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>>66
ドロシーの病み真顔……いや、闇真顔KOEEEEEE!!!
そして、俺も「実はソマリじゃなかった」でいいと思う、うん。
ご都合じゃないよ!
ソマリが足止めしたおかげで、次の英霊が、そしてフィオンくんが間に合ったんだよ!
……そう、すべては必然だったのだー。
*/
/*
ちなみに俺の病み真顔は、あまり普段と変わりなかった。
人相悪くてサーセンw
でも、個人的に世界中のジェフロイの中で、一番ゆるいジェフロイじゃないかと思ってる。
*/
俺は炎の上級天使の相手をする!
矢の処理は任せた!
[障壁の能力を持つ英霊に向かって叫ぶと、フレイアへの攻撃を再開する。
英霊が、こくりと頷いてくれたのが見えた。仲間がいる。これほど心強いことはない。]
当てられるのなら当ててみろ!
力は足りないかもしれないが、速さならば、負けないッ!
[一撃離脱と炎の回避を繰り返し、少しずつではあるが、確実にフレイアにダメージを与えていく。
他の英霊も、それぞれが弓を操る上級天使や下級天使を相手に戦ってくれている。
しかし、それでも戦況は芳しくない。自分もそうだが、英霊ひとりひとりの能力は高くとも、
ひとつの軍として戦っている、という意識が希薄なように感じられた。
誰か、英霊をまとめてくれる指揮官がいれば、そう思った。]
[いちじかん、
一時間ほど経っただろうか。
『ずいぶんと小さくなった』将校の前に、少女は茫然と立っていた]
…や、
もう、いや。
やだ……。
[壊れそうな心が、必死に復讐の行き場を、模索する。
何年も、それだけを支えにしていた心は、容易く八つ当たりの対象を見つける]
―ーああ、そうよ。
お兄ちゃんが死んだのはこんな下らない戦いがあるせいよ。
そうよ、そうに決まってる。それ以外にない。
皇国も同盟国も、みんなみんな、みんなみんな、
殺さなきゃ。
だってお兄ちゃんが殺されたんだもの。
―防壁:元激戦区ー
[防壁の上に腰掛け、少女は静かになった戦場を眺める。
その笑顔は空虚で、無邪気ささえあった]
ねえ、お兄ちゃん。
あたし強くなったでしょう?強くなったわ。
だからもう大丈夫。安心してね。
[鏡を見て、空虚な笑みを深くした**]
[障壁と矢がぶつかり合い、
澄んだ音色と火花を戦場に撒く。
複数の障壁は、打ち砕かれながらも矢の威力をギリギリと減速させ、漸く減速した次の瞬間に、英霊が彼方へ剣で矢を弾くのだ。
危うくはあるが、フィオン一人だけに連続射撃が行われていない中では、かの英霊によってフィオンへ矢の攻撃は届き難いだろう。
天使の軍勢は、英霊達と怒濤の戦いを繰り広げ、剣戟と怒声は絶える時が一時もない。フレイアが、一帯に火球の群れを地雷のように撒く。]
「撃ー!」
[遠くから聞こえるカタパルトからの一斉投擲。
数に物言わせ、一撃の離脱時に後退したフィオンに向け、天使達が群がっていこうとする。
戦況は、英霊達にとって芳しくはない。**]
/*
あかん。矢まで強くしたらあかん。しかしもう書いてしもうたよ……。
そうだ。フィオン向けには強く放った事にしよう。
[ミヒャエルの考えていることが分かる。
人の心を読むという、この英霊能力の話をしたら、どう反応するかもだいたい予測がつく。
……しかし、あえて言わずに]
歴史にはさあ、絶対脚色だろコレ!っていうトンデモナイ傑物の英雄とか軍師とかいるじゃない? 山を持ち上げたり、天気を変えたり。
そう、たとえば、スヴァルト攻防戦の超初期、三国がまだタイターン同盟って名前でもなかったころに、少数で皇国に立ち向かった英雄ヤコブとかさ。
……ああいうの、英霊契約をした人間だったんじゃないかな。
だって、それくらいとんでもないよ、英霊の能力って。
だから、英雄はみんな短命なのかもな。うん、だって人間の体でこんな能力、使っていいもんじゃないしな。
俺、信心深い方じゃないけど。
主神様ってさあ。基本助けてくれない神だって話だけど、かえってその方がいいのかもなあ。
[できるだけ言いたいことを絞ったつもりだったが、おかげで主題があちこち飛んでしまっている。これでは混乱させても仕方ないな、と思いつつ、ただもう、時間がなかった]
/*
>>+49>>+63>>+51>>+52
でよろり。
……下まで見づらくしてごめんよ。
おにーさん、後は英霊としてがんばる!
*/
― 同盟砦:夜 ―
[ミヒャエルが見つかれば、ちょっと付き合ってよと、自室へ誘って]
俺の恋人だった娘は平和主義者でさー。
「人が人の痛みを分かるようになれば、戦争はなくなる」
っつーのが口癖だったんだわ。
[前線だけに、中佐という肩書付きの部屋でも大した家具はない。
布張りになってるだけありがたいような木製の椅子に腰かけ、ミヒャエルにも勧める。
そして、ジェフロイはミヒャエルと全然関係なさそうな話を始めた]
俺はそれは違うっていつも否定してた。
「人の痛みが分かる」ようになれば、そりゃ「弱点が分かる」ってことだ。
戦争がなくなるどころか、戦争に利用出来ていいじゃねえかってな。
……今、俺が正しかったって確信があるわ。
[ジェフロイはだいたいいつも軍服を着崩しているが、今日は左腕を包帯で吊っているので、肩袖まで抜いて更にだらっとしている]
[ミヒャエルの考えていることが分かる。
人の心を読むという、この英霊能力の話をしたら、どう反応するかもだいたい予測がつく。
……しかし、あえて言わずに]
歴史にはさあ、絶対脚色だろコレ!っていうトンデモナイ傑物の英雄とか軍師とかいるじゃない? 山を持ち上げたり、天気を変えたり。
そう、たとえば、スヴァルト攻防戦の超初期、三国がまだタイターン同盟って名前でもなかったころに、少数で皇国に立ち向かった英雄ヤコブとかさ。
……ああいうの、英霊契約をした人間だったんじゃないかな。
だって、それくらいとんでもないよ、英霊の能力って。
だから、英雄はみんな短命なのかもな。うん、だって人間の体でこんな能力、使っていいもんじゃないしな。
俺、信心深い方じゃないけど。
主神様ってさあ。基本助けてくれない神だって話だけど、かえってその方がいいのかもなあ。
[できるだけ言いたいことを絞ったつもりだったが、おかげで主題があちこち飛んでしまっている。これでは混乱させても仕方ないな、と思いつつ、ただもう、時間がなかった]
……なあ、ミヒャエルくん。ユーリエちゃんのこと覚えてるかい?
俺、彼女に命をやったんだ。……だから、もうすぐ死ぬ。
死ぬって思ったら、なんだかさあ、ちっと柄にもなく、遺言ぽいもんを残してみようかななんて気分になってさあ。
俺さ。
俺が間違ってたって、とっくに気付いてたんだ。
戦争すりゃ儲かるし、そもそも大半は皇国の方からつっかかってくるんだから、こっちが正義じゃねえかってな。
……けど違うんだ。
戦争してたら、死んだらいけない奴が死ぬんだよ。
儲かっても、正義でも、死んぢまったら終わりだよなあ。
[ゆるい笑みを向けて]
ミヒャエルくんは死ぬなよ。
生きて、故郷に帰れ。んで、可愛い嫁さん貰って、子供に囲まれて幸せに暮らしてくれよ。
お兄ちゃんと約束な。
[フレイアにばらまかれた火球を避けることを意識するあまり、速度が落ちる。
その隙を天使たちは見逃さなかった。後退した瞬間、下級天使が群れをなして飛び込んできたのだ。
フレイアの相手をしている自分を危険視したのだろうか、明らかに狙われている。
格下相手とはいえ、数が多すぎる。一度に相手をすることは不可能だろう。]
壁際に後退して、一人ずつ相手にすれば――
[そうすれば確かに下級天使に蹂躙されることはないだろう、と考え、剣を振り、一人ずつ確実に天使を葬り去っていく。
しかしそれはフレイアを自由にさせるということであり。]
しまった!
[矢を防いでくれていた英霊を狙い、フレイアが火球を放つ。
火球は障壁を容易く突き破り、英霊を火達磨にした。さらにそこへヤコブの矢が追い討ちをかける。障壁の英霊は悲鳴をあげることも出来ず、地に伏した。
まずいと思った他の英霊が数名、フレイアの足止めに向かうも、障壁を使える英霊がいなくなったため、矢の雨への対処に苦戦しているようだ。]
くそ、早くあっちに加勢しないと!
でも数が多すぎるだろ!どういうことだよ!
[一刻も早くフレイアのもとへと戻り、加勢したかったが、天使の数が多すぎて身動きがとれずにいる。そうしている間にもひとり、またひとりと英霊が倒れ、どんどん戦況は苦しくなっていく。]
/*
北西の大国=皇国ではなかったんだが、どうしようかなw
太古の話だから、適当にやるか……な?
少し様子見しよう。
そう言えば、一人称がたまに「おにーさん」なのは、弟がいるからだよ。
……でも、「シンフィヨトリ」の弟は「ジークフリード」だよなって思ったときに、アレ?そうするとパパの名前は「ジークムント」になっ(ry
― 楽園 ―
[耳慣れた音が聞こえてくる。
剣戟、大砲、馬蹄、怒声……ああ、戦争の音だ]
(何で俺寝てるんだ。起きないと)
[そう思った瞬間に意識が覚醒した]
あ……?
[自分ではない誰かの「思い」が、頭の中に響く。
ひとまずはそれらに耳をふさいで、この見慣れない天井がどこだろうということに意識を向ける]
……そーか、俺、死んぢまったんだなあ。
[理解が追いつくと同時に、思考が澄み渡っていく。
なるほど、一気に増えた情報を統御して分析する能力もセットでついてきてるらしい]
戦ってる……。敵は……なんだこりゃ? みんな同じような感じがする……。これが「天使」か?
そして、なんかデッカイのがいる……こいつが「上級天使」なのか。
味方は……なんでこんな乱戦なってるんだ?
個々人で戦って……、って、おい、おいおい? まともな指揮系統もないのかよ?!
誰がどこにいるかも……誰がどんな能力持ってるかも……ほとんど把握してるやつがいないってどういうこった?!
指揮官とか隊長とかいないのかよぉ?!
[ともかくここで寝てはいられないと、走り出す。
どうやら何かの館のような場所らしい。
高いところ、窓のあるところを探す。戦況が知りたい。個別の戦場は伝わってくるが、広い視野で大勢の流れを見ている者はいな……、、]
[いや、いた]
[上空から全体の動きを把握し、どこが優勢でどこが無勢なのか、きちんと見極めている心が、ひとつだけあった]
……これは誰だ?
人じゃない……英霊でもない……。
[窓を見つけた。身を乗り出すようにした。
どうやら高い建物らしい。真っ先に見えたのは、壊れた門と押し寄せる白い軍勢だった]
[南門から館の間に点在する、切っ先鋭い岩の上にとまり、戦場を俯瞰した。嵐のような風は、フレイアの元に流れ込むままだ。
天使達の放つ矢の雨は英霊達に降り注ぎ、傷つけてゆく。
一時苦しくなった戦況は、英霊の復活を得て持ち直す場もあった。]
フレイア、火柱を。
[劫火を。
復活し集まってくる英霊達へ向けて焔の竜巻を。
世界を一新する如く眩き火を。
乾いた風が逆巻く。**]
―ハルメッツの村―
[皇国の端に位置するこの村は、肥沃な土地を生かし、農業を主産業としている。
この村には二つの大きな家があった。村を治める領主たるエーデルシュタイン家、そして軍人を多く排出しているヒルデブラント家。
フィオンは領主が学ばねばならない学問はさっぱりだったが、剣術だけは才能があった。
彼はヒルデブラント家の剣術道場に足繁く通い、剣の腕を磨いた。
ヒルデブラント家の令嬢とは、年も近く、彼女もまた剣術を嗜んでいたので仲良くなるのは当然の成り行きだった。]
『いつになるかわからないけど、兄貴達に負けないような男になったら、絶対帰ってくるからさ。』
[絶対帰ってくる、あのひとが最後にくれた言葉を、別れの時以来忘れたことは無かった。
どんなに離れていても、この約束が二人を結ぶ絆になっていると信じていた。]
「風が、冷たい……」
[スヴァルト防壁の方角から、風が吹いている。
この風もさっきまであのひとのそばにいたのだろうか、と感傷に浸る。
いつもなら、そう思うだけで元気になれたのに。
今日はなぜか不安になった。]
「気のせいだよね、フィオン……元気、だよね?」
[彼女がフィオンの死を知ることは無い]
/*
>主神ちゃん
んー。俺のはジェフろんのと違って表の人が知っても反応できないし、お墓きてからの楽しみにしてもらいたいかなー
*/
ジーン「はー。あのクソバカニブちんがなんかいってる……
好きじゃなきゃ家宝の剣を渡すわけないでしょ!それくらい気づきなさいよ!
私達もういい大人なのにずっと進展しないし!
ばかじゃないの!?
しねばいいのに!しねばいいのに!
いや、ほんとは死なないでほしいけど……、ね」
ジーン「女から告白するのとか『淑女はそんなことしない』って田舎じゃ顰蹙かうんだけど、よく考えたら私淑女じゃないしいいや!
フィオンが帰ってきたら、人目も気にせず抱きついてやるわ。
そしたらあのバカでもさすがに気づくでしょ。
……いや、気づかない可能性あるかもしれないわ。
あいつ筋金いりのバカだし。」
フィオン「ジーンを守ってあげられれば、と思って剣術がんばったんですけどついに一回も勝てることは無かったです……
俺って一体……
本人には言ってないんですけど、家を出た理由のひとつに兄とジーンの縁談話が持ち上がったってのもあるんですよね。
俺は兄貴にはどうあがいたって勝てないけど、でもジーンが人の物に、よりにもよって兄のものになるとか見たくなかった。
だからまあ、俺が帰らなくても幸せになってくれるんじゃないかな。悔しいけど。」
ジーン「あんたがわたしに勝てないのは女だからって遠慮してたからでしょーがっ!
現に私が勝てなかった相手にはきっちり勝ってるじゃない。
少なくともハルメッツ周辺にはあなたに勝てる剣士はいなかったわよ。
で、あとなんですって?縁談?
そんなのとっくに断ってるわよ。
わたしはフィオンを待つ、って決めてるんだから。
……だからとっとと戻ってきてよね。あなたがいないとけっこう寂しいのよ。
これはどういう状況?誰かにインタビューでもされてるの?ですって?
しらないわよ!適当に補完なさい!」
フィオン「好きだ、って言えればよかったんだけど、自分に自信がなくてついに言えなかった。
そんな自分が嫌だったり、兄と比べられるのが嫌だったり、家に縛られるのが嫌だったり、理由はいろいろだけどここにはいられないと思った。
自由になって、強くなりたかった。
ジーンにふさわしい男になりたかったんだ。」
ジーン「そんなことだろうと思ったけど、はぁ・・・
他の人がなんていってるかなんて関係ない。
わたしは、お人よしで鈍感でバカだけど、剣を握れば誰よりも強くなれるあなたが好きだったのに。
ほかの人なんかありえない、あなたじゃなきゃダメなのよ……!」
[ヤコブの指示でフレイアが辺りを燃やし尽くす。その炎は、下級天使と交戦中のフィオンにも襲い掛かる。
こんなに大勢を相手にしながらでは、避けられるものも避けられない。]
逃げに徹すれば、あるいは――
[そう思い、後ろを振り返ると、そこには多数の英霊の姿があった。
自分が逃げれば、他の英霊を犠牲にしてしまう。さっきの障壁の英霊のように。
それなら。自分が盾になって退路を作ろう、そう思った。]
出来るだけ、多くの天使を巻き添えにする!
[天使達を炎の竜巻の予測軌道上へと誘導するよう動く。もちろん、そんなことをしていては自分が竜巻を避けることは出来ない。
だが、それでいい。炎に飲まれながら、今度こそ人を守れたと実感していた**]
投票を委任します。
孤児 ドロシーは、主神 グレートヒェン に投票を委任しました。
孤児 ドロシーは、驃騎兵部隊長 ミヒャエル を能力(占う)の対象に選びました。
[それは指示と言って良いものだったのだろうか。
新た向かいくる英霊達の場を示すことは。
炎の竜巻再度生まれ、背後で猛威を揮っていた。
英霊達を倒す為、天使達もまた自らの身を顧みず危険に晒す。]
-荒野-
・・・ふ、ふふ
[慟哭が過ぎ去った後、肩を震わせて奇妙に哂う。]
あぁ、もう、何もないんだ・・・何もないなら、どうして此処にいるんだろう・・・?
嗚呼、でも、一つだけ確かな事がありますね・・・
[くすくすと笑いながら、地面にコインを落とす。
それを光の漆喰で貫く。]
貴方の言った事が正しいのでしょうね、カサンドラ。
どれほど治したって、どうせ死ぬんだ。
癒しの術など持っていたところで、少しの迷いで容易く消え去ってしまう。
[ざくり ざくり]
[何度も何度も振り下ろし、コインに叩きつける。]
お前の事など、私は認めない。お前を使いとする神も認めない。
持つものがないのなら、得ればいい。私は、私の望む事の為、その為に。
あ……。
[天使たちの心を見た。確かなひとつの目的に統率され、信じ、愛するに足る確たる絶対神の存在を、彼らごしに見た。
これが唯一神か、と思った]
[幼いころ、親に連れられて行った神殿を思い出す。
「主神様は世界を維持しているのよ」
と言われても、もひとつピンとこなかった。副神である戦神や四季神の方が、ずっとありがたみがあったし、ご利益が分かりやすかった]
[その良く分からない主神とは違う。唯一神はそれとは全然違う物だ。親のように、王のように、真理のように、明快で絶対で強大なものだ、と]
[勝てない、と素直に感じた。彼らに比べて、英霊たちの、なんと不揃いでちぐはぐで不格好なことか]
―防壁:同盟側のどこか―
[宿営地周辺を探したが、少女の姿は何処にもない。
もうこの辺りにはいないと踏んで、さらに遠くへと向かう]
[彼女に出会っても、少年に出来ることは無に等しいかもしれない。
しかし、追いかけずにはいられない]
何でおいら、こんなにドロシーのことばっかり考えてるんだろう?
ちょっと前に会っただけで、おいらは友達って思ってるけど…。
……おいらにとって、ドロシーって、何…なんだろう?
[何故彼女に対しここまで必死になるのか、全く理解できずにいる。
きっとそれは、今まで少年には無かった感情。
しかしそれが何かを知ることは、今の少年には出来ず…**]
なのに、どうして戦うんだ……?
[天使から目を放し、戦う英霊たちの心を見た。
その答えは様々だった。答えを持たぬ者さえあった。
ある者は、天使が人間や英霊を消そうとするので、自衛のために戦っていた。
ある者は、個性と意思のない天使に嫌悪を感じ、自分のために戦っていた。
単純に戦うことが好きな者もいた。他にやることがないという者もいた]
[逃げてもいいんだ、と思っている者もいた。
英霊も死ぬ。死という安息の逃げ道がある。その先にも戦いがあると言う噂もあったが、少なくとも英霊の契約からは逃れられる]
じゃあ、なんで逃げないんだ……?
[答えを探した。誰かが全てを知っているのではないかと。
そんな者はいなかった。英霊たちに、「絶対の真理」「完璧な幸福」を与える神などいなかった]
……そうか。
だからか。
[では「何を真理としてもいい」「何を幸福としてもいい」のではないかと、ふいに思った。
更に言えば、自分たちには「不幸になる自由」すら、あるのではないかと]
……それか。
「自由」なのか。
[逃げる自由がある。戦わない自由がある。
それならば、いつでも逃げられるんだったら、別にそれが今ではなくてもいいんじゃないか、と]
……俺、戦争には向いてないんだけどなあ。
[心が落ち着いていくのが分かった。
そうすると、自分がすべきことも決まって行った]
じゃ、まあ。ちょっとやってきますかね。
やれるとこまでは。
[こちらの視線に気付く天使がいることに、気付いていた。
だが、混乱していた数分前とは違い、挑発の笑みを浮かべる余裕さえ生まれていた]
………。
[翼は炎に染め上げられ夕焼けのような朱に彩られていた。
矢は、天使達と戦う英霊達へ向けて放たれてゆく。]
[そして、新たに番えられた矢を、
ジェフロイの胸を狙い矢を放った。
翼は炎に染め上げられ夕焼けのような朱に彩られていた。]
確かに、一人一人癒していたのでは埒があきません。
大勢を一度に癒したところで、結果は同じです。
私は今まで、主に祈りを捧げ、皆を癒してきました。ですが、それすらも意味を持たず、否定されるというのなら・・・
[どれほど癒しても意味がないのなら、血潮の流れが止まないというのなら。]
全部、白紙に戻してしまいましょう?
/*
いやァ、ドロシーもリヒャルトも、いーい感じに病んでるなァ。
今日の墓落ちはこのふたりか?
ドロシーの敵討ちがどうなるかにもよるよな。
仇討ち成功でミヒャ落ちもよし、返り討ちでドロシー落ちもよし。
そういや昨日はミヒャ落ちもったいない派が大勢を占めてたみたいだったが、それはそれでありだったと思うんだよなァ。
正負問わず強い縁故は、思いが遂げられてもオイシイし遂げられなくてもそれはそれでオイシイ。
…まぁ、普段ナカノヒトはこういった考え方しないんで受け売りによるところが大きいわけだが。
例えば昨日ミヒャ落ちしたら、仇討ちの目標を失ったことを知ったドロシーがさらに病んだりもしたかもしれん。自暴自棄になれば、他の縁故相手(濃い目なのはリヒャサシャ辺りか?)を巻き込んだりもしたかもしれん。
楽園に来てから仇と共闘するのか、そのまま敵対して天使になるのかって言うのもなかなかアツイものがあるよな。
まぁ、この辺は縁故相手(例で言うならドロシー)がどれだけ対応能力があるかって部分によるところもあるわけだが…『練習』としちゃ、十分アリであるような気もする。
いいだろう、願ってやる!
【この世界】すべての因果の鎖を断ち切り、捻じ曲げ、再構築する力を!
運命を統べる力を、神にすら抗う力を与えてみろ!!
私の願い、叶えられるものなら叶えてみろ!
戦乙女、カサンドラ!!
[叫び、一際強くコインを叩き潰す。
途方もない願いだとわかっている。だからこれは挑発でしかない。]
― 同盟砦:夜 ―
[ジェフ中佐に諭されて椅子に座る。布張りだが、案外座り心地はよかった]
…あの…
[何か喋ろうとして、ぐっとこらえる]
[彼に話させるべきだろう…話せるうちに]
…
[じっと、話を聞いた]
/*
いや、actでちょろちょろ狙われてるのを感じてたから、>>+80いれてみた。
おいしい状況ありがと。
*/
…あの…
[色々、質問したかった]
[死んだらいけないやつが死ぬ]
[私はその中に入る資格があるだろうか?]
[その答えが出るときに、ジェフロイ中佐との
[自分には、分からなかった]
[聞くことに徹する。気がついた頃には、彼は既に―――]
…
[色々、質問したかった]
[死んだらいけないやつが死ぬ]
[私はその中に入る資格があるだろうか?]
[その答えが出るときに、ジェフロイ中佐との
[自分には、分からない]
―同盟宿営地―
[サシャに声をかけると、しばらくぼうっとしていたが、ふいに意を決したようにドロシーの向った方向に駆け出していった。]
砦の方に行くのね… きっと激戦地だわ。
…戦争は嫌いよ。
[彼の背中を見つめながら呟いた。]
[ごく自然に左手を広げてつき出した。
打ち合わせたようにぴったりと、手の平を矢>>+82が貫いた]
分かってても避けられないんだから……どうも俺の能力は、個人戦には向かないのな。
[いつかと同じく左腕を犠牲に必殺の一撃を逃れ、窓の内側に逃げ込む。
手の平から生えた矢羽をしげしげと見ながら、ため息をついた。こんなことでは、腕が何本あっても足りたものではない]
[矢を折って抜き取ると投げ捨て、館内部を走り……]
/*
読み難いと思ったので、前メモ含めログに書く。
>ジェフロイ
おー。>>+63ありがとう。どうするか考えてみる。
墓ログの北西の大国は、地上組に影響出ないようにと、現皇国より北西(別国)で想定してた。当時小国の現皇国が一番滅亡の危機で、北西の大国の出陣はこの地方一帯の危機でもあるから現皇国・現同盟陣営で手を結んだ混成軍というのも面白いと思ってな。
(誰からも振られない場合は、現皇国出身かもなーと考えていた。)
>18:23:15
伝承と事実は変えてもいいんじゃないかと思っていたり、確かに>>2:+14からはグリズニルだと読めたりで、同国縁故についてはもう少し考えさせてくれ。(机の上の薔薇の花束を見ながら)
皇国と呼ばれていない時代の現皇国がありかと考えていたのは、俺は兵士の前に農夫をしていたつもりだったからでな。対決として動けるかは分からんが、じぇふろんとのRPは楽しみにしている。
中の人に指揮知識はないので、基本は天使軍の自己統率性任せだ。
― 野営地 ―
[…少女が契約したのを見る]
[逃げるべきか?最悪、三日間鏡を隠すだけでもいいが、「殺す」力を願ったという事は、既に
…何とか、逃げ切るしかありませんね
プライドがどうとか以前に、相手は相当な敵になってますし
[戦ったら無駄に被害も増える。金もかかる。そう思って、そっと野営地を去った]
[丁度、砦が何者かに襲撃されているとの情報を受けていたので、出る理由としても十分だ]
[防壁の仲間たちにはそのまま戦うようとだけ伝令を飛ばして、砦へと向かう]
[砦が大打撃を受けるほどの攻撃にさらされているとは思わない]
[ましてや、少女を放置する事でとんでもない被害が出ることなど頭の片隅にすら]
― 野営地 ―
[…少女が契約したのを見る]
[逃げるべきか?最悪、三日間鏡を隠すだけでもいいが、「殺す」力を願ったという事は、既に殺した兵士
私
の情報もいくらか仕入れているのだろう]
…何とか、逃げ切るしかありませんね
プライドがどうとか以前に、相手は相当な敵になってますし
[戦ったら無駄に被害も増える。金もかかる。そう思って、そっと野営地を去った]
[丁度、砦が何者かに襲撃されているとの情報を受けていたので、出る理由としても十分だ]
[防壁の仲間たちにはそのまま戦うようとだけ伝令を飛ばして、砦へと向かう]
[砦が大打撃を受けるほどの攻撃にさらされているとは思わない]
[ましてや、少女を放置する事でとんでもない被害が出ることなど頭の片隅にすら]
いたいた、ベリアン!
君の音の能力が必要なんだ!
俺の声を、これから言う英霊に送ってほしい!
拒否権はない!
>ウェルシュ!
君の植物は攻撃力低いんだから、殴るより足を絡め取るほうに使え! 相手方の足元にイバラでも生やすといい!
ついでになんだっけ、ほら、水を蓄える植物あるじゃないか! アレ! アレをとにかくいっぱい生やせ!
>マレンマ!
君は石を使うんだよな? なんか燃えない石あるじゃん! 溶岩でも溶けないやつ!
あれを粉末状にして、味方の服を覆うことってできないか?! ものはためしだ、やってみてくれ!
あとなんだっけか!
火が燃えるには、熱と、空気と、燃えるものと……んんん、風使いはもういないのか!
じゃあ、空気をなくすのはちょっと無理だな……燃えるものもなくせないし……そんじゃあ、熱だ!
温度を操る……、
>シルキー!
君の能力を生かせるのはそっちじゃない! 火の上級天使の対応の方に回ってくれ!
下らぬ連鎖など、紡がれる前に断ち切ってやる!癒しが、祈りが届かぬのなら、それを妨げる者を葬ってやる!!
[誰も、誰かの作為に陥り、死ぬ事などあってはならない。
誰もが平和に、平等に生きられるわけがない。生きたいと願っても、そのすべてが叶うわけではない。
それでも、その願いの一片ですら嘲笑われ、踏みにじられるというのなら]
そんな者の存在を私は許さない!!
私の声が聞こえるのなら、再びその姿を現してみろ!!
[空に向かい吼える。
下手をすれば殺されるかもしれない。それでも構わなかった。]
防衛として使えそうな能力はこんなもんか。
あとは攻撃できる能力……、
モノマニアとペシミストは殴り屋天使の対応か。
そんじゃあ……っと、フィオン?!
フィオンがいるのか……能力は……速さか!
>フィオン
やあ、さっきぶり! 色々言いたいことはあるだろうが、後でな!
さっき火の天使と戦ったんだよな?
あの火能力さえ封じたら……君なら倒せるはずだ。もう一度……いけるか?
/*あー言い切っちゃった どうしよこれ どうしよ
まぁ、どうにでも私はできるけど カサンドラはひでぇキラーパスしてごめーん
ところで、何度かカサンドラをサザンドラと間違えかけるんだけどどうしたもんかね
/*
外の人も指揮を積極的にとる感じではないな。
俯瞰と援護だと中の人は思っている。
どうなるかは流れ次第にしよう。
/*回復が使えなくなって詰んだのなら、回復を使わないでいい状態にすればいいじゃないっていうそういう思考
そもそも戦争なんてなければこんな事にならずに済むんじゃないっていうね
じゃあ戦争やめさせろって願えばいいんだろうけど、だってそれ一回限りでしょ またやるでしょ って
― 荒野 ―
人が死ぬことそのものは、不幸でもなんでもないわ。
それは、生命という存在の正しいプロセス。
本当の不幸は、いつか死ぬという覚悟を持たず、やるべきことをやらずに生きてきたと……死の間際に気付くことじゃないかしら。
[いつのまにか少女がいて、大きな石の上にちょこんと座っている。風になぶられる髪を抑えもせずに]
ご指名の乙女じゃなくて、ごめんなさいね。
[花のような、髪のような物が覆う顔から、大きな左目がリヒャルトを見ている]
[彼女が生まれたはるか東は、色んな流派の魔法使いの住む小さな国々が寄せ集まった地域だったそうだ。
そこでほんのちいさな小競り合いが始まった。
流派同士の争いと、血族の争いとのプライドが入り混じって、戦火は拡大した。
沢山の魔法使いが動員され、大規模な魔法陣形を描きあげていく。
ある国には巨大なファイヤーストームが放たれ、人々は皮膚を焼かれ、喉を焼かれ、肺を焼かれた。
町々は竜巻に巻き上げられ、森は焼き尽くされた。
ある国は水源をやられた。水源からは清水が湧き出ることはなくなり、湖には大量の魚が浮き、病気が流行った。
もちろん住民も魔法使いだから、ある程度は対応できるのだが、魔法陣形素材が一般住民にいきわたらなくなるのにはそう時間はかからなかった。]
[戦争は復讐戦に入った。魔法の研究は続き、竜巻にはガラスのような氷、強力な電流、増粘剤の効果のある火炎など、様々なものが込められた。
大規模な竜巻はぶつかりあい、制御をなくし、さらに威力を増大させて、既に破壊しつくした地域をさらに破壊する。
もはやどこから攻められているのかなどわからなかった。
人々は気づいた。ここにはもう得るものも守るものも何も残っていない。
魔法使いたちは国を捨てた。
今でもその地域は魔法の残滓で常に複数の竜巻が巻き起こり、大砂漠以上に何一つない場所だそうだ。]
だから魔法使いは戦場に出ないのよ。
どこのギルドも、どこの国の魔法使いも、どうなるか知っているのよ。
みんな楽しく生きているのよ。
でも…
[自分がユーリエにいった言葉>>2:123がずっと頭から離れない。]
(あたしがあの子たちに何もしなければ、ただあるがままにしとくだけなら彼女と同じだわ。
それでいいの?
あたしにはやりたいことがある。
それは間違いなくあの子たちより大事なことだわ。
でも…)
あーもー!やだやだ!
だから戦争はいやなのよ!
[彼女は装備を整え、サシャとドロシーの向かった方向に盾を飛ばしはじめた。**]
・・・っ!?
[いつの間にか現れた少女に驚き、少し後ずさる。]
・・・私も死ぬ事自体は不幸とは思いません。ですが、徒に命を奪うこと、奪われることは間違っています。
こんな、なすべきこともできずに死を迫らせるものなど、私は認めません。
そしてそれを看過する者も。
[あの純白や、死神とは全く違う気配に気圧される。
違う。今まで会ったどんな存在とも、彼女は違う。
それでも、眼をまっすぐに見返してきっぱりと言い返す。]
どうして間違いなの?
[否定も嘲弄もない。ただ、静かに尋ねる]
徒でなければ命のやりとりをしていいの?
なすべきことを終えた相手にならば、死を与えてもいいの?
看過しないならば、どうすることが正しいと、貴方は思うの?
投票を委任します。
魔法使い アプサラスは、主神 グレートヒェン に投票を委任しました。
投票を委任します。
助祭 リヒャルトは、主神 グレートヒェン に投票を委任しました。
・・・っ!そんなわけ、ないに決まってるじゃないですか!
[少女の言葉に、詰まる。子供のように何度も首を横に振り叫ぶ。]
何故あるべき生をまっとうできない者がいるのですか!
何故いつまでもこのような事を続けるのですか!!
[何が正しいのかなんて、そんな事はわからない。
それでも今尚続く惨状が間違っている、それだけは揺らがない。]
― 同盟砦:夜 ―
[ジェフ中佐の亡骸を抱えて、さっき人を救助していた所に戻る]
[彼を持ち上げた時にずきりと折れた骨が傷んだが、気になることは無かった]
[…自分自身の死に対しても、鈍感になっている]
[遺体を兵士に渡す]
[ここで埋葬はせずに、国まで持っていくらしい。中佐と言う身分は伊達じゃない]
[私が死んだ時に、亡骸はどうなるんだろうとも考えた]
― 同盟砦:夜 ―
[ジェフ中佐の亡骸を抱えて、さっき人を救助していた所に戻る]
[彼を持ち上げた時に折れた骨が「ずきり」と傷んだが、気になることは無かった]
[…自分自身の死に対して、鈍感になっているのかもしれない]
[遺体を兵士に渡す]
[ここで埋葬はせずに、国まで持っていくらしい。中佐と言う身分は伊達じゃないと思った]
[私が死んだらその亡骸はどうなるんだろうと少し思考する]
何が正しいのかなんて知りません。
何が間違いなのかも知りません・・・でも、それでも、私はこんな、死ばかりが溢れる世界は、嫌なのです・・・
[耳を塞ぎ、ゆるゆると首を振る。
視界がぶれる。そういえば、あまりにも力を酷使しすぎて疲労も限界だった。]
嫌なんです・・・誰かが死ぬのを見るのは・・・助けられないのは・・・もう、見たくないんです・・・・
[小さな嗚咽を漏らすと、意識は闇に飲まれていった。**]
…私も家はあるんですけどね
[親も、兄弟も、祖父母もいる………筈だ]
[初めての人殺しをしてからは一回も直接合っていない。文通こそしていたが、もしかしたら全員死んで、別の人が書いているだけかもしれなかった]
[多分、それでも私は気がつかないだろうし]
…
[あの男の死で、自分の人生は色々と変わってしまったのだろう]
[変わったのは私だけじゃないのだろうけど]
「あるべき生」って何?
誰がそれを決めるの?
「このような事」って何?
それがどうしていけないの?
[少女は淡々と質問を続ける。無邪気でもなく、残酷でもなく、ただ、リヒャルトの心の形に触れるように]
生まれる者の数と死ぬ者の数は、必ず等しいわ。
人は生まれた以上に死ぬことはない。
でも、そうね。
生きることよりも、死ぬことの意味の方が大きいならば。
あるいは、このような死に方をするなら最初から生まれない方が良かったというのならば。
確かに、世界は死ばかりで溢れているのでしょう。
恐れないでリヒャルト。
私は肯定者よ。
貴方がどんな答えを出しても、私はそれを否定したりなどしないわ。
[聞いてもいない名を呼んで、少女はトンと地面に降り立った。
数歩を歩き、腰を曲げて何かを拾い上げた]
死を見たくない貴方が選ぶのが、死そのものの概念をなくすことならば、
私はそれを変えようとは思わないわ。
[聞こえているのかいないのか、意識を手放したリヒャルトの手に、そっと握らせるのは先ほど拾った戦乙女のコイン。
くしゃくしゃに潰されたままのそれを直しもせずに、ただ]
貴方は間違っていないわ。
戦乙女をお呼びなさい。彼女達は貴方の願いをかなえる手伝いをするわ。
けれど、彼女たちには手伝いしか出来ない。実際にそれをかなえるのは、貴方本人よ。
[ふわりと風が吹くと、緑色の少女はもうそこにはいなかった*]
―防壁:元激戦区手前―
[少年の足が止まる。ここから先は激戦区。
一般人がふらりと足を踏み込み、生きて帰れるところではない。
しかし、本来なら聞こえるはずの、銃の発砲音も、剣と剣がぶつかり合う金属音も、全く聞こえない。
そう、不気味なほど静か…]
他の場所は粗方見て回った。
残るはここだけ。
ドロシーはきっと、この中にいるんだ。
[そう言い一歩踏み出そうとする。
その時ふと、袋の中のコインを思い出した。
カサンドラからもらったコイン。
『もし私のことが要りようならば、そのコインを握って私の名前を呼ぶといい。』
戦乙女の言葉が耳に蘇る]
[戦乙女と契約を交わせば、彼女を止める力を手に入れられるかもしれない。
だが、契約をするということは死に近づくということ。
それに少年の本来の願いは叶えてもらえなくなる。
それでも彼女を止めたいのか。
彼女の心を憎しみから解放したいのか。
少年は長考し、一つの答えを出した]
/*
カサンドラ来るのかな。
出来れば、ある程度時間的に動けるか、確定動かしOKの周知があった方がいいのだが。グレにゃんが促すかね?
― 楽園・館 ―
[ミスリルの剣を抱えた戦乙女は、激しい戦いの続く楽園へと帰還していた]
この剣……誰ともわからぬ者の手に渡るよりは。
[命を落とすとほぼ同時に、青年がカサンドラと契約を交わしたのは知っていた。
彼の姿を探すべく、戦況の見える窓へ近付いた]
やはりこの剣は、あの方にこそ相応しいわ。
――次の出陣に間に合わせなくては。
[戦乙女は、英霊の復活に立ち会うべく館の中を駆けた。
主との再会を待つ剣を、大切に抱えながら*]
― 同盟砦 ―
[仕事をする。…上官が一気に殺されたから、まずは指揮系統の回復からだった。これが終われば、兵士の捜索に駆り出されるらしい]
[指揮系統の回復の時に驚いたことが指揮のずさんな所。…正直、なんでこの指揮系統でこの防壁が落ちなかったのかどうか非常に疑問である]
[幸いここは、良くも悪くも将校が大量に死んだことである程度修復可能だった]
[もう一つ驚いたことがある。…私の昇格が決まったのだ]
[砦の中に潜伏していたのは敵のエリート傭兵と呼ばれる人間だったらしい。その中で救助活動をした事が称えられたそうだ]
[そのせいだろうか…]
明後日から私も司令部入り…ですか
[昇格した私に待っていたのは手薄になったココの司令官と言う、なんとも面倒な仕事であった]
[…正直、嫌だ]
[確かに知識はある。だが、私には前線で剣を振るう方が性に合う]
[何より、前線に居たかった。理由は分からないけれど]
…分かりました
[そう言って、昇格を告げる紙を受け取った。…薄い紙だった]
[紙を渡すと、伝令は帰っていった。敬礼と、心のない挨拶だけがその場に残る]
[伝令が出ていったぼうと空を見上げた]
…今度が、最後の前線でしょうか
[ぽつりと呟く。多分そうなのだろう]
[憂鬱な気分になりながら、捜索任務の準備に取り掛かった]
― どこか ―
[天使が見聞きするものは、すべからく唯一神が見聞きしているのと同じである]
何故……。
[白い羽をはばたかせ、唯一神は静かに自問した]
何故、良くなることを拒む?
何故、救われることを拒む?
英霊という、不完全な存在には、自ら望んで成るというのに。
[…この時、救出作戦ではなく、捜索作戦であることの意味を理解しておくべきだった]
[゛捜索゛任務の行き先は―――激戦区となっていた防壁]
―元激戦区―
[乙女の姿を見て、すっと少女は防壁の上に立つ。
闇は少女に味方するように、―ーあるいはけしかけるように、少女に絡み付いた]
いいえ、まだ足りないわ。
まだ戦争は終わってない。
まだ生きてる兵士がいる。
砦にも、街にも、森にも王室にも戦場にも!
終わらせないと。終わらせてあげないと。
[少女は鈴を転がすような声で笑った]
[少女の体に絡み付く闇。
彼女の願いが、意志が、ソレを生み出したのだ――]
そう。
貴女がそう願うのなら、もうわたくしにも止められはしないわ。
同じ英霊の力を持った者でもない限りは――
[戦乙女は、ほんの数時間の内に起きた、虐殺の痕を見回した。
このまま力を振るい続ければ、3日の内に国の一つは落とせるかもしれない]
(それでは、駄目。
一時的に英霊候補は増えるけれど、"次"に続かなくなってしまう)
戦乙女 ユーリエは、孤児 ドロシー を投票先に選びました。
――貴女の気が済むまでおやりなさい。
[それでも、戦乙女が次に発した言葉はそれだった。
自分には、止める資格も力もない]
そして、どうかお強くなって。
楽園を護るために。
―楽園:館内部―
[気がつけば、
死んだらすぐに生き返る、ってことか?
[いや、確か。昔聞いた話では英霊が生き返ることのできる回数には限りがあったはず。何回かは知らないし、その限度を超えて死んだらどうなるかも聞いたことがあるかもしれないが覚えていない。]
あー、くそ、真面目に勉強しておけばよかった。
なんだったっけ、主神様と英霊の話、聞いた覚えはあるんだけどな……
[剣にばかり打ちこんで勉強を疎かにしていたのを今、激しく後悔していた。だから自分は出来の悪いの末っ子と言われるのだ。肝心な時に肝心な知識を持たないなんて!
確かこの世界の主神は維持神、だったはず。ならば天使たちは?この世界を壊そうとしている?変えようとしている?どちらかはわからないが放っておけば今のままの世界はなくなってしまうのかもしれないと感じた。
その時、突然頭の中に声が響いた。>>+88]
/*
現状では、▼ドロシー▲ミヒャエルかしら。
▲サシャも美味しいけれど、こちらから手出しはしないつもりなので、彼の動きしだいね。
リヒャルトさまも、カサンドラちゃんに任せる方が美味しそう。
─ 楽園 ─
………、我が光。
貴方の「眼」が伝えます。
[「眼」が伝えるのは、楽園の戦況。
移り変わる戦域と英霊達の動きが変化する様子。]
指揮者が新たに生まれたようだ。
フレイアでは荷が重いでしょう。
― 同盟砦から防壁ほ向かう道中 ―
[…違和感がする。やけに静かだ]
[付いてきた部下に、本当に激戦区に向かう道がこれで合っているかどうか聞いてみた]
[どうやら方角的に間違いでは無いそうだが]
…困りましたね
[うーんと、悩みながら馬を歩かせる]
[実は近くにサシャ>>98が居るのだが…小さな影故に、何か無いかぎり気がつかないだろう]
『あの火能力さえ封じたら……君なら倒せるはずだ。もう一度……いけるか?』
[聞き覚えのある声。ついさっきまで戦っていた――ジェフロイだ!
彼もまた戦乙女と契約していた。ならばここに来るのは必然。
英霊たちを束ねる指揮官がいれば。さっきもそう思っていた。これで、これで勝てる!そう思うとやる気がわいてきた。]
ジェフロイさん!さっきぶり、っとお話したいところですが後でですね!
はい、大丈夫です!いけます!
火能力さえ封じてもらえれば、戦えるはずです!
[声が届いているのかはわからないが、反射的にそう返事を返していた。期待に答えるべく、戦場へと急ぎ戻ろうとした。]
―少し前:激戦区手前―
[目の前に現れたのは、鎌を持った女性。
この間、カレイラの街で出会った戦乙女だ]
[彼女の呆れと笑顔の混じった表情。
英霊の力をそんなものの為に欲するのか…と思いつつも、彼らが争うであろうことを喜んでいるのだろうか]
[少年に右手を出させ、儀式と言えるのかも分からないほど簡単な儀式を行う。
右手に刻まれる、鎌の赤い紋章。
儀式が済むと彼女は、後は勝手にするんだなとでも言うかのように、その場を離れた。
…遠くで近々起こるであろう戦いを見守るのかもしれないが]
(気が、済むまで)
[ふらり、と少女の目が揺れる。
少女はどこかで、わかっているのだ。
軍隊を滅ぼせば、その次は王を恨む。その次は民を恨む。
そして最後には自分自身を恨むだろう。
この復讐に、終点はなくなってしまった]
…大丈夫。約束は守るわ。
主神 グレートヒェンは、孤児 ドロシー を投票先に選びました。
主神 グレートヒェンは、驃騎兵部隊長 ミヒャエル を能力(襲う)の対象に選びました。
[ゆっくりと警戒しながら移動する]
[防壁まであと少しかなと思ったときである。一瞬だが、ざわりと首元に悪寒が走った]
えっ…
何?
[それは自分の中でいつの間にか磨かれていた兵士としての勘だった]
…全軍、銃の弾を点検してください
何時でも打てるように
[他の兵士達は気がつかなかったみたいだ。しぶしぶと言った様子で自分の指示に従う]
[未意識に、自分のポケットに入っている鏡を軽く握った]
/*
臨時箱ゲット。
しかし10年以上前の箱なので、今にも死にそうw
本当低速で迷惑かける。
リヒャルトはもう少し私が絡みたいのだが、リアル都合がつかん><
サシャとドロシーが契約しているね。ここが吊襲かな?
/*
>カサンドラ
大変な中の顔出しありがとう。
そうね。サシャが動けばドロシーは復讐を止めるかもしれないし。
ただ、そうならなかった時のために、ミヒャエルには接近しておくつもり。
[フィオンの声>>+94そのものは聞こえなかったが、やれる、という強い意志はハッキリと伝わってきた]
さすが敵大本営にまで乗りこむ戦士だ。
そうこないとな。
さて。
後出来ることはないか……。
[そこで、ふと思い出した。
左腕の骨まで届く傷は、今はない。ただ、手の甲を貫く熱さがあるだけ。
……あの時、確かに彼女は氷の能力を使った……]
―防壁:激戦区―
う、これは…。
[激戦区の中には、死の臭いが漂っていた。
辺り一面に広がる死体の山。
それらのほとんどが、剣や銃による死ではない。
何かもっと、別の力が働いたかのような…]
…間違いない、ドロシーはここにいる。
[そう確信し、中心部へと急ぐ]
ユーリエちゃん。
氷使い……だったよな。
[生前の会話を思い出す]
>>*21あの子が来てくれなかったら、俺には行く末もなかったんじゃないかなあ。
それに……男を手玉にとって契約できるような女の子>>*22だったら、「今度会った時に答える」なんて言わずに、口先だけの約束をさっさとしてただろうに。
[しかし、彼女を戦場に出すのは躊躇われた。
英霊の中ではかなり弱い方の自分でも、戦乙女よりはまだ強い。……それに戦乙女には死亡の猶予がない]
[中心部まで歩を進めると、見慣れた少女の姿があった]
ドロシー…。
これが、きみが力を欲してまで、やりたかったことなの?
どうしてこんな、酷いことを……。
[憐みの目で少女を見つめる]
―戦場のどこか―
くう……。
[コインを通して流れ込むグレートヒェンの波動に顔を歪ませる。
いつからだっただろうか。グレートヒェンの存在に苦痛を感じるようになったのは。
いつからだっただろうか。グレートヒェンへの敬愛を忘れたのは。
百年ほど昔か?
千人目の英霊を作り出したときか?
一万人の天使を切り倒したときだったか?
やがて、グレートヒェンからの波動が途切れ、カサンドラは深く息を吐く]
[兵士の一人があっ、と声を出し、何か喋る]
…防壁の上に人?
[疑問符を浮かべながら見てみる。すると、明らかに防壁の上の影は移動していた]
隊長!
防壁を皇国軍に突破されている可能性があります!
[敵は堂々と防壁の上を乗り越えてきた。それでいて銃を撃つ音が聞こえない]
[つまり、足元の味方兵は全滅している?]
私が偵察をしてきます
あなた達はじっとしていて下さい
[周りの兵が止めようとする。…だが、静止を振り切って走ることにした]
[また、首元がざわりとする]
>>119
[気がつくと、隣にあの戦乙女がいた]
…えぇ。
そうですよ
[また、首元がざわりとする]
[…彼女の登場で、なんとなく防壁の上の人物の予想がついてしまったからだ]
…何かあるんですね、あそこに
/*
>ユーリエ
負担をかけてすまない。
ドロシーは決まりだと思うけど、ミヒャエルとサシャがどう動くのかでまたここは変わってきそうだね。
/*
ぬぁー。夕方になんとか落とせるかと思ったんだがなァ…
まぁ、とにかく動こう、よし、動こう。
ふぅむ、カサンドラも大変そうだな。
皆の衆 リアルは大事に するのだぞ
まち子、心の俳句。(季語?知らぬ!)
[[1d1000]]
[剣は回収されるものだとばかり思っていたが、戦乙女は剣を差し出してくれた。
自分の働きに期待してくれているらしい、ということはわかった。
自分には主神や戦乙女が何を考えているのかなどはわからない、だが、今自分の中に芽生えている気持ちと目指すところは同じだろう、と思っていた。]
俺に託してくれるですか。ありがとうございます。
この剣はずっと一緒に戦ってきた相棒で、
そして、一番大事な人からの最初で最後の贈り物だったんだ。
ここにいる英霊の誰よりも、この剣を上手く使うと誓います。
見ていてください。
[ユーリエの手から、剣を受け取る。自らの半身が戻ってきたような感覚を覚える。
もう何も怖くない、迷いもない。]
[少年が近付いてくるのが見えた。
壁の上から、少年と向かい合う]
…ねえ、サシャ。
あなた、絵本を読んだことある?
絵本でなくてもいいわ。神話が記された聖書、英雄ヤコブの物語。
そこに書いてあるのはみんな同じ。
『それが自分にとっての悪なら殺してもかまわない』
あたしは、間違っているかもしれない。でも、あたしは、これを後悔は、していない。
…だから、サシャ。
そんな目であたしを見るな!
あたしを可哀想なものにするな!
[無数の黒い矢が、少年の目の前に突きたつ]
― どこか ―
[>>+93上級天使の眼を通して状況を見る]
指揮者?
そうか。指揮に特化した英霊か。
そうまでして抵抗するか……。
[ゆるり、と片翼を振り、黄金の光をこぼす]
― 館一階・迷いの森 ―
………飽きたなァ。
[転がってきた岩を砕いた。倒れこんできた巨木を砕いた。頭上に迫る吊天井をへし割り、足元に巧妙に隠されたロープは気づかないまま蹴り千切った。
天使の歩いた跡には、罠だったものの残骸が道を示すかの如くに打ち捨てられていた]
おうおう、派手にやってんじゃねェか。
くっそゥ俺もあっち行ッときゃよかったか?
[ふと目を映せば、窓があった。ひたすら直進してきて、館の反対側まで来たのだろう。その窓は焼け焦げ、歪み、溶けかかっていた>>+45。
遠く火の手が見える。飛び交う矢が見える]
うむ。よし、決めた。近道だ。
[ぐるんぐるんと腕を回し、窓の辺りの壁面を殴りつける。熱に焼かれ、脆くもなっていたのだろう。強固であるはずの外壁は大きく揺らぎ、崩れた]
そういやァ制定の間がどこにあるか聞くの忘れたなァ。
まぁ、どうせアレだ。上の方にでもふんぞり返るようなとこにあんだろ。
[そんなことを呟きながら。拳で取っ掛かりとなる穴を穿ちながら、空を飛べぬ羽しか持たない天使は、館の壁面を登っていく]
[剣を受け取り、ユーリエに一礼すると、すぐに戦場へと駆け出した。手に持った剣は、生前よりもさらに手になじむ気がした。故郷に置いてきた人の幻影をそこに見たからかもしれない。]
『この世界は不完全で、醜いわ。でも、だからこそ美しい。
フィオン、あなたはどう思う?』
この世界は、俺の大事な人が愛した世界だ。
あいつは、あそこでまだ生きてるんだ。
俺は、世界が在るがままであるよう、守りたいッ!
それが俺の戦う理由だッ!
[扉を開け放ち、南門へと出る。そこは阿鼻叫喚の戦場。だが、少しも怖くはなかった。今は優秀な仲間も、最高の一振りも傍に在る。]
>>122
[契約した相手…間違い無い。テントで見た光景を思い出す]
…
[戦乙女。天使の様な見た目なのは事実なのだろう。現に、目の前の女性は非常に美人だ]
[だが、美しいのは天使だけではなく悪魔も同じ]
[彼らも美しい見た目と、甘い言葉で「三つの願いの代わりに〜」と言うテンプレートを掲げて、悪魔の契約を迫ってくる]
[そう思うと、突然彼女達が悪魔に見えてくるのだった]
[案外、あの世で天使と戦っているのかもしれない。悪魔のごとく]
『…なんなんだあのバカはッ!!罠にかかったら、警戒するとか怯えるとか…もっとこう、あるだろう!? それをあのバカ、ことごとく引っ掛かった挙句に踏み潰しおって!!』
『うるさいわ、怒鳴らないで。あなたの力は『思い描いた罠を即座に製作する』力でしょう?踏み潰されたのなら新しく作り直して畳み掛ければよかったのに』
『バカを言うな! 罠とは、作り、待ち伏せてこそ美しいのだ! それを言うなら貴様の方こそ、『森を再現する能力』でもって罠に追い込むくらいの協力はしたらどうだ!』
『お断りよ、あなたのほうこそバカを言わないで。私があなたに場所を貸してあげているのは、あなたの力が私の森を護るのに都合がいいからよ。勘違いしないでくれる?』
『ふんっ!まったく、話にもならんな、エゴイストめっ!』
『お互い様にね。あなたって本当、わがままだわ。
…それより
『奇遇だな
『やっぱり。アレは…』
[悪魔を見るような目で、ユーリエを見ながら]
…そうですよ
任務であそこに向かいます。何か、問題が?
[あくまで丁寧にそう言う]
[防壁の上の影がざわめいたのが、視界の端に映った]
『見間違うはずがないわ!あのアホ、寝惚けただのなんだのと言って私の作品を44回も破壊したのだぞ! 44回もだ!』
『私は、トレーニングと称して何本も木々を殴り倒されたわ…おまけに、新しく芽吹いた若芽まで、楊枝にするなんていうくだらない理由で折り取られたのよ?何度も、何度も。
でも、おかしいわ。アレは、もうずっと昔に蘇る命も尽きて死んだはずじゃない』
『ああ、その報せを聞いた時は本当に胸がすく気持ちだった。…しかし、現に奴は天使だったではないか。どういうことだ?あのように粗暴な男が、そう何人もいるものか? 否、そんなはずがあるまい!いてたまるものか!』
『そうね。それなら、命が尽きたあの男が、天使に転生したとか?』
『…』
『…』
『まさかな』
『まさかね』
―回想・戦場のどこか―
はあはあはあ……。
[リヒャルトの元へは今はいけない。まだおそらく彼の周りにはグレートヒェンの波動の残滓が残されているだろう。
それに今触れるのは厳し過ぎる。
そこへ不意にカサンドラを呼ぶ声が聞こえる]
……あのときの少年か。
[磨耗した魂が、少年の声で鼓舞される。「くくく」と笑い声が漏れる]
彼はどう言う選択をしたのかな?
私を楽しませてくれる願いであってくれよ。
[カサンドラは少年の下へと飛ぶ]
/*
>ヤコブ
本当はもっと楽園側にもかかわってみたいんだけどねー。
私もヤコブとマーティンの天使組の戦闘描写楽しみにしているよ。
[数字以外の読み書きはほとんどできない彼だが、その話なら小さい頃に聞かされていた
だが、一族を大切にする遊牧民の彼にとって、その話は反面教師の意味合いも強い]
…それは間違ってるよ。
人を殺したら、憎しみが生まれるだけだ。
たとえそれが正しかったとして、この人たちがきみに何をしたの?
この人たちは、きみのとっての悪じゃなかったはずだよね。
[矢を突きたてられ、瞬き一つ]
…やっぱり、話を聞いてはくれないんだね。
[そう言うと、彼は英霊の力を解放した。
輝きが彼の周りに集まり、少女の黒い矢を吹き飛ばす。
英霊の力は「光」。闇を切り裂く聖なる力だ]
―防壁:元激戦区―
[盾を飛ばして着いたのは元は激戦区と思しき場所だった。周りにはまだ新しい兵士の死体が転がる中、ドロシーとサシャが向かい合っている。]
2人が、戦っている?そんな馬鹿な。
ドロシーも、サシャも、近づけない…
[サシャと一緒に何かできることがあれば、と思っていたのだが、2人には近づけない何かがあった。]
-回想-
・・・・・・
[少女の淡々とした問に答えられずに俯く。
生の形は誰が決めるものでもない。何故、いけないのかは・・・答えられない。
いけない事だという認識は幼い頃からの教えとして刷り込まれてきたもの。
漠然と、ただ駄目だから、とそう考えてきた。]
だって・・・哀しい、じゃ、ないですか・・・皆、傷ついて・・・辛くて・・・望む人なんて、誰も・・・
[震える声で小さく零す。それきり意識は途絶え]
さあ──再戦だ。
[正確には、ジェフロイ本人としては、炎の天使と相対したことはなかった。
だが、彼女と戦った英霊たちの記憶を、自分の物の様に明快に感じてしまう能力を得た今、「再戦」……その言葉が相応しく思えた]
よく持ちこたえてくれたな。
アイリ! ダルメ! 下がってくれ、交代だ。
ウェルシュ! マレンマ! シルキー! 頼むよ。
そして……フィオン!
[回避力も防御力も足りない自分は、フレイアの傍にまで寄る事は出来ない。
ただ、ベストな作戦を立案し、それを伝え、敵の攻撃を判断し、引くべき場面を伝える。
それだけしかできない]
>>126
…
[あの世への往復切符を渡された気分だ。何が「生きて帰ってこれる」だ。駄賃が命だから結局は片道切符じゃないか]
[詐欺である]
[…だが]
ははは、英雄は皆英霊だったかもしれない、ね
あの人には先見の目があったらしい
[惜しい人を亡くしましたと続けて]
いいですよ。
…結びます。その契約
[どうせ最期の前線なのだ。その後は永遠と椅子に座って指揮である]
[そんなのは、ごめんだね]
[彼女の攻撃を退けると、すぐさま弓を張り、矢を射ろうとした。
だが、]
あ、ああ……。
[先日、自らの手で急所を射抜かれた男の姿を思い出す。
弓が…引けない……]
[気がつくと、同じ荒野で倒れていた。小さな呼吸を繰り返し真っ直ぐに前を見る。]
生も死も意味はあります。
生に後悔するのなら、それは何よりも不幸なのでしょう。死を肯定できるのなら、それは何よりも幸せなのでしょう。
死がない世界がほしいわけじゃない。ただ生を享受するだけの世界がほしいわけじゃない。
ただ人が、生きる事を恨まず、死に往く事を否定する事もない、生きていたと誇れる道を取れる平和を!
その為には、こんな争いの連鎖は、断ち切らなきゃいけないから!!
復讐は虚しい、復讐は愚かだ。
そんなことを言えるのは、世界を呪ったことのない人間だけよ。
[憎しみさえ宿し、サシャを見つめる]
[―ー刹那]
[黒い矢がサシャの光で消えていった。
少女は驚愕の表情で、サシャの目をみる]
っ…!?
サシャ、あなた、まさか…。
[サシャも、あの美しい乙女と契約したのか]
/*
Q,この後サシャとドロシー死んだらどうするの?
A,兵士として前線で死ぬを全うするために、英霊の力を全力で人間相手に使用します。
目指せ皇国全殺しという虐殺ルートにしようとする予定。リヒャあたりに止められると思われ
[フレイアの炎は、何人かの英霊で協力することで、ほぼ無力化されていた。
そのおかげでヤコブから放たれる矢や、下級天使たちへ人員を割くことが出来、英霊側に少し余裕が生まれていた。
さっきまで自分がいた戦場とはまるで違う。統率がとれた部隊はこんなにも強いのか。]
『さあ──再戦だ。』
[ジェフロイの声が聞こえた。それに無言で頷き、剣を構える。]
炎の上級天使、今度こそ!
これ以上、貴様の好きにはさせないッ!
[地面を蹴り、一瞬で距離を詰める。そして正面からの斬り払い。
フレイアは反撃を行おうとするが、その攻撃は空を切る。すでにフィオンの姿はそこにはない。
――後ろだ。背後から、突きの一撃を繰り出す。]
[周囲を見回すと、相当以上の兵士の死体が転がっているのが分かる。]
昼間中、ドロシーがやってたのね。きっと。
[既に日が暮れかかっている。サシャの周りにきれいな閃光が走り、ドロシーの攻撃を防いだようだ。]
サシャとも、契約したの。あの戦乙女。
契約が取れてお喜びでしょうね…
この争いを鎮める力を、私に寄越せ!カサンドラ!!
[コインを握り締め、もう一度、天に吼える。
ふと側の男の屍を方に向き直る。]
・・・・教えて下さい。貴方は、此処で果てる事を望みましたか?
私の願いは、間違っているのでしょうか?
・・・・・・・ごめんなさい。
この争いを鎮める力を、私に寄越せ!カサンドラ!!
[コインを握り締め、もう一度、天に吼える。
ふと側の男の屍の方に向き直る。]
・・・・教えて下さい。貴方は、此処で果てる事を望みましたか?
私の願いは、間違っているのでしょうか?
・・・・・・・ごめんなさい。
[弓を引いたサシャをみて、咄嗟に目を瞑る]
……?
[目を開けると、サシャが怯えたような目で固まっているのが見えた]
[…期を逃すほど、少女は愚かではない]
/*
>カサンドラ
ありがとう。
カサンドラの心情も楽しくなってきたから応援してる。
>マーティン
暇なら南門戦と場所交代してもいいぞ(笑)
英霊話は元から考えていたのだと思っていた。
[ドロシーが何故か動きの止まったサシャに対して体勢を整えた。攻撃する?
ドロシーはサシャを殺す気なのか。
それは嫌だ。自分が嫌だ。]
ユーリエ、近くにいるの!?
[翼のような闇が、長槍と化して少年を襲う。
だが、その長槍は、一本が少年の足に刺さり、少年を地面に縫い付けたが、あとのものは少年を囲う柵のように、地面に突きたっただけであった]
……。
[少女は、防壁から飛び降り、少年から逃れるように走って行った。
どこかで女性の声が聞こえた気がする]
[走って行った先に、白い乙女と兵士がいた]
…はい
[そう言って、部下を、砦を、祖国を見る]
人間じゃあ、英霊は倒せないんですよね…
[ぽつりと呟く]
[彼ら゛は゛殺したくない]
だったら私に、戦いを終わらせる力を下さい
同盟国軍に勝利を与え、
[賽は投げられた。契約の為に、手を前に出す]
カーミサーマのたーめなーら、エーンヤーラヤー
[鼻歌交じりに天使は上る。時折窓を覗いては内部を確認するのだが、思いのほか英霊は館に残っていないようだ。時折こちらにまで吹き付ける熱風の強さを思えば無理もない]
あー…どうすッかな。流石にここじゃ踏ン張りもきかねェしな。
[ぼやく。窓を破ることはできようが、目当ての場所に窓があるとも限らない]
…うむ。天辺まで上って屋根ぶち抜く。コレだな。
[途中、英霊の姿を確認したら、即座に窓ぶち破って襲い掛かるにやぶさかでなかったが。天使はひとまず、館の頂上を目指す]
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