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同じ様に…緑の葉なのに……。
役に立たないから、邪魔だからはぶく…か。
[1人になって十字架の前で跪き、思わず呟く。
自分も同じ、邪魔者だろう。
だが雑草程のしぶとさも持ちえない自分はそれ以下だろうと
ネガティブな思考になるのを首を振り吹き飛ばし、
十字架の向こうにいるだろう神へと祈る]
ありがとうございました。
それじゃ、失礼します。
[祈りを奉げた後、神父の邪魔をしないように
そっと声を掛けて教会を辞すと予定通り宛ての無い散歩へと]
[しかしその不安めいた気持ちは、乗船の為にこちらに向かってくる集団の中にいた、知り合いの顔を見て途切れ]
……あ、こんにちは。
ええ、お久しぶりですね…はい…ええ。
[挨拶を交わし、杖のことを尋ねられれば、明るい声で「たいしたことはない」と説明しただろう]
[けれど、ジムゾンやカタリナや、手紙のやりとりをしている人達には、怪我や杖のことだけではなく、本当のところを何と説明すべきかと、先送りにしてきた問題を思い出し、顔色を曇らせた]
気遣いありがとうございます。
誕生日は賑やかな方が楽しいですからねー。お気持ちは良く分かります。
[一礼するゲルトにお礼を言う。
両親が来ると信じているゲルトの気持ちは知らないが、寂しいのだろうとは何となく察した。]
そういえば、リデルも今日辺りの定期便で戻ってくるそうですから。話をすれば来るかもしれませんよ?
[さりげなくフリーデルの帰宅について言及すると、”失礼します。”と教会の外に出た。]
―港―
リーザちゃん、待たせてごめんなさいね。
[立ち話をリーザに詫び、知り合いと別れて港内の道を再び歩き始めた時、懐かしい声>>108に名を呼ばれれば、慌ててその姿を目で探して]
……リナ! 迎えに来てくれたの?
……ただいま!
[駆け寄ってくる年上の友人の姿に、懐かしさに少し声を震わせて笑顔で名を呼び……やがて、彼女の視線がリーザと自分の杖に注がれるのを見て取れば]
[一瞬だけ立ち止まってから、2年前にはありえなかったような、感情を見せない微笑みを浮かべた]
― 教会から港へ ―
[教会を出ると、神父の言った通り日差しは強く眩しさに目を細める]
そう言えば、フリーデルさん帰ってくるって言ってたな。
ニコお兄ちゃんも、戻ってくればいいのに。
[2年前まで教会にいた修道女の事を思い出せば、
芋蔓ではないが、ニコラスの事も当然の様に思い浮かぶ。
島に来た当初。
両親もいない、知人もいない寂しさから
泣き暮らしていた自分に最初に優しく声を掛けて
島の案内や、子供の遊びに付き合ってくれた
優しい兄の様な存在。
漸く島に慣れた頃、彼は島から出て行って、以降戻ってはいない。
寂しくて仕方なかったが、時折届く彼からの手紙を宝物にして、彼が返ってくるのを待ち望んでいた]
フリーデルさんも久しぶりだし、お迎えに行こうかな。
[もう8年も経ったが、今も船を見るとニコラスがいないかと探す自分に苦笑しつつ。
今日も探すのだろうと…本人がいる事はまだ知らず、
足は港へと向かった]
/*
やだ、ゲルト可愛い。
ここはやっぱ、
「ちょりーす!ニコ兄ちゃんだお!(ノ)・ω・(ヾ)ムニムニ」
って出迎えるべき?モジ(((´ω` *)(* ´ω`)))モジ
…………?
[こちらの視線に気づかれたのか、リーザを見てメモを取っている様子だった男性は、急に表情を変えた。笑顔を浮かべて会釈してきた>>111ので、反射的に会釈を返す。しかし、その豹変ぶりに、かえって不審感を募らせていると、ふと、リーザが顔を上げたので]
……ううん、何でもないわ。
さ、行きましょう?
[何かがあったというわけでもないので、色々事情のある様子のリーザに、これ以上負担を掛けるのも忍びなく。何でもないと明るい声を作って告げた]
[ペーターの反応がどうであっても、それを楽しむ。
まだ小さかった頃、彼を肩車をしようとした時はどうだったか、など思い出し。
それ以上引き止めることはしない。
定期船は一日一回。逃すのはまずいだろう。
港へ向かう二人を見送って、思い出すのは弟のような存在。
島を出た時、今のピーターと同じ位の年齢だったはず。]
ってことは、あいつも成長してるのか。
……想像出来ないな。
[成長したゲルトの姿を想像しようとし、諦めた。
変わりにくすりと笑って、それでも戻ってきたことを知らせようかと思う。]
[日陰に入ると、日焼け対策のため顔の前につけていたタオルを取って微笑んだ。
ヤコブはおっとりした青年だとの印象が強いから、自然と自分の対応ものんびりとしたものになる。]
空を、ですか。嗚呼、珍しく天気がいいですから、今日は見上げるのも気持ちがいいですよね。
[ヤコブから一瞬視線を空に向けて、再び顔を見つめて手を横に振った。]
何事もないならいいんです。気にしてませんから、気になさらず。
・・・私ですか?畑仕事をしていたら、不用品が出まして。そこのゴミ捨て場に置きに行くところです。
[手にした袋をヤコブに見せた。]
― 港までの道 ―
[定期船は丁度入れ替えの時間帯のようで、
遠くからでも港は人で賑わっていた。
流石に遠くからでは顔までは判らないが、
カタリナの姿と、彼女が傍に寄る修道女の姿に目星を付ける]
カタリナさんが傍にいるから、フリーデルさんでいいよな。
……隣の女の子は…?
[ゆっくりと近付きながら通り過ぎる人の顔を確かめて行く。
その中で、褐色の肌の若者の姿を見つけ、
一瞬立ち止まりじっとその姿を見つめた]
どっかで逢ったかな……。
[初めて見る顔だが、この島への観光客としては
客層が違う気がした。
だがそれ以上深く考える事もなく、視線はまたカタリナ達の元へ。
そしてペーターの姿も見つけ、彼を撫でる若者の姿も目に留める]
そうだなぁ・・・でも、風が、よくない。
[薄墨を少しだけ細めて、空を仰いで。]
あぁ、ごみ捨てか・・・早めに、戻るんだぞ。今日は、いつもより酷そうだ・・・
[今はまだ快晴ではあるが。幽かににおう湿気た風を嗅ぎ取ると、少しばかりの忠告を]
―港―
お仕事まで…ごめんなさい、でも、ありがとう。
……会えて嬉しい。
ええ、さっき船の中で知り合って。
ジムゾン神父様の親戚の子らしいの。
[出来るだけ仕事を入れないようにしていた、というカタリナの言葉>>121に、申し訳ない気持ちと、嬉しさを半分ずつ感じながら、問われるままリーザを紹介し。
リーザとカタリナが互いに名を交わすのを見守る]
ニコお兄ちゃん!!!
[子供を若者へと変貌させる8年は驚異の歳月だが、
島を発った時には既に若者だったニコラスには
面影が色濃く残っていて、
人目も憚らず珍しく大きな声で嬉しそうに名を呼んだ]
ニコお兄ちゃん! お帰りなさい!
ありがとうございます。気をつけます。
[笑顔で答えた後、空を仰ぐヤコブにならって顔を上げる。
もう10年以上過ごした島だ。ヤコブほど正確な判断はできなくとも、風に含まれる湿気は感じ取れた。]
不用品を置いたら、すぐ教会に戻りますから、大丈夫です。
では、私はこれで失礼しますよ。
[ぺこりと頭を下げて、再びタオルで顔を覆う。
それから一旦は日向にでたが、ふと思い出したようにヤコブを見た。]
そうだ。あなたの畑のトマト、とても美味しそうですね。さきほどゲルトからおすそ分けいただきました。
機会がありましたら、作るコツを教えてもらえると助かります。
[ヤコブはなんと答えただろうか。
その返事を聞いた後で、別れの挨拶を告げると共同ゴミ捨て場に向かい、不用品を置くと、すぐ教会に戻った。]
[杖のことを問われれば>>122 、心拍数が速くなるのを感じながらも、表面上はほとんど反射のように、微笑んで]
…大したことはないのよ。
ほら、手紙にも書いたでしょう?
一年半くらい前に…足をちょっと怪我したって。
それで…杖を使っているだけなの。
[自分でも下手な言い訳思いながら、そう説明する。本当は、カタリナやジムゾンや…親しい人たちにはきちんと話したかったのに、いざとなると…そしてこの人ごみの中では、その勇気が見出せなくて]
……あら、ペーターくんと…ゲルトさん?
[カタリナの視線>>122から逃げるように瞳を巡らせて、ペーターとその母>>77や、ゲルトの姿>>126を見つければ、懐かしい名を呟くように口にして]
……?
ど、どうしたのかしら…?
[急に大声を出したゲルト>>130に、驚いてそちらを見遣る。
嬉しそうな様子と、「ニコお兄ちゃん」という、懐かしい呼び名を聞けば、そういえば…と思い当って、瞳を瞠った]
そうか。・・・差し出がましかった、か?
[ゆるい微笑を湛えたまま、一応聞くだけ聞いて。
振り返られ告げられた言葉にはゆっくりと瞬きを繰り返してから。]
あぁ・・・今年は、出来がいいぞ。気に入りそうなら、よかった。
好きにさせてやるといい。やるのは、それを妨げない事だ。
[いまいち助言になっているのかなっていないのか、曖昧な事を言って、手を振った。]
/*というか、リーザちゃんをなかなかジムゾンさんに会わせてあげられないのが、申し訳なく…。
でも、ここで、村人さんに大体会えたら、それでもいいのかしら…フリーデル、案内役としてだめだめでごめんなさいです…
/*
フリーデルも同じ様に10年前から島暮らしなんだから
仲良くなっても良いけど、女の子だし、教会暮らしだから難しいか。
それより、目見えなかったり、足が不自由だったり
どんな役職なのか今からわくわく。
エルナさんは大丈夫だろうか。
いいえ。
ヤコブ、あなたがいつもより酷い天気になるとわざわざ教えてくれたのですから、感謝こそすれ、差し出がましいなんてとんでもない。
野菜の好きなように、ですか。
・・では、帰ったらもう一度、様子を良く観察してみましょう。
[ヤコブと別れる前、笑顔で返事をした。
ただし最後に部分、野菜への対応はこれで合っているのか、いまひとつ自信はなかったけれども。
教会に戻ると重装備を解いて片づけをし、厨房でお茶を淹れてオットーのパンを食べた。]
さすがに腕を見込まれて、商品として並べてもいいと許可されただけあります。
[美味しいと一人頷いた。**]
あー。そういえば。
手紙書いてはいたけど、出すの忘れてたみたいだ。
なんだ、寂しかったのか?
[ゲルトがどれほど自身の帰りを待っていたのかは知らない。
島に来たばかりの頃、泣いてばかりで声を掛けた。
一緒に遊ぶようになれば泣く数も減り、その代わり懐いてくれたことが嬉しかった。
その頃印象が強く。
寂しがっているだろうと、気が向いた時彼には手紙を書いたり、旅先で買った絵葉書を送ったりはしていたが。
それを大切に保管していることも知らなかった。]
そうか。ならよかった。
上手く、育つといいなぁ。
[そう言ってジムゾンを見送ると、立ち上がって、野菜が今晩の風雨で飛ばされたりしないようにビニールを張り出した。]
ああ、お仕事…大変そうね。
ええ、可愛いでしょう。
[仕事の話には、少し心配そうに眉を顰めて。リーザを可愛いと言われれば、全く同感なので微笑んで頷く]
……ごめんなさい。
本当に、もう…かなり、大丈夫なのよ。
[立場が逆なら。姉のようにも親友のようにも想っているカタリナが、怪我を黙っていたら。自分も、きっと同じように言うだろうな、と思い、溜息を吐くカタリナ>>140に、申し訳なさそうな表情で謝って]
………ありがとう。
[釘を刺すように、少し強い口調で言われれば。逆に心のどこかでほっとしているのを感じて。海の色の瞳で親友の琥珀色の瞳を見つめて、小さな声でそう呟いた]
――…? リーザ、大丈夫?
[ゲルトの大声に、びくりと身体を震わせたリーザ>>133 を、
少し心配そうに見下ろして]
ええと、ゲルトさんという男の人が、
数年ぶりに知り合いに会えたようなの。
喜んでつい、声が大きくなってしまっただけのようだから、
大丈夫よ?
[リーザが安心できるようにと、状況を説明しながら。
耳がよさそうだから大きな声が苦手なのか、
何か…大きな声に不安を感じるようなことでもあったのだろうか…と、少し気がかりで、様子を窺う]
[優しい声と表情と頭に伸びて来る手は島に来た当初の
あの頃となんら変わりなく、心は当時の頃へ]
いや、一応中身も成長した……つもり……。
[自信を持って言い切りたいが、肯定してくれそうな
人が思い浮かばず苦笑のみ。
手が頭を撫でれば心地良さそうに笑みを浮かべたまま]
寂しかったに決まってる。
ニコお兄ちゃん、すぐに帰って来ると思ったのに。
楽しそうな島の外の話聞かせてくれるよね!
[聞きたい事は山ほどあるが、
どれから聞けばいいのか判らない。
ただニコラスからの話なら何でも聞きたいとばかりに
子供の様に話をせがむ]
っと…フリーデルさん、お帰りなさい……?
[はしゃぎ過ぎていて、
フリーデルやカタリナの事を失念していた。
ハッと気付いて、彼女らに向き直り照れ臭そうに
笑うが、フリーデルの杖とカタリナの何とも言えない表情、
それに傍らの少女と改めて順に見て場違いな様子の自分に気付いた]
え、と騒いでごめんね。
つい嬉しくて。
……フリーデルさんも、久しぶり。
神父様が待っていらしたよ。
[苦笑しつつ神父の名を出して、視線を杖から教会の方へと外す。
下手な仕草だと思いながらも
視線を逸らすにはそれしか思い浮かばなかった]
― 港の堤防 ―
[久しぶりに晴天に恵まれた空を広い場所に来て、おもいきり眺めたくなった。
繋いでいた手を放すとたったっと海沿いの堤防の方へ走っていく。ちらりと母親の顔色を伺いながら堤防の先端まで、踊りを踊っているみたいに軽快なステップを踏んでみせる。
先っぽの方で青空の更に向こう側に広がっている星空を眺めるように見上げて]
ふうむ、今日の夜には雨だね。きっと。
[と顎に手をやり、もっともらしく考えるような仕草をしてみせる。
船が港に到着するのを待つ間、水面に魚が泳いでいないかと覗き込んだり、小さい虫を追い掛けていた。
しばらく、そんな他愛のないことに興じていると]
もう、船が付く時間…?
[船の音にゆっくりと身を起こして、手に持っていた虫をぽいと投げ捨てる。膝小僧についた土をぱしぱし払い、身形を整えてから母親の元へすぐに走っていたのは健康的な子供の後姿そのもの]
― 港 ―
[少年が離れている間に母親はてきぱきと乗船手続きを済ましていた]
ん?ゲルトお兄ちゃんへのプレゼントがどうしたの。
[去年のゲルトの誕生会と言えば、彼にとってはずいぶん昔のことのように思えたがぼんやりと振る舞われたお菓子や料理が思い浮かび。
お菓子がいっぱい食べられる日だよねと少し見当はずれな感想を持つ始末だった。
すっと、風が通り抜けるように深く澄んだ青い瞳が意識を掠めて消えて行った。
そこにどんな感情が宿っていたのか、彼にはまだ判別が付かない]
雨が降りそうだから忘れずに、家の中に入れておいて?ふっふふ、ボクにお任せあれ
[大人の真似とばかりに手を胸に当てて、母親にお行儀よく一礼した]
[定期船は妙に静まりかえっているような気がした。
普段なら多くいる旅行人も、ほとんど降りてこなかった。
船を見ていた瞳も母親に挨拶した大人>>114へと興味の対象を変える。
母親の後ろに回って、警戒して顔だけを覗かせる]
お兄さん、誰だけ?どうも緑の色に見覚えのある気がするんだけど…痛い!お母さん!痛いって。
[しぶしぶという感じで前に押し出されて、こちらが息子のペーターで向こうはニコラスお兄さんよ〜とでも紹介されただろうか。相手のびっくりしたような顔を疑問いっぱいの瞳で見つめ返す。
記憶に妙な形をして引っ掛かっているが逆に言えば、それ以上のことは思い出せていないようだ。
幼い頃、肩車をおねだりしまくって迷惑をかけたのは残念ながら記憶の彼方にいってしまっている。
頭に手を置かれるとぴくっと緊張したふうであったが慣れているのか、その顔に不快感の表情は無い。
>>130 珍しく大きい声を出すゲルトを不思議そうに見つめる。その顔にはゲルト兄ちゃんの偽物?と書いてあった**]
[記憶を手繰れば、昔の面影は残っている。
残ってはいるが、成長した二人は記憶にある女の子、ではなく女性となっている。
ペーターも大きく成長して、小さな頃のように肩車を強請られても、多分ちょっと、もう辛いだろう。
再会を喜んでくれているゲルトも、昔と変わらない態度でも、少なくとも外見は青年のものになっていて。
改めて、島に居なかった時間を感じる。]
……これじゃあ、他の皆にあっても分からないかもしれないな。
[それでも、きっとあの人は変わっていないのだろうけれど。]
[ちらりと宿の方へと視線を向け、直ぐにゲルトの顔を見る。]
せっかくだし、少し散歩でもしようかな。
ゲルトも暇なら付き合う?
ついでに俺が居なかった間のこととか教えて欲しいし。
[そう声を掛け、旅の話をしながら島を探索しようと港から離れた。**]
[ニコラスからの散策の誘いには頭がぽろりと
落ちるのではないかと言う位縦に振る]
勿論!
最近天気あまり良くなかったら、
ニコお兄ちゃん、運がいいよ。
今日は島を廻るには丁度いい天気だよ。
[少し暑すぎる気もするが、そんな事はお構いなし。
ニコラスの手を握り、走り出そうな勢いだった**]
――ちぇ、悪かない、かぁ。
僕的には結構よくできたと思うんだけどな。
[女将の率直な感想に、苦い笑み。
女将にとって幼馴染でもある父の味を超えるのは、相当先が長そうだと、
やれやれというように肩をすくめて見せる]
……ん。
明日もおやじ殿に合格もらえるように頑張るよ。
[家族のような付き合いをしてきた女将へと向けるその顔は、親愛のそれ。
今日の分のパンの代金を受け取り、次の配達先――教会へと向かった]
――……あなたは、さ。
[と、言葉を紡ぎかけて、止まる。
きっと彼に対して苦言を口にする者はいないのだろう。
どれだけ自分が恵まれているのか知らない青年に抱く、
羨ましいと思う気持ちと妬ましさ。
だけどそれを自分がいうのも違うだろうと、言葉を濁して]
…………それじゃ僕はまだ配達が残ってるから、これで。
[そそくさと会釈を一つすると、くるりと背を向けた]
― 港 ―
[フリーデルとカタリナの会話に、耳を傾ける。
可愛いと言われれば、やはり照れ臭そうにして。]
[フリーデルは、自分とはまた違う事情を抱えているのだと、言葉の端々から感じる事ができるものの。何も言わず手を握り返すのみで]
[お疲れさまと労ってくれる年上の女性。
彼女も図書館での仕事を終えたばかりなのだろう。
ゆるり、首を振って]
カタリナの方こそ、お疲れ様。
今日で司書さんが本土に戻るんだっけ?
大変だね。
[本来ならば≪森≫に住む彼女。
自分が知る限りでは、もう長い間図書館の仕事の手伝いをしていたと思う。
勝手知ったる何とやらともいうけれど、単純に一人いなくなればその分の仕事の負担は重くなる。
だから純粋に、同情するようにそう言葉をかけて]
[エンゲルブレヒトの家が近いのだと実感すれば]
……なんて言ったらいいんだろう……
[小さく漏らした声は、音を伴わず。
海から強く吹く風に、かき消された**]
[ついでかけられた質問に、そうだなあと一つ言葉を置き]
おやじ殿のパン・オ・レザンは定番だけどお勧め。
あとはそうだな…僕が焼いたプレッツェルとか?
今日初めて焼成までやらせてもらったから。
[仕事を任せてもらえたことを嬉しそうに、言葉を添える]
あと……今日は午後から例のパーティ用のパンの試作をやるって言ってた。
だから午後に来ると、お得かも。
[話が定期便の事に飛べば、空を見上げて]
……うん。
船が来ないと色々と困るしね。
晴れて良かった。
[こくり。素直に頷く]
それじゃ、また。
来店待ってるよ。
[手を振るカタリナにこちらも手を振り返し、空になったかごを抱いて、店までの道を歩く*]
― 宿屋の一室 ―
再びぱらぱらと開かれたメモ帳には、
“事前COされているの方のうち、1名がいらしていない状態です。
お手数ですが、入村済の方は点呼欄に○を付けていただけますでしょうか?”
と、書かれてある。
ほどなくして、メモ帳は再び閉じられた。
/*
まー意味はないんだけど、村建ては最後に○つけますよーう
うん、割と真面目に困るんだよね……事前COしてる人が来ないのね……
― 宿屋 ―
[休憩の後片付けをすると、ふとあることを思いつき、急ぎ宿屋に向かった。
そこでレジーナを見つけると、微笑んで挨拶をする。
人が良く、いつ見ても手際よく仕事を片付ける彼女には、もちろん好感を抱いていた。]
こんにちは、レジーナさん。今日は久しぶりに良いお天気で何よりです。
ここしばらく滞っていた、外での作業がはかどっていいですねー。
ところで、お忙しいところ申し訳ありませんが・・・。
[表情を引き締めて、本題に入った。]
今日あたり定期便でリデルが島に戻ってきます。もしかすると、夕食はこちらで頂くかもしれません。
その際はよろしくお願いいたします。
[ぺこりと丁寧にお辞儀をする。
リデルが久しぶりに帰ってくるのだから歓迎をしたいが、何しろ自分には大した料理が作れない。それどころか、旅で疲れているであろうリデルに却って気を使わせる結果になりかねないとの懸念があった。]
あと、これおすそ分けです。大したものではありませんが、どうぞ。
[再び笑顔に戻って、レジーナに小さな籠に入ったブルーベリーを差し出す。
他の野菜は、もしかしたらヤコブが持ってくるかもしれないとの懸念から、なるべく被らない作物を選んだつもりだ。
用事が終わると、レジーナの邪魔をしないよう、すぐに宿屋を辞した。]
それでは、私はこれで失礼します。**
―港―
…ええ、ニコラスさんのことだと思うわ。
何年ぶりかしら。
そうね……とても…懐かしい。
[本当に懐かしそうなカタリナの言葉と微笑み>>143に、同じく少し微笑んで頷きかえした時、ゲルトから名を呼ばれ>>151]
ゲルトさん、ええ、ありがとう、
……ただいま。
[はっとした様子でこちらに向き直り、照れ笑いを浮かべるゲルトに、懐かしい気持ちを感じながら、いいのよ、と笑顔で首を横に振った]
すごく久しぶりの再会で、嬉しい気持ちは分かるわ。
ましてや、ニコお兄ちゃん、だものね?
[子どもの頃の朧気な記憶の中、ゲルトがニコラスに懐いていたようだったのを思い出せば、ニコラスとの再会がそれだけ嬉しかったのだろう、と微笑ましい気持ちで頷いて]
………。ええ、久しぶり。
ジムゾン神父様には、伝えておいたから……
[ゲルトの視線が、杖から教会へと動くのを見て、気遣いを感じれば、少しだけ瞳を伏せて、そう答える]
[そういった配慮には感謝するし、自分が申し訳ない気持ちになることでもない、と頭では理解していても、なかなか慣れるものではなく]
……そういえば。
ゲルトさんは、もうすぐお誕生日よね。
私の方が、一か月だけ、お姉さんになるの、覚えているわ。
それに、何だか、また背も伸びた?
元気そうで、よかった…。
[ゲルトの誕生日は、自分とちょうど一月違いであるし、毎年の誕生日会のこともあるので、よく覚えていて。何か明るい話題を…と、笑顔で誕生日のことを口にして、健康そうな様子への安堵を伝えた]
私の方こそ、客室にいたのを見かけたのに、
遠目だったからすぐ気づかなくて…。
……び、びじん?
……え、ええと……ニコラスさんも、おかえりなさいっ。
[あまりお世辞に慣れていないので、少し頬を赤くして。
久しぶりに会えて嬉しい気持ちで、ニコラス>>153へ手を振り返した]
そう、いきなりで、吃驚したのね…。
喜んでいただけだから、大丈夫よ。
[見上げてくるリーザの顔が、笑みを作る>>166のを見れば、まだ少し心配そうに眉を顰めて。声を掛けてくれたゲルト>>151へ、肩を縮めつつも顔を向ける様子に、繋いだ手をそっと握った]
[ゲルトに顔を向けたリーザとゲルトの間で、挨拶や自己紹介が始まるようなら、それを見守り。そうでなければ、ゲルトとニコラスにも、リーザの名前とジムゾン神父の親類だということを手短に伝えてから、2人が散歩に行くのを見送ったか]
[人々の悲鳴、慟哭――……
本島で耳が破れそうになるほど聞いたそれを思い出し、身体が強張ったが。
ここは本島ではない。
今の声だって、単に島の住人が懐かしい人との再会を喜んでいただけで。
そう、きっと、もう二度と
あんな事件の渦中に身を置く事はない――]
/* ゲルトさん
>>176 でお誕生日近いことにしちゃって、ごめんなさい。
年齢が同じっぽいので、誕生日という、ちょっと明るい話題を思い出すきっかけに。
………な、中の人効果とか、
そんなことはありませんからね、ね?
/*
今のとこ、オットーさん=はまたんさん、ジムゾンさん=蕎麦さん、カタリナさん=ゆおさん、まで予想。
ヤコブさんはreilさんですね。
他の方はさっぱりなのです!
そんで、エルナさん、誰だろうなぁー……。うにゅう。
/*
……ちなみに。
あの…一生懸命、ほんとに頑張って…
考えないように、探さないようにって、
目逸らししてきたのですが……
カタリナさん、ゲルトさん、オットーさん、
ペーターくん、リーザちゃんは…
昨日から、中の人が……。
で、でも、見えてても、見ていない、
見ていないですからね><。
11人目、行商人 アルビン がやってきました。
行商人 アルビンは、聖痕者 を希望しました(他の人には見えません)。
[船からふた抱えはある大きな荷物を陸に下ろすと、青年は帽子を脱いで額の汗をぬぐった]
ここに来ると、あぁ今年も夏が来たんだなって気がするなぁ。
[ん〜っと大きく伸びをして、移動疲れで固まった身体をほぐすと、毎度お世話になっている宿屋へと足を向けるのだった**]
― 宿屋・厨房 ―
あっはっは。
いや、アンタのパンと聞いたら、つい、ね。
[笑み漏らすオットー>>160に、僅かにバツの悪そうな表情を向ける。]
[当然ながら赤ん坊の頃から知ってる彼が、ここまで成長したのかと思えば、この女主人にも感慨深いものがあるようで。]
ま、アンタの親父さんがOK出してるって事はそれなりのモンにはなってる、って事さ。
っと、親父さんにもよろしく伝えとくれよ。そのうちまた呑もう、ってね。
[言いながら代金を渡し、次の配達先に向かう背を見送った。]
― 宿屋・裏庭 ―
ふぅ、っと……。
[ぱたぱたぱた。]
[干されたシーツたちが重たげにはためく。]
[その合間、女主人が空を見上げれば、流れてく千切れ雲が幾つも見えた。]
・・・…あの子も、どっかでこの空を見てるんかね?
[ふと思い出すのは、8年前、今日と同じ様な空の下、旅に出て行った彼のこと。]
[血の繋がりは無いとは言え、他に身寄りの無い女主人にとっては唯一の家族。]
[便りの無いのは良い便り、そんな風に寂しさを紛らわせてはいるけども。]
ははっ……らしくないやね。
[妙に沸いたセンチメンタルを振り払おうと、ぺしりと自分の頬を軽く叩く。]
さって次は……っと。
[呟いて宿の中へと。]
・・・これで、いいか。
[畑をしっかり補強し終え、一度家に戻る。
ふとカレンダーを見ると、少しだけ目を見開いて]
あぁ・・・今日は、定期便の日だったか。
宿に、人が増えそうだなぁ・・・
[一応、持って行った方がいいだろうか。
そう思い、いくらか野菜を籠に詰め、宿に向かい出した。**]
― 宿屋・玄関前 ―
[雨が降る前に、と玄関前を掃除しておれば、かかる声>>171。]
[温和な笑みと共に顔を挙げ。]
やぁいらっしゃい。
ほんっと、ここん所うっとおしい天気だったしねぇ。
そっちの畑も、なかなか手入れ出来なかったろ?
[言いながら、軒下へと手招いて。]
ん?なんだい?
[申し訳ない、に不思議そうな表情を浮かべる。]
リデルが、かいっ!
[ぱぁっと表情が明るくなる。]
[二年前、大学に通う為に出て行った彼女。]
[元々器量の良い娘だったけど、ますます素敵な女性に近づいてるのだろうか、と想像を馳せ。]
なら。是非うちで食べなよ。
あたしもあの子に会いたいし、ね。
ああ、ついでだから、カタリナやらゲルトやら、リデルと仲良かった子達も連れといでよ。
[さぁて、どんな料理で持て成そうかと早速考えておれば、渡されるブルーベリー。]
わぁお、ありがとね。
[よし、デザートは決まりだな、とにこにこしながら受け取って。]
ああ、うん、それじゃぁまた夜にねぇ。
[帰っていくジムゾンの背を見送った。]
さぁってと。
ヤコブももうすぐ野菜届けてくれるだろうし……。
ああ、そういやアルビンもぼちぼち来る頃だったっけ。
[今夜は賑やかになりそうだ、と鼻歌交じりに厨房へと。]
―港―
[ゲルトとニコラスが散歩に向かうのを見送れば。]
じゃあ……行きましょうか。
[と、リーザとカタリナに声を掛けて。ペーターを再び見かけたならば、リーザに紹介しただろうけれど、そうでなければ、リーザを約束通りジムゾンに会わせるべく、杖をついて歩き出す]
そういえば…下船手続きやら何やらで、
リーザちゃんに、まだ話していなかったけれど、
私は、首都で修道女見習いをしながら、大学に通っているの。
2年前まではこの島の教会で暮らしていたのよ。
島にいる間は、また教会で生活するから…
リーザちゃんも、しばらく滞在してくれるようなら、嬉しいわ。
[リーザの呟き>>168や気持ちは、知る由もなく。事情があるのだろう少女を歓迎している気持ちが伝わるようにと、明るい声でそう告げて]
…リナも、もしよければ、なのだけれど、
この後、何も用事がないようだったら、
一緒に夕食を食べていかない?
今日の船で着くことは伝えてあるから、
ジムゾン神父様が何か…
………。……。
……そういえば、食事…。
[久しぶりに会えた親友を、少し離れ難い気持ちで
夕食に誘ってから、はた、と気づく]
― 回想・図書館と教会の近く ―
あら。お邪魔だったかしら?
[>>164少しだけ慌てた様子の青年に、笑みを浮かべて。]
大丈夫よ、元々趣味のような物だし。
それに、忙しければ忙しいほど、こっちのお手当も増えるもの。
……あまり忙しすぎると《森》が拗ねてしまうから。それだけが、気がかりかしら。
どちらも、私にとっては、等しく可愛い存在なのだけれど。
[>>167気遣いの言葉に、苦笑を返す。
《森》での狩猟で手に入る毛皮や、羊の毛を刈って作る細工物。そういう細々とした物の方が収益が得られるのは確かだが。
……それでも。潮風に本が泣くよりは、何倍も良くて。]
―宿屋・玄関―
[大きな荷物を抱えて辿り着いたその宿屋は1年前とほぼ変わらぬ姿でそこにあった。自然と笑みがこぼれてくる]
ふふ。あのおばちゃんも元気って事だな。
ま、僕としちゃあそうでいてくれなくっちゃ困るんだけど。
[荷物をいま一度背負いなおして宿の扉を開いて奥へと声を投げかける]
レッジーナさーん、今年も僕が来ましたよー!
― 現在・港からの道 ―
そういえば……リデル。貴女、大学……というか、向こうは?
[>>188ふと。リーザに向ける言葉に、気になる事を思い出した。
大学は、もしかすると長期休みなのかもしれないが。見習いの方は、どうしているのだろう。戻ってくるという連絡で浮かれて、確認をし忘れていたのを、思い出して。
ただ。>>191声を掛けられれば。]
ああ、お邪魔してもいいのなら。
どうせ、何も無ければ森で一人でご飯だもの。ありがたいくらい。
……どうかした?
[喜んで応じつつも。ふと、何か思い当たるような友人の様子が、気になって。]
(そういえば…ジム兄は、お料理はあんまり…)
…………。……。
(……え、ええと。隣の畑で作ってくれたお野菜は、
とっても美味しかったわ、うん)
[思わず、他の人の居る時にはけして呼ばない、子どもの頃の呼び名で、教会で一緒に暮らしていた頃の食事事情を回想して]
……ええと、リーザちゃんは、何が食べたい?
[リーザの歓迎もしてあげたいし、自分が作るか、レジーナさんのところに食べに行くか…。そう考えながら、リーザに尋ねる]
[ジムゾンが、気遣ってレジーナに頼んでくれているのを知ったなら、思いやりに感謝しただろうけれど、今はまだ知る由もなく]
……拙いわね。
アレ、用意しておきたかったのに。……出立に間に合えばいいのだけれど。
[……睨むのは、気まぐれな青い空。]
/*
オットーもヤコブもうまうま。
ありがとうございます。
呑気で優雅なおぼっちゃんが絶望して呪狼に取って代わられるのをやりたいのです。
村側なら、積極的に動く事に目覚めて独立して名士に
なる夢を描くが、狼なので絶望を描きたい。
……大学は、長期休みだから、大丈夫よ。
修道院の方にも、お休み…というか、許可は貰ってあるし、
表向きは、島の教会で修業中ということになっているの…
物は言いようね?
[住み込んでいる首都の修道院は、見習いという名目で教会関係の奨学生を多く受け入れているところなので、帰省に関してそれほど厳しくはない。それでも、一応、修行という名目で届出を出してあることを告げて、微笑みを浮かべて]
もちろん、歓迎よ。
久しぶりに会えたから、もう少し話もしたいし…
[夕食の誘いを快諾してくれたカタリナ>>198に、どうしたのかと問われれば,「ううん、何でもない」と答えて、リーザに問いかけたのだったか>>201]
……教会のお世話になりたいって…
[思いがけないリーザの言葉>>197に、手を繋いだ少女を見下ろして。小さな声の「しばらく」と、目元の包帯、少女が遠い親戚を訪ねて孤島まで一人旅をしてきたことを考えれば]
[脳裏に浮かぶのは、リーザよりも少し幼い、
榛色の髪と海の色の瞳の、泣いている少女]
[けれど、同じ事情とは限らないし、そうであってくれなければいい、と思い直して。明るい声で語った少女を不安にさせないように、すぐに微笑みと柔らかな声を作る]
― 教会 ―
[宿屋から急ぎ足で戻ってくれば、まだフリーデルは到着していなかった。
安堵のため息をつきつつ、そのへんをばたばたと慌しく片付ける。]
この分では、またリデルに呆れられるのでしょう、かね?
[神に仕える身、礼拝堂とかはまだきちんと掃除しているが、生活空間となると男手では気が回らない部分もある。
それでも一応フリーデルが使っていた部屋は、前日に窓を開けて風を通し、掃除を済ませてある。
まだ名を知らぬはとこを泊める場所は・・・使わない部屋があるから、何とかなるだろう。そ、掃除をすれば、の話になるけれども。]
そうだったの…。
今、リナも言った通り、ジムゾン神父様はお優しい方だし、
私も、リーザちゃんがいてくれるのは嬉しいわ。
だから、安心して、ね?
[リーザにそう告げて、安心してもらえるようにと、
繋いだ手をぎゅっと握り返して]
[リーザの背を支えてくれ、点字という楽しそうな話題を出してくれたカタリナ>>199にも、感謝の眼差しを向けて。2人が点字について話すのを少し微笑んで見守っていた」
[勝手知ったる何とやら。毎年月単位で滞在していればだいたいのことは分かる。
今の時間ならばとあたりを付け、大荷物を玄関の隅に降ろして厨房へと向かう。
目当ての人物を見つければ人懐こい笑みを浮かべて言うだろう]
えへ。今年も来ちゃいましたー。またしばらくよろしくお願いしまーす。
で、今年はどこの部屋使ったらいいのかな?
そうだ!2階の西側の奥の部屋、もし空いてるなら僕今年はあそこがいいな。
[レジーナから部屋を聞けば一度玄関へと戻り、荷物を部屋へ置きに行った]
/* 家事スキル激低なんは、ほら!お、お、男の一人暮らしなんて、こんなもんだよ!っちゅー見本のような設定やさかいな!しゃーないねん。うん。
こいつが自発的に物凄く綺麗に掃除するんは、教会の礼拝堂とか░▓▒▓█▓░░▓▒とかくらいなもんや。
(自室は真っ先にほったらかしにする。
(そしておこらりる。 */
好き嫌いはないの? …よかった。
何でも美味しく食べられるのは、とっても素敵なことだし、
作る方も嬉しいし…ええと、色々と……安心だわ。
[教会という場所柄、色々と工夫はするけれども、基本的には、わりと質素な食事事情である。好ききらいなく何でも食べられるというリーザの返事>>205には、困るどころか、ほっと胸をなでおろし]
お手伝いもしてくれるの?
まぁ、それは本当に助かるわ、ありがとう。
[お世話になる代わりに、何でも…という気持ちは、自分も身に覚えのあるものだったので。見上げるように顔を上げた少女の頭を、帽子の上からそっと撫でた]
[村の中を歩きながら、思い出すのは昔のこと。
母親が死に、一人になった。
父親は元からいなかった。
あれは、10にもならない頃だったろうか。
そんな身寄りのなかった自分を彼女が引き取ってくれたのは。
初めは戸惑ったが、それでも彼女を母と呼び。
実の母と同じように懐いた。
本当の親子のように、暮らしていたと思う。
そして。
いつからだっただろうか。
彼女を「母さん」ではなく、「レジーナさん」と呼ぶようになったのは。]
[彼女と暮らしていく内に、胸を占めるようになった感情。
初めは気のせいだと、そう思っていた。
彼女を手伝い、「息子」として過ごして。
誤魔化していた。
――でも。
誤魔化せないと、知った。
これ以上、一緒に暮らしたら今の関係すら壊すような気がして。
家を。島を出た。
離れたら、また親子として接することが出来るだろうと。
そう思って。]
ごめんなさい……。
[心の中では、別の言葉を告げる。]
いてくれて嬉しいなんて、わたしには……
そんな言葉、もらっちゃいけないのに……。
[黙って出て行くことも考えたが、流石に止めた。
理由は言わず……言えずに。
ただ、旅に出るとだけ話した。
ゲルトにもちょっとした旅行に行くような、そんな軽い感じで告げた。
いつ帰るのか、そもそも戻ることがあるのかすらも決めていなかったが。
島を離れている間、たまに故郷のことを思い出した。
人見知りの癖に寂しがりの歳の離れた友人のことは少し気にして、たまに短い手紙を書いたが。
彼女には書くことは出来なかった。
8年ぶりに、親子として再会する為に戻ってきたにも関わらず。
未だ躊躇っている自分が可笑しかった。]
12人目、仕立て屋 エルナ がやってきました。
仕立て屋 エルナは、キューピッド を希望しました(他の人には見えません)。
― 宿屋に近い民家の一室 ―
[足踏みミシンの音が途切れると、風に揺れる木々の音が気になった。
閉じたままの窓を見やり、ため息をつく。]
……今夜も雨かしらね。
きれいだっていう星空を楽しみにしてたんだけどな。
[ボタンをつけ終えたブラウスを脇へ置き、立ち上がる。
首や肩を回しながら、窓辺へと近づいた。
ガラス越しに庭の木立をながめる。]
― 厨房 ―
[ひとまずはブルーベリーパイを作っておれば。]
[噂をすればなんとやら。人懐っこい笑みの商人。]
ははっ、こちらこそだよぅ。
そそ……いい酒、今年も持ってきてるかい?
[にやり、笑う。]
[勿論客に出すためでもあるが。]
いやね……嬉しいことがちぃっと重なってて、ねぇ。
こんな日は是非いい酒が飲みたいな、なんてね。
[けらけら笑いながらもパイ生地を練る手は止めない。]
ああ、その部屋なら空いてるよぉ。鍵は後で渡すから先に休んどきなよ。
どうせ明日から商売で慌しくなんだろ?
/*
えええっ。
ニコのその誤魔化しきれない感情って……どっち方面だっ*ノノ)
いやまぁ、役職に関わってるんだろうて、アレでソレだが。
そして今知った。初老って40歳からを指すんかーぃ。
50歳代かと思ってたが。
いや、そのなんだ……男女的なアレでソレなら、うん、40歳程度のでよかった、かもしれん。
26歳と40歳……うん、まぁ・・・…なくは、ないが。
/*
と、まぁ。
無茶振り方面がそっちかっ、そっちなのかっ、で非常にうろたえておりますmooncalfこと焔でございます。
過去同村者さんは、はまたん氏と村建て殿だけかな?
旅行がありまして見物人に納まらせていただきました。
暫くの間よろしくお願いしますね。
/*
レジーナがね、
参加者だったら一日目に独白して占い理由にするつもりだったの(ノ)・ω・(ヾ)ムニムニ
「この騒動が終わったら、俺……」みたいな死亡フラグとか言うのも良かったねo< ・ω・ >oビローン
でも見学者だから、あれこれ明日死んじゃうからさくっと言った方が良くね?ってことで、無茶振りさーせんで言っちゃった(´∀`*)ポッ
ごめんなさい(o・ω・o)
ちなみにNPCなら即殺してた可能性が高い☆(ゝω・)vキャピ
帰省が墓参りになってたと思いますヽ(・∀・ )ノ キャッ キャッ
―宿屋・客室―
[一通り荷物を置いて、窓から島を見渡した]
うーん、天気崩れそうだなぁ、これ。
カタリナさんのところは急ぎじゃなくても構わないはずだし、明日でもいいよね。
じゃあこれっくらいでいいかなぁ?あ、でもこっちの染物は持っていくか…
うーん、薬の類はいつ売れるか分からないから減らせないし…
[鞄にこまごまとした売り物ばかりを詰め込みながら呟いていたが、一通り詰め終わって気がすんだようで鞄を持って部屋を出る]
/*
…リーザちゃんが可愛いすぎます!!! >>217
カタリナさんも可愛い&格好いい…!
ちなみに、カタリナさんに縁故申し込んだのは、
森の中に住んでいる図書館のお姉さんという設定が素敵だったのと、女の子の友達がほしかったからですー。
中の人効果ではない…はず(←ちょっと自信ない…
本当は、むしろ、中の人にはできるだけ
ご迷惑かけないようにと思っていたのです、です…
―宿屋・厨房―
レジーナさーん、今年のお酒も一通り用意してきたよー。
けど、ちょーっと珍しいのが手に入ったからそれがピッタリかも。
これさ、スパークリングワインのロゼなんだけど、ちょっとした当たり年ですっごくフルーティで柔らかい口当たりなの。
もっとしっかりしたお酒らしいお酒が良ければこっち、お米のお酒でキリッとした辛口なのにとがってない、キンと冷やして飲んでも美味しいって評判のがあるよ
あとは定番の魚料理にあう白ワインとかハチミツ酒、シングルモルトにコニャックも少しなら持ってきてるし
[その他にもどこに仕舞っていたのか種々様々な酒を取り出しては説明する。そのよどみない口調は長年の行商で培ったであろう賜物なのだろう]
[レジーナに酒の説明を終えると、忙しそうな姿に少し申し訳なさそうな表情になる
もし注文されればその酒を保存や飲み方のメモと共に手渡すだろう]
あ、ごめんね忙しい時間に
とりあえず今持ってきてるリストはこっちに置いておくし、レジーナさんの注文は最優先で聞くからね
他にも欲しいものがあったらゆっくり選んでおいてね
その間に僕はちょっと先に村の中まわってくるしー
[そう言ってニッコリ笑うと、重そうなリュックを背負いなおし、レジーナに向けて軽く手を振って宿屋の裏口から外へ出る]
[間借りしたこの空き家は、島の中でもとりわけ、風の通りのよい位置に建てられたと聞く。]
風通しがよすぎて困るなんてね。
[揺れる梢と、その向こうの空を見てつぶやいた。
晴れてはいるものの、上空の雲が激しい勢いで流れている。]
― 宿屋・厨房 ―
ほぅほぅ……。
どれも美味そうだねぇ……。
[アルビンからの説明を聞きながら、つい口元が緩むのは酒飲みの性分か。]
スパークリングのロゼなら女の子も飲みやすいだろうし、記念日の祝いには丁度いいやねぇ。
お米の酒ってのはまた珍しい、冷やして呑めるならこの時期にもぴったしだよねぇ。
うっし、んじゃそれ一通り貰おうか。
そこのテーブルにでも置いといてくれよぅ。
とと、ロゼだけはこっちにおくれよ。早速今夜の見たいし、冷やしとくさ。
っと、そういやさ、リデルって子、知ってるかい?
2年前に本島の大学に行った、さ。
[もしかしなくとも同じ船だったのじゃないかなぁ、と思いつつ。]
う、うん。でもカタリナさんが声をあげるのは
可愛いけど、僕が大声出すのはなんか…恥かしい事したかも…?
[ううう、と今更ながら恥かしいと耳まで赤くして。
話題が誕生日会に移ると、ハッと顔を上げた]
そうだよ。フリーデルさんの分も一緒にお祝いしよう?
子供の時はいつもフリーデルさんが早く歳を取るのは
ずるいって駄々捏ねてたけど、今は一緒にお祝い出来て嬉しいんだから。
[女の子のフリーデルが先を行く気がして悔しかった。
だが今は勿論そんな事は思う事もなく、
増えた客人と祝い人の存在を純粋に喜んで]
カタリナさんが選んでくれるものなら何でも美味しいよ。
ドルミルさんに野菜もお願いするけど、きっとこの島のものなら何でも合うよ。
[カタリナからの祝いの品の質問>>189にはそう答えるが、不意に見上げた空に釣られる様に視線を上に]
最近天気が悪くて困るよね。
[早い雲の流れにそんな事を言いながら、リーザの紹介を受ければ、こちらもよろしくと返事をして誕生会の招待もするだろう。
ペーターにも笑い掛けて]
お菓子もいっぱい用意するから楽しみにしててね。
[リーザにも同じ様に声を掛けるが、巻かれた包帯からはフリーデルの杖と同じように視線を逸らす]
― 宿屋・厨房 ―
ほぅほぅ……。
どれも美味そうだねぇ……。
[アルビンからの説明を聞きながら、つい口元が緩むのは酒飲みの性分か。]
[頭の中で酒の在庫を思い出しながら。]
とりあえずスパークリングのロゼ2本は貰っとくよ。
こんな日には丁度いいだろうしね。
残りはまた後で、ってね。
[そうして、スパークリングワインを受け取りながら楽しげに笑い。]
いやいや、こっちこそいっつも助かってるさ、ありがとね。
ちょいっとこの後天気崩れそうだから、気をつけて行っといでよぉ。
― 回想 ―
[それは、16年ほど前のお話。]
[この宿には、若旦那と、それを支える若女将がいた。]
[結婚して数年、生憎子供には恵まれなかったけども、仲睦まじく暮らし、この宿を営んでいた。]
[そんな幸せが壊れたのは、ある雨の夜。]
[本島に雑貨などの買い付けに行った若旦那が、路上にて野犬の仕業か、夜盗の仕業か、それすら区別の付かぬほどの無残な姿で発見された。]
[唐突に訪れた別離。]
[若女将の胸に、悲しいと言う感情は沸かず。]
[ただただ欠け落ちた感覚だけが満ちた。]
[リーザのありがとう、という言葉には、
明るい声で「どういたしまして」と返して。]
[ふにゃりと笑いかけられば>>217、杖歩行中でなかったら、抱きしめてしまいそうな気持で微笑んで。もう一度だけ撫でてから、帽子から手を離した]
教会までは、すぐだから。
今日着くのは、連絡してあるのでしょう?
ジムゾン神父様も、お待ちになっていらっしゃるから、
急ぎましょう。
[親類であるというリーザが、何も連絡していないとは思わず、
笑顔でそんな話をしながら教会へ向かったのだったか]
[完成したブラウス3枚にアイロンをあて、丁寧に折りたたんで手提げ袋へ入れた。
思わず、ふうっと大きな息が漏れる。]
これで仕事も終わり。
今夜から、ゆっくりできるかな。
[この小さな離島へやってきたのは2週間前。
結婚式用のドレスの注文を受けたのがきっかけだった。
――古いウェディングドレスを手直しして欲しい――
知り合いからそう依頼され、ちょうど休暇が欲しかった時期でもあり、旅行を兼ねてやってきたのだ。]
[暫く後、身寄りのない子を引き取ったのは、欠けた感覚の埋め合わせ、だったのかもしれない。]
[母と言うには、若女将はまだ若かったけども。]
[母さんと呼ばれるたびに、必要とされている実感が沸き、彼女にとって生きる意味となった。]
[その手を護っていければいいと、願ってた。]
[けども、何時からか"母さん"ではなく、"レジーナさん"と呼ばれるようになって。]
[護りたいと思っていた小さな手は、いつしか自分の手よりも大きくなって。]
[やがて、旅に出ると告げた彼の顔は、もうすっかり青年の顔。]
[それから、連絡はすっかり途絶えた。]
[血の繋がらない関係だから仕方ない、まして彼は男の子だから、と割り切ろうとはしたけども。]
[今彼女を支配するのは"寂しい"、と言う感情。]
― 島内 ―
[逸らした視線を戻す事は出来ず、
そのままニコラスへと投げて、彼の腕を取り島内へと]
今日の船は出て行っても、
明日またニコお兄ちゃん、ふらっと出て行くかもしれないじゃない。
だからいっぱい外の話聞かせて。
[ここにいる誰より子供の様な言い分と口調で
彼の手を引いて散策へと向かう。
途中、新しく出来た畑の事や、図書館の事。
海に出た大きな鯨の話など、
時期も場所もバラバラだが思い付いたまま話しかける]
ニコお兄ちゃんは、どんな旅だった?
レジーナさんは便りが無いのは元気な知らせだ、って
言ってたけど本当に連絡して無かったの?
[ニコラスの話も聞きたいが、思い出すのは彼の事を
少し寂しそう笑いながら話す宿屋の主人の事。
お節介だとは思っても、心配せずにはいられなかった]
/*
女将さんもいいなぁ。
くそお。レジーナで恋慕貰えるとか羨ましいぜ。
恋天使?とか思ったけど見物人には打てないから違うのか?
― 港 ―
[杖のことをフリーデルの微笑に騙されたのか。足を怪我したんだろうかと、彼なりに納得したのか。治ることを疑ってもみなかった]
こんにちは!シスターさんも帰ってきていたんだ。
[修道女の服に身をつつむ年上のお姉さん>>186に大きく手を振る。
その彼女と一緒にいる人物は少年にとって、目に包帯を巻く少女>>196は島の外からやってきた非日常な存在であった。
二つの琥珀色の瞳でまじまじと彼女を花葉色の髪から足元をみつめる。その眼には記憶を探っているような色が揺らめいていた。
もし、表情が少し強張っても緊張しているのかな?と思うぐらいで特に気を留めた様子は無い]
ええと、始めましただよね?
いらっしゃいませ、星雲の村へようこそ。
最近は天候が悪いけど、星が綺麗で良いところだよ!!
…うっ…畑の手伝い…
[カタリナの言葉>>211に、畑の開墾で大変だった一年を思い出せば。呻くような声で]
お、思い出させないで…
畑仕事があんなに大変だとは思わなかったわ。
ヤコブさんを心から尊敬したもの。
……でも、だから、ヤコブさんやジムゾン神父様の
お野菜って本当に美味しいのよね。
……と思えば、立派な修行ね、うん。
ありがとう、帰省届に、修行の為って書いた罪悪感が、
ちょっと減ったわ。
[島の野菜の味を思い出せば、カタリナの揶揄うような言葉>>221にも、笑顔で応えた。ヤコブも元気にしているだろうか…と農夫の顔を思い出したりしていたので、カタリナの眉根が一瞬だけ寄せられたのには気づけずに]
/*中身は、多分ジムゾン蕎麦さん、フリーデルうみねこさん、オットーはまたんさん、は予想した。
間違ってたらごめんなさい。
さて、ゆおさんはどーこかなー
え、オットーが、自分で焼いたの?
お父様ではなく?
すごいわね、ぜひ食べてみたいわ。
2年前には、まだ少年だったのに…大きくなったのね。
[カタリナからオットー自身の焼いたパンが配達されている>>222と聞けば、ジムゾンを慕っている様子だった可愛らしかった少年を思い出して、驚きつつも、感慨深そうに呟く]
[良いところで海とか、海とかと思っていたのは内緒。
真珠の貝のように閉ざされた口から殆ど声が聞こえることはなく、帽子に隠してしまう姿に調子が狂う。
同じくらい年の子供と接したことない彼はかなり戸惑った視線を投げかける。
その光景を見えることは無いのだろうけど]
あ、ん―。
ぼくの名前はペーターって言うんだ、よろしくね――。
[というやや頼りない反応で返して、港から歩いていく様子を見送った]
― 少女の世界に彩りがあったころ ―
[本島の小さな村で、父と母は仕事に追われ忙しい毎日を過ごしていた。ちょっと電話を掛ける時間も取れないほどに。
双子は両親の負担を減らそうと、積極的に家事の手伝いをしていた。]
[今から一月前の夜のこと。
両親が珍しく、まとまった休みを取れそうだというので、どこかへ旅行をしよう、母のいとこが住んでいるという運天の島はどうか、という話になり。
翌朝になったらエンゲルブレヒト宅へ電話を掛けると決めてから、一家は眠りに就いた。]
[――けれど実際には、エンゲルブレヒト宅へ、ブラットブルーメ家から電話が掛かる事はなく。
運天の島へ向かったのは、少女ひとりだけ――*]
…ああ、そうだったわね。
お夕食前にいつも飲んでいた薬…。
もちろん、お水もちゃんと用意するわね。
[夕食を共にした際には、カタリナがいつも薬を飲んでいたことを思い出して、まだ飲んでいるのだな、と少し心配しつつも、頷いて。]
……??
[謎の忍び笑いには、まさか自分やリーザのことだとは思わずに、小首を傾げたけれど。カタリナが楽しそうなのが嬉しかったので、笑顔を返した]
― 宿屋 ―
はいはいーっ。
[いつも通りの、そっけないともいえるような声。]
[パイをオーブンにとりあえず放り込んでからぱたぱたと駆ける。]
やぁ毎度っと。
[野菜を受け取りながら思案し。]
あー今日はもうちょい欲しいかねぇ。
夜は人が多くなりそうだし……。
……っと、アンタも夜来るかい?
ほら、リデルが、今日帰ってくるってんでね。
どうせなら、皆で向かえてやった方がリデルも喜ぶだろうしねぇ。
― 教会の外 ―
[そろそろフリーデルが到着する頃だろうと考えて、教会の外に出る。
日に当たった黒髪が、反射によって銀色がかって見えた。
まぶしさに澄んだ川のような水色の瞳を細めると、道の向こうから三人の女性がやってくる姿が見えた。]
おかえりなさい、リデル。
こんにちは、カタリナ。
[にこやかに挨拶してからふと、見慣れぬ少女の姿を見つけて首を傾げる。]
えっと、こちらの方はどなたでしょうか?
[フリーデルが杖をついているのも気づいたが、まずはそちらを先に尋ねた。]
―島のどこか―
[空を見上げれば、雲は勢いよく押し流されて行く。遠い空には重い灰色がたちこめている。風の流れから考えれば、あの暗雲がこの島を襲うのも遠からぬ事だろうと思われた]
まるで、僕の心みたいだ。
なんて言ったら笑われちゃうのかな。
[この島に来るのも、この夏が最後になってしまうかもしれない。この5年でできた得意先にはそれを知らせておかなくてはならない。
だけどこの島にはいい人がいっぱいいて、いつも予定がずるずると延びてしまって。次の仕入れ先への移動がギリギリになってしまっていたくらいに、去りがたい場所になっていたのだ。
そして、去りがたいだけでなく、もう1つ心を悩ませている事がある。
夏が終わり秋が過ぎ、冬が訪れて年が明ければ。本島の方である相手と見合いをさせられる事になっているのだ]
そうか。じゃあ、天気の悪くならないうちにもってくるとしよう。
[小さく頷いて、踵を返しかけたところで立ち止まる。
提案にはしばしゆっくりとした瞬きを繰り返して]
・・・邪魔しても、いいのだろうか。
あぁ、では、そうさせてもらおう。
[デフォルトともいえる微笑に、少しばかりの喜色を交えて、再び野菜を取りに家へと戻った。]
[ロス商会というそこそこ名の通った卸業者の末っ子で、数字に強く経営に長けている長兄と、商才に長けバランス感覚のよい次兄のどちらかが跡を継ぐ事は目に見えていた。
だから、僕は商材を見極める目を養いたいと願い出て、バイヤーの真似事として各地を行商していられた。
そして、この行商の日々はずっと続けられると思っていた。そう、先月までは。
先月、父親が倒れたと聞き実家へと立ち寄った僕を待っていたのは、来年立ち上げる新たな支社のトップの椅子に座れという命令。
そして、それ以上に僕を打ちのめしたのは、相応しい家柄から嫁を用意した、という人間を駒としか見ていない冷酷な言葉]
― 島内 ―
[あそこの家の壁の色はあんな色だったかなど思いながら、カタリナの言葉>>223を思い出して小さく息を吐いた。
やはり「母さん」は心配していたのか、と。
連絡をしなかったことに対する、僅かな罪悪感を感じる。]
本当に中身は変わってないな。
そういえばお前、もうすぐ誕生日なんだろ?
えーと……19、だっけ?
そんなんじゃあ、ペーターに笑われるぞ。
[からかうようにそう言うが、引く手は拒まず好きにさせる。
ゲルトの言うように>>236、長くいる心算もなかった。
散策しながらも聞く説明に、懐かしさと目新しさが混ざった視線を向けたりもして。]
…あら…連絡はしていなかったの…
そう…、電話番号が…。
[リーザの言葉>.242に、親類なのに、電話番号が分からない、ということがあるのだろうか。連絡なしに、目の見えない少女を一人旅に…?と、内心で訝りながらも、少女が気にしないようにと声には出さず]
ええと……じゃ、じゃあ、
ちょっと吃驚なさるかもしれないけれど、
リーザちゃんは赤ちゃんの頃にも島に来たことがあるのだし、
きっと、大丈夫…だと思うわ。
[なるべく明るい声でそう言って、見えてくる島の風景や道順などを、言葉で説明しながら、教会へ案内した]
[誰か、特定の彼女が居るわけではない。そもそも東へ西へ、はたまた離島へと旅をして飛び回っているのだから、そんな相手を作ることなんてできるわけがないのだ。
けれど、気になる相手、というのは居ないわけじゃない。
恋心とすら呼ぶのもおこがましい様な、粉雪よりも淡い想いが胸の内にあるのは事実。
伝えたとてどうなるものではないだろう。けれど伝えずに島を去ればきっと二度とここへ来る事も合う事も出来なくなるだろう。
それでも後悔はしないのか?
未だ、答えは出ずに心は灰色のまま]
/*
レジーナが美味しくお返ししてくれてもう、臓物がないよ!!!(口から出尽くした)
あと、今更だけど恥ずかしくなってきたので皆触れないでやってね!(*ノノ)
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