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───…、そうか。
確かに、銀も十字も薔薇の毒には効きはしないな。
[淡々と平坦に響く声が答える>>126
感情の揺れを極端なまでに感じさせぬ口調。
かつて神殿で身につけていた印は、身につけぬまま]
だが…、それにしては。
[彼女はそれでは何故平然としていられるのか?
頭痛と、胸のうちを引っ掻く違和感が余計に表情を固くさせた]
………。いや、なんでもない。
[ふるりと頭を振る。
ここに居るのは、今まで旅路を共にしてきた仲間ばかりだ]
毒に触れれば、銀はその色を変えるという。
…気休め程度でも、魔の気配には効くのかもな。
[たおやかな彼女の腕に嵌る、青い石の銀の腕輪。
目を眇めて評し、坂の下へと足を向ける。
やがて見えて来るのは、茨の蔦に幾重にも閉ざされてある城の扉。
鮮やかな薔薇が、不吉なほど美しく咲き誇って*いた*]
12人目、呪術師 ヴィンセント が参加しました。
呪術師 ヴィンセントは、囁き狂人 を希望しました(他の人には見えません)。
疲れましたねぇ……。
[偵察にはむかわず、居残り組。体力はあまりない。
どこから取り出したのか椅子に腰かけて、城を見た。]
なんだかよく見えません。
[呟いて眼を細めた。
最近どうにも視力が低下しているようでいけない。]
ええ、銀も、十字も――
[淡々とした口調が、彼の抱く傷の深さを物語るようだと感じながら、同じ言葉を繰り返し>>128]
私自身も、大切な人たちを護れませんでした。
怪我を治すことはできても、薔薇の毒に奪われていく命を取り戻すことは……。
[言いかけて、続くベネディクトの言葉に、怪訝な表情を向けた]
……それにしては?
……そう、ですか。
[なんでもない、と頭を振る彼を、気遣わしげに見遣る]
銀の腕輪の力も、私の力も、それぞれは強力ではなくても……
きっと、相性が良かったのでしょう。
[白い森の癒やし手の中でも、一際優れていると言われていた自分の術力を、女はそんな風に評した]
――ベネディクトさん。
[固い表情の陰で苦痛を堪えるらしき彼へ、呼びかけて]
無理はなさらずに……と、言いたいところですけれど。
これから先は、魔族の眠る場所。
苦しくても、進まなければならないのでしょうね。
私も、どこまで瘴気に耐えられるかは、わかりませんけれど……それでも、行かなければ。
[彼の疑念には、気づかぬまま。少し離れて、その背中へ続いた>>129]
村の設定が変更されました。
>>117
え?茨…?
[休んでいるとオクタヴィアに声をかけられ、思わず自分の足とローブを見回す。]
あ…ぅ…
[同じ質問をされた後に傷が見つかって治療や繕いをされたりしたことが何度かあった為、密かに不安になったが幸い、破れたり傷ができたりしている様子はなかった。]
えっと、大丈夫…!私もローブも無事でした!
……え!?杖って…折れるの????
そんなことになったら大変!すごく大変!
うん。気をつけるの。でも……杖なかったら、茨ばさーって避けることができなくなっちゃうどうしよう…
[後ろからついていくという発想がなかったのか、少しだけ困った顔になった。]
/*
ところで、私は縁故もないのよな。
どう動こう、か。
戦闘期間というかログで皆と遊ぶのも三日目ぐらいしかないし、案外いらない子だな……まあ脇役ってそんなものぁ。
―魔の山頂 合流して―
いよう、ただいま。
シメオンがいい道を発見してくれたぜ。
で、皆調子はどうだ? 下は俺にもわかるぐらいに薔薇の匂いがひどかった。
[ツィスカ、オクタヴィア、そしてベネディクトを順にみやって。オクタヴィアはその腕輪の守りの力のおかげなのか、あまり顔色が悪く見えず]
行けそうだったら、下に降りようぜ。ロープ垂らしてあるから、慎重に降りろよ。先にシメオンが下りてる。
[今度は先に坂を荒らしてしまうのも悪い、ということで殿で降りるつもりだった]
[そうこうしているうちに偵察組が帰ってくるのを確認する。>>96シメオンの言葉には少し気後れして]
静か過ぎて不気味、かあ…敵も、オレ達の力にビビってるんじゃないのかなあ。
そうだといいよな。
[自分を納得させるように頷く。シメオンのケープに喜ぶリーゼロッテを見れば笑い、やっぱその格好寒かったんだなあとか思いつつ。>>142マーティンの言葉に頷いて]
よし、じゃあ行こう。
え、おっちゃん、最後に降りるの?
…足滑らせないように気をつけろよ。おっちゃんが転がってきたら、オレ達全滅しちゃうよ。
[ロープで降りる仲間達の最後に位置を取るマーティンを見れば、冗談交じりにそう言葉を投げ、ロープを掴むとするすると坂を下って行った]
マーティンさんは……そうですか。後ろから来て下さるのですね。
では、先に行きます。
[頼もしい戦士へ、こくりと頷きかけて、彼らの見つけてくれた「道」を見下ろす]
やっぱり、急……です、ね。でも、ロープもあるし、私でも降りられそうです。
[少女(?)たちを振り返り]
ツィスカちゃん、リーゼさん、あの……やっぱり、少しは汚れるかも。
ここは服より、自分の身を大事にして下さいね。
[言い置いて、おそるおそるロープへ手を伸ばす。
一度足を踏み出してしまえば、ゆっくりと、けれど迷い無く降りてゆく]
カレルさんは、凄いですね……。
[軽々と坂をおりてゆく少年の姿に、感嘆の声を漏らす。
ついでに、年上の剣士を気安くからかっていたのを思い出し>>80]
……少し、羨ましいかも。
[ぽつりと呟いて、同じく坂を下る「黒隼」の姿を見遣った]
[そんな惚けた考えも、やがて立ち上ってくる香りに打ち消される]
ああ、でも、本当に、薔薇の香りが……強くなってくる……。
[一歩降りるごとに、多くの人々の命を奪った毒の芳香が、粘り気すら感じるほど濃密になってゆく。
ようやくロープを離せる場所まで辿り着くと、浅く咳き込んだ]
俺がそう呼ばれるの好きじゃないってこと、知ってるだろ。
恥ずかしいんだよ…まったく。
[ぶつぶつとぼやきながら、残ったメンバーの様子をそっと伺った。]
ベネもルーも、大丈夫か?
魔族の本拠地には物理攻撃の効かない奴もいるだろうし、結構頼りにしてんだぜ。倒れるなよー。
オクタヴィア、リーゼ。もし寒いようなら、ハンスの持ってる荷物の中に毛布があるぜ。羽織ってた方がいい。
[毛布は野営用に使うものなので随分くたびれているだろうけれど。]
今のところ魔族が襲ってくる気配はないみたいだが…
静かすぎてかえって不気味だよな。
[暗雲たちこめる空を仰いだ。
どこかから、鴉の鳴き声が聞こえる。
胸の内に広がる不吉な予感に、瞳が陰るが。]
マーティンさん、ローゼンさん、それからシメオン。
お疲れさま、無事で何よりだ。
[偵察に行っていた二人が戻って来れば、つとめて普段の調子で声をかけた。]
>>130
ルートヴィヒさん、目、どうかしたのですか?
[皆が崖を降りる少し前。しきりに目を細める様子に声をかける。]
見えないのって遠くかな…近くかな。
魔力を使いすぎると、目が疲れちゃったりしますよね。
もし、遠くが見えづらいのだったら、私の眼鏡の替えがあるけど…使って見ます?
ちょっと細くてあんまり可愛くない形なんですけど…男の人なら似合うかも。
[ローブの内側をがさごそと探り、筒の中に入った眼鏡を差し出してみる。]
あ。マーティンおじさまも戻ってきた。出発かな?
[鎧の音でマーティンが戻ってくる気配を察知し、迎えにいこうと歩き出した。]
あまり当てにはしないでくださいよ。攻撃は。
補助を維持するためにも魔力を使っていて疲れているのですから。
[そう言った後、そろそろ切れる頃合いかと思い、
補助魔法をかけ直した。いつ戦闘があってもいいように常に切れぬように維持して、しかも重ね掛けもしているため割と魔力の消耗は激しい。
MP回復アイテムを湯水のように使っている。]
[背中を叩かれ、驚いて顔を上げる。>>159
いつの間にかすぐ隣にいたトールの姿に、慌ててまた手を口に当て]
す、すみません。
大丈夫です。私より、ベネディクトさんが、辛そう……です。
>>156
遠くが見えにくい感じですね。
試してもよろしいですか?
[差し出された眼鏡を掛けて見て]
少し見えるようになりました。
が、……これは若干頭がくらくらしますね。
[初めての眼鏡に少し頭が痛くなる。]
しかし、視界のためには止むを得ずでしょうか。
お借りしていてもよろしいですか?
[眼鏡を外してツィスカに問いかけた。]
[言う側から、ひとつ咳をする]
上では、私ほとんど何とも無かったんですけれど。
やっぱり、ここは……魔族の住処なのですね。
[もう目の前に迫る城を、視線で示す。
幾重にも絡みあう薔薇の蔓。咲き乱れる、毒の花々]
無理は……しますけれど、むやみにはしません。
[先ほど自分がベネディクトへ向けた言葉>>133を思い出し、苦笑する。
ここから先は、これまで以上に命がけだ]
[差し出されたハンカチを、しばし見つめて]
あ……ありがとうございます。
お借りしますね。
心強い、です。
[受け取ると、そっと口元へ当てた。
女にとってそれは、剣士が意図したのとは別の、お守りがわり]
/*
頭痛アピをしていたら すげえ 具合悪くなっている。
RPの相乗効果すげえw
割と精神系か。物理ではない か……?
よし、何か魔法弓っぽいのでいいな。きっといいな!w
……扉は、あそこ、でしょうか。
[ハンカチを口に当てたまま、改めて城を眺める。蔓のわずかな隙間から、周囲の壁とは異なる材質の箇所が覗いている]
だとしたら、あの蔓を、取り除かなければいけませんね。
[ハンカチごしに、重いため息をついた]
トールさん……剣で、斬れそうですか?
……なんか、お姉ちゃんっていいな。
俺一人っ子だからうらやましいなー。
[カレルとツィスカのやりとりに、ほんわかとしている。>>138>>144>>157]
あっ、そうそう、オクタちゃんはお姫様みたいなんだけど、ツィスカちゃんもちゃんとカワイイって思ってるから安心してね!
[はしゃいでいて言いそびれたことをツィスカに告げて。]
まあまあ、便りがないのはよい便り、って言うし、
敵が襲って来ないのはいいことだぜ!
[不吉な予感を覚えるトールに、明るく言ってみせた。>>154]
ええ、俺落としてないってば!……まだ。
お、ローゼンのおっさんがウサさん持つ?
[マーティンに言い返せば、ローゼンハイムがさらに顔色を失った。彼が申し出れば、普通にラビィをローゼンの肩の上へと戻した。>>162]
[彼は無事に坂を降りてきただろうか。
一度周囲を見渡しつつ、更に咳き込んだオクタヴィアの肩を叩く。]
ああ…さすがに、薔薇の匂い、瘴気が上よりも濃い…ってのは俺にもはっきりわかる。
薔薇の毒そのものは効かなくても……胸が悪くなる匂いだな。
無理はするけど、むやみにしない、か。
そうだな。
お互い生きて、この世界が平和になるのを見届けようぜ。
ん……あの蔦を剣で? そうだな、やってみるか。
ちょっと離れてろよ……
[唇から気合を迸らせ、黒鉄の刀身が茨を薙ぐ。
ぼたり、ぼたりと蔦のいくつかは地面におちるが、絡みついた蔦は相当数があった。
なおも剣を振るいながら、苦笑いを浮かべてつぶやいた。]
こりゃ、剣だけで取り除くのは結構手強いかもな…
[銀も十字もと口にする彼女もまた、痛みを隠しているのだろう>>131]
───。命を取り戻せなくとも、敵は取れる。
それだけ……だけどな。
[微かに笑うように唇を歪めて呟いた言葉は、彼女へと届いたろうか。
やがてロープを伝い、坂を下りれば茨の城]
よっこいせーと…ひいい。
[足を滑らせかけながらも、ギリギリ転ばずに坂を下りていく。]
うお、薔薇の香きつくなってきた。
香水つけすぎのおばちゃんみてえ。
[眉を顰めた。超・鈍感力により、あまり瘴気などを感じない情報屋も、臭いくらいはわかるようで。]
うわー、茨に囲まれすぎだよなー…
開けゴマー。
[茨に囲まれる城を見ながら、思わず、閉ざされた扉を見れば誰しもが呟いてしまう呪文を唱えた。]
[途中、カレルの元気な声に目をやった>>145
彼の明るさは、メンバーの救いだ。
随分と雰囲気を明るく引っ張っているとは思う。
けれども、殊更距離を縮めるほどのこともしない。
だからいつものように、素っ気無い程の態度で肩を竦める。
ついで、トールからまで声が掛かれば眉間には一層の皺が寄った>>153]
…病人ではない、大丈夫だ。
[そう、病ではない。濃くなりゆく薔薇の香り。
むせ返るほどのそれに眉根を寄せつつ、ざわめく心が抑えられない]
[ゆっくりと坂を下りて、
先にたどり着いていたトールが扉に絡みついた蔓に苦戦しているのを見ると]
ふむ、斬るだけでは効率悪そうですね。
しかし呪術は蔓とか取り除くのには向いてないですからねえ。
トールさん、良ければ属性付与などいかがです?
剣で斬るだけより多少捗るかもしれません。
[許可が貰えれば、彼の剣に呪いをかけるつもり。]
ベネディクト、足元気をつけろな。
っって、いったそばからハンスこけるなよっ。
おう、リーゼも気をつけて降りてけよ。
おっさんが下から覗いてるなんてことはねーからよ。
大賢者様、ローゼンはヘマしないでしょうからご安心を。
落ちたら大変そうだもんな……
ルート、お前それ……メガネか?ずいぶん印象が変わるなぁ。こいつは驚いた。割らないようにな。
[こうして坂を下りる面々を見送った後に、自分も坂を降りて、薔薇蔦に覆われた城を真近くで目撃することとなる*]
ああ、分かってる。
[マーティンに返しながら、見上げる薔薇の城。
色とりどりの薔薇は、血を吸い上げて鮮やかに咲き誇る。
薔薇は艶やかに、悪夢のような美しさで咲き乱れていた]
本当に悪趣味な薔薇の群れだ──…。
[その中でも一際鮮やかな薔薇の花がある。
黄薔薇、白薔薇、真紅の薔薇。
その幾つかを、見るともなしに見る。
どことなく、その鮮やかさが心に残った]
大賢者様。
何か──…、お感じにはなられませんか。
[兎姿の大賢者へと目を向ける。
剣士たちが薔薇に向かって剣を振り上げる様を見>>171>>177、
苛立たしげにぐしゃりと髪を掻き揚げた]
これでは埒が明かない。
……オクタヴィア殿も、か。
里のお師様が、瘴気に対する耐性が生まれつき高い者も存在すると言っていた。
私もそのひとりだと…。
オクタヴィア殿も、そうなのかもしれない。
[それが何を意味するかは思い当たらぬ侭、呟く]
あ、は、はい。
[素人の提案に対し、剣士の行動は素早かった。>>171
言われたとおりに距離を取り、力強く振るわれる刃をみつめる]
ああ……数が、多すぎますね。
[カレルが加わっても、茨の壁はほんの一部を取り除けたのみ>>177]
ルートヴィヒさんの魔法でも、きっとこれだけの蔓は……
[困り果てた表情で、肩を落とす。
と、やけにお気楽な「呪文」が耳に飛び込んできた>>173]
[じっとハンスの顔を見る>>173]
[それから、扉を見る]
…………。
[茨も扉も、もちろん微動だにしない]
……効かないみたいですね……。
―現在―
[坂を下り、蛇の様にうねる茨の蔓を目の端に進む。
流石に濃い臭気には厭そうに眉を潜めるが、軽くフードで口元を押さえ、足場の悪い中を後続に手を貸しながら先導した。
やがて立つのに危なげない場所に下りれば、一行を護るように僅かに距離をとって]
……ベネディクトさん?
あの、苦しいのですか!?
[苛立ちに髪を掻き上げる仕草が、そう見えて。
一度ハンカチをしまうと、急いで、彼の元へ駆け寄る>>181]
[茨の城は間近で見れば、あまりにもまがまがしい威容を誇り――
だが、その周囲を護る魔物の影のひとつさえないのが、却って奇妙にも見えた]
………
目標は眼前、か。
流石に苦無ではあれを斬れんだろうな。
[太い蔓が絡みついた扉に、トールが悪戦苦闘しているのが見える]
……入れる場所がないか、周囲を探索してこよう。
すぐに戻る。
………う、ううーん。
ここに住んでる魔族だって、扉がこんなに茨に囲まれてたら、入るの大変そうだって思ってね!だから、呪文で開くとかじゃないかな、とか思ったんだけどね!
[オクタヴィアに言い訳をした。>>188]
……いっそ火でもつけちゃうかなー。
ちょっとだけでも開いてたら入れるかもしれないし。
ん…、ああ。いや、問題はない。
[駆け寄ってきたオクタヴィアに、首を振る。
先ほどのシメオンの言葉>>185
その意味するところに、今はまだ思い至ることもなく、]
……ローゼンハイム?
[城を幾重にも取り巻くのは、鋭い棘持つ薔薇の茨。
その中にあって一際鮮やかな紅い薔薇に、
───惹かれたように歩み寄る男の姿がある。
その様子に、何故だか胸騒ぎがして目を見開いた]
呪文、か。
案外、いい線なのかもしれないな。
[ハンスの言葉に、首を傾け]
何か、扉を開けるための鍵となるものがあるのかもしれない。
[言葉を残し、ローブを翻した。
ふ、と紫闇色の影が消える。
苦無を蔓に突き立て、それを足場にしてどんどんと蔓に覆われた壁を登り、外壁をぐるりと一行の見えないほうに辿っていった*]
言われてみれば、そう……ですね。
城の中で魔族が目覚めたとして、まさか閉じ込められたままじっとしているわけではないでしょうから。
でも……枯れてはいませんから、あまり燃えないと思います。
[ハンスの案>>193には首を傾げ、シメオンが動き出すのを見た>>191]
……お願いします、シメオンさん。
[伺見の者と名乗る男は、暗い洞窟の中でも、険しい山道でも変わることのなかった静かな身のこなしで、周辺に生い茂る茨の中へ消えてゆく]
/*
まだ早かった かい?!
そろそろいい時間だと思うんだが、どうだい。
そろそろ進めないか!の、シスメ!!ww
言われてみれば、そう……ですね。
城の中で魔族が目覚めたとして、まさか閉じ込められたままじっとしているわけではないでしょうから。
でも……枯れてはいませんから、あまり燃えないと思います。
[ハンスの案>>193には首を傾げ、シメオンが動き出すのを見た>>191]
鍵……。
……お願いします、シメオンさん。
[伺見の者と名乗る男は、暗い洞窟の中でも、険しい山道でも変わることのなかった静かな身のこなしで、壁を登ってゆく。やがてその姿は、角の向こうへ消えていった]
[>>114 ハンスに軽く肩を竦めて、ツインテールを軽く手で弄びつつ]
あら。喧嘩してないわよぅ。
友達いなそうって、あーたさらっとスゴいこと言うわね。
ま、でもあたしらも友だちとは違うか。仲間ってゆーの?
[不思議そうなオクタヴィア>>118 に苦笑しつつ、手をぱたぱたと顔の前で振る]
緊張してンのは知ってるよ。そーじゃなくてぇ。
まあいいか、ハンスがんばれ超がんばれ。
……あは。すっげ崖!すっげ崖!
[軽口を止めずに、歌うように言いながらロープを軽く握り、てってけ降りてゆく]
あっれぇー。
ヴィンちゃん、グラス似合うじゃない。
あ、ごめんなさい。
とても辛そうに見えたものですから。
[ベネディクトの顔を覗き込む。>>194
瘴気に耐える様子は相変わらずだが、想像したほど酷くはないことにとりあえずはほっとして]
賢者様も、大丈夫ですか?
[傍らのラヴィの様子も観察する。
顔色がわからないのは難しい、などと考えていると、ベネディクトが訝しげな声を上げた>>194]
[聳え立つ城の前。威圧的なそれを見あげつつ、腰に手をあてて、ふー、と息を吐く]
……さぁて。いよいよだわねぇん。
ローゼン、シメちゃん、どんな感じよ。
どっからか入れそう?
[毒々しいまでの鮮やかな紅い薔薇に、そっと手を触れようとするローゼンハイムの姿が目に入る]
………?
[妙な、気配。違和感のような、何かがぴったりと合うような。不思議な感覚を覚えつつ、その肩に手を触れようとする]
お!
ローゼンおっちゃん、入り口っぽいの見つけたんかな!
[歩み寄るローゼンハイムに、期待してわくわくしている。彼の肩に乗る大賢者も、何か感じ取っただろうか。>>194]
シメオン?
おい、一人でそんなに…!
[闇色のローブの裾を翻して去る男へと、声を掛ける>>191
迷いなく歩を進める様子に軽く舌打ちをしたが、
今はそれどころではない]
無闇に触れるなと───…!
[オクタヴィアの穏やかな気遣いを振り切るようにして、駆け出す。
けれども遅かった。もう、遅かった。
夢見るようなローゼンハイムの指先が、真紅の薔薇の触れ──]
……ローゼンハイムさん?
だめです、棘に触ったらどうなるか……!
[ここへ辿り着いた12人は、薔薇の毒への耐性を持つ者たち。
でも、魔族の城に芽吹いた薔薇だ。もしかしたら、これまでのものよりも、もっと毒が強いかも知れない]
いったい、どうし……
[女が動き出すよりもずっと早く、ベネディクトが駆け寄っていた>>202]
[後ろから駆け寄る気配がした。制止するベネディクトの声。
少し遅れて、オクタヴィアの切迫したような声。
ローゼンハイムの唇に、笑みのようなものが浮かぶのを、見たような気がした。
―――…ざわり、とざわめく花々。甘い甘い香り]
ちょっと、どーしちゃったのよ、ローゼン。
この花がどうかし……
…………、え?
[ぽかんと見開いた目線の先で、伸ばした手にしゅるりと蔦が絡みついた]
[オクタヴィアの声には軽い宜いを返したが、ベネディクトの反応には気づいたかどうか。
無論、ローゼンハイムの様子に気を払うこともなく、伺見の者は数分後には城壁の真横へと辿りついていた。
城壁には茨が食い込み、蔓によってひび割れた場所さえが散見される。
まるで、もとよりある城を茨が食い尽くしていくような光景に軽く息をつき]
……酷いな。
[軽く咳き込む。
ほんの僅か息を吸うだけでも、濃度の高い臭気が肺を満たし、髪にも服にも纏わり付くようだった]
ほへ?
……はっ!
リーゼロッテ!なんか、やばくないか、なんか!
逃げ、逃げるんだ!
[特に扉が開く様子もないので、ぽけっとしていたが。
リーゼロッテの手に薔薇の蔦が絡みついたのを見れば、さすがに焦った。>>205]
…ここ、すごく気持ち悪い…。まだ入り口なのに。
嫌な気配、いっぱい感じて…
[杖を握ったまま、扉を開けようとしている仲間の様子を見る。]
ハンスさんの言うとおり、焼いたらどうなのかな。
あ、でも難しいんだ。
賢者さまやローゼンハイムおじさまの魔法なら、どうなんだろう。
[呟いて、薔薇の方へ近づいていくローゼンハイムの後姿を見た。]
――?
…あれは……
[見上げると、張り出した堀の上――
櫓を兼ねた尖塔の一角まで上れる場所がある]
あそこから、入れないだろうか…。
[蔓や外壁に苦無を突き立て、足をかける。
とんとん、と上に登って足場を確保しつつ、苦無に取り付けた朱紐を使い、また引き抜きながら飛び移る。
銃眼に足をかけて尖塔によじ登り、石造りの狭い領域に降り立った]
[眼を伏せ、剣の本質を“視る”
そしてそれを視終わるとすこし時間を置いた後、眼を開いて]
もし、属性付与をするならば……
あなたの剣に相性が一番いいのは「死」の属性ですね。
蔓自体に死を与えて取り除いていくのは効率がいいでしょう……ですが「死」はイメージが悪い。
「風」と「冷気」も「死」ほどではありませんが比較的相性がいい。
「死」に比べて効率は劣るでしょうが……こちらにします?
[一度定着させた属性は変えるのが非常に困難で
良くないイメージの「死」を属性を付与するのは抵抗があるだろうとトールに伺いを立てた。]
[属性付与を望むならば、望んだ属性を付与し
やめておくならば無理にかける気はない。]
[>>207 ハンスの声に、ふるふると首を振る]
逃げろったって、やぁん、これ、取れないのよ……っ!
ていうか、めっちゃ、くすぐ、た……ッ。
……ぅ、う……。
[小さく呻き声を漏らしながら、絡みついたそれを取ろうともがいた。
蔓からは沢山の小さな薔薇が咲き乱れ、薄桃色の花粉がふわりと舞う。
指先から手首、腕から肩へと、ざわざわと茎が伸びて。
肌を滑ってゆき、鼻先をくすぐって―――]
――――ッ、くしゅん!!
[盛大にくしゃみをすると、蔓ごと花が掻き消えて。
――…憑き物が落ちたような顔で、何度か目を瞬いた]
[ローゼンハイムの指先が真紅の薔薇に触れるや否や、
城を覆う薔薇の茨が、ざわりとざわめく。
リーゼロッテの手を絡めた、薔薇の蔦>>205、
あたかもそれ自体が意志持つものの如くにざわめいた]
っく……!
[ずっと胸の内にあった不安、焦燥。
それが形となって現れていく。
トールやカレルら、剣持つ者らも駆け寄ったか。
けれども全てはもう遅く、
─────薔薇の香が、誘うように一層強くなる]
[慌てた様子でベネディクトが駆け出し、オクタヴィアがローゼンハイムに声をかけている。]
おじさま…?
[無意識に左手を右手の上に被せ、目の前の光景を見る。ローゼンハイムの表情は見えなかったが、彼の周囲に強く禍々しい魔力が発生したことは感じられた。]
ローゼンハイム、さん……?
[全てが、酷くゆっくりと動いて見えた。
真紅の薔薇へ触れる、ローゼンハイムの手も。
それを留めようとする、ベネディクトの手も。
リーゼロッテの手を捉え、誘う蔦も。
そして、歓喜に身を震わせる、赤い赤い花びらも]
これは……な……に……?
白い森の オクタヴィア が村を出ました。
12人目、白薔薇 オクタヴィア が参加しました。
白薔薇 オクタヴィアは、白狼 を希望しました(他の人には見えません)。
あそびにん リーゼロッテ が村を出ました。
――。
……なにも、なさそうか。
[降り立った途端に、息をつく。
尖塔の屋根の下に存在するのは、暗い石造りの床と、身を捩り絡みつく薔薇の蔓。
唯一存在する狭い階段を下りれば、それは直下の塞がれた入り口と、銃眼を備えた小窓に繋がっているだけ。
塗りこめられた地上への入り口が開かないことを確認し、崩れかけた土の階を引き返して尖塔へと戻る。]
内部へ続く道はなし。
ただの櫓――
12人目、桃薔薇 リーゼロッテ が参加しました。
桃薔薇 リーゼロッテは、ランダム を希望しました(他の人には見えません)。
[その場にぺたんと座りこんで、ぐるりと周囲を見回した。
その瞳が紅くきらめいて。
ひどく愉しそうに、すっと細められる]
あれぇ。
………あら。
――思いだしちゃった、かも。
/* …リーゼももたんの触手プレイktkrと思いつつ、シリアスターンのはじまりなのであった。白ログは。灰は緑になっている予感 */
桃薔薇 リーゼロッテ が村を出ました。
そうですか。
まあ、あなたの行いの良さがあれば「死」のマイナスイメージも気になりませんよね。
[にっこり笑い、剣に手をかざして]
░▓▒▓█▓░░▓▒░▓▒▓█▓░░▓▒ ░▓▒▓
█▓░░▓▒ ░▓▒▓█▓░░▓▒
[古の言葉、死を意味する言葉を剣に繋げた。]
ひぃい、どうしようどうしよう!
このままじゃ、誰得な男の娘の蔦うねうねプレイが…!
[リーゼロッテが悲鳴をあげたのに、おろおろとして。>>212]
って、あれ、消えた?
何、薔薇って人間のくしゃみが弱点だったの?
[きょとん。消えていった蔦に、目を瞬かせ。]
[絡みつく蔓に、ところどころ咲き誇る四色の薔薇。
しかし、視線の先にある、殆ど枯れかけたその花だけは、ほんの少しその色を違えていた。
ぐしゃぐしゃに縮み、見る陰もなく枯れ果てたその花弁。
……ほんの、ひとひら。
ひとひらだけ残された其れに、目を見開く]
12人目、桃薔薇 リーゼロッテ が参加しました。
桃薔薇 リーゼロッテは、夜兎 を希望しました(他の人には見えません)。
[>>219 オクタヴィアの声に、すっと視線を向けて。何かを察知してにっこりと笑った]
だいじょーぶよ、タヴィア。……むしろ気分が良いくらいだわ。
[ケープの裾を払いながら、すっと立ち上がる]
[付与を終えて、何やらすこし騒がしいことに気がつく]
どうかしましたか……うっ
[薔薇の強い香に目眩がして、バランスをくずした。]
呪術師 ヴィンセント が村を出ました。
───…な、に…?
[リーゼロッテのくしゃみに、蔓ごと花が掻き消える>>212
その有様、そして一層濃くなる薔薇の香に眉を顰めた。
じりじりと針を突き刺すように、頭痛が酷くなる。
リーゼロッテを見遣り、そうして言葉を交わすオクタヴィアを見返した。
僅かの時間、白の癒し手と視線が交錯する]
[ゆっくりと。
恐る恐る、近づく。]
……紫?
いや、
[誘われるように手を伸ばす。
最後に残る一片に。
……青く輝く、月の色をうつした――それに]
……あ、…お?
困ったな。胡椒なんて、勿体無くて使えない…
[茨を見ながら、真剣に。]
って、リーゼロッテー、何か目が赤いぞ。
大丈夫か?
[充血を心配して、声をかけた。>>221]
[誘われるように真紅の薔薇に指を伸ばすローゼンハイム
伸びる蔦に腕を絡め取られたリーゼロッテ
彼らを助けようとかけ出すか
薔薇の香は一層濃く、空気を淀ませ――]
っ、カレル、ツィスカ、危ない!!
[ツィスカたちに駆け寄るカレルの背後から、黒い薔薇の蕾をつけた蔦が伸びるのを見つけて、彼に体当たりで突き飛ばす。
太く、硬い茨が腕を刺して傷つけるが、それも気に止めず。]
12人目、黄薔薇 ヴィンセント が参加しました。
黄薔薇 ヴィンセントは、囁き狂人 を希望しました(他の人には見えません)。
[バランスを崩した先にあった、一際鮮やかな黄薔薇に触れた。
かくん、と意識を失ったように俯いたあと、ゆっくりと顔を上げた。]
[バランスを崩した先にあった、一際鮮やかな黄薔薇に触れた。
触れてすぐ、かくんと意識を失ったように俯く。
しばらくしてゆっくりと顔を上げた。
その眼に、光はない。]
痛ッ――
[触れる直前。
指先が、棘を掻く。
――滴り落ちる紅の体液が、最後に残された青の花びらを濡らす。
鮮やかな。
紫、色へと]
ぐ…――ッ
[ほんの僅か、指は花片に触れ――
色を変じた其れは、途端、霧消した]
ぐ、ぁ…あああああああああ!!!
[脳を襲う、爆発するような衝撃。
耐え切れず膝を突き、声を絞り出す。
情報。記憶。混乱。束縛。逃亡。
(前世?)(生まれ変わり?)
完全な魔力の覚醒には足りぬ、飢餓へも届かぬ――
最後のひとひらの束縛への抵抗]
………。
…………
[転がりまわるのは数分の間だったか。
永劫にも等しいと感じられるその刻が止み。
息を切らし、涙で顔中を濡らして伺見は身を起こす]
………あ、…、
誰得とか失礼ね。少なくとも俺得よぉ?
全世界の桃薔薇リーゼロッテちゃんファンの皆さまにはご堪能いただけてよ。
[>>223 手をひらひらっと振って、ハンスにしれっと言い返すと。
扉を背にして、スカートの裾を摘まみ。静かに礼をする]
――……さて。
勇者ご一行の皆さま。ようこそ我らが城に。
歓迎いたしますわ。
[ゆっくりと顔を上げ、優雅に微笑んだ]
――!!にいさまっ!!
トールにいさまっ!!!
[間に合わない!と思った瞬間、トールが弟を突き飛ばし、盾になって攻撃を受けたのが見えた。]
黒隼の トール が村を出ました。
/* やべえこれトール「お前をかばったせいで俺は覚醒したんだぞ」とか精神攻撃してくれんかな
してくれそうでわくてかしてしまう
ふつーに口上はじめちゃってええのんかな。
最初はローゼンとおいらが迎え撃つ感じなんだよね。んー……足止めすればいいのかな。
12人目、黒薔薇 トール が参加しました。
黒薔薇 トールは、智狼 を希望しました(他の人には見えません)。
[気が遠くなったのは、ほんの一瞬。
膝をついた衝撃で、意識を取り戻す。
腰に佩いていた予備の短剣で腕に絡み付いていた蔦を斬り落とすと、頭を降って立ち上がった。]
……まったく、お前は隙が多すぎるぞ、カレル。
これが…、”鍵”…か?
[呟く。
問いにならない問いは、誰に向けられたものでもない。
むせ返るほどの薔薇の花の香、次々とざわめく蔦。
周囲の喧騒の中で、ひたと視線は白の癒し手───
何故だか、瘴気の影響少なくあった彼女>>124へと向けられた。
向けられた瞳と視線を絡み合わせること、暫しの間>>233
手が傍らの弓へと伸びる]
オクタヴィア!
[視線を交わらせた瞬間、そうだと思った。
名を呼んだ後の動作に迷いはない。
素早い動作で矢を番え、向けた先はたおやかなる白の癒し手。
─────びぃん!!
強く、弦の弾ける音が空気を震わせた]
…………俺は、…あれから…。
[記憶を辿り――ずきずきと痛む頭を抱え、呟いた]
そう、…か。
――奴、らも、此処に…?
[ぼんやりとしか思い出せない其れを必死に辿り。]
えっ、カレル、ツィスカちゃん大丈夫!?
[トールの声に、今頃になって彼らにピンチが迫っていたのを知る。けれど、トールに庇われて無事だったらしいのを見て、ほっと。>>247]
あっ、あぶねー。でもよかった!
な、なあ、リーゼロッテが変なんだ…
いや元からかもしれないけど……
ほら……
[優雅にお辞儀をするリーゼロッテを指差して。]
――白いの。紅いの。…それから、…
[そう。色は覚えている。けれどどうしても姿を結ばないもうひとりの影を追おうと頭を支え、ハッとする]
……ッ、…こうしては…!
もし、奴らも覚醒していたら、皆が危ない!
兄ちゃんっ!
大丈夫か、兄ちゃん…!
[よろりと起き上がると、トールに駆け寄る。蔦を切り落とし立ち上がる様子は、大事には至らなかったように見えて、ほっと安堵の息を漏らした。投げかけられた言葉にはしゅんとして]
…ん、ごめん…。
怪我、大丈夫か? オクタヴィアさんに治してもらったほうが…。
[トールの傷の様子を見やった後、仲間達のいる方に視線を向けた]
ぎゃっ!?
[ベネディクトの鋭い声と、空気を裂くような弓の音にびびって]
ちょ……ベネディクトー!
何してん……!
ぎゃああ、オクタちゃん逃げてー!
[ワンテンポ遅いが、叫んで目をぎゅっと閉じた。]
「桃薔薇」?
「我らが城」――?
リーゼさん、あなた……
魔族の仲間、なの?
[リーゼロッテの口上に、表情を険しくする。>>244
傍らのベネディクトも、同じく。否、その視線はこちらを捉えていて>>248]
[身を起こし――ローブを翻す。
ある程度の魔力に覚醒した身体は俊敏に動き、ゆるやかに紫闇色の風を纏った。
銀色の髪が靡く。
苦無の力を借りる事無く切り立った尖塔から降り立ち、地を蹴った]
――――!
[名を呼ばれていなければ、きっと間に合わなかった。>>249
武術の心得は全く無い筈の女が、至近距離で射かけられた矢から、
目にも留まらぬ速さで身を躱す]
/* 召還魔法が使えるはずなのに、Σ(T■T)となって何もしていないおねーちゃん。
だって、こんなところでばんばか魔法を使ってみらくる解決☆なんてKYすぎるもの。
足手まといくらいがちょうどいいバランスで様子見。 */
[眼を細め、呪術師は異様な言葉を紡ぎ始める。]
[>>256 オクタヴィアとトールの険しい表情に、にやにやと笑いを返す]
そうだと、言ったら。
クロちゃんは、タヴィアは、どーするのぉ……?
[二人の纏う気配が僅かに変化したことに気付きつつ、それをおくびにも出さずに言葉を投げる。
ポーチから鋭い刃を備えた鉄扇を取り出して、しゃきん、と構えた]
――ッ…
遅かった、か…!
[場に飛び込んだのは、ベネディクトがオクタヴィアに矢を射掛ける直前。
早くも混乱を極めたその場に唇を噛み締め]
――!?
下がれ!
[ヴィンセントの近くに居る者に、叫び、警告する]
ベネディクトさん、そんな……!
まさか貴方まで、魔族だったんですか?
[城の扉の方へ駆け寄り、射手へ向けたのはそんな言葉]
いったい、どうして……
[心細げに呟いて、縋るように手を伸ばす先は――大輪の白い薔薇]
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