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[休めと言われて撫でられたので、大人しくそれに従うべく、足は自然自室へ向かう。出ていくのは帰ってからでいいやという心持ちだった。
そんなわけで、途中不要となった帽子を取りながら、部屋の方へと歩いていたのだが。
ひょいと何かが足元に転がった。]
えっ?
[よく見ても見なくても、古い筆だった。しかもご丁寧にしっかり墨までついた。
墨付きの筆は、あちこちに墨をつけながら走り(?)回っていた]
わっと。
[何とか柄の部分を掴んだら、ちたぱた暴れるせいで周囲に墨が飛んでった。]
うわ、止めて!
墨を掃除するの大変なのに…
[仕方なく今脱いだばかりの帽子を袋がわりにして中に入れ押さえ込む。
ようやく大人しくなってほっとしたが――背後では流石内務、墨付き筆集団がわらわら動きだしていることには気付いていなかった。]
― 天龍滝 ―
ま……だいったい、当たりはつくんだけどなぁ。
[国外の関わりならいざ知らず。
国内の関係であるなら、あーゆー人材をわざわざ使うのは限られるから、こんな言葉をぽつりと吐き出す。
周囲は既に動き出しており、自分も動くか、と思った矢先。
響いた、覚えのある技の名>>79に、ほんの少し目を細めた]
親子。
だなぁ……。
[場合じゃないと思いながらも、ついしみじみと呟いてしまう。
あれも丁度、この場所だったか。
飛行鍛錬の途中で翼持つ妖魔に襲われて。
気づききれなかった上空からの強襲を一撃で、文字通り吹き飛ばした一閃。
放った相手は、自身の先達である父とはまた、違う在り方を持つ騎竜師で。
……今以上に単純明快だった少年期、何かしら影響を受けた可能性は、否めない]
[ふる、と軽く首を振る。
今は追憶に浸っている場合ではない]
天輪湖に落ちたのがなんであるにせよ。
あーゆー輩に渡していいもんじゃないのは、確かだしなっ!
[意識を切り替え、前を見る。
翡翠色は単独、空へと向かわせて。
自身は目の前に飛び出してきたもの──銀色の鱗が眩しく光を放つ魚に向けて身構えた]
[繰り出した槍に伝わるのは手応え。
一度槍を高く掲げて、勢いをつけて振り下ろす。
口から串刺し状態でびっちびちじったばたする魚は遠心力でそのまま吹っ飛び、岩にびたん、と当たって転がった]
うん、一撃で落ちとけ、一撃で。
[なんて呟きを漏らしつつ、次のダーゲットを定めて、走る。
そのやや上を、翡翠色がつき従うように舞っていった。**]
/*
いやはやw
何気に、ウェルシュ同行についての説明は、中身が素で度忘れていたんだけど。
[いらんシンクロ発生さすな]
ここまで転がるとはなー。
でもって、と。
カサンドラ:B+D+F *1
キアラ:B+D+F *0
アレクシス:D+F *1
シェイ:F *4
カーク:D *4
アイリ:E+F *0
が、現状。
まだまだ、読めんなー。
/*
ちなみに、誰も手出してないけど。
Aだって一撃で落ちるとは限らんからね、この方法。
[蒼天でまともにやったヤツがここにいる]
[思えばあん時はダントツの最下位だったね!]
さて、と。
らすぼす様用の描写、そろそろ考えんとなぁ……。
[まだ考えてなかったんですか]
《きゅっ》
[失礼な、と言う雰囲気で鳴いたが、今の見目を考えれば逃げられるのも道理。
女官は最初逃げていた小さな人形の集団の横を通り過ぎて行く。
追いかけていた相手が自分達を無視して逃げて行くのを見て、小さな人形達が心なしかしょんぼりしたような気がした]
《きゅー♪》
[小さいとは言え、大量に獲物が居るのを見て蜘蛛は嬉しげに声を上げる。
降りて来た糸に捕まりさっと尾部から糸を展開すると、一見巣の形をしたものを中空に作り出す。
それをぶんっと振り被ると、廊下でしょんぼりしているしている小さな人形達に向けて投げた]
《きゅっ、きゅっ♪》
[何匹か逃げられた気もするが、小さな人形達の半分以上は投げた巣にかかって。
もがく様子にぶら下がる身体をぷらぷら揺らして喜びを表現した]
[もがけばもがくほど絡まる蜘蛛の糸。
捕獲したものは逃げられないだろうから、取り逃がした方の人形達に狙いを定める。
突然の事態に右往左往、バラバラに動くものばかりだったため、動きを止めようと粘着糸を用意した]
[狙いは違うことなく人形達を捕らえ、全ての人形達が廊下に縫い付けられることとなった]
《きゅっきゅきゅ〜きゅ〜♪》
[妖怪の言葉が聞こえるならば、いっただっきま〜す♪と言っているのが知れたことだろう。
しばらくは地面を這い、絡め取った人形達から妖力を*補充していく*]
― ユウレン王宮・本宮廊下 ―
子供姿ってのはやりにくいが。
そんなこと言ってる場合じゃないんでね。
[幼児は一言も発さずに首を傾げて見せた。
あそぼ?とでも言うかのように桶の中の貝を取り出し宙に撒く]
数多いのも苦手だってのに。
[静かに左右二振りの剣を抜く。
ぷかりぷかりと浮かぶ貝が勢い良く飛んできた]
― ユウレン王宮・本宮廊下 ―
[最初は防御に徹して貝を弾く。
左剣で捌き切れない分だけを右剣で落す。カン、コン、と床に落ちる貝のうち、左で弾かれた貝は床に沈んで動かなくなり、右で弾かれた貝はまた宙に浮かんでいるようだ]
これで落ちる程度じゃ貝は飾りか。
[それでもまだ少なくない数の貝が宙に浮いている]
どこまでいったらネタ切れになるか。
てのを待ってる暇はねえな。
[幼児の手の動きに従って宙空の貝が集まったところで、僅かに腰を落す]
[再び飛んでくる貝を叩き落しながら一歩二歩と進む――1]
― ユウレン王宮・本宮廊下 ―
[幼児の方も当然狙いが変わったのに気づいたらしい。
目を見開いて再び桶の中に手を突っ込んだ]
底なしかよ、ぉぃ!
[最後まで踏み込みきれずに舌打ちしながら剣を振るう。
踏み込んだことで前方からだけでなく前後から飛んでくるという厄介な状況になってしまった]
[顔に肩に掠める熱を感じながら更に踏み込もうと――12]
― ユウレン王宮・本宮廊下 ―
[全部が叩き落せていないのが厄介だった。
右剣は加減して振るっているのも悪いのか。じりじりと後退り始めた幼児との距離が縮まらない]
っぁ、焦れったい!
[苛立ちが募り、感覚の鈍いまま右手に力を篭めて振るう]
[大薙ぎの牽制を入れて、前よりも大きく踏み込んだ――32]
― ユウレン王宮・本宮廊下 ―
[再び撒かれる貝。数が少ないのはタネ切れが近いのか。
ダン、と踏み込んだ足の下で貝の砕ける音がした。
微妙に不安定になる足元。右腕で押しのけた貝の作る裂傷。
突きこんだ左剣も威力を削がれ、それでもどうにか抱えた桶に軽く突き刺さった]
『ヒィィ』
[小さな悲鳴が上がり、幼児の姿が掻き消える。
ガラガラランと桶の落ちる音が廊下に響く]
こっちが本体だったのか。
[苛立ちを八つ当てるかのよに桶の底に左剣を突き立てる。
まだ浮いていた貝もガラガラと周囲に音と立てて落ちた]
― ユウレン王宮・本宮廊下 ―
[床に散っている貝殻の数は実際に対処したより少ないような。
桶の中に十分納まりそうな数をとりあえず足で寄せていると]
おっ?
[>>+46悲鳴と共に駆けてくる女官が一人。
器用にも目を瞑ったまま走っているらしく、こちらにも気がつかないまま駆け抜けていった]
向こうにもまた何か出てるってコトか。
[拾える貝をザラッと桶の中に入れて端に寄せると、女官のやってきた方へと足を向けた。
傷の手当をしないのは痛みが薄く時間を惜しんでいるからで。もらったばかりの蝦蟇油を使用する覚悟がついていないから、ではないはずだ**]
─ 滝へ続く道 ─
あ……、ありがとうございます。
[>>0自分を認めてくれるカサンドラの言葉を聞くと、嬉しそうに頬を染めて。
続いた言葉には、自分の手に視線を落とした。
軽く握って、開くを繰り返す。
先程よりは動かせるようになっているけれど、まだ心身共に全快とは言い難く。
できればもう少し休息しておきたい所だけれど。]
そうですね、先を急ぐ必要がありそうですし。
[さっき破壊した結界やもふ達の妨害はどう考えても足止めの為。
ならば余計な時間を使うわけにはいかないだろうと考えて。]
あれ?兄様、いつの間に…
─、あ、はい。気を付けます。
エレさんもお気を付けて。
[>>2エレを呼ぶ声に視線を向けると、先程までいなかったはずのジェフロイの姿があり。
今までどこに、と思いはしたものの>>3:347エレから気遣いの言葉を返されると彼女に向き直った。
嵐激の心配云々に複雑そうな表情を浮かべる彼女には、言葉を重ねることはしなかったものの微笑ましく笑って。
カークの元に向かう彼女をカサンドラと同じく手を振って見送った。>>5
ジェフロイとカークが何かを話しているようだったけれど、離れていたために会話は聞こえず。
エレに手を伸ばしたジェフロイと目が合ったと思った、刹那。]
─── っ !?
[彼らの姿がその場から消え、驚いたものの。
カシム達がいなくなったのも、今みたいにジェフロイが連れていったのだろうかと思い至った。]
あ……、 はい!
[>>16カークの声に、一瞬躊躇ったものの。
移動を薄桃に任せれば戦えると判断し、先へ向かおうとした。
その時、温かい光を孕んだ霧に全身を包みこまれ。>>20
ふわり、と。身体が軽くなっていき疲労が消えていくのが解った。]
これって…… アレクさん?
ありがとうございます。
[視線を動かして、術者に礼を言い頭を下げ。
薄桃の背から降りて、自分の足で道の先へと向かった。]
─ 天龍滝 ─
[徐々に狭くなっていく道を行き、先から聞こえる水音も大きくなって。
辿り着いたのは、大きな滝壷。
先にはまだ道が連なっているのが見え、その始まりの所に立っていたのは。]
うわぁ…なんか、暑そう…
[>>#0ローブとマントで全身を包んだ黒づくめの何者かだった。
あちこちが泥で汚れている姿で、息切れしつつの口上は何処か間抜けで思わず呆気に取られていたのだが。]
な───…っ!
[>>#1男性の手にしていた杖から放たれた光が、様々な姿の妖魔へと変化していくのを目の当たりにして絶句した。]
…つくづく小細工が好きみたいだね、あの人。
[薄桃にぼやきつつ、滝壺横の道をえっちら登ろうとしている背中を睨みつける。
その視界を、人間と同じ大きさの蜥蜴が遮って。]
─っ、あの人追いかけるのは、こいつら片付けないと無理みたい、だね!
[ぶん、と振られた尻尾を後ろに飛んで避けながら剣を引き抜き。
それを構えながら、足に力を入れて前へと飛んだ。]
っ、しまった、ずれた…!
[レイピアは蜥蜴に突き刺さりはしたが、刺さった場所が悪かった為にその動きを止めるまでに至らず。
与えられた痛みに怒りを覚えた蜥蜴が、更に激しく暴れだした。]
…っ…!
[こちらに振りかぶる尻尾が見えて。
突き刺さったままのレイピアをつかんだまま、もう片方の手で短剣を引き抜いた。]
[尻尾の切っ先を半身たる薄桃の雷で弾き飛ばし。
それに怯んだ蜥蜴の眉間に振り下ろした剣を深々と突き刺す。
蜥蜴はしばらく痙攣した後、全ての動きを止めた。
それを見て息をつく間もなく、新たな敵意を感じ飛び退いた次の瞬間。
蠍の尾が今まで自分の立っていた地面に突き刺さっていた。]
あっぶな…もう、次から次へと…!!!
あぁもう、こっちだって怒りたいんだから…!
[振り向けば、大きな鋏を掲げ尾を揺らめかせている1m程の大きさの蠍の姿があり。
攻撃を避けたことが面白くなかったらしく威嚇してくる蠍を睨みつけながら、尾や鋏を交わしたり剣でいなしつつ。]
鋏も、やばそう、だけど!
あの尾で刺されたら、ただじゃすまないよ、ね!
[恐らくは何らかの神経毒が仕込まれているだろう尾を見やり、ふと思いついて。]
[蠍の尾に毒があるなら、蠍自身に効かないかと思ったのだが。
針は刺さったものの、蠍に堪えた様子はなく。
動きを邪魔されたことでより怒りが増したらしく、思いっ切り振られた尾に手を弾かれた。]
やっぱ、ダメか…
──うわっ!
[この場では針は刺さらなかったけれど、身体のバランスを崩し。
そこを狙って、蠍の毒針が襲ってきた。]
──っ、あ…
ありがと、フルミネ!
[カシン、という音がして蠍の尾が雷に弾かれる。
大してダメージは与えられなかったけれど、こちらが体勢を立て直すだけの時間を稼ぐことはできた。
尾を掴む際に地に落とした剣を拾いあげると、蠍に向き直り。]
[威嚇音を出しながら大きく開いた口に細身の長剣を突き刺す。
こちらを止めようと、尾の先の針が肩を掠めても構わず奥深くまで剣を押し込む。
やがて蠍はぴくりとも動かなくなった。]
………、はぁ…っ、なん、とか…倒せ、た…
[かろうじて剣を蠍から引き抜いたものの、身体がふらつく。
肩を掠めた尾の毒だろう、痛みと痺れが徐々に増してくるのが解った。]
フルミ、ネ…ごめ、ん…
…ちょっ、と……
[痛みと痺れしか感じない為に死に至る程ではないと解るが、これでは思うように動けない。
掠っただけだから、暫く休めばなんとかなるだろうけれど。
なんとか鞘に剣を収めると、薄桃の背にもたれかかり。
まだ辺りにいる妖魔達の手を逃れる為、薄桃が空を舞った。**]
知らなきゃ共食いしてるようにか見えねーよ。ったく。
[左手で蟀谷を揉み解す]
しかしお前はそうしてると。
ただ休むより回復が早くなるのか?
[顔を上げ、何かを吸い上げてるらしき様子に首を傾げた]
/*
>メモ
吹いた。忘れてんのかwwwwwwwww
んじゃこっちで補完しないと。
多分リュックの中だよね(
いや普通だったら手に持つんだけど、とことん描写が抜けちゃったからな…。
― ユウレン王宮・内務省庁付近廊下 ―
[休むつもりが早速騒動に巻き込まれ。
収めたと思ったら背後から悲鳴が上がる。]
えっ、何?
[慌てて声のする方へ向かうと、逃げ惑う女官や文官、応戦する武官の顔に墨付き筆が○やら×やらつけて暴れまわっていた。]
うわぁ……女官にそれは。
[かなりダメージだろうと思いながら、楽しくらくがいて回る筆たちを止めるべく、精霊石を取り出し剣に変える。
だが疲労の為に剣が重い。とはいえ見てしまっては手を貸さないわけにもいかない。
女官の一人が王妃様と半泣きしながら駆けて来たので、彼女を庇うべく精霊を呼び集めるが。]
― ユウレン王宮・内務省庁 ―
[気にされない>>+45のは、陽と月の小鳥たちも慣れたもの。
故に、少し離れた所に止まってお食事を邪魔せずにじい、としていた……というのは、余談としておいて]
……さて、それでは。
[数珠に集った力を変換し、生み出すのは紫の鈴の束。
力を拡散させるための媒介の生成に、ふよふよと周囲を取り囲む筆や硯が一瞬、動きを止めた]
隐藏过剩的力的者。
(過剰な力を秘めし者。)
被抱在影子司均衡的胳膊里。
(均衡を司る影の腕に抱かれ。)
假如平稳的话,平静下来使叵箩力量的波动。
(穏やかならざる力の波動を鎮めよ。)
[鈴の音に重ねて、静かに呪文が紡がれる。
紫色の光がくるりと周囲を一巡りした後、筆記用具たちを包み込むようにふわり、と包み込んだ。
包み込まれた筆記用具たちはしばしばたばたと暴れた後。
唐突に動きを止めて、ぽてぽてと落ちた]
……に、しても。
[近場の筆記用具が鎮まると、視線が向くのは特に荒らされている一室]
……ここは、誰の執務室だったか……。
[などと言いつつ、誰もいないようなので遠慮なく中へと踏み込み。
床一面に広がる書類に、何となく目つきが険しくなった]
……どれだけ溜め込んでいやがりますかと……。
[突っ込みポイントは、そこですか]
― 天龍滝 ―
[走りながらも周囲の状況は確かめる。
この先に待つもの──即ち、ここに来た一番の『目的』。
それを思うと、必要以上の消耗は避けたい所で]
こっちの予想も当たってた場合……。
ほんっとに、どうなっか読めねぇんだよなぁ。
[伝承どおり、天龍が降っているのだとしたら。
勿論、そうだとしても何もなければなんら問題ないのだが。
その、『何もなければ』の部分に不安が大きいのもまた、事実]
……っと!
[そんな感じで横道に逸れていた思考は、目の前に差した影によって中断する。
はっと上げた視線の先に光る爪。
翡翠色の警告の声を聞きつつ、足を止めて]
[振り下ろされたのは、爪だけが異常発達して見える巨大な鼬。先に壁の所でわやわやとやった連中の大型種、とでも言う所か。
繰り出した一撃は鋭い爪に弾かれ、間髪いれずに繰り出された向こうの一撃が左の肩を掠って紅を散らした]
……コート忘れてたのは良かったんだか、悪かったんだか……!
[着ていたら、また傷が増えた事を思えば良かったのかも知れない。
あれの由来を知るのは義兄と乳兄弟くらいのものだが、二度と同じ物は作ってもらえないものだから。
案ずるべきものが間違ってるとか、そこは気にしちゃーいけない]
― ユウレン王宮・内務省庁付近廊下 ―
Clamare ille qui non accipit inseruerunt
[呼び寄せたのは木精。どこからか現れた蔓が、筆を絡めとって行く。
間一髪女官に襲い掛かる筆の柄を絡め取ると、身動き取れないように編みこみ始めた。
ずる、ずると蔦は他の筆も絡めとろうと、蔦を伸ばし始める。
その間、逃げ切った女官を背に庇った。]
安全な場所まで逃げて…って、もうどこが安全なんだろ。
[だいぶ疲れたように溜息が落ちた。]
― ユウレン王宮・本宮広間前廊下 ―
なら仕方ない。か。
なるべく早く回復してくれ。色んな意味で。
[さっきの女官は武官を呼びにいったのではなかろうか。
誰か来るなら説得してこようかと思ってシュールな光景から目を逸らした]
― ユウレン王宮・内務省庁付近廊下 ―
あれ。
[ふいに視界の端に、サシャの姿が見えた、ような気がした。
なにやら付喪神を追いかけていたっぽいが、小柄な彼女が付喪神を追う様は、付喪神が付喪神を追っかけて遊んでいるようにも、見えた。
声をかけようにも、気づいた時には角を曲がられ姿が見えなくなっていた。]
……うんまぁ、無事みたいだし。
[呼び止めてこの墨汁乱舞に巻き込んでしまっても可哀想だと思い、そのままにしておくことにした。]
[一度引いて、再度繰り出した一撃は、今度は真っ向、巨大鼬を刺し貫く。
傷の痛みは、己が居場所を『戦場である』と、思い定める事で強引に押さえつけた]
……あと、どんだけっ……。
[どんだけいる、と言葉にするより、次の妖魔が突っ込んでくる方が僅かに早い]
武闘大会の前座なら、笑いながらできんだけど、なっ!
[比較対象としてどうなのか、と突っ込まれそうな呟きを漏らしつつ、僅かに後ろに飛びずさり]
……风的刃!(風の刃!)
[風の一撃は、急降下で突っ込んで来た巨大鳥にカウンターを食らわせるものの、一撃で落とすには至らなかった]
……しぶっとい、っての!
[苛立たしげに吐き捨てながら、再度、槍を構えて]
…何処まで行くんだろ。コレ。
[琴古主を追いかけて、
ひたすらてくてくとことこと。
いくら追ってもきりが無く、
とりあえず捕まえて見る事にした。]
お化け琴召し捕ったりっ!
…って、ありゃ?
[滑って足が止まった所に、
飛びつくように捕まえる。
掴んでみると手の中には、
微妙に古い琴が有るだけで・・・]
………むぅ。
歩いてる時のが面白かったのに。
[そう言う問題でも無いのだが…
とりあえず、他に面白そうな物が居ないか探す事にした。
凍らせた範囲は小さいから、そのうち溶けてすぐ乾くだろう。]
[貫きの一閃が巨大鳥の動きを止めたところで、周囲を見回す。
黒ローブの男は、九十九折の道を中ごろくらいまで登っていたか]
……これだけの事ができて、なんで非行術の一つも使わんのかね……。
いや、使われてたら厄介だったけど。
[もし、それが使えていたなら、追いつけなかったかも知れない。
ともあれ、逃がすまい、と崖の方に近づきかけて]
― ユウレン王宮・内務省庁付近廊下 ―
[木精の力を借りて作った蔦がは、次々と筆を絡めとり編みこんでいく、が。]
……まだけっこうあるなぁ。
[筆付喪の数が多すぎて間に合ってはいなかった。
被害は大きい。あちこちの壁や床に墨の落書きは、拭き取るにきっと苦労するだろう。
喧嘩上等とか、各務様最強とか、腹黒宮廷精霊師長とか、なんか色々と口にしたら背筋が寒くなるような落書きが多いのは誰の意図だろう、とか遠い目しながら眺めていたとか。]
……お?
[ふと、目に入ったのは、妙に憮然とした面持ちの少年の姿。>>84。
翡翠色が案ずるように、るぅ、と鳴く。
見下ろす嵐龍と思わず顔を見合わせていると、隙あり、と見たか小物がてちてちと寄ってきて]
……向こういっとけ!
[槍の石突きで、適当に追っ払っておいた]
― 想い出の、向こう(ある回想) ―
[一目惚れの大恋愛の末、結婚をし、子を儲け―幸せな日常。
しかし男は騎竜を駆って風龍峡へ来ることが多くなっていた。
訓練と言えば聞こえがいいが、実のところは現実逃避だ。
自由気ままに各地を渡り歩いていた過去を諦めきれなかった]
なあー、グァン。
アイツ、日に日に俺に似てくるんだぜ…参ったよ。
[風に乗って舞う青藍の半身へ話しかける。
アイツとはまだ幼い我が子のことだ。
このままでは将来騎竜師になると言い出すに違いない]
血は争そえねえっていうけど、本当だよなあ。
[青藍は大きく体を伸ばし、気持ちよさそうにしながら、
楽しそうにくるりと一回転した。もちろん半身を乗せたままだ]
オイ…グァン。俺を落す気か?
え?心配しなくてもあの子は騎竜師になる…?
勘弁してくれよ、女房が何ていうか考えただけで恐ろしい。
[不貞腐れながら前方を見れば、天龍滝で修行中の少年>>86。
つい自分の息子と重ねて見てしまった自分に苦笑したが…]
グァン、止まれ。気配立てずに上に行け。
[少年を狙う不穏な影に気がついてさらに上空へ回りこむ。
さて、彼は妖魔をどうするだろう…
と見ていたが、少年は気付く様子はない。
狙いを定めた妖魔が攻撃モーションに入るのを見て、
チッと舌打ちをした]
疾風翔斬!
[命令に青藍は妖魔目掛けて強烈な風の塊を放ち、
斬りつけて吹き飛ばした]
/*
ところで墓の独り言って表発言と区別つき難いんだよね、たまにうっかり誤爆しそうになります。
……私、誤爆したのに気づいてないとかないよね……?
おーう、ボウズ。無茶するなよー?
[吹き飛ばした妖魔を軽い口笛で見送って、少年へ声をかけた]
ここいらは修行する騎竜師目当てにくる妖魔もいる。
うかうかしてると、ママのとこへ帰れなくなっちまうぜ?
まあ気張るな。ちょっと休憩といこうじゃねえか。
[笑顔と暢気な声で厳しいことを言い、地上を指差しにやりと笑った]
お前さん、上はどうやって視てる?
騎竜を駆ってるときは、案外疎かになりやすいんだ。
[休憩しながら、そんな風に気付いた事を指摘するが、
指導は非常に大雑把。
結局は自分の体が感じ取らなきゃ、頭でわかってたってダメなんだ。
そう言って煙草を銜えた。
自分にも幼い子供がいるから、他人事じゃなかったんだよ。
そんな風に助けた理由を話しもしただろう]
空はいい。特に今日みたいな蒼穹はな。
また気侭に飛び立ちたくなるもんだ。
[空を見上げ、悪戯っ子のように笑い]
何にも囚われず、てめえの心一つで動く…
そんな暮らしに戻りたいのかも、しれねえな。
[煙草をくわえてポツリと呟いた言葉は、
少年の耳には届いたか否か]
― 回想・了 ―
[雪玉が直撃した瞬間に雪玉を凍らせると、
筆入りの氷玉が三つほど。
流石に凍ってれば筆は暴れないだろうが…]
…う、うぁぁ…
[外れて壁に直撃した雪玉を見ると、
むしろ後でお説教されそうな気がした。]
/*
うーん……。
まぁ、言うのは野暮かなぁ。
そう言うのはエピで見るのが楽しいなぁ、って思ってしまうのです、はい。
村中はキャラで今を紡いで行きたいと言うのが背後の考え方だからなぁ。
― ユウレン王宮 本宮広間前廊下 ―
[移動しようとした矢先。
三味線に手足の生えたものが何かを探しているのか、右往左往していた。
しばらく眺めていると、どうやら撥を探しているらしいことが見て取れる]
《きゅー》
[さっきのかなー、なんて考えているのを知るは同じ妖怪でなければ難しいか。
その声が聞こえたらしく、三味線妖怪──三味長老はこちらへと視線を向けてくる。
どこに居た!?とか何とか慌てる様子で聞いてきたが]
《きゅっきゅっ》
[にこやかに、喰った、と面と向かって言った。
三味長老は一拍呆然とした後、驚きの声を上げていた。
声と言うよりは嘆きの音と言うべきか。
撥もないのに、べいんべいん弦を響かせている]
《きゅっ、きゅきゅー?》
[ファイティングポーズを取った三味長老に対し、挑発的に、やるかー?なんて言う。
先に動いたのは頭に血(?)が上っている三味長老。
踏み潰そうとして来たので慌ててカサコソ逃げ回った]
[逃げ回れば後を追って来る三味長老。
その進路に粘着糸をばら撒けばどうなるかは、お察し]
《きゅっ、きゅきゅ♪》
[ぴったん!と粘着糸に足を取られて床に転んだ三味長老を見て、蜘蛛が楽しげに笑った]
― ユウレン王宮・内務省庁付近廊下 ―
[努力の甲斐あって、一番怖い落書きは、一部消えた。宮廷、の部分だけ。]
これ意味な……
あ、サシャ、さん。
ええ、残念ですけどだいぶ消耗したので。
無茶はそんなにしてないんですけどね。
[零す途中で来た人へ>>+67、無茶はしてないとここでも言った。間が開いたのは、ちゃん、か、さん、で迷っていた為だった。
翡翠の耳飾をつけた、長い耳を出したまま、声のした方を向いて答えた。
一瞬正体看破の能性を考えたものの、対応が前と変わらないのでちょっとほっとしたとか。すぐにばれかねないが。]
そうですね、部屋、汚れてしまいますし。
あんまり妙な落書き増えても困ります、し………。
[とか言ってたら阿呆王とか書かれてあって、それには少ぉし笑みが落ちたとか。]
/*
とりあえず回想はしない性質だったんだけど、
手数使い尽くしちゃったし、降って来たしで勢いでやってしまった。
もうしません。はい。
[サシャが氷を使って筆を捕まえる様を>>+68、感心しながら見ていた。]
あそっか、いくらでも出せるんだったらそういうやり方は便利ですね。
[とはいえ効率はまだ悪いだろうか。
どうにか一網打尽に出来ないだろうかと思っていたら、壁にぶつかった雪球とか見えた。]
………まぁ、付喪神のせいですし。
そういう事にしときましょう。
[慌てる風なサシャにそう言って慰めた。]
[眼前に、鳥の群れが散った>>85
その向こう、崖をよじ登る黒衣がある>>#1
そちらへと向け、弓を引き絞りかけ───]
………だああああっ!!!
[散ったかと見えた鳥の羽が、蝶と化した。
黒く群れをなし、一斉にこちらへと向かってくる。
目をやられてはたまらない]
任せたっ!
[ぺた。と、火竜の背に身を伏せた。
ヒッツェシュライアーが首をもたげ、大きく口を開く]
[ちりり!
ブレスは、蝶の群れの端を捉えるだけに終わった。
ザッと群れが分かれ、再び集まってこちら目掛けてやって来る。
別に固体が大きいわけではない。
見た目がおかしいわけでもない。
けれど、明白に向けられる敵意と──妖の気]
[周囲を…主にほかの面々のうちもらしなどを警戒しながら、一度この妖魔の主をみれば、まだ道半ばといったところ、だから焦る必要はない。
途中、キアラの様子がおかしかったり、シルキーの調子が気になったりはしたが]
しっぶといわねぇ…
[土から湧いてでたように現れたのは、見た目は宿蟹。だが気配は妖魔]
― ユウレン王宮・内務省庁 ―
[廊下の騒動とか、筆付喪神の落書きなどは知る由もなく。
まあ、知ったとしても、見た目はあんまり変わらないかも知れない。見た目だけは]
……ふむ。
[付喪神が妙に暴れていた部屋に散らばっていた書類の山。
それを一つずつ拾って確かめる内に、表情が少しずつ変わってきていた]
― ユウレン王宮・本宮廊下 ―
いや、あれはこっちの戦力だから。
姿が姿だから驚いただろうけど、危害は加えてないはずだ。何かしてたなら会った時の雰囲気で分かる。
[謁見の間の近く。泣いている女官を慰めている武官と情報交換して応援を呼ぶのは止めて貰った]
ああ、そうだよ。だからこの人を奥まで連れて行って。
多分奥にはそうそういかないから。
[休息しているエレオノーレの所にはいかないだろうと。
そこはウェルシュを信用しているというか。そう信じたいというか。きっと。多分。……ちょっとだけ覚悟しとこう]
あれ嫌い………
[げんなりと、落ちていく妖魔を見送った。
その下方。ひゅんっと何か白いものが脇を掠めた。蜘蛛の糸だ]
お、ま、え、も、嫌いだーーーーーっ!!!
[叫んだ。
大蜘蛛よりもふたまわりも小さな妖魔、
果たして大蜘蛛との繋がりの有無も定かではない。
恐らくは、別蜘蛛であるのだろう。
が、鮮明な記憶に大声で叫ぶと、蜘蛛目掛けて矢を撃ち放った]
とろいのよ。
[宿蟹のハサミを横跳びに回避し、更にそのまま背後に回り込むようにして相手の視界から消えたところでトランクを開け]
≪喰え≫
[短い命令とともにトランクをあけると、そこからゴポリと音がなり、周囲の妖よりも圧倒的な妖気をもった目も鼻もない。ただ口だけの灰色の長虫が宿蟹を一呑みに喰らい。]
≪戻れ!!≫
[出すときよりも強力な呪と意志をこめて、呼び込むと、灰色の長蟲は力づくでトランクの中に戻された。
後には、宿蟹の痕跡はなく、飛び散った唾液の酸が周囲の土を焼く嫌な臭いが漂う。]
[向こうを見れば、薄桃色から雷。
こちらを見れば、紅色から炎。
あちらでは白い羽毛が2頭、見事な連携技を繰り広げ、
そちらでは翡翠色が半身の上を飛んでいて。
むーっとしながら膝を抱えた。
カサンドラが百足のようなのを撃破するのも、
アレクシスが氷と炎を使い分けているのも視界の端に収め、
さらに膝をぎゅっとして、顎を乗せた]
…みんなは、いなくなった人達がどこ行ったのか、知ってるのかなあ。
それとも、やっぱり知らないで連れてこられたのかなあ。
[ぺしっ。
這いあがってこようとする妖魔をパチンコで追い払いながらぶつぶつと。
だから、こちらを見た視線>>106には気付かなかった]
……これはまた、随分と興味深い。
[くく、と低く、低く笑う]
何を意図してこんな名簿を持っていたのか。
……後で尋ねるのが楽しみですねぇ。
[浮かんだ笑みは、だいぶ冷たい。
周りに誰もいなかったのは、きっと幸い。
……何かしようとしていた付喪神が、そそくさと逃げて行ったりしたけど、やっぱり気にしていなかった]
[ぼっ!と、蜘蛛の妖魔が燃え上がった。
先の大蜘蛛のような芸当は見せられず、胸を撫で下ろす。
かの大蜘蛛、吹っ飛ばされた記憶はなかなかに生々しく、
どうにもこうにも落ち着かなかった]
くそーーー。
[他にも叩きのめす相手を求め、視線を巡らせる。
と、なんだか膝を抱えているキアラの姿が目に入った>>118]
[周囲に見られなかったかなーなんてのんきに考える。とはいえ一瞬の出来事だったから何かまではわからなかっただろう。
だがあの妖術師をからかうにはちょうどいい前座になったかしらね?と考えるが]
さすがにちょっと疲れたわね。
[主に最後のが疲労の原因のため、無茶はせず安全そうな場所まで下がった]
― ユウレン王宮・本宮廊下 ―
やれやれ。
新入りさんには刺激強いよなあ。
[見慣れない女官だったからそう呟き肩を竦めて]
……で。ちゃんと奥に運んだ灯篭が。
なんでこんなところに鎮座してるのかってのは、愚問だよな。
[ぽぅ、と淡く火を灯して答える古籠火。
元々置かれていたのはこの先の露台だった。
邪魔するなというように鬼火が浮かぶ]
……んー。
[がじ、と頭を掻く。
膝を抱え込む様子>>118に、なにやら様子がおかしい、とは思うものの。
よもや、探索行自体に疑問を抱いているとは知る由もなく]
……完全終わってないのに気ぃ抜いてると、予想外の怪我、するぜ!
[ただ、状況が鎮まりきっていない以上、気を抜くのは目指すものとして問題ありだから。
こう、声を投げておいた]
―ユウレン王宮・渡り廊下―
………!……あ。
[苦手意識を抱きつつある宰相に話しかけられて、背筋がぴんと伸びた。
示される方に視線を動かすと若干ぷるぷるしている竹箒]
………今は、放置で。
[とりあえず庇ってあげることにした、が]
………刃向かうようなら、処分しても。
[と付け加えておくのは忘れない。
箒は視界の隅でふるふるふる、と必死に首(?)を振っていた]
― ユウレン王宮 本宮広間前廊下 ―
[笑っていると、三味長老が粘着糸に絡まりながらも立ち上がり、こちらへと襲い掛かって来る。
それは流石に予想外だったため、完全に避けるには間に合わず。
足を1本掴まれ、ぶんっ、と壁に向けてぶん投げられた]
《っきゅ〜〜!》
[勢い良く投げられては体勢を整えることはままならず。
背中からびったん!と打ち付けられてしまった。
そのまま壁に沿って床まで落ちて行く]
《きゅきゅー……》
[起き上がろうと身体を揺らしていると、三味長老がこちらへと近付いて来て。
今度こそ踏み潰そうと足を振り上げて来る。
普通に起きようとしていては間に合わない。
咄嗟に尾部から糸を吐き出すと、天井にくっつけて一気に上へと身体を吊り上げた。
間一髪、踏み潰されるのは免れ。
そのまま三味長老の頭上まで上がると、天神目掛けて飛び降りた]
…はぅぁっ!
[筆数体に連携されて、
投げた雪玉を顔面に打ち返される。
………雪を顔面に貼りつけたまま、
なんか出しちゃいけないオーラを出した。]
ふ、ふふ、ふふふふふふふふふ・・・
皆凍ってまえ―っ!
― ユウレン王宮・本宮廊下 ―
元の場所に戻ったら大人しくしてる。
わけないよな。
[何か理由があるのか否か。
答えはこちらに向かってくる鬼火だった]
カシムのような真似も無理だしな!
[箒を見事に従えていた青年のようには出来ないと。
好戦的な笑みを浮かべて左剣を抜いた]
[近づいてきた鬼火を上から叩き斬ろうと――61]
― ユウレン王宮・内務省庁付近廊下 ―
あらら寝てたんですか。
折角だからもう少しゆっくり寝てられると良かったんですが、この騒ぎだと…。
[流石に無理ですよねと、あちこち騒がしい王宮内を見ながら思う。
水、といわれたので>>+77、ふむと考えて。
いっそ水巻いて纏めて凍らせようかとか一瞬考えたが、>>+79、似た様な事を止めようとしているサシャを見て口にするのは止めておいた。]
なるべくなら、折らない方がいいですが。
最悪折れてしまってもまぁ…已む無しかなぁと。
[次点案、燃やすという考えもあったが、そっちの方が水浸しより危ないのでさらに口にはしなかった。]
― ユウレン王宮 本宮広間前廊下 ―
[剥いた牙から突っ込むような形で天神へと降り立ち、そのまま牙を突き刺す。
三味長老が悲鳴を上げながら天神に手を伸ばすも、それは届かず天へ向けられ彷徨うばかり。
突き刺した牙から妖力を吸い上げると、彷徨う手の動きが徐々に緩慢になり。
突然手足が消えて、ガタンッ、と言う音と共に床へと三味線が転がった]
《っきゅー…》
[鳴き声に安堵の色が乗る。
相手が自分より大きいもんだから、これでも結構必死だったのだ]
[ちょっとカチンときてばらまいた冷気は、
しっかりたくさんの筆を凍らせた…自分の足元もセットで。]
あ…
………えーと、エレさん。
足元、大丈夫だよね?
[流石に、彼女の足元は無事だろうと期待するが…
凍って居たら最優先で溶かしただろう。
自分の足元より優先で。]
[ある程度妖力は回復したが、人型に戻るにはまだ少し足りないようで。
早く戻れるようにするため、再び付喪神を求めて彷徨い始めた。
今よりも大きいサイズにもなれるのだが。
変な騒ぎになるのも面倒だからと、未だ5cmもーどで徘徊中]
[休んでおくように、という言葉にはこくりと頷いた――のだが]
………とはいえ。
[王宮内の騒動が片付かないうちには、武器の回収もできそうにない。
自分一人なら、休んでいても他の者が何とかしてくれるかも知れないが]
………。
[後に待っているものを思えば、少しでも帰るのを早めたいのは事実。
少し考えた後で、迎賓館ではなく本宮へと足を踏み入れた]
…はぁい。
[気を抜くなと聞こえた声>>121に、抱えていた膝を伸ばした。
立ち上がろうとして、首をかしげる]
この妖魔、やらせっぽくはないしなあ。
[わかんない。さっぱり。
口を尖らせて立ち上がった。
半身もそれに合わせて身を起こした**]
[ひゅ。と、旋回してキアラのほうへと翼を向ける。
翡翠が同じく、そちらへと向かうのも同時に見えた。
ちらりと、投げかけられる忠告>>121とキアラの間を、
視線が考えるように往復する]
おーい、……腹でも痛いの?
[ひょっとしたら、空腹じゃなく腹痛かも知れない。
膝を抱える様子に空中から問いかける。
アレクシス辺りに頼めばと続けかけ、]
……邪魔!!
[飛来したカラスのような妖魔に、矢を射掛けた]
[背に半身を乗せたまま上空へと避難した薄桃は、飛行している妖魔が近づけぬよう雷の咆哮を周囲に纏う。
下から見る者には薄桃の雷雲のように見えただろう。
薄桃に守られている半身は蠍の毒に耐えるので精一杯で、肩から背へと針が掠った際に裂かれた服を気にする余裕など当然ない。
下に降りればより多くの妖魔に狙われることが予想できるために、足に括りつけた鞄から解毒剤を取り出すことすら出来ぬままだった。]
[矢に射抜かれた影が、ばさばさと落ちていく。
それを避けるようにして、
身体を起こすキアラの様子に首を傾げた>>122]
んん?んんんん???
……はらいたでも治ったのかな……
[こっちも同じく、さっぱり分からん。
分からんが、動き始める様子は放っておくことにした。
ひょっとしたら、魚の食い過ぎだったのかも知れないし]
― ユウレン王宮・本宮廊下 ―
[シュン、と消える鬼火。
続いて来たのは左半身を引いて避け、腕を跳ね上げもう一つの軌道をズラして引き戻した剣を下から斜めに走らせる。
弾かれた鬼火は上に跳ねながら煙となり、再び振り下ろされた剣の先でも灯が消えた]
おっと、火を吐くのはやめてくれよ。
ここらの壁は先月手入れした場所だからな!
[灯篭の上に焔が吹き上がる。
それが鬼面を形作り怒りの形相で息を吸い込もうとするのを見て、残る鬼火は後回しに本体へと迫った]
[焔鬼面の首を刎ねるように剣が走る――92]
― ユウレン王宮・内務省庁付近廊下 ―
[筆入り帽子を全力で握り締めていたら、考えるより先に動いたサシャが>>+79、返り討ちにあっていた>>+84]
わ、サシャさん!?
[雪を操る人が雪塗れになっている、という光景ってなかなか無いんだろうなとか、場違いな事を思いつつ。
その後聞こえた笑いに、あーとか思った。
足元に遠慮なしの冷気が撒かれていく。
慌てて離れようとするが、ふと思い立って、それに便乗するように、こちらも剣を握りなおして呪文を紡いだ。]
Lorem ipsum dolor sit motus aquarum
crinita nidum Locupletissima bibendum
[水精に語りかけ、水で出来た蜘蛛の巣を作り出す。
自分で作る分には問題ないらしい。糸じゃなくて水だし。]
[ 幸い、騎竜師達の派手な動きに、殆どの妖魔は気をとられている、崖登り中の本人は、どう見ても注意散漫だ ]
『氷妃』
[ 精霊に呼びかけて、手の中のメスを少し長い投擲槍程の大きさにと伸ばし、黒ローブに向けて放とうとした、その時、ふらりと、揺れる影が目の前に沸き上がった ]
[本宮内の色々な声や物音が、時折こちらにも届く]
………来た?
[先程少しだけ聞こえていた、宰相と文官の話を思いつつ。
時々やってくる小さな付喪神は竹箒に蹴散らさせ、後から歩いて行く。
自ら戦わないのは休憩も兼ねているためで]
………。
[そう言えば同じ付喪神なら、こうなっている原因について何か知っているのではないか、とも思うが。
問うたところで箒の言葉など分からないので、そこはあっさりと諦めた]
[上空を旋回する紅の翼に、一時目を細め。
上から飛んだ言葉>>123と、立ち上がる様子>>122とを見比べて]
……調子が悪いなら、早目に申告しろよ!
引き時を見極めるのも大事ってのは、前にも言ったはずだぜ!
[正直、これ以上無茶を重ねるのに増えられたら困る、という思いからの言葉なのだが。
左腕の傷をほったらかしにした状態で、果たしてどれほどの説得力があるのやら]
[水の巣を、凍った所つなげるが、それだけでは凍るにはまだ足りない。]
サシャさん、この網を凍らせてもらえませんか?
[なのでそう頼んだ。巣とは口が裂けても言わない。
足元をの事を問われて、そういえばと見ると、ちょっと凍っていた。]
あ、でも先に網を……
[とか凍ってるのに何か言うが、どっちが先に成されたか。]
[ それは、奇怪な姿の妖魔だった。半身は女で半身は男、女は燃え立つ炎の髪を振り乱し、男は巨大な氷の爪をふりかざす ]
お前は……!?
[ その姿を見た瞬間、滅多に見せぬ真剣な色が瞳に浮かんだ ]
― ユウレン王宮・本宮廊下 ―
[剣風に巻き込まれるようにして焔が大きくゆらぐ。
熱には炙られ眉をよせながら、灯篭を横様に蹴った。
重量級の石灯籠ではないことが幸いだった]
ここまでだ。
[灯窓の部分から剣を突き込むと、辺りに渦巻いていた熱気もするりと収まっていった。
右手で髪を掻き揚げながら額の汗を払う]
網を凍らせるのね…
それじゃ、ちゃちゃっとやっちゃいますか。
[解凍した後に網を凍らせるのに巻き込まれてまた凍る、とか笑えない。
網の方に意識を集中させて、気温を下げて一気に凍らせた。]
…それじゃ、足元溶かすよー。
だいぶ冷たいかもしれないけど、我慢してね?
[氷は溶けるときに一番熱を奪うワケで…
当然、解凍の時が一番冷たいのだ。]
― 天竜滝やや後方 ―
[そんでまあいつもどおりトランクに腰掛煙管を吹かす。
こっちにやってきた妖魔は先ほどまでのよりも更に弱く。霧状の鎌があっけなく倒しているためのんびりとしていたが]
ん…?あれは、フルミネ?
[空に現れたのは己の雷雲にも似た雷を放つ、薄桃を目を細めて見上げた]
そう…やはり、妖魔に成り果てましたか。
よくも私の前に現れてくれましたね。…ふふ、そうなっても覚えていた、ということですか?
[ 氷の槍を持つ左手を前にかざし、右手をそこに重ねる ]
『炎帝』
[ 静かに呼ぶと、右手には炎の矢が現れた ]
― ユウレン王宮・内務省庁付近廊下 ―
[水網に捕まっていた筆たちは、サシャの手で>>+93一気に凍らされてゆく。ついでに墨も凍ったので効果は抜群だった。おかげでこの近辺の筆はほぼ無くなっただろう。
落書きは相変わらず残ってはいるが。
サシャから溶かすと言われたので、お願いしますと待っていたら、思ったより冷たい感覚に思わず眉根を寄せた。ふるっと自然、体が熱を得ようと震えてくる。]
んっ……、大丈夫、です。
[我慢と言われたので、無茶しぃの王妃はいつも通りに問題ない旨を伝えて待った。]
―→ユウレン王宮・本宮広間前廊下付近―
[考え事をしながらやや俯きがちに歩いていたので、異変に気づくのは遅れる。
小さな蜘蛛がその場にいたとしても、同じくすぐには気付けないし気に止めることもないだろう]
………あ。
[顔を上げると、前を行く竹箒が新たな付喪神に苦戦していた。
柄から穂先に至るまでを大きな掛け軸に巻きつかれて、身動きが取れずにいるようだ]
― ユウレン王宮・本宮 ―
[力づくで抑え込んだものの、元の場所にあった方が後々大人しい可能性もあるかと、湖面にさし掛けられた露台まで戻した。
移動は無駄骨だったのかと思うと疲れが増すのでやめておく]
っは。
こっち連続は久しぶりなせいか。
[黒鞘の剣はこういう事態に強い分、振るうのに普通の剣より多くの体力を消耗する。流石に疲労が溜まってきたのを感じ、そのまま露台の手摺に背中を預けて息を吐いた]
この程度で手当て頼むのもなんだしなあ。
[貝に裂かれた右手や、その他ちまちまと負った傷を確認して。
とても嫌そうな顔をしながら、エレオノーレにもらったものを少量だけ塗りこんでおく]
[ 基本対極の存在である、氷と炎の精霊を同時に呼び出す事は無い。精霊同士の自然な反発は押さえつけようとすれば術師への負担になるからだ。
だが、今はそれが必要だと知っていた ]
『氷と炎より産まれし闇の子、始まりへと還れ!』
[薄桃は近付いてくる妖魔を雷で撃ち落としながら、何時でも降りられるよう地上の様子を伺っていて。
>>131こちらを見上げるカサンドラの周囲の妖魔が減っているのに気付き、そちらに向かい降りていった。]
― ユウレン王宮・内務省庁 ―
[その場に散らばっていたもの──現在国内に滞在している精霊師を始めとする術師の一覧を、手早くまとめて懐にしまい込む。
今現在、調査に参加している者たちの名も含まれているかも知れないが、今は気にした様子もなく]
……さて。
後、キリクに頼まれていたのは、関係性の調査か。
早目にそちらも片付けておくべきか……。
……念入りに、仕掛けをめぐらせるためにも……な。
[口調だけは楽しげに言いつつ。
廊下の方の騒々しさにようやく気づいたのは、その時だった]
おあ??あー。ああーーーー。
[翡翠の翼の主の声>>129
それに、眼下で立ち上がったキアラを見返した。
余計なことを言った気がする。慌てて、口を開いた]
あ…あの……っ!!
ちょっと前に魚を食い過ぎたから、それで!!
運動すれば大丈夫だと、思うっ!!!!ます!!!!
[緊張して、変に言葉が途切れた。
宿で会って以来、何となくカークのことは避けていた。
が、自分の所為でキアラが脱落させられてはかなわない。
だから必死に、フォローになるかも分からない言葉を、
嵐激の翠龍王その人へと向けて、言い掛けた]
[小さな悲鳴>>+96のような声が聞こえた気がした。
何かが転がって行ったと思しき方に首を傾けかけたが、ひとまずそちらは後回しに]
………シルフィード。
[呼びかけた先が火精でなかったのは一応の良心だった。
巻き起こる風は、けれども竹箒から掛け軸を引き剥がす程の威力には至らない。
それとも相手の力が見目以上に強い所為だろうか]
………。
[少し眉を顰めた後で、今度は火精にも呼び掛けて]
はい、休憩地帯へようこそ。
…って、シルキーさん?
[ぐったりと倒れているその姿を見て最初の呑気な様子が消える。]
ちょっと見るわね
[いいかどうかもフルミネ聞かずに、目が濃い朱色になり、文字通り、見る。]
[ 氷と炎が放たれたのと同時に、妖魔の炎と氷の爪も襲ってくる。だが、それを避けようとはしなかった ]
………
[ 炎の熱気が眼前まで迫り、氷の爪が肩に食い込んだ、その刹那 ]
[>>136カサンドラが周囲の妖魔を片付けてくれた御陰で誰に邪魔されることもなく下に降りた薄桃は、雷を収めると背に乗せた半身がカサンドラに見えるように羽を広げた。]
ふる、みね…?ど、し…
[気を失ってはないものの痛みと痺れで朦朧としている少女の右肩から背にかけて服は裂かれていて。
その間から、大きな引っ掻き傷ができているのが見えただろう。]
[ 炎のおんなの瞳には氷の槍が、氷のおとこの瞳には炎の矢が、吸い込まれるように突き刺さり、ごお、と、嵐のような渦を巻いて、その姿は宙へと溶けるように消え失せる ]
……は?
[唐突に聞こえた声>>135に、きょとり、と瞬く。
何を言われたのか、一瞬掴み損ねた……というのが、実情なのだが]
あーと、とりあえず、落ち着け。
[がじ、と頭を掻いて、最初に飛ばすのは、突っ込み]
なんでもないなら、それで構いやしねぇんだよ。
ただ、な。
慣れてない状況での無茶は、一番反動がでかい。
特にこういう状況じゃ、それが全体の足を引っ張る事にもなる。
……それがどういう事に繋がりかねないかは、お前も騎竜師なら、わかるよな?
俺が言いたいのは、それだけ。
……別に、無理に送り返そうとしてるわけじゃねぇから、心配すんなって。
…さてと。
次は何処行くかなぁ…
[小さく背伸びをして、辺りを見回す。
眷族なんて持てるほど高位でも無いし、
そも雪山でも無いのに雪妖の類が居る訳もない。
ひとまず、手近な付喪神を探してそれを追いかける事にした。]
嵐激の翠龍王 カークは、放浪の双騎竜師 アイリ を投票先に選びました。
嵐激の翠龍王 カークは、遊雷の騎竜師 シルキー を能力(襲う)の対象に選びました。
/*
>嵐激の翠龍王 カークは、放浪の双騎竜師 アイリ を投票先に選びました。
>嵐激の翠龍王 カークは、遊雷の騎竜師 シルキー を能力(襲う)の対象に選びました。
指差し、確認。
ちなみにデフォはアレクシスでした。
やれやれ……後始末も楽じゃありません、ね…
[ 妖魔の姿が消え果てるのを見届けると、半分凍りかけた肩を押さえて、大きく溜め息をついた ]
― ユウレン王宮・内務省庁付近廊下 ―
いえでも、あっちをどうにかするのが優先でしたし。
大丈夫、ですから。
[火精でも呼んでおけば良かったのだが、術を行使する方が実の所辛くなってきている。
その辺はあまり見せずに、サシャにはそう>>+99笑みながら言い、氷を溶かしどけてもらうと礼をいった。]
ありがとうございます、おかげで助かりました。
筆もこれなら対処しやすく……
[そう筆を見る。氷の網にかかって宙に浮いた状態の筆を、さっきまで追われていた者らがひっつかまえて纏め上げていった。
時折自分やサシャに向かって礼や感謝の声を丁寧に向けられたりしたが、空気呼んでくれているのか、様付けはされたが王妃とは呼ばれなかった。]
………。
[火精に呼びかけた途端、燃やされると思ったらしい竹箒が暴れ出す。
お陰で熱風はただ廊下を吹き抜けて、掛け軸もややはためくのみで剥がれなかった――のだが]
………あ。
[尚も暴れていた竹箒が、やがて壁に思いっきりぶち当たり、
ばたん、と倒れた。
それによって巻きついていた掛け軸もダメージを喰らったらしく、あっさりと剥がれた。
丁度蜘蛛が目を回している傍へ、へろりと落ちて行った]
[おそらく毒に犯されてからそれなりに時間がたったのだろう。内と外から治そうかと、トランクから一口で飲み干せるぐらい量しか入らない小瓶を取り出し]
はい、これ、飲んで…というか飲める?
[飲めなかったら口移しだけどね、とは口にはしなかったけど聞いた]
私はもう少しこの辺を片付けていきますね。
[サシャが付喪神求めて何処かへ行くようなら>>+100、お気をつけてと見送った。]
…小さいのに頑張ってるよなぁ
[実は同い年の二人なのだが、認識は年下だった。
扱いは、元々丁寧なのも手伝って大して変わりはしないのだが。]
カサン、ドラ…さ、ん…?
[>>137聞こえた声に、誰が自分の側にいるのか知って。]
…ごめ、んなさ…い
だいじょう、ぶ…です…から。
あの、人…を、おわ、ないと。
[痛みと痺れで朦朧としながらも、かけられた声に緩く頭を振った。
けれどこの状態で動けるわけもなく。
>>143フルミネはカサンドラに撫でられつつも、くるると鳴いて半身が無理をしようとするのを諌めた。]
うう………
[ぐうの音も出ない。が、何か言いたい。
むぐぐ。と唸って、どうにか言葉を捻り出す>>142]
それじゃ、俺がサポートします。
だって俺も魚食ったし。
一人じゃ、どうにもなんないし。
みんなの足をひっぱっても、
みんなで頑張らないとダメだから、みんな来てるし。
途中でいなくなるとか、なんか悔しい気がするし…。
[むぐむぐと言い募って、はたと目を瞬いた]
送り返すって、村に?
[そういや、見えない何人かはどこへ行ったのか。
そんな単純な疑問を、漸く思って辺りを見た]
……
[>>145カサンドラからの問いかけに、小さく頷き。
小瓶へと震える手を伸ばした。
口まで手を添えてもらえれば多分飲み込むことはできるはず。]
/*
これまで地上は撃破権利者が全て女性でございますwwwそして初日の予感が当たった気、がwwwww<可愛い子から落ちるとか
うーーーーむ、今日の最終にFを残しとくのが正解だったんだなー。しかしネタを思い付いたのが今日の昼では致し方ない。
それじゃ、行ってきまーすっ!
[エレに手を振って、ごそごそと動いている何やらもっさりした物を見る。
…たわしか何かの付喪神なのだろうが、
既に毛羽毛現みたいになっていた。]
…とりあえず、これは退治しとこ。縁起悪いし。
/*
邪魔したかなー、したかもなあ。
王宮組はさっぱり絡んでないからなあwww
つい突撃したけど、邪魔したかも知れない。
すまんす…。
― ユウレン王宮・内務省庁 ―
……ふむ。
[影を介して、気配を辿る]
氷の気配……雪の眷族殿がいる、と言っていたから、その方の力、か?
……宮殿に傷がつかぬなら、特に問題はないか……あまり修繕箇所が増えると、予算配分が追いつかん……。
[予算配分、の四文字は、わりと切実だった]
[叩こうとしたら、さっと逃げられた。
ぺちぺちぺちぺちと叩くたびに回避され、
カルタでも取っているように床を叩く。
毛羽毛現たわしも遊んでいるかのように周囲を回り…
近くを通りかかれば、くるくる回りながらたわしを叩こうとぺちぺちやっているのを目にするだろう。]
[>>149カサンドラに手伝ってもらいながら薬を飲み。
傷に冷たい感触が触れるのを感じ、痛みがそこから徐々に緩く消えるのを感じた。]
……ごめ、ん…なさ、い…
わた、し…あしで、まとい、に…
[謝りながら、悔やむように目を伏せて。
そんな半身を羽で包みこんだ薄桃が、カサンドラに礼を言うように頭を下げた。]
[言い募られる言葉>>147は口を挟まず黙って聞く。
それから、半身の真紅の瞳と、目を見交わした]
……ん、いい覚悟だ。
[少しだけ甘いか、とも思うが、そのくらいが丁度いい、というのが持論]
なら、互いに互いをしっかり支えあって、最後までついて来い。
……ここを切り抜けても……俺の予測が当たってたら、最後に控えてるのは、大物だ。
[は、と一つ息を吐き、それから。
投げかけられた問いに、軽く瞬いた]
いや、村じゃない……今まで戻った連中は、王宮の方にいる。
[さらり、と告げる言葉は、立場を知っているならさほど驚くに値しないか]
送迎は、ジェフロイが責任もってやってくれてるから、大丈夫だ。
まー……向こうもちょっとばかし、騒々しい事になっちまってんだが……。
[掛け軸の妖力も蜘蛛の餌になり得るのだろうか。
ともあれ倒れている箒のほうへ歩み寄ろうとして]
………!
[がさごそという音>>+106がして、掛け軸のほうを見る。
短い気絶から復活した、にしては動き方が妙だった。
ちなみにそれに描かれている兎は、気絶を示すように目を回したまま。
少し考えた後、捲ってみようと手を伸ばす]
[かちゃかちゃ かちゃかちゃ]
[何かが忙しなくぶつかり合う音が廊下に響く]
[かちゃ、かちゃん。 かちゃん、かちゃん]
[それはやがて規則正しい足音を織り成し、そして]
『……我こそは、瀬戸大将なぁぁぁぁぁりぃぃぃぃぃぃ!』
[唐突に、そんな声が響き渡り。
直後に、瀬戸物同士がかちゃんこ、と気の抜ける音を立てた]
― ユウレン王宮・内務省庁付近廊下 ―
[傷はついてないがある意味で傷物になった廊下やら壁やらを、女官やらと水で濡らした布で拭くもののあまり上手くとれてくれなかった。
むしろ腹黒 精霊師長が下に伸びて、怖い文字が更に怖くなっていた。]
……墨ってどうやったら綺麗に取れるの…。
[遠い目がさらに遠くなった。]
戦いが続いている間も、黒ローブはじりじりと崖を登っていた、のだが。
配下の大半が倒されると、はっとしたように振り返り──。
「……お? おおおおおおおっ!?」
振り返る際、妙に勢いがついたのが悪かったようで。
バランスを崩して落ちた──崖の、一番下まで。
「く、おの、れ……。
かくなる上は、この私自ら、消し炭にしてくれる……!
覚悟するがいいっ!」
見得きりと同時に同時に、手にした杖を振る。
それに応じて光が飛び散り、今度は巨大な火炎球が三つ、男の周辺に現れた。**
― 回想 ―
[付喪神退治の小休止の合間にふと思い出したのは、ユウレン国に仕えてまだそれほど経っていない頃のこと。
都の喧騒から離れた田舎に訪ねた老騎竜師に、孫の迎えを頼まれた]
いいところだなあ。
[長閑な光景に遠い故郷で見た風景をどこか重ねて。
夕陽が照らすその湖の畔に響く竜の声を辿り。
見つけたのは、地面に伸びている小さな子と、その脇でオロオロしている紅玉の化身だった]
おい?大丈夫か?
[軽く頬を叩いてみたが反応はなく。
手早く脈やら何やら確認したが、特に問題はなく]
ここにコブが出来てるな。
もしかして、竜から落ちた?
[ちっちゃな火竜が、肯定するように啼いた。
必死にすりよる様子は笑みを誘われるような仲良さで]
大丈夫だよ。多分気絶してるだけ。
後は腹が減ったか、楽しさに疲れが来てるのを気づいてなかったとか。そんなとこだよきっと。
[呪の一つが解け、ようやく整い始めた体格。
子供一人背負う位はなんということもなく]
俺はジェフロイ。
クレメンス様に頼まれてこの子を迎えに来たんだ。
運ばせてもらえるかな?
[竜を見るのは初めてではない。
薄桃色の落ち着いた雷竜とは話したことこそなかったけれど。
その乗り手たる女性や、庇護を受けていた妹分のことを思い出して茜空を見上げ。
視線を戻すと火竜の子供に視線を合わせて許可を貰い]
[元より伝令の仕事は多く振られていたけれど。
紅蓮の騎竜師の所へのそれは率先して受けるようになった。
時には貴重な休暇を使って訪れたりもするようになり。時は流れて。
今、紅蓮の騎竜師の名を背負うのはあの時の少年。
実戦を見たのは今回が初めてで。成長したよな、と心から思う。
妹弟子も。少年も。もう一人の若騎竜師も。眩しいばかりの姿で――**]
/*
ちなみに。
ここで落とすために、途中で落とさないであげて、と言っていた俺がいる。
しかし、あれだな。
余字があるだーよorz
なんだかなー、そんなに慌ててる訳じゃないんだが。
……余裕ないんかなぁ、思ってる以上に。
[そして途上にて、嵐激の人が見えたので、近くまで歩いていく。
妖魔は大半が討ち取られているから楽だ。]
嵐激さーーん!!
[上空を見上げて手招きする。やってきたならば、シルキーが神経毒に犯され負傷したこと、薬は飲ませ治療もしたがすぐの戦線復帰は難しいことを告げるだろう。]
―ユウレン王宮・本宮広間前廊下―
………蜘蛛か。
[流石に結界の前での姿を見れば驚愕しただろうが、今目の前に出てきたのは、ごく普通と言えるサイズの蜘蛛>>+112だった。
誰かのように特に苦手というわけでもないので、反応もゆるく瞬く程度。
蜘蛛の動きを邪魔することはなく、ただなんとなくじっと見ていた]
[じっと口を閉ざして、言葉を聞くのは伝説の人。
伝説。のようなものだと、少年はずっと思っていた。
手の届くはずのない人と今、言葉を交わしている]
………はいっ!!!!
絶対、行きます!だって俺ら、騎竜師だし!!!
[まだ騎竜師を名乗り始めた自分も、未だ名乗らぬキアラも。
騎竜師だ。と、言い切った視線がぐっと強くなる。
緊張とは違う高揚に、頬が仄かに紅潮した]
大物が……?
[ぐっと力を入れて、頷く。足手纏いにはならない。
きっと一人前の騎竜師として勤めを果たしてくると、
来る前に約束して、ここに来たのだから]
あれっ、って、えええええ??
え、王宮に送られて……って、あの、おーー…
[おー。の口がぱくぱくした。
最初の日、危うく王様と言いかけてジェフロイに窘められた。
でも殆ど言ってるんじゃないかとか、色々思う。
思いながら、こくこくとした]
そ、だったんだあ。
[何となく納得したその時、崖の崩れる音が聞こえた>>#4]
……ん?
[呼びかける声>>159に自然、視線はそちらへと]
どうした……って、シルキー、が?
[告げられた内容に、表情が険しさを帯びる。
彼女の出自は、既に報告を受けていたから、尚更に]
……わかった……手当て、ありがとな。
後ろに伝えて、休ませるよう手配しとく。
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