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[均され、土埃がたたないよう水を撒かれたアリーナへと馬を進めれば、観客の熱気が波となって押し寄せてきた。
歓声に答えて、手を振る。
観客の存在を気にしないと言いつつ、邪険にはしないあたりのそつのなさは元来のもの。]
カイエン国、曙騎士団長、バラヒト・ローゼンハイム。
この試合、正々堂々と受けてたとう。
[反対側のゲートから姿を現し、名乗りをあげたヴェルナーに応えて一礼する。]
シロウも。そうお思いか…
またお会いしてみたいものです。
[シロウもまた。ベルの評価はよかったのに同意の顔を浮かべた>>234
そうしてオズワルドとシロウとともに、酒場で楽しい時間を過ごしていただろう*]
しかし、ナイツアーマーか。
…堅いな。
体力、耐久力に自信があるのか、短期で決着がつくと踏んでいるのか…
[表情の伺えない面貌の向うを思いつつ、取るべき作戦を組み立てる。
その一方で、腕を伸ばし、目の前にある逞しい黒鹿毛馬の首筋を叩いてヴェルナーに告げた。]
俺の愛馬、名はヴィレだ。
今日の試合を共に戦う仲間としてよろしくと、しゃべれぬこいつに代わって挨拶しておく。
― 試合前、王宮 ―
ああ、今帰った。
心配かけたな。
[心配で駆け寄りひざまずいた連れに、そう声をかける]
だいぶ色々確認ができたな。
ナツカ王が謁見してくれぬ以上。
私もうかうかしては、おれぬだろう。
[そんな事私が。と連れがいうと]
いいではないか。
私もこんな王宮で、だらだらしている訳にはいかぬ。
王子だって情報収集くらい、できんと生きてはいけんよ。
特に父王を出し抜こうと、したいのなら。
― 東の邸宅・応接室 ―
て、わ、落ち着いて、落ち着いてっ!
大丈夫、ですか?
[慌てた結果、何やら詰まらせたり、な様子>>256にはこちらが慌てたりしたものの、事なきを得たようでほっと一息。]
それじゃ、その時は一緒に行きますか。オレも、一度は城下を歩いてみたいですし。
財布の方も、ご心配なく。
[冗談めかした口調で言いつつ、ぽん、と自分の胸元を叩いて見せた。]
あー……やっぱり、さっきの見られてたんですか。
このちびっこは、まだ、飼うかどうかは決まってないんです。
今の所は、一番懐かれてる感じだから、面倒見てますけど。
[猫に関する問い>>257にはこう返す。当の猫は差し出された指をじい、と見て、匂いを嗅ぐ素振りを見せた後、ぺろ、とついた粉を舐めた。]
て、おま、何してんのっ!
[噛み付いたり引っかいたり、という訳ではないからまだいいが、さすがにその行動には突っ込みが飛んでいた。
猫的に害意はなかろうが、嫌がるようならすぐに離さないと、と視線はカレルの方へ。]
[>>264オズワルドが話し始めた事。無力である事を暗に告げられると、理解しながらも視線が落ちた。
だが>>265自分の役割をと語る言葉に、藤色は少し開いて見上げる。]
それは……
……それは、とても、嬉しい事だと思います。
[オズワルドの言わんとする事が漠然と理解できて、胸の前で片手を包むように組んだ。
組まれた手に、昨日まで巻いてあった布は、今日は取ってあった。
手にはまだ薄い痕が残るが、あと数日もすれば消えてしまうだろう。]
……ヴェルナー様たちをそうお迎えられるようにするのが、今のわたくしに出来る事なのですね。
[馬の紹介をする相手にうなづいて]
こちらの淑女には、まだ名前はない。
今日の試合に勝利したら、姫君に頂こう。
[機嫌悪そうに鼻を鳴らす馬をあやしながら。間に合わせの馬具は、銘もなく、重い割にさほど質が良くない]
― 東の邸宅 ―
[再び東の邸宅前に戻ってくると、
ちょうど、使いに出した従者が帰ってくるところだった。]
西の国の姫に、直接お渡ししたか?
[問いかけに頷いた従者から、言伝(>>154)を聞く。]
なるほど。ならばもう一走り、町に行ってくれるか。
姫の髪に合わせた色の紙と―――
[従者にいくつかの用事を言いつけた後、
自分は与えられた部屋へと戻っていった*]
― 試合当日・東の邸宅 ―
[今日はどうしてもと、連れがいうのでついてこさせる事にした。
東の邸宅を通りかかると、カレルとローゼンハイムが話しているのを、少し遠く見かけた]
…カレルというものは、何者なのだ。
あの一緒に話しているもの。騎士であろう。
カレルのほうが、位が上というのか?
探ってみてくれないか。
[連れは頷いて、ついて来る。
昨日の酒場の支払いが、困ったのもあった。
ノトカーは、買い物などしたことがなかったからだった]
[自分のいわんとしてることを理解した王女>>277に静かに頷く]
ああ…そうだ。
そして、今から見に行く試合において、それが姫さんなりの戦いだ。耐え忍ぶ、酷く辛い戦いだ。
誰もただ守られてるなんていいはしないし、俺が言わせもしない。
そして姫さんがそうしていてくれれば、俺もあいつらも憂いなく…いや
[憂いなく戦えるといおうとしてやめて]
俺もあいつらも、嬉しいぜ。
だからそんな顔するな。
そんな顔じゃドレスに負けちまうぜ。姫さんは笑顔はドレスが陰るほど華やかなものなんだからな。
[そして、そろそろコンラートも探して闘技場へと向かおうと促すだろうか]
/*
カレル殿と話をしたいんだが なー。
テラスがローゼンハイム殿専用と書かれていて声をかけるかに悩む。
つくづくこう言う村に向いてないと思った。
― 試合当日/公園の隅 ―
[だん、と草鞋が地を踏む。舞の締め。力強さを示すような踏み込みをして、左に構えた刀を右へと振り抜く。ヒュ、と空気を切る音が鳴り、右手のみに刀を残し、払いの姿のまま一度止まった]
…………このくらいにしておくか。
今日は確か、試合があるのだったな。
[刀を鞘に収め、手拭で顔の汗を拭う。肌蹴られた右肩、刀傷の残る肌に浮かんだ汗も手拭で拭った]
[ヴェルナーの乗騎は苛立っているように見える。
名はないというのは正直な答えなのだろう。
普段から乗り馴れた馬ではなさそうだ。
そこに隙があるかもしれないと、瞬時に読み取った。]
淑女であっても、試合の場では容赦しないよ。
──いざ、参る。
[馬の横腹を蹴り、真っ正面から、突っ込ませた。
剣は両手で握り、やや高め、肩に乗せるほどの高さで支える。
胴の防御が甘くなるが、許容の範囲だ。
ヴェルナーの首を薙ぎ払うべく、勢いを乗せて、双方の鐙が触れるほどの距離で傍らを駆け抜ける進路をとった。]
ギィから飴をいただいたので遠慮なく!
おっと、カレルが残り40ptだ。
そして、飴の残りはシークムントのひとつだけ。
1000ptはちょっと少なかったか?
― 試合当日・闘技場 ―
すごい活気だな!
[ノトカーはただただこの熱気に圧倒される。
連れは「ナツカ王もきっちりしている」と入場料を取られたのに、むすっとしていた]
騎士はどこにいるのだろうな。
私も勉強になろうぞ。
[ノトカーも密かに、剣の訓練をしていた
剣豪と密かな噂であっても、努力は惜しまない。
出場する騎士を、今か今かと待ち望んでいた]
― 東の邸宅・入口 ―
そうですか、ブランヴィル殿が。
さすがに良い御趣味をしておいでですね。
他に、花を贈られるようなお知り合いが、この城内においでとは、私も知りませんでしたが。
[ 信頼できる相手と一緒であった>>261と知って、胸に安堵が落ちる。さすがに花束を贈った相手にまでは思い至らなかったが、それは仕方がないだろう ]
ええ、ナツカ国は気候にも恵まれていますから、農作物や花は育てやすいでしょう。
その点は、やはり羨ましいですね。
[ 気候に恵まれ、活気あるこの国にも、足りぬものはある。教会が預からねばならぬ孤児もいれば、隣国への援軍を簡単に出せぬ事情もあるだろう。単純に豊かな国である、と括れるものではないとは判っているから、そんな答え方になった ]
/*
気になるならメモで聞け、って話なんだろうけど。
そこも実は慣れていないとか。
やはし他の方が建てる村にも参加して慣れないといけないなぁ。
― 試合当日 闘技場 ―
[わーっと歓声があがる。試合が始まったようだ>>288]
ああ、こっちか!
いくぞ!!
[連れに声をかけると、試合会場へ急いだ]
/*
←時間軸ごっちゃも苦手な人
皆すごいのぉ…。
苦手と言うか、ログの見栄え的にこう、ねぇ(何
基本現在軸動こうぜ、の人なのだった。すまん。
― 東の邸宅・入口 ―
いいえ、ご無事であれば、それでいいのです。
[ 心配をしていたこと自体は否定しなかったが ]
でも、そうですね、次に城下にお出かけの時には、私をお供にしてくだされば嬉しく思います。
実はまだ、手に入れたい薬草が沢山あるのですよ。
[ 悪戯っぽく笑って、そう付け加え ]
ところで、その花は、はやく水に活けてやらなければいけないのではないですか?
[ それ以上、謝らなくてもいいのだと、言外に促した ]
[向かうとさきほど見かけたローゼンハイムと、ヴェルナーの姿が見えた]
黒い髪…堅物?
[オズワルドが噂していた方?と一瞬思っていた]
[ノトカーでも見て取れる両国の実力に、胸から湧き上がる興奮状態を覚えていた]
彼女も容赦など望んでいないだろう。
……来い。
[こちらも最初は緩く、そして次第に早く走らせて。
こちらの装備では、突撃にそこまで利益はない。
ただ、騎士の一騎打ちの作法として、受けねば恥となる]
[だが、突撃の勢いの乗った大剣など、長剣で受ければ簡単にこちらがへし折れてしまう。
だから、左手の盾を前に出し、そこで受ける構えで]
[狙うは……相手の力を受け流した後、その隙だ]
[辛い戦い>>281、には少し目を伏せた。
辛くて苦しくて、だから眠れずにいたのに。
けれどもそれが戦いなのだと告げられ、下の腕が強く握られた。]
耐える事が私の戦い……。
[言いかけた言葉には瞬いたが、>>282言い直された言葉に頷いた。]
ありがとうございます、オズワルド様。
そのお言葉、忘れぬように胸に刻んでおきますわ。
[笑みが華やかだと言われると少し頬が染まる。
そう賞賛された笑顔を、上手く紡げているか自分ではわからなかったが、オズワルドに言われた通りに、努めて笑んでいられるようにと気持ちを改めた。
それからコンラートを探すならついて歩き。
闘技場へは二人に案内される事になるだろう。]
― 試合当日・朝 ―
[試合の観戦に備えて身だしなみを整えさせながら、
従者の少年からいろいろな話を聞く。
少年特有のみずみずしさと折り目正しい礼儀とで、
彼がMNWなる組織に可愛がられていることは、
主人の知る所ではない。]
―――ルスラン側の出場順が?
そうか。私の相手はリューガ殿、か。
[ルスラン側からもたらされた手紙の内容を聞いて、
わからぬほどの笑みを口元に浮かべる。]
それは、面白い試合になりそうだ。
[彼が貴族流の決闘を望むか、
或いは騎士風の試合を望むか、
それとも、戦場の流儀での戦いを望むか。
それも興味深いところだと口の中に呟いて、
闘技場に行くべく部屋を出た。]
/*
だがしかし、耐えろはNGワードな予感(
毎度のことながら溜め込むタイプですよ…!
あ、あれ。またやtt
― 試合当日/公園 東の邸宅テラス傍 ―
……む?
あれはカレル殿か?
[ふと視線を周囲に向けると見える、テラスに居るカレルの姿。階下に居る者と話をしているようだが、話し声はここまで聞こえない。挨拶でもと思い、舞をしていた右肩を肌蹴た姿のまま、テラスの傍まで近付いた]
カレル殿!
饅頭は食うて頂けたかな?
[カレルと話をしていた者が立ち去った後、公園の敷地からその名を呼びかけた]
― 回想・城下町 ―
いや、私は…。
[従者だった頃には移動のために先輩騎士の馬に乗せてもらうようなこともあったが。今となっては避けたいと思いつつ外に出たら、予想以上に遅い時間となっていた。迷子探しタイムもあったのだからまあ仕方のない話だった]
……乗せていただきます。
いきなり負担をかけてすまないよ……。
[沈黙は一瞬。馬に乗っていても迷子になられたらどうしよう、というのも一瞬頭に過ぎり、名より実を取ることにした。
後半は選ばれたばかりの栗毛>>217への謝罪。同乗させてもらい西の邸宅まで帰ったのだが。
誰かに見つかればやはり恥ずかしさに顔を伏せ、そそくさと部屋まで戻ったことだろう]
ああ…
[静かに、強く握られる腕>>295を見ながらも、頷いた。
他が過保護にするのとは違い、辛く苦しいことだがそれが戦いだと告げたのだ。
責任感がある王女はきっと逃げれないと知りながら。]
[だから礼を言われるようなことじゃないのにと苦笑して]
そう、そういう感じだ。さっきよりマシだぜ。
それにあまり心配してたら信頼されてないとおもわれてしょぼくれちまうぜ。
[最後に少し気楽なことをいいながら、王女を伴い、コンラートを探す。
近くでこっそり聞いていたのかとかは知らないが、無事見つけた後、エスコートはコンラートに任せ、自分は王女の斜め後ろで付き従うようにして、闘技場へと移動した]
― →闘技場―
この一撃は、
カイエンの地に住む民の為に。
そして、ルスランの地に住む民の為に。
[繰り出した刃に、カレルに託された言葉を乗せる。
勢いを乗せた剣を受けるべく、ヴェルナーの盾が跳ね上がるのがわかった。
避けるではなく受けたところに彼の慎重さを読んだ。
盾に受け流された攻撃は下へ滑る。
ローゼンハイムは無理に刃をこじ入れることはせず、そのまま、脇をすり抜けることを優先した。]
― 東の邸宅・応接室 ―
[穏やかな笑み>>283に、大丈夫そう、と判断してほっと息を吐く。]
あー……確かに、気軽に出歩くって訳にも行きませんからね。
[王族であればそういう事もあるだろう、と。そうは思うが、また、微妙に引っかかるものはある。幾らなんでもそれは箱入りに過ぎないか、とか、そんな思いも過ぎったりするが、とりあえずは突っ込まず。]
確かに、上に立つものは民から納められる物を元に生活してるわけで……そう、考えるのは、間違いじゃないですけど。
買い物をする事で、それをまた、富として返せる、っていう部分もあるんですから。あんまり、気負わなくてもいいんじゃないかな?
ま、なんにせよ、予算はご心配なく!
他国の城下町歩き回れる機会なんて早々ないですし、楽しめる事は楽しまないと……息、詰まっちゃいますよ。
[盾の影に隠れたヴェルナーの剣は、やはり胴の隙を狙ってきた。
ガツンと鈍い衝撃がある。
次いで、ガリガリと刃の擦れる音。
金属製の鎧から火花が散ったのは、見間違いではあるまい。
攻撃の力を抜くことで、わずかに身体を傾けて勢いを反らしたから落馬はしなかったが、まともに喰らえば身体がもっていかれそうになるほどのパワーをもった攻撃だった。]
疼く、ね。
[左目の周りにほのかに薔薇色の筋が浮かび上がる。]
[実際のところ、財布の中身に関しては家名に恥じぬように、という長兄の厳命のおかげで余裕はあり。あんまり、心配はして居なかったりするのだが、それは余談。]
ああ、大丈夫ですよ、これくらいなら。
……っても、ちびっこ、あんまり調子に乗るなよ?
[嫌がる様子を見せないカレル>>284にほっとしつつも、猫に突っ込む。
猫はにぃ、と鳴いて、今度は伸ばされている手に擦り寄った。]
元々、人に飼われてたんだと思います。
多分……育てきれないから、置き去りにされたんじゃないかな。
オレが今まで拾ってきた連中と、似たような感じですから、このちびっこも。
周りの方に問題がなければ、カレル様の所でも飼えると思いますよ?
もしダメだったとしても、オレんとこで引き取るなら、いつでも会えるようにできますし。
[他にも里親候補はいるのだが、その事には触れずにこう言って。]
……に、しても。
ちょっと、安心した……な。
[それから、ぽつり、と。こんな呟きを漏らした。]
―闘技場―
[ルスラン国使節団員であることを警備のものに告げ、案内に従い観客席に向かう。
そこだけは一応なりとも一般客と区切られるようにされているが、あくまで一応程度で他のものと話すことも可能だろう。
王女へと用意された椅子へと誘うコンラートを見ながら斜め後ろで直立し、軽く周囲を警戒するように見渡す。
しばらくすれば眼下にて試合のはじまり>>263>>268を告げる名乗りが起こるか。]
[突進の勢いのまま、しばらく馬を走らせてから旋回させた。
そこまでの速度を出していなかったヴェルナーの乗騎は、もっと速い段階で方向転換したか。
ローゼンハイムは馬を止めずに、相手の位置を探す。]
― 少し遡り・公園 ―
ああ、その。お邪魔してしまい、申し訳ない。
ナツカの騎士、カスパル・フリューゲルと申します。
[謁見の折に、と、繋げて。
後ろでは彼と同世代の子供達が駆けていたが、その中に入らず敢えて剣士の本分に励む姿を、子供扱いするつもりはなく。]
フォーゲル様、ですね。ようこそ、ナツカへ。
……ああ。確かに、都の邸宅は浴室まで拘って建てられる事が多いですね。お気に召したのならば、幸い。
[手配を行ったのは恐らく王宮の人間なのだろうが、ナツカ国側への言葉としてなのだろうなと解釈し。即座に姿勢を正す様子と、元気な本音>>160とに、笑みを零す。]
― 東の邸宅・入口 ―
はい、今度は鼻をつまむ洗濯バサミでもご用意した上で覗いて頂くことにしましょう。
[ 花束を抱いて笑う顔>>310が愛らしいな、と思ったのは、表情に出てしまったろうか ]
[真摯な眼差しに。この歳の頃合い、自分は何をしていただろうか等、ふっと思い返しつつも。]
左様でございましたか。
異国の地でも修練に励まれる貴殿の姿勢、感服致します。
[少年の熱を帯びた口調に、謁見の場に並んだ西側使節の姿を思い返す。
姫君、オズワルド、そしてヨセフ。残るは二人だが、どちらがヴェルナーなのか、この時はまだ知らずに。]
西側の使節の皆さまも、ご立派な方々ばかりなのでしょうね。
機会が有ればお手合わせ願いたい所ですが……時分が時分故。せめて、試合での両国の善戦を、お祈り致します。
[そう、締めくくれば。いっそ赤毛の青年……ミヒャエルの行方を聞いてしまおうか、とも思ったが、流石に他国の使節の話は憚られ。
何気ない世間話の末、鍛錬に戻る様子を見守り、そっと場を離れた。
探す姿と、思いがけぬ旧知の姿。そして、猫愛でる姫君に出会うのは、この少し後の話*]
― 西の邸宅→闘技場 ―
[貴族らしい格好で支度を整え自室を出た。
騎士でありたいと思い、実際そのように動いていても、それらには慣れていないだろう王女に少しでも負荷を掛けないように。廊下から聞こえてきたオズワルド>>281の真摯な声とそれに応える王女の声に、何となく足が止まってしまった]
(オズワルド殿は噂と随分違うようだ…)
[結果として盗み聞きとなってしまった話に小さく息を吐いた。そういえばオズワルドとは多くを話していないと思いながら、間を見計らって足を進め]
お待たせしてしまいましたか。すみません。
それでは私達も参りましょう。
[タイミングが良すぎると、二人には感じられたものかどうか。
任された>>303通りに手を差し伸べて王女をエスコートしながら闘技場へと向かい、王女の席を整えた]
[風を切る音と会場の熱演に、相手の言葉>>304は切れ切れに聞こえたのみだった。
しかし、とても重い物が乗っていることは理解出来た]
しかし、それがどんなに重くても、膝をつく訳にはいかぬのだ。
騎士であるからな!
[自ら盾に攻撃を受け、そしてその力を流す。
そこへ一撃を入れるはずだったが、相手の操馬技術と軽装馬に追いつけず、馬の尻を見送るのみ]
……!
[手には痺れが残った。
何度も受けたくはない一撃だった]
>>318
おっと、確かに>>304だけ読んだら、攻撃を受けなかったようにも読めるな。
訂正actのお手数かけさせた。
バトルロールは発言がわかれるなら++と//を使おうと思った。
1発言で済ませんヤツですまん。
……はぁ!
[馬を叱咤し、即座に首を返す。
国に置いて来た愛馬よりも、柔らかく機敏な動きで、栗毛馬は向き直った。
今度はこちらからローゼンハイムへ突撃を向ける。武装の分、相手の馬よりは遅いが、その差を接近戦で補おうと]
[相手の剣に注意を払いつつ、馬上に身を伏せる。
盾を持たぬ相手の左側に周り込み、一撃を入れる隙を狙う]
/*
24h過ぎたので。
深呼吸しながら自分用メモも更新しておこうのターン。
ローゼン殿は噂を聞いてた相当に出来たので、接触できなくても我慢するとして(更新後でも可能なら頑張りたいですが)
シロウ殿はお饅頭関係で接触しにいけたらいいな。
ギィ様は姫様へのお手紙関係ありと。
ノトカー様は…北の王子ってことは隠されてるみたいだから、何か考えないとこちらからは難しそうかも?
後は……どうしても自国の姫様に贔屓目が出ちゃってるなぁ。
カレル殿もとても可憐なので凄く気になりますが。むずむず。
>>311は確認したが>>306は確認できていなかった。
書き込みの速さには自信があるはずだったんだが、難しいなバトルロール。
一旦位置確認、状況整理してからになるからか。
逆に言うと、ここを早く出来たら、スピードアップ出来る?
― 東の邸宅・入口 ―
…はい、これから用意をして来ようかと思っております。
[ 試合については、事前には何も言わないつもりだった。自分の考えている事は、ある意味騎士らしくない選択であり、必勝をと願わねばならない使節団の目的からすれば、望ましくない選択でもあるかもしれなかったから ]
私の相手は、まだ少年といって良い歳の方です。
実戦経験を持たぬ方と真剣勝負で戦うことは、却って力の加減が難しいもの、或いは、彼の命を奪ってしまうかもしれません。
…もしそうなっても、勝利を得ればお許し頂けますか?
[ それなのに、そう問いかけてしまったのは、何故だろう?試すつもりなど毛頭ない。ただ、それを、この人が許すのかどうかを知りたかった ]
[逃げる事を選ばないのは、責任感も無論あるが。
逃げるという道がある事を知らなかったからだ。
鳥篭から連れ出してくれると告げた、東の騎士の顔をふと思い出した。
顔に恐ろしい傷のあった、だけども優しげな騎士。
おそらく事情を知っているのだろう、かの人誘いに首を縦に振らなかったのも、鳥篭の鍵が開いていても、そこを飛び立つ方法が分からず、空の先がどんな世界か知らないからだ。
唐突な騎士の申し出に戸惑ってもいた。]
[苦笑と気楽な言葉に>>303、返す笑みは言われた通りさっきよりずっと笑顔に近かっただろう。]
はい。…先日別の方にも、似たような事を言われました。
ご心配おかけしないように――…
[努めますと告げて、コンラートが丁度やって来た事には疑問も抱かず、>>317差し伸べられた手に手を重ねて、導かれるまま闘技場へと向かった。]
<b>― →闘技場 ―<b>
― 公園・東屋 ―
[何気なく、コンラートの善戦を祈れば。微かに笑みを含んだ声が飛んできて>>207。]
え。……な、なんと。アハート殿との対戦なのか。
アハート殿、大変失礼致しました。無論、二人共の善戦を、お祈り致します。……勝敗に関わらず、最善を尽くされますよう。
[>>214コンラートから、相手がミヒャエルであると聞けば、慌ててそう付け加え。冗談、と聞けば、ほっと肩を撫で下ろし。
猫と戯れる王女を見守り、暫くの後。伯母の邸宅へと戻れば、再び筆を取った。
……王宮の一連の動きは。早馬なら、明日早朝には、長兄の元へと届くだろうか。*]
[いつかの時間。
東の国の邸宅カレル殿下当てに、手紙が届いた。
愛想もない白い封筒に、グレゴール家の印の封蝋。時候の挨拶すらない武骨な内容]
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遠い東の国の使者 カレル・フォン・アードルング殿下
丁寧なお手紙>>1:353と贈り物に感謝いたします。
新しい花と伺い、南国の技術に感服すると同時に、新しい時代の殿下に相応しい物をお送りできたことを嬉しく思います。
栞と情報のご返答として、武具の手入れ用の香油と、それと一緒に使う革布をお送りします。
殿下は、私の前で、騎士見習いと名乗られました。
騎士は自分の武器を熟知し、それがもっとも輝けるように手入れし、長持ちするように修繕します。
愛情をこめて手入れをした武具は、扱い手に応えます。
それは、君主の仕事とも通じるものがあるのではないでしょうか。
殿下にこのようなものをお贈りしたら、侍従や武具管理官の方々に叱られてしまうかもしれませんが、殿下が騎士をも目指すなら、有要な物だと思いました。
お納めいただければ、光栄と存じます。
ルスラン使節団騎士 ヴェルナー=グレゴール
―試合前日:東の邸宅・入口 >>323―
それは……
[年端も行かぬ少年との戦いで、相手の命を奪ってしまうやもしれぬということを聞き、黙り込んでしまう。しばし下を向いて考えて、ふるふると首を左右に振った。]
――…なりません。
ジーク殿に無理強いをしてしまうことは承知の上ですが、それでも、殺してしまうことはいけません。
ナツカ王は「殺し合い」ではなく「試合」をしろとおっしゃいました。そして、それはただカイエンが勝利すればそれで良いというわけでもないのです。
もしあの少年を殺してしまえば、いくら彼が命を賭してやってきた、正式な使者のひとりだったとしても、カイエンとルスランの間で遺恨を残すことになります。
両国の間で遺恨を残し、いつ爆発するやも分からぬ火種を国境沿いに埋める事態は、絶対に避けなければなりません。
[闘技場に向かうに当たって、
まずはカレルの所在を求めた。
その姿を見つけたならば、
闘技場で試合を観る間は、側に控えていることを告げる。
自らの座はカレルの傍らにある。
そう決めたかのような態度でもあった**]
[一方、主が闘技場へ向かっている間に、
従者の少年は西の邸宅へと向かっていた。
王女らが留守にしている邸宅の戸を叩き、
侍女に預かりものを託す。
やがてそれは、侍女の手により
西の姫へと届けられることになるだろうか。
夜空の紫に染まるリボンで留められた
同じ色の薄絹に包まれて、藤色のカードが入っている。
そこには、先の手紙と同じ筆跡にて、こう書かれていた。
今宵、空に明星の輝く頃、公園の四阿にて、
虹に愛されし花を求め、蝶は舞っております。
今度は署名もなく、ただそれだけの文面。
カードからは、微かにベルガモットの香りが漂っていた**]
[目よりも先に、耳がそれに気づいた。
死角となっていた方向からヴェルナーが突撃してくる。>>319
後ろから追い上げる形で左に回り込まれた。
再度、馬首を巡らせている暇はない。
馬上に身を伏せた相手の剣が狙う先は読めなかった。
次の一撃は胴に来るのか。
先ほど、鎧で受けた感触から別の部位を狙ってくるか。
唯一の救いは、ヴェルナーが古風なまでに「騎士道」に執着するならば、背後からは攻撃してこないだろうという予測だった。
バスタードソードを片手に持ち換えると同時に、ローゼンハイムの左手は腰の短剣に伸びる。//]
― 回想・公園 ―
[謁見の折に>>313、と繋げるカスパルにこくこくと頷きつつ、また向けられる笑顔にも笑みを返して、熱心に話を聞いている。
感服>>315との言葉に照れた顔でお辞儀をしてから、補足説明を加える。]
そ、その、身に余るお言葉、ありがとうございます。
明日の試合は、ヴェルナーさんと僕が出場することが決まっています。それで、少しでも力を付けたくって。
僕が無様な試合をして、姫様に心配をかけさせるわけにはいきませんから。
[少し俯いて、開いた両手をじっと見つめつつ、ぽつりと呟く。]
[だが、使節団の人々が立派な方々と聞くと、顔が輝く。]
はいっ!皆さん、とってもいい方ばかりなんですよ。強いだけじゃない、騎士として大切なものをたくさん持っていて、僕にとってはかけがえのない人ばかりです。
善戦をお祈りしてくださってありがとうございます。僕も、皆さんが良い戦いに迎えるよう、応援しています。
もちろん姫様も大好きです。優しくて可愛い方ですから。
例えるなら、たくさんの植物で溢れる温室で咲いた、大輪の薔薇みたいな方。
廻りを囲むどんな花にも負けない華やかさと美しさを持っていて、ずっと見守りたい。そんな風に思ってます。
[ためらいもせずに言うと、にこーっと笑う。
そのあとは、メイドネットワークことMNWから仕入れた、”ナツカ国で今流行っているお菓子の噂”を披露したあと、カスパルに軽く頭を下げて鍛錬に戻った。]
/*
両国の為に、って発想はまだベルにはないんだよなぁ……
勝たなきゃいけない、って意識ばかり。
そしてカイエンとの戦いに不安ばかり…。
流されっぱなしの姫と跡継ぎの姫の違いだろうか。
―闘技場―
[若干コンラートが来るタイミングが良すぎたが、相手から何か言われぬ限りなかったかのように流し、エスコートを受けてくれたことにホッとしていたりしたのは、闘技場に来る前に思ったことで]
はっ…でかぶつだが立ってりゃものの役に立つか。
[祖国でよろしくない評判の中であった兄からの痛烈な批判を思い出しぼそりと呟く。
歓声や喧騒に紛れてその声は、そばの二人に届いたかどうか。
だが実際、黒銀の正装は煌びやかさなどないが、眼光鋭く睥睨すれば、その衣装と体格と相まって威圧とも重圧ともいえるものが、王女に寄ろうとした虫を払う番犬の役割となっていた]
― 東の邸宅・応接室 ―
[わがままばかりは、という呟き>>321に、ほんの少し、首が傾ぐ。
思えば国王は厳格な所のある方で、そこに連なる身であるなら徹底されてるんだろうか、と、そんな事を考えて。]
国同士が、もっとこう、気軽に行き来できるような関係になれれば。そうすれば、また来る機会があるかも知れないですよ?
だから、今はそんな風に後ろ向きに考えるの、やめときましょ?
[あまり言葉を重ねても困らせるだろうから、と軽い口調でそれだけ言って。
猫とのやり取り>>322は微笑ましく見守っていたのだが、鞠か人形、という問いかけに、]
鞠は、フリューゲル殿……先日お会いした騎士殿からいただいたから、その二択なら、人形になるのかな?
[そんな注釈を加えつつ。
呟きの意を問われると、あ、と短く声を上げて、軽く、頭を掻いた。]
いや、その、なんていうか……。
今、無理してないのかな、って、そんな気がして。
それなら、安心だなって思ったんです。
少しでも、気楽に話せるなら……オレが、そういう風に役に立ててるなら良かったなぁ、って。
オレ、この面々の中じゃそれこそ剣技くらいしか取り得ないですから……それ以外で、支える力になれてるなら……いろんな意味で、安心できるから。
[今ひとつ、上手くまとめられてはいないものの。
例によって自分の思うまま、こう、言葉を綴った。]
― 試合当日、闘技場 ―
すごいぞ!
[ノトカーでも見て取れる両国の実力に、胸から湧き上がる興奮状態を覚えていた]
騎馬戦か!
カイエンも、ルスランもがんばるのだぞ!
[そう両国に政治経済の介入なしにして、騎士として応援していたであろう]**
バトルロール書くの遅くてすまん、ね。
バトルロールのお作法としては、攻撃側が「このような攻撃をした」というところまで描写していい(命中判定は相手に任せる)と思うのだが、どうだろう?
「隙を狙う」>>319で止められると、「隙がありました/ありません」というリアクションを挟まなくてはならないので、ひと手間多くなってしまう。
位置を見失った(>>311)と投げて、次は好きに攻撃していいアピしたつもりだったんだけど、わかりづらかったか…
― 闘技場 ―
[王女>>325の隣で、緊張はしすぎないように気をつけつつ。
けれど真剣な眼差しで試合の様子も注視していた]
ああ、やはり良い馬を選ばれた。
[柔らかく機敏な栗毛の動き>>319に小さく呟き。
一方のバラヒト殿はと視線を動かせば、左手にも短剣を握ろうとする仕種>>333が見えた。
― 東の邸宅・入口 ―
[ きっぱりと返された答え>>329真摯な瞳と、両国の共存を目指す戦いを望む、という言葉に、ゆっくりと笑みが広がる ]
御意のままに。
[ そうして、ごく自然に膝をつき、頭を垂れた ]
[いける、と考えた。
先ほどの一撃で、相手の鎧はちゃんとしたものだと確認出来ている。馬の速度が乗った突きであっても、貫通して死傷させてしまうことはなかろう。骨折はするかもしれないが、これも戦場の習いだ]
[馬を励まし、ぶつけるような勢いで左脇へ寄せて、長剣での突きを繰り出す。
狙いは相手の胸部。突き落とすのだ!]
[兜なしの相手の表情が見えた。……笑み、なのだろうか?//]
/*
つか、本能で喋る子だなあ……ほんとに。
その分、扱い易くはあるんだけど。
さて、現在1時。
今日は多分、夜に出れんから、できるだけ頑張りたいが、どうなる……!
ローゼンハイム殿。やるな…
[名乗りを上げた後、騎馬を交差させ馬上の戦いを繰り広げる東西の国の騎士。
ヴェルナーは当然として、一度出会ったローゼンハイムの戦いぶりも熟達している。
そんな二人が、交差し鉄を打ちあう一瞬の攻防に目を光らせながら、その技量よりも、この一戦に並々ならぬ熱を感じ取る。
それを無意識に観客が感じ取り闘技場全体を覆い尽くしている。]
[国を背負い、誇りをもつ、騎士としての性なのか。互いの主を思う心によって錬磨された思いの発露か。
半端ものにはわかりようがなかったが、ふと何か事情があり出奔したというシロウの目からはこれがどう映るのだろうかという想いを抱いた。
彼は来ているだろうか。]
― 試合当日/公園 東の邸宅テラス傍 ―
そのように息を切らせるまで急いで来ずとも。
わしは逃げやせんと言うに。
[走り寄って来るカレル>>335を見て苦笑が漏れる。続く言葉にはやや驚くようにきょとんとした表情を見せてから]
はっはっはっ、わしとて武士の端くれ。
飛び降りる者を受け止めるくらいの身体は持ち合わせておる。
だがわしを案じてくれるその御心には感謝致す。
……尤も、わしはもう国元を離れた故、国の者に謝る必要は無いがのぉ。
[天津は故郷ではあれど、戻れる場所ではない。出奔とはそう言うことなのだ。最初こそ笑っていたが、国についてを語る時は僅かに表情が陰り。顔を赤らめるカレルに気付けば、今度は訝しげなものへと変じた]
カレル殿、熱でもあるのか?
顔が赤いようじゃが。
[未だカレルを男と思っているため、赤くなられる理由が分からず。何をしていたかを問われると、左腰に差した刀に手を当て、視線を向けながら答えた]
常の鍛錬の代わりに、剣舞をな。
公園の隅を借りて舞っておったのじゃ。
先日故郷の話をしたために、懐かしく思うてしまってのぉ。
[答えた後にカレルを見れば、今度は視線が逸らされているようで。再び表情は訝しげなものに]
― 闘技場 ―
[案内された場所は区切りはあるが出入りは比較的易い場所。
コンラートに導かれるまま、その席の一つに腰掛けた。
興味はあるが、今日ばかりは好奇心は抑え。あまり周囲に頻繁に首を巡らせる事はせず、人の目のあることを常に意識する。
時折オズワルドやコンラートの方を見て人の往来などは、確認するようにすると、>>338オズワルドに睨まれて去っていく人の姿が見えた。
皮肉めいた声は喧騒の中で聞こえなかったが。彼が何のためにそこに立っているのか、くらいは理解できる。
距離のある下から届くかは分からないが。見上げて、嬉しそうに笑んだ。]
/*
姫とばかり話してるのはどうなのかwwと、思いつつ試合観に行けないとなると、必然てことにww
ま、ほぼ間違いなく今夜には墓下行きなので、親密度上げに専念するのも許してもらおう。
[ヴェルナーの手元から剣が繰り出される。
身体全体を覆う金属鎧と相まって、それは長い槍が伸びてきたようにも見えた。
銀の煌めきが、まるで、スローモーションのように瞳に映る。*]
― 闘技場 ―
[オズワルドの低い呟き>>338が聞こえたのは、攻防が佳境を迎える前だっただろうか。チラリと背後を振り返った。
王女は気付いていたかどうか。声には出さず唇の動きだけで]
――そのようなこと。
――半端者より貴方はずっと。
[それを読まれたかどうかは分からない。
王女の不審を招かないよう、すぐに顔も戻してしまう。
ただ、どこかで必要最低限だけでなく話をしたいという気持ちは高まったのだった]
― 試合当日・伯母の邸宅 ―
『焦るばかりでは事は進まぬ』……か。そう仰るとは思ったが……。
[どうやら、>>0:67書簡と共に伝令に持たせた文は、無事届いていたようだ。
昨日の文も恐らく、長兄の目に届く頃。概ね予想の付いた文面を、ぼんやりと眺め。]
もし、ナツカの事もエーベントの皆の事も、何も考えずに動くとすれば。
……私は最後は、何を欲するのだろうか?
[……ここ数日、王城で出会った顔を思い返し。誰にともなく呟いて。]
― 東の邸宅・入口 ―
感謝致します。
[ 加護を祈る言葉>>352を耳にし、垂れた頭を上げて、す、と手を伸ばす。
そしてカレルの手に抱えられた花束から、一輪の薔薇を抜き出すと、乙女の手に騎士の落とす口づけのように、薄紅をまとう花に唇を寄せてから、差し出した ]
あなたのために、真の勝利を。
― 闘技場 ―
……王は……他国の使節を、見せ物か何かに仕立て上げるおつもりなのだろうか……。
[……色々と、頭の痛い熱気だった。
一般人にも公開するのは良いが、よもや金を取るとは思わなかった。否、闘技場を維持するにも無銭では成り立たぬだろうし、現実的ではあるが。よりにもよって、この試合で取るのか、と。会場の立ち見席で、手摺りに寄りかかり。頭を、沈めて。
その手に握られているのは、>>337昨日ヨセフに教えられた、ナツカで流行りらしい、木の実を使った焼き菓子の包み。
……あちらが、フォーゲル殿の試合会場だろうか。
[試合の組み合わせは、入り口で確認してきた。
昨日のコンラートの話も含めれば、全体の大まかな対戦カードは把握済み。力を付けたい、と呟く言葉>>334や他の使節を応援する言葉>>336を思い返し、]
明日に備えてご自愛を、とは、お伝えしたが。あの後も、訓練を行われていたのだろうか……。
[少しでも力を、とは仰っていた言葉には、少しでも力を温存するのも重要と柔らかく伝えたつもりだが……さて。]
[……そうして。ふと思い返したのは、>>337自国の姫を大輪の薔薇と例える様子。]
大輪の薔薇のような、か。
[東屋で猫と戯れる様子を思い返せば。瞳を過ぎるのは、その微笑み。ずっと見守りたい、と。躊躇いの無い、少年の笑顔。]
……確かに、ずっと……。
[初めて会った時の公園での会話から、王の寵姫となる宿命とは知りつつも。
……名付けようのない感情を振り払うよう。頭を振って、アリーナを見つめた。
>>263>>268騎馬の騎士達が現れるまで。後、少し。*]
/*
本当は、手の甲にキス、といきたいところなのですが、女性と明かされていないので、薔薇が代用w
つーか、ジーくん、女性だってことには、ほんとに気付いているのやら?
ん…?
[番犬業を勤しんでいる中、王女より視線を感じてそちらへと向ければ、自分が華やかと称した王女の笑み>>351が見えて、どう反応したらいいのか迷い困ったような苦笑がもれた]
― 東の邸宅・応接室 ―
……え。
[何気なく言った、国同士の行き来、という言葉。
それへの反応>>348に、今度はこちらが驚いた。]
えっと、その、なんていうか。
国の個性とか、そういうものは、大事だしなくしちゃいけないけれど。
そこに拘り過ぎないで、お互いの事を知って、人とか物とかの行き来が出来てたら、現状はもっと違ってたんじゃないかなって。
兄たちにはそんな単純じゃない、って言われたし……実際にやるとしたら、簡単な事じゃないとは思いますけど!
[手を取られて上下に振られたり、その手が柔らかい──剣の修行をしているとは思い難かったりでぷちパニックを引き起こしつつ、早口にこう言って。
とりあえず、手が離された事でちょっと落ち着いた。
猫は、なにしてんのー、と言わんばかりに尻尾を振っていたが。]
心配かけてるって自覚があるなら……。
[無理するな、とは。状況的には言えないから。]
……もう少し、周り、頼ってくださいね?
不安とか愚痴とか、そういうのも溜め込まないで、吐き出してくれて構わないんですから。
[願いを織り込んだ言葉を向けて、にこりと笑う。
不思議、という評価>>350には、どーいう意味? と思うものの、それが少しでも心を軽く出来ているなら構わない、と。
そう、思ったから。]
んじゃ、たまに立場忘れて何かしたくなったら、遠慮なく呼んでください。
幾らでも、息抜きにお付き合いしますから。
なー、ちびっこ?
[冗談めかした口調で言って、猫に同意を求める。
言葉が通じたわけでもなかろうが、猫もにぃ、と一声鳴いた。]
― 東の邸宅・入口 ―
[ 薔薇を手渡すと>>363静かに、立ち上がり胸に手を当てて一礼する ]
では、私は、その御心を抱いて、試合に赴きましょう。
それでは…用意せねばならないものがありますので、これにして失礼致します。
[ そう断りを入れて、邸を出た** ]
[こちらの呟きが聞こえたかどうかわからぬが、反応を返すコンラート>>354に目を細める。
別にコンラートに不信感を抱いているということはない。今まで多くを語らったとは言い難いがその人となりはある程度掴んでいるつもりでいて、唇の動きのに注視した。
とはいえ、何を言っているかまではわからず、だがその眼差しからこちらを気遣うような気配だけは感じ取って、目を伏せて]
― 東の邸宅・入口 ―
[ 薔薇を手渡すと>>363静かに、立ち上がり胸に手を当てて一礼する ]
では、私は、その御心を抱いて、試合に赴きましょう。
それでは…用意せねばならないものがありますので、これにて失礼致します。
[ そう断りを入れて、邸を出た** ]
そういえば、カイエン国のものと少し話す機会が俺にはあったが、王女やコンラート殿はどうでしたか?
[二人にどうやら気づかれた面がありそうな気配より、戦いの最中ではあるが、話を変えるの意味とこれからのことを考えて王女とコンラートへと聞いてみた]
―試合前日:東の邸宅・応接室 >>364 >>365―
もちろん、単純ではないでしょう。
そんな大それたことが簡単にできるならば、今ごろ僕達はここで「使節団」をしていないでしょう。
でも、ね。
簡単ではないのと、不可能であることは、同じではありません。少しでも可能性があるのなら、それを探ることに意味があります。
そうだ、このことを国王陛下に進言しなければ。
それから、ルスランの姫君にもお話をすべきかしら。
あの方に、架け橋になっていただくことは可能かしら。
ううん、きっと、王女同士なら…
[ぐっと自分の手を握る。自分がしてしまった発言には、気がついていないようだ。]
― 試合当日/公園 東の邸宅テラス傍 ―
あ、いや。
謝られることはないのじゃが…。
[謝罪>>359にはやや慌てた表情をしながら、右掌を相手に向けて謝罪を止めようと。左手は少し困った風に後頭部を掻いていた]
わしの故郷は天津と言う。
おんしが申すように、この辺りの国の騎士と同様のことをして居った。
政治体系もこの辺りの国とさして変わらぬ。
[訊ねかけられた問いには答えられるだけ答えて。熱はないと力説されると]
…そうか?
体調を崩しているわけではないのならば、よいが。
[当人がそう言うのなら、とそれ以上は言わなかった。ころころと変わる表情に、酷く具合が悪い等と言うことは無いのだろうと言う判断もあった]
………わしの扱う刀とおんしらが扱う剣では技術面ではかなり違いがあろう。
されど、何のために刀を握り、何のために振るうのか。
その想いと心に、おそらく差は無い。
よかろう。
わしがおんしに指導出来るのは基礎的なものだけであろうが、それでおんしに見えるものがあると言うのなら。
協力して進ぜよう。
[思考の後、瞳を開きカレルを見据えて紡いだのは、是の言葉。ひたすらに周囲を想い、自ら体感し学ぼうと言う姿勢に心打たれた]
― 城内兵舎 ―
[ カレルと別れた後 ]
どこの国でも、兵舎の様子はあまり変わりませんねえ…
[ 暢気な感想を零しながら、近づいていくと、衛兵に止められた。他国の騎士を軽々しく兵舎に近付けるわけには行かないのは当然だろう ]
失礼しました。実は、私はこの度の剣術試合に出場させて頂く事になっているのですが、少々お願いがあって参りました。
[ 特有の柔らかな物腰と口調でそう告げれば、衛兵の態度も軟化する。隣国の客人には丁重に接しろという命令も、徹底されてはいるのだろう ]
― 闘技場観覧席 ―
[オズワルド>>366の目が細まり、伏せられた。
その場では続けられるものでもなく一度顔を戻し。
改めて声>>368が届けば、先の様子を窺わせぬ穏やかそうな表情で振り向き直した]
ああ。私も幾人かと言葉を交わせました。
ミヒャエル殿とはベルティルデ様も一緒に会話を。
いずれも良い機会となせたかと思いますよ。
[カレル、ジーク、ミヒャエル。それぞれの顔を脳裏に浮かべて。特にその代表だった人の言葉を思い出しながら微笑んだ]
[苦笑の理由>>362は分かり難かったの、そのままに。コンラートの声なき声>>354にも気づいていない。
そんな中、オズワルドの声が耳に届くと>>368、身体を捻ってそちらを向いた。]
カイエン国の方々……ですか。
……ローゼンハイム様、ミヒャエル様とはお会い致しました。
それから、ブランヴィル家のギィ様からは、お花とお手紙を頂きましたわ。
[ローゼンハイムの事を思い出すと、あの時の事を思い出して表情がぎこちなくなった。
そして今侍女が、更なる手紙を受け取っているのはまだ知らない。]
残りお二方とはお会いしてはいないのですが。
エンデ様からはお薬を頂いております。
[そんな風に交遊については隠さず全て話した。
全く交遊のないのはもう一人、小柄な体躯の金の騎士。遠目で見たその外見から、ヨセフのような見習いなのだろうかと思っていた。それはある意味正しいわけだが。]
>ヴェルナーのメモ
イメージ的には、正面やや斜め
←ヴェル
ロゼ→
そ、そうだったか。
実は、俺は並走状態かと思っていた。
ヴェル→
ロゼ→
>>319「首を返し〜相手の左側に周り込み」を受けて、>>333「後ろから追い上げる形で左に回り込まれた」と書いてしまったのだが、ヴェルナーの考えていた動きと違っていたんだなorz
正面からだったら、ローゼンハイムが向き直った瞬間にヴェルナーが目の前に迫っていた感じの演出にすべきだったな…(でないと手綱操作で簡単に左側面を避けることができてしまう)
>>319は「いきなり目の前」が可能な描写なので、読み取れなかった俺の失点。
>>319から続けて攻撃しててくれれば>>333書かなかったんだがw
修正方法を考えつつ、今夜は寝る (←
― 城内兵舎 ―
大変、図々しいお願いなのですが、鍛錬のために使用される、練習用の木剣で、出来るだけ丈夫なものを一本、お借りすることは可能でしょうか?
[ その申し出は、衛兵には、特に不思議とは聞こえなかったようだった。使用する愛剣を温存して、試合前に練習をしたいのだろうと考えたのかもしれない。
上官に尋ねてくると言って、一人の衛兵が兵舎の中に消え、やがて、まだ余り使い込まれていない一本の木剣を携えて戻ってきた ]
― 東の邸宅・応接室 ―
確かに、そうですね……それが出来ていなかったからこその、今。
でも、絶対に出来ない、何てことは、ないはずですしね。
[どうにか落ち着きを取り戻し、真摯に綴られる言葉>>396に頷く。
可能性があるならば賭ける、というのは、自分の主旨でもあるから、受け入れるに躊躇いはない。
ルスランの姫君にも、という言葉に、ふと先の邂逅の事を思い出し、その時感じた人となりの事を伝えようとした……のだが。]
……は?
『王女』同士???
[聞こえた言葉に、惚けた声が上がった。
ちょっと待て、それってやっぱり、なわけ? とか。
今まで蓄積してきた疑問がぐるっと渦を巻く。
それと共に浮かんだものも、一つあったから。
猫がにぃぃ? と鳴くまでしばし、呆然としていた。**]
― 試合前日・西の邸宅 ―
[コンラート>>301に、居心地悪い思いをさせているとは気付かずに、邸宅まで送り届け、栗毛の淑女と激しいデートをした後]
[人馬ともに汗だくになって、邸宅に戻ってきた。
従卒に彼女を任せ、最上級の食事と寝床を用意するようにと言いつけると、自分も風呂で汗を流した。
身だしなみを整え、侍女に姫君に目通りを頂きたい旨を告げた]
[姫君の部屋に招かれても、それ以外の場所であっても、後ろ暗いことがないことを示す為扉を開けて、よく躾けられた犬のように距離を置いて立ち、深く礼を取る]
お時間を頂く栄誉を賜り、大変感謝しております。
姫君に捧げ物と、ひとつお願いがあって参りました。
― 城内・兵舎 ―
[ 手渡された木剣を確かめ、その質の良さに満足の笑みを浮かべて、衛兵に一礼する ]
はい、これで十分です。どうもありがとうございます。試合が終わりましたら、必ずお返しに上がります。
[ そう告げて、兵舎を後にする ]
木刀で試合に出るのか!
ジーク紳士。
しかし、ヨセフは馬鹿にされたと受け取らないだろうかな?
……ヨセフも木刀を使えばいいのか。うむ。
― 公園 ―
[ 借り受けた木剣を手に、先にコンラートと会ったジャスミンの木から少し離れた木立の間に立つ。回りに枝葉が多く、剣を揮うには、少々障害物が多すぎる場所だ ]
ここまで、ジャスミンの香りが届きますね。
[ すう、と息を吸い込み、最近は余り持ち慣れていない木剣を、右手で、すらりと構える。剣を使う者が見れば、それが飽くまで基本に忠実でありながら、あらゆる力の無駄を排した、無心の境地とでも言うべき構えであることが判るだろう ]
― 西の邸宅・自室 ―
[ベルティルデと話を終えたあとは自室に戻って、唯一実家から持ってきたものを取り出す。
かつて母の持ち物だった、銀色に輝くナイフ。
結婚前は、人の姿を取りながら人でない存在と戦い、大切な人を守りきったのだと、兄姉にすら黙っていた秘密を明かすと共に渡してくれたのだ。
当然これで試合には臨まない。ただ、心を静めるために取り出しただけだ。
自分に母から受けついた血が流れていて、大切な人を守れるというのならば、今回がまさにそれを生かす瞬間だと思って。
カスパルにアドバイスされた通り>>358、その後の鍛錬は体力を温存するよう気をつけて、お風呂で泳ぐのも我慢したから、昨日よりは疲れていない。
ベルティルデとホットケーキを食べて、回復させたという要素もあるが。]
― 闘技場観覧席 ―
バラヒト・ローゼンハイム殿は噂に名高い騎士団長ですね。まだ直接にお話させていただいておりません。
ギィ・ロワイエ・ド・ブランヴィル殿も彼の国では有名な武門の方。……そうでしたね。
[手紙を貰ったという王女>>378の動きがぎこちなくなるのを見て湧いたもやっとしたものは、寸でのところで声には出さず。
オズワルドはもしかしたら眉が動くのに気付いたかもしれない]
逆に後のお二方とはお会いする機会がありました。
けれどジーク殿が薬師でもあられたとは存じませんでした。
ジーク殿も、カレル様も。お志の高い、良い方でしたよ。
[そういえば王族とはいえ騎士見習いにしては随分と柔らかな手をしていたなと思い出し]
― 公園・木立の中 ―
…ハッ!
[ 短く息を吐き、流れるような動きで、周囲の木立の枝を次々と木剣で打ち据えていく。ぴしり、ぴしり、と枝打つ堅い音が響いたが、枝に揺れる木の葉は、一枚たりとも落ちぬままだ** ]
/* >>389の母にはモデルとなるPCがおる。
それは俺が某村で守護者やったとき。
絶対GJ出ないやろ、だけど護衛外したら、ガチだけでなくいろんな意味で死ぬほど後悔する思うた人を護衛したら、次の日GJが出てもうて、更新直後画面の前でぽかーんとしてもうたんは、今でもはっきり覚えておるで。 */
なれば早速今からでも───と思うたのじゃが。
今日はおんしら東西の使節団の試合があろう。
おんしが信じる戦士達の勇姿を見ずに鍛錬と言う訳にも行くまい。
鍛錬は試合が終わった後か、日を改めてと思うのじゃが、如何か。
[自分が試合を見れなくなるのは構わないが、カレルが見ぬと言う訳には行かないだろうと、鍛錬は後にしないかと提案する]
わしも試合は見に行く心算じゃ。
何なら共に向かうか?
[次いで、折角だからと共に闘技場へ行かないかと誘ってみた。尤も、カレルには他の使節団が付き従うのだろうし、シロウは一般人故に闘技場内では別々になってしまうの*だろうが*]
― 試合前日・西の邸宅 ―
[ヨセフと話し終えた辺りだろうか。一度自室に戻り、白と紫の二種の花の前でぼんやりと、彼の言っていた事などを思い出していた。
家族の事>>227には、自分の兄弟たちの事も少し思い出したり、好きな人と屈託なく言われて>>228頬を染めたり。
チョコケーキの約束>>229は笑顔で承諾した。おそらく時間のある時、試合が終わってからとなってしまうだろうが。
侍女から声をかけられたのはそんな中。
騎士が尋ねてきたと>>383告げられ、軽く身を整えてから部屋に通すように伝えた。
その間、何やらコンラートとタンデムしていた、と侍女らがとても嬉しそうに語っていたのが印象的だったが。
手前の応接室のような場所へ赴き椅子腰を下ろすと、ヴェルナーを迎え入れた。
直立したままではと、椅子を進めたが騎士は腰掛けただろうか。]
ヴェルナー様、何か御用と伺いましたが。
[そう尋ねると、>>385切り出された話二つ。贈り物には、嬉しそうに目を細めたが、お願いには藤色が瞬いた。]
お願い、ですか?
わたくしで出来る事なら、お申し付け下さい。
/*
実はちょっと頭痛ぽい何かも出てきてるので。
のんびりできるならそれはそれでーなのでした。
(でもまだ眠くはないかもという深夜陣営)
あー、そういえば。シロウ殿も観戦しますよねぇそりゃ。
エピ前までに接触するには、お饅頭以外の何かを見つけた方がいいかもですねー。
ノトカー殿といい浮かんできてくれるかなー。
[>>395椅子は固辞し、代わりにもう一歩だけ近づく栄誉を推し頂きながら、>>189髪飾りを差し出した]
姫君の瞳の色だと思い、気がつけば買っておりました。
お気に召せば良いのですが……。
[女性の装身具のことは本当に分からない。
買った後で、コンラートに一度見て貰えば良かったと思ったが、リボンとコサージュで結ばれた包みのほどき方が分からず、結局そのままに]
姫君にしか、お出来にならないことなのです。
ヨセフのことです。
まだ本人に伝えておらぬので、もしかしたら……いや、おそらく固辞するのではないかと思うのですが。
/*
ダメだ恋愛ムードどこよな感じすぎるwwwwwww
気障な台詞とか言えてないし。
何しに来た自分orz
…相手が男認識なままなのもあるのだろうか。
いやでも周りはちゃんとやってるしな。
背後の技術不足だ。
―試合当日:東の邸宅テラス傍>>393 >>394―
はい!よろしくお願いします…!
[シロウの目を見て、真っ直ぐに告げる。]
ですが、仰る通り、もうすぐ「試合」が始まってしまいます。僕が行かないというのは無理な話です。ああ…今すぐでも教えを請いたいのにな…。
先生、もし宜しければ、一緒に会場までお付き合い願えますか?座る場所は違うかもしれませんが、道中ならご一緒できますよね。馬車を用意させますので、ご同乗ください。
実は、昨日「護衛をつけずにうろつくな」と怒られてしまったのです。だから、強い戦士である貴方のお力をお借りしたいなあって思って。貴方様のカタナの話も、聞きたいですし…ね? **
/*
>>395姫様、しっかり拾ってくださってるwwwww@タンデム
いやうん、PCは凹むかもですが、PLは凄く嬉しいですwwwwww
MP補充の中発言だけじゃなくて、パスカル殿に捧げる何かも出したいなあ。明日そこもチャレンジしてみよかな。
― 闘技場観覧席 ―
[>>390コンラートが付け加える説明も耳に入れる。
眉の動きには気づく事はなかったが、エンデをジークと呼ぶので前の名も知る事になる。]
ジーク・エンデ様、ですか?
[名を間違わないよう一度尋ねながら、もう一人がカレル、という名前なのも耳に入れ。
自分に似ている、と言われると不思議そうに瞬いた。]
私に、ですか?
カレル様も騎士の見習いの方、だと思っていたのですが。
だとしたら、ヨセフ様に似ているのだろうとも…。
ヨセフを、騎士に叙任してやって頂きたいのです。
彼はまだ年若く、勲功もございません。
しかし、この度の任務への同行それ自体が、勲功と呼べるものだと考えます。
彼と戦う東国の相手は、歴史ある騎士の家系だと聞きました。
年も、技巧もおそらく及びませんが、位階だけでも釣りあう物にしてやりたい。
これはおそらく、本人の為にもなると、俺は考えます。++
試合というものは、どれほど熟練した騎士でも、周囲の観客の勢いに影響されます。
「若いから」「小柄だから」「騎士ではないから」
「……負けても仕方ないのだ」
周囲からは、そういうプレッシャーがかかります。
それに負けない、確固たる誇りを、勇気を、その位階が与えてくれると思うのです。
[そして、姫に紙袋を手渡した。中身は、少年サイズの金の拍車。それは騎士の象徴]
もしかしたら、ヨセフは余計なことを思うかもしれません。固辞するようなら……無理強いはしない方がいいかもしれませんが。
その時の判断は、姫君にお任せしたいと思います。
俺の願いは、以上です。
― 闘技場観覧席 ―
申し訳ありません。歓談の際にそう呼んで良いと言われていたもので略してしまいました。
御芳名はジークムント・エンデ殿と仰います。
[王女の問い返し>>398に謝罪と訂正を入れ]
カレル様…カレル・フォン・アードルング様は、若くして他国へ修行に出られていた王族のお一人であられると、私は聞き及んでおります。
ご本人は「一介の騎士見習い」とも名乗られているようですが。
[集めた噂のどれがどこまで真実なのか、判別つけきれず。一番失礼のないようにと対応したのが先日の会話の流れだった]
物腰の柔らかさ。志の高さ。
何よりも優しい御心をお持ちなことから、会話の間に何度かベルティルデ様に似ていると、そう私は感じたのです。
[その手の柔らかさも、というのはまだ疑問の域で胸の裡に]
ああ、ヨセフ殿の志が低いという話ではありませんよ?
[冗談のような一言も付け足しつつ、会話は進んだ**]
/*
眠くなくて他にも顔出してたんじゃないのかって?
うん、そうなんだけど。あまり進めすぎてもなあと思ってしまうから、やっぱり。補完するにしてもね。昨日とかやりすぎたかなと思う部分も結構あるし。
眠くないと思っても文章残念になることあるし。そうじゃなくても敬語関係かなり怪しいし(苦笑
ヴェルナー殿優先も含めて、おやすみなさいです**
― 試合前日・西の邸宅 ―
[先に差し出された包み>>396を、その大きな手からそっと受け取って。リボンを丁寧に解いてコサージュは傍らに。包みを開いて中から出てきた髪飾りを、手の平に収めた。
少し前に見たデザインではあったが、瞳と同じ藤色は、大ぶりだからこそ余計に目を引く品で。
これを真面目な騎士がどういう想いで買ってくれたか思うと喜びが勝った。]
ありがとうございます。とても……嬉しいです。
明日はこれを身に着けて、ヴェルナー様のご無事を祈ります。
[そう言った通り試合当日、髪飾りは鮮やかな紫の髪に飾られる事になる。]
[今は結い髪では無い為、そのまま飾りは膝の上に。
それからヨセフの事を告げられると、少し言い悩むような様子をまっすぐ見上げて言葉を待った。
>>399告げられた言葉は想像していなかったもので。
藤色は大きく見開かれる。]
私が、ヨセフ様を騎士に?
それは……
[瞬時出るのは迷い。
王族ではあるが、数字をその名に持つ者は叙任の儀式を基本的に行わない。禁止されているわけではなく、数字を持つ者は基本的に外へと排出される身の上なので、その必要が無いのだ。
侮られる可能性もあった。
だから出来ない、と言いかけて、ヴェルナーが語る試合の話や、誇りと言ったもの>>400を聞き止まる。
渡された紙袋を手に中を見ると、金の拍車が中にあった。
それを腕に抱いたまま、暫く考えるように黙っていたが。]
……ヴェルナー様。
私にはこの先、ナツカの妾姫としてここに留まる可能性と、同時にルスランに戻り、王族としての位を剥奪される可能性があります。
どちらに道が進んだとしても、
……それでも、私はヨセフ様を騎士に任じるべきでしょうか?
[ヨセフはまだ若いのだから、先の事を考えればきっとすべきではない。そう思いつつも出来ないと言えないのは、自分を好きだと言ってくれた、少年の笑顔が思い出されたからだった。]
― 闘技場観覧席 ―
[訂正された名を>>401復唱して、ジークムント様と正しく覚え。
カレルのフルネームを聞き、王族の一人だと聞かされて。]
アードルング、と言う事は前王妃様の縁のある方なのですね。
[王族の名には明るい為、するりと名付け先は出てくるが。当人への印象は、まだ若い騎士のままだ。
会話の流れは真面目に聞いていたのだが、自身への賛辞が紛れていると、少し頬の色を染めた。話の腰を折るので、謙遜する代わりにコンラートをじっと見るに留めたが。]
……とにかく、お優しい方なのですね。
[冗談のような最後の一言には、笑みが苦笑にかわっていった**]
― 試合前日/東の邸宅・応接室 ―
[猫の鳴き声と、懇願>>387が耳に届くと、瞬き一つ。
向けられる、泣きそうな表情に気づくと、どこかに飛んだ冷静さがとん、と帰ってきた。
ふるる、と首を数回横に振って、深呼吸をして、それから。]
……いや……その。
もしかしたら……って予測は、ちょっとはあったんです、けど。
[ほんの少し苦笑混じりの表情で言ってから、気持ちと表情を引き締め。膝を突いた礼の姿勢を取る。]
……心得ました。
我が剣、ザルドーニクスと騎士の名にかけて。
このミヒャエル・アハート、決して口外せぬ事を誓います。
[愛剣は今は手元にないものの、その名も添えて、誓いを立てる。
そうする事で、決して言の葉違えぬ、との意思を強く示すように。]
……に、して、も。
[宣誓の後、は、と小さく息を吐く。ここですぐに崩れるのは、性分によるもの。]
色々と、事情がおありなんでしょうし……どうして、っていうのは、無理には聞きません。
でも、それだと、相当無理してたでしょ……侍女さんいるって言っても、男ばっかりの中でそれ隠してっていうのは。
[隠しきれていたかどうかはともかく、それが負担になる事くらいは察しがつくから、声に宿るのは気遣う響き。
猫はちょこなん、と座って場に居る二人を見比べていたが、空気から何か感じたのか、カレルに向けて大丈夫? と問うように鳴いた。
そんな猫の様子に、ほんの少し、笑んで。]
とにかく、その、なんていうか。
オレは絶対にばらしませんから、それは心配しないで。
さっきも言いましたけど、きつい時は遠慮なく吐き出してくれて構いません。
オレだけじゃなくて、他の皆も。
そうやって、頼ってもらえたら、安心できますし。
無理を通して頼ってもらえないと、自分じゃ支えられないのか……って、こっちが不安になりますし、ね。
[不安や負担は、少しでも軽くしてほしい、というのは、心からのものだから、思うままを言葉にする。]
だから、話とかはいつでもお付き合いしますよ。
『騎士』に対して話し難いっていうなら、立場関係なしの『ミヒャエル』として、お付き合いしますから。
勿論、こいつも一緒に。
[なー? と同意を求めると、猫は尻尾を一度振って、にぃ、と鳴く。そこに否定の響きはない。]
[美辞麗句を尽くしたり、遠回しに言ったり、というのはどうにも性にあわないから、綴る言葉は素の物言いになる。
それがどんな形で響くか……までは、全く考えてはいないのだが。
ともあれ、その後は先に言いかけて中断してしまった事──公園の東屋で偶然ベルティルデと会った事や、その時に感じた印象なども伝えておく。
猫のやらかした騒動の事も、念のため言い添えておいた。]
穏やかで優しい気質の方……っていう感じでしたね。
何となく、カレル様と似た所あるかも知れない。
ゆっくりお話しできたら、きっと、得られるものも多いんじゃないかな。
[短い邂逅の事を思い返して、こう伝えると、猫も同意するように、にぃ、と鳴いた。**]
[姫君の返答>>403は、予想外のもので。
最初に思ったのは、姫君に恥をかかせたのではないか、という心配。
「右も左も分からない猪武者」であって良い時代は終わった。こういったナイーブな問題には、先に気付いているべきだったのに]
[だがひとつ、恐れながら姫君が間違っていなさっていると、確実に言えるものがあった。
説明のために、腰の剣を、ベルトから鞘ごと外した。姫君にもう一歩だけ近づき、膝まづく]
― 闘技場観覧席 ―
まったく。席くらい確保してもらいたいものだな。
ナツカ王よ。
[連れに席を取りにいかせている間きょろきょろ見渡していると、他の騎士と話しているベルの姿が目に止まる>>406]
お忙しいでしょうか…
[西の王族の姫君と、どうして気が付かなかったのだろうとベルを見て思っていた。
帝位に近いものではないのだろうか?あまり顔を拝見したことは、なかったのだが…
そう思いながらベルに、近づいていって]
― 試合前/公園・木立 ―
えーと、確か、こっちの方……って……。
[試合の前、探すのは銀の騎士の姿。
公園の方で見かけた、という目撃情報に従い歩き、響く音>>392にそちらへと向かい、]
……。
[流れるよな動きと、揺れても落ちぬ葉の様子。
声をかけるのも忘れてしばし、その動きに見入っていた。]
……すっげぇなぁ……。
[間を置いて、零れ落ちたのは素の呟き。
響く音からしてそれなり力はかかっていそうなのに、それは徒に葉を散らす事はない。
ただ力任せに打つだけではなし得ない、絶妙のバランスとそれを可能とする技量への称賛が、そこには込められていた。]
[我に返るのは、声をかけられてからか。
ふるっ、と首を振って気を取り直す。]
すみません、お邪魔して。
忘れない内に、伝えときたくて。
[謝罪の後、伝えるのは先日譲ってもらった傷薬の行き先。
託された伝言>>67も、合わせて伝えて。]
そんな感じで、上手くまとまりつけられたんで。
ありがとうございました。
[にこり、笑った表情のまま、ぺこり、と一礼した。]
じゃ、試合前に長々お邪魔するのも悪いですし、オレ、行きますね。
……信じて、ますから。
[別れ際、投げ掛けたのは短い言葉。
剣の腕と、そこに宿る心。
それが導く先に信を置いているから、余計な言葉を重ねる事はなく。**]
―試合当日:闘技場―
[闘技場は既に凄まじいほどの熱気に包まれていた。ナツカの国民の歓声が、轟音のように響いている。そのような場所は初めてであるせいか、カレルの顔には明確に緊張の色が浮かんでいる。]
――…ブランヴィル殿。ありがとうございます。
[己の傍に侍すると告げたギィに、承認の為の頷きを返す。]
凄まじい熱気と、殺気ですね。国の命運を賭けた「勝負」なのですから、当たり前なのでしょうけれども。
こんな形相をしたローゼンハイム殿を、僕は初めて拝見しました。僕の前では、優しい大人の方という姿ですから。
ブランヴィル殿もきっと、あのような殺気と凄味をもって、この戦場にお立ちになるのですね。
僕は「戦場」を知りません。持っている剣は、まだただの「飾り」に過ぎません。この戦いは、僕がこの剣の意味を持つ意味を、教えてくれる。そんな気がするんです。
[そう告げるカレルの手は、小刻みに震えていた**]
− 試合前日・西の邸宅 −
[姫君の返答>>403は、予想外のもので。
最初に思ったのは、姫君に恥をかかせたのではないか、という心配。
「右も左も分からない猪武者」であって良い歳ではない。こういったナイーブな問題には、気付いているべきだったのに]
[だがひとつ、恐れながら姫君が認識違いをしておられると、確実に言えるものがあった。
腰の剣をベルトから、鞘ごと外した。姫君にもう一歩だけ近づき、膝まづく]
姫君。
叙任の儀式の方法は、複数あります。また、その解釈も数多くあります。
[……脈絡のないことを話し始めた]
―とある日の出来事 >>328―
[グレゴール家の封蝋の他には一切の装飾の無い封筒が、カレルの元に届けられた。ヴェルナーからの贈り物を受け取り、カレルは小さく笑う。]
誉れ高く忠実なるルスランの騎士 ヴェルナー=グレゴール殿
未熟な私に素晴らしい贈り物を賜りまして、グレゴール様のお心遣い、誠にいたみいります。
騎士は武器を熟知し、そして輝けるようにする。
道具への敬いと愛を忘れぬよう、僕も精進したいと思います。
私の立場が今と異なるものならば、そして互いに国の危機であるという事態でなければ、すなわち「試合」で「競いあう」関係でなければ、私はきっと(貴方様にしつこいと怒られてしまう程に)貴方様に教えを請い、貴方様の元で騎士となる道を目指していたのかもしれません。
明日の試合が、どうか素晴らしいものになりますよう。
そしてルスランとカイエン、それぞれの国に繁栄がもたらされるよう、祈りを込めて。
遠い東の国の使者
カレル・フォン・アードルング
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