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……………………。
[何度も何度も、繰り返したという殺し合い。彼女が自分を捨てなかったのは、愛しい兄に出会う為。その代償としての苦しみこそがまさに願いなのだとしたら、神はなんて残酷なのだろう]
…そう。なら、ユリアは、
いつもおにいちゃんと一緒だったんだね。
どの時代も。何度生まれ変わっても。
[せめて救いがあるとすれば、彼らが常に共にあったということだと思った]
でも、もう、疲れてしまったかな。
哀しいことは忘れて、新たな生を歩むと良い。
君が人として、ごく自然に与えられるべき幸せに包まれることを、私はずっと祈っているから。
/*
おかえりーぜ。ナネッテもおかえりーぜ。
狽謔謔諱Aよろこ…………
…くっ、お、おいしかったよ。
[リーゼの笑顔を見て汗を流しながらもそう答えた。]
おう、ナネッテ、美味しいものあるぜ。飲むか?
[一見お茶に見える生姜水+抹茶粉の入った湯のみを差し出した。]
/*
独り言を使えばいいことを今日になって漸く思いついたので残しておく。
らぐたん気にすることないよ!(もふもふぎゅう
/*
カークもおかえりーぜ(気に入ったらしい
……ふっ、よせや。俺に惚れたら火傷するぜ?
[髪を持ち上げちっちっちとポーズ。
昨日のナネッテの真似らしい。]
/*
戻ったけど眠かったりするのでちょっとしかいられそうにない自分に絶望してるよ!
[ばかうけは受け取るが飲み物は笑顔で断って
持参の水筒でおいしいお茶を入れて飲んでいる]
[なんとなく飲み物が危険なことは察知したらしい]
>リーゼ
過去待ち迷惑ってなんだろう……。
心当たりが全くないので迷惑じゃないよ!(もふもふ
ずっと、一緒に居てくれたのにきづかなかったの。
ごめんなさい、おにいちゃん。
[笑おうとして失敗した顔を腕で拭う。
ぐちゃぐちゃして、泣いてしまいそうだったから。]
アデルが祈ってくれてるなら、きっと幸せになるわ。
あたしも、今の記憶がある間は祈るから、貴女も幸せになって。
[アデルの事情なんて知らないから。
心の底から祈った。]
/*
リーゼ、構成無理せず頑張ってな。
…………って、ああっ。
[破壊力が高いお茶を差し出そうとしたら
ナネッテは持参の水筒で喉を潤している。
ガーン、とショックを受けて、行く宛てのなくなった湯飲みを己の口へ。]
ま、まずい!!!!!
……もう一杯!!
[泣いてはいない。]
死なないで欲しかった。
私の為に無理をしないで欲しかった。
一緒に…扉の向こうへ行きたかった。
あの先に何があるのか…私は最期まで知ることができなかったけど…
あそこを超えた人たちは…どう…なったのかな…
[「扉の先」たどり着いた者達に待っていた運命の事は何も知らず、ただ、残った最後の記憶のままにぽつぽつと言葉を紡ぐ。]
/*
>トール
ほぅ…そのセリフを使うとは…
…覚悟は…できてるんだろうな……?
[手で、表へ出ろ、の合図]
[次の日の朝、 船長 トール が無残な姿で発見された…気がする]
この街は、もう眠るべきなんだと思う。
――――――……千年の時は、あまりに長過ぎた。
冥界との道筋はねじれて歪み、多くの命を飲み込んだ。
私たちが時の番人に逆らった為に、次々に犠牲が増えて行く。
この街を取り戻すためならば、どんな代償でも払う心算だった。
けれど、そうまでして求めて得られる物は、果たして私たちの愛したあの穏やかな街なのだろうか。
私には、λήθηの御心がもう分からない。
ならば自分が正しいと思った道を、選ぶまでだ。
この街の安寧を。
―――――…安らかな永久の眠りを。
[この街を託されたものとして、きっとその選択は許されないものだろう。酷く独りよがりだということも分かっているし、どんな罰でもうける心算だ。
私は今この瞬間に至るまで、この街を愛し続けているのだから]
滅びたものは忘れ去られる運命なんだ。
……それが、本当の正しい在り方なんだよ。
[複雑な表情を浮かべて口元を歪めるユリアの髪を撫でる。そっと宥めて、あやすように]
/*
うんうん。
イェンス凄いなあ。
メモで気にされていたけれど、沈めるのはちっともまずくないと思うに1票。
そうするしかない、と、思うんだ。
何かもう、皆大好きすぎるよ。
/*
へっ、なんだよ、いいぜ?
[ナネッテの合図ににやりと不敵な笑みを浮かべて連れ立って外へ。
さて、75秒後――――――]
/*
うぎゃあああっ、まっ、ちょ、ターーイム!!!
うわああああああああ!!
[船長トールは無残な姿で発見された。…らしい。]
>>41>>42―霊廟―
[すまない…。
すまない…。イングリッド。
君を、こんな場所に一人にするなんて……。
けれど、動かない。見えない。聞こえない。
俺には、もう、時間が無い。
きっとこの先で、皆が待っているはず。
さぁ、行くんだ、イングリッド
きっとまた、逢える――]
[静かに、ゆっくりと暗闇に沈んでゆく感覚。
瞬間に感じた微かな温もりは…幻のようにおぼろげで、それでも最早戻る事のできない、この魂にはとてもやさしく、安らかな眠りを与えてくれた]
――覚えているかい?前に話した事さ。
俺の好きな物……。見つけたよ。
旅の最期に…。此の想いは俺の誇り――
……謝る?
[一体何を、と問うより先に、理由が告げられる>>60。
ゆれる、ゆらぐ、漣。
それが何を言おうとしてるのか、言葉として認識できずとも。
そこにこもる感情には、共感できるものがあった]
……無理は。
きっと、していなかったと思いますよ。
彼は、彼の願うままに。
自身にとって、大切と思う者を、護り支えたかったのではないでしょうか。
[ぽつぽつと紡がれる言葉>>61に、一つ息を吐いてから、静かに言う。
それは、今の自分が立ち行ける理由でもあるのだが]
……少なくとも、先へ。
生きて、たどり着く事はできたはずです。
[災禍を越えた者として現れた、という話から、それは察する事ができるから、それだけは告げた]
/*
【対抗CO!】
占い師は俺だぜ、ナネッテはカポエラ使いだと出た。
……よし、俺もステファンの描写に回想入れてくるな。
/*
[...は、どこかへ電話をしている]
はい、はい、お願いしまーす。はーい。
[数日後トール宅に生姜水と粉末青汁2ヶ月分が郵送されるであろう。着払いで]
/*
カット!
はいおっけーでーす。
ナネッテさん今日も抜群でしたよー。
[タオルとドリンクを手渡し]
こりゃ、25、いや、30%超えますよ。
次回作も是非お願いしますよ?先生。
あ、ちょっとAD、そこのでかいの片付けといて!
[額に肉の人のことらしい]
/*
ふ…喧嘩をするでない、皆の衆…。
ここは間をとって、プロレスラー兼カポエラ使い兼必殺仕事人としてやっていくぜ!
[キャラがよくわからない]
[アデルの視線を追って自分の手を見、顔を上げて微笑みを見る。]
安らかな、永久の眠り
[アデルの考えを聞いて、たくさんたくさん考える。]
あたしも、綻びの原因のひとつ。
[撫でられて、気持ちが落ち着いてくる。
…覚悟を決めた。]
忘れても、誰も語り継がなくても。
穏やかで幸せな日々は無かったことにはならない。
[頷く。]
あたしは、アデルのお手伝いをするわ。
おにいちゃんの分まで。いいでしょ。
……大丈夫。 きっと次は上手くいくから、大丈夫。
[ユリアをただ静かに撫でながら、優し気な声色で語りかける。それはまるで、おまじないみたいに]
うん。
次に巡り合えるなら、そのときは心の底から二人で笑いあおう。
[「そのとき」は来ないかもしれないことを分かっていながらも、嬉しそうに笑った]
/*
[―――その数日後、自宅。
嫌なオーラ漂う段ボールが届けば「うっ」と後ずさりして。]
…………差出人が書いてないだと………!?
ちくしょう、誰だ………こ、こんな、こんな大量に。
しかも着払いときてやがる―――――!
ああああ、貧乏人の性か。
もったいねーから全部飲むよ、ちくしょーーっ!
[泣いて喜んだという。]
/*
[タオルで汗を拭きつつ、ドリンクごくごく]
まあねぇ…、でも今回はちょっと肉の字甘くなかった?
え、平気?
ちょっと見せてもらってもいい?
なんていうかさー、仕事に妥協できないタイプなんだよねー俺ってー。
肉の字が肝なんだよね。
わかるかなぁー?
[注。この物語はフィクションであり、登場する人物はエリアスでもナネッテでもない架空の人物です]
/*
いやいや見事だったよ、とーr ぶはっはははは
[肩を掴まれ強制的に向き直った先にあったのは肉船長の姿。
あ、ダメダメ、もじもじされると…つられるので(もじ]
…不思議。エーヴァルト様とお話していると…シェイが、本当にそう思ってくれている…感じたことを伝えてくれている…そんな気になる。
言葉が、とても暖かい。
辿りついて… …そう…なんだ…。
生きてた。良かった……
[目元に浮かんだ涙をこっそり片手でぬぐい、嬉しそうに微笑む。]
/*
地上の、物語も佳境に入った素敵なシリアスログに、こんな寸劇が挟まっていると知ったら嘆かれるだろうか…。
神よ、どうかお許しください…アーメン。
/*
[ADと言われたのが自分だとわからず、ぽつーん。
肉を額に灯したまま、自分を指差して首傾げ。]
くっ、………お給料は出るんだろうな!
[ぽいぽい片付けながら涙を堪えた。]
………しかし地上がシリアス展開なのにカオスな冥界ですまない。皆。
/*
ぼくまだがんばれるんだよ………。
トールさんが、生姜水と青汁大好きはあく……。
素敵シリアルログに色々はさんだのは、私も(げふっ
あーめん
[油性マジックを握って]
墓下が賑やかなのは、
いいことだとポジ思考することにした。私。
[トールの背中に、カニの絵を落書き]
アデルが言うと、全部本当になるみたい。
[残酷な神が、哀れな獲物を逃がしてくれるかからないけど。]
覚えていなくても、きっと巡り会おうね。
あたしを思い出す時に笑顔しか思い出せないくらい笑うし、笑わせてみせるから。
[怖くて、約束って言えないけど。
髪を撫でる手も、優しい声も、覚えていられたらいいのに。
目尻に少しだけ、涙が滲んだ。]
/*
おやおや、二人じゃなくて三人か、まったく。
三人とも…。
いえ、ごめんなさい俺が始めました…すいませんでした。
あーめん。
……さて、それにしても、この通路はどこまで続くのか。
先に行った方の姿も見えぬようですし……。
[話に集中してはいても、周囲の観察は怠ってはいない。
それは、護衛も兼ねる職務上の癖によるのだが]
ヴェルナー殿、おられますか!
[今は、その『名』ではない事は知らず。
呼びかけるのは、自身が知る名によるもの]
/*
リーゼもふもふ
[カニの絵を見て]
ばかうけを背中に描いたらトールが見れなくてかわいそうよ?
[油性マジックで右手に生姜汁、左手に青汁を描いた]
>カーク
[マジックをとっさに隠し、にこり]
う、うん、リーゼもトールも困ったものよね!
/*
おおっ! ほんまや!
うち、あんまり誤字らへん自信あったんやけどなぁ。
疲れとるんかな。あかんな。
身体が資本やさかい、なんとかせな!
[カニ鋏を出して、カークを挟んだ]
[差し出された手を取る。
包み込まれる手のひら。
赦されない願いは、口に出さないから。
アデルの望みが叶いますように。
一緒に、霊廟の奥へ。]
どなたか…他に同行されている方が…?
[呼びかけられる異国の名前。通路の奥を、目を凝らして見つめる]
私もここまで来たのは初めてで…お役に立てなくてごめんなさい。
……えぇと…お友達さん、おられますかー?
あ、ちょっと大声は出しづらい…後で…を煎じてみなきゃ。
/*
ドロシーおかえりー。地上がいい展開よ。
産業は任せた。
[作業がりがり]
今見たら、墓下ログ結構伸びてるんだねw
どなたか…他に同行されている方が…?
[呼びかけられる異国の名前。通路の奥を、目を凝らして見つめる]
私もここまで来たのは初めてで…お役に立てなくてごめんなさい。
……えぇと…どなたか、おられますかー?
[エーヴァルトを真似て声を出してみる。]
あ、ちょっと大声を出しづらい…喉の調子が悪いのかな。後で…を煎じてみなきゃ。
/*
トールは生姜汁と青汁が大好き
ナネッテはレスラーでカポエラーで仕事人
みんなの合言葉 おかえりーぜ♪
産業してみました。
/*
ドロシーが来たところだし、馬鹿騒ぎだけして寝るのはとても申し訳ないのだけれどそろそろ限界が……。
明日はもう少し参加できるといいな!
おやすみ…。
/*
馬鹿騒ぎのしれっとした
責任転嫁をとめようと思ってね……。
[ドロシーに笑いながら説明した]
>カーク
産業酷いw
というか、その挨拶いつのまにか決定してるーるーぅ
>ナネッテ
お休み! 無理しないでね!
/*
奥
↑ ヴェルナー
| エーヴァルト・ステファン
| イェンス・カサンドラ
| イングリッド
| カーク
↓
入り口付近 ナネッテ
で、いいのかしら。
/*
表の事を産業するのは…。さすがに躊躇われるから、ね。
挨拶は、皆同意するだろう。
ナネッテおやすみ、またな。
ドロきちも、ばっちりドロシーで可愛かった!
印象をしっかり捉えて表現できるって素晴らしいと思ったです。
ん?
あの建物が気になるか?
あれはな、「れいびょう」っていって……
そう……深い眠りについた人がいる場所なんだ。
怖がらないでいい、シュテラ。
神話にはレテという大きな川があってな、そこの水を飲むと全てを忘れてしまうが生まれ変われると言われている。
父さんはお前のことを忘れたりしない。
忘れたりするもんか。
ほら…だから泣くな。
お前が例えレテの水を飲んだとしても
父さんが覚えて見つけてやるから。
どんなに永い永い時が過ぎても、必ず。
………もう泣かなくていいから。
怖くない、怖くないよ。
シュテラ……………
[娘はその日ずっと泣いていた。
幼子には少し怖い話だったのかもしれないと、せめての慰めに石人形を作り上げ。
部下に彫っているところを見られればよくからわれたっけ。]
うるせえっ、娘のためだ。
[部下の頭を腕で挟み小突き、笑って答える。
その頬にほんの少し照れを含んで――――――。
ああ、もしかしたらあの会話が男にとって始まりだったのかもしれない。]
詳細…秘密ですか。残念です。
他の事は大抵、失敗することが多いのですが…薬の調合だけは自信があるのですよ。だから、父様やシェイが怪我をしても治せるように…とこの仕事についたのですけど。
気の流れが弱いのが気になりました。手も足も随分と柔らかいですし…
…ところで私って、「誰」に憑いてしまったのでしょうか。気づくのが遅れて、ごめんなさい。
[失敗した子供のように、少し笑顔でごまかしながら苦笑した。]
/*
今日は、
読み違えてなければかさんどら2-いぇんす2-えーう゛ぁると2で誰が吊られるかわからないどきどきの展開なのね。
2dのアレはマジ何だったの……もしかするとランダ神のばふぁとか(がくぶる)?]
[やがて前方より響く音。ヴェルナーへと呼びかけるエーヴァルトの声>>70は、少し離れた場所に居た此方にも確り届いた]
……良い心がけだ。
[彼らの元まで追い付いて、「他言無用」との言葉>>76を聞けば口元に緩く弧を描いた。
懐を探ると小袋を取り出す。幾らかの薬の入ったそれをステファンの方へ放って寄こした]
やるよ。今の私には、役に立たないものだからな。
[ステファンの病状に詳しいわけではないが、この島から抜け出すことが叶ったとしても、人の住む場所へ戻るのに何日かかるかは分からない。薬は多く持つに越したことはないだろうから。
そうして、彼らを半ば追い越すようにして、真っ直ぐに奥へと進む。足取りは迷わない。罠へとかかることも、分岐を間違えることもなく。
その道中で、果たしてヴェルナーに出会うことはあったのか]
――――エーヴァルト「様」?
[ステファンの主への呼び方へ違和感を覚えて、一度立ち止まる。振りかえれば、眼をこする相手と眼があったかもしれない]
『君』の名前は………。
―いつか、どこかで(捏造)―
[少女は、ステファンとエーヴァルトの会話を微笑ましく思っていた。少なくとも、悪くは思っていなかった。
特にステファンは一番歳が近そうであったから、少し話してみたい気もしていた。
しかし彼等を見ていると、自らが養父母とも父母とも離れて寂しい一人旅をしている事を痛感してしまうのも事実で。
見ているだけでそうなのだから、対面で話したら泣いてしまうかもしれなかった。
だから、気にはなっていてもあまり話しかけないようにしていたのだ。]
/*
ってのをやろうと思ってたんだけどなー。うう。
今、やっと気がついたのですが…いえ、衣服でも気づくべきだったのですが…
ステファン様って、男性だったのですね。
もし、私の話し方に違和感があるようでしたら………後で、謝っておいて下さい。
[ごまかすように照れたように笑った。]
[イェンス、カサンドラへとカークの死を告げる。
瞳を伏せ、自身の腕を抱き、身体の震えを抑え付けながら。
理性を保つことに必死だった為に、然程違和感を覚えることなくイェンスの問い掛け>>74に頷いた。
暗がりの中だ、自分と判別出来なかったのだろうと解釈して]
………イングリッド、です。イェンスさんよね。
[滅びを迎えた島。
嵐は必然であったのか、船は呼ばれたのだろうか。
殆どの乗客が大きな怪我もなく無事に漂着して。
にも関わらず、数日の間に、次々と人が死んでいった。
ドロシー、リーゼ、カーク。サシャにトールの姿も見ていない。
この島の異変のことも、自身は何も掴めぬ儘、分からぬ儘だ]
行かなくちゃいけない場所?
[返答の間もなく歩き出すイェンス。向かうのは出口とは真逆の方向。
この霊廟の奥に何があると言うのか。
イェンスの微笑みの理由は分からず、暫くじっと暗がりを見詰めていたが、意を決したように、彼とカサンドラとの後ろに着いて奥へと向かっただろう]
―――――……シュテラ。
[緩く目を見開いた。嗚呼、こんな所に。
胸中を渦巻くのは、果たしてどんな感情か。あと少し。本のあと少しで、「彼」は巡り逢えていたというのに]
シュテラ。
[再度彼女の名を呼ぶ。出来るだけ優しい、声色で]
…ネストルはいつも君のことを、気にかけていた。
誰よりも君のことを、愛していた。
十分すぎるくらい、良く知っていると思うけれど。
……どうかそれだけは忘れないでいて。
[彼女に目線を合わせるように身をかがめて、哀しげに笑った]
―千年前・丘の上で―
何? こんなに晴れているのに、雨が降るのか?
オレには全く予想も出来ん。
が、エリアスが言うのならそうなのだろう。
[絵を描くアデルと空を眺めるエリアス。
二人の友に、蒼穹へ伸ばした手を掲げて見せ
感心したかのように、真剣な表情で頷いた]
おいおい、エリアス。
こんなところで寝ると、風邪をひいてしまうぞ。
まぁ、疲れているのだろうな………。
[下手くそだ、と洩らした言葉に苦笑して、呟く。
友の素直じゃないところが、結構気に入っている。
いつもの無骨な武具を外し、
短剣を懐に入れているだけの軽装を省みれば、
自分とて、いささかの開放感を覚えているのだろう。
絵を描く友と、横になる友の傍に、腰を下ろす。
胸に吸い込んだ草の匂いが清々しかった。
薄緑の絨毯が続く草原を見下ろして、唇が綻ぶ]
アデルの絵は、いつも素晴らしい。
精緻を極めた筆跡と、ううむ、上手く言えないが……。
[掲げられるもう一人の友の絵。
口篭る自らの不器用さに内心辟易し、眉を顰める]
そうだな、アデルの描くこの街の絵。
そこに歩く民がいるだろう?
[ようやっと出てきた言葉。
微かな羞恥を覚えながらも、絵の一部分を指差す]
この人々は、生きている。
想像の羽根に油を差され、アデルの想いに魂を吹き込まれて。
そうだな、いつか、オレにも絵を教えてくれ。
こんな素晴らしい絵は描けないかもしれないが、きっといつか。
[約束だぞ、と一方的に言い切ると、楽しげに]
この平和な街の絵には、
兵士としてのオレの誇り、オレの幸福、オレの人生。
全てが凝縮されて、ここで脈々と息づいている気がするんだ。
オレが細かい作業に向いていないのは知ってるよな。
最初は上手く描けなくても、見捨てるんじゃないぞ。
オレにもこんな絵が描けるようになるまでどれぐらいだ?
[アデルが描いた絵を愛おしげに見つめ、
最後には、唇の端に浮かんだ淡い笑みを緩く結んだ]
[エリアスの予言どおり、空模様が機嫌を損ねだした。
やっぱり当たったな、と出立の準備を始める]
オレにあるのは……。
言い直そうか。神に配られた札の中で、
唯一まともな札は……ただ、衛護の能ぐらいだ。
お前らと違ってな。
[懐に忍ばせた短剣を、軽く確かめてみる。
秘められた冷たい刃の輝きは、
微かな安心と、嫌悪をいつも連れて来る]
まったく、アデルやエリアスが羨ましい。
この美しい街の繁栄に、オレたちの故郷に、
神学や政治力で多大な貢献が出来るのだから。
オレにはとてもそんなこと出来そうに無いからな。
[顔に浮かぶのは、微かな自嘲の薄笑みと諦観。
自らの存在がこの街に与える影響は決して大きくない]
だがな、オレは満足もしている。
勿論羨望が消えたわけじゃない。
それでも、お前ら二人を、
盾として、友として、護ることが出来るのは。
オレにしか出来ない神命だと、そう信じてる。
[だから、オレが立つ位置は、ここでいい。
そう指で地面を指差し、涙を漏らし出した空を見上げた]
それがオレの矜持であり、存在理由だ。
[強くなりだした風に、攫われるように溶けた呟きは、
心の底から満足そうな、柔らかな響きを伴っていた**]
[前方からエーヴァルトとステファンの声を聞く。
皆が此処に集まった理由、そして少し前までの自身の記憶が空白である事。
悲しみと恐怖に支配され、吹き飛んでいた疑問が再び浮かび上がる]
シュテラ、さん?
[イェンスの手からステファンへと投げ渡される小袋を視線で追い、暫く彼らの話に耳を傾けていたが、
ステファンの口から発せられた名乗りに瞳を僅かに見開く]
間借り……ってことは、今のステファン君はエーヴァルトさんと同じ状態、ということね。
イングリッドです。宜しくね、シュテラさん。
[素直で可愛らしい少女の言葉に、張り詰めていた心は幾らか和らいだ。
別人となっていた間に会っていないのに何故知っているのかと思われたなら、「シェイ」の話は聞いているの、と簡単に告げて。]
―千年前・聖堂図書館―
[恐怖はあった。
が、今はそれも剣を振るう貴重な意志の発露。
ほんの一瞬で総身に血が沸いた。盾に命が通った]
いいか、アデル。オレが道を切り開く。
お前はその後を駆け抜ければいい。
霊廟へ行こう。あそこなら、何か……ちっ!
[迫り来る攻撃を、手にした剣で受け止め、
敵兵士の下腹を、力の限り蹴り飛ばした]
行くぞっ! 止まるなよ!
[輝く銀の愛剣を肩に担ぎ、神座す空に向かい刃を立て、
咆哮を上げれば、人間の根幹と根幹が、瞬間、火花を散らした]
ああああああああっ!
[一面が赤く弾けた。殺意の激流が走り抜けていた。
駆ける右の腿に激痛が走る。
振り向けば、横には槍を突き出す敵兵がいた。
とっさに斬り捨てたとはいえ、蹈鞴を踏んで姿勢が崩れる]
だめだ、アデルっ!
[思うように動かない足に、厳命する。ただ前へ。
壁画の傍に飛び込むように、なんとか身体を投げ出す。
いつも見惚れた美しい街の絵。兵士が誇るべき幸福の光景。
瞬きほどの時間が、無限にまで引き伸ばされる。
ただ、護るために、その瞬間、悪魔のような冷厳さを欲する]
悪い、汚して………。
[護れるのは、いつもひとつだけ。
友の代わりに、身体を斜めに横切る熱を感じた瞬間、
傍らの美しい壁画には、赤黒く醜い鮮血が降り注いだ―――**]
/*
ところで。
ねこ、一向に眠くならないんですけど、どうしましょうね!
[眠さのピークを越えてしまったらしいです]
[いや、やっぱり、ねぇ?]
[休みなんだし、少しは無茶してもいいよね! 的な]
/*
……!
そ、そうだよね、そうなるよね。
「話は聞いている」程度で留めておけばよかた。
まずかったらごめんなさいー。って謝ってばかりのわたし。
/*
スランプからの脱出にカークが
凄い力を貸してくれたのは言うまでもないよ!
昨日は精神的にちょっとあれで、ログが目を滑る滑る。
うう、ちょっと過去は美味しい役だったよねぇ……。
でもドロシーちゃんも皆に惜しまれてたし
カークさんも、そうじゃないっw
現世ではリーゼロッテ……(目を逸らした
/*
んー、それは良かった。
相変わらず、自覚が全く無いのだけれどね。
ログ追えない時ってのは、あるね。
あれは辛い。
いやいや役柄が、っていうだけじゃなく。表現のお陰。
ドロシーはね、本当は拾いたかったんだけれど、俺には触れられない理由があってね。それは後で見てもらえばわかる。
リーゼちゃんが居なくなったのは、大きかったと思うけどな。皆から笑顔が減っていったのは、きっとその辺りからだと思う。
あんな話やこんな話、ゆっちゃった……あぁぁぁ…
いや、他に聞いたからおあいこ、になるの?
でもでもでもでも………これって…これって……………
―霊廟・最深部―
[重々しい佇まいを見せる扉の前までやって来る。千年前、この一枚の壁を隔てて、島の住人達の命運は分かたれた。あまりに遠く厚い壁。
クローディアから受け取った鍵を錠に合わせれば、それはまるで時を感じさせぬほどにあっさりと、…開いた]
――――――……。
[軋む音を上げながら、最深部へと視界は開かれていく]
/*
[ねこがいろんないみでころげました。
しばらくおまちください(マテ]
と、いうか、そろそろまとめて寝ましょうね?
[僅かに瞳を細める。イェンスの話は、シュテラ――まるで彼女を知っているかのような。
立ち振る舞いも何処か違和感がある、しかし、自分を含め皆の事は判っている様子。
彼は、一体?]
そうだったの。
………って、ええ…っと。ええと、ね?
[ステファン、いや、シュテラの挨拶>>97には微笑んで、頷くが。エーヴァルトに告げた「シェイ」の話に疑問符を浮かべる彼女を見れば、少々慌てた]
………。
[お話してはいけない事だったらごめんなさい、と。エーヴァルトに謝罪の色を乗せた視線を向けた。
誰に聞いた、とも、そのひとの死も口にしなかったけれど、
聡明な彼の事、既に気付いているのだろう。>>96]
―――――…ユリア。
[鍵をあける際、彼女の手は離してしまったから。触れる温もりはないけれど、その傍らで囁く]
私が身につけている首飾りの石は、
この深層の更に奥へ続くもう一つの鍵になっている。
其処の車輪を回せば、この島の地盤を支えている土台へ水が流れ込み、やがて私たちの街は海の底へ沈むだろう。
[それは本来、外敵の侵攻に耐え切れず、転生術すら失敗したときの最終手段。侵略者ごと水底へと葬り去る最後の砦]
浸水が始まったら皆で南へ走るんだ。
[水深が上がるのに呼応して、南の岩陰に隠し船が現れるよう細工されていた]
/*
スランプ脱出よかったよかった。
二人のやりとりは鳩から微笑ましく見ていたよ……!
ログ追えないのは精神的にもきついね。
仕方がないことではあるのだけど。
触れられない理由かー。なんだろ(興味津々)
うん、リーゼさん居なくなったのは大きかったと思う。
元気成分的な意味で。
私も初日落ちだから、地上の雰囲気までは分からないけどねー……。
[リーゼとははいたっちし、カークとも手を合わせた]
[表情の変わる様子に、笑い出すのを堪えたのは伯父に鍛えられた自制心の賜物か]
失礼をいたしました。
[真面目な様子で一礼し、非礼を詫びた後、また微かに笑んで]
残っている、と言っても、本当に感覚的なものなのです。
確たる何かがあるわけではないのですが……。
逆に言えば、それだけ、想いが強かった……という事なのでしょうね。
[それと覚れたのも、共感する部分があったが故なのだがろうが。
向かう感情の主旨こそ違え、同じ『想い』を持っているのは確かだと感じていた]
/*
シュテラ無双のお時間です。
破壊力たけええ(褒め言葉)
ドロシーちゃんといえば、死者の街に入る前の回想よかったな。いつの間にか居なくなってた感じが凄い伝わってきた。はぐれて、安全地帯から探しに戻る(ここ大事)ところが特にきゅんきゅん来た。
>カーク
ありがとう。
おおっ、後のやつも、なんか気になるから楽しみにしていよう。
私の死に、お二人からそう言って頂けて、嬉しいです。
[優雅に一礼した後、
ドロシーとカークと三人で手を合わせた]
/*
鳩…か、ら…。
[なんとなく動揺している模様]
触れられない理由、俺とドロシーだけが共有している…と言っていいのかな…ある事柄が原因でね。
ドロシーも、もっとしたい事や話したいこと沢山あったんじゃないのかい?
[兎も角、エーヴァルトが先に進むことを促し>>91、イェンスが歩き出したならば、静かに頷いて後に続く。
先に在るのは、不可侵の領域――と。
無意識に最深部へ感じる畏怖。
それは前世の魂との共感によるものであることも、彼女が自身の中に居た事も、「イングリッド」は知る由もなかったが。]
/*
鳩……。おおおお。
カークさん話し相手になってくれてありがとうね。
[なんとなく隠れて見守っている。カニ鋏格納中]
ドロシーちゃんにかじられるの?
[わくてか]
[居た堪れない心境で居たが、彼らの様子とエーヴァルトの仕草を見れば、何を思うか瞳を伏せて。
兎も角、エーヴァルトが先に進むことを促し、イェンスが歩き出したならば、静かに頷いて後に続く。
先に在るのは、不可侵の領域――と。
無意識に最深部へ感じる畏怖。
それは前世の魂との共感によるものであることも、彼女が自身の中に居た事も、「イングリッド」は知る由もなかったが。]
/*
いやいや、こちらこそ。
[隠れるリーゼに出て来なさいと手招き。
でも鋏は危ないから出さなくていいと思う]
あのなぁ。
[呆れた視線でみやった]
[―――そのとき、ざわりと感じたあの空気。
冥界の穴が開いた気配]
λήθη、貴女は私を、怨むでしょうか。
[重く息を吐いた。胸が苦しい]
…………それでも、私 は …
[がくりとその場に膝をつく。
開けた視界に広がるのは、白と黒だけで構築された暗い死者の砦。色のない世界。嗚呼、それですら、
ぼやけて見えなくなっていく―――]
まだ、
[言葉は続かなかった。其処で意識を手放して、どさりと倒れこんだ**]
/*
このタイミングで、ねこの素のくろさが思いっきり出た気がいたします。
深夜テンションは、恐ろしいですね!(違
さて、2:2:2。どうなりますか。
/*
〜♪
[呆れた視線を受け、口笛吹きながら誤魔化した]
なにか私にはわからない事情があるのはわかった。
楽しみにしてる!
/*
シュテラがかわいすぎるんですがどうすればいいんでしょうか(*ノノ)
ありがとー。回想のとき、戻るのは必須だと思ったんだ!ナカノヒト的に。
なるほど、ね……
うん、たくさんあったわ。前世の話も出したかったし、うさぎの件も決着つけておきたかった。
せめてもう一日あればなーと思う気持ち半分、今の地上見てこれでよかったのかもなって思う気持ち半分かな。
[うなずきながら、くまーにかじらせる準備]
/*
私、何か違うことに気がつきそうよドロシーちゃん。
[なんとなく閃いた様な閃いていない様な]
シュテラ可愛いねー。
うんうん、前世やキーアイテムの未消化は凄くわかる。
これでよかったのかも、という半分の気持ちも凄くわかる。
トールと一緒に強引に回想に絡みに行くかもしれないから!
[くまーの歯をいそいそとヤスリで整えた]
/*
どんな事実がそこにあっても、目を背けずに直視して欲しい。確か、2日目のラストに埋まっているはず。
シュテラに手を出すと、トールが飛んでくるぞ?w
うんうん、前世の話は…ね。皆思うところが沢山あっただろうから。それこそランダムという神様が決めた順番なわけだけど、それ一つで話はまた全然違った色になっていたのかもしれないね。
次のリーゼちゃんと小さなレディに幸運がありますように。
[祈りながら、くまーから逃げる準備]
/*
一応予想はしているんだけど、全然自信がないなぁ。
察しの悪さには定評があるのです……。
だよねー。
例えばネストルとシュテラが会ってたりしたら、全然違う話になったんだろうなーとか。
[何度も頷く]
……にげちゃだめよ。
[逃げる準備をしているカークをがしっ]
/*
さて、明日はどうなることやら…。
穏やかな結末となりますように。
それじゃ、3桁になる前に休ませてもらうよ。
二人共遅くまでありがとうノシ**
/*
カークおつおつ。
[座布団並べて眠ってるのを、くまーと一緒に見守ってます]
1000割ってるとかすごい……!
滅多にそこまでpts使えないから、うらやましいな。
/*
どうでもいいけど、貴方ももう三桁よカークさん!
私と喋り過ぎたせい……なような気もしないでもない。
そして私のptも酷い。おやすみなさー。
[ずびし]
めちゃくちゃ寒いので、私も寝ようかな……。
気になるけど、いいことじゃなさそう……?
ううん………。
[ドロシーちゃんにも、おやすみなさいzzz**]
/*
ポイントはどこだ。
兎がくまに見えるところか(関係ない)
[ぎぎぎとしがみ付いて、
カークに生姜水をたらふく飲ませた]
ドロシーちゃんも、おやすみっ**
―― 追憶・戦いの始まり ――
[無数の異国の兵士達が瞬く間に島に広がっていく。
平和に慣れ親しんだ者達はなす術もなく、恐怖の声を上げ、逃げ惑い、その刃に掛かり倒れていく。
武術教官である男はその光景に奥歯をかみ締め
眉をつり上げ、強く怒りを露にした。
娘の手を離し、代わりに湾曲の剣を持ち
鋭い眼光で敵を見据え――――]
てめえらァアアァァァァ―――――ッ!!!
俺の愛する街を荒らすとはいい度胸だぜッ!!!
かかってこいよ!!!!!
[怒声を張り上げ
タッ――――と大地を蹴ると敵陣の中へ。
驚いた敵兵士の隙間を見逃さず、懐に入り剣を振り下ろした。]
守ってやる………守ってやるんだ………ッ!!!
この街を、 あの子を…………ッ!!
[剣戟弾ける音は止まず、男は腕を振り続ける。
一人、二人、続くように薙ぎ倒す。
しかし、最初こそ驚いたものの、戦いに慣れた兵士達である。
平和に暮らしていた男は次第に押され
鋭い刃先は身体を掠め―――そして斬られ―――傷をいくつも作る。]
ハッ……
俺がこんなんで倒れると思ったら間違いなんだよ…!
[襲ってくる兵士の攻撃を摺り足で避け、向けられた剣を剣先で振り払うとそのまま斬り流す。
上下に大きく肩を揺らしながら睨むは残った兵士。
部下達も混ざってくるだろうか。
戦いは更に混沌となり―――――神の箱舟と呼ばれた島は破壊の音を響かせ続けていた。]
よしっ、此処は一掃したな。
次は逃げる奴らを霊廟に誘導、そして救援をしろッ!
[休む間を与えず指令を出す。
振り返り見れば、ほとんどの兵士は傷だらけで、中には地面に倒れている者も多い。
一度だけ瞳を伏せ、レテの岸辺に向かった人々の魂の安息を願う。
行くぞ、と数名の部下を引き連れ、既に戦禍に晒された街を駆け抜ける。
そして見えたのは焦った様子で誰かの名を呼び続ける女性の姿。]
―――…おいッ。
何処に向かっている! ここはもう危ねえぞ!
[腕を掴み霊廟に行けと言うけれど
誰かを探しているらしい女性は首を縦には振らず。
強い力で振り払われ、追うとするも背後からは敵兵士が。]
……………………チッ。
[走り去った女性を眼の端に捉え、
短く舌打ちして剣を握り直す。
そして下段に構え敵に向かって駆ける―――。]
[―――――やがて時は僅かに過ぎ、霊廟。
逃げろと伝えたシュテラはまだ来ていなくて
男の胸に不安が広がっていく。
そしてやっと再会した時、娘は酷い怪我をしていて。
支えるようにその肩を抱き締め、霊廟内を歩いていた。
シェイも一緒だろうか、シェイは娘の手を握っているだろうか。]
もう少し………もう少しだ………
シュテラ……………
もう少しで休める場所が……
[生気のない瞳、鉛のような足取り、冷たくなっていく身体。
自身の怪我なんて気にならなかった。
励ますように娘に笑いかけ、肩に力を込める。]
…………っ
[突然、娘の身体から力が抜け落ちる。
かろうじて腕で抱き上げると、身震いしながら娘の顔を覗き込んだ。]
シュテラ………シュテラ…………
…………う、 うそだ………
返事をしてくれよ……
笑ってくれよ………
…………父様って、呼んでくれよ……
………………
あ… う――――――ああああああっ!!!!!
[レテの果てへと旅立った娘の身体を強く――――強く抱き締めて男は慟哭を上げる。]
[―――――それからはよく憶えていない。
霊廟に閉じ込められた人々は食料も水もなく、ただ死を待つのみで。
次々に亡骸になっていくのを見届け
男は疲れ切った暗い瞳で奥へと彷徨う。
そして見つけた。
記憶を持ったまま転生する秘法を。
『 父さんはお前のことを忘れたりしない。
忘れたりするもんか 』
いつか紡いだ言葉が反響して頭に響き渡る。
鐘のように幾重にも幾重にも。
大理石の棺に伸ばされる手。
全ての始まり。永久の始まり。
――――それは恒久の希望か、果てのない地獄か。]
/*
状況を整理しよう。
イェンス、トール、カサンドラが赤。
サシャが夜兎。
ドロシーは素村って言ってた。
ううん……?
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