かれ、ひとつ、瞬く。
けれど、それは逆に迷いを断ち切ってくれて。
一つ、息を吐いた。]
いえ……なんでも。
見守っていてくれるなら……オレは、どこまでも、強くなれる。
だから、その力を、護りたい全てのために、そして……。
[ここで一度、言葉を切り、そして。
一度閉じた目をゆっくり、開いた。]
……何よりも大切な、あなたの笑顔を護るために。
無理しないで、笑っていられる未来へと続く道を切り拓くために。
オレは、オレの全てを賭ける、と。
剣にかけて……誓う。
[迷いは断ち切れたから、言葉を紡ぐに躊躇いはなく。]
……だから……信じていて。
それが、他の何よりも、オレに力をくれる、から。
[宣の後、いつものように笑いつつ。
告げた言葉は、今抱いている一番の、願い。**]
/*
しかしギィ様からはほんといいものを頂いきましたわ…。
あれがないと駄目な姫で終わっていたと言う(
感謝しかないですわー。
― 第一試合当日夜・公園 ―
いいえ。私の願ったことですから、どうぞお気になさらず。
ベルティルデ様こそ、お寒くはあられませんか?
[差し出された手を取って微笑みながら尋ねる。
夜道を歩き、ジャスミンの香りが強くなる辺りで歩調を緩めた]
私は南の国境に着いた最初にこの香りに迎えられ。
親元を離れた寂しさを慰められました。
自ら望んだ騎士団への入団でしたが、やはり心細かった。
……同じ想いを貴女もしているのではないかと枝を手折ったのですが、それをご覧になっていたカレル様に嗜められまして。
それが会話の切欠となったのだから、不思議なものです。
[僅かばかりの思案の後、決意を固め、唐突に声を張り上げた]
──異国の騎士たる侍、奈蔵嗣郎が申し上げる。
貴公の強き想い、熱意を受け、我が心は感銘に打ち震え申した。
願わくば貴公を主君と迎え、配下たる侍として付き従い、支え続けたく候。
[片膝を地面に付き、頭を垂れて臣下の礼を示す体勢。天津式ではあったが、この地の騎士の振る舞いとどこか似てはいたか。カレルが言葉を聞き振り返るならば、その体勢のまま顔を上げて]
…異国の徒であるわしがそう思うくらいじゃ。
おんしの国の民や騎士が、おんしに支える価値を見出して居らぬはずがない。
おんしならば、おんしの目指す君主となれる。
もっと自信を持つとよい。
[述べた口上は真の本心。飾る言葉を持たぬ男は、愚直な言葉で表現するしか出来なかった]
/*
難産にも程があるorz
難しい、難しいよ…!
上手く相手の心境読み取れないのがいかんのか><
ダメだ、何をどうすれば良いのか頭が働かない。
つかもう3時過ぎttttt
/*
毎度の深夜組でログ伸ばしすみません。
明日はコミットになりそうですね、徹夜(移動中睡眠)の流れかな…(
祝日だから出かけないと思ってたのになぁ。予定外。
そして何でしょうこの反応してもらった途端の述懐モードは。
>>339
×それが〜なったのだから→○それを〜できたのですから
深夜脳なので敬語も一段と怪しいです。
―西の邸宅・会談 >>320 >>321 >>322 >>323―
[ベルティルデの言葉を、黙して聞く。同じ王女でありながら、産んだ腹の身分の違いで異なる運命がもたらされる。そんな当たり前のことを知りつつも「実感」できなかった自分の傲慢さを恥じながら。]
妾姫として生きることを受け入れる、殿下の尊いお志は、敬うべきものにございます。僕のような者が口にするのもおこがましい話ですが…
もし殿下がナツカ王に「選ばれた」なら、3つの国をつなぐ架け橋となっていただけるかもしれない。ナツカ王を通じて繋がるという方策が取れるでしょう。
国家を護る者として、結ぶべきコネクションはひとつでも多い方が良い。何処と結ぶか、どのように結ぶかの選択を、間違えさえしなければ。
そして、もし殿下がナツカ王に選ばれなかったとしても。この奇縁を元に、カイエン王国が直接ルスランと和睦を結ぶことも、視野に入れております。
先程も申し上げた通り、僕はカイエン王より直接の信託を受け、この使節団における一切の権限を持つ者。子細をカイエン王にお伝えすれば、動かぬわけではございますまい。
いくら殿下が「駒」と自らを称されても、王族であることは事実です。そしてナツカで起きたことの顛末を見聞きした殿下の価値は変わりません。
それに、元より我々カイエンは、ルスランと敵対関係にあるわけではない。ただ、これまで「関係が無かった」というだけのものにございます。
/*
>>294 ……領地ではあんまロルしない方が良さそうだけど。よし。1d振られてた伏線は、一緒に回収してしまえっ。
[さて、どうしようかなー……と考え中なう。]
それに殿下のような美姫を選ばぬという王がどこにおりましょう。もし殿下がナツカ王に召し抱えられなかったとしたら、それは――殿下が思うものとは異なる理由なのではないかと、そう思うのです。
殿下より賜った書簡に添えられた花はゼラニウム。
「尊敬」「信頼」――そして「真実の友情」。
ですが「真実の」という言葉に続く説がもうひとつあるのをご存知ですか?
それは――…「真実の『愛情』」。
『夜は彼のことを夢見、昼は女官達に彼のことを話している』
とある国の王女の様子を綴った手記の一部です。
その国の王女がどうなったかは…今はまだ秘密といたしましょう。
―西の邸宅・会談 >>329 >>331―
[会談はローゼンハイムの昏倒により、中断を余儀なくされた。]
ええ、ローゼンハイム殿が目を覚ますまでは、こちらのお屋敷でお世話していただきたく存じます。不躾な願いであるとは承知しておりますが…昏倒した人を無理に動かしては重篤な状態になるということもありますので。
寛大なるお心遣いに感謝いたします、殿下。
[侍女が居なくなった頃を見計らって、ベルティルデが自分の名を呼ぶのを聞く。]
――…はい。然様にございます。
[カップを手にして、すっかり冷めたダージリンを一気に飲み干す。王女らしからぬ行動だ。]
それがわたくしの真の名。カイエンの次代を担う者。
――騙すつもりは、なかったんです。 *
― 第一試合当日夜・公園 ―
私は平気ですわ。
有意義なお話を聞けて、少し考える事が多くて…。
寒さを感じる暇もありません。
[ギィとの会話はそれほどに意義がある物だと思っていた。在り方を返られるような。興奮、ではないものの、意識がどこかふわとしたものに包まれているのは否めない。
>>339そんな中ジャスミンの香りに足が止まり、その香りに目を細めた。]
そうだったのですか。コンラート様は自分から騎士に?
……私はこの邸宅にいる間、寂しとは思っておりませんでした。
騎士様方がいらして下さいましたので。
でもあの小枝は嬉しかったです。
コンラート様のお心の一部を頂けたようで。
[そう告げながら、奇縁と言われれば今ここに集う騎士と自分も奇縁だと思いながら、不思議と言う部分に同意するよう頷いた。]
/*
……さて、流れが流れ故、ローゼンハイム殿との合流は如何したものかwww
試合当日までには目を覚ましてると思うからなぁ。
ひとまず日中は覗くしか出来ないから、あっちの動きがあるかで決めるか。
…でも夜まで居ない、って書いてるんだよな。
うーーーーん。
寝て起きてから考えよう←結論
―試合第2日目当日の朝・東の邸宅―
[ミヒャエルが去った後、子猫とふたりでテラスに佇んでいる。]
誰かに知られたら怒られてしまいますわね。
騎士様と王女がファーストネームで呼び合うだなんて。
どう思う?――…
[自分勝手に付けた秘密の名を、猫に向かって呟いた*]
/*
そして「愚直」は「愚直なまでに」とか言う使い方をすべきだったと今更。
やっぱり頭寝てるんだろうな、これ…。
それにしても…
「サムライ」…美しい響きの言葉ですね。
もしよろしければ、今日からこちらの邸宅にお泊まりになってはいかがですか?騎士としてお迎えしたのですから、これくらいは当然のこと。
その…いろいろご準備がおありでしょうから、無理にとは言いませんが。
是非貴方の故郷のことが聞きたいのです―― *
― 第一試合当日夜・公園 ―
そうですか。良い時を得られましたね。
[けれどそれは気が張っているからだ、とも取れて。
来る時より若干身を近くに寄せ、風から少しでも守ろうとするようにしながら歩くのだった]
はい、家の外に憧れて。
上に二人兄がおりましたから、父も自由にさせてくれました。
そうですか。喜んでいただけたのなら嬉しいです。
そのように言っていただけるとは身に余る光栄です……。
[頷く王女>>347の横で話す言葉は小さくなって]
ベルティルデ様。貴女は寂しくないと仰る。
けれどその進まれる道は平坦で易き道ではあられない。
国のためを思い、名で縛られたお役目を、それでも立派に果たそうとされているお姿は美しくもありますが。私はそれは寂しいと思うのです。
……ジャスミンを手折った時と同じく、私の勝手な思いなのかもしれません。けれど。
[正面に回り、じっとその目を見つめる]
貴女はそれだけで終わられて良い方ではない。
そう思うのです…。
わしの故郷、天津で主に仕える武士を示す呼び名じゃ。
こちらの騎士がその名に誇りを抱くのと同様、わしらも侍と言う名に誇りを抱く。
まさに天津における騎士と言えよう。
[美しい響きと言われると、やや照れたようにしながら頷きを返す。そして邸宅に泊まっては、と問われてやや驚きの表情を見せた]
…よいのか?
お言葉に甘えるとしよう。
そう言えば、先日もそのような約束をしたな。
ではその約束も果たさねばならぬな。
[提案をありがたく受け、稽古の後に一度場を辞す。再び東の邸宅に現れたのは荷を持ってのこと。他の騎士達への紹介はあったかどうか。その日はカレルの望むままに故郷の話をし、過ごすこととなる*だろう*]
― 第一試合当日夜・公園 ―
[>>353少し近付いてくれた理由は護衛の意があるのだろうと、あながち間違いでない思いを抱き。
家族の話には相槌を打ちながら聞いていたが、次第に小さくなる声に瞬きながら。
>>354寂しそうだと言う人に少し眉を下げた。]
そう、見えますか?
どうなのでしょう、よく分からないのです。
陛下から与えられた物にしか目を向けていない私は、色々な物が見えていないのかもしれません。
[先の話のように、自分の心すらも。
そう告げこちらを見つめる瞳を見上げた。]
コンラート様、私は今貴方の目にどのように映っていおりますか?
寂しいまま終わらない為には、どうすれば良いと思いますか?
[自分で気づかない物をこの騎士なら気づいているのではないだろうか。そう思いながら藤色は見上げたまま問いかけた。]
/*
酷い質問した気がする(
も、もうしわけな…
いかんねむいのでしょうかこれは。
とはいえ今夜中にやっておかないといけない事がいくつか…ノトカー様のお返事もまだだし、ギィ様のしか終わってな…!
見えていないのではなく、見えないと思い込んでしまわれているのではないかと…そう思います。
大きく重たいお役目の影となって、見えにくいだけだと。
私はこの使節訪問で貴女の御心に触れて、命じられただけを果たすのは何か違うのではないかと思ったのですから。
[見上げてくる瞳>>358から視線逸らさず。++]
貴族として貴女をナツカ王の下に送り届けるようにと陛下からは命じられました。
力が欲しくば騎士として闘うようにとナツカ王からは望まれました。
陛下の命に疑問を感じてしまった私は、ナツカ王の提案にも疑問を抱いてしまい。
どちらともつかない自分がどうして良いか分からなくなりましたが。
けれど今日までの日々、触れ合った方々より多くを学ばせていただき、一つの思いが生まれました。
外の風を受けて蕾開かれた、優しき
どうぞ貴女の心が求める道をお進み下さい。
その先に待つものを見たいと。
その先にある未来へと進みたいと私は思います。
私もまた、病床の兄に代わりマイスナーの家を継いだからには、以前のような自由を許されるものではありません。
しかし、こうなったからこそ使える力も、確かにある。
……私を、貴女の腕としていただけませんか。
貴女がこの先に望まれるものを掴むための力として。
[右手を左胸の前に置き、静かに跪いた//]
どうか、この先も私を使ってください。
見えるもの、見えざるものに対する、剣として、盾ともして。
貴女の進む道を切り拓かせて下さい。
― 第一試合当日夜・公園 ―
[眉を下げた。思い込んでいる>>360、のはその通りであり。
だからこそ見えなかった物が、今は見えた。
他にも見えないものがあるのだろうか、そう思いながら、父王とナツカの王との話、違いを耳に入れて。
>>361宣のような言葉に笑みは浮かび、引かれたままの手に力を込めた。]
わたくしは開く事が、進む事が出来ているのですね。
その先の未来…
未だに不安はあるのです。
それは明後日の試合の事も含めて、その先の未来も、不安定で定まっておりません。
[輿入れの件も、国の事も、何一つ決まった事はない。
だからこそ、自らのすべき事にも意味はあるということなのだが。]
私が花開いたのであれば、それはきっと、私を支えてくださっている方のお陰です。
そしてそれは貴方もです、コンラート様。
どうぞお力お貸しください。
その力が、どのような形のものになるかは分かりませんが。
[そう告げて、跪いた人に手を差し伸べて。]
……ですが貴方が貴方の望むまま生きられず、その為私が重荷に、篭になるようでしたら、どうぞそこから踏み出し自らの望む道をお進み下さい。
貴方は騎士であり、また貴族であり、人の上に立つ役割を与えられた方でもあるのですから。
[自分がそうであったように、そこにばかり囚われないで欲しいと、そうも添えて。]
― 第一試合当日夜・公園 ―
はい。目先だけを考えるのでは足りないと知りましたが。
まずは一つずつ、積み上げてもいかなければいけませんね。
けれど、定まっていないからこその道も。きっとそこに。
[力の篭められた手>>363はそっと包みこんで。
一度離すと誓いとする為に膝を突き]
ありがとうございます。
私、コンラート・ディス・マイスナーは、ベルティルデ・ズィーベン・エンフェルリート・ルスラン様のために。
力を尽くすことを、ここに誓います。
[差し伸べられた手>>364に口付けて]
その時は、多くを語り合いましょう。
それでも、となった時でも、その御心を曇らせるようなことはしないとお約束します。
[添えられた言葉>>365にもう一度頭を垂れて、立ち上がる]
夜風の中で失礼をしました。
戻りましょう、ベル様。
[そしてまた一歩、身も心も近くへと寄せて。帰り道へと誘った**]
― 第一試合当日夜・公園 ―
[自分の手が他者より小さい為に、覆われ包み込まれると、抱かれているようで頬が染まってしまう。
それでも誓いの言葉>>366を騎士のように聞けば、嬉しそうに笑みを返し。離れる時ですらこちらを気遣うという言葉>>367に嬉しさが滲んだ。
立ち上がった人を見上げ眩しいものを見るように目を細め。]
ありがとうございます、優しいわたくしの
[貴族とも騎士とも呼べぬならそうなのだろうと告げ。
更にと近付いた身に少しだけ恥じらいを覚えながら、邸宅の帰路へとついた*]
― 離宮・孔雀の間 ―
[>>284ザライの王の目論見には眉が下がる。
そういう方なのかという思いが沸き。]
それは。
……ですが私に人質としての価値は……
…と口にしてはいけないのでしょうね。
[ノトカーの言葉を否定しかけて、苦笑で止めた。
価値が無い事などない、それは黒い騎士の言葉で。]
[誠実との言葉に>>293は穏やかに笑んだ。]
ありがとうございます、ノトカー様。
現状……北はどうなっているのでしょう。
私も自国がどのように動いているのか分かりません。
いえ、これは南にきてからではなく……ルスランにいた頃からだったのかもしれませんが。
[敵わないと告げられると、照れを帯びた笑みを向ける。
ですがとゆるく首を振り。]
ノトカー様は私の事を聡明だと仰ってくださいましたが、私は何も知らない愚かな姫でした。
何も知らず、知ろうともしなかった。
その事は、東の騎士様やさる方とお話しすることで、より浮き彫りになってきたように思います。
誠実で優しいだけでは、駄目なのだと知りました。
もしも……もしも貴方の隣に立つ時が来るのならば。
その時はもっと、ノトカー様に相応しい姫で在りたい。
[再度の誓いに>>300、そう真っ直ぐに見上げて返す。
想いが変わらないと言われると、胸がぎゅっと詰まる思いになるが。]
[お茶の誘いを受ける時には、いつもの笑みが浮かべられていただろうか。それを知るのは王子のみ。]
はい、ノトカー殿下。
[今は王子と彼の人を呼びながら。
翠に包まれた一時を過ごすだろう*]
― 第二試合前日・西の邸宅 ―
[離宮から戻った後あたり、ドレスからワンピースに着替えてエプロンをつけ厨房へと向かい、冷めていた黒色のスポンジを切り、間にクリームを塗って最後に上からチョコをかけ、ザッハトルテにした。
苦くて甘くて美味しい、とヨセフが言った味になるようにと、クリームと外掛けのチョコは甘いものを、スポンジはやや甘みを押さえたものに。
光沢ある丸いチョコのケーキは、ケーキというよりはどこか丸い置物のようにも見えるだろう。
ようやく出来上がったそれを前に少し考えて、ヨセフを呼ぶ場所には厨房を選んだ。ホットケーキを食べさせてくれたこの場所の方が、余計な気を使う事もないだろうとそう思って。
そしてエプロンをつけたまま、やって来たヨセフを笑顔で迎え入れた。]
ヨセフ様、お約束通りチョコケーキを作りました。
どうぞ召し上がって下さい。
……勝利を授けて頂いたご褒美になりましたね。
[そんな事を告げながら、紅茶を淹れて彼が望む大きさに、ケーキは切り分けて、食べる様子を嬉しそうに眺めているだろう**]
/*
タイムスタンプがすげぇ……のは、仕方ないやねー。
今日一日でどこまでやれるか、の世界なのだし。
しかし、昨夜はいろんないみで転がった、ぜ……!
さてさて……ラウンドシールドでシールドバッシュ狙ってくるんかいwwwww
なんやそのときめくのwwwww
どーお返そうかなーあ♪
テラス会話のお返しも、上手く取り入れていきたいんだが。
― 試合当日 ―
[当日の朝、オズワルドが用意した物に棺桶>>145が入っている事を、侍従と仲の良かった侍女から伝えられ知ると(どうもコンラートとヴェルナーの話が弾んで仲良くなったらしいが余談もいい所である)、青ざめて慌ててオズワルドを探した。
向こうが探しているのなら、すれ違う事なく会えただろうか>>330]
オズワルド様!?
あの、侍女から聞いたのですが、棺桶を用意したとか……
どういう事なのですか?
まさか死ぬおつもりでは……?
[とは半ば泣きそうになりながら。
珍しく大人しさの抜けた様子で、詰め寄るように問いかけた*]
― 西の邸宅・会談後 ―
[ローゼンハイムが倒れてから、話は途中で途切れてしまい話はひとまず置く事に。>>346カレルの返事には緩く首を振る。]
いいえ、男装してまでナツカへ来られ、王に直談判するはずだったのでは?そのお心、お気持ちは、讃えられて然るべきかと思います。
[一気に紅茶を飲むらしからぬ様子には、藤を瞬かせるが。
おそらく髪も切り落としたのだろう。その心根の高さに、ヨセフと似たような輝きと、彼よりもさらに眩しい気高さを感じて目を細めた。]
ではローゼンハイム様はこちらでお預かり致します。
どうぞ我が国の騎士と同じように扱わせて頂く事、お約束いたしますので、ご心配なさらないで下さい。
お目覚めになられましたら、そちらへもご連絡致しますわ。
[もし誰かが世話に残るというのならばそれも受け入れて。
東の一行が邸宅を去る際には、入り口まで見送るだろう*]
― 西の邸宅・会談後 ―
[ローゼンハイムを寝台へ運び、暫くしてから様子を伺いにそちらを訪れた。
周囲には看護する者もいただろうが、少し席を譲ってもらい、まだ眠っているだろうローゼンハイムの顔を見て、額にそっと触れた。額はまだ熱い気がした。]
……申し訳ありません。
[零れる謝罪は、この熱が自分の騎士が齎した物だと知れた為。
同時に彼と相対していたヴェルナーの身も案じながら、額に当てた手を、ふと引き攣れた傷のある所まで移動させ、その傷をも確かめるように細指で触れた。
深く顔に残る傷は、どんな痛みを齎したのだろう。
そんな事を考えると、自然と眉が下がっていた**]
/*
しかし、あれだ。
動線は読めるし、対処法もぼにゃっと浮かんでるんだが。
相手のやりたい事を潰さずに、って考えると、ちと悩むね!
リーチ差のある勝負は、ほんとにバランス難しいのよなー、そこ考えるのが楽しいんだけど。
うん、なんやかや、自分の方がレンジ短い方が、やる分にはラクなんよなw
わかってても、変則間合い武器が愛しいオレがいてるんだけどw
― 試合当日・第二会場 ―
[跳躍で距離を稼ぎ、剣は正面下段、身は低く構える。
剣を下げているのは、体力の消耗を抑えるため。
基礎の研鑽は忘れてはいない──が、未だ体力的には途上部分もある。
勿論、その構えからの機動は熟達を要とするものであり、その点で足りていない、という自覚はあるが、今はそこは意識に入れない。]
……っ!
[距離を詰めてくる動き>>319に対するべく、左の足を軸にして、位置を変えずに身体を巡らせる。
その動きに合わせ、下を向けていた剣を弾みをつけて上へ、高く、上げた。]
……ぅおりゃっ!
[掛け声と共に、大上段の構えから放つのは真っ向切り下ろし。
隙は大きいが、攻撃範囲は広い一撃。
避けられたとしても、次に繋げる術はある。
範囲の優位は、詰められぬ事によって生かせるもの。
懐飛び込まれたなら小回りの利くあちらが優位、なればそれだけは避けねばならない。
熱くなりすぎるな、と自身に言い聞かせつつ、振るう
― 第二試合前日・西の邸宅 ―
「厨房でベルティルデ様がお待ちです。>>373」
分かった、すぐ行くよ!
[メイドが呼びに来て、何の用事かすぐに悟ると、元気良く返事を返し、厨房に駆け足で向かう。
東の使節団との会談とか、王宮からの招待とか、ベルティルデは何かと忙しくしていたから、こんなに早く約束が実現するとは思わなかった。でも、それだけに喜びもひとしおだ。足取りも自然と弾んでくる。]
姫様っ!お待たせいたしました。
お招きに預かり、感謝しています。
[息を切らせつつ厨房に飛び込むと、エプロン姿のベルティルデが目に飛び込んでくる。
初めて見るエプロン姿が思いがけず似合っていて、つい緊張してしまい、入り口で少しの間もじもじとしたまま立ちすくむ。
だが、ベルティルデの笑顔にこくんと頷いて、そろそろと厨房に入った。]
わあ〜!すごい、これが”ちょこけーき”か!
[光沢のある茶色の丸いケーキを見て、歓声をあげる。
”ザッハトルテ”という名前を教えてもらえるならば、口の中で何度も繰り返すだろう。ベルティルデの優しさを絶対に忘れないようにするために。
そして、ご褒美というベルティルデの言葉に、破顔一笑して答える。]
ありがとうございます!
僕は、姫様から応援していただけただけでも嬉しいのに、こんなご褒美までもらえて、とっても幸せです。
それじゃあ、ええと・・大きめに切ってください。
[ケーキを望む大きさに切り分けてもらうと、急に食べるのが惜しいような気がして、じーっと見つめる。
だが眺めてばかりでは、ベルティルデが心配するからと、そっと一口切り分けて、口に運んだ。]
・・・。
美味しいです、姫様!こんな美味しいケーキ、僕、初めて食べます!
ほんとに、甘くて苦くて、ちょこっていいものですね。
[クリームの甘さと、それに対比するスポンジの味に、うっとりと呟く。
そのあとは、早く食べてしまいたい誘惑と、ゆっくり味わいたい思いとの間で葛藤しつつも、ベルティルデとのお茶会を楽しんだ。
その途中、紅茶の入った茶碗から口を離し、頬にチョコをくっつけて、ベルティルデを見上げてにこっと笑い一言。]
姫様は、紅茶を淹れるのも得意なんですね。とってもいい香りです。
それに、エプロン姿も可愛いです。新しい姫様の魅力も見られるなんて、今日の僕は世界一幸せだなあ。**
― 第一試合後・西の邸宅自室 ―
[部屋に戻ると、病院に行ったヴェルナーとジークムントに拙い筆跡だが手紙を書いた。
ヴェルナーには目に優しい若竹色、ジークムントには勿忘草色の紙を選び、考え考え、筆を進める。
書き終えると部屋を出てメイドを見つけ、病院まで届けるようにお願いした。]
ヴェルナー・グレゴール様
あなたのおかげで、私は心身共に以前より強くなれました。
また鍛錬をつけてください。戻ってくるのを首を長くしてお待ちしています。
姫様の騎士としてさらに頑張ります。
ヨセフ・フォーゲル
ジークムント・エンデ様
全力で試合に臨んでくださったことを、改めて感謝いたします。
私が見たところ、ケガはしてない様子でしたが、大丈夫でしょうか。
ご無事をお祈りしています。
ヨセフ・フォーゲル
― 試合当日 西の邸宅―
よぅ、姫さん。そんな慌ててどした?
[剣を背に黒銀の正装で、王女を探し、見つけることが叶ったが、慌てた>>374様子に一瞬疑問を抱いきながらのんきな挨拶した直後の言葉に理解する。
心配する相手に知られてしまったな。という思いと、先にしってもらってよかったと思いと半々だが]
いや、死ぬつもりなんてないぞ。
騎士じゃなく、貴族にも満たない俺なりの試合前の儀式みたいなものだったんだが……
[死ぬつもりでは?という問いなのでそう答えながらも、普段の大人しさかなぐりすてた態度には慌てて]
そして謝ってばかりになっちまうが、俺は姫さんのためだけには戦えない。
別に姫さんが嫌いになったわけじゃない。
姫さんのためだけではなく。
民の、兵やその家族の、平穏を望む者たちの、かけがえのない日常を営むものたちのために。闘技場に向かう。
…どうせ姫さんのことだ、色々な者たちのことを考えていたんだろう?
[だから王族という檻の中で使命を真っ当しようとしていることも自分なりに理解していたつもりだ。
そんな姿に苛立ちを覚えても逃げろとはいわなかった。もし逃げたら王女は後に悔いることになると思えて無責任な言葉を吐けなかった。]
あの時(>>1:36)言ったように…皆で支えてこその国。そして俺はその一助になる。
[もし檻から出るならば、その懸念を全て排除してからだ。それも含めて「耐えろ。」といったのが今ではなぜか随分と懐かしく感じるのは、目の前の王女に微妙な変化を覚えたからか。]
ただそれでも姫さんから何か欲しい。俺は欲深いんでな。
騎士でもなければ放蕩してる貴族にとっちゃ姫さんの祝福を受けるのはもったいないが。
これを預かっててもらえると嬉しい。
[剣を抜き、抜身の剣を背中に背負う]
鞘は、刃を納めるためにあり、争いを治める徴となり、そして元の、無事であった状態へと戻れる証でもある。
[無事に終える。その想いを胸に]
だからちゃんと姫さんの下へと帰ってくるための目印として預かっていてもらいたい。
[帰ってくる場所というのを欲しい。と告げて片膝をつきその鞘を恭しく*差し出した*]
― 道中@ ―
一番良い駿馬を頼む!!!
[夜の明けきらぬ早朝。
王宮仕えの非番で自領へと戻っていた騎士は、突如、居へ飛び込んできた幼馴染の姿に絶句した。]
朝早くに済まぬな。今日から非番と聞いていたし、お前なら鍛錬の為もう起きている頃合いと踏んでの事だ。
と言うわけで、一番良い駿馬を頼む。
[……いや、ちょっと待て。何が『と言うわけで』だ。
どうにもこうにも。この幼馴染は、日頃は大人しく自領を治める長兄の補佐に徹してはいるが。昔から、何かあると爆発しては、手の付けられない状態になってから厄介事を持ち運んでくる。
大体、今回確かその長兄の名代として王宮へ赴き、遠征許可の直訴文を届けに来ていた筈なのだが。まだ北へ戻るような情勢では無い筈なのだが。何があったのだろうか。
と言うか、外でへばってる馬って、毛色からすると確かコイツの家でも随一の駿馬だと思うのだが。一晩で潰したのか、コイツ。……潰したんだな。同等の馬を持ってこいってか。なんつー無茶苦茶な。]
[馬を手配させる迄の短い間に。出立を急ぎたがる幼馴染を宥め、食事を摂らせ。大まかな事情を聞き出した。
カイレン側筆頭使節の少年の事を語る折、刹那瞳が逸れた気もしたが。……これだけ頭に血が上っているらしい状況でも言わぬ事なら、何をどう言えども、白状はするまい。その点は、諦めるとして。]
……夢物語?
馬鹿を言え。国境の領が団結して、カイエン・ルスラン両国を併合したザライの進入を防ぐ方が、余程夢物語だ。
東西の国を足掛かりにされては、地の理、資源の理は確実に向こうの物となる。
各領は連携は取れども、地形的には山越えからの分断が可能。……東の山脈の果て、アンセール領を囲む森はナツカの鎧とは名ばかり、火を放たれては一瞬で塵芥だぞ。
[そしてこの幼馴染は、どうしてそういう事を平気で言うのだろう……。
戦略論を語れば、突き詰めればそういう見方もあるかもしれないが。そこはまず、自国の団結力を信じる所ではあるまいか。]
ナツカだけではどうにもならぬよ。先日も言った筈だ。お前は国境を知らないから、気楽な事が言えるのだろう?
王都では、南の領が国境に手を貸せば良い話故、国境の声を過敏と笑う声も聞こえたが……。
[……確かに。南方の領は平地が続き、山岳を含んだ北の国境で布陣する想定での修練が行われていない。故に、当初から山岳越え想定で布陣を組むザライの軍相手では劣勢必須。
その部分の理は再三説明されたから、理解はしているのだが。それなら何も、平地へ南方の援軍を布陣すれば良いのではなかろうか。]
……お前は馬鹿か。南方の領が有利に戦える平地で戦闘が行える頃には、国境の領は悉く制圧され、ザライの拠点と化しているだろうよ。
[…………。……この呆れたような目がもの凄く腹立たしい。お前、駿馬欲しくないのか?]
ああ、欲しいな。
だが。
……良いのか?
私には。このまま王宮へ戻り、近衛騎士の諸経費と遊興費の分別に協力するという選択肢も、手元に残っているのだが。
[……………………。
忘れていた。
コイツ、血気盛んで忠誠心が高く、そして友情に厚く口は堅く一応融通も利くが。
決して。友情と、自身の切り札との見分けが付かぬヤツでは、なかった。]
…………で。
……まだ、か? 非番の折に居を訪れた《幼馴染》に馬を都合した位で、お前が不利益被る事も無かろう?
恨むなら、丁度エーベントと王城の中間に位置し、駿馬を多く算出する自領の位置を恨むのだな。
[……イ、イエイエ。手配、急ガセテイタダキマス。*]
/*
テンポが悪くなりそうなので、道中パートは灰へ。この後、長兄との会話をホントにちょこっとだけ入れて(長くなりそうなら一部灰、かな?)、頃合い見て城下へ戻ろう。うん。
ちなみに、国境の情勢とかナツカの王宮警備の件とかは、毎度の如く適当な事言ってたりします。誰かの設定と競合してたら、ゴメンなさい。
……所で。
す、好き勝手に城下飛び出しちゃいましたが……カレル側で発生するカスパルイベントの一つ、って事でどうにかなる、か、な……?
【進行中、南の国の王城/城下町から外へ出ることはありません】っつー前提が、あったような気がするんだけ、ど……まあでもカスパル多分今回び試合前日に城下町に居ても出来ること無いから、丁度イイっちゃ丁度イイけど……。
後、サンシュツの字を間違えた。【×算出→○産出】、でした。きゃあ。
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