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……って、スノウちゃん…?
[お腹の辺りを両手で挟むようにしてむぎゅった、まあ痛くはないだろうけれど]
スゴイって…今やっぱり喋ったよね…?
[お茶会はまったりというわけもなく、はしゃいでしまうのだった。
おいしー、と幸せそうな顔で言って、エーヴァルトにお礼をたくさん言う。
もちろん差し出す飴ちゃんは、いつもよりたくさん。
お礼とお祝いを兼ねてのものであった。
ふさわしい>>+19だとかの言葉の意味はわからない。
首を傾げるけれど、結局のところそういうのも、全部甘味と一緒に忘れてしまうのだった。
ちなみに話をし始めても、もう満足してうとうとしかけている幼精は、話をちゃんときいたりなんてしていないのだった。
お部屋の片隅でほこほこしていた。緊迫感とかなんにもなかった。]
わぁ…
[二匹の騎竜と、それを駆る騎竜師たちの織り成す輪舞に見惚れていた。
今の自分にはここまでの試合の展開をすることはできないだろうなと思いながら]
すごい、私もあんなふうにできたら……
[より母親や姉達のいるところに近くなれるのだろうか、そう考えたりしていた]
― 武舞台 観覧席 ―
[蒼穹を見上げながら右手を握り込む。
そこに走った軽い痛みに直ぐに拳は解かれた]
……忘れていました。
大したことは無いと思っていたのですが…我ながら治りが遅いですね。
[右掌には幅の広い引っ掻き傷。
狩猟競技中についた傷だった。
実のところ、右腕に走った傷もそのままで治されてはいない]
(──これでは父が私に期待しなかったのも仕方がありませんか)
[かつてを思い、眉尻が下がる。
右掌は結局、隠すように軽く拳を作るようにして。
薄紫眼を竜達が舞う蒼穹へと戻した]
─ 回想/医務室 ─
此処って…あの、私、大して怪我は…え?
私は構いませんが…騎竜を休ませてきてからではいけませんか?
あぁ、それなら…わかりました。
私で力及ぶかは解りませんが、出来る限りの手は尽くしましょう。
[連れてこられた先は医務室。
手当てをされるのかと思い遠慮しようとしたところで係のものからなされた説明>>+0にきょとと瞬き。
敗退者用の竜舎も用意されていると聞けば断る理由もなく、また要請の形を取ってはいても選択の余地はないだろうことは想像に難くなかった為に頷いて応えた。]
―(続)回想 ―
[リヒャルトから渡されたもの>>*20>>*21に、目がまるくなる。]
う、良いの?
でもリヒャルト甘いもの好きーよ?
[見てればわかることであった。
本当に良いの?なんて心配そうになんども聞きながら、最終的には満面の笑みでありがとうを伝えることにはなっただろう。]
あのねあのね、そしたら何か買ってくるね!
リヒャルトが食べたいもの、たくさん!
おつかいするよ!
[そんなことを言いつつ、お茶会のお開きになれば、前言どおりにお片づけのお手伝いをする。
眠気なんてリヒャルトからの頂き物でとんでいってしまったので、とっても楽しそうに手伝うのだった。]
……へぇ……そこで、突っ込んでくる。
[空において、大気や風を味方につける嵐龍の潜在能力は計り知れぬもの。
素早さを利用した攪乱を駆使したなら、捉えるは容易ではない]
いーい、判断だねぇ……好きだぜ、そういう発想!
[だから、多少のダメージは無視して距離を詰めるのは正解。
しかし、一方的にやられるつもりはなく。
体当たりを仕掛ける緋色の火竜が到達するに僅かに先んじて、嵐龍にその長い尾を身体の前に回して身体を丸めさせ]
……おらよっ!
[激突の衝撃に耐えつつ、右手の槍をくるりと回し。
近接した状態を生かして、石突の部分をエディの左の肩へと振り下ろした]
― 回想/医務室 ―
[自分に説明を為した係のものは、他の参加者との接触はくれぐれも避けるようにと告げた後、はたと気付いたような表情を浮かべて言いにくそうにこちらを見。
初戦で負けた己に対して良からぬ感情を抱いている者がいるかもしれないから気をつけるように、と忠告を残し去っていった。
タチアナに関する噂のみをあてにして女に賭け損をしたと騒いでいる連中を指しての忠告だったのだが、そも噂を知らぬ女には察することは出来ず。
けれど女は前回初戦に勝利した時も同じような忠告を受けていた為、自分は随分と嫌われてるのね…と内心で苦笑するに留めそれを受け止めた。
それ以上話がないのを確認すると、忠告に礼を言ってから改めて医務室へと入り。
そこにジークの姿があれば、曖昧に微笑んで首を傾げた。]
― 回想/医務室 ―
ジーク、ごめんね。
ちょっとだけ怪我しちゃった。
でも、大したことないから…先にアムを休ませて来ても良い?
[そう声をかけ、了承を受けられれば騎竜と共に竜舎へと向かった。
先に手当てをと言われれば、ありがたくそれを受けてから。
どちらにせよ、リヒャルトが医務室に来た時にはまだ中に居ただろう。
接触を避けるように、と聞いていたから最初怪訝に思いはしたものの説明を疑う要素はなく。
彼とは入れ違う形で医務室を後にした。]
― →竜舎 ―
― 回想/宿舎の一室 ―
[狩猟競技の景品をドロシーへと渡すリヒャルトにまた笑みを浮かべ。
微笑ましげにその様子を見遣る]
ええ、そうして下さい。
明日、元気な姿を見せて下さいね。
[自分の言葉に頷いたリヒャルト>>*22に頷きを返した。
お茶会が終わると片付けをするエーヴァルトとドロシーに戻る旨を伝えてから部屋を辞し。
自室にエーヴァルトが訪れたなら、庭園へ向かった時の服を渡してから明日に備えたのだった]
…あら?
何処の子かしら。
…可愛い。
[竜舎に向かう前、リヒャルトが医務室を訪れるよりも前か。
白く綺麗な猫がいつの間にか部屋の中にいて。>>+28
するりと足元にじゃれついてくるその白に目を細め、柔らかな毛並みを撫でて微笑みかけた。
気まぐれにするりとまた何処かへ行ってしまうのを見れば引き止めることはせずとも、名残惜しさに眉を下げて見送った。]
― 回想 ―
[お片づけが終了したら、またどこかへふらっと消える。
なんとなく、さっき変な感じがした――医務室の方を見たけれど、その時は近づきはしないのだった**]
― 武舞台観覧席 ―
[くる前のちょっとした騒ぎは知らないが>>65、また何かラヴィが言われるようなら口添えを手伝ったりしつつ。]
そうですね、…あまり怪我がなければ良いのですが。
[無傷ではいられないだろうとは理解しているものの、それでもと思ってしまうのはパートナーとして仕方がない。
心配そうに赤と緑が蒼空を駆ける様を、同じように見上げていた。]
むぅ…
[喉を鳴らす>>+46スノウのお腹をさするようになでつつ、こちらはこちらで額に肉球でぽむっとされつつ悩むように唸る]
気のせいだったのかなぁ…でも都会の猫だし
[都会は関係ないが...にとっては些細なことだったのかもしれないけれど]
ごめんね、なんか困らせちゃって
[ただ困ったようにしているのだけはわかったため、謝るようにゆっくりと頭をなで]
あ、そういえばだけども、あの塀の上に乗ってれば観戦しやすいかな?
[人波にまぎれるのはもういやだった...は先程スノウがいた塀の上を指差して聞いた]
― 回想/医務室 ―
[寝泊りは医務室以外は使えないらしく>>+0
夜も更けて来れば、]
――医務室には療養型の個室も幾つかある様で。
そういえば、寝泊りは此処で…と係の者が言っていたね?
そろそろ、ニーシャも一度休んではどうかな。
[アプサラスに休息を促すと、
おやすみと彼女に告げる声は、何時かの少年のものの様だった。]
― 回想/了 ―
[激突したダメージは、互いに龍とあってそれほどでもないよう。
もっとも背に乗る人が衝撃で体制を崩せばいい、程度のつもりだったから、そのことにこだわりはなく]
―――っく!
[風の刃をさけるために身をかがめていたのが徒となった。
カークの槍が左肩を強かに打ちのめす。
その痛みに耐えるように唇をかみしめ]
― 回想/宿舎 ―
[部屋に戻った後、昨日の服と杖を杖を手に、
もう一度エーヴァルトの元を訪れる。
彼が1人になっている時を狙って、話しかけた。]
エーヴァルトさん、これが昨日の服です。
[丸めて布に包んだものを手渡し、
それから、断りもなく杖を構える。]
……この程度で、やられて、たまるかっ!
[石突が離れると同時。
棒状に伸ばした三節棍で、カークの足を狙って払うように振りぬいた]
ルートヴィヒ様が信じると仰るのならば、
僕は、疑うのが役目ですから。
風精をひとり、つけさせてもらいますね。
[そうして、返答も待たず、風精を呼び出し、
エーヴァルトの傍で、その行動と会話を伝えるように依頼する。]
もちろん、逆用して僕に伝言も出来ますけどね。
[術を終えた後にひと言添えて、
今度こそ、休むために自室へと戻っていった。
―――魔術の行使を控えるように、という注意を、
背中の痛みと共に思い出す羽目にはなったが。]
― 第二試合の日 ―
[じっくりひと晩と半日ほども休んだ後、
試合の前に、歓楽街へと買い物に出かける。
別に、歓楽街の祭り期間中無料飲食パスを使うこともなく、
ごく普通にいろいろと買い込んで宿舎に戻り、
試合開始ぎりぎりになって、武舞台へと滑り込んだ。]
― 現在・医務室 ―
[朝食は係の者が運んで来てくれたので、
衣食住には特に困る事は無く。
身支度を整え医務室の椅子に座ると背もたれに重みを預け。]
――そういえば、先ほど係りの者が持って来てくださったのは…
[大型の映像パネル版。精霊が外部映像を送り込んでくれる、
最新式の品――らしいのだが。]
…大会出場者と接触せぬように、
此方から試合状況を把握しろという事でしょうかね?
― 回想/竜舎 ―
[敗退者専用に用意された竜舎には人気も無く。
世話をしてくれる係もいるとは聞いたものの、今この場にいるのは己と半身と二人だけのようだった。]
今日はありがとう、アム…お疲れさま。
[そう呼びかけると、くる、とこちらを案じるように頬を寄せる水竜に微かな笑みを浮かべ。]
…ごめんね、大丈夫。
[今日の戦いは試合であって殺し合いではない。
勝つ為だけならばもっと違う立ち回りがあったろうけれど、己の全力を見せる動きはアレが最良だった。
だからこそ、悔いは無い。けれど。
負けて悔しくない者など居るわけはない。
勝ちたかった。それは紛れも無く、真実で。]
…もっと、強くなるね。
[そう囁いて、密かに濡れた頬を冷たい肌に合わせた。]
― 武舞台・観覧席 ―
[ルートヴィヒの姿を探したものの、
この人波では合流も難しいと判断して、
手近な場所に陣取る。
上空では、既に2頭の飛竜が、激しくぶつかり合っていた。]
どちらも、気性は荒いみたいだな。
乗り手の影響かもしれないけど、
竜自身も、闘争心十分、という感じだ。
[昨日の飛竜達とはまた違う、
めまぐるしく位置を変える輪舞に、目を細める。]
― 回想/竜舎→医務室 ―
[しばらくはアムリタに付き添って、食事の世話や身体を拭いてあげていた。
それゆえ竜舎から医務室に戻る時には結構な時間が経っていて。
ほどなく夜も更けると、ジークから休むように勧められた。]
うん、そうね。
でも、大して怪我しているわけでもないのに医務室のお世話になるのって変な感じねぇ…
[そう苦笑しながらも、個室の一つを借りようかと視線を向けて。
既に宿舎からこちらへと運ばれていた荷物を手にしたところでかけられたお休みと言う声は、優しくも懐かしい響きをもっていて。]
─…おやすみ、ジギー。
[柔らかく微笑んで、幼い頃と同じように返した。]
─回想 了─
[振り下ろしの一撃が伝えてくるのは、確かな手応え。
素早く引いて追撃を、と思うのと、三節棍の動きはほぼ同時]
……っつっ!
[振りぬかれた一閃が、足に衝撃を伝える。
衝撃に力が抜けかけるのは、気合で制して]
……倒退!(後退!)
[短い指示を飛ばし、嵐龍を一度下がらせる。
丸まっていた身体が、弾けるように開き。
羽ばたく真白が起こす風を牽制にしつつ、一度、距離を開けた]
やっぱ、一筋縄じゃあいかねぇか……。
いいねぇ、こういうの。
[ふ、と口の端に浮かぶのは、笑み。
一時、柵から解放された身は、空にある、という事も相まって高揚を抑えきれず]
……あー……わあってる、って。
でも、お前も変わらんだろ、半身?
[諌めるよな鳴き声にもさらりと返して。
槍を握る手に、再度、力を込めつつ。
やや上方から仕掛け行くのは、銀の一角による突きの一撃]
― 翌日/医務室 ―
[朝、身支度を済ませて個室を出ると既にジークも起きていて。]
おはよう、ジーク。
…其れ、何?
[彼が見ている視線の先、大きなパネルが何なのか解らず問いかけた。
程無くして映像が映れば、便利ねぇ…と呟くか。]
[スノウの一鳴き>>+55には意志が伝わったわけではないが、ただ素直に頷いて]
そっち見晴らしがいいいいってことかな、うん、わかったよ。そっちいくね。
[誘うような鳴き声にそのまま誘われて、カリギュラは地面を前足で叩きつけるようにして跳ね上がる。
...はといえば外套が塀にひっかかるような鉤状に姿を変えて引っ掛けて、そのまま登ってから振り返り見て]
うん、ここいいね!
[ちょっと遠くはあったが、それでも急に前の観客の人がたったりして見えなくなるようなこともない。次からはここから観戦しようかなぁなんて思いながら、騎竜師たちの戦いへと目が移った]
― 武舞台観覧席 ―
[ラヴィには同意を返しつつ、文字通り一人の身体では無いのだからとはこっそり思う。
ついでに目立つ怪我などして帰ったら、主の腹心二人が(主に)何を言うやらと、そのあたりも気がかりだった。
衝突する度に息を呑み。
ラヴィの落ち着かない様子に、視界を遮らないよう背の辺りをなでた。無意識に、そうすることで自身の安定も保とうとする。]
お早う、ニーシャ。
[大型パネルを操作すると丁度、映し出される戦局。
疾駆するは緋色の竜と翡翠色の竜。
翡翠色の方の竜はアムリタと近い、東洋竜か。
アプサラスが近くに居れば画面を見るように促し。]
係の者が持ってきてくださいました。
出来る事なら医務室に留まって欲しいだそうで。
――武舞台の一体感もなかなかだと思うのですが。
こちらの映像板の迫力も凄いものです。
[代わる代わるになる視点。
カーク側になったと思えば、エディ側の攻防に映る映像。
二人の覇気が鮮明に伝わってくる。]
/*
[にんにくの強すぎるカップ麺に撃沈している(滅]
なにこれへんなくさみある…!
にんにく臭強すぎwwwwwww
[ やがて、街中が再び熱気に包まれる時間がやってくる ]
[ 嵐は炎を煽り、炎は嵐に熱を与え、やがて二つの力と魂が、一つの熱い渦となって人々をその熱の内に巻き込み、酔わせていく ]
ルーイさま、ご覧になっておられますか?
[上空を見上げながら、囁きを飛ばす。]
血の気の多い二組ですね。
どちらか、勝った方が決勝の相手、ですか。
ルーイ様は、戦うならどちらがいいと思います?
/*
派手に怪我して帰ったら。
ヴェル「いくら殺しても死なない生命力のカタマリとはいえ、限度があるだろ貴様は(以下、くどくどくどくど)」
メル「……怪我をするのも死に掛けるのもご自由ですが、血脈残す前に……というのだけは、許されないとわかっていますよね?(にっこり)」
……うん、多分こんな感じ。
あいされてますから、このこくおー。
[ジークに促されればその隣に座って画面を観る。
映し出される翡翠と緋色の交錯に、目を奪われる。]
エディさんもカークさんも。
…楽しそう。
[映し出された二人の表情や騎竜からの覇気をみて。
思わず呟きを漏らした自分自身もまた、同じような笑みを浮かべていたか。]
[左肩の打撲は熱を持ったように痛む。
それを堪えての攻撃は相手にダメージを与えたようだが、すばやく距離をとられて舌打ちがこぼれた]
くそっ。
[距離をとる相手を睨みつけ。
上空から襲い掛かってくる相手の狙いが、その鋭い角による攻撃だと読めば、クルトに大きく羽ばたくように指示し]
――これで、どうだっ!
[間近に近づいたときに大きなはばたきと共に紙一重でかわす。
そのままの勢いを利用して三節棍をふるい、カークが持つ槍を叩き落そうと狙いをつけ――]
[距離を詰めての一撃は、緋色の羽ばたきによって空をきる]
……ちっ……結構、早いな!
[舌打ち一つ。体勢を整えようと繰り出した長槍を引き戻す、その手に向けて振り下ろされる、一閃]
……っとおっ!?
旁边!(横!)
[往なすには隙が多い、と。
とっさに上がるのは指示の一声]
/*
ラヴィをもふれたので心置きなくお別れできる(
11かー。良数字。
と思ったら勝ってたΣ あれ!(あれってなんだ
[ しかし、男は、今日はその熱の外に居た。ルートヴィヒとリヒャルトから預かった服を人気の無くなった宿舎の庭で跡形無く燃やし、その灰までも、排水溝の中に流してしまう ]
さて、差し入れにでも行きましょうかね?
[ 誰にも見咎められることなく仕事を終えると、もう一つ焼いて置いてあったケーゼクーヘンのホールを持って、医務室へと向かった ]
― 宿舎→医務室 ―
― 武舞台 観覧席 ―
[目まぐるしく動く竜達。
どちらも乗り手の性格を反映しているようにも見えた]
──どちらも良い腕をしてらっしゃいますね。
守するよりは攻し手数で押すスタイル、でしょうか。
[どちらの騎竜師も過激さを秘める性格故か、立ち回りも派手に見えて。
それが積極性を際立たせているように感じた]
ええ、見ていますよ。
[囁き>>*27に声を返す]
どちらが、とは思いません。
目の前に立ちはだかる相手を叩き潰すだけですよ。
誰が相手であろうとも、やることは変わりませんから。
[冷たさを含む笑みを声に載せ、絶対の自信を示した]
―――ニーシャが見ていた視点、か。
[楽しそうだと口にする彼女の相貌は笑みを湛えていた。
その横顔を眩しそうに見詰め、目を眇めた男の口許は淡く緩み。]
僕は武器を手に振るう事はなかったけれど。
少しでも君の感じた事が識れて嬉しく思うよ。
[負けられないと。お互いに一歩も譲らぬ二人。
彼女も昨日はこんな想いを背負っていたのかと、
改めて実感することとなる。]
……やっぱり、威力が違うわねぇ…
[画面に映し出される二人の戦いを見て、無意識に己の腰に下げた其れに触れる。
何かを守る為には傷つけることも必要なのだと、今は理解しているけれど。
昔、誰かを傷つける道具を持ちたくないと甘いことを言っていた自分に、それならと師がわざわざ作ってくれた己の武器。
その気遣いには今でも感謝している、けれど。
最初から戦う為に作られた形状のものと比べれば、やはり決定力が違う。
それは昨日の試合をみても明白で。]
……がんばらなくっちゃ。
[足りないものは、自分の力で補うしかないと。
小さく呟いた決意は、隣に座るジギーにも届いたかどうか。]
あ、カークさん…
[もう一人の名は人波にもまれている間に効きそびれたことに残念に思いながら、大会前に知り合った騎竜師の名を呟く。風の加護をもつ竜といっており、空間を制圧するような力を発揮している光景にしばし呆然としながらも、それでも果敢に突っ込むもう一人の火の騎竜師に身を乗り出したりなどする]
― 武舞台観覧席 ―
[すすと移動されて>>82、先ほどより手が届きやすくなっていたのに気付くとラヴィへと小さな笑みが浮かぶ。
再び視線は上向きのまま、撫で続けた手が止まったのは、ラヴィの声と、エディらの動き。
素早さでは風と近しい主らの方が勝る、とは思いつつも。
少しラヴィから手は浮き、ぎゅぅと握った。]
―武舞台観覧席―
[翌日。
丁度勝負が着こうとしている頃に観覧席を訪れ、昨日とほぼ同じ位置に陣取った]
あァ、……そっか、あの兄さんな。
[竜に乗る双方ともが、狩猟競技中の武舞台にて顔を合わせた者。
同時に昨日会った精霊師のパートナーを、ここで漸く認識することとなる。
目を細めて勝負の行方を見守った]
[ユーリエとカリギュラが塀の上にやってきたことを確認すると、つい、と武舞台へと目をやった。
ぱたん、ぱたんと尾っぽを振りながら、彼らの闘う様を見ていた。]
/*
やっぱりこういう時のランダ神を引き寄せるなあ、たすくさん。
しかし、昨日といい今日といい、出目も、いい勝負っぽい雰囲気を醸し出してるのが素敵。
―武舞台観覧席―
[一時も目を離せない試合展開。
昨日まで自分がそこにいて、しかも勝った事はいまだに信じられないような気持ちを感じさせる]
こういう人たちにも…勝たないといけないんだよね…。
[ぎゅっと手を握りこみながら、明日に行われる試合を思うと緊張していた]
[上げた声への反応か、それとも嵐龍自身の回避の意思か。
三節棍が届くよりも先、翡翠は蒼の上を滑らかに滑り、一撃に空を切らせる]
……ありがとよ、半身!
[軽い言葉に返るのは、迂闊だばかもの、と言わんばかりの低い鳴き声。
それに、くく、と笑いつつ、牽制の気流を起こしながら再度、高さを取って]
我和意志,一个没有
(我ら、意志、一つとなし)
自己不贯彻道路!
(己が道、貫かん!)
[気合の宣と共に、勢いをつけて降下する。
銀の一角での強襲──と見せかけ、直前で槍の上下をくるりと入れ替え。
エディが体勢を整えるのに僅かに先んじて、その右の腕に石突の一撃を叩き込んだ]
[ユーリエが戦闘に見入っている姿を確認すると、こっそりと傍を離れる。
塀の上に登っていたのは、観覧したいだけではなかった―探し人がいたからだ。
人の合間合間をぬって、さて、うまくたどり着けただろうか―リヒャルトの元へ。]
うん。
…そうだね、私はお師様が戦う術を教えてくれたから。
[自分よりも覇気に溢れていた師を思い、苦笑する。
きっと己は師からの影響も多分に受けているのだろうと。
続いたジークの言葉には、きょととした後微笑んで。]
そう言ってくれると、嬉しいな。
でも、私の手は…
戦う事は出来ても、人の命を繋ぎ止めることは出来ないから。
[そう小さく続けた言の葉は、儚い笑みを湛えていたか。
エーヴァルトが医務室を訪れるのと、画面の向こうの決着が着いたのは、そのすぐ後。]
― 医務室前 ―
[ 先に得た情報で、ジークムントとアプサラスがここに居るはずなのは知っていた。競技の観覧までは規制されてはいない筈だから或いは出かけているかとも思ったが、手前で警備に止められたところを見ると、真面目に詰めているらしい ]
ベルゲングリューン様らしいといえば、らしいですねえ。
[ 主家の恩義ある医術師であるジークムントに陣中見舞いの差し入れに来たと言えば、参加者でもなく警戒対象にもなり得ない男は、大した抵抗もなく入室を許可された ]
[戦いに見入っていたためスノウがどこかにいっているのには気づかなかった。
まあわかったところで、自分はこの戦いから目を離したくないし、引き止めることなく見送っただろうけれど。]
今回のは凄く派手だね。
[乗り手と竜の性格なのだろうか。
だが、その派手な戦いとは対象的に...もカリギュラも静かに決着の瞬間までを見ていた]
澪氷の騎竜師 ルートヴィヒは、熱風の騎竜師 エディ を投票先に選びました。
澪氷の騎竜師 ルートヴィヒは、兎精霊師 ラヴィ を能力(襲う)の対象に選びました。
─…っ…!
[画面の向こう。
エディの右腕へと叩き込まれる力強い一撃は、明らかに雌雄を決するものとわかるものだった。
思わず息を潜め、ゆるく吐き出して。]
さすが、強いわね。
エディさんも、負けてはいなかったけれど…
……カスパル様が悔しがるはずだわ。
[嵐激の騎竜師の姿を見つめ、負傷の為に棄権せざるをえなくなった紫電の心境を思い表情を曇らせた。]
[アプサラスの眼差しはどうやら、
彼ら双方の武器に向いているらしく。]
…想う事があるのなら。
その通りやってみると好いよ。
君には君の、流儀がある。
ニーシャ=ロイ=アプサラス。
僕はやさしい君の選択が、身を結ぶ事を祈ろう。
[届く言葉には、矢張り添えるだけで。
どれを薦めようとする事は無く、
決意を固める彼女にそう伝えた。>>+65
そして、画面の向こうの戦いは――優劣を決したか。]
しまったっ
[狙った一撃は見事に外れた。
見事な翡翠の龍の動きにはついていけず、緋色の竜が追いかけようとするのも遅れて。
牽制の気流にその場に押し留められてしまった]
くそ……っ
[慌てて体勢を整えて、迎撃しようとするものの。
風に邪魔されたうえに、――フェイントに気づかなかった]
―――――うぁっ!!
[鋭い一撃が右腕を襲う。
三節棍をもっている事ができなくて、手を離してしまった。
痛みにうめいたエディを心配するようにクルトが一声鳴き、カークたちから距離をとる。
左肩と、右腕、両方をやられて――完敗な状況にため息が出る。
それと同時に、試合終了の合図が、流れた]
― 武舞台・観覧席 ―
あ……。
[高さと位置を入れ替えての、一瞬の攻防。
全てを理解することは出来なかったが、
決定的な一撃が交わされたことは感じ取る。]
どっち、だろう?
[じっと空を見上げていて、近づく白い影には気付かない。]
― 医務室前 ―
[ 武舞台の嵐と炎の舞が、終わりを告げようとする頃、入室を許可された男は、なんとなーく、まだ扉の前に留まっていた ]
…………
[ ちょっとこうなんていうかおじゃまかもしれないとかいう…虫の知らせ再び ]
[賛意>>*29を耳にし、笑みが深まる]
──必ず、手に入れて見せます。
誰にも邪魔はさせません。
[自分の望みのために。
そのために今回計画を実行に移したのだから]
[カークの石突がもう一人の騎竜師の右腕を完全に捕らえた。
見習いとはいえ...も騎竜師、それが決定打になることはわかった]
あの人、凄かったんだね
[火竜の騎竜師が劣っているというよりも、カークがあの人よりも、なんとなく慣れている。そんな印象を覚えた。実は二度目だったなんていうのを知らないためその謎を解くことはできないけれど]
[リヒャルトを発見したなら、こちらには気付いていないことを確認すると、くるくるくる、と足元にまとわりつく。
何かを確かめるように。
もしもリヒャルトがこちらに気付き、手を伸ばしてきたのなら、...は噛みつく準備ができていた。]
[エーヴァルトに気をつけるよう言われると、う?なんて首を傾げた。
でも、うん。と頷いて、手を振って去っていったのは昨日の話。
今日は、昨日と同じようにやっぱり風精の姿で。
上空からエディとカークの戦いを見ていた。]
エディー! がんばれー!
[さっき気流にまきこまれかけただとか、そういう話は置いておく。
ちなみに声なんて届くわけもないが、風精たちは超応援していた。
とはいっても属性の近い――むしろ自分らも含まれるカークの方も応援している。
つまりどっちが勝っても良いのが精霊の立場であった。ドロシーを除く。]
エディー、優勝優勝!
[しかしあんまり意味もわかってないので、ただ言っているだけでもある…。役に立たない応援団だった。]
[そんなこんなで勝敗は決定し、うー、エディ残念!
なんて言いながら、風精たちは散ってゆく。]
カークはかっこよくて強くて逃げたひと!
[色々覚えた。覚えてたものが上書きされた。
当然風精同士の言葉は伝わり、弱い精霊たちの間ではほんの少し噂になった。
そうなってしまえば自分も居る意味などなく、何より今求めるものは、甘味。
リヒャルトがせっかくくれたのだからと、喜び勇んで大通りの方へと向かうのだった。]
[繰り出した一撃、伝わるのは確かな手応え。
三節棍が蒼に舞い、緋色の火竜が距離を取った]
……ふう……。
なんとか、一勝、ってな。
[終了の合図に、は、と一つ息を吐いて。
槍をくるり、と回して、肩に担いだ]
……手合わせ、感謝!
こんだけ楽しめたの、久々だったぜ!
[それから、エディに向けて呼びかける。
嵐龍も、感謝、と言いたげにるぅ、と一つ鳴いた]
……うん。
ありがとう、ジギー。
頑張るね。
[>>+73ジークの言葉を聞けば幼い頃の口調に知らず戻って、ジークに微笑み頷いた。
そこで、ふと扉の外に気配を感じて>>+74きょとり瞬き。]
…何かしら?
どなたかいらっしゃいます?
[係の方がまたみえたのだろうかと思い、扉を開けようと。]
[]
― 武舞台・観覧席 ―
ん―――?
[足元に触るもふもふの感触に、
ちらりと視線を落とし、猫を発見する。]
なんだ? どうしておまえ、そんなところにいるの?
[きょとん、と、にへら、の中間くらいの顔で
足元のもふもふに話しかけ、しゃがんで手を伸ばそうとして]
フーッ!!
[今やさらさらもふもふの毛並みは完全に硬化し、体全部で怒りを表していた。
がっぷりとリヒャルトの手に噛み痕を残し、フンと鼻を鳴らして、ぽたたたっと...は走り去ろうとする。]
…自分が出来る範囲はとても、小さいんだよ。
全てを救える訳でも、ないからね。
[人を生かした分だけ、死に行く人を診て来た。>>+69
掌からこぼれて行く命。助けられるのは一握り。
掬うようにした両手を見せるようにするは一瞬。
そこまで言い添えたところで扉の前の気配に、
彼女から送れる形で気がつく。>>+74]
ああ、すみません。
試合につい、熱が入ってしまって。
― 武舞台 観覧席 ―
[試合終了の合図、雌雄を決した2匹の竜を見上げ、ほぅと息を吐いた]
ヒッツェシュライアー殿の勝利、ですか。
あれ程の腕を持つ方が前回大会を棄権とは。
余程の事情がおありだったのでしょうね。
[蒼穹を見上げながら薄紫眼を細める。
視線は試合を制したカークへと向けられた]
あー、くやしいなあ。
次やるときは絶対まけないからなっ!
[カークからの呼びかけに悔しげに返すけれど、顔は笑っている。
クルトも同意するようになき声一つ]
まあ、俺も楽しめたし。
俺に勝ったんだから優勝しろよっ!
[無茶なことを告げて、ルビーの羽を広げたクルトに指示を出して地上へと降りた]
― 武舞台観覧席 ―
[エディの一撃が外れ、翡翠が舞い上がって。
次の攻防の行方は乱れた気流で直接確認出来なかったけれど、案じるようなクルトの声は聞き取れた]
Ear......じゃないっ。
[後脚で立ち上がりかけた身体を、ぼふっと戻す。
翠石が微かに反応しかけていた。危ない]
/*
まぁキャラは強気ですが勝てる気がしないのは背後だからですよね!(
だってバトル村で決勝に残ったのって、ダイス振らないで残った漆黒流星ver.2くらいでs
― 医務室 ―
あの、急患でしょうか?
それなら直ぐにお入り下さいませ。
[何れエディ達も此方に通されるだろう。
としても、此方を訴えてくるならば拒みようが無い。
喩え今、人とのかかわりを制限されていても――。]
何度やっても、負ける気はねーえよ!
[負けない、という宣言>>98には、きっぱりと返して]
ああ……俺にゃ、引けない理由もあるんでね……絶対勝つさ。
[優勝しろよ、という言葉に頷き、翡翠の嵐龍を下へと向かわせる。
先ほどまで荒れていた乱気流とは一転、穏やかな風がふわり、舞う]
……まったく。最近の七賢さんは、行儀が悪いなぁ。
[ふと、肉球スタンプの一件やら、御伽話やらを思い出して、
苦笑混じりにそんなことを言った。]
[再びユーリエを見つけたのなら、先ほどまでの様子をちらりとも思わせない上機嫌ぶりでユーリエとカリギュラに喉を鳴らしてすりよった。]
[地面に降り立った後はクルトの首をちょっと撫でた]
勝てなかったけど、楽しかったな。
――え? もっと飛びたいけど今日のところは勘弁してやるって、お前、なんでそんな上から目線なんだこら。
[負けたことを引きずらないというかすでに忘れているようなクルトの声に、やれやれと肩をすくめれば、忘れていた痛みがよみがえってちょっと顔をしかめた]
あー、うん、ちゃんと医務室行くから。
お前もちょっと傷ついたし、竜舎でちゃんと手当てしてもらおうな。
誰だって万能にはなれないもの。
それでも、手を伸ばそうとするかしないか。
どちらを選ぶ事が出来るかが、大切だと…私は思うよ?
[>>+81掬うように両手を見せるジークが何を言わんとするのか、伝わる思いに目を伏せたものの笑顔を向けて。
>>+84扉を開けようとしたところで丁度男性と鉢合わせる形になれば驚いたものの、相手に動じる様子が無ければこちらもまた笑みを形作る事は出来た。]
いえ、どうぞ。
あの、何か御用でも…
…ジークに御用ですか?
[ジークに挨拶をするのを見、首を傾げ。
彼に用ならば席を外した方がいいかと、ちらと視線を向けた。]
[決着の付いた空を見上げながら、確か次の対戦相手は以前にも会ったエルデシュタイン家の嫡男、ルートヴィヒだったっけと記憶を探り、その姿を探し観覧席内を見回した]
あ、いた…。
[自分から少し離れた場所で観覧する姿が見え、そちらの方へと近づいていった]
[風と共に武舞台に降り立ち、嵐龍の角の下を軽く、撫でる。
身体に痛みはあるが、それは表には出さず]
……在风的祝福感谢。
(風の祝福に、感謝を)
[小さく紡ぐのは、祈りの詞]
― 武舞台 観覧席 ―
[試合を見届け席を立とうとした時]
おや。
[薄紫眼を向けた先にタチアナ>>103の姿を見つけて足を止める]
御機嫌よう、アバスカル殿。
明日は私達の試合ですね。
お手柔らかにお願いしますよ。
[言って、こちらへと近付いて来たタチアナに笑いかけた]
[熱を吐き出すように、息を吐いたところで、目を開けると]
ふふ、スノウちゃんもご機嫌だね。
あ、さっきまで無視しててごめんね。騎竜師たちの集いって滅多にないものだからつい…
[離れていたことにすら気づいていなかった...は純粋に没頭していたことに謝罪の言葉を口にしつつ]
嵐を呼ぶ竜もすごかったけど、そういえばもう片方の竜は火とか吹くのかなぁ?
[スノウをなでながらも、できればそれも見たかったなぁと呟く]
― 武舞台観覧席 ―
……。
[どちらが勝てたか、この位置からは知りづらかったので表情は案じるままで、手はやはり握ったまま。
ふと手にもふりとした感触と、ラヴィ>>99>>100の呪を耳にすれば、視線は一度隣の彼女へと向かう。]
ラヴィさん?
[問いかけに謝罪が返ると首を振る。
もふもふと、手触りのよい身体を、今度は頭の部分から毛並みを整えるようにそっと撫でた。
試合終了の合図と、勝利者の名を告げられて主らを見上げる。
心底ほっとしたように息が零れた。]
……お疲れ様でした。
主様のお相手、ありがとうございました。
[エディに言うべき台詞ではあるが、付き添いのラヴィに対しても同じように言いぺこりと頭を下げた。]
― 大通り ―
[試合の終了と共に外に出て――その際、ちゃんとラヴィも見たのはまちがいはない。それから、リヒャルトにも気付けばいってきまーすというように風を送っていたのは確かだ――、いつものように人型になって、向かった先は大通り。
最初に買うのはもちろん飴ちゃんで。]
あのねーあのね、リヒャルトに貰ったのー!
ぼく仲良しなのよ!
だからいっぱい買っていくの♪
[そんなわけで、竜だったり鳥だったり妖精さんだったり動物だったり花だったりする飴ちゃんをお買い上げ。]
[あちこちうろうろして、色々と物を買う。
ちゃんと差し入れしたりするつもりである。
莫大な量になったはずなのに手持ちはすくなかった。
うさぬいバッグも変わらなかった。
何がどうなっているのか、きっと本人にも説明できないだろう…。]
[やがて見つけたケーキ屋さん。
おー、っと思わずガン見してから中に入る。
そこにあるのは、宝石みたいなケーキの数々…。]
…と、そうだった。試合とは全然関係ないんだけど。
最近気に入ってるものとか、何かある?
[好きなもの、と聞かれたら自分なら迷ってしまうだろうから。
そんな問いを投げつつエディ達の所に向かおうとした]
澪氷の騎竜師 ルートヴィヒが「時間を進める」を選択しました
[ショーウィンドウの中を見るドロシーの目はきらきらと輝いていた。
ショートケーキと書かれたそれは。
きめ細かなスポンジに贅沢に盛り付けられた生クリーム。
頂上に鎮座する赤くふっくらとした苺は、スポンジの間にもスライスされて入り込んでいる。
チョコレートケーキと書かれたそれは。
濃茶のスポンジと薄茶のクリームとが交互に積みあがり、覗く断面に崩れもない。
上面では波打つ、そして側面ではまっすぐに敷かれたクリームの上に、ココアパウダーが隙間なく繊細に散らされている。
だが何より幼精の目を引くのは、それらよりずっと高さは低いものだった。
エメラルドグリーンの皮に包まれたマスカットは、内側の瑞々しさも透けて見えるよう。円形のタルト生地は大きく、クリームをはさんだその上に、丁寧に並べられている。
切り分けられたものを見れば、タルト生地のさくさくさが見て感じ取れる。計算してか無造作にか、どちらにせよ無残に半分を失ったマスカットは、予想通りに瑞々しくある。かといって果汁が垂れてクリームをぬらしてしまうことはない。
間に挟まれたのは生クリームというわけではなく、さっぱりとしたものだという注釈もあった。]
こんばんは、ルートヴィヒ様。
はい、このたびはエルデシュタインの嫡男様との対戦の機を頂き光栄に思っております。
[笑みを返しながらそう答えた後に]
明日は精一杯その胸をお借りするつもりで行かせていただきます。
[そう笑顔を返した]
こんばんは、ルートヴィヒ様。
はい、このたびはエルデシュタインの嫡男様との対戦の機を頂き光栄に思っております。
[まずは挨拶の言葉の後]
明日は精一杯その胸をお借りするつもりで行かせていただきます。
[そう笑顔を返していた]
こんばんは、ルートヴィヒ様。
はい、このたびはエルデシュタインの嫡男様との対戦の機を頂き光栄に思っております。
[まずは挨拶の言葉の後]
明日は精一杯その胸をお借りするつもりで行かせていただきます。
[そう笑顔を返していた]
…有難う。
そう言って呉れる人が居るから、
誰かに必要とされる限り私は手を伸ばし続けるでしょう。
[人の声も近くにあるからか、
声や口調は医師としてのものになるか>>+86
話は其処で切り上げ、医務室に入ってきた男性を見やる。]
ああ…もしや、ルートヴィヒ氏のお付きの方でしたか。
―――お変わりないご様子ですね。
ええと確か…エーヴァルトさん、でしたか。
当時はよくして下さりましたよね?
[あれから何年か経過したはずだが、
印象そのまま全く変ってない様子を見るに瞬く。]
何処が具合を悪くなされた、のでしょうか。
― 武舞台・観覧席 ―
決勝戦の相手は、あの人―――
[戦いを終え、降りてくる二頭を、じっと見つめる。
正確には、白き翼もつ嵐龍の方を。]
……とはいえ、まずは明日の試合、だな。
[真剣な眼差しで呟きつつ、何故か左手で右手を押さえている。
よく見れば、右手にくっきりと猫の歯形。]
― ケーキ屋さん ―
う、うーーっ
[マスカットとか、ワンホールいきたい気分すぎた。
だががんばった。]
えっとー
モンブランとー、ベイクドチーズケーキとー、あとチョコケーキとー、ショートケーキとー、木苺のタルトとー、紅茶のシフォンとー、あと…マスカット!
全部ひとつずつ!
……っうー、やっぱふたつずつ!
ぼくだけの分じゃなくて、えと、参加者のひとたちに持ってくんだから!
[本当はワンホールとか言っちゃいたいんだからなんて言わない。ぜったい言わない。それでもマスカットのタルトを見る目は、とても名残惜しそうなものだった。]
―武舞台観覧席―
お。
[乱気流の中、試合終了の合図が鳴り。
程なく大気は晴れて、それぞれが竜と共に地に降り立つ。
勝者として告げられた名前は]
……へーぇ、流石。
[楽しげに口角を上げて、双方の様子を見遣る]
――ああ、急患というわけではないのですね。
それでは何かご用件…です?
[そうと解れば男は胸をなでおろす。]
― 武舞台 観覧席 ―
私が二回戦にまで上がれたのは、ラヴェンデル殿の棄権があったからですよ。
彼相手でしたら勝ち上がれていたかどうか。
[>>109 そうなれば対戦の機会はなかっただろうと、謙虚さを出してそう言葉を紡ぎ。
胸を借りるつもりでと言われると、にこりと笑みを浮かべた]
― 武舞台観覧席 ―
ありがとうございます。
そう言っていただけると主様も喜ぶかと。
[ラヴィの賞賛>>107には笑顔で応える。そこには誇らしげな物が混ざっており。
決勝の事を言われればはいと頷いた。]
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