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は、い。
ありがとう、ござい、ます。
[>>157冗談めいた言い方で、こちらを気遣ってくれるカサンドラに礼を言って。
傷を消してもらっている内、回復のためにか襲ってきた睡魔に負けてしまった。
治癒を終えて離れていくカサンドラに、薄桃が半身の代わりに頭を下げ見送って。]
― ユウレン王宮 本宮広間前廊下 ―
[ちゅーーーー、きゅっぽん。
掛け軸の妖気を吸い切ると、表木から牙を抜く。
もはや掛け軸が動く気配はなくなっていた]
[カサコソ掛け軸から離れると、今度はもう一つの付喪神、竹箒へと狙いを定める。
竹箒の傍へと寄ると、あーん、と大きく口を開けた。
きらりと牙が光る。
はてさてその時竹箒に意識はあったかどうか]
[笑みはにこやかに、気配は氷の如く冷たく。
黒コートの男ような宣言もなく。巨大な火球が生まれるのに対して、こちらの手には水の鞭をいきなり振るい、そのうちの一つを無に帰す]
「い、いきなりとは卑怯な!!」
[男が驚いている間に付き合う気はないというように、首めがけて水の鞭を振るうが、それは意外と器用に避けられ、火球が一つ迫り着て、それをトランクをかかげて、防ぐ。]
(…風鈴)
[炎燃え盛る中、リィンという静かな音とともに風が舞い...の周囲の炎を消し去った]
/*
やー。慌てて作って落としたから文章が荒い荒い…(汗
しかもまたそのパターンですかと言われそうな回想(とおいめ
でもタイミング的に「アッ」と浮かんでしまったんです。ハイ。
そういや撃破シーンは24時間以内か。
瀬戸大将は丸投げに任せて風竜峡行きたいとか言っちゃダメですか(
[絶対、という宣言。>>161
あー、焔の熱さだな、と思う。
心地良い熱意は一時、以前手合わせした火竜使いの事を思い起こさせたりもしたが、それは一先ず置いといて]
ん、その意気……期待してんぜ。
[に、と笑って告げる。
期待をかけているのは、偽りない事。
自分だけでこの空の全てを護りきれるとは思っていないから。
意思を同じくできる者が出てくるのは、何よりの願い]
[その後の口をぱくぱくさせる様子は、笑って流した。
そも、公然の秘密と自覚しているんだから、ある意味ではタチ悪い]
……ってー……。
[とか、話している間に届いたのは、崖の辺りからの声。>>#4]
……ほんとに。
あれだけの壁作って、あれだけの妖怪使役して、これだけの妖魔召喚できて。
……なんで、飛行の術くらい使えねぇんだっての……。
[やっぱりそこを突っ込みたかった。
手を出すべきか、と思ったものの。
カサンドラが対峙する様子に、これは手出し無用、と覚る。
……半殺しを越しそうになったら、さすがに干渉する心算ではあるが]
[無傷の様相に驚いた様子の男にも、やはり笑みを向けた。
残ったもう一つの火球を向かわせ、更に杖を振り、火球を新たにまた作り出している
足止めかしらね?と思いながらまた同じように防ごうとしたところで、トランクに炎が当たる直前で炎が破裂して、炎ではなく爆圧による衝撃を諸に浴びて吹き飛ぶ。
咄嗟に呼び出しかけていた風を使い、倒れるような無様なマネはしなかったが、吹き飛んだ衝撃と、一緒に飛んできた小石などが肩や足にあたる]
あら…意外に単細胞でもないのね
[炎が聞かぬと見るとすぐに違う手を講じるその切り替えの速さに口を聞いてもいい相手だと判断してようやく口を開いたのだが]
「はっはっは!そうであろう!!もっと褒め称えるがいい!!」
[威張っていた。言葉を吐いた自分をちょっと後悔する。
肉体よりも精神的なダメージのほうが多かったかもしれない]
― ユウレン王宮・内務省庁付近廊下 ―
[とりあえず執務室へ戻ろうか、と。
廊下に出た直後に感じたのは、何か大きなものが動く気配]
……また、何か出しやがりましたか……。
[そんな呟きを漏らしつつ、進路をそちらに変えようとして]
……どうしたんですか?
[ふと、目に入ったのは、遠い目をしている義妹>>+111だった]
―ユウレン王宮・本宮広間前廊下―
………?
[掛け軸に噛みついていた蜘蛛が離れて行く。
捲った部分は持ったままだったが、重みが急に消えた気がして目を瞬く。
その頃意識を取り戻しかけていた竹箒は、蜘蛛の牙>>+114が突き刺さるのとほぼ同時に、がばっと跳ね起きた。
身の危険を感じ取ったらしく、ぶんぶんと柄の部分を振って蜘蛛を振り払おうとする。
竹製にしてはしなり過ぎなくらいだった]
………。
[ちなみにその様子を彼もまた眺めていたが、手出しする気はないらしかった]
[カサンドラが側を離れると、薄桃は周囲を警戒するように雷を纏った。
が、>>167近寄ってくる男性に気付くとそれを一旦収め。
男性と自分を丸く囲むように雷の壁を作り上げた。
アレクシスが離れるようなら、壁を消して身に直接雷を帯び直すだろう。**]
はいっ!!!!
頑張ろうぜ、なっ、キアラ!
[呼びかけた相手が内心何を思っているかも知らず、
高揚の赴くままに目を輝かせ、大きな声で頷いた>>169
ジェフロイが。と、先ほどこの人は言った。
では、ジェフロイはやはり、とても活躍をしているのだ。
それも併せて、すっかりと嬉しくなる]
飛行……?
[視線は同じく、黒衣の人影へと向いた。
独り言のような疑問に、首を傾げる]
……。思い付かなかったんじゃないかなあ。
だって多分、あの衣装が暑苦しいとか気付いてないし。
[容赦ない感想を漏らした]
ええ、素晴らしいですわ。
あれほどの結界をはり、多数の妖怪を使役するだなんて、妖魔まで出せるのですもの
[とりあえずもっと褒めてみた。
追撃もせずなんか嬉しそうになった…よっぽど周囲に認められたかったのだろうか。聞かれてもないのに色々行っていたのは自己顕示欲の表れってとこかね。とさめた思考が断じている]
/*
くそーくそーーー。
ジェフさんからの返しが嬉し過ぎて本当wwww
どうしようかと思う。どうしようかと思う……!
ごろごろごろ。幸せ過ぎる。
[そしてそんなふうに褒める自分に、相手に、ふつふつと苛立つ、その苛立ちを冷静に呪術に変えて、濃密な呪の力を放つ紫色のオーラを帯びた人の頭蓋の型をしたものが手よりいでる]
禍ツ餓鬼(マガツガキ)
[そしてまだ喜んでいる妖術師にむけて、やっぱり不意打ち気味にぶっぱなした。
慌てたように火球で相殺するが、それを全て飲み込んで尚、その腕を絡みつき喰らうようにして傷を負わせる。]
本当素晴らしいですわ。素晴らしい…馬鹿。
[苦悶の声をあげる男にひどく冷たく端的に述べた]
― ユウレン王宮・内務省庁付近廊下 ―
[何やら動く気配は、ちょっと見えない場所なり疲労なりのせいで感じ取れなかった。
その辺を漂う精霊に墨の落とし方とか聞いてみるが、知ってるものはそう居ない。]
…服につけた時はごはんつぶ?
ごはんはあるけど…。
[食べそこなったおにぎりが。
とはいえ話を聞く限りその方法は壁には通用しなさそうだった。
義兄が来る前に落とせるかなぁと、何度もごしごし擦っていたら、当の本人が現れてびくりと肩を強張らせて振り返った。>>+115]
あ、お兄さん……。
[何やら不穏な文字の書いてある壁の前で、どうしようかと困ったように義兄を見上げた。周囲もだいぶ、墨で薄汚れてしまって褒められた状態ではなかった。]
[目を輝かせる様子>>173は純粋さを感じさせて、刹那、目を細める。
ジェフロイへの思慕は知らぬから、ここまで嬉しそうにする理由までは思い至らないが]
……あー、それはありそう、だな。
でなきゃ、習得してないか。
[容赦ない感想>>175には、妙に納得してしまったりしつつ]
(ある意味では……使い潰すには、向くタイプ、だよなぁ……)
[ふと過った考えは、声には出さずにおいた]
―ユウレン王宮・本宮広間前廊下―
[ほうほうの体で廊下の角まで逃げた竹箒。
穂先を膨らませて、どうやら蜘蛛を威嚇しているらしかった。
かかって来られたなら勿論逃げ出すのだろうが]
………いや、見られても。
[竹箒に向けられていたジト目×8>>+117がこちらを振り返ったのに気付いて、ぼそっと呟く。
今のところ蜘蛛の味方も箒の味方もしていなかった]
[黒衣の人物に、カサンドラが対峙している。
その冷えた空気に、瞬いた]
……カサンドラ、怒ってる?
[何となく。そんな気がした。
上空より見下ろす視線の先、呪の力が凝る]
― ユウレン王宮・本宮内 ―
[聞こえたと思った音は、しかし本宮内に入ると聞こえなくなってしまった。別のルートを通っているからか、夢現の境で何かの音を誤認識したか。妖気は王宮全体に漂っているから、相手の分からない状態では確認も容易でない]
当たるときは歩くだけでも当たるか。
[適当言うと、通常時に歩哨が巡回するルートを通って移動し始めた。結論から言えばハズレコースだったりした]
― ユウレン王宮・内務省庁付近廊下 ―
[ぐるり、と周囲を見回す。
心なしか、場の空気が緊迫したような気がした。
それも、明らかに自分が出てきてから]
随分と酷い有様ですが……付喪神、ですか?
[何となくそんな気がして問いかける。
幸いというか、義妹の後ろの壁の落書きはまだ目に入っていない。>>+118]
― ユウレン王宮・内務省庁付近廊下 ―
[周囲の落書きや筆とかを纏めて片付けていた女官や文官らが、みな程度は違えど義兄の出現>>+120に固まっていた。
こそこそと退散する輩までいて、置いてかないでとか思ったがどうしようもない。
後ろには見られたらあんまりよろしくないもの一つ。
下手に動けず背にあるものを庇いって不自然に振り返りながらも、義兄の質問には素直に答えた。]
えっと、そうです。
筆の付喪神がいっぱいで…まだそこら辺に捕まってますが。
[半分くらいは片付いたが、まだ端の方に、まだじたばたしている筆がいた。]
[どことなく、目を細める表情がくすぐったい>>178
だから、視線を下へと逸らした。
それでも口元が緩む辺り、すっかりやる気になっている。
よしっと密かに、気合の拳を握った]
習得……覚え忘れ?
妖魔に乗っけて貰えば良かったのに。ばかなやつだなあ。
[こんな風に。ぽんと火竜の紅玉の首筋を軽く叩いた。
くるる?と、火竜が小さく喉を*鳴らした*]
「女…ドラティアか!?」
だから?
[先程の術でわかったのだろう、見下すような怯えるような…よく見知った眼差しに平然と答える]
「この、この魔女を殺せーーーー!!!」
妖術師に魔女呼ばわりされたくないけどね
[嘆息しながらも、まだ残っていた妖魔が殺到するのには内心焦る。蟷螂のような妖魔が振り下ろす鎌を身を屈みんで防ぎ、地中より音がすればそのまま横転して避けたところで、妖術師の火球が迫って破裂する]
[その煙の先に勝利を思ったのかもしれないが、
けほっという咳きの音に目を見開いて]
ったく…せっかく回収したのが全部無駄になっちゃったじゃないの
[半ば開きかかっているトランクから巨大蛙から奪い取った力の結晶が塵として消えていく、ああ、本当…いやになる。]
― ユウレン王宮・内務省庁付近廊下 ―
なるほど。
大分派手にやっていったようですねぇ……。
[文官や女官がそそくさと立ち去る理由には気づいていない。
だから、口調もまだ変わっていない。
不自然な義妹の様子>>+122に、疑問は抱くものの、今の所は置いておいて]
次の祭りまでに元に戻すには、どれだけの修繕費がかかるのか。
……まったく……各務さんには請求できないというのに。
ともあれ、これは人の手には負いきれそうにないでしょう。
式を呼び出して片付けさせますから、あなたは休みなさい。
めんどうだけど、依頼主の要望だしね
[使役者ごと喰おうとする虫を制御と呪により意識をずらし、屈むようにすれば、肩口に熱と痛みが走った。食われたかしらね?などと思いながら、貪喰虫の腹を霧の鎌にて裂けば、ぼとりと音をたてて、恐怖に気絶した男がそこより落ちてきた。蟲の酸に僅かな間とはいえやられたそれは服をところどころ溶かし、肌であれば火傷する酸も露出していた部分は少ないのが幸いだったか、顔だけであった]
<<戻れ!!>>
[そして強引に虫をトランクに戻して、蓋をしたところで僅かに食われた肩に手を当ててじゅわっと音がなる。食われたのではなく酸か。と判断しながら、膝をついた]
(水鶴)
[水を呼び出す、このまま放っておいたらその酸にどんどん侵食されるため、自分の手と肩。ついでに男にも酸だけを流すようにして水でぬぐい取る。
拭いとっただけだから濡れるということもなかった。そしてそれを終えて、男の頭をまさぐるように指でなぞった後、呪術師の目にて捉えたそれを懐にそっといれて]
終わったわよー
[振り返り、まだ上空にいる雇用者に、肩が溶けてない側の手を振ってしめした]
……そういう発想すら、なかったのかも、な。
[妖魔に、というシェイの言葉>>180に妙にしみじみと頷いて。
ともあれ、カサンドラの戦いの行く末を見守っていた──のだが]
― ユウレン王宮・内務省庁付近廊下 ―
ですね、これ掃除大変じゃ…。
[言わずもがなな状況を、それでも口にすると眉が下がった。修理費やら予算関連で義兄が腐心しているのは良く知っているので>>+123、愚痴めいた言葉に耳も下がったとか。
休めと言われると、そろそろそうしないと各務さんにも会いにいけないほど弱ってはいたので、従うように頷いた。]
はい、そうしま……
[とはいえ、いつ動ごくのが一番いいんだろう。
などと、返事はしたもののぐるぐると悩んでいたら、手が緩んだ。
握っていたのは、筆入りの帽子。
一旦大人しくなったものだから、大丈夫だと油断していたのが甘かった。
束縛が緩んだ筆は、ずるりと隙間から抜け出てしまい。
かなりの至近距離で突然出てきた墨付き筆は、何を思ったのか義兄の顔目がけて飛んで行った。
――それが、当たったかどうかは、義兄次第、だが。]
て、ちょ、おいおいおい……。
[途中の展開には、さすがにというか言葉もなく。
一連の交差を半ば呆然と見守っていた──のだが]
……終わった、って、んな軽いノリで言える状態なのかよっ……。
[振られる手>>185に、こんな突っ込みを飛ばしつつ。
ともあれ、そちらへと向けて翔けて行く]
― ユウレン王宮・内務省庁付近廊下 ―
って、まだ休んでなかったのか。
[やがて元同僚の姿が見えて。
こちらに逃げて移動してくる女官達とすれ違う。
その向こうに上司の姿が見えたことで理由が判明し、笑いかけた口元を右手で隠した]
筆の付喪神。これか?
[黒鞘を抜けば自分も一つ二つは大人しくできるだろう。
しかし数が多いとなると結局自分の手には負えない。
>>+122ジタバタ逃げ出してきたらしいのを、まずは踏みっと足で押さえつけた]
しかしこれは。
[壁の落書きを確認すると、更なる笑いの発作がこみ上げてきそうになった。口元を隠した手が外せない]
わ、わあ!
お兄さん大丈夫ですか!?
[こちらから見れば顔面に当たってしまったもの、と思い込んで、慌てて近付いたので。
背に隠してあった、おどろおどろしい腹黒 精霊師長が、兄の視界にはいるような位置まで動いてしまっていた。]
―ユウレン王宮・本宮広間前廊下―
………あ。
[蜘蛛が近寄り始めた瞬間>>+121、風の如き速さで逃走して行った箒]
………追跡。
[蜘蛛の邪魔をする心算はやはりなかったが、一応風精に頼んで追ってもらうことにする。
いたほうが何かと便利だという理由もあった。
自分では追いかけなかった為にその後の詳細は知らないが、竹箒と蜘蛛の逃走劇は他の誰かにも目撃されていたかもしれない。
少し後で発見された箒は、何処かの物陰に隠れてカタカタ震えていたという**]
んー。大丈夫よ。自分の体が一番治しやすいけどね。手が届きづらいのが難点だけど
[痛みはあるが、洗い流したため後はいつもどおり治療すれば元通りになるだろうという頭があるためやっぱり軽かった]
はぁ、すっきりした。ちゃんと半殺しで止めたわよ。
かなり脅かしたから聞きたいことは簡単に聞けるんじゃない?
今は無理だし、ちょっとばかししばらく素敵な夢を見ることになりそうだけどね。
[これを半殺しで済ませれるのかとか、素敵な夢じゃなくて、悪夢だろうとか色々あるが
― ユウレン王宮・内務省庁付近廊下 ―
[何か見えた。色々見えた。
こんな時なのに笑い殺されそうだ、と思った。必死に耐える。
本来こちらまで回ってきた理由……執務室にある手布の補充、も忘れてしまいそうだった]
― ユウレン王宮・内務省庁付近廊下 ―
まだ、人的被害でないだけ、マシですよ。
建物や道具は修繕できても、人はそうは行かぬのですから。
……このくらいならば、わらっておかないと。
[>>+124 掃除に関しては、さらりとこう言って。
中々動こうとしない義妹の様子に、ん? と首を傾げた矢先。
その手から飛び出してきたものに、目を見張る。
常ならば容易く対処できるようなものだが、如何せん、唐突だったのと距離の近さで──]
…………。
[ぽてり、と落ちた筆をキャッチする。
ついでに、義妹が動いた事で、後ろに書かれた文字もしっかり見えた。>>+125
ちょっとだけ。目が座った。
あくまでちょっとだけ]
お疲れさまです。
で、コレが恨みを晴らしたかった相手でしたか?。
[ 氷のメスでなんか溶けかかったりしてる相手をつんつんしながら、カサンドラに尋ねてみる ]
いやまあ、大丈夫なら、いいん、だが。
[軽く返される言葉>>188に、はあ、と一つ息を吐く]
さすがに今のは、驚いたぜ……。
[さすがにというか、丸呑みの直視は心臓に良くはなく。
それでも半殺しで生きている、というのも凄まじいというかなんというか]
ああ……なんていうか、手間取らせたなぁ……。
とりあえず、こいつは王宮に送るか。
尋問とかそういうのに関しては、超一流なのがいるしな。
他にも、無理させられんのが出ちまったし。
[壊れたブーメランは互いに騎竜の背に乗せてしまいカークの姿を探していた]
あ、いたいた。
「ねぇねぇ、カーク、ボク達の武器壊れちゃってさ」
[二人で見事にぽっきり折れて壊れたブーメランを見せながら]
これ以上は足手まといになりそうだし
「この辺で戻ってもいいかな?」
[ちょうどカサンドラが変人と呼んだ相手を倒してるところだった]
― ユウレン王宮・内務省庁付近廊下 ―
[あわわわわと周囲に残っていた女官や文官は、焦るか笑いを必死で堪えるかしていた。後の事考えて脅えて逃げる者もいたか。おそらく最後の選択した人が一番賢いだろう。多分。
筆が落ちると義兄の額に綺麗なばってんがついているのが見えてしまい、慌てて額からは目を逸らす。
さすがに今、そこを直視するのは色んな意味で不可能だった。]
お、お兄さん……大丈夫ですか…。
[それでも勇気を出して尋ねてみる。
視線は目からもすこし外れて、垂れ気味の耳だけは、ふるふると小刻みに震えていたが。]
[でもさすがにちょっとばかり疲れたなぁと思うが、まだ大丈夫だろう。いつも無茶せず後方にいることが多かったしね。
ただドラティアと叫んだ男の声を聞いたものがどう感じたかは気になるが、もう少しで依頼も終わるのだから…と考えながら、トランクを開いて、薬を取り出し、まずは火傷した手に塗って、次に取り出したナイフに塗りつけつつ、やってきたアレクシス>>190を見遣る]
さあ?ま、後で探ればわかるわよ
ここじゃ準備も集中もできないから無理だしね…って解剖はダメよ。せっかく半殺しで止めたんだから
[懐にいれたこの男の記憶の欠片のようなもの。そこをたどれば答えにはいきつくだろうから特に気にもとめず、氷のメスでつっつくようすをみて言った]
[呼びかける賑やかな声>>192に、瞬き一つ。
振り返れば、壊れたブーメランを持った双子の姿]
って、ありゃ。
あー……確かにそれで進むのはきつそうだし、なぁ。
[天輪湖で待つ者がなんであるにせよ、万全でないなら無理はさせられない。
人手は欲しいが、危険に晒すわけにもいかないのも確かで]
……わかった。
んじゃ、王都まで送らせるよ。
その状態で、飛んで帰れ、とはさすがに言えんしね。
― ユウレン王宮・内務省庁付近廊下 ―
[逃げたいけれど、足の下には力を緩めればジタバタするだろう筆。奥歯を噛み締めて下を向き、賢明だった女官達を尊敬するべきか、二度目のレア遭遇を前向きに受け止めるべきかと、この緊急事態下とは思えないようなことで悩んでみたりした]
……ふぅ。
[どうにか爆笑するのだけは避け(そんなことしたら命がないだろう)て、そっと黒鞘を抜くと足元の筆に突き立てた。動かなくなった筆の上から足をどけて、そろりと仕事部屋に移動した。
目的を忘れなくて良かった。手布二枚を取って外に出る]
はい。
[その一枚を上司に直接ではなく元同僚に渡したのは、今上司の顔を直視するのは辛かったからだ。主に腹筋的意味で]
ええ、これぐらいの怪我なら治すのにいつもとってる休憩時間の一割もあれば十分よ
[ため息をつく嵐激の人>>191に答える。
他人の体をを見てするよりも、知っている自分の体をやるほうが何倍もやりやすい。
薬を塗りつけたナイフを、肩口に器用に這わせ痛みの箇所を塗りつぶすようにしていってる内に、手の火傷の痛みも引いていく。]
ふふ、驚かしちゃってごめんなさいね。ちょっと女の扱いが下手くそな男にきつめのお仕置きしたくなっちゃってね。
[にこにこと、心臓に悪いことをお仕置きのひとことですまそうとしてみたりして]
ん、なら送るのはお願いね。もって運ぶのやだしね。
[送還していた光景は見ていたので、特に疑問はなく任せることにした]
― ユウレン王宮・内務省庁付近廊下 ―
[周囲の反応は目に入っているのかいないのか。
後者であれば、きっと世界は平和なのだが]
……ええ。
大丈夫、ですよ?
[>>+130 義妹に返す声は静かだった。
とっても静かだった。
静か過ぎて逆に怖い。
手に落ちた筆は、ここに至り危機感を覚えたようで。
必死に逃れようともそもそ始めるが、それよりもがしい!と手が握られる方が早かった]
ありがとね。
「せっかくだしお言葉に甘えちゃおうかな」
[タクシー気分で申し出は受ける予定で]
負傷者とかいたらついでに面倒みようか?
「一人だと大変でしょ?」
[転送という発想はなかったらしい]
― ユウレン王宮・内務省庁付近廊下 ―
[ジェフが程近くで一人で悩んだり堪えてたり筆壊したりしているとか、気づく余裕は皆無。>>*39
そんな面前であれそれやっていたせいで、突然現れたように見えたジェフにびくりと身を強張らせた。毛布渡されると、きょとんとしながらも両手で受け取って。]
あ、ありがとう?
[使えと言ってくれているのだと解釈していたとか。]
[>>195 一割もあれば、と軽く言われては、それ以上突っ込むのも出来なくて。
手当ての様子を直視するのは避けて、代わりに転がった男の方を見た]
……ま、確かに扱いが上手いようには見えんけど、ねぇ……。
[そもそも、世渡り自体が下手だろこいつ、なんて事を考えつつ。
もって運ぶのは嫌、と言う言葉に軽く、肩を竦めた]
にしてもこいつ。
……一体どっから出てきたのやら。
[どっから、という言葉が示すのは、所属する陣営の事。
国内在住ないし、滞在している精霊師など、力あるものの情報をまとめる事は、先に王宮の義兄に頼んであるが。
そこに引っかかるかどうかは、今の所わからなかった]
/*
うっ。つい癖で手布の方を書いちゃったから…!
今回は手拭て書き方で良かったのに。最初はそう書いてたのに。エレオごめんなさい(><
ん、いや、大丈夫だろ。
負傷者って言っても、身元不明の賊徒除けば、後は彼女だからな。
[運ぶという申し出>>196に、シルキーの方を示しながらこう言って]
それに、移動自体は転移術ですぐだから。
数多いと負担になるかもしれんけど、大丈夫。
― ユウレン王宮・内務省庁付近廊下 ―
[静かな声が怖い>>+131。これはだいぶ怒っている。それくらい誰にでも分かった。すくなくともこの王宮の人達は。
小動物さながら、耳を震わせおろっ、おろっとしていたが、ジェフに布を渡されると、兄の方へとおずおず手渡した。]
お、お兄さんこれ……。
濡れてないから、使いにくいかもしれません、けど。
[差し出しながらも、その静かなる半面とは裏腹に、おもいっきり音がするほど握られた筆にびくっとし、内心で合掌していた。南無。]
― ユウレン王宮・内務省庁付近廊下 ―
[声に対する周りの反応などは視界には入れず]
……ああ、ありがとう。
とにかく、ここは私に任せてくれてかまいませんよ。
落ち着ける内に、休みなさい。
[差し出された布は空いている方の手で受け取り。
もう片手は、ちたちたと抵抗する筆を握り締める]
……しかし、一体誰が使っていたものなんでしょうねぇ、この筆は。
[どうやら、興味は主にそちらへ流れているようだった。
それはきっと、周りにとっては幸いな事。**]
そうそう、私みたいなか弱い女性に対しての行いじゃなかったわよ、本当
[自分をか弱いとか平気でいいながらも、嵐激の人が目をそらしたって治療は続けつつ、どこから出てきた>>198についてはわからないので反応は返さず]
じゃ、後始末お願いね。どうせすぐにはいかないんでしょ?
私は治療と休憩するわ。
[といって、その場を離れ適当に…だが周囲を距離を置ける場所の適当な岩場に腰を下ろし、滝にかかる虹をみながら治療する。
傷の痛みを消し去り、その痕すらも消し去るように治療を施していった後は、肩の部分が溶けた服を縫ったりとしつつ*休憩してることだろう*]
あ?そうなの?
「ああ、あの子も帰るのかな?」
[転移術と聞けば楽そうだなとアイリは思いそう答えていた。
アイラはシルキーのことを聞いて彼女と一緒になるのだろうかとちょっと心配そうな様子。
カシムのいい人かもしれないとか思ってたからかもしれない]
負担は大丈夫な範囲なんだよね?
「ケガの具合は大丈夫なのかな?」
[そして矢継ぎ早に二つの質問]
[終わりだと思うか、という問いかけ。>>201
ふ、と視線は崖の上──男が登ろうとしていた先へと向けられる]
……まだ、終わりじゃねぇだろうな。
勿論、この先の目的地についた時になーんにもなけりゃ。
それはそれで、ありがたいんだが。
[そこに落ちたもの求める者がいる、という時点で、何かしら力あるものの存在は伺える。
できれば、それが落ち着いたものであればいい、と思いつつ、同時。
それが希望的観測である、という予測もまた、あった]
[>>203 か弱い、に突っ込むかどうか悩んだのは、一瞬。
しかし、結局そこは沈黙しておいて。
『どっから』に対する答えは期待していなかったから、それには構わず]
ああ、さすがにな。
天輪湖へ向かう前に、ここでしっかり休んんでいく。
……可能な限り、万全でいかねぇと、な……。
[低く呟くその声は。
いつにもまして、真剣なものだった。**]
― ユウレン王宮・内務省庁付近廊下 ―
[手布を受け取ってくれた時の義兄は、比較的穏やかな方に見えた>>+134。そうあってほしい、という希望が大きいが。
休めと再度言われたので、今度こそは休まないと、と頷いて、その場を辞そうとしたが。]
……この辺で見つかったって事は、文官の方なんでしょうけど。
[聞かれたことに、うっかり思ったことを素直に答えてしまい。今後元同僚含めた文官に何が起こるか、まで考慮外だったとか**]
負担の方は、大丈夫だろ。
一度に、は無理でも、何度か往復するって手もあるし。
怪我の方は、あちらさんが診てくれたから、大丈夫。
……向こうにも、腕のいい精霊師はいるから、な。
[あちらさん、と言いつつ示すのはカサンドラの方。
力の方向性など、色々と思う所はあるが。
それだけで厭う心算は、どこにもなかった。**]
って、と。
[王宮で起きている非常事態の事は知る由もなく。
それでも、通信の回線を義兄ではなく、ジェフロイに向けたのは、何かしら危機を感じたから──かも知れない]
そっちの方、どうなってる?
こっちは今天龍滝で……色々とどたばたしてたが、落ち着いた。
[仔細を説明するのは難しかったから、とりあえずそれでまとめて]
で、だ。
そのどたばたで、シルキーが負傷。
後、双子が武器壊れたってんで、一度戻るって事になった。
それと……色々と重要な参考人を一人、確保したんで。
色々照合とか頼む、って、メルに伝えといてくれ。
[今の義兄に声をかける事の恐ろしさも知らぬまま。
指示を投げる口調はやや軽かった。**]
それなら本当に遠慮はいらないね。
[もっとも負担あっても申し出を断るつもりなどなかったが]
「それなら任せちゃって安心だね」
[重症であった場合何もできることがなかったりする]
/*
おはようございまむー。
昨日は大変な一日でした。腹的な意味で(
サシャを引き止められなかったのが唯一の心残り…失敗したぁ(´・ω・`)
― ユウレン王宮・内務省庁付近廊下 ―
[そんなわけでだいぶお疲れの様子は隠しきれず。
休もうと思っていたら、笑い声がして振り返った。]
あ……
[廊下の向こうに、金色髪した綺麗な少女がいて、らくがかれたメルヒオルをみて笑っていた。
きょろ、きょろ、と義兄とその子を見比べる。
義兄の様子から、彼女が各務さんだと悟り。
少女が反対側に走り去ろうとしたので。]
ま、まって!
[慌てて、やや反射的に追いかけたとか**]
― →ユウレン王宮 本宮厨房付近廊下 ―
[竹箒を追いかけて追いかけて追いかけて。
一旦竹箒に引っ付いて齧ったけれど、またうねうねされて落ちた隙に逃げられてしまった。
[17]%くらいは妖力吸ったかも]
[で、竹箒を追いかけて走りまくったお陰で普段来ないような場所へと来てしまっていたことにようやく気付く。
本宮にある厨房へと続く廊下。
メル君に怒られるかなー、と思ったが、今回ばかりは不可抗力だったため、直ぐに開き直った]
《きゅー………きゅっ!?》
[こっち戻れば良いか、と来た道を振り返っていると、不意に何かが勢い良く飛来した。
パッと跳び退ると、それまで立っていたところを円盤状のものが通過して行く。
見れば、タタラ作りの平皿がフライングディスクの如く回転して宙に浮いていた。
底に付いた一つ目がこちらをじーーーーっと見ている。見ている]
《きゅー…》
[硬そー…、と呟く辺り、この平皿からも妖力を吸い取る気満々だ。
その気配に気付いたか、平皿は先手必勝と言わんばかり動く。
床に落ちると転がることで推進力を得て、ウェルシュを轢こうと突進して来た]
《きゅ!》
[糸を吐き出して妨害するのが間に合わず、咄嗟に進路から外れるように横に跳ぶ。
すぐさま尾部から糸を吐き出すと、動きを止めようと蜘蛛の巣にして平皿へと投げつけた]
《きゅっきゅー。(ユエりーん)
きゅきゅきゅっきゅー、きゅきゅ?
(メル君にお皿とか壊さない方が良いのか、聞いて?)》
[足止めしている間に、監視として付けられていたユエリャンにメルヒオルへの伝言を頼む。
未だ人語ではなかったけれど、使い魔を介せば翻訳してくれるだろう。多分]
[蜘蛛の巣を投げつけられた平皿は、それから逃れるためにその場で高速回転。
回転の勢いで糸を切り、捕らえられるのを防いだ]
《きゅきゅー…》
[めんどくさいなぁ、そんな呟きが漏れたが、襲い来る平皿に直ぐに気を引き締める。
壊すなと言われた場合を考えて、どう動きを止めるかを避けながら考え*始めた*]
― ユウレン王宮・内務省庁付近廊下 ―
……でしょうね。
もしくは、内務務めの誰かか……。
[義妹>>+135に答えつつ、脳内では計算式ががっと巡っていたりする。
一応、これは私情に当たるのはわかっているので、そんなに酷い事にする心算はないが。
……先ほど拾った名簿に関わっていた場合、多少、何かが上乗せされる。かも知れない。
そんな思考に一瞬落ちていたから、それ、への対処はかなり遅れた]
『やぁだ、メルるんかーわいいー。
ちっちゃい時みたいねぇ』
[不意に響いたのは、そんな笑い声。
はっと振り返った先にいたのは、金色の髪の]
ナタさっ……もとい、各務さんっ!
[なんか一瞬呼び違えとかしつつ、振り返る。
そこに折りよく、月の小鳥が伝言>>+140を伝えて来て、動きが止まった。
その間に各務さんは駆けてゆき、義妹もそれを追ってゆく。>>+136]
……エレオ!
[止めようか、とも思ったが、先に過った事もあり。
結局は、そのまま行かせる事を選んだ]
……やれ、やれ。
[一つ息を吐いてから、月の小鳥へ返事を織り成す]
『欠けた古皿などであれば已む無し、ですが。
……明らかに一点ものである場合は、努力をお願いします』
[状況が状況だけに、全く壊すな、とは言い難い。
しかし、見境なく壊されてもこちらとしては困るので、間を取った物言いになったが。
努力が足りなかったらどうなるかわからないよ、的な物は、しっかり織り込まれていた]
……それに、しても。
[はあ、とため息をついて。
それからようやく、×字を落とす。
顔を洗いに行かなくては、と思う反面、この壁は放置できないから。
まずは力を集中し、魔力と精霊力を組み合わせた式神を生み出し、掃除に当たらせる]
……落ち着いたら、一週間くらい、雲隠れしてやりましょうか、ねぇ。
[その様子を見ながら、呟く。
ちなみに筆付喪神は未だがっちり、握り締めていた。**]
― 一方その頃の各務さん ―
[自分を追ってくる姿>>+136に気づくと、各務さんは楽しげに笑い。
たまに速度を緩めつつ、けれど、すぐには追いつかれないよう距離を維持してととと、と駆ける。
やがて、たどり着くのは内務省庁三階にある休憩室。
湖上庭園や各宮殿の様子が一望できるその場所の窓辺にぴょい、と腰掛けて。
風龍峡のある方を見ながら、ほんの少し、首を傾げた。**]
ん、そーゆーこと。
ま、とりあえず今の内はゆっくりしといてくれな。
[双子、それぞれの言葉>>208にはまとめてこう返し。
どの道、ジェフロイが戻らなければ送迎も頼めないから、こう言って]
てわけで、しばらく休憩!
目的地到着前に、状態整える!
[改めてこう宣言してから、滝壺近くの大岩に向かって、その上に座り込む。
翡翠色が、そのすぐ側に控えた]
…………。
[空を見上げ、思い巡らせるのは、遠い日の事]
― 追憶・修行の日々 ―
[風を捉える事は、生来の加護もあって容易くできてはいた。
けれど、戦闘機動を前提……と考えると、まだまだ不確かな部分もあり。
それを補えるよに、広い空間での訓練を重点的に重ねていた。
そんな訓練の最中の出来事に、しばし、半身と共にぽかん、としていたものの]
……ボウズじゃねぇ、よっ!
キリク、って名前がちゃんとあるっ!
[呼びかけ>>109に我に返り、とっさに投げ返したのはこんな言葉。
それでも、休憩を促されれば大人しく従った。
今の出来事で受けた衝撃は大きかったし、何より、吹き抜けた風の力強さに対する好奇心が抑えられずにいたから]
上……上?
えっ……と。
[指摘された事>>110は、今まで強く意識していなかった事で。
答えられずに口ごもっていたら、なんとも大雑把な指導をされた]
……体で感じ取る……頭だけじゃダメ。
[小さく繰り返す。
先達である父も似たような事は言っていたな、と思い返しつつ。
それからふと、ある事に気がついた]
……でも、だったら、なんで。
[手を出したのか、と問うた。
体感するのが重要というなら、今のはある意味ではその機会だったのでは、と。
返された答えには、そうなんだ、と呟いて]
うん……そう、だね。
俺も、空は好きだ。
……兄上との約束があるから、どこまでも飛んでけは、しないけど。
[この頃は、全て喪う未来などは知らず。
兄の治世を支えるのが己が役割と見なし、『二人で国を護る』という約束を何よりも大切にしていたから、こう言って]
…………。
[そんな、束縛を前提とした考えをずっと持っていて。
更に、自由に翔ける事、その意味を未だ知らぬ身だったから。
小さな呟き>>111にこもる思いは知れず、こてり、と首を傾げたりもしていたのだが]
― 天龍滝 ―
……なんだかなぁ。
[追憶から立ち返り、小さく呟く]
あの時は、全然意味、わからんかったけど。
今は何となく、わかっちまっうってのも。
……複雑だよなぁ。
[何ものにも囚われず、自由に翔けたい、という願い。
今は強く押さえ込んでいるが、それが完全に消えているわけでは、ない。
けれど、それを自分自身に赦す事はできない。
立場的にも、個人としても。
この地には、護るべきもの、護りたいものが多すぎるから]
それに、これは。
……自分で選んだ道……なんだから、な。
[他にいなかったから、という部分も確かあったけれど。
『煌嵐の碧龍王』の跡を受け継ぎ、『嵐激の翠龍王』となる道を選んだのは、間違いなく自分自身だから。
それを悔いる事は、なかった。**]
シルキーが!?
[念話中なのに声にも出してしまった]
っと、すみません。
あの子も時々無鉄砲に仕掛ける方だったので。
[驚きは一瞬。前線に出ていれば怪我など当たり前のこと。
首を振って動揺を鎮めた]
ああ。お二人は武器の方が保ちませんでしたか。
カシムに伝えましょう。本人同士も親しそうな様子でしたし。
自武器に拘らないなら貸与するということで。
[アイラアイリの話は、残念だなと思いながら頷き]
それは重畳……です、ね。
メル様に。
[重要な参考人と聞いて細まった目が宙を泳いだ。通信では見えないはずだが。怯えるような気配は伝わったかどうか]
分かりました。伝えます。
手配整い次第そちらに戻りますので。
[蜥蜴の尻尾切りなどさせないためにも急ぐ必要があると理性は告げる。触らぬ神に云々と言っている暇はない。
息を深く吸い込んで上司の姿を探し、予備武器の用意を含めた手配を進めた**]
― ユウレン王宮・内務省庁付近廊下→ ―
[義兄の胸中読めず。>>+142
最速で犯人割り出そうとしている事や、何か掴んでいる事には、薄ら気づいたけれど口は出せなかった。怖くて。
脅えたわけではないが、ふと視線を外すと無言で逃げ出すジェフの姿が見えた>>*42。まさかジェフのじゃないよね、と結果杞憂が浮かんだが、そんな視線に気づくことなく元同僚は何処かへと。]
[義兄にかわいいとか、思っても誰も言えないだろう事をさくっと言われて>>+143うっかり噴出す。
それに義兄が反応したかどうか知る前に、逃げ出す彼女を追って駆け出した>>+143。
義兄の声は届いたが、待てと言われなかったのをいいことに、休まなくてごめんなさいと胸中で謝りながら走った。
息切れが早いが、幸いまだ走れるだけの力は残っていたらしい。]
[しばらくの間金髪美少女とおいかけっこになったが、見失わない所をみると、逃げる気もないらしい。
そんな事を思いながら、ようやく辿りついたのは三階の休憩室>>+146。
窓辺に腰掛ける彼女の方へと、整わない息のまま近付いた。]
はぁ…、はぁ、はぁっ……
やっと追いついた……。
[そう呟きながら彼女を見ると、どこかしらを見上げて首を傾げていた。
追いかけっこ中は後姿で気づかなかったが、よく見たら綺麗な子だよなぁとか場違いに少し見惚れ。
その視線の先には何があったっけと暫く考え、そこがさっきまで居た場所だったと知ると、ちょっとだけ複雑そうな表情になっていった**]
お腹?
[立ち上がって聞こえた声>>123に瞬いた。
シェイにそう思わせたのが自分の憮然とした表情だということに気付かず、
どうしてそんなことを言うのだろう?と首を傾げ]
え、いや…
[そうじゃない、と言いかけたらカークから次の声>>129。
地上と空の両方からの声が何かを勘違いしている>>135>>142…
っぽいが、そこへは口を挟まずにきょとんとしているばかり。
どことなくシェイが緊張しているようにも見えたけれど、
カークが何者かに気付いていなければ理由もわかるはずもなく。
違うってば!と言いたそうな視線をカークとシェイの双方に向けていた]
[なんで、僕がお腹痛くてここで引き返さなきゃいけないのっ!
お腹痛くもないし、調子も悪くはないし、帰る気もないしっ!
そりゃ、迷惑かけるくらいなら村に帰るけど…
まだ迷惑かけてない!きっと!
って、言おうとした。
そこへ、シェイの言葉>>147が聞こえて、言葉を飲み込んだ]
…シェイ。
[誤解だ。誤解なんだが…すごくうれしかった。
すごくすっごくうれしかったが、なんかちょっと悔しかった。
じーんとしながらも、ちょっとだけ口を尖らせた。
カークが互いに差さえ合ってついて来い>>151と言うのには、
黙ったままだが、俺らは騎竜師だというシェイの声>>161に頷いていた。
最後には大物がと聞けば、手をぐっと握って緊張したけれど]
送り、返す?
[カークに向けたシェイの問いには小さく首をかしげ、
今見当たらない人達を想う]
じゃあ、今居ない人達は村に…王宮?
[普通は送り返したと聞けば村に、だと思うだろう。
なのに、聞こえた言葉>>152は王宮だと言った。
聞き違いじゃないかと耳を疑ったが、シェイも王宮と言った>>162ので、
眉間に皺が寄るくらいに困った表情をして首をかしげた。
そんな縁も所縁もないところ、さっぱり想像も出来ないし、
カークとジェフロイが王宮から来たと言うなら…
調査というのも信憑性はあるし]
…………。
[それ、信じていいの?と問うような視線をカークとシェイへ向けた]
[もっとも、視線の意味はきっと伝わらなかっただろう。
問うような視線をふと緩め]
足を引っ張らないよう、僕にやれるだけ、やります。
サポート、よろしくな!
[シェイの>>173にこくりと頷いてから
最初の言葉はカークに向け、後の一言は上空のシェイに向けて。
最後には、にこりと笑った]
[極力壊さないようにするとなると、あまり衝撃を与えることは出来ない。
平皿の進行方向に糸でトラップを仕掛けても切られてしまうため、結局横を狙うことにした]
[轢き攻撃をして来る平皿を横っ飛びで躱しながらタイミングを計る。
尾部に粘着糸を用意し、何度目かの回避の後に平皿の平面目掛けて糸を投げつけた。
粘着糸は切らずに自分と平皿を繋ぐ。
引かれる勢いをそのまま受け、糸を縮めて平皿へと迫った]
《きゅっ、きゅううぅうぅぅううぅうぅ〜!》
[ピタ、と平皿に張り付くと、当然の如く回転がそのまま身を襲って。
それでも落ちないようにしがみ付き、1本の足を手探り状態でげしげし皿を蹴った。
何度か蹴ると、突然悲鳴のようなものが上がり、回転の勢いが落ちる。
これ幸いとばかりに状況を把握し、今し方蹴った平皿についている一つ目に牙を突き立てた]
《きゅー♪》
[突き立てた牙から平皿の妖力を吸い、次第に皿の勢いは衰え。
終には、カラン、と床へと転がった。
付いていた一つ目も今は無くなってしまっている]
[皿から降りると現在の自分の状況を確かめる。
あれこれ吸いまくったお陰で、まぁ半分くらいは得られたかな、な感じではあった。
これくらいなら人型になることも出来るだろう。
そう考えていると、かちゃんかちゃん、と何かがぶつかり合う音がする]
『どぅあれぇだぁ(かちゃんこ)、我が眷属を手にかけたのはぁぁぁ!(かっちゃん)』
[どこか気の抜ける音を混ぜながら、怒りを露にする声が響いた。
それを聞いて蜘蛛が、めんどくさー、な表情をしたとか]
極力壊さないで動き止めるの、大変なのになぁ。
[瀬戸物の寄せ集め──瀬戸大将が視界に現れたのを確認してから、蜘蛛の姿から人型へと転じる]
『ぬっ、貴様、妖怪かっ』
だから何さ。
ああ、君達に加担する気はさらさら無いよ?
『貴様、人間側に付くと申すかっ!』
どちらに付こうが僕の勝手。
それに君達に付いたところで僕には利が全く無いしねぇ。
[会話しながら、クスクスと笑い声を漏らした。
相対を免れぬと知った瀬戸大将は、手に持つ徳利付きの槍を構える]
『なればこれ以上の会話は無用。
我こそは瀬戸大将!
いざ、尋常に勝負ぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!』
うわ暑苦しいめんどくさー。
『くぉぉらぁぁ! 貴様も名乗らんかぁぁぁぁぁ!!』
[折角の相手の名乗りも文句で一蹴して、とんと床を蹴り後方へと跳び退った。
突っ込みを入れられたりもしたが、そんなことはお構いなし。
目下の問題は、この瀬戸物だらけの妖怪をどうやって取り押さえるか*だった*]
え?
[と。崖から聞こえてきた何か>>#4にぽかんとした。
なんだか危なっかしいなあと思っていたけど、やっぱり落ちた]
あーあ。なにやりたいんだろう、あの人。
[呆れつつ手にしたパチンコを向ける。
何かの時にはすぐ反撃できるように。
しかし…]
え?
[と。崖から聞こえてきた何か>>#4にぽかんとした。
なんだか危なっかしいなあと思っていたけど、やっぱり落ちた]
あーあ。なにやりたいんだろう、あの人。
[呆れつつ手にしたパチンコを向ける。
何かの時にはすぐ反撃できるように。
しかし…]
うわっ、なにあれっ!
[突如現れた巨大な火炎球にびっくりして、青藍に飛び乗った。
キュイーと一声上げて青藍は空へと舞い上がる。
カサンドラの勇姿は、空の上から見ることになった]
…はやっ…い、けど、今の、何…
[カサンドラの手際には感嘆したものの、
彼女が呼び出したもの>>183には正直、慄いた。
でろりーんと転がり出た暑苦しい人は気絶していたようだったが、
自分だってあんな目にあえばきっと卒倒するだろう、と思った]
― 内務省庁休憩室の各務さん ―
[後ろにやって来ていた気配>>+149に気づいているのかいないのか。
各務さんは首を傾げたまま、手をぱたぱたさせて]
『……あの子、着てない?』
[きゅ、と眉を寄せながら、零すのはこんな呟き。
それから、一つ瞬き、くるりと振り返り]
『はぁい、何か御用?』
[一転、茶目っ気たっぷりの笑顔で笑って見せた。**]
― ユウレン王宮・渡り廊下 ―
[式による掃除の監督は陽の小鳥に任せ、とりあえず水場で顔を洗い、墨跡を落とす。
筆付喪神は、いつぞの吊るし五徳猫と同様、精霊力で編んだ縄でがっちり捕獲していた]
……さて、と。
先ほど大物が出たようだが……。
[呟いていたら、ウェルシュにくっついている月の小鳥から報せが届く。
瀬戸大将、と名乗る付喪神と遭遇した、という報せにほんの少し眉を寄せて]
……わかりました。終わったら、知らせるように。
[回答に対するウェルシュの反応>>+150も伝えられるが、これもこれで想定内。なので、そこへの突っ込みはしなかった]
……さて、そう言えば、あちらの状況はどうなっているのか。
[渡り廊下から、風龍峡の方を見ながら小さく呟く。
先に義弟が投げてきた問い。
それへの答えは、思わぬ形で入手できたが]
……わざわざ聞いてきた、という事は、『何か』と遭遇しているのだろうし。
『おもてなし』の用意も必要か……。
いや、その前に、天輪湖と各務さんだが。
[前者は任せるしかないが、後者はこちらで何とかしなければならない。
それを考えると、頭痛めいたものがあるが。
とりあえず、そこは置いといて、部下を探して歩き出した。**]
― ユウレン王宮・内務省庁三階休憩室 ―
?
[わりと体力ってまだ残ってるんだなぁ、とか自分の限界を感じつつ(以後無茶を増長するような事を知ったわけだがそれは置いておいて)、乱れた息を整えながら、あの子と、着てない、との声に更に首を傾げた。
何のことやらまだ要点は見えて無い様子で。
眉寄せる様子は、角度からよく見えてはいなかったが。
ふいに振り返って尋ねられた言葉に>>+157]
あ、いえ。
何、着てないのかなぁって。
[当初の目的、付喪神を動かす理由とか色々聞くはずが、なんか違うことを聞いてしまっていた]
― 内務省庁休憩室の各務さん ―
[向けられた問いかけ>>+160に、各務さんはゆる、と首を傾げる。
どうやら、呟きの意を問われるとは思っていなかったようで]
『░▓▒▓█▓░░▓▒が作ったコート。
あの子があれ着てないと、何してるか掴めないのよねー』
[誰が、の部分は音として紡がれず、あの子、が誰を示すかの説明もなく。
困ったように答えを返した後、各務さんはこてり、と首を傾げて笑った]
『で、話って、それだけ?』
― ユウレン王宮 本宮厨房付近廊下 ―
[まずは小手調べ。
単純に動きを止めるなら糸を使うのが定石なのだが]
そう簡単には捕まってくれないよねぇ。
[そんな風に考えながらも、指から捕獲用の糸を射出する。
瀬戸大将を絡め取ろうと糸を繰るも、徳利槍を回転させることで糸を切られ、妨害された]
『無駄無駄ぁぁぁ!
その程度の攻撃で我を倒せると思うてかっ!』
[叫びながら瀬戸大将は徳利槍を大きく振り回し、横に薙ぎ払ってくる。
それに対し軽く跳躍すると、瀬戸大将の後方へと降り立った]
君を壊すと後が怖いんでねー。
倒すより、捕獲?
『なぁにぃ!?
僕
[相手の言葉に応じることは無い。
スタイルを合わせる必要はないし、自分のペースに巻き込むべきだと考えていた]
― ユウレン王宮・本宮外廊下 ―
[すれ違った同僚に呼び止められて足を止める]
「ジェフ、そっち通らない方がいいよ」
え、どうして。
「メルヒオル様がいたから」
あー。ありがとな。
でもそのメル様に用事があったりするんだわ。
「……南無」
[同情の視線で拝むような仕草をして、女官と一緒に先に逃げ出していた現同僚は、書庫の方へと歩いていった]
― ユウレン王宮・内務省庁三階休憩室 ―
………、さん?
[紡がれた音は薄く聞こえた気がしたが、誰か知るまでには至らない。>>+161
誰との説明はなかったが、コート、と言われてすぐ思いつくものがあり。]
あ……カークのコート。
返すの忘れてた……。
[手に持つと邪魔になったので、一度リュックの中に入れていた事を思い出して取り出そうとする。
中を覗いて一瞬、うわっと眉が寄ったのは、愛用の黒いコートがどうやってか、蝦蟇を包むように丸くなっていたからだ。
蝦蟇を水濡れた布で包んでおいたので、ぬめぬめする事はなかったが、取り出すと若干コートはしっとりしていた。]
あー、干さないと…。
[着れなくはないが、着心地はきっと悪い。
と言った後で、送られた前後の事やりとりを思い出し、手にしたコートを握り締め、傷ついた風に視線が下がった。
それだけ?との声に視線はまた思い出したように上がって。]
あ、そうだった。
各務さん、どうして付喪神であんな悪さしてるんですか?
[尋ねる事柄はわりとストレートだった。]
どんな状態で捕まえてあるのかは分かりませんが。
早めに連行してこようかと思います。
[また大物が出ている事実を知らず。
少しは抜けても大丈夫だろうと高を括っている部分もあった]
― 内務省庁休憩室の各務さん ―
[リュックの中から出てきたコート>>+164に、紫の瞳がぱちぱちと瞬いて]
『……なぁんだ、こっちにあったの。
それじゃあ、わかんないじゃない』
[コートの状態やら、それを手にしての様子などは気にした様子もなく、そう言って。
ストレートな問いかけ>>+165には、くすくす、と楽しげに笑った]
『だって、その方が楽しいでしょ?』
[その笑みと共に返された答えは、ごくシンプルなもの]
― ユウレン王宮・渡り廊下 ―
……ああ、ちょうど良かった、探していたんですよ。
[部下たちのやり取り>>*46などは知る由もなく。
呼びかける声>>*47に、ゆっくりとそちらを振り返る]
そうですか……また、負傷者が。
…………あの馬鹿も無茶してやがらなきゃいいんですが。
今は、歯止めになるものがいませんし……。
[一通り報告を聞いた後、ぽつりと呟くが、陰りめいたものは一瞬]
……なるほど、それは確かに急ぐべきですね。
ああ、キリクには、頼まれていた資料は確保できていますから、そちらは任せるように伝えておいてください。
[確保と照合の話に頷き、伝言を託す。
ちなみに、こちらは大物の出現は月の小鳥経由で確認しているが。
対峙しているのがウェルシュ、という事もあり、何とかなるだろう、と思っていたりする。
あれこれ思う所はあるが、実力は一級、と認識しているが故に]
― ユウレン王宮・内務省庁三階休憩室 ―
すみません。
…ジェフに渡して送ってもらった方がいいかなぁ。
[不便してるだろうか、と。
傷ついても結局そんな心配は変わりがなかった。
各務さんのシンプルかつ困った返答には>>+166、困惑した様子で。]
楽しい…でも結構被害が大きいのが……。
まぁ確かに楽しい所もありました、けど。
[思い出すのは義兄の顔とか何とか。
恐怖が先立ってはいたが、あの時の耳の細かな震えは、決して脅えだけではない。
とはいえ全肯定したら後が怖いので視線は少し逸れて、弱めの肯定に留まっていたのだが。]
あっ、じゃあ向こうの付喪神も、楽しいから動かしてるんですか?
[情報が断片しか届いていない為、向こうの付喪神も各務さんが動かしているものだと思い込んで尋ねていた。]
― 内務省庁休憩室の各務さん ―
『好きにすればいいのよー。
そろそろ、母親離れさせてもイイトシなんだしねぇ、あの子も』
[>>+168 仔細な説明がなければ、明らかに意味不明な事をさらりと言って。
困惑する様子に、くすくすとまた笑った]
『……楽しかったでしょ?
メルるん、かわいかったし』
[浮かんでいるのが何か、読んでいるのか違うのか。
そんな言葉を言った後]
『向こうの……ああ、草履ちゃん?
起きちゃったみたいだから、暇なら遊びにいらっしゃい、とは言ったけど』
[どうやら、草履大将の覚醒には、直接は関わっていないらしいが。
遊びに来る、が馳せ参じる、になった辺りを認識しているのかは、軽い物言いからは伺えない]
― ユウレン王宮 本宮厨房付近廊下 ―
[その後はあまり手を出さず、瀬戸大将の攻撃を避けるばかり。
攻撃が当たらないのもさることながら、反撃して来ない様子が余裕に見えたか、瀬戸大将が苛ついて来たようだった]
『ええい、逃げてばかりとは!
貴様、やる気はあるのか!!』
ぶっちゃけ無い。
『なぬっ!?』
[さらっと否定すると、瀬戸大将はガビンッとなっていた。
その様子にまたクスクスと笑う]
だってさー、君食べられないしさー。
狩りするにはテンション上がらないんだよねぇ。
まぁ、君の妖力は手に入れたいところだけど。
[妖怪の本性を垣間見せると、ほんの少し、瀬戸大将は怯んだようだった。
妖力不足は死活問題。
それを口にする時だけは本気の気配を漂わせた]
まぁでも、君を見つけておきながら放置したら、僕が後で殺されかねないからね。
仕方ないから相手してあげるよ。
[にこやかに言う様子は瀬戸大将に更なる苛立ちを与えたようで]
『我を格下扱いすると申すか…!
よかろう! その身に我が恐怖、叩き込んでくれる!!』
[いきり立ち、徳利槍を連続して突き出して来る。
隙の少ない攻撃に対し、後方へ飛ぶことでギリギリ躱し。
最後に横へと跳び退ることで攻撃範囲から外れた]
おー、怖い怖い。
しょうがないな、少しは本気出してあげようか。
[さっ、と手を振ると糸が縒られ、振り回すに丁度良い棒が作られる。
それを握ると瀬戸大将が構える徳利槍を打ち払うように振るった]
『ぬっ!』
あんまり得意な武器じゃないけど。
これで君が押し負けたら僕より格下、ってことになるよね?
『小癪な…!!』
[余程頭に来たのか、瀬戸大将が背負っている急須が、ピー!と怒りを表すように鳴る。
奮起した瀬戸大将は徳利槍を薙ぎ払い、ウェルシュがそれを受け流すように棒を捌いて。
しばし打ち合いの様相が続いた]
/*
瀬戸大将の武器を徳利槍って書いたけど、どっちかって言うと一輪挿しみたいな花瓶かも知れなかったw
まぁ語呂良いから良いよね!(ぇ
― 天龍滝 ―
[追憶から立ち返った後、ふと思い出したように取り掛かるのは左腕の手当て。
先の事を考えると、放置もできなくて。
もっとも、軽く消毒して包帯を巻く、という簡単なものだが。
それが済むと、ポケットから金平糖を出して、口に放り込む。
翡翠色がるぅ、と鳴くと、そちらにも食べさせた]
……やっぱちょっと、深く切れてたか。
ま、アテにしすぎるのもなんだしなぁ。
[しゃり、と崩れる甘味を楽しみながら、小さく呟く。
いつも身に着けているコートには、守りの呪符が縫いこまれており、その効果でぎりぎり致命傷を回避した事も多々あったのだが]
……いい加減、繕い繕いで持たすのも、限度あるかね。
何だかんだで、14年使い倒してる代物だし。
[揺れる水面を眺めて呟きつつ。
しゃり、と甘味を噛み砕く]
― ユウレン王宮・渡り廊下 ―
……? 謝るところですか、そこは。
[謝罪>>*49にゆるく首を傾げ。
呟きへの同意には、小さくため息をついた]
ええ。
元より、『そういう部分』は、私の『仕事』ですしね。
キリクには、あちらに集中してもらわなくてはなりません。
[色々と含む物言いで言葉を紡いで]
回復……は、心配な所もありますが。
いざとなったら私が全体のフォローに入りますから。
負傷者がいるのであれば、そちらを優先してください。
― ユウレン王宮・内務省庁三階休憩室 ―
???
[コートと母親離れの関連がつかめずに、首を傾げる。
どういう意味か尋ねようとしたが、こっちの思考を読まれたかのような言葉が返ってきた>>+169
被害が、とか建前はありつつも。
さっき我慢していたのも手伝って、思い出して、ちょっと、吹いた。]
[向こうのは違うのかという情報は得ながら、あの草履をちゃん付けする辺り、なんだかすごいなぁとか妙な部分感心したりした。]
我が主の御許に向かう、とか言ってましたよ。
……慕われてるんですね。
[あれを笑顔でそう言い切るあたり、王妃の認識力も若干アレだったりしたが。]
ああ、それじゃ天輪湖で何かあって、各務さんが起きて、草履さんも起きて、じゃついでに皆で遊んでしまおうって。
……なんだか通して聞くと、そんな感じに聞こえてきますが。
[とはいえ当たってると義兄が遠い目しそうな気がしたので、外れてほしいなーとか思ったりとか。]
― 天龍滝 ―
[肩と手の治療をして、爆圧の衝撃やとんできた石を受けた痛みも消して、服を繕うのを終えて、トランクに腰掛けて静かに目を閉ざしていた。
...の周囲には心が落ち着くような香が焚かれている]
[キアラのお腹は治ったっぽい。
そんな判断で、にやりとちょっと笑ってやった。
尖る口には、へへーんと得意げな表情が返る>>217]
王宮って、飯美味そうだなあ。
[ピントの外れた感想を漏らす。
でもきっと、最後まで頑張れば超ご馳走が待つに違いない。
少しだけ、期待を込めてカークを見た。見といた。
王宮で何が起きているなど、知る由もない]
ジェイ兄ちゃんが送ってるなら、大丈夫。
[キアラには何となく、そう言っといた>>218
疑問を挟む余地もない、あっさりとした口調だ。
通じるかどうかなんて、知りはしないが]
ってー……あれ?
[カサンドラが変人を倒した。
はいいが、怪我をしているように見える。
ちょっと心配になって、ひょうとカサンドラの元へと降下した]
カサンドラー、大丈夫?痛い?
[戦力以前に心配をした。
半殺しの妖術師には、ぱちと目を瞬きつつ]
/*
護符の件は知ってそうな気がしたけど、
あの断片台詞からでは汲み取れ切れませんでした、という感じで(
過去や相手の事をどれだけ知ってるか、とかがなかなか難しい…。
でも、カサンドラ凄かった!!!
やっぱり術が使えるの楽しいよなー。
[あっさりと笑う。
先の光景への恐れは見えることなく]
あれっ?帰るの?
アイリ?アイラ?……うーん……アイリっ!!!
[なんだか帰るらしい双子の片方向け、指差しといた。
結局「見分け方」はまだ聞けていない。勘だ]
[バチバチと、薄桃の雷が見えている。
案ずる視線をちょっと向けつつ、ぐ。と、気合を入れた]
湖になんか落ちてるの分かれば、いいもんな。
よおし、さっさと片付けようぜ。がーんばろ!!
[終わればきっと、ご馳走だ。
そしてジェフロイから、祖父へと褒め言葉があれば尚もいい。
単純な少年は、ごく単純に気合を入れて明るく*笑った*]
― 内務省庁休憩室の各務さん ―
[首を傾げられて>>+175も、説明する心算はないようで。
くすくすと笑う様子>>+176に、でしょ? と楽しげに笑った]
『メルるんってば、ずーっとあんな調子で、みててつまんないのよ。
ルナちゃんは楽しいんだけど、すぐにどっかに行っちゃうし』
[なんて、かなり勝手な評価をして。
慕われてる、との評>>+177に、ひらひらっ、と手を振った]
『草履ちゃんは、いつもあんな調子よー?
別に、各務さんだからってワケじゃないと思うんだけどー。
んー、草履ちゃんが起きたのは、天輪湖のアレねぇ。
各務さんがなんで起きたのかは……教えてあげなーい♪』
[状況のまとめに対して返すのは、こんな言葉。
くすくすくすくす、と笑う様子は、真意を全くうかがわせない]
― ユウレン王宮・渡り廊下 ―
手間と思うなら、呼びつけていますよ。
そのための手段はあるのですし。
[>>*50 内心にどこまで気づいているのか、どこまでもさらり、とこう返す。
仕事に関する言葉には、そういう事です、と頷いて]
ええ、それではお願いします。
……あの馬鹿が無茶してやがるようなら、遠慮なくど突き倒して構いませんから。
[そんな物騒な言葉を最後に投げつつ、風龍峡へと向かう部下を見送り。
渡り廊下に一人になると、風龍峡の方を見やって、小さく息を吐いた。]
― ユウレン王宮・内務省庁三階休憩室 ―
[説明されないのでコートに関してはそのままに>>+178
笑う様子には、つられたように笑みを零した。]
国の土台部分支えてくれている人ですからね。
あんまり調子の上げ下げがあっても困りそうですが。
ルナちゃ……えーと、ヴェルさんの事ですよね。
何だか女の子みたいな呼び方な……。
[月の女神もそんな名前じゃなかったろうかとか場違いに思った。国によって違うだろうが。
メルヒオルがつまんなくて、ヴェルナーは楽しいとの評価に、ひょっとしたらヴェルナーと気が合うんだろうかとか考えていた。気があったら逃げ出したりしないわけだが、そこら辺の経緯は知らないので仕方ない。]
何だかお仕事で離れてるらしいですね。
早く帰ってきてくださるといいんですが。
[折角起きたのに会えないのは残念だろうと本気で思って言いながら。
草履についてさほど詳しくないのでそうなんですかと言いながら。各務さんが起きた理由を内緒にされると、えーって顔した。]
せ、せめてヒントを……
[なんだかクイズの答えを求めるみたいな言い様だった。]
/*
うぅ…
夏は体調崩すから嫌いだよ…
暑かったり家族が冷房ガンガンに効かせたりで温度変化激しいから、
体調崩しやすいんだよねぇ…
*/
― 回想 ―
[黒衣の男と対峙するカサンドラが用いる呪を見ても、薄桃は静かに見つめるだけだったが。
彼女の召喚したもの>>183を見ると、さすがに動揺したように身体が揺れた。
見た目だけでなくその存在自体が嫌悪されるものであり、使役者自体を食いかねないそれ。
やはりカサンドラにも危害を加えた様子に、案じる視線を向ける。
薄桃の半身を救ってくれた彼女自身に向けられる嫌悪はなかった。]
-しばらく前-
…ああもう、逃げるなぁっ!
[くるくるぺちぺちをしばらく続けていたが、
明らかにたわしが逃げる速さの方が早く追い付けそうにない。
かといって、コレを凍らせる自信は無い…
というか、辺り一面凍らせないと避けそうな気がする。]
― 回想中 ―
[>>189アレクシスに声をかけられると、薄桃は緩く頷き周囲に張らせていた雷を一旦収めてカサンドラに近付いていく彼を見送った。
側に半身以外の者が居なくなると、今度は自分自身の身に雷を纏い。
背で眠る半身が落ち着いて休息できるよう、その場に留まっていた。
途中カークや双子、シェイから向けられる視線を感じたものの、敵意のない其に半身は目覚めることはなく。
ジェフロイが姿を現すまでは、そのまま眠り続けていた。]
― 回想終了 ―
にーげーるーな・・・ぁっ!?
[くるくるぺちぺちに飽きて、
氷で蠅たたきっぽい物を作って叩こうとすると…
たわしも叩かれてなる物かと、
顔に向かって飛びかかってきた。
いくらふさふさもさもさしてるとはいえたわしなわけで…]
わぷ…って、
痛い痛い痛いぃっ!?
ちょ、やめ、アタシが悪かったから!
だからホント止めてぇぇっ!?!?
[顔面でたわしがもぞもぞする痛みに、
じたばたしながら必死に懇願した。
たわしが何処かに行ったころには、
ひっかき傷だらけになって倒れる...の姿が有ったとか。]
― 内務省庁休憩室の各務さん ―
『んー……そういう意味じゃないんだけど、ま、いっか』
[調子の上げ下げ>>+180、という言い方にちょっとだけ困ったように言いながらも、すぐにそれは流された。
ただ、一瞬だけ覗かせた表情は、少女の外見には似つかわしくない母親めいたもの]
『ヴェルナー、だから、ルナちゃん。
何かおかしい?
……海に行ったんなら、しばらくは帰ってこないわねぇ……楽しくていい子なんだけど』
[いたらいたで、付喪神相手に大立ち回りをしていたりもしたのだが、それはそれ。
ヒントを、と言われると>>+181、くすくすと笑いながら、ふわり、と床に飛び降りて]
『……教えてほしかったら。
各務さんを、捕まえて御覧?』
[言葉と共に向けるのは、一転、挑発的な笑みだった]
― ユウレン王宮 本宮厨房付近廊下 ―
[こちらが打てばあちらが往なして。
1・2発食らったりもしたが、余裕は崩さなかった]
んー、妖力で強化されてるみたいだし、少し派手に行っても良いかな。
[ぽつりと呟いた言葉は瀬戸大将までは届いていないようで。
にっ、と不適に笑うと棒を相手へと槍投げの要領で投げつけた]
『ぬっ、勝負を捨てるか!』
冗談。
君みたいな雑魚相手に敵前逃亡なんてしないよ。
『きぃさぁまぁぁぁぁ!!』
[怒りに任せて徳利槍を突き出して来る瀬戸大将。
それを避けるでもなく、その場で両腕を横に広げた]
[ドンッ!と鈍い音がしてウェルシュの身体が傾ぐ。
討ち取ったと確信した瀬戸大将がにぃと口端を持ち上げた。
けれど]
……なーんて。
残念でした☆
[ウェルシュの顔に浮かんでいたのは、相手を嘲るかのような笑み。
徳利槍の先は、両手の指の間に展開された糸により絡め取られていた]
そのまま動かないでよー。
[無茶を口にしながら絡め取った徳利槍を奪うように跳ね上げて。
自由になった糸を一つに纏めて、瀬戸大将を横殴りにする]
『っぐぅ!?』
1・2枚割れても不可抗力ってことで。
[一点物の貴重な瀬戸物が(07)個ほど混ざっていたような気がするが、この際気にするのを止めた。
それに気を取られて負けるのも癪である]
せーのっ!
[横殴りでよろけた瀬戸大将に追撃として、袈裟懸けに糸を纏めたものを振り下ろす。
それで再びよろけた隙を狙い、両手の糸をパッと広げた]
[瀬戸大将の背後には廊下の壁。
それに縫い付けるかのように広げた糸を分散して投げつける。
両手首両足首、首元に腰の辺りにも投げつけ、磔の刑に処した]
はい、終了ー。
[にぱりと笑って磔にされた瀬戸大将を見る。
背中に急須を背負ってるせいか若干苦しそうだが、そんなことは気にしない]
ユエりん、メル君に連絡お願いね。
瀬戸大将捕まえておいたよ、って。
[監視役のユエリャンに再び伝言を頼む。
それが終わった直後、突然ポンッと蜘蛛へと戻ってしまった]
……お?
[色々と、物思いに耽っている所にかけられた声。>>237]
あー、うん。
そうだな。
いざ、って時に動けないとか、ちょっとどころじゃなくシャレにならんし……頼む。
《きゅー…》
[微妙に足りなくなったー…、と蜘蛛が鳴く。
けれど傍に良い餌があるのだからと、磔にされた瀬戸大将に近付いて、脛辺りをカプッとした。
21%くらいの妖力をちゅーちゅー吸っている]
[ちなみに壁に磔にした時に衝撃で(07)割くらい瀬戸物がひび割れたらしいが、ウェルシュの知るところではなかった]
…… 、ん……?
── ぁっ…!
…っ、あの、ひとは…っ?
[眠りから覚めると、薄桃の背から飛び起きようとしてふらりと揺れる身体に咄嗟に羽に掴まって。]
……カサンドラさん、が?
[黒ローブの男がどうなったのか、薄桃に問うとカサンドラが捕らえたとだけ言われ。
彼女の姿を探そうと、周囲を見回した。]
……お、ご苦労さん。
[こちらへとやって来たジェフロイ>>236に、最初に投げるのは、短い労い]
ま、集中しないとな、ってのはある。
……正直、何が待ってんのか……予測はつくけど、それだけに、ってのがあるからなぁ。
[続いた報告には、こう言って。
シルキーの方を見て眉を下げる様子に、がじ、と頭を掻いた]
……心配なら、行って来い。
向こうもばたばたしてんなら、話す余裕も取れるかわかんねぇだろ?
[見つけたのはカサンドラではなく、アレクシスと彼の治癒を受けているカークだった。
そういえば、と自分の現状を省みる。
カサンドラのおかげで身体自体は元通りになったけれど、体力の回復が追いついていない。
今の自分は足手まといにしかならないだろう、この先には進めない。
薄桃に頼み、カークの元へと向かった。]
[>>241 エレオノーレの名を聞くと、ほんの一瞬眉が下がった。
別れ際の様子から、かなり「やっちまった」自覚があるとかないとかで]
……ここで下がるくらいなら、最初から他の連中に任せてるさ。
けど、この先に何があるかは、俺自身が、自分で見たい……ってのもあるんでね。
引き返す選択肢は、ねぇよ。
[それでも、アレクシスに返す時には、いつもと変わらぬ笑みが戻っていたが]
/*
とりあえず、アイリさんは、ちょっと色々無理として、今日表でお話すべきなのは、シルキーさんの関係者、なんだけど、ジェフロイさんは王宮でお話できちゃうんだよねえ。はてさて。
はーい
「ゆっくりしときまーす」
[カークの言葉>>209に二人そろって答えながら騎竜の上で大きく伸びをして、そのまま背中からぱたりと仰向けになっった]
のんびりする時間って幸せだよね。
「そうそう、仕事の後だと特に」
[その仕事は途中放棄する形だったりしたが、突っ込む人はいなかったかもしれない]
[のんびりしているとシェイから声をかけられ]
「ボクはアイラの方ね」
アイリはボクだよ。
[指差された方がアイラで、アイリが何か用?って感じでシェイのほうを見た]
― ユウレン王宮・渡り廊下 ―
[瀬戸大将撃破の顛末を見届けた月の小鳥は、要請>>+190に従い、声を送る]
……ん、片付きましたか。
で、場所は……。
[場所を改めて確認すると、そちらへ向けて歩き出す。
ちなみに、筆付喪神は抵抗する気力もなさそうな状態で、ぷらーん、と帯から垂れ下がっていたり]
カークさん…今、よろしいですか?
[カークの側まで薄桃に運んでもらうと、背から降りて頭を下げ。]
…申し訳ありません。
この先を考えれば、手は少しでも多い方が良いだろうと分かっているのですが…
今の私では却って皆さんの邪魔になります。
ここで辞退させてもらえないでしょうか。
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