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[怪しい少年。信じるなど、馬鹿げている。
だが、次に発した言葉がショックを与えた。]
[人狼……そして。
占い師。
霊能者。
……なぜ、この少年は。
能力者の存在を知っているのか……?]
[引き留める声があれど、それがまるで聞こえないかのように少年は風雨の中に出ていこうとする。
その身を掴むようにすれば動きは一瞬止まるだろうが、その時はただじっと光無き瞳でその者の目を朧気に見つめるだけだった。
その様を称するに合うとすれば、それは人形…だろう。
── もうコレは水鏡でも少年でもないかのように]
[頭が混乱したまま、少年は目を閉じてその場を去っていこうとする。]
……
[頭の中で少年の声が何度もリピートされる。]
……なんだ、あれは?
―回想/ゲルトの家→宿―
[かなうことなら、光を取り戻させてあげたかった。
それができないなら、自分の瞳を代わりにあげたかった…。
治療師としては口に出せないし、ゲルトも望まないだろうと
知りつつ、心の中だけでそう願ってきたけれど……]
……ありがとう。
あなたの髪も、とても綺麗で…大好きよ。
[重なる掌と小さく横に振られる首に、
泣き笑いのような声で、そう答えて。]
[最後に少しだけ甘えるように抱きしめられれば、
声にならない、けれど確かに伝わる言葉に頷いて、
同じく声にならない想いを込めて、つよく抱きしめかえした]
―ゲルトの家→宿―
…ええ…。行きましょうか。
[いこっか、という呟きの淡々とした響きと表情に
少年の中の予言者を見れば、ただ頷くことしかできず。]
[後は、ゲルトの身体と足元を気遣いつつも、
無言のまま一緒に宿へ向かい。
流れるように告げられた、予言−水鏡の言の葉−
を語る少年をじっと見守ろうとしたけれど…]
―回想/宿・厨房>>225>>226―
[誰にでも親しげに振る舞うエルナ。それに比べて、幼少の頃から人付き合いが苦手な自分。けれども隔たり無く、エルナは他の人達にするように笑いかけてくれた。
口下手で表情も乏しい自分にとって、彼女の側は居心地が良かった。今もこうして、言葉にせずとも察してくれる。]
Oh, Let me know that at least you will try,
[ エルナの皮肉にこちらも詩の一部を読んでみせた。ああ、せめてやってみるさ。
けれども、そんな芸当が出来るのは魔法使いぐらいだ。そう言うエルナに「違いない」とくすりと喉を震わせた。
他愛無い会話をしながら、ふたりで夕飯の用意をする。その最中、エルナの短い髪が目に行った。
エルナの母が養父した折だったろうか。エルナが髪を切ったのは。恰好や口調は随分と変わってしまった。けれど、エルナはエルナだ。オットーにとってエルナは今でも。
幼い頃に兄と慕ってくれた、小さな女の子だった。]
ゲルト、ゲルト……
「……ぼくをおいていかないで」
[伸ばした手は彼へ辿り着く前に落ちる。
月色はゲルト―であった人形というのが正しいのだろうか。―を見据えたまま、けれど水鏡に囚われたように動けなくなって。
ただただ、その場にあり続ける。
その水鏡が、視界から失われてしまうまでは……]
[やがて現れたゲルトは、いつもとは違う空気をまとっているように見えた。
水鏡の言の葉……やはり、啓示か。
神妙な面持ちで、続く言葉をジッと聞き入っていたが。人狼という単語がゲルトの口から出れば目を見開いた。]
なっ……。
[詩のように紡がれる言葉。少年の声が、いや──予言者の声が、人か狼かと問うのに背筋が震える。]
また……なの、かよ。
[掠れた声で呟く。
宿の外に出て行こうとするゲルトと、それを止めようとするヨアヒム。二人の姿を、ぼんやりとした瞳で見ていた。**]
/*
アルビンさんは経験者、ですか。
台詞通りに受け取ると村人側の感じではありますが、なんだか嵐の前という感じでドキドキしますね。
純粋な人狼騒動村は、そういえば初めてかも?
……人狼…?
波紋…2つ…赤と、白と…?
[呟いている自覚すらないまま、微かな声で
茫然とゲルトの言葉を繰り返して……。]
[周囲の人たちの反応も、
よろりと宿の外へ出ているゲルトの様子も、
視界に映ってはいたけれど、見えてはおらず。]
……ゲルト…?
[しばらくそうして立ち尽くしてから、やっと我に返って、
ゲルトの名を呼んでいたヨアヒムの声を思い出し、後を追った]
/*
プロの時点で皆さんがどの役職を希望しようとしているかを予想してみて楽しむテスト。
結果:無理。
たぶんどちら側になっても大丈夫なようにしているのですよね。私も気をつけてはいますが。
[彼女がなんと答えようと張り付いたように笑顔を浮かべ続け、まだその場にゲルトがいるならそちらに視線が移る。
暫く、何があってもそのままだろう**]
[風雨の最中、朧気な足取りで少年が目指したのは湖の方角。
よたりよたりと…風に弄ばれながら緩慢な動きで道を逝こうとしただろう。
誰が何なのか? それは語らずとも人狼の存在と、そして希有な力を秘める人の存在、その存在を明示し数まで言ってのけたこの少年に、当人達はどのような感情を抱いたことだろう?
迷いの具となり、少年の想いが届かぬと…それでも神に許しを請うた。神へ仕えし者に何が飛来しただろうか?
黄昏に懇願するように伸ばした手を見た者は何を感じただろうか?
抑えきれぬ恐怖と惜別の念を涙へ転換させた様を見た者はどう思ったことだろうか?
風に弄ばれ逆巻く水面は何も映さない。
はためく衣服に
祝福はあったのだろう……あの日あの瞬間、少年の命の灯火は費えていたはずだった。
それが今この瞬間まで生きることを赦された。
仮初めの命を与えられて。
神は多くの想い出を授けてくれた。
幼なじみ、姉、未だ見ぬ神様の導、芳醇なパン…涙と笑い
全てが神の祝福だったのだ。]
["黄昏の村"と呼ばれてる村があった。
黄昏時の空が美しく見えることが由来だという。
その黄昏の村に、一組の夫婦がいた。
栗色の髪に翡翠の瞳、明るい性格のアネットという妻
金の髪に月色の瞳、寡黙な性格で常に人前では赤いフードを被っているエドワールという夫――彼はアルビンと同じように行商人であった。]
[二人の間に生を受けた子供は、ヨアヒムと名付けられる。]
[その子供は、ごく普通の子供だった]
[――普通故に異常だった]
光を……
[どうか願わくば、光を全ての人に
私を愛してくれた村の全てに──
そして……
彷徨うように伸ばした手は虚空を彷徨う。
懇願するように名を呼ぶ幼なじみを探して>>261
自らのために様々なことを授けてくれた姉の温もりを探して>>230
無論掴めることはなかっただろう。
やがて閉ざされた視界に闇が落ちる。
想いの代わりに冷たい雨を
温もりの代わりに歪んだ大地を
掌は掴むだけだった。
少年の最期の呟きを 誰が耳にすることができただろうか?
何れにせよ、湖へと続く路の半ばで気を失って倒れている少年の姿は、やがて見つかることだろう。]
『ゲルト=エルメンライヒ
曰く水鏡の語り部
曰く予言者
その者の心は湖へと還る。
身体に幾ばくかの消え入りそうな生命の香だけを残して』***
…ヨア!?
[こちらを見たヨアヒムの月色の瞳の虚ろさに、
すう…と背筋が冷たくなるのを感じて、慌てて駆け寄り。]
……いらない子……?
[不自然な笑顔と、問いかけているようで
問いかけではないような言葉。その意味を頭が理解すれば。]
……いいえ、いらない子は……。
[ヨアではなく…。思わずそう呟き返しかけてから、
はっと気づいて、頽れるようにヨアヒムの傍らに膝をつく。]
…いいえ。ヨアは必要な人よ。
[一呼吸整えて、力の入らない身体で、
ヨアヒムの月色の瞳を見上げた]
/*
とりあえず、ネタらないようにだけ気をつけました(はふぅ)
男の子使うと大抵遊んじゃうので(汗)
みんなこんなMOBキャラにたくさん絡んでくれてありがとう。
さて……墓下どうしようかなw?
……誰が、あなたに、いらない子だと言ったの?
[風雨の中、答えなど耳に入らない様子で、時折視線をどこかに向けながら不自然な笑顔を浮かべ続けるヨアに、やっと彼がどういう状態であるか、朧気ながら推測がついて。]
[おそらく耳に入らないだろうと思えたからこそ、
ぽつり、そう尋ねる。]
……エルナさん?
ヨアの様子が…。手を貸してもらえませんか?
私は…ゲルトを探しにいかないと……。
[エルナの姿と声を認めれば、少しだけ安堵の表情を浮かべ。
ヨアをエルナに任せてゲルトの後を追おうとしたけれど、
自分自身も、自力ではしばらく立ち上がれなさそうなことに気づくと、どうしていいか分からず、泣き笑いのような表情を浮かべた]
/*
ゲルトが凄すぎて。
すごいよ……華を添えるとかそんなレベルじゃないよ…。
そして心は湖に還った、で泣きそうになった。
こっちも負けないように盛り上げていかなきゃ!
ああ、よかった。
遠くまで行っているんじゃないかって……こんな天気の中。
[ヨアヒムとカタリナの姿に息を漏らす。
雨よけも持たずに出てきたが、濡れることを気にもせずに近づいて、ふたりの前に膝をついた]
無理はだめだ、カタリナ。
ここはオレか宿の奴らに任せて、あたたかい部屋に戻ろう?
[諭すようにカタリナの蜂蜜色の瞳を見つめる。
頭を撫でようとするように手を伸ばしたが、すぐに下ろして。
ヨアヒムに声をかけるが、答えはない。
ここは仕方がないと、半ば強引に肩を貸す形で立ち上がらせると、すっとカタリナに向けて手を差し伸べた。
その頃には他の人々も出てきていたかもしれないが]
[ゲルトの啓示に言葉も無く呆然と立ち尽くしていたが、エルナの声にはっと我に帰る。>>271]
行くな、エルナ!俺が代わりに――
[らしくなく、大きな声が出た。
ゲルト、ヨアヒムとカタリナが出て行った扉は開いたままだった。そこから雨水が入り込み床を濡らす。扉の向こうの様子から外が酷い暴雨である事は知れた。幾ら気丈に振る舞っているとは言え、エルナは女だ。そしてオットーにとっては、小さな女の子だった。昔と変わらず守るべき存在だった。
エルナの後を追い、宿の外に出る。そして嵐の中エルナの姿を見つけて、「ここはオレか宿の奴らに任せて〜」というエルナの言葉に強く反対した。]
お前も宿に戻れ。ゲルトは俺が連れて帰るから。
……ヨアヒムとカタリナを頼んだぞ。
[エルナの目を真直ぐに見つめてそう言った。
エルナの傍らに居るヨアヒムとカタリナにちらりと視線を向けるが、ふたりのことはエルナと後から来る者に任せて、直ぐにゲルトを探して暴雨の中に進んで行く**]
[出て行く際にも、オットーの声を振り切っていた。
ここでもまた風の音に負けじと口を開く]
いや、オレも一緒にゲルトを――!
[しかしその先は続かなかった。
彼の瞳の力にただ怯んだとか、そういうものではきっとなかった。
下を向き、悔しいといいたげに唇を噛む。
わかった。ただ一言返して。
カタリナたちに顔を向けた時にそれらの感情は浮かばせない]
さ、オットーもこう言っているし。大丈夫だよ。
温かいミルクでも飲もう。
ゲルトもきっとすぐに宿に戻ってくるからさ。
[空回りしているだけかもしれない。
でも明るさはなくしたくない。
笑みを浮かべ、ふたりが嫌がらなければ、ともに宿の中へ。
それでもカタリナが追いかけたいと言うのなら、仕方ないなと苦笑してそれ以上止めることはないだろう]
……。
[振り返った先にもうオットーの背は見えなかった。
他にもゲルトを探しに行く人がいるなら気をつけてと送り出し、自分はミルクをあたためるために厨房へと入ってゆくか**]
……いえ、私はいいので…ヨアを先に。
これ以上濡れて、風邪をひいたりしないように…。
[いつもならば、少し身を竦めたかもしれない手や、
ヨアヒムを立ち上がらせる様子をぼんやりと見ていたけれど、エルナの手が自分に差し伸べられれば、ヨアを先に、と首を横に振った。]
[オットーが来てくれたのは、地面に片手をつき、
なんとか立ち上がった頃だっただろうか。
ゲルトを連れて帰るから、というオットー>>276
の言葉に、心のどこかで安堵したのは覚えているけれど]
[後から思えば、ゲルトを追ってくれたオットーに、
先ほどヨアが視線を向けていた方向を告げればよかったのに、
この時は、考えが及ばずに……**]
/*
そういえばオットーさんの一人称俺だったっけ。
と読み返してしまった人がここに。
カタリナさん、遅くまでお付き合いありがとうございました。
おやすみなさいませ。
/*
で、役職どうしようか。
人間関係的には狼ではなくて疑い合いも楽しそう?
こう、ハートフルにしておいて。
裏で「こいつ美味しそう」とかやるかどうか。
とりあえず目覚ましかけて寝よう。
そして起きられない可能性が42パーセント**
―宿のすぐ外→宿の中―
……はい。ゲルトが風邪をひかないうちに、
オットーさんが見つけてくれると、いいのですけれど…。
[エルナの言葉と笑みに、
やっと少しだけ微笑みを返してから頷いて。
他にもゲルトを探しに行ってくれる人がいるなら、問われれば、遅すぎるかもしれないけれどと危惧しながら、先ほどヨアヒムが見ていた方向と、オットーが探しに行った方向を伝え]
エルナさんも、少し濡れていらっしゃるから、
よかったらこの布を使ってください。
さっきはとても助かりました、ありがとうございます。
[濡れたヨアヒムのために布類を取り出すと、厨房へ向かおうとする様子のエルナ>>279にも、お礼を言いながら一枚差し出し。その後は、部屋を暖めようと暖炉の火を強め始めたか**]
10人目、司書 クララ がやってきました。
司書 クララは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
―村のはずれにある小さな図書館の一室―
……。
[一人で、黙々と仕事をしている。
静寂の中、小さいながらも閉架となった本を整理したり、虫干ししたり。
そういった裏方的な仕事が、クララの仕事であった。]
……?
[その時、不意に誰かの気配を感じて顔を上げた。
恐らく、そこには宿屋へ集まる旨を伝えに来た誰かがいただろう。
生憎、クララは人見知りで交友関係も広くはない為、それが誰なのかは恐らくわかっていなかったが。]
……。
[クララは宿屋へ集まる事を承諾する意を込めてこくりと頷き、辺りに散らばしていた本をさっと片付けて宿屋へ向かった。
―図書館→宿屋―]
―回想・宿屋―
……。
[宿屋に着き、宿帳に記入をしてから食堂へ向かう。
誰かと目が合えば会釈程度はしただろう。
―宿屋入口→食堂へ―]
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