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ライナーの…
「爆薬かぁ…」
[ちょっと不安を覚えながらも間違いなく心強い武器にもなるはず]
うん、ありがたく使わせてもらう。
「あれからだいぶたつしね。」
[不安要素が無いわけではないが、そこは信じることにした。
そのまま頂戴って、二人で手を差出す。
何か聞こえたり、見えたかもしれない巨大蝦蟇は聞こえない振り、見えない振り。
ダレカがきっとやってくれるさーってそんな精神]
[驚いたりなんだり、周りが色々な反応を示しているのを、気にかける余裕はない。
他のどんな相手に対しても冷静さを失しない嵐龍が、唯一取り乱すのが、この『翡翠ヶ淵の大蝦蟇』だったりした]
……確かにありゃ、きっつい体験だったけど、な……。
[食料調達に来て、食料にされかけたとか。
ある意味では貴重な体験だったが、できれば忘れたい部類のもの。
なお、そんな経験の積み重ねが『非常に王子らしからぬ第二王子』の基礎を構築し。
僅か14歳での旅立ちを周りに認めさせたりもしたのだが]
ん……
[ほそやかな指が、するりと瞼を撫でてゆく>>266
どことなく、冷たい空気を感じた気がした。
気のせいかも知れない。
背後で、半身が喉を鳴らすのが微かに聞こえた]
え、うっ っわ
なん、だ?これ……!?
[世界が分解されていた。
モザイクのように白と黒に分かれた世界、蛙の亡骸には、
不思議に静かな青白い斑点が、ゆらゆらと流れている。
驚いてカサンドラを見返せば、そこだけはカサンドラのままだった]
これが、……力?
[ぼんやりとした光が動いている。
白い光に、翡翠の光、青の光、紅色の光……違う。
あれは生き物たちだ。輪郭がぼやけて、現実感がない]
……、
[顔を顰めた。酔ったみたいだ。
一度目を閉ざして、深呼吸した。そして、蛙に視線を戻す]
大きいもの?大きいもの……
[流れている青白。
指先で触れると、するりと逃げる。これではないのだろう。
指を流れの中に入れてみた。不思議な感覚だ。
舌の方に流れる青白を少し辿って、逆に指を動かしてみた]
きっと、中だよなあ…
[ふと、風を読むようだと思う。
竜の乗り方を覚えたときを、思い出す。
むぐぐ。と口を思い切り引き結んで、流れの奥に、]
えい……っ!
[ずぼ。と、手を突っ込んでみた。
やっぱり最後は、勘と勢いである]
また厄介なのが出ましたね。
フェイツウェは大丈夫ですか。
[大蝦蟇の方に向かわないのは、それこそ水中では勝ち目がないと思うから。移動してくるならそれから動けばいいだろうと。
そして返す余裕はあるのだろうかと思いながら通信を入れた]
[肯定の意味でこくりと頷き]
………改良はされてる。
[何故かそこを強調しつつ。
とはいえちょっとやそっとで暴発はしないはず。
自分の手元にも幾らかを残しつつ、予備の小袋2つに均等になるように玉を入れて、それぞれの掌の上>>289に載せた]
……ん。ああ。
[聞こえた声に、返したのはため息混じりの一言]
まだ仔龍のころの記憶に引き摺られてるだけだからな。
最悪、宥めるための非常手段もある。
……それやると、俺が全く動けなくなるのが欠点なんだが。
[つまり、状況に対して何もできなくなるのだ、と。
言わぬ部分は、伝わるか]
[槍を構えているものだから、てっきり直接攻撃がくるものだと思ったのだが、動く気配は一向に無く、げこげこと低重音を鳴らすばかり。
蝦蟇、もとい妖怪の言葉は妖精に近いが、完全に聞き取れるわけではないが。
そこに何やら不穏な単音をちらと耳に入れると慌てて]
vallum illud!
[ノームではない土精に語りかけ、土壁を作った。
ほぼ同時に、壁に水で出来た槍が降り注ぐ。]
っ、うぁ…魔法も使うの?
[土と水は相性が良い為、土壁は水と混ざりぼろぼろと崩れ落ちていった。
ほっとしたのもつかの間、大蝦蟇の方を見るが姿が無い。
どこにと思った瞬間真上に影が差し――。]
『ぐぇこ〜』
[低い声に思わず上を見上げると、大きい塊が振ってきた。]
わああ!
[慌てて転がるように、というか転がって避け、間一髪潰されるのは免れた。足先数センチの所に落ちてきて、おもいっきりにらまれてはいたが。]
(ま、ジェフロイならいっか)
[エレオノーレが見なければ良いわけだからと、ジェフロイに顔を向けたままにこりと笑った。
そして視線を蝦蟇へと戻し、少しだけ底の方へと泳ぐ。
蝦蟇に向かわせていた水蜘蛛を自分の下へと引き戻すと、蝦蟇はすぐさまウェルシュへと向かって来た]
[その刹那]
[ウェルシュの背が盛り上がり、4対の足が現れ。
迫り来る蝦蟇へ貫かんとばかりに伸びた。
一瞬の交差、その結果は───]
ありがと。
「さすがカシム」
[二人でちゅってアイリが左頬に、アイラが右頬にキッスをして笑いかけながら。
受け取った小袋を胸元にしまいこんだ]
[あ、まずい、とは本能が告げる。
今度は構えた槍を直接落としてきたので、さらに転げてなんとか避けた。淵近くの土は湿っていて、だいぶ服が汚れてしまうがそれどころではない。]
ノーム。
[避けながら、内側で逃げ決め込んでいた土精霊に話しかける。ちょっと他の精霊に話しかける余裕は今は無い。]
さっき遊んでたんだから、手伝ってね?
[そう頼んだ。ちゃんと退治しただろうにとぶつぶつ言う土精の言い分は却下する。
何すんじゃと問われたので。]
塩持って来て。岩塩。
この辺の地層になかったら、ちょっと遠くからでも良いから絶対探して持って来て。
[そう頼むと、すぐ近くの地層にあるとの返事。
それを聞くと、大蝦蟇がまたげこげこ言い出し、呪文を紡ぐ隙を見て離れて、剣の柄を握った。]
トラウマって奴ですか。
龍にもあるんですねぇ。
[少々暢気な言い方になってしまったり。
続いた言葉の意味を考えると、それどころでなかったが]
……まあ、戦力はまだ十分です。
陛下が下がられても抑えられますよ。
[エレオノーレが前に出ていることにはまだ気づかずにいて。
釘刺しまではしなかった]
む………
[何か騒がしい。けれど、遠い世界の話みたいだ。
視覚のチャンネルが切り替わると、感覚も変わるらしい。
きっと、カサンドラのおかげもあったのだろう>>278
異様な竜の鳴き声>>267に、半身が宙を仰ぐ。
続く不気味な蛙の鳴き声>>#2の中、
今は青白い流れだけを必死に見つめ───]
[ちなみに少年に遣わしていた火精は、爆発のどさくさに紛れて帰ってきていたとか]
………、お得意様。
[ほんの少し言葉に詰まった後で、双子にはどちらでもない答えを返した。>>292
小声で風精を呼び、少女の元へ飛ばしておく]
………冷却。
[恐らく熱くなっているであろう頭を冷やすよう指示する。
彼女の騎竜が警戒するようなら、すぐに呼び戻す心算だが]
[これ以上、あまり長くはきっと持たない。
乗り物酔いに似て、それとも違う。
くらくらと眩暈するような視覚の中、何かが指に触れた。
勢い良く、それを引き抜いてみる]
……にゃろうっ!!!
[ずぼ。と抜いた手の中には、青白いのの塊があった。
大きいか小さいかなんて知らない。取りあえず、掴んだ]
これって…、どう?
[ずい。と、その拳をカサンドラに突き出してみた]
………だから、加減をして欲しい。
[風精に気を取られているところへの、両側からのキス>>303。
以前と同じ言葉が返ってきそうだと思っても、溜息と共にそう返す他はなかった。
ちなみに、決して嬉しくないわけではないのだが**]
……フェイツウェは……色々と、あるからな。
他の龍よりも精霊に近くて、その分、感性に両極端な部分があるんだよ。
[半ば結晶化して精霊石となっていた卵から生まれた龍は、純粋であるが故の弱さも持つ]
……そう……だな。
戦力的には問題ない、が。
[ぴた、と言葉が途切れたのは。
こちらは、巨大蝦蟇と対峙しているのが誰か、を認識したため]
Quaerebamus petra salis
Mater fit imitatus aquarum maris et communionem
[助力願うは、土と相性の良い水の精。
水精が淵の水を使って、巨大な水の蛇を作る。
紡ぎ願う言葉にノームも答え、地中に穴が開きそこから色の変わった土が現れ、蛇と交わり中に溶けた。
濁った色の蛇が出来上がると、向こうが再び水の槍を降らす。それを水蛇が庇うようにして前に出た。]
飲み込め!
[水蛇が蝦蟇を飲み込まんと襲い掛かるが、蝦蟇の方はただの蛇相手でないためにか動かない。
水と泥の蛇なら、飲み込まれても問題が無い、そんな算段があったんだろうが―――。
飲み込まれた蛇は、徐々にもがき苦しみ始めた。
外へ逃げ出そうとするも、精霊が作り上げた蛇はそれを許さない。
じたばた暴れる大蝦蟇を見て、ちょっと肩の力が抜けた。]
……塩水の中じゃ、蛙って生きてけないんだよね。
[これもまた、別な幼馴染がやっていた遊びのひとつ。
酷い事思いつくよなぁ二人とも、と、遥か昔を思い出しながら。
塩を多分に含んだ水蛇は、周りに居た蝦蟇たちもついでに飲み込んで、粗方綺麗にしたあととぐろを巻いて休んでいた。蛇の中でじたばた沢山の蝦蟇が暴れる光景は、やっぱり見ていて気持ちよいものではないが。
ともあれ暫く暴れた大蝦蟇たちは、徐々に動かなくなって最後はぷかんと水の中で溺れていった。]
ああ。個体の特異性なんですか。
[苦労話は耳にしたこともあるかもしれない。
が、精霊師でもないために深く実感することは出来ず]
……何か問題が?
[途切れた言葉に不審を抱き。
あるに決まってる、と意識を空に向け]
ふーん。
「可愛い子だよね」
[カシムの説明にはそういうことにしておきましょうという感じでお姉さんぶった笑顔を向けて]
でも、うれしいでしょ?
「親愛の印ってことで、唇まではさすがに奪わないからさ」
[なんだかんだで大きく拒絶されないところから悪くはおもってないだろうことを察していたりした]
うん、わかっ…… た。
[握る手の内が、ふわと微かな熱を帯びた。
そんな気がした次の瞬間、塊は結晶へと姿を変えている。
大人しく…というよりも、くたりと目を閉じた。
再び戻った視界でカサンドラを見、目を再び閉じ、
もう一度カサンドラを見て、かくりと俯いた]
………………酔っ たあああああ……
[くた。と、一度俯いたのだが]
あ?あれ?ああああれ???
もしかして、成功した?成功した!?
おおおおおーーーーー!!!
掴めたんだ!?!
[がばっと顔を上げ、歓声を上げた]
ま、そこらは変異種の辛いとこ、って事にしとけ。
[この辺り、説明するのは難しいから、そう流すに止め]
……問題しかないっていうか。
……無茶する。
[ぼそ、と零れた呟きは、呆れやら何やらを大量に含んだもの]
/*
と、ゆーか。
最後の一撃で、地上に降りたつもりだったんだけど!
なんか、空に居る事になっているっぽい。
あるぇ?
ま、いいか(←
分かりました。
[言葉以上になにかあるらしい、とは感じるものの。
知らねばならないものではないから頷くように答えて]
無茶ていうと。
……エレオ、様。ですか。
[呆れ混じりの深い呟きは、容易にその対象を想像させた]
[さすがに、水中のあれこれは見て取る事はできなかったものの。
巨大蝦蟇が跳んだりなんだりすれば、そりゃあ嫌でも意識はそっちに向く]
……ったく……。
[無事っぽいからいいが、と。小さく小さく呟いて。
未だに鎮まらない、翡翠色に、は、とため息をつく。
これは、『非常手段』を取る必要があるか、と。
覚悟決めて、右手に持ったままだった槍を、鞍の留め具に引っ掛けた]
……他に誰かいるかよ?
[はあ、と。
零れたため息も、向こうには伝わるか]
ま、それはともかく……どーにも、普通に落ち着きそうにねぇから。
ちょいと、非常手段、取るわ。
[さらりと、と告げる物言いは、散歩に行ってくるとか、そんな感じの軽いもの]
えっ?……え?
…………え!???!
[見た。二度見て三度見た。目が真ん丸く大きくなった]
くれるの!???
[予想外だった。驚いて掌を握ってみる。
ころんとした感触に驚いて、手を開けてみる。
虹色の結晶が、キラキラと光っていた]
うん!分かった!!休む!!!
うおおお、すっげえ。これ使えんのか。
うわーー、どうしようかなあ。弓に仕込めるかなあ!
跳べるかなあ!!
[釘刺しにうんうんと頷きつつ、目が俄然輝き始めた]
っっ、ありがとう!!!
やああああったああ!!!!
[キラキラ光る結晶をぐっと手の中に握りこんだ。
笑顔が零れた。同じくらい目を輝かせて笑った]
俺、大事に使う!!
へへっ、ありがとうな。カサンドラ。
[えへへ。という調子で笑う。
そしてまた、嬉しそうに手の中を見た]
[フェイツウェが普段のように戻ってくれないと、二人連動で突っ込まれた時に困るから、とか。
そういう内心は声に出ないよう気をつけた、つもりだ]
[動かなくなったのを見届けてから、泥で汚れた服を払うが、それで汚れが全て落ちるわけもなく、代えの服もなく。暫くこのままかなぁと思うとちょっと眉が下がった。]
……にしても、どしよっかこれ。燃やす?
[水蛇の方は、塩害を避けるために直接元の地層まで送るつもりだが。わりと大量にかかった蝦蟇たちは、このままここに放置してよいものやら。
とぐろ巻いた蛇は、ちろりと舌を出して実行者の指示を待っているのだが、当人はちょっと悩んでいた。]
[フェイツウェはもう大丈夫だろうかと空を見るものの、拍手が聞こえたのでそっちを向いた。>>326
嘆息の方は聞こえていないのだが、天敵の気配感じ取って見てないのもあるだろう。]
いえ、お粗末でした。
ちょっと油断してくれたのもあったんだと思います。
[賞賛にはそう少し照れたように笑って、ぺこと腰を折った。]
あっ、でもさー。これって蛙のあれ?
魂ってか生命の力みたいなやつだよな?
みんなにも見えたもんな。もう見えないけど……
[きょろりと見渡してみる。いつもの眺めだ]
ってことは、これって蛙の命なのかな。
なんかすげえな……
カサンドラは、いつもあんなのが見えてるんだ?
俺のも見えてるー?
[そういえばカサンドラはカサンドラのままだった。
そんなことを思い返しながら、首を傾げた]
……だろ?
[速答に突っ込む事はなく。
休憩を、との言葉にはそうだな、と同意した。
内心の方は聞こえなかったが。
何となく、妙なものは感じた。かも知れない]
んじゃま、ちょっと見て驚くかもしれんけど。
他に方法ないから、って事で納得しとけ。
[さらりと告げた言葉は、不安を感じさせないため、のつもりだったが。
……逆に、煽る事になるかも知れない]
……は?
驚くって一体何を。
[休憩すれば動けなくなる分もフォロー出来るかと承知したが。
わざわざ言い置く必要があるとは、と。
当然のようにその意図に反して不安げな声が通信に流れた]
[地上の様子は視界の隅に止めつつ、左の袖を捲り上げる。
右手は半身の頭の上に乗せてやや身を乗り出し、左腕を首に回すようにして、口元に宛がった。
反射的にか、混乱のためか。
翡翠色は躊躇う素振りもなく、むき出しの腕に噛み付く。
こぼれた紅が、風に散った]
って……
[ぱちと瞬いて、拍手のほうを見た>>326
そして、その向かう方を見た。巨大蛙が倒れていた]
え?あれ?なに?
……戦ってたんだ……?
[寝ぼけてるかのような呟きが零れた]
ありがとうございます。
[ にっこにっこと満面の笑みを浮かべ、ぷかぷかしている大蝦蟇達の間に、ぽい、と氷のメスの一本を放り込む。すると蝦蟇たちの居る範囲の縁の表面に真冬のような厚い氷の層が出来、蝦蟇達は一匹ずつが氷漬けとなって、綺麗に並んだ状態で固定された ]
ふふ、塩水で溺れた蝦蟇というのは始めて解剖しますねえ。楽しみです♪
[ぱた、と頬に何かかかった。
雨かな?と空を仰ぐが雨雲の気配はない。雲の代わりに龍が居るだけで。
なんだろうと頬を拭うと、水とは似つかぬ赤色だった。]
…………。
[もいっかい、怪我してるらしい人達を下からじーっと見上げていた。]
ええ、そうよ。
というか元々自分の手でとったものなんだし遠慮することもないわ
[何かおかしいかな?とでもいうように首をかしげて予想外だった様子の>>324シェイを見つめて]
あの跳躍のような動きなら弦に仕込めばいいかもしれないわね。
ま、ある程度ならあなたの意志に従うように加工してるから好きに念じてみなさい。とはいえ全くできないことには反応さえ返さないけどね。
[元からシェイのものになるものだったので、それ用にしてあると告げる。
なんにせよ、これだけ素直に喜ぶのを見る>>327と、自然こちらまで笑みになってしまうというものである]
ふふ、いえいえ、どういたしまして。
魂というより力のほうね。青白い光が天に登っていってたでしょ?あれは死んだことによって力がどんどん失われていっているって状態だと思ってくれていいわ。そしてまだ登ってないのをさっきみたいに拾ったのよ。
[とシェイの疑問>>331に説明してから]
一応切り替えができるけども、私のはもっと複雑かな。シェイ君がいつも見てる光景もあるし、さっきの光景も、それにさっきは力だけを見せたけど、香り、音、命…とか色んなものが視覚化されていて、それらが複雑に絡みあったりする感じかな。
それは見たいと思っちゃ駄目よ。初めてだと見た瞬間に多分気絶するからね。
ま、だからシェイ君のも見えてるわよ。まだどこか丸くて発展途上のお祭りのように賑やかなのがね。
ええ、シェイ君があの光景を見始めてから少しして、出てきちゃってね。
[あの状況で動くことに自分は慣れている…というか日常だが、はじめてのシェイなど襲われたら一溜りもないだろうと位置を変えてはいたが無事に終わったようでよかったよかったとひとりごちる]
不需要害怕。
(心配いらない。)
我在这里。
(俺は、ここにいる。)
[できうる限り、静かな口調で言葉を紡ぐ。
翡翠色の恐慌の根底にあるのは、半身の喪失への恐怖に拠る部分が大きい。
だから、落ち着けるには自分の存在を確りと認識させるのが手っ取り早いのだが。
恐慌状態では、言葉は中々届かない。
ならどうするかとなると、手っ取り早いのは、自分の血を吸わせる事。
仔龍の頃、精をつけるために吸わせていた血の味は、何よりも端的に存在を示す要素となるから]
……似た者同士の無茶上等夫婦……。
[予想を軽く越える最終手段に。
内心に抑えておくべきものが、小声とはいえ、うっかり零れた]
[どこかから聞こえた拍手にも、ぺこりと腰を折ってから。
苦笑と共にかけられた声に、こちらは苦笑、というよりは苦めの顔を向けて>>342]
本当ですよ。無茶ばっかり。
大事にならないって信じてるけど……
[無茶が過ぎて倒れたりした事もある。
仕方ないのは分っているものの、割り切れるものでもなかった。]
[と会話の最中に綺麗に並んで固定された蝦蟇群を>>337ちょっと驚いた。解剖しやすいように上手い事やるよなぁと思いながら、ついでに、というわけではないが水蛇作り出していた水精に少し話しかけた。]
この子に、アレクシスさんの用事が終わるまで水蛇をこのままにして置くように言っておきました。
用事が終わったら、一言声かけてあげて下さい。
塩水このままここに流すわけにはいかないんで、元々あった岩塩層まで流してもらいますから。
[そう伝えてておいた。]
……聞こえてんぞ。
[声は小さく、はっきりとは聞き取れなかったものの。
何かしら、イイ突っ込みが飛んできてするのは感じていたので、ぽそ、と呟いておいた]
ま、こーなると、コレしか方法ないんだよ。
……そんなに深くは噛ませてないから。
傷の心配は、いらん。
[そういう問題じゃないのは、一応、わかってはいるが]
おれの意思に……?
[お。が、ちょっと長かった。
おおおお……とい感じで、口がぽかんと開いた。
嬉しさを隠しきれない頬が高潮した>>340]
だって、カサンドラの力ないと取れなかったし。
結晶にしてくれたのカサンドラだし。
見っけたのもカサンドラだし。
[ぶんと頭を振ったけれども、結晶はしっかと握ったまま。
自然と笑顔に緩む顔を、カサンドラへと向ける]
うん、試してみる!
あの跳躍も格好良かったけど、武器だな。
勿体無いから武器だな。
弦かあ……あっ。張りを変えて試してみようかな。
[新しい玩具を見つけた子供のように目が輝く]
[どこかに突っ込み飛ばしつつ。
その間も、右手は角の下や鬣を宥めるように撫でていた。
そんな様々な要因と、何より恐慌の元が動きを止めたのもあり。
忙しなかった翼の動きが少しずつ穏やかになり、やがて、がっちりと閉じていた顎がゆっくりと開いた。
るぅ……、と。
すまなそうな声が上がる]
ん。
……大丈夫か?
[どう見ても、自分の方が大丈夫ではないのだが。
半身に呼びかける声に、血塗れの左腕を気にした様子はなかった]
あ、魂じゃないんだ?そっか……ちょっと良かった。
いやほら、魂だとさー。ヤバいかもしんないし。
カサンドラいる間ならいいけど、いなくなって弓が騒いだらまずいし。
俺一人で蛙の魂とご対面とか、嬉しくないし。
[ほっとした様子で、息をついた。
カサンドラが居れば大丈夫だろうとは思っている。
そんな風に頷いて、感心したように唸った]
うへえ……。
カサンドラ、それ最初に見たとき気絶しなかった?
一人で見たの?びっくりしなかった?
俺、一人で見たら眠れなくなるかもしんない…。
[想像すると、眉間に眉が寄った。
自分が気絶するなら、きっと彼女も気絶モノだったに違いない。
問いかけ、眉が下がった]
/*
似たもの同士、の突っ込みが重なっている権について。
いやあ。
しょーじき、すまんw
しかし、このネタはやっときたかったんだ。
仕方がないのは分かりましたが。
エレオ様の無茶も言えんでしょう、それじゃ。
[手段を知らずにいたら衝撃も大きかっただろうと。
少し元同僚に同情する気分で言った]
一瞬焦りましたよ、俺も。
加減が効いてるならまあ。いいですが……。
[ 次いで、水蛇を貸し出してくれるという言葉には、ありがとうございます、とまた一礼して ]
ああ、そういえば、蝦蟇の油というのは、良い傷薬になるのでしたっけ。
[ ひゅん、と氷のメスが大蝦蟇の皮膚を斬り、ぬるりとした油が染み出てくる。縁日でパフォーマンスと共に売られるまがい物と違って、正真正銘の妖怪蝦蟇の油である。多分効く…きっと、おそらくは ]
使いますか?
[ トラウマの相手の油で治療というシュールな事態を、さて、嵐激の騎竜師はどう捉えるやら ]
/*
アwwwwwレwwwwwwクwwwwwwww
いやあ、さすがすぎるパスをありがとう。
しかし、裏では「またか」言われてるんだろーなー、きっと(
[ぽふぽふ、と翡翠色の頭をもう一度撫でる。
痛みを感じている素振りなどは、全く見せない]
んーじゃ、降りるぞ?
突然大声上げたから、みんな、心配してるだろーしな。
[もう一度、ぽふ、と頭を撫でてから、ゆっくりと地上へ向けて降下する。
左腕には、熱さ以外の感覚はなく。
紅色を滲ませたまま、ぶらん、と垂れ下がっていた]
そっか…。俺、ぜんぜん気付かなかった。
見えてなかったもんなあ……
[庇われていたまでは、そのとき気付かなかった。
あれからも力が取れるんだろうか。
解剖されつつある蛙を見て、思う。
先ほどの青白い流れは、どう頑張っても、もう見えないが]
あっ、そうだ。
カサンドラ、さっきごめん。
俺、じいちゃんから、
目の色が濃くなるのは、呪術師だって教わったんだ。
だから魔除けも教えてもらったんだけど、さ。
なんか、悪かったかなと思って………
[ごも。と言うのは、結晶の所為ではない。
手伝ってもらった所為でもない。
彼女の笑顔が、温かいものと感じたからだ]
あっ!でも、いきなりの術はびっくりするだろ?
そこはダメだからな。
[雷と同じだとばかり、そこはもう一度念押しした。
そして、もう一度結晶を見せると、
表情を崩して、ごく嬉しそうに再び*笑った*]
……じゃあ、そーゆーことにしとくか。
[誤魔化しに深く突っ込む事はせず]
……あいつの無茶はまた、格が違う気がするが……。
まあ、フェイツウェに俺の血吸わせてたとかは、今は現場見た事のあるヴェルくらいしか知らんからなあ……。
脅かしはした、と思うが。
さすがに、腕が利かなくなるようなやり方はしねぇよ。
……滝に続く道の途中で、なんかやってたヤツがいたようだし。
不調を引き摺るわけにゃ行かん。
[似た物同士にきょとんとするも、フェイツウェとカークの事かと勝手に納得していた。>>351
手当てにははいと返事を返すも、続いた言葉には]
そう…かな。
でも怪我してるときくらいは…そうですよね。
[自分ではそういうつもりもなかったものの、改めて言われるとそうだったのかなと思う。
素直にこくと頷いた。]
[そんなところに蝦蟇油を提案されると、王妃は至極素直に、]
そうなんですか?
だったら使わせてもらおうかな。
[どうもカークまで蝦蟇を苦手としている、とは思い至ってないらしい。
喜ぶかな、とか、大いに何かを勘違いしていた。]
エレ!
言うまでもないと思うが、カークさんの傷を見てやってくれ。
本人、深くはないから大丈夫って言うから。
[近づくまでアレクシスが何をしているのか、良く分かっていなくて。光景が見えると、ちょっと腰が引けかけたりしながら声を掛けた]
[ジェフロイの声に向こうを向きかけて>>360、お約束のように回れ右した。天敵はやっぱり怖い嫌い。
今少し離れているのは、きっとこっちにとっては幸いだった。
匂い袋はまだ服の中にある**]
[舞い降りるのと前後して、手を叩く音>>360が耳に届く。
さすがに気が利くな、などと思いつつ、翡翠色から降りて大きめの岩に寄りかかった。
翡翠色はすぐ傍に、長い身体を丸めるようにして蹲る。
こちらもこちらで、疲労はあるのだろう。
主に、精神的に]
……ほんっとに。
ま、あの様子だともう出ないだろーし。
もう、気にすんなよ、フェイツウェ?
[幾度目かの宥めに、翡翠色はるぅ、と小さな声で一鳴き]
いいのよ。慣れてることだし、そうしたくなるのも仕方ないことだから気にしなくていいんだけどな。というかやっぱり気づいてたんだ。
[それを慣れていると。至極あっさりと言う。
むしろ気づいていたほうに驚いたというか…まああの仕草をした時点でそうだろうとは思いつつも、それでよくもまあ素直に自分の指示に従ったなぁなんて思ったりしたのだ]
そーしてください。
[追求されずに済んだことに安堵しつつ]
傍から見てれば、どっちもどっちです。
今回、説明の余裕なかったことは認めますが。
誰だって驚かされますよ。
ええまあ。そこも信用はしてます。
って……先に何か居るのも確定事項ですか。
[そうだろうとは思っていたが。何度目かの溜息を飲み込んだ]
/*
だめだねむい。カークも寝る時間だろうしねるねる。
明日も遅いんだよね帰り…(´・ω・)
あさからめるとよいな(ぐぅ
[どっちもどっち、と言われると否定のしようもなく]
……はいはい、と。
ま、心配かけたな。すまん。
[驚いた、というのが本心なのは伝わるから、短い謝罪を投げて]
……さっき、思いっきり上に上がった時に、不自然な光が見えた。
恐らく、何かしらの術が使われた痕跡だと思う。
一応、そこも踏まえといてくれ。
[ここまでは真面目な口調で言って、それから]
とりあえず……少し、寝るわ。
でも、なんかあったら、遠慮なく起こせよ?
[最後の部分は、念押しのように言って。
意識を落とす事で、通信を打ち切った。**]
[岩に寄りかかって半身を撫でつつ、ふと、意識が向かうのは先に上空から見えた光の事]
……何が待ってるのやら、だなぁ……。
[そんな呟きを漏らして、目を閉じる。
考える事は色々とあるが、今は少しでも休む時、と忍び寄る睡魔を拒む事はせず。
それでも、何かしら呼びかけがあれば、すぐに目覚めるのは、身についた習慣によるもの。**]
俺のことは別にいいですが。
[短い謝罪には苦笑しながら]
不自然な光……術ですか。
相手も本格的に動いてますね。了解しました。
何かあることを前提として進みましょう。
[念押しの後、スルリと切れる通信には沈黙が落ちて**]
意識落して回復しなきゃならん怪我の。
どこが心配いらないってんですか。ったく。
[それぞれの様子を確認しておこうと、歩いて回る途中で小さく愚痴が零れた。
それからもう一人、意識を失ってる姫君がいたことを知って。
カシム達が近くにいて介抱してくれてたことに安堵しつつ。
申し訳無さそうにその髪を撫でていった**]
[蝦蟇の油を両手で受け取ると、氷の器がひんやりして気持ちよかった>>367。お礼と言われると首を振って。]
さっきこれも頂きましたしね。
[とは帽子と髪を留めているヘアピン。自分では見えないが、光に当たるときらきらとしていた。
足の肉を進められると、]
食べさせたいですけど、食事作るには少し時間が足りないかなぁ。
ああ、でも生でフェイツウェが……って駄目か。
[あれだけ嫌がってたんだから食べるのも嫌がるだろう。
だったらもって帰ればいいと言われて、氷付けの蝦蟇の足の一部を受け取った。]
わ、ありがとうございます。
[帰ったら料理長に調理してもらおうかなと持ってきていたリュックに詰める。蛙を食べる習慣がわりとあった王妃は、餌とかあんまり気にしない。神経はわりと太かった。]
[カークが降りてきたのを見ると、たのしい解剖の時間に入ったアレクシスには、また後ほどと言い別れ。
途中ジェフとすれ違うと>>372さっきかけられた声もあり。]
そっちも無理しないでね。
[何かを洗い落とした跡の見える元同僚の様子も一応見る。見た目の酷さはこっちが上かもしれないが。
怪我はないようだったのですぐに別れようとして。]
あそうだ。
ジェフ、お兄さんから休暇貰ったってことは、移動手段も貰ったでしょう?
[休暇という名の命令が働いているなら、その可能性は高い。そうだと言うようなら、リュックからさっき貰った蝦蟇の腿肉を取り出して。]
これ先に持って帰ってて!
[押し付けた。
一応、氷付けしたうえで布で包んであるので見た目には優しいはず。]
[拒否されたか成功したか、ともあれジェフとも別れると、カークの傍へと近づいていった。
軽く寝ているようなので、声はかけない。
血塗れた左手に手を添えて、精霊を呼ぶと傷口を塞ぐように頼んだ。
貰った蝦蟇薬を塗る前に、荷物からハンカチを取り出して濡らしてくると、血で汚れた部分を丁寧に拭う。起きたようなら手が止まり、無茶する夫をちょっとじーっと見るのだが、それでもまだ起きないようだったら、癖のある髪に触れて、それごと頭をそっと撫でた。
普段は撫でられることが多く、相手が寝ている時にしか撫でれないのでちょっと嬉しそうに。
蝦蟇油の気配に反応したのか近くに居たフェイツウェが鳴いたので、よしよしと、普段とは逆に自分が慰めるように撫でやった。]
お疲れ様。
嫌だったんだよね、もう大丈夫だから。
[声に元気が無いのは疲労か、もしくはカークを傷つけた事に対する後悔か。
鞄を開けて、まだ手をつけてなかったカキ氷とか取り出して、スプーンで掬うとフェイツウェに食べさせるように、あーんと口元に持っていった。食欲なくても冷たい物なら、気分転換になるだろうかと**]
にしても、ちょっとべたべたするなぁ…。
[服はだいぶ汚れてしまっていて、着替えはないけどせめて身体を拭くなり出来るだろうかと、溜息と共に零したとか**]
/*
カークが予想外に眠ってしまったので隣でマタリしておりますがこの後やろうと思ってる事
・ウェルシュに突撃
・カサンドラにお礼
・キルアとお話
・ぬめぬめ持ち帰り(
最後のは隙見てやりたいな…後のは後日でも
そしてカシムとも話したいもんだが時間がが
よし、分かった!!
何かあったときには、言えよなー。
あんま大したことは出来ないけどさ。
[へへっ。と、頭をかいた>>359]
あ、そっか。そうだよな、そっか。
いやほらだって、すごかったからさ!!
何が起きるか分かんない感じだろ、あの青白いの、
ふやーっとしてて、ちょっと気持ち悪かったし。
へ?あれよりもっと凄いの?
そうかー、魂だもんなー。へええ……
[理解したんだかしないんだが、取りあえず納得をした。
カサンドラの講義にはふんふんと頷き、首を傾げる>>361]
やっぱ才能ってやつ?
素質って言ってたもんな。気持ち悪くなかったんだ?
……でも楽しくもなかった?
[笑顔に僅かに滲む寂しげな様子に、難しい顔をした]
そんじゃやっぱり、ダメだろ。
慣れるとか悲しいだろ。だって悪いことじゃないし。
分かんないからダメって言うんじゃ、知らない物全部ダメだろ。
それってつまんないし。心狭いし。
そんなのに慣れるとか、負けたみたいで悔しいし。
[話が徐々にずれていく。
力説の合間に、こくりと頷いた]
うん、じちゃんに聞いた。
でも、悪いとは言ってなかった。
分かんないのが一番ダメだから、覚えとけって言われた。
俺の田舎って、魔除けに御守り掛けるの。
だから、効果あるかなって思ったんだけど……
えええ?あれ?あれって術じゃないんだ!?
じゃー、俺の目もああなってた?
そうだったんだ!!なんだーーー!!
てっきり、見えない何かをするとこかと思った。
[早とちりだ。
あちゃーと頭に手をやり、気恥ずかしげに頭をかいた]
ごめん、俺また間違えた……
[ぺこと頭を下げて、号令を聞く。
ジェフロイの声を聞くと、安心したんだか欠伸が出た]
わか……っ、ふ、あぁぁ……
うん、ちょっと休む。
[目をこする。
視覚は変わらないけど、視野がちょっと滲んだ。
何だか目も頭も疲れていた。
半身の傍まで帰り着き、鱗に凭れるようにして目を*閉ざした*]
ごめん、俺また間違えた……
[ぺこと頭を下げて、号令を聞く。
ジェフロイの声を聞くと、安心したんだか欠伸が出た]
わか……っ、ふあぁぁ……
うん、ちょっと休む。カサンドラ、おやすみー。
[さして眠そうに見えない相手に、おやすみの挨拶をした。
結晶は、大切に大切に手の中に握りこんである。
目をこする。
視覚は変わらないけど、視野がちょっと滲んだ。
何だか目も頭も疲れていた。
半身の傍まで帰り着き、鱗に凭れるようにして目を*閉ざした*]
[それぞれ休憩を始める中、ウェルシュは集団から少し離れた場所にある大きな岩の上にうつ伏せに寝転がっていた。
休憩しているのもそうだが、少しばかり湿り気の残る服を乾かしているのもある。
それにここならある程度、他の者達の様子を眺めることが出来るからだ]
あーあ、解剖されてやんの。
大人しくしてりゃこんなことにならなかっただろうに。
[エレオノーレに倒され、アレクシスに解剖される大蝦蟇を眺めて、薄っすら笑いながら呟いた。
他の妖怪・妖魔があんな風にされても、これと言って感慨は起こらない。
この結果はあの大蝦蟇の自業自得であったし、何より仲間意識なんてものはこれっぽっちも無かった]
[視界の先ではエレオノーレに治療を施されるカークや、疲れからか竜に凭れて眠るシェイの姿が見える。
ジェフロイに至ってはシルキーの様子まで見ていて、彼も大概苦労性だよね、なんてことを思ったりもした]
[今居る場所は風上だったようだから、例の匂いが流れてくること無く、しばらくは平和に大岩の上でごろごろ*している*]
[物陰でこっそり休んで―もとい、動かずに水精が齎してくれる、
僅かずつの潤いをしみじみと味わっていた。
しかし、なにやら地面から伝わるような低い鳴き声>>#2にぞわっと肩を震わせ、
恐る恐る淵の方へと目を向けた]
いっ……ぬぁ、ぬぁに、あれ……。
うわっ、えっ?
[まさかの大きな鳴き声>>267に動揺して、
ぎゅ、っと半身である青藍に抱きついた。
青藍も初めて見るソレにキュゥゥと困惑した声を漏らし、
さらに、さっき蝦蟇の群れに埋まっていたせいで
ぬるっとしている半身の肌にも、切ない声を上げた]
あの、翡翠色の…あんなりっぱな騎竜でも苦手なものってあるのかな。
[すでにぬめっているのは自分なのか青藍なのか、
わからないくらいになってしまった半身を見上げた。
キュゥィィ?キュー。
そりゃそうだ、と半身は翡翠色を見上げながら答えた]
僕らに、相手できるかな?
[ぼそっと呟く。
青藍が身を固くしたのがわかって、苦笑した]
そっか、シェンフェンも…。
[それ以上は言わずに淵へと再び目を向けたならば、
同行していた男性が淵に落ちているのを見て慌てた。
ジェフロイが手を出していたようだが、なぜか彼は上がらない。
大蝦蟇が迫っているのに、どうしてだろう?]
あ、潜った。
[その後、淵の中で何が繰り広げられたかは見えるはずもなく。
だいじょうぶかなあと呟いて、他の人は?と見回した]
[さっきのお礼を、と思っていたら、衝撃の瞬間>>303を目撃した。
見てはいけないものを見たのかもしれない。
さっと視線を逸らしたものの、かぁぁっと顔が熱くなる。
純朴すぎる少年には、挨拶程度のものですら衝撃だったらしい]
シェンフェン……あの子、大人なんだね。
[そして、甚だしく勘違いをしていた]
[気を取り直してまた視線をめぐらす。
パチパチと身に雷を宿している薄桃を見て、首をかしげた。
背に半身の女性を乗せているのに、あっ、と。
まさか大蝦蟇に卒倒したとは思いもよらない。
苦手と知っていれば察したかもしれないが…]
怪我、したのかな?あの人…
[行こう、と青藍に目配せして近寄りかける。
と、エレが一人で大蝦蟇を相手にしているのを見て、立ち止まった]
………あっ、わっ…っ!
[エレと大蝦蟇をそこから微動だにせずじっと見入る。
ぽかんと口をあけっ放しだったが気づかぬまま。
精霊師が戦うのを、具に見たのは初めてなのだから仕方ない。
自分が戦っている時は他の人の様子を見れるほど余裕がなかったのだ]
うっわあ!やったぁ!強いなぁ〜!
[大蝦蟇を仕留めた後、ぴょんぴょんと跳ねて喜んでいた。
が。
休憩の声を聞きながら、
髪を括った男性が倒された大蝦蟇相手に何かしようとしているのに首を傾げ、
青藍へ何してるんだろうね?と言いながら手を伸ばし―]
あ……シェンフェン、ぬるぬるしてる。
[そこで生乾きのぬめりに気付いて淵を見る。
おまえのせいだと心外そうに鳴く半身の声は背中で聞いた。
親分は倒したし、もう大丈夫かとそちらへ向かって、
綺麗な水にざぷん、と飛び込んだ。
洗い落としてしまおうという心算に気付いた青藍も、
すぐに半身を追って水に飛び込んだ**]
[手放した意識が彷徨うのは遠い時間。
それはここで修行していた頃──ではなく。
一度目の帰国の後の混沌とした日々の事。
戦力差をひっくり返すべく禁呪を用い、魔力も命も魂まで含めて文字通り『燃え尽きた』兄と、先の軍務総括──ヴェルナーの父との一騎討ちの末に倒れた父。
二人の喪失による瓦解を食い止めるべく、旅先での様々なものを放り出して国に戻って。
一度は追われた王都を取り戻してからは、また、違う意味での戦いがずっと続いていた。
上に立つものとして、治めるものとして、当たり前に求められるものは大半が足りなくて。
それでも、そこを必死に補いながら、立ち止まらずに走り続けた。
それができたのも結局、多くの支えがあったからで──]
(……ん)
[左の腕に何かが触れる感触に、意識が揺らぐ。>>377
けれど、それは不愉快なものではないから、されるがままに。
ほんの少しだけ目を開けると、見慣れた色の髪が目に入り。
エレオノーレに手当てされている、という状況を理解すると、また目を閉じた。
他の誰かの手によるものならそのまま目を覚ますところだが、そうしなかったのは最愛と半身が傍らにある、という安堵によるもの。
撫でられるのもそのまま受け入れ、今は休息を取る事に努める]
[そんな半身の様子には気づいていたものの。
翡翠色は何か突っ込む事もなく、ただ、蝦蟇油の気配にるぅぅぅ、と鳴いてぱたばたと尾を振った。
慰められるよに撫でられると、ほんの少しだけ落ち着きを取り戻し。
差し出されたカキ氷は、るぅ、と鳴いてぱくり、と口にする。
食欲はなかったものの、久しぶりに味わってしまった紅を打ち消したい気持ちが強かったらしい。**]
[氷で作った避難所の中、
辺りが静かになってもぞもぞ動きだすちびっ子一人。]
…もう、蛙居ないよね…?
[氷を内側からじわじわ溶かし、
外に出るべく出口を作る。
…とっさに作った避難所は、
出る時の事を考えていなかった。**]
そうね…(分かんないからダメ…っていうのは確かに嫌だけど。でも悪いと思われる経緯があるから今に至るのよ)
[力説するシェイを目を細めて見つめ静かに頷きながらも心中では別のことを考えていたが]
そう…シェイ君のお爺さんはいいお爺さんね。
ほかのいろいろなものに対して、噂に惑わされず、自分で見て、自分で感じたとおりにするのはいいわ
[魔除けについてはどうかしら?なんて首をかしげたりなんかして]
― ユウレン王宮・宮殿の屋根の上 ―
[響いていた笛子の音色はやがて、ゆっくりと大気に溶け。
屋根の上にはしばし、静寂が舞い降りる]
…………。
[朱色の笛子を足の上に置き、風龍峡のある北の方角を見る目は、やや厳しい]
……無茶をしてなければいいが。
[ぽつり、と零れ落ちるのは、ため息混じりの呟き]
[気を失った半身を背に受け止めた薄桃は、羽を使って彼女がより休息出来るように身体を安定させる。
尚且つ彼女を守る為に身に纏った雷は、半身がまだ母の胎内にいた時から慣れ親しんできたもので。
半身にとっては言わば赤子が子守唄を聴いているのと同じくらいに安心出来るもののはずなのだけれど、見たもの聞いたものの恐怖や嫌悪が激しすぎたのだろう魘されている様子に薄桃も流石に心配そうな表情を浮かべた。
>>306こちらに向かい飛んでくる風精に気付いた薄桃は一瞬警戒を見せたものの、それを操る者が誰かが分かれば風精の邪魔にならぬよう雷を抑えて。
風精からの冷気によって魘されていた少女の声が若干和らいだのを聞けば、薄桃は辺りを見回し術者の姿を見つけて礼を言うようにくるると鳴いた。]
[薄桃とカシムの気遣いのおかげで魘される程の悪夢からは解放されたけれど。
気絶ついでに身体と心が休息したがっているのだろう、まだ起きる気配は無かった。
>>360ここで休憩にしようという声が聞こえたから、無理に起こす必要もないと薄桃は判断して。
ある程度熱が下がって離れていく風精に礼を言うように視線を向けると、また周囲に雷を纏わせた。
半身が目覚めるまでは纏っているつもりだったが、近づいてくる男性の姿に気付くと雷を収めて。
>>374その人の手が半身の髪に触れると、穏やかな寝息が耳に届いただろう。
そして彼が離れた後に纏った雷は半身が目覚めるまで消えることはなかった。**]
……まったく。
基本的に真逆な気質をしてやがるくせに。
大事なもののために自分を顧みない、という、その一点に関しては、そっくりなのだから、あの兄弟は。
[思い返すのは、既に亡き親友。
彼の死には、自分自身も大きく関わっているからこそ。
思う所は、多々あって]
[カークを撫でながら、浅い眠りなら夢でもみてるかな、などと思う。
まさか反乱の時の夢だとは思わないが。
反乱の事はあまり思い出さないようにしている。
出るなと言われた為に前線にこそ殆んど出ることはなかったが、精霊師も騎竜師と同じく貴重な戦力で、力を振るわないわけにはいかずに。
人や竜が死に逝く様を見続け、時には自分で手に掛けた。
郷を出なければ人を殺す事も無かったのにと言った土精の言葉、慣れる必要はないと言った義兄――。
その時の事は今でも傷になって内側に残っている。]
[かき氷を食べたり食べさせたりしながら、器が空になる頃思い出した]
あ、薬。塗るの忘れてた。
[起きていたなら多分一言言っただろうが、王は未だに夢の中。
遠慮も躊躇もせずに蝦蟇油を腕にぺったり塗りつけた。
フェイツウェがまた啼いたかもしれないが]
ごめんね、精霊に全部頼むのは身体に悪いから…
[ちょっと我慢してねと、薬のついていない手で何度も撫でて宥めたが、聞き入れてはもらえたかどうか**]
……さて。
それでは、もう一度宮廷内を見て回るとしますか。
……ユエリャン、どこにいますか?
[呼びかけるのは、各務さんを探して飛び回る月の小鳥。
場所の返事を得ると、朱色の笛子をどこへともなくしまい込み。
影精に道を繋げさせると、ふわり、そちらに移動した]
― ユウレン王宮・雑品倉庫の各務さん ―
[その一方、当の各務さんはといえば]
『……やっぱりメルるん怖いわねー。
特に何かしてるわけでもないのに、音色が御魂鎮めになるんだから』
[大掃除の結果出された古道具の山に腰掛け、こんな呟きをもらしていたり]
『……でーも、ね』
[言いつつ、ぱちん、と軽く指を鳴らす。
銀色に輝く鬼火のようなものが、各務さんの周囲にふわりと浮かび上がった]
『このままにしておいたら、面白くないのよ、ねぇ?』
[くすくすと、楽しそうに言いながら、つい、と手を振る。
銀色の鬼火は、あるものはその場で弾け、あるものはふっとそこから姿を消す。
鬼火が弾けた光の粒子に触れた古道具たちは、かたかた、と音を立てて動きだした]
『……これでよし、と。
さて、どーなるかしらぁ?』
[どこまでも、どこまでも楽しげに呟いた後。
各務さんはふっ、とその場から姿を消した。**]
ああ、連絡用にね。
部屋に届けておけばいいのか?
[布に包まれていたら中身は分からない。
説明されれれば凄く微妙な顔をしただろう。蛙肉を食べたことは同じくあったりもするが、同列に扱う気分にはなれない。
どちらにしても統率者が意識のない状態で向こうに戻る予定はなく、その場では黙って荷物に入れるだけに終わった]
[>>401穏やかな寝息が聞こえて緩く微笑んだ。
休む少女のあどけない寝顔は、それこそ昔と変わらないようにも見えて。長くも短い時間が経過したのだと実感させる]
今もって護りきれるだけの力がなくて。
すまない。
[半身を守護する雷竜に小さく呟く。
故郷を後にしたあの時、師にも妹にも会うことは出来なかった。ただ追い立てられるように家を出て国を出て。
放浪の末に手に入れた遠国への紹介状は、まだ華奢だった体格も利用して暗殺者に仕立てられようとしたもの。
それを対立陣営に持っていったという馬鹿で間抜けな話は、今の居場所を得る幸運に繋がったという人生の摩訶不思議に繋がったりもするのだが]
一段落したら、話、聞かなきゃな。
何の縁かこの国でも会えたんだから。
少しくらいは何かしたいんだ。
孤独な思いをしてきたのかと思ったけど。
フルミネがいるんだから、杞憂だったかな。
[起こさない程度に何度か撫で。
薄桃色の竜と視線を合わせると淡く笑った]
お疲れ様。まだ暫く協力も頼みます。
[嫌がられなければ、薄桃色の首筋に軽く触れて。
各員の様子を確認しに戻った]
んーっ、ぷはっ!!!
[笑顔で水面に顔を出す。
濡れた服が重くてあまり好きには泳げなかったけど、
ぬめぬめっとしたのを落すにはこの程度でいいだろう。
ぱしゃん、と隣に青藍も顔を出し、ぶるぶるっと顔を振った]
きもちよかったー!
[飛沫に混ざってきらりと光る水精に手を伸ばし]
ありがとう。もうだいじょうぶだよ。
エレさんのところに、戻って。
[伸ばした手をすいっとエレの方へと向けた。
きらりとした雫のような光が傍を離れていった]
[岩の上でごろごろごろ]
たまにはのんびり日光浴も良いねぇ〜。
[そんな暢気な状況ではないはずなのに、そんなことを言ってしばしまったり。
そうしながらも、他の者達を観察するのは忘れない。
シルキーとジェフロイは旧知なんだろうなぁとか、カサンドラがシェイに懐かれてるなぁとか、主に人間関係の面を観察していた]
[いつの間にか、意識はまた浅い夢の中を彷徨う。
今度は、遠く、幼い頃のそれ。
焔精を始めとする精霊に愛され、幼い頃から術師として天賦の才を得ていた兄と二人、渡り廊下の欄干に座ってそれぞれの未来を語っていた、そんな淡い夢は]
…………んぁ?
[左の腕に何かが塗りつけられる感触>>403と、また少し落ち着きを失した半身の声で破られた]
メル様。経過報告です。
翡翠ヶ淵にて大量発生の蝦蟇と淵のヌシらしき大蝦蟇を鎮化。
負傷者も出たので休憩を挟んでいます。
[様子見の合間に通信を王宮へと向けた]
後、陛下がこの先に術の痕跡らしいものがあるのを見たと。
人為的な何かが絡んでいるのは間違い無さそうです。
……なに、してん……。
[るーるー、と鳴く翡翠色と、片手でそれを宥めるエレオノーレの様子に、軽く、首を傾げて問う。
半身が落ち着かない理由を聞き出せたなら、思いっきりジト目になるのは避けられなかった。
薬の出所とか、その他色々に対して、思う所がありすぎる]
……ま、いいけど、な。
[とはいえ、突っ込みを入れるには、僅かに調子が戻りきっていないから、一先ずこれで済ませた。
もっとも、内心ではさっき見たあれこれが引っかかっていたりするのだが]
― 回想 ―
[ジェフロイの胸中知らないまま>>404
届け物を部屋までと言われると>>405首を振った。]
ううん、厨房までお願い。
[届け先に首を傾げられたら、手にした物が何だったかあっさり言うだろう。ついでにカークに食べさせるつもりだとか言ったらどういう顔されたか。
ともあれ荷物は渡す事が出来たので、背のリュックはまだだいぶ軽い。]
― /回想 ―
[向こうで水音が聞こえて>>408、気持ち良さそうな一人と一匹をちょっと羨ましそうに見た。さすがに同じように飛び込む気にはならなかったが。
ふと気づくとキアラに預けた水精が、仕事終わったよと告げに戻ってきていた。]
お疲れさま、ありがとう。
[精霊に軽く口付けて、元いた場所へと離した。]
/*
ひとまず。昼の内にやろうと思ってた>>*36のがこの時間になってしまって申し訳ありません、くろねこさん。
くあー。もっと昼間動けると思ったから希望したのに!
[キュウウイ?
青藍がどこかを見て首を傾げた。
なんだろう?と同じ方向を見て、氷?の塊?と、
岩の上で気持ちよさそうにごろごろしている人を見る]
あ、あの人…さっき落ちてた人だ。
服乾かしてるのかな…?
[岩の上を見て首をかしげて淵から上がる]
― ユウレン王宮 ―
[月の小鳥と合流し、王宮内の魔力痕跡を追いかけながら移動していた所に聞こえた、声。>>*36]
そうですか、ご苦労様です。
……キリクは、無事ですか?
[負傷者、という言葉にふと感じた疑問を投げかけ、それから]
……術の痕跡……ですか。
各務さんが目覚めるだけの力が働いているのであれば、それを求める者が動くのもまた道理と言えるでしょう。
警戒は怠らぬように。
……それが内の者であれ外の者であれ、厄介に変わりはありませんからね。
あ、起きた?
[フェイツウェを慰めていたら、声が聞こえて>>413振り返る。
周囲に人が居ない間は、敬語は使わない。従者時代と違って、そのあたりは極力使い分けようと心がけていた。]
アレクシスさんから貰った蝦蟇油の薬、カークに塗ったらフェイツウェが嫌がって…。ちょっと我慢しててって言ってた所。
[こちらは特に疑問も持たずに、出所含めて正直に話す。
その胸中は当然知る由も無かった。]
[手当てした所を見ながら、少し息を付く。]
……あんまり無理しないでね?
[言って聞くような人でないのは分っているが、そう言わずにはいられないので呟いた。]
ま、今はそれよりも…
[そして、流れがほとんどないというほど緩やかな川原の水に指先を浸したりした後、川石を拾い上げて割り、術で形を軽く整える。]
こんなものね。
[即席の石包丁を作った後、淵へと向着、そのへんにいた水精に頼んで、魚を誘導し器用に獲っていく。]
……眠られてるので、エレオノーレ様がついてます。
[最終手段は上司も知らないことのように聞いていたので。状況だけを伝えてみた]
了解しました。
それだけの力を扱う自信がある輩となると……。
いえ。それも確認してからですね。
[そして即席の石包丁で内蔵だけを切り捨てた後、糸で吊るすようにして風精に任せて獲った魚を浮かし、煙管に宿る火を元にして、その辺の石を焼き、その熱で魚を焼き始めた]
[ちら、と。
一瞬だけ視線を、たのしい解剖の時間を過ごすアレクシスに向ける。
ああいうタイプは、付き合う角度次第で面白い、とは思うのだが。
今は、その『角度』を探す気にはどうにもなれなかった]
……って、お前がそれ、言うか。
[小さな呟き>>421に返すのは、こちらも小声の突っ込み]
大丈夫だよ……自分の限界は、ちゃんとわかってるから。
[その限界ぎりぎりまで詰め込む事が多いのが問題なのは、一応わかっちゃいるのだが]
服、乾きますかー?
[岩の上>>424のにこやかな顔に向かって声をかける。
濡れた服を乾かしているのだと思って疑っていなかった。
キュイイ、キュー。キュッキュ。
青藍が違う方を見て一声鳴いた]
えっ?お腹減ったの?
でも僕、食べ物は持って来てないよ…。
[飛び込む前に外したバッグを見て、口を尖らせた]
…流石に、これ以上の同行は無理っぽい…
あんま役立てなくてゴメン…
[元避難所に引っ付いて冷気の補給。
触って見ると確かに熱は有ったのだが…
平熱が冷たい為、それでも少し冷たい程度だった。]
後で何が有ったかは教えてね。
何がこの騒ぎの原因だったか知りたいから。
………。
[双子の言葉>>316には何も返すことはなかった。意味は違えど、どちらも答えにくかった為だ。
半ば逃れるように視線を巡らせて、薄桃の騎竜と目が合ったなら>>401、こくりと頷いてみせた。
風精が仕事を終えた後で、少女に近づく人影を見遣る。
関係性は知らなかったけれども、龍が雷を解くのも見えたから問題はないだろうと、一度視線を外した]
……何か、やらかしやがりましたか。
しかし、エレオがついているのであれば、大丈夫ですね。
[>>*37状況説明だけでも、何かやったと覚るには十分だったが。
義妹がついているなら、精神的には安定してるだろう、とそれ以上は言わず]
単に『自信があるだけ』ならば、なんら問題はないのですが。
[変わりにさらりと口にするのはこんな一言]
それに、外のものであれば事後処理などで厄介な事になりますが。
内のものであるなら、叩きのめしてしまえばよいだけの事。
……いずれにせよ、名を名乗らぬようであれば、平穏を乱す賊徒と見なして問題ありません。
改めて言わずとも、キリクも同じ判断を下すでしょうが。
[淵では既に巨大蝦蟇が倒された後だろうか]
………!
[不意に何かに気づいたかのように、上空を見上げる。
と同時、そこに小さな光が一つ灯り、目の前まで下りてくる。
ある種の規則性を持って瞬くそれを暫く凝視して、……小さく溜息を吐いた]
………姉上のお達し。
[何かと問われたならば、そう答えただろう。
姉の遣いである光精を帰してから、周囲を見回した]
え?もう乾いたんですか??
さっき落ちてたのに…。
[降りてきた彼を見て、ぽかんとした。
なんて早いんだろう、と。
けれど、自分の濡れっぷりでは日向ぼっこよりは
火を使った方が早いのは疑う余地はないのも事実で]
熱風、ですか?えっと…
[思い当たったのはシェイだが、休んでいるところを起こしても悪いし。
と、またキュウキュウと青藍が鳴く。
淵に魚が、と言う彼と同じ方向を見ていた]
[視線が動いたので先を見ると、蝦蟇薬くれた人の方だった>>426。また楽しそうに解剖しているなーと、見てるとこっちまで楽しそうな笑みが浮かぶ。
小声の突っ込みにはえーというような顔をした。]
無茶してないよ。
ほら元気だよ?怪我も無いし。
[たまたま怪我が無いだけな気もするが、まぁ置いておく。
大丈夫と言われると眉が少し下がって。]
いっつもぎりぎりまで無茶するくせに。
こういうことしてると、すぐ限界まで来るんだからね?
まだ天輪湖まで長いんだから…
[もうちょっと余裕持ってて欲しいなぁ、とは、さっきの状況考えたら言えなかったが。]
あ、魚…焼いてる。
[焼けた魚>>425の香ばしい臭いが鼻に届いたとき、
ぐぅ、と自分のお腹もつられて鳴ってあは、と苦笑した]
歩けないなら手を貸す。
と、まだ身体動かすだけでも辛そうだな。
もう少し落ち着くまで待とうか。
[それとも回復魔法を頼むべきかと、周りの様子を窺った]
[双子とはその場で別れることになっただろうか、簡単に事情も話しておいた。
きょろ、と視線を彷徨わせながら歩いて、目当ての人>>426の姿を見つけると、そちらに近づいた。
ちなみにたのしい解剖教室は見ないふり]
………少し、いいですか。
[少し離れた場所で待つ。
内容までは聞こえない会話が途切れるのを待ってから、カークに声を投げた]
うん。
[問い>>433にはにこやかに笑って答えるだけで、詳細は語らない。
聞かれたなら、特別製の服だと言うことは伝えるだろう]
エレたんやアレクシスなら出来るんじゃないかなぁ。
精霊使えるのって便利だよね。
[竜もそうだが、精霊師にも可能だろうと、個人名も出しておく。
つられてカサンドラを見たキアラが腹を鳴らすのを聞くと、苦笑する彼に合わせるように笑った]
よっぽどお腹空いてるんだね。
分けてもらえないか聞いてみたら?
[もう一度カサンドラへ視線を向けると、彼女もこちらを見ていて>>437。
そちらにも一応、にこぱと笑っておいた]
あれ相手に一人で立ち回るとか、十分無茶だろ。
怪我してないってのは、結果論だろーが。
[>>434 突っ込みだけは飛ばしておいて。
続く苦言に、少しだけ、眉を下げた]
……先があるのはわかってるから、そこは大丈夫だっての。
大体、頭の固い余所の連中相手取るのに比べたら、このくらい軽いもんなんだから。
[討伐・調査と外交を同列に並べるのはどうなのか]
ええ、まあ。大丈夫そうです。
[傍に寄りそうエレオノーレを確認して、その様子から応え]
……然様ですか。
[さらりとした一言に、何とも不安を掻き立てられつつ]
叩きのめして終わりになるなら楽ですね。
そちらであることを祈りますよ。
分かりました。そこは陛下の判断に従います。
そろそろ気づかれるでしょうし。
[>>431カシムがジェフロイを見たのに気付いた薄桃も、彼は大丈夫だと教えるようにくるると鳴き声をカシムへと向けた。
>>406ジェフロイの呟きが薄桃の耳に届くと、その顔を半身の兄弟子へと向け緩く横に振る。
続いた言葉には、くるると小さく鳴いてみせた。
瞳には気にすることはないという意思と、半身への気遣いに対する感謝を宿して。
>>407半身の髪を撫でるその人と合えば、同じく笑む形に瞳を細めた。
そこに宿る色は、背で眠る少女の母でもあった今は亡きもう一人の半身の慈愛に満ちたそれに良く似ていただろう。
首筋に触れる手と、協力をと頼む声には緩く頷き。
離れていくその背を見送る瞳には、良く無事であってくれたという安堵があった。
背で眠る半身が目を覚ましたのは、それからもう少し経って後だった。]
わりと勝算はあったんだもん。
[塩水さえ作れれば何とかなるかな、と。
ここら辺は、戦闘慣れしている者らと比べて目論見が甘い、ともいうが。
眉下げて、何か首捻る事を言われたが>>441。
だったらああいう無茶しないでよ、とか言うとまた話が振り出しに戻るので、結局諦めたような苦笑になった。]
じゃあ大丈夫に見えない様な事はあんまりしないでね?
……それと、蛙と比べたら可哀想だよ。
[どっちが可哀想なのかはあえて言わない。
そう言いながらふと視線を離すとたらジェフと目が合った。>>438
ついでにまだ名前を知らない少年が傍に来ると>>439、話の邪魔にならないよう少し離れた。]
エレさんに、アレクシス、さん?
[告げられた名前>>440に小さく首をかしげた。
エレは知っているが、アレクシスとは誰だろう?
目の前の彼でないならあとは…さっきの火精を貸してくれた少年か、
それとも大蝦蟇に喜々として向かっているあの人か…。
ともかく、精霊師に力を貸してもらうのもありだったとそこで気付いた]
そうですね…。
自分が竜と一緒にいるから、ついそっちばかり考えちゃいました。
[ぽりぽりと頭をかきながら、視線を川辺の方へ]
い、いえっ、分けてもらうなんて…悪いです。
[聞いてみたら?と言うのにはぶんぶんと首を振って、
こちらを見ている女性>>437に向かって]
あのー!
魚、捕っていくので一緒に焼かせてもらって、いいですか?
[おずおずと問いかけた。
おずおず…と言うには少々声が大きかったかもしれない]
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