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[【市街地の空を翔る白亜の矢《プログラム》
それは黒き悪魔のたむろする中央へと突き刺さる。
―――パァァアァァッンッ!!!
一瞬の沈黙の後に、光が炸裂。
光を浴びた悪魔は哀しげな悲鳴を上げ、周囲の家々共々色褪せ砕けていく。】]
だから、僕は戦う者じゃないって言ったでしょう?
[終焉は加速《プレスト》する。
流れる着信音は――*哀しき狂詩曲《ラプソディー》*]
―― その……様ですね……
[写し身を牽引する様に、『少年』は星《ステラ》の如く空を滑る。
純粋な高密度の空気の概念《イデア》は、世界《シンフォニア》の反対側からであろうとも、時間を八と要さない
その様な速度で滑る空の先。
既に、溢れ返る程の暗黒《イビル》が、大地に溢れ返っているのが見て取れる]
―― このまま、三栖門まで突破します。
掴まって居てください
[そう注意を促した瞬間。
翼が更に開く]
―― 黄金翼《ノヴレスウィング》 加速機能全開《フル・ブースト》 !!
開翼 《フライト》 する ―― !!!!
[子供の腕程だった長さの翼は、大人の腕程のソレに広がる。
そして、黄金の翼《ウィング》の尾から、金色の小爆発が巻き起こり
一気にその噴射は、二人の速度を引き上げ、黒の悪魔達の海を突っ切る。
―― 暫く立てば 視えるは三栖門 ]
― 封印の間-次元門- /少女は束縛を抜き放つ ―
[紫と薔薇の差す空を背後に映し出される『少女』と『青年』は依然無表情で。
然し、その希薄に過ぎる"自我"を、虚無が認識するには、まだ封印が強く]
『――覚醒を確認。
現在ダメージ 79.3784%......続行に支障なし。
第四の鍵《シール》を解除します』
[神々の施した封印は、『少女』の身体に抵抗を与える。
――しかし、『少女』もまた、それを意に介した様子も、苦痛すらも見せずに
四本目、そして三本目。
――少なくとも、最後の一本までを、意に介さず抜き放つ事だろう。
―― 四本目の鍵を 抜き放つ ]
― 封印の場−次元門 ―
[酩酊を齎す香り。
少女が躊躇いもなく、鍵を抜き取る。]
くっ、ぁ、ぅぁ…
[悲鳴は喉奥で潰され紡がれる。]
ひぅ…!
[かは、と小さな息をした。]
「王! 聖王! 本気でございますか!? 黒昌輝妃≪ブラックリリースター≫と手を組むというのは!!」
日沈む国…黄昏の国と言われるその小国は、神代から続く光と闇との戦いに翻弄される…弱い国だった。
だが、八百万の神の1人であり、聖王と賢王と呼ばれ民の信厚い極虹鳳鳥の化身である、現世神の下、
貧しくとも、国民は皆心穏やかでつつましやかな平和な暮らしを築いていた。
その治世が、何百、何千続いた頃だったろうか。
光と闇の境界に当たる黄昏の樹海≪スリーピンググンナイ・フォレスト≫の周囲に悪魔≪イビル≫の姿が散見されるようになる。
森は国民にとってとても重要な収入源…
当然、聖王は部隊を派遣し、国民を守るため悪魔≪イビル≫を狩っていった。
しかし、その国民を守るべき部隊が、国民を虐げるようになたのは…いつのころからだったか
――ええ、お願いします。
[暗黒《イビル》の突破を決断したペーターに、写し身は頷く。
そして肉体の籠める力を更に強くした]
――――!
[開かれし黄金の翼《ノヴレスウィング》、極限まで加速する二人の身体。
風圧に耐えながら薄眼を開ければ、急速に近付く三栖門の地]
嗚呼――感じます。
世界すら改変する鍵《コード》の力を。
それに――こちらを見通す、"眼"が。
[視線、を感じていた。
肉眼では在り得ぬはずの位置から]
「王! お気を確かにしてください! 貴方様は天界におわす龍神王様の眷属。
何故、宿敵たる黒昌輝妃≪ブラックリリースター≫の下に下るなどと…」
男の必死の声は、半狂乱にも聞こえる王のワントーン高い声にかき消される。
「黙れ!黙れ!黙れ! お前に何が分かる! 民を守るためだ!
我が幾塵星の永き時間をこの場で闇を防いでいたか!
その間、彼の龍神はどこに居て何をしていた!
天界でぬくぬくしていただけではないか!」
「…!!!」
勿論そんなはずはない。
天界では天界の戦いがあった事を、一兵卒の男自身ですら聞き及んでいる。
「王…、貴方は一体…」
乱心? 洗脳? 可能性はいくらでも思い浮かぶ。
しかし、それを証明出来る術が男には無い。
「さぁ、ディータ=オルヴィスよ。至尊の眼《オヴセルヴァス》を探し出せ…
それを持ってすれば、黒昌輝妃≪ブラックリリースター≫に迎えられる…!
お前ならば…お前にならば、探し出せるはずだ、大日如来の瞳≪アフラマズタ≫を持つお前なら…」
その、病んだ者が持つ独特の迫力≪インパクト≫に、男は一歩、もう一歩と後ずさる。
…何故、ただの一兵卒に過ぎなかった自分が呼ばれたのかわからなかった。
土地柄、力在る者がそろう防衛軍の中で、偵察に使われる事が殆どの自分が…
それは全て、この眼が持つ能力の為だったのだ。
「さぁ…ディーターよ…ワシの為…この国の為…民の為に至尊の眼《オヴセルヴァス》を…!」
「無理だっ! 俺には…俺には出来ない…!
王っ! 目を覚ましてください!
至尊の眼《オヴセルヴァス》は伝説の産物…王は悪魔≪イビル≫に騙されているのです!」
男の必死の訴えも王の耳には届かない。
逆に、不可解という表情を浮かべて首を傾げられてしまう。
「お前は…ワシを裏切るのか? 民を救うというワシを裏切るのか?」
「違います! 王、黒昌輝妃≪ブラックリリースター≫に下る事は民の為にならない!
現に城下を見てください! 民を守るべき兵が民を苦しめている現実を!
全ては命令系統の乱れ…悪魔≪イビル≫の思うがままではないですか!」
「だまれだまれだまれ…! 国が荒れるのは龍神王のせい…救えるのは黒昌輝妃≪ブラックリリースター≫のみ…」
[喉奥で潰された悲鳴が、『少女』に届く。
しかし、苦痛に喘ぐ様な虚無の表情すら、意に介す事はない]
『……現在ダメージ 48.1209%......ストレンジ・リミットの低下確認。
――続行に置ける支障なし。
第三の鍵《シール》を解除します』
[視ると、『兵器』のか細く白い少女の腕は、その表皮は愚か、一部では内部の肉体に著しい損壊が視られ、見るも無残な様相を呈している。
これが人間ならば、痛みの衝撃で死んでも可笑しくない程。
それでも尚、『兵器』は苦痛の表情も見せない無表情のまま
――第三の鍵が 『兵器』の鮮血と共に放たれる ]
「王! 違いますそれは悪魔≪イビル≫の…」
「だまれぇえええええ! もういいっ、お前のこれまでの功績を認めていたワシが愚かじゃった!
その目だけえぐり取ってくれるっ! 衛兵っ!」
「王!! お聞きくださいっ!!」
半狂乱の王に言葉は通じない。
だが、深部まで腐ってしまっている軍に捕まれば、間違いなく殺され目玉をえぐられているだろう。
男には―――逃げるという選択肢しかなかった…
相棒たる黒鷲のファウストと共に国を逃げた男は歩き歩きつづけて…
たどり着いたのは暁の樹海《ライジングサン・フォレスト》近くの草原だった―――
そう、男は永い時間をかけて国の正反対の場所にまでたどり着いていた――**
[ピクリ。
眼が、少女の内部を見るように、半眼より開かれる。
鮮血が、身にかかる。
四方八方から拘束している筈の鎖が、揺れた、ような錯覚。]
ようやく起動。そして力尽きた≪メルトダウン≫
ニコラス神だし、フリえろいしwwwwwwもうwwwwwなにwwwwwちょwwwwwwわからないのこのふぁんたじーwwwwww
[拘束の鎖が揺れた錯覚と同時。
『少女』の身体もまた、鮮血を撒き散らして倒れ伏す
その時になって漸く、『青年』が反応する]
『"Λιυσα=Sept-V"、現在ダメージ 12.0429%
これ以上の続行は不可能。
眼核《セプト・コア》を残して完全破損の危険性が極めて大
――第二の鍵《シール》の解除を、引き継ぐ』
[この時点で、『少女』は反応したくとも既に反応する事はほぼ不可能だった。
既に破損寸前に、瀕死状態と言って全く問題ない。
――故に、『青年』が第二の鍵を掴みとり。
――第二の鍵が 今度は『青年』の鮮血を吹き上げる]
/*
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww何なのこれwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
[パァン。
胸元に描(えが)かれた眼が、開かれる。]
あ、ぅ、あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!
[叫びと共に、虚無の霧が辺りを包む。
虚無の手は、まろみを帯びた爪のような巨きな手となり、玄室を薙いだ。
途端。
最初から玄室などなかったかのように、
玄室の天井と壁は虚無に還り、紫と薔薇の空が現れる。
玄室の内部は、虚無に消えゆくままにあろうか。
空を仰ぎ、両目は瞑っていても、胸元の眼は開かれたまま。]
/*
黒昌輝妃(こくしょう てるき)さんって人みたいだ、と思った。
まあいいやカオス・ギャラクスって混沌の銀河だから関係者って事にできるだろう。多分!
そしてアフラマズダ様wwwwwwwwwwwwwwwwwww
[巨きな手は、ゆらり上方で垂れ、ぎこちなく、模る人型へ戻ろうとす。四方八方から伸びる鎖は、人型を拘束したまま床に伸びて。]
ぅ、ぁ…
あ、
偉大な先人、ね。 実《ジェム》を手にしてない人間の知識《ソフィア》だけを頭に入れても仕方ないわ。
それを覚える間に、足を動かしたほうが得策よ。実《ジェム》さえ手に入れば、その知識《ソフィア》を超えるすべてが、雪崩込んでくるんだから。
もちろん、今の世界に実《ジェム》を手にした人間がいるなんて思ってない。いたとしたら、負けたってことね。
だから私は無駄な足踏みはしないの。この子の行く先についていくわ。事前に手に入れられる知識なら、もう今まで十分手に入れたもの。
[この子、と空白の書架《イニシア・ブランシア》を軽く掲げてみせる。
それは自信か、傲慢か。何にせよこの神殿を散策する気はない。]
うん、お別れね。
運命が交差するなら、また会いましょ。
その頃には大賢人《ソフィア・エスカール》クララかもしれないけど。
[丁寧に別れを告げるニコラスに笑み、彼を促すペーターにも軽く手を振った。]
さてと。
今度は何処に連れていく気。
[彼らが去ったあと、空白の書架《イニシア・ブランシア》を開く。浮かぶ呪文は、再び転移――]
[虚無の一薙は玄室を虚無に。
胸元の瞳は映すだろう。
『少女』を庇って、『青年』が瞬きの間に虚無に還された事を]
『――――
――――オットー……!!?』
[感情。
その時初めて、眠りから目覚めたかの様に。
倒れ伏した『少女』は、悲しみを浮かべ、『青年』の名を叫ぶのだった]
[『青年』の立っていた場所に。
拳ほどの大きさの空色に眩しい
一際強い輝きがその内に込められた宝玉が転がる。
宝玉の深奥から溢れる空の輝きは、まるで瞳を思わせる]
『……あぁ…………』
[虚無の力を受けて尚傷一つ付かない恐ろしい存在性を示すそれ。
『少女』の涙を弾くその宝玉こそが、眼核《セプト・コア》
――"彼等"の 『死体』 ]
[最早、最後の一本の鍵を抜き放つ必要すらない。
既にその力の半分を取り戻した虚無に抗う術。
それは『感情』を取り戻したとはいえ、既に深刻な損傷を受けている『少女』には、とても不可能な事だった
『少女』が出来た事。
それは]
『――殿下《マスター》
……貴方を待ちきれなくて…………ごめんなさい……
………………ペーター…………』
[今度は過たず『少女』を虚無に還すその腕を前に。
ただ言葉を紡ぐだけ**]
空白の書架《イニシア・ブランシア》。
クリアヴィスタ・エクラス・ル・フォン
《 澄 み し 光 の 導 く 道 》――
[紡ぐ言葉と共に、女の姿は神殿からするりと消えていった**]
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
[模った人型から、虚無が、滲む。
触れた部分から、拘束している筈の鎖が、消え失せてゆく。]
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
[巨きな手が、再度振るわれ、玄室を虚無へ還した。
宙に投げ出される、3つの影。
だが、それらは、まだ墜ちない。
虚無の周囲へ、ふっと、現れるものがあった。]
[虚無の周囲に、13体の黒羊が現れ、虚無を中心にして、くるくると楽しげに宙を歩く。まわれ、まわれ、まわれ。
口ずさむ事なく讃えているのは主への賛歌か。]
ああ、ああああああああああああああ、あ、ああああああああああああああああああああああああああああああ
[バン。
黒羊が、一匹、弾けた。
バン、バン。
続けて、弾けてゆく。
ババババババババババン。
全て弾けて、紡がれたのは、]
サクリファイス・ディ・ナイ
[
楽章《世界》が、歪んだ。
楽章《世界》が、啼いた。
楽章《世界》が、死んだ。
紫と薔薇の空を歪ませ黒き陣、
黒羊13匹分の魔力ではちきれんばかりの、
重き重き黒陣がコッホ雪片の様に無限を兼ね備えて現れた。
ジギジギと陣の端がノイズを湛える。
黒き、巨大な陣が世界を占め、
一瞬にして隣接する世界から世界へ伝わり、
虚無へ還すのではなく、滅びと破壊を撒く。
]
/*
……なーんかとんでもないの呼び覚ましちったWWWWW
WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
生かしておこうと考えてたリーザも死んだしWWWWWWWWWWWW
WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
[壊れゆく世界を後に、
眼核《セプト・コア》を二つ抱え、頭に赤鍵を一つ残したまま、
何処かの世界へと、虚無は、意識を失ったまま、墜ちてゆく――――。**]
/*
もう1人こねーな。
喋ろうとしたら結構本気で音階がわからなかtt
まってwwwwwwwwしらべるwwwwwwww
― 三栖門市街 ―
[近づくに連れ、視える]
この光は……
[白亜の光《プログラム》が空を舞い
炸裂の光《プログラム》が魔を砕く]
―― オヴセル ……
ヴァス …………
[そして視線はとあるビルの屋上に留まり
写し身を手から溢してしまう。
まるで、それは必然の"序列"であるかの様に]
…………殿下《マスター》……
[衣服はまるであの頃と比べると随分貧相になっている。
それでも変わり無い。 一目でもわかる。
あの頃と全く同じ、優しげな風貌も。
視すえられるだけで気分が高揚するその瞳も]
……殿下《マスター》……
[今『少年』の目の前に舞い降りた
この世界《シンフォニア》で尤も美しく響き渡る]
殿下《マスター》……!
[ 最愛の存在意義《ハピネスのメロディー》 ]
―― 殿下《マスター》 ッッ !!!
[ 悪魔《一瞬の天使》達が見守る中
『少年』は満面の笑み《さいこうのしあわせ》のまま主《マスター》へぎゅう、と飛んで抱き付いた。
主《マスター》が自分を憶えているか。
悪魔《やはり敵に戻る者》達が見守る中。
後、振り落した神の写し身《ニコラス》の事も
しかし『少年』の全ては
漸く再会でき《めぐりあえ》た主《マスター》しかなかった**]
ここはお前の“堕”ちる場所じゃないよ。
[彩のない唇で、緩く、笑む。]
[虚無は弾かれたように、再び、浮かび。
別の世界へと消える。]
――冥獄大聖堂――
――まだ。
Idee(真なる世界)は遠い。
[揃わぬ、鍵。
再生《存在》しえぬ、還るべき場所。]
[鍵盤。
白に触れる純白。]
[始まりの、C。]
/*
そして何故新譜からちょっかい出されているのか分からんwww我にちょっかい出す目的が何なのか分からんのだwwww
―凍鏡塔―
[男の靴音が反響《エコー》し、階段の透き通った床に五線譜が広がっては消えが繰り返される。
次第に一つの意味をなしていく旋律は、探すものが頂にあると誘う道標となり]
あの女、パメラだったか……偶然とは思えねえぐらいに瓜二つだったな。
姿形といい、四大の魔女だったことといい。
――――古の戦い《オーベルテューレ》で遭った、暁の紫糸雀《アウローラ=ヴィリエン》に。
似てねえのはあんな蓮っ葉な喋り方ぐらいか。
[男の銀氷が娘で止まったその理由。
脳裏に過ぎったのは、遠い遠い昔に元素の本質《イデア》を思うがままに操っていた魔女の姿]
…っと。
此処で間違いねえな。
[辿り着いた塔の頂から見下ろす景色は、ただ醜悪の一言に集約される。
自分が掃除した此処に来る際の通り道も、いつの間に再生したのか黒で埋め尽くされ。
魔の気配に反応したのか、心なしか塔の氷が曇ってきているように思えた。]
――蒼月《アスルナ》の御名において。我が詠に応えよ。
真なる創譜を紡ぎし一つの音《メロディア》、今此処に神の理を喚べ――――
[足元の譜から奏でる旋律に合わせ、包帯に隠された左手の甲の銀氷が瞬くかのように光を発する。
放たれた光は真上へ一筋の軌跡を描き、それに包まれて紅色の鍵《コード》が落下してきた。
やがて男に近づくごとに光は弱まり、紅を左手で掴んだ瞬間。
か ち り
ここではない楽章《せかい》と、接続《コネクト》する音がきこえた。]
結鍵《リンク=コード》!
[また求めていた音《かぎ》ではない。
掴まされた経験は何度もあるが、この境界が危うい状況ではあまり引きたくないカード。
舌打ちを一つし、上空を見上げ。そこで異変に気づかれた銀氷は見開かれる。
文字通り――――宙(そら)の一部が破かれていた。
そして、そこから零れ出るものは]
あれは……!?
[確かに人のかたちをした――輪郭から判断すれば女性だろうか、が地上へと落ちる。堕ちる]
――――――!!
[ほんの瞬刻ほど何かを考えた後、頭を振ると足を強く踏み鳴らす。
現れた新たな五線譜が奏でるのは風。
元素《αρχη》を操る力は男にも在るが、その形態は魔法にあらず。
足元を風の渦が取り巻くのを感じれば、堕ち行く輪郭の落下経路へと翔ける《駆ける》――――]
…ッ!
[二本の腕は、堕ちる何者かを受け止めることに成功する。
ふわりと広がる美しい銀髪。
あの門の前で感じた熱さが、一瞬だが再び左眼へと走った]
意識はあるはずねえか。……………?
[そこで、頭を支えている方の手の包帯に真新しい血が付着していることに気づく。
驚いて女性の顔を覗き込み、その頭部に鍵が刺さっているのを見つけると]
*…………何者だ、こいつ?*
おい、トーマス、何が――
[最後まで言いきる前に、トーマスが再度口を割る。
いわく、また悪魔が現れたというのだ]
な……なんだってぇ!?
そいつぁ、まずいな……
[その後、樹海につくや否や、目の前の光景を見て、愕然とする]
[トーマスに下がっていろと言われ、素直に下がる。
塔前での戦いは何とかなったものの、敵の数はさらに多くなっている。
仮に魔法を放てば、魔力が尽きるおそれもある。]
相当、まずいんじゃないかい……これ……
[これでは家に戻れないではないか。どうしたものか]
魔女 パメラは、真銀の聖盾 トーマス を能力(占う)の対象に選びました。
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
― 暁の樹海《ライジングサン・フォレスト》 ―
おンのれえぇ――ッ!!!
雷!
撃!
斬!
[
ザシュッ!
ドガッ!!
ザンッ!!!
]
[ 木々を傷つけぬように悪魔達をなぎ倒していく。
けれど塔前での戦いと違い、まとめて倒す事が出来ない。]
――……キリがねぇ!!!
くそっ……
こんな時、キャスリンのように魔のみを祓う浄化《エクソシスムス》の魔法が使えればな……!!!
[ 聖《セイント》魔法を得意としていた先輩の七龍騎士を思い出しぼやく。
しかしその間にも、魔《イビル》は森を侵食してゆく。]
……無いものを強請っても仕方が無いな。
ひとまず、君の家までの安全な道《ルート》を確保するのが先だ。
魔法力の回復薬《エレメンタル》なんかも有るんだろう?
パメラ、家の方角を教えてくれ。
[ 方角を示されれば、その方向へ突進し、]
うおおおぉぉおッ!!!!
[ 行く手を阻む悪魔達を*斬り捨てていく*]
/*
相方は殿下《マスター》とにゃんにゃん中だし助けは求められないのでディーター《おうじさま》が颯爽と助けに現れるのに期待する(キリッ
/*
>■現在地:ゼメオン
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
ゼメオン場所かよwwwwwwwwwwwwwwwwww
/*
そういや表ログ以外は/**/付きで中身発言自由なのか。
つまり共鳴ログも一応は中身発言おk、と。
役職予想なんかの時に使うかもな。誰に投票するべきとか。
/*
俺空気読めないから特にこういう慣れない構成の村だと相談できる相手が欲しくてなー……
それもあっての共鳴希望だった。
赤側でもよかったんだがそれぞれ枠が1つしかないから弾かれる可能性はこっちより高かったろうし。
/*
雷!ざしゅ
撃!どが
斬!ざん
……WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
トーマスいい邪気だWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
/*
所でずっと思ってたんだけどさWWWWWWWWWW
この村光と闇の比率が案外闇に傾いてるWWWWWW
つーか狼側だれWWWWWWWWWWWWWWWWW
WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
村側のツラ被った狼側おおすぎだろWWWWWWWW
WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
年-樵で残り守・占・媒WWWWWWWWWWWWWW
オーリキャルクだしてきたってのを信じるならマスターは赤かと思ったけど村だWWWWWWWWWWWWWWWW
虚無は確定赤だとしてWWWWWWWWWWWWWW
WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
ニコラスもありゃ絶対善玉のツラした黒幕WWWWW
WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
ジムゾン主従はきなくさいしWWWWWWWWWWW
WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
パメラとディーターは様子見必要WWWWWWWWW
WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
/*外れ前提で現時点での内訳予想してみようWWWW
WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
年-樵=鳴 青=占(媒?観測結果使いそう) 虚=首(ハマり役) 旅=白(ハマり役) 書=魔(娘よりこっちのがありえそう) 娘=守(回復で助けそう) 者=媒……? 兵=C狂 神=信(不明瞭)
つーか赤組の殆どが弾かれなんじゃないだろうかって僕思うんだよWWWWWWWWWWWWWWWWWW
WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
全く展開がよめねえWWWWWWWWWWWWWWW
WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
黒幕だれWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
―三栖門市外 ビルの屋上―
[運命《記譜》に穿ち刻み込んだ奏手標《プログラム》。
それに従い、悪魔達は悲しくも哀れに(con amarezza)町並み共々崩れ去っていく。]
観測した運命《記譜》。
"何もない"その場所を改竄する。
それは、とても容易い――けど、根本的解決にはならない。
[奏手標《プログラム》の光《指示》内に在ったものは全て崩れ、灰褐色の砂地が出来上がる。
それもすぐに周囲から湧き出る黒い悪魔によって覆われる。
世界《シンフォニア》全体に奏手標《プログラム》を記せば別であろうが、それは終焉をただ加速にさせるだけ。]
[観測者の白亜の片目がそれを捉える。
同時、携帯電話《Norn record》もまた曲を奏でる。]
……金の眼《ノヴレス》……ペーター……。
【そうか、目覚めたか。】
[――カチリ
左眼の中で解鍵《アクセス=コード》がまた廻る。]
……。
ペーター、僕の選択は正しいと思うかい?
[ソレ《αἰών》を観測(み)ていた観測者の眼は僅か揺れ。
『少年』を*見下ろした。*]
なんだって良いよ。
[加減を思い出して、腕の力を緩めながら
頭二つ程は高い主《マスター》の顔を見上げて、無邪気に笑う]
殿下《マスター》の傍に居る事。
其れだけが僕達眼《アイ》の存在意義《レーゾンテートル》だもん。
殿下《マスター》が危ない道を選ぶなら僕が護ります。
殿下《マスター》が間違えた道を選ぶなら僕が正します。
殿下《マスター》と一緒に居れる事が、僕達に取って一番嬉しい。
――だから傍に居させて。
僕は殿下《マスター》の……
護器《ガーディアン》です。
……荘厳なる写し身《ブフス・アイオン》の訪れに、もう我慢できなくなっちゃった。
僕、早く殿下《マスター》に逢いたかったんだよ。
――ダメ……でした……?
[ただ、写し身《αἰών》に眼を向ける主《マスター》の視線に気付き。
何かあるのだろうかと、少しだけ不安げに問いかけた**]
/*
あーこれヨアヒム闇側だとペーター悪堕ちフラグ?
陣営は光側だし堕ちないで欲しいんだが、俺が頑張って軌道修正させるっきゃないのか。
むりです/(^o^)\wwwwwwwwwwwwwwww
/*
頭ぱーん\(^o^)/
僕らは真なる世界《ιδέα》目指せばいいんだよね、たぶん。
どんな暗黒世界なんだよ、それはwww
―在りし日の記憶《Old record》―
何故だ!
何故私から"改竄"の力を奪う!
世界《シンフォニア》の運命《未来》を改竄することのなにが悪い!
我が国《ルミナーズ・エンパイア》をマフレスの先へと残したいとするのが何が悪い!
[押さえた右の眼。
喪われた片眼からは赤がとめどめなく流れ出す。
ソレが最初の改竄者の最後の記憶《Old record》]
[古き記憶《Old record》を想う。
力を得たが故に奪われた片目。
運命《未来》を左右するほどの、個人には強すぎた力。
持った《奪われた》力はあまりに大きく。
封ぜられ、長らく龍神王の管理下に置かれることになった。]
ありがとう、ペーター。
心は決まった。
[くしゃりと『少年』のその髪を撫でる。]
僕はマフレスの先を目指す。
その道について来い。
ただ、君が見てその道が間違っていたら、止めて欲しい。
[ちかちかと携帯電話《Norn record》が白亜の光を放つ。]
【情報改竄
《Norn record》へ封されし至尊の眼《オヴセルヴァス》開放
真の器たるヨアヒム=サンジェルマンへ変換】
[残る右の琥珀の色が失せ、白亜へと染まる。
此処に至尊の眼《オヴセルヴァス》は蘇った。]
/*
ヨアヒムは正気は持ってるけど闇側へ行っちゃう系っぽいな。
でも止めて欲しいって事はペーターが光側の場合に引き込む心算は無い宣言と取って良さそうかな。
ペーターが自分の意思で闇へ行っちゃった時は……どうするかな、俺は絶対闇へ行けないし/(^o^)\
/*
割と本気で何喋ったらいいかわからない。
どう動いたら物語の本筋から外れないのだろうか。
いや邪気だから外れたっていいんだろうけどなんていうかなーうーん
― 凍鏡塔 ―
[意識ないままおちたとしても、胸元の蒼い光で出来た眼は閉じられる事なく開いたままだった。
『兵器』の血は、銀髪を彩る小さき宝石のよう。
睫毛が震え。
銀の双眸がすいと開かれれば、銀氷色の隻眼と出逢う。]
ふっ、ぁ……ぃ、たぁ… ぃ
[抱えられたまま、手を伸ばした先は赤鍵《アルカナ・シール・コード》
鍵の柄の先端に指をかければ、く、と引き抜こうとした。]
[ 音が響く ]
[ しかし ]
[ 歪む音 ]
[ その響きは―― ]
――歪んだ空気の中では、歪んだ音しか響きませんね?
[写し身《影》は、微笑む]
[双眸から流れる涙を指で拭いながら。]
この彩魂《ルミナーズ・ジェム》は、
汝(なれ)のものだよ――――――…。
[光の尾を引いて、空色と若草色の眼核《セプト・アイ》がふわりと、ゼメオンの周囲を舞う。―光の尾は、交差し合う。―]
歌《全ての世界》は、
我が封印された時のまま、
あの《最悪の刻》から、
廻り続けているのだね―――――…
欠けたるものを生み出す為に自ら倦み出して――――…
汝は、旋律《うんめい》を信じる?
それとも、抗う?
[うたうように問いかける。]
疾く、軽くあれ写し身よ。
――完全なる空気の正八面体《オクタヘドロン》
[ふっ、と一瞬空中に浮かぶように写し身は静止し]
受け止めなさい、完全なる底面の正方形《スクエア》
[その足は空中に現れし、不可視の床面を踏む。
否、本質《イデア》視る力の持ち主であれば、その存在にも気付くだろう。
しかし真横からではどうやっても不可能だ。
正方形の力場の厚さは零――完全なる、二次元]
― その少し前 ―
邪魔だ!離れろ!
[必死になって悪魔たちを払う。だが悪魔の攻撃は止まず、杖はおろか自身の腕にまで傷がついてしまう。]
まずい……!
[重傷には至らなかったが、傷から血が滲み始めていた]
悪魔ども……こんなところにまで現れおって……
[愚痴っても仕方ない事は分かっているのだが]
― “混沌” ―
[ 彼方の銀河《ギャラクス》に、“それ”はあった。
混沌《カオス》の権化
全てを無に還す“虚無”とは対を成す存在であり、
カオスの宿敵だった。
――――けれど、]
[ “虚無”をはじめて“目にした”とき、
黒と、白と、銀の、
あまりの美しさに、
“混沌”は心を奪われて、]
……そなたの望むものを……
“虚無”を捧げよう。
我は世界《シンフォニア》に巣食う者共を暗黒の扉《イビルゲート》へ飲み込み、虚無へと還そう。
そしてそれが叶ったときこそ――
― 死獄《しこく》 ―
もうすぐ……
もうすぐ……
もうすぐ……
もうすぐだ……
すべてが無に還る日は近い。
創造者《クレアトール》よ。我が何の策も無しに天界を攻めたと思ったか?
――……そなたが眠らせたのは我の分身《かげ》よ。
それでも、冥界《ニブルヘル》に残していた本体《われ》にも負担《ダメージ》を与えるのだから、大したものだ。
[ 眠り、戦う力を喪った分身《かげ》に、もう用は無い。
黒水晶《ダーククリスタル》を握り潰せば、天界へ攻め入らせていた分身《かげ》が消え失せた。]
……暫くは動けぬか。創造者《クレアトール》め……
まぁ、良い。
黒昌輝妃《ブラックリリースター》の奴も動いておろう。
奴らが潰し合っている間に、我は“魔”を回復していれば良いのだ。
待っていろ、世界《シンフォニア》。
待っていろ、“虚無”。
くくっ……ははははは……!!!
[ 死獄の奥深く――地底の冥界《ニブルヘル》で、混沌《カオス》は高らかに*嗤う*]
― 意識《げんじつ》と無意識《ゆめ》の狭間 ―
[パメラはいまだ悩んでいた。この非常事態を前に――
ヒトはこの世界で、規模の大小を問わず様々な争いを繰り広げてきた。
実に多くの血が、この世界を汚してきた。
争いはまた世の中を退廃させ、ヒトを狂わせ、文明や文化を壊した。
別の世界でも、あたいたちとはまた違った者たちが、争いを繰り広げてきたかもしれない。もしくは現在進行形で――
あらゆる争いから彼らを解放したいというのが、あたいの願い。
でも、この不幸かつ醜い行いにより、浄化できぬほどに汚れた世界は。
人々を永遠に苦しめる争いだらけの世界は。
維持されるべきなのか――?]
[でも、この世界あってこそのあたいたちの命なのも、また事実。
だって、世界が創造されなければ、あたいたちはここに存在していなかったのだから。
あたいは、どうすればいい?
わからねえ……わからねえよ……]
― パメラの家へ向かう途中 ―
大丈夫か、パメラッ!!
もう少しだ!!
[ 西へ。西へ。
悪魔《イビル》達も娘の方が打たれ弱いと踏んでいるのか、積極的に彼女を狙ってくる。]
ええいッ!
どけ!どけェッ!!
[ まだ距離はあるが、家らしきものは見えてきた。
傷付いたパメラを小脇に抱え、戦斧を盾代わりにしながら突き進む。]
――着いたぞ!
中からは邪悪な気配《エナジー》を感じんから、恐らく入られていないとは思うが……
[ パメラを家の前で降ろし、周りを取り囲む悪魔達と*睨み合う*]
― パメラの家前 ―
[歩幅の距離を置いて発言させた正方形《スクエア》を足場に、螺旋を描くが如く昇って行く。
やがて高さ《z軸》はヨアヒム、ペーターと同値に至る]
ここに居ましたか――《editor》。
[二人の間に割り込む無粋はしないが、観測《視線》を感じれば僅か微笑み]
美事な奏手標《プログラム》です。
世界《シンフォニア》を改竄する《editor》の力――
それを持ってしても、この状況が限界だったのですね。
[微かに眉を下げるが、笑顔を崩す事はない。
無論、《αἰών》は知っている。
運命《未来》を改竄する力を思うがままに振るえば、奏手標《プログラム》は正常に起動しなくなり、
やがて与えられた運命《未来》以上の破滅を世界《シンフォニア》に齎す事を]
ペーターを連れてきてくれたのはありがたいけれど、解鍵《アクセス=コード》は渡せないよ。
現状、片目を奪うくらいの方法でしか取り出せないからね。
マフレスの先を望む僕としては、貴方と利害は一致していると思うし、敵対はしたくないのだけれど。
[敵意は見せず、まっすぐとその存在を観測(み)する。]
/*
よくあることとか言いつつ初邪気だけどな!
しかし俺他の人の無茶振りは拾えないくせに無茶振りしすぎである。ばかなの?しぬの?
ふふ。
全てを捧げ、委ねる気はないと――そういう事ですね。
いえ、間違っておりませんよ。貴方にも貴方の意志があって然るべきです。
しかし――
[まっすぐと観測(み)る視線をやんわりと受け止め。
本質《イデア》を視る瞳で見返して]
私心ある者には扱えぬその力。
貴方は、如何にして扱うつもりです?
― 自宅前 ―
何とか、着いたな。それに、まだ荒らされてなくてほっとしたぞ。
しかし、まさかあたいが怪我してしまうとは……不覚だ。
でも、お前さんには助けられたよ。礼を言おう。
怪我は自力で治せるから大丈夫だ。
[トーマスの陰に身を隠し、服の袖をまくる。そして持っていた薬の小瓶を開け、中の液体を傷口に塗った]
/*
>幻鉱彩光弓《オーリキャルク・ルミナスボウ》
ヨアヒムさんかっけー!!!
俺なんかトーマスだからトマホークでいいよとかそんな適当さなのに。
/* というか皆、序盤からかっ飛ばして大丈夫かwwwwwwwwww
後半までパワー持つのかと問いたい!小一時間ほど!wwwwwwwwww */
/*
で
俺なんか間違えたかなwwww
もう1人囁けるの居るはずだよねwwwwwwww
設定が固まらねえ。どうしようか。
[ やはり苦しい状況に変わりはない。
悪魔《イビル》達と睨み合っていると――]
……!?
[ 幻鉱戦斧《オーリキャルク・トマホーク》が輝きを増す。]
――――これは!?
[ 幻鉱の“向こう”で何かが起きている?
だが――]
そんな事よりも――好機《チャンス》だ!
聖光《ひかり》よ!魔の者どもを浄化せよ!!
[ 聖なる波動《ホーリーウェイブ》が、樹海を傷付ける事なく悪魔《イビル》達を照らし、銀の砂へと変容させる――*]
/*
3日目かwwwwwwww
それまで潜伏かwwwwwwwwおkwwwwwwww
初回襲撃は誰かに譲ろうwwwwwwww
/*
パメラもなんなんだろうなあ。
皆赤く見えてきたぞう。
というかトーマスwwww
幻鉱の“向こう”で何があったのwwwww
僕の武器のせいなの?仲間が居たとかそんな感じ?
――自らの帝国を、理想郷《ιδέα》に。
それが貴方の選択。
[微笑みが消え、スゥと目を細める]
――理解りました。ならば私も協力をお約束しましょう。
まずは暗黒の扉《イビルゲート》を――この世界に巣食う闇を閉ざさねば。
― ??? ―
[とある物陰。空間が裂け、粉雪が舞う。
雪は女の姿を再び形どり、そして裂け目はまた何事もなかったかのように閉じて消えた。
そこが人気のない場所で、女を見る者の姿がなかったことは、幸いだろう。誰も彼女が現れて、悲鳴を上げたりすることもなかった。]
どこよ、ここ。
[独りごちる。基本的に、転移の座標は指定できない。書架《イニシア》のいくままされるがままに、女は世界《シンフォニア》を廻る。]
まあ、何かあるでしょう。あんたの行く先は信用してるのよ。
[それだけ言って、歩き出す。少し先を見やれば、蒼い鏡の塔が見えた気がした。]
フッ――
["影"にその表情を落とさぬまま、其れは嗤う]
やはり、素直に明け渡すつもりはないようですね。
さすがに幾つもの世界を知る観測者、賢明である。
しかし、世界《シンフォニア》を成り立たせる柱は其れ一つではありません。
[写し身の眼が、凍鏡塔《アイシクルミラー・タワー》を視る。
天を貫くかの如く、暗黒《イビル》の中に在っても光放つ塔]
天界――其処が貴方の居場所でしたね。
偽りの神――創造者《クレアトール》。
――本当は、あそこで別れるべきじゃあなかったんでしょうね。
[嘆息。主に自分に向けて。
空白の書架《イニシア・ブランシア》に浮かぶ古代呪は、自ら選んで読み上げるわけではない。その時、その時に際して、真白い頁に呪言が描かれる。女は、それを唯読むに過ぎない。
それ故に、空白の書架《イニシア・ブランシア》が行ったものは信用に価すると、経験則上女は感じていた。
が、先はそれに従わず。出会った青年とも少年とも別れ、降り立った神殿すら検分せずに立ち去った。
それだけ、フェルゼンシュタインの名を記憶する土地には触れていたくなかったのだ。
断ち切ったはずのもの。それでも、付いて回るもの。]
/*
うーむ……
邪気は通常のRP村以上にわけのわからん無茶振りが容赦なく来るから、回収能力がより大事な気がしてきた。
そして回収大の苦手な俺。
/*
いやん……私プラトニックなの。
まあそれはいいとして、擦り合わせとか必要かなーと。
私一人でぶっ飛ばしてない? 大丈夫かな?
/*
ぶっちゃけ俺は弾かれ首ナッシンなんで、
ノープランもノープランよwwww
てけとーに合わせられるからおけおけ。
どんどん飛んでくがよいよ。
― 凍鏡塔《アイシクルミラー・タワー》付近 ―
ギィィィ――― ……ン
……っ!?
[共鳴する。重い音が頭の中で響く。
義眼《ルミエール・アイ》がヂカヂカと金の閃光を発している。]
/*
えっそうなんだ>弾かれ
じゃあこっちがLWのつもりで動いた方がいいかな。
勿論地上の動き次第な所もあるけど。
極海道と鏡都……あと、静寂の丘はダメだな。
切り離した方が、時間を稼げる。
【彼の地に終止を(inganno)】
[【弓に白亜の矢《奏手標》が出現する。】
狙うのは至尊の眼《オヴセルヴァス》が観測した完全に闇に支配された地。
完全ではない局地的な、偽り終止(inganno)をその地に与える矢《奏手標》。]
……一体、何があったんだ?
だが――
君にとってはとても幸福《しあわせ》な事があったのだろう。
そしてその波動が聖なる光となって、俺を助けてくれた。
感謝しよう――“ ”。
[ 悪魔達が消滅した森と戦斧を交互に眺めて、幻鉱《オーリキャルク》の“向こう”へ感謝の意を表した。
それから間もなくして――]
偽り終止(inganno)――
それが貴方の、一手。
[三つの矢の行く先を眺めた後、ヨアヒム、ペーターに向けて]
一先ず、此処は貴方たちに任せます。
私にも、打たねばならぬ手がありますので。
[悠々と一礼して見せると、その体はくるりと方向を転ずる。
視界の正面に、聳え立つ光の柱――凍鏡塔《アイシクルミラー・タワー》]
では。
[片手の掌に空気の概念《イデア》。
そして写し身は、見えぬ足場を翔けた]
――C→Cis《Des》――
[ 始まりのC ]
[ ずれてゆく音律 ]
[ 終点を越え
また始まりを迎え
ぐるり廻って元通り ]
――貴方が全てを受け止めてくれる事を望みますよ、ヨアヒム。
例え理想郷《ιδέα》の地に、貴方が存在し得なかったとしても。
[偽り終止(inganno)。
彼の放った《奏手標》]
しかしそれでは――手緩いのです。
[ finaleとda=capoの一音、
紡ぐのは何時の時代《マフレス》でも
使徒の指。
創世と葬世の鍵盤《Seele Klaviatur》 ]
[ すべての音が歪み朽ちた事は一度たりともない ]
[ どの楽章も、其処へ至る前に終焉を迎えてきた ]
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