情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
孤児 ドロシー は、同盟将校 ジェフロイ を占った。
次の日の朝、語り手 が無残な姿で発見された。
夜が明け、悪夢は現実のものとなった。
人狼は確かに存在するのだ。そしてその血腥い牙で我々を狙っている…。
人々は苦悩の末、最終手段を取る事にした。
投票により、1日に1人ずつ疑わしい者を処刑する。
例え無辜の犠牲者を出すことになろうとも…。
現在の生存者は、主神 グレートヒェン、魔法使い アプサラス、孤児 ドロシー、旅人 フィオン、助祭 リヒャルト、遊牧民 サシャ、戦乙女 カサンドラ、戦乙女 ユーリエ、同盟将校 ジェフロイ、驃騎兵部隊長 ミヒャエルの10名。
投票を委任します。
旅人 フィオンは、主神 グレートヒェン に投票を委任しました。
/*何一つ自重しなくなってきましたよこの聖職者
因みに歩兵用のフレイルはゴーデンダッグって愛称らしく、意味は「こんにちは」だそうだ
@武器ペディア参照
♪刺しながら供された手向けの花の名「こんばんわ」
抜きながら灯された詞の名「さようなら」♪
っていう心算かふざくんなww
さて、これで通れますかね。
[派手な音と共に崩れた壁を見つめてそんな独り言を漏らす。
次には、少しだけ気まずそうな顔をして。]
・・・目的の為なら、手段を問うている暇は、ありませんよね。
[誰にともなくそんな言い訳。]
投票を委任します。
助祭 リヒャルトは、主神 グレートヒェン に投票を委任しました。
>>1:304
[なにやら魔法の道具らしきものを腕にかけられて、疑問符を頭に浮かべている間に魔法を使われた]
[…冷えてる?水を触った訳でもない筈なんだが…]
[とりあえずだいぶ楽になった。ちょっと痛みが引いた様に思える]
ありがとうございます
[ぺこりと頭を下げながら]
治療魔法が使えないなんてとんでもない!
それだけ出来れば十分ですとも
[そう言って、感謝する]
>>1:307 >>0
分かりました
[出来るだけ女性が多いところ…軍楽隊の寝床なんかいいだろうかと考える]
…あ、パンを向こうで配ってます
案外、そこにシュッツさんのご両親もいらっしゃるかもしれませんよ?
[そう言って、二人をパンを配っている所に案内しただろう]
ん、大丈夫。
[手を離された時はフラついたが、すぐにしっかりと足を地面につける]
分かったよ。
でも今回は同盟側から攻め始めたって聞いたから、すぐに何か起こったりしないと思うよ。
それにおいらは同盟側に属してるしね。
きみも人探ししないといけないのに、ここまでありがとう。
早く見つかるといいね。
[それじゃあと別れようとしたところを呼び止められる。
優しそうな顔をで見つめられ少し戸惑う]
おいらはサシャ。アズニールムの遊牧民だよ。
[名前を聞かれ、こう返答した]
―『館』門前―
「なんだ貴様ッ!!」
「なぜ天使がここに居るッ!!答えろッ!!」
[顔も体格も服装も左右対称に槍を構えた■pinkと■palegreenの門番らしき英霊が誰何の声を上げる。
対する天使は退屈げにあくびさえかいてみせた]
何故もクソも手前ェらの味方連中がフガイねェからだろが、ぶゎーか。
[ぼりぼりと首筋を掻き、ごきりぐきりと肩を鳴らし、ようやく天使は目前の英霊たちを正面からにらみつけた。
警備の手薄さを不甲斐ないと表現した天使だが、それが南門の周辺で戦うヤコブとフレイアの働きによるものとは、気づいていなかった]
…まァ、なんだ。
ンなとこに居るからにゃァ、手前ェらちったぁ強ェンだろう?そーだな。間違いねェな。
そーでなくちゃァ俺が困る。つまらん。
[にぃぃ、と、口元に浮かべるのは、好戦的な牙をむくような笑み]
[ぴかり、と鏡が光ったことに、少女は気付いていない。
鏡は、こことは違う世界の風景を映し出していた。
…これは、船?
船の甲板のような光景が、鏡に映る――]
[10秒ほどで、鏡は輝きを失った]
/*
気遣いありがとう、ユーリエ。
議題に、「だいたいこんなかんじ」をいれて見たわ。
襲撃先は乙女に任せるわ。
*/
[恐らく、砦近くまで辿りついたら、同盟軍に見つかるのは必至だろう。
そこから、いかに自分だけが抜けだして、砦に侵入するか。そんなことを考えていた。
結局、自分だけが助かるような考えしか浮かんでこない。
自分では人を守ることなどできないのだろうか。]
(俺は、弱いな……。)
[自由になりたくて、家を出て。
戦争の現実を見て、それが甘かったことを知り。
誰かを助けたいと願うも何も出来ずにいる。
そんな自分が不甲斐なかった。]
(そう言えばこのコイン、困ったことがあれば呼べって言われたけど何か特別な力でもあるのかな。
……まさかな。)
[カサンドラにもらったコインをポケットの中で弄る。
なんとなくだが、もう故郷には戻れないような予感がしていた**]
― 同盟砦 ―
[なんとか司令官を説得し、精神的にぐったりしながら、自室として与えられた部屋に戻って来た]
だ、ぁー。
[寝台にごろりと大の字になって、天井をあおぐ]
ええ……でも。
今回に限っては、不測の事態が起こるかもしれませんわ。
[もしも英霊候補が戦闘に関与したならば。
一人の力で戦況を引っ繰り返す事も容易いだろう]
どうか、油断なさらぬよう。
入ってこれたのはいいんですけど、これからどうしましょうか。
負傷兵の救護に来ましたって言って、すぐに信用・・・は、されませんよね。
[そんな事はわかりきっている。上官が物分りのいい者であったりするのなら話は早いのだが。]
/*ていうか皇国、同盟共に上司が糞ですね
だから膠着してるんじゃないかこの戦況
馬鹿めが 馬鹿めが! 兵法も知らぬ凡愚め、今に見よ!!
と誰か言ってやって
(……たったの二個大隊)
[砦は、駐屯のための場所だ。けして住みよい生活の場所ではない。
その天井をみながら、思う]
(千人ちょっと)
[勝利の為なら切り捨てていい人数だ。むしろ、被害がそれだけですんだら、良い采配だったと褒められるところだろう]
(「数」だと思えば、「損耗」することに、何の苦悩もなかった)
/*つーか犠牲者欄のところが空白なのが昨日から気になってる
ダミーよ・・・お前はお前である事を証明する唯一の証でさえも持たないのか・・・・歴史の闇に葬られ、名すらも忘れてしまったのか・・・(ちゅうに
[二人がパンを配っている所に着いた。自分も彼らからパンを貰い、怪我をして無い手でそれを食べる]
[しかし医者が足りない。魔法使いの女性の方は治療魔法が使えなかったのはすこし惜しかった]
…どうにか、治療ができる人がいませんかねぇ…
[そんな事を言いながらぶらぶらと歩いていると]
[湖の方に、ひとつ、人影>>9が見えた]
?
[疑問に思って、そちらに目をこらす]
>>12
[少女によばれて、はっ、と我に返る]
っと…そうでした
軍楽隊の宿があったはずです。
案内しますよ!
[人影は一旦無視。ふたりを連れて、軍楽隊の宿の所に行っただろう]
……。
[小さな集落が、戦争の犠牲になった。
二個大隊程度の、本当に小さな集落だ。よくある犠牲。
ただ、それが自分の生まれ育った村であり、残してきた恋人がそこにいたというだけで]
……退役、してーなー……。
[士官学校の戦術科をそれなりの成績で出て士官してから、これまで。自分が「人」を殺してきたのだと言うことをその時初めて、実感した。
「数」だと認識していた兵卒が、「人間」なんだということに、気付いたのだった]
……どっか田舎で野菜でも作ってさ……。
[せっかく、役立たずの駄目将校と認められつつあったのに。
……あの敗走戦。「責任をなすりつけるべき責任者」か、「責任から目を逸らさせる英雄」が必要とされた。前者にしてくれれば良かったのに、後者に祭り上げられてしまった]
投票を委任します。
同盟将校 ジェフロイは、主神 グレートヒェン に投票を委任しました。
同盟将校 ジェフロイは、驃騎兵部隊長 ミヒャエル を能力(守る)の対象に選びました。
そうでしたか。
……いえ、随分と大胆な方法で、壁を超えられたものですから。
[既にヒビが入っていたのには気付いていなかった]
わたくしは戦乙女。
英霊となるべき魂を探しているのです。
[自己紹介の後、リヒャルトをじっと見詰め]
――驚きましたわ。
聖職者である貴方が、このような形で壁を超えてくるなんて。
[戦場跡で見掛けた時の印象とは、随分違っていた]
あぁ・・・えーと、ほら、こうでもしないと・・・敵国の人間である私は壁を越えられませんから・・・・・
[ものすごく居心地が悪そうに目線を逸らし、口ごもる。
仕方、ないではないか。其処に丁度壊しやすい罅割れがあったのが悪い。]
戦・・・・乙女・・・?あの・・・?
[純白の乙女の名乗りを聞けば、眼を見開く。
教本にも載っている彼の存在が、何故?]
英霊・・・・・では、私などに構っているお暇などないのでは?
そのようなもの、なれません。
や、だから、その・・・正攻法、は、多分無理ですから・・・・こんな方法とっただけで・・・・・・
[英霊の言葉に戸惑いつつも、フレイルを振り回し壁をぶち壊した顛末を見られていた事に赤面する。
因みに、今はフレイルどころか鎖すらも見えない。既に服の下に収納済みだ。]
/*
あれ。ソマリの反応待ちなんだけど、もしやソマリはやこぶRP待ちとかそんなのなのか?お見合いなのか……?
敵国から……?
ええと、何故、そのような……。
[問い掛けてから、周囲を見回した。
それから相手を見れば戸惑っている様子が見て取れて]
いえ、わたくしはそうは思いませんわ。
貴方の行動には、強い意志が感じられますから。
[助祭を見詰める瞳は真剣そのもの]
とはいえ、この場所では落ち着いて話も出来ませんね……。
敵国から来たとおっしゃいましたが、行く当てはあるのですか?
[彼の"意志"の向かう先を訊ねるように、問い掛けた]
― 宿舎の外れ ―
[二人を軍楽隊の宿に送って、小さく息を吐く]
[ポケットの中の小さな鏡を触りながら、近くの椅子に腰掛けた]
…はぁ…
[ため息をつきながら、少し目を閉じる]
[今日は疲れた。少しくらい眠ってもばちは当たらないだろう]
…
[意識を眠りの縁へと落としてゆく…]
― 夢 ―
[夢を見た。その中の自分の姿は今よりも若い]
[…ここは何処だろうか?…周りの景色はぼんやりとしている]
攻撃開始!
[誰かの声でわっ、と叫びながら味方が駆けてゆく。…まだ人を殺したことが無かった私は、おっかなびっくりで走ってたと思う]
[暫く戦って、誰だろうか…味方が、黄金色の髪に青目の敵を打ち取ったのが見えた]
[青目の彼は最期、小さく誰か名前を呟いて倒れた。その手には、小さな鏡の様な物が握られていた]
[彼を倒した味方は、討ち取った敵には目もくれずに、敵の中に突っ込んでゆく]
[それを見て、周りの人間は皆去ってしまう。敵は私たちから逃げるため、味方は敵を殺すため]
…
[残ったのは私と、鏡を落とした敵兵だけ]
[ここまできて思い出した。これは自分の経験だ。確か私は、この戦いで初めて人を殺したんだっけ]
/*
青議題1は、マチ子の解答どおりであるよ。
主神ちゃんへの疑問にも、一緒に応えられるので、wikiから引用しておこう。
>一日の初めに、GM発言で、「火の上級天使が侵攻してきた」と言う感じで、シスメを流します。乙女は、状況に応じて、その天使に対抗できそうな英霊候補を探しに行くことが必要になるかもしれません。
>ここは、多少ご都合主義的な感じで、その日死ぬ人間が、うまいこと一番活躍出来ればいいかと思っています。
>火の天使だからって、なにも水でだけ対抗する必要はありません。風使いが、空気を消したりしてもいいし、植物使いが燃えない草を作りだしてもいいんじゃないでしょうか。
>上級天使は、誰も特に死亡フラグを建てていない時に、戦乙女の方から「死んでくれないか」と人間に寄って行く根拠となる存在なので、その辺旨い事使ってもらえれば良いと思います。
つまり、天使PLが参加するまでは、
上級天使出現→英霊選定→上級天使倒される→また次の天使が……
という流れを予定していた。
今思えば、つくづくハードなスケジュールを組んでいたよ。
私の天使たちが来てくれて、助かった。
*/
・・・私は、争いが嫌いです。
無用の哀しみを、傷跡を残すだけの愚かな行為です。
私がいなくとも、皇国には術師はいます。ですが、あちらは?
ただ、国が違う。それだけの理由で死ぬのを待つ命があっていいはずがありません。
だから、私は壁を越えて来たのです。
[真っ直ぐに戦乙女を見返し答える。どれだけその最中に非情且つ非常識な手段を取ろうとも、その意志だけは揺るがない。
しかし次の言葉には首を振り]
・・・いえ、とりあえず、誰かに見つかればまずは連行されるでしょう、と。
行くあてはありませんが、行き先なら、私の術を必要としているであろう方の元です。
[倒れた敵と、私の二人だけ。奇妙な沈黙が続く]
…しにました…よね?
[倒れた敵兵にゆっくりと近づく。とたん、目の前の敵がびくっ、と起き上がった]
[とっさの事に、その場で彼の目を凝視してしまう]
っ!!
[その目は、何かを守ろうとする人間の目だった]
[私にはそれが、守るべき人間のためには敵を殺してもいいと言っている様に思えた]
[…今思えば。あの目は人を殺してもいいなんて、訴えてはいなかったのだけれど。当時の私は、そんな事分からなかった]
…ぅ…うわぁぁあああ!!
[槍を構える。私は死にたくない一心だったのだろう。目の前の敵兵にぶすりと槍を突き立てた]
[多分、それが止め。それっきり彼は動くことは無かった]
[…何もしなくても彼は死んでいただろう。だが、彼の人生に終止符を打ったのは間違いなく私だった]
[どれ位の間、死体の前でぼうとしていただろうか。私はゆっくりと起き上がった]
…
[なぜだろう]
[初めて人を殺した記念なのか、単にその鏡が気に入ったのか、或いは何も考えてなかったのかもしれないが、私はその鏡をそっと冷たい手から抜き取った]
[これが、人を殺せるようになったきっかけかもしれない]
[何も言わずに、鏡をカバンにしまう]
[後に、鏡に「ドロシー」と彫ってあった事が分かったのは、青目の敵兵を倒した味方兵の戦死が私に伝えられた頃だった]
/*
主神ちゃんへの疑問って、何だ……?
一日の始めって、「一日目の始め」だと思っていたよ……。上級天使NPCが増えれば制定の間制圧が現状況では容易くなりそうに見えてるな。よし寝よう。
…うん?
[目を覚ます。…何か夢を見ていた気がする…ぼんやりと思い出した]
…あの夢かなぁ…
何で今見たんだろう?
[ぼうと、眠い頭で色々考える]
[…思えば、今日見たあの少女は何処か彼に似ていた気が…]
[何か不思議に思いながら、眠い頭を働かせていただろう]**
/*
うん。ジェフ兄はフィオんくんで死ぬかなーと思ったからドロシーフラグ回収しちゃいました(ぉぃ
ミスだったかなぁ…
争いが、嫌い……。
[その言葉に瞳を伏せる。
生者を戦に駆り立て、死後も尚英霊として戦いに向かわせるのが、戦乙女の役割だからだ]
同じ思いの方はきっと多いでしょう。
けれど、行動に移せる方は、決して多くはありません。
[自嘲にも聞こえかねない言葉を、つい呟いていた。
それから、顔を上げ]
同盟側の砦でしたら、ご案内出来ますわ。
恐らく、先の戦闘での負傷者も多いでしょう。
癒しの能力は歓迎されると思います。
[答えてから、同盟側の戦士二人の顔を思い浮かべた。
彼らは無事でいるだろうか]
そこから先のお手伝いは出来ませんが……如何しますか?
無益な争いなど、何の得になるというのでしょう。
[乙女が眼を伏せた理由など知らず。]
私は、じっとしてられないだけですよ。大したことではありません。
[苦笑し緩く首を振る。
案内の申し出には少しばかり喜色を浮かべて。]
本当ですか?いえ、それだけでも十分です。御願いします。
[しばらくうだうだとしていたが、結局眠れずに起き上った]
一芸特化で行こう。
俺の直属部隊を作って、最低そこだけでも、即座に動けるようにしておく。
後の部隊は、全部支援させる。
これで、格段に全体としてのまとまりが出来る筈だ。
問題は、それをどこの部隊にするか。
やはり驃騎兵部隊か? 遠近両用、機動力も攻撃力も高い。
ミヒャエルくんと話してみようか……医務室かな?
全てが無益だとは思いませんわ。
[戦は人間を進歩させ、死者を増やす。
それは世界の存続を賭けた争いを、有利にすることだろう]
でも……だからと言って、徒に命を奪うのが、正しいとは思いません。
[そうぽつりと漏らしてから。
喜色を浮かべる彼に、役に立ててよかったと表情を緩めて]
わかりました。
では、こちらへ……。
[砦への道を歩き始めた**]
屍を積み上げる事が、無益でないと?
骸の先にある道は何処まで行っても骸しかありません。
そんなもので作られたものに如何ほどの価値があるというのでしょうか。
[そう吐き捨てるように呟いてから、はっとして眼を逸らす。]
・・・・申し訳ございません。そうですね。戯れで奪われていいものなどありません。
[だから、こんな事は無駄でしかないのだ、と声には出さずに。
乙女に小さく頷くと、その後を着いていった。**]
/*只管戦乙女にとってうざい存在でありたいと、そう願っております(キリッ
さーいつ死ねるかな いつ死ねるかな がんばろー
― 楽園 ―
[小さな風程度捻り潰すような、炎の竜巻に退路を塞がれ、ソマリは立ちつくした。
髪が、衣服が、ちりちりと燃え上がる]
……全員など。
ありえるはず、ないでしょうね。
主神様を見たことがあれば、分かるでしょう。
彼女の手出しは、必要最低限。
おそらく、主神様が重視しているのは「幸福」ではないのでしょう。
それはたぶん、「 」
[助けを求める声を、ソマリは発しなかった。
苦悶の声を、呑みこんで]**
大丈夫、ちょっとやそっとのことなら自分で何とかするさ。
[不測の事態がどういったものなのか、少年には見当がつかなかったが、そう言い女性に真っ直ぐな目を向けた]
戦乙女!?
あーでも、そう言われると納得…。
[一礼され、姿勢を正す。続く言葉に、こくりと首を縦に振った]
ところできみは…って、あれ?
[次の言葉を発する時には、もう女性の姿はそこにはなかった]
[独り言のように。]
人々の願いは食い違う。
哀しみを作り瞋恚を宿す。
それは新たな火種となる。
だから、
[英霊達を呑み込む焔の竜巻。
熱き炎に呑まれ灼き尽くされ、
逆巻く渦に体を良いように弄ばれ、
英霊達は玩具のように投げ出される。
既に事切れていたのかもしれない。
墜ちゆく英霊ソマリの胸元に矢が吸い込まれ]
[屍の大地、剣を支えに座っている。
嗚呼……勝つ事が出来た……。
夕陽は体を黄金に染める。
美しかった。何もかもが。]
―防壁:同盟側―
[今までの疲労がたまっていたのか、ユーリエと別れると一気に崩れ落ちた。
どうせならと手持ちの食料を出し一息つく。ついでに仮眠もとっておいた]
ユーリエは道案内してくれたけど、何もしてこなかった。
戦乙女にも色々いるんだな。
今すぐにでも叶えたい願いならあったけど…まだ、やることがある。
まずはドロシーを見つけよう。
[体力を回復させると、壁伝いに歩き始めた。
幾度も破壊と修復を重ねた、大小様々な、大きさも高さも違う壁の道。
面白いことに、材料に使われる石は昔も今もほとんど同じらしい
明け方である為か、戦争が始まっているにもかかわらず、こちらからも壁の向こうからも銃声や爆撃が聞こえず、通常時とほとんど変わりない静けさを保っている。
しばらく無言で進んでいると、遠くに宿営地が見えてきた]
─────眼に焼き付くのは黄昏の空─────
春には花の囁きを
夏には水と戯れて
秋には収穫を祝い
冬は長き夜を友と語らう
田畑を耕し日々の恵みに感謝し
隣人達と友愛を交わす
平凡だが優しい
裕福ではないが暖かな日々
『あー、すみません。
ここが兵士登録の場所でいいですか。』
「なっ、ぷ…ぶほっ……!
あ、ああ、そうだよ!ここがそうだ!
くくくっ、おーい、誰かー。くくく。」
『これは、暴れ羊達を収める途中、色んな店に突っ込んでしまって。
なあ、助けてくれないか?』
[髪の毛などが薔薇にまみれ、ぼろぼろながら、白い歯を見せる苦笑いを受かべた。
ブーツとロープらしきものが羊に絡まり、片足だけ羊の背に、体が引き摺られた状態で、兵士登録所に現れたのだった。羊は、チリンと首元の鈴を鳴らす。]
「かんぱーい!!!」
[初陣を越え、戦の経験も増え、仲間達との絆も深まる。
エールの杯を鳴らし合う音が止まない。
戦は絶えないが、家族を、友を、人々を護る為に命を捧げられるなら本望だ。]
『賭け事?
おお、やるぞ!』
[賭け事に負ければ悔しがったりだってしたが。]
[近隣との諍いはあったが小競り合いに終止し、
発展途上の国ばかりな為か小競り合いの種類も毎回違った。
真の脅威は北西から訪れた。
この地方一帯の略奪を目論む、暗君支配す北西地帯の大国。大遠征の知らせ。
このままでは為すすべなく一帯は平らげられるだろう。
先兵の軍を防ぐだけで精一杯だったのに、大遠征の軍など敵う可能性すらない。国の手前にある小さな砦など、直ぐ落とされる。]
[天を見上げる。
僅か数百の兵では祖国の蹂躙を遅らせる事など到底出来はしない。勿論、勇猛で知られる騎馬の男達、荒くれる海の男達もいたが支えられる筈がない。
恐れ震え、戦う前に逃走しようとする者が居ても不思議ではないくらいだ。怯えの色を瞳に宿す兵も居た。]
[だから、大きく息を吸い込んだ。そして、吐き出す。]
『…の息子達よ!
今日この日!
我々は死ぬだろう!!
だが、我々は勝つ!!!
空を見よ!
嵐だ。この嵐こそが、我々に味方する!!!』
『…の息子達よ!』
[一際大きく、故国の息子達よと呼びかける。
続けて、他の国々の名で呼びかける。
その顔は笑顔だ。]
『お前達と戦える事を、
俺は誇りに思う。』
[屍の大地、剣を支えに座っている。
嗚呼……勝つ事が出来た……。
夕陽は体を黄金に染める。
美しかった。何もかもが。]
『ぐっ……ごほっ…こほっ……』
[もう体は保たない。
一日も保たなかったか。英霊の力を使い過ぎたのだろう。
柄の先端に両手を置き、地を眺めた。心地よい微風が黒髪を撫でる。]
嗚呼、俺は満足だ。
今日は死ぬに良い日だ。
故国を護る事が出来た。
俺達は逝く。
お前達は俺達の分まで生きろ。
[剣を支えに事切れる。
黄昏は彼の片側を黒く染め、長く影を伸ばす。
その横顔は微笑みを、笑顔を浮かべていた。]
[北西の大国は今回の敗北を切欠の一つとして、
北西地方の隷属諸国憤懣もあり急速に衰えてゆく事となる。
それとも、その事すらも、戦乙女が関与していたのだろうか。**]
―同盟宿営地・軍楽隊寝床片隅―
(へー、これが同盟軍の宿営地…)
[なんとなく流れ作業的にパンをもらって、軍楽隊の寝床に案内される。
様子を見ると、最初思ったよりも、かなり大きい宿営地のようだ。
どこかで馬の嘶きも聞こえる。
寝床は、少女の願いで隅の目立たない場所を案内してもらえた。
その少女はさっきからずっと自分の白衣の裾をつかんでいる。]
さてと…。
お嬢ちゃん、なんかあたしに言いたいことでもあるのかしら?
しかし、ドレスがまぁすりきれちゃって… ん?
[2人になったところで、小声で女の子と会話を始める。
何気なく一番ドレスの損傷が激しかった背中をはたくと、血がにじんでいること、女の子が一瞬苦しそうな顔をしたことに気づいた。]
ここにうつぶせになりなさい。
[布団も枕も薄い。防災頭巾を脱ぐと、彼女に枕として提供した。]
[彼女が人から見えないように自分の身体と盾を置き、背中の服をたくし上げると、想像以上にひどい傷が出てきた。大きな擦り傷と、周囲には青かったり黄色かったりの打撲痕が広がっている。]
…言いなさいよ。どうして黙るの。
大変だったでしょうに。
[荷物から、薬草をすりつぶした傷薬を出し、塗りこんだ。その後、先ほどの兵士と同様に、冷たいジェル状の陣形素材を背中全面に貼り付ける準備をする。]
どこから来たの。
[治療しながら問いかけた。**]
― 楽園:『館』門前 ―
「貴様の楽しみなど知ったことではないが!」
「我ら兄弟、力を合わせれば貴様ら上級天使とて敵ではないわ!」
「貴様にここは通さぬ!」
「貴様はここで倒れる!」
「「せめて苦しまぬよう、貴様らの神に祈りでも捧げることだな!!」」
「「ゆくぞ!!」」
「合」「体!!」
[叫びとともにピンクと緑の門番の体が溶け合う。互いの体が引き寄せあい合わさる様は、なるほど侵入者を拒む扉が閉じあわされる様子に見えなくもない。
大方『いつまでも兄弟とともに』とか望んで英霊になったクチだろう。相対した天使にしてみれば、きわめて興味をそそられないことではあったが]
『一心同体となった我らの槍捌き!貴様ごときに破られるとへぶぅっ!!』
[体の正中で綺麗にピンクと緑に色分けされた衣装に身を包み、左右二対、4本の腕にそれぞれやりを構えた門番の頬を、無造作なビンタが張り倒した]
うっせ。だーモー、なンだなンだなンなンだお前ェよー。うっせェンだよ御託がよー。
お前ェは通したくねー、俺はそン先に用がある。
そらみろ、ケンカの理屈にゃ十分じゃねェか。
ほれ、構えんなァ待ってやっから早ェとこ準備しろオラ。
[ごきごき腕を振り回して肩を鳴らせながら、門番が気を取り直すのを待った]
『ぐっ…くっ…名乗りの途中で攻撃とは何たる無粋…しかし今の一撃で我らを倒せなかったこと、すぐに後悔させて…』
だァら御託はいいッつっただろが。
お前ェらがそんッなに言うなら次の一発ァ譲ってやンよ。
ほれ、いいから打って来い。
[無防備に両手を広げてさえ見せる]
なァに、お前ェらが相手にすンのァ他の誰でもねェ俺様だ。すぐぼこられたって、仕方ねェや。
その館の天辺でぼんやりしてるお前ェらんとこの主神ちゃんに言い訳すンならそれで十分だろ?
安心してぼこられろよ、ほれほれ。
『貴ッ様……ッ!! 我らを!我らの神を愚弄する気か!! よかろう、その口、今すぐ塞いでやるっ!
覚悟ォッ!!』
…俺ァやっと手前ェらの口塞げそうで一安心だぜ。ッたくよー…。
[ため息をひとつ漏らし、肩を落とす。まるっきり無防備な天使の脳天に一本目の槍が、一拍遅れて二本目の槍が、天使の胴体、その正中を狙って繰り出される。楽園の中枢である『館』。その侵入を賭けた戦いが幕を開けた**]
―宿営地:同盟側―
[朝早くから兵士たちが、せわしなく出入りを繰り返している。
今日の開戦も近いのだろう。
防壁の向かい側に飛ぶよう向きと角度が調整された大砲には、早くも弾が詰め込まれていた]
[ここに少女がいるかどうかは分からない。
しかしあの金髪と服装は、戦場にいたら確実に目立つ。
誰かが見かけていてもおかしくない。
せめて情報をと、丁度そばを通りかかった若い兵士に声をかけた]
ねえお兄さん、金髪でエプロンみたいな服を着た女の子、見てない?
/*
ちょっと長くなるかもしれんのでこっちで。
ヤ子忙しそうだし、返事はないならないで構わんぜ。
>ヤ子メモ
いやぁ、戦神の不在は確かにあるかもなんだが、制定の間って世界のルールを決める大事な場所っぽいだろ?
流石に副神常駐させとくくらいの警備はしないと不自然なんじゃねェかとセルフ論破されてセルフ反論ができずにいてなァ…
そしてまち子の性格的に副神遭遇はそのまま喧嘩売って返り討ちになる死亡フラグだからその辺どう折り合いつけたもんかとな。
多少ご都合でも占領しに掛かっていいか、戦乙女にも聞いて見たいとこだが、お互いの陣営に直接関係することだから答えにくいかもしれん。
制定の間の近くまで行ってカミサマに丸投げるって手も思いついたが、それはそれでこっちが無責任な気がして悪ぃしなァ…と、どうにも堂々巡りでな。
まァ、今日の夜までにはなんかしら結論出すつもりだ。
今日もヘタすると夜の戻りが23時近くになりそうなのが大いに不安ではあるんだが…
状況的に、もし行くなら制圧までの過程が俺のソロールに近くなりそうなんだが、なにぶん迷ってるんで意見があると嬉しい。よろしく頼むわ。
今んとこ想定してるルートは、
1.多少のご都合付きで制圧
2.館ン中で足止め
3.門番ともう少し遊ぶ
ってとこか。とはいえ3番もそう長くは持たんだろうしなァ…
おう、そうそう
カミサマ>俺単騎で館ン中進む分には明日以降も出来るんじゃねェかと睨んでる(能力的に多対一は十八番なんでな)から、流れとみんなが許すなら明日以降でも行けるのは行けると思うぜ。実際に行くかどうかはまた別の話になると思うけどな。
ンじゃ、時間の都合がついたら昼にまた来るぜ。
そンじゃーなー**
/*
俺はご都合主義でいいと考えているが、昨日消した考え落としておく。
(戦乙女から意見出なかったので現在の行動は(中の人が)了解だと考えていた。)
昨日メモで書こうとして消したが、炎の上級天使が暴れてるから、副神はこちらに寄越してもいい。
鉄の沸点超える=数千度。英霊NPCで防御効果重ねがけでギリギリ防衛もと考えていたが、副神出向かざるを得ない効果もあるとは。
しかしそうなると、南門撤退又は副神による撃退で結果的まち子が孤立→副神舞い戻り→最終日前にまち子死亡フラグが立ちかねない。フレイアも副神で死ぬかもしれない。だから消した。
俺はまち子がとことん暴れて構わないよ。
追記:フレイア生存中、南門から館の南側に向けて火災旋風が動くと思うし壁面破壊くらいしてもとは。**
/*
おは鳩。
村建てとしての要望は、ひとつだけ。
英霊が落ちてきたときに、
「あれ?これ俺いらなかったんじゃね?」
というのだけは避けたいわ。
「上でのきれいな死亡フラグ」か、
「下での必要人員」かなら、前者優先だけれども、
それならそれで、その落ちる人が活躍できそうな場を作れたら幸いだわ。
おおまかにはそういう流れで、あとはおまかせするわ。
*
―回想:宿営地―
[女性に傷を素直にみせ、うつぶせのまま呟く]
故郷はリートの町よ。
…数年前になくなっちゃったけど。
[背中の冷たさに少し身動ぎをした]
…痛。
[瞼が重い。
予想よりずっと、自分はくたびれていたようだ。
色々女性に聞きたいこともあったのだが、…そのまま少女は、眠りの中に引き込まれた]
―夢―
[地下室で震えていた少女は、ふと顔をあげた。
喧騒が、近い。
急に兄のことが心配になった。虫が知らせた、とでもいうのか…]
[そっと、地下室の扉を開ける。
窓から兄の姿が見えた]
やっとログ読めた。
門番英霊が熱かったわ(笑い転げ中なう)。
人間=丸腰の一般人
とすると、
天使=武装した兵士
戦乙女=重装騎馬兵
英霊=戦車
上級天使=一個小隊
副神=拠点
主神=国家
唯一神=大陸
という感じかしら。
唯一神=太陽
主神=惑星
副神=衛星
……という例えも考えたけど、どっちがつたわりやすいかしら。
/*墓落ちしたらやたらめったら後衛ばかり増えそうな気がするのは気のせいか
(メモを斜め読みしつつ
私はむしろ中、前衛になりそうだがな!はよ戦いたい
[兄は敵兵と剣を交えている。少女には、兄のほうが優勢に見えた。
そうだ、兄は強い。何も心配することなどなかった。
地下室に戻ろうとした瞬間、兄がこちらを向いた。
一瞬。妹を見て、一瞬、兄の気は敵兵から逸れた。
その一瞬は、取り返しのつかない一瞬だった]
[呆然と立ちすくんだ。
強くて、優しくて、先ほどまで動いてた兄は、ピクリとも動かなかった。
兄に目もくれず、敵兵は次の獲物を求めて走っていく]
お、にいちゃ…?
嫌ああああああああ!!!
お兄ちゃん!いやだ、お兄ちゃん!
[悲鳴をあげ、必死で窓を開けようとする少女の視界に、別の敵兵が兄の前に立ったのが見えた。
後ろをむいていて、顔は見えない。ただ、男の咆哮だけが聞こえた。
槍が、煌めく]
[あのあと自分は、どうしたのか。
再び叫んだのか、気絶したのか。駆け寄ったのか、逃げ出したのか。
全部やったような気もするし、何もしなかったような気もする。
ただ、覚えているのは、敵兵が鏡を拾ったことだけだった]
/*
よし来れた。
>>+26 ヤ子
それだとフレイア強すぎねェか?
いや、消してくれたってことなんであえて言うのも無粋かしれんが。
ヤ子とフレイアのふたりがかりとはいえ英霊複数名で止まらず副神引っ張り出すクラスとなると、『複数名でかかれば、ひとつ上の相手を倒すことが出来ます』の基準に引っかかる気がするぜ。
鉄が沸騰するレベルの炎にゃ範囲や時間に制限つけた方がいいんじゃねェかと、俺は思う。
あー…俺も人のこと言えん気がしてきたが、一応相手がNPCってことで『弱点が機能せず長所を生かせる』状況を選んで作ってるつもりだ。もし強く見えすぎてたら今からでも調整かけるんで言ってくれな。
んで、俺の考えてたご都合ってのが、『副神はそれぞれの任地に飛んでて楽園には元々居ないパターン』な。ヤ子が言ってた戦神お留守の拡大版というか。これだったらCQCの繰り返しで制定の間まで進むこと自体は出来なくもなさそうに思える。が、戦力的にこっち有利になりすぎとも思える。ってことで意見が欲しかったわけだ。
一応、屋内少人数戦と屋外軍隊戦でそれぞれ違う戦闘状況があったほうがいいかもしれんとは思ってたんで、遅かれ早かれ館内部には侵入するつもりになってたのはなってたんだけどな。
俺の考えとしてはまァこんなとこだ。考えてみりゃ、新たに制定されるルールによっちゃ地上に影響出るんだよなァ(っつうか俺が提案したのがまさしくそんな案なんだよなァ)って今更ながらに気づいたんで、流石に『状況把握に負担がかかる』ってレベルを超えてるような気がしてきた。
今はちぃっと制定の間制圧に及び腰だなァ…
少し語りすぎたかもしれん。適度にスルーしてやってくれ。
>>*3 主神ちゃん
おう、了解。わざわざ悪ぃな。
気にしちゃいるつもりだったが、改めて肝に銘じとくぜ。
*/
/*そういえばユーリエと会ったときにはもう夜だったんだよな
つまりこいつほぼ寝てません本当n(ry
夜明かしするか一日寝てるかのどっちかかよ生活リズムェ
/*
一応補足ね。
現状、>>*3に抵触する行動はないと考えているわ。
「これだけ気をつけて欲しい」
は、イコールで、
「それ以外なら、どんどんやっちゃいなさい」
ってことよ。
主神ちゃんは、あの人と違って、何かを禁じたりは……基本的にはしないわ。
*/
/*
どうしたものかな。
楽しさが薄れてきた(苦笑)
あまりPL会話で展開語り合うよりRPを回していきたいです。
― 楽園 ―
スコティッシュ。
セーシェル。
ジャネッタ。
ソマリ。
[楽園の中心に立つ「館」。その頂上に立ち、名前を、呼んで]
還る場所はあるわ。
変わらずあるわ。
逝って、戻っておいでなさい。
―回想:リュム山脈:防壁付近―
[道程の半ばに差し掛かったときにはすっかり夜も更けていた。
同盟軍の服装に着替え、防壁を越える。ここからは敵地、正体を見破られればすぐに交戦になるだろう。部隊にも自然と緊張が走る。]
今のうちに作戦を確認しておきたいんですが。
[声がひびかないよう、小声でささやく。リーダーらしき正規兵から「砦への砲撃を確認次第、一斉に砦へと乗り込み、敵将校のいる大本営を目指す」というような答えが帰ってきた。]
まとまって行動していたら敵です、と言ってるようなものだと思いますが。
それよりも分散して砦に潜入、陽動を行いつつ敵将校を撃破したほうがよくないですか?
「そんなこと言って逃げるつもりじゃないのか!」
[正規兵の一人が声をあげた。身振りで声を抑えるよう示し、反論する。]
俺が逃げると思うなら自分で将校の首を取りにいけばいいじゃないですか。
できるなら、の話ですけど。
[正規兵はしばらく文句をぶつくさ言っていたが、やがて何もいえなくなり、押し黙った。
所詮、見張り役程度の兵だ。自分一人では何もできないのだろう。
こんな寄せ集めでは何もできるわけが無い。]
―タイターン砦付近―
[木の陰に身を隠し、あたりを伺う。砦周辺は不気味なほど静かだ。
周囲を警戒しつつも、今のうちに胃の中に食べ物を流し込んでおく。
軍用の携帯食料は不味いし、食事をとった気にはなれない。]
(砲撃、失敗してくれないかな。そしたらこのまま帰れるかもしれないのに。)
[砲撃は日が沈むころに行われる。それまで、体力を温存しておくことにした。]
/*
補足:必要がないと思ったのはフレイア本体を狙えばいいと思うからで、ある程度英霊PCも慣れない英霊の力で初戦からボスクラスと戦うので危機感あった方が楽しいかと思って。
面白そうならでやってて、火災旋風も格好良さそうだと思ってやったし、制定の間制圧も面白そうで選んだところもあるので、まち子が真面目になってるのがすまない。
中の人で先の話をするより、外の人で先ず動いていった方が楽しいんじゃないかという提案も、話すと面白さが失われるように思えたので。
俺は>>1:+63>>1:+64天候操作する以上の事は今はしないつもりで、積極的にフレイアを動かすつもりはないので、フレイアの事は英霊PC達や良ければまち子が好きなようにして欲しいと思ってます。
今後は出来るだけ、設定で分からない事は聞くけれど、中の人会話少なめにしようと思っています。
次の顔出しは明日になりそうです。それでは。**
魔法使い アプサラスは、旅人 フィオン を投票先に選びました。
/*
>>*4>>+29
だーっ考えすぎだったか。ふたりとも、すまん。
なんか逆に心配かけたり気ぃ遣わせちまったりですまねェ。ありがとな。
>>+31 ヤ子
いや、今ンとこある程度分かってる範囲でのPC英霊の能力が移動、補助系が多いみたいだったからな。副神引っ張り出すレベルの大火力面制圧がいくらでも、となるとボス難易度通り越して無理ゲーになりゃしねェかと、そこが不安と言えば不安だったように思う。
まぁ、今回は特に練習村っつうことで、出来りゃあ考えがあるなら合わせてェし、見えてる問題なり不安なりがあるならひとつひとつ解決していこうかと思っちゃいたが、それにかまけてナカノヒトの話に寄りすぎちまってたみたいだな。
いや、なんつうか、なんだ。空気が読めなかったって言えばいいんだろうかな。
わざわざ言わせちまって俺のほうこそすまんかった。
けど、言ってもらえて助かったぜ。ありがとな。
今後は俺のほうも気をつけるわ。
このあとは遅くなると思うが、更新前には来れると思う。
そンじゃ、またあとでな。**
*/
―同盟宿営地―
[眠りは耳元の叫び声で妨げられた。]
うわあぁっ!
[思わずこちらも叫び声を上げて横を見る。叫び声の主は彼女のようだ。]
…怖い夢を見たのね。
大丈夫?
[半分は彼女を安心させるため、半分は自分と同じく起きだした同室の軍楽隊の人々に、余計なことを聞かれないため、彼女に声をかけた。]
(女の子とはいえども、帝国の人間だものね…)
投票を委任します。
遊牧民 サシャは、戦乙女 カサンドラ に投票を委任しました。
投票を委任します。
遊牧民 サシャは、戦乙女 ユーリエ に投票を委任しました。
―宿営地―
「ああ、その子ならここの…」
[兵士が説明していたその時、少女の悲鳴が朝の静けさを劈いた]
今の声は…ドロシー!?
[あ、こら! と、兵士が止めるのを聞かず、少年は声のした方へ駆けだした]
― 宿舎の外れ:悲鳴が聞こえる前 ―
見回りご苦労様
[徹夜で見回っていた兵にそう言う。…私自身は、昨日は割としっかり眠れた]
[彼らが眠い目をこすりながら宿舎に戻るのを見ながら、朝食の準備を手伝う]
[戦場といえど、こういう作業はやれる兵士全体で分担してやっていた。少なくとも私は、こうして料理をすると少し心が落ち着く]
…質素なものですけどね
[そう言いながら、鍋をかき回す]
[作られたのは、塩と野菜、後は肉のだしで味付けしたスープだ]
[これとパンで食べるのである。質素だが、暖かいものを食べられるのは癒しである]
[…作戦系統のしっかりしていない同盟軍だったが、こと兵站については確実に中世から近代へと移り変わっていた]
[昨日の二人組は一体なんだったのだろうか…つくりながら、そんな事を考えながら調理を進める]**
―夕方:タイターン砦付近―
[遠くから、皇国の軍勢が壁を越えて近づいてくるのが見えた。まもなく、砦への砲撃が行われるとみて間違いないだろう。状況を報告し、いつでも動けるよう、準備を整える。]
いよいよか……
[腹をくくり、息をのむ。その瞬間、空気を震わす轟音が轟いた。]
――ドン!
[砦から煙が上がり、中からわらわらと兵士が出てくるのが見えた。敵は混乱している。今こそ侵入のチャンスだろう。]
「いくぞ!各自散会し、敵を陽動!のちに大本営へ乗り込み、敵将校を撃破する!」
(それ、俺が提案した作戦じゃ……
調子がいいなぁ)
[と思いつつも指揮官らしき正規兵の指示に頷き、タイターン砦目指して駆けていった]
/*
こんばんは。
襲撃第一候補はフィオンさまですけれど、こちらが動かなくても票が集まりそうな予感はしますわ。
むしろどう契約を持ち込むかが問題ですわね。
>主神さま
□1.英霊との契約は、死後(墓下)に持ち込む形でも大丈夫かしら?
□2.その場合は、死者の魂と会話する形に?
墓下に来るのと実際の死にタイムラグがあっていいなら、その間に願いを叶えてもらうって手もあるかと思うの。
勿論、齟齬を防ぐためにはある程度墓下の出来事を表にも書きこむ必要があるでしょうけど。
―夕方:タイターン砦内部―
[まずは慌てている同盟軍の兵士を装って砦内に侵入。同盟軍も3国の人間が入り乱れているので異分子をすぐ認識できるほどお互いの顔を覚えてはいない。
次に適当な場所に小型の爆弾を仕掛けて回る。殺傷能力はほとんどない代物だが、爆音で混乱を誘うことはできるだろう。]
――ドン!
――ドン!
[長い導火線の爆弾を使うことで時間差で爆発を仕掛けることが出来た。皇国軍の支給品もたまには役に立つ。これのおかげで爆発が起こるころには爆心地から離れることができる。]
「おい!あっちで爆発があった!皇国軍の奴が爆弾を仕掛けてるぞ!」
[と適当な兵士に話かけ、爆弾の場所へと誘導する。これで肝心な場所の警備が少しは薄くなっただろう。
どうやら、他の傭兵もうまくやっているらしい。このまま他の誰かが将校の首を取ってくれれば助かるが、そこまで他人には期待出来ないだろう。
それに、皇国軍にここまで恐れられている「英雄」将校がどんな人なのか一目見てみたいという好奇心もあった。]
ー回想:宿営地ー
ぁ、…ごめ、なさ、
[女性に声をかけられ、うつむいたまま呟く]
ごめんなさい、ごめんなさい、本当にごめんなさい。
[その目は、うつろだ]
ごめんなさい。ごめんなさいお兄ちゃん。
/*
□1.英霊との契約は、死後(墓下)に持ち込む形でも大丈夫かしら?
問題ないわ。
□2.その場合は、死者の魂と会話する形に?
「すでに死んでいる魂」を見つけたのと、同じような状況じゃないかしら。
タイムラグも問題ないわよ。
表への描写も、分かって貰えていて、嬉しいわ。
*/
ーー弱くてごめんなさい。
ーー生き残ってごめんなさい。
ーーお兄ちゃんを、殺して、ごめんなさい。
[泡のような言葉は、少年が駆け込んでくるまでこぼれていた]
ー回想:リートの町ー
…埋めただけだけど、みんないっしょだから寂しくないよね?
お兄ちゃん、ごめんなさい。
こんなに悲しいのに、こんなに苦しいのに、
涙が出てこないんだ。ごめんなさい。
ーーでもお兄ちゃんの仇は、絶対とるから。
お兄ちゃんにあたしがしたことは、みんな返すから。
[小さな鏡を、握りしめた]
きっと、国境近くまで行けば、いる。
大丈夫、大丈夫。あたしはまだ、大丈夫。
―同盟砦:大本営付近―
伝令です!通してください!
急ぎの知らせです!
[伝令のふりをして大本営への道を急ぐ。が、大本営の扉を守る兵士は、さすがに伝令の顔が違うことに気づいたらしく剣を抜こうとした。]
「待て、貴様!本当に伝令か!?所属と階級を答えろッ!」
さすがに、ここは止められるか……!
[即座に抜刀し、そのまま首筋を斬りつける。扉を守っていた兵士は、血を噴き出して倒れ、そのまま動かなくなった。
この状況下では、手加減はしていられない。すまない、と思いつつ、大本営の扉に手をかけた。]
孤児 ドロシーは、旅人 フィオン を投票先に選びました。
/*
出来るだけみんなに声を掛けたいとは思うんだけど、カサンドラちゃんの仕事を奪ってないか心配。
フィオンジェフロイ同時落ちがわかりやすいとは思うのだけれどね。
ただ、この二人を一人で同時攻略は出来ないわね。
…
[少女の様子を見ていると、何があったかうっすら想像がついた。
ナイフを持ってここにいる理由は十中八九敵討ちだろう。
彼女は昨日寝る前、自分の故郷はもうない、と言っていた。
わたしのいた国がなくなったのは、もう20年以上前のことか。]
…敵討ちなんか、つまんないわよ。
[と呟いたところに少年が飛び込んできた。]
[スープが出来る。これ位でいいかな]
[味見をして、うん。これならいいやと思ったところで、悲鳴が一つ聞こえた]
!?
[…子供…それも女の子の声だろう。そして、ここに宿泊している女の子なんて一人しか思い当たる節が無い]
[近くの兵にスープの事は頼んで、手短な武器…槍を持って悲鳴の聞こえた方に走る]
[悲鳴が聞こえたテントの近くに来ると、見知らぬ…少女(?)がテントの中に入っていくのが見えた]
[…野盗…だろうか?最悪、戦闘になる可能性もあると思いながら、少女が入っていったテントの中を見ただろう]
―夕方:大本営―
[中へ入ると数名の護衛と思わしき兵士と立派な服を着た司令官、
そして、髪を長く伸ばしたどこか悲しみを宿しているようにも見える強い瞳を持った男がいた。]
このひとが、「英雄」か。
[一目見ただけでそれがわかった。]
あなたは市場の子!なんでここに!?
[と、少年が少女のほうを見ているのに気がつく。この少女はドロシーというのか。]
お友達?
[続いてテントに入ってきた女性や、テントを覗く青年には気が付いていない。
ただ、少年の手を必死に握りしめた]
さ、しゃ。ど、して、ここ、
― ルッツイムの戦い。 ―
その時、皇国軍はひと桁違う戦力で、同盟軍の拠点を包囲していた。拠点の名はルッツイム。
誰がどう見ても、この戦いの終わりは、同盟軍の降伏か全滅しかありえないと思われた。
だが……。
勢いづいて乗りこんだ皇国軍が見たのは、無人の拠点と大量の火薬だった。
敗走しながら、同盟軍は火柱を見た。
拠点に乗りこまなかった皇国の追撃を振り切って、彼らは友軍の別の拠点に辿り着いた……。
……それが、ルッツイムの戦い。
戦死した上官の代わりその指揮を執ったのが、ジェフロイ・シンフィヨトリだった。
ドロシー!
よかったぁ。無事だったんだね。
[少年はほっと胸を撫で下ろした。
自身に向けて伸ばされた少女の手を握り締める。
どうやら少女の背中の傷は見えていない模様]
ドロシー!
よかったぁ。無事だったんだね。
[少年はほっと胸を撫で下ろした。
自身に向けて伸ばされた少女の手を握り締める。
どうやら少女の背中の傷は見えていない模様]
― 同盟砦 ―
[朝から会議……という名前の、駄作戦の却下に喉を枯らし、やっと部隊の編成に取りかかることが出来た]
最低でも、国家で部隊を分けよう。
同じ歩兵でも、カルヴィルの海賊あがりと、グリズニルの職業軍人では、考え方も風習も全く違う。
それと、俺の直属部隊を作りたい。
まだ、部隊長に話はつけられていないんだが、驃騎兵部隊が欲しい。
[本当に最低のぎりぎりラインで、ちゃんと末端まで命令が届くように整備して]
本国への救援要請は何回走らせた?
補給物資をもっと送らせてくれ。
あっ、魔法使いのお姉さんも一緒だったんだ。
おいら、ドロシーにお礼がしたくて追いかけてきたんだ。
[そう言うと腰をおろし、袋の中を探り始める]
うん、ドロシーとはカレイラの街で知り合ったんだ。
お姉さんはどうしてここに?
えっ、そうね、ちょっと盾に乗ってたらね。
[>>76なぜここに?と言われて自分もたいした答えを持ち合わせていないことに気がつき言葉に詰まる。あいまいな笑みを少年に返した。]
(しかし…ふむ…)
[どうやら2人はサシャとドロシーという名前で、仲が良さそうだ。さっきまで錯乱状態だったドロシーがおちつきを取り戻しつつある。]
(ここは2人に再会の喜びを語り合ってもらうのが良いかしらね…)
へへへ…
じゃーあたしはちょっと外のよーすでも見てきましょーかなー
あ、しろずきんだけいただくわー
[頭巾を被り、盾と杖を持って外のほうに向っていった。]
[深呼吸。
サシャの手を握っていると、不思議と気分が落ち着いてきた。
余裕が出たところで、サシャと女性の顔を見比べる。
この二人は顔見知りなのか。
サシャが親しげに話しかける様子になぜかイライラした]
…
[そこにはさっき飛び込んでいった少女と、さっき悲鳴を上げたであろう少女がいた]
[…どうやら戦うことは無さそうである。
[ほうと一息。よかった。子供のあやしかたなんて知らないから助かった]
[深呼吸。
サシャの手を握っていると、不思議と気分が落ち着いてきた。
余裕が出たところで、二人の顔を見比べる。
二人は顔見知りなのか。
サシャが親しげに話しかける様子に、何とも言えない感情が湧くのを感じた]
― 夕方:同盟砦 ―
[陽が傾くころに、再びの進撃が始まった>>56]
くそ……この時間からか。
これは徹夜になるかもしれないな。
[昨日よりは指示通り動くようになった部隊に、しかしまだまだ訓練と徹底が足りないとため息をつく。
同時に──]
(ひとまずは、時間を稼ぐことが重要だ。
こう着状態に持ち込めば、自軍の質をあげることができるだろう。1/3程度の兵卒は消費することになるだろうが、それは補充で……)
[と、考えている自分に気付き、渋い思いを感じる。
……分かってる、指揮官はそうでなければならないのだ。「人」ではなく、「数」や「損得」で戦場を見るのが仕事なのだから]
[ただ、一つ気になることが]
…ドロシー?
カイレラの街?
[入ってきた少年の口にしたカイレラと言う街は、砦とは真反対だ]
[…まぁ、最悪これは魔法使いのミスで済む。少女が方向感覚を失ってたでも通る]
[だが、ドロシーと言う名前。…これは…]
[隣を女性が通っていったなら、ミヒャエルが難しい顔をしているのが見えただろう]
[外に出たとたん、槍を持った深刻な表情のミヒャエルと鉢合わせる。]
うわっ!?
[思わず盾を浮かせて身体の前に構えようとしたが、ミヒャエルだとわかり、盾をおろす。]
な、なんだ… おはようございます。
訓練ですの?
…?
[深刻な表情の彼に疑問を抱き、そしてさらに前方に目線を向けた時。戦乙女ユーリエの姿が見えた。]
盾に…?
[つまりどういうことと更に聞こうとしたが、女性の曖昧な笑みを見て詮索してはいけないと悟り、少し首をかしげながら笑顔を返す]
ん? お姉さんいってらっしゃーい。
[女性のやや棒読み気味な話し方を不思議に感じつつ、外に向かう彼女に手を振り見送った]
[>>82女性に言葉をかけられて]
…いや、訓練じゃありません
見知らぬ少女がテントに入っていったので、一瞬野盗かな、と…
[…カイレラの街の疑問があっているなら、この魔法使いも一枚噛んでいる可能性が高い]
[油断はできないなと思いつつ、アプサラスが黙ったのでそちらを見ると]
…あ…
[昨日の戦乙女が居るのが見えた]
/*
ジェフロイさまも、今から死にに行きそうな気がするわ。
わたくしは、フィオンさまジェフロイさま相討ちがいいんじゃないかと思うの。
(戦乙女…ここへ何をしに?まさかここが戦場になる…?)
[ユーリエに声をかけようとして、隣の兵士もユーリエを見ているのに気がつく。この兵士もユーリエを知っている…のか?]
― 同盟砦:大本営 ―
[窓から戦況を見つつ、次々にあがる報告を、司令官と幕僚と共に囲んでいる]
防壁に爆薬か……。爆薬程度の穴じゃあ、騎馬はぎりぎり通せても、部隊は通せない。
学習してない……わけじゃないよな?
これは目くらましで、何か準備してるかもしれないな。
妥当なところだと、攻城兵器あたりか。……足の遅い攻城兵器を運ぶために、この時間を選んだのかもしれない。後方におかしい動きがないか、よく観察してくれ。
[ふいに大本営の外がざわついた。伝令>>65という声がしたが、既定の名乗り口上がない]
……なんだ?
[怒声と悲鳴があがり、椅子から立ち上がった。
直後に、扉が開いて、返り血を浴びた同盟軍服の青年が入ってきた>>68]
[ドロシーに片手を握り締められている為、見つけるのに少々時間がかかったが、袋の奥に眠っていたそれを少しずつ引っ張り出した]
はい、これ。
[落ち着きを取り戻しつつあることを確認し、それをぎこちない手つきで少女の肩にかける。
それは、青いポシェット。
以前少女が彼の店から盗んだものであった]
ハムと毛布のお礼、してなかったから。
えっと…まあ、これだけ、なんだけどね。
カレイラで待ってても、ドロシー、もう戻らない気がしたから…。
―皇国側の砦近く―
『な、何故私を……!?』
[それが彼の最後の言葉だった。カサンドラの巨大な鎌によって彼の命が一瞬のうちに刈り取られる。
そうして彼の魂が天使となって、楽園へと昇っていくのが視える]
さようなら、聖職者様。
楽園で英霊に殺されてまた地上に戻ってきたまえ。
[カサンドラは戦場の只中で、負傷兵のメイヤーと呼ばれる教会の者の楽園へと送った。
英霊となる契約をしていたわけでもなく、それはただの殺害である。本来ならば戦乙女が為すべきことではない。しかしカサンドラには微塵も罪悪感など無く……]
[返り血に塗れたその姿は、どう見ても伝令には見えなかっただろう。見張りを派手に殺してしまったことを後悔しつつ、将校を見据えた。]
どーも。伝令です。
皇国軍の傭兵が、英雄将校様の命を奪いにきましたよ、っと!
[即座に剣を構える。まずは周りの護衛から。数は多いが、部屋も狭い。扉を背にしつつ戦えば一度にそんなに多くの数を相手にしなくていい。
確実に一人ずつ斬り伏せ、無力化しようと試みる。
司令官、とやらは無視しても大丈夫だろう。目から覇気を感じない。この状況を黙って見ているしか出来ないだろう。]
[ユーリエに聞かれて]
…あぁ、そこの少女…青い服を着た娘ですね
彼女に何かあったみたいです
[もう一人の
よかったら二人と話しますか?
[彼女なら一応安心できると思って、そう言った]
……血が新しい。
[むろん、交戦中だから、それは当り前だ。
しかし、報告が仕事の伝令が、頬を伝うほどの血をつけたまま大本営に到着するだろうか]
司令官、隣室へ!
[肩越しに見ると、勲章と腹を揺らしながら、司令官が走って行くところだった。
やれやれ、と思いつつ、だらっと着崩していた上着の襟を止める]
[護衛がクセモノに駆け寄る後ろで、サーベルに手をかける。正直、この護衛を倒すような相手なら、自分程度の腕では太刀打ちできないだろうけれど。
……哀しいかな、あんな司令官でも上官だ]
[ユーリエの>>87に、この兵士はミヒャエルというのね、と一人ごちた。]
悲鳴を上げたのは戦争で母親とはぐれた女の子よ。
怖い夢を見たみたいね。
(ドロシーとお姉さん、仲良かったんだね。
ちょっと入るタイミング悪かったかな?)
[近くで少女と言われた気がしたが、気のせいだろうと思うことにした]
[>>92に戦乙女と子ども2人話させてどうするんだ!と思いながらも、戦乙女がそうしたいと願うならこちらはどうしようもないだろうな、とも思う。]
で、そちらは今日は何しにいらっしゃったのかしら?
[と、ユーリエに問いかけた。]
/*
フィオジェフかー…
ふむす。ふたりの戦闘適性的にメイン戦場のほうに回りそうな気はするが、かち合ったらどうだろうな。能力は…高速移動と指揮補助か。
うむ。戦りあったら楽しそうである。
おう?
カサンドラ襲撃予告ww
おれ、最悪生存敗北要員なんだけどな。
フィオンくんの死亡フラグにひっぱりあげてもらった感じかねえ。ありがたいねえ。
ん……?
[カサンドラは不意に強い死の気配を感じた]
フィオン……街道で会ったあの時の若者……同盟の砦のほうか。
どれ……?
[カサンドラは血のように真っ赤な翼を大きくひろげて、宙に舞う。目指すはもっとも死が色濃い場所]
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