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――!?
……。……っ
[見られている気がして、一瞬身を硬くする。
ローブを翻し、中空を見回すが――
そこには、なにもない]
………。
…………気の所為、いや…。
[己もまた、ぼんやりしていたのか。
四人――と、無意識にそう口にした事に気づかぬまま、返す。]
――戦いに魔法力をあまり使わぬ私か、ハンスのアイテムに頼るか。
[蘇りし魔力は中途な覚醒であっても人のものを凌駕していたが。
――…其れを今口にしていいのか、動揺した彼らをさらに突き落とすことにはならぬのか、躊躇いが口を塞ぐ]
― 1F廊下 ―
[オクタヴィアの言葉に、こくりと頷いて。椅子の背に放っておいたケープを手早く身にまとう。
唇にクリームを塗り直してから、それをポケットに仕舞って、足早に歩きはじめる]
――あら。気は、抜いてないわよ。真剣そのもの。
侮って殺れるような相手じゃないわぁ。
[声に満たぬ振動を空気に溶かして、白い花からの言葉に応える]
……あら。誰かの気配。
これは――……。
[にんまりと笑うと、罠にかかった者の顔を思い浮かべて。そこに意識を飛ばした]
― 薔薇の城 ロビー ―
[すとん、と音もなく降り立つと、目の前には>>115 とろんとしたまなざしで、ひどく楽しそうに笑っているハンスがいた]
――ハンスちゃんたら、欲がないわねェ。
”見たいものを見せ、叶えたいものを叶える”幻なのに、それがうさちゃんと、タヴィアとのダンス……?
可愛らしいったらないわぁ。
[口の中で何事かを呟きながら、ハンスの後ろへとまわる。口にしたのは、彼が幻から覚醒するための言葉]
でも、浅い。ささやかゆえに、浅いのよね。
――……もっと、もっと深く………。
薔薇の城 1F内部
静か───、だな。
[石造りの城内は、冷えてしんと静かだ。
がらんどうの内部に、足音と声だけが響いて反響した。
一行に少し遅れるように歩き、息を零す。
痛みを堪えるように、眉間に一度指を当てた。
視界が一瞬ぐらりと歪む。眩暈]
― 薔薇の城 1F内部 ―
静か───、だな。
[石造りの城内は、冷えてしんと静かだ。
がらんどうの内部に、足音と声だけが響いて反響した。
一行に少し遅れるように歩き、息を零す。
痛みを堪えるように、眉間に一度指を当てた。
視界が一瞬ぐらりと歪む。眩暈]
…っ、あまり不用意に……!
[とん。と、支えを求めて差し出した手が、
その掴んだ柱が、ぼうと怪しく桃色の刻印>>24を放つ]
──────っ!!
[目を閉じる。その刹那、信じられるの……?と、
誰かの声が、甘く心に囁きかけてきた気が*した*]
[――後ろから細い腕がにゅるんと伸びて。
絡め取るように、ハンスの首に巻き付いた。
……――その耳元に、濡れた声で囁きかける]
……ふふ。よく、わかったわねぇ。
オクタヴィアが魔族だなんて、ウソ。
――あの優しいオクタヴィアが、人間の敵だなんて。
そんなことあるわけ、ないでしょう……?
[人は見たいものを見て、信じたいものを信じるもの。
――それを見せるのが、幻術]
असतोमा सद्गमय।
तमसोमा ज्योतिर् गमया। ……
[ローブの裾に織り込まれた札を引き抜き、
口付けて軽く呪を唱える。
ぽう、と光が宿り、薔薇の弦に覆われて小暗い周辺を照らし出した。
ほんの少し、辺りの空気が優しくなる]
……ツィスカ、これで――
[振り向いたが、そこにツィスカはおらず。
ふらふらと道を逸れ、何かに気をとられるように壁際に歩く姿が見える]
ツィスカ?
[ハンスの目の前には、愁いを含んだまなざしの、たおやかな淑女。
――白い、花のような娘]
事情があって、オクタヴィアはああして皆を欺いているの。
どうしても、どうしても話せない事情が、あるのよ。
――……だから、貴方だけは信じてあげて。
[甘く甘く囁きながら、心の隙間にするりと入り込もうとする。
ハンスの強い意志を、唯人でありながらついに薔薇の城まで辿り着いたその強靭な意志を。
細い穴から水を注ぐように、中からじわじわと侵食してゆく]
信じてあげれば、きっとオクタヴィアも。
あなたのことを………
――優しく。優しく。
[あらゆる隙間から入り込む、甘ったるい声と魔力。
それは、ハンスの精神力を奪いながら、蕩けるような快楽を与えてゆく]
何を――
危険だ、薔薇に近づいては…!
[焦り、駆け寄る。
その腕を引こうとして、
足元の、淡い――桃色の何かに。
魔力の結晶の様な其れに気づき。
ぞくりと、身を竦めようとする。
だが、それは
もう遅く]
――ッ、…
[踏み入ったその場所が、淡い、淡い桃色に光を放った――**]
[>>134 ――流れ込んでくる、ベネディクトの気配。
刻印に触れたものの姿を、瞼の裏に映す。手を出してはならない、彼。
だけど、ほんの少しだけなら―――]
……ふふ。強いようで脆い、のね。相変わらずだわぁ。
少し、あたしと遊んでいかない?
貴方の怒りや歓びが、あたしの糧になるの。
――…感じれば感じるほど貴方は衰弱し、あたしは力を手に入れる。
[独り言のように呟くと、夢と現の狭間にベネディクトを引きずり込む。
甘い甘い薔薇の香り。咽返りそうなほどの]
誰も信じられないって、思ってるでしょ。ふふ。
……でも、ここで仲間割れをすれば、自滅するだけ……。
悩ましいわねぇ………?
[からかうように笑いながら、その身体にそっと両手で絡め取る。
拒もうとする動きは、半ば透けている魔物に触れることができずに、虚しく空を切る]
鋭敏な頭脳を持った弓の名手。
選ばれし者だと自覚していて、それに足るだけの実力もある。
――それは、どうやって身につけたものかしら。
誰を、何を守れなかったから……?
[頬を撫でる手の優しさとは裏腹に、抉るような言葉が降る]
今その力が、かつての貴方にあったなら。
―――なわずに、済んだかも、しれないわね……?
[――傷つけるためだけに、選ばれる言葉たち。
常の彼ならばものともしない筈のそれが。甘い幻に混ざり、確かな刃となって――]
まるでちいさな針鼠のように、……貴方は何かに怯えている。
仲間を信頼しきることもできないのに、一人でここまで来れるほど強くもない。
混乱の中で、貴方が縋るものは、なにかしら……。
誰も信じられない貴方が、最後に信じるものは、なぁに……?
[流れ込む感情の揺れが、桃色の魔物にさらなる力を与え。
拒もうとする抵抗を押し広げると、ぬるりと入り込もうとする]
……さあ、貴方の胸の奥を見せて。貴方の信ずるものを。
心の奥にずっと居る、あなたの大事な人の顔を見せて。
聞きたかった声は、
―――会いたかったあの人は。
貴方が望みさえするなら。
……あなたのすぐ、そばに――……
[ベネディクトの閉じられた胸に、ぬるりとした白い手が滑り込もうとする。
――そこに見えたものは……]
/*
これは…
リーゼをその人と誤認→
ベネ「○○さんっ(がばあ
リーゼ「ウフフいいコね…
+ 激しく拝見 +
≡彡
( ゚舎゚) (;;::.
l⌒ ⌒。 ≡≡
| |. ' ' |Π, (‘台‘) (::::...
U|. ● | ̄l|| l⌒ ⌒l:::;; (::;.
| | | ̄~ | |. ' ' | |
| | |... Π ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(_)_) l ̄ ̄l. 「 「 「 「 「 「
 ̄ ̄.
≡≡
激しく男> (‘台‘)
/⌒<,y>
と,ソ^ メ,]つ
∠/⌒ y⌒ヽ>
(_)^ ~(_)
_l\ヾ
/⌒/ l
( ヽ ヽ_/ノ <激しく
⊂(__∪ー∪ おれはしょうきにもどった
こういう流れか……。
/*
ポイントがあまりまくる…
⊂ / ̄ >
/ ̄ ヽ|゚U゚ヽ|〜
|^◇^ ⊂二 )
( ) ) + 激しくもふもふ中 +
''ゝ'''ゝ´(( <
∪∪
補足。
せっかくのギシアン(疑心暗鬼)フラグなのだから、シメオンを疑わせようかなぁと思ったのですが。
リーゼの立場上それはちと得策ではない。
(シメオンはトールと共に、後ろからズバァ!を狙っていると思っているため)
ということで、ベタな方向へゆきました。
[>>120 肩に負った重責に鍛えられながら、まだあどけなさを残す少女の気配。
流れ込むそれに、ツインテールをぴくりと動かすと、にんまりと笑った]
……ツィスカちゃんだわ。すっごい魔力、持ってるのよね。
まだ成長途中だけれど、いずれはうさちゃんをも超えるはず……。
さて、どうしよっかなぁ。
[旅の途中に。今日の晩御飯は何にしようかな、と迷った時と全く同じ表情で。
”ツィスカ”という、ひどく美味な食材の料理方法に、しばし思いを巡らせる]
裏切りを示唆しても、きっとあの子は揺らがないわぁ。
だって、勇者候補だもの。信じることこそが彼女の力。全ての源。
選ばれた理由の大きなひとつ。
……とはいえ、過去の傷をつつくには、若すぎるのよね。
まだ彼氏もいないっぽいしぃ、カレルも元気だし。なんとか動揺させて集中を乱したい、なァ。
そしてあわよくば精気を。んー……。
[ぶつぶつと呟き、様々な要素を思考する。
時間にして大体、2秒程度。……じっくりと考える事は苦手だった]
……よし、直感勝負で。
[ぱしん、と扇を閉じて。彼女の元へと向かう]
[―――濃い桃色の霧が晴れると、そこは森の中だった。
どこかで見たことのある光景。薔薇の城に来る前に、野営をした場所のひとつ。
暗い森の中で、ミルクを流したような星空が美しかった。
記憶のままのそこで。
焚き火を囲んで、ツィスカとリーゼロッテの二人きり]
――……ツィスカちゃん。やっほ。
お互い立場はイロイロあるけどさ、ちょぉっとお茶しない?
疲れちゃったと思うし。しばしの休戦といきましょーよ。
[にっこりと笑ってみせると、火にかけていた鍋を傾け、紅茶を入れる。ふたりぶん]
[しばし星空を眺め、ブリキのカップをぼーっと傾けてから。
ツィスカが息を吐ききった瞬間に、微笑みながら唇を開く]
……ねえ、ツィスカちゃん。
魔族って、人間って、なにかなぁ。あたしには、その違いがよくわからないの。
あたしが生きるためには、人間から精気を奪わなければならない。
それを認めないあなたも、……命を殺めて、今日もご飯を食べる。そうでしょ?
―――…ねえ、何が、違うの?
[不思議そうな顔をしながら、ツィスカを見つめ、笑う。
あの時も、他愛ない話をして笑った。その時の微笑みと同じ]
たとえば、あなたが使役するサラマンダーちゃん。その親戚に、あたしの友達もいるわ。
化け物、魔物と呼ばれるものを、あたしもあなたも呼びだして、その力を借りる。
――……ただの人間から見れば。
薔薇の毒に侵されることもなく、この世のものではない魔物を自在に操るあなたも、魔物なのよぅ。
平和になった世の中では、今度は皆、あなたを恐れるでしょうねぇ……。
人間って、そういうものだもの。
[くすくすと笑いながら、ぱん、と両手を叩く]
あっ!でも、ツィスカちゃんは勇者だからぁ、高尚なココロザシでもって、めっしぼーこーしてる、のよね?
命がけで戦ったあなたに、村人たちが石を投げても。許しちゃえるのよねぇ…?
そんなことしないって、言える?信じてるって?
……ふふ。あなたの見る目は、そんなに信用できるのかしらん。
あたしは、 あなたの、何だった……?
――……あなたにさっき、生きながら焼きつくされてケシズミになったローゼンハイムはぁ、あなたの何だったのぉ……?
[ローゼンへ放たれる矢に、魔力を付与するときに。ツィスカの目によぎった影を、躊躇いを、知りながら。
容赦のない口調で、事実を目の前に差し出してみせる]
――ああ、ローゼン。苦しかったでしょうねぇ。
皮膚を炎に焼かれて。絶命するまでに時間がかかったはずよ。残酷な殺し方よね。
あなたは、かつて”仲間”と読んだ相手に、そんな事ができちゃうのよね、勇者様ァ。
……ま、確かに制止はしてたけどぉ。命がけで説得とかァ、しなかったでしょぉ?
やっぱりイノチって大事だもの。ね?
―――…ねえ。もう一度、聞くわね。
―――何が、違うの………?
[囁きかける声に、ぬめる何かが混じらせて。冷ややかな目でツィスカを見つめた。
彼女の混乱が、動揺が。
その魔力を陰らせ、魔物の力となるように――……]
―――はぁい。シメオンちゃん。お元気?
[>>139唐突に時空が歪み、ひょい、と身軽な肢体が空から現れる。
すたん、と降り立つ足取りは、ほんのわずか、ふらついている]
潜入お疲れさまっ。
やれやれ。……ちょっとねぇ、疲れちゃった。少し精気、分けてくれる?
[――返事も聞かないうちに、ぶつぶつと何かの文句を唱えると。
するんと。二人の姿が掻き消える]
[抗おうとする気配を感じ、怪訝そうに眉を顰める]
なぁに、まだ覚醒してないの?
のんびりしてないで、ばばっと目を覚まして頂戴な。
あの人数足止めはちょぉっと、きっついの……。
――……だから、ね。 ちょっと、貰うわよ……?
[厚いフードに手を伸ばし。爪の先でつうっと首筋を撫でると、指先をずぷりと中に突き入れてゆく。
――…あるいは、そう感じただけかもしれない。
我が身が幻なのか、伸びる白い腕が幻なのか。
―――何もかもがばらばらになって、薄い霧に*包まれてゆく*]
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