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我らの間で血を流す"必要"はなかった。
この結果を、悲しんでおられようか?
[語りかける相手はその場にいない。]
だが、これしきで、心を挫いてくれるな。
自分の「価値」を、信じていてくれ──
― 離宮、孔雀の間 ―>>96
ベルが到着されましたか。直ぐにお通しして。
[侍女に言うと、ちょっと慌てた風に、弦楽器をケースにしまい、ベルが到着したなら藤色のドレスに頬を染めて]
ようこそおいでくださいました。
お呼びたてして申し訳ありません。
さあ、こちらへ――
お飲み物をお持ちしましょう!
[ベルに手を差し出して、ベルが良ければ手をそっと握り。ストロベリーのソファーへ誘う。そして手を叩き侍女に飲み物を持ってこさせた]
/* 大したケガじゃないのに、何故病院から戻ってない?>>105という疑問は当然発生するだろうとは思ったけど、ヨセフの腕前と筋力を考えたら、どうしても手当てが必要な重いケガにできなかったのが真相です。
>>11が言葉足らずだったから補足説明しますと、
「レイピアを鉄の棒のように使って、ジークムントの腕を叩いて、その衝撃で木剣を落とすようにした。」
です。しかも、叩いたのは楔帷子の上、肩の近くの二の腕あたりでした。
急いで落とすために焦っていたとはいえ、ごめんなさい。 */
[飲み物がきたなら]
貴女の美しさに――
[グラスをあげてから、ベルのグラスと重ね合わせた。
とても綺麗な音が、一室に木霊する。一口飲んでから]
こうずっと貴女と飲んでいたいですが、お約束なので私の芸≠披露させていただきます。
[手を胸の前で折り、会釈をすると楽器ケースを開いてにこりと微笑んだ。
そしてベルと少し距離を置いてから、もう一度会釈して楽器を構えて、奏でた。
ベルが少しでも癒されるようにと、願いながら――]
― 闘技場・観覧席 ―
[向けられた視線に返される会釈。>>51
短い刹那に浮かべた笑みは届いたか、それと確かめる事無く、礼を返し。
邸宅へと戻るカレルに従い、闘技場を後にした。]
― 東の邸宅・自室 ―
……しっかし。あーいうの魅せられると……疼くよなぁ。
[自室に戻るなり、もれるのはこんな呟き。猫がにぃ? と鳴いて不思議そうに見上げてくる。
武術や武芸と言ったものに全く興味を示さなかった兄たちとは対照的に、十の歳には剣の道に引かれ、それを志していた身。
闘技場で見た、二つの戦いと四人の騎士の姿はその道へと飛び込ませたもの──内に宿す猛々しさを疼かせていた。
強者との対戦は、それ自体が研鑽であり己が技を高める好機と。
ここに来たばかりの頃の自分であれば──そちらにのみ、意識を取られそうではあったけれど。]
決めたから、な。オレの剣の進む道。
[今はただ、それだけに惹かれる事はない。
己が剣を持てなすべき事を見出し、確りと定めたから。
騎士としても個としても、護り支え、叶う限りその力とならん、との決意は強く刻まれている。]
……にしても、ほんとに、なぁ。
意外っつーか、なんつーか……びっくりした。
[ふと、もらすのはこんな呟き。]
直接お会いする事とかまずないと思ってたのに……何がどうなんのか、ほんと、わっかんねぇの……。
― 試合翌日/東の邸宅・会議室 ―
[明けて翌日、呼び出しを受けて向かった会議室で、西の邸宅へと赴く旨>>52 >>53を告げられる。
その意思は先に聞いていた>>2:458から、驚く事はない。
ただ、より良き先に至るため、己にできる事に臨もうとする姿に、眩しさを感じて目を細めた。]
なら、西の邸宅までお供いたします。
あちらには、個人としてお会いしておきたい方がおられますので。
[会いたい、と願う相手が誰かは察する事はできるだろうが。誰に、と問われたならば、微かに笑む。]
勿論、対戦相手殿に。
互いに悔いなくぶつかり合うために、挨拶をしておきたいので。
― 試合翌日/西の邸宅 ―
[そんな理由を持って訪れた、西の邸宅。
応対に出た者にコンラートへの取次ぎを依頼して、それから。]
……と、いうかだな、ちびっこ。
[相変わらず、肩にしがみついたままの猫に向け、なんとも言い難い視線を投げかける。
猫はすっかり自分の右肩が気に入ったらしく、そこから離れようとはしなかった。]
……せめて、明日の試合の時には、大人しくしててくれよ?
[最悪、誰かに頼むようかと思いつつ。
惚けた様子で首を傾げる小さな額をつん、とつついた。]
[弾き終わったなら、やり終えた達成感に満たされながら楽器を下ろして、ベルの側にゆっくり歩み寄り]
御静聴ありがとうございました。
少しでも貴女の心の癒しになれば、幸いです。
[ベルがよければ手の甲に、唇を落として微笑んだ]
/*
しかし、で、ある。
pt大丈夫だろうか……昼間はなんもできんから、大丈夫だとは思うんだけど……!
バトルでどんだけ消費するかわかんにゃー。
つーか、バッソは久々なんだぜぃ……!
感覚、ちゃんとつかめるじゃろか……。
― 試合翌日・西の邸宅 ―
わっ!ほんとに猫だ!
[ミヒャエルの伝言を持って、コンラートに取次ぎをされる前あたり。メイドネットワークから猫の話を聞きだして、こっそり見に行く。
ミヒャエルの肩にしがみつく白い猫>>114を、目を丸くしてじっと見つめる。手には、メイドにねだった猫のおやつを持って。
本人は隠れているつもりだが、全然警戒してないから、きっとどこにいるかはバレバレだろう。]
/*
伝達の早きこと、風の如く。
数の多きこと、林の如く。
噂が燃え上がること、火の如く。
何があっても存在が消えぬこと、山の如し。
おおう、なんと恐るべき存在か。 */
― 回想、闘技場観覧席 ―>>97>>98
ええ、対戦相手もとても素晴らしかった。
でもヨセフ。君の勝ちは、勝ちです。
勝負というものは、そういうもの。
[自らの手をぎゅっと握り締め。「おめでとう」と言ってヨセフを見つめ微笑みに変え]
次はオズワルドとコンラートの出番ですか。
ええ、僕も勉強になりますので次回の試合もぜひ拝見させていただきますよ。**
ところで、ヨセフがチョコを要求して来た時は、デルフィニア戦記を思い出してニヤリとした。
戦記物としても面白いが、中世の封建社会制度・物流なども凝っててお気に入り。
王妃が王妾にチョコを差し入れするシーンで、まるで黄金か繻子(いや、それ以上のもの)を受け取ったような喜び方の王妾の描写が、時代を表しているなあと。
― 試合の翌日 東の邸宅 ―
[カレルから皆に話があるから集まるように、との呼び出しで起こされた。
もう日は充分に昇っていた。]
太陽が黄色いな…
…寝過ごした。
― 試合翌日/西の邸宅 ―
……お? どした、ちびっこ?
[不意に、猫がぴん、と耳を立てて顔を上げた。丸い目はある一点をじいい、と見つめている。
何かあったか、とその視線をたどり、捉えたのは。]
あれって……。
[何やら手にして、猫を見つめる姿>>116に、こて、と首を傾ぐ。
猫は気楽な様子でにぃ、と呼びかけるように一声、鳴いた。]
[口ではそう言ったものの、単なる寝坊ではないことは自分自身が一番よくわかっていた。
身体がダルい。
雑菌が入り込んだのだろう、肩の傷が疼いて腫れているのがわかる。
そのせいで、いくらか熱が出ているようだ。]
やはり、手当するまでに時間を置きすぎたか。
/*
未遭遇リストがひとつ減ったw
後、全然面識ないのはノトカーだけかな?
オズともすれ違っただけで終わってんだよなぁ……。
そして、ロゼw
連戦出来ない理由づけだろうが、あまりカレル殿下を悲しませるなよ。
戦場のことなので、謝罪はせぬが。
[ゆっくりと指を曲げて動かしてみる。
動きに支障はない。
熱だけならば、誤摩化しきれるだろう。]
…今はまだ 甘えるときじゃない。
[低く呟いて起き上がると、身支度を整えて、カレルの待つ会議室へと向かった。]
[遅れて到着したことを理由に、体調の不具合を悟られないよう、カレルから遠い椅子に着席する。
今朝になってもまだ、ジークムントの姿はない。
それでも、進めねばならないのだ。
静かにカレルの決意を聞く。]
― 試合翌日・西の邸宅 ―
っ!
[ミヒャエルの視線と、猫の鳴き声に一瞬びくっと肩をすくませるが、すぐに赤い顔で進み出る。]
こ、こんにちは。私は西の使節団、騎士のヨセフ・フォーゲルと申します。
東の使節団、ミヒャエル・アハート様ですね?
さっきメイドが噂していました、可愛い猫を連れた騎士様がいらしていると。
[可愛いとは、猫だけでなく騎士にもかかっていたが、本人は気付いてない。
ミヒャエルと猫を交互に見つめて、にこっと笑い、手のおやつを差し出す。]
可愛い猫ですねー。すごく慣れていて羨ましいな。おやつ食べる?
でも、ミヒャエル様は明日試合ですよね?その間、どうされる予定ですか?
使節団の「大将」として、自分の流儀で、ルスラン側と対話の機会を持ちたいと──
[ふわりと、風が香った気がした。]
それが、君の導き出した答えならば。
存分に。
[一度、立ち上がり、胸に手をあてる。]
むろん、俺もお伴させていただく。
歴史が変わるかもしれない現場に居合わせる機会、むざむざと見過ごせるものではないよ。
―試合当日・東の邸宅テラスにて >>93―
そう……
それならば尚更、わたくしがここに降りてきた甲斐がございます。
[従者から貰った、温室育ちのシンビジウムの花を、口許に当てて微笑む。]
わたくしの「飾らない心」をお伝えいたしましょう。
カイエンの国の使者が得ようとしているのは「援軍」でございます。それがどこの国のものであるかは、究極のところを申し上げますと「どうでも良いもの」にございます。
大切なのは「どこの国の援軍か」ではなく「どれほど信頼できる援軍か」。手を組むのに値する援軍を選び取ることが重要でございましょう。
――…そして援軍を得て為すべきは「民を護ること」。民を護るために国を護ることが必要であると考えております。
―試合当日・東の邸宅テラスにて >>93―
そもそものお話として、ルスランとカイエンの双方が「争う」ことには意味がございません。ナツカから見れば、ルスランとカイエンは2つの翼。どちらが欠けても、ナツカからすれば攻め込まれる危機を迎えるのは必至。
ではその2つの翼が、ただ並ぶだけの翼ではなく、比翼鳥のごとく飛ぶようになったら――?
[月明かりを浴びた東国の正使は、カスパルの目を真っ直ぐに見つめて、たおやかに微笑む。]
そして、鳥は常に飛び続けることはできません。
比翼鳥は、丈夫で豊かな、南国の木をその定宿とすることでしょう。
そして鳥は、木に咲く花の花粉を運び、豊かな実をつける為のお手伝いをすることでしょう… **
― 試合翌日・西の邸宅 ―
[進み出てきた少年の表情>>123に、知らず、浮かんだのは笑み。まだ歳相応なとこあるんだな、と思っても、それを表には出さない。言えた義理じゃない、は置いといて。]
確かに、東の使節の一員、騎士ミヒャエル・アハートです。
ヨセフ・フォーゲル殿、先日の試合、観覧席より拝見させていただいておりました。
[相手も騎士であるのだから、と正式な礼を取って名乗り。
それから、僅かに表情を緩めた。]
……可愛いというかなんというか、なんだけどなぁ、こいつって。
[可愛いが自分にもかかるとは思っていないから、呆れたような口調で言う。
当の猫は差し出されたおやつに興味津々の様子でぴょん、と肩から飛び降り、ヨセフの前にちょこん、と座って、にぃ、と鳴いた。]
気がついたら、懐かれてて、ね。
試合の間は……誰かに見ててもらわないとならないかな、とは思ってるんだけど。
ベルティルデの簡易メモ
「邸宅、離宮、四阿」
一見してわかる多角進行w
乙女はいつの村でも大変であるよ。
頑張れ。
― 病院 ―
済まなかった。
俺もローゼンハイム殿が誰かに卑下されることがあれば、良い気はしないであろう。
しかし、身内贔屓は出来ぬので、この話はここまでに。
[思いっきり贔屓しているのだが、自覚はないらしい。
殿下の話をするジークは、良い表情をしているなと思いながら]
俺は寡聞ながら、今までカレル殿下のお噂を耳にしたことがなかった。
あれほどの御方だ。隣国であるこちらにまで伝わってもおかしくないと思うのだが、何か不幸な事情をお持ちなのだろうか。
差し支えなければ、お教え頂いても構わぬだろうか?
/*
……確かに、年上のおねーさんからは「かわいい」言われるタイプだよねぇ、ミヒャくんって。
[なんかしみじみとした]
>>128
言葉選びに教養を感じるな。
ベル姫の手紙も美しく流麗な文章であらせられると思ったが、カレル殿下もなるほど王族らしい見事なお言葉遣いであらせられる。
― 闘技場観覧席 ―
[口こそ挟まずにいたけれど。檻というオズワルトの言葉に真っ青になったノトカー>>73は大丈夫だろうか心配にも思った。
けれどすぐに立ち直ったように口にされた言葉>>74を、また一つ胸の奥に留めて。ヨセフに言葉をかけ去るのを軽く礼して見送った。
説明にヨセフ>>77が難しそうにしていれば、より平易な表現を捜したり、手で実際の馬の動きを再現したり。
戻ってからもしたならば、鞘に収めたままの剣で当たりを説明することなども出来たかもしれない。
とはいえ二つの試合のどちらも見ていたから、全てを伝えきることは出来ないが。そこは回復した後のヴェルナーがきっと埋めてくれるだろう]
― 公園 ―
星月と惑うばかりの、ですよね。
[夜の道のエスコートは譲って>>103もらった。ヨセフの賛美には口元を押さえて、そんな付け足しをしてみたり。
約束通りに足を止めたところで>>68少し強く手を握られて。
暗い夜道で上気する頬は見られていたか否か。優雅にして物悲しい笛の音の方へと向かう背を見送った。
静寂の中では風に乗って届く声>>71もあったかもしれない。
けれど約束したからと出来る限り意識して耳には入れずに、ただ王女が戻ってくるのを待った。
告げたい想いはその間にゆっくりと固まっていった。
帰り道か邸内に戻ってすぐか。それを伝えるため、王女に声を掛けようとした*]
見ていたんですか!
・・で、ですよね。当たり前か。
[照れくさそうに言ったものの、正式な礼を取って名乗るミヒャエル>>129に、礼儀正しいお辞儀を返す。
だが、猫の話になると表情を緩める様子に、噂に違わず猫好きなんだなと思う。]
遠慮しなくてしなくていいよ。どうぞ。
[猫の前におやつを置いて、ミヒャエルを見上げる。]
昨日闘技場でもミヒャエル様は猫とご一緒だったそうですね。その子、ミヒャエル様と仲良さそうだから、離れるのが不安なのかな?
だから気になって聞いてみたんですけど、預ける先に心当たりあります?
そりゃ、勿論。
凄くいい勝負、みせて貰えた、って思ってる。
[見ていたのか、という言葉>>132に浮かぶのは笑み。
猫はおやつを置かれると、にぃ、と鳴いて食べ始める。]
さすがに、護衛としての務めもあるから、置いてこようと思ったんだけど……ね。
離されるのが不安、っていうのは、あるかも知れないなぁ。
んー……宛は……なくはないけど、ね。大人しくしててくれる、っていう前提考えると、限られそうかな。
― 試合翌日・西の邸宅 ―
[取次ぎを受けて応接室の一つだろう部屋に赴く。
扉は開いたままだったのか、ヨセフの声も聞こえてきた。
入口で立ち止まり、開いていてもノックの音を立てる]
お待たせしました、ミヒャエル殿。
その仔も一緒でしたか。
[おやつに夢中な猫を見て微笑ましげな顔になった]
― 試合翌日・西の邸宅 ―
[近づく人の気配とノックの音>>134に、猫に向けていた視線を巡らせる。]
いえ、こちらこそ。
いきなり訪ねて来て、申し訳なく。
[礼の後、猫の事を言われ。あはは、と乾いた声で笑った。]
……離れようとしてくれないんで、已む無く、ですけどね。
[凄くいい勝負>>133と聞くと、嬉しそうにありがとうございます、と言うが。
猫には心配そうな視線を向けつつ、驚かさないように優しく撫でる。]
そっか。思っていたより大変だなあ。
でも心配しなくていいよ。僕、ミヒャエルさんは猫好きだと思う。
だから少しの間離れても、きっと大丈夫。ミヒャエルさんを信じて、明日は大人しくしてるんだよ?
[猫に言い聞かせるように声を掛ける。]
― 闘技場、観覧席 ―
[檻という言葉に過剰に反応し真っ青になるノトカー>>73に、おいと思わず声をかけようとしたが、その次には空を仰ぎひとつの決意を固める男の顔をみて]
ああ、俺にもできたんだ。待ってるぜ。
[まだ鎖付きだがなと内心呟きつつも、ノトカーが連れとともに戻っていくのを見送った]
[ローゼンハイムの言葉に謙遜するようにゆるく>>50首を振る。
そして「我らの手で決着まで」というコンラート>>56の言葉に、これ以上は今は必要はないと笑みを持って返す。
そしてヨセフをねぎらう王女>>55の言葉が終わった後に]
よくやったな、ヨセフ。
いつのまにかでかくなりやがって。
[労いと、知らない間にこの王女の騎士だ。それを素直に祝う言葉とをヨセフ>>77へとかけ]
そうだな、拮抗とした戦いだった。
[ヴェルナーはまさに堂とした騎士としての生き様とともに、力強く。
それに対してローゼンハイムは柔軟ともいえる思考とそれを行動に移すだけの技量
そんな力と巧さの戦いをヴェルナーとローゼンハイムとの戦いコンラート>>59>>130とともにヨセフ>>35へと話した
そして王女>>65とともに西の邸宅へと戻っていった]
― →西の邸宅 ―
―西の邸宅―
[その後ゆっくりと過ごしたか。件のブランヴィル殿からの約束通り向かうという王女に、コンラートがつき従ったというのもあったが、>>2:537でいったように...は特に何かいうでもなく見送る。同様に王宮>>95にいくのも特に何かいうでもなく見送るだろう]
[撫でる手と、言い聞かせるような言葉>>136に、猫はにぃぃ、と短く鳴いた。ほんの少し、耳がへしょり、としていたり。]
もう少し落ち着けば……とは、思うんだけど、こればっかりは焦ってもどうしようもないし、ね。
……ん、気遣い、ありがとう。
ま、きっと何とかなるさ、このちびっこの事は。
じゃあ、出かける支度をしてくる。
[西の邸宅へ出発する時間を聞いて、会議室を出る間際、ギィに、話したいことがある、と目知らせした。]
― 試合翌日・西の邸宅 ―
いいえ。そこはお気になさらず。
[礼を返しながら>>135部屋の中まで入る。
ヨセフ>>136が猫に諭しているのも聞けただろうか]
きっとミヒャエル殿の所なら安心と思っているのでしょう。
猫屋敷の気配を感じているのかもしれませんね?
[先日の話を思い出して笑った]
[そうして部屋に戻り、「王女」を相手にするのに相応しい衣服に改める。
カレルは自分のカード──「王者の剣」の使い方を口にしなかった。
だが、カレルの性格と、これまでの成長を鑑みれば、交渉は平和裡に進むだろう。
会見場所が屋内であることも考えて、携行する武器は上着で隠れる短剣のみにした。
今の体調を考慮しても、それが妥当な選択だ。
支度が整った頃、扉に近づく気配に、ギィだろうか、と振り返る。]
コンラートさん、ミヒャエルさんに御用ですか?
あ、昨日は試合の説明、ありがとうございました。
[ノックの音とコンラートの声>>134に、顔を上げてぺこりと頭を下げる。
コンラートの説明>>130を食い入るように聞いたのを思い出している。特に、実際に剣を使っての動作には興味を惹かれた。見られなかったのが心から残念に思っている。
耳がへしょりとする猫のあごをこしょこしょくすぐって、何とかなると言うミヒャエル>>140に微笑んだ。]
そうですね、この猫いい子だし、落ち着けば大丈夫そう。
じゃあ、コンラートさんとお話があるみたいだから、私はこれで失礼します。
[二人に礼をして、部屋を出て行く。*]
― 試合翌日・西の邸宅 ―
[東国の使節団の長から親書が届いたらしい。欠けていたピースが埋まっていくこととなるか。会談までの時間に猶予があった]
なぁ、少し頼まれ事をしてくれるか?
[侍従であるにもかかわらずお願いする態度であることに多少驚かれたか]
棺桶を一つ頼む、俺が入るぐらいのな。
[注文をする。その注文に訝しがられたが、忠実にその仕事をなすために動いてくれたか。
そんな注文をしたことを侍従の口から漏れることになるかどうかは知らない。]
― 試合翌日・東国の使節団の邸宅にて ―
[呼び集められた会議室に、ジークムントの姿はなかった。
さほど重傷ではなかったが、大事を取って、という噂も聞く。
顎に手を当てて思索を巡らすのは僅かの間だけ。
語り始めたカレルへと、意識を向ける。>>52>>53]
良き御決断です。
[頷いて賛意を示す。]
無論、同行させて頂きますが、
会談への同席はご遠慮致しましょう。
あまり大勢で押しかけても先方に失礼でしょうから。
[ローゼンハイムが同席すると聞いた後、
ミヒャエルと同様に、西の邸宅までの同行を申し出る。
西の邸宅にはもう1人、会っておくべき人物がいるのだ。]
― 公園・四阿 ―
どうぞ国王陛下の事を悪く言わないで下さいませ……。
私は陛下の為さる事を、無慈悲とは思っておりません。
[惨いとの言葉には、困ったように眉を下げる。]
ですがそう言っていただけると、私は自らの存在に意味を感じる事が出来ますわ。
ありがとうございま……浚……。
[>>99そう告げられ、触れそうになる指に頬が染まる。
それから少し、眉下げつつも笑って。]
……同じような事を、ローゼンハイム様にも告げられました。
東の国の騎士様は皆お優しく物怖じのない、果敢な方ばかりなのですね。
……ですが鳥篭の外を知らぬ鳥は、空に焦がれてもそこを出て生きていく事は出来ないでしょう。
[ぽつりと寂しげに呟いてから、闇に隠れるその人の顔を見上げていた。]
[貴女の意志を>>100と問われた事柄に、藤は開く。
国を動かす立場からは遠く、ただ命を受け使われるだけの存在。
別な方策、など考えても見なかった。
そのまま笛の音のような>>101騎士の思いを聞き――
間近にある顔に>>102今は頬を染める事も出来ず。
暫くの間そのまま、藤は迷い悩むように揺れていた。]
― 試合翌日・西の邸宅 ―
そう言っていただけると、ありがたく。
……試合前に話したいと思ったら、どうしても、ね。
[何の話か、は推して知るべし、と言った所。
猫屋敷の話>>142には、あはは、とまた笑うしかできなかった。]
うん、そうなってくれるといい。
こいつ自身のためにも、ね。
[ヨセフの言葉>>144には頷いて、また猫を見る。
擽られた猫は目を細め、ごろごろ、と喉を鳴らした。]
ん、ああ……慌しくさせて、ごめん。
ほんと、色々ありがと。
落ち着いたら、ゆっくり話できるといいな。
[部屋を出るヨセフに向けた言葉は、心からのもの。
可能性の塊のような少年騎士とは、ゆっくり話してみたいと思っていたのは確かだから。]
[どれくらいの間そうしていたか。
四阿を訪れた時から明星の位置が分かるほどに変わった頃に、ようやく言葉が出た。]
……わたくしは……。
願う事は、あります。
もしも南から援軍が得られないのなら、東の国にそれを求める事は出来ないのかと。
そしてもし私達が南からの援軍を取り付けられたのならば。
何かしら東の国へと目を向ける事は出来ないのかと。
こちらも軍が欲しい現状、援軍を出す事は難しいのかもしれません。
でなくとも、物資や交遊の面で、北より東を優遇する事、それに伴い得られる利益や情報を東の国と共有し繋がりを保ち、北を牽制する事は可能ではないのかと。
― 試合翌日・西の邸宅 ―
はい。ミヒャエル殿から御指名頂きましたが。
私も対戦の前にお話出来ればありがたく。
いえいえ。どちらも素晴しき試合でしたから。
もう一戦が気になる気持ちは良く分かります。
[ヨセフ>>144に答えながら軽く首を振る。
猫をじゃらすのが見えると、どちらも可愛らしいなとつい思ってしまった]
お気遣いありがとうございます。
[部屋を出てゆくのを見送り、ミヒャエルに向き直った]
[そういい切ったところで息を一つ付いた。
それが問われ、短い間に思いついた、今の自分が考えられる事。
政治面には明るくない為、そこにどれだけ穴があるかはわからなかったが。]
そう、思ってはいるのです。
ですが…。
[ぎゅ、と手を握り零れる言葉は小さい。]
― 試合翌日/城下町 ―
[昨日観戦した試合の興奮冷めやらぬ翌日。その日も仕事は入れず、城下町の武器屋に足を運んだ]
すまんがこれらの武器の特徴を教えてくれんか。
後は扱い方のコツなどもあったら知りたい。
[武器の扱い方が違うと言うのは感じていたものの、あれ程までとは思わず。後学のために武器の特長について学ぶことにした。今知識に入れておけば、カレルに指導する時の役にも立つかと考えてのこと]
ほほぅ、斬るのではなく、払いと突きのみの剣もあるのか。
こちらの剣では斬ると言うよりは叩き潰す感じかのぉ。
[一つ一つ訊ね聞いていたのだが、刻が経ち過ぎたのに気付き、一旦話を切り上げる]
おお、もうこのような刻限か。
主人よ、解説感謝する。
また聞きに来る故、その時はよろしく頼む。
[その時には土産も、と告げて武器屋を後にした]
わたくしは王権、ひいては陛下からは遠い、ズィーベンという数字を名に持つ身の上。
わたくしの声が、陛下に届くかどうか。
それすら分からないのです…*
― 試合翌日/東国の宿舎 ―
[次に足を向けたのは東国の宿舎である邸宅。昨日試合に出ていたローゼンハイムを訪ねたのだが、折悪く外出中とのこと]
この時間ならば失礼に当たらぬと思うて訪ねたが、不在とあっては仕方あるまい。
わしは奈蔵嗣郎と申す。
戻られたならば訪問があったと伝えてはくれぬか。
[邸宅の使用人に言伝を頼み、邸宅を後にする。尚、使用人はシロウの名を完全には覚えることが出来ず、この辺りでは見ぬ出で立ちの異国の者が訪ねて来たとローゼンハイムには伝わることだろう]
真面目そうな方だとは思っていましたが、本当に真面目な方ですねえ、グレゴール殿は。
[ 即座に返された謝罪の言葉に>>+10思わず漏れたのはそんな感想 ]
はい、では、この話はここまでに。対戦して頂いた者としての、フォーゲル殿への賛辞は、御本人に伝えるべきでしょうしね。
[ 試合後は、意識を失ったヴェルナーを一刻も早く病院へという意図もあって、彼と言葉を交わす余裕はなかった。機会あれば、あの少年騎士とも、もう一度ゆっくりと話してみたいものだと思う ]
カレル様の御事情は、残念ながら存じません。
[ 続いた問いには首を振り ]
普段、辺境の砦に勤めておりますので、恥ずかしながら、どうも中央の事情には疎くなってしまうのですよ。
[ 苦笑混じりに、そう付け加えてから、更に言葉を重ねた ]
ですが…どのような御事情があるにせよ、あの方の類い稀な輝きは、いずれ必ず我が国の光となりましょう。
― 試合翌日・ローゼンハイムの部屋 ―
[会議室を出る折りにローゼンハイムから話があると伝えられ、
支度を整えてから彼の部屋へと向かう。
かつり、と靴音を立てて部屋の前に立ち止まり、
軽く数度、扉を叩いた。
そして扉からやや離れ、中よりの応答があるのを待つ。]
― 試合翌日/公園 ―
さて、思わぬところで時間が空いてしもうたな。
[東国の使節団で知る者は皆出払っているらしい。西国の宿舎で会合が行われているとは露知らず、公園にて時間を潰すことにする]
鍛錬でもするかのぉ。
[発された声は間延びしていて、東国の宿舎を訪れた折の緊張は完全に解けていた]
/*
ギィさまのは根幹にかかわるから長引きましたわ……。
そしてノトカー様のが相変わらず破壊力が高……(ごろごろ
―試合翌日・東の邸宅―
……わかりました。それでは皆様、参りましょう。
[カイエンの騎士の言葉を聞き、ゆっくりと頷く。
手にするのは、数日前にヴェルナーから貰った、白い花を咲かせる新種の木の枝。]
僕達の――…いいえ、この地に住む全ての人々に平穏な暮らしをもたらすための「戦い」へ。
[ノックの音に扉を開けて、ギィを招き入れる。]
お呼びたてしてすまない。
今日、ここを出る前に伝えておきたいことが、2つあってね。
[熱に乾いた唇を湿らせてから、手短に語る。]
― 試合翌日・西の邸宅 ―
話すことも探せば尽きないものでしょうけれど。
今この時にいらっしゃるということは、ですね。
[穏やかな空気を断ち切るでもなく、自然にそう問いかけた]
実はミヒャエル殿の剣技については多少、存じております。
私が得手としますのは、ヴェルナー殿よりは軽装となる形でありますが。明日の試合形式に何かご希望はございますか?
ひとつ、
昨日の試合の後で、ナツカ王からスカウトを受けた。
時機が時機だけに、韜晦しようと思ってはいたんだがね、少々勘に触ることを言われたので、正直に一蹴してしまった。
そのせいで、ことによると、今後、余計な邪魔が入るかもしれない。
俺に限らず、使節団全員に対して、だ。
貴殿には自明だろうが、こちらの力を「みせつける」というのは、抑止の反面、妬心と警戒を煽ることでもあるから。
それが、知っておいてもらいたい第一の問題。
[ギィの反応を見てから次へ移ろうと、指を一本、立てたままで待つ。]
―試合翌日・西の邸宅―
ご機嫌麗しゅうございます、ルスランの王女、ベルティルデ殿下。
わたくし、カイエンはアードルング家ゆかりのカレルと申します。突然の不躾な申し出にも関わらず、このようなおもてなしをいただき、誠に恐悦至極に存じます。
[白い枝を手にしたまま、騎士の様式で一礼した。]
さて…まことに不躾なお願いを重ねることになり、恐縮ではございますが…
此度は非正式なものではないといえ、社交の場ではなく、両国の正使による会談の場。よって従者の方には、お茶を淹れてくださった後、一度ご退出をお願い申し上げたく存じます。
/*
いちいち気にして下さる、同輩の皆さんの心遣いが泣けます。
こいつ、こんなに暢気にしてていいんでしょうか?
後でタコ殴られそうです;;
そしてローゼンハイム殿…まさかその怪我>>120は、私に会うまで維持するおつもりですか?(汗
― 試合翌日・西の邸宅 ―
まあ、ね。
猫に関しては、話題が尽きない気もするけど……それは、全部片付いてから、かな?
[問いかけ>>161に軽く肩を竦めてこう返す。]
オレの……あー……グレゴール殿、かな? 鍛錬見られてたし。でも、それなら、話は早いか。
対戦は、徒歩での対決を希望したい。
全力で挑むなら、それを出し切れるスタイルで行きたいからね。
装備の度合いは、こちらも軽装になると思う。
[何気に、重装鎧は苦手なのだが、そこは余談。]
/*
はい、そこ(どこ。
重装苦手はなかのねこ特性じゃ、とか言わないようにね!
[ねこは軽装好きー、って知ってる人多いからなあ]
― 回想・闘技場観覧席 ―
オズワルドさん、ありがとうございます!
[労いと祝いの言葉>>138を聞いてにっこり。
改めて言われると照れくさいが、とっても嬉しかった。オズワルドが自分を気遣ってくれているのが伝わってきたから。
そのあとは、ヴェルナーとローゼンハイムの戦いについての話に集中する。
時折分からない点を質問するが、オズワルドが伝えようとする全てを吸収すべく、基本的には聞き役に徹していた。**]
西の邸宅に大集合しつつ、各自ですさまじくバラバラ進行w
なかなか珍しいコアタイムの様相だな。
― 離宮、孔雀の間 ―
いいえ、お招きいただいてありがとうございました。
[こちらも手を差し出し、苺色のソファーに導かれて>>108腰掛ける。ノトカーの侍女の呼び方やその振る舞いが、やはり騎士よりは貴族然のように見えていた。
グラスを重ね、告げられた文句>>109にはにかんだ笑みを返し、約束の“芸”と言われると好奇心が藤に灯る。
芸とはなんなのだろうと思っていたら、取り出されたのは弦楽器。
奏でる音に、耳を澄ませた。]
[心の篭った演奏に>>115グラスを持ったまま耳を傾けて。
演奏が終わるとグラスを一度テーブルに置いて、小さな拍手を送った。]
ありがとうございます、ノトカー様。
芸とは楽器の演奏だったのですね。
とても美しい音色でした。
[昨日聞いた赤い騎士の演奏もまた美しかったが、緑の騎士の演奏も、美しく心温まる物だった。
惜しみの無い賞賛を伝えて、手の甲に口付けられると微笑んだ。]
お礼をすべきは私の方ですのに。
[そう苦笑もしながらも。控えさせていた侍女を呼び、持っていた荷を一度自分で持ちそれをノトカーに差し出した。]
今朝焼いてきたマドレーヌです。
本当はお茶とご一緒にお出しするのが礼儀、なのですが…。
こちらを今日のお招きのお礼にお受け取り下さい。
ノトカー・シルエ・ザライ様。
[人払いされている事は知っている。
何よりここは王宮、大事にはならないはずと。
内にずっと抱えていた名で、呼んだ。
名を告げるときは、笑みは消え静かな色を藤は称えていた。]
― 公園・四阿 ―
鳥籠の鳥が外へと出られぬのならば、
私がその鳥籠を持って、広い世界へとお連れしたい。
様々なものを見るうちに、鳥籠は広く大きくなり、
いずれは在って無きが如くになりましょう。
[寂しげな姫に囁きを届ける。
ローゼンハイムも同じことを言ったと聞けば、
苦笑がよぎりかけもするが、それは綺麗に包み隠しておいた。]
[戦いの先を。
問い掛けに、返る言葉は暫し途絶え、
夜啼き鳥の声だけがあたりに響く。
答えを急かすことはなく、ただ考える様子を見つめていた。]
―――貴女が、柔軟な考えをお持ちの方でよかった。
[しばらくして、語られる考えを注意深く聞き、
その結論に、柔らかな賞賛の言葉を贈る。]
意志は、貫くためにあるもの。
強き思いをもってすれば、届かぬこともありますまい。
貴女が西と東の繋がりをお望みならば、
我々は剣にてそれを実現するのが役目。
世に轟くほどの戦いをもって、
ナツカの王の目を覚ますのみならず、
ルスランの王が貴女の言葉に耳を傾ける道を
切り開いてご覧に入れましょう。
リューガ殿なれば、そのような戦いの相手として
不足もありません。
[自身と自負を示して告げた後、
握られた華奢な手を、両手で包むようにする。]
ですから、そのような悲しい顔はなさらないでください。
花に置く露は美しいけれども、
貴女には雨を乗り越えた青空の方がよく似合う。//
― 試合翌日・西の邸宅 ―
そちらもゆっくり話してみたいものですけれどね。
互いの国や人の話なども。
[肩を竦めるミヒャエル>>164にサラリと答えて]
ええ。拝見したと伺い、印象なども交えて少々。
宜しいですよ。そちらの方が私としても助かります。
こちらは軽装といっても、甲冑の内になりますね。
剣はこれをそのまま使います。
[
こちらも当然、全力で行かせていただきますとも。
悔いの残るような試合をしては、勝利を捧げても喜んではいただけません。
もうお一方の落胆も招きたくはありませんね。
[二人の代表の顔を思いながら、そう言った]
/*
乙女の御二人も凄いが、ギィ殿もすごいなあ、あれくらい出来ないと乙女村男子は勤まらんかもしれん。
←なんとなく偽臭い乙女村男子もどき
― 試合翌日・ローゼンハイムの部屋にて ―
[招かれて部屋へと入り、軽く礼をする。
視線がちらりと左肩に向いたのは、
昨日彼が受けた一撃を目にしていたがため。]
伝えたいこと―――とは?
[負傷については口に出すことはせず、
彼の言葉を追う。]
ナツカ王が…。
随分とご執心なことだ。
[良き戦士を手に入れることがこの時代、不可欠なこととはいえ、
試合の直後に声を掛けてくるとは、あまりにもあからさま。
小さく笑ったあとで、肩を竦める。]
邪魔が在ろうと無かろうと、すべきことをするだけだな。
我々が「みせる」べきは、ナツカに対してだけではない。
[端的にそれとだけ答え、二つ目は、と視線で促す。]
― 試合翌日・西の邸宅 ―
……うん。
人の事、国の事、聞いてみたいな。
今、ここにいるオレたちだけでなく、もっとたくさんの人たちが。
国の境目に囚われずに触れ合えるようになれば、そういうのもやり易くなると思うんだけど。
[ふと、浮かんだ事をそのまま口にした後、気を引き締める。]
それじゃ、こっちの方が装備的には軽いかな。
剣だけは、こっちが重そうだけど。
[大型の武器はさすがにここには持ち込めず、紅縞瑪瑙の名を持つ剣は、今は邸宅に。]
ん、互いに悔いなく、全力で。
……試合の場でなせるのは、ただ、それだけ、だからな。
―西の邸宅 一室―
騎士としての強さは前回の試合で示された…か
[そして自分は騎士じゃない。貴族としての礼節と教養が足りない。]
あちらさん次第とはいえ、俺は俺だ
[背負うものを投げ出すつもりはなく。だが我も殺すつもりもない。]
そう言われて、私もうれしい。
どうしても、ベル。貴女にこの音色を聞かせたかったのだ。
[手をそっと握り、名残惜しそうに話すと微笑み返して>>167
差し出されたものに、嬉しさを隠せない]
ベル。貴女が直々に焼いたのですか!?
とてもうれしいです。
[そうお茶にしようかと思ったら、呼ばれた名に]
[冷徹なまでに沈着なギィの反応は予想のとおり。
だからこそ彼を呼んだのだが、この男が敵でなくてよかったと思うのもまた今日が最初ではない。
わずかな苦笑が洩れる。]
もうひとつ、
[ローゼンハイムは、外聞を憚って声を落とした。]
今の俺の体は、絶不調だ。
まあ、戦えないということはないが、十全にとは言えない。
護衛として、いないよりはマシ、という程度かな。
追っ手を防ぎ止めて時間を稼ぐことくらいはできる。
だから、何かあったときには── 構わず、置いてゆけ。
その方が、互いにやりやすい。
以上、申し伝えておくよ。
/*
あははははは。
>>179のそれ、言われたら200%ごねる、と言い切れてしまうオレがいてるっ!
……うん、お子様ですいません……。
聡明な貴女には、敵いませんね。
いかにも、私は…ノトカー・シルエ・ザライ
貴女の国へ攻め入らんとする。
野心家ザライ王の嫡子です。
[悔しいという思いよりも、ほっと一安心という想いをベルに向けたのかもしれない]
嘘をついていて、申し訳ありません。
私の身分を明かせば、ベル。
貴女に敵国の王子≠ニ忌み嫌われてしまう…
そしたら私は、辛くてたまりませんからね。
[そう寂しそうに微笑んだ]
…しっかし、騎士ってのは時に便利だなぁ。
[こういう場や、王女との会話、試合の前にも何かあったのだろう。
最初は気乗りしなかった使節団も、今は楽しんで、こうして新しい発見を得ていると思うと不思議なもので]
俺がやるとしたら…
[ベッドの傍らに立てかけてある己の剣を……その鞘をみていた]
― 試合翌日・西の邸宅 ―
[東の使節団が来る事を侍女らに騎士に伝えるよう頼んだが、それよりさきに謎のネットワークで伝わっていたかもしれない。
薄桃の、華の飾りが裾についたドレスで使節団を出迎えた。]
こちらこそお目にかかれて光栄ですわ。
カイエン国のカレル様。
[立ち上がり使者を迎え入れる為に裾取り深く一礼をし、>>163カレルの願いは聞き入れる。]
いいえ、そのお気持ちはわかるつもりです。
そちらのお申し出の通りに致しますわ。
[そうして紅茶の準備だけさせて、侍女らには退出を促した。
運ばれたカップには、自らポットを手に取り紅茶を注いで東の使者へと出す。]
どうぞ、ダージリンがお嫌いでなければ良いのですが。
私は聞いてしまったのです。
貴女が妾姫となるかもしれないと。
聞いたとたんいてもたっても、いられなくなりました。
この試合が終わったら、貴女は――
[この時ばかりはとても悲しく、苦しい思いがして思わずベルの手を握り締めてしまったのかもしれない]
ベルティルデ――
貴女を一目。お会いした時から、お慕いしておりました。
そしてできるなら私の正妃≠ノなっていただきたい。
妾姫など。貴女のような麗しき方が、なるようなものではない。
私はベル――
貴女がよければ父王と、ナツカ王に妃≠ニして迎えたいと、進言するつもりです。
[真剣な眼差しで、愛しき姫の藤色の瞳を見つめた]
― 試合翌日・ローゼンハイムの部屋にて ―
[急に潜められた声に疑問を抱いたが、
直後にそれは驚きに変わった。]
絶不調、とはまた…
[驚きから、心配と呆れの混ざった複雑な表情へ移行し、
それが次第に真剣なものへと変わる。
置いてゆけ、との言葉には、細く息を吐いた後に頷いた。]
―――承知した。
判断を誤るようなことはせぬゆえ、安心されたい。
とはいえ、追っ手を掛けられるような事態にならぬことが
なによりの肝要だろうがな。
[頷いて、話は終わりだろうかと年上の騎士を見る。]
― 試合翌日・西の邸宅 ―
難しいものですが。この場さえ、反対の状況から生まれたとも言えるものですから。
それでもこうした機会を、あちらでも持てるようになったということは悪くない流れかと、愚考します。
[素直な響きの言葉>>176を受け、扉へ視線を流し静かに答えた]
ああ、盾も使わせていただきます。これも馬上使いのものではなく、
この剣だけで
[剣を収め直して、一つ伝え忘れかけていたのを足した]
ええ、そこに言葉は無く。剣が代わって伝えましょう。
一意専心。万の言葉を尽くすより雄弁となるかもしれません。
/*
そんな横で反省。
ちとリアルで色々キテルのは珍しいわけだが、こうなる可能性もありつつ人数をとおもって気楽にスライドするんではなかったかもしれん。
ギィのお相手だけはしゃきっとしないとな。乙女役は一人いなかろうがいつも手一杯だろうから問題ない
/*
いや、お相手はとか偉そうか?
とか色々思うとあれだな。どんどん負にいってしまいそうだからできるだけ切り替えよう。
/*
しかしカレルは大変だな。どこまで男性っぽくしたり、女性とバラすかのバランスが難しい。
受け取ることら側もどこまでにしたものかという感じだ。
俺のとこきたらまるで気づかずに男だとおもって、大胆に接する的にしてもおもしろかったわけですが。
―病院に送られたジークムントへの手紙―
カイエンの誇り高き騎士 ジークムント・エンデ殿
此度の手紙では、言葉が稚拙になるのをお許しください。
昨日の試合、拝見させていただきました。木の刀をお使いになって戦うと拝聴した時は驚きましたが、決して相手を侮る為ではなく、互いが全力をもって戦えるようにする為の策であると聞き、私は大変嬉しかったです。
飾る言葉が見つからないほど、本当に心から深い感動を覚えました。ありがとうございます。
貴方がわが国の騎士で良かった。
気高く、そして正しい騎士としてのお心をお持ちのジーク殿が。私は心からそう思っております。
今はどうかひとときの休息の時を。
そしてまた、私と共にカイエン王国の為に戦ってください。
両手いっぱいの敬愛と感謝を込めて
カレル・フォン・アードルング
[ステルンベルギアが一輪添えられたその手紙には、何故かルーデンベルク家の封蝋が押してあった。]
>>163
「両国の正使による会談の場。よって従者の方には、お茶を淹れてくださった後、一度ご退出を」
これ、正使=カレルとベルティルデのみ だろうか?
それとも、PC以外は人払い の意味だろうか。
自分としてはこれまで、「正使=カレルとベルティルデ」「他は副使や随行員」という用語の使い方をしてたので、ちと悩む。
まあ、そのシーンに追いついたら当人に聞くか。
― 西の邸宅 ―
[カレルに付き従って西の邸宅を訪れた後、
王女との会談に臨むカレルをローゼンハイムに任せ、
自分は近くにいた侍女に声を掛ける。]
オズワルド・リューガ殿と会いたいのだが、
彼は今どちらに?
[返答を得て、そのまま先触れを頼んだ後、
一息置いてから、そちらへと向かった]
― 公園・四阿 ―
[鳥篭を持ってと>>169告げる人に瞬き、囁きには表情が穏やかになった。包み隠された部分は知らないが、映ればきっと笑んでしまっていただろう。
口にしたことは、本の中で学んだ知識を総動員して出した理想論、机上の空論の可能性もあった。だが騎士>>170から受けた賞賛に、胸中ほっと息を落とす。見当違いな事を口にしていなかったのだと。]
―試合翌日・西の邸宅 >>183―
ええ、ダージリンは僕も大好きです。戴きます。
[王女自ら淹れてくれたことに一礼し、紅茶を一口飲む。]
――…さて。僕がここに来たのは他でもありません。
僕の名は「カレル・フォン・アードルング」…
東の使節団の正使として、国王より一切の信託を受けた者。
[服の下から、銀色のネックレスのヘッドを引っ張り出した。よく見るとそれは、「カイエン」の名を冠するルーデンベルク家の紋章の形をしている。]
此度の「試合」を通して、ルスランの騎士様達、そしてベルティルデ殿下の気高いお心に触れた次第。
そのことを思うと、西国ルスランとの「交流」について、僕もいろいろ考えるところがございます。
強い思いを持って…。
本当に叶うのでしょうか、そのような事が。
[騎士の言葉に>>171胸が鳴るのは期待と不安が綯い交ぜだからで。
ただオズワルドとの戦いと告げられると、眉が下がった。]
わたくしはルスランの姫。
だからこそオズワルド様の勝利を祈り願っております。
ですが……ギィ様、昨日戦いの場に赴いた、わたくしの騎士に告げたことを貴方にもお伝えいたします。
[しばし、黙考があったのは、ギィにとっても計算外だったということか。
女官に告白されたときでも、これほどには複雑な顔はするまいに。
そのことに、少し安堵し、喜んでいる自分がいる。]
ああ、これで密談はおしまいだ。
聞いてもらってよかった。
備えがあるのとないのとでは、随分と違うからな。
貴殿なら俺の秘密を抱えても、徹頭徹尾、取り澄ました顔でいるだろう。
お優しく意志強い猛き騎士様。
どうぞご無事でいてください。
どちらの騎士も傷つく事を、私は願ってはおりません。
青空が似合うとおっしゃって頂けるなら、どうぞ私に雨を呼ばせないで下さいませ。
それが叶うならば、私は笑顔でいる事をお約束いたします。
[包まれた両手には頬が染まるが、今はそこから意識を離すように、赤毛の騎士を真摯に見上げて。]
そして…考えてみます。
私が先に口にした、願いが叶う道を…//
…念のために言っておくが、褒めているぞ?
[笑って、扉を開けようと不意に動いたら目眩がした。
やはり、本調子ではない。
慎重にいこう。]
出発、だな。
― 病院・別の時間 ―
そうです、この薬草とこの薬草は、実は相性が良いですから、混ぜると毒性も消えて…
[ 薬師の一人に調合した薬の配合を尋ねられ、即席の講義を行っている時に、使者の訪れが告げられた ]
私に?手紙、ですか?
[ 受け取った手紙をまじまじと見つめる。その封蝋の紋章はカイエン国の騎士であれば見誤ることのないもの。と、同時に、それを使用することの出来る人は、この世に数人しか居ないという事も知っているものだった ]
………そうですか、やはり。
[ 一瞬の間、瞠目し、それから、落ち着いた様子で封を開き、心のこもった文面を読み進む ]
/*
鳩タイムになると出来ないからって、ついルビを続けて使ったらミスしてました。余計なのが入ってる。
Pt消費も激しいし。武具はあの手の表記するのが好きだからって無理に使わないように。要注意。
あー。カスパル殿とのも結局埋められてないし。
シロウ殿とかも、エピまで無理ぽいし。ホント至らないなぁ。
こんな風に深呼吸挟まないと呼吸困難になりそうな今日この頃。乙女達はもっと大変なことでしょう。頑張って。
…よし。戻ろう。
[部屋にいたところに先触れが来る>>190]
ブランヴィル殿がか。
考えることは同じといったところか…ここで招く訳にもいかん、すぐいく。
[そう伝えて、部屋を出て]
― 試合翌日・西の邸宅 ―
ほんとに、な……。
でも、確かにそのお陰で知る事ができたものがあるし、得られたものもある。
だから……それを何一つ無駄にせず、先に繋げたい……ね。
[静かな答え>>188に綴る言葉は思うままのもの。視線は一時、扉へと流れて。]
……了解了解、こっちは胸鎧と篭手と、まあ、盾代わりって言えるもの一つ、かな。
そう使う物じゃない、って、よく怒られるけど。
[そう告げる時は、一瞬だけ悪戯っぽい笑みが覗くが、それはすぐに溶けて。]
―西の邸宅―
お待たせいたしました、ブランヴィル殿。先日ぶりですな。
わざわざご足労痛み入る。
[今は城下町で来ていたような服ではなく、使者が来るとのことで一応と、黒銀の正装をして礼をとる]
ああ、余計な言葉はいらないな。
元々、言葉をあれこれ飾るのは、得意じゃないし。
示すべきは、己が信念と……先を掴む、意思。
それだけ。
[言葉綴る刹那、宿るのは鋭さ。
滅多に見せぬそれもまた、すぐに消え失せて。]
……ま、いずれにしても、さ。
明日は互いに、良き勝負を。
より良き先を見出し、掴むための一歩として。
[にこり、笑って。
ごく自然に、右の手を差し出した。]
― 東西会談後/東の邸宅 テラス傍 ―
[先日剣舞を行ったのと同じ場所で鍛錬を重ねる。そんな折、東の邸宅のテラスにカレルの姿を見つけ、テラス傍へと近付いた]
カレル殿!
今お時間おありか?
お暇なれば共に鍛錬は如何か。
先日の約束、果たさせて頂きたい。
[剣の稽古をつけると約束した。その約束を実行せんとカレルに声をかけ、訊ねかける。先日呼びかけたのと同じ状況。即ち右肩を肌蹴させた姿であるのだが]
―会談後:東の邸宅・テラスにて―
[小さなため息をつき、空を見上げる。
明日の試合のことを思い、緊張が収まらないのだ。]
――…当たり前のことですけれど。
アハート様も、ブランヴィル様も、剣の調整に入ってしまって…
ローゼンハイム様もあまり調子がよろしくないようですし…
[手すりに寄りかかり、重いため息をついた。]
[カレルに従って西の邸宅へ向かいながら、ふと、明日の試合中の護衛について考える。
ギィもミヒャエルも試合に出てしまい、カレルを護るのは自分しかいない。
明日には幾分、体調も戻っているとは思うが、それでも、用心にこしたことはなかった。
誰か、護衛として雇えるに足る人物はいるだろうか──
そういえば、と、昨日、カレルを闘技場まで送っていったのは、使節団の者ではないとメイドたちが言っていのを思い出す。]
都合がつけられるかな?
[その
― 西の邸宅 ―
[会談の場で、ベルティルデと目が会えば静かに目礼する。
薄い桃色のドレスが、ベルティルデの透明度の高い肌を明るく見せていた。
彼女なりの気丈さの現れなのかと思う。]
自由な新しい空へ──飛び立とうという気持ちと覚悟、献身的な騎士たちから受け取りましたか、姫?
[声が掠れたのは熱のせいもあったが、あの時、耳元に届けた囁きの続きのようにも聞こえたか。]
/* ふと思いついたで。
もし今日ジークムントと俺が相打ちになっておったら、試合結果相打ちは誰が言っておったんやろ?
やっぱ天声?
ifの話やけど、思いついたら気になるわ。 */
― 試合翌日・西の邸宅 ―
ええ。より良きものを手に。
[しばし扉の先へと向けていた意識を戻して]
本来ならそうは使われないものを?
いえ。この場での詮索はやめておきましょうか。
当日のお楽しみも少しはあってもいいでしょう。
[何やら悪戯っぽい笑み>>198が見えて、その前の会話からも問題にはならないだろうと苦笑で収めた]
― 病院・別の時間 ―
[ やがて、微笑みと共に、手紙を読み終わり、そっとその筆跡に口づける ]
神よ、どうか、我が生涯の光なる方に御加護を…
[ 口にした祈りは、彼の人の元に届いたか ]
[ベルティルデが自ら紅茶を淹れる、そのたおやかな手つきを眺めながら、「会談は正使で行いたい」とのカレルの言葉>>163に、自分も退出した方がいいかと様子を伺う。]
― 試合翌日・ローゼンハイムの部屋にて ―
ああ。
必要なら貴殿の肩を叩く程度には取り繕うとしよう。
[褒めているぞ、との笑顔に、澄ました顔で応える。
驚かされた意趣返しではない。
自分なりの心遣い―――と、しておく。]
……無理はしてもいいが、―――早く治せ。
[廊下へ出る間際に、存外真面目な表情で囁きかけた後は、
何喰わぬ顔で、共にカレルの元へと向かった*]
/*
つうか、さwwww
一意専心とくるかいwwwww
想定に入れとかんでよかったわwwwww
まあ、オレはあれ、基本的に太刀使いの時しか使わんけど。
@35分だが、発言ptなくなった。(残り9pt)
だが、後悔はしてない (キリッ
>>211 カレル
さっそくお返事ありがとう!
多角しつつ、よく見てるね。
俺とは大違いだ (ぁ
― 病院・別の時間 ―
さて、ではお返事を…
は?急患ですか?
いえ、その、ちょっと…ああ、はい、分かりました、お手伝いします。
[ 落ち着いて手紙の返信をする暇もなく、気付けば無事だということすら、伝言出来ていない有様だ。ローゼンハイムとは別の意味で、ナツカ国にスカウトされかねない勢いだった// ]
― 試合翌日・西の邸宅 ―
[返された言葉と表情>>200に宿る鋭さ。
貴族らしくと心がけている穏やかさの抜けた戦地を知る騎士としての顔となり、無言で応えて]
― 公園・四阿 ―
[オズワルドの勝利を願う、という言葉と同じ強さで、
双方の騎士の無事を願う。
藤色を見つめてその言葉を受け止めた後、
手を握ったまま、その場に片膝を突いた。]
貴女がそう仰るのならば、そのような戦いをいたしましょう。
双方に禍根の残らぬ、佳き戦いを。
[誓いめいた言葉を告げ、
捧げ持った繊手に口付けを落とした^]
カレル、飴をありがとう。
しゃべるぜ!
そして、これまでカレルにあげてない俺を許せ (←
[無言の答え>>214は、それだけで十分なもの。後は、語るべき場で、剣を持って語るのみ、と。
確りと握った手に、ただ、力と意思とを込めた。*]
― 離宮、孔雀の間 ―
[ノトカーの喜ぶ様子>>178にはこちらも嬉しそうに笑む。
たしなみの一つですからとも言いながら、だが>>181話がザライの事に及び、ノトカー自ら正体を明かされると流石に眉を下げた。]
やはり、そうなのですね……。
お名前を覚えておりました。
嘘など……隠しておらてたのは本当ですが、それは嘘ではありませんわ?
それに私が知っているノトカー様は、その出自を伺っても何もお変わりありません。
嫌う事など何もありません。
[そう寂しげな笑みに、ゆるく首を振り。]
ですが…どうしてです?
ザライの第一王子である貴方が、何故ナツカに……
[そうずっと疑問だった事を口にするのと、妾姫の話>>184が出るのはどちらが先だったか。
握り締められた手の強さに息を飲み。
告げられた言葉>>185に頬が染まった。
正妃にと、望まれた事が、真摯な言葉が嬉しく。瞳が潤んだ。
その言葉に、頷いてしまいたくなったが。]
[同席を許可してくれたカレルに微笑む。
飴でももらった子供のような笑顔。
求められるべき者に、在るべき場にある献身を求められることほど、騎士の誇りを満足させるものもない。]
── 御意。
わたくしがこの国を訪れた理由を知っているのですね。
[口から出たのは、承諾とは違う言葉だった。]
その通りです、私はこのナツカに、わが国ルスランへ援軍を齎す代わりに妾姫として輿入れするために参りました。
その旨を、既にナツカの王に進言し、今は返事を待っているのです。
今はお返事は保留のような形になっておりますが。
もし明日の試合後そのお話が受け入れられれば、私は約束通りに、ナツカ王へ輿入れするのが運命。
ですから、そのお話はお受けできません。
[眼差しに耐えかねるように、視線を落とし小さく返事を呟いた。]
[人の出入りを見通せる場所に待機すれば、やがてダージリンの透き通った香りが部屋を満たしてゆく。
茶器を扱うベルティルデの所作のひとつひとつは舞のように美しい。
柔らかな湯気をたてる紅茶の注がれたカップを渡された時、かすかに触れた白い指先は、陶磁器のようにひんやりとして滑らかで、それに引き換え──]
──… !
[滾る炉のように熱いだろう自分の肌を思い出して、無礼にならないギリギリの性急さでソーサーを手元に引き寄せた。
紅茶のぬくもりで誤摩化せたかどうか。
ベルディルデの視線を避けて、ティーカップを口元に運ぶ。]
/*
ところで会談の話がよくわかってないのですわwwwww
ええと、ローゼン様いるのですよね?ね?
あ、あめもらった…というか毎度毎度皆様飴ありがとうございますわー…足りませんわね全然…。
― 試合当日・東の邸宅階下 ―
……心を痛めるというお言葉は、我々の実情とは些か異なります。
カイエン・ルスラン両国が落ちれば……ナツカ国境では、持ち堪えられないのです。
[わたくし、という一人称>>126に違和感を感じたのはつかの間。騎士の一礼に首を横に振り、応える。]
国境こそ、山脈の盾を有するとはいえ。その実一度進入を許せば、広がるなだらかな地は、呆気なく侵入者を受け入れる。
数度退けようと、ザライの足が東西の領土に獣の道を切り開けば……
[……後は、補給戦の様相、と。北に統合された後の国土を推定し、瞳は翳りを帯び。]
― 西の邸宅 ―
[向こうからやってきたオズワルドの姿を見て、軽く会釈を送った。]
休んでいるところをすまない。
一度、話をしておくべきかと思ってね。
明日の試合形式について、打ち合わせておきたい。
[市井の服と同じように、黒銀の正装が身に馴染んでいる姿を、
僅かに目を細めて眺め、単刀直入に用件を切り出す。]
[そうして、全てを振り切れば、瞳を見据え。
己の言葉に戻るのは。淡く色づく花弁と、たおやかな微笑み>>127。]
…………。
[飾らぬままの心は誠実で、柔らか。そして……美しく。
>>128争う事に意味がない、という言葉と、続く比翼の喩えを。真っ直ぐな眼差し諸共、静かに受け止めて。]
そういっていただけるのですか?
お優しい方だ。
[久しぶりかもしれない。こう優しい言葉をかけていただく方のお会いしたのは>>219
顔を曇らせてしまったのではないかと悔いて、ベルを見つめ返し>>220どうしてという言葉に]
人質なのでしょう。
表向きは和平親善≠ニいう名目でしょうけれどね。
確実に父王は、他国へ攻め入らんと準備しているわけです。
[父王の話になると、目は伏せて悔しさを滲ませていたのかもしれない]
……両の翼持つ鳥も、日差し浴びる大樹も。
互いが互いに、良き友である事を願うのならば。
それはきっと。
自然の理(ことわり)の如く働く、永久(とこしえ)の力となりましょう。
北風から、互いを護る為に。暖め合う為に。
>>185 ノトカー
直球乙女村である!
つーか、妖魔な人たち、何故、騎士枠参加せぬww
素晴らしい勢いで乙女を口説いているんだがw
私に成せる事と言えば、疾く駆ける馬を、山脈へと向かわせる事。
それとて、私の成す事とは、到底言えないが……
……それでも。金雀の声を、山河の峰を伝い、お届けする事はできましょう。
[瞳を見据えれば。一歩、その傍に歩み寄り。]
峰に残る雪解けの水が、大河を成せば。
大樹の根を揺るがす、ほんの小さな力にはなりましょうか?
[早馬なら、此度の試合の辺りで応えがある筈。
……この声を届ければ、恐らく動くだろうと。エーベントの地を誰より愛する長兄の、大地を見つめる眼差しを、思い浮かべながら。]
……その時には。
私も。
比翼の鳥が、羽を休める枝葉の一つに、成れましょうか?
[……金雀の少年に、跪き。頭を、垂れた。]
[ギィの会釈には会釈>>227を返す]
いえ、こちらからも挨拶と試合の形式について話したいと思っていましたので訪問に感謝いたします。
そして…
[相手を伺うようなこともせず、かぶっていた猫をはがす]
どうせ試合中にばれちまうんだ。悪いが素の口調で喋らせてもらうぞ。
いけません!
私もまだ人質という、体たらくなのかもしれません。
しかし私が貴女の事を言えば、ナツカ王も黙って見過ごさせないはずです。
ご自分を軽くしては、いけない。
私は決して哀れみで言っているのでは、はないのです。
貴女だけには私のような辛い思いは、させたくはないのです。
少しでもベル――
貴女のお力になりたいのです。
[手を握り締めて立膝をつき、頭をたれてベルに懇願する]
昔から、真面目だけが取り柄がなのでな。
[>>+11頑固を言い換えた褒め言葉には、少し口元を緩めた]
……ふむ。
エンデ殿もご存じないのか。
貴国は、なんとも輝かしい宝石を隠しておられたものだ。逆に、今回のことがその隠れた宝石を見つけ出し、研磨することとなったのだとしたら、貴国にとって幸福なことであろう。
カレル殿下が正しく評価され、国民から正当な敬愛を受けられると良いな。
[東国が結果を出すこと、すなわちそれはこちらが結果を得られぬこと。それゆえに、「良い」と思うにとどめ、「願う」ことはせずに]
貴殿が何をお望みかまではわからんがどちらかが言わねばお互いの抱くものへの溝も埋まらないんで先に希望をいう。
徒での試合を望みたい。
俺は、ヴェルナーとローゼンハイム殿ほどの騎馬戦をできないんでな。
それに俺は教養もない無作法なものとして、自国じゃちょっとした悪評となってるぐらいでな。シンプルなものぐらいしか上手くできそうなくてな。
…それで、貴殿はどのような形式を望む?
― 西の邸宅・会談にて ―
[屋敷では来訪者をもてなしすのに、自ら紅茶を淹れる。それもたしなみであり礼儀であった。
万人受けしやすいダージリンにしておいて正解だったと思いながら>>192、カレルが話を切り出すのを待った。
取り出されたネックレスのヘッドの紋には見覚えがある。
ルーデンベルク家の紋に瞬きながらも、カレルの話を静かに聞いていた。]
あの試合でそう感じて頂けたのでしたら、それは騎士らが自らの誇りを胸に臨んだ為。そしてその心を示す為に相対した、カイエンの騎士様方の技量とお心あってこそでしょう。
[賞賛にそう返し、交流と聞かされるとその澄んだ瞳を正面から見た。]
交流について、ですか。
具体的な事をお伺いしても宜しいでしょうか?
……!
[そこで、身動きからくる痛みに、表情をわずかに動かして]
……早くここを出て、我が姫君にお目通りしたいものだ。
合わせる顔はないが……。それでもお側に侍る事が出来ないだけで、こう、胸の中が落ちつかぬ。
だが今の俺はただのでくの棒。食って寝て、早く治すしかないな。
おお、そうじゃったな。
では始めるとするか。
場所はここで良いか?
もしくは公園となるが。
[どちらが良いかと訊ね、自分も立ち上がり、袴についた土などを払う]
それと、カレル殿は如何様な武器を扱うのであったかな?
それに合わせた鍛錬が出来るよう、心がけよう。
[ノッくん見てギリギリ]
姫君がどんなお相手を選ぼうと、喜び言祝ぎその方を主君として使えるのが騎士である……。
だが……だが……。
/*
>>232>>233
ま。色々言いつつカスパルにできる事と言えば、伝令飛ばす位だとは思いますけどね……うん。所詮コレだって、自己判断だし。
それにしても。カレル様、素敵すぎる。血税使って建てたコロシアムで他国のVIPに試合させて金ふんだくる王様より、よっぽど跪きたいです。いや、跪いたけど。こんな拙いのに構ってくださって、しかも此方の発言拾った素敵なお返し、本当にありがとうございます……!
騎士にとって誠実に勝る徳はありますまい。
[ 口にしたのはそれだけだったが、この騎士は兄に似ているな、と少し思った。父譲りの寡黙で頑固者だが、騎士の中の騎士である兄は、自分の憧れであり、心幼き頃には劣等感を刺激する存在でもあったのだ ]
今回の事は、ただあの方の輝きを高めるだけではなく、カイエン国、ルスラン国双方の命運を良き方向に導くかもしれません。
まだ、確たる事は言えませぬが。カレル様の御心は、ただ自国の利得だけを考えてはおられませんから。
[ カレルの言葉の端々に、ローゼンハイムのこの試合への心構えを語る言葉に、感じた事を口にする。だが、未だ全てが決する前。それ以上は言えなかったが ]
はい、しっかりと養生なされませ。
私もお手伝いさせて頂きます。
…それに、ここに居る事もあながち、姫君のお役に立たぬわけでもないと思いますよ。
[ 意味ありげな笑みを浮かべて黒の騎士を見た ]
/*
何やらぴったり1500ptになっておった。
記念ペタリ。
あと1500pt
さて、ローゼンハイム殿との話は、護衛しつつとなるのだろうか、あの流れだと。
それはそれで話す時間が得られるのでありがたい。
― 試合当日/東の邸宅 ―
……で、だ。
[かくて、試合当日の朝。]
そんなに鳴くなー、ってのに……ったく、縁起でもねぇ。
[にぃ、にぃぃ、と鳴く猫の様子に、はあ、と一つ、息が漏れた。]
心配すんなー……って言ってもきかねぇだろうし……どーしたもんかなぁ。
挨拶にも行かないとなんないんだけど。
[困ったように呟いて、小さな頭を撫でる。
ともあれ、ぎりぎりまでは一緒にいるか、と片手で掬い上げて自室を出る。
背には、長きを共にしている愛剣ザルドーニクス。
鎧は事前に闘技場に預けてあるから、装いは身軽なもの。]
さて、と。
どちらにいらっしゃるかな?
[口調は軽く言いながら、探すのはカレルの姿。
試合の前に、告げておきたい事があった。
迷いなく、全力を出し切るそのために。*]
― 西の邸宅 ―
[相手の口調が、がらりと変わったさまに
緩やかに笑みを浮かべる。]
どうぞ。
ここは宮廷でも舞踏会でもないからな。
[そんな表現で、相手の変化を歓迎した。]
徒での戦いに否やは無い。
互いに全力を尽くせるのが、ベストな形だろう。
[頷いてから、相手の問いに、やや視線を上に投げる。]
―――私は、あの御方に「戦場」を見せるつもりでいる。
そちらの姫君に、双方無事でとのお言葉をいただいたゆえ、
いささか悩ましいところもあるが…
[あの御方、がカレルを指すことは容易に知れるだろう。
ベルティルデとの密会も別段隠す風もなく、あっさりと告げる。]
……貴殿の力量を信じて、試合ではなく戦いをしたい。
[相手を殺すつもりでかかる。
そういう意味合いも含む言葉を口にする。]
―西の邸宅・会談 >>237―
[紅茶を飲み、少しだけ辛そうな顔をするローゼンハイムに笑いかけ、再びベルティルデにほほえみかける。]
(――…なるほど奥ゆかしい御方。ならばわたくしが切り出すべきでしょう。)
然様、我が国カイエンと、殿下をお育てになったルスラン。
そもそもの関係というものを考えた時に、此度の件で「僕達」が戦う理由というものが、ナツカ王の指示であるということの他、何がございましょう。
かように素晴らしい騎士様達と、「血を流して戦う」理由がどこにございましょう。何故僕達は剣を交えねばならぬのでしょう。
僕はルスランの国に足を運んだことはございませんが、ルスランの騎士様や王女様を拝見して、素晴らしい国だろうと想像するのです。
我が国カイエンは貴女様の国ルスランに「興味と関心を払うべき」であり、「国境の壁を低くする」ための一歩を歩むべきであると考える所存にございます。
僕は不勉強であるが故に気付かなかった。
強い所を助け、弱い所を補う。
僕が将来夢見る国の在り方を、貴女様にお伝えしたいのです。
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