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「さいてー」言われるのは、きついな…
俺はこそこそ見るより、堂々と見たいけどな!
[と豪語しながら、好きな人に嫌われるのは嫌だなっと、ちょっぴり凹んだりもした]
あの光の、が?可愛い所あるんだ…
あの姿から、想像できないな。
[仁王立ちのゾフィヤが、焼き付いたまま。
タオルを巻いたまま立ち上がって、水をまた持ってきて、ヒースに渡してからこくりと飲んだ]
/*
さっきからずっと考えてるんですがー
うまい表現が見当たらないー
「他の聖騎士の情報が分かった!」と言いたいだけなんですが…
[何の光源もないのに、一瞬、あの光に包まれた時のように視界が白く染まった。
くらり、と眩暈を覚えて、思わず左手を顔の前に持っていってしまう。
ハッと気付いた時には、視覚は正常に戻り、聖なる泉は先程と何も変わらずにそこに在った。
そして、その僅かな間に、頭の中に女神候補生と聖騎士たちの情報が既に刷り込まれているのに気付いた。]
こりゃ……確かに便利だな。
[洩らす呟きには感嘆と同時に、微かに不信のいろが混じる。
男は眩暈の残滓を払うように軽く首を振った。]
さて、と。
お次は……。
[立ち上がってぐるりと周囲を見回した。]
まあ、怒られているうちが花だ、と、うちの兄はよくいってました。
怒られているうちは、評価を改めるチャンスもまたある、ってことですから。はい。
[こくこく、と頷いて]
何も言われないほうが、かえってプレッシャー怖くないです?
うちの師匠は基本、一発殴ってから、何故殴られたのか考えてみろー、的な人なので……
[とほほ顔。くだけて話すロヴィンに、親密感を抱く。同じ苦難(げんこつ)を受けた身、というのもあるけれど]
いやー、「サイテー」っていうのはかわいいですよ。
軍法会議で斬首、とはきませんでしたもん。
[くす、と笑って]
― 温泉 ―
[男子更衣室から戻って、もう一度服をぽいぽいと脱ぐ。]
不埒者には、拳骨お見舞いしてきたから。
[にっこりと笑って報告しつつ、
あいたた、なんて拳骨した右手をさすったりしていた。]
確かにプレッシャーだな。
でも俺には目標≠ェあるからな。
その目標に向かってくだけだ。
国を守るっていうのがな。
ヒース――
お前は強くなって、どうするつもりなのだ?
何に対して、剣を振るのだ。
[シュテラと交わした罪≠ニいうお題が気になって、同じ剣士としてヒースに、問うてみたくなっていた]**
―聖なる泉―
[遠く上空に、優雅に空を行く小舟と二つの人影が見えた。
それは、シュテラと、泉の情報の教えるところの翅の聖騎士らしかった。]
……へえ。
あんな表情もするのか。
[池の畔で食事をした時は、自信なさげな横顔の印象しかなかったが、今の彼女はそれとはまた異なる表情を浮かべているように見えた。]
/*
さっき別れたばっかりですよ。
一回ずつ振るからいけないのだな。よし。
<<陰陽の半神 ローザミスティカ>><<炎の聖騎士 リヒャルト>><<白詰草の女神候補生 コンスタンツェ>>
これで何とか…。
[まっすぐ言い切るロヴィンに、わー、この人もかっこいいー、とぽわぽわする気持ちを抱くも]
え、私ですか?
[問われて、うん、と頷いて]
私が剣の道に拘るのは、ただただ、剣が好きだから。剣道は、どこにいったって、通じるコミュニケーションですからねえ。
私が真剣を向けるのは、生きるため。
そして、私の領分にあるものを、守るため。
私が剣聖を目指すのは、名声が欲しいから。箔がつけば、その分、領分での無用な争いが減ります。
/*
神は余程私に会いたいのか。
リヒャルトをかまえと言いたいのか。
…よし。身体が空いたらコンスに会いに行こう。
愛しいコンス。
しかしこんな愛称で呼んでると知られたらどうなることか。
…………まいっか。
― 聖なる泉 ―
[聖なる泉の上空に、妖精の小船が浮かぶ頃、
谷間を流れる霧のように、
黒いものが泉の周囲に流れ込んだ。
周囲に霧が濃くなるにつれ、
空からの光が淡く霞んでいく。
やがて、薄闇に覆われた聖なる泉の横で、
霧は人の形を取り戻した。]
―――おや。先客が居たとは。
失礼するよ。
まだ泉を覗いていないものでね。
[大剣を携えた相手にひと言声を掛けてから、
泉に視線を向ける。]
/*
ひとりごとが、801ptだった(だから何だ
みんなが混乱してるー
僕も混乱してきたー
るーるるるるっるるー
外は大雨だー
/*
取り敢えずだな、エピる前に一度カークには会っとくべきだとは思っているんだが。
同じ傭兵出身者として。
こう、女神候補生に異なる倫理観とかをぶつけてるシーンを見せないと。
でも果たして会えるのか。
いや、無理してでも会いに行けって事なんだと思いますけどね。
軍人や、騎士のように。
組織だっての大きいことはできないですけれど。
私は、自分の領分――自分の心と、目にとまるもの――それが大事にできる大人になりたいです。
[真剣な顔をして、問いに答えて]
ロヴィンさんは、どうして軍人に?
[逆に、先輩の話を聞いてみたくなった。**]
―聖なる泉―
[俄かに辺りが掻き曇り、突然流れてきた黒い霧のようなもので周囲が瞬く間に暗く黒く覆われていく。
それに伴い陽光も遮られ、さながら切り取られた夜の如き空間が現出した。
目の前で黒い霧が凝縮し、人の形を取っても、男は驚きの表情を浮かべはしなかった。
ただ、片眉を少しだけ上げ、闇の化身の如き眼前の人物を凝視した。]
――ああ。
どうぞ。俺は先に見させてもらった。
/*
他は……
ロヴィンやヒース辺りに範を垂れるほど人間ができてないというか。
黙ってスパルタ、の人だから…。
― 聖なる泉 ―
[聖なる泉に手を翳し、
興味深そうに、水の面を眺める。
それから、思い出したように、目の前の人物に視線を戻した。]
ああ。そういえばまだ名乗っていなかったね。
紅卿ギィだ。闇の聖騎士として喚ばれている。
[目の前に、全てが書かれた泉があることにも
まるで頓着しない様子で名乗る。]
暗くしてしまってすまないね。
強い明かりには、少々障りがあるものだから。
[謝罪めいたことを口にしながら、
視線は男を遠慮なく観察していた。]
―聖なる泉―
[目の前の人物は「闇の聖騎士」だと、刷り込まれた情報が伝える。
男は、彼――男性に見える――が興味深そうに水面を覗き込むのを無言で眺めていた。
顔を上げたギィが名を名乗ると、男はごく自然にへらりと笑い掛けた。]
俺はテオドール・マイヤー。
見ての通りの風来坊で、聖騎士なんて柄じゃあないんね。
ま、名乗りは勘弁してくれ。
[観察されていることなど全く頓着しておらぬかのように、肩を竦めてみせた。]
― 聖なる泉 ―
構わない。
他の聖騎士なり女神候補なりも、
そういうものが幾人かいるようだしな。
[ちらりと泉に視線を向けてから、
テオドールと名乗った男の髭面を、しげしげと眺める。]
しかし―――おまえには、
どことなく我々に近しいものを感じるな。
[視線が、彼我の距離を目算していた。]
……『われわれ』。
[その語に含まれるニュアンスが何処となく異質に感じ、思わず聞き返してしまった。
それを言うのなら、ギィを目前にして空気に底流のようにチリチリと腹の底が沸き立つ違和感があるのだが。
その感覚はよく知っているものであり――同時に薄く昂揚を生んだ。]
へえ。どこが近いのかね?
― 聖なる泉 ―
[テオドールが纏う空気が、僅かに変質する。
それを歓迎するかのように、
ゆっくりとした動きで身体を正対させた。]
――― 死、 の匂い。
[端的に、言葉を発する。]
−聖なる泉上空−
[惚れっぽいということは、目の前のものにすぐに夢中になるということで。
大男騎士に見られていることなど、全く気づかずに、シュテラの関心を引くことに精一杯]
シュテラは、第二の課題の答えはもう決めたのだろうか?
余も手伝うから、一緒に考えよう?
/*
試験落ちてた。
A日程休んで勉強したのに1問足りずとか泣ける。
でもシュテラは負けないもん。
いらない子でもちゃんと最後まで頑張る。
―聖なる泉―
>>152
…………
[一瞬、これまでの道程で作り出してきた屍の多量なることを揶揄されたのかと思い、眉を顰めたが]
――ああ。
[理解は出来ぬが、直感的に悟った。
目の前の存在は――『そういうもの』だ。]
同じだと、
どうなるのかな?
[ギィがこちらに正対したのに合わせ、重心を移しただけといったふうに、さりげなく肩の幅に両脚を開いた。]
同じだと、
どうなるのかな?
[ギィがこちらに正対したのに合わせ、重心を移しただけといったふうに、さりげなく肩の幅に両脚を開いた。]
― 泉の上空、ウェルシュ(>>113) ―
……。
…………。
………………うちの家系は短命ではありませんけれど……。
[数千年とか吹っ飛んだ数字を聞いたせいか悩みもすっ飛んだ。
人間がそんなに生きられるわけがないが、妖精界なら寿命が伸びたりするのだろうか。
生涯を誓った相手の顔を見ていると、長く添い遂げられないと伝えるのが難しい。]
40人ですか……それぐらい大勢いるのなら、私でも務まるかもしれませんね。
[地雷ではなく、そのまま平然と受け止めた。
40番目ならあり得る話だろうと]
― 聖なる泉 ―
さて。仲間として勧誘する気はないがな。
「同じ」であれ、目的まで同じとは限るまい。
[くすり、と笑う。
そこに立つ魔物は、もはや魔の気配を隠してはいなかった。
死をくぐり抜けた―――死を超越した存在であることを、
かつて人でありながら人を喰らうモノとなったことを、
むしろ誇るような気配を漂わせている。]
おまえは女神になろうとする人間たちに
何を望むのだろうね。
私が望むことは―――さして多くはないが。
[体勢を僅かに変えた動きを見て、
つま先で、ごく軽く地面を蹴る。
その瞬間、空気が―――揺らいだ。
並みの人間には、影すらも捕らえられなかっただろう。
人ならぬ速度でテオドールの脇を抜け、
刃と化した爪を、相手の首筋を掠めるように振るう。]
― 泉の上空、ウェルシュ(>>153) ―
[真下のことに気付けるほど鋭くもなく、優雅に周覧する空飛ぶ舟]
課題ですか?
いえ、まだはっきりとは。
……あなたにとって、私にされたら一番イヤなことってなんですか?
[自分が聖騎士たちに課題について尋ねるなら、すべてこの質問になるだろうか。
自分が世界と同一になるのなら、自分の罪が世界の罪でもある。
……ただ、それをネガティブ気味の自分が考えれば、世の中罪だらけになってしまいそうで。]
今のところは、挨拶代わりに―――ね。
[再び距離を置き、背中を向けたまま振り向かずに言う。
伸びたはずの爪は、既に元通りになっていた。]
狭い聖地に居る仲だ。
いずれまた会うこともあるだろう。
その時まで"壮健で"な。
[皮肉めいた笑みは相手には向けられず、
それども、声の調子には乗っている。
"生きていない"自分たちへの皮肉。
最後まで振り向くことはなく、
闇の主が黒い霧となって流れ去ると同時に、
聖なる泉もまた、元の明るさを*取り戻した*]
― 温泉 ―
あのー……気持ちいいですよ?
えーと…………。
…………。
……。
[遠慮してるゾフィヤを誘おうと近寄って、少し目を伏せた。
足湯のみな憧れの人の、膝にまた手を置いて。]
私……そんなふうに見えてたんでしょうか?
遠慮されてるのって、すごく辛く思います……。
[一緒に温泉を楽しんでほしいのに、聖騎士だからと距離をとるゾフィヤが……いつもの自分の姿に重なって見えた。
もちろん誘えばゾフィヤはすぐ来てくれたのだが、自分を抑えられないほうが早かった。]
── 泉への道 ──
[テオドールと一緒にいる間、鴉は悪さしてこなかった。
鴉なりの思案があるものらしい。
人の言葉にも似た抑揚のある長い囀りをしたのも聞いたが、流し目をくれたに留まる。]
[何かあっても頑張れと、去り際にテオドールに含むような笑顔で言われ、リヒャルトは肩を竦めてみせる。]
人間を撃つにの比べたら
少し的が小さいけれど、まあ、贅沢は言わないよ。
[テオドールと別れ、図書館を探しにゆく。
背後を守る者がいなくなった今、鴉の居場所をそれとなく意識しながら。]
― 温泉、ロヴィン襲来 ―
……っ。
――――っ!!
[涙で滲んでよく見えなくたって、乱入者が誰なのか声で分かった。
分からなかったほうがよかったかもしれない――自分に価値を見出していなければ事故で裸を見られるのもそこまで気にしないだろうから。]
わ……すご。
[ただ鈍くさいのはまだどうしようもなく、桶を投げるまでが遅かったため、桶をつかんだ状態でゾフィヤの投擲を目の当たりするだけになったが。]
/*
あぅあぅ、リヒャルトさまやテオドールさまごめんなさい。
私のスタイルシートは審問風なので、白文字は見えてしまうのですwww
― 温泉、ゾフィヤに ―
すごいです、すごいです……っ!!
かっこいいなぁ……。
[ゾフィヤの片腕に懐いて見上げる。
コンスタンツェのように柔らかさがどうとかでくっついたわけじゃないけれど、それはそれでやっぱり愉しんだかもしれない。
見上げる羨望の眼差しは、きっとコンスタンツェと違う意味で目にお星様が踊っていたに違いない。]
えと……やりすぎないでくださいね?
[「ね?」(>>112)に大きく頷いて。
実際に何があったかはわからないけれど、戻ってきた時の表情は信頼できるものだっただろう]
― 少し後の話 ―
[池でシーツを取り込んだあと、特にあてもなく]
ぶんぶん。
ばたばたたっ。
[乾いたシーツを腕に巻き、風ではためかせながら道を歩いた。
実家の屋上でシーツを干しているときの、風をまとい布を叩くこの音が小さい頃から好きだった。
腕を振り、故意に音を立てながら、しばしの散歩を楽しむ。 気がつけばどこかに着いたかもしれないし、誰かに呼び止められたかもしれない。*]
― 回想:池、ロヴィンと(>>61 >>64) ―
えぇと……聖地で知らない人はもういないかと…………。
[ぼかした。
かといって将来を誓い合った仲とか言い出す気にもなれず。
両方を立てるような感じになったかもしれない。]
はい……またご一緒させてください。
とても楽しかったです。
[その一言でウェルシュがまた何か言うかもしれなかったが、離れるロヴィンにかける言葉はそれ以外になかった。]
― 温泉にて、ヒースと ―
そうか。
ヒースは、良く考えているのだな。
[ヒースの話を頷きながら、目を細めて見つめて>>143>>145]
俺はそこまで考えていなかった。
[遠くを見つめて、ゆっくりと話し出す]
俺は商人の息子だったんだ。
国元が戦場に巻き込まれた時――
一人の少女が、俺に助けを求めていたんだ。
俺は助けに入ろうとしたら、親父は「逃げろ!」っと言うだけだった。
でも俺はどうしても助けたくって、無茶して助けに入ったんだが、俺も攻撃されそうになった。
その時――
ある軍人が俺と少女を、助けてくれたんだ。
すごく頼もしく見えたんだ。
自分の親父よりもずっと――
俺は親に反抗して商人の道を捨て、軍人を目指したんだ。
弱き者を守るためにな――
[40人の花嫁>>156については、少し曖昧な顔をして]
余が上の兄のようにひとりの女性を愛するのか、それとも下の兄のようにたくさんの女性を愛するのか、それはまだ決めておらぬのだ。
それに……、
[求婚した3人の中から誰か1人だけなんて、とても選べない……と言いかけ、そういえばヒースからアドバイスを進言されていた、と思い出し、言い淀んだ]
……余は、まだひとりも花嫁はおらぬぞ? 余はここへ、余の花嫁になるべき女性を探しに来たのだから。
それが貴女だ。
[にこり、と微笑みかけた]
[されたらイヤなこと>>159については、難しい顔で考える。
妖精の中では比較的ネガティブな方の王子だが、それでも種族特性として基本はかなりポジ寄りだ。だからこそきっと何かの役に立てるだろうと、真剣に]
……余が一番イヤなのは、シュテラがいなくなってしまうことだ。
あと、シュテラが悲しい顔をすること。
[単純だった]
コンスタンツェ?大丈夫か?
どこか具合でも?
[座り込んでいる、コンスタンツェに声をかける>>103]
おーい!
[手を振ってみるが、応答はあるのだろうか]
― 泉上空、ウエルシュと ―
……私は1番であることにこだわらないので、たくさんの花嫁さんがいても構いませんけれど…………。
[何を言い淀んだのかは想像できるわけもなく。
仮に真実を知っても特に嫌悪感を抱くことはないが。]
……えっと。
あなたは召喚されて来たんじゃないんですか?
花嫁探しに来てくださったのなら……それだとちょっと嬉しいかもです。
[突然呼び出された他の聖騎士には女神として引け目を感じる部分もあるので、目的があって来てくれたのなら安心感がある。
微笑を向けられて嬉しくなるにはもう少しかかるか]
[ぼーっとしてたら目の前で手を振られてはっとした]
あ、ロヴィン・・・
なんかすごく久しぶりな気がする。
[座ったままにっこりと笑った]
えっと、課題のことを考えててぼーっとしてた。
― 泉の上空、ウェルシュと ―
あ……。
…………。
………………………。
[いろいろ考えてしまう自分には、シンプルな答のほうが効いた。
そして実行可能なもののほうがやる気も出る。]
はい……。
悲しい顔はしないようにします。
あなたに……イヤな思いをさせたくありませんから。
それなら頑張れば私にもできるでしょうから。
[悲しくなければいいのだが、微笑んであげたくなったのは感謝の気持ちか。
単純な答はいいものだった。]
― コンスタンツェと ―
ああ、そうか。
課題の事か――
[ズキンと胸が痛んだ。
自分の罪の事を聞くべきか、聞かないべきか迷って]
それで答えはでたのか?
それともまだ?
[いい出せないまま隣に座ると、にこっと微笑んだ]
―聖なる泉―
>>157
[眼前の存在は、もはや人間に近いものに見せ掛ける為の偽装を脱ぎ捨てている。
人ならざるものの――敢えて言うなら魔の気配とでも言うべきものを漂わせ、傲然とそこに「在」った。
膚を撫ぜる緊迫した空気に、知らず男の顔がにこやかな笑い留めたまま、戦びとのそれに変わる。
丹田から全身へ。血流に黄金いろの火酒流したよに炎が経巡った。]
そりゃあその通りだ。
それぞれ目指す地点が違いそうだからな。
[「同じだったら」と問うたのは、ギィが「何」であるかを探る為に鎌を掛けたつもりだったが、返って来た返答からは手がかりが得られそうになかった。
ただ、この存在は――極めて「死」に近しい。]
さあて。
弟子はよく俺を横暴だの何だのと罵っていたが。
多分、俺は欲張りなんだろう。
[肩を竦める――と見せて。両手指がピクリと動いた、]
他の方にお話を聞いて、カークに【罪を正して貰えないことが罪】にすればいいんじゃないか、っていうのと、ヒースに【あたしに内包できないことが罪】にしてもいいんじゃないか、って助言は貰えたの。
とても素敵な考えだと思った、けど、答えはまだ決めかねてる。
良かったら、ロヴィンの考えも聞かせてくれる?
>>158
[突如押し寄せる風圧、]
[人では在り得ぬ速度で高速の影が接近し、
流れるように脇をすり抜けていく、]
[刹那、]
《ギィィィィィィィン――!!》
[甲高い金属の悲鳴、]
[その残響が殷々と大気に谺するなか、
背の大剣を掌ほどの幅抜いた男が、大地踏みしめ凝然と佇んでいた。]
[>>173一番じゃなくてもいい、は、優れた兄を持つ身には理解できる思考だった]
シュテラはその優しさが良い所だと思う。
[悪い心を持つ者にとっては、「都合がいい」「組みしやすい」とも言える素質だが]
聖地へ来るのに、余は選択の余地があった。拒否しようとすれば出来たと思う。
他の聖騎士も、そうだったのではないだろうか。だから彼らも貴女の為に……、
[言ってから、なんだかモヤモヤとした。立派で恰好いい彼らと同じスタートラインに立ってしまったら、自分は勝てないのではないかと……浅ましいことを考えた]
[色々と難しいことを考えてぐるぐるしていたが、>>175シュテラの微笑みを見れば、王子もぱーっと笑顔になった]
シュテラは元から綺麗だが、笑顔だともっともっと綺麗だ。
シュテラが笑顔でいてくれるなら、余は何でもする。シュテラの好きな花、好きな空、好きな遊具で、いつも周りを囲んでやりたい。
― 泉の上空、ウェルシュと ―
……優しいつもりはないのですけれど。
それを言うならあなたの方がずっと……。
[気弱な自分を優しいと評するなら優しいのだろうけれど。
自分の話ではなく、他の聖騎士について選択の余地があったと言ってくれる気遣いが自分には足りていないと感じた。]
そ、それはちょっと大げさでは……
あなたの笑顔のほうが綺麗ですよ。
……私も何でもしないといけませんね。
[感情が出ないぶん、お世辞は言わない子。
言っても軽いと分かっているから。
だから綺麗と言ったときは、本当に綺麗と感じた。
それを守るために自分にできることは多くないが]
―聖なる泉―
>>160
[距離を置き、互いに背を向け合って立つ二人。
僅かに鞘から覗く大剣の刃には、先程白詰草の女神候補が抜いた時には影も形も見えなかった、煌く黄金の紋様が刻まれていた。
背で背後の存在の声を聞き、気配を探る男の、
柄握る手は微かに痺れ、引っ掻くだけの僅かな接触がもたらした衝撃の大きさを物語る。
かわすも受け止めるも間に合わぬと須臾の間に判断した男が、咄嗟に爪の軌跡に刃を割り込ませて辛うじて弾いたと――知る者はここには二人だけ。
しかも、それとても相手にとっては戯れに過ぎなかったことを、男は悟っていた。]
[>>53 暈すように言うのを、真顔で見返して]
酔狂で他人皆に嫌われたい人っていないと思うなあ。
―――ユーレイがいるなら、聞いてみたいものだね。
[こじつけて作っても納得しない、というのに申し訳なさそうに笑う。]
えへへ…なんか、面倒なこと手伝わせちゃってごめんなさい。
[そっと降ろされれば地面にふわりと着地。そのままううんと考え、夜桜を見上げた]
どうあるべき事が良いか、ですか。
一個人としての意見でしかないけれど…
そうだね、自分と他人を大事にして欲しいかな。
そうすればきっと、不要な争いも無くなる―――といいなあ。
[うーんと考えて、そう言った]
―聖なる泉―
[闇の主が黒い霧となって消え去り、聖なる泉に光が戻って。
男はやっと一つ大きく息を吐いた。
背には冷たい汗が一筋、流れて落ちる。
が。
出来損ないの苦笑いのように口の端は歪んでいた。]
生憎、こっちはそんなに会いたくもないかな……
地獄へ直行のところ、折角執行猶予を貰ったんでね。
余は……、、
[今までだったら、この借り物の見た目を褒められると、思わず必死に否定してしまっていたが]
……シュテラに褒められると、余は嬉しい。
シュテラ、貴女を抱きしめても良いか?
[あの青年……ロヴィンと言ったか、彼に許されるなら自分もと]
>>179
罪の定義か。難しいな。
俺も悩んでる事だしな。
【弱気ものを守るために、剣を振るうのは罪になるのか!?】
それを聞いてからにしたいな。
俺は軍人だから、時として人の生を断ち切ることもある。
国を守るためにね。
だから聞いてみたいんだ。
コンスタンツェ――
ああ、そうだな。
ならばきっと…なしたいことでもあったんだろうな。だがそれを知って意味があるのかどうか。そんなに…聞きたいものなのか?
[真顔でいうユーリエにふっと疑問を返す]
いや、いいさ。
一人で悩んでできるものじゃないから、俺らがいるんだしな。
[申し訳なさそうに笑うユーリエに気にするなというように首をゆるく横に振る。
そして夜桜を見上げていうユーリエの言葉に耳を傾けて]
じゃあ、自ずと…その逆…自分も他人も虐げる。ってのが罪になるんじゃないか?
他人もってなると難しいかもしれないが、自分の生を…諦めるってのは少なくとも罪になりえるとは思うぞ。
そして罰でも与えるといい。立て。とな。
― 泉の上空、ウェルシュと ―
……あの。
私、花嫁になるんですよね……?
[婚前交渉とか考えたことはないが、抱擁ぐらいは疑問に抱かなかった。
愛を交わす行為としての自覚はまだ薄いけれど。]
……抱き心地が良くなかったらごめんなさい。
[そういうところを気にする子]
―聖なる泉―
[緊張から解き放たれた男は、こきこきと大仰に首と肩を解す素振り。]
……歳かな。やっぱり。
[取り敢えず女神候補か他の対面したことのない聖騎士を探すべく、泉を後にした。]
……では。
[船上。そうっとシュテラの横にすわる。魔法のボートはわずかに傾いただけ。
ドキドキしながら、両腕をシュテラの体に回す。それから更にゆっくり抱き寄せ、頬を髪に押し当てるようにして]
……シュテラは暖かいな。
母上とは違うにおいがする……。
・・・
[目を閉じて、ロヴィンの問いを聞いた。答えは考えなくても胸の中にある]
軍人ならそれは仕事でしょ。善悪を持ち込む意味はない。
殺さなければ殺される。
それが罪になるのは、国が負けた時だけ。あたしはそう思うよ。
[来たのとは違う道を辿って森を抜け。
藪を掻き分け、山道を登り]
……本当にこの先に誰か居るのか??
[そう思い始めた頃。]
[つかずはなれずの鴉を見やる。
銃をもたない左手を額にかざして、風をはらむ飛翔を見やった。]
鴉よ鴉、闇の手先よ。
「鴉は黒い」
この誤った命題を、完全に正しい形に訂正してごらん。
おれはあそこで、答えを待っているよ。
[前方に見えた矩形の建物──おそらくあれが図書館──を指した。]
コンスタンツェ――
ありがとう…
そう言われると、とてもうれしいけど、君からそういう答えが出るの意外だな。
では俺の罪の定義は【自分の国の領土を、侵した者】が罪だと思うな。
侵攻してきたら排除するのが、俺の。
いや、私の仕事ですから。
[迷った顔は冷静さを取り戻して、微笑を浮かべた]
― 道 ―
[遠巻きに見れば白い旗のようにシーツを巻きつけて振り回していた右腕がちょっと疲れてきたなという頃。
いろんな景色が見れたらいいなとか思いながら散歩したせいか小刻みに転移していたことは気付かず。
反対側から歩いてくるは、テオドール。
あのときの――]
あ……
えと、えと……はりがとうございましたっ!
[池で介抱してくれたこと、魚をいただいたこと、いろいろちゃんとお礼を言いたかったのだけれど……まとめて溢れ出る気持ちを言葉にしたら、いろいろ短縮された上に声が裏返った。]
― 泉の上空、ウェルシュと ―
あ……。
[こうゆっくりと抱き締められると、その時間が、さらに増幅されて――止まった時間を感じる]
あなたも、あたたかいです……。
お母さんの覚えてらっしゃるのですね……。
[親のぬくもりはちょっともう覚えていない。
仲が悪いわけではなかったのだが、そういうスキンシップのあるウェルシュが少し羨ましかった]
[疑問を返され、目を瞬く。一度首を傾げて、それから少し笑って]
誰か一人位、そんな風変わりな人のことを理解したいって言う酔狂がいても、いいと思いません?
[言って、ふいっと目を逸らすと、興味本位かも?と付け足し。]
自分の生を諦めることが、罪、ですか…
あはは、厳しいなあ。
……でも、優しい罰だね。
[笑ってはみたが、何故か妙に身に染みた。
諦めた訳じゃない。
不可避の未来に抗う術を失くした時、観念するのと諦めるのと、何の違いがある。
ふと過った思いに、首を振る]
精一杯生きたなら、精一杯生きたならそれで良し―――
ってことかなあ。あたしもそれは賛成。
[いつもの能天気な笑顔で小首を傾げた]
あたしの世界にも、戦争はあったから。
[ギィにも語った魔族との戦争。種族が違うだけに凄惨さは筆舌に尽くしがたい]
ありがとうロヴィン。参考にする。
けど、箱庭の世界は戦争がない世界にしたい。どうすればいいかわからないけど。
―山頂付近の山道―
[ようやっと山頂が間近に見えてきて、何だか安堵と充実感が胸に湧き上がってきた、その時。]
えっ? あ、
[突然現れたシュテラ>>197に、ぽかーんと歴戦の戦士らしからぬ態で棒立ちになってしまった。]
[素早く表情を取り繕い、]
……いや。どういたしまして。
[大人の余裕を見せてにっこり笑うが、うまく誤魔化せたか男にも自信がない。]
― 温泉 ―
[コンスタンツェとじゃれあったり、シュテラとゾフィヤの隙を伺ったりしながらどっぷり湯に浸かってたら]
おおっ?
[ヒースとロヴィンがいたと思ったらあれよあれよという間にいなくなった。]
―――ゆっくりしてけばいいのにねえ。
いーいゆーっだーっなー…っと♪
[タオル巻いてりゃ別にいいか。
と思いつつも、追うでも声かけるでもなく、横にジュースの乗った盆を浮かべてかぽーんとくつろいでいるのでした。]
ふ…そりゃ…なんとも酔狂なやつだ。
ああ、いたって構わないさ。例え興味本位でもな
[ふいっと目を逸らすユーリエ>>199。それに合わせるわけでもないが、夜天を見上げ]
ま、今回の課題を終えたら…な。
[今回は暈すわけ避けるわけでもなく、ただ時は有限だから、成すべき優先順位の高いほうをというように]
生きたくても生きられないやつだっているんだ。それぐらいの厳しさがあっていいだろう。
優しさだけが大事なことじゃぁないからな。時には怒り…果ては破壊までも大事だろう。
とはいっても、それだけで済ますのも酷い話だ。だからこその罰ってことさ
[答えながらも、何かまた僅かにおかしい様子のユーリエをみて一瞬意識を研ぎ澄ませたが、能天気にいうところで途絶えたように感じてやめる]
ああ、俺も賛成だな。どんな生きかたにせよ、精一杯ってことはそれ以上がないってことだしな
柔らかい……v
余は今、すごく幸せだ……v
[間違っても壊したりしないように充分に注意して、少しだけ力を込める。柔らかく撫でながら、頬を擦り寄せて。
が、緩んでいた表情は、シュテラの言葉に不思議そうになる]
覚えている……?
忘れることなどありえようか。母上なのに。
余が冒険に飛び出す前も抱きしめて……、、
[だが、徐々にそこから理解がはしって]
シュテラには、母上がおられぬのか?
―山頂付近の山道―
……?
えと、都合悪かったでしょうか?
[鈍くさい自分だから、聖騎士たちはみんな機敏で。
なので棒立ちな僅かな時間に少し違和感を覚えた。
山頂にいる自覚はなかった]
……ちゃんとお礼言わないとって。
いえ、ちゃんとお話したことも無かったなって思ってました。
今さらですが……無憂華の女神候補シュテラです。
……テオドールさま、ですよね?
[泉で得た情報を珍しく覚えていたのは、知らぬままの自分を恥じ入ってたかもしれない。
お礼と同じぐらい深々と頭を下げて挨拶。]
>>205
忘れることなどありえようか。世界最上の女性なのに。
……と言いかけて、このネタは酷過ぎて没にしたことを思い出し(ry
>>200
そうか。コンスタンツェも辛い思いをしたんだな。
[頭を撫でようと手を伸ばした。
コンスタンツェがよければ、頭を撫でただろう]
戦争を起こさない方法か。
それは、他人の領域を犯さなければいい。
戦争とは【武力での争い】相手を拒絶するもの。
言葉だけの争いで済むのなら、戦争は起こらないよ。
― 泉の上空、ウェルシュと ―
よかった……嬉しいです。
[他の女神候補やゾフィヤと比べて、身体に関しては自信がなかったので安堵の息を漏らした。
腕の中で見上げてウェルシュの瞳に合わせる]
あ……母はおりますが……。
えと……私の家では、あまり無かったと思います。
人間すべての家族がそうなのかはわかりませんけれど……。
[カークやギィの家はあまり無いだろうなとか思い、ちょっと苦笑。
そもそも人間かどうかという点は考慮しなかった。]
[課題を終えたら、というカークにきょとりとして]
カークさんも一緒に考えてくれるんですか?
それは楽しみ。きっと課題考えるより楽しいよ。
[にっこり。
同時にテオドールの話を思い出す。
あの人が語った―――罪。
それと、今話していることを寄り合わせる。]
そうだね…生きたくても生きれなかった人も…
[懸命に生きた果てに、迎えた結末がどうであろうと―――
怒り、破壊の言葉に、少し遠い目をする]
そうだね、時には怒りも必要だし、破壊の後には新たな創造がある。
だけど
―――世界そのものを失くしてしまうような破壊は…二度と見たくない
― 温泉>>161 ―
―――…?
どうされましたか?
[温泉で足だけ浸かりながら女神候補たちを見守っていたら、
シュテラが近寄ってきた。
膝に置かれた手に、首を傾げる。
だが、次の彼女の言葉に、疑問は氷解した。]
―――あ…いえ、
遠慮しているわけではなくて…
[言いかけて口を噤み、ゆると笑顔になる。]
――――――はい。
じゃあ、一緒に。
[シュテラの手を取り、一緒に湯船に浸かる。
そのあとは当然、くすぐり合い大会にも参戦したのだった。]
[ロヴィンに撫でられて嬉しそうに微笑む]
あたしは戦場には出ていないから、平気。
他人の領域を侵さない・・・
住人を無欲にすれば・・・でもそれじゃ生存欲までなくなっちゃう・・・
ばかの考え休むに似たりちょっと落ち着こう。
ね、ロヴィン。デートしない、息抜きに。連れて行って、何処かへ。
>>206
[そう言えば、この娘は自信の無さそうな物言いをする娘だったと思い出す。
不必要に不安がらせないように、意識して明るい声を出した。]
いや、急だったんで驚いただけだ。
[様付けで改めて丁重な挨拶をされると、据わりの悪さに何だか尻の辺りがもぞもぞとしてくるが、この娘の所為ではないのだからと耐えた。]
確かに俺はテオドールだ。
そんなに堅苦しくしなくていいよ。
ただのテオドールで充分だ。
[ニカリと笑って気持ちを解そうとする。]
/*
ユーリエを引っ張り回すやつ。
まあ仕方ない、元キャラ的に?
カークは女神候補生の仕事っぷり?もしくは相談でも受けていかないと好感度があがりそうにないよなーとおもった。いや、単にしゃべるだけでも上がるが恋愛にまでいかんのだろうなーとかなんとか、今更考えてみたのであった。
― 塔 ―
[黒い霧は聖なる泉から流れて、
仮初めの住処たる塔に戻っていた。]
―――ふふ。面白い男だ。
[眺めるのは自分の右手。
爪の先が、僅かに溶けたように変形している。]
あれを防ぐとは、実にいい。
人間にしておくには惜しい、な。
―――いや。もはや、元人間、というべきか。
[くつくつと笑いを零しながら、指先に牙を立てる。
加護を得た刃によって傷ついた爪は、
溢れる血に触れて、たちまちに元の形を取り戻した。
指先の傷自体もすぐに塞がり、痕も残さない。]
そうか。おられるのか。
[ほっとした表情をして]
そうか。色々な家庭のありようがある、ということは余も知っている。
理解出来ているかどうかは、自信ないが。
[ふるふる、と翅を震わせ]
……シュテラ。
シュテラの世界はシュテラそのものなのだろう?
……余は、シュテラが世界を抱きしめる方が、そうではないよりいいと思う。
時に突き放すのも、親の仕事だと聞くが……。余はこれまで母上に抱き締められ、父上に褒められ、そして兄上達に励まされて幸せだったから。
― 山道、テオドールと ―
ん―……。
[ちょっと悩んで。
実のところ、言われるがままヒースをそのまま呼んだことを少し後悔していたり。]
じゃあ……ただのテオドールさん、ぐらいで。
[ただの、をつけたのは彼女なりのユーモアだろうか]
……あのお魚、テオドールさんが釣られたのですか?
あと焼いたのも……。
すごいです……。
[些細なことだけれど、自分で自分のことができるのが何より羨ましかった。
そういう面では聖騎士みんなそうなのだけれど……自活という点において、誰もこの人に勝てないんじゃないかとか]
さて。そろそろ課題への答えが出る頃か…?
[視線を空へと向けたところで、
なにかに耳を澄ますように、遠い目になった。]
どうした、ストリゲス。
―――……?
[しばらく音ならぬ音に耳を傾けたあと、
唇の笑みを大きくして、窓辺に近づく。]
……なるほど。
では、会いに行ってみるか。
[愉しげに呟きながら、窓から身を投げる。
重力に引かれて落下した身体は、
地面に激突する直前に霧になって、風に溶けた]
[優しく撫でる手はそのまま受け入れ、どことなく悲しげな表情を浮かべる]
……二度と?
なにそれ、わかんない。
[ハッキリしない記憶の混在が気持ち悪い、とでも言いたげに呟いた。
ああっもう、と頭を撫でている手がびっくりしそうな勢いで首を振り]
課題の提出期限っていつまでだっけ!?
海、見に行きたい。
[唐突に要望してみた]
── 図書館 ──
[異界から移してきたというその建造物は、自然の豊かなこの地にあって目立っていたが、決して異様というわけではなかった。
むしろ、堂々とした風格を備えている。
壁は温度変化を防ぎ本の重みに耐えるために堅牢で、内部は薄く伸ばされた革や紙の匂いを積み重ねて静謐。
自分の時代の図書館とそう変わらないことに安堵する。]
むしろ、ここで寝るのも手かも。
[とは言ったものの、眠いわけではなかった。
棚やアルコーブのいたるところに何かの気配がひそんでいる気がする。
特に悪意は感じなかったけれど──]
船に船霊がいるように、
図書館には、時代を超えたいろんなモノが集まるとか、誰か言ってたっけ。
[自分もある意味、時空を超えて来たのであるが。]
>>219
ありがとうよ。
まあ年の功ってヤツだ。
[片眼を瞑ってみせる。]
お嬢ちゃんもやってみるか?
楽しいぜ。何より気持ちが伸び伸びする。
え?ばかって?
ああ、いいけれど。
いや、喜んでお受けします。
コンスタンツェ――
どこに行こうか?俺はどこでも――
君といられたら、とても楽しいと思うけれど。
[そっと髪に触れて、微笑んだ]
― 泉の上空、ウェルシュと ―
……私が、世界を――。
[世界を抱きしめる――その言葉を何度も内で繰り返す。
世界となってどうすればいいのかは、まだ朧げだったけれど。
もし自分に回せる腕があるのなら、受け止める胸があるのなら――あのときと同じように世界を抱きとめようと]
では……世界からのお礼です。
[抱かれるままだった自分から腕を回し、抱擁を返した]
ユーリエにもぎゅうしたいなあ。
コンスにもしたいけれど、ギィに勝てる気がしない……(しくしく)
あと、ゾフィヤにも会いたい。求婚するかどうかは、あってから決めようそうしよう。
……でも、してしまう気がする。
[窓の外にさす鴉の影にチラリと目をやるも、鴉のために窓をあけてやることはしない。]
さて──おれの助けになる本はどこかな?
「銃」に関する資料は?
[見知らぬ文字を烙した厚い背表紙が整然と並ぶ書架の間を彷徨いながら問えば、どこかの本棚でコトリと音がする。
出処を探し当てれば、数冊の本が押し出されていた。]
― 山道、テオドール ―
いいんですか……?
今度はみんなにご馳走してあげたいなぁ……。
[女神候補だからと甘えてきたけれど、やはり何かしてあげたくはあるのだ。
何もできない身だけれど、魚釣りなら運で釣れるかもしれない……とか期待すると怒られるかもしれないけれど]
……。
…………。
………………。
[意外とせっかちなのか、近くに釣れる池か湖かでもないかと見渡した。
そう都合よくあるものだろうか。]
[シュテラに抱きしめ返されて、テンションが直角に急上昇した。思わず、彼女を抱きしめたまま立ち上がって、ボートが揺れるのにも構わず]
シュテラ、結婚しよう! 今すぐしよう!
余は貴女を連れて帰りたい! 誰にも渡したくない! 神にだって、新世界にだって!
余だけのシュテラでいてほしい!
え、もちろんあたしのことだよ。
期限までそんなに時間ないけど、考えまとめ切れてないけど遊ぶ。
[遊びつつもちゃんと考えるけど]
ロヴィンの世界で好きだった場所とかない?なければ、海以外で。
[海はカークと約束したから、とは言わない。髪を撫でられてくすぐったそう]
― 海 夜 ―
[夜の道を歩くと、つながった空は、ただここが違う場所だというのは空を眺めれば一目瞭然か。
天には蒼い月。そして、星が幾筋も幾筋も終わりがないというように流れている。その光景には苦笑を禁じざるを得ない。
潮風の香りと肌にまとわりつく感触。波は穏やかに、寄せては引き。手前のほうは透き通り目を奥へと向ければ、海のマリンブルーはみられない暗幕のようにも見えるが、空に流れる流星の筋を鏡合わせのようにうつしだしている]
到着。
[見入っているならば感想は聞かぬほうがいいだろうと、しばし黙ったまま、ゆっくりと海辺へと向けて馬を歩かせていく]
― 泉の上空、ウェルシュと ―
えっ!?
あ、あっ……は――
[唐突のプロポーズに。
あのときとまた違う、直接の、心に訴えかけられる求婚。
どきりと心を揺さぶられたと思ったら――]
きゃああっ――!!
[身体も揺れた。
バランス感覚なんてあるわけがない。
自分ひとりなら舟から落ちていただろう。]
/*
この女神たち黒いwww
村建てさまごめんなさいねw
あ、うん、ローザミスティカでメモ貼っててほしかったなーとかご要望です。
雪か、いいねー。寒すぎるのは嫌だけど、聖地なら寒すぎない気がするし。
じゃ、行こっか。
[無意識にロヴィンの手をとって歩き出した。雪景色を巧くイメージできないのでロヴィン任せになるけど]
>>229
そうだなあ。また皆で食えばいいんじゃないか?
今度はあそこに居なかった奴も呼んでやろう。
まだ会ってないのもいるんだ。
[何かを探すようにぐるりと見回すシュテラを見守り、]
ん?どうした。
わっ?!
[揺れよりも、シュテラの声に驚いて、カゲロウのような2対の翅を大きく広げる。
姿変えよりも慣れ親しんだ浮遊の魔法でもって、シュテラの体をしっかりと抱き寄せて]
……驚いた。
大丈夫か?
ね、ふたりは課題の答え、決まった?
あと45分でタイムリミットみたいだけど、26日いっぱいらしいから、期限。
妖精竜の翅は、蝙蝠の羽ではなく、昆虫っぽい翅なので、力学的にはまったく飛べない飾りww
なので、飛ぶのは魔法で。
本当の姿見せてから出す設定になるかなと思ったけど、おいしい状況だったので使わせてもらう。
ついでに、翅見せてみる。……いや、マント脱いでたから実はもう見えてるんだけどね。
ああ、いこうか。
あ。
[手を取られて、頬を染める。
それでも温かさに触れて、目を細めて握り返して、反対の手をかざして]
…雪よ。
[空を見上げてそう願えば、ぽつぽつっと白き物が振って、やがてコンスタンツェとロヴィンの周りに雪が舞う]
[ふわりと横抱きに抱きあげられれば、落とされぬように首元にしがみ付き]
カークさんも、そろそろ頭使うの疲れたって顔してたし。
[あたりでしょう、と顔を覗きこむ。]
酔ったなら、酔い覚まししなくちゃ。
[そうしていれば、やがて海にたどり着くか。
しかし、まず目に飛び込んできたのは蒼い月と―――無数の流星群]
うわっ、流れ星、あんなに沢山。
…有難味が薄れちゃうなあ。
[と雰囲気もなにもあったもんじゃない事を言いながらも、手を合わせて何事かお願いをしている様子。
手短に終えれば、空を映す海を眺めて]
ああ、海って。―――こんなに綺麗だったんだ。
[馬の足取りがゆっくりになれば、しがみついていた手から力を抜き、ぼうと景色を眺めた]
…綺麗だね。
[コンスタンツェを見つめて、そう呟く。
やがて降り注ぐ雪は、白い世界を作り始める]
寒くない?
[白い景色に、コンスタンツェの髪があいまって、とても綺麗に見えた]
― 山道で、テオドールと ―
……あれ、お魚いると思います?
いますよね?
[指さした先には、無意識の願いが叶ったのか、山頂が湖になっていた。
けっこう深そうで、透明度も高い。
近所の沼以外はあのときの池ぐらいしか知らないので、何が居るのかわからない。
けれど、女神候補の願いは叶うに違いない――が、自覚はない。
頼れる男性の答が否なら素直に諦めるつもりだ]
[そろそろ刻限が近づいているのだけれど、女神候補生たちは悩んでいるらしい。]
提出期限を伸ばしてあげることは可能だけれど…
神様営業時間ってものもあるので、0時半過ぎても提出が揃わなかった場合は、
その対価として、最後の課題を知るのが遅くなることは覚悟してもらわないと。
具体的には、次に対応できるのは明日の昼近く。
[天の鏡を覗き込みながら呟いた。]
45分でタイムリミットォ!?(ガタッ
おおう…どうしようね…いやあ、困ったものです。
[頭を抱えた]
まあ、頑張れば、出せないことも…ないけど
これ以上引き延ばしていい案がでそうかっていったら、それも微妙でもあるなあとか。
…まだ悩んでるけど
― 男子脱衣室 ロヴィンさんと ―
[>>168 今を見ていない眼差しに、今は口を閉ざし。続く>>169 に真剣に耳を傾ける]
[商人の息子"だった" 。 その過去形に、目をばしばしさせて、話の続きを聞き]
きっと、ロヴィンさんの命の恩人の軍人さんの背中は、とっても大きく見えたでしょうね。
ロヴィンさんが、その人にあこがれているの、とってもよくわかります。
[うんうん、と頷いて]
でも、大変ではないですか。えーっと。軍から給料もらっていると。
ロヴィンさんにとって、国っていうのは――弱い人らのことなのです?
それとも、ロヴィンさんの上司の方の志や、国王の意思なのです?
[首を傾げる]
― 図書館(ストリゲス) ―
[図書館の窓枠に止まって、右に行ったり左に行ったり。
こつこつ、と硝子をつついてみても、開くはずもなし。]
[威嚇するように鳴いてみても、
当然窓硝子は閉じたまま。
本を手に取るリヒャルトを、鴉はじっと見つめている。
その背後で、空が次第に暗くなり始めていた。]
[握り返されてから照れたけど振りほどくことはせず]
雪!
[繋いでいない方の手で雪を受け止めた。淡く儚く溶けてしまったけど、白に染まる地面は幻想的で]
うん、すごく綺麗。
[ロヴィンを見つめ返して頷いた]
そりゃ疲れるさ。ぱーっと動きたいもんだ。
[首元にしがみ付き顔を覗きこむユーリエ>>243に正解。と笑みを向ける。
なにせ二つの世界分の罪も考えていたのだから]
ああ、本当本当。流星に願い事を託せば叶うなんていう話があるが、こんなにあったんじゃ願い事もなくなっちまう。
[そして、人が死ねば星が堕ちるという話もある。
なれば、あれは己が殺した数だろうか。神も嫌がらせが好きだ。いや、俺が感じたかったのか。どちらにせよ、こいつも有難味など感じてはいなかった]
太陽は苦手かもしれないが、太陽が登る様もまた綺麗だぞ。
こちらで日差しがまだ大丈夫なら記念に見ておくといいかもな。
[波打ち際まできたところで、馬は足を止め、...は降りるか?というようにユーリエを見た]
― 泉の上空、ウェルシュと ―
―――――っ!
[舟から身体が投げ出されたことまでは覚えている。
強いて言えばこの世界に来る瞬間のような。
私、死ぬのかな――って朧げに考えて、これまでの想い出がいろいろ流れて……けれどそれが実際には一瞬で。]
……え?
[舟から両足以外すべて飛び出た状態で止まっていた。
話から、ウェルシュが助けてくれたのだろう]
……ありがとうございます。
綺麗な翅ですね――。
[ウェルシュの顔を見つめ合い、ついでその背にあるものに魅入られた]
[神様の声が聞こえた>>247]
延ばして欲しい気持ちもあるし、次の課題がもっと難しかったら困るかもしれないし悩みどころね。
間にあうように頑張ってみる。
―山頂付近の山道―
[シュテラが指差した先、山頂はカルデラ湖のような湖に変わっていた。
何か一瞬「うわあ…(呆)」という感じの表情が浮かびかけたが、ハッと傍らのシュテラの心情を思い遣り、寸でのところで踏み止まった。]
……いるんじゃないかな。うん。
きっと釣れるさ。色々。
[自信を持たせるように、笑顔を崩さない。]
/*
頭固い人なので、「願えば叶う」ってのは受け入れ難いんですよ。
簡単過ぎると克服の楽しみが無くなるだろう!と考えてしまうタイプ。
ありがとう。
[見えない図書係、あるいは神の御技に感謝し、書見台に本を運んでめくる。
文字はわからずとも、絵──にしては非常に写実的な
窓の外の鴉の抗議も意識に入らず、しばし、時を忘れて見入っていたが、部屋が暗くなってくるとさすがに顔を上げた。
女神候補生の誰かが、この辺りを夜にすることを望んだのか。
照明器具を探して周囲を見回してみる。]
[流れ星が死んだ人の数なんだなんてちっとも思い至らなかったが。
日の出観賞には大賛成と頷いた]
日の出なんて、見るのは随分久しぶり!
うん、降りる。
[何時の間にやら敬語の割合が大分減少していることに、本人は気づいていない。
そのまま跳ねるように銀馬のカークの腕から砂の上に滑り降りた。
靴を放りだし、そのままスカートの裾を持ち上げてばちゃばちゃと海へと入っていく。
膝下位の水位の処で止まって、振り返った。]
カークさんもおいでよ。
気持ちいいよ!
[夜の水温は低い―――が、知恵熱の出そうな頭にはちょうどいい。]
― 山頂、テオドールと ―
います!?
[いると聞けば表情が明るく]
……あ。
そういえばもう課題の期限でした。
ここでしちゃっていいですか?
……ちょっと恥ずかしいけれど、テオドールさんならそういうのも受け止めてくれそうですし。
[男性というよりも父性を感じるテオドールだからこそ、そう言えた。]
/*
何とかシュテラが少しでも自分を信じていけるようになって欲しいとテオは思っているのですが。
これでも、女の子だから男にするよりは優しく扱っています。
が、根が「自分で苦労して学べ」式のスパルタな男だからな…。
うん。すごい綺麗だ。
でも悲しくもある。何故だろう…
白という色の世界だから?
それとも――
寒くなってゆくから?
わからない。
[まだドキドキしながら、シュテラをそうっとボートに座らせる]
あ……。
[借物の姿の中、この翅と尾だけは自前の物。
思わずうるっと涙が浮かんで]
……いまなら……。
今なら、余も勇気が出せると思う。
でも、シュテラ。頼むから、余を嫌いにならないでほしい……。
[とん、とボートを蹴って離れ、危なげなく宙へ浮かび上がった]
>>256
ん?
課題の回答をここで出すってことか?
それとも今ここで釣るという意味か?
[まさか後者とは思わないが一応訊いてみた。]
まあお前さんが自分で学び取って得た答えなら、胸を張って答えな。
どんな答えだろうと、そいつが自分の根っこから出たものなら、何も恥じることはない。
俺が応援する。
[そう付け加えて、くしゃりとシュテラの髪を撫でた。]
ああ、ごめん。少し感傷的になってしまった。
俺が美しいっていったのは、コンスタンツェがそう。
美しく見えたから。
コンスタンツェ――
[潤んだ瞳で、見つめた]
じゃ、貴重な分だけ体験しないとな。太陽が出てくることも想像してつくったから、いずれ登るだろう。
[いつかは知らないがそう答えつつ、流星をまた見遣るもし死者の数なれば、星は流れ続けるだろう。聖地が消えるときまで。
そして降りる意思を返したユーリエのために腕を傾ければ後は自ら降りていき、靴を脱ぎスカートの裾をあげて海に入っていくユーリエを元気なことだ。とのほほんと眺めている…つもりだったのだが]
あ、いや、俺は…もうそんな年じゃねぇんだがな。
[初めてかもしれない戸惑いを示しつつ、頭を軽くかいて嘆息した後
馬より降り、ちょっとまっててくれよとユエを軽く撫でた後、靴を―そこに隠しているナイフと、足から膝にかけて隠れていた矢を抜いて―脱いで裾をまくり上げる。
足の裏から伝わる波にさらわれる砂の感触はなんとも不可思議で、ひんやりとした海水に心地よさを感じながらも慌てることもなくゆっくりとユーリエのもとまで歩いていく。]
― 図書館 ―
[薄闇に包まれた図書館の中へ、
窓のひとつから、染み出すように、滴るように、
黒い霧が滑り落ち、床にわだかまる。
意志を持った闇は床を流れ、
流れながら形を変えて、人の姿となった。
その肩に、鴉が止まっている。]
鴉は黒い。
なぜなら、私がそう言うからだ。
[こつり、と靴音をさせて立ち止まる。]
ロヴィン・・・
[彼の頬を涙が濡らすなら、指で掬う]
それは、ロヴィンの心が綺麗だからだよ。
少し待っててね、心が決まったから神様へのお返事してくる。
[繋いでいた手を離して、ロヴィンから離れる。降り続く雪が髪を、肩を白に染める]
>>248
あはは!そうだな。
だから俺は、年中怒られているんだ。
例え軍にいても。俺は俺のやりたいように、やるから。
守るために、剣を振るうんだ。
誰でもない。弱き者のために。
強いやつは、自分で守れっていうんだ!
俺じゃなくっても、できるだろうってね。
[ヒースにそう、無邪気に答える]
― 山頂、テオドールと ―
はいっ!
ありがとうございます。
[テオドールの大きな手に目を細めてから一礼し、湖の方へ。
誰が使うのかまったく不明な桟橋まで歩み、立つ。
見上げて答え始めると、ほんの少し身体が浮いたかもしれない]
― 課題・罪・返答 ―
踏み荒らして泥にまみれた雪は白には戻らないけど・・・
罪で汚れても、やり直すことはできるから。
箱庭の世界が愛に満ちた世界になるように。
【罪を正して貰えないことが罪】
正確にはこれはあたしの答えではないけど。あたしの理念そのものだから。
これをあたしの答えにします。
[宣言終了。意志は確認していないけど、カークは名前を出されるのを嫌がりそうな気がしたから言わずに。神様にはお見通しだろうけど]
― 課題の回答 ―
私の答えは――私の作る世界での罪は……。
[思い描く、自分の世界。
自分が全に同一化した世界――すべてが自分によるものならば、最大の罪は――]
……世界が、私が、悲しい顔をすることです。
[白の中、ロヴィンを振り返る]
褒めてくれてありがとう。
[初めて逢った時と違って、まっすぐ見つめ返して微笑んだ。少し照れたけど]
― 温泉ではない時・神殿 ―
[そろそろ女神候補たちが、課題の回答を出す頃だ。
そうと気付くと、足は自然と神殿に向かっていた。
否、神殿の方が現れた、と言うのが正しいのだろうか。]
神よ―――
[祭壇の前に跪いて、いつものように祈りを捧げる。
背後には、舞を捧げるための、円形の舞台。
祭壇には、剣を安置するための台。
慣れ親しんだ神殿の形に、心がくつろぐ。]
私が泣けば海は荒れ、世界は嵐に沈むでしょう。
私が怒れば山は猛り、世界は炎に焼かれるでしょう。
私が嫌えば風は澱み、世界は昏く失せるでしょう。
ですから……私は、みんなのために、自分のために、笑っていたいと思います。
それが破られたとき、それが私の罪です――
どんなときでも、最後まで、私は笑っていることを誓います。
私が悲しめば、大好きな人を悲しませるから――
[今度は宣言の負担に慣れたのか、自信がついたのか、桟橋にストンと綺麗に着地した。]
ロヴィンさんの強いと弱いの線引きは、自分で自分の身を守れるか、なのですね。
わかりやすいのですよ。
[こくこくと頷いて]
でも、それって軍にいなくてもいいような気も――自警団とか、そういう地域密着型のいろいろな仕事もありますし。
ああ、でも、師匠さんや上司さんがとってもいい人なんですか?
きたきた…
えいっ
[楽しそうな顔で笑んでいたかと思うと、海の水を思いっきりカークに向かって蹴りあげ―――
(生憎手はスカートを抑えるのにふさがってたから)
少女ごときの脚力では水の重さに負けて大して飛沫があがらなかった]
……悔しいなっ
[むう、と子供のようにムキになって、もう一度、とやっているうちに、砂に足を取られてひっくり返る。
ぷはっと濡れ鼠になりながらも、立ち上がる様子もなくそのまま蒼い月を見上げた]
― 紫木蓮の女神候補生、ユーリエ・マグノリアの第2の課題への解答 ―
[半分海に浸かったまま、長い銀の髪の先を波に揺らめかせたまま、晴れやかな笑顔を浮かべ]
神様。あたしの世界の【罪】、決めました。
それぞれのやり方でいい―――
その結末がどうであっても、それはいいの。
精一杯、
泣いて、
笑って、
怒って、
生きて欲しい。
【自分の生を蔑にすること。】
それがあたしの世界の、罪。
ああ、いってらっしゃい。
コンスタンツェ――
[名残惜しそうに繋いだ手を離した]
罪を正して貰えないことが罪≠ゥ…
では俺の罪は、罪にはならないのか?
俺が例え剣を振るい、人を傷つけて罪になったとしても
守るべき人が、守られればそれでいい。
俺に悔いはない。
例え俺が朽ち果てようともな――
[ひたすら遠くを眺めて、そう言った]
―山頂―
[頂上湖に掛かる桟橋。
シュテラがそこに立って課題の回答を答え始めると、彼女の身体が僅かにふわりと浮き上がった。
回答は彼女らしく――
紡がれた繭のような世界に相応しい――
[聖地の草木が静かにそよぎ、芽吹きの香りを伝えてくる。
薫香をともなうかのような声が告げた。]
白詰草の「罪を正して貰えないこと」が罪である、やり直せる世界
無憂華の「
紫木蓮の「自分の生を蔑にすること」が罪である、精一杯を目指す世界
それぞれの定めた罪で新しき世界は律せられよう──
[ふわりと、女神候補生たちの味蕾に広がる感触。
それは何を思い出させる味だったか──]
>>271
そうだな。俺はヒースみたいに、色々考えられなかったからな。
軍人になったら、守れると思ったんだ。
俺を守ってくれた、軍人のようにな。
それにそうなんだ。
俺をスカウトしてくれた、主も。仲間も。すごくいいやつらなんだ。
俺をいつもなんだかんだいいながら、守ってくれる。
だから恩返しがしたいんだ。
守られるだけでなく、守るために。
剣だけでなく、もっと力をつけるために。
知識を蓄積していけるように。
ちょっ…おまぁなぁ、んなことで悔しがるな
[どこか居心地の悪い心持ちでいたところで、自分に向けて海水を蹴り上げるユーリエ>>272を見る。といっても飛沫は大きなものでもなく、濡鼠になるには程遠い。服には係るままにして、顔だけは防ぐように手で覆っていたが、バランスを崩して倒れるのをみる。
手を差し出すことなどはしなかった。いや、だって自分に悪戯してたわけでしねぇ?]
くっくく、何やってんだか
[だから笑って、そして銀の髪を波に投げ出しているユーリエを一度見下ろす。
流星郡は未だ海に映し出され、その星たちを彼女が安らげるようにと笑を浮かべてるようにみえて、心中は冷たく笑いながら、答えを静かに聞いた]
未来なんて、誰にもわからない。
信じて駆け抜けた道が、望む未来に繋がっている保障なんて、誰にも持ちえない。
[僅かな間目を伏せ、テオドールの顔を思い出す。]
だから、社会生活のルールじゃなくて、世界全体にそうあってほしくないと思う罪ならば
―――結果が全てにはしたくないんだ。
それぞれに出来る事、違うけれど。
善悪のような相対的な判断はひとまずおいておいて。
よく頑張ったねって。
言ってあげられたらいいな。
[万一を考えてシュテラの後ろに控えて見守っていたが、彼女が宣言を終えて危なげなく桟橋に着地すると、すいと歩み寄る。
そうして双眸に真摯ないろ宿し、自分より遥かに小柄な、ほっそりとした体躯の彼女を見下ろした。]
お前さんの世界では、お前さんは途轍もない重荷を背負うことになるかも知れん。
本当にそれでいいのか?
― 山頂にて、テオドールと ―
えっと……無事に終わりました。
私なりに答えは出せたつもりけれど……どう思われましたか?
[桟橋で振り返り、テオドールに微笑みかけた。
理解されなければさっそく罪になるかもしれないが、笑顔は崩さないつもりだ。]
[外の暗さをそのまま運び込んだようだった。
鴉は黒いと、そう告げて現われた人物は霧から生じ、実在となる。
それを目の当たりにしながら、リヒャルトは、これに近い気配を見知っていると思った。
緑色の灯火。
夜の海に浮かぶ巨大な鎌首。
太古の、深淵の生き物。
──いや、そんなもの、見たことあるはずが、ない。
わずかに
いやいや、いろいろ考えるもなにも――
私は、ええっと、たまたま、何というかなぁ。
機会が多かっただけです。子供なりに、時間もあったですし。
[小さく首を横に振って]
結局、戦わないことが一番被害の少ないことですから
だから、ロヴィンさんのお勉強していることや、仲間や師匠さんの元での出来事が、結実して、大勢の人が救われることをお祈りするのですよ
やっぱり、恩は返したいですよね。
私も、今ここにいるのは恩返しのようなものですから。
[記憶が「あるべきところ」へ落ち着くと、投げられた問いに、ゆっくりとした口調で答える。]
その
そして、あなたにとって鴉が黒いことが真理ならば、
あなたの知る鴉は、あなたの処に至る前に選別されているのだろうな。
[本に記された銃の図版から手をどけて一歩近づく。
その全身を見ようとするように。]
おれは《炎の聖騎士》、名はリヒャルト・ロートリンゲン。
あなたは?
>>268
いや、俺は。素直にそう思っただけだからさ。
人とは不思議だな。
こうやって人と触れ合わないと、言葉を交わさないと、いられない生き物。
それって他人の領域≠ノ踏み込んでいる事になるよな。
でも踏み込まないと、他人を知る事はできないんだ。
個体があってこそ、相手の個体を感じられる。
俺がいるから、コンスタンツェ――
君が美しいと、感じられるんだ。
[ゆっくりと。少し震える手を頬に差し伸べて、コンスタンツェの頬をなぞって、見つめた]
>>283
ああ。
実にお前さんらしい、優しい世界だと思ったよ。
[目を細め、シュテラに淡い労わるような微笑みを返す。]
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