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[細いが皮の肥厚した硬い指が、竪琴の命を弾く。]
そも、人界と異界の境目は古くから水辺という。
沼地、入り江、湖、海。
グレンデル、ドラゴン、アッハ・イーシュカ、クラーケン。
土地は違えど皆水辺の、どれも凶悪な怪物共だ。
水辺の怪物がどれほど悪しき、忌まわしきものか。
夜陰の死の影――夜の徘徊者――独り歩く者――人狼――グレンデル。
かつてデネの王、フロースガール王はこの化け物の為に苦しみをなめた。
喜びのない化け物は宴の音に恨み、彼の館ヘオロットを夜毎餌食にしたのだ。
王の精鋭のうち三十人を悲鳴なく屠り、それを始めとして闇が訪れる度に館は屍の住みかへ変じ、館に人が失われてもなお人の生命を求め彷徨う化け物。
歳月にして十二年!
類い希なる傑物――無二とない英雄――神の賜物――ベーオウルフが退治るまでグレンデルは人の生命を死へ引きずり込んだのだ……。
アタシが正に地の底に封じられた人狼だったりするのよね、これが。地の底っていうか鉱山で、そんな昔の話でもないけど。
ていうか、このお爺ちゃん、ほんとに詳しそうね。
もしかして実際に人狼に会った事でもあるのかしら。
けれどここには水辺の怪物はおらなんだの。
古井戸を覗いてはみたが、悪しき笑みとは違う、鉱滓の嫌な臭いがしただけだ。
その臭いを持つ者がこの中にいるのは、ちと気になるが……。
だが、水辺にいなければ一体それは何処におるのだ。
[食堂に姿を現すと、モーリッツの姿を見つけ]
……おや、部屋に居ないと思ったらこんなところに。
その様子だと、人狼騒動のことは聞いたかね?
ああ、今朝はお節介に付き合ってくれてありがとうねぇ。
同室でもいいと言ってくれて助かる。今は鍵もかからない部屋に、一人で居るのは危険だからね。
そうそう、一応簡単な鍵を渡しておくよ。
心もとないが、無いよりはマシだろう。
[そう言うと、モーリッツに鍵を差し出した]
>>118
そう、そのゲルトさ。
アタシ自身が見たわけではないから、詳しいことはわからないが…
残念ながら、夢でも御伽噺でもないよ。
ゲルトを殺した「何者か」が居るのは事実だ。
[辛そうな表情で呟く]
ああ、やっぱりクララが暴走しはじめたわ。
こうなるんじゃないかとは薄々思っては居たけど、
ほんとに能天気というか、なんというか…
[レジーナから鍵を受け取りつつ、ふ、と笑う。]
年老いた私の事は、気をつかわれなくても結構。
それより幼子達に私の分も気をかけて下され。
その為に、この鍵を私へ使おうと私は一向に構わぬでの。
[フリーデルに気がつく、ここにディがいないので自分が説明しなければと立ち上がる]
あ、あのはじめまして。
オットーといいます。
今日、村の住人のゲルトが、その、亡くなったので
勝手とは思いましたが墓地に埋葬しました。
こちらこそ初めまして、シスター・フリーデルとお呼びくださいな。
ありがとうございます、本当ならば私が神父さまの代わりにしなければならないことなのに。
ゲルトさんのご家族がおられるなら、正式なご葬儀をいつお出しするか、お話ししたいのですけれど……。
部屋割りはどうするか…
リーザはオットーと一緒だから大丈夫だろう。
ペーターも同室でも良いと言っている>>112し、ディーターに掛け合ってみないとねぇ。
[考え込んでいると、フリーデルに気づき]
おや、こんばんは。直接会話するのは初めてかね?
殺人事件が起きたもんで、宿は警戒中さ。
鍵の居ない部屋に一人でいるのは危ない。
出来れば誰かと同室がいいんだが…あんたも気をつけておくれ。
[そういうと、簡易鍵を差し出した]
こんばんは。
貴女は宿のご主人ですのね、お部屋をお借りしておりました、シスター・フリーデルと申します。
殺人……事件……ですか?
まあ。
まあ。
まあ……。
>>132
ご老人、怪物だなんて……。
主は子羊を悪しきものの手に委ねることを良しとせず、偉大なる御手で守って下さいます。
主のご慈悲はどのような小さな場所にもあまねく降り注ぐもの。
そのようなものが、この美しい村にいるわけがないではありませんか。
/*
ptがないでござる。
明日COしたいんで、一日だけ生き残りたいなぁ…。
COした後は吊られてもいいんだけど。
ディーターと会話できなかったのが厳しい。
会話の流れでCO仄めかす予定だったんだお(´;ω;`)
/*
この村でそのような恐ろしい罪が行われたのは痛ましいことですが、教会はいつでも全ての子羊に等しく開かれています。
信仰、悔い改め、そして赦しの洗礼により人の子らは罪から解き放たれる。
今はただ、父のみもとに帰られたゲルトさんの天の国での栄光と、どこかにいる後ろ暗さをかかえた罪人のために祈るばかりです。
天の父よ、あなたは弱いものを強くし、貧しきものに祝福をもたらします。
死ののちに来る安息が、生前のゲルトさんの痛みを癒しますように。
戒めを破り、人を手にかけたそのお方を、悔い改めの光が救済しますように。
<レジーナ・ヴォーテルの日記:Y>
[間をあけて、同じ日付。どうやら時間を置いて書かれたもののようだ]
ゲルトが殺された。
ディーターの話によると、人狼の仕業によるものらしい。
――人狼。私は前からそれを知っている。
このまま死人がでなければいいが、もしも増えるようなことがあれば、その時は。
誰にも言うことなどできないが、今の私はとても不安定だ。
もし外に貴方が居るのを見つけたら、迷わず飛び出してしまうほどに。
――いや、その方がいいのかもしれない。
きっと、私が何も言わずに死んだ方があの子には幸せだ。
ごめんなさい、ペーター。
私はあの子の幸せを想いながらも、自分の能力を疑えずにいる。
私に霊能力があることを知ったら、あの子はどうなるか。
あの子の見ているものが幻覚だと知ったら――
[以下、空白が続く]
[寒さに身体を縮こませながら、食堂へと戻ってくると不満そうにいつもの定位置の腰を落ち着ける]
…正直なトコ、どうも腑に落ちねェなあ…おい。
何時ヤラれちまったか知らねェが、放牧場とここまでの間に血痕は残ってなかった。
って事は、だ、奴さん、何処か他所で殺されて彼処まで連れて行かれた訳じゃねェって事になるんじゃねェか、おい。
まあ、この天気じゃ痕跡が残ってても分かんなくなっちまう可能性のが大きいたァ思うがね。
しかしそうじゃ無かったとすりゃ、……ゲルトの野郎はあそこで殺されちまったって事になるよなァ…ええ?
…そりゃあ不機嫌、いや、不愉快にもなろうってもんじゃねェか。
私はいつ死ぬか分からない。
だから、貴方への言葉を最後のページに残します。
もしも、もし、貴方が此処に来たなら。
10年目の約束を果たしてくれたなら。
最後に、そのページを見て。
>>140
主は悪魔を地の底の暗闇に追い払われたと、私はそのように、伺っております……。
呪わしい気配ですか……私には、情けないお話しですが、そのようなものは分からぬのです。
でも、もし悪魔や、人狼、そういった人ならぬものがいるのであれば、皆さんをお守りすることが私の使命。
死力を尽くしてお守りいたしますよ。
きっと……ええ、きっと、主が守ってくださいます!
皆さん、不安にならないでください。
[飲み物を注いでくれたモーリッツに微笑み]
助かるよ。丁度喉が渇いていたところさね。
しかし、お客さんに注いでもらうなんて情けないねぇ。
モーリッツさんも、ワイン一杯どうだい?
[微笑み、ワインを差し出した]
>>142 オットー
[オットーの差し出してくれたホットワインを一息に呷ると、寒さで血色が悪くなっていた身体に徐々に赤みが差してくる]
[一瞬、迷うような感謝するような瞳を向けると、ぶっきらぼうに頭を下げ]
…さて、な、…ディーターのお坊ちゃまが見つけた時にどうなってたかが、俺としても知りたい所って訳だ。
…なあ、あのゲルトが、自分から放牧場まで歩いて行くと思うか?
少なくとも俺ァ思わねェや、奴さんには似合わなすぎる…そうだろ?
じゃあ連れ去られた、…にしちゃあそんな痕跡は残ってなかった、少なくとも俺はまだそんな話は聞いてねェ。
って事は、だ、普通に考えりゃ奴さんを何とか連れ出した奴がいるって想像も…少なくとも他の想像と同じぐらいにゃ現実味がある事になる気がするぜ。
>>128
子供達のことは当然気にかけてるさ。
その上で、客にも気を配るのも宿の主人としての勤めでね。
[なかなか気がまわらないけどねぇ、と笑い。
そのまま、フリーデルの方を向いて]
フリーデルさん…と言ったね。
今更だけど、あたしはレジーナさ。よろしく頼むよ。
ところで突然だが、部屋は一人で大丈夫かい?
なんならあたしの部屋を貸してもいいが、初対面の人間と一緒の部屋じゃ不安だろう。
誰か、同室になってくれる人間がいればいいんだが…
[周囲を見回し]
[ヴァルターにうなずきながら]
うん、、僕も思った。
ゲルトがあんなところに一人で行くなんて昨日言ってなかったよ。
犯人がいるにしてもなんであんなところに…
>>145
つまりゲルトは、誰かに誘い出されて殺されたって事かい?
ゲルトが自分で歩いてあの場所まで行ったのなら、顔見知りの犯行って可能性もあるね。
あたしゃゲルトがいつ死んだのかが気になるよ。
夜になってから殺されたのか、それとも朝か昼に殺されたのか。
普通なら夜だが、それならちょっと辻褄が合わないことがあるんでね…。
[思案顔で呟く]
>>151
……いや、朝に倉庫の近くでゲルトの姿を見たのさ。
話しかけても反応しなかったから、もしかしたら見間違いかもしれないが……。
[記憶を思い出すように、目を閉じてゆっくりと呟く]
[レジーナの言葉を聞いて、朝の食堂の様子を思い出そうとする]
朝?
食堂にパンを届けた時に…ゲルトがいたか、、、、
ごめん覚えていないな。
>>153
……まぁ、見間違いだろうさ。
もし夜にゲルトが殺されてたのなら、あたしが見たのは「幽霊」ってことになっちまう。
[と、いつの間にか眠っているペーターの姿に気づき]
…おや、まぁ。
こんなところで寝てたら風邪ひくさね。
ちょっと、ペーターを部屋まで運んでくるよ。
しかしディーターは何処に行ったのかねぇ…ま、見かけたら話してみるか。
それじゃ皆、ゆっくりしていっておくれ。
[そう言ってペーターを抱き上げると、階段を上がっていった**]
ともあれだ。
確かに不安はあろうが、相手が水辺の怪物でなければ傑物でなくても退治する事は出来ようての。
[そして声低くオットーに、子供の前だぞとささやいた。]
>>154
落ち着きな、オットー。
ゲルトが昼に殺されたとは限らないさね。
ディーターなら、ゲルトがいつ死んだのか分かるかもしれないが……。
>>147
私のことは神様が守ってくださると信じております。
しかし……そうですね、このような不穏な事件があったばかりですから、一人でいるよりは、他の方とご一緒させて頂いたほうが良いのかもしれませんね。
どなたかとご一緒できれば確かに、その方が安心ではあるかもしれません。
私の見立てでは、確かにこれは呪い付きの仕業。
仮にそれを年寄りの耄碌としよう。
だがの、それでも人の皮をかぶった化け物だったと、そういう事にした方がよかろうて。
[オットーのグラスにワインをそそぐ為にと見せて、密かに語りかけた。そして明るい口調に戻る。]
……おっと、フリーデルとかぶってしもうたの。
>>161
呪い、ですか……。
しかし。
その。
呪いというものは……一人の犠牲によって、それで終わりになるものなのですか。つまり、もし呪いだったとして、ゲルトさんは、このような物言いは不謹慎ですが、いわば不運で。
行きあってしまった……私たちは彼の死をいたみ、この悲劇を忘れぬようにする。それで呪いは……。
呪いは、次の犠牲者を求めないものなのですか。
ふぅ…
ちょっと落ち着いたわ。
昼間はごめんなさい、取り乱してしまって…
おや、鍵付きの部屋が足りてないのかい?
ウチの部屋で良ければ、相部屋は歓迎だよ。
あたしだって1人は怖いもんね…
ふぅ…
ちょっと落ち着いたわ。
昼間はごめんなさい、取り乱してしまって…
あらら、鍵付きの部屋が足りてないのかしら?
ウチの部屋で良ければ、相部屋は歓迎よ。
あたしだって、1人は怖いもの…
[パメラはそう言うと、ワインをこぽこぽとグラスに
注ぎ、くぴりと飲みはじめた]
ずっと待ってたんだけど、ディー、来ないわね…
もしかして、アイツも…
ううん、そんなわけないか…
寝てるだけ…だよね…
/*
まぁ、曖昧なままでもCO出来たんで死んでもいいかなー(´・ω・`)
これ、メモ帳に【霊能者CO】とか書いていいんだろうか。
*/
今日のごはんはレジーナはどうかな?
彼女は一人で従業員部屋にいるはずだから、
寝てるところを襲えば大丈夫と思うのだけど
>>163
まあ。
宜しければそうしましたら、相部屋させていただけると嬉しく思います。
ディーターさんですか?
どちらへ行かれたのでしょうね……教会の修繕をお願いしましたが、まさかこんな時間に作業をなさっているわけではないでしょうし……。
【蜜蜂】 フリーデルは、村娘 パメラ を能力(占う)の対象に選びました。
…生憎、大変残念なんだがよ、呪いとか言われても俺にゃ分かんねェや、学が無ェからな。
………分かり切ってるのはよ、ゲルトの野郎が死んじまったって事だ、…亡骸は見てねェが、あのオットーのお坊ちゃんの様子じゃ嘘を付いてるとも思えねェ。
[そこまで言葉にしておいて、リーザの姿に気付いて思わず言葉を呑む]
[…呑み込んだ言葉は、彼女の兄をも疑う言葉だったからだ]
…へッ…、躊躇ってても仕方が無ェやな。
はっきり聞かせて頂きたい事がある訳だ、今、ここにいる人間だけに、じゃ無ェけどな。
その、呪い付きとやらに、お伽話に出てくる人狼、それにただのチンケな…人殺し、か。
何が本当かは、分からねェがよ、奴さんを殺した野郎は…
他でも無ェ、ここに、この宿に、きっといるんだよなァ、おい。
だとしたら、どうするよ、俺達は?
どうするべきだと思ってるか、俺ァそれが聞きたいね。
>>170
ヴァルターさん。
その問いに答えるとすれば、神のしもべとしての私はこう申し上げるほかありません。
汝、殺すなかれと。
たとえこの中に、主の御心に逆らう悪しきものがいたとしても、罪なき者を手にかける疑いが万が一にもある限りは。
右ほおを打たれれば左ほおを差し出す。
それが、主の、教えなのですから……。
そのような理想はたわごとだと、笑う方もいるでしょう。
何の慰めにもならぬと、怒る方もいるでしょう。
しかし、だからこそ、この苦境に私は主の救いを待ちたいのです……。
ざれごとであるやもしれませんが……。
じゃあシスターに『204号室』のスペアのキーを渡しておくわ。
シスターが一緒だと心強くて助かるわ♪
ディー…遅いなぁ…
あのバカ…ホント何やってんのよ…
あ、リーザ。飴ありがとう。
お酒ばっかりでちょっと喉渇いちゃってたもんね。
助かるわ。
モーリッツ爺ちゃんは昨日からちょっと挙動不審なのよね…
あ…もしかしたら、こうなる事を予期してたから
色々調べてたのかも…?
ディー! まったく…何やってたのよ…
どっかほっつき歩いてるんじゃないかって心配したわよ。
…みんな、話は聞いたみたいよ。
モーリッツお爺ちゃんの言ってる限りだと…
どうやら…犯人の化け物は、我々の中に
いるかもしれないんだってさ…
いや、外部と連絡できるかどうか色々確かめていたんだ。
どちらにしろ、ここで…
[子供が居る事に気が付き、言葉に気をつけるように]
…事件があったのは、確かだからな。
助けを呼ぶのは早いほうがいいと思って。
だが…無駄足だったみたいだ…。
宿屋の女主人 レジーナは、老詩人 モーリッツ を投票先に選びました。
[うつらうつらしていたが、パメラやリーザの喜ぶ声にふ、と目を覚ました。]
おお、おお。ディーター。
よくぞ戻られた。そなたはこの年寄りをも待たせ、案じさせておった事、肝に銘じておきなされよ。
[ディーターはワインを受け取ったが、あまり飲む気にはなれないようだ]
…ああ、心配かけちまったか。すまねぇ。
[周りの様子をみて、バツの悪そうな顔をした。]
真っ先に外部に連絡取ることが先決だとおもったんだ。
それで日のあるうちに動いておこうと思ってな。
>>171
[シスターの言葉に耳を傾けると、深く項垂れる]
[その形相は、まるで咎人のそれにも見える程、苦しみに満ちているようにも見えた]
…神の言葉ってのは、…厳しいもんだな、シスターさんよ。
俺は、正直に言って…その救いとやらを信じる事が出来ない。
信じて待っていても、救いが来るって思えねェんだよ…、待っていても救いなんか来ない、ただ時間が無益に過ぎていくだけってな…
…それとも俺が、そう思っちまったから、救いは来ることが無いんだろうか…
…俺にゃ、そんなの難しすぎる…
…まあシスターの考えは、分かった、貴女に感謝を、って言っておくぜ…。
同じ臭いを持つ者は、いる、という事しか私にも解らぬ。
もしそれを突き止める力があったなら、ゲルトという青年を襲った犯人も私に判ぜられよう。
しかしまあ、古井戸から感ぜられた臭いは毒故、ゲルトという青年とは関係なかろうて。
その不幸が起こり、聞くきっかけを失ってしもうたの。
[白い髭をしごく様にさわり、全員の顔を思い浮かべて軽く首をひねった。]
[ふと、ヴァルターの口調が昨日からまるで人が変わったかのように変わっていることに気がつく。]
人が変わったかのように…だと?
…まさか…?
昨日といれかわったなんてことは…。
傭兵 ディーターは、便利屋 ヴァルター を投票先に選びました。
あたし…怖い。
ゲルトのようになるのも怖いし、
ここにいる誰かが居なくなるのも怖い。
そして、みんなで疑い合わなくちゃいけなくなるのも…怖い。
けど、怖がってばかりじゃ何も出来ないよね。
外にいる獣の仕業じゃないのなら…
ディーの言っていることが確かなら…
ここにいる誰かが『人狼』だって事よね。
この先は言いたくないけど…
きっと、このままだと、また犠牲者が出る。
今晩も、その次の晩も…
疑わしい人を村から追い出しちゃうしか、
方法は無いんじゃないかしら…
[パメラはそこまで言うと、震えながら俯いている]
[パメラの様子を伺いながら、ふぅ、とため息をつく]
職業柄、その手の物には詳しくてね。
跡は…野犬によるものではなかったのは確かだ。
あの時は最悪の場合を想定して、自分の身は自分で守れ…ってな。
やはり、人の寄る辺の事は住まう人の子が一番解っているだろうのう。
私には呪い付きがディーターの言う通り、いわゆる人狼騒ぎの人狼か、それとも別の怪物かは解らぬ。
……もし、人狼であるならば、今いる者達から疑わしき者を選ばねばならぬ。
それが対抗出来る唯一の手段故、否が応でも、な。
さりとて私には疑わしきを見定める手立てもなし……。
レジーナと同じ、という事にしておこうかの。
彼女ならば村の者もよく知っておるし、村の者も彼女の事はよく知っておろう。
投票を委任します。
老詩人 モーリッツは、宿屋の女主人 レジーナ に投票を委任しました。
パメラ、リーザ。
険しき道も、道ならば歩いてゆけるものだ。
これがまさしく人狼騒ぎであれば、対抗する力を持った者がおったはず。
ディーターの方が詳しかろうて、聞いてみなされ。私の口からより、彼の口から聞いた方が案ぜられよう。
…! にーちゃん…だって…
…うん。ごめんなさい。
わかった、もう寝る。部屋に戻る。
[ リーザはオットーに促され、一緒に部屋へと戻った。** ]
― 204号室 ―
…うーん。
やっぱり聞こえるわ。
客室の無いはずの方の壁から、妙な物音が。
気になるわねぇ…
後でシスターにお祓いでもしてもらおうかしら。
殺すなかれなどという言葉には、もはや意味がない。
私はそのことを知っている。
いずれこのままでは……始まる、のでしょうね……。
でも……私は……。
私はまず、生き延びなければならない。
この力で悪しきものを退けるまでは。
化生のものどもに目を付けられてはならぬから、
名乗ることは出来ない。
私が殺されるようなことがあれば、誰も助からぬのだから。
― 202号室:あてがわれたベッドの中 ―
…眠れない…。
[ 目が冴えてしまったリーザは、心の中で考えを巡らせる… ]
人狼は誰かなの?本当に?
でもディーターが嘘つきだとは思えないよ…
おばちゃんは朝、ゲルトを見たと言った。…だったらゲルトが襲われたのは朝から昼の間だよ。だから人狼の仕業じゃない。
おばちゃんか、ディーターのどっちかが嘘つきじゃないとおかしい…!
ああ…でも、そうだよ…どっちかが勘違いしているだけかもしれないし。
人狼…いま、いちばん、こわいひと…
…ペーター。
どうして視えないものが視えるの?
どうして聞こえないものが聞こえるの?
どうして…大人にならないの?
人狼が魔物だというなら…きっと…
最初に仕えたのは日向の王。
快活で、おおどかなる王。
故に影を作っていた事を知らず。
影から躍り出る恨みに、最期まで気付かなかった我が君よ。
次に仕えたのは日影の王。
足元を知り、痛み知る王。
故に虞が彼を苛んだ。
自身が持つ美しき宝に、最期まで気付かなかった我が君よ。
最後に仕えたのは山削る王。
多くを変え、遠くを見る王。
故に全てを壊した。
古き者はいらぬと、最期まで仕える事を拒んだ我が君よ。
さてこれは、王の鳥。
王の膝元、主から絡む蛇の如く離れず。
王の膝元、主を守る犬の如く牙を持ち。
王の膝元、主の名声を馬の如く走らせる。
さてこれは、王に知恵を献上出来る人にはなれなかった、愚かな歌い手。
…何で今日、ゲルトを襲ったのかってのを考えると、襲った奴が何者にせよ…何だかゾッとしねえ事になりそうな気がするんだがな…
俺からしてみりゃ、ゲルトの野郎を殺して得する人間なんて、この村の中に誰もいねェ気がするんだよな…
…そりゃ、そうだわな、何時見たって太平楽な顔して寝てるだけの野郎に、殴りかかるならともかく、あんな真似して殺すだけの理由がある奴がいる訳がねェ。
じゃあ何故、野郎が襲われたか、って言うと…誰でもよかった、と正直こう思えちまう訳だ…。
ヘヘ…ゾッとしねェというか…ロクでもない事だよな、そりゃ。
相手が誰でもいいってんなら、人間だろうが人狼だろうが関わりがねェんだからな…
それで、明日もまず誰かが居なくなる、と。
お伽話の通りの人狼が本当にいたなら、この村から誰も人が居なくなるまで惨劇は続くし、わざわざゲルトをあんな真似までして殺す奴が、他の人間に手を出さないってのも考えにくい…
ヘヘ…アハハハハハ…ロクでも無ェなァ…おい…
…………。
私、外に出てまいります。
ゲルトさんに祈りをささげてから部屋に戻りますね。
あの、ヴァルターさん……、あまりご酒を召されぬよう。深酒は体に毒ですから。
これは……ヴァルターさんにだから言うことですが、私はあなたを信じております。あなたの苦悩は本物だと。
……何を言えばよいのかわかりませんが。
あなたの魂に、主の導きがありますように。
― 204号室 ―
ヴァルターさんの声、ここまで聞こえてきてるわ…
いくらなんでもちょっと飲みすぎな気がするわね。
でも…彼だって怖いのよね…
気持ちは、痛いほどわかるわ。
あたしだって…怖くて怖くてたまらないもの。
…案外ああ見えて、悪い人じゃないのかもね…
自分に正直な人に悪い人は居ないって言うもんね…
あーもう、1人で居ると余計なことばかり考えちゃうわ!
フリーデル、部屋に来るなら早く来なさいよっ!
まったくもう…
[パメラは布団を頭までかぶってごろりと転がった]
投票を委任します。
便利屋 ヴァルターは、【蜜蜂】 フリーデル に投票を委任しました。
[辺りを伺うが、目に入るのはすっかり潰れてしまったらしいヴァルターのみ]
考えごとに深く入り過ぎたわ。
言いたいこといっぱいあったのに…
もう誰も聞いてくれる人居ないし、明日にしよう…
\*
懺悔タイム。
えー、急遽仕事が入りまして、しかもヒマを持て余す系のものと思ったら大炎上致しました。
書き込みはおろか、確認も出来ない状態でした。
なんとか鎮火しましたが、まだなんかあるかもしれないので、離席状態にさせてもらいます。
もし生き延びたら明日からまた頑張ります。
*\
投票を委任します。
旅人 クララは、パン屋 オットー に投票を委任しました。
今日はレジーナを狙うのね。
彼女はこの村の精神的な支柱の役を担ってそうだから、早くに居なくなって貰うのは悪くないと思うわ。
お爺ちゃんの言葉は意味深だけど、いまは何も出来ないって言ってるように聞こえたわ。
聴いたのが宿主がトリップしてるときだから、ちょっと自信無いけど。間違ってたらごめんなさい。
旅人 クララは、宿屋の女主人 レジーナ を能力(襲う)の対象に選びました。
投票を委任します。
パン屋 オットーは、傭兵 ディーター に投票を委任しました。
投票を委任します。
パン屋 オットーは、旅人 クララ に投票を委任しました。
パン屋 オットーは、宿屋の女主人 レジーナ を能力(襲う)の対象に選びました。
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