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15人目、連邦中尉 ユーリエ が参加しました。
連邦中尉 ユーリエは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
― 回想・惑星フローリス ―
[美しい女性に話しかけられている間は、それとなく影に隠れておいて。移動し始めた上官の姿を追って暗い路地に踏み込んだ]
それでも制服組がここに来る意味はあったのでしょう?
わざわざ少将が直接出向かれるだけの何かが。
[首を傾げると、軍人らしからぬ長い髪が一緒に揺れる。
同行者に選ばれていたのは、このらしくない外見が理由だったかもしれない。こうした私服姿では、どうみても軍服組には見えなかったことだろう]
ったく、土産のコニャック。
これ飲む時に混ぜろよ。俺も飲んでない高級品だぜ?
それで手を打つ。
[堂々と言い切って、唇の端に軽快な笑みを浮かべた。
ひとつ年下の友。彼の人を見る目は信用している。
平等に人を見、動ける男だ。
そうでなくば、亡命王国貴族などというレッテルを背負った自分を、
こうも躊躇なく友として扱うものか。
この関係は変わっていない。今も───あの頃からも]
― フローリス・イーゼル間 ―
いたいた、あれが目標のシャトルだな。
超光速航行中らしいが……やはり直接戦場のルートだったようだな。
[通常のシャトルとは異なる高速推進で目的地に向かうシャトル>>100をこの膨大な宇宙空間での航路を半ば勘に近いノリで探り当て、彼の乗った旧式戦艦一隻がシャトルの予想進路に向けて発進していた。]
移動中に無線で驚かすのも申し訳ない。
おい、識別信号弾をあげろ。
上官殿に花火でご挨拶だ。
[尋ねられればゲルトからの辞令が届いた事から、目的地まで護衛も兼ねて同行すると嘯いただろう。旧式戦艦一隻で護衛も何もなかったが。]
/*
私服ってなってんだから、入り直せば良かったよね…
ユーリエ見て、やっと思ったわ(←
あああああ。その手があったwwww
― 回想・惑星フローリス ―
あっと、フランツさん。
[つい階級で呼んでしまった口を手で隠す。
壁に耳あり。人気がないからと気を緩めてはいけなかった]
対話なき国は滅びる、ですか。
互いに軍事に重きを置いてる今の状況はどうなのでしょう。
って、私達が言う事じゃありませんね。
[街中であるために多くを語られない話に頷いて]
伝達、了解しました。
安全対策も怠らずにですね。
[一瞬、戦場にある者の鋭さを湛えた光に小さく息を飲んで。真面目な顔で拝命した、つもりだったのだが]
(バルテン少将…新総司令のお気に入り、か。)
[上官にあたる相手に挨拶を交わしながら、内心では不貞腐れたような諦めの混じったため息をついた。その総司令も現首相の息子であると報じられていて知っていた。]
素行不良のまま、もう少し僻地にいた方が長生きできたかも知れねえな。
[無線を切った後、頭を掻きながら欠伸をして、胸に下げたロケットを開いて中の写真を眺める。立体映像もあるが、彼が手にしているのは昔ながらの二次元画像。彼には似つかわしくない蜂蜜色のふわふわとした髪をした幼女が無邪気な笑顔を覗かせていた。]
まあ、いいけどな。
遺族年金は出る。
[連邦が滅びない限りは。**]
― 回想・惑星フローリス ―
えっ。まだお買いになるんですか?
[時間ギリギリまで遊んでいて良いものだろうか。社会的にもまだまだ経験の浅い身は、判断もつかずに呆れ半分に聞き返す]
しょーがないなあ、もう。
[そう言いながらも、初めて訪れたフローリスは魅力的な場所で。誘惑されるように、一緒になって喧騒の中に紛れ込んでいったのだった*]
連邦中尉 ユーリエ が村を出ました。
15人目、連邦中尉 ユーリエ が参加しました。
連邦中尉 ユーリエは、ランダム を希望しました(他の人には見えません)。
― シャトル内 ―
[許可は貰っているとはいえ、髪を流したままでは何かと邪魔にすぎる。軍服に着替えた後は、二つ結いに戻した。
戦闘機に乗り込む時はもっとひっつめることもある]
次は前線かあ。落差大きい。
[フローリスでの初体験の数々を思い返しながら、壁に額をくっつけた**]
16人目、連邦少佐 ロー・シェン が参加しました。
連邦少佐 ロー・シェンは、占い師 を希望しました(他の人には見えません)。
――しばらく前・とある強襲揚陸艦――
艦長殿は負傷あそばし何とやら。
一応副官なんで、俺の指示に従ってくれよな。
おいそこ!嫌そうな顔すんなよ!
――しばらく前・小基地での戦闘――
『[[2d6]]番艦被弾!至近距離!本艦真上です!』
『敵艦、射程距離内!艦長代理!』
[報告…というより「大丈夫か!?」という苛立ちを含んだオペレーターの声を涼しい顔で受け流して、手にしたカードの束から1枚を引く。]
…黙って見てろって。
今日はの方角が縁起いいんだ。
[攻撃を主とする強襲揚陸艦が、まるで息を潜めるかのように敵艦との衝突を避け、するすると敵陣に喰い込んで行く。
その間も味方の猛攻は続き…ほどなく、砲撃が途切れた。]
――しばらく前・小基地での戦闘――
『至近距離で7番艦被弾!本艦真上です!』
『敵艦、射程距離内!艦長代理!』
[報告…というより「大丈夫か!?」という苛立ちを含んだオペレーターの声を涼しい顔で受け流して、手にしたカードの束から1枚を引く。]
…黙って見てろって。
今日はの方角が縁起いいんだ。
[攻撃を主とする強襲揚陸艦が、まるで息を潜めるかのように敵艦との衝突を避け、するすると敵陣に喰い込んで行く。
その間も味方の猛攻は続き…ほどなく、砲撃が途切れた。]
…そら、敵さん黙った!
いまだ、行け!全速力!
いいから!もう撃たれねぇって!
[何の根拠もない。しかしもう撃たれない。
まるで沈黙のタイミングを予期していたかのように、先陣を切って降下を始める。
同時に報告すべく、旗艦へ回線を開いた。]
[見知った女性オペレーターの顔を見て、満面の笑みで報告する。]
いよーう、子猫ちゃん♪
一番乗りの「クレーエ」、突入するぜ。
中枢までは30分…いや、25分だな。>>4
半端な方がありがたみあるだろ。
援軍がなけりゃあ…そうだな、占領まで60分にしといて。>>5
制圧に30分、ティータイム20分。
最後の10分はキミとの愛の語らいってことで♪
[目を丸くして何かを言う彼女をよそに、その姿はもうブリッジにはない。]
…俺も行く。
[[6d10]]秒で準備しとけ。
今夜はいい酒飲もうぜ。
[乱暴にネクタイを緩めながら、携帯用の通信機に早口で伝えると、それらを上着ごと投げ捨てた。]
[目を丸くして何かを言う彼女をよそに、その姿はもうブリッジにはない。]
…俺も行く。
40秒で準備しとけ。
今夜はいい酒飲もうぜ。
[乱暴にネクタイを緩めながら、携帯用の通信機に早口で伝えると、それらを上着ごと投げ捨てた。]
…ここらで目立っとかないと、後々厳しいしな。
主に俺の信用が。
めんどくせーけどよ。
[それは、どこかの誰かが漏らしたつぶやきにも似て。]**
お疲れさま。
フランツ・フォン・バルテン特務補佐官です。
既に辞令はお持ちかな。ならば話が早い。
ああ、護衛とは恐縮だな。よろしくお願いします。
[程なくして戦艦と通信が繋がった。
敬礼を交わして口にするのは、ゲルトから押し付けられた──
もとい、与えられた役職だ。
階級は階級章を見れば容易に知れるから必要あるまい。
とはいえ、准将からは全てを了解して連絡をしてきた風があった]
では説明は不要だろうけれど、一応。
この作戦には王国の抵抗が予想される為に、迅速をもって一とする。
念のために、イーゼルの最新図面をそちらに送ります。
到着までに照合を。
あと、そちらからは周辺宙域図を頂けないかな。
一番新しいものが手元にあるでしょ?
手数おかけして申し訳ないが、頼みます。
[にこやかに挨拶と幾つかの遣り取りを交わす。
ついで、背後を振り返った。
柔らかい印象の髪を二つに括った女性士官が控えている]
それと、ヴィンターニッツ准将。
こちらはユーリエ・ハーゼノア中尉です。
惑星フローリスで共に過ごし……あ、いや。
……共に偵察を行ってきました。
今後連携することもあるだろうから、よろしく。
[冗談を途中で切ったのは、また呆れたような視線を感じたが為である。
そそくさと通信を切って、ハーゼノア中尉を振り返る。
少し、悪戯を言い訳する子供のような調子になった]
あー…、いや。
場を和ませるのは重要なわけだし……、ああ、うん。
准将は真面目そうだったよね。
あ、君も宙域図に目を通しておくように。
彼らが持っているのは最新の情報だけど、
これは王国も持っている可能性のある情報だ。
不意に背を突かれることはされたくはないだろう?
……この辺りを制圧すれば、ヒューグまで障害はない。
ならばとあの女王陛下が思い立っても、俺は不思議に思わないな。
目を開いておくのも、俺たち軍人の務めだろ?
第一、命が危ない。
[街で口を閉ざした対話>>113へ返答の一端を告げる。
付け加えたのは半ば深刻な本心、それでも口調はごく軽い]
こちらフランツ。
ヴィンターニッツ准将と合流した。
准将の最新宙域図はもう、そっち行ったか?なければ送る。
取りあえず、そっち向かうから拾ってくれ。
[少しの後、適当ともいえる通信が総司令に向け送られた。
ささやかな艦隊は、光を欺く速度で漆黒を*往く*]
整備士 ローレル が村を出ました。
16人目、連邦兵長 整備士 ローレル が参加しました。
連邦兵長 整備士 ローレルは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
― 通信基地戦闘後 ―
ドライブユニットのチェック完了しました。
破損箇所ゼロ、スーパーブラディオンの発生率99.7%保持
νプレオンフィールドの展開に問題ありません。
[この艦の損傷は殆どなく、超光速推進装置のチェックまで済むと今のところの仕事はほぼ終わる。
隙を見てはついついペンを握り締めてしまうが、整備兵としての修士過程はきっちり納めて、それなりに好成績を叩き出したのだから、難しい事ではないのだ。
…と誰かの声が聞こえたら、胸張って言うだろう。]
[上官への報告を終えると、慌しい周囲を見回した。
忙しく人は動いているけれど、まだまだ緊急性や緊張感は薄い。]
あ…。
[ふと向こうへと、連行されていく王国兵を見た。
おそらく通信基地の生き残りだろう。]
あれが帝国の兵なんだ。
なんかやっぱり……ちょっと怖そう。
[生粋の連邦生まれの連邦育ち、また今までは地上勤務だった為、生の王国兵を見た事がなかった。だから余計に、国が違うから、戦争をしているから、敵国は怖いものだ。といった固定観念からはなかなか抜け出せそうにない。]
[元王国人なら見たことあるが、というか連邦兵だと思ってたら前にそんな話をちらっと聞いて、驚いたのが今は少し懐かしい。
父親介して初めて会ったのは、軍学校に入った前後だった。
その時はまだ描きまくっていた、ありったけの風景画や人物画を見せては褒めてもらったのを思い出す。]
みんなフランツさんみたいな人だったら怖くないんだけどなぁ…。
(そういや今何してるんだっけ。
ええと何か聞いた覚えが…。)
[とまたぼんやりしてたら背後から怒鳴られた。]
村の設定が変更されました。
えっ、はっ、はい!
[「手が空いてるなら、強襲部隊の被弾箇所の修復を手伝って来い」と言われて、慌てて走り出す。]
…って強襲部隊って。ローさん居るトコ?
[軽薄の風吹かしてる人を思い出して、非常に微妙な顔をしたとか*]
あいよ、りょうかーい。
[そんな気の抜けた返事をしたのは、別れ際に言われたグレートヒェンの言葉>>55に対してだった。
背を向けたまま軽く手を振っての返答はさぞかし心象が悪かったことだろう。
それがシロウだと言ってしまえば、それまでのことなのだが]
[誰にでも砕けた口調で接する王国大将の印象は賛否両論。
話し易いと好印象を与えることもあれば、軍人らしからぬと誹られることもある。
上級貴族の出でありながらこの言動と言うのも、心象を下げる一因だったことだろう。
今の地位に付けたのは家の力だと噂されることさえある。
それについては肯定も否定もしない。
言いたい奴には言わせて置けば良い、それがシロウの考えだった]
― 重武装航宙母艦レントゥス ―
今、マールスに居たハイツマン少将の艦隊がイーゼルに向けて出発している。
目的は調査技師団の救出。
とは言え、連邦軍との交戦は免れないだろうな。
一番槍はアイツらってこった。
……おいそこ、ぶーたれんな。
見せ場はこの後いくらでも作れる。
[シロウが指揮する航宙母艦・レントゥスに乗り込み、各戦艦に詰め準備をしていた麾下の者達に通信を飛ばす。
血気盛んな部下に対して突っ込みを入れつつ、状況把握は進んでいった]
もう一度言うが、俺達の出発に変更は無い。
戦艦・装備の点検、必要物資の積載他の準備を怠るな。
ああ、最新の宙域図も忘れるなよ。
[注意事項を含め簡単な軍議を行った後に各自準備へと戻らせる。
シロウ自身もレントゥスの主要部分を見回った後、出征式へ参加すべく艦を降りて行った]
本当なら早急に出発してぇところだが。
姫さ……っとぉ、陛下がああ言うなら仕方ねぇわな。
[以前の呼び名を口にしかけ、言い直して呟きを零す。
傍らに居た副官が小さく苦笑を浮かべていた]
俺の付き添いは良いから、お前も準備して来い。
いざと言う時に動けないんじゃ意味ねぇからよ。
[そう言って副官を傍から離し、一人気儘に移動を始めた]
そりゃそうでしょうよ。
窮鼠だって猫ぐらい噛むわけでして、ましてや王国は翼も牙もあるドラゴンみたいな存在だ。
右の頬に飽き足らず左の頬を差し出すマゾ的な精神構造を持っていない限り、殴られたら殴り返してくるでしょうよ。それも数倍にしてね。
[フランツの言葉>>125に皮肉交じりの軽口を返しながら]
宙域図? ああ、ありますぜ。
戦艦が旧式でも、データは流石に旧態依然ではねえでしょうし。
[副官に首だけで転送させるように促した。]
ところで、そちらのお嬢さんは少将の副官で?
共に>>126ですか。いいですねえ。
俺も少将殿にあやかりたいものです。
(総司令のお引き立てともなると、綺麗どころまで見繕ってもらえる訳ですか。)
[流石にそこまでは言わなかったが、態度に出たとしても隠す気はなかった。**]
― 旗艦《ヴィーゼル》艦橋 ―
[イーゼル星系に向かうまでの時間。
当然遊んでいるというわけにはいかなかった]
敵さんの総兵力は報告によれば1万5千。
だが、航行中の艦隊と合流すれば
遭遇した時には増えてる可能性もあるわけだ……。
守備隊を全滅させつつ、地上を制圧し
同時にこちらの援軍に備えるか……?
[敵が果たしてどう動くだろうか。
いくつかのシミュレーションを頭の中で行う]
……。
当然イーゼルの守備隊と調査隊には、敵が向かっているから
いつでも逃げられる準備をしておけと、上層部から伝わってるよな。
大丈夫だとは思うが、念の為に通信をおくっておけ。
それから援軍がくることもな。
[通信士に指示を出した]
─ Willem-I ─
[軽い調子の返答と共に、背を向けながらひらひら振り遠ざかっていくシロウの手を>>134眺め、私は小さく溜息を零した。まるで貴族然としないその立ち振る舞い…あくまで個人的には上流貴族にありがちな高圧的傲慢な振る舞いよりかはよっぽど好感を覚える…のだが…
女王陛下へ対する言動に関して眉をひそめる者もいたが、当の陛下が気にした風でもないのなら私から何も言うことはない。ただ……]
できれば思い出したくないのだけれど……
[私が見た兄の背は、兄の手は──そう、兄はああやって軽く手を振りながら還ってはこなかったのだ。
どことなく似た仕草に重なって思い起こされる想い出は、心地よいものではなく]
[Willem-Iを降りる間際、ヴィーゼルから届けられた封書を受け、>>67その短い一文を目にすれば小さく笑う]
口喧しい補佐の言など聞き流せば良いのに、わざわざ返信してくれるとは…
ふふ…律儀な方だ。
[信に篤い彼がそう記すのなら、間違いはないだろう。封書を丁寧に戻せば艦を後にした]
/*
ちなみに、私を知る方にはもうおわかりかと思いますが、キャラ選択の決め手は
ポニーテールだったからです。
いやん>< 真面目な子ってあんまりやったことにゃいw
― 強襲揚陸艦 ―
[微妙な顔して向かった先は、>>118ロー・シェン率いる一隊のものでは無かったかもしれない。何故なら。]
わ…こっちは無傷じゃないね、さすがに。
[とあちこち傷ついた機体に溜息ついた。
無傷で戦争勝てる程世の中甘くないとは分っているが、そうだといいなとは時折思う。自分の仕事が無くなる訳だが、そうなったらまた夢を追いかけてみようという踏ん切りもつくし。]
[昔から絵には非凡な才能があった。
父や母や、他の皆から絵が上手いと褒められる度に嬉しくなって、何枚も何枚も、時には狂ったように描き続けて―――自分の求めているものと才能の矛先に、微妙なずれがあるのを感じたのは早い時期だった。
今でも絵を描くのは好きだし、止められなくはあるのだが。
その事ともうひとつ、父の左遷を切っ掛けに、本格的に軍属の道を選んで現在に至る。]
[先に修理を始めている整備士仲間に、やっほと手を振って、自分も間近の修復に当たった。]
塗装抜きでコーティングだけだよね?
フレームは生きてるから、ここを……空いてる溶接機貸して?
[覚え知ったる手順通りに、てきぱきと修理を初めては終えていった。]
― 王国総旗艦 Willem-I ―
グレーテ。
報道官にも伝えてあることだが……余からヒューグ連邦への宣戦布告、ただの外交事務的な手続きに留めるでないぞ。
本艦と主星の超光速通信能力をフルに使い、連邦の隅々にまで余の布告を行き渡せられるよう準備させよ。
そのために一時的に通信がパンクしようとも構わぬ。
余の熱望よりも優先されるものはこの宇宙に無い。
[また傍迷惑な話を信頼する近臣に押し付けた。
ただ少なくとも、宇宙全ての視線を惹き集めることになっても気後れしない覇気だけは疑いようがなかった]
連邦中尉 ユーリエ が村を出ました。
16人目、連邦中尉 ユーリエ が参加しました。
連邦中尉 ユーリエは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
― シャトルにて:フローリス・イーゼル間 ―
[無人の通路の壁から額を離して管制室に向かう]
お目付け役としてもって。
あんな意味だとは思わなかったなあ。
[元王国貴族。そのためにつけられたのかと思っていたのに。
歓楽地で羽目を外さないためにつけられたのではないかと今では思うほどに、そのフットワークは軽かった。
同時に有能な手腕も傍で見て強く惹かれるものを感じたから、軽蔑よりは尊敬が勝っていたのだが]
了解しました。
イーゼル周辺は王国軍が優勢でしたから、その可能性も低くはないでしょう。
[不意打ちなどされたくない。当然と頷く]
はい。ここを本格的な拠点として侵攻されたらヴィラーだけでは追いつきません。
当然、王国側にとっても狙い目。
彼の女王陛下は、対話よりも華やかな戦果を望まれそうな方だと言われていますし。
[敵国の君主については伝え聞くものばかりで、どこまで正確な情報なのかは分からない。
そういえば少将はその人となりをもっと知っているだろうかと思ったが、亡命者という微妙な立場を思えば人の集う艦橋のような場所では正面切っては聞けず、迷うようにフランツの顔を見つめた後]
あとはイーゼルの調査隊だが……上手くやってくれような。
[連邦艦隊の襲来までまだ時間はあるが、その間に脱出というわけにはいかなかった。
小規模な守備隊しか置いていない基地では超光速航行可能な艦艇を駐留させることができず、定期連絡船や試掘した希少鉱石を回収する星系間輸送船の巡回に頼っていたのが現状である]
星を失っても取り返せばよい。
戦力を失っても時間があれば回復できる。
しかし得られる知識だけはどうにもならん。
[調査技師団は、鉱山開発が主目的であるが――その産業を支える生活圏を築けるだけの基地増設ができなければ意味が無い。
それらを達成するために様々な分野のエキスパートが派遣されており、彼らを手放すのは国家戦略の重大な損失に繋がりかねない。
イーゼル星系の開発が進み、大規模な基地が造営されれば、資源惑星としてだけではなく前線の軍事基地として転用も可能であり――ヴァレール王国の国家戦略の前進にも繋がることになる。
それゆえ、連邦軍の侵攻に対し、防衛に適したマールスまで引いて守るという考え方は無かった。
ただ、女王には覇業の完遂は基地増設後にという考え方も無かったが]
は……心得ております。此度の演説に合わせ王国の全通信機能と予め配備しておりました通信衛星をリンクさせております。
[よどみなく返答しつつも、一瞬肝を冷やす。
元より事務レベルで終わらすつもりはなかった。
王国の象徴が直々に戦線へと馳せるのだ。事務で済む問題ならば電子文章で事足りる。
だが……連邦首都へ届く通信範囲を想定していた。
備えあればというものだろうか? 先の先制攻撃に際し、次を危惧し監視用通信衛星を広範囲に展開させていたのが功を奏したということだろう。この布告に際し連邦が奇襲をしてくることもあり得ない話ではない。
……というか、展開してなかったら今から準備していても間に合うわけがない。
通信ラインに能力を割く分、監視能力は一時的に減退するのだが、そこはもう致し方ないだろう]
陛下の覇をどうか全宇宙にお示しください。
[かくして王女自らによる宣戦布告はほぼ当該宇宙を駆けめぐることになる]
/*
うーんと(ログ見ている)
父さんが戦列復帰する事って、別に秘密じゃないんだよね?
極秘とか書いてなかったはずだし。
[数時間後、再び回線を調査隊につなぐと、作戦概要を伝える。
これまで得られたデータから弾きだした、
連邦軍のおよそのイーゼル星系への到着時刻。
ならびに、王国軍の到着時間。
両者の軍が出会うであろう時刻より早く、
調査船と守備隊が惑星を飛び立つ時刻を設定する。
調査船が惑星に残ったままだと、
王国軍が大敗した場合に調査船を護ることが出来なくなる。
そう考えてのことだった。
彼が考えている通りの結果になれば、
連邦軍と調査船との間の宙域に王国軍が割って入る。
そこで時間稼ぎをすれば、調査船だけは死守出来るだろう]
― 戦艦内 ―
[シャトルに先行するように、目標地点へと向かう。]
ハーゼノア中尉だったか。
[慣れない冗談にどう反応していいのか判らないような初々しさの残る様子>>150を思い返しながら呟く。]
若いお嬢さんの遺体はあまりみたくねーし、
偉い人間のトコにいるのが一番マシかね。
[王国に比べれば、国家の気風に加えて単純な人材的な差もあってか連邦の前線の女性率も低くない。]
せいぜい少将が名将でなければせめて、人使いの荒い臆病者であって欲しいね。
(とは言え……調査の同行なら、それっきりかも知れないがな。)
[自身、ほぼ身一つで呼び出されている。今後の編成を含めて先を知らないまま、戦場へと向かう。]
/*
なんて適当に書いたけど、惑星に留まらせるほうがかしこかったのだろうか。
わからぬ(中の人はど素人だった)
PCは逃がす為の最善を取りつつ、村視点ではドンパチする体勢にもっていく、がRPとしてはよいのだろうけど。
最善ってなんだろう。わからぬ(2度言った)
[イーゼルへ本隊が航行する間にも、
先行させている偵察隊からの情報が届く。
近づくにつれて量が増えていくそれらに目を通しながら、
やれやれと口に出して呟いていた。]
一万規模の王国軍接近中、か。
ちぇ。先に着ければ楽できたんだけどな。
[女王による連邦に対する宣戦布告演説が始まるまでの間、イーゼルに迫っているであろう連邦軍の規模や王国軍の規模、現在航行可能となっている航路について等の情報を集める。
連邦軍が侵攻してくるであろう航路、こちらが侵攻出来るであろう航路。
超高速航行では通過が難しい宙域についても視野に含め、戦略を考えていく]
連中の第一目標がイーゼルなのは間違いない。
かと言って総力戦で来るかと言えば……違うだろうな。
防衛ラインのヴィラーにも戦力は残すはず。
イーゼル攻略中に回り込まれるのを危惧しねぇはずがねぇからなぁ。
[情報と宙域図との睨めっこは続く。
総旗艦のリラクゼーションルームの片隅を借りて、シロウは難しい顔をしていた]
イーゼルを拠点化出来ればもうちっと楽だったんだがな。
[今はそれに適さない星だったため、ぼやいても仕方の無いことなのだが。
大きな溜息と共に無造作に後頭部を掻いた]
…戦力二分も考えっかね。
[正面からぶつかるのと、回り込んで遠征するのと。
戦略として視野に入れて良いもののはずだ]
/*
睡魔が酷くて困る…。[物凄くぼーっとしていた]
仮眠しつつにするかなぁ。
すっきりしないとまた何か間違いそうで。
今更言ってもしかたない。
めんどうだけど、先に王国軍をなんとかする。
イーゼルは逃げないし、軍を分けるのも馬鹿だ。
[指示を出してから、ぼやくように]
……楽に勝てる相手だったら良いんだけどなぁ。
[なんて言うもんだから、
艦橋の人間から冷たい視線が飛んできたりもする。]
[さてどれくらいか進んだ頃。
随分集中していたのか、友人(?)から肩を叩かれ我に返る。]
っと、何? 危ないなーもう。
物持ってる時急に叩かないでって…
[移動の時間を無駄にせず、最新の情報に目を通す。
ヴァレール王国の通信基地攻略に加わっている部隊名にしばし視線を留めた。
娘のローレルが所属している隊だ。]
初陣 か。
[胸のポケットを軽く押さえる。
手帳に挟んであるのは集合写真と、ローレルが名刺の裏に描いてよこした「パパの似顔絵」
親バカかもしれないが、特徴をつかんでいてなかなか巧い。]
…え、マオルヴルフ号も合流?
パパ達が?
[その友人が一体何処からそんな情報を仕入れてきたのかは知らないが。
左遷されていた父親が戦場に帰って来ると聞いて、途端に目を輝かせた。]
やっ たあ!
[ぐっと胸元に拳を作って、少し引く。
なんたらポーズとか言った気がするが覚えてなかった。]
えっ、嬉しいよ!?
だって左遷されたら二度と戻って来れないかもとか、
そんな話も出てたんだよ!ママ泣いてたんだよ!?
パパもきっと喜んでるよ!
15000の艦のうち、5000は進路変更。
ザトゥルン大佐の指揮下に入り、敵艦隊への横撃を狙うこと。
残りは両翼2000ずつ、中央8000。
横隊にて敵艦隊と当たる。
右翼にラートリー中佐の隊を。
左翼には―――
[麾下の指揮官たちの配置を決め、
もろもろの連絡を取り合ううちにも、
艦隊は刻一刻とイーゼルに向かって進んでいた。]
[捲くし立てるように友人(?)に言った後、ありがとうっ、と情報元に抱きついた。感謝の抱擁は、父親が居ないからこそ出来る事。]
あー…そりゃ会いたいけど。
今はうん、私もパパも仕事中だし。
一緒の事してるなら、そのうち会えるよ。
…会えるといいな。
[元気かな、元気だよね、とは心の中で呟く。
父が左遷されると聞いて慌てて贈った似顔絵は、急いで描いたけれど色んな物を沢山込めた。
まだ持っててくれてるかな、と思い馳せていたが。]
よっし、気合入った。もうひと頑張りする。
[そうしてまた自分の仕事と向かい合う。
そのうちに―――またイーゼルへと向かう船の一つに乗り込む事になるだろう。]
バルテン少将のシャトルは、一旦スヴァローグに収容すること。
ヴィンターニッツ准将はそのまま強襲揚陸部隊に合流してもらう。
[大体の配置を決定したのち、幕僚の顔を見回す。]
この一戦の目的は、敵軍を撃破することじゃない。
ただ、勝てばいい。
優位になっても決して深追いしないこと。
無駄な損害を出す必要はない。
[娘に軍人になれとそそのかした覚えはない。
軍人にはなるなと釘をさしたこともない。
それでも「社会の一員であり、自活力のある大人」になるべくこの道を選んだのだろう娘のことを思えば、どこか誇らしい。]
そうだな、どこかで会う機会を──
[呟きは、総司令官からの命令(>>168)を受けて宙に消えた。]
[イーゼル星系に近づくにつれて、艦内の緊張が高まってくる。
このぴんと張り詰めた空気は嫌いではなかった。
整然と並んで航行していた艦隊は、当初より陣形を変えていない。
敵より5千少ないのだから、戦力をわけようもなかった。
加えて、任務は敵の殲滅ではないのだ。
出撃時点から装甲の厚い艦を前後左右に並べるという、
防御体勢を敷いていたのだった]
構わない。隠している話じゃないしね。
俺が王国にいたのは子供の時分だったからなあ。
彼女もまだ、物静かな王女様という印象しかなかったし、
あまり具体的なことは知らないんだ。
ただ、傍にいるのが確か……
ロルフ・フォン・トゥルンヴァルト=アマツキ卿だったっけ。
いや、今はシロウ・アマツキ王国大将か。
彼ならばまず、甘いことにはならないだろうからな…。
[ほろ苦い表情が唇の端を過ぎった。
己にとっては、あるいは女王以上に忘れられない名前である]
ま、させないさ。
うちの大将だってそう甘くはない。
見くびって来るなら手痛い目に合うだけだ。
…取りあえず、ハーゼノア中尉。
口直しに───フローリス名産のお茶でもどうかな?
[辛気臭い話はここまでだとばかり、笑顔を向けた。
やがて程なく、先行する戦艦より到着を知らせる通信波が、
総司令旗艦スヴァローグへと送られた───*]
― 航宙母艦ヴァルフィッシュ・格納庫 ―
[とん、とん、たん、とリズムをつけて端末を叩く。
操作する動きは素早く、どこか繊細なもの。
しなやかな指は端末のキーを叩く、というよりは、鍵盤を叩く時のそれを思わせる動きで情報を整理して行った]
……単純な数値でも、あちらさんが上……なんだっけ。
不確定要素もあるだろうし……なっかなか、ハードな任務だよなぁ。
[呟く口調はぼやくようで、でもどこか楽しげなもの]
ま、それはそれで、やりがいあるとも言えるんだが。
[ぽつりともらした呟きを聞きつけた小隊長の一人が、「余裕ですねぇ」と突っ込みを飛ばす。
それに返すのは、楽しげな笑み]
物事、悲観的に考えても仕方ないだろ?
自分で望んでやって来た場所で、ぐだぐだ言うのはお門違いもいいとこだし。
[笑みを浮かべたまま、さらりと告げる。
父の望む政界入りも、母の願った音楽の道も両方捨てて、選んだのは死線をすぐ横に見る戦闘機乗り。
その理由を知っているのは、本当にごく一部の者だが。
いずれにせよ、現在勘当中とはいえ上級貴族の跡取りらしからぬ生き方は、人によって異なる印象を与えていた。
大抵は奇異に思われるのだが、好意的な解釈をされる事もある。
少なくとも、率いている飛行部隊の面々の受けは悪くない]
ああ、あとあちらさん
―――イーゼルの基地に打電しておいて。
逃げたきゃ逃げていい。
援軍艦隊が帰ったあとに残ってたら、容赦しない。
[総司令が告げた内容は、
参謀によって"適切に修正"され―――すなわち、
形式張った投降・あるいは基地放棄勧告として、
イーゼルの基地へと送られた。]
― 旗艦・ヴェーダンタ ―
それで、味方の損害は?
[イーゼルへの航行中、先程の小基地攻略の仔細を尋ねるラートリーの手元には、
インスタントな香り漂う珈琲の入ったマグカップがある。
白地に、青い星と六つの星。共和を示す緑のライン。
ヒューグ連邦共和国旗が中央にプリントされた軍の支給品だ。
『駆逐艦、砲艦、ともに被害は軽微』
『強襲揚陸艦「クレーエ」が被弾し、艦長負傷』
『副官ロー・シェン少佐が代理として強襲揚陸艦を率い、小基地を制圧しました』
ロー・シェン…相変わらず悪運の強い奴ですね。
天使に手を引いてもらっているかのように、いつも危機をすり抜ける。
[女性仕官に片っ端から声を掛けていると専ら評判の同僚の姿を
思い浮かべながら、マグカップを口に運んだ。
航行中に味を望んではいけないが、やはり苦味が些か物足りない]
やれやれ到着そうそう、人使いの荒いこった。
今度の総司令官殿は、怠惰を尊ぶと聞いていたがお話が違うようで。
いや、人を働かせて自分はお昼寝するタイプか。
[シャトルと共に到着するや否や、待ち構えていたかのように辞令>>171を受け取ると顔を顰める。]
強襲揚陸部隊に合流って…おい、とうとう一兵卒に降格か。
これ以上給料が下がるのは困るぞ。
……あ、いやわかってる。冗談だ。
[流石に伝達してきた相手からは批難じみた眼差しを受けるが、意に介した様子はない。乗っていた旧式艦はそのまま帰還されるか解体されるかどうか判らないが、愛着も未練もない。]
俺の分の宇宙服と得物は?
銃よりは手斧がいい。
[必要な説明を受けながら移動する。]
ま、馬鹿は考えるより働けってことか。
政治家の出だけはある。
馬鹿の使い方はわかってるってこっかね。
[わざとらしい大欠伸に隠しながら、鋭いその視線はどこか遠く。]
― イーゼル・基地 ―
[連邦指令官からの打電>>182を受け取った兵士は、
慌てたように彼の上官に報告をする]
「隊長!敵から降伏勧告が!」
「なんだって!くそ、舐めた真似を。
誰が降伏するか……といいたいトコだが。
援軍からも調査団を守りながら撤退せよ。
との指示が出てるこったしな」
[そのような会話がなされた後、
アレクシスが指示した時刻。
調査船と基地に駐留していた守備隊は、
ヴァレール王国を目指して惑星を飛び立った]
17人目、王国軍 中尉 ローズマリー が参加しました。
王国軍 中尉 ローズマリーは、ランダム を希望しました(他の人には見えません)。
たまにはこっぴどく振られてみれば、まだ可愛げもあるんですが。
[あの容姿と態度に騙されるのか、成果はまんざらではないと聞く。
王国からの亡命者という謎めいた魅力がまたいいらしい。
それなら、フランツ少将も立派な亡命貴族なのだが、
知り合いの女性仕官曰く…何かが違う、らしい。
最も、フランツ少将は少将で別腹!とのたまっていたから、
「結局誰でもいいんじゃないですか、それ」とつっこむ羽目に陥ったが]
/*
あっ。
脱出してしまってt
打ち直す時間無いから、アレクシスさんに有難うしつつ脱出補完するとして、落としてしまってもいいかな。
いい、かな。
王国軍 中尉 ローズマリー が村を出ました。
17人目、王国軍 中尉 ローズマリー が参加しました。
王国軍 中尉 ローズマリーは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
/*
ここはもう当初の予定から外れて黒幕化するしか(爆
兄達の干渉は弾く心算で居たけど、軍事教官になった経緯等を考えると協力体制に居た方が自然なのだよな。
貴族の軍部進出はだいぶ進んでるけど、完全に掌握するのが兄(家)の目的、ってことにするか。
その足がかりの一つが俺で、今の地位に居る。
半分以上は実力ではあるのだが。
フランツとの縁故はこの辺の絡みの一端になるかなぁ。
/*
あれw
希望間違ったか?
と言いながら私も確認…。
あなたは村人を希望しています。ただし、希望した通りの能力者になれるとは限りません。
偵察を出せ、
敵の規模、編成、進路、陣形、速度を知りたい。
[ゲルトの命令を受けて、こちらも動き出す。
やがてもたらされた報告は「装甲の厚い艦を前後左右に並べる防御重視の陣形である」と。]
んー、横手への布陣は打撃期待より、相手の進路を限定するって意味になりそうだな。
こっちは預かったばかりの艦隊じゃあ、あまり手間のかかることはできない。
散開して円筒状に敵さんを包囲するか。
砲身を向けられてる中央を通過するのはストレスかかるだろうさ。
ああ、もちろん突き抜けたビームが反対側の味方に当たらんよう出力調整は必須な。
[そんな艦隊配置を3Dマップに示すと、偵察報告もあわせてゲルトに打診した。]
連邦共和国少将、特務補佐官フランツ・フォン・バルテン。
ただいま惑星フローリス偵察任務より帰投しました。
[艦橋では、まずは威儀を正して総司令へと正式な礼を執る。
けれど生き生きと輝くライトグリーンの双眸は、
すぐにも儀礼じみた言動を裏切っていた]
……で、王国から奴さんらが出てきたって?
向こうも正面切ってやる気はない…が、
大人しく引き下がるつもりもないって辺りか。
[すぐにも砕けた口調で、ひとつ年下の総司令を見やる。
どうするつもりだ?と促す口元に浮かんでいるのは、
不謹慎にも面白がっているというのが一番近い]
[降伏勧告を送ってからいくらか時間が経った後、
イーゼルの基地から複数の艦艇が飛び立った、
という報告が入る。]
ああ、行ってくれたか。
あとは、こっちに来てる艦隊だけか。
[あれも一緒に帰ってくれないかなぁ。
そしたらあとは寝てられるのに。
なんて呟くのは、さすがに自重した。]
― 回想:イーゼル星系 ―
こちら、イーゼル星系第五惑星。
連邦艦隊襲来に伴い、急遽各地に散開していた調査技師団を脱出艇に集結させています。
[散々回廊を駆けまわり切れ切れとなった呼吸を整えながら、通信卓に両手をついた常ならばあるまじき姿勢のまま、高速王都ヴァレールに向けて発信を続ける。
雑音の紛れ込む余地の無い、明瞭に過ぎる通信が今は却って焦燥を呼ぶ。]
……ええ、仰るとおり。
超高速航行可能な艦の停留は不可能ですわ。
ここにあるのは輸送艦のみ。
けれど、 …でも、みすみす見捨てるわけには参りません。
王国の為と、女王陛下の御為と、危険に身を晒し続けてきた者達です。
立体陣形、伝わったかな?
↓
→ ←
↑
という円筒状に包囲する感じです。
バームクーヘンの内側に敵を通す感じ。
「報告します!――……方位……、」
「数はおよそ一万から二万、戦力総数は――」
「基地内動力を下げ―――最低限の―――」
[通信の合間にも部下が次々に近況を伝えて来る。
今まで守備兵を取り纏めていた兵長は現場の指揮にあたっているため、王都への発信は自分が代理で行っている。報告の一つ一つにきちりと顔を向け、頷き応える。
つぶさに伝えられる概算、その戦力、到達時間――王都でも当然把握しているだろう。
任務の途中、もう一仕事と立ち寄ったイーゼルでこのような難事に直面するとは思いも寄らなかった。
スペルブーケ艦隊の主艇は疾うに王都へと引き返している。
定期連絡船を乗り継ぎ、適当な高速艦艇に乗り換えて戻る心算だったのだが、そこに飛び込んだ連邦艦隊襲来の報。]
/*
……全権が女王にあるんだからさっきの案無理だっつーのwww
ああでも今は方向転換せざるを得なくなった、には出来るか。
当時の目標がそれで、今は全権が女王にあるため、俺を足がかりに発言力を得るのが目標、かな。
当時の足切り理由は何らかのミスで立場が危うくなりかけた、もしくは見せしめで追い出す形にした、かな。
どっちの方が恨まれやすいだろう。
………っ もう一度申し上げますわ。
停留中のスペルブーケ艦隊所属ローズマリー・リク・アルディヴァーグ中尉!
緊急時につき、一時イーゼル停留守備兵隊長と共に、イーゼル星系脱出までの陣頭指揮を執らせていただきます――!
[相手が通信席を立ったのだろう、声が途絶えると、
気丈にも眉上げて向けていた表情が撫子色の髪に隠れた。
小規模な基地内は警報が鳴り響き、右へ左へと兵達が走る。
だが、それだけだ。有事に際しての脱出の術がここには無い。
イーゼルの窮状が即座に伝えられ、女王の命によりアレクシス指揮下1万の軍勢が差し向けられる、少し前のことである。**]
ああ、お帰り。
[バルテン少将が到着した、との連絡と
ほとんど同時に聞こえてきた声に、暢気な挨拶を返す。
実際に彼が艦橋へ現れ、正式な帰投の報告をした時も、
普通に街を歩く時とさして変わらぬ顔で出迎えた。]
/*
ゲルト・マサリク 乗艦名はスヴァローグ。深紅の指揮艦。/スラヴ神話における太陽神であり、火の精霊の神でもある。輝き清い
フランツ・フォン・バルテン 旗艦:シュバルツ(漆黒の塗装)/漆黒
トーマス・ザトゥルン 戦艦『マオルヴルフ』号艦長 大佐/モグラ
レオンハルト・ヴィンターニッツ
ラートリー・イクリプス ヴェーダンタ/ただ一つ
ロー・シェン・フェン 強襲揚陸艦「クレーエ」副官/カラス
ユーリエ・ハーゼノア
女王アプサラス 王国軍総旗艦 "Willem-I"/ウィレム1世
グレートヒェン=ドラクスラー=ミツルギ Wild Falken /ビルトファルケン 隼
シロウ・R・フォン・トゥルンヴァルト=アマツキ 重武装航宙母艦レントゥス/基地名??
アレクシス・フォン・ハイツマン《ヴィーゼル》艦橋/イタチ
リエヴル・フォン・アザーシュリング 輸送船マープルの艦長/人の名前??
コンラート・ロートヴィルガー飛行部隊『ヒルシュケーファ』指揮/くわがたむし
調べてみた。動物の名前が多いなぁ。
― 王国総旗艦 Willem-I ―
うむ、皆も揃ったか。
定刻通りに布告する。
[玉座から立ち、帯となり続いていく赤い絨毯を辿り、いったん外へ。
出征式を兼ねているせいもあるのか、あるいは宣戦布告もまた式典であるという認識なのか、臨場からスタートするようである。]
……んで、と。
まあ、撃破目的じゃないんだから、防御陣形なのは当然、と。
[艦隊の陣形を確かめ、小さく呟く]
そうなると、俺らのお仕事は。
前に出て撹乱するか、前線の艦をガードするか。
でなきゃ、不測事態に対応する遊撃か。
[艦隊の布陣を確認して、思案するのは隊の動き]
……ま、面倒なのが回ってきそうではあるけど。
[なんて、愚痴っぽく言ってはみるものの。
何が回ってきても、やる事をやるだけ、とは。
飛行中隊『ヒルシュケーファ』の不文律ではあるのだが]
/*
時系列的に演説は昨日のほうが良かったかなぁ。
この演説は連邦向けなので、今まさに奮闘してくれている王国将兵を激励するものじゃないからなぁ。
/*
飛行中隊いいなあ、いいなあ。
ちょっとそっちやろうかとも、思ったんだよねええw
楽しそうで!!スパルタニアン!ワルキューレ!!
/*
さてローさんが居ないと動きに迷うなぁ。
一緒の艦がありがたいのだけど…。
そういやちゃんと○○大佐とか呼ばないと駄目だよね。忘れてt
― 王国総旗艦 Willem-I 〜宣戦布告〜 ―
[総旗艦付きの音楽隊による演奏が鳴り響く。
扉が大きく開き、女王としての正装ではなく軍服を纏った姿で赤い絨毯を進む。
出征式のため集まった将官たちが両脇に並ぶその間をゆったりと進み、玉座の前に登壇する。
タイミングを合わせた音楽がフェードアウトし、しばしの沈黙と緊張の空気が流れて。
映像が支障なく発信されていることを再確認したサインが示されていることを視認すると、ゆっくりと口を開く――。
その言葉は、侵攻への非難と、王国側の正当化を謳った無難なものとは遥かに遠いものであった――]
旧ヒューグ連邦の皆さん。
我がヴァレール王国へようこそ。
ヴァレール王国は、女王アプサラスの名において、皆さんの参入を暖かく迎えます。
……人類が原始の星から飛び出したとき、我々は同じ一つの民でありました。
残念ながら多くの国家へと四散し、混乱の時代に陥り、そのまま永い時が流れてしまいました。
ですが……今またこうしてすべての人類が手を取り合い、共に生きていくことを選ぶことができました。
人類すべてが一つの国家のもとにおいて、平等に、同じ権利を永劫に受け取ること――
有史以来の人類の夢が今再び叶い……宇宙にまで生活圏を広げた私達は "真の夜明け" を迎えることになりました。
――しかし、今、この宇宙において……人類の再統一を阻む者たちがいます。
彼らはヴァレール王国領イーゼルに侵攻し、私達を繋ぐ貴重な資源を産出する惑星を我が物にしようと牙を剥いております。
彼らを排除しなければ、私達の悲願は達成されることはありません。
我らヴァレール王国は、彼らの撃滅のため、ヒューグ連邦へ対し宣戦を布告します。
[表面上は、穏やかな、平和を愛する女王のような口ぶりで。
しかしその内容は、武力により宇宙を制覇する野望を何ら隠しておらず――演説の冒頭からして、宇宙征服完了後の演説分の草稿までをも盛り込んだ、露骨極まりない恫喝であった。
総旗艦と主星の通信能力を限界まで注ぎ込んだ宣戦布告映像は、連邦の主だった惑星に届いているはずで――受信した各地で、主要施設や艦艇、果ては各家庭のモニターまでどの範囲と規模で流れただろうか?
それは連邦側各拠点が発信を中継する意図の有無でどうとでもできるため、女王がいくら望んでもそこまでは強制しようもなかったが。++]
[女王の演説が終わり、映像が一旦途切れかけたところで――女王の左手が静止せよと言わんばかりに閃いた。
まだ続きがあるぞ、と。
湾曲した王錫。
その武骨ながらも美しいフォルムは、これが元々は古来の刀剣であるのが理由であった。
遥か昔に完全に固着してしまったのかその刀身は抜くことができず、柄と鞘の姿のままヴァレール王家に代々伝わってきた逸品である。
覇王として目覚めた時に宝物庫から引っ張りだしてきて以来の、女王の愛用の品である。
肩口で抱え持つことの多いその王錫を、右手の中で少しいじった後――++]
さて……本題に入るとしよう。
余の望みはただひとつ、『一統』である。
人類に複数の納税先など要らぬ。
選択肢がいくつあろうとも、選ぶのが1つであるならば――ただ1つあれば良いのだ。
この宇宙に、この時代に、余がおる限り
それ以外の選択肢と可能性は存在する意味が無い。
それを証明するため、余はこれより出撃す。
我が覇道の路は、そなたらヒューグ連邦への航路と同じである。
ヒューグ連邦の将兵諸君、立て。
余の覇道を拒否するならば、そなたらが余を止めてみせよ。
自由。
独立。
平和。
その他諸々、思想でもそれ以外でも何でも良い――
ありとあらゆる想いを掲げ、結集してみせよ。
国家存亡の危機を乗り越えるため、力を合わせ、矜持をもって余の麾下の猛火をくぐり抜け――
余は、覇王としての姿とありようをここに示した。
余の将兵もそれぞれに余の旗のもとで自らの信念を示すであろう。
ヒューグの益荒男たちよ、そなたらは余とこの宇宙に何を見せてくれる?
余を討ち取りに来るも良い。
和平を唱えに来るも良い。
降伏を申し出るのも良い。
余に至るならば、手段も目的も一切を問わぬ。
余はそれをすべて飲み込もうぞ――。
[宣戦布告ではなく叱咤激励とも言える後半部の締めくくりに王錫を突きつけて見せて、映像は女王の姿からズームアウトされ――場にいる王国士官たちの姿を広く映しながら、やがて途絶えた。*]
/*
女王様すごいなー。素敵悪人みたいじゃないか。
あ、そういやパパろこさんじゃないね。
何となく、ろこさんならもっと喋るしメモの感じが違う予感。
グレさんの方は多分…とは思うけど。
ふふっ……
これで負ければ余は人類史上最大の笑い者となろうな。
さて、宴じゃ。
今宵は無礼講と行こうぞ?
[有史以来最大級の大言壮語は、それを口にした本人以外の全てを巻き込んだ末、果たして実現されるであろうか。
そしてその本人は、それだけのことを言ってのけた自覚が無いかのように近臣たちに向けて微笑んだ。*]
大人しく引き下がってくれると、楽なんだけどね。
[楽しげな口元を眺めながら本音を返し、でも、と続ける。]
案外、あっさり引き下がるかもしれない。
守備隊に退去勧告出したら、本当にさっさと出て行ったし、
ザトゥルン大佐からの報告だと、敵艦隊は完全に守備陣形だし。
時間稼ぎでなければ、撤退部隊の護衛だろう―――
[言い差したところで、オペレーターから
王国からの映像を受信しました、との報告が入る。]
[女王の言葉が余韻を奏で、Willem-I旗下の士官達を映した映像がフェードアウトする最中、余韻を包むようにして声が上がる。
覇王の覇王たる演説、そして叱咤。
否が応でもあがる士気は万感の拍手を生み出し、王国の…覇王への喝采へと転じる。
喝采せよ 喝采せよ
宇宙よ 世界よ 銀河よ
喝采せよ
そう告げるかのように『王国万歳! 女王万歳!』とかの繁栄を謳う歓声が鳴り響き、幾重のも重なる声が辺りを埋め尽くしていく。微笑む女王を>>209包みながら]
[そもそも、彼――ロー・シェンとの出会いは最悪だった。
初対面も最悪だったし、その後も碌でもなかった。と、断言出来る。
この顔に驚かれるのはいい加減慣れているからいいものの、
抜けぬけと口説いてくるのには、驚きを通り越して呆れた。
何処の阿呆が、かつての主君と似た顔を、掌を返して平然と口説いてくるというのだ。
呆れすぎて、いっそ性別を黙っててやろうかと思ったものの、
口説きが面倒くさくて、さっさとカードを明かしたのだった]
[程なくして、艦橋のメインモニターに映し出されたのは
華やかな音楽が流れる中を歩む、赤い女王の姿。
優美で、豪奢で、荘厳でさえあるその光景を、
艦橋の人間たちは緊張と期待と物珍しさで見つめる。
おそらくは、艦隊の全ての艦に、この光景が流れているだろう。
そして、連邦の星々にも。]
とはいえ…守護天使に振られたら、さすがに奴も冗談では済みませんか。
これから始まるは、王国軍との全面戦争。
なれば――…せいぜい、勝利の女神を此方にたぶらかすくらいの技を
魅せてほしいものですね。
[半分ほどに中身を減らしたマグカップを指揮卓に置く。
人差し指で表面を軽く弾けば、期待を乗せた高い音がひとつ鳴った]
……うん。
少なくとも、うちの官邸よりは豪華だなぁ。
[穏やかな口調で語りかける女王を見つめながら、
口にするのはそんなこと。]
ああ、なるほど。
私たちは今や、人類統一を阻む最後の抵抗勢力なのか。
[既に統一を為したような口ぶりに、
微かに皮肉の笑みが零れる。]
― 王国総旗艦 Willem-I 〜宣戦布告時〜 ―
[準備が整ったと言う報せを聞き、出征式参列のために支度を整える。
この時ばかりはいつもはしないネクタイを首に巻き、王国大将として相応しい姿になった。
女王が歩く絨毯>>201の脇に並ぶ位置は階級相応の場所に。
直立不動の姿勢で女王の布告を耳にした]
(……王女時代では想像もつかなかったな)
[軍事教官として指導した時の女王──当時の王女はそれは物静かなものだった。
覇道に目覚める種がいつ蒔かれたのか。
軍事指導をしたシロウが原因ではと囁かれたこともあったが、その真相は女王の胸中のみに存在するのだろう]
― 回想・シャトル管制室 ―
物静かな王女様。
覇道を唱える現在の女王とは随分印象が違いますね。
[気にするなと笑まれ、聞きたかったことを教えて貰えた。
唇が楽しくない過去を示していたので、アマツキ王国大将という人物の名は繰り返さず、より注意すべき相手として心の中にだけ留めておく]
そうですね。
常勝のマサリク大将を信じて。
存分に力を尽くすだけです。
[お茶の誘いには、また困って眉を下げたりもしたが。
本来の所属外では宙域図を頭に入れる以外することもそう多くはなく。言葉に甘えて、合流時間までを過ごして*]
― 旗艦スヴァローグ ―
[艦橋に向かう少将を見送り、前の所属である飛行小隊に連絡しようとしていた時、その放送は割り込んできた]
なんという……。
[最初に感じたのは畏怖。そして、理不尽に対する怒り。
宣戦布告というよりは叱咤激励のような締めくくりに、肩を震わせた]
対話するにも、力づくで押し通って来いってこと?
その途中で何があっても知るもんかって、言ってるようなものじゃない。
……無責任だわ。
[それは感じてしまった畏怖を振り払うための理屈だったかもしれない。それでも口にすることで対抗心が奮い立った]
こんな日がこようとは……ね
[宇宙へと覇を唱える女王を見上げながら、思い巡るは在りし日の王宮。
方や軍閥の貴族令嬢、方や王宮を彩る麗しの花…そんな王宮では容易に想像も出来る情景の元、初めて彼女を見上げたのは、やはり王宮ではありふれた晩餐会であったか?
佇まいだけを重ねても歴然とした違い──
今が星煌めく満天の大海に花開く、ダリアが如き大輪とするならば、あの頃の姫は百合が如きたおやかな花びらだっただろうか?
幸か不幸か刻の歯車の軋みはそんな王宮の一幕を、轟き猛る戦場の園へと王女を導いた。
いや……導いたのではないのかもしれない。彼女自身が降り立ったのだろう。
即位と共に冷厳にして光り輝く戦乙女の姿となりて
そう私の目には映っていた]
[そして見上げる私もまた、変わっていった。
不思議なものだ。あの時と同じように見上げていながら、あのときとはまるで異なる舞台に上がっている。
何故私がここであの人を見上げているのだろう?
なぜあの人は私を側に置いてくれているのだろう?
一つ間違えれば政敵の急先鋒として相対していたかも知れない。軍における代々の位置づけは、そんな危険もはらんでいたはずだ。
そう……全てはあの時からだ。
様々なものが失われたあの時から──
思いもよらぬ数奇な軌跡の元…私に飛来した感情── それは]
[だが、「本題」と称したあとの言葉には、
幾度か目を瞬き、そして首を傾げた。]
……。
………、なにを、したいんだろう。
[叱咤激励。挑発。あるいはなにかもっと得体の知れないもの。
女王の言葉に、なにかうそ寒いものを感じて肩を竦める。]
─ 戦艦Wild Falken内 ─
しばらくはここにも戻ることはないか……せいせいする。
[時は少しだけ戻る。
戦艦の一角、寝室として宛がわれた簡素な室内で、眉間に皺を寄せたまま私は、いくつかの荷物をカバンに放り込んでいた。内心の感情を必死に押しとどめていたつもりだが、仕草が少し粗暴にもなってしまっていたか…
それを自覚すれば余計に腹立たしくなってくる]
ミツルギの家紋は王国の剣ぞ。
それを保身に走る醜態をみせて…ええい…忌々しい。
だからアマツキ卿の足下にも及ばぬのだ。伯父貴め!
[怒りの理由は明らかだ。昔から伯父とはソリが合わない。
表だっては反目はなかったが、自らの地位にしがみつく伯父の様には常々忌々しい思いで眺めてもいた。]
[女王の宣戦布告は、その豪胆さそのままにあらゆる通信に割り込んで来た。
無論、敵であることなど意にも介さずに。]
…やーれやれ、貴族様は相変わらず時間と金を無駄に使うねぇ。
しかも本題が敵を鼓舞する方とは…
こっちはこっちで面白い。
が――
[ギシ…と音を立てて、座りなれない椅子がきしむ。]
父上が見たらなんとお思いになられることだろう。
[本来ならば老け込むような年でもない父は、早速と引退を告げ、現在は母星の屋敷に引きこもってしまっている。
あの日……兄ヘイゼルの訃報が、彼を老いさせた。
目をかけ、期待と愛情を注いできた存在が、霧散したその瞬間、彼の人生もまた霧散していったのだ。]
兄上……
[机の隅に立てかけられている一つの写真。そこには在りし日の兄と私の姿。
そして破られた歪な断片──兄の肩に回された腕だけが、その記憶の断片に遺された存在を微かに刻んでいた]
/*
演説の前半部は冒頭の「旧〜ようこそ」あたり以外は即興。
でも女王は多重人格とかじゃないのよ?
益荒男ってフレーズは使いたかった。
想定より♀キャラ多いけど気にしないでw
あと当初の計画では
「これが我が手足、余の片腕たちである」
的な感じで艦隊司令をひとりひとり紹介していくつもりだったんだけど、将官いないので没。
NPCを書き並べても良かったんだけど、この場合の結果はシロウ弄りになってしまうしw
― 旗艦《ヴィーゼル》艦橋 ―
[王国からの通信が届いた。との報にスクリーンを切り替えると
鮮やかな女王の姿が浮かび上がる。
彼女が一度口を開けば
躊躇うことのない力強い言葉が艦橋全体を満たし、
そこに集う全ての人間が彼女の演説に聞き入っていた。
演説が終われば、スクリーンからは感極まった士官たちの
それに釣られるように、
ヴィーゼル艦橋にも女王万歳!の声が鳴り響いた]
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新