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[囁かれる心に、微笑む。
「答えは、とうに一つだけ。変わらず」
「お慕い申し上げております、ヴェルナー様」
記憶の彼女は、自分に言えない気持ちをいともたやすく口にする]
ああ、異常だ。だがなんともない。
[こちらを伺うベル>>86に答える。
なにせ、こちらでは人こそ切っていないが、あちらではどれだけのものを殺して…それを覚えて、受けているのか。なのにそれを自分はなぜかあっさりと]
…俺は軍人だったらしくてな、いろんなところを渡り歩いていたようだが…
[記憶、時間軸がばらばらで、どれからどれにうつったかは知らないが]
ベルみたいなやつが、俺の近くにいた。
[どういう関係であるかといえば、それは酷くもろくも感じた。
少し苛立つほど、なにをやっているんだといいたくなるようなものを抱くような、そんな]
[礼拝堂の階段を昇りきると、
そこは小さな踊り場のようになっていて、奥へと入る扉があった。
その扉をくぐると、右手には外に出る扉があり、
更にそこから鐘に向かって階段が伸びている。
迷わず外に出る扉を開けて――
声にもならない寒さに顔を顰めながらも、
階段を更に昇り、一番てっぺんに出た]
…らしくなくてもいいのに。
[それだけ言って、逸れた横顔の頬を見上げる>>@17
そっと指先を横にずらして、頬に掌を添えた。
視線があえば、笑顔がきっと気持ちを伝えてくれるだろう]
その先はいうな。
俺はオレで、ベルはベルだ。
あっちかコッチかも関係ない。ただ現代を生きているだけだ。
それに……今言ったらそれが、どっちかよくわからなくなっちまうだろ。
[記憶はただの記憶なのか、本質なのかまではわからない。
あるものは今は使っても、じぶんはジブンである]
― 礼拝堂のてっぺん ―
[吐きだした息は限りなく白く]
やっぱ……近いな。
[地上に居る時は遠く見えた氷の城は、
今や、すぐ手が届きそうなほどで
堂々とした威圧感を放っていた]
紋章なんてまどろっこしいことしないで、
ここからいける……わけ、ないか。
[それでもまだ距離はかなりあって、
空中に梯子を掛けるなりしないと、渡れそうにはない]
RPGとかだと、
こーいう辺鄙な場所にありそうなもんだけどなぁ。
[呟くと、あたりを丹念に調べてみることにした]
………っ
[愉しげに差し出された指先に、思わず小さく息を飲む。
それがまた悔しくて意地になった。
少し上目遣いに見上げてみれば、ごく愉しげな琥珀の色。
思わず差し出された手をぎゅっと握って、
人差し指といわず指先を、ぱくりと唇の先に含んでみる。
何故だか余計に鼓動が跳ねる。耳元が熱い。
けれど、意地のようにじっと琥珀の双眸を見上げておいた]
[その先はいうな、と言う。
一度目を伏せ、頷く。]
そうですね…私は私で、ヴェルナーさんはヴェルナーさんです。
生まれる前にどうだったかなんて、関係ない…
[顔をあげた。まっすぐにヴェルナーを見る]
―――…だから、
[今なら]
私がヴェルナーさんを好きな気持ちも、貴方と今を一緒に過ごしてきた私のものです。
[素直に、言える気がした]
分からない、けれど──…
────わたくしを信じろ。
どこかで見た、ような、
──…ベシアの、王は…
………。
[幾つかの記憶がフラッシュバックする。
緩く、夕暮れ色の頭を振った>>91]
/*
ってか回想?のほうで色々したのに、現代のほうでも同時にしなっきゃならんとですかいっ。
時間ないとパワーが補充できないよっ
あ……。
嘘だろ、マジであった……。
[探していたものは鐘の真下の床に描かれていた。
ロズンジの赤地に白薔薇を散らしたデザイン。
真ん中には鷲が配置され、
その後ろには斜めの黒い線がはしっている]
で、あったのはあったんだけど……。
これになんの意味が?
[じっ、とその紋章を見つめてると、そこだけ石の材質が違う気がした]
まさかここがぱかっとあいたり……
[身を屈めると、紋章に手をかけて持ち上げた]
するん……だな。
― 高等部校舎 ―
なんっだこれ!?
廊下がスケートリンクに……
[何らかの魔力が働いたのであろうか、どこもかしこも凍結していた。
特に酷いのは床だ。年末大掃除でワックスがけが行われたのかと見紛う程にツルツル。>>3:147
天井には氷柱、黒板消しが宙に浮いたまま凍結しているのを目にした時は、つんと指先でそれを突いて呆れたような声をあげた。]
こんな仕掛けに手をかけるとは、魔王ってのは暇なんだな。
…いや、手下かも知れんが。
………どうした?
[アイリに何処か覇気がない。
彼女の眉が下がっているのは心配事の兆候だと、経験から知っていた。
メールを送っていたようだったが、と首傾げる。]
[ともあれ]
こりゃあ気をつけて進まないとな。
手ー要るなら貸すぞ?
[保健室までの道程は遠いわけではない。
階段に若干の苦戦を強いられつつも、保健室に辿り着くまでにそう時間はかからないだろう。**]
え?……あっ、本当だ。
[宛先に気づいていなかった>>96
やはり心が落ち着かないと、注意も足りない。
こくんと頷いてそれだけにした。
恥ずかしくて、長引かせたい話題でもない]
[ともあれ]
こりゃあ気をつけて進まないとな。
手ー要るなら貸すぞ?
[保健室までの道程は遠いわけではない。
階段に若干の苦戦を強いられつつも、辿り着くまでにそう時間はかからないだろう。]
/*
今更だが円環状、となっていたね。すまぬ。
なんとなく赤の紋章は地より天にあるほうがいいなぁ……、って思って!
俺の勝手な希望だった。
あまり寒いのは困るけれど。
[でも今は暖かい。恋人の腕の中で、そんなことを思う。
そうして眺めてみれば、純白の景色はロマンチックだ>>101]
なら少し…、雪の中を歩いてみる?
[乗馬だが。そう誘いかけて、首を傾いだ。
ずっとこうして二人きりで居たいと願う思いと裏腹に、
先ほど見た赤の紋章が心に引っかかって、心を急かす]
>>103
すげえ丁寧に見てくれているwwwwwwww
マジありがとうありがとう。ありがとう……
ライナーのところにそろそろ行きたいな!!!
悪いな。不快だったらすまん
[落ち着いたベルをみて、抱きしめていたことを謝りながら抱擁を解き、ヒースが落とした緑地の盾に、月を背負う梟の紋章の短剣>>40を拾い上げたところで衝撃的なことを聞く。
いや、なんというか、なんでベル>>99は俺のいうことを聞かんのだ?
あっちもこっちも、聞かないことのほうが多い。いや、今は比較するところでもないかと思いながら]
……そうだったのか…ああ、いや、少し驚いた。
俺もベルが好きだぞ。
[彼女は彼女でいろいろな決意をもっていたが、...はといえば至極当たり前のようにそう応えた]
[とはいえ、幼馴染だと口にして、恋人という関係としてなかったが―――周囲がどうみていたかは別として、少なくとも女性として一番好きな奴は誰かなどと聞かれた覚えもなく、聞かれたならばなんら迷いなく目の前の女性の名をあげただろうから自然と口にできたのもあった]
じゃあこれからも一緒に過ごし、時を重ねようか。
それこそ、冬至祭りの伝承とかいう永遠なんてものに頼ることなく。縋ることもなく。
[そんなものはいらない]
前がどうであって、それが運命とかいうものであろうがそうでなかろうがな。
[そんなものは関係ない。]
どちらもなくとも、俺はベルが好きだからな。ずっと…な。
[今までも、そしてこれからだというように強く見つめ返しベルの告白の返事をした。]
あの紋章───
… …もう一度、見てみたい。
[見てどうなるものかは分からない。
既にもう、ライナーが見つけていることも今は知らないのだが]
[その後にまた、一つメールを打つ。>>37の追加である]
To:ライナー、ジェフロイ、タイガ、イングリッド、ウェルシュ
From:ヴェルナー
Sub:追加連絡
要点は三つある。
・緑地に白薔薇の紋様と言われる場所にあったのは、長剣と短剣。
・ヒースがその内の一つ、長剣をもって唐突に消えた。様子がおかしかったから見かけたら気にかけておいてくれ。
・長剣と短剣。どちらが鍵か、あるいは両方が鍵なのかはわからない。
以上だ。
[一人が小雪崩れとともに消えているなど露知らず。送信をし、いつまでもここで突っ立ってるわけにはいかないからとベルに移動を促すだろう**]
[程なくヴェルナーのメールを受け取ろう>>37>>111
扉と鍵、春を取り戻すための手掛かり。
再び動き出すまで、今は少しの休息のひととき*だった*]
[中には細長い木箱が納められていた。
開いてみると、そこには美しい細工が施された一振りの剣
紅を帯びて輝く鞘。その鞘には紫水晶が輝きを放ち、
鍔は今にも飛翔しそうな鷲の意匠。
恐る恐るその剣を手にとり、鞘を抜こうとした。
がどうしたものか、鞘から剣が離れようとしない。]
え……。
[不審に思いながらも、
もう一度試そうとして鞘に手をかけると]
>>113
らいなあああああああ!!!!
wwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwwくっそ、行くしかねえ
なんなんだ、愛か。愛だな!!!???
きっとタイガが連れてってくれるに違いない(←
いやでも明日はクリスマスだな、あれ今日か。
つよき、セルベシアの為に!!
[明らかに自分のものではない。
少し年若の――今の自分とさほど変わらないであろう
少年の声が聞こえてきたような気がした]
あっ……。
[この光景は知らない。知るはずもない。
なのに知っている。どうして?どこから見てた?]
[ああ、そうだ]
[あの高く果てしない
しかし鞘が抜けないてwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwwwwwww
抜けと仰せかwwwwwww
…………へぇ。…フーン。そうくるか。
[耳まで赤い癖に、真っ赤な顔して、
それでも負けん気をたっぷり滲ませて、こちらを見上げる眼差しに。
なんだかこっちも、更なる対抗心を刺激されて]
[>>102追求されなかった事にほっとしつつ。
一緒にとの声にはその通りだったので、
明るい揶揄には気づかずに、逆にしょんぼりと眉下げていた。
照れるというその理由は分からなかったので
説明が止まれば、少しだけ不思議そうにはしたものの。
付け足された最後のそれには、一瞬、きょととした後]
っ………
[瞬時顔を真っ赤にして俯いてしまった。]
― 高等部校舎 ―
ゎ………うわ。
[凍りついた校内に驚いて目を丸くする。]
校舎、こんなになって……みんなは。
[大丈夫だろうかと呟いた頃。
声を聞いたり、メールをしたりはこのあたりだろうか
もしくはもっと前に聞いたものの影響が残っていたか。
ジェフロイに指摘されると>>104少し戸惑いながら]
これランダ村で良かった…良かった。
まだ途中落ちの可能性あるよな。な。
ちがたら完全に最終武器強化フラグにwwみえるwww
こわいwwww
いえ、ヒースの姿がずっと見れてなくて
……連絡も無いし、心配で。
何だか、泣いてたみたいだし……
[とぽつりと口にした言葉の違和感には気づかれるだろうか。
連絡が取れないのに泣いていたのを知っていたという事に。]
[そして携帯が揺れた。
ヒースかと思って開いたが、相手は幼馴染だった。
ちょっとがっかりしたが幼馴染は悪くない。]
『
To:タイガ
From:アイリ
Sub:Re:Re: ごめん
ありがとう、了解。
』
[返事が素っ気無いのは何時もの、誰に対してものことだ。]
>>114
ぎゃあああああああああああ
wwwwwwwwwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwww
ロヴィンwwwwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwww
お、お願いします…
[>>106どちらにせよ申し出には素直に頷く。
スケート苦手ではないが、靴のままこの上を歩くのはまた違う。
滑りそうになるのを支えて貰いながら
――そういういい訳があれば素直に手を借りて、しがみ付く事は容易いのに。
――その身に熱が溜まるのは、どういう事情があれどかわらなかったが。
何とか保健室までたどり着くとほっと息を零した。
廊下は寒かったが、辿りついた頃には少し暖かかったのは、動いたせいだけではない。]
ぎえええええええええwww
真夜中にこれは刺激つええぜライナー、頼むぜライナー、やばいぜライナーどうなってるのwwww
そんなあんたには、
…もっと、あげよう。
[指を含んで常より膨れた頬、無防備に晒された柔らかで紅い其処に、
そっと唇で啄ばむように触れてやった]
[剣を元通り木箱にしまって、傍らに置く。
開いた場所も元に戻すと、再び鐘の下に赤き紋章があらわれた。
一息はくとメールを打つ]
To:イングリッド、タイガ、ヴェルナー、ジェフロイ、ウェルシュ
From:エリク・ライナー
Sub:赤い紋章
赤い紋章をみつけたぜ。
礼拝堂の上に鐘があるだろ?あそこにあった。
それから、紋章のある場所に剣が収められていた。
多分イングリッドのものだと思うから、取りに来い
[ピッと送信すると、溜まったメールを片付けに*入った*]
/*
というか、完全にいろいろお任せしてリア充していてすまんwww
という気になるな、ちょっとなる…(爆)
うん。まあクリスマスだしな!(と誤魔化したっ)
[指先を纏めて口にしたのは、何だかそのままじゃ悔しかった所為。
それと少しだけ、期待した所為。
……ひょっとしたら、慌てた顔が見れないかと>>@23
そんな淡い期待で、前歯に触れるか触れないかの浅さで口にした]
[けれど]
(───…え?)
[さらりとタイガが動く。
笑みを含んだ表情のまま、柔らかな感触が頬に触れて、]
────…!
[ぱ。と、唇は指から離れる。
横を向こうとしたら、間近にタイガの顔があった。当然だ。
口元で、何かのお守りのように彼の指を手に握り締める。
心臓が飛び跳ねて、その場に倒れるのじゃないかとすら思った]
タイガ … …
[音にならない囁きだけが、意図しない熱を帯びて落ちた。
きゅ。と、空いた片方の手で緩やかに軽く抱きつく。
そうして少しの間、肩口に額を預け抱き締めて*おく*]
/*
姫さんwwww 君は本当に、寝る寝る詐欺めwwww
かわいいなあ。かわいい。
ところでこの2人は、キスはしてるのだろうかね(←
最初はまだかな、って思っていたのだけど。
なんか段々してそうなノリになった、ような。
まあいいか。うんうん。恋窓だしな!!!
あまくあまくやりたい。
初の恋窓だしな!!!!(二度言った)
/*
やっとゆっくりログ読み返したり、灰呟く余裕出来てきた。
つうか、ライナーのメモが…! じ っ と 見 ら れ た(爆)
すまん、油売ってるこんな主従で、すまん…っwww
とりあえず移動だな。うんうん。
今宵は宣言通りリア充なクリスマス営業でした。
/*
しかしベルティルデの人は本編読み込んでんなあ。凄い…!!
ヴェルナーとの絡みもいい。
過去が紡がれていく様子とか、見ていてわくわくするのだぜ。
/*
そして皆、役職徐々にいろいろ零してんなあ。
まあ役職推理する気、全然ねぇけど(←
そして俺は零すも何も、護ってるっつー通常運転まんまだからなぁ。
って、あ。忘れないうちに今日のランダム振っておこう…。
<<弓道部副部長 アイリ>>
不良学生 タイガは、弓道部副部長 アイリ を投票先に選びました。
― 保健室 ―
[またメールが入っていた。
慌てて見ると今度は親友からだった。どうやら親友は無事らしい。
新聞部は学園の危機に自ら乗り出しその自慢の情報網で怪異の原因を突き止めるべく奔走している―――
…というわけもなく。
この怪異の中で誰が何やってるか、つり橋効果の調査に臨んでいるらしい。
何やってるのと呆れたものの、全校生徒の居所調査もとい点呼を兼ねているとか書かれると反論余地はない。狸顧問ベリアンの情報網が、はじき出された人まで及んでいるなんて知らないが。
こういう時は諜報部、謎の信頼があった。
まぁそれでも色々思う所はあったし、親友がそれに参加しているかは不明だが「こっちは無事、頑張って」的な返信しておくに留めた**]
―学園内美術館(学生入館料:無料)―
[うっすらと目をあけると、ぼんやりと覚えている天井絵が見えた]
[どうも、ソファーに剣を抱いてねっころがっていたらしい]
あれ、ある意味、制御できているのかな、これ――
[美術の試験内容は『学園内美術館を見学したときの感想を書きなさい』
事前に見学をしてこい、といわれたが、そんなの3年前もやったからいいしー、としなかった。それがバレての赤点である]
あたま、ぐるぐるしないうちに、見学しとかないと。
[よっこらせ、と起き上がる。剣は置いていこうかとしたが、左手がいうコトをきかない。がっしり掴んで離さないもんだから、仕方がなくそれを持って見学することにした]
[ああ、3年前と展示がずいぶんかわっている。これはバレても仕方がない……]
[いろんな絵の複写がある。
美術部が章を取るたんびに送られるものもある。
そういうのもあって、雑多でいろんなコレクションが展示されていた]
[その中で、気になるものがあって、足を止める]
[エッシャーの錯視の建物の絵である]
僕の感じるぐぅるぐる、は絵にするとこんなのかも。
[そして、すぐに気にしてはならない、と奥の展示へ]
あー、ここはかわらないのか。
じゃ、ここはパスで。
[奥にあった「青い薔薇の王子様」関連はスルーして通り過ぎ、そしてまたふりだしのロビーで転がる]
[天井の合戦の絵が、目に毒なので、顔は横向け、今の時間を知るために携帯に目をやる]
あーあー、マイクテストマイクテスト。
とりあえず無事です。今美術館にいます。
剣? が鍵かもしれないんですよね。これもしっかり持ってますよ。
突然消えちゃってごめんなさい、ペレ先輩。おに……じゃなかったエドゥアールト先輩にも、よろしくお伝えください。僕は大丈夫だって。
[というわりには、思念派は弱弱しかった]
まぁ、何というか……。
あまりにも衝撃映像で思わず眉間押さえておきたくなったというか。
いやほんと、ご心配おかけしました。
[獄中死は衝撃的でした]
[返事を聞き、色々な心配が杞憂だったことにまず安堵が先だった。
体を動かすよりも頭が回る分、先読みして可能性を考えすぎるのは、多分悪い癖。
だから、うれしい、という気持ちはその後でじわじわときた。]
では、さっきの話は…
[言わない訳だ、と妙に納得した。
ほっとしすぎて、何だか泣けてきて。]
…はい、これからも、よろしくお願いいたします。
[泣き笑いでそう言った]
でも、今年も冬至祭りの後は、一緒に過ごしたいです。伝説はともかく。
[ついでに付け足す可愛げのなさは、やっぱり相変わらずだったが。]
本当に、消えてなくならないですかね……
[――音楽を目指した切欠は些細なこと。
ある日、聞こえた"声"に魅せられた。
耳にしただけで鳥肌が立ち、呼吸すら忘れそうになった]
[そんな"音"を自分でも再現したい。それは始まりであって、ゴールでもある。
そのときの声を、自分はひそかに"女神の声"と呼んでいるが恥ずかしいので親兄弟には全員秘密だ]
こんなに、急に、いろいろなものがはいってきて、ぐっちゃんぐっちゃんに掻き混ぜられたら
僕はどこにいっちゃうんだろう
分けようにも、あっちのほうが、分厚く極太な人生だし
しかも、何か2,3冊あるし……
一方じゃ、まるで幸せの見本市で大往生してるし……
僕って一体何なんだろう。
[自分探しの旅に出たいヒースクリフ15さい]
あ、ヒース君、無事みたいです。
美術館にいるそうです…!よかった。
ヴェルナーさんにもよろしくお伝えくださいって。
[ほっと胸をなで下ろした。
弱々しいながらも声が聞こえて酷く安堵した。]
……美術館…、あ、あそこにも、青薔薇の王子の特設、ありましたっけ。
[いい雰囲気の直後にメールで事務連始めるヴェルナーも、あっさりと目下のやるべきことに頭の切り替わる自分も、切り替え早すぎなあたりお似合いなのかもしれない。**]
無事でよかったです…!
鬼でわかりますから大丈夫ですよ。鬼ですから。(酷い)
ちゃんと伝えておきました。
まだ調子が悪そうですし、無理せず休んでいてくださいね。
…自分が一体何か…そうですねえ。
全部違うけれど、全部私、矛盾しているかもしれませんが、何となく、そう思います。
でも、今の私の人生は、今の私だけのもの、とも。
[ふと、微笑んで言った**]
[一通目のメールにはさくさくと返事を打った。
無事がわかって嬉しかった相手に]
[二通目のメールが意味する意味に、一方で青ざめた。
今も昔も変わらず、つらいことは家族には知られたくなかったのだ]
どうして姉さんが……、聞こえて、いるなんて。
[聞こえているなんて知ってたら。
絶対に漏らさなかっただろう数々の弱音。いっそ消えたいとばかりに頭を抱えた。返事は、]
『出せないよ、姉さん困らせる』
文句の1つも言いたい、余計なこと聞くなって!
『駄目だよ、姉さんには姉さんの問題もあるだろうし』
そんなこと、知らない!
連絡欲しいのは向こうなんだし!
『いっそ遠くに離れて消えちゃえばいいんだよ』
お前じゃない、お前じゃ、ないんだ……
さっさと家を出てさっさとおっ死ぬお前と。
[何でこんなところで独り芝居やっているのか、まったくもって意味がわからない。
勉強進んだけれど進まないじゃん。
携帯と、剣を抱いて、また、瞼を閉じた]**
[バスケ部後輩たちからは、付き合っているものだと思われていたとか、付き合ってないとか嘘だろとか(後に知って「いまさらっ?!」と彼らは言ったとか、鬼がいつも近くにいたせいかは分からないが、ベルティルデは割と男子から遠巻きにされてたとかは、多分本人たちはあまり気にしてないのだった**]
『
To:アイリ姉さん
From:ヒースクリフ
Sub:Re:大丈夫?
盗み聞き反対(>_<)
姉さん横暴や(>_<)
今
』
[書きかけのままのメールが送信された**]
[そして、また、はたり、と少年からの思念波が途絶える。
聞かれたくない人に、聞かせない為の、ちゃちい防御法だった**]
/*
ぼく地球村は似た企画村がたくさんあったから没にしたけれど
まさかここで、ぼく地球RPができるとは思わなかったwwwwwwwwwwww
気持ちは輪くん
でもちょっとおおきすぎ!
あそこらへんは、「コントロールだぁ!」「爆破だぁ!」のノリですw
…ああ、ヒースか。
元気な時も多いが、少し混乱気味にも見えるな――
こんな事態になってから、おかしなことばかり起きている。
その影響だってんなら、早いとこ解決してやらないとな。
[自分の口調にも最近のヒースの様子を知ることが滲んでしまったが、隠すほどでもない。ふと首を傾げ]
泣いてた……?
[連絡も無く、姿を見ても居ないのに?
僅かな違和感を抱くものの、しかし問うほどの何かがあるわけでもなく。案外姉の前ではそういう姿も見せるのだろうか、と、今は問いを沈めた。
“声”に聞き耳立てる、そんな力が発現していたなどとは知らず――知らない方が幸せかもしれないが。]
[頷く榛の手を取って、氷上の散歩。
……というには、魔力が強すぎて壁に押し付けられたり、氷びっしりの柱を獲物の切っ先で何とか避けたりと、浪漫を感じるには若干心もとない道程であったけれども。
滑る度にふよふよ揺れるうさみみの誘惑に耐え切れず、不意打ちに触れたり反応を揶揄ったりの戯れ。
時折しがみ付く身体のちいささ柔らかさ、強く繋がった手。
―――そういう点で役得を感じては、いた。]
―→保健室―
[高等部時代はよく世話になった、勝手知ったる保健室である。
エドナ辺りが来ているのではないかと思っていたのだが、人の気配は感じられない。
辿り着けば、手早く…もとい勝手に、治療道具を揃えて机に並べた。]
少し冷たいかも知れんが、雪融け水で冷やして洗って。
消毒とガーゼと包帯と…簡単な処置でいいか。
余り強く固定したら、弓引くのに不便だよな。
[そう声をかけ、診療台に手招いた。
何度か携帯が着信を知らせていたが、治療を終えるまでは後回し。
アイリと体育館で向き合ったときも携帯を触れず、定期的に連絡をくれていた奴等には申し訳ない気にもなったが―――前後できちんと返信をしているし、この一件が終わったらそれとなく飯でも奢ればいいだろう。]
[>>130ジェフロイの返事にこちらは違和感を感じない。
“声”にこの人のものも混ざっているのは承知しているからだ。
泣いてたとの声には頷いて。]
だから、早く見つけられるなら見つけてやりたい…です。
[そう返す。
問われなければ小さな違和感は、そのままにして氷上へと進む。]
[>>131滑らないように、という所に意識を置いていた為に
兎耳へ刺さる視線には気づかずに]
ん、っ …………〜〜〜〜〜
[何度か嬌声にも聞こえかねないものが漏れては、じいいいと下から睨むように見上げたりもした。
それでも止めてくれとは口にしないのは、
触れてもらえるならそれでもいい―――
と、思うくらいに色々と煮詰まっていたからだ。]
― 保健室 ―
[>>132治療の順番には大人しく従い、
手を冷し洗って、最後は包帯で巻かれておいた。
冷した左手は火傷も相まって真っ赤だ。
そのうち水脹れが出来るかもしれないが、
そうなったらもうその時と割り切る事にした。
そのうち着信がひとつ入る。こちらも治療が終わるまでは携帯には触れることはなかったが、>>121治療前に入ったメールにだけは、ジェフロイが治療道具を準備する間に応えておいた。
治療されながら、ぼんやりと考えていた。]
(吊り橋効果か……)
[正直な所、その言葉は好きではなかった。
以前映画で吊り橋効果で結ばれた男女が次回作であっさり別れていた、というのを見ていた為にあまり良い印象がない。
だが現実に自分の身に置き換えて、隣に居られるこの状況。
嬉しくはある、あるがこの熱もこの騒動が終われば冷めるのだろうかと思うと――複雑ではあった。]
すみません…ありがとうございます。
[軽めの治療が終わると、そう言って頭を下げた。
左手を握ったりしてみると、さっきまでよりはずいぶん楽になっていて、ほっと息をついた。]
[体育館で見た時よりも、火傷は酷く見えた。
目を引く深紅。自然と眉間に皺を刻みながらも、
冷えた手に手際よく治療を施し、やがて、ん、と頷いた。]
少しは痛みが治まると良いけど。
学園から出られるようになったら、念のため病院で診て貰えよ。
悪くしたら、困るだろう。
[雪だるまへの決定的な一撃への賞賛と労り。
ぽふりと頭に置いた手を、今更ながらそれに替える。]
/*
無垢なる腕がリア充の仲を引き裂くことを心の糧に仕事しています……
しね!いんぐりっど!今日がおまえの命日だ!
従兄弟ともどもなかよく墓下に送ってやんよ!www
[静かな保健室に二人きりというのは、意識してしまえば妙に落ち着かなくもなる。何を考えているのかは当然知る由もないが、治療の間からアイリも静かだ。
話題を探そうとして……そういえば、と断りを入れて携帯を確認した。]
―――へ?
マジか。はええな。
流石こーこうせい。
[届いていた何通かのメールに、思わず声を上げた。]
そうします。大会、近いので……
[フーゴー部長に知られたら怒られるなと、
弓道一本道の3年生を思い出して小さく苦笑する。
部長も後輩も無事だろうかとちらと心配するが、
何だかんだでしたたかで悪運強い人達だ。
何とかしてるだろうと思うことにした。
頭を撫でられると、うさ耳がぱたっぱたっと揺れて、小さな笑みより喜びをより豊かに表現していた。]
俺らも動こうか。
残りは青地に銀の槍花車が描かれ、上部に銀の細帯が走る盾形の紋章だ。
―――どこか、覚えはあるか?
[紋章の形を口にして、問い掛けた。]
To:ウェルシュ
From:ジェフロイ
Sub:外?
よかった、心配していた。
学園の外が更地になっている…なっているように見えるってことか?
こっちは変わらず氷に閉ざされたままだ。この氷が何か普通とは違うものなんだろうかな。結界とか、空間を分離する類の…漫画やゲームじゃあるまいし、だな。
何れにせよ、こっちは暫く出られそうにない。
魔王とやらはどういうわけか気配を消したんだが、代わりに空中に王城が現れた。
わけがわからんが、とりあえず手掛かりを少しでも多く集めようってんで皆動いてる。
何かあればまた連絡する。
[送信。
ウェルシュからのメール>>+12が届いた数少ないひとりであった。]
[追記として、ウェルシュにももう一通メールを送った。
三つの紋章の件、長剣と短剣の存在。
そして……ヒースが長剣を持ったままどこかに消えたことも。]
[ヴェルナーのメールにはウェルシュの名も含まれていたから、届いてはいるのだろうが。]
お前達は仲が良いらしいと聞いた。
――何かあった時は…頼りにしてる。
[何処へともなくそう呟いて、携帯を仕舞った。]
[ジェフロイからメールを転送されて画像を見る。
話には何度も聞いていたが、直接絵を見るのは初めてだった為、見たものに瞬いた。]
あ、これ。
学園美術館に『青い薔薇の王子』って題材で、どこかの昔の貴族の暮らしぶりが展示してるんですけど、そこで見たことが……。
[青い薔薇の王子の生活模様の展示。
ある特定の展示――王子の生い立ちや腹心との強い絆を表した絵物語(何故か女子受けしていた)――が目立っていたので、細かい所は見逃されがちなのだが。
ふと目にした、その脇にひっそりとあった青い紋章に、何故だか強く引かれたのだ。
―――あの青い旗の下に、
かつて自分が居た事など知る由も無い。]
[話が一区切りついた頃、携帯を見た。
ヒースから来たメール。“盗み聞き”と書かれているそれに、眉を潜めた。
そんなつもりは無いのだが、傍から見ればそうでしかない。
とはいえ耳を止めるなんて出来ないし、拾ってくるのは無節操。
多々流れてくるから、聞き逃しはいくらもあるのだが。
どうして自分には聞くほうの能力しか無いんだろう。
そんな風に八つ当たり気味に何かを恨んだりもしたが、結局だいぶ悩んだ末に、返した返事は短かった。]
『
To:ヒース
From:アイリ
Sub:Re:Re:大丈夫?
ごめん。
』
[少し表情は沈む。ジェフロイに問われれば、何でもないと首を振って、困ったようにそれでも少し、笑ってみせるか**]
しっかし、あんたをご指名、ねぇ。
[ライナーのメールの末尾の、取りにこいとの文言に、
くつりと軽い響きが乗る。
不思議とは思わない。寧ろ当然、と受け止めている――が、]
俺らが此処でサボっているの、まるで見えてるみてぇな口振りだぁな。
[まあ、2人っきりなのはバレているので。
しかも自分のサボり癖も知られているので。
簡単な連想ゲームとも言えたが]
ま、馬使えばそうは待たせないだろ。行こうぜ。 ――…姫さん。
[自然と呼んでしまった名前を意識することなく、手を引いて厩舎に入った]
………
[よくは分からないが、声は恐らくベルティルデとヴェルナーに向けたもの。
黙って聴くだけに留めて]
言えることも言えないこともあるだろうから無理には聞かんし、たまには一人になるのもいいが。
お前のことを心配してる奴は沢山居るんだからな。
[それだけ言って、口を閉ざした。]
[昔、海外の馬術を経験する体験合宿で、馬に乗って数十キロの大爆走をやらかした。
盗んだバイクで走り出すどころか、盗んだ馬である。
先輩にとっ捕まった後は勿論きちんとお返ししたが…
その時は本気で何処かに行ってしまいたいと、何処までも行けると思っていた。
道の果てで、何かを得ることが出来ると思った。
あれもある種の自分探しの一貫であったのかも知れないが、出来るだけ思い出したくない恥ずかしい思い出。
青春と成長とは得てしてそんなものかもしれない。]
[ヒースにしてみれば一緒にするな、であろうが。]
お。あの耽美なヤツか。
王子ってより姫みたいだって話題になった……
[精緻なタッチで描かれたその絵画は、美しくも妖しい魅力を持つひとりの王子の一生を描いたもの。
作品は十数枚にも及び、モデルとなった人物への愛の深さを如実に現していた。画家の名前は、ルートヴィヒ…確かそんな名であった。]
紋章があったのには気付かなかったな。
よし、なら行ってみようか。
俺も興味が湧いた。
[丁度、ヒースも其処に居る。
弟を気にかけるアイリにも引き合わせてやれるかも知れない。
二人の間でメールの遣り取りがあったことは気づかぬまま、学園美術館へと急いだ。*]
[だから今を幸せに思う。
こんな状況になっているけれど、それでも、彼女が傍にいて。
自分が護ることの出来る位置にいる。
あんたが生きてて、 良かった…
いつかの、声。
いつかの…想い]
…イーリィ。
[ぎゅっと握り締められた手に、ぬくもりがまた灯る>>@28。
触れた肌が体温以上の何かを交換して…
唯一自由な親指が、労わるように指の腹でイングリッドの手指をゆると撫でた。
己の名前を紡ぐ囁きが耳朶に染みる>>@29。
――嗚呼。胸の鼓動が、少し、早い。
どきどきと…零れる吐息の熱の比重が高まる。
相手の帯びた熱に、呼応する。
まるで音楽ホールか何かのようだ。
響きあう音色が大きな反響を生むように。
互いの胸に、互いの名が響いて、――…想いを一層強くする。
どうしたって……止まらない。
否、――――止める気も、無い]
[抱きついてくるイングリッドを、しばらくそのまま優しく抱きとめた後…
名残惜しげに身を離し。
代わりに顎に指先を添えて掬い上げる。
熱を帯びた眼差しで紫水晶を覗き込む。
距離は、近く。…心の傍に]
[陽光の隙間から、ぱらりぱらり、と、名残のような淡雪が降る。
2人を彩るようにふわり、それぞれの身体に積もって。
熱いよと微笑うかのように、さらりとその場に溶けていった*]
[厩舎に戻り、愛馬モーントに近寄るイングリッドの背を見ながら、
さてどうするか…と顎に手を当てる。
馬の機動力は魅力的だが、馬術部でない自分に乗りこなせるかというと非常に怪しい。
……――ただし、本来ならば、だ。
何故か今は、自分も馬に乗れるのだという気がしていた。
そして視線は、厩舎の奥に繋がれた、一頭の黒馬の上で停まる]
…、……ベアト?
[浮かんだ名前が唇から零れた。
その馬が、本当はどういう名なのかなど知らぬ。
けれど何故か、“ベアトリーチェ”という名が脳裏に響いた]
[そろりと呼ばれるように近づけば、喜ぶように嘶かれた。
ぽふりと触って、背を撫でる。…なんだか酷く懐かしい気がした]
……ベアト、乗せてくれるか。俺を。
[すぐさま鼻を鳴らして顔を摺り寄せてきた黒馬に、
わかった、と優しく頷く。
そして手綱を握り、イングリッドと共に厩舎を出た]
おっと、忘れるところだった。
[馬上の人になる前に、携帯を取り出し返信を打つ]
『
To:ライナー、ヴェルナー、ジェフロイ、イングリッド、ウェルシュ
From:タイガ
Sub:Re: 赤い紋章
もう2個見つけたのかよ!!
学園内って広ぇのに、あんたら凄ぇなあ。
ライナーもヴェルナーたちも、おつ!
んで、礼拝堂か。
分かった、今からイングリッドと一緒に向かう。ちっと待て。
あとヒースクリフのことは気になるな…。
わーった。なるべく周り注視しとく。
』
[不良という共通点のある幼馴染の弟。
マイペースに見えて周りを気遣うというか、音楽をやっているだけあって、感受性が強いタイプだなという感想を抱いたのを覚えている。
ゆえに、こういう事態に直面して、何かしらを感じる能力がひと一倍強いのかもしれない…]
あんまり姉貴に心配かけんなよ、…ばぁろ。
[ヒースクリフへの心配を隠すように、軽く毒づく。
まあ、今言った台詞もまた、本心のひとつではあるのだが。
アイリの弟想いはよく知っている。その姉弟の仲の良さも。
だから余計に――2人のことを心配して思いを馳せた]
[やってくるであろう人々を待つ間、メールの返信をする
まずはジェフロイ>>17宛のメールだ]
To:ジェフロイ、ヴェルナー、タイガ、イングリッド、ウェルシュ
From:エリク・ライナー
Sub:Re:救出お疲れ
ありがとうございます。
あとで改めて部員にもお礼いっておきます。
そのエドナだけど、やっぱり長い間埋もれてたせいか
服もびしょびしょだったのかな?(ここらへんは俺の妄想)
着替えるから寮にいってくるって言ってました。
ついでだから、寝て来いとは言ったけど、
あいつのことだから聞くかどうかは……。
先輩もご無事でよかったです。
無理はしないでください。
[足早に走り出す前に、メールを送信する。]
To:ライナー、ヴェルナー、タイガ、イングリッド、ウェルシュ
From:ジェフロイ
Sub:無題
お前ら何時の間に!
いや、驚いた。凄えな、お疲れさん。
こっちは青い紋章にアイリが心当たりあるってんで、そっち向かってる。学園美術館だ。
うまくすりゃ、3つ揃うかも知れないぜ。
ヒースの件は了解。
あいつの居場所に心当たりがあるから、こっちも気ー配っとく。
[次はタイガ>>33宛に]
『
To:タイガ
From:エリク・ライナータイガ
Sub:Re:Re:Re:Re: エドナは無事だ
>俺相手だったらぜってー逃さないくせに。
お前が、それだけちんたらしてるからだろ。
ま、どうでもいいけど、にやけ面はなおしてからこいよ。
』
[非常にからかい甲斐のある後輩だ、などと思いながら]
― 学園内美術館 ―
[慣れてしまったのか何の躊躇いもなく、当然のように手を引いて美術館までの道を歩む。滑らないよう転ばないように気を配りながら。
目的地に到着しても、何となく離さぬ儘で握っていた。]
………ここはそれ程寒くないな。
凍っちまったら美術品が痛むからっつって魔王も配慮してくれたのかね。
[美術館は実に久しぶりだ。最後に見学をしたのは何時だっただろうか、大分展示も変わっている。
物珍しげに周囲を見回しながら、ロビーへと足を踏み入れた。]
[メールを送信している間にも、次のメールが届く。
タイガ>>151からとジェフロイ>>154からものだ。
一読して眉根を寄せた]
ヒース、なぁ……。
[確か軽音のヤツだ。学園祭での演奏を見たことがある。
中々可愛らしい顔で、高等部の女子からも、ヒースくんと呼ばれて、人気があったが]
あんまり文化系の部の連中とは親しくねーからな……。
[陸上部の中坊どもなら、よーく知っているのだが]
……
ん?そういや、もう一人の中坊はどした?
[気づいたように声を上げる。
元となるジェフロイのメールに宛先が入っていたので、
ウェルシュにも流れでメールを送っていたのだが、
今のところ返信は来ていない]
『
To:ウェルシュ
From:エリク・ライナー
Sub:どうしてる?
高等部のライナーだ。
さっきから回ってるメール見てるか?
返答ないから、そういやどうしてるのかなーって思って
メールしてみた。
何か気になったこととかあったら、
遠慮しないでメールくれよな。
』
[ぴっと、ウェルシュにメールを送信する。
まさか、あの雪崩の後、塔に出来た簡易ゲレンデで
再び小雪崩が起きて埋もれているとは、
知る由もなかった]
[更にもう一通]
『
To:ジェフロイ、ヴェルナー、タイガ、イングリッド
From:エリク・ライナー
Sub:Re:無題
お疲れ様です。
俺は、ここでタイガたちを待ってるので、
青の紋章のことは先輩に任せます。
それと、もうひとつ。
ヒースのことも気になりますが、
ウェルシュから連絡ってきてます?
そういや塔の後みてないし、全然メールの返事もこないから
こっちもちょっと心配で、別にメール送ってみてますけど……。
』
― →学園内美術館 ―
[これも例の効果なんだろうかと、さも自然に握られた右手を見ながら、何とか学園にある美術館へとやってきた。
握られた右手は暖かい。それは嬉しいのに、吊り橋だの美人の後輩だの照れだのが邪魔をして、素直に喜べない。
だが、ぎゅっと握り返す事で、ささやかな意思表示を
離れたくはないのだと示した。]
何か魔王が凍らせたく無いものでもあったんでしょうかね。
[などとは首を傾げながら。件の『青い薔薇の王子』の展示された奥へと向かう。
途中、ロビーの天上に描かれた合戦の模様に目が止まった。]
「――火を被った兵がきたら射てやれ!
そうされたくなければ水場へと逃げろ――」
[味方にそう容赦なく言い切る若い女の声が、また火花と共に現れて消えて寒気がして、空いた手で身体を抱く。
戦争と無縁に生きた只の娘には、戦場の記憶は恐怖でしかなかった。]
― 学園内美術館 ―
[ロビーのソファーに横たわり、、コートを毛布かわりに、マフラーを枕代わりにして背中を丸めて寝ていた。
その傍らには、長剣が。いつでも手を伸ばせる位置に当たり前のようにあった]
[馬の足は流石に速い――…
モーントとベアトリーチェ。
月毛と黒毛の二頭が併走して雪原を駆ける。
手馴れたイングリッドの手綱捌きに比べると、自分の其れは当然見劣りしたが――それでもなんとか一応様になるレベルにはなっていた。
蹄の連奏。立ち上る雪煙。
学園内を堂々と乗馬して走る自分たちの非日常っぷりに、
改めて可笑しくなって、イングリッドと顔を見合わせ小さく笑った。
その一方で……周囲への注意も忘れなかった。
行方知れずとなったヒースクリフの姿を探すためでもあったし、
先程のような雪の怪物が何処かに潜んでいるかも分からない為だ]
[礼拝堂への道の途中、大広場を真一文字に突き抜ける。
視線を斜め前方にずらせば、先程大立ち回りをした塔の姿が見えてくる。
吹雪が止んだおかげで、少し離れたこの位置からでも、その全貌は鮮明だ]
おっ、すげー…っ。
なんかでっかい滑り台になってやがる。
[雪崩が作った塔ゲレンデ>>3:91を見つけて、小さく口笛をひとつ。
遊び場にはもってこいだろうが、流石に今遊んでいる酔狂な人物はいないだろう。
いないだろう……――が]
って、……んあ? あれって……
[代わりにゲレンデの上で、ちまころな雪だるま軍団をはしごの様に組体操させて。
天上の氷の城に向かって…えっしょえっしょと、はしごを登ろうとしている―――ウェルシュの姿が、あった]
ウェルシュ…ぅ!? あいつ、何やって…――
[其処に、ず、ずん。ずん…と、嫌な地響き。
危険な予感に馬が細く嘶く。
はっと目を瞠った。ゲレンデごと大きく動いている……雪崩だ!!]
あ、……ちょ、危なっ……!!!!
……あ、…、…あー……
[ウェルシュの薄茶の頭は、
あっという間に雪だるまもろとも雪に沈んだ…合掌]
あ、っ ヒース!
[ロビーのソファーに緑色を見つけると、
繋いでいた手を離し弟の元へと駆け寄った。]
ヒース、大丈夫?
[軽く揺するが反応はどうだったか。
その最中、ふと傍らにある長剣が視界に入り、
何だろうかと手を伸ばしかけた。]
[ゆすられて、うっすらと目をあける。
目の周りは真っ赤だった。背中を丸めて自分を守るように寝ていたのは、一体、何から?]
ねえ、さ…?
[ぼんやりとした寝起きの反応。それが一変するのは、姉の手が長剣に伸びた時だった]
[何をしようとしていたっけ。
我に返って、逆に、姉から後ずさる……。手が、剣の柄から、鞘へと滑りおちる]
あれっ……ちょっと……
何をしようとした、僕……
[剣を抱いたまま、ソファから後ずさり、姉とジェフロイから距離を取るように、展示コーナーへと]
/*
タイガメモ:
ツェーザル>デュエットは氷の上滑ってたジェフロイアイリ組に任せた!
でもイングリッドはイナバウアーとか似合いそう
[>>167弟の顔を良く見ると泣いた跡がある。
抱きしめてやらなければならなかったのに、
先に剣に手が伸びてしまった。それを後に悔む事になる。]
!?
[>>168突然飛び起きた弟の声に驚いて、指は剣を捕らえ損ねる。
柄に手をかけた弟が何をしようとしていたか、こちらは気づかなかった――きっと無意識に気づかないように働いたのだろう。]
/*
さて、どこにいったものだが、ツェーザルとはリア充の意味を履き違えたまま誤解が誤解を生む口論的なものでもしたいものだとか。
来ないでください、二人とも……。
すっごく、今、おかしい。
[大きく、肩で息して、順路通りに奥へ、奥へ、逃れるように]
…つうかあれは、自業自得って言わねぇか、おい……。
[思わずつっこみを入れたくなった。
しかもさっきの雪だるま、あれは敵じゃなかったか?
何時の間に手懐けたんだ…??
というか、雪だるまはしごで天へ登るっていう発想が、そも無茶だろう…とかとか。
つっこみも疑問も満載で、次々と浮かぶのだが]
あー…ともあれ、俺らだけじゃどうしようもねぇし。
ひとまずライナーたちと合流しようぜ。それからだ。
[従兄弟のことが心配であろうイングリッドを宥めるよう声を掛けて、
馬首を改めて礼拝堂へと向けた。
ちなみに馬上で携帯電話を操作して落馬したら間抜けなので、
着信には気づいたものの、後で見ようとメールが溜まるに任せていた]
寝るんじゃなかった……。
いや、こういう時は寝たらむしろやばい的なことが何かなかったか
クラスの女子がもってきてた文庫本の漫画か何かで……
[所謂前世モノの草分けになったSF漫画である。
寝てると、一気に夢で入り込んできてしまう。そして、そのオチは何だったか――今思い出せなくてすごくよかったと思う]
[身体震わせたアイリの視線の先を仰ぎ見る。
峻厳な山々、燦然と輝く王城を背景に、鬱蒼とした森と平原。
刃交える兵達、命散らし頽れる者、赤に染まる大地。
天井に大きく描かれた合戦の絵は、実に生々しい。]
――――…
……敵戦列の横っ面に叩き込め、掻き回す。
歩兵隊を援護しろ、頭上を浚え。
……知っている。
……ルシ…王子、そして………リッド王女、
お二人の英断によりこの戦は幕が下ろされる。
[戦の行方、その先の未来。
小さな音が唇からぽつり、漏れた。]
ペレ先輩は、あれも自分だけれども、それは別で、って言い切れるけれど……
それはペレ先輩自身が、確かな何か持ててるからですよね。好きな人とか、大事なものとか、そういうの、いっぱい。だから。
でも、僕は――あのヒースクリフみたいに
――命を賭けてまで、何とかしようとか、そういうのに、勝てるだけの何かを、持ってない。
僕が夢なのか
あっちが夢なのか
ぐっちゃになってく
― いつかの女神の話 ―
[女神の声―――
それでも世界は美しいと、彼女は歌う。
苦痛に満ち、苦渋の決断だらけの世に生きようともその生は美しいのだと、紫木蓮は歌う。
外側の紅紫に、内側の白を隠す二色を持つ花は、その裡の染まぬ心で彼女の聖騎士へと―――]
来ないでっつったって……
[頭の中に伝わる“声”に思うことあれど、
様子のおかしいヒースを実際に見てしまえばまた話は別だ。
もう一つ気掛かりがあった。剣の柄に触れるヒースの所作………それを瞳が捉えた瞬間、己の心に一つ漣が立った。
“剣聖”――――
瞬時浮かんだこの言葉は、一体何だろう。
ヒースが剣を持つ事に何故か安堵し、一方で、危険だとも。]
……アイリ。
[一度だけ、目を見交わし。
追う様に誘われるように、己も彼らの後を歩く、展示コーナーの奥へと。]
来ないでって…
無理だ。どうしたのヒース……
[>>172自己申告しているようにおかしい。
おかしいが、だからといって放っておけるはずがない。
一度、遅れて来たジェフロイと視線が合う。
戸惑いを含む眼差しで見上げて返したが、
再び前を向いて弟の後を追う。]
[展示コーナーの矢印に従って、おぼつかない足取りで逃げてゆく]
[いや、逃げて何の解決になる? と思うが――心の内に沸いたもう一つの声が、それを打ち消す。
誰の迷惑にならない為なら、遠くに離れてしまうしかないだろう?
お前は未熟なんだから、何だってうまくいきっこないんだと]
ほんと、来ちゃだめですからね。
『無垢なる腕』は、――何か呪われてるし!
["王族間引き"の剣に相応しく。
今宵抜かれることがあれば、それは残る高貴なる素質を持つものを襲うだろう]
いえ、取り乱してしまい申し訳ございません。
お見苦しいところを。
[>>*20 慌てたわりに一応あっさり?見つかったのでなんとなく謝罪した。
なんか大変なことになってるとか気付いてない。
そして草葉の陰からの応援のお蔭であっちも解決したみたいです、先輩の応援パネェ!]
―――、ヒース君…
[>>*28 どこか虚ろなヒースの声に眉根を寄せる。]
勝ち負け、なのでしょうか…
私たちは今まで、命をかけてまでしなくてはいけないことを考えることなんて、ありませんでした。
それは、私も同じですよ。
[記憶の彼女の覚悟とは、比にならないことはよくわかっている。]
それでも、今大切にしてきたものが、ヒース君にも、あるのではないでしょうか。
[思い出すのは、取り寄せたばかりの楽譜を見ている少年の横顔。]
………
「――――それでは駄目だ、ヒース……」
[追いながら、ざわざわと胸の中が騒ぐ。
再び感じる既視感。
いつだったか、同じように剣持つ弟を追いかけたような
居もしない鷹の声が脳に響く。
鷹の声に導かれ、弓持って、追いかけて
一体自分は何をした?
駆け寄って、弟や“それ”を刺激するのは何だか怖くて
ゆっくりと、同じ歩調で奥へと進む。
青薔薇の王子の展示場まで、それは続くのだろう。]
さっきの話…ああ、好きな人がいるってのはまあそういうことだが、お、おい!?
[ベル>>125ほど悩んでいなかった...は先読みをし不安に苛まれていたなどとも知らず、涙を流すベルをみて一瞬慌てるけれど、それが悲しみの色からでた涙でないこととわかれば、落ち着いて]
ああ、今更だが、よろしくな
[ベルの頬に手を伸ばしてあて、撫でるようにしながらそっと指で涙を拭った]
伝説はともかく、そうだな。
別に離れる必要はない。呪いじみた言い伝えはともかく、ずっと共に、という気持ちを示すことに吝かではない。
[ついでにと付け足されたことが、可愛げがないとまでわからぬ...はただ了承の意を告げた]
[尚、「今年も冬至祭りの後は、一緒に」とベル>>125がいうように冬至祭りの後はほぼ毎年一緒に過ごしていたり、寮まで食事を作りにきてもらっていたり。一緒に映画にいったり。誕生日だって過ごしていたり。
それでもバスケ部員からは付き合ってるものと扱われていたとき幼馴染と答えて驚かれたり呆れられたりとかはあったが、まったくもって余段である]
[そして]
そうか。先程メールでヒースを見かけたら気にかけておいてくれといっておいたが、とりあえずはなによりだ。
にしても人騒がせなやつだな。
[薔薇園だったりとムードもある中、先程までの空気は一体なんだったのかというぐらいあっさりと切り替えて、お互い情報交換を交わす]
ライナーからだが、赤の紋様を発見したとのことだ。
後、エドナは雪崩に巻き込まれて着替えるため寮に戻るんだそうだ。
[まずはライナー>>120>>153からのメール。
赤地に飛翔する鷲、斜めに走る黒…三つの紋様でなぜか記憶の中で惹かれる紋様故に興味がそそられてはいた。
タイガからのメール>>151ももらったが、特にベルに報告することはなく。ただライナーたちと合流するということだけ理解しつつ]
どうやら美術館にジェフロイ先輩がアイリと一緒にいくんだそうだ。
任せてしまってもいいかもしれないが、どうする?
[無理に行く必要もない状態であり、任せてしまうつもりであるが、どちらがいいかベルに聞いた]
>>*30
うん、ペレ先輩。
あるよ、大事にしていたもの。
[それは音楽だ。]
でも――今まで聞こえてきた音色をかき消すような、大きな大きな音楽がとなりでなっていて
僕の音は一体何だったのか――見失いそうで
[最近読んだゆるい小説にもあった。
代々続く超能力一家なんだが、その当主予定の少年は、当主になる為の儀式をボイコットしたのだ。
その少年は、絵描きになりたくって。そのセンスを守るために、超能力を得て世界を変えることを拒んだ]
[それで変わるもんなんてあるめえ、といまいちそっちの少年には感情移入しなかったが、今なら痛いほどわかる]
[牛乳は、一度イチゴを混ぜられてしまったら、イチゴ牛乳になってしまって、元の牛乳に戻ることはできないのだ]
[“確かな何か”―――
痛みのような叫びのような声が、意識の中に流れ込む。]
[自分は繊細で柔らかな少年の心に触れる術を持たぬ。
ヒースも、己にとって“気にかかる者”の一人であるというのに。
不甲斐無さに心はざわめくが、今は口を閉ざして耳を澄ませた。]
―青薔薇の王子の展示コーナー―
[そして、美術館の最奥に位置するそこ。
ルートヴィヒという名の画家が、美貌の貴族の青年を描き続けたという展示コーナー。
他にもそのゆかりの品? らしきものが何点か展示されていた。
そして、大きな大理石を削った像。――その台座には、青地に銀の槍花車の紋章が]
[でも、ここは行き止まりではない。少年は、さらに先を行く。
美術館の性質上、順路通りに進めば辿りつくのは行き止まりではなく、入口なのだ]
[余談。
そのゆるい小説は、ハードカバーで図書館に入ったのを、ふとそのおかしいタイトルに目を取られ借りた1冊だったりする。
はたして、今も湖族なる超能力者の一族は某国に残っているのだろうか。謎である。そして次こそ、ポーンストレージが出ると信じてる。でもきっと、ジャパニーズポエムマウンテン な気もしてる]
[優しく涙を拭う指に、頬を寄せるようにしていれば、間もなく涙は止まる。]
ふふ…まあ、例年通り、ですね。
今年のケーキはブッシュ・ド・ノエルにしようと思っていたのですが、…ちょっと時間が無さそうですね。
何かリクエストはあります?
[本当に今更な二人だった。
バスケ部員たちが唯一元鬼部長への心配事が解消された瞬間だったとかなんとか。]
そうですか、赤も発見されましたか。
あとは青ですね…あ、美術館にはお二人が向かわれたのですか。
でしたら、お任せして…
そろえた武器を使って路を開く場所を探すか、
もしくはちょっと休憩しましょうか。
[はふ、とやっと一息つき、漸く疲れを思い出したようで、もふりとセオトコスを撫でた]
― 礼拝堂 ―
[毎日昼にはミサが行われているが、参列しているのは学園の一握り。
大半の人間にとっては御縁のない場所だが、朝夕の鐘の澄んだ音>>85は、学園に在席する者であれば誰もが耳馴染んでいる]
あっという間だったな。
ん、ありがとな。ベアト。
[ぽんと労うように頭を撫でてから、馬を降りる]
んで、ライナーは…。上、つってたよな。
[メールの文面を思い出し、浅く頷く。
と、そこで携帯の存在を思い出して、メールチェックだけ済ませた。
アイリ>>118と、ライナー>>153>>155>>160と、ジェフロイ>>154>>156。
ウェルシュの件については、あー…と声が小さくあがって返信を打ちかけたが、気にしているライナーにはこの後すぐ会うので、直接言えばいいかと考え直す]
でも―――消えていない。
…そう、でしょう?
[それは、願い。そうあってほしいという、祈り。]
耳を澄ませて…呑まれてしまわないで…
ちゃんとまだ響いている音をしっかりと腕に捕まえられたら、その大きな大きな音も、きっと今より少しだけ落ち着いて聞くことができるから。
[それは、もしかしたら、あなたの悲鳴なのかもしれないと。]
― 青薔薇の王子の展示コーナー ―
[目的地である青薔薇の王子の展示コーナーにたどり着いても、弟の足は止まる事無く進んでいく。
その行き先が入り口の方だと気づくと]
ジェフロイさん、そっちはお願いします
紋章はその像の台座の所に……
[そう振り返りもせず知っていた紋章の場所だけ告げると、自分は弟を選んで追いかけた。
歩調は少しずつ追いつこうと早まっていく。
よくわからない不安はまだ内にあったが
それを振り切るかのように、そのうち駆け出して。]
[あとライナーの二通目には、とりあえず、このやろーっ!と口の中で毒づいた。
にやけてねぇよっ。…と思う。思うのだが。
一応、礼拝堂に入る前に、一度深呼吸と咳払いをしてみたり]
[寄せる頬を撫でて、涙も止まればその手がそのままベル>>185の紫黒の髪へとそのまま指で梳くように撫でて]
任せる。甘いものでなければいい
[ケーキは甘いものだというのにそんなことを平然という。
もう本当に今更だったらしい]
そうだな、美術館に改めていったところで無駄足だ。
やるならば鍵を差し込む場所だが、こればかりは情報がなければ勘か?
[温室より上、氷の城を見上げた。なんだか雪崩って、先程ライナーのメールにあったウェルシュがそのおかげで雪だるまになっていたなんてここからわかるはずないが]
あの城の真下?とか、もしくは塔の上辺りか?
[適当に当たりをつけたところをいうが、確認しなければわかるはずもなく]
…とりあえずここにいても仕方がない。
校舎に入るか。
[疲れているベルをみて、セオが癒してるのもみて。休息ができる場をと、移動を促した]
/*
ツェーザルのメモでイベントまとめを見た。
素晴らしいな。
リア充がちっとも爆発してなくて申し訳ない。
爆発しろ!(←
/*
問題は、スキーもスケートもジェネレーターもやる機会が、とれてない、ということなんだっ!
ジェネレーターは魔物でも出そうかな、と思ったが、また戦闘になると話す時間が取れないからな……。
[ついてくる足音が速くなる]
姉さん、……
[続く言葉が、あった気がするが、それは自分のものではないものの気がしたから、口を紡ぐ
自分も、何とか、速さを上げようとする。距離が縮まらないように]
『何も考えなければきっともっと走れるよ』
[誰かがそう嘯くも、ぶんぶんと首を横に振る]
五月蠅い、黙れっ
速く走れて走りきっても、その後のことを投げっぱなしで……!死んで悪戯やりきったとか思ってんじゃないよ、馬鹿!
[息が苦しいのを吐きだすように、大声で悪態をつけば。
また新鮮な空気が肺に入る。
胸に手をあてれば、心臓はちゃんと動いている。
死んでいない、生きている。四分音符=120くらいのテンポで]
でしたら、やっぱり今年もケーク・ド・サレですね。
[軽く肩を竦めた。
※ケーク・ド・サレとは甘くない食事系パウンドケーキである。
直訳すると塩ケーキとなり、ケーキというよりは、パンに近い。
城の真下か、塔というのに首をひねる。]
ううん、そうですね…そのあたりでしょうか。
[氷の白が落とす影は、ところどころ光が透けて、薔薇の花びらのような形になっているようにも見えた。
しかし、確信を得るには至らない。]
はい、ええと、保健室に寄ってもいいですか。
さっき剣が降ってきたとき、驚いて足をひねってしまって…
[足首の痛みをようやく思い出したのだった]
― 礼拝堂のてっぺん ―
よーう、ライナー。おまたせ。
[
ご要望の相手を連れてきたぜ。
― 青薔薇の王子の展示コーナー ―
ああ、分かった。
ヒースのこと、頼んだぜ。
[口にしてから、言うまでもなかったと苦笑した。
振り返らず駆け出す背を暫く見詰めたのち、指示された像に歩み寄る。
頭に届く声は徐々に不協和音を奏で始め、
受け入れ宥めるような優しい音色にも抗わんとして。]
― 厩舎:少し前 ―
わたくしの剣──…?
[ライナーからのメールに、幾度か瞬く>>120
瞬間過ぎったのは、華やかなる剣。王者の剣だ。
柄に紫水晶の飾られた───…
記憶を追うように、微かに眉を顰めた。
同じように遠くを追う琥珀を見遣り>>145、優秀との言葉にはこくと頷く]
[間近に熱が交錯する。少し掠れて響く恋人の声。
力強い腕も、骨ばった長い指も。
低く響く、心地良い声も全て愛しくて。
惹かれ捕らわれる───…離れられなくなってしまう。
───心が、ただ一人に向かって落ちていく]
…タイガ。
[呼び交わす、名だけがこんなに甘い>>@34
親指で手指を撫でられて、握る手は甘えて縋るように返された。
抱きついたのは、赤くなった頬を隠したくなった所為。
けれど近づいた体温は、余計に熱を上げていく。
響きあう、鼓動に、
………
……まあさほど甘ったるくないのならば…
[毎年そうで、悪いなと思いながらも、だがじゃあ生クリームとかたっぷりなのとかでたら…死んでしまうかもしれないと真面目に思う]
ああ、わかった、保健室な。
セオ、また乗せてもらっていいか?
[撫でられていたセオが、わかってますとでもいうようにこちらを見た後、薔薇園の外に先にいき、それを見送ることなく。拾った短剣を懐に、たてかけていた黒戟を手にもち]
おい、肩貸すぞ。
[ベルの脚を庇うようにひねったという足に障りがないように肩を貸して、薔薇園から外に、外に出れば馬化していたセオトコスに乗って、ベルを乗せ、校舎へと向かうだろう]
―薔薇園→校舎―
[ただひとつの想い。
顎を引き上げられて、琥珀と視線が蕩けるように自然と絡んだ。
惹かれあう。熱が交じり合い───
…───止まらなく、なる]
……夢は夢、現は現。
霞の世界を垣間見させて、何をさせたい―――?
[台座の上の像を見上げる。
恐らくは“青薔薇の王子”を模したのだろうその笑みはこの世の者とは思えぬ程に美しい。
見る者によっては無慈悲な冷笑に見え、またある者には儚げな微笑にも、悲壮感に満ちたものにも見える―――そんな解説が展示物の隣に貼り付けられている。]
[柔らかな口付け。
降り注ぐ
甘く、淡い余韻が淡雪のように仄かに残る。
宝物を仕舞うように、そっと人指し指をその唇に触れて微笑った*]
[生きている限りは。
一番基板の、音は失われない。
それは胸に手をあてていても、わかる。でも、――知っている、から知らないに戻ることはできないから]
[皆が好きだといってくれた、音をまた作れるのだろうか]
うん、消えてないよ、ペレ先輩。まだ。
まだ、大丈夫。
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