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― 礼拝堂のてっぺん ―
[飽きることもなく空を眺めていたが、
階段を昇ってくる音に気づくと、そちらに向き直った。
タイガの顔>>193が見えると手をあげて応えて、
からかうような口調で]
よっ、お楽しみのところ呼び出して悪かったな。
[そう言いながらも、目線で鐘の下を見るように促した]
……赤の紋章だ。
[脳裏に浮かぶ光景。
自分はどこか大きな建物にいた。
誰かに開門を告げると、目に飛び込んでくるものは――]
[鮮烈な赤]
[ライナーからのメールは、タイガの返すに任せた>>151
着信を見て、同じものを返す必要はあるまいと携帯を閉じる。
残していく馬たちに、飼葉と水を足してやる必要があった。
馬たちの世話を軽く見るうちに、タイガが一頭の馬に目を留めたに気付く>>149]
……あ。
[それは、馬術部に来て以来誰をも乗せなかった馬だ。
いや。イングリッドには少し懐く様子をみせた。
けれども本来の主ではない。
そう、馬も人も知っていた。その馬を]
肩よりも、腕がいいです。
[さほど背の高くない己は、身長差的に、ヴェルナーの肩はちょっと高すぎたので、腕につかまらせてもらうことにした。
傍から見たら腕組んでしな垂れかかっているようにしか見えない大勢だがまあ気にしない。]
ごめんなさいね、重いでしょうに。
[馬に変化したセオトコスをひと撫でして囁く。
やがて校舎につくと、その廊下を見て目を丸くした]
……凍ってます、ねえ。
[とってもつるっつるだった。]
…お前も待っていたんだな、ベアトリーチェ。
[馬に語りかける。
どことなく嬉しそうな人馬の様子に、自然と表情は綻んだ。
きっと、待っていたのだ。この馬も
───廻り来る、
騎乗し、目指す方目掛け馬を駆け出す。
大切なものが共にある、不安と寒さはもうどこにもなかった]
─厩舎→─
― 校庭の隅 ―
[墓場から出てきて、校庭の反対側をじっと睨む]
さて、邪魔者はまだいるが、どう戻ったものやら。
[エリオットを連れ出しに行きたいが、転移技能が無い自分が城に戻るなら鞭を伸ばして引っ掛けるぐらいしかない。
どれぐらいの長さまで伸びるのかは試したことがないが、現実的な数字を考えれば城の真下か塔の頂上あたりまでまず行かないとならないだろう。
しかしその場所はまさについ先ほど起こった小さな事故の後始末や捜索などで人が残っており、容易に近付けるとは思えなかった。]
― 礼拝堂 ―
[礼拝堂への道中、ウェルシュの姿を見た。
慌てて助けに向かおうとしたのだが、タイガに宥められた>>173
滑るようだったから無事でいるのだろうという。けれど]
From:イングリッド
To:ウェルシュ
Sub:無題
-------------------------
気がついたら連絡して。
-------------------------
[また電話もしてみようか。
そう思いながら、短いメールだけ入れておく]
ヒース、待って……待ちなさいヒース!
[こちらの歩調に気づいてか、向こうの歩調も早まっている。
こちらも徐々に本気を出して走り始めた。
剣を持った弟に、弓を背負う姉、距離はなかなか開く事もなければ縮まりもしない。
>>190叫ぶ声が聞こえたが、その慟哭の意味する所は理解できなかった。
違う所からも弟の声が聞こえる。
まだ消えていないと言う聞き覚えのある人の声と、それに弱くだが返す弟の声。
朧に理解できるような、その言葉に、何故だかすごく胸が痛んで。]
[このままだと埒が明かない。
眉根を寄せると、覚悟を決めて
背負っていた弓矢の紐を脱ぎ投げ捨て身をより軽くし駆けた。
全力で、逃がさないよう。
「――――また捕まえるのか?」
そんな声が聞こえたが知ったことじゃない。
思いっきり手を伸ばして、肩を掴もうと――]
ヒース………っ
[ガランガランと、弓が落ち美術品に当たり矢が散らばる音が、美術館に響いた。]
[七色の光降り注ぐステンドグラスの輝きの中を、恋人と共に歩く>>186
本来なら随分ロマンチックだろう光景は、だが、
今は散文的な事情によって随分と雰囲気が損なわれている。
けれども、ほんの少し。
そのステンドグラスのモチーフに、妙に心騒ぐ気がした]
……?タイガ?
[恋人の心境と、個人的なメールの遣り取りは知らず。
咳払いするタイガの横顔を、見上げてみるのだが>>188]
>>205
そんなこといって待つ人いたら、今頃警察の検挙率大幅アップしていますって!
[重い体を引きずって、走ろうとして――
実に、今、不快なものが目に入った]
[透明なガラスプレート そして、鏡。光路を工夫した展示なのだけれど――]
[そこに映される、自分。ちゃんと学生服を着て、姉からもらったばっかりのマフラーをまいているかどうか。確認するのが怖かった]
――もう、姉さんはいつも真面目なんだから。
『真面目なんだから』
[呼吸と、動作が重なる。一閃。真一文字に走った剣線が、鏡と、硝子を斬り捨てる。
アイリと、ヒースクリフの間に境界線を引くように]
― 礼拝堂のてっぺん ―
[タイガと共に階段を登りきれば、空が見える。
雪雲の晴れ渡った蒼穹。その輝きに目を細めた]
ライナー先輩、
…っ
[タイガの後ろに続いた所為か。
からかう口調はこちらにもしっかり聞こえて>>199、
呼びかけた声は不自然に途切れた。僅かに視線が彷徨う]
[消えてない、そう答える弱弱しい声を励ますように]
まだ、だなんて、言わないでください。
しっかりと掴まえて、離してはだめ。
大丈夫、ヒース君は自分で自分の道を探せる強さを持っているのですから。
[赤点山ほどとっても、学校で良い成績をとるという良い子の枠組みにとらわれないヒースは強い子だと、ずっと思っていたから。]
好きにしろ。
[そういって、腕につかまるベル>>201。
傍目にみれば腕を組んでとかにみえるが、周囲に人もいないし気にしない。
いや、周囲に今まで人が居ても気にしなかったやつらであったかもしれない。
馬に乗る際に、謝られても、気にしないで。とでもいうように見つめて首を横に振ったり。そして二人で相乗りして校舎へと]
[逸らした視線の先、件の紋章があった。
ロズンジの赤地に鷲の羽根を広げる、古き意匠]
…俺はね。退屈でなければ、なんでもいいのですよ。
[───誇り高く天に翻る、真紅の旗]
なんかさ。…不思議だな。
[少し空を仰いだ。蒼穹が、…あの時のように澄み渡って広がっている。
…――あの時のように?
其処で、また思考が止まる。あの時とは、いつだ?]
その紋章、妙に覚えある気ぃする。さっきから、ずっとこんな感じだ。
いろんなことに、何かの影が被る。
二重写しの写真みてぇに。
/*
いいのかなー
大怪我とかいいのかなー
←そういうの大好きな子
でもなー(ごろごろ
喉も足りないから倒れるのはアリなんだけd(←
にしてもどうしてしんもんなの。
どうしてしんもんなの!????
ねこみちさあああああん!!!wwwww
wwwwwwwwwwwwwwwwwww
たりねえwwwwwwww
[その最中に浮かぶのは、先程ライナーが見つけたという
鮮烈な紅の紋様。
…なんのために王になるんで?
問いを投げたのは、背後に黒狼を従えし未熟なるつぼみから花開いた覇たる玉。
危なっかしくただただ上を目指そうとする蒼穹の似合う芽を思い一度空を仰いだ。]
―校舎―
[さすがに馬のまま入るわけにはいかない、騎乗状態から降りて、足を踏み入れると。]
……確かに凍っている。歩くとき気をつけろよ。
[凍りついた床を軽く戟で突っつく。
そんな行ったそばからいつのまにか犬に戻ったセオも足が外側に向くようにつるんと滑り、ぺたりと胴体と顔を氷につけてきゅーんと困ったように鳴いている。]
で…? ……これだな、青の紋章とやらは。
[台座に屈み、目を凝らす。
なるほど写メの画像通り、青地に銀の槍花車、上部に銀の細帯が模られた盾の紋章がはっきりと刻み込まれている。
その像にも紋章にも、ちくりと胸を刺す痛みがあるだけで、他に取り立てて思うことも湧き上がる物も無かったが。]
ヴぇるwwwwwwなーwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
くっそつらいwwwwwww
時折入るお前の回想 マジ辛いwwwww
なんであいつらが……?
[邪魔者だけではない。
学園内の不良グループが集まって、スコップで雪を掘り返している。
その傍で、足首まである丈の長いスカートを履いた女生徒が不良たちに指示を出している。
飛び交う声から察するに誰か雪の中に埋まっているのだろうか……もし誰か本当に埋もれていたのなら、掘り出すだけ掘り出したあとはその場を去ったろう]
……あいつらを目くらましに使うか。
リア充爆発のための協力者となれることを誇りに思うがいい。
[嗤ってから、校庭を横切るために歩き始めた]
[タイガ>>213の言葉に頷いた]
ああ、俺も同じだ。
時々、ふっと何かのビジョンが流れ込んでくるんだ。
だけど、それを見ても俺は不思議に思わない……。
それが当たり前のように感じて、さ。
[肩の上で切りそろえられた髪の部分、
硬い大理石でありながら、まるで今にも風に揺れそうな繊細な彫刻。本当に手をかけられて、一本一本まで納得の行くまで作り込まれた作品だ。
触れると、音を立てて絨毯へと“それ”は落ちた。]
………ピアス?
[彫刻されたもの、後付けで固定された物が落ちたのではない。
後年になって足されたパーツのようだった。第一、まず素材が違う。
槍花車の小さな銀のピアス。
年代は、知れない。
まさか“王子が生きた時代”――実在した人物であるならばだが――の物ではないだろう。
しかしエピソード通り、彼の愛用した品によく似せて作られている。]
[彼女は、三つ巴の戦争自体に興味はなかった。
ただ、彼の人が往くというから、時代が彼の人を呼ぶから。だから、陰となり動いた。
だから時を経た今、多くを感じ取ることは、ない]
― 校舎 ―
はい。あ、セオさん…!
[さっそくぺちょんっと転んでしまったセオトコスに、ヴェルナーに捕まったまま手を伸ばそうとして…]
あっ!
[そのまま自分もつるっとバランスを崩して、つよくヴェルナーの腕をつかんだ。]
俺なんでか分からねぇけど、今が、嬉しいって思ってる。
…なんでだろうなあ。
イーリィがいて、ライナー、あんたが居て。
ヴェルナーたちも居て、みんなで。
こうやって一緒に、…何かをして。
…――嬉しいんだ。
[…――――それは、叶わなかった
[いつか、いつか届けばいいと夢想した……
この紋章は、わたくしの…
[自分の?何か。フラッシュバックする。
ひとつではない。幾つもの面影だ。
ライナーがいる、タイガがいる。灰を纏った鋭い瞳の
瞳を輝かせて紋章を聞いてきた、青年が居た。
榛を厳しく据えてきた、誇り高き娘も居た。
大切な……、そう。大切な場所と人々の記憶。
紋章は、ただ紋章ではなく、天に翻る希望であった───…]
……イングリッドも、何か感じるんだよな。
[真顔に戻ると、可愛い後輩へと視線を移して]
……この剣だ。
[木箱の蓋を開けて剣を取り出すと、
イングリッドに差し出した]
九尾の狐ッ!
[鞭を水平に薙ぐと、斜めに揃えられた束が雪面を薄く削って巻き上げる。
次いでしなりが戻ろうとする鞭の先が巻き上げられた雪を砕き更に細かくさせる。
扇状に雪煙が起こり、発掘作業を行なっていた不良グループを巻き込んで煙幕のような効果をもたらす。
荒くれ者が慌てるさまは場にさらに混乱を招き、自分の姿が誰かに見咎められるまでの時間を稼いだ。]
[なんだか情けなさそうな声で鳴きながら、ぷるぷると足を震わせて起き上がろうとしたりするセオトコスに手を伸ばすまではよかったとはいわない。そもそもそれ以前に駄目だった]
って、おいっ
[バランスを崩すベル。腕をつかまれている自分も当然引き込まれる。足場が悪くて踏ん張りもきくはずもなく。さっさと諦めて、戟を手放し。こけるまえにベルの下に身を滑り込ませた]
できますかね?
僕自身が、僕を信じられないのに。
[ それは、翠の少年がいつの日か、紫木蓮の女神に語った言葉と真逆で ]
今、歌ったら、正直じゃいあん真っ青な気がしなくもない。
大きなシンバル、無秩序なティンパニーロール、重なる不協和音
そんなのが、きっと楽しいなって。
To:ヴェルナー、タイガ、ライナー、イングリッド、ウェルシュ
From: ジェフロイ
Sub:無題
青の紋章は美術館で間違いない。
見つけたのは銀のピアス一つ。
[連絡はいつになく短い。
送信を見届ける間もなく上着に突っ込み、
音の正体を確かめるべく、二人を追って駆け出した。]
[>>208別に警察じゃない、という突っ込みは胸の中。
あと少し、もう少し―――と
近付きすぎていた為に、乾いた奇音に気づくのが、僅か遅れた。]
―――パリン
[ヒビ入った鏡と硝子はずり落ちて、割れて落ちて砕け散る。
砕けた欠片がその身に降りかかってきて、
慌てて足を止めて咄嗟に身体を庇った。]
っつ!!
…………っ、ぅ……
[手や足やコート、兎の耳に欠片が落ちて裂傷を作る。
足はもう完全に止まってしまっていた。]
[雪煙の中で鞭を真上に伸ばし、空に浮かぶ氷の城に引っ掛けた]
ハーッハッハッハッハッハ!
さらばだ諸君、また会おう!
[先端を固定した状態で鞭を縮めれば、自分が持っている根元のほうが引き寄せられる。
彼の身体は飛び上がり、城へと向かっていった。
その際にお決まりと云うか一度は言ってみたかったセリフを吐いてみたのだが、混乱状態で何か言ってまともに伝わるのかは甚だ怪しかった。*]
/*
あ、使い切る前に…
ありがとうございます(もぐもぐ
使いすぎですねすいませn
いやここで正座待機でもよかったんだがありがたいでs
「―――これは報いだ」
[声が頭に、今度ははっきりと響いた。
一体何のと思いながらも、衝撃か痛みからか、
ぺたりとその場に膝をつけて、座り込んでしまった。]
[きつく目をつむって、予測される痛みに耐えようとするも、それは訪れず。
倒れそうになる寸前、ヴェルナーが自分の下にその身を滑り込ませたので、必然的にその上に重なって倒れこむ形になる]
…っ!
だ、大丈夫ですか、ヴェルナーさん!?
私は無事ですが…
[柔らかくはないが、凍った床ではない感触に慌てて目を開いて状況を把握すると、微かにほほを赤らめて尋ねた。]
[きょとんとした]
嬉しい?
だって、お前らとつるむのはいつもの……。
[時折、重なる世界。
彼らと何かをした記憶はなかった。
見えるものは、天空から見守っている姿だけ。
それがなぜかは、考えてはいけないような気がした。
ただ今のこの時間が、大事で]
なあ。
無事に解決したら、みんなで…………しような。
[高校生がしてはいけないことを、口にした]
ごめんね、姉さん。怪我させて。
[自分がやったことなのに、ひどく驚いた顔をした。
ああ、そうか、自分がやったのか。その実感が未だにないようで、ああ、ふわふわしている。だって、自分の手だとまるで思わないくらいに、流麗な動作で剣が鞘に収まっていた。つまらんもの斬らせんな、ってばかりに]
でも、――大丈夫。
[メールの文面と同じ、説明足りないことをいって]
全部終われば……
[全然大丈夫じゃない顔で、そういって。背を向けて、美術館を出ていこうと]
/*
ツェーザルがいろいろネタ振りをしてくれているのだが、
なかなか拾えないのがもどかしいぜ。
やりたいことに手が回りきらん…っ。
そして喉が今日も大変。
飴有難う。つか、飛び交いっぷりが凄ぇな。
やっぱ1000ptって、るがる勢には少なかったんじゃね…?w
―――ヒース……っ!!!
[どうした、とは聞けない。
何した、とも聞けない。
お前は「何処に」居るんだ、とも―――
ただ、どうしようもない焦燥と遣り切れなさが、“声”で繋がれたひとりの名を搾り出させた。]
でも、そんな音の奔流も、終わってしまえば。
とても寂しい気持ちになる。
音で乱された心を静かに見つめてみれば、起こした波紋で誰かが傷つけるのを見て、ああ、馬鹿なことをしてしまったな、って。
怪我させるつもりじゃなかったのに。
姉さん、姉さん……ゴメン!
こんなやり方でしか、僕は自分も大事な人も守れない馬鹿だ。守れてないって。
誰かと一緒じゃん。
ふふっ、…うん。わたくしも、何だか嬉しい。
こんな時におかしいのに、でも──
…この時間が……楽しいんだ。
[タイガがいて、ヴェルナーがいて、ライナーがいる。
ウェルシュは間違いなく、親しい従弟として傍にある。
心に描いた平穏な時間。
懐かしくて──胸が締め付けられるように、愛しい時間]
(………?)
[途中浮かんだ感慨に僅かに首を傾げながらも、頷いた>>226]
[差し出されたのは一振りの剣だった>>228
そうだった。彼は剣を見つけたと言ったのだった。
馬術部に属している自分に、何故彼はそんなことを言ったのだろう?]
……え ……
[けれど。差し出されたものを見た瞬間、疑問は霧散した。
視線が剣に釘付けになる。手が伸びた。
自分は確かに、この剣のことを知っている]
それならいい。ここまでして怪我されたら大損だからな。
俺は問題ない。どっちかというと冷たい。
[頭をぶつけているわけでもない。背中をぶつけてはいたが、自分から飛び込むようにしたのでさほどの痛みもない。氷の冷たさのほうが問題であったが]
………
[間近に見えるベルの氷色の瞳に、見た目が端正な人形的な美しさでありながら、こうして色々とした表情をみて]
可愛いな。
[ものすごく今更な関係ながらこういうことをほとんどいったことのない...はぼそっとそういいながら、体をずらして座る態勢にしてから起き上がろうとした]
できます。―――ええ、できます。
貴方は一人じゃないのだから。
[二年の有名人とも面識がそうない彼女ではあるが(ゆえに今いるメンバーのほとんどのメアドを知らない)、ヒースの姉がアイリであることや、ジェフロイの様子を見るだけでも、いろいろな人がヒースのことを気にかけていることがわかる。
勿論自分も。
あなたは一人じゃないのだと。]
ふふ、いっそ思い切って掻き鳴らしてみるのも手かもしれませんね。
[それも彼自身なのならば、拒絶しているうちは、きっと―――]
[顔は上げられない、弟の声だけが届く。
去っていく弟の背に声をかけたが、小さくて拾われなかっただろう。]
何が大丈夫なの、全部終わるってどうすれば終わるの?
ねえヒースわたし、そんなにあなたを怒らせた?
「当たり前だろうお前は弟に毒矢を打ち込んで
死なせる切欠を作ったのに
何で今更姉弟ごっこなんてしているんだ?」
[声ははっきりと、呆れたように冷たく響く。
ずるりと意識が、悪い方へと呑まれて行くような音がした。]
損得の問題ですか?
[少しだけ唇を尖らせて、すぐにそれも苦笑に変わり、身を起こそうとヴェルナーの上で身じろげば。
じっと見つめる琥珀色に気づいて、氷色を瞬いた]
なんでしょう…?
[そして、聞こえた呟きに思わず一瞬呆けて、それから頬を朱に染めた]
……ヴェルナーさん、もしかして頭、打ちました?
大丈夫ですか?本当に大丈夫ですか!?
[真っ赤になった顔を誤魔化すようにヴェルナーの頭に手を当てたりするのだった]
[ライナーから剣を受け取り、鞘に手を滑らせる。
いかにも熟達した腕を感じさせる細工に暫し目を向け、
すらりと鞘から白刃を抜き放った。
抜けなかった剣>>113が、軽やかに抜き放たれる。
天に刀身を掲げると、陽の光を受けてサッと眩い輝きを放つ]
……───銘を与える。
[遠い蒼穹の面影が吹き抜けた]
― 氷の城 ―
おい、そんな顔するな。
貴様はリア充を爆発させる餌なんだからまだ死ぬな。
……腹かよ。
[籠の中のエリオットはきっととてもとても空腹だろう。
とはいえ自分には手持ちの食料はない。
調達してくるにしてもあのボッタクリ購買部に行く気にはなれなかった]
俺には、その剣が鞘から抜けなかったんだ。
なんか、
だけど、多分イングリッドなら抜けると思う。
それは……
[豪華な作りとはいえ、美術館はそう大きな建物ではない。
男の足で駆け出せば、出口など直ぐに見えて来る。
途中、散らばった矢に金を見開く。
放り出された弓―――余程でなければ手放す筈の無いもの。]
…――― …
[その場所に辿り着くと、瞬時息が止まる。予想だにしなかった光景だった。否、その可能性だけは否定して来た。
窓の光を乱反射して鋭く輝く鏡の欠片、滅茶苦茶に散乱した硝子。]
――――な ん……っ
[姉弟の仲の良さはよく知っている。
ヒースの性質だって、それなりに知っている心算だった。
彼が姉を傷付けるとは思えない。思えない、のに。]
襲撃予告来てんだよ な
wwwwww落ちたらライナーすまん!するしかねえか。
どうなのか。
でもこのキーアイテムっぽいのどう使うの。
どうやってこの話収拾すんのさ。
しらないwwwwよ!!!?wwwww
墓に逃げたら安全なんじゃ……(←
>>*42
ありがと、ペレ先輩
でも、僕は――こんな失敗ばかりしてたら、ひとりになっちゃうかも。
見放されて仕方がないよ
[その言葉すらも罰に思えるほど、打ちのめされていた]
お、これなんかどうだ。
食え食え。
[魔王が作りかけていたものとは知らないが、粉雪クッキーがあるのを発見した。
もう固まっているだろうか? そうでなければせっかちな彼は待ちきれずに鞭で無理やり冷やしただろう。
籠の隙間に手を入れてエリオットにクッキーを手渡した]
おい、やめろ
[誤魔化しのためとは知らず、慌てて自分の頭に手をあてて心配するベルのおデコをぺしっとして]
無事だといったら無事だ。
いや、ベルの魅力に強烈に頭を打たれていたといったほうがいいか?
……なんてな。
[からかうように笑みを浮かべながら、まず自分が起き上がり、ベルの手を取って起き上がらせて、セオトコスをみると、まだ、がんばっていた。なにがどうなっていたのか。背中を床に向けながらつつーっとすべっていっていた。
だが器用に保健室を目指している、頭のいいやつだと思った]
[姉の言葉は届いただろうか。
届かなかっただろうか。
ただ、何を返すわけもなく――美術館を出て行った。
『無垢なる腕』を連れたまま]
→校庭経由でどっか***
[だけどその一方で後悔するような“ごめんなさい”が聞こえて。
何だか情けなくて情けなくて涙も出なかった。
いつもそうだ何も出来なくて
出来ないままいつも物事は終わっていく。
気づけば 故郷を 追われていて
気づ けば 戦 は 終わって いて
気づけ ば主は
死んで い て
顔を庇った右手が痛い。
良く見るとざっくり切れて血が流れていた。]
………大会、無理かも。
[ぽつと残念そうに、だが他人事のような言葉が、零れた。]
>>250
我らが戴く王《イングリッド》
くそーーーwwwくそーーwww
くっそうと思いつつ、にやにやする。
にやにやもしてしまう、ライナーめ!!!!
天陣営、ほんとみんな可愛いな!!!
全員あいしてる。
美味いか、美味いか?
[魔王はなかなかの料理上手だったらしい(ことは彼はしらないが)エリオットは満足してくれたろうか。
これで「このクッキーは出来損ないだ、食べられないよ]とか言われればどうしようもなかったのだが、おそらくそんな反応は無いだろう。]
か、勘違いするな!
貴様に餓死されてはリア充をこの手で爆発させることができないのだから仕方があるまいっ!
[そっぽを向いた]
…ヒース君。
大丈夫、何があっても、少なくとも私たちは、貴方を見放したりしません。
そうでしょう、ボーストレーム先輩。
ヒース君が苦しんで、悩んで、どうにかしようと頑張ってること、私たちは知ってます。
だから―――一緒にがんばりましょう。
[仮に過去に誰と何があったとしても―――今を生きるために、今ある新たな絆を大切にしようと努力をしている彼を応援したかった。]
― 氷の城 ―
ひとりだとつまんない。
[対戦もできないし、交換もできない。
飽きてしまった携帯ゲームを懐にぎゅっとしまって、
中に吊された篭から足をぷらんぷらんしていたら
頭がつんつんの先輩が帰ってきた。]
ねぇ。お腹すいたよ?
[訴えたら、粉雪クッキーをもらった。]
ほほぅ、感心だな。
よし、城の守りは引き続き任せたぞ。
[小雪崩は、城から打ち出された氷塊がこっそりと雪はしごを撃墜したかららしい。
発射機を操作する座席にあり、今もなお周囲を警戒している4体のアイスゴーレムに満足そうに頷いた。*]
アイリ!!
[膝をつき座り込む姿を見つけ、駆け寄る。
身を庇って出来た物だろう、彼方此方に傷を作り、コートも何も切り裂かれ。
姉弟の間の呟きは、聞こえない。
鍵穴が回ってしまったことは知らない。
息を吸うことも吐くことも出来ぬまま、ただ傍に膝をつく。崩れることはなかったが、腕が微かに震えた。
頭や身体に付いたままの硝子を払い落としながら、滲む赤に目を落として。]
…………ッ
[どこか虚ろなその榛を捉えた瞬間、
殆ど衝動的に、―――強く、抱き寄せた。]
[言葉はない。呆然とするも、怒りは生まれない。
目の前に見えている世界にも、頭の中にも、
苛まれ苦しむ少年の声が聞こえていたから――…]
[タイガ>>251に釣られて自分も笑う。
本当にそうだ。
タイガがいて、イングリッドがいて――。
ヴェルナーにもようやく会えた。
叶えられなかった約束。夢。
今、この地で叶って]
タイガ。
今日のお前、素直過ぎて気持ち悪いぞ
[そして、相変わらずの他愛無いやりとり]
……冷たい。
…………でも、これもおいしい、かも?
ありがとうございます。
[かちかちに凍ったクッキーも、噛めばしゃくっと砕けて、
これはこれでシャーベットみたいに美味しい。
礼儀正しくお礼を言ったら、なんだかそっぽを向かれたので、
首を傾げた。]
ねえ。リア充っていうの、爆発させると楽しいの?
[リア充ってなんだろうと思ったけれども、
そこは聞いちゃいけないような気がした。
空気を読む小学生であった。]
[おでこをベチられた。
その上ヴェルナーの口から出たとは思えない言葉を聞いて、顔を真っ赤にした、が]
……な、何言って
………。
今更気づいたんですか、と言っておきましょう。
[思い直して、にこりと微笑んだ。
手をとって起き上らせてもらうと、今度こそ慎重に歩いて保健室へ。]
保健の先生もいませんね。
確か、湿布は…
[勝手に戸棚を探し始めた]
…ライナー、タイガ。
[先輩、と。つけるはずの呼称が抜けている。
剣は光を放ち、氷の城を光は指そうか。
その光を受けて、イングリッドは華やかに微笑んだ]
────…久しいな。
[視線を刀身に置いたままであったから、
言葉は人に向けたか剣に向けたか判然とはせぬ。
ひゅ。と軽く振って、再び剣を鞘に収めた]
…これは鍵になるのかも知れないな。
緑の紋章のところにも、鍵らしきものがあったとか。
揃えば氷の城への道が開く──…と、いいが。
鍵としてなら、わたくしでなくとも扱えよう。
念のためにこれは、皆に知らせておく方が良い。
何せわたくしは…”標的”だからな。
[シロクマに雪だるまを思い出して、息をつく。
恐らくは、2度あることは3度もあろう]
うわぁ……
一体、どうなってるんだろ。
[メールが届いたり届かなかったり、
ヒースからのメールとジェフロイ先輩からのメールの
状況の差に驚いてみたり。
そんなことを、ネカフェ・デュポックでやっている。
ここ、ドリンクのみ放題だしね。]
うむ、良い質問だ。
この世には楽しいことが2つある。
1つはリア充を爆発させること。
もう1つはリア充を大爆発させることだ!
[(>>264)エリオットに訊かれればグッと拳を握って力説した。
ある意味ポジティブな人間なのだろうか]
ペレ先輩。ありがとう。
姉さん、聞いてる? 聞こえてる?
ごめん、姉さん。怪我させて。
でも、姉さんにムカついてそんなことやったわけじゃないから。
姉さんや、誰かが傍にいたら怪我させそうだから離れたかったんだけれど――やり方間違えた。
本当は、ちゃんと、このむかむかも
このいらいらも、それも全部言葉にして話さなきゃわかってもらえないことなのかもしれないけれど、それができなかったから。
[そんなのちゃんとはっきりいえたら中学生卒業してるほんとにね]
ただ、鏡が怖かった。硝子がやだった。
それだけだから。
後で賠償金うちにくるかな……父さんや母さんにも悪いことした。
ごめん。
まったく、自分でいうな。
[少しの呆れと冗談とを入り交え顔を真っ赤にしたベルをみて低く笑いながら、慎重に保健室へとベルをつれ、セオと一緒に入って]
―保健室―
ああ、先生いないな。っと、メールか。
[着信を報せる震えに反応して開けばジェフロイ>>233からのメール]
先輩にしてはそっけないな。
[そんなにやりとりしてるわけではなく、この事件の間でのやり取りからみての感想を口にして]
青の紋様も見つかったらしい。
[それを確認、報告している間にがさごそと探すベルをみて]
座れ。
[そして戸棚から包帯と湿布をとりだして、座らせたベルの足に、先に断りをいれてから、靴を脱がし肌を晒して、患部を確認して湿布をはり、包帯を手際よくまいていく]
[携帯を取り出し、メールを打つ。
剣についてのことなどしたためて、送信をする。
礼拝堂より足取りの絶えなければ、いずれ口頭でも言えるのだろうが*]
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