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[図書館の沈色の扉の前に色みの薄い少女が立っていた。
だが、薄いのは色だけで、存在感は確としたものだ。
そして、名乗られたのは女神候補生としての名。]
こちらこそ、これまで欠礼をした。
おれは《炎の聖騎士》、名はリヒャルト・ロートリンゲンという。
[肩ひもをいじって銃を背に回す。]
なにか探しているものでも?
よければ手伝おう。
― 山頂湖・カーク ―
戻りたいと思えば戻れるよ。きっと。
[確証はないが確信している]
あたしに女神候補の任をくれた神様に感謝しなきゃ。大切なものをたくさん、ありがとうって。
[消し炭、に突っ込まれればてへっと笑う]
そつのない人間って可愛げないし。玉に瑕ってやつだよ。
[魚人間が湖に消えるのを見送った後]
行こうか、夜の海へ。
― 道、シュテラと ―
シュテラ!
それは俺の世界の話だ。
君の世界なら争いなんて、起きないだろう…
君の世界で、俺は剣を振るいたくはない。
[聞こえたかどうかはわからない。
それでも精一杯言葉にしているのは、わかってもらいたいから。
そしてわかってもらいたい人に、わかってもらえない寂しさ。
戦っていたいんだと、思われた悲しさは強くロヴィンの心を打ち、泣いてしまっているシュテラを、黙って見送るしかなかった*]
― 高原・テオ ―
[胼胝に気づいて指先で撫でる]
ここ、こんなになってる。
[固くなったそこに唇を寄せて舌先で舐めた]
― 闇の中 ―
[触れた羽に応えるように、降りる闇の帳が世界を切り取る。
そこは夜と異なり、光源になるようなものは何もない。
しかし、婉然と微笑む人と寄り添う烏の姿は、はっきりと見ることができた。]
うん、あなたに会いたいな、と思っていた処でした。
[普段通りの笑みで出迎える。
それから烏にも笑いかけて。]
ストリゲスにも。
[ギィに向き直り、ひとまず確認をした]
いきなり失礼だと思うのですが…
あなたは、人ではないですよね?
―高原―
ん――
[くすぐったい、というように軽く手を引いた。
男が内心に何を感じたにせよ、それは面に昇ることはなかった。]
そりゃガキの時からのだからな……
[薄い笑いだけが口の端に漂った。]
― 図書室 ―
炎の…
[背に回された銃をみて、何となく理由を察した。]
調べ物をしにきたわけじゃあないんです。
たまたま見つけて、何かなって。
少し見てみたけれど、此処はあたしの知らない事を書いてある本ばかり。
きっと、誰かがご自分の世界の図書館を作ったんだね。
[肩に掛ける銃の馴染み具合を見て、ふと思う]
その銃…軍人さんなんですか?
― 山頂湖・カーク ―
それは神様に聞かなきゃ分からないよ。ここは課題のためだけの場所かもしれないし。
[カークの視線が優しいと思う。とても心地良い]
尖ってるところで傷つけちゃったらごめんね。
[ユエにカークが騎乗して手を差し伸べられたので、まずはユエの首を撫でた]
乗せてもらうね。
[その後カークの手を取り引き上げてもらった]
わー、目線が高い。
[普段見下ろせないものが見下ろせるのは不思議な感覚だった]
― 闇の中 ―
[視線を向けられた鴉は、
誇らしげに胸を反らせてひと声鳴く。
自分のお陰で、再会出来たのだといわんばかりの態度。
鴉が
魔人はユーリエの問いに、面白そうに笑んだ。]
そうだね。私は既に人ではない。
人ならぬ私に、なにか用なのかな。
― 高原・テオ ―
[手をひかれて我に返った]
あ・・・ごめんなさい。舐められるとか、あんまり気持よくないよね。
[舐めた辺りを袖で拭ってうつむく]
そっか。
[えらいともすごいとも言えなかった。軽々しく表現してはいけない気がして]
ああ、そうだな。いや、こんな場所に延々といたらやることなくて死んじまうからここに残れといわれてもまっぴらごめんだがな。
[ではどこに居たままかは口にはしないで]
怪我…か。丸すぎると安全かもしれないが手から滑り落ちちまう。尖ってりゃ怪我してでも手に引っかかることができる。だからいいじゃねえか
[撫でられた>>601ユエは乗っていいぞとばかりに頷いて、...は差し伸べた手を掴むコンスタンツェを引き上げて、前のほうに座らせ、馬の揺れから落ちないように後ろから腕を回す]
ぁー、言い忘れたが、こういうの見られて困るやつっていねぇよな?
[目線の高さに喜ぶコンスタンツェを微笑ましく見ながら、馬は歩き始めた。彼らの望む行き先にしたがって]
― 闇の中 ―
[羽ばたき肩に乗る烏を少しよろめきながらも受けとめる。
その艶やかな黒羽に軽く頬を寄せ]
既に、ってことは、昔は人だったんですか?
[少し驚いたように目を開いた。]
何で人間じゃなくなってしまったの?
ああ、そうだな。いや、こんな場所に延々といたらやることなくて死んじまうからここに残れといわれてもまっぴらごめんだがな。
[ではどこに居たままかは口にはしないで]
怪我…か。丸すぎると安全かもしれないが手から滑り落ちちまう。尖ってりゃ怪我してでも手に引っかかることができる。だからいいじゃねえか
[撫でられた>>601ユエは乗っていいぞとばかりに頷いて、...は差し伸べた手を掴むコンスタンツェを引き上げて、前のほうに座らせ、馬の揺れから落ちないように後ろから腕を回す]
ぁー、言い忘れたが、こういうの見られて困るやつっていねぇよな?
[既にやってしまった後言うためにちょっと気まずくなりつつ、目線の高さに喜ぶコンスタンツェを微笑ましく見ながら、馬は歩き始めた。彼らの望む行き先にしたがって]
― 闇の中 ―
私が人を棄てたのは―――
―――ある方の、寵愛を受けたから、だよ。
[密やかに、秘密めいて囁く。
唇の端に、僅かなほろ苦さ。]
愛を享け、血を享けて、私は生まれ変わった。
知っているかい? 吸血鬼、という存在を。
ここは、コンスタンツェの時代の図書館らしい。
おれにも読めない文字ばかりだけれど、それなりに面白い。
[たまたま入り込んだというユーリエに頷き、問いかけに笑みを刻む。]
おれは、元の世界では王立海軍銃士隊の志願兵なんだ。
これはおれが父から譲り受けた銃だけれど、聖地では、炎の加護を受けた武器になっているらしい。
今は──闇の力も込められている。
[ギィが先ほどまでここにいて、彼の時代の銃にも匹敵する力を与えてくれたことを簡潔に語った。]
彼ならば、霧に姿を変えて出ていったよ。
どこに行ったかはわからないけれど、ユーリエが求めるならばきっと現れるだろう。
[窓枠を示す。
リヒャルトとしては、もはや図書館に用はないが、ユーリエに求められない限りは同道はしない。*]
― 大草原 ―
………。
[目を瞑れば、シュテラの泣き顔が焼き付いて離れなかった]
…なんで謝るんだ?
そしてどうして追いかけなかったんだ。
俺って最低だな。
[守る剣がいけなかったんだろうか。
簡単に剣を捨てるといったのがいけなかったんだろうか。
色々考えては、揺さぶられていた]
―高原―
[何も喋らず、男はもう片方の手をコンスタンツェの頭に置いた。
ぽんぽんと、子どもにするような気軽な愛撫。
だが、その先は、
胼胝に覆われた硬い指先が、娘の前髪を掻き分け、額から目許を通って頬をなぞり。
そのやわらかい感触を確かめるように、暫し留まり。
何事も無かったかのように、退いていった。]
― 闇の中 ―
実際にお会いするのは初めてですね。
お話の中だけの存在だと思っていたから…
[吸血鬼、という存在は少なくとも自分の知る限り自分の世界にはいなかったと思うし、いたとしても遭遇したことはなかった。
少し躊躇う間。
しかし、沈黙は意識しなければ解らないほど短く終わり、言葉を紡ぐ]
あなたの意志で、人を棄てたの…
――― 人でないものになるって、どんな気分だった?
どうしたらいいんだろ…
ねえ。
ジークムントさん、ゲルト、アデル、ナネッテ、シロウ先生。
[悩んでは泣いたシュテラの顔を、思い出して悲しい思いに浸っていた]**
― 夜の海へ・カーク ―
苦労しないのと退屈なのはおんなじだもんね。
なるべく、滑り落ちないように気をつける。なるべくなら傷つけたくないし。
[馬上から時々いたわるようにユエの首をなでる]
見られて困る相手?
[考えてみる。ギィが気にするとは思えない。ウェルシュはお互い様。ほかは、告白はされていない]
問題ないと思う。
[あったらその時はその時で今は関係ない。]
― 川辺 ―
[舞を終えたゾフィヤ>>583に、にこりと微笑みかけ]
余も楽しかった。
舞手が格別であり、捧げる相手も特別であるから、なおさらに。
名を聞きたい。
余は、ウェルシュ。
ウェールシュローン・スケイルシー・デル・リウ・ラナンキュラス。
[夜の海に到着して暫くの間は言葉が出なかった]
絵に書いたようなロマンチックさで、素敵。
[三分間はユエの上からあたりを見回していて、それからカークにおろしてもらう]
ありがとう、カーク。ユエも乗せてくれてありがとう。
[ユエの鼻面を撫でた]
― 図書室 ―
[リヒャルトの話しに、へぇと感嘆を漏らし、ギィが出て行った事を聞き、一度だけ窓の外を見た。
しかし、すぐにリヒャルトへと視線を戻した]
そうですかぁ、じゃあ、ギィさんには後で念をおくってみようと思います。
[少し悪戯めいた笑みを浮かべてそう嘯き]
課題のことで、色々考えているのですが。
もし、お時間があれば伺ってもいいですか?
―――もしあなたの世界の神様が、何でも一つ願いを叶えてくれると言ったら。
リヒャルトさんなら、何を願いますか?
― 闇の中 ―
では、私がおまえにとっての初めて、というわけだ。
[囁きに近い声音は変わらず、距離を少し詰める。
ユーリエの肩の上、
鴉は滑らかな黒い頭を、白い頬に擦りつけた。]
さて。どうだったろうかな。
[人でないものになる時。
遙かな過去となったその瞬間へ思いを馳せるような目をして、
……すぐに、それをやめてしまった。]
もはや昔のことだ。
今は人であった頃のことなど、覚えてもいない。
だが、これだけは言えるよ。
喜びだけでも、悲しみだけでもなかっただろう、とね。
― 高原・テオ ―
[目を閉じてテオドールの手の動きを感じる。
頭をぽふぽふする優しい動きから前髪を掻き分けられる感触、額から頬に動いて離れるまで]
[離れたら物欲しそうな表情でテオドールを見る。白詰草を持ったまま]
ただの知的好奇心だけど。あたしのこと、恋愛対象に見れる?
[困らせてしまうなら冗談に紛らせようと思う]
暇なんてのはつまらん。今のところはいろんなものを見て過ごしてきたけどな。
ま、落ちそうになったら引っ張り上げるさ。その後怪我の手当でもしてくれ。
[>>613に答えながら見られて困る相手というのがいないのには、そうかと静かにつぶやいて、そして海を数分の間見ているコンスタンツェの邪魔はせずに、降りる>>615のを手伝う]
気にするな。前もいったろ?見せれるものは見せるし欲しいと思ったものは持って行けってな。
ま、流星はやめたほうがいいだろうけどな。
[蒼い月を見上げつつ言う。
鼻先を撫でられてくすぐったそうにする>>615ユエもまたその月に照らされて淡く輝き、地上に存在する月のようになっていた]
― 川辺 ―
そういってもらえるならありがたい。
[賞賛の言葉に、素直に礼を言う。
相手が名乗った長い名を反芻するような間を挟み、
しゃらりと鈴を鳴らして、姿勢を正した。]
ゾフィヤ・オレンハウアー・コルネリウス。
神に仕え、武器を以て民を守る任に就いている。
今は、光の聖騎士として女神様方にお仕えしている。
[身分の高いだろう相手に相応しいよう、
相応の名乗りをした。]
― 闇の中 ―
[遠い過去を思うような色はその瞳からは直ぐに失せてしまったが、
随分昔のことなのだな、と思った]
…女神になったら、あたしもいつかそんな風に思う日が来るのかな。
[もう覚えていない、そして様々な複雑な感情が存在していただろうと語る声に、目を細めた]
吸血鬼は長生き、なんだよね。
人の寿命は短い。ずっと置いて逝かれる側。
―――寂しくはなかった?それとも、もうそんなことも忘れてしまった?
最終課題を前にして、あたし、変な話しかもしれないけれど…
女神になるのが、少し怖いんだ。
[そう言って、眉を下げて笑った。]
>>618
[一瞬、虚を突かれたように男のおもてを困惑のいろが過ぎった。
それもすぐに消え、笑顔で片眼を瞑ってみせる。]
……あと10年かそこら経ったらな。
その頃には俺は爺さんだけど。
[既に一度死んでいる以上、まともに年を取るのかどうかも不明なのだけれども。**]
― 夜の海・カーク ―
まだ見てないもの、知らないものがきっとあるよ。
[引っ張り上げるというのには頷いてありがとうと言った]
ざざーんって繰り返す音、寄せては返す波、潮の香り・・・
本で読んだ通りだけど、本だと大きいって書かれてても体感は出来なかった。
どうして流星はだめなの?綺麗なのに。
[どうして星が流れるのかは元居た世界では解明されていない]
ユエも、月に負けずに綺麗、というか地上の月だね。
/*
>>622自制心が邪魔をするのです。
18と言えば農家の娘さんなんかもう結婚してる年ですし、50、60のおっちゃんじいさんも若い嫁貰ってもおかしくはない世界の生まれなのですが…
若さに着け込むようで嫌、というカリ城ルパンの心境。
― 闇の中 ―
…人であったときの事など、
忘れてしまったほうがよいかもしれんな。
[自らが、人であった頃の記憶を持ち合わせぬが故、
そんな風に述懐を零す。
それでも、寂しくは無かったかという問いに、
紅唇は細い月の形を描いた。]
この身になってからのことは、全て覚えているとも。
愛し、慈しみ交わったもの全て。
或いは、刹那の時を共にし、去っていったもの全て。
置いてゆかれる寂しさに、狂いそうになったこともあった。
手元から離したくないばかりに、束縛したこともあった。
人を愛することに、臆病になった時期もあったな。
だが、今はそれほどでもない。++
― 高原・テオ ―
待って。テオドールがお爺さんなことよりもっと重要な問題があるよ!?
十年経ったらあたしがおばさんじゃない!!
[頬をふくらませたけど、居心地のいいこの場所から、もう暫くの間動こうとは思わなかった**]
俺のいた国ではな…夜ってのは死を意味して使われる言葉でもある
[包み、隠すだけでもなく。飲み込んでいく暗さをもった夜]
そして流星は…誰かが死んだときに流れる命の雫だっていう言われてる。
[それは死という夜の空間に散っていく魂の最後の輝きのように]
ま、そういうわけだから、海はともかくとして、流星をもってきたかったら俺が考えてる流星や夜はやめて、他のやつに想像してもらえ。優しくひたむきな…コンスタンツェの世界には不要の長物だ
[過去の傷を語りながら、微笑みは崩れない。]
私が愛した者たちは、全て、ここにいるから。
[胸に手を当てる。大切な物がそこにある、という手つきで。]
―――人で無くなることを、恐れることはないのだよ。
人であろうとなかろうと、おまえはおまえだ。
魂の本質は、容易に変わることなどない。
[不安を吐露するユーリエの瞳を見つめて、
揺るぎない声で語る。]
たとえ、愛するものに先に逝かれてしまおうと、
そのものと共に在った日々まで、無くなるものではない。
その者たちの記憶が自分の中に在る限り、
彼らは、永遠に生き続ける。
そうは思わないかい?//
― 川辺 ―
そうか。神に仕え、戦う者……。凛々しく美しい……。
余は……、
[少しだけ躊躇い、しかし、聖地に来てからの経験が少しばかりの勇気を与えてくれて]
余は翅の聖騎士。妖精界の
まだ二つ名はない。ただのウェルシュだ。
ゾフィヤ。
余は貴女ともう少し話したい。
女神たちのことについて。そして、貴女のことについても。
[王子が座っているのは、巨大なキノコ。手首を一振りすると、隣にモコモコと同じキノコが生えてきた]
お座りなさい。
書いてから「お座りなさい」は変な気がしてきた。
「座るが良い」とか、「ここへ」で良かったかも。
……本人以外には、どうでもよかったネ!
― 川辺 ―
妖精界の王子―――。
なるほど。女神様方が遍く世界の民の声を拾えるように、
神は貴殿のような方をも呼ばれたのだな。
[自分の板世界では、妖精など御伽話の存在だった。
だが、素直に信じられたのは、聖地だからか、
それとも、青年の放つ空気がそれを信じさせたのか。
ウェルシュの手の動きに従って、巨大なキノコが生えてくる。
きっと、聖地でなくても同じことが出来るのだろうなと、
想像したら、どことなく可笑しいような気がして、
思わず、少し笑った。]
―――では、お言葉に甘えて…
[キノコに腰掛けて、ウェルシュと並ぶ。
舞で火照った身体が、少しずつ落ち着いていく。]
― 夜の海・カーク ―
[カークの言葉通りの海を想像してみたら、寂しいとか怖いとか思って自分の肩を抱いた]
願いが叶うのなら・・・
[素敵だ、と言いかけたのをやめて続きを聞く。
はっと息を飲んだ]
素敵な意味だけ残せばって思ったけど、変えてしまったらカークにもらう意味がなくなるね。
だから、ふたりで見た記憶だけもらっておく。
[流星を受け止めるように手を差し出す。こぼれ落ちる命を掬いたくて。寂しい笑みで何もない自分の手を見た]
無理か、やっぱり。
― 闇の中 ―
[揺れる光の一片すら無い、久遠の闇の中。
揺るぎない声を聞に、目を伏せる。]
あたしはあたしか…
生態が変容しているのに、意識が変われないのならば、それはある種の悲劇だとも思うけれど。
[そう易々と変われないのは、>>624を聞けば矢張りか、と思う]
強いね、ギィは。
愛した人が死に、その日々を知る周囲の人が絶えれば、
共に在った日々は、自分だけの記憶になる。
幾ら美しい思い出を思い出そうとも、再び来ることもなければ、分かち合う人も居ない。
[元の世界を失った己は、現在そういう状態で、確実に寂しいという感情がある。]
―――新たな出会いすら、孤独の始まりのよう。
[それでも、女神として存在し続けるのならばそれを拒むことなど出来るはずもない。
受け入れなければならない。受け入れなければならないのなら、苦しみとしてではなく享楽として受けるほうが良い。
だが。
苦笑する。]
あたしに、あなたのような強さが持てるのかな。と思って。
聞いてみたかったの。
ありがとう。
[ゾフィヤが何に笑ったのかは分からなかったが、厳しく凛々しい姿が、愛らしく柔らかいものに見えて、王子は胸をときめかせた]
……神の心か。
[ふと、思うところがあって思案顔になり]
ゾフィヤ。
これを聞いたら貴女は怒るかもしれないが……。
余は、女神候補生たちが女神にならなくてもいいと思っているのだ。余は、女神候補生たちを愛している。だから、結婚して、妖精界に連れて帰りたいと思っている。
その目的のため、余は、自分の意思でここへ来たつもりだったけれども……。
もしかしたら、神は女神候補生の逃げ道、あるいは誘惑の試練として、余を選んだのかもしれぬな。
[聖地に着いたばかりの王子なら、こんなことは考えなかった。なんでも自分が優先で、誰かの思惑がそこにあるなどと、思ってもみなかったのだ]
ゾフィヤ……。
先ほどの舞を見て、貴女が女神候補生たちを深く思っていることが、余には分かった。
だから、その貴女に聞きたい。
女神になることは、彼女たちの幸せだと思うか?
ここには他の者はいない。神の忠実な信者であれと、貴女を縛る者はない。だから……。貴女の率直な意見を聞きたい。
[故郷の海の話を聞いて肩を抱くコンスタンツィを見て、ユエから降り、コンスタンツェの肩に手をそっと置いて]
ここは穏やかだ、泳いでも支障はないぐらいに…な。怖がる必要はない。
[静かに、安心を与えるように、それもまた夜で、ああ、つまり、自分が神に『死』の聖騎士として呼ばれなかった理由がほんの少しだけ理解できた]
善し悪しは自分で判断すればいいわけだが、ま、そういってもらうと嬉しいね。
[息を呑んだ先の言葉をなんとなく想像しながらそうと気づかぬように口にして]
もし…願いが叶うなら…何を願う?
[コンスタンツェが手を差し伸べても、受け止めることもなくただ消えいき、また現れては消えていく流星を見上げつつ静かに問う]
― 闇の中 ―
―――さて。
少なくとも、私が"変えた"者たちは、
悲劇だと思ってはいないようだったが。
[幾人もの人間を眷属に変えたと、言外に語る。]
おまえが望むならば、
愛するものを永遠に傍に置くことも出来るだろう。
おまえは、それだけの力を得ることになる。
失われるのが嫌ならば、
失われないようにしてしまえばいい。
[当人も気付いていないだろう、魔物の傲岸さ。
否、望めば永世を分け与えられるものにとって、
それは、ごく単純な解でもある。]++
それでも、尚もおまえが女神になる事を厭うのなら、
この先、無数のものたちがおまえを置いて死ぬのを、
見守り続けるのが苦痛だというなら、
[すっ、 と、目が細められる。]
―――私のもとに来るかい?
私ならば、決しておまえを置いて逝ったりはしないよ?
― 夜の海 ―
[傍に来てくれたカークの手のぬくもりを肩に感じてほっとする]
うん、この海はカークみたいに優しいから、怖くないよ。
[優しい面しか知らないままだけど、この優しさが偽物じゃないと思うから]
願い事・・・じゃあひとつだけ
この夜が続く限りカークの傍に居たい。
[振り返ってカークを見た顔はいたずらっぽい笑顔]
なんてね。飽きるまででいいよ。そのくらいなら流星に願うまでもないかな。えへ。
[ぺろっと舌を出した**]
― 川辺 ―
神の御心は、我々にはうかがい知れぬもの―――。
[自分が、誘惑の試練なのではないかと口にするウェルシュに、
穏やかな瞳で応対する。]
女神候補生様方を選ばれるにも、
我々聖騎士を選ばれるにも、
全て、神の御深慮が働いている。
貴殿の手を取り、共に生きることを候補生様が望むなら、
それもまた、許されておられるのだと思う。++
私は―――
彼女たちが選ぶのならば、
どの道を進んでも、幸せに辿り着くはずだ。
途中の困難は、どの道を選んでも大なり小なりあるだろう。
だが、あの方々は、それを乗り越えられるはずだ。
[優等生めいた答えではあれども、それは本心からのもの。
ウェルシュの目を見遣って、小さく笑う。]
だから、貴殿の求婚に応じて妖精界へ行くのも、
神の課題を越えて女神となり、世界をつくるのも、
同じだけの幸せと不幸せがあるのだろうと思っている。
― 闇の中 ―
[此処は。己の心の闇の色でもあるのだろうか。
傍らの黒羽を一つ撫でる]
望む者を永遠に傍に置く力…
[神に問われた女神の”権能”という言葉が脳裏に浮かぶ]
厭なわけではないの。
ただ、そうだね、―――怖気づいてるだけ。
[柄にもない、なんて笑おうとした時。
細められた目、囁かれる言葉に、ぽかんとした。
それから、考えるような間をおいて]
……とても、甘美な誘惑だね。
その誘いに抗える人なんて、そういないんじゃないかな。
[ギィの片手を両手でそっと取り、しげしげと眺める]
だけど
―――やっぱり、逃げるつもりは、無いかな。
[すると、その手を話して滑り降ろした。
誘われて改めて確認する己の意志]
ありがとう、ギィと話して、少し自分のこと解った気がする。
あなたが居てくれてよかった。
[微笑んで、心からそう*告げた*]
だから、私は貴殿の質問には、
彼女らが選ぶならば、それが彼女らの幸せの道だと答える。
ただひとつだけ。
[視線に、真剣みがひとつ増す。]
神に忠実にありたいと願うのは、私自身だ。
神は、いつでも我々の傍におられる。
[静かに告げて、手で小さく祈りの形を作った。]
[太陽が登るようにも願って作ったこの空間は、最後の課題を終える前後にて、いずれ夜を亡くすことだろう。
コンスタンツェはそうと知らずいったのだろうけど、少し皮肉めいた思いが胸中を過ぎるがそれを隠し]
ん……そうか。なんとも、慎ましい願いだ。
[にこやかに、願うまでもないというのに同意して]
だが安易だな。いっただろう?尖ってるぐらいが魅力的だとな。
夜が続く限り…なんていったら。俺の夜の中に閉じ込めて帰れなくしまうぞ。こんな感じにな。
[今までの優しさとは違う、人の悪い笑みをうかべて、背後より両腕をコンスタンツィの前へと回す。
ばさりと夜色のコートがはためき、コンスタンツィの身を包みこむ]
ま、あんまりそんなこといってると、あっさりと喰われちまうぞ。隠されてるってのは、何が起きても誰にもわからないんだからな…
[凍てつく声。無機質な笑み。観察の思考。刃の瞳]
ま、朝になれば全て暴かれてしまいだけどな。
[夜の中にコロコロと変わる面は最後に穏やか声と、コンスタンツェが感じ取った優しげな笑みと眼差しを向け、するりと、コンスタンツェに回した腕を*解こうとした*]
― 闇の中 ―
[己の手を包むユーリエの手は、やはり温かく、
触れた温度の差が、まざまざと感じられる。
逃げるつもりはない、という彼女の言葉に、
吐息のような笑みが零れた。]
―――ならば、行くがいい。
[離された手をそのまま彼女の腕に添って滑らせ、
肩に、喉に、頬に、指先を触れさせる。]
おまえを攫ってしまいたいという衝動に
私が、負けぬうちに。
[声に乗るのは冗談の色。
瞳は何をも窺わせず、常の笑みを浮かべている。]
もしも、おまえが辛くなった時、孤独を感じた時は
構わぬから、私を呼ぶがいい。
おまえが神となろうと、私は変わらず在る。
思い出を共に語るのもよかろうし、
おまえが望むなら―――
ひととき、全ての憂いを忘れさせもしよう。
その縁を結ぶものとして、私の血をおまえに。
[ユーリエの肌を滑っていた手が、
彼女の持つ黒羽根に翳される。
爪で裂かれた肌から滴る血が羽根に落ちれば、
羽根は見る間に濃い
―――そして、おまえの血を、私に。
[羽根を持つ彼女の手をそのまま掴んで、
口元に引き寄せ、微笑みの唇を落とす。
まだ、白い牙を見せることはせずに、
意思を問うように、ユーリエを見遣った**]
―高原―
>>625
え゛っ……
お前それ、20代のお姐さんがたが聞いたら怒られるぞ!!
[コンスタンツェの思わぬツッコミにたじろぎつつも、ささやかな反論を述べた。
おどけた口調、少しオーバーな所作。
二人の間にそこはかとなく漂っていた緊張が破れ、男はホッと安堵したと同時に、一抹の寂しさのようなものを覚えている自分に気付いた。
が、彼女の為にはこれで良いのだと、男はそう思っていた。*]
―見晴台―
[草原の中に立つ、見晴らし台の上で、地平線の彼方を見つつ]
すっごいなあ
[目を閉じて、望む]
おおおお。
[緑一色に浮かぶクリーム色。羊の群れで]
望めば何だって出てくるとか、実際に元の世界でできたら怠け者になっちゃいますね。
― 山頂湖 ―
[桟橋に座り込み、水面を眺めている。
この世界は穏やかさを保っている。]
私がざわざわしてちゃいけないよね……
[もしここが、自分が女神となり同一化した世界なら、この湖は自分のざわめきに感応して波高く揺らいでいるのだろうか。
そうなれば漁師のボートは転覆し、多くの被害者を出したかもしれない]
……私が、強くならなきゃ…………。
喧嘩したぐらいで負けてられない……っ!
[世界を愛せるようになっても、愛しきれる強さがなければ――今こうしているようなことになるのだろう。
聖騎士が聡し慰めてくれるのは今だけで、いつかはひとりでできなくてはならないのに。]
どうやら、余は識者に助言をしたらしい。
[ちょっと赤くなって]
余たち妖精は、神に頼らない代わりに庇護も受けぬ。困った時に融通しあう、近所の偉い者という認識なのだ。
まずはそこを明確にしておこう。
……鳩の命が尽きそう。
― 見晴台(ストリゲス) ―
[どこまでも続く大草原と、
白い波のように揺れるひつじの群れの上を、
一点の黒が滑らかに横切る。
風に乗って上昇と下降を繰り返す飛行は、
遊んでいるような軌道を描いていた。]
[高い空にひと声鳴いて、
黒い翼は見晴台に舞い降り、手摺に止まる。]
[くるりとした目を少年に向け、
小刻みに頭を傾けながら、小さく鳴いた。]
あ、カラス。
[首をかしげている様子は、名前を聞いているようにも思えて]
私は、わかば、のせいきし、のヒースクリフ、といいます。
はじま、まして。
私が出したわけじゃないですよね。
誰かの相棒だったりとかするのかな?
[今度はこちらが首をかしげ]
/*
あってない人
テオドール ヒース ウェルシュ リヒャルト 間接的にあっただけで直接あってないギィ。
実に五人。多いなっ。自分とダミー抜くと10名だから半数とあってないぞっ
[納得したように鴉は嘴でこつこつと手摺を叩く。]
[胸を反らせて鳴くも、やっぱり只の鴉の鳴き声。
喉の奥で小さく音を出しながら、
ヒースを見て、空を見上げて、
なにかをなやんでいる様子。]
― 山頂湖 ―
……あ、落ち着いてきた。
世界と一つになるってこんな感じなのかな。
[テオドールに教えてもらった釣りを思い出し、竿を出して始めてみた。
餌をとり、仕掛けを作り、ポイントを探し――糸を垂らしていると、さっきまでの心のざわめきは何だったのかと疑いたくなるぐらい穏やかになってきた。
シーツを広げた草の座り心地、晴れた空と南風――今、それだけあればよかった]
うーん、何を言っているのかはわからないけれど。
……こちらのいってることは、わかるみたいですねえ。
[めがねのフレームをあげたりおろしたりしつつ、烏を凝視し]
人になれてる。やっぱり、主がいる烏さんですね――
[そして、今まで出逢った聖騎士にも女神候補生にもカラスを操った人は見たことない。なので、消去法で残るのは]
あなたの、あるじは、夜の聖騎士ですか?
[聖なる泉が浮かべた、馬に乗った男の姿を思い浮かべつつ、カラスの反応を待ち]
あなたの、あるじは、闇の聖騎士ですか?
[コンスタンツェから話を聞いた、吸血種。確かにいかにもそうだった――という赤い髪の男の姿を思い浮かべつつ]
[眼鏡を上げたり下ろしたり、
覗いてくる少年を、同じくらい興味深そうに見つめる。]
[最初の問いには首を傾げたが、
次の問いには、翼を鳴らして、高い声をあげた。]
[翼を羽ばたかせた勢いのまま飛び上がり、
ヒースの頭上を旋回する。]
― 山頂湖 ―
[気分が落ち着いてきたら、今度は高揚を求めて身体がうずうずと。
女神として笑っていたいし、世界に楽しんでもらいたい。
よーし、シュテラ、みんなのために頑張ってでっかいの釣っちゃうぞーっ!!
とか思ったりしたせいで――。]
んんんっ!
大きい、凄いのかかってる……っ!!
テオドールに指導してもらったときは小魚しか釣れなかったが、浮きが数度沈んだことに気がついた瞬間、身体が湖に引っ張られた。
靴の踵を立てて地面を掘るようにブレーキをかけて踏ん張り、腕を懸命に折りたたんで胸元に押し付け、思い切り身体を反らせて竿を引く。
シーツが身体に巻き付き、後ろの樹と結びつけて支え、同時に引っ張った]
このぉぉおおぉ!
[気合をこめて釣り上げ――余った慣性で尻餅をつく。
痛みに少し顔を歪めていたら。]
な、なに、これ…………
[自分の細腕でどうやって釣り上げたかも分からない巨大なものが湖畔に出現し……起き上がった]
『 グゥウオオオオオオオゥ!!! 』
[2本の長い牙をたくわえた、四足歩行な巨大なトドやセイウチのようなものが咆哮を挙げた。
その口の一片に釣り糸がからまっている。]
――――っ!!
うそ……うそ…………。
[巨大水獣がいったん口を閉じ、次に開けた瞬間、何かを察して身体を伏せた。
水獣の口から発せられたのは、
おお、あたったー!
闇の聖騎士が、貴方の主なのですね。
[無邪気にわーいわーいとはしゃいで喜んで]
闇の聖騎士とは、まだお逢いしたことないのです。
どんな人ですか?
怖いひと?
強いひと?
優しいひと?
[イエス、ノーなら意志疎通はできそうだ、と、そう聞いて]
― 別時間にて 温泉 ―
[聖地の一角にできた、よくわからな施設の中を覗く。
見たこともなく、どういう意図をもって作られたのかわからぬ建物の内部を見ていく。
男と女で別れている。人の気配はないとはいえさすがに女のほうを覗くわけにもいかず、男と書かれた脱衣所を見て、その奥を見ると]
ほぅ…温泉か…
[湯けむりの奥に見えるその光景にここがどういった施設なのかだいたい把握した...は外でユエにまっててくれるように頼む。ま、危険はないだろう。いくらかの時間の前にここで第一次聖地温泉の戦いなんてあったことなんて知る由もない。
だが望めば出てくるのだから必要ないのだろうが、単なる癖で、鉄の弓と矢束だけはもって改めて中―温泉へと入った]
…………っ!!
んんっ、はぁあっ!
[走って逃げた。
時には水の塊が自分の頭の上を掠めていき、次いで長い牙が身体を貫かんとするぐらいの近くの地面に突き立てられた。]
(誰か、助けて……!)
『ピィィィィィィィ――!!』
[無我夢中で、首から提げていた
人が助けを呼ぶ声よりもずっと遠くに届く笛の音が、聖地に響いたかもしれない。
音に気付いて山頂を見れば巨大な水獣の姿が確認できるだろう。もちろん射線も通っている]
― 温泉 ―
[入浴中の札をかけるなどいう礼儀を知らぬ...は、脱衣所だけはどう扱うのかだけなんとなく察して、使う。
腰にタオルは当然としても、肩にも体を隠すように大きいタオルがかけられている。そのため背中はほとんど見えず、胸部は腹部のほとんども隠れている
だが、ところどころを覗ける箇所には、斬り傷、刺し傷、毒か火傷か。傷の上から傷を塗り、更にその上からも傷を重ね合わせたような傷が覗きみえる。
どれだけ酷使し、そしてどれだけ戦にまみれた人生を送ったかの証、そして、どの傷であれこの男を葬るには事足りなかったという強者の証でもあった。]
ふぅ…この世に天国も地獄もあると聞くが、確かにそのようだな
[自分の世界では見たことない施設だが、誰かが作ったならば誰かの世界であった場所なのだろうなどと思いつつ人のいない温泉にてゆるりとくつろぐ。]
しかし、空がみえねぇのは風情がなくていかんな。
[そして安全といわれている聖地であり想像すれば武器がでる空間でありながら、いつでも手の届くところに弓と矢束…武器を置くのはほぼ習性。
夜の桜が舞う地にて飲んでいた酒の瓶を出して飲むのは単なる好みであった。]
[喜ぶヒースの頭上をしきりに飛び回り、一緒に喜ぶ様子。
だが、相次いで質問されると、
手摺に舞い戻り、首を傾げた。]
[もどかしげに嘴を鳴らし、足踏みする。
その羽根の漆黒が滲み出るように、
鴉の周囲に薄闇が広がりはじめた。]
[鳴き声と共に、なにかの気配が近づいてくる。]
あれっ。
[カラスからしみるように広がる薄闇のベール。まるでここだけが夜になってしまったかのように]
[暑くもないのに、汗かくなあ、と額をぬぐって]
ひょっとして、主を呼びました?
[……事前にいろいろ聞いていた分、緊張で汗が出てきた。背中の練習用の剣よりも、腰の、家から持ってきた剣の柄の位置を確認]
/*
乙女ゲなら男の人が温泉に入るべきとか(←
シュテラは乙女ゲの主人公にはほど遠いんですが(←
せっかくルーガルーから来ていただきましたし、ヒロインのピンチを助けてもらうシチュほしいよねーとか。
なんかお祭り企画ぽくしちゃいましたけど……いちおリヒャルト狙いなのです。
そして温泉が想定外の盛況に。
時系列もカオスですしもはや幕間じゃなくてもいいでしょこれw
―林の中―
[――また聖地を彷徨っていると、今度はすがしい空気漂う林に辿り着いた。
淡い光の棒が梢から何本も斜めに差し込むなか、「←温泉こちら」という標識が木立の中に立っているのを発見した時、男の眉尻が微妙な感じに下がりかけたが、流石にそろそろ慣れてきたのか、あからさまに「うわあ…(呆)」という表情ではなくなっていた。
それどころか、むうと一声唸ったかと思うと、腕組みして標識を前に何やら熟考を始めた。
顎鬚をいじりつつたっぷり10秒ほど「温泉」の文字を凝視した後、「よし」と気合一声、そちらの方角へと歩き始めた。]
なんか言いづらいから。
それいけー!!
[白い鳩に手を合わせて、手紙をつけてシュテラの元へ]
『シュテラへ
謝りたいので太陽の公園≠ノてお待ちしています
ロヴィン・ベアリー』
/*
限界落ちでまた反省会してなかった。
ロヴィンとの和解は、「分かり合う」ことを主眼にしないほうがいいかな。
サッと流してデートしたほうが良さそう。
ロヴィンの主義について、サシャでもシュテラでも分かり合えなかったのは残念だけど。
よし、正装イベント投入だ。
聖地1号店を出したいだけどかいやそんな(←
[程なくして、見張り台の周辺は、薄闇の帳に覆われる。
遥かに見える羊たちは、
未だ、明るい草原で草をはんでいるにも関わらず。
手摺に止まっていた鴉の位置が、
羽ばたきもせずに競り上がっていく。
やがて、鴉の足下の闇に色が差し、
長身が姿を現した。]
ストリゲス。急に、どうしたんだい?
[鴉の黒羽を撫でて問い掛けるが、
目の前の少年に気づいて、赤い視線を向けた。]
これは、若草の…だったかな?
なにか、私に用かい?
[視線の高さを合わせるなどということもせず、
見下ろして、声を投げ掛ける。]
[実物を見ると、さらに緊張する]
[目線、高い。髪、長い。色、白い。手を出せば確実に殺される、そんな幻想すらも抱き、自然、手は短剣の柄を離れる]
お初にお目にかかります。若葉の聖騎士のヒースクリフと申します。
[わー、眼中にない、まさに眼中にないよ!というのを把握しつつ、ぺこりとお辞儀を]
ええっと……
[言葉を選び]
このたびの試験では、女神候補生の他にも、さまざまな世界からの聖騎士が招かれています。
ですので、他の聖騎士の方々からもいろいろなお話を聞きたいなー、と。他の世界のこととか、魔法のこととか、幻想生物のこととか。いろいろです。
私の来た世界には、貴方のようなひとは、いないので。
―温泉―
[標識に沿って歩くと、そのうちに林も途切れ、何かの施設の前に辿り着いた。
見たこともない建築様式だが、「←温泉」という標識が側にある以上、何らかの関わりがあるのは間違いない。
そこでふと思い出したのは、温泉地にあった貴族の別荘を接収し傷病兵士の為の保養施設とした件。
そのうちの一箇所は親友である皇帝の発案により一般にも開放し、金銭を払えば誰でも入湯できるようにした。
テオドールも接収直後に一度視察し、自分のイメージする温泉浴と全く異なる煌びやかな内装に、思わず失笑が洩れた記憶がある。
聖地に来た誰が造ったか知らぬが、同じようなものが他の世界にもあるのだろう。
まずは中に入って確認してみることにした。]
―温泉―
[建物内の設備は、多少の違いはあるものの、男の居た世界の公衆浴場のそれとあまり変わらなかった。
どこでも人間の考えることは大体同じらしい。
男用と書かれた脱衣所に入ってみると、誰かの衣服と武装一式が置いてあり、どうやら先客がいるらしいと分かった。
念の為奥も覗いて見ようかと思ったが、それを見て考え直し、自分も衣服を脱ぎ始めた。]
―温泉―
[「入浴中」の札を見つけ、少し悩んだ後、何となく用途の見当をつけて表に掛けておいた。
そうして、腰だけをタオルで覆って、奥の温泉へ入っていった。
幾つもの傷痕の残る鍛え上げられた裸身は、未だ衰えを見せず年齢を感じさせない。]
邪魔するよ。
[先客に一声掛け、湯気の立ち込めるなか、進んで行く。]
私のことが、気になるかい?
[目を細めて、何気なさげに一歩を踏み出す。
手を伸ばせば届く距離で少年を覗きこんで、
僅かな間だが、不意に息を止めた。]
翠の剣聖…?
……ああ。
[勝手になにか納得して頷き、
片手を上げて、ヒースの頭に置く。]
私のことが知りたいなら構わないよ。
紅卿ギィ。
ここでは闇の聖騎士だが、
本来は血を糧とする闇の領主の一人だ。
もっと深く知りたいなら、
望むだけ、教えてあげよう。
はい。
[好奇心と恐怖心の拮抗で、前にも後ろにいけず、ただ、顔をあげる。そうしないと、見えない身長差である。頭に置かれた手は、冷たい]
ギィ様、とお呼びしてよいですか?
[領主というコト場を聞いて]
では、早速お言葉に甘えて。
貴方は生まれた時からの、吸血種なのですか? それとも、元々人間だったのですか?
[創作話のウソホントをまっこと確かめたく…]
― 温泉 ―
[聞いたことのない声が聞こえる。温泉に来客らしい。おそらくあっていない聖騎士か。
だがその醸し出す気配。足運びが、己の琴線に触れる]
一人で過ごすのも味気ねぇと思ってたとこだしどうぞ。
といっても俺が出したとかじゃねぇけどな
[振り向くこともなく立ち上る湯けむりにて未だ像しか見えぬ相手へと返事をする]
―温泉―
>>68
[湯煙の奥から先客の声が返ってきた。
聞き覚えのない声であるが、先程の武装を見れば、まだ会ってない聖騎士なのはすでに確実であったから、特段何も思うことはない。
それよりも。
漂う気配と、近付くにつれ段々と薄れていく湯気のヴェール越しに見える後姿が。
男の中に一種感慨に似たものを生んだ。]
好きなように呼ぶといい。
[名についてはこだわらない、と鷹揚に頷き、
見上げる視線の素直さに目を細める。]
──かつて、私は人であった。
もう、遥か昔の話だが。
[追憶を手繰るような表情をしてから、
ヒースの頭に置いていた手を、不意に首筋に移す。
忍び笑いと共に、手で噛み付くジェスチャー。]
吸血鬼に噛まれることで吸血鬼になる。
それは半分は正解で、半分は間違いだ。
吸血鬼は、自らの命を削って分け与え、
同胞と為すのだよ。
―温泉―
[置いてあった桶を取り上げ、湯を汲んでざっと身体を流すと、ざぱりと温泉に浸かった。]
ふぅー
[熱い湯に浸ると親父くさい声が出てしまうのは、年の所為ばかりではあるまい。
頭にタオルを乗せ、予備のタオルを入れた桶を傍らに置くと、岩の湯船に寄りかかって四肢を伸ばす。]
生き返るね、こりゃ。
[……実際一度生き返った身なのだけれど。]
―温泉―
[気持ち良さそうに細めた目を、先客の方に向ける。]
お、風流だね。
[相手の傍らにある酒壜>>669を目線で指すとニヤリと笑った。
その側の、鉄の弓と矢には触れず。]
― どこか ―
……?
わ………おいで?
――あはっ
[陽光の中で、飛んできた鳩に目を細めて。
肩に止まったのが嬉しくて指を伸ばしてみる。
指先に移ってくれて――どんな名前をつけようかと思ったとき、足に手紙(>>675)が結び付けられているのに気がついた]
私に?
あ――。
[謝罪の誘いだけれど、異性から手紙をもらったのは初めてだ。
鳩の嬉しさもあって、頬が染まった]
―見晴台 ギィと―
自らの命を削って……
[想像がつかない。そして、たくさんの疑問がわいてくるも――小さく首を振って]
命を削ってとか、気に入った人間を子供にするみたいですね。
吸血種は不老不死だと思っていたのですが、ひょっとして、同胞を増やすことで、命を落とすことがあるのでしょうか。
[そして、次いで出るのは、ギィは今、独りなのだろうか、ということ。たくさんの子供に囲まれて暮らしているのだろうか。ギィが付き合ってくれるのなれば、他にもたくさんあった*]
『太陽の公園』……どこだろう?
……連れてってくれる?
[鳩を両手ですくうように持ち、腕を上げて静かに離した。
あおいそらに、白い鳩がゆっくり舞い飛んでいった――どう謝ろうか、とかどこに行ったのか、会えることを楽しみに歩き出した]
― 温泉 ―
ああ、まったく、この世の極楽。今は聖騎士業も休業だ。
[入浴者の言葉に同意の言葉を返しつつ]
お、わかるな。あんた。やるか?
味わったことのねぇ味が楽しめるぜ。
[>>688の言葉にくっくくと低く笑いつつもう一つ同じものをだして、盆にのせ、そちらへと流すように
入っているのは葡萄の原液とアルコール。それが微妙に交じり合ってないどころかほとんど混ぜてもないもの]
飲むんなら、振ってから飲みなよ
[アルコールがそのままくるか葡萄の原液がきてしまうか、うまく混じり合うか、微妙な混じり合いかはある意味運次第な酒であった。ひどいものである]
― 太陽の公園 ―
……くす。
[鳩が何かの区画に飛び込んだ。
後を追ってみれば……静かで見晴らしのいい公園でうろうろしているロヴィンを見つけた。
その真上を円を描くように飛ぶ鳩の光景がおかしくて、ちょっと吹き出してしまった。
声をかけるのは、ちょっと忘れてしまった。
ロヴィンが気がつくまで、公園の入口で見つめていただろう――*]
― 山頂湖、戦闘中(>>672) ―
はぁ……はぁ……
[山を降りるという考えまで至らず、ひたすら湖の外周を走る終わらぬ逃亡劇。
全力で走り続けられたら距離は離せるとはいえ、もともと足も速くなければスタミナもない、じりじりと迫って来てついに――]
あ……っ!
――はいっ!!
[状況を認識して、行動に移すまで時間のかかる子でだったが、このときの判断は早かった。
誰とも繋がらない、孤独の人の声が聞こえたのも――手が伸ばされたのも……とてもとても意外であり、同時に当然のことのように思えた。
誰ともつながれなかったから――その1つが大事にできるということを。
手を掴み、思い切って翔んだ。
空に浮いた身体は、彼の馬に乗れたろうか。//]
― 太陽の公園、ロヴィンと ―
……あ。
えーと、こんにちは。
お招きありがとうございます。
[わだかまりは捨てた。
もう1度、基本から――笑顔からやり直そうと、一礼して微笑んだ。]
こんにちわ。シュテラ。
きてくれてありがとう!
[後ろに隠してあった、無憂華の花を差し出した]
無憂華とは悲しみがない≠ニの意味。
君らしい花だ。
泣かしてしまって、ごめん。
俺が悪かった。
[真剣に言ってから]
こう聞くのは、なんだけれどでもどうして泣いたんだ?
剣を捨てるって、いったからか?
[そして獲物を奪われて怒気をこめた唸り声をあげる水獣生物に挑発的な笑みを一つくれ]
翔べ
[シュテラを抱えながら、口を開きこちらに向けるのを見た直後に飛ばす指示。ユエを乗りこなすのが己なれば、己の唐突の指示を即座に実行できるのがユエであった。
ユエは高く跳躍する。
その下を高圧縮された水の塊が通り抜けた]
大丈夫か?
[水獣魔物と距離を一旦おいてシュテラへと聞く。見たところ怪我はないようにみえるが一応と聞く。]
あぶねーからしがみついててもらえると楽なんだがいいか?
[前ではなく、背にしがみついてもらえるように促した]
― 太陽の公園 ―
……え?
私に………?
[きょと、と首が傾いた。
花が綺麗だというより、ロヴィンの笑顔が嬉しかった。]
えと、あの……ありがとう。
[いつもなら目線が差し出された花を向いてしまうが、このときはロヴィンを見たまま花に手を伸ばした。
受け取るときにロヴィンの指と触れ合って――そのまま。//]
……あなたは、優しい人だから。
本当に剣を振るわなきゃいけなくなったとき、きっと辛い思いをするんだろうなって――。
それなのに、泣かずに笑っていられる(>>538)っていうのが――とても切なくなったんです。
ごめんなさい――余計に悲しい思いをさせて。
[ちょっとだけ目を伏せた。]
―温泉―
>>692
[すいと流れてきた盆の上には、先客と同じ壜。
相手の言葉を聴き、ちろりと含んでみて、]
……こいつぁ、
[舌を刺すアルコールの味にふと苦笑いを浮かべた。]
また懐かしいものを。
思い出すよ、親友と一緒に行った小穢い店で飲んだ時のことを。
そいや、友達(ダチ)の結婚の祝いに葡萄酒の一つも欲しいってんで、やっすい醸造酒で代用葡萄酒作ったこともあったっけ……
[懐かしそうにしげしげと壜を眺めて、ほろ苦い追憶に浸った表情を浮かべる。]
― 山頂、戦闘中 ―
もぅ……そんな難しいこと言わなくてもいいですのに。
……来てくれて嬉しいです、としか私には無いんですもん。
あ……ありがとうございます。
[女神候補生と聖騎士というのが元々の縁だけれど、助けに来てと願ったら助けに来てくれて、腕の中で抱いてくれている――それ以上の意味が必要だろうか。
そこまで割り切ったらお礼を言うのを忘れていたとか。]
こ、こうですか……?
邪魔になったりしてませんか?
[馬に乗るのも初めてだし、男性の背中に委ねるのも初めてだ。
言われるまま背中からしがみついて、振り落とされないように腕を回してしっかりと後ろから抱き締めた]
俺が決めた事だ――
見返りなど、求めない。
悔いもない。
[微笑んでから>>705]
もしかして俺のために、泣いてくれたのか?//
―温泉―
[その懐かしそうな瞳をそのままに、壜を振って混ぜ、一口啜って]
……本当に混ぜてないんだな。
[壜をまじまじと見て少し驚いたように呟いた。
が、その次には思い切りよく、喉を鳴らして飲み下す。]
― 太陽の公園、ロヴィンと ―
はい……あなたの、ために……。
[手を握り合ったまま、そっと身を寄せた。//]
/*
……本当は。
現実の世界史の史実に合わせると、時代が合わないんですけどね。醸造技術の発達し安価に提供できるようになるには少し早すぎる。
でも、ルガル1では他の方もそこら辺結構矛盾ありましたし、中の人の都合で少し改変してもいいですよね?
そうとは知らず、俺はてっきり…
ありがとう…
[身を寄せるシュテラを、そっと抱きしめた]
でも俺のために、泣かないでほしい
シュテラ――
君に泣き顔は、似合わないから。
[頬をなぞって、愛しく見つめた]//
― 太陽の公園 ―
あっ……。
[やわらかく抱き締められて。
胸の中で見上げて見つめる]
はい……泣かないようにします。
代わりに、あなたのために笑わせてくれますか……?
[今の笑顔よりも、いっぱい笑えればもっと素敵だろうから]
―温泉―
しかしこうなると、肴の一つも欲しいところだな。
干し肉か干し魚……
[と笑い、ふと横を見ると。
傍らに置いた桶に、干し肉と干し魚が数枚無造作に突っ込んであった。]
……………………
[やっぱり眉はハの字に下がったが。]
食うか?
[気を取り直して未だ名乗らぬ同士の聖騎士に差し出した。]
―温泉―
>>714
……死んだ。
生きてりゃ、今頃なんかの役職に就いて国の中枢にいたかも知れんが。
[至極あっさりと答えた。]
ああ、君が望むなら。
必ず――
[約束の印に、額に唇を落として]
ずっとこうやって、抱きしめていたいけれど、照れくさいし、君の笑顔が見たいから。
あちらにカフェ≠ェありますから、ご一緒にお茶でもいかかですか?
甘いケーキなども、ございますよ。
[手を折って紳士風に、お辞儀をして微笑んだ]
まあ何かにつけ昔話をするようになったら年寄りだ。
何でも懐かしく良かったもののように思えてくるのさ。
本当はそんなことないのにな。
― 山頂、戦闘中 ―
ひっでぇ、これでもがんばって騎士らしい言葉でもいってみたってのに。
ま、似合わないけどな。
[肩をすくめ答える]
…まあ確かに、その言葉だけで充分だな。嫌な予感がしたから助けにきた。
[嬉しいと、ありがとう。この二つの言葉だけで十分と口にしつつ、改めて言い直す。
素直に後ろにしがみつくシュテラに問題ないと答え]
……変わったな、お前。前まではもっとおどおどしてたってのに…今のほうが好きだぜ。
[女神としてというよりもひとりの人として、告げるようにいいながら、馬首を水獣魔物に向けて、鉄の弓と矢を四本手にとって]
…俺は、こんな命の交差…命のつながりばかりしてきた。
[言葉は淡々と、異様なほど手馴れた手つきで矢を四本同時につがえ、秒の間もおかず、トドの牙めがけて二射放つ。出方をうかがって放ったその矢は弾かれるが気にもとめず
守るための繋がりなんてのはほとんどなかったが…守られてくれるか?
― 太陽の公園 ―
あっ……
もうぅ……私も照れくさいのに。
[唇が落とされた額にかかる前髪を撫でて]
カフェ?
…………カフェ?
[2度も聞いた。
そんな発想はなかった]
― 温泉 ―
[あまりにもあっさりとした答え>>716>>718は逆に...の気楽な気配を潜ませる]
滅せぬものなどない…とはいうが仕方ない…で済ませられないんだろうな。
せめてその、あんたの友人の生が満足いくものであったことを願いたいところだが…
[言葉を止める。その友人がどうなったかは知らぬ故に]
そうやって、昔の話をする、聞かせることで、なんらかの教訓ができる。だから口にしたいようにできているのかもな。少なくともおれは…そういう友がいるのは羨ましい。
ま、年寄りとかいっても、あんたはまだ現役でいられそうだが…な。
[現役でというのは戦士として、ということだが]
ああ、カフェ。
お茶とか、ケーキとか、焼き菓子とか、トーストとかある店
甘いの嫌い?
[抱きしめたまま微笑んで、頭を撫でた]
― 山頂、戦闘中 ―
ふふっ、ごめんなさい。
騎士というか……正義の味方? そんな感じがするんです。
[好きと言われて、しがみつく力が強くなる。
背中にいるので顔は見えないぶんだけ、もっと近くで感じたくなって。]
変われたのは確かだと思いますけど……変わったのは私だけじゃないですよ。
だって……私も、今のあなたのほうが好きですから。
[そのうち、背中からちょっと顔を出して、戦況を眺める余裕が出てきて。
矢を放つカークの雄姿や、射かけた先の様子など見やったりして]
守られるだけは申し訳ないので……応援させてください。
頑張って――っ!
[声をかけて、照れくさそうに背中に顔を埋めた]
― 太陽の公園 ―
えと……お店なのはわかるのですが……
ここに、あるんですか?
[何でも出て来る世界なのに、商売になるのだろうかと。]
―温泉―
テオドール・マイヤー。
[名前のみを気負いもなく告げる。]
ちょっとばかり長生きしただけの、ただのロートルさ。
― 太陽の公園 ―
ふふっ、男の人とお茶するなんて夢みたいです。
素敵なところだといいな。
[手を受け取って微笑み返し、一緒に歩き出した]
―温泉―
[干した白身魚を一噛み、ほろりと崩れる身と香辛料のぴりりと舌を刺す味わいを楽しみ、]
それに、「熟練」なんて言われると尻がむず痒くなってくる。
俺の見立てじゃ、あんたは元の世界じゃあ相当名の通った人物だろう。
[そんな人間に持ち上げられるのは気恥ずかしい……と肩を竦めて見せた。]
― 太陽の公園、カフェ ―
ここですよ。どうぞ。
[手を握ったまま、テーブルへ誘う。
テーブルについたなら、名残惜しそうに手を話して、椅子を引いてにこりと笑う。
自分も席につくと]
自然が一望できて、綺麗だね。
そしてすごく楽しい。
[うれしそうに笑ってから、周りを見渡した]
― 山頂、戦闘中 ―
そんなもんか?
ま、初めての行為なんで勘弁してくれ。
[正義の味方>>726という言葉に思い返してみると少々恥ずかしさが出てくる。最もそれを表情に出すほど若くもなかったが]
俺も変わった…か。そうかもしれねーな。
[感慨深く呟く、冷たく言えば女神候補もすべからく他人であるのに、こうも気にかけているのだから。
牙を狙った怒りからか迫り来る水獣魔物。そのまっすぐすぎる軌道には脅威をを感じえない。]
申し訳がる必要もない。可愛い女性を守るのは男の子の夢なんだぜ。
ま、応援はありがたく受け取るけどな。
[声援を背に、ユエを駆けさせ、衝突する前に魔物の側面へと逸れて駆け抜け、残った二射を放つ。
そして矢がはじかれることなく突き立ったのを確認して、馬主を返すことなくそのまま大きく輪を描くようにユエ駆けていく。背後には、高圧縮された水の塊が先程まで...たちがいた地点で破裂していた]
― 太陽のカフェ ―
わぁ……。
[日差しと風に恵まれた、特別な場所。
テーブルや床板、手すりに使われている木材は実家のとは全く違う。
異世界に来ておいて、さらに感じたまったくの別世界。]
私は、一望できないかな……。
あなたが楽しそうなんですもん。
[席につくとうれしそうなロヴィンから目を離せず、微笑んだままずっと見ていた]
―どこかの場所、いずれかの時間―
[不意に胸騒ぎを覚え、立ち止まった。
甲高い、音ならぬ音の残響を鼓膜の奥に感じ、辺りを見回す。
特に不審な気配もなく――耳に残る羽音のような微細な振動に、そろそろと大剣の柄に手をやると、]
?!
[脳裏に恐怖の色湛えたシュテラの顔が浮かび――彼女が危ない、と閃いた。]
― 山頂、戦闘中 ―
ふふっ、じゃあ素敵な男の人に守ってもらうのも女の子の夢でいいですよね?
[いたずらっ子っぽく笑って、恐怖や焦りが伝わってこない背中に、しがみつくというより横たわるようにくっつく。]
……あなたも頑張って。
こんなに疾いなんて……すごいなぁ。
[ふたりが乗っている馬にも声をかけて。
今更とか思われるかもしれないけれど。]
……っ!
[自分のすぐ後ろで水の塊が破裂した。
少し飛沫を浴びたけれど、これぐらい代わりに守ってあげられるなら本望だ]
―温泉―
謙遜するな。俺もやめとくしな。なにせ…あんたに黙ってても仕方なさそうだ。
[そしてしばし視線は過去を思い返すようにぼんやりと視線をあげる]
結構な人数の傭兵やらを率いてた。名は結構広まっていたな。
ま、危険視されて、死ぬのも嫌なんで仕方なしに一度解散したがな。
[苦い過去を思い返す。最も一度といっていたように、繋がりはその後も深くあったのだが]
答えたくないならいいんだが…あんたは剣を…なんのために取ったのか聞いてみていいか?
― 夜の海 ―
[降り注ぐ星が無くても、ここでの願いは叶ってしまうのだろう。女神候補と聖騎士の、心を操る願い以外は。
だから、願いは掛けない。
夜色のコートの中の秘め事。包み込んでくれる両腕の優しさと、初めて聞く声色。
微かに身動ぐと簡単に解かれた拘束───
カークのいつもの優しい笑みを縋るような目で見た後]
ばかなわがままを口にだす前に、行くね。
[傍に居たいとついさっき言ったばかりなのに止める暇もないくらいの勢いで走り去った**]
どうやら、余は識者に助言をしたらしい。
[ゾフィヤの返答>>639>>640には、ちょっと赤くなって]
余たち妖精は、神に頼らない代わりに庇護も受けぬ。困った時だけ融通しあう、近所の偉い者という認識なのだ。
まずはそこを弁解しておこう。
[>>644ゾフィヤ自身のことへは]
すまぬ。貴女の信仰を疑っているわけではないのだ。
文化の違いと思ってくれれば良い。
―温泉―
[「若い奴が多い」を聞いて苦笑する。
真っ先に思い浮かぶのは、気負った青年士官といった感じのロヴィンと、未来を夢見る少年のヒースと。
出会ったその他も、人ならざる一名を除き全員親子ほども年が違う。]
……そうだな。
俺もこんなふうにゆっくり酒を酌み交わせる相手がいるのはありがたい。
[干し魚を齧りつつ、酒壜をくいと持ち上げて乾杯の真似事を。]
しかし…あれ鬱陶しいな。
[アクアブラストがいくつも放たれる。その中音をひとつずつ己の耳に慣らすように捉えていきながら足場がだんだんと悪くなり、一瞬態勢が崩れるユエ。
だがそれに合わせるように、何処よりいでた何一つ映し出さぬ黒の巨剣を突き立て、それを慣れ親しんだ行動であるとばかりにユエも強引に態勢を戻した
馬は騎乗主をのせて助け、騎乗主は戦いそして補佐する様はどう映ったか。]
油断すなよ、ユエ
[余計なお世話だ。とばかりに荒く鼻息を吐く。ユエに苦笑しつつ、その馬を補佐する横で、空いた片方の手で一瞬バランスが崩れたことを案じてシュテラの手を握られていた]
返答に感謝する。
貴女にこれを聞いてみたかったのは……。もし彼女たちが、何かの理由で女神になる道を捨てた時……余以外にも彼女たちの味方をする者がいるかどうかを知りたかったのだ。
……それが、余以外の相手を選んでの事かもしれないとは、今は考えたくない。苦しくて、泣いてしまいそうになる。
また、もし余など省みず、女神になってどこかへ行ってしまうということもまだ……。
[しょんもり]
え?えーっと…
[見つめられて、顔が真っ赤に染まる]
な、何食べる?
好きな食べ物何かな?
[照れすぎて、何言ってるかわからないまま]
そんな見つめられると、うれしいけど照れるよ。
でもそれでも、見つめていたい。
― 高原 ―
十年後には28だから30近いからおばさんだもん。
[ぷ。と頬をふくらませる。十年後の自分がこの言葉を思い出せば微妙な顔で苦笑する事を、今は想像もしない。
手の中で白詰草を左右に振った後、テオドールにぽつぽつと語る]
あのね、今回の課題の答えはもうでてるの。
でも、答えが出揃ったらテオドールと逢えなくと思うと言い出しにくくて。頑張って心を決めるから、あたしの最後の答え、聞いていてね。
[テオドールに白詰草を手渡そうとする。その後傍を離れた**]
―温泉―
謙遜というんでもないが……そうだな。
あんたの前で取り繕ってもしょうがないか。
[相手の語る過去を聞いて、その遠くを見据えた眼差しにどこか自分と似たものを感じ、目を閉じた。]
そうだなあ。
最初は、拾ってくれた養父が傭兵団長だったから、ただ流されるままに何となく……
そのうちに、生き伸びる為に剣を振るうのが生業になった。
― 山頂、戦闘中 ―
[がくりと世界が崩れ、身体が投げ出されそうな――運動神経の鈍い自分が振り落とされないで済んでいるのはそれだけしっかりしがみついていたからだろうか。]
あ……。
嬉しいですけれど……これだと支障が……。
[手を握って大事にしてくれるのは嬉しいけれど、片手を封じて全力を出せるわけがない。
けれど落とさないようにという気持ちもわかるので――その心情を察するとシーツがひとりでに二人の間に巻き付いて縛り付けた。]
これで大丈夫ですから、お気になさらず。
えと……握ってくれるのは嬉しかったのでまた後で――
[シーツは信用しているが、それでもなおぴったりとしがみついた。]
― 太陽のカフェ ―
そうですね……南の国のフルーツが食べたいです。
あれなかなか手に入らないので……。
[もしリクエスト通りに来たとしても、しばらくはスプーンを触ろうとしなかっただろう。
それぐらい見つめたまま、このままでありたかった]
フルーツか…いいよね。
俺も鮮度のいい、フルーツは食べればないから…
ドライフルーツも、まあおいしい時はおいしいけど。
[見つめながら。それでも胸は高鳴り]
…隣、いいかな。
[シュテラがよければ、隣に座って見つめていた]//
―温泉―
養父が死んでから傭兵団を出て、あっちこっち放浪して。
そのうちに親友に会って――まあ色んなことがあって。
気が付いたら「将軍」なんて呼ばれてたな。
[ユーリエに語ったことで過去の記憶の幾分かは浄化され、前よりは苦痛に悩まされることなく客観的に眺めることが出来るようになっていた。
それに、カークという男に対しては、誠実に語るのが礼儀であるようにも思われた。]
だが今になると、何だかんだ言って結局俺は自分の為に剣を振るっていたんだと気付いたよ。
俺は、自分が後悔しない為に剣を振るい続けた。
それが俺の剣を取った理由だ。
― 太陽のカフェ ―
あ、はい。
どうぞ。
[隣の席をぱっぱっと手で払って促した]
……。
…………。
[とても近くになったから。
普通に座っていれば顔を見られたのが、見たいと思って見つめることになるから余計に意識しちゃう]
シュテラ――
[隣に座って肩に手を回して、抱きし寄せた
こんな気持ちは、初めてだからどうしたらいいかわからないけど、こうしていたかった]
…なんかドキドキして、心臓飛び出しちゃいそう。
[っと冗談ぽくいって、笑った]
―いつかどこか―
[すらりと背から大剣を解き放ち、顔の前に掲げ持つ。
ただの無骨な鋼の塊であった剣に、今はうつくしい黄金の紋様が刻まれていた。
刃には「大地」を意味する魔法文字――男には読めず、だが意味だけははっきりと読み取れる――それが燦然と。
この地で生き返った時に刷り込まれた知識が伝える、
聖騎士としての力と、その使い方を。
まあこの際好き嫌いを言っておられまいよ……と、知らず頬に凄烈な笑みを刻んだ。
やがて男は力満ちた剣を大地に勢い良く突き立て、
自ら守護を与えた女神候補の元へ運べと命じた。]
― 太陽のカフェ ―
あ……。
……はい――。
[抱き寄せられるままロヴィンの肩にもたれ、頭を委ねて――そのまま時を漂っていたら]
えぇっ!?
ダメですってば!
[比喩だという判断が遅れて、反射的に驚いてロヴィンの胸を手で抑えた]
―回想・高原―
>>746
[コンスタンツェの瞳を僅かの間じっと覗き込んだ後。
差し出された白詰草を受け取った。]
……ああ。お前さんの答え、しっかり聞くよ。
[にっこりと――憂いも見せず、優しい笑みを浮かべながら。
男はいずれ来るであろう別れの時を思っていた。**]
― 温泉 ―
[金をもらって人を殺す。その職に良い感情をもつものはそう多くはないが、傭兵団長に拾われた>>747という言葉を聞いて内心納得しつつ聞く。
「将軍」となったということから国のために生きたところがあったのだろう。先ほどいっていた「友人」というのはそのときに出会ったのだろうか。などと思いつつ、男の生き様を聞いていく]
自分のために剣を振るった…か。ああ、そうだな。
どんなことがあったて自分のためだ。誰かに、他人に、それを押し付ける気はないな…その重みは己が背負うものだ…
[同意する>>751変な共通項だ、おそらく、成そうとしたこともそれまでの思いもかけ離れているだろうに、だが酷く楽しかった]
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