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[ジェフロイがこちらにひらりと手を振るのを見ても、
なおじーっと見ていた。
そして、三人…2頭?を連れて姿を消したのに…]
きえ、た?!?!?!
[それはもう、びっくりである。
声のないまま口をぱくぱくとし、それはカサンドラの声>>17が聞こえるまで]
花?はな?ハナ…?
[花がないってどういうことだろう?
ここはこんなに緑あふれている、花はどこかに咲いているだろう。
それに、こんなのって?
カサンドラを見て、それからカークとアレクシスを見て首をこてり]
大丈夫って…カサンドラさんは、花じゃないよ?
人間、だもん。
[シェイの言い方>>36に素直に疑問を抱き、愚問を口にした。
無知、とは時に罪である]
そんな怒りを発しながらなんて、私の呪の餌みたいなもんよ
≪呪縛ノ棘≫
[怒りより集めた呪言とともに、手から赤黒い色が発せられると、血の如く紅い茨がちび天龍を絡めとる]
[そうした、後]
競争っ?
あ、ああっ、待ってよっ!
[ぴ、とシェイが指した指の先>>37を見て、わたわたと青藍へ手を伸ばす。
どん!の声と共に舞い上がる紅色に煽られつつ、
背に手をかけた青藍も蒼穹に吸い込まれるように飛び立った]
ちょっっとお仕置きが必要よね
[捉えたちび天龍に笑みかけ、ぎしりぎしりと殺さない程度に茨で締め付けたのち、ふんと冷たく笑うと岩の鳥かごにほうり捨てた]
ま、最終的に鎮めるってーのが前提なんだから。
……これはこれで、いいんかねぇ?
[風に散る事無く、槍へと落ちて消える紅。
天龍が暴走していたと認識していた時点で、やらねばならないことではあったが]
……ま、この調子だと、押さえるの自体は、誰かに頼むようか、ねぇ……。
[そこから動ければ重畳ではあるが、利き腕負傷では厳しいかもしれない。
そんな事を考えつつ、飛び回る小天龍を見据えた]
[もう少しで追いつけるか…!というところで急に上がった声>>38に
青藍も急ブレーキで止まって湖の方を見る]
あれ、が、天竜…?
すごい、カッコイイ!
[煌く銀色に目を奪われ、テンションがあがる]
騎竜師の息子 キアラは、嵐激の翠龍王 カーク を投票先に選びました。
それでかくミン。
目覚めてこんな騒ぎを起こしたのは、今まで暇だったから、で良いのかな?
騒ぎを起こせばメル君で遊べるだろうしね。
それとも───きりくんに構って欲しかった?
[本人に聞かれたら良い笑顔をされそうなことを言いつつ。
次いで当てずっぽうに問うてみた]
目覚めたとしても何もしない選択肢もあったはず。
なのにかくミンは自分の存在主張をした。
久々に動けるのを楽しんでるようにも思えるけど、それだけじゃないように感じるんだよねぇ。
[しかし、その綺麗な竜のお怒り露な咆哮を聞いてはっとした。
あんな上位竜にやられたら、子供の青藍はひとたまりもないだろう]
シェンフェン、気を付けて。
[キュゥィィ…キュゥ。
声をかければ困ったような声が返る。
やはり上位竜を見て萎縮してしまっているようだった]
どうしたんだろう…。
なんで怒ってるのかな。
[心配そうに天竜を見るしか出来なかったが…]
えっ、うわっ!
[ぱあっと虹色が煌いたと思ったら、ぽんぽんとチビっちゃい天竜が現れた。
みるみるうちに増えたチビ天竜が一斉に咆哮を上げるのを聞き、
これはうかうかしていられない…!と身構えた]
[しゅうしゅうと風を集め、攻撃出来る体勢に入ったものの、
どう手を出していいのかわからずにおろおろしていた。
そこへ、力点に放り込めと聞こえ>>31、周囲を見回す。
ゆらぁりとぼやけて見える穴のような何かに気付いて大きく頷いた]
それなら、出来るかも…!
シェンフェン!まずはあの辺だっ!
[ぴっと近くの力点を指差し、そこへ向かって風を流せと指示をした]
― ユウレン王宮 湖上庭園 ―
[含むような物言い>>+81に、各務さんの紫の瞳は僅かに細まる]
『……フリート様は、そんなに酷くなかったわよー』
[が、開いた口から出てきたのは、血のなせる業云々>>+82への突っ込みだった。
とはいえ、比較に上げられた先代も先代で、ぶちキレたら……な部分は多々あったが]
『メルるんやルナちゃんと遊びたい、っていうのはあつたわねぇ。
あの子たちは、楽しいし』
[>>+83 構って欲しかった、の部分はやっぱりスルーした。
そこに対しての話題は避けているのは明らかで]
『……それだけじゃない、って。
じゃあ、他に何があると思うの、しゅーちゃんは?』
こんだけ負があるとやりたい放題ね・・・
≪闇庭≫
[よって既に隠す必要もなく、容赦なく呪を紡ぐと、未だ攻撃の意志があったちび天龍が闇に覆われると、音が消え、宙を飛ぶ力を失ったようにぱたりと落ちていく。
この龍が加護とする風や空気を僅かな時間の間消し去ったのだ、そのため副次効果としてお供消えたりしていた。
そしてそのちび天龍の落下地点にはてぐすねひくようにトランクより出た筒より投射された影が絡みつき捕らえていく]
……かくミンて存外分かりやすいよね。
さっきからきりくんの話題、避けまくってるよ。
[それが答えだと言わんばかりの言葉を紡いだ]
[そして例によって岩の鳥かごに放り込んだところで]
・・・あれ?
[周囲にちび天龍がいなくなった。
いや、他の術者のところにはいる。警戒する天龍の中にある微かな理性が近づいたら拙いかも。と思ったのかもしれないが安全ならそれにこしたことはなし。これ幸いとトランクに腰掛け煙管で一服を始めた]
Ivy signati motu Subsisto iter
[今回も炎は使えないし、できれば水も使いたくない。
結局頼るのは木や風になり、比較的相性が良い木を多用することになる。
蔦を出して足を絡め取ろうとするが、思ったより寝台の動きが早かった。ほとんどすり抜け先へと逃げる。
本調子でないなか、もう一度と術を紡ごうとすると
ゴンッ!!
別方面から飛んで来たベッドに後ろから殴られた。]
― 回想 ユウレン王宮・迎賓館 ―
[>>*14自分の我侭なお願いに対して、半分だけ了承を返した兄貴分の背を見送る。
自分を曲げない所も、嘘になることは口にしないところも変わってない。
怪我しないでと思うのは、危ないことをしないで欲しいからなのに。]
……兄様の、バカ。
[向こうからしたらこちらも似たように思われているのかもしれないけれど。
閉じた扉を睨んでいた瞳を伏せて、ぽつりと零したものの。
兄弟子と入れ替わりになるような形で女官が着替えやらなにやらを運んできてくれ、そのまま休息を取る形となった。]
― 回想 終了 ―
いっ……
[気絶する事はなかったが、軽く切って血が流れたのだが、それに気づくことなく当人は大分お怒りのようで。]
もぉ……ほんっと、大概にしなさいよ……!
[口にするのは火を呼ぶ呪だった。]
― ユウレン王宮 湖上庭園 ―
[天輪湖に居る小蜘蛛とのリンクを切り、ふと、視線を周囲へと流す。
主である各務さんを護ろうとしているのか、ただ漂っているだけなのかは分からないが、湖の上をひらりと舞う書物が見えた。
ああこりゃ濡らしたら殺されるな、と思いつつも、回収しておくべきと考え。
手早く糸を射出する]
……さって、この腕でどこまでいけるか、ね。
[呟く声音は、どこか楽しげなもの。
意識を『動く事』に対して高め、痛みを忘れさせる自己暗示は、かつての内乱の時に良く使ったやり方。
あの時は、飛べる限り、戦える限り、前にいようとしていた。
戦力としても、象徴としても、それが求められていたのがわかっていたから。
……それでいっぱいいっぱいになっていて、エレオノーレに色々な事を説明したり、黙っていた事を謝ったり、が全くできなかったりしたのだが、それは余談としておいて]
……上升,烈风!(上昇、烈風!)
[周囲に小天龍が集まってくると一声、叫ぶ。
翡翠色はそれに応じて上昇し、力点へ向けて風を巻き起こす。
今度は数体が風に押され、力点に捕らわれた]
― ユウレン王宮 湖上庭園 ―
[捕まえたいくつかの書物を手元へと手繰り寄せる。
ばたばた羽ばたくのもお構い無しに糸を縮めてしっかりと書物を縛りつけた]
[傍に付喪神の親玉が居るのに、遠慮なんてものは全く無い]
― ユウレン王宮・迎賓館 ―
………ん…?
[着替えを借りた後、仮眠を取っていたのだがコンコンと扉を叩く音に意識を戻された。
時計を見ると眠ってから{1}時間程経っていて、誰かが起こしに来てくれたのかと最初は思い。
ありがとうございます、と言いかけたのだがどこか様子がおかしい。
コンコンと叩く音が止まらないし、何より扉の向こうに人の気配を感じなくて。]
……………。
[無言のまま枕元に置いてあった剣を手に取ると、扉へと近付いていった。]
― ユウレン王宮 湖上庭園 ―
『違うわよー』
[>>+85 切り返しに、唇を尖らせながら再度反論し。
続いた言葉>>+86に、各務さんは思いっきり眉を寄せた]
『……しゅーちゃんがメルるんと相性悪い理由。
話してると、よーくわかるわねぇ』
[ぽそり、と零れるのはこんな呟き。
ちなみに、書物の付喪神が捕らわれる様子>>+90 >>+91には、特に表情を変えず]
『あ、落とさないであげてねー。
水に対する防御全然ないんだから、その子たち』
[突っ込むところがずれてませんか]
Hic chaos Binding tenet a 'em!
[先に寝台を追っていた木精に出させた蔦に、火精を舞わせる。
一歩間違うと火事になりかねなかったが、極力集中して火精の出す炎を操った。
相性はやや悪い方の火精だが、今回は術者の勢いに押されたのか、周囲の建物に飛び火する事は避けられた。
炎の熱派の勢いもあってか、蔦は速度を上げ寝台の列の先等へと回り込む。
火を纏った蔦が、びしぃ!と鞭よろしく床を叩いた。]
[ただ押し流しただけでは、ぽろぽろと漏れてしまってうまく押し出せなかった。
しかも漏れたチビ天竜がこちらに気付いて、キーキーと詰め寄ってくる]
わぁんごめんなさいー。
でも、お願いだから、おとなしく消えてー!
[わあんと言いながら青藍の背をとんとんと叩いて、なんとかして、と。
青藍はしばし考えた後、すいっと体の向きを変え、
力点と直接つながらない咆哮に風を送り出した]
…?あっ、なるほど!
[半身が考えたことを悟って、違う方向に向けてパチンコを構えた。
ぱん。
風を纏った小石がチビ天竜を力点に寄せるように空を切った。
その間にも青藍は小刻みに空間に風を送っている]
[扉を開けると、即座に飛び込んできた何かを思いっ切り剣の鞘で叩き落とした。
綺麗に入ったらしく、一撃で動かなくなったそれは。]
……えぇ、と…。
[大きな木彫りの熊だった。]
大人しくしてないと、燃やすよ?
人間寝台なんてなくても生きてけるんだからね……
[声はだいぶ冷たく低い。
旅暮らしが長かった為、雑魚寝、毛布寝には慣れっこの王妃の、王妃らしからぬだいぶ酷い宣言に、寝台群はがたがた震え出すとと大人しく、床に落ちた。
滅多にこんな声は出さないが、ずいぶん昔いっぱいいっぱいな人が久ーしぶりに話しかけてくれた時には>>69、わりかしこんな感じだったかもしれない。
本人の気苦労は知っていたし、何より家族を皆亡くしたばかりだったという事とか重々承知していた為、すぐに通常運航に戻ったかもしれないが。]
…ユウレンの木彫りは動くようにできてる…
ってわけじゃ、ないよねぇ。
[内心呆然としつつ、峡谷で見た履物達と同じようなものかな、と推測して。]
…他にも動いてるものがあるの、かな。
[呟きつつ、ぐっと手を握る。
握力はある程度戻ってきたのを確認し、体のふらつきも軽くなっているのを自覚して。]
ちょっと、見てこよう。
[竜舎で休ませてもらっているはずの薄桃と合流した方が良いかなと思いつつ、とりあえずは迎賓館の中を見て回ろうと。]
よっしゃ、っと。
大分、減っちゃきたかね。
[呟いて、状況を確かめる。
各人各様、それぞれのやり方で小天龍の捕獲を進めているらしく、数は大分減っていた]
……後は、あれが大人しく鎮まってくれりゃいいんだが……そう簡単にはいかん、かねぇ?
分かってるよー。
あんまり損害出して怒られるのもイヤだからね。
[捕らえた書物についての突っ込みには、はいはい、と了承の意を示す。
もう既に被害を出している可能性については考えないったら考えない]
それじゃ、聞きたいことも粗方聞いたし。
そろそろ退散しようかなー。
かくミンも覚悟しといた方が良いよ。
いい加減、メル君も抑えに来ると思うから。
[その他にも動いている人が居るからそうとは限らないのだけれど。
最終的に封じるのはメルヒオルだろうからと、そう各務さんに言っておいた]
/*
>>+96
……その状態で、結局肝心な事を言いっぱぐれたまんまで前線に戻っていた姿が素で浮かんだ件について。
[借りた服は正直ひらひらしていてちょっと動き辛い。
破いたりしないように気をつけなくちゃな、と思いつつ腰にベルトを巻くと剣を取り付け。
館の中を歩き始めると、どこかから賑やかな音が聞こえてきて。]
…誰かいるの、かな?
[もしくは何がいるのか、と思いつつ賑やかな部屋の扉をそっと開けると。
ふわり、飛んできた何かにすっぽりと覆われた。]
わきゃ!?
/*
知らず独り言ptが888になってた。
今回はシルキーかなー、各務さん退治。
僕は退治しないフラグが微妙に立っているww
― ユウレン王宮 湖上庭園 ―
[>>+98 むう、とした面持ちで睨み上げる姿は、外見相応に子供っぽかった。
とはいえ欲目あるのも已む無し、何せ先代は実質、駆け落ち婚だったという話もあったりする。
というのは置いといて]
『……そおねぇ、瀬戸ちゃんとか結構お痛されてたもんねぇ』
[>>+99 損害の話には、きっちり突っ込んでおいた]
『やあだ、覚悟とか大げさー。
メルるん相手に一々そんな事してたら、各務さん身が持たないわー』
[>>+100 なんだかんだと元のペースは取り戻したようで。
最後に返した言葉は、楽しげな響きを帯びていた]
…ぷはっ!
何なの、もう!
[ぐいっと引っ張ったりもがいたりして、何とか外へと出る。
手に持っているのを見て、自分に被さっていたのが古い毛布だったと解り。
この部屋がリネン室らしいことも見て解った。
ついでに騒がしかった理由も解ったが。]
……なんで枕やシーツが動いてるの…
[呟きには若干疲れた色が混じっていた。]
…ありゃ。
いや、何なのさ。コレ。
[たわしかと思って凍らせてみれば、
何故かおろし金が凍っている。
そういやおろし金が付喪神になると小動物っぽくなるんだっけか、等と思いつつどうするかしばし考えて…]
…そのうちだれかが回収するよね。うん。
[見なかったことにしてたわし探しを再開した。]
わぷっ !?
[枕の軌道が急に変わった為に顔面を直撃された。
とはいえ柔らかい枕だから痛くはない。
ただ息苦しくて、ぺしぺし叩いた後掴んで顔から引き剥がし。]
……………人をおちょくるのもいい加減にしなさいよ?
[にっこりと笑って、ぶにっと踏みつけた。]
やったぁ!
シェンフェン、あったまいい!!
[わさっと力点に向かって押し流されるチビ天竜達。
ぽんぽん、と青藍の背を撫でてよくやった、と伝え…]
ねえ、こういうの、出来ないかなぁ。
[ふと思いついたことを青藍にジェスチャーを交えて話す。
一言で言ってしまえば、風で大きな檻のような物が作れないか、と。
それでチビ天竜を捕らえて力点へ放り込んでしまおう、という魂胆だ]
[キュィィ!キュッ!
やってみるっ!と青藍は一声鳴いて、風を集める。
そして上に向けて勢いよくブ噴水のように風を吹き上げると、
降りてきた風が放物線を描くように降りてくる。
それを再び舞い上げて……
やがて中心に芯を持つ大きな風の檻が出来上がった]
わあ!シェンフェン…!
[自分の半身ながら尊敬する。
正直に思いつつ、それをチビ天竜のいる方へと放った]
ま、どっちにしろ、荒業は使わにゃならんわけだが……。
[ぽつり、と呟いて、意識を魔導具へと凝らす]
メル、聞いてるかー。
天龍鎮めるために、『アレ』やるから。
先、言っとく。
[投げた言葉は今度も短いが、先に比べるとだいぶ大雑把なもの。
そして用件だけ言って即行で通信を切るのが明らかに突っ込み避けなのは、恐らく言わずもがなで覚れる事]
…手の届かないところだから大丈夫みたいに思ってるのかな。
[天井間際を飛んでいる為、剣も届かない。が。]
───てぇい!!!
[枕を踏んづけていた足でシーツ向かって蹴り上げた。]
Tues anguis..
[炎の鞭もとい蔦を炎の胴長の蛇へと変えて、ベッドの見張りに置いておく。]
ちょっとでも逃げたら燃やすからね?
[と言いながら、がたがたする寝台は蛇に任せ離れていった。
大人しくしてくれたはいいものの、あれ運ぶのも大変なんだろうなぁと思いつつ、再び各務さんを捜して歩き出す。相変わらず室内に居ると思ってる時点で見つからないわけだが。]
[枕はぼすっ!という音を立てて。
シーツごと天井に当たり、下に落ちた。
そのままぴくりとも動かなくなって。]
…一発入れば止まるのかな、この子達。
[見渡したところ、もうこの部屋の中で動いているものは見当たらず。]
……ちょっと荒らしちゃったなぁ。
謝りに行かなきゃ…メルヒオルさんに、で良いかな。
[元々シーツやら枕が動いたせいもあるけれど、自分も部屋の中であれこれしたせいでリネン室の中は結構散乱してしまって。
とりあえず誰かに言わなきゃなぁ、と部屋を後にした。]
― ユウレン王宮 湖上庭園 ―
[>>+107 内心思う所は知っているのかいないのか。
ともあれ、首を傾げる様子には、一瞬だけ呆れたような色を覗かせつつ]
『メルるんも、もっと余裕持てばいいのにねぇ』
[どことなく、他人事のようにこう言って。
渡り廊下へ戻るのを止める事無く、見送った]
やぁぁっ!
ひりひりするんだよぉっ!
どっかいけぇっ!
[転げ回ってもたわしは全く離れず、むしろあちこち擦れて痛い。
暫く悶えて居た後で、冷気で固めてしまえば良いと思い付いた。]
凍ってまえ―っ!?
[ごうごうとうねりながら風の檻がチビ天竜を巻き上げ、
あるいは吸い込んでは捕らえていく。
それは檻を作った一人と一頭すら唖然とする勢いで]
シェ、シェンフェン…ちょっと張り切りすぎなんじゃ。
[キュゥゥ?
なんてことないよ?
青藍の返事に、半身の成長を感じずにはいられなかった]
僕も、負けてられないな…。
[力点の上で止まった風の檻に向けてパチンコを構えながら、
真顔で呟いた]
― ユウレン王宮 ―
[誰かいないかと迎賓館を出て、歩き始め。
しばらくうろうろしていたのだが。]
え?
この声って…
[>>+113声の聞こえてきた方へと向かい走っていって。]
サシャちゃん、大丈夫!?
ふう、あまりはかどりませんねえ。
[ とりあえず、分裂しちゃった四匹は、こつこつと凍らせたものの、どう見てもあまり貢献できていない ]
ま、霊格の違いというやつでしょうか。
[ 自嘲気味に笑いつつ、元気に飛び回る若い騎竜師達や、何か考えがあるらしい責任者、相変わらずダントツに怪しいカサンドラの様子を眺める ]
ここは、皆さんの補助に回る方が得策ですか。
はいはい……大人しく、してなっ!
[叫びざま、槍を振り上げ、振り下ろす。
いつの間にやら淡い紅の光を纏い始めた槍の竿部分がべし、と小天龍を打ち据え、力点へと叩き落した。
直後に感じるのは、傷の痛み]
……あー、ダメだこれ。
まずは、誰かに抑えてもらわんと……だ、な。
[そんな呟きを漏らしつつ、翡翠色を旋回させる。
一度降りて手当てをする、という思考はどうやらないようだった]
ちょ、何このタワシーっ!?
[凍らせて動きを封じるついでに素肌を守ろうと思ったら、
物量が居るたわし軍団は摩擦熱で氷を溶かしてきた。
氷が解ける時に熱を奪うから熱は伝わらないけど、
タワシに術を破られたショックは大きい。]
た、ただのタワシじゃない!?
さては化けタワシだなアンタらっ!
[付喪神な時点で化けてるのだが。
そんな事も思い至らないほど錯乱していた。]
― →ユウレン王宮 渡り廊下 ―
[各務さんと別れて渡り廊下を歩き始めて。
足元をてけてけと何かが駆けて行くのを見た]
はいはい冠冠。
[小物だと思ってスルーしかけたのだが]
…………って良くないよ!
[見覚えのある冠であることに気付いて、勢い良く振り返った。
声を上げたために向こうも驚いて、ビクッとしている。
足元を駆けて行ったのは、昔から現在まで長らく使われている、王であることをを示すそれ。
大事な冠があちこち彷徨って紛失するような事態は避けねばならない事柄のはずだ]
……よし・・・
[何がよしなのか。捉えた、本来は実体がないちび龍からその力の欠片を僅かずつ集めるようにして、白い羽根が出来上がる。陽光に翳せば虹色に輝くそれに金のなる木を見つけた気がした。]
[ 幸いというか何というか、周囲には水精が満ちている ]
『清らかなる水の子猛き『炎帝』の招きによりて荒ぶる気を鎮めよ』
[ 詠唱と共に、炎の巨人が水面を薙ぐように飛んだ ]
― ユウレン王宮・宰相執務室 ―
[あちこちで色々思われているとか知る由無く。
黒ローブへの尋問を終えて一服していた所に聞こえた声。>>*16]
……『アレ』……というと。
[しばし、思考を巡らせ、それから]
ちょ、サシャちゃん落ち着いて!
怪我はない?大丈夫?
[鞘の先を使ってサシャの体に群がるたわしをてしてし叩き落としつつ。
>>+115パニくってる様子の彼女の肩を叩いて声をかけた。]
ぁ、シルキーさん…
[群がってたたわしが落されて、
若干落ち着きを取り戻す。
少なくとも、術は破られたけど剣で叩かれたタワシは動いて無い。
要するに、一応打撃は効くのだ。タワシだし。]
だったら、はり倒すまでっ!
[氷を使って作ったのは、何故かお玉のような槌だった。]
まあ、こんなものですか。
[ 全体を覆うには足りないが、鎮静の術を帯びた霧を発生させることに成功する。小龍のいくらかは、これで少しは大人しくなるはずだった ]
― ユウレン王宮 渡り廊下 ―
[囲おうとする糸に対し、王の冠は跳躍して抜け出そうとする。
けれどそれにも先んじて糸を縒り、跳ねたところに糸で作った小さな檻を作った]
…吃驚したぁ。
流石長年使われてるだけあるね…。
[捕まえた冠を手にして小さく息を吐く。
こればかりは齧り付いて妖気を吸うわけには行かず、檻に入れたままメルヒオルのところまで持っていくことにした]
ユエりん、メル君に余裕があるようなら来てくれるよう伝えて?
王の冠捕まえたからって…。
[珍しく疲れた声でユエリャンに頼んだ]
……っ、のっ、馬鹿キリクっ!
[思い当たった瞬間、怒鳴っていた。
盛大な怒声は、魔導具を介して散らばったかも知れないが、気にした余裕はない]
……いや、他に方法がないのは知っているがっ……。
ええい、いらんところばかり、瓜二つの兄弟がっ!
よーし……
[空高く舞い上がれば皆の戦いぶりも良く見えた。
一角に、風の渦巻くところがある。青藍の竜が見えた]
まっけって、られっかあああ!!!
[上空からは力点も良く見える。
紅玉の鱗を輝かせた竜が反転、降下した]
た、たわしたいさーんっ!
[ぶんぶんとお玉みたいな槌を振りまわすが、
何故か妙に良い動きでタワシは槌を回避し逆にカウンターで腕を擦っていく。
…疲れと痛みで腕を止めた時には、何故か腕はすり傷だらけになっていた。]
・・・いや、これタワシだよね。
もっと別の上級の付喪神とかじゃなくて普通のタワシだよね?
[呟きは若干切実な物を含んでいたとか。]
― ユウレン王宮・渡り廊下 ―
[結局渡り廊下まで戻り、余所見したまま歩いたせいで。
いつぞやと同じ状況になっていた事には気づかない。
何やら疲れた風なウェルシュ>>+122に正面からぶつかった。]
わぷ。
す、すみません余所見し
[て、と顔を上げて誰だか見た瞬間。
ざーっと音を立てて顔色が変わっていった。]
[なんて軽くキレながらも、月の小鳥からの伝言>>+122が届くと、執務室を出る、が。
数歩進んだ所で、歩みが止まった]
……急いでいる時に邪魔をするとは、いい度胸。
[半ばジト目になった蒼が見据えるのは、廊下を塞ぐように連なる屏風の一団。
いつぞやの逆襲──かどうかは、定かではないが]
[びゅん!と槍を振るうと、
いくらかの小天龍が縺れあうように落ちていった。
その向こうに、ぐんぐんと風の檻が大きく見えている]
おおおーー、すげえな!!!
[竜巻に無邪気な声を上げると、>>75
対抗意識を燃やしたのか、火竜が爪で小天龍を吹っ飛ばした]
う、うん。
たわしに見えるけど…
[>>+124サシャの攻撃をひらひら交わすのを間近にみて、呆気にとられ。
サシャばかり狙われてるのも何故だろうと思いつつ、ふと。]
ね、サシャちゃん。
たわしって水系に強いから氷だと避けられちゃうんじゃないかな。
元々水場で使うものだし。
…シルキーさん、見ててね…
アタシは、このタワシを乗り越えて見せるっ!
[・・・本人にとっては大きな決意だが、
絵や言葉にすると色んな意味で酷いシーンである。
タワシ相手に見得を切る25歳(見た目少女)。
…いろんな面で酷いシーンである。]
喰らえ化けタワシっ!
コレがアタシの全力だーっ!
[冷静さを欠いた集中は、集団を退けるには至らない。
幾枚かは倒れたようだが、凌いだ残りは相変わらず道を塞いでいる。
いつもならば、空間転移ですり抜ける所だが──そうしなかったのは、先の通信で何かが臨界に達したからか]
……邪魔だと。
言っている。
―ユウレン王宮・本宮廊下―
………!
[掛け軸を抱えて廊下を歩いていると、不意に目の前が暗くなった。
咄嗟に後ろに飛び退く。
少し遅れて、ずん、という音を響かせて倒れてきたものは]
………壁……いや、
[何処かの襖が単独で行動していた。
こんなものまで、と瞬いているうちに、向こう側が持ち上がろうとしていた。
そのままこちら側に倒れて押し潰す心算らしい]
[生み出した紫水晶の矢は、次々と屏風を撃ち貫いて。
それでも、最奥に陣取っていたものがしぶとく道を塞いでいた。
それを、蒼の瞳で睨みつつ]
ああ……あの馬鹿が、一度やれば十分なはずの無茶儀式を二度やる、と言ってきたんですよ。
[低い声で部下>>*18に返しつつ、手に集わせるのは精霊の力]
………アタシの苦労は、何だったんだろう…
[氷を使うのをやめたら普通に当たる攻撃。
さっきまでボロボロになって居た自分が微妙に悲しくて、
八つ当たり気味にげしげしタワシを蹴っていた。]
[更に採取は続ける。といってもやはりそれほど取れるものではなく、もう一枚分を作れるほど集め羽根にコーティングしたところで、終わって]
ん?大分減ったわね。
[力点に放り込まれているもの、動きが鈍ったりしたのやら、氷付けにされてるのやら、周囲を見て呟く]
[心情がまともに反映されたか、他に理由があったのか。
生み出された影の力の槍は、見事に最後の屏風を貫いた。
修繕とか、その辺りの思考は、今は完全に抜け落ちているようで]
……さて。
邪魔がなくなったところで、急ぎますか。
[色々ぶち込んで、多少は憂さが晴れたのか。
声音は微妙に、落ち着いていた]
で、でもたわしは落とせたし!
だからその、落ち込まないで?
あ、そうだ、手当てしないと!
[>>+134げしげし八つ当たり中のサシャにあわあわしつつ、擦り傷だらけなのに気付いて手当てできるところに行こうと促した。**]
― ユウレン王宮・渡り廊下 ―
いっ………
[含むような笑みは無かったものの>>+131、やっぱり嫌いな事には変わりない。蜘蛛型でないだけマシだったかもしれないが、もはや条件反射だった。
くらりとした意識が何かと無意識に繋がる。
それはその土地に昔から住む土精だった。]
やああああ!!!
[悲鳴を上げると同時に、局地的に地震が起こった。
おかげで周囲[12]メートル圏内に居た、壊れやすい付喪神は揺られて割れていく。おかげでウェルシュの苦労とか義兄の苦労とかが何割か台無しになっていった。
とはいえ地震など強力な力が長時間働くわけもなく。
再び力使い果たすと、ふっと意識を失って倒れ込んだ。]
[咄嗟に投げつけたのは、丸めて持っていた掛け軸。
まさに起き上ろうとしていた襖の先端に当てて倒し、ひとまず時間を稼ぐ心算だったが]
………あ。
[狙いは少し逸れて、襖の上の方に浅く刺さる。
そこにぽっかりと穴が空いた]
………、不可効力……!
[一瞬某方の笑顔が浮かんだものの。
それでも止まらず迫ってくる襖に、どうせ傷ついてしまったのならもう同じ事と半ば開き直って]
― ユウレン王宮・湖上庭園の各務さん ―
[呼びかけ>>*19に、何やら物思う様子だった各務さんは瞬き一つ]
『あら。あなたも色々大変ねぇ』
[それから、くす、と笑ってその場から飛び退いて場所を空ける。
淡い銀色の光が、零れて落ちた]
こっちは、大体片付いたかな。
[後は…と振り返ったら、水面を飛んでいる炎の巨人が見えた>>81。
びっくりして青藍に高度を上げるように指示し、上から眺めた]
精霊師の人って、すごいよなあ。
氷付けにしたり、ぼわっとしたり。
あ、ぼわっとするのはシェイの…ヒッツェでも出来るか。
[シェイは?と姿を探したら、チビ天竜をふっ飛ばす紅色が視界に入った]
おおっ、やってるなあ〜。
負けないんだからっ
[な?と青藍をぽん、と撫でて楽しそうに笑った]
[通信自体は切っていた、が。
義兄の叫び>>+123は、しっかりと聞こえていた]
……っかたねぇだろーが。
あのクラスの大物鎮めるにゃ、『天命の儀式』で、気脈ごとたださにゃならねーんだから。
そりゃ、俺だってあんな疲れること、二度もやりたくねぇよ……。
…あれは?はね…っぽい?
[キュイィィ?と青藍が首をかしげた。
なんだろう?とそちらを見て、おなじように首をかしげた。
カサンドラが何かを作っているらしい>>85。
羽根っぽく見えるけど、遠目でよくわからない。
なんだろう?と目を凝らした]
っわ、っと。いてっ!
[揺れに耐えようと頑張ったが、よろめいて渡り廊下の柱に頭をぶつける。
抱えていた王の冠を手放さずにしっかり掴んでいたのが原因だった]
……あ、書物落ちた……。
[少し先に放置してきた捕らえた書物。
それが揺れにより渡り廊下の隙間から湖に落ちて行ったとか]
[頭をぶつけた時に尻餅をついてしまい、柱に凭れかかるようにして座り込む。
そこに倒れて来たのは意識を失ったエレオノーレ。
冠の入った檻を片手で持ち、もう片方の手で倒れて来るエレオノーレを支えようと手を伸ばす。
ひとまず、頭を打つような事態には陥らずに済んだ]
………一気に疲れた。
[主に精神的な意味で]
[いっそ燃やしてしまうことも考えはしたのだが、万が一火事にでもなったら大変なことになると思い止まる。
それよりは襖一枚の犠牲の方がまだマシだった]
………加熱。
[火精に頼み、熱を発生させて、その掌で合金を二つに引き千切った。
ところで]
………ッ!?
[起き上った襖がこちらに倒れてくる――と思わせて、不意にぐるりと回転した。
身体が反応できずに肩を打ちつけ、その勢いのまま横の壁に身体をぶつける。
熱した合金の片方が床に落ち、じゅっと音を立てた]
― ユウレン王宮・渡り廊下 ―
[待てと言われて止まるはずもなく>>+142
とはいえ地面が割れるような事態にならなかったため、人害はそこまで出さなかったはず。物害はどれほど出したか不明だが。
起きたら謝罪と礼を言うような事態になったとか露知らず>>+144、天敵に支えられて今はぐったり夢の中だった。
地震が収まった頃よじよじ出てきた土精は、宿主になっとらんと、呆れて溜息零し。
一気に疲れたと言う妖怪に、やや同情するような目で見上げていた。]
/*
そういえばカサンドラさんが宝石使ってくれてたよ!!
嬉しいなぁ。
実はシェイとキアラとかに渡すとか期待してたのは秘密(
期待してるなら呪い効果言うなって話ですが、あれは言っとかないと色々と危険……(
あとアレクシスさんが何か対になるもんカークに渡してごろごろしてました。わーい。
怒りに任せて溶かすとかしなくて良かったとか(←
― 天龍湖 ―
状況は悪くなさそうに見えるんだが。
それでも、なのか。
[各務さんの零した銀色の光を足に絡ませながら、影の道を通って出た。右手には上着が一枚。状況が切羽詰っていないならとカサンドラの姿を探す]
………、く……!
[手の中でまだ熱を持っているもう片方の合金を、こちらに迫りつつあった襖へと投げつけた。
真ん中辺りに当たったそれはそのままべたりと張り付き。
相手が動きを止めたその隙に、先程落ちた一方を拾い上げ]
………冷却……!
[急いで風精を呼びつけ、冷ましてもらう。
熱いものを剥がそうと必死になっている襖に、錘のような形に整えた合金を手に飛びかかって行き]
― 天輪湖 ―
[術や力点への追い込みなど、様々な手段で小天龍は大半がその動きを止め。
後に残るは、小島の上の銀鱗の天龍のみ──なのだが。
天龍はルゥゥゥゥゥゥ……と低い声で鳴き、周囲の力を集めているようだった]
……あー、ダメか。
気脈も歪んじまってるっぽいし……こりゃ、まとめて正すしかねーよなー。
とはいえ、そのためにゃ、結構時間もかかる……し。
[手段はある。というか、一つしかない。
問題は、そのための準備が必要、という点。
銀鱗の天龍の周囲に、鎮めるための儀式に用いる魔方陣の核を展開しなければならない……のだが]
[今の状況でそれができるか、と言えば、自分では無理。
むしろ、『儀式』のために集中しなければならないわけで]
……即位の試練のときゃ、厄介モンいなかったからラクだったんだが……ま、仕方ねぇ、か。
[そう、割り切ると一度槍を鞍の止め具に引っ掛け、左手で鞍袋を探り小さな袋を取り出す。
問題は、誰に頼むか──と考えて。
ぐるり見回した視線が捉えたのは──青藍と共にある少年]
……キアラ、すまんが、手ぇ貸してくれ!
天龍鎮めるための『儀式』の準備せにゃならんのだが、ちょいと手がまわんねぇんだ!
[魔方陣の核を展開するのに必要なのは、速さ。
その条件を満たしているのは、恐らくは騎竜師たちのみ。
その中でキアラに声をかけたのは、風を駆るが故の身軽さに賭けたから。
他にも幾つか、思う所はあるけれど、それは一先ず押し込めておいた]
ふーん、まだ騒いでるのか……。
[周囲の小天龍は捕まっても、本体は未だ元気だ。
あれを叩いて黙らせるのは大変そうだ。など思う。
実際に、そんなことが可能かどうかなど知りはしないが]
あっ、ねえねえ。今の何?
炎使った?俺もやれば良かったかなあ。
[火竜の翼を傾けて、メス持つ精霊師の傍へと降りた。
興味深く、彼の手元を眺めてみる]
ってかさ、こないだありがとうな。
ちゃんとお礼言えてなかったし。名前知らないし。
あ、俺らヒッツェとシェイっての。
炎の使い方とか面白いなーと思ってさ。
[好き勝手言って、場違いに寛ぐ。
大変なことはきっと、引率者が何か考えてるのだ]
[>>+93キアラと何か話しているのを見つけて近づく。
話が区切れるのを見計らって、多少ぶっきらぼうに上着を突き出した。どうやら女性武官用らしい]
とりあえず、これを使っててくれ。
ここで本格的な着替えは出来ないだろう。
[渡す本人に向けられていない視線は、翡翠色の竜を…正確にはその上にある人を、睨むような勢いで見ていた]
うっわーきらっきらしてる!
[カサンドラが見せてくれる羽におおーっと歓声を上げて、
すごいすごいと手を叩いた]
チビって言っても天竜が作ったんだから、
漏れた力は天竜の力…でしょ?
すっごいなあ、カサンドラさんって強いんだね!
[ここにたどり着く前にあの暑っ苦しい人を懲らしめたときは、
怖い人なんじゃないかと慄いたけれど…
そんなのはすっかり喉元過ぎていた]
[と、ふと呼ぶ声>>96が聞こえてそちらを振り返る。
言われた言葉にぱちぱちと瞬いて]
わ、わかりました!
[今までの壮大な勘違いのせいでいぶかしむ気持ちが僅かに残っている。
それを押さえつけて助力に頷いた。
とにかくアレをなんとかしないといけない…と思ったから]
― →ユウレン王宮・渡り廊下 ―
[一先ず、月の小鳥が示した場所へ、と歩く途中で感じたのは、不自然な揺れ。>>+138]
……一体、何事っ……!?
タイヤン、被害状況を確認しなさい!
[戸惑いながらも、陽の小鳥に指示を出し。
自分は、力を感じた方へと駆けて行き]
― ユウレン王宮・渡り廊下 ―
Iubeo ex inevitabili
[人語も理解できる土精は、ウェルシュの言葉に『盟約だから仕方ない』と、精霊語で零す。
全てはガイナの為、精霊達は耳長と共生していた。それは耳長も同じ事。
とはいえそこら辺は一応秘匿部でもあるので、深く語る事はしなかったが。]
Est enim carum
[ウェルシュが精霊語を知っているかどうかはあまり気にせずに。
少し間を開けた後、『親愛もあるが』、そうも付け加えいた。]
[攻防の末、何とか自体は収束したのだが]
………どうしたものか。
[穴が空き焦げ付き、更に引き裂かれた襖については、付喪神だったからということで仕方ないと言えるかも知れないが。
熱い合金が落ちた所為で、床の一部は焦げ、未だに薄く煙を立ち上らせており。
ついでに先程までほぼ無傷と言えた掛け軸は、襖との攻防の中で踏まれたりした為に、真ん中から二つ折り状態になっている]
………。
[結構な惨状を前に、暫し遠い目で立ち尽くしていた**]
……一体。
何がおきやがりましたか……。
[たどり着いた場の状況>>+148に。
何となく、疲れた声で問いかけていた]
ええ、そうでしょう。出来るかなーと思ったらできたからびっくりよ
[歓声をあげ手をたたくキアラ>>100に取れたときはなんでも試してみるものだという感想を抱いたとか]
ま、こういうのを取り出すのは私の仕事みたいなものだからね。
[強いかどうかはさておくことにはなるが、少なくとも普通のものができないことが多くできる…そのため怪しさやら色々あるのだが]
あら?お呼びね、キアラ君。いってらっしゃい。がんばってね。
[嵐激の人が儀式をするといった。どういう事態か聞かされてないことに腹は立つが勝算はあるのだろう。が…未だ成竜ではなく、必然公式的な騎竜師ではない彼に…となると何か理由があるのかしらね?などと想像しつつキアラ>>102を一旦見送った]
僕は何をしたら…あれ?
カークさん、怪我してる…大丈夫ですか?
[近くに寄って、怪我しているのを知った。
眉を下げ、だから手伝いが要るのかな、などと]
/*
ごめんね!迷惑だらけでごめんね!
でもこっちでも遭遇しときたかったんだ…
お守り効果は無かったようだが(
まぁ後で(いやいやながら)お礼言いに行くフラグは立ったなー。
事の発端はエレたんが僕にぶつかって来たことで。
いつもの通り叫ばれるとは思ってたんだけど、どうも精霊が反応しちゃったみたいでさー。
ここら一帯に地震が起きちゃった。
[説明する声は軽い]
でね、捕獲しておいた書物が湖に落ちちゃった。
[その報告すらも軽かった]
流石に見かねたからな。
[ぶっきらぼうなのは休んでも残った疲労の影響で。
一方、女性には気を使うものと教えられ育ったから、警戒心が残っていてもそこは気になってしまったらしい。
本人も無意識に近いものなので説明のしようはなかったが]
ああ……カークさんは、無茶してくれるよ。
[視線をカサンドラに向け、名前を言い変えた。
否定はしなかったが、素直に認める気もないらしい]
ん、ああ……ちょっと、ドジっちまってな。
ま、これはこれで使いようなんで、心配いらねぇよ。
[大丈夫か、という問い>>107に、未だに紅を零す右腕をちらりと見ながら口調は軽く、言葉を紡ぎ。
左手に持った袋をひょい、と差し出した]
この中に、精霊石が六つ入ってる。
それを、天龍の周りの水ん中に星の形になるように、一つずつ沈めてきてくれ。
んで、一つだけ紅いのがあるから、それは最後に天龍の頭の上に放り投げてきてほしい。
天龍もかなり気が立ってるから、近づくだけでも一苦労かもしれんが。
お前らの身軽さなら、抜けられる……そう、信じた。
だから、頼む。
[疑念を抱かれている事など、ついぞ気づかぬまま。
向けた言葉は、恐らくこの探索行に出てから一番、真剣な声音で綴られていた]
へええええ。俺、精霊術って今回初めて見たから。
ああいう使い方するんだなあと思ってさ。
ヒッツェとだと、あんな風にはいかないもんなあ……。
[ぽんぽん。と、紅玉の竜の首を叩いてみる。
竜は、ふんとでもいった調子で琥珀を向けた>>106]
[アレクシスの内心も知らず、興味深げな目を向ける。
その手に差し出された小さな結晶に、更に目が丸くなった>>108]
えええええ?なにこれ。
……???消えない炎!???
すっげ………
[手を差し出してみる。
結晶はキラキラと、赤やオレンジの炎の色を宿していた]
あれっ?もしかして何かの先生??
だから解剖してたの?ほら、蛙とか。
もしかしてこれ、カサンドラの結晶みたいなやつ?
力の……えーと………
力の結晶とかミナモトとかってやつ……
ぅーん
[そして儀式の内容を耳にして唸る]
…ん…(風鈴)
[ちょっと惜しい気もするけどまあいいか。と思って、己の内に棲む風と音の妖怪を呼び出す]
じゃ、お願い
[たった一言いえば...の声に答えるようにリィンと音がなり、手の中にあった白く陽を浴びれば虹色に輝く羽根がふわりと宙を舞い、キアラの元へと向かうだろう。そして]
『さっき見せた天龍の力の欠片、遠慮なく使っていいわよ。
風の竜とともに育つあなたならうまく扱えるわ。
だからばっちり決めてね。未来の騎竜師様への先行投資なんだからちゃんと無事に戻らないと許さないからね。』
[そんな...の声も羽根とともにキアラへと届けられる。もしこちらをみたらにこやかに手を振ったりしたことだろう]
あれっ?もしかして何かの先生??
だから解剖してたの?ほら、蛙とか。
もしかしてこれ、カサンドラの結晶みたいなやつ?
力の……えーと………
力の結晶とかミナモトとかってやつ……
[最後、自信のない口調になったのはうろ覚えの所為だ。
あれだけ指導されても、どうにも理解に自信はなかった]
― ユウレン王宮・渡り廊下 ―
[土精には軽く、視線を向けるに止め。
>>+155どちらかを、と言われると義妹の方を優先した]
……はあ……それで、あの揺れですか……。
[なされた状況説明>>+156には、ほんの一瞬、遠い目をした]
それでもまだ、各務さんに突っかかって何かあった……というわけではないだけ、マシといえますか……。
[そうなっていたら、色々な意味で頭が痛かった。
恐らく、各務さんは義妹を傷つけはすまい、という予測もあるのだが]
― ユウレン王宮・渡り廊下 ―
[慕うと言われて>>+154ノームが嫌そうな顔をするのはその通りだからだ。赤ん坊の頃からの付き合いのあるエレオノーレ本人を悪く思っていないのもあるし、何より彼女の祖母との約束やら感情やら、その辺のあれそれも関係していた。
王冠には興味なく、説明やら何となし聞きつつ>>+156書物が落ちたと聞いて湖を見たり。あーあとかいう顔をしていた。]
えっ、僕、がですか?
[伝えられた手伝いの内容>>110に驚いた。
てっきり何かを持っているだけとか、そんな話だと思っていたから]
アレの周り…。
[お怒りの天竜を見遣って、眉を下げた。
信じてくれたのはありがたいが…一人で出来るとは、思えない。
かといって、初めて耳にしたカークの声音に、無理ですとは言えない]
えと。その…僕一人でやらないと、だめですか?
[カークに問うて、ちらちらと視線を巡らし紅色を探した。
二人でやればきっとうまく行く、と思ったから]
/*
ま、ここで、シェイくんに援護されてキアラくんが、天龍に挑むってのが王道だと思うわけで。
…つーか、ほんとに恐ろしいよね、ここのラ神も。
……………、……。
[バレてた。何だかちょっと、視線を逸らした>>114
まんまと言い当てられ、視線を戻すと照れくさそうな笑みをみせる]
俺、言ったし。サポートするって。
キアラとシェンフェンが行くなら、やっぱ助けないとさ。
[うん。と、頷いて炎の色の結晶を握り締めた。
そしてもうひとつ。
腰の袋には、カサンドラから貰った結晶がある]
/*
かわいい、かわいい。
うん、僕がイベントとっても絶対キアラに頼んでた。
というか、ボス取ったらいつだってそうするつもりでしtt
だってね!!!ww
[一人で、という問いかけと、何かを探す視線。>>117
ふ、と浮かぶのは穏やかな笑み]
……俺、さっき下でなんて言ったっけ?
『二人で支えあって』……って。
そう、言った覚えがあるんだが。
[違ったか? と。
緩く首を傾げながら、逆に問いかけ、それから]
……一人で行け、なんて無茶は言わねぇよ。
お前が全力を尽くせる、と思うやり方でやってくれ。
俺も、俺に出来る全力を尽くすから。
[袋から、カサンドラのくれた蛙の力の結晶を取り出した。
弓の弦にあてがうと、しゃん。と弾けて、煌く霧となる。
ぴいんと弦が張り、つややかな弾力が増した。
きっとこれで、もっと遠くまで矢を飛ばせる。
そして、炎の結晶を矢尻に仕込む。
矢の先がぽんっと熱を帯びて、明るい色に輝いた。
半身の火竜と同じ、紅玉の色だ]
そっか、……じゃあやっぱり先生だ!
[研究者。との言葉に、決め付けた>>119
やっぱりその内心、思うところまでは量れないけど]
先生、俺、必ずこれを役立てる。
ありがとうな!!
[笑顔できっぱりと宣言した。
彼は先に精霊師だといった。では、自分たちは騎竜師だ。
半人前でも、竜を駆る騎竜師だ。
視線を巡らせる。
こちらを探すキアラの目と、視線が交わった>>117]
[ かつて、精霊の力を結晶に封じ込め、契約した精霊にその力を与えて、精霊を強化する研究をしていた国があった ]
[ ある時、その国の研究者でもあった精霊術師の一人が、異なる二つの精霊を一つに融合させ、人工の精霊とでも言うべきものを生み出す理論を構築し、それを実践しようとした ]
[ 彼は、奢っていたのだ。己の力と頭脳とで、精霊を支配することが出来ると、そう信じて ]
あっ。
[そうだった。
カークに言われ>>121て、苦笑した]
わかりました…行ってきます。
天竜の周りに星型。紅いのは頭の上、ですね。
[袋を受け取って確認してカークの傍を離れた]
[シェイを呼ぼう、と思ったとき、ふわりと舞うようにしながら
虹色の羽が手元に降りて来た。
これはさっきの?と首をかしげると伝わる声>>115]
うん。わかった…ありがとう。
[頑張らなくちゃ。と自分に向かって言うように小さく呟いて、
カサンドラへ大きく手を振って見せた。
それから、虹色の羽を懐に入れて、ぽん、と一つ叩いた]
Lumière et une ombre.
[長さの違う二本を合わせて両手で握りこむ。
一本の剣のようにしてじっと気を注いで]
Prends l'équilibre.
[刃先を足元の地面に突き立てた。
平衡を求める力は気脈を正す力の補助となるか]
/*
ヒッツェシュライアー即ち、陽炎。
水と反応させるは素晴らしかったなー。使えるといい。
この術師の託しっぷりにマジで噴く。
[そうして、再度シェイの方を向いて…
アレクシスと一緒なのに邪魔しちゃ悪いだろうかと思ったけど…
でもやっぱり、二人でやらなきゃ!と口を開いた]
シェイー!行くよ!!!
[一緒にやるのが当然とばかりに声をかける。
青藍が尻尾の先を楽しそうにくるんと動かした]
― ユウレン王宮・渡り廊下 ―
[かくミンて誰だ、と思ったのは一瞬。
やり取りの流れ的にも、各務さん以外は思いつかず]
……そうですね……各務さんがエレオを傷つける事はない……そこは、私も同じ考えです。
[>>+159 その点は否定する事無く、頷いて。
続いて述べられる推測>>+160に、僅かに眉を寄せた]
……そも、彼の鏡の君がこの地にあり続ける事を望んだ理由を思えば。
今回の目覚めの理由がキリクにかかるのは……十分に考えられますね。
……それだとしたら、更に状況悪化させかねませんが、あの馬鹿は。
おうっ!!!
[名を呼ぶ声に、怒鳴り返した>>130
ちらりとアレクシスに向けた笑みにのみ、
僅か照れたような、嬉しいような色が過ぎる。
けれども、すぐに満面の笑みに打ち消された]
あったりまえだろ!!
[火竜が、こおお。と、同じく高く鳴いた。
蝙蝠の翼を広げて、空へと舞い上がる。
キアラに向け、ぴっと親指を立てて合図してみせた]
/*
どうでもいいですが、シェイくんの中の人に、こいつのネタの遥か大元を見抜かれてる気がしてなりませんwwwwwwwww
ああ……それじゃ、頼んだぜ!
[>>127 確認の後、離れるのを見送って。
一度手放した槍を再び手に取る]
……っと……どした、フェイツウェ。
[直後、翡翠色がるぅ、と鳴いて下を見る。
つられて向けた視線が捉えるのは、剣を地に突きたてるジェフロイの姿。>>129。
直接声をかけるには距離があったから、呼びかけは、右手首の腕輪へと向けられる]
[1] [2] [3] [4] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
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