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― 決勝当日の朝/医務室 ―
[結局、部屋へ戻ることもなく、
ひと晩をルートヴィヒの隣で過ごしていた。
荷物を取りに主の部屋へは行ったかもしれないが、
自分の部屋に足を踏み入れることは、一度もなかった。
ほとんど一晩中起きて、時折回復の呪を紡ぎ、
夜が明ける頃には、疲れと精神の消耗から、
主の枕元に突っ伏すような形で、うとうとと眠っている。]
[治療が終わると薄っすらと薄紫眼を開き、大きく息を吐く。
それだけでも身体が軋むような感じがした]
…先程よりは楽になりました。
感謝致します、ベルゲングリューン殿。
[再度感謝を口にして、個室へ、と促すジークムント>>+37に同意の頷きを返す。
服を着込んだ後に他の者の手を借りて個室へと向かうと、ベッドへと身体を横たえるのだった]
― 決勝当日・医務室 ―
失礼します。
[ 先日同様、大した詮議も受けずに、医務室のドアの前に立ち声をかける。両手に余るほどの籠から揚げたて菓子の香ばしい香りが広がっていたせいもあるだろう ]
― →回想/医務室 個室 ―
[リヒャルトも個室に来るのであれば拒むことは無く。
ベッドの上で大きく息を吐いた]
……これまで、なのでしょうか──。
[ぽつりと零れるのは、感情の篭らない弱弱しい声。
リヒャルトは傍で自分を励まそうと声をかけ続けてくれている。
その日はそのままリヒャルトと共に個室で休むことになった]
―現在・医務室付近―
にゃーん。
[呑気そうな声を一つあげ、どこからともなく現れる。
付近にいる人の周りをうろちょろすると、ここに漂う雰囲気は一体何なのか、と問うような唸り声をあげた。]
はい、急成長って言えばいいのでしょうか…
昨日の事件の影響がいい方向に働いたような感じみたいです。
[そう答えながら続く言葉に]
はい、最後の相手がカークさんであったことをよかったと思えるよう、カークさんにとっても良い物であったと思えるよう、
そうなることを願っています。
[結果はその先におのずと転がることになるだろう、どうであっても後悔だけはしないようにしたいと思った。
レイピアを一度胸の前で掲げて試合前の礼を送り、ドラコに跨ると]
さぁ、行こうドラコっ!
[羽ばたき翔け上がる姿は、その巨体に見合わず身軽なものに。
風に流れる長毛は白く波立ち、空に白の線を描く]
― 医務室・外 ―
これはまた立派な。
遠慮なくいただくね。
[その場ではむりと味見に一つ。
もごもごしてから、またニッコリ]
ううん。大丈夫よ。
他の精霊達からも少し話聞けたし。
……怖かったね。
でも大丈夫。今回は私達が最初からいるよ。
[最初に助けた時のことを思えば、閉じ込められるというのは、ドロシーにとってトラウマのようなものになっているだろうと。傍まで寄ると足をぽむぽむした]
イチゴ。いっぱいあるなら、みんなで分けないとね。
― 医務室 ―
薦めるのは酷かもしれませんが…。
[呟く。昨日のルートヴィヒの様子は、
痛みに耐えてるだけではないと計り知れたから。
逡巡、彼らの居る個室へ向かい、ノックを数度。
扉をあけてもらえるにせよどちらにせよ、
彼の具合を伺い、武舞台が見える映像板が有ることだけは伝えた。]
―――はい?
[エーヴァルトの声に返事をして。
入ってくる様子が無ければ扉を開けに行く事だろう。
そして、入り込む甘く、香ばしい香りにはた、と瞳を瞬かせ。]
ああ…御菓子を。
毎回毎回、すみません。
たいしたおもてなしも出来ませんが。
……まぁ、色々あったようだし、な。
[急成長、という言葉に、微か笑んで]
ん、そーだな。
それこそが、この舞台に立つ上での、本懐。
[言いつつ、くるり、と一度槍を回転させて右手で確りと握り直して翡翠の背に]
……んじゃあ、行くぜ、半身!
[声に返るは、るぅぅ、という鳴き声。
真白の翼が大気を打ち、翡翠は風を巻いて、空へと]
― 決勝当日の朝/医務室 個室 ―
[身体は休息を欲し、眠りにつくのは早かった。
痛み無く眠れたのはリヒャルトが寝ずに回復の呪をかけてくれていたお陰だろう。
それでも試合の疲れと身体にかかった負担により、目覚めるのはかなり遅い方だった。
ノックの音>>+66が目覚まし代わりとなる]
…だれ、でしょうか…。
[言葉少なに返せばジークムントの声が返ってくるか。
リヒャルトが起きないなら扉はそのままになり、出られぬ旨を伝えた上で相手の言葉を聞いた。
伝えられた言葉にはただ一言、「そうですか…」とだけ返される]
ね〜!
おいしそうだったの。食べて食べて♪
[ラヴィが食べるのをにこにこと見ている。
大丈夫と言うのにほっとした顔をして。]
ぼく、閉じこめられないよ!
それにラヴィもエディもいるから、心配してないよ!
……昨日はびっくりすぎたの。
[みんなへというのにはたくさん頷く。
昨日の様子はもうみじんもなかった**]
私も、これから出かけますのでお構いなく。
[ ジークムントの気遣いにはそう返して ]
……ルートヴィヒ様はお目覚めになりましたか?
[ 普通なら最初に尋ねるべき事を、最後になって、漸く尋ねた ]
― 決勝当日の朝/医務室 個室 ―
[ジークムントの治療を受け、医務室の個室で休息を取る。
タチアナの伝言>>58はベッドの上、個室の扉越しに聞くことになるか。
伝言がどのように変わっていようが、ルートヴィヒはそれを聞くだけで特に返すようなことは無かった。
ジークムントに武舞台の様子を見ることが出来ると聞いても、身体はベッドから動かずに居る]
― 回想/前日 ―
[医務室を出た後、自分も情報を集めようと動き。
その最中先に動いていたエディとラヴィにも会い、彼らの集めた情報を伝えられた。>>+43
それを聞けば、自身の中での疑惑はさらに膨らむこととなったが。
疑念が正しければ、あの方が勝っていなければおかしい。]
……裏目に出たってことかしら、ね。
[その呟きは、風に届けられた声>>+57に遮られた。]
(……そう、ね。
ひとまず、治療は終わったのでしょう?
お疲れ様、ジーク。)
[彼の言葉に、けれど胸中の疑念が正しければ安心は出来ないと解ってはいたけれど。
心を痛めさせるだけのそれを言うことはできず、労いだけを届けた。]
― 回想 了 ―
― 医務室 ―
いえ、何度も足を運んで下さるだけではなく、
こうしてお気遣いまで…すみません。
ルートヴィヒ氏らもいらっしゃいますし、
折角ならお見舞いとして彼らにも召し上がって頂いては。
[差し入れに付いては、ありがたく受け取って。
持参できるものだと言われれば外に出るがてら、
飲み物と一緒に拝借する心算で。]
―武舞台上空―
[天高く舞い上がる二匹の騎竜、互いに乗せるのは自らを駆る騎竜師だけでなく、さまざまな思いもだろうか]
ドラコ、行こう。
[ドラコが答える声は同意の言葉、カークに向けて一直線に向かう、頬にかかる風が心地いい。
初めて母親に竜に乗せてもらったときのことを思い出しながら、以前とは比べ物にならない速度でカークへと迫る。
目前で旋回をするようにして右の側をカークの正面に向ける形となり]
やっ!たぁっ!
[右の肩と左の肩、それから左の手の甲を狙い続けざまに三発、突きかかった]
― 翌日/医務室 ―
[胸の内、思うところはあれど。
結局それを確かめる術はなく、朝を迎えることとなる。
今日の試合は、新たな国の守り手を決める以外にも意味を持つはずだ。
それを考えると、映像越しではなくその場にいる方がいいだろうとは思ったものの。]
…あら、スノーちゃん?
[聴こえた猫の鳴き声>>+64に、どこにいるのかと辺りを見回した。]
― 医務室 個室 ―
おはようございます、リヒャルト。
良くお休みだったようですね。
[起きたリヒャルト>>+73には弱弱しいながらも笑みかけ挨拶を返す]
―決勝の日/医務室の外―
[昨日神官長たちから聞き出した話しで、ルートヴィヒたちへの疑惑が生まれたのは否定しない。
とはいえ、昨日は絶対安静となったルートヴィヒやそれに付き従っていたリヒャルトと話が出来るわけもなくて。
とりあえず面会はあきらめた。
アプサラスとどこかで会う事があったのなら、ラヴィが疑惑を伝えるのを近くで聞いてはいて。
その後は一度個室に戻って休んだのだった。
そんなことを思いかえしているときに、不意にラヴィ>>+53が驚くのが見えて]
ん?
あれ、ドロシー。よかった。
[ちょっと離れたところでラヴィとドロシーのやり取りを聞きながら、ほっとしたように微笑んだ]
…先ほど、お返事は聞きましたが。
起き上がるには未だ辛いかもしれません。
[>>+70用件にはそういらえを返し。
水筒にお茶を注ぐと蓋を閉めて、出かける準備を。
多少なりとも彼の言動には引っかかりはするものの、
どれも的を得ずに裡にひそめるだけであった。]
まあ元気そうで良かった。
[医務室へとはいらずに外に居たのはラヴィに付き合って、というのもあるが、ドロシーが人の姿をとってやってこれるかどうかわからなかったからだった。
元気そうに莓をわけているのを見れば、よかった、と頷きを一つ。
そうこうするうちにエーヴァルトがきたりしたら会釈をしたり、医務室へと入る人がいるのなら見送って]
俺は武舞台の方に行ってみる。
[ラヴィは?と一応聞くけれど。
一緒に来ないのなら一人で武舞台観覧席へとむかうのだった]
― 医務室・個室 ―
[主の声を聞けば、たちまちに意識が覚醒した。]
お加減は、いかがですか?
どこか痛むところは?
[必要ならば回復の呪を掛けようと、
脇に立てかけてあった杖を引き寄せる。]
[空へと上がれば、自然、気は昂る。
慣れ親しんだ風と、半身たる嵐龍と。
存在が重なる心地よさは、言葉に表せぬもの]
……へぇ……見かけによって、速度も上がった、か!
[迫る聖竜に小さく呟く。
速度が対等であれば、後はそれを制する技量の勝負と言える]
……さっすがに、そこで負けちまったら名折れ……。
[呟きを遮るよに、繰り出される突き。
ふ、と口の端に笑みが浮かぶ]
も、いいとこ、だよなっ!
[連続攻撃は、一手往なせば崩しにかかれるもの。
右の肩を狙う一閃、それを最低限の回避の動きで掠らせるに止めた後]
上升!(上昇!)
[刀身を自身の右肩に触れさせた状態で、嵐龍を急上昇させる。
勢いを乗せた突き、その力のかかる先を不意に消滅させる事での体勢崩し狙い。
そのまま上へと抜けた後]
……お返しっ!
[くるり、回転するは黒と銀の槍。
銀が天上を向き、黒の石突がタチアナの左の肩へ向けて突き下ろされる]
― 医務室 ―
ここで私が出来ることはありませんから。
[ ジークムントの勧めには見舞って行く気はないのだと言外に告げて ]
そうですか…動かれるのは難しいのですね。
[ 後に続いた言葉には、怪我を案じているという気配の少ない口調で返す ]
― 医務室 ―
あぁ、そこにいたの。
こんにちは、スノーちゃん。
[>>+76足元に擦り寄られると、しゃがみこんでその柔らかな毛並みを撫で。
抱っこをせがまれていると気付くとそっとその小さな身体を抱き上げた。
そうしてふと時間をみれば、もう試合の時間で。]
…今から行ったら間に合わないかしら。
スノーちゃん、一緒に観てくれる?
[ジークやエディ達はもう武舞台へと移動したろうか。
スノウが何処かへ行こうとするなら、それは止めず。
共にいてくれるようなら白猫を抱きかかえたまま、自分は前日までと同じように映し出される映像を観ることにした。]
/*
く、長考した……!
しかし、あれだ。
連続攻撃は、やっぱ対処悩むね……!
初手が通った時点で、動きとまりませんか、とか。
むしろ、初手弾かれたら隙できるよね、とか。
考え出すときりないわ、ほんと。
― 医務室 個室 ―
今のところ、痛みはありません。
…けれど、まだ身体を動かせる状態にはありませんね…。
[>>+80 今は大丈夫でも身体を動かせばおそらく痛みが走る。
身体がそれを忌避して居るのもあり、上半身を起こすにも一苦労のように思えた。
そのため、今もベッドに横たわったままになっている]
― 医務室 ―
…そうですか。
[彼なりの事情があるのだろうか、
とは思うものの。]
はい、昨日の今日ですし…。
施術は未だに掛かってはいるのですが、
完治までは到りません。
暫らくは安静にして頂かねば―――
――…と、試合が始まってしまいますね。
済みませんが行ってきます。
[お先に、と言い添えて男は医務室から出て。
アプサラスと入れ違いになる形になった。]
― →武舞台観覧席 ―
― 医務室・個室 ―
ええ、まだ動かない方がいいですよ。
大丈夫です。すぐに動けるようになります。
だから、今は、どうかゆっくり…。
[掛け布団を直しながら、静かな声で告げる。
途切れた言葉に続くのは、呪を通した、音なき声。]
(今日にでも、動けるようにしますから。
どうか、僕を信じてください。
…まだ、終わらせませんよ。)
はやい…
[最初の戦いの時とは明らかに違う聖竜の動き。それにあわせて上昇する嵐竜も劣っては居ない。
ただ、タチアナは、あの速さについていけるのか、それとも竜と心を通わせるとそのリズムまですぐに覚えれるのだろうか。
そんな好奇心とともに推移を見守っている]
― 医務室 ―
安静にして頂ければいいのですが。
[ 呟きには、少し苦いものが混じったか。けれどその感情の色はすぐに消える ]
行ってらっしゃいませ。…お気をつけて。
[ 医術師が出かけるなら、それを見送って。すぐには退出せずに、紅茶を数杯分淹れ、ポットに注いだ]
[狙いの最初の一手から、急上昇により体勢を崩しかけて]
うわっ…
[ドラコに一度しっかりとつかまろうとし、警告の声がドラコからかかる。
見上げれば目前に迫る石突、突き下ろされるそれは左の肩にあたったところでドラコが急降下]
いたっ…
[直撃は免れたものの、肩に鈍い痛みが残る。
それでも痛がっている暇はなく、急降下したドラコを宙返りさせて急上昇へと切り替え。
乗りなれない速度にあっても安定して乗れるのはドラコの巨体の為か、その巨大な体躯でありながらその見た目以上に早く動けるのはいままでの体を動かせていたことからだろう]
[下方からカークの背後へと回るように。
いくら早くなったとはいえ、それはその巨体の割りにということ、向こうを上回るほどの速度も無ければ対応をする猶予は与えることになるか]
そこっ!
[それでも自分の攻撃の速度を加え、放つ一撃は容易に受けさせぬ鋭さとすばやさを持ったものへと。
狙うのは左の二の腕のあたり、攻撃の後、追撃を避けるべく旋回をし離れようとするだろうか]
― 武舞台観覧席 ―
[決勝戦ともなると会場の熱気も一際。
圧倒されそうになりながらも男は、
始まった試合へ目を向けて。
席を何処にしようかと思った矢先、]
おや、そんなところで危なくは無いですか?
[塀の上のユーリエとカリギュラを見つけると
姿を現しそっと声をかけた。]
― 医務室・個室 ―
[出て行くジークムントを、頭を下げて見送り、
部屋に残ったエーヴァルトへ視線を向ける。
部屋に立ちのぼる紅茶の香りには、
自然と頬が綻んだ。]
― 医務室 ―
[ 紅茶が、冷めぬように、布巾を探してポットを包み、最後に持参していた小さな袋から香料を少しだけ加えておく。シナモンをベースにした紅茶用の香料は、男が考案したオリジナルブレンドだった ]
あ、ジークムントさん。
大丈夫ですよ、昔から木登りとか得意ですし、それにしょっちゅう人がたったりすると席からでは見づらいですから
[放浪型の...はそうにこやかにやってきたジークムントへと答えて]
昨日は挨拶もせずにいってしまって申し訳ありませんでした。
それで…ルートヴィヒさんは大丈夫でしたか?
[そして、静かな口調で気になっていたことを聞いた]
― 医務室 個室 ―
…私の身体は、施術を受けても治りが遅いですから。
大人しくしておきま───。
[大人しくしていると言いかけて、囁かれた声>>+85に言葉を止めた]
(──まだ、終わらせない…?)
[続けられた言葉にようやく声に感情が載った]
(…手が、あるのですね。
貴方を疑うことなど、あるはずもありません。
身体が動かせるようになるのであれば、私は──)
[言葉は続かずとも、想いは相手へと伝わるか]
― 医務室 ―
[ それが、まだルートヴィヒが子供の頃に、具合を悪くすると滋養のためと飲まされていた香りだと、本人ならば気付くだろうか。結局男は、ルートヴィヒにもリヒャルトにも声ひとつかける事なく、医務室を後にした ]
そうですか…。
でも、お気をつけ下さいね。
[と一言添えて。手に持った紅茶や、
エーヴァルトの差し入れを差出し、]
頂き物があるのですが、召し上がります?
飲み物もありますよ。
/*
証拠品を持ったまま、うろついてみてるわけですが。まあこの時間じゃどないにもならんわな。
さて、どーしよー、これ?(考えてないのか!?)
― 武舞台観戦席 ―
[一度部屋に戻るとそのまま再び眠ってしまい、外に出たのはぎりぎりの時間だった。
手紙にはああ書いたものの、体調は万全ではなく、顔色もやや悪い。倒れる事だけは免れる為に、多少舞台から遠かろうが人混みを避けて空を見ていた。
その合間に、昨日自分の身に術がかけられた事を土精が懇々と説教と共に語りだす。
相変わらず隙が多いやら、もっと意志を確りと保てやら、騙され易い等云々。言い返す事は全く出来ずに隅から隅まで聞いていた。
誰に術をかけられたかは言われなくとも想像できていたので、土精から容姿を告げられああやっぱりという風に思った。]
リヒャルト様……。
[水色の目の人は、見える範囲には居ない。
怪我をしたらしいルートヴィヒに付いているのだろうか。]
やっぱり、聖剣を求めて…?
[何のためにと自問するも、事情を知らない身の上では理由は全く解らなかった。]
[繰り出した一撃が伝えるのは、予想よりも軽い手応え。
捉え切れなかった、と悟るや、素早く槍を引き上げ、穂先を返す]
……っとお!?
[その間に廻る、白の巨体。
背後からの一撃は、直撃には至らぬものの左の腕を捉え、紅を散らす]
……っつ……。
盘旋!(旋回!)
顺便是赠品!(ついでに、おまけ!)
[痛みに顔を顰めるのは一瞬、翡翠に向ける指示は二つ。
嵐龍はそれに応じ、旋回で身体の位置を変えつつ。
東洋龍特有の長い尾で、聖竜の目の前を薙ぎ払った]
……あれ…本当に、ドラコちゃん…?
[映し出された聖龍は、昨日までの姿と異なっていて。
けれどその瞳に宿る光は己と対峙したときと変わらぬそれだと気付けば、一体何があったのかと目を丸くした。
ほどなく始まった戦いも、それまでの戦闘スタイルとは違い。
力強さと速さを兼ね備えたその動きに、目を奪われることになるか。
白猫を腕の中に抱いたまま、ただ映像に魅入られた。**]
[アプサラスを探す心算もあったのだが、
当の本人は此処にはおらず。
入れ違いで医務室に居るのだろうかと思えば、]
(君は此方には来てなかったんだ。
医務室にいるのかな?)
[風精越しの会話。少しばかり残念がる気配なれど、
確認が取れれば諒解のみを取る心算で。]
― 医務室 個室 ―
[覚えのある香り>>+90>>+94が個室まで漂う。
それによりエーヴァルトが医務室に居たことに気付いた。
声もかけず紅茶を運ばずに居ることには疑問を抱けど、まだ起きることの出来ないルートヴィヒにエーヴァルトがまだ居るのかを確かめる術は無い]
……エーヴァルト……?
[名を呼べど、返る声は無かった]
それにしても…。
あの聖竜、随分と姿が代わりましたね。
[まばゆいばかりの。白。
昨日までの鈍重な印象は、最早無く。]
ああ、遽しくてすみませんでした。
お茶にお誘いしたというのに。
[白き竜から視線を僅か逸らし。
訊ねられる容態に付いては、>>+93]
…はい、命には別状ありません。
ただ、全身を強く打ってらっしゃるので…
元の様に動くには、未だ掛かると思います。
はい、あ、ありがとうございます。
なんだかいただいてばかりですね
[心配するジークムント>>+95には素直に頷きながら
紅茶と、差し入れのお菓子などみれば素直に笑みを浮かべて差し出されたものをいただく、そしてあれ以降何かあったのだろうか。という思いからか]
無事に、終わるとよいですよね
[ 医務室を出た男が向かったのは、今しも、真の偉容を現した聖竜と試練を超えたその騎手、そして嵐を呼ぶ 風龍と風の寵児たるその騎手が舞い踊る武舞台…]
[ …ではなく、聖剣が安置されているはずの、神殿の方向だった ]
― 医務室・個室 ―
まずは、腹ごしらえ、ですね。
[何も言わず去っていくエーヴァルトの気配に視線を投げ、
彼が完全に立ち去ってから、立ち上がる。
エーヴァルトが置いていってくれた焼き菓子を
いくつか皿に盛り、紅茶をカップに注いで、
ベッドのサイドテーブルに置いた。
ルートヴィヒが起きあがろうとするならば、
手を貸し、楽な姿勢に整えるつもり。]
きゃ…、ぁ、…ジーク?
[映しだされている戦いに釘付けで、不意に届いた風に驚いてしまったものの。
それに乗った言の葉から、ジークは武舞台にいるのだと察することができた。
その声音を聞けば、知らず微笑みながら声を返した。]
(心配かけてごめんね。
時間に間に合いそうになかったから、此処に残ったの。
少し遅れてでも、そちらにいけば良かったわね。)
[そう声を返した後、また映し出される戦いに集中するように視線を向けた。**]
いえ、そんなことありません。
もし私がいても役に立たなかったでしょうからね
[気にしていないというようにジークムント>>+99へと首を緩く横に振って答え]
そうですか…何があったのかはわからないですが、無事でなによりです。
[少なくともそれが唯一の救いであるように]
[ 今日の勝者に聖剣は預けられる。ならば持ち出されるのは、試合の終わる前 …そう考えてのこと。既に武舞台へと移されていたならば無駄足かもしれないが、それは気にしてはいなかった]
ちゃんと食べないと、治りも遅くなりますからね。
[笑顔でそんなことを言いながら、裏に載せるのは真剣な声。]
(お食事が終わったら―――始めます。)
[服の上から、胸元の宝珠を握る。]
/*
実際、もう持ち出されてるに、100ローゼン(何
まあなんだ、時間一杯、怪しく動いてみるよ!誰か気が向いたら殴りに来てくれ!(むりむり
―→竜舎―
[その次に足を向けたのは、聖竜の居場所]
……二回までなら偶然かもしれねぇ。
けど、三回目がありゃぁ、違うよな。
[道中で零すのは、最初の襲撃と昨日の件、その対戦相手だった人物のこと。
その時既に“三回目”が起こっていたとは知らなかったけれど]
単純に考えりゃ、……っと、いた。
よぉ、ちっと聞きてぇコトがあんだけどさぁ。
[竜舎が見え、その先に目当ての姿を見つけて、片手を上げた]
[そこにいたのは、あの初勝利の日に会った世話役の一人]
こないだ見学しに来たってヤツ、どんな感じだったか覚えてる?
[ごくごく軽い調子で、“聖竜の好物”について聞いてきたという男の特徴を尋ねた。
あの後特に記憶操作の術など掛けられていなければ、聞き出すことは叶っただろうか]
[突き出したレイピアにかかる感触、捕らえたと一瞬思ったが、向こうがすぐに表情を引き締めれば浅かったと知ることになるか。
旋回し回避をしようとしたところで、向こうのあわせるような旋回。
ドラコの顔をフェイツウェの長い尾がはたき]
ドラコっ!
[その名前を呼びかければ大丈夫だという意思と、顔をはたかれたことへの文句の言葉が返る。
動じることなく旋回を終えれば]
大丈夫ですよ。
しかし、乙女の顔を尻尾ではたくだなんて礼儀がなっておりませんね。
お返ししてあげましょうか。
[ドラコから返る声に少しだけ安堵した]
[それからちゃんとエディを見つけると、しっぽがあったらぱたぱた振っていたにちがいない。]
エディー!
ぼくもう本当にだいじょうぶ!
エディもラヴィもいるもんね!
[もちろんエディにも盛大に懐くわけだ。
武舞台の方にいくというのには、ラヴィを見る。
ぼくも行くー、とは、何にせよ言うのだった。]
いえ、沢山頂いたのですよ。
どうせなら食べて頂けた方が。
[アプフェルクラップフェンとツヴィーベルクーヘン。
林檎の揚げ菓子と、キッシュにも似たオニオンブレッド。
それと紅茶をユーリエに差し出して。>>+100]
…ええ、でも。
杞憂に終わる―――とは思うのですがね。
[男は未だ知らない。医務室で起ころうとしていることを。
そして、施術もルートヴィヒと同じくしたように、
あの氷竜にも掛かっている事。]
[返る声に思わず笑みを零してから]
いくよ、ドラコっ!
[呼びかけと同時、一度上昇をしながらカークの上方を取る…
かのように見せかけ、即時に下降に切り替え、フェイツウェに肉薄するべく一直線に翔ける。
適うならば前足でその身を捕らえ、本当の意味での近接戦に持ち込もうとするだろうか]
― 医務室 個室 ―
……そうですね。
何をするにも、空腹では力を発揮出来ません。
[リヒャルトの言葉>>+102に頷いて、食事を摂る意思を見せる。
手を借りて上体を起こすと、食事する程度の動きが出来るのを確認してから、用意された焼き菓子と紅茶を交互に口に入れた]
(───決勝戦は既に始まっているのですよね。
狙うとするなら、試合直後か、授与される時、でしょうか)
[声を囁きへと変えたのは他にも医務室に誰か居るのを危惧してのこと]
嵐激の騎竜師 カークが「時間を進める」を選択しました
嵐激の騎竜師 カークが「時間を進める」を取り消しました
―竜舎―
お前、やっぱ痩せてねぇ?
[その後竜舎の中にて。
再度対峙した竜の姿が、先に別れた時よりも更に細く見えて、目を瞬いた。
尤も翌日の試合で目にした時には更に驚くことになるのだけれど、この時は未だ知る由もない]
……まぁ、いっか。
タチアナが目ぇ覚ましたぜ。怪我も大したコトねぇってさ。
とりあえず今日はこのまま休ませとくつもり。
[竜に施された治療の跡も確認しつつ、まずは報告を]
それと――
[続けたのは頼み事。
試合の結果如何では、杞憂に終わるかも知れないけれど]
[その後タチアナの部屋に戻り、まだ起きていたなら騎竜の無事を告げて。
武器の手入れを済ませた後、明け方近くまではその傍についていた]
―武舞台観覧席―
[睡眠を取ったのはその後になってからで、お蔭で遅れることこそなかったけれども、観覧席に現れたのはぎりぎりになってのことだった。
もはや定位置になった出口付近で、上空の戦いを眺めていた。
時折ちらと観覧席に目を遣るけれど、“彼”の姿を見つけだすことはできない]
― 医務室 個室 ―
ええ、残さず頂きますよ。
[>>+106 治りが遅いのは変わらぬ体質だったけれど。
今は言葉を受けてしっかりと食事を摂る。
囁かれた言葉にも頷きを返し、食事を終えたのは幾許か後のことだった]
(…いや、其れなら良いんだ。
では、また試合の後にでも。)
[ゆる、と幽かに首を振り。
アプサラスの観戦の邪魔にならぬよう、
ことばは一度、切って。>>+103]
ああ、いいえ。そう言わずとも。
お話を窺えただけでも良かったのですから。
そのところは感謝しておりますよ。
[案じる声に、男も頷き。]
はい。命には別状ありません。
それだけでも…不幸中の幸いです。
― 武舞台観覧席 ―
[きっとこの試合の後に何かが起こる。
そんな予感を抱えながら観覧席の片隅でじっと試合を眺めている。
エレやライナーといった試合に関わる人たちはもとより、ジークムントやユーリエからも離れた位置にいた]
……あのお嬢さん、けっこーやるなあ。
[カークの強さは戦ったから知っている。
それに負けることなく相対している小柄な姿と、今までと違う聖竜にすごいな、と小さく吐息を零し。
試合にばかり集中するのではなく、周囲にも意識を向けては、いた]
[ゆるり、翡翠は蒼を廻って体勢を整える]
なっかなか、良く動くねぇ……。
[聖竜の動きに零れるのは、こんな呟き。
上へ向かう動きに応ずるよに高さを取ろうとしかけて。
直後の急降下に、ひとつ瞬く]
……さっすがに、そいつはくらってやれねーぇよ!
[繰り出される爪の意図は知れる。
そして、細身の嵐龍は、近接戦には向かない。
ならばどうするか、と言えば]
倒退,湍流!(後退、乱気流!)
[大きく翼を羽ばたかせ、一気に後ろへと身を滑らせる。
同時、翼の動きで刃の勢いを秘めた気流をその場に残して牽制としつつ。
そのまま上へと抜けて、くるり、頂点で一回転して体勢を整えた]
― 医務室 個室 ―
[エーヴァルトが運んでくれた焼き菓子で遅めの食事を摂る。
先のような覇気の無い表情ではなく、しっかりとした意思を持つ表情。
それを知るのは、共に個室に居るリヒャルトのみだったけれど。
決勝戦を医務室にあるモニターで観戦しては居なかった。
今のルートヴィヒにとって、勝者がどちらになるかと言うことは、どうでも良いこと]
[どちらが勝とうが、やるべきことは唯一つ]
― 医務室・個室 ―
[ルートヴィヒと共に温かな食事を済ませ、
食器を下げてから、改めて杖を握る。]
(決勝戦はもう始まっていますから、
狙うなら、聖剣が表に出てきた時―――
授与の時、になるでしょうね。)
[呪を通じて主の言葉に頷きつつ、
まずは、部屋全体に、音の精霊の力を巡らせる。
部屋の中の物音が、外へと漏れないように。]
― 神殿前 ―
さて、ここまで来たのはいいですが…どうしましょうねえ?
[ さすがに、今日この日に、一般見学者を神殿に入れてくれるほど警備は甘くない。男は、ゆっくりと建物を見学する様子を装いながら、神殿の回りを歩く ]
[アプサラスに抱えられたまま、ぴく、と耳を動かした。]
……フー……
[気に食わない、と言わんばかりに息をつく。
それはもちろん、試合に対する感想ではなく。]
[>>81>>82 竜舎で訊ねられた世話役は偽ることなくライナーに問いの答えを返す。
あの時は融通が利くように呪をかけただけであり、記憶に干渉するものではなかったために]
[後ろへと避けるフェイツウェの姿を捉えながら]
ドラコ、追いかけるよっ!
[身を低く長毛の中に埋め、半ばドラコを盾にする形で逃げる際に残された刃も意に介さず突っ込みを仕掛ける。
ドラコは刃にその身を裂かれ、長毛と血が散り、白と紅を空に舞わせながらも体勢を整えようとしたところに再度掴みかかろうと前足を伸ばす。
自分も刃に当てられ腕や背に切り傷を負うことなった]
はい、…では遠慮なく。
『グァー(食べたいぞー)』
[こういうときの嗅覚は世界一なのではないかと思える己の竜ことカリギュラに苦笑しつつ、差し出されたもの>>+109のうちツヴィーベルクーヘンを半分ずつ口にして]
そう…ですか、だといいのですが…
[少しだけ表情が硬くなる。
話を聞けたのはよかった>>+110というのは、きっとなんらかの事情で規制された件なのだろうと思って]
ジークムントさんは、アプサラスさんがこの大会に出ると聞いたときどのように思いましたか?あ、答えづらかったらいいのですけど
―武舞台観覧席―
[たとえ一緒にいても、やっぱり昨日のことを思い出すのか、いつものようにはしゃいだ応援はやっていないのだった。
うー、とうろうろ、あちこちへと視線を向ける。
同族たちもやはり思うところは少しあるようで、気を張っている者たちもいた。
――なんもない?
――ない。かも。
――ないよ。
――いまはね!
そんな同族同士の会話が、ちょっとだけ繰り広げられている。何かが起きたら、声は伝わるのだろうけれど、気付けなければどうにもならない。]
…。
[翡翠の竜と、白き風格の竜。
其れに乗り疾駆するふたつが描く軌跡を、ながめて。
どちらかが勝敗を決せば。聖剣の担い手は決まる。
もしも妨害が入ったといえど、ルートヴィヒは負傷、
リヒャルトに到っては一人でとなる。
早々簡単にはいかないだろうと感じつつも、
何処か胸騒ぎが、して。]
[準備を整えてから、杖を壁へと立て掛け、
胸元から宝珠を引き出した。]
それでは、始めます。
[短く宣言して、宝珠を両手の平で挟むように持ち、
ベッドの傍らに立って、息を整える。]
Phasmatis thesaurus quisnam est sapientia crystallum.
Respondeo ut meus dico. Succurro mihi.
[力の目覚めを促す呪を紡げば、
薔薇色の光が両手の間から溢れ始める。]
― 医務室 個室 ―
[食事を終え一息つくと、リヒャルトの準備>>+113が整うのを待つ]
(そうなると……人目につかず、と言うのは難しいでしょうかね。
けれど、手段は選んでいられません。
今この時しか、手に入れる機会が無いのですから)
[囁きで返して表情を引き締めた。
大々的に行うことになるなら、それはそれで構わない。
目的の一つが達成されることになるだろうから]
[ 元より、精霊術も使えぬ男には、聖剣を盗み出す程の力はない。それを承知でここに来たのは、恐らくルートヴィヒとリヒャルトが、このまま引き下がりはしないだろうと予想してのことだった ]
とっとと騒ぎを起こして捕縛されてみる、というのも手ですか…
……ホント、どいつもこいつも、いい判断してくれて……!
[乱気流に突っ込みながら距離を詰めてくる様子に、口をつくのはこんな一言。
その声はどこか、楽しげな響きを帯びて]
ま、逃げ回るのも、程ほどに、ってな……。
[再度伸ばされる前足を見つつ、零す呟きは小さく。
一撃で急所を取られぬ距離を維持しつつ、右手に握る槍を握り直した]
[宝珠を中心にわき起こる力の渦を必死に制御しつつ、
望むだけの力を、ルートヴィヒへと―――
ジークムントが施していった治癒術へと向けた。]
Suscitatio phasmatis. Probo verus vox.
[精霊の王さえ動かす力が、治療を担う精霊へ向けられて、
その効力を、驚異的なまでに高めていく。
だがそれも、ルートヴィヒの体質からくる治癒の遅さから、
即座に、完全に治すとまではいかないだろう。]
― 医務室 個室 ―
[開始の言葉>>+119が紡がれると、ルートヴィヒは瞳を閉じる。
リヒャルトの指の隙間から溢れ出る薔薇色の光。
それを瞼越しに感じながら、ただじっと、事が成されるのを待った]
カリギュラさんも、どうぞ召し上がってください。
[仲良く半分にする様子を、何処かほほえましく思い。]
ええ。如何か心配、なさらずともですよ。
[硬くなる表情に、ゆるり首を振る。
続く言葉には、ぱちりと瞬き、>>+116
応えづらいかと問われれば首を横へ。]
…そうですね。
とても嬉しいと思う反面、
とても心配しました。
大会に出ることは名誉ではありますが、
怪我とは隣り合わせ――ですし、ね。
― 武舞台観戦席 ―
[説教を終えれば土精は気が済んだのか再び内へと引きこもる。
何も言わず何もしない事の方が多い気難しやの土精が怒っているのは、心配してくれている故だとは知っている。
祖母に似た精霊だよなぁ、とは密やかに思う。
祖母もまた、気難しく口喧しく厳しい人だった。]
……。
[再び蒼穹を駆ける白と緑の龍を見上げると、白い竜が攻勢に出ており
ふいの事故や怪我のないようにと願うばかりだった。]
[紡ぎ始める呪は、禁断、と呼ばれたもの。
どんな精霊師でも操ることは出来ないと言われた、
"生命そのもの"の精霊を呼び出し、その力を借りる。
宝珠の力があって、初めてなしえる、危険な術。]
Positus navitas phasmatis, Videor in obsequens per dico.
[呪が紡がれるに従って、宝珠の輝きが増し、
やがて、その輝きが白色に変わる。]
Vigoratus suus vulnus per ops reperio vita.
[眩いほどの光が宿るそれを、ルートヴィヒに近づける。
それはまるで、火球のような熱を宿していた。
命を生じさせる、火花のような活力がルートヴィヒに流れ込み、
体に備わる治癒能力そのものを上昇させていく。]
[至近距離にまでは近づくものの、適度な間合いを取られなかなか前足はその身を捕らえることはできず、
騎乗の上では騎竜師同士でにらみ合う形となるか。
互いに武器を伸ばせば届く距離、レイピアを構え慎重に間合いとタイミングを測る。
動くきっかけを作ったのは、一度ドラコが大きく息を吸い、ついで響かせる王者の咆哮。
空気を震わすそれは相手の騎竜を威嚇するためのもの、僅かでもひるむならばその隙を逃さず前足はその身を掴み。
爪を立てるでなく、互いの騎竜師同士が戦いあう場を作るための動きとなるだろうか。
一度つかめたならば決着まで決して離さないそのつもりで]
たぁぁっ!
[ドラコの動向に構わず、まずは牽制の突きを一撃、そこから相手からの攻撃も受けることになりながら幾度かの攻防を繰り返すことになるだろうか]
『グァー(食べないの?)』
カリギュラがジークムントさんは食べないのか?って聞いてますよ
[カリギュラもという言葉>>+122に反応し、それを...は通訳した後、言葉を聞く]
そう…ですか。やっぱり感じることが違うのかな。
パートナーさんからしたら嬉しい、意外に心配もありますよね。
―武舞台観覧席―
[世話係から聞き出した容姿は、かの騎竜師の付き添いと同じだった。
その姿は周囲にはなく、だが警戒は怠らずに]
ま、何も起こらないのが一番いいが。
……とりあえず、邪魔入んねぇといいな。
[二竜と二人の戦いは続いている。
嵐竜はその名に相応しく、乱気流と共に空を駆け。
変貌を遂げた聖竜も、今まで見たどの時よりも生き生きとしているように見えた]
ちょこまかと…逃げるんじゃありませんっ!
[咆哮に含まれる声は苛立ちを含んだもので、その意味を捉えながら自分もドラコも望むのは近接戦のみに持ち込むことを知ることになった]
しまわないようにするのは大変ですよね
[もちろん、例えばの話というように、さっせれるところはあっても、自分は知らされていないのだから]
[最大限に活性化された治癒魔術。
そして、生命力そのものを引き上げる禁呪。
二つの術が相まって、驚くべき速さで傷が塞がっていた。]
これで……もう、大丈夫です―――
[荒い息をつきながら呪を閉じ、小さく笑顔を見せる。
強力な効果の代償は、術師の腕に現れていた。
生命の精霊が持つ莫大なエネルギーに直に触れたため、
内側から噴き出すように血が溢れ、肌が爛れている。]
― 武舞台観覧席 ―
[ドロシーが近くにいるのはちゃんと見てるし、肩の上の何時もの重みにちょっと安心しているところもある。
なにが起こるかわからないからこそ、案じる二人が近くにいることに安堵していた]
今のところ……大丈夫そう、かな?
[リヒャルトが行っていることも知らぬまま、現状把握できる範囲で異変が感じられないことに小さく呟き]
っと、仕掛けるか……
[タチアナが仕掛けるのには、賢いやり方だなあ、と感心する。
己の得意とする場を作るのも、戦術としてはとても正しいものだ。
己の戦いを振り返ってみるにつけ、あれこれ至らぬところも思い浮かんで反省もするが、今はそれよりも、大事な事があるので、落ち込むのは後にまわすことにしておいた]
― 神殿前 ―
[ 武舞台では、試合が佳境を迎える頃か。風に乗って、男の元までも歓声が届く ]
そろそろ、ですか。
[ 男は、羽織っていた外套の内ポケットに手を入れる ]
[身軽さは、風に属する龍全般の特性。
それを生かしての一撃離脱や強襲が基本となる。
故に、自身の戦い方もそれを生かしたものが多い──のだが]
……っ!?
[不意に響く、咆哮。
大気の震えに嵐龍の動きが刹那、止まる。
それは、相手の望んだ隙を作り出し]
はっ……。
じょーおとおっ!
[間合いを詰められたなら、取り回しの上ではこちらがやや不利になる。
ならば、と牽制の初撃は敢えて避けずに脇腹に食い込ませ]
……おらよっ!
[動きを押さえ込みつつ、くるり、と返した槍を横へと流し]
/*
出遅れ参加もいいところなのでライナーさんに会話に持っていけませんでしt
前も話しかけて遅くまで引っ張っちゃったから申し訳なくて…
そしてタチアナ3かぁ。どうなるんだろう。
…そろそろですね
[それは騎竜師たちの覚悟が伝わるような激していながら凛とする空気に、次で…と目を細める。
聖竜が嵐竜へと掴みかかり、騎竜師たちはその武器を振るう]
折角ですから、アプサラスと頂く心算だったのですが。
この場にいらっしゃらないようで。
あなたと、カリギュラさんの様に頂こうかと、ね。
[意思疎通の出来る二人を見詰め。
ふたりがほおばる様を、琥珀色の瞳が見詰め>>+125]
矛盾はしていると思います。
試合の勝利を祈り、無事を願う。
私に出来ることといえば―――見守るだけです。
喩えどんな壁に立ちはだかっても、何時か越えていけるように。
[壁に上るな、逃げた方がいい、とは言わない。
彼女が彼女であるための道を、行って欲しいとの願いこめて。]
/*
エレオノーレ嬢に絡みに行こうか、でも戦い終わりそうだしって悩んでたら、
うええええええええええええぇえΣ>ラ神
… ただ、大会参加者さんの何れも。
相手を想い、慈しむかたがたには違いありません。
行き過ぎると――すれば。
[言葉が詰まる。
誰の名前かは、紡がない。]
― 医務室 個室 ―
[リヒャルトの呪が身体の治癒力を上げていく。
最初の呪>>+121で身体が軽くなるのを感じれど、万全の状態とは言えず。
囁きに同意>>+123は得たものの、更に気を練る様子にそれ以上は邪魔しないように囁きを返すのを控えた。
ただ、薄紫眼を覗かせてリヒャルトをしっかりと見詰めながら頷きは返しておいた]
[練られた気を使い更に紡ぎだされる呪>>+124。
精霊師ではないルートヴィヒにそれが何を扱うものなのかは分からず。
危険な術であると言うことも知らない。
けれど、薔薇色から白へと輝きが変わり、眩い光となったそれが近付いたことで膨大なエネルギーを蓄えていると言うことを肌で感じた。
『宝珠』が近付くと身体に急激に活力が宿り、普段ではありえない速度で受けた傷が癒えて行く。
全身の打撲は勿論のこと、左肩や左手首、右腕や右掌の傷さえも元々無かったかのように消えて行った]
───なんと言うこと。
完全に傷が塞がっています。
[怪我を負う以前よりも身体が軽い。
ベッドから降りると不思議そうに、けれど喜色を含んだ表情で自分の身体の具合を確認した]
感謝します、リオ。
これでもう一度『聖剣』を狙いに───。
リオ! その腕は!?
[笑みをリヒャルト>>+129へと向け、礼を口にした時。
薄紫眼にリヒャルトの腕が映り、息を飲んだ。
爛れている腕に手を伸ばす]
なんと言う無茶を…!
早く治療しませんと、このままでは腕が…。
[あんまり真面目に決戦は見ていなかった。
とはいっても風に近いカークの方を微妙に応援しがちではある。
それでもうろうろと視線を動かすのは、もう何もないかと怖がっているから。
エディとラヴィがいるから、ちゃんとそっちを考えることができる。
気をそちらに動かすことができる。
風の精たちの言葉。
特別にたくさん、なにもないよの中に、
神殿のところにエーヴァルトがいるのを聞いたりする。
その名前を聞けばちょっとびくーんとした。けれど、やっぱりちゃんと声を続けて聞く。]
/*
くろねこさんそこで1出さないでよもうwwwwwwwwwwwwww
眠気吹っ飛んだじゃないですかwwwwwwwwwwwwwww
―医務室―
[血の匂いが、気に食わない。
何かが安定を保っていないのが、気に食わない。]
うるるるる……フー……。
[映像に目をやりながらも、意識は別のところへ向いていた。]
[辺りを見回す。
蒼穹の空では竜が駆ける。
ただ、ひとつだけ。違和を覚えるとすれば、
両腕に刻まれたトライバルが、ちり…と痛むのを感じた。
自分のかけた術に、流し込まれる生の本流。
今まで感じた事の無い衝撃に、両腕を押えかけ。]
ああ、良かった…
ちゃんと、うまく、できました。
[寝台の上から降りる主の軽やかな動きに、
心から嬉しそうな笑みを向ける]
[目を見開いた主が手を伸ばしてくるのには、
ゆるく、だがきっぱりと首を横に振った。]
僕のことは構わないでください。
早く、ご準備を。
もうそろそろ、決勝試合が終わる頃です。
スノーちゃん?
[ふと違和に気付いたのは、腕の中の白猫がいつからか面白くなさそうに唸っていたから。
どうしたのだろう、と意識を画面から外したところで己に添う風がさざめいているのにも気付いた。
それは前日にも感じた、けれどより大きなもので。
その意図することは、一つしか考えられなかった。]
いえ、その、なんとなくわかります。
とても歯がゆくも感じそうだと…それでも見守っていられるのはすごいことだと…
[越えるまで待つ。とそういうジークムントの言葉>>+133には、自分にはない重みを感じて答えて]
ええ、そうでないと…守護するものになど選ばれませんから
[むしろ、そうであってほしいというように>>+134答える。
それは...の想いでもあるし、一般人もそうであろう、そう思って規制がより厳重にかかった面もあるのかもしれない]
行きすぎたときは…戻すことに務めるのと
それとも進むために助力するのと…どちらが正しいのでしょうね…
[名を紡がないジークムントに気遣うわけでもなく、ただ思ったことを口にして]
[そして、勝負を見た、直後]
ところで…アプサラスさんとは…ご夫婦なのですか!?
[なんか、ずばりと聞きました。にこやかに、とはいえしつこく追求することもないだろうし、そんな暇もきっとないのかもしれない。
ただ、何かが起きたとき、それを傍で見るものの一人に*なるつもりではいた*]
[ドラコはフェイツウェを前足で捕らえることに成功し、どこか楽しげな声が自分には聞こえていた。
突き出すレイピアを向こうは避けるでもはじくでもなくわき腹で受けてきて、
意外な行動に即座の対処できず、横なぎに振るわれる槍、避ける暇はなく]
ドラコっ!
[とっさに呼びかけると、相手の乗るフェイツウェの身を揺らして軌道を少しでもそらそうとする。
振るわれる槍を受けることにはなるがおかげでその威力を減じることには成功することだろう]
かはっ…
[それでも相手と同じくわき腹に受ける一撃に呼吸を乱しかけ、歯を食いしばり槍を掴むと]
負け…ないっ!!
…ごめんなさいね、スノーちゃん。
ちょっと席を外して良いかしら。
[映し出される戦いは、決着がつくかつかないかというところで。
早く確認をしなければならなかった。
懸念が正しいなら、止めなければならないと。
向かう先は、数日は起きられないはずのかの人がいる個室。]
やっと捕まえましたよ♪
絶対に離しませんからね〜、うふふ〜♪
[フェイツウェを掴むドラコはとても楽しそうにしていた]
[レイピアを引き抜き、そのまま返る反動で数発突き出す動き、やや動きに鋭さを欠けばそれは避けられることになるか、
掴んでいた槍を力任せに引き抜くなり振りほどくなりされれば非力な自分はされるままに槍を放すこととなるだろう]
今っ!
[槍を取り戻した向こうに、隙を突く一撃、体勢を崩しながらとなるが、しっかりと槍を持つ腕を狙い鋭く突き出す]
― 医務室 個室 ―
しかし、その腕を放って置く訳には…!
[>>+139 食い下がろうとしたけれど、リヒャルトの意思は固く、決勝が終わると言われて伸ばした手は拳を握る]
[レイピアを引き抜き、そのまま返る反動で数発突き出す動き、やや動きに鋭さを欠けばそれは避けられることになるか、
掴んでいた槍を力任せに引き抜くなり振りほどくなりされれば非力な自分はされるままに槍を放すこととなるだろう]
今っ!
[槍を取り戻した向こうに、隙を突く一撃、体勢を崩しながらとなるが、しっかりと槍を持つ腕を狙い鋭く突き出す]
───分かりました。
必ず、手にして見せます。
貴方の努力は無駄にはしません。
[>>+140 表情を引き締め、力強く頷いて見せた。
先程リヒャルトが言ったように、二つの『聖宝』が揃えばどうにでもなる。
それこそ、リヒャルトの腕を治す事だって容易なことだろう。
治癒の術を使えぬ自分が出来るのは、『聖剣』を奪取することだけ。
それならばそのことに全力を注ごうと、そう心に決めた]
/*
正の精霊という表現は、TRPGのD&Dから。
あのゲーム世界では、精霊は4大精霊+正負なのです。
正(Positive)の力をもらい続けると、自動治癒(もらいすぎると血管切れて死んじゃうw)
負(Negative)の力に命ある物が触れるとエナジードレインしてレベル下がっちゃうけど、ゾンビとかスケルトンは元気になったりする。
まあ、そんなイメージから引っ張ってきました。
― 武舞台観覧席 ―
[名前を呼ばれれば、慌ててラヴィを見て。]
う、ううん!
なんでもないのだ!
……じゃないよ。えっとー、しんでんまえ?
[禁呪へのざわめきはもう少し時間を置いてから届く。
ただ、今は他の事を知ったから、それを首を捻りながら、声を聞きながら伝える。]
に、エーヴァルトがいるって言ってて。
あのね、エーヴァルト、角隠してるってほんとう…?
食べられちゃうって聞いたの…。
[ラヴィとエディに問いかける。この二人が言うのなら、ほんとうにそうなのだろうと思って。]
― 武舞台観覧席 ―
[ラヴィ>>+141の返事に、上の空で頷いてしまったのは、試合が佳境に入っていたから]
うわっ……すごいな、あの子。
[はっきりと見えるわけではない。
それでも、なんとなくわかるものはあって。
決着が付くのを見守っているときに、ドロシー>>+146の声が聞こえて]
ん? エーヴァルトさんが……?
――角を隠してるのかどうかはしらないけど……あやしい、かな。
[今このときに、神殿前にいるというのが、不思議だった]
私には怪我くらいしか治せませんゆえ。
彼女の背負うものは、彼女だけのものですから。
[歯がゆさもあれど。
決めた事は曲げず、ただ傍らに居るを選び。]
はい。優しく、強い人です。
忍耐強くて、努力も惜しまない。
そんな方が守護になれないはずがないです。
戻す事も、進むにも。
先ずは自分の立ち居地を識るべきです。
私は、それからでも遅くないと想います。
[試合は終局へ向かう。料理を掴むのは誰の手か。
続く、夫婦なのかという質問には、
アプサラスにも聞いてみてください、と添えるだけだった*]
― 武舞台観覧席 ―
[試合は決着がつきそうなようだ?
と、ちらっと見た。
他の風精が嬉しそうにしている。なんとなくドロシーも釣られて嬉しくなったりした。]
エーヴァルトねー、角かくしててとってもこわくって、ぼくをたべちゃうんだって!
あまいものをあげたら大丈夫って、…リヒャルト、が言ってたの。
[リヒャルト、と名を出すとき。
昨日のことを思い出したのか――声が少し詰まった。]
……あやしいなら、ちゃんと見る。
ぼく、お知らせする。
[横薙ぎの一閃が伝える手応えは、想定よりも軽いもの]
……っと!
[浅いか、と思った所に繰り出される突き。
距離をあけるが得策、との判断から、力任せに黒を引き戻す──ものの]
……ちょ、そう来る……っ!
[直後、繰り出されるのは腕狙いの一撃。
避けるには、距離が近い。
紅い色が散るのが視界を掠め、ついで、黒と銀がくるり、と回りつつ下へと落ちる]
……ちっ……倒退!(後退!)
[とっさ、出すのは後退の指示。
掴む力が緩まぬようなら、尾の一撃も叩き込みつつ、距離をあけて]
[既に離れていたためにスノウの発した言葉には気づけなかった。]
…ルートヴィヒ様、少しお伺いしたいことが。
失礼しても宜しいでしょうか?
[念の為にと前日確認していたルートヴィヒのいる個室の扉を叩き、中に声をかける。
万一のため鉄扇に手を触れさせながら。]
嵐激の騎竜師 カークが「時間を進める」を選択しました
― 神殿前 ―
[ 一際大きな歓声が届く。男は、勝負の決着も、リヒャルトの為した事も、ルートヴィヒの決意も知らない。これから自分が動く事で、何がどう変わるのか、変わらないのか、その結果すらも ]
こんにちは、ご苦労様です。
[ にこやかに微笑み、警備に近づく男の手には懐から取り出した… ]
― 武舞台観覧席 ―
――?
[リヒャルトの名前で、言葉を詰まらせる様子に不思議そうに首をかしげ]
……ドロシー、なんか恐い事があるなら、無理しなくていいからな?
[手が届くところにいるのなら、風精の頭をぽふ、と撫でる。
リヒャルトにエーヴァルト、それはルートヴィヒに関わる人たちだったような、と思い返して]
――やっぱりこう、怪しいよなあ……
[決定的な証拠なんてどこにもないのに、ただ疑惑だけがにじみ出てくる]
― 武舞台観戦席→ ―
[離れた場所のライナーが、こちらを視界に入れた事>>98には気づかなかった。
今日は空ばかりを見上げて、絡みあう二竜に自然と両手は組まれ握り合う。
既に一撃を受けたのは遠目では見えず。
大きな白竜に掴みかかられたフェイツウェに、案じるような眼差しを向けた。
その後上から落ちてくるものに息を呑んだ。
見慣れた槍。ああ負けてしまったんだと理解すると、一瞬寂しいような悲しいような表情を浮かべた後、武舞台の方へと向かった。降りてくるだろう主らを迎える為に。]
/*
あれ、設定のドラコのところ雄の項目消し忘れて出してるのに、
いまさら気づいてなんか色々ひどいことになってることに気づいたぞ
――…ッ。
[奔る、腕の傷み。
其れは警告のように、其れは警笛を鳴らすように。
傷みに軋む腕を掴む掌はきつく。]
…すみません、ユーリエ嬢。
少し気になることがありますので。
[そう言い添えると、観戦場を後にした]
― 武舞台観覧席 ―
[上の空にもなるエディの心は分かるからツッコミは入らず]
神殿前?
エーヴァルトっていうと、あのエルデシュタイン家の。
[美味しいケーキを作れる人、というのは今はさておこう]
精霊を食べちゃう鬼とか、昔話には出てくるけど。
[とか、それこそ半分上の空で答えながら考えていた]
神殿。『神剣』が清められていた場所。
まだ諦めてはいない……?
― 医務室 個室 ―
[身支度を整えているところに飛び込んで来るノックの音>>+153。
部屋を抜け出そうとしていたところにかけられた声に、隠すことなく眉根を寄せた]
面倒な…。
ここで足止めされている場合ではありませんのに。
[リヒャルトの促し>>+156を受けながら、薄紫眼が捉えるのは個室の窓]
[繰り出した渾身の突きはカークの腕を貫き、飛び散る紅とともに落ちる黒と銀。
空にとどまる白は、決着がついたのを察するとその身を離し]
ふぅ……
[深い息をついた後]
ごめんなさい、カークさん。
[まずは怪我をさせた相手に謝っていた]
[ちなみにドロシーの飴ちゃんは なんの変哲もない ただの 飴だ。]
― 武舞台観覧席 ―
う、うー。だいじょうぶ。
リヒャルト、良い人よ。
ぼくに、くれたもん。
[なのになぜか怖い。昨日のあれから。
封印されるときの視覚情報は共有していなかったから、ただ怖いというほかの精たちの言葉が伝わっているから、そう思うのかもしれない。
だけれど考えるのは、エディの手が頭を撫でてくれるので飛んでゆく。ほっと安心したように笑う。]
ううん、だいじょうぶ!
だいじょうぶだから見てもらうのよ!
ちゃんと聞くの。
/*
http://www.nicovideo.jp/watch/sm2090136
村開始後から聞きまくっています。
そろそろリジー→ルートヴィヒに聞こえてきました。
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