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[ 翼は未だ再生しないが、一先ず体力だけは回復した。]
『 ヨアヒム。俺は今一度、あの塔へ向かう。
世話になった。
縁があれば、また何処かで逢おう!』
[ そう念波を残し、男は得物を携えて保健室を後にする、
が――]
― 三栖門学園保健室外《ろうか》 ―
……そういえば、此処……三栖門学園とは“どこ”なんだ?
[ 空間移動の能力も、翼も持たぬ男は*立ち尽くす*]
― →樹海の中 ―
[パメラは再び、樹海《フォレスト》の中を行く]
くぅ、樹海も暗くなっちまった……
そうだ。こいつをこうすれば……
[心を静め、詠唱を開始する]
四大を成す火の力、今しばしの間、この闇もろとも輪が行く道を照らせ――
導きの灯火《ライティング・フレア》――
[するとどうだろう。指先から小さな火が現れ、パメラの周囲を照らし始めたではないか。
――森の草木を燃やす心配も、ない]
これで、何とか森を抜けられそうだな……
――して、他の場所もとんでもないことになったりしてなけりゃあ、いいんだが。
[嫌な予感は、少しずつ膨れ上がっていた。
だが今は、この森を抜ける事が*先である*]
―【暁の樹海《ライジングサン・フォレスト》】―
[トン、と柔らかな地に、屋上から飛び降りた観測者は着地した。
天を漆黒に覆われながらもこの森の木々は暁色。
薄暗い森、見回す琥珀は光を捉える。]
暁の魔女?
[記憶《Record》に記された癒しの力を持つという魔女。]
[大鏡が映すのは闇色の影と一人の男。
やがて、創世と葬世の鍵盤《Seele Klaviatur》の黒鍵――最期の音が聖堂内に響き、やがて消える>>90]
………………。
[禍環ノ奏手。
主の神《シンフォニア》を奪い、今も尚在る枷を施した者。
遥か彼方の世界で起こった古の戦い《オーベルテューレ》は、男にとっては数刻前の出来事のように思い起こすことができる。
……主にとっては、数瞬前か。
もしくは那由他の時が過ぎているのかは、闇の中の蒼月からは推し量ることはできない。
続く言葉《Lehre》>>92にも、沈黙を保って耳を傾けるのみ。]
我が主が望まれるなら。
――――奏でて参りましょう。
[自分に加護を与えた白を義体の一部分たる手でとって、その甲に忠誠の証をひとつ。
膝を上げて一礼を終えた瞬間には男の姿は主のもとには無く、大鏡には五線譜が刻まれてゆく。
やがてそれも融けるように無くなれば、*再び元のかたちを取り戻しただろう*]
/*シモンが危険すぎるWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
ジムゾンがマシンガンで肉塊にされちゃってるWWWWWWWWWW
やばいWWWWWやばいWWWWWW
僕も負けてられないWWWWWWWW
/*
そしてジムゾン様が素敵すぎるんだがwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
ありがたやありがたや。
― 忘れられた神殿 ―
[青色のボタンを押した直後。
培養液の排水が開始され、『少年』の体と空気を隔てるものは徐々に無くなっていった]
覚醒《めざめ》ましたか? 被造物よ。
[薄い微笑みと共に、ゆったりと『少年』へ語り掛ける]
殿下《マスター》とは何方か?
世界の運命を託されし、奏者《ソリスト》の名《code》を持つ者ですか?
[『少年』の問いに肯定も否定も返さぬまま、逆に問うた]
/*
奏手《ソリスト》とニコラスの関係ってどうなんだろうな。
というか、ニコラスはこの世界の対立構造の外側に居る気がするんだ。
元々第三陣営っぽい設定ではあるんだけどね…。
[次の瞬間、突如鳴り響くプレリュード。
名も知らぬ相手の問いには]
ああ、いかにも。あたいこそが、この森に居を構える魔女だが。
[何故彼がそれを知っているのか、今の彼女にとって、その答えは謎である。
彼いわく、とある人物の治療を頼みに来たという]
――ぬ?
[己の力を役立てるときが、近くなっているのかもしれない]
――よしきた。で、その人物はどこにいるんだい?
――――ご存じ無いようですね……
"マフレス"の廻ったこの世界では。
――もう、彩光帝国《ルミナーズ・エンパイア》は……"亡い"んですね。
[殿下《マスター》を知らぬ、『少年』を解き放った"来訪者"の言葉
その顔が哀燐の表情を浮かべる]
奏手《ソリスト》……そうですね。
殿下《マスター》はこの世界《シンフォニア》を観測《みわた》す存在。
――殿下《マスター》の至尊の眼《オヴセルヴァス》
それは嘗ての世界《シンフォニア》の奏手標《プログラム》に歴史《プロフィール》を刻みし存在――
"マフレス"を超える程に遠い 遥かな滅び《オーベルテューレ》……
"あの日"に別れを告げてしまった大切な方――
[薄く頬を伝う雫]
["有りえない"雫が、薄汚れた神殿に染み混んだ]
でも、"マフレス"は廻り、殿下《マスター》の魂は還ってきた。
僕は七眼護器《セプトアイ・ガーディアン》の一眼《アイ》として
殿下《マスター》の元へ還らなければなりません。
――改めてお聞きします。
僕に"約束のマフレス"を告げた"特別権限者"
あなたは何れ様ですか?
あなたは 僕を殿下《マスター》へと導いて下さいますか?
[眼前の"来訪者"をじっと、観測す《みつめ》る]
/*
観測《みわた》す存在wwwwww
至尊の眼《オヴセルヴァス》wwwwwww
ペーターwwwwwww
やばいやばい僕、邪気れてる気がしないよwww
唯一の一般人だもんね、仕方ない。
/*現在の参加者を見たらどっからどうみても殿下《マスター》はヨアヒム一択だったwwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
そんな訳で勢いよくヨアヒム御指名したよwwwww
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
[魔女の口調に琥珀を少しばかり瞬く。
鳴り響く着信音《プレリュード》は一層高らかに。]
話が早くて助かるよ。
その人は凍鏡塔《アイシクルミラー・タワー》に行くとそう言っていた。
此処からだとかなり遠いから、少し急ぎたいな。
天界に近いが故に深淵の王の流す、漆黒の血《穢れ》があの地を包むのも早い。
[当の人物――龍騎士が道に迷っている事には思い至らない。
観測者が移動に困らぬ故の失念。]
――……?
あれは!!!
[ 遠く離れた場所から、漆黒の空へ伸びる青白い柱《ひかり》。
龍眼《ドラグーンアイ》をじっと凝らせば、其れは凍鏡塔《アイシクルミラー・タワー》が集めた光を反射し、伸びたもので。]
まさか……龍神王様の御身に何か!?
龍神王様……ゲルト・クレアトール様!!!
[ 廊下の窓から飛び降り、柱《ひかり》を目指して駆け出す*]
― 三栖門学園→凍鏡塔《アイシクルミラー・タワー》へ ―
[話によれば、凍鏡塔《アイシクルミラー・タワー》と呼ばれる場所に、その人物が向かっているという]
なるほど、な。では、会ってみるとしようか。
[相手の話に乗ることにしたのだった。
深淵の王という言葉《キーワード》を聞き、一瞬「まさか」と思うも、すぐに考えを切り替える。
まず、その人物に*会ってみなければ――*]
/*
ところで、ペーターの殿下《マスター》ってやっぱり…いや、気のせいだよね。
僕自身の発言でさえ何言っているか理解できてないのにwww
[以下無限の芝]
[伸ばした手を引き戻すと、両腕を広げて見せる。
『少年』を、世界を、全てを包み込まんとするかの如くに]
私はニコラス=アイオーン。
真なる世界《ιδέα》からの来訪者にして、真なる神の写し身《αἰών》。
七眼護器《セプトアイ・ガーディアン》の一眼《アイ》よ。
貴方を殿下《マスター》の元へと導きましょう。
[其の瞳で、『少年』の瞳を見詰める。
合わせ鏡の如く交錯する視線]
――その眼で真実を見詰めなさい。
/*……WWWWWWWWWWWWWWWWW
スケールでっけえええええWWWWWWWWWWWWW
WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
……《ιδέα》……《αἰών》……
["荘厳なる写し身"。
その言葉を認識した『少年』にもまた、理解の表情が浮かんだ]
…………そういう事ですか。
――確かに。貴方なら、殿下《マスター》に次ぐ程の"権限"を有しています。
貴方程の方が来られたと言う事は。
世界《シンフォニア》は、僕と言う存在ですら必要とされて居るのですね……?
[そして合わせ鏡の如くに交差する視線。
然し、己が眼を映し込むその瞳は、『少年』を丸ごと引き込む存在に満ち溢れて
暫く茫然とその瞳を眺めていた少年は、その場で恭しく膝を折る]
改めて御紹介させて頂きます。
――僕は七眼護器《セプトアイ・ガーディアン》が第二席 『金の眼《ノヴレス》』
『V.S.R.G.A(可変式七連魔導守護兵器)』 コード『ΠυτЙρ=Sept-U』
略称はペーター。
《黄金剣-ノヴレス・ガイア-》のペーター。
――以後良しなに御願いします。荘厳なる写し身《ブフス・アイオン》……
["彼"を迷わず尊称で呼び、深々を頭を垂れるのであった]
ありがとう。
とりあえずこの森を抜け……。
……――!?
[着信音が変わる。
天(そら)へと奏で上げられる悲壮曲《パテティーク》
琥珀の瞳は遥か遠く、凍鏡塔《アイシクルミラー・タワー》より空へと伸びる光を観測(み)る。]
暗黒の扉《イビルゲート》が開く……!
そんな馬鹿なっ!
僕の"観測"よりも早いっ!
[魔女を振り返る。
彼女を連れての位置情報変更は不可能。]
ごめんっ
ちょっと危ないかもしれない…!
[ぽぅと光灯すは携帯の小さな画面《ディスプレイ》
操作をすれば、あらかじめ保存してあった術式が展開されていく。
力持たない人の身で幾ら術式を展開しようと発動はしないはずであるが、【画面《ディスプレイ》は凍鏡塔《アイシクルミラー・タワー》を映し出し。
パァァッ
眩い光が樹海にも迫りくる漆黒を一瞬、弾き。
光に包まれた二人の姿を凍鏡塔《アイシクルミラー・タワー》の元へと飛ばす。】]
<……マ……スよ……
きこ……るか……?
奴の魔……の回復が
思っ……以上……早……
……私は眠りの秘法《ララバイ》を用い、
奴と共に万年の眠りに就く心算だ。>
!?
……そんな!
どうかお考え直し下さい!!
[ 凍鏡塔《アイシクルミラー・タワー》との距離が縮まれば、龍神王の念波《こえ》は段々はっきりと届く様に。]
―凍鏡塔《アイシクルミラー・タワー》―
[発動しない筈の術式を"発動した"と修正し、そこに立つ。
曇天――漆黒に覆われた天(そら)が堕ちるのを支えるが如く、永遠なる凍鏡《アイシクルミラー》は空へと光を伸ばす。]
トーマスさんっ!?
[姿を探すが見つけられない。
未だ辿り着いていないとは知らぬ事。]
― 封印の場−次元門 ―
[虚無は虚無として在る。
世界を虚無へ還す虚無。
幾つもの幾つもの世界を、存在を、
終焉ではなく虚無へと還してきた。
しかし。
神々に捕らわれ、
闇の神に、幾百億の智を、
光の神に、愛を与えられ、
”自我”を得た。]
王よ!
貴方は古の戦《オーベルテューレ》で一度、お命を削って秘法《ララバイ》を使われている!
二度も使おうものなら、貴方様の寿命が……!!
私が直ぐに、優れた戦士《ヴァーチュオーソー》と幻鉱の神器《タクト》を見つけ出し、貴方様の元へ参ります。
ですからどうか、今少しだけ――
[光の神と闇の神と共に、
神々が住まう場で過ごした事はあれど、
最悪の刻、光の神”――”が喪われし刻―――――。
闇の神は、片割れを喪い、狂い、堕ちた。
虚無もまた、彼らとの穏やかなる生活を喪った。]
<もはや、時間《とき》は残されておらぬ。
……なに。私が命を落とそうとも、
そなたが――否、そなたらが奴を打ち倒し、
“虚無”を防ぐ事が出来れば。
私もいずれ、世界のどこかへ転生できよう。
だから――
後は頼んだぞ――マテウスよ!>
……王――――――!!!!!
[ 男の真名を最後に、龍神王の念波は途絶え。
そして柱《ひかり》は、消える*]
/*
長々と考えてた割に、文章にしたら短かった。
うーん、闇側想定のつもりが、微妙な立ち位置に…
(まあ本人は「善」と思ってるキャラなのでいいのだが)
[神々は、二柱を神々の座から喪った事により、
虚無を重き封印にかける事を決定する。
百億の鎖、紅茶、赤い鍵。
封印を為され、虚無は此処に在る。]
/*
虚無さん赤陣営だとすると、目指す方向が全然違う気がする。
(というか設定が食い違うか?)
赤ログ内敵対ルートか。
もしくはビジネスライクな協力関係?
【速報 ΠυτЙρ=Sept-U 起動】
[観測者の手の中。
携帯《Norn record》の画面がちかちかと明滅する。
受信を示す画面に浮かぶのは眼の文様。
それが至尊の眼《オヴセルヴァス》を示すことを、観測者は*知らぬ。*]
/*
殿下って誰だよ……。
ペーター達に会うまでにその存在を理解しておかないとなあ。
一番理解すべきなのは自分の存在だけd
/*
みんなCSS何使ってるんだwwwwwwww
ものっそい眼痛いwwwwwwww
ものっそい眼痛いよwwwwwwww
色wwwwwwww
― 凍鏡塔《アイシクルミラー・タワー》 ―
[ 天空《そら》から光の粒《ララバイ》が降り注ぐ。
それは龍神王の秘法《うた》であり、生命であり――……]
……ヨアヒム……
君も、来ていたのか……。
[ やっとの思いで辿り着いた塔の前には、青年と見慣れぬ娘。
青年の表情を見れば>>140、事を総て把握している様で。]
……龍神王様が、お眠りになられた。
カオスと共に……な。
……奴が眠っている間に、集めねば。
[ 男は気付いていない。
開きかけた暗黒の扉《イビルゲート》は閉じられ、天空を覆う漆黒の勢いは緩やかになっているものの――
漆黒が、*消えた訳ではない事に*]
はい。お任せください。
荘厳なる写し身《ブフス・アイオン》への便宜の助力。
これは僕達七眼護器《セプトアイ・ガーディアン》に、製作当初から設定されて居る事項です。
兎も角、殿下《マスター》と再会する。
それまでは、恐れながら貴方に付き従わせて頂きます。
[そして、写し身《アイオン》に従う様、『ペーター』は陽光の下に足を踏み出す。
――漆黒に遮られた 陽光の下を]
― その頃 ―
――なに?
"奴"の手に『秘匿の鍵《サイファー・コード》』が渡った……と?
……何楽章だ。
あぁ……いい。どこでも良い。
"深淵"は"眠りの神"を道連れにさせる。
今これにて最悪の邪魔者は消え去るだろう――
―― "混迷"に伝えろ
"深淵"の眠る"楽章"を基点とする。
……"鬼神連隊《ディアブロ・リーパス》"の全構成員を向かわせろ。
世界《シンフォニア》全ての人間《ヒュウマ》を贄に捧げて見せろ。
黒の空を鮮血と殺戮の紅に塗り替えて見せろ。
そうでしたか。それは心強い。
此度のような異常事態《イレギュラー》を除けば、アイオーンを観測出来る者はごく僅かしかいないのですが。
[其の言葉は、七眼護器《セプトアイ・ガーディアン》の制作者を賞賛しているようであった]
ええ。それでは。
[少年と共に、神殿の外へ歩み出る。
陽光は、先程よりも尚昏く。
写し身が浮かべるは険しき表情]
これは――
暗黒の扉《イビルゲート》は、予想以上の早さで開かれていたようです。
これでは、より終焉《フィナーレ》の刻も早まる事でしょう。
急ぎましょう。
世界の特異点、三つの栖む門繋ぐ地へ。
[そうして歩み出そうとしたその時だった。
黒き魔が、世界を蹂躙し始めたのは――]
[赤い鍵は、虚無の頭に刺さったまま、
互い違いにゆるゆると回転を続ける。
一つの鍵の長さは手の平の長さ程、太さは1cm程だった。
一つの鍵にて、力の半分を抑えられ。
二つと三つの鍵にて、完全ではないにせよ力は封じられ。
四つの鍵にて、抵抗の意識はあるも。
五つの鍵にて、意識はあるが為すがまま。
六つ。意識はなく。此れにより完全な封印と為さん。]
そうでしょうね。
この"神殿"を建築されたのも、製作者《プロフェッサー》です。
この地には、殿下《マスター》か貴方の様な"特別権限者"以外の立ち入りを禁ずる仕組みも施されて居ました。
[製作者を褒める様な写し身《アイオン》の口振りに対して、少しばかりは誇らしげであったが、それ以上の感情がある訳でも無い様だった。
そして神殿の外。
記録《メモリー》にあるソレよりも遥かに昏い陽光は、けして太陽の所為ではなく]
暗黒の扉《イビルゲート》。
情報機関《データベース》で以前認識はした事があります。
実物を目視したのは初めてです。
――世界の特異点……
三つの栖む門繋ぐ地?
[思考。
暫く少年らしい仕草で考え込んで居たがやがて諦め]
……申し訳ありません。
僕の情報機関《データベース》には、"マフレス"が廻る以前の世界《シンフォニア》の情報しか。
殿下《マスター》に逢って情報請求《アクセス》の並列を為せば解決可能ですが。
――移動方式は如何されますか?
生憎ながら、この世界《シンフォニア》の地形について、情報請求《アクセス》しなければ空間の移動は不可となってますが。
それ以下の方式なら――
[その時に。
殺戮の黒が溢れ出した]
やはり――直接この地へアクセス出来る者でなくては、ここへは辿り着けないのですね。
[ペーター>>150の口調からは、微かに誇らしげなものが伝わって来た]
――暗黒の扉《イビルゲート》は、終焉を迎えつつある世界の、綻びの一つに過ぎません。
しかし、綻びは何も其れだけでなく。
時に、被造物《ヒュウマ》が希望とか、奇蹟と呼ぶようなものをも齎すのです。
故に、此度の"マフレス"を突破するに辺り最重要点となるかと。
[そう言ってペーターの表情を見る]
そう、至尊の眼《オヴセルヴァス》ならば、必ずやその地へと赴くでしょう。
[そして、移動手段を模索しようとした矢先。
溢れ出すかのように、黒き悪魔が出現する]
――不完全な。
[黒き魔を見据えて、呟く]
このようなモノの侵入を許すなど――やはり、この世界《シンフォニア》はまだ、理想郷《ιδέα》には程遠いか。
[嘆かわしいとでもいうように首を振ると、ペーターの方を見て]
七眼護器《セプトアイ・ガーディアン》は、これらの存在を許すのですか?
[どこか試すかのような口調でペーターに問う。
そうしている間にも黒の悪魔たちは、少なくとも肉体は人間《ヒュウマ》である写し身を、獰猛な眼で見詰めていた**]
龍神王ゲルト・クレアトールの秘法《ララバイ》発動を観測。
[琥珀に光の粒《ララバイ》を映すまま、呟き。]
………。
効果範囲が足りない。
二度目の発動により効力が落ちているせいだ。
[光残る琥珀は勢いを減じた漆黒を見上げる。
全てが龍神王と共に眠ったわけではない事を、観測者は正確に観測している。]
なっ……!
[薄らと血の滲む首元を押さえ後退る。
即死さえ避けられれば致命傷を負うことはない。
けれど自力回避出来なければ、僅かな傷を負い続ける事なる。]
……鬼神連隊《ディアブロ・リーパス》……。
龍神王の命《ララバイ》が逆に道標になってる…。
血で終点への道《スコア》を描く気か…――。
[にじり寄る黒き悪魔からじりじりと距離を取る。
僅か震えた手は携帯《Norn record》を*握り締めた。*]
空白の書架《イニシア・ブランシア》。
[手にした革張りの本を開く。一面の白でしかないそれを、目線で追い、指を滑らせ、読み上げる。]
クリアヴィスタ・エクラス・ル・フォン
《 澄 み し 光 の 導 く 道 》――
[口にするのは、古代呪言語。知りうるものは、天にも地にも多く居ないとされたその言葉を、まるで童話を読み聞かせるように、ゆっくりと読んでいく。]
―時空転移《dal segno》―
[並列する世界《シンフォニア》たちを、楽章から楽章へ。
最初は平坦な転移そのものだったが、目的の楽章へ近づく程に様子が異様になっていくことに男は気づく。
――血の色に染まりゆく譜。
歓喜も悲哀も憤怒も希望も絶望も――何もかもが連なって消えていく音。]
っ…終焉加速《プレスト》現象だと!?
俺の見立ての数倍…いや、数十倍の速度だ……。
…………いつものマフレスとは訳が違うってことかよ。
[起点は間違いなく主が告げた“第35733楽章”。
至急最適な着地点《音階》を探ろうとした、刹那]
なッ!?
[常時は流麗な音色を奏でる五線譜に、不協和音《discord》が発生する――]
―封印の場−次元門―
[門の前に落ちている、元は美しかったのだろうが今は無残に砕け散った鏡。
その破片に五線譜が現れ、罅割れた音色を奏でる。
五線譜は破片から破片へ。
男の実体が現れる際に痺れるような小さな痛みが走ったが、むしろこの無理矢理な状態でよく転移できたものだった]
……ここはどこだ?
明らかにそこらの世界《シンフォニア》じゃねえ。
《虚数楽章》か、《永久に喪われし楽章》か…………。
[朝と夜の同居した奇妙な空間を見渡し、黒の微粒が朽ち行く世界の一部分であることを確認する。
次に何か手掛かりはないかと、足元の砕け散った鏡に視線を落とす。
……枠に何か文字のような記号が刻まれているが、既に朽ちており読み解くのは困難。
門の傍まで歩いて行くと、錆びた百億の鎖に封じられた扉が男の前に立ちはだかる。
錆びていれど、その鎖たちの製作者が古き神々、またはそれに匹敵する力を持っていることは見て取れた。]
…………これ程の縛鎖《チェイン》で鎖さないといけねえってことは、向こうにいるのは神話級の邪神か?
[――――その時、眼帯に消えたはずの紅の華が咲いた]
ッ!!
[左眼は加護を受けた時の暖かさを通り越し、熱すら帯びる。
咄嗟に眼帯を右手で覆い、右の銀氷は門を睨みつける]
ジムゾン様のご加護が、なぜ此処で反応を……!?
[自分は以前にここを訪れた?
しかしこのような場所を忘れるはずがない。
……ならば、真の身体を持っていた頃の出来事だろうか。
それとも、門の向こうにいる者を知っているのだろうか。
主ならこの疑問への解を持っているのかもしれないが――――現在の自分には、その記憶《レコード》は、取り出せない。]
チッ……深入りしない方が、いいみたいだな。
あの方から託された使命を果たす方が先だ。
[更に熱を増す左眼の痛みを堪えながら、背を向けずに五線譜を展開する。
やがて訪れた時と同じ罅割れた音色が揺蕩う黒い粒子を揺らし、姿は消失した。]
[男は気づかない。
先の使命の際に手にし、《格納》しておいた白亜の鍵。
転移を行おうとした瞬間に男の元を離れ、門の前へと音もなく転がっていったこと。
やがてそれは暫く経つと浮遊し、錆びた鎖を淡い光で照らし始める。
――――まるで、元あるべき場所に*戻ろうとするかのように*]
それはつまり。
"水際"で巻き返すと言う事でしょうか……?
確かに……綻びとは、尤も可能性の万変する瞬間。
[その時には、思案顔で情報の解析と分析を行っていただろうが
至尊の眼《オヴセルヴァス》の言葉を聞くと、瞳が嬉しそうに輝く]
――!それじゃあ、殿下《マスター》はその場所に……
――っ!!
[その矢先、溢れ出す殺戮の悪魔。
培養液《カプセル》に揺蕩っていた簡素な布服のみであるにも関わらず
写し身《アイオン》を庇う様、左手を横へと突き出す]
……"暗黒《イビル》"に属する者か。
只殺戮を愉しむだけの、知性も殆ど備えない痴れ者が。
狩っても狩っても黒い虫よりも湧いてくる奴等……
下がって居てください。
"消し上げ"ます
[問われるまでもなく、既に瞳は温度と光を失くした視線で黒の悪魔達を見回している。
写し身《アイオン》に引き寄せられる視線を遮る様、立ちはだかり]
---- Code.No...ΠυτЙρ=Sept-U ----
---- Variable Sept Resist Guardian Arms...可変モード作動 ----
[小さな声で、...が読み上げる処理作動の起動。
それに呼応する様に、眩い金色の光がその身体を覆い隠し始める]
---- 共鳴-再生 ----------
.....Resonance Views......Ready?
......Variable rate.......24.6473%....
Heartless Search........Complete/100.0000%
Damage Search........Complete/100.0000%
......Variable rate......69.2539%....
Target Search........Complete/[Black Trash]
Master Search.......Complete/Unique Guest...αἰών......Dedicated Victory...
Variable Count......5...4...3...2...1..........
―― モード《ブレイヴァー》 …… Variable......Go !!
[極光。
光に完全に包まれた兵器の姿を掻き消す]
[光の中から踏み出した時。
鮮やかな緋色に統一された軽装。
鎧の類はその一切が無く、速度に特化された様な真紅の衣服の端が風に揺られる]
[そして、『少年』の腹部。
如何な理論か、そこから覗かせる物は、大きさを覗わせる剣の"柄"
それを勢いよく引き抜く。
姿を見せるのは、『少年』としての体格には明らかに不釣り合いな大太刀。
子供の背丈程あるその大太刀を持つ"右手"を振り抜いたまま。
"可変"の完了を宣言する]
Variable rate.......100.0000%....
.....Resonance Views......Complete...
―― 裂け飛べ !!!
[けして少ない数ではない黒の悪魔達。
その中に微塵の怖れも抱かずに飛び込み、数体を勢いよく斬り捨てる]
音速―― ソニック ブレイドッ!!
[『兵器』としての眼が爛々とした金色に光り輝く。
叫ぶと共に繰り出される剣技は軌跡の残像を視認させる程の音速。
これが今取るその可変形態。
『剣聖《ブレイヴァー》』の力の物]
やっと……!
やっと殿下《マスター》に逢えるんだ――!!
その僕がお前達なんかに負ける訳がないだろ!!
[どうやら先程まで写し身に対していた言葉は、礼儀上だったらしい。
姿が視えなくなる程に囲まれた黒を切り捨て、『少年』らしい外見相応の言葉で啖呵を切る]
今の僕とお前達の違いは……!!
喜びが――あるかないかだぁあああっ!!!
[天高く大上段に振り上げた大太刀に、黄金色の光が集まる。
辺りの大地《ガイア》の気が――
収束!]
ガイア ――
―― スプラッシャーーーーー!!!!!!!
[直線状に、凄まじい勢いで走る大地の奔流《ガイアスプラッシュ》が
文字通りに、黒の悪魔達を『消し上げる』
力尽きた悪魔は、遥か上空に吹き飛ばされ、力尽きたその瞬間、黒の粒子を残して消え去る。
――その奔流が収まる頃。
既に戦闘は終わっていた]
……御怪我はないですか?荘厳なる写し身《ブフス・アイオン》
[大太刀は、身体から引き抜いた時と違い、戦いが終わるを知ると消え去る。
今は既に身体の中に納まっているのだ]
今の奴等は一体……
この場所に湧いてくると言う事は。
この神殿に用があった?
それとも、ただの偶然がこの場所に今の奴等を引き寄せたのか。
[既に先程までの簡素な布服でない。
戦闘が終わって視ると、中々に上等な生地で作られた真紅の剣士服は、『少年』の身体に中々良く映えていた**]
/*
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
(定期的に芝放流中)
― 断章《フラグメント》 ―
[牢。四つの鍵を刺され、天井に設けられた窓枠を見上げる。
がらんどうの牢。差し込むのは窓枠からの明かりと景色。
紫と薔薇の光が差し込む。或いは青空の、或いは星空の景色。
ゆるゆると回る鍵により、絶え間なく体は動き、涙が滲む。
銀色の双眸が動く。牢の扉、覗き窓、誰かの眸と一瞬出逢う。]
― 断章《フラグメント》 ―
[人間《ヒュウマ》で言う所の裁きの間。
鍵を頭に刺されたまま、中央の台に乗せられる。
周囲は外周部に向かうにつれ高くなる同心円状の議会席の様相に近い。囲む神々の声が響き合う。震える体。意味の把握は出来ない。
傍らに立つのは闇色をした神。低く朗々と響く声は力あれり。]
― 断章《フラグメント》 ―
[虚無の禽を空に放ち、悠々と空を舞わせる。
花を摘み、花輪を作れば、禽は肩へと止まり、霧散して消える。
差し出す先は]
― 断章《フラグメント》 ―
[何時かの出来事。力強き白銀の輝きを持つ門。
周囲に浮くは、同じ輝きを持つ鎖。
四つの赤い鍵を刺されたまま運ばれた。
おぞ気の為に涙を零し、―――――手を伸ばす。**]
/*
ななめよみのななめよみくらいしかしてないんだが
これもしや俺が愛に逝かんとあかんか虚無wwwwwwww
だれか拾えよって思ってたのに誰も拾ってないくさいしwwwwwwww
や、可愛いしもべがマーキングしてくれたので逝けるのだけどな。
ほんとなぜ主にされたしwwwwwwww
実はなんたらソリストの方を拾おうとしてたとかいまさらであるwwwwwwww
なっ、そんなに早く……!?
[彼いわく、どうやら暗黒の扉《イビルゲート》が開き始めているらしい。
まずいだろ、そりゃあ――と言う前に、既に周囲の景色は変化していて]
[塔の前についた後、彼が名乗れば]
観測者、とな……どうりで……
[謎は、こうして解けたのであった]
ヨアヒムか、よろしくな。
あたいはパメラ・ヴァン・クラウン。察しの通り、魔女だ。
して、その人物はここに――?
[そこにやってきたのは、見知らぬ龍族の男。彼がその人物らしい。
彼にも名乗ろうとした――次の瞬間だった。悪魔が、ヨアヒムに襲い掛かってきたのだ。]
あぶな――!?
[杖を構え、防御の体勢をとる。悪魔の攻撃が左手の甲をかすり、幸いパメラ自身は軽傷で済んだが、杖の柄に傷がついてしまう]
ヨアヒム。お前さんはぁ下がっていろ!
[現れた悪魔の大群。これらを何とかせねば、安全の確保は難しい。
杖を構えなおし、詠唱を開始する]
四大を成す風の力、刃となりて、かの物どもを排せよ!
[巻き起こる風、それが次第に幾多のの刃へと変化し、パメラの周囲を廻り始める]
[風の刃の弾幕が、悪魔の大群を薙いでいく。
同時に、散り行く黒の悪魔たち。
無事に悪魔たちを退治し、安全が確保されれば]
ヨアヒム!それとそこの者(トーマス)も、大丈夫か!
治療が必要なら、魔法で治すぞ!
[治療するぞと*申し出たのだった*]
[己が加護の遺す、紅い軌跡。
一度途切れた、其れ。]
[蒼月抱く永遠の夜。]
[宵月の使徒。
朝陽を臨むべきではない、が。]
――――……仕方がない。
[ * 闇が、散る。 * ]
暁の魔女?この娘さんがか?
[ 若い娘の風貌は、魔女の概念表象《イメージ》と合致しない。
驚いたように銀の眸で魔女を見詰める。
傷を癒せるかも――青年が謂い掛けたその時。]
――――!?
何奴《だれ》だ!?
[ 禍々しい殺気《黒》に逸早く反応し――]
ヨアヒムッ!
伏せ――
[ 青年へ呼び掛けるが、間に合わず。
黒の悪魔は彼の首の皮を傷つけた。]
カオスの手の者か!?
――しかしこんな形状は、見た事が無い。
それに、カオスは今、眠りに就いている筈……!!
……否、考えている暇は無いな。
[ 背に携えていた戦斧を構え、そして。]
二人とも、下がってい――
[ 指示を出すよりも早く、娘の風刃《まじゅつ》が悪魔達を薙いだ。]
ほう……!
やるじゃあ、ないか!
頼り無さそうなどと思って、悪かったな!
[ 思った以上の強力な魔術《マギア》に、頼もしいとばかりに笑む。
男も負けじと、得物の柄を握り――]
いかずちよ!
魔の者どもに天罰を与え給え!!
[ 漆黒の霧を割り、裁きの雷が幻鉱戦斧《オーリキャルク・トマホーク》に付与される。
そして、]
神罰烈光斬(しんばつれっこうざん)!!!
[ 青白い雷の衝撃波が、悪魔達を薙いで《さばいて》ゆく――!]
[ ――悪魔達が一掃された頃に。
男はヨアヒムに駆け寄る。]
俺は大丈夫だ……
それよりも、彼が危ない!!
魔の力が、首から入り込んだかもしれない!!
治療ならば、ヨアヒムを先に頼む!
[ 青年を支えるようにして、娘の元へ。]
クソッ……
龍神王様のお命が道標だって?
一体、何だって謂うんだ……!!
[ 忌々しげに、未だ晴れぬ漆黒を*睨み付けるのだった*]
/*
あ、
此処でもやっぱりただのルビには《》使わないように心がける。
重要そうなとこだけ。
ジムゾンまじ超絶美形《ハンサム》
世界《シンフォニア》 −第135733楽章−
―三栖門市内―
[スクランブル交差点を黒の斑点たちが侵食する。
恐慌状態となった人間《ヒュウマ》たちが上げる悲痛の共鳴は、“それ”らの無慈悲の一撃によって終点へと。
とあるビルに設置されたテレビモニターは歪みを映し、雑音《ノイズ》を垂れ流すだけの機械と化した]
[黒き眷属は、交差点を駆け抜けようとする人間たちを執拗に追い掛けていた。
そんな無謀な獲物を逃がすはずもなく、逃がす理性も持ち合わせていない。
距離は詰められ、もうあと数歩で振り下ろした腕が届く――はずだった]
[たった一度の発砲音が反響するまでは。]
[その一撃(おと)が聞こえた頃には、悪魔たちの全身にいくつもの穴が穿たれている。]
[これらの性質は空洞。
地に崩れ落ちる眷属は、堕ちる間に残滓そのものへと変化する]
…………さすが終焉加速《プレスト》の基点楽章だな。
この段階ではまだ招かれざる客どもまで登場してやがる。
[黒の粒子へと分解されゆく残滓を、微動だにせず見下ろす。
――男の手には、多くの世界《シンフォニア》では『銃』と呼ばれている武器と酷似した形のモノが握られていた]
凍鏡塔(あそこ)は、この楽章に訪れる時の着地点《音階》にはうってつけの場所なんだが。
今回に限って不可能だったのも腑に落ちねえな…。
[今回自分が転移するのに使用した鏡張りの高層ビルに、ちらりと目を遣って]
しょうがねえ、自力で行くより他は……。
[呟きはそこで中断される。
狩りに水を差されたことに腹を立てた眷属たちの不快な音色(あしおと)が、確かに耳に届いた]
…………。
[男は手の中の銃を、後ろ手に放り投げる]
なあ、あそこで何が起こってるのか教えてくれねえか?
[当然返答はなく、代わりに血の香に酔いしれた悪魔たちの咆哮が響く]
…………そうか。
なら。
てめえらを倒して直接確かめに行くまでだ。
[黒き空の下、頂に光砂《ララバイ》が降り注ぐ氷塔。
おそらく、*そう遠い距離ではないだろう*]
/*
意外と使いやすいなこの口調!!って前に俺キャラ使った時も言ってた気がするが…。
RP傾向がメルヘン女の子と一人称僕の青年の二極化しやすいから新鮮でいいのう。
/*
シモンクルー!?
ティロ・フィナーレ!!
やばいぜwwwww楽章とか色々事態が把握できてないのに話合わせられるだろうか!/(^o^)\
それにしても皆武器がバラバラでいい感じだなぁ。
独り言なくなった。芝生やしすぎたな……
[黒の葉舞う中、薔薇の馨が漂う。
使徒の姿をした其れ。
鍵盤を奏でるように。白い指先を動かす。]
[かつん、と鍵が一つ、落ちる。]
やあ。
――久し振りだね?
[虚無の頭から落ちた其れは、赤から灰へと彩を変える。]
[蒼月は虚無を捉え、*緩く細められた。*]
― 鎖ざされた玄室 ―
[虚無の頭、銀髪に刺された六つの鍵。
そのうちの一つが、落ち、硬質な音を一度響かせた。
灰のように彩を変えたとしても、鍵としての力は変わらず。再び、彩を取り戻す事だろうか。]
― 鎖されし玄室 ―
[虚無の頭、銀髪に刺された六つの鍵。
そのうちの一つが、落ち、硬質な音を一度響かせた。
灰のように彩を変えたとしても、鍵としての力は変わらず。再び、彩を取り戻す事だろうか。]
ぁ、ぅ…、あぁ…っ……
[覚醒と共に苛むのは赤い鍵。
ゆるゆると回転を続ける五つの鍵は、
脳を掻き回し整った思考を齎しはしない。]
ぅ、…あ…、ぁぁ…
[やがて、気だるげに頭を鎖に凭れ掛けさせる。]
[再度、透った声が返事する。]
――…だぁれ…
[舌足らずで、甘えるような、声。
何かに酔ったような眼差し。
薄っすらと開いた銀色の眸は潤み熱を帯びる。]
Übrigens(序で)、さ。
意識もないんじゃあ、退屈だろう?
[許より解く心算はない。
其れ以上赤に触れることはせずに、漆黒を翻す。]
用があるのは、こちらの鍵。
[黒の矩形を後に、鎖された門へと。
ゆら、とまた一度。 瞬くように闇が散る。]
ぁ…ぅ……?
[銀の眸の端に光を溜めて。
四方八方から伸びる鎖は僅かな音も漏らさず強く拘束を。
かけられた言葉の意味を把握しているのかどうか。]
―在りし日の記憶《Old record》―
初めは深淵。
開かれし暗黒の扉《イビルゲート》は世界《シンフォニア》から光を奪う。
次は混迷。
血の犠牲は終焉加速《プレスト》を招く。
そして最後。
運命の輪《フォルトナ》の奏手達がこの楽章《地》へと降り立つ。
その三つが揃う刻、楽章にて。
マフレスへと向かう第一楽章が始まるのだ。
永久に繰り返す運命のまま。
"私"はそれを観測しよう、そして―――。
/*
虚無ーデルさんの封印はいつ解けるのだろう。
守られポジの僕はどうしたらいいのだろう。
戦える装備をそろそろ手に入れようかなあ。
[鎖されし門の前に、再び闇は集う。
使徒の姿を成せば、白亜は其の手の中。
彩のない唇に宛て、考え込むように。]
Rekord(円盤)の鍵――
これを開けば、廻るんだが。
……あの子には未だ、早いか。
なっ……!?
[蒼白の雷が、眼前でほとばしったのだ]
今の、お前さんが・・・・・・!?
[龍族の男の一撃。悪魔たちが薙ぎ払われ、消えた]
ともかく、安全は、確保された、よな……!?
― →現在軸へ ―
しかし、ヨアヒムも、そこの者(トーマス)も。
二人とも、怪我をしているのだろう?
無視、できるわけ、ねぇ……!
[それもそのはず、程度の如何に問わず、二人が怪我をしている事に変わりないのだから]
時間に余裕があれば、一人ずつ治す事もできるのだが。
いつ何が起こるかわからねえ以上、二人まとめて治療する必要がありそうだな。
そんな芸当、できるのかって?
答えは――可能だ。
[再度、杖を構え、治癒術用の魔法陣を宙に描き、そして――]
/*
ちょwwwwww鍵がきたwwwwwwww
やめてwwwwシモンにあげてwwwww
なんだか分からないものを降らせないでwww
うっかり希望通ったら詐欺っぽくなりそうだ
万象を成す力、万象を生み出したる奇跡――
我、その力をもって、ここに傷つきし者たち《彼ら》の傷を癒さん――
[宙に描いた魔法陣が光を帯び、輝きだす――]
奇跡の奏鳴曲《ソナタ・オブ・ミラクル》!
[トーマスとヨアヒムの周囲を光が照らす――]
これで、治るか――!?
範囲回復術。
でもそれは負担が大き……
[尚も自らの無事を主張するよりも早く。
魔女の杖先が宙を描く。
光の筋が形作るは治療術用魔法陣。]
……あ、治った。
[首のかすり傷は瞬く間に光の粒子となって消える。
琥珀は、癒しの光を観測(み)つめ。
はっと天(そら)を見上げる。]
[漆黒を裂く白亜色《エーヴィヒカイト=ヴァイス》。
降る鍵は見開いた琥珀の片方を貫き、吸い込まれ。
―――カチリ
何かが廻った。]
ふうむ……
だが、治療は受けて置いた方が良い。
どのような“魔”かは解らんが、用心に越した事は無い。
なぁに、俺は丈夫だから後で構わんさ。
[ 大丈夫と彼は謂うものの>>213、やはり視線は心配げに。
戦える者を優先せよとの言葉>>214は、聞き流す。
娘の元へ寄れば、手の甲の傷>>187に気が付き]
……む。
娘さん、あんたも怪我をしてるじゃないか。
ヨアヒムも君も、あまり身体が丈夫そうには見えんし……
俺は後で良いから。
治療なら君自身とヨアヒムに――……!?
[ 娘が宙《そら》へ魔法陣を描き、そして――]
ぉ……おお……!?
[ 彼女の奏鳴曲《ソナタ》が光となって、男の背で翼の形を取る。
ヴァサッ……
喪った蒼き翼が、見る見るうちに再生《リザレクト》していく。]
[白亜を受けた左目を掌で覆い。
観測者は呆然と、"ソレ"を観測する。]
解鍵《アクセス=コード》……。
[カチリ… カチリ…
掌の下、染まる白亜色は至尊の眼《オヴセルヴァス》の色。]
[ 青年の首元へ視線を移せば、彼の傷痕も消えていて>>225]
……こいつは凄い。
君は、治療《キュアー》の魔術も操るのか。
助かった。礼を謂うよ。
だが……
娘さん、続けて魔力を使ってしまって大丈夫なのか?
精神力《エーテル》を大分消耗してしまっているんじゃ――……?
[ その時――
ヨアヒムの視線が天《そら》へ向いた事に気が付き、]
どうした?
[ 彼に釣られ、男も天を見上げた。]
[ 白亜《エーヴィヒカイト=ヴァイス》が漆黒を引き裂いたかと思えば、]
な……!?
[ 振る円盤《レコード》が、青年の眸へ吸い込まれる。]
ヨアヒム!
大丈夫か!?
[ 左目を掌で覆う青年>>230に駆け寄る。]
…………
解鍵《アクセス=コード》……だと!?
無限の力を解放《リリース》する鍵《コード》……
まさか、今の白亜の鍵が――そうなのか?
[ 青年の背を支えようと、震える手を伸ばす*]
/*
無限の力wwww
なにwww僕にインフレしろっていうのwww
やだやだ、僕は世界を破壊したいんだ(ジタバタ
タイミングの悪さにも泣きたい
11人目、ならず者 ディーター がやってきました。
ならず者 ディーターは、銀狼 を希望しました(他の人には見えません)。
[――パチ。
パチ、パチパチパチパチパチ]
[両の掌を打ち合わす乾いた音が、周囲に響いた。
大太刀を納めた『少年』へ、讃嘆の拍手を送りながら写し身は歩み寄る]
素晴らしい。
一匹たりともこちらへ寄せ付けず、倒し切ってしまいましたね。
[顔に浮かべるは満面の笑み]
――奴らはこの世界《シンフォニア》を支配せんと目論む者。
もしかしたら、邪魔者《ガーディアン》の芽を育たぬ内に切り取る心算だったのかもしれませんね。
[今は真紅の剣士服に身を包む『少年』。
もしそれが彼らの目論見なら、既に失敗したと言えるかもしれない]
とはいえ油断は出来ません。
次は本腰を入れて潰しに掛かってくるやも――
[警句を発するも、途中で言葉を切り苦笑する]
いえ。無論貴方の力であれば、撃退するのは造作ない事でしょうが。
さて、行きましょうか。
[その眼差しは、肉眼では見えぬはずの三栖門の地を見据え。
写し身は再び一歩を踏み出した]
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